JPH08123123A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH08123123A JPH08123123A JP6255817A JP25581794A JPH08123123A JP H08123123 A JPH08123123 A JP H08123123A JP 6255817 A JP6255817 A JP 6255817A JP 25581794 A JP25581794 A JP 25581794A JP H08123123 A JPH08123123 A JP H08123123A
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- toner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高画質なカラー画像にとって重要なトナー多
重部分と単色部分の忠実な色再現、及び高品質の文字再
現を可能ならしめる、小型、安価、かつ高速出力が可能
なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 2組の画像形成ユニットの各感光媒体に対し
て帯電、露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒体
上に複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2組
の画像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数色
のトナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写す
ることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置
において、前記露光手段により形成される静電潜像のス
クリーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のトナ
ー像間において互いに異ならせるように構成した。
重部分と単色部分の忠実な色再現、及び高品質の文字再
現を可能ならしめる、小型、安価、かつ高速出力が可能
なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 2組の画像形成ユニットの各感光媒体に対し
て帯電、露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒体
上に複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2組
の画像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数色
のトナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写す
ることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置
において、前記露光手段により形成される静電潜像のス
クリーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のトナ
ー像間において互いに異ならせるように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光媒体への一様帯
電、光ビームによる画像露光、複数色のトナーによる複
数回の現像を行ない、当該感光媒体上に所定色数分のト
ナー像を形成する画像形成ユニットを複数備え、これら
の画像形成ユニットによって形成された所定色数分のト
ナー像を記録媒体上に順次転写することにより、該記録
媒体上にカラー画像を形成するゼログラフィ方式のカラ
ー画像形成装置に関するものである。
電、光ビームによる画像露光、複数色のトナーによる複
数回の現像を行ない、当該感光媒体上に所定色数分のト
ナー像を形成する画像形成ユニットを複数備え、これら
の画像形成ユニットによって形成された所定色数分のト
ナー像を記録媒体上に順次転写することにより、該記録
媒体上にカラー画像を形成するゼログラフィ方式のカラ
ー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等における文書処理のカ
ラー化に伴って、ゼログラフィ方式のフルカラー画像形
成装置が普及してきているが、この種のフルカラー画像
形成装置には、小型・安価でかつ簡単な構成で高速にフ
ルカラーの画像が得られ、使用できる用紙の範囲が広い
という多様な特性を同時に満足することが要求されてい
る。
ラー化に伴って、ゼログラフィ方式のフルカラー画像形
成装置が普及してきているが、この種のフルカラー画像
形成装置には、小型・安価でかつ簡単な構成で高速にフ
ルカラーの画像が得られ、使用できる用紙の範囲が広い
という多様な特性を同時に満足することが要求されてい
る。
【0003】従来、この種の小型・安価でかつ簡単な構
成で高速にフルカラーの画像が得られ、使用できる用紙
の範囲が広いという多様な特性を満足し得るカラー画像
形成装置としては、例えば、特開平4−204871号
公報に開示されているものがある。図19はこの特開平
4−204871号公報に係るカラー画像形成装置の全
体構成の概要を示すものである。以下概略の構成と動作
を説明する。
成で高速にフルカラーの画像が得られ、使用できる用紙
の範囲が広いという多様な特性を満足し得るカラー画像
形成装置としては、例えば、特開平4−204871号
公報に開示されているものがある。図19はこの特開平
4−204871号公報に係るカラー画像形成装置の全
体構成の概要を示すものである。以下概略の構成と動作
を説明する。
【0004】図において、101a、101bはそれぞ
れ同一径の有機感光体で、動作中は矢印方向に回転す
る。102a、102bは帯電器であり、感光体101
a、101bの表面を均一に帯電するものである。10
3はレーザ光学系であり、均一に帯電された感光体10
1a、101bの表面を2種類のレーザビーム103
a、103bで露光して潜像を形成するものである。1
04M、104C、104Y、104Kはそれぞれマゼ
ンタ現像器、シアン現像器、イエロー現像器、ブラック
現像器である。106a、106bは感光体101a、
101bの表面を清掃するクリーナである。107は幅
広の無端状ベルト状の中間転写体であり、駆動ローラ1
08と支持ローラ109、110によって支持され、動
作時には駆動ローラ8によって駆動されて矢印方向に感
光体101a、101bの周速と同一の速度で周回す
る。中間転写体107は、第一転写部Taにおいて感光
体101aと軽く接触し、その背面に転写帯電器111
aを有して感光体101a上のトナー像を中間転写体1
07側に転写できるようになっており、さらに第二転写
部Tbにおいて感光体101bと接触し、転写帯電器1
11bの作用により感光体101b上のトナー像を中間
転写体107側に転写できるようになっている。支持ロ
ーラ110の部分の第三転写部Tcには、これに対向し
て転写帯電器112が設けられ、この部分で用紙が中間
転写体107に接触しながら移動する時、中間転写体1
07上のトナー像を用紙に転写する。113、114は
除電器であり、中間転写体107の残留電荷を適量除電
するものである。
れ同一径の有機感光体で、動作中は矢印方向に回転す
る。102a、102bは帯電器であり、感光体101
a、101bの表面を均一に帯電するものである。10
3はレーザ光学系であり、均一に帯電された感光体10
1a、101bの表面を2種類のレーザビーム103
a、103bで露光して潜像を形成するものである。1
04M、104C、104Y、104Kはそれぞれマゼ
ンタ現像器、シアン現像器、イエロー現像器、ブラック
現像器である。106a、106bは感光体101a、
101bの表面を清掃するクリーナである。107は幅
広の無端状ベルト状の中間転写体であり、駆動ローラ1
08と支持ローラ109、110によって支持され、動
作時には駆動ローラ8によって駆動されて矢印方向に感
光体101a、101bの周速と同一の速度で周回す
る。中間転写体107は、第一転写部Taにおいて感光
体101aと軽く接触し、その背面に転写帯電器111
aを有して感光体101a上のトナー像を中間転写体1
07側に転写できるようになっており、さらに第二転写
部Tbにおいて感光体101bと接触し、転写帯電器1
11bの作用により感光体101b上のトナー像を中間
転写体107側に転写できるようになっている。支持ロ
ーラ110の部分の第三転写部Tcには、これに対向し
て転写帯電器112が設けられ、この部分で用紙が中間
転写体107に接触しながら移動する時、中間転写体1
07上のトナー像を用紙に転写する。113、114は
除電器であり、中間転写体107の残留電荷を適量除電
するものである。
【0005】動作が開始すると、感光体101a、10
1b及び中間転写体107は回転を始め、感光体101
a、101bの表面は帯電器102a、102bにより
均一に帯電される。その後、感光体101a、101b
の表面には、それぞれの色信号により変調されたレーザ
ービーム103a、103bが照射され、画像に応じた
静電潜像が形成される。感光体101a上の静電潜像
は、マゼンタ現像器104Mで現像され、感光体101
aに形成されたマゼンタトナー像は、回転に従って中間
転写体107に画像の先端から順次転写される。一方、
感光体101b上の静電潜像も同様にイエロー現像器に
より現像され、マゼンタ像の先端から順次重ねて中間転
写体107上へ転写されていく。この時の潜像書き込み
タイミングにより、マゼンタトナーとイエロートナーは
位置的に合致されて転写される。転写後の感光体101
a、101bは、クリーナ106a、106bにより残
留トナーが清掃され、次の像形成の準備をする。
1b及び中間転写体107は回転を始め、感光体101
a、101bの表面は帯電器102a、102bにより
均一に帯電される。その後、感光体101a、101b
の表面には、それぞれの色信号により変調されたレーザ
ービーム103a、103bが照射され、画像に応じた
静電潜像が形成される。感光体101a上の静電潜像
は、マゼンタ現像器104Mで現像され、感光体101
aに形成されたマゼンタトナー像は、回転に従って中間
転写体107に画像の先端から順次転写される。一方、
感光体101b上の静電潜像も同様にイエロー現像器に
より現像され、マゼンタ像の先端から順次重ねて中間転
写体107上へ転写されていく。この時の潜像書き込み
タイミングにより、マゼンタトナーとイエロートナーは
位置的に合致されて転写される。転写後の感光体101
a、101bは、クリーナ106a、106bにより残
留トナーが清掃され、次の像形成の準備をする。
【0006】上記中間転写体107に転写されたマゼン
タとイエローのトナー像は周回にしたがって、除電器1
13、114で除電された後、感光体101a上に形成
されたシアンのトナー像、感光体101b上に形成され
た黒のトナー像が順次重ねて、転写される。以上のよう
にして形成されたトナー像は、第三転写部分Tcにおい
てタイミングを合わせて用紙に転写、定着されてフルカ
ラー画像となる。
タとイエローのトナー像は周回にしたがって、除電器1
13、114で除電された後、感光体101a上に形成
されたシアンのトナー像、感光体101b上に形成され
た黒のトナー像が順次重ねて、転写される。以上のよう
にして形成されたトナー像は、第三転写部分Tcにおい
てタイミングを合わせて用紙に転写、定着されてフルカ
ラー画像となる。
【0007】また、従来の他のカラー画像形成装置とし
ては、特開平2−105175号公報や特開平2−10
5174号公報等に開示されているものがある。これら
の公報に開示されたカラー画像形成装置は、色ずれのな
い精細な多色画像を高速に形成することを目的としたも
のである。図20はこの特開平2−105175号公報
等に係るカラー画像形成装置の全体構成の概要を示すも
のである。図 に基づいて、以下概略の構成と動作を
説明する。
ては、特開平2−105175号公報や特開平2−10
5174号公報等に開示されているものがある。これら
の公報に開示されたカラー画像形成装置は、色ずれのな
い精細な多色画像を高速に形成することを目的としたも
のである。図20はこの特開平2−105175号公報
等に係るカラー画像形成装置の全体構成の概要を示すも
のである。図 に基づいて、以下概略の構成と動作を
説明する。
【0008】図において、201a、201bはそれぞ
れ同一径の感光体ドラムで、これらの感光体ドラム20
1a、201bの周囲には、それぞれクリーナ202
a、202bと、除電ランプ203a、203bと、帯
電器204a、204bと、露光手段217Y、217
M、217C、217BKと、現像器205Y、205
M、205C、205BKと、帯電器204a、204
bが、順次配置されている。転写材は、レジストローラ
215を経て、吸着帯電器209により転写ドラム21
6上に吸着される。
れ同一径の感光体ドラムで、これらの感光体ドラム20
1a、201bの周囲には、それぞれクリーナ202
a、202bと、除電ランプ203a、203bと、帯
電器204a、204bと、露光手段217Y、217
M、217C、217BKと、現像器205Y、205
M、205C、205BKと、帯電器204a、204
bが、順次配置されている。転写材は、レジストローラ
215を経て、吸着帯電器209により転写ドラム21
6上に吸着される。
【0009】以上の構成において、イエロー成分の画像
情報に相当するレーザ光を感光体ドラム201aに照射
してイエロー成分に相当する静電潜像を形成し、その後
現像器205Yによりイエロー色のトナー像を形成す
る。バッファメモリに蓄えられたマゼンタ成分の画像情
報は、所定時間のちにレーザ光として出力され、画像形
成プロセスとタイミングをとって供給される転写材にイ
エロー色とマゼンタ色のトナー像を同時に転写する。次
に、イエロー成分の潜像形成時間から所定時間遅れて、
シアン成分に相当するレーザ光を感光体ドラム201b
に照射してシアン成分に相当する潜像を形成し、その後
現像器205Cによりシアン色のトナー像を形成する。
バッファメモリに蓄えられた黒色成分の画像情報は、所
定時間のちにレーザ光として出力され、画像形成プロセ
スとタイミングをとって供給される転写材にシアン色と
黒色のトナー像を同時に転写する。このように転写ドラ
ム216が1回転する間に4色のトナー像が形成され
る。
情報に相当するレーザ光を感光体ドラム201aに照射
してイエロー成分に相当する静電潜像を形成し、その後
現像器205Yによりイエロー色のトナー像を形成す
る。バッファメモリに蓄えられたマゼンタ成分の画像情
報は、所定時間のちにレーザ光として出力され、画像形
成プロセスとタイミングをとって供給される転写材にイ
エロー色とマゼンタ色のトナー像を同時に転写する。次
に、イエロー成分の潜像形成時間から所定時間遅れて、
シアン成分に相当するレーザ光を感光体ドラム201b
に照射してシアン成分に相当する潜像を形成し、その後
現像器205Cによりシアン色のトナー像を形成する。
バッファメモリに蓄えられた黒色成分の画像情報は、所
定時間のちにレーザ光として出力され、画像形成プロセ
スとタイミングをとって供給される転写材にシアン色と
黒色のトナー像を同時に転写する。このように転写ドラ
ム216が1回転する間に4色のトナー像が形成され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平4−204871号公報に係るカラ
ー画像形成装置の場合には、中間転写体上にトナー像を
一色ごとに順次転写することから、4色分のトナー像を
転写する間、中間転写体は、常に感光体と接触状態にあ
るため、特に中間転写体の非画像領域と感光体との機械
的接触部分が双方の寿命に悪影響を及ぼすという問題点
がある。さらに、上記特開平4−204871号公報及
び特開平2−105175号公報等に係るカラー画像形
成装置の場合、中間転写体や転写材に転写され互いに重
ね合わされるトナー像は、用紙上で最大濃度を得るのに
各色で1〜2層のトナー像を必要とし、重ね合わされる
トナー像の最大の高さは、合計50〜70ミクロンに及
ぶため、とくに高濃度の色文字画像の周辺のハイライト
画像に相当するトナー高さの低い部分の転写効率が低下
したり、上記高濃度色文字部分のトナーの飛び散りによ
り画像品質が著しく損なわれる等の問題点があった。さ
らに、感光体上にそれぞれ重ね合わされたトナー像は、
用紙上で最大濃度を得るのに各色で1〜2層のトナー層
を必要とし、合計の最大高さは50〜70ミクロンに及
ぶため、トナー層電荷の影響やトナー層透過率の低下に
より、重ね合わせ部分の正確な色再現が困難であるとい
う問題点があった。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平4−204871号公報に係るカラ
ー画像形成装置の場合には、中間転写体上にトナー像を
一色ごとに順次転写することから、4色分のトナー像を
転写する間、中間転写体は、常に感光体と接触状態にあ
るため、特に中間転写体の非画像領域と感光体との機械
的接触部分が双方の寿命に悪影響を及ぼすという問題点
がある。さらに、上記特開平4−204871号公報及
び特開平2−105175号公報等に係るカラー画像形
成装置の場合、中間転写体や転写材に転写され互いに重
ね合わされるトナー像は、用紙上で最大濃度を得るのに
各色で1〜2層のトナー像を必要とし、重ね合わされる
トナー像の最大の高さは、合計50〜70ミクロンに及
ぶため、とくに高濃度の色文字画像の周辺のハイライト
画像に相当するトナー高さの低い部分の転写効率が低下
したり、上記高濃度色文字部分のトナーの飛び散りによ
り画像品質が著しく損なわれる等の問題点があった。さ
らに、感光体上にそれぞれ重ね合わされたトナー像は、
用紙上で最大濃度を得るのに各色で1〜2層のトナー層
を必要とし、合計の最大高さは50〜70ミクロンに及
ぶため、トナー層電荷の影響やトナー層透過率の低下に
より、重ね合わせ部分の正確な色再現が困難であるとい
う問題点があった。
【0011】一方、カラー画像を高速で出力できる方法
としては、イエロー、マゼンタ、サイアン、ブラックに
対応した感光体を4つ配列し、順次用紙に画像を転写し
ていくタンデム型のカラー画像形成装置が知られてい
る。
としては、イエロー、マゼンタ、サイアン、ブラックに
対応した感光体を4つ配列し、順次用紙に画像を転写し
ていくタンデム型のカラー画像形成装置が知られてい
る。
【0012】しかしながら、この方式では装置が大型か
つ構成が複雑となり、画像の位置ずれ制御が大掛かりで
ある等の理由により、小型、低コスト化が困難であると
いう問題点があった。
つ構成が複雑となり、画像の位置ずれ制御が大掛かりで
ある等の理由により、小型、低コスト化が困難であると
いう問題点があった。
【0013】さらに、上記画質上の問題点について説明
すると、上記特開平4−204871号公報及び特開平
2−105175号公報等に係るカラー画像形成装置の
場合には、感光体上に既に形成されたトナー像が次の画
像露光の妨げとなるという所謂トナーの遮蔽効果や、感
光体上に帯電したトナー層が積層されることに伴うトナ
ー層の電位上昇によって、感光体上に形成される静電潜
像の潜像電位が影響を受け、階調性や解像度が低下する
という問題点がある。また、同様に、この種のカラー画
像形成装置においては、感光体上に既に積層されたトナ
ー層の電荷により、画像露光を行っても感光体の電位が
十分低下しないという露光部電位の上昇や、感光体上に
既に積層されたトナー層の誘電的性質による解像度の低
下が生じるという問題点もあった。
すると、上記特開平4−204871号公報及び特開平
2−105175号公報等に係るカラー画像形成装置の
場合には、感光体上に既に形成されたトナー像が次の画
像露光の妨げとなるという所謂トナーの遮蔽効果や、感
光体上に帯電したトナー層が積層されることに伴うトナ
ー層の電位上昇によって、感光体上に形成される静電潜
像の潜像電位が影響を受け、階調性や解像度が低下する
という問題点がある。また、同様に、この種のカラー画
像形成装置においては、感光体上に既に積層されたトナ
ー層の電荷により、画像露光を行っても感光体の電位が
十分低下しないという露光部電位の上昇や、感光体上に
既に積層されたトナー層の誘電的性質による解像度の低
下が生じるという問題点もあった。
【0014】このように、1つの感光体への帯電−像露
光−現像を複数色の数だけ繰り返すことにより、感光体
上に複数色の数だけトナー像を互いに積層させた状態で
形成し、この感光体上に形成された複数色数のトナー像
を中間転写体や転写材上に順次転写するカラー電子写真
方式は、装置の小型化及び低コスト化が可能であり、し
かも色ずれが少ない高品質のカラー画像を原理的には提
供できるという優れた特徴を有するものであるが、同時
に、トナー層の電位の上昇及びトナー層の誘電的性質
や、トナーの遮蔽効果により画質の劣化を招くというカ
ラー画像の画質に重大な悪影響を及ぼす問題点をも有し
ている。
光−現像を複数色の数だけ繰り返すことにより、感光体
上に複数色の数だけトナー像を互いに積層させた状態で
形成し、この感光体上に形成された複数色数のトナー像
を中間転写体や転写材上に順次転写するカラー電子写真
方式は、装置の小型化及び低コスト化が可能であり、し
かも色ずれが少ない高品質のカラー画像を原理的には提
供できるという優れた特徴を有するものであるが、同時
に、トナー層の電位の上昇及びトナー層の誘電的性質
や、トナーの遮蔽効果により画質の劣化を招くというカ
ラー画像の画質に重大な悪影響を及ぼす問題点をも有し
ている。
【0015】これらのカラー画像の画質に悪影響を及ぼ
す問題点のうち、トナー層の電位上昇(又はトナー層の
電荷による露光部電位の上昇)に伴う問題点は、感光体
上において複数色のトナー像を重ね合わせることによ
り、カラー画像を形成する方式に起因する悪影響のなか
で最も大きく画質劣化に結びつくため、このトナー層の
電位上昇等に基づく問題点を解決することが極めて重要
である。
す問題点のうち、トナー層の電位上昇(又はトナー層の
電荷による露光部電位の上昇)に伴う問題点は、感光体
上において複数色のトナー像を重ね合わせることによ
り、カラー画像を形成する方式に起因する悪影響のなか
で最も大きく画質劣化に結びつくため、このトナー層の
電位上昇等に基づく問題点を解決することが極めて重要
である。
【0016】また、実際に感光体上に形成されるトナー
層電位は、単位面積あたりの現像トナー重量によって大
きく変化する。本発明者等の実験によれば、実際に感光
体上に形成されるトナー層電位は、単位面積あたりの現
像トナー重量によって図21に示すように変化する。特
に高画質なカラー画像にとって重要なハイライト領域
は、トナー濃度が低くトナー層の重量が少ないため、感
光体上のトナー層電位は、図21に示すように低い値と
なる。そのため、感光体上において少量のトナー層が積
層されるハイライト領域は、感光体上に既に形成された
トナー層の電位自体は低いが、潜像コントラストそのも
のも低いため、2色目の画線部の電位に与える影響の割
合が相対的に大きくなり、ハイライト領域でも特に高濃
度の色文字画像の周辺のハイライト画像で所定の色調を
所定の濃度で忠実に再現するのが非常に困難であるばか
りか、画像の欠け等が発生するという問題点があった。
層電位は、単位面積あたりの現像トナー重量によって大
きく変化する。本発明者等の実験によれば、実際に感光
体上に形成されるトナー層電位は、単位面積あたりの現
像トナー重量によって図21に示すように変化する。特
に高画質なカラー画像にとって重要なハイライト領域
は、トナー濃度が低くトナー層の重量が少ないため、感
光体上のトナー層電位は、図21に示すように低い値と
なる。そのため、感光体上において少量のトナー層が積
層されるハイライト領域は、感光体上に既に形成された
トナー層の電位自体は低いが、潜像コントラストそのも
のも低いため、2色目の画線部の電位に与える影響の割
合が相対的に大きくなり、ハイライト領域でも特に高濃
度の色文字画像の周辺のハイライト画像で所定の色調を
所定の濃度で忠実に再現するのが非常に困難であるばか
りか、画像の欠け等が発生するという問題点があった。
【0017】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、高画質なカラー画像にとって重要なトナー多重
部分と単色部分の忠実な色再現、及び高品質の文字再現
を可能ならしめる、小型、安価、かつ高速出力が可能な
カラー画像形成装置を提供することにある。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、高画質なカラー画像にとって重要なトナー多重
部分と単色部分の忠実な色再現、及び高品質の文字再現
を可能ならしめる、小型、安価、かつ高速出力が可能な
カラー画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項第1項
に記載のカラー画像形成装置は、感光媒体の表面を一様
に帯電する帯電手段と、この帯電手段によって帯電され
た感光媒体の表面に画像情報に応じて光ビームを走査露
光することにより静電潜像を形成する露光手段と、前記
感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナーによ
り選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像形成
ユニットを2組備え、上記2組の画像形成ユニットの各
感光媒体に対して帯電、露光、現像工程を複数回行い、
当該各感光媒体上に複数色のトナー像を重ねた状態で形
成し、上記2組の画像形成ユニットの各感光媒体上に形
成された複数色のトナー像を、順次記録媒体又は中間転
写体上に転写することによりカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置において、前記露光手段により形成され
る静電潜像のスクリーン構造を、図に示すように、各画
像形成ユニット内の複数色のトナー像間において互いに
異ならせたことを特徴として備えたものである。
に記載のカラー画像形成装置は、感光媒体の表面を一様
に帯電する帯電手段と、この帯電手段によって帯電され
た感光媒体の表面に画像情報に応じて光ビームを走査露
光することにより静電潜像を形成する露光手段と、前記
感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナーによ
り選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像形成
ユニットを2組備え、上記2組の画像形成ユニットの各
感光媒体に対して帯電、露光、現像工程を複数回行い、
当該各感光媒体上に複数色のトナー像を重ねた状態で形
成し、上記2組の画像形成ユニットの各感光媒体上に形
成された複数色のトナー像を、順次記録媒体又は中間転
写体上に転写することによりカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置において、前記露光手段により形成され
る静電潜像のスクリーン構造を、図に示すように、各画
像形成ユニット内の複数色のトナー像間において互いに
異ならせたことを特徴として備えたものである。
【0019】また、この発明の請求項第2項に記載のカ
ラー画像形成装置は、感光媒体の表面を一様に帯電する
帯電手段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体
の表面に画像情報に応じて複数の光ビームを走査露光す
ることにより複数の静電潜像を形成可能な露光手段と、
前記感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナー
により選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像
形成ユニットを2組備え、上記2組の画像形成ユニット
の各感光媒体に対して一様に帯電された感光媒体が1回
転する間に露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒
体上に複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2
組の画像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数
色のトナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写
することによりカラー画像を形成するカラー画像形成装
置において、前記露光手段により形成される静電潜像の
スクリーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のト
ナー像間において互いに異ならせたことを特徴として備
えたものである。
ラー画像形成装置は、感光媒体の表面を一様に帯電する
帯電手段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体
の表面に画像情報に応じて複数の光ビームを走査露光す
ることにより複数の静電潜像を形成可能な露光手段と、
前記感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナー
により選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像
形成ユニットを2組備え、上記2組の画像形成ユニット
の各感光媒体に対して一様に帯電された感光媒体が1回
転する間に露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒
体上に複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2
組の画像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数
色のトナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写
することによりカラー画像を形成するカラー画像形成装
置において、前記露光手段により形成される静電潜像の
スクリーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のト
ナー像間において互いに異ならせたことを特徴として備
えたものである。
【0020】さらに、この発明の請求項第3項に記載の
カラー画像形成装置は、請求項第1項又は請求項第2項
に記載のカラー画像形成装置において、走査露光により
形成される複数の静電潜像のスクリーン構造が、それぞ
れの画像形成ユニット間において異なることを特徴とし
て備えたものである。
カラー画像形成装置は、請求項第1項又は請求項第2項
に記載のカラー画像形成装置において、走査露光により
形成される複数の静電潜像のスクリーン構造が、それぞ
れの画像形成ユニット間において異なることを特徴とし
て備えたものである。
【0021】また更に、この発明の請求項第4項に記載
のカラー画像形成装置は、請求項第2項又は請求項第3
項に記載のカラー画像形成装置において、感光媒体の周
長がプロセス方向の最大画像長さよりも短いことを特徴
として備えたものである。
のカラー画像形成装置は、請求項第2項又は請求項第3
項に記載のカラー画像形成装置において、感光媒体の周
長がプロセス方向の最大画像長さよりも短いことを特徴
として備えたものである。
【0022】さらに、この発明の請求項第5項に記載の
カラー画像形成装置は、請求項第1項又は請求項第4項
に記載のカラー画像形成装置において、現像手段はイエ
ロー、マジェンタ、サイアン、ブラックトナーを有し、
サイアン及びブラックトナーを有する現像手段がそれぞ
れ異なる画像形成ユニットに分配されるとともに、イエ
ロー及びマジェンタトナーを有する現像手段がそれぞれ
異なる画像形成ユニットに分配され、かつ、1つの画像
形成ユニットに配置された現像手段がすべて現像を行う
場合は、サイアン及びブラックトナーを有する現像手段
がプロセスの後工程で現像を行うことを特徴として備え
たものである。
カラー画像形成装置は、請求項第1項又は請求項第4項
に記載のカラー画像形成装置において、現像手段はイエ
ロー、マジェンタ、サイアン、ブラックトナーを有し、
サイアン及びブラックトナーを有する現像手段がそれぞ
れ異なる画像形成ユニットに分配されるとともに、イエ
ロー及びマジェンタトナーを有する現像手段がそれぞれ
異なる画像形成ユニットに分配され、かつ、1つの画像
形成ユニットに配置された現像手段がすべて現像を行う
場合は、サイアン及びブラックトナーを有する現像手段
がプロセスの後工程で現像を行うことを特徴として備え
たものである。
【0023】さらにまた、この発明の請求項第6項に記
載のカラー画像形成装置は、請求項第5項記載のカラー
画像形成装置において、イエロー及びマジェンタトナー
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であること
を特徴として備えたものである。
載のカラー画像形成装置は、請求項第5項記載のカラー
画像形成装置において、イエロー及びマジェンタトナー
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であること
を特徴として備えたものである。
【0024】また、この発明の請求項第7項に記載のカ
ラー画像形成装置は、請求項第1項乃至第6項のいずれ
かに記載のカラー画像形成装置において、各画像形成ユ
ニットに配置された現像手段の第1色目の静電潜像コン
トラスト(Vimage −Vhigh)が450V以下であるこ
とを特徴として備えたものである。
ラー画像形成装置は、請求項第1項乃至第6項のいずれ
かに記載のカラー画像形成装置において、各画像形成ユ
ニットに配置された現像手段の第1色目の静電潜像コン
トラスト(Vimage −Vhigh)が450V以下であるこ
とを特徴として備えたものである。
【0025】
【作用】この発明は、上記の構成によって、中間転写体
と感光体との間の接触が1カラープリント当たり従来の
半分に軽減され、装置の長寿命化、高信頼化が可能とな
るとともに、走査露光により形成される静電潜像のスク
リーン構造が、それぞれの画像形成ユニットにおいて異
なるので、転写材、もしくは中間転写体上の平均トナー
高さを軽減できるため、その結果として色再現、階調再
現共に優れ、色文字も良好に再現する高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
と感光体との間の接触が1カラープリント当たり従来の
半分に軽減され、装置の長寿命化、高信頼化が可能とな
るとともに、走査露光により形成される静電潜像のスク
リーン構造が、それぞれの画像形成ユニットにおいて異
なるので、転写材、もしくは中間転写体上の平均トナー
高さを軽減できるため、その結果として色再現、階調再
現共に優れ、色文字も良好に再現する高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
【0026】また、それぞれの画像形成ユニット内の色
間においてスクリーン構造が異なるため、多重現像プロ
セスにおけるトナー層電荷の影響を軽減でき、安定した
多重色のハイライト再現により優れたグレーバランスと
トナー飛び散りのない色文字再現が可能になることで、
その結果として色再現、階調再現共に優れた、高画質の
カラー画像形成装置を提供することができる。
間においてスクリーン構造が異なるため、多重現像プロ
セスにおけるトナー層電荷の影響を軽減でき、安定した
多重色のハイライト再現により優れたグレーバランスと
トナー飛び散りのない色文字再現が可能になることで、
その結果として色再現、階調再現共に優れた、高画質の
カラー画像形成装置を提供することができる。
【0027】さらに、感光媒体の表面を一様に帯電する
帯電手段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体
の表面に画像情報に応じて複数の光ビームを走査露光す
ることにより複数の静電潜像を形成可能な露光手段と、
前記感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナー
により選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像
形成ユニットを2組備え、これらの画像形成ユニットに
おいてそれぞれの感光媒体上にトナー像を重ねて形成す
るため、4つの感光媒体によるタンデム方式と同等の高
速出力が可能になり、しかも低コスト、小型の装置を実
現することができる。
帯電手段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体
の表面に画像情報に応じて複数の光ビームを走査露光す
ることにより複数の静電潜像を形成可能な露光手段と、
前記感光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナー
により選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像
形成ユニットを2組備え、これらの画像形成ユニットに
おいてそれぞれの感光媒体上にトナー像を重ねて形成す
るため、4つの感光媒体によるタンデム方式と同等の高
速出力が可能になり、しかも低コスト、小型の装置を実
現することができる。
【0028】さらにまた、上記構成において感光媒体の
周長を最大記録画像長さよりも短く設定することによ
り、感光媒体の小径化が可能であって、さらに小型化を
可能ならしめるカラー画像形成装置を提供することがで
きる。
周長を最大記録画像長さよりも短く設定することによ
り、感光媒体の小径化が可能であって、さらに小型化を
可能ならしめるカラー画像形成装置を提供することがで
きる。
【0029】また、サイアン及びブラックを有する現像
手段がそれぞれ異なる画像形成ユニットに分配されると
ともに、イエロー及びマジェンタトナーを有する現像手
段がそれぞれ異なる画像形成ユニットに分配され、かつ
1つの画像形成ユニットに配置された現像手段がすべて
現像を行う場合、サイアン及びブラックを有する現像手
段がプロセスの後工程で現像を行うので、感光媒体上に
形成されたトナー層上から一般的に使用される赤外レー
ザ露光等を行う場合において、赤外レーザ光等の透過性
が相対的に高いイエロー及びマジェンタトナーを先に現
像できるので、トナー層透過率による露光のロスを軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
手段がそれぞれ異なる画像形成ユニットに分配されると
ともに、イエロー及びマジェンタトナーを有する現像手
段がそれぞれ異なる画像形成ユニットに分配され、かつ
1つの画像形成ユニットに配置された現像手段がすべて
現像を行う場合、サイアン及びブラックを有する現像手
段がプロセスの後工程で現像を行うので、感光媒体上に
形成されたトナー層上から一般的に使用される赤外レー
ザ露光等を行う場合において、赤外レーザ光等の透過性
が相対的に高いイエロー及びマジェンタトナーを先に現
像できるので、トナー層透過率による露光のロスを軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
【0030】また更に、イエロー及びマジェンタトナー
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であるの
で、トナー層電荷による次色の現像工程への影響を軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であるの
で、トナー層電荷による次色の現像工程への影響を軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
【0031】さらに、各画像形成ユニットに配置された
現像手段の第1色目の静電潜像コントラスト(Vimage
−Vhigh)が450V以下であるので、再帯電工程を行
う場合でも、再帯電工程におけるトナー層電位の上昇を
軽減でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラ
ー画像形成装置を提供することができる。
現像手段の第1色目の静電潜像コントラスト(Vimage
−Vhigh)が450V以下であるので、再帯電工程を行
う場合でも、再帯電工程におけるトナー層電位の上昇を
軽減でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラ
ー画像形成装置を提供することができる。
【0032】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
明する。
【0033】図2は、この発明に係る電子写真方式のカ
ラー画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
ラー画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。
【0034】図2において、1はこの電子写真方式のカ
ラー画像形成装置の本体を示すものであり、このカラー
画像形成装置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読
み取る画像読取装置3が配置されている。この画像読取
装置3は、プラテンガラス4上にプラテンカバー5によ
って押圧された状態で載置された原稿2の画像を光源6
によって照明し、原稿2の反射光像を第1、第2の走査
ミラー7、8及び結像レンズ9を介してCCDセンサー
10に走査露光して、このCCDセンサー10によって
原稿2の赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色材反
射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/m
m)で読み取るようになっている。
ラー画像形成装置の本体を示すものであり、このカラー
画像形成装置本体1内の上端部には、原稿2の画像を読
み取る画像読取装置3が配置されている。この画像読取
装置3は、プラテンガラス4上にプラテンカバー5によ
って押圧された状態で載置された原稿2の画像を光源6
によって照明し、原稿2の反射光像を第1、第2の走査
ミラー7、8及び結像レンズ9を介してCCDセンサー
10に走査露光して、このCCDセンサー10によって
原稿2の赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色材反
射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/m
m)で読み取るようになっている。
【0035】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿2の画像データは、後述する画像処理装置に送ら
れ、この画像処理装置では、必要に応じて、画像データ
に対してシェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色
空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定
の画像処理が施され、原稿2の画像データは、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)(各8bit)の4色の階調データに変換され
る。
原稿2の画像データは、後述する画像処理装置に送ら
れ、この画像処理装置では、必要に応じて、画像データ
に対してシェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色
空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定
の画像処理が施され、原稿2の画像データは、黒
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)(各8bit)の4色の階調データに変換され
る。
【0036】また、上記カラー画像形成装置本体1内の
中央部より上側の部分には、2色のトナー像をそれぞれ
形成する2つの画像形成ユニット11、12と、これら
の2つの画像形成ユニット11、12によって形成され
たトナー像を記録用紙20上に転写する転写ドラム25
が配置されている。上記2つの画像形成ユニット11、
12は、それぞれ有機感光層等の光導電性薄層を表面に
有する感光体ドラム21a、21bを備えており、これ
らの感光体ドラム21a、21bは、その周長がプロセ
ス方向における最大画像の長さよりも長くなるような直
径に設定されているとともに、図示しない駆動手段によ
ってそれぞれ矢印方向に同一の速度で回転駆動されるよ
うになっている。上記感光体ドラム21a、21bの周
囲には、当該感光体ドラム21a、21bの表面を均一
に帯電させるスコロトロン帯電器22a、22bと、後
に詳述する画像処理装置からの信号により感光体ドラム
21a、21b上に静電潜像を形成するレーザ露光装置
23a、23bと、それぞれイエロー、サイアンのカラ
ートナーを装備したカラー現像器24a、24bと、マ
ジェンタ、ブラックのカラートナーを装備したカラー現
像器24c、24dと、画像形成時に離間し、清掃時に
感光体ドラム21a、21bと接触するブレードを有す
る清掃装置27c、27dと、除電ランプ28a、28
bとが、対応する感光体ドラム21aと感光体ドラム2
1bに分けて配置されている。
中央部より上側の部分には、2色のトナー像をそれぞれ
形成する2つの画像形成ユニット11、12と、これら
の2つの画像形成ユニット11、12によって形成され
たトナー像を記録用紙20上に転写する転写ドラム25
が配置されている。上記2つの画像形成ユニット11、
12は、それぞれ有機感光層等の光導電性薄層を表面に
有する感光体ドラム21a、21bを備えており、これ
らの感光体ドラム21a、21bは、その周長がプロセ
ス方向における最大画像の長さよりも長くなるような直
径に設定されているとともに、図示しない駆動手段によ
ってそれぞれ矢印方向に同一の速度で回転駆動されるよ
うになっている。上記感光体ドラム21a、21bの周
囲には、当該感光体ドラム21a、21bの表面を均一
に帯電させるスコロトロン帯電器22a、22bと、後
に詳述する画像処理装置からの信号により感光体ドラム
21a、21b上に静電潜像を形成するレーザ露光装置
23a、23bと、それぞれイエロー、サイアンのカラ
ートナーを装備したカラー現像器24a、24bと、マ
ジェンタ、ブラックのカラートナーを装備したカラー現
像器24c、24dと、画像形成時に離間し、清掃時に
感光体ドラム21a、21bと接触するブレードを有す
る清掃装置27c、27dと、除電ランプ28a、28
bとが、対応する感光体ドラム21aと感光体ドラム2
1bに分けて配置されている。
【0037】また、上記2つの画像形成ユニット11、
12の感光体ドラム21a、21bの下方には、当該2
つの感光体ドラム21a、21bの表面に所定のタイミ
ングで接触可能な転写ドラム25が配置されている。上
記感光体ドラム21a、21b上に形成されるトナー像
は、転写ドラム25上に保持された転写用紙20上に、
転写コロトロン25a、25bの帯電によって順次転写
される。この転写ドラム25は、図示しない誘電体フィ
ルムによって円筒状に形成され、この誘電体フィルム
は、タイバーと呼ばれる金属板によって補強されてお
り、ドラム状に保持されている。そして、上記転写ドラ
ム25を構成する誘電体フィルム上には、転写用紙20
が図示しない吸着コロトロンによって静電的に吸着され
るようになっている。
12の感光体ドラム21a、21bの下方には、当該2
つの感光体ドラム21a、21bの表面に所定のタイミ
ングで接触可能な転写ドラム25が配置されている。上
記感光体ドラム21a、21b上に形成されるトナー像
は、転写ドラム25上に保持された転写用紙20上に、
転写コロトロン25a、25bの帯電によって順次転写
される。この転写ドラム25は、図示しない誘電体フィ
ルムによって円筒状に形成され、この誘電体フィルム
は、タイバーと呼ばれる金属板によって補強されてお
り、ドラム状に保持されている。そして、上記転写ドラ
ム25を構成する誘電体フィルム上には、転写用紙20
が図示しない吸着コロトロンによって静電的に吸着され
るようになっている。
【0038】上記転写用紙20は、図2に示すように、
画像形成装置本体1内の下部に配置された複数の給紙カ
セット40、41、42から給紙ロール43によって給
紙されるとともに、画像形成装置本体1外の側面に配置
された手差しトレイ44からも給紙可能となっており、
給紙された転写用紙20は、搬送ローラ45によって転
写ドラム25の表面までそれぞれ搬送される。そして、
上記転写用紙20は、図示しない吸着コロトロンの帯電
によって転写ドラム25の表面に静電的に吸着された状
態で、当該転写ドラム25の表面に保持される。
画像形成装置本体1内の下部に配置された複数の給紙カ
セット40、41、42から給紙ロール43によって給
紙されるとともに、画像形成装置本体1外の側面に配置
された手差しトレイ44からも給紙可能となっており、
給紙された転写用紙20は、搬送ローラ45によって転
写ドラム25の表面までそれぞれ搬送される。そして、
上記転写用紙20は、図示しない吸着コロトロンの帯電
によって転写ドラム25の表面に静電的に吸着された状
態で、当該転写ドラム25の表面に保持される。
【0039】また、上記感光体ドラム21a、21b上
から所定の色数のトナー像が転写された転写用紙20
は、図示しない剥離コロトロンの帯電によって転写ドラ
ム25の表面から剥離された後、定着装置26へ搬送さ
れ、この定着装置26によって熱及び圧力によってトナ
ー像が転写用紙20上に定着され、排紙トレイ29上に
排出されてカラー画像の形成工程が終了する。
から所定の色数のトナー像が転写された転写用紙20
は、図示しない剥離コロトロンの帯電によって転写ドラ
ム25の表面から剥離された後、定着装置26へ搬送さ
れ、この定着装置26によって熱及び圧力によってトナ
ー像が転写用紙20上に定着され、排紙トレイ29上に
排出されてカラー画像の形成工程が終了する。
【0040】なお、図3中、25cは転写ドラム25の
除電を行うための除電コロトロンを示している。
除電を行うための除電コロトロンを示している。
【0041】また、上記スコロトロン帯電器22a、2
2bとしては、2色目の画像形成時にも安定して均一な
帯電がなされるように、放電ワイヤを2本以上用いたス
コロトロン帯電器を用いるのが望ましい。
2bとしては、2色目の画像形成時にも安定して均一な
帯電がなされるように、放電ワイヤを2本以上用いたス
コロトロン帯電器を用いるのが望ましい。
【0042】図3は図2のカラー画像形成装置に使用さ
れるレーザー露光装置を示す概略構成図である。
れるレーザー露光装置を示す概略構成図である。
【0043】このレーザー露光装置23a、23bは、
図3に示すように、レーザー制御回路を内蔵した半導体
レーザー31と、コリメータレンズ32と、ポリゴンミ
ラー33と、fθレンズ34とから構成されている。ま
た、必要に応じて反射ミラーを用いてレーザービーム3
5の光路を折り畳むように構成しても良い。そして、上
記半導体レーザー31は、露光データ36に基づいて内
蔵するレーザー制御回路によって変調されてオンオフを
行い、所謂パルス幅変調方式によって変調されたレーザ
ービーム35を出射する。この半導体レーザー31から
出射されたレーザービーム35は、コリメータレンズ3
2を介してポリゴンミラー33の表面に照射されるとと
もに、高速で回転するポリゴンミラー33の表面によっ
て反射偏向され、fθレンズ34を介して感光体ドラム
21a又は21b上に主走査方向(感光体ドラム21
a、21bの軸方向)に沿って走査露光される。
図3に示すように、レーザー制御回路を内蔵した半導体
レーザー31と、コリメータレンズ32と、ポリゴンミ
ラー33と、fθレンズ34とから構成されている。ま
た、必要に応じて反射ミラーを用いてレーザービーム3
5の光路を折り畳むように構成しても良い。そして、上
記半導体レーザー31は、露光データ36に基づいて内
蔵するレーザー制御回路によって変調されてオンオフを
行い、所謂パルス幅変調方式によって変調されたレーザ
ービーム35を出射する。この半導体レーザー31から
出射されたレーザービーム35は、コリメータレンズ3
2を介してポリゴンミラー33の表面に照射されるとと
もに、高速で回転するポリゴンミラー33の表面によっ
て反射偏向され、fθレンズ34を介して感光体ドラム
21a又は21b上に主走査方向(感光体ドラム21
a、21bの軸方向)に沿って走査露光される。
【0044】ところで、この実施例では、上記感光体ド
ラム21a、21b上にレーザービーム35を走査露光
することによって形成される静電潜像のスクリーン構造
を、各画像形成ユニット11、12内の複数色のトナー
像間において互いに異ならせるように構成されている。
ラム21a、21b上にレーザービーム35を走査露光
することによって形成される静電潜像のスクリーン構造
を、各画像形成ユニット11、12内の複数色のトナー
像間において互いに異ならせるように構成されている。
【0045】すなわち、この実施例では、上記レーザー
露光装置23a、23bで画像露光される画像データ3
6が、図4に示すような画像処理装置によって生成され
るようになっている。この画像処理装置には、前述した
画像読取装置3やホストコンピュータ等から送られてく
る印字される画素毎に階調情報を有する画像データ50
が、R、G、B又はL* 、a* 、b* のそれぞれ8ビッ
トの階調情報として入力される。次いで、これらの画像
データ50は、変換テーブル51によってY、M、Cの
画像データ52に変換される。この変換にはテーブルの
代わりに変換マトリクスを使っても良い。さらに、これ
らの画像データ52は、下色除去回路53により、イエ
ロー(Y)、マジェンタ(M)、サイアン(C)、ブラ
ック(K)へと変換され、Y、M、Cの重ね合わせによ
る文字や背景部等の黒色の画像領域がブラック(K)の
画像データに変換される。このように、上記下色除去回
路53では、Y、M、Cの画像データ52に対してY、
M、Cの重ね合わせによる黒色の画像領域をブラック
(K)の画像データに変換する処理がなされる。さら
に、MTF補正回路54によってMTF補正が施され
る。次に、階調変換回路55によって現像特性に応じて
例えば図5に示すような階調変換が施された各色の画像
信号56は、スクリーン生成回路57に至る。このスク
リーン生成回路57では、万線構造を有するスクリーン
を用いるように構成されている。ただし、万線構造以外
にもドットスクリーン等の他の構造を有するスクリーン
を用いてもよいことは勿論である。上記スクリーン生成
回路57から出力される画像信号36は、レーザ制御回
路58に送られる。
露光装置23a、23bで画像露光される画像データ3
6が、図4に示すような画像処理装置によって生成され
るようになっている。この画像処理装置には、前述した
画像読取装置3やホストコンピュータ等から送られてく
る印字される画素毎に階調情報を有する画像データ50
が、R、G、B又はL* 、a* 、b* のそれぞれ8ビッ
トの階調情報として入力される。次いで、これらの画像
データ50は、変換テーブル51によってY、M、Cの
画像データ52に変換される。この変換にはテーブルの
代わりに変換マトリクスを使っても良い。さらに、これ
らの画像データ52は、下色除去回路53により、イエ
ロー(Y)、マジェンタ(M)、サイアン(C)、ブラ
ック(K)へと変換され、Y、M、Cの重ね合わせによ
る文字や背景部等の黒色の画像領域がブラック(K)の
画像データに変換される。このように、上記下色除去回
路53では、Y、M、Cの画像データ52に対してY、
M、Cの重ね合わせによる黒色の画像領域をブラック
(K)の画像データに変換する処理がなされる。さら
に、MTF補正回路54によってMTF補正が施され
る。次に、階調変換回路55によって現像特性に応じて
例えば図5に示すような階調変換が施された各色の画像
信号56は、スクリーン生成回路57に至る。このスク
リーン生成回路57では、万線構造を有するスクリーン
を用いるように構成されている。ただし、万線構造以外
にもドットスクリーン等の他の構造を有するスクリーン
を用いてもよいことは勿論である。上記スクリーン生成
回路57から出力される画像信号36は、レーザ制御回
路58に送られる。
【0046】なお、上記のごとく、現像トナー重量その
ものを低減する方法として、下色除去を施すことによ
り、所定重量のトナーをブラックに置き換え、さらに改
善することができる。すなわち、下色除去の割合を増加
させると各色の合計の現像トナー高さは減少し、トナー
層電位を更に低く抑えることが可能となる。
ものを低減する方法として、下色除去を施すことによ
り、所定重量のトナーをブラックに置き換え、さらに改
善することができる。すなわち、下色除去の割合を増加
させると各色の合計の現像トナー高さは減少し、トナー
層電位を更に低く抑えることが可能となる。
【0047】図6はスクリーン生成回路の一例を示すも
のである。
のである。
【0048】図6において、61は画像処理装置の階調
変換回路等から出力される画像データ56を入力するI
/F回路、62はこのI/F回路61を介して入力され
る画像データ56を8ビットの量子化データ63(25
6階調)に分解する機能を有するD/Aコンバータ、6
4はこのD/Aコンバータ62から出力される8ビット
の量子化データ63を一時記憶するバッファ回路、65
は基準クロック66に基づいて三角波を発生する三角波
発生回路、67は上記バッファ回路64に一時的に記憶
された8ビットの量子化データ63と、三角波発生回路
65から出力される三角波信号68とを比較するコンパ
レータ、70はこのコンパレータ67から出力される画
像データ69を一時記憶するバッファ回路、58はこの
バッファ回路70から出力される画像データ36に基づ
いて半導体レーザー31を制御するレーザー制御回路で
ある。
変換回路等から出力される画像データ56を入力するI
/F回路、62はこのI/F回路61を介して入力され
る画像データ56を8ビットの量子化データ63(25
6階調)に分解する機能を有するD/Aコンバータ、6
4はこのD/Aコンバータ62から出力される8ビット
の量子化データ63を一時記憶するバッファ回路、65
は基準クロック66に基づいて三角波を発生する三角波
発生回路、67は上記バッファ回路64に一時的に記憶
された8ビットの量子化データ63と、三角波発生回路
65から出力される三角波信号68とを比較するコンパ
レータ、70はこのコンパレータ67から出力される画
像データ69を一時記憶するバッファ回路、58はこの
バッファ回路70から出力される画像データ36に基づ
いて半導体レーザー31を制御するレーザー制御回路で
ある。
【0049】71は位相制御回路であり、この位相制御
回路71は、三角波発生回路65から出力される三角波
信号68の位相をライン毎に制御するものである。この
位相制御回路71によって、三角波信号68の周期に応
じたピッチで主走査方向に対し、所定の角度で伸長する
万線スクリーンを形成することができるようになってい
る。
回路71は、三角波発生回路65から出力される三角波
信号68の位相をライン毎に制御するものである。この
位相制御回路71によって、三角波信号68の周期に応
じたピッチで主走査方向に対し、所定の角度で伸長する
万線スクリーンを形成することができるようになってい
る。
【0050】そして、上記スクリーン生成回路57は、
画像処理装置の階調変換回路等からから、印字される画
素毎に階調情報を有する画像データ56がI/F回路6
1を介して入力されると、この入力された画像データ6
1は、8ビットの量子化分解能を持つD/Aコンバータ
62によって基準クロック66に基づきD/A変換さ
れ、このアナログ信号に変換された画像データ63は、
バッファ回路64を経由してコンパレータ67へ送られ
る。また、三角波発生回路65は、基準クロック66に
同期して三角波信号68を発生し、この三角波信号68
もコンパレータ67へ送られる。このコンパレータ67
は、三角波信号68とアナログ信号に変換された画像デ
ータ63とを比較し、画像データ63の階調情報に比例
した長さのパルスを出力し、この出力がバッファ回路7
0を経由して露光データ36としてレーザー制御回路5
8に入力される。
画像処理装置の階調変換回路等からから、印字される画
素毎に階調情報を有する画像データ56がI/F回路6
1を介して入力されると、この入力された画像データ6
1は、8ビットの量子化分解能を持つD/Aコンバータ
62によって基準クロック66に基づきD/A変換さ
れ、このアナログ信号に変換された画像データ63は、
バッファ回路64を経由してコンパレータ67へ送られ
る。また、三角波発生回路65は、基準クロック66に
同期して三角波信号68を発生し、この三角波信号68
もコンパレータ67へ送られる。このコンパレータ67
は、三角波信号68とアナログ信号に変換された画像デ
ータ63とを比較し、画像データ63の階調情報に比例
した長さのパルスを出力し、この出力がバッファ回路7
0を経由して露光データ36としてレーザー制御回路5
8に入力される。
【0051】こうすることにより、上記スクリーン生成
回路57では、三角波信号68の周期に応じたピッチで
レーザービーム35の主走査方向及び主走査方向に対し
約60度に伸長する万線スクリーンを用いた露光データ
36が生成される。図7(a)(b)はレーザービーム
35の主走査方向及び主走査方向に対し約60度に伸長
する万線スクリーンの静電潜像の模式図を示すものであ
る。上記スクリーン生成回路57によって生成された万
線スクリーンの露光データ36「00〜FF」(8ビッ
トの分解能0〜255ステップに相当)により、レーザ
ー制御回路58に接続された半導体レーザー21a又は
21bがオンになり、レーザービーム35が照射された
部分の感光体ドラム21a又は21b表面が除電され、
非照射部分との間に図8に示すような電位コントラスト
を生じる。これらの感光体ドラム21a又は21b上に
形成された電位コントラストが静電潜像となる。ここで
は、例えば、200線/インチの万線が形成されるが、
上記三角波の周期を変化させることにより、万線のピッ
チを他の値に設定しても勿論よい。また、図7では静電
潜像が一様な帯状に模式的に表されているが、実際に
は、レーザービーム35の強度分布がガウス分布である
ことやレーザー制御回路58の周波数応答の限界などに
より、静電潜像のエッジ形状は、滑らかなエッジ形状と
なる。
回路57では、三角波信号68の周期に応じたピッチで
レーザービーム35の主走査方向及び主走査方向に対し
約60度に伸長する万線スクリーンを用いた露光データ
36が生成される。図7(a)(b)はレーザービーム
35の主走査方向及び主走査方向に対し約60度に伸長
する万線スクリーンの静電潜像の模式図を示すものであ
る。上記スクリーン生成回路57によって生成された万
線スクリーンの露光データ36「00〜FF」(8ビッ
トの分解能0〜255ステップに相当)により、レーザ
ー制御回路58に接続された半導体レーザー21a又は
21bがオンになり、レーザービーム35が照射された
部分の感光体ドラム21a又は21b表面が除電され、
非照射部分との間に図8に示すような電位コントラスト
を生じる。これらの感光体ドラム21a又は21b上に
形成された電位コントラストが静電潜像となる。ここで
は、例えば、200線/インチの万線が形成されるが、
上記三角波の周期を変化させることにより、万線のピッ
チを他の値に設定しても勿論よい。また、図7では静電
潜像が一様な帯状に模式的に表されているが、実際に
は、レーザービーム35の強度分布がガウス分布である
ことやレーザー制御回路58の周波数応答の限界などに
より、静電潜像のエッジ形状は、滑らかなエッジ形状と
なる。
【0052】この実施例では、上述したように、感光体
ドラム21a、21b上にレーザービーム35を走査露
光することによって形成される静電潜像のスクリーン構
造を、各画像形成ユニット11、12内の複数色のトナ
ー像間において互いに異ならせるように構成されてい
る。つまり、上記感光体ドラム21a上には、イエロー
とサイアンの2色のトナー像が互いに重ね合わされた状
態で形成されるが、イエロー色の画像に対応した静電潜
像には、図7(b)に示すように、レーザービーム35
の主走査方向に対し約60度に伸長する万線スクリーン
が用いられ、サイアン色の画像に対応した静電潜像に
は、図7(a)に示すように、レーザービーム35の主
走査方向に伸長する万線スクリーンが用いられる。一
方、上記感光体ドラム21b上には、マジェンタとブラ
ックの2色のトナー像が互いに重ね合わされた状態で形
成されるが、マジェンタ色の画像に対応した静電潜像に
は、図7(b)に示すように、レーザービーム35の主
走査方向に対し約60度に伸長する万線スクリーンが用
いられ、ブラック色の画像に対応した静電潜像には、図
7(a)に示すように、レーザービーム35の主走査方
向に伸長する万線スクリーンが用いられる。
ドラム21a、21b上にレーザービーム35を走査露
光することによって形成される静電潜像のスクリーン構
造を、各画像形成ユニット11、12内の複数色のトナ
ー像間において互いに異ならせるように構成されてい
る。つまり、上記感光体ドラム21a上には、イエロー
とサイアンの2色のトナー像が互いに重ね合わされた状
態で形成されるが、イエロー色の画像に対応した静電潜
像には、図7(b)に示すように、レーザービーム35
の主走査方向に対し約60度に伸長する万線スクリーン
が用いられ、サイアン色の画像に対応した静電潜像に
は、図7(a)に示すように、レーザービーム35の主
走査方向に伸長する万線スクリーンが用いられる。一
方、上記感光体ドラム21b上には、マジェンタとブラ
ックの2色のトナー像が互いに重ね合わされた状態で形
成されるが、マジェンタ色の画像に対応した静電潜像に
は、図7(b)に示すように、レーザービーム35の主
走査方向に対し約60度に伸長する万線スクリーンが用
いられ、ブラック色の画像に対応した静電潜像には、図
7(a)に示すように、レーザービーム35の主走査方
向に伸長する万線スクリーンが用いられる。
【0053】図 は上記カラー現像器の構成を示すもの
である。
である。
【0054】上記カラー現像器24a、24b、24
c、24dは、それぞれカラー現像器24a、24bが
感光体ドラム21aの周囲に、カラー現像器24c、2
4dが感光体ドラム21bの周囲にトラッキングロール
等を介して略固定保持されている。これらのカラー現像
器24a、24b、24c、24dは、図9に示すよう
に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤73を収
容するハウジング74内に、表面に現像剤73を吸着
し、回転することにより現像剤73を搬送する円筒状の
現像担持体75と、現像担持体75の表面に付着する現
像剤73の量を規制する現像剤規制部材76と、回転し
て現像剤73の攪拌および搬送を行ない現像剤担持体7
5に現像剤73を供給するスクリューオーガ77とを備
えている。
c、24dは、それぞれカラー現像器24a、24bが
感光体ドラム21aの周囲に、カラー現像器24c、2
4dが感光体ドラム21bの周囲にトラッキングロール
等を介して略固定保持されている。これらのカラー現像
器24a、24b、24c、24dは、図9に示すよう
に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤73を収
容するハウジング74内に、表面に現像剤73を吸着
し、回転することにより現像剤73を搬送する円筒状の
現像担持体75と、現像担持体75の表面に付着する現
像剤73の量を規制する現像剤規制部材76と、回転し
て現像剤73の攪拌および搬送を行ない現像剤担持体7
5に現像剤73を供給するスクリューオーガ77とを備
えている。
【0055】上記現像剤担持体75は、回転しないよう
に固定された磁石ロール78を内蔵し、その周囲におい
て回転可能に支持された現像スリーブ79を備えてい
る。この現像スリーブ79は、例えば、その直径が16
mm、現像スリーブ79と感光体ドラム21a、21b
との間隔が0.5mm、現像スリーブ79上の現像剤7
3層の厚さが0.3mm、周速が200mm/sにそれ
ぞれ設定され、現像剤73が感光体ドラム21a、21
bに接触しない状態で現像を行うものが使用される。こ
れは、重ね現像時に先に感光体ドラム21a、21b上
に現像されているトナー画像が、後の現像工程で乱され
ることを防止するための前提となる構成である。
に固定された磁石ロール78を内蔵し、その周囲におい
て回転可能に支持された現像スリーブ79を備えてい
る。この現像スリーブ79は、例えば、その直径が16
mm、現像スリーブ79と感光体ドラム21a、21b
との間隔が0.5mm、現像スリーブ79上の現像剤7
3層の厚さが0.3mm、周速が200mm/sにそれ
ぞれ設定され、現像剤73が感光体ドラム21a、21
bに接触しない状態で現像を行うものが使用される。こ
れは、重ね現像時に先に感光体ドラム21a、21b上
に現像されているトナー画像が、後の現像工程で乱され
ることを防止するための前提となる構成である。
【0056】さらに、この実施例では、厚さ0.3mm
の薄層の現像剤73層を現像スリーブ79上に形成する
ために、平均粒径40μm、飽和磁化50emu/gの
磁性粉分散型のポリマーキャリアが用いられている。ま
た、キャリアは、トナーを負極性に帯電させるために、
スチレン−アクリル共重合体30wt%、マグネタイト
68wt%、ニグロシン2wt%を混練粉砕し、正帯電
性のキャリアとしている。
の薄層の現像剤73層を現像スリーブ79上に形成する
ために、平均粒径40μm、飽和磁化50emu/gの
磁性粉分散型のポリマーキャリアが用いられている。ま
た、キャリアは、トナーを負極性に帯電させるために、
スチレン−アクリル共重合体30wt%、マグネタイト
68wt%、ニグロシン2wt%を混練粉砕し、正帯電
性のキャリアとしている。
【0057】一方、トナーについては、イエロートナー
は、ポリエステル90wt%、ベンジン誘導体10wt
%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。サ
イアントナーは、ポリエステル90wt%、銅フタロシ
アニン10wt%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色
粒子とした。マゼンタトナーは、ポリエステル90wt
%、ポリタングストリン酸10wt%を混練粉砕し、平
均粒径7μmの着色粒子とした。ブラックトナーは、ス
チレン−アクリル共重合体80wt%、スチレン−ブタ
ジエンゴム10wt%、カーボンブラック10wt%を
混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。また、
これらトナーについては、着色粒子に対し疎水性シリカ
を、5wt%外添して負帯電性トナーとした。尚、これ
らの現像剤についてトナーの電荷量Qを測定したところ
約−15μC/gであった。
は、ポリエステル90wt%、ベンジン誘導体10wt
%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。サ
イアントナーは、ポリエステル90wt%、銅フタロシ
アニン10wt%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色
粒子とした。マゼンタトナーは、ポリエステル90wt
%、ポリタングストリン酸10wt%を混練粉砕し、平
均粒径7μmの着色粒子とした。ブラックトナーは、ス
チレン−アクリル共重合体80wt%、スチレン−ブタ
ジエンゴム10wt%、カーボンブラック10wt%を
混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。また、
これらトナーについては、着色粒子に対し疎水性シリカ
を、5wt%外添して負帯電性トナーとした。尚、これ
らの現像剤についてトナーの電荷量Qを測定したところ
約−15μC/gであった。
【0058】また、各カラー現像器24a、24b、2
4c、24dに印加される現像バイアスは、感光体ドラ
ム上に形成されたトナー像を乱さないように、かつ所望
の高画質がえられるようにDC+AC電圧とし、直流成
分として−650V、交流成分として周波数6kHZ、
VP-P =1.6kVを印加した。一方、転写ドラム25
としては、前述したように、円筒状の樹脂フィルムに吸
着搬送された用紙に直接画像を転写するコロトロンやト
ランスファーロールを用いたものが用いられる。この転
写ドラム25は、必要に応じてフィルムや用紙を除電す
る除電放電器を備えている。
4c、24dに印加される現像バイアスは、感光体ドラ
ム上に形成されたトナー像を乱さないように、かつ所望
の高画質がえられるようにDC+AC電圧とし、直流成
分として−650V、交流成分として周波数6kHZ、
VP-P =1.6kVを印加した。一方、転写ドラム25
としては、前述したように、円筒状の樹脂フィルムに吸
着搬送された用紙に直接画像を転写するコロトロンやト
ランスファーロールを用いたものが用いられる。この転
写ドラム25は、必要に応じてフィルムや用紙を除電す
る除電放電器を備えている。
【0059】27a、27bはブレードを用いた清掃装
置で、通常は感光体ドラム21a、21bと離間してお
り、清掃サイクルに入るとカム機構により感光体ドラム
21a、21bと当接し、残留トナーを除去するもので
ある。
置で、通常は感光体ドラム21a、21bと離間してお
り、清掃サイクルに入るとカム機構により感光体ドラム
21a、21bと当接し、残留トナーを除去するもので
ある。
【0060】以上の構成に基づいて、この実施例に係る
カラー画像形成装置では、次のようにしてカラー画像の
形成を行うようになっている。すなわち、上記の如く構
成されるカラー画像形成装置では、図2に示すように、
まず、必要に応じて除電ランプ28a、28bにより充
分に光除電された感光体ドラム21a、21bか、もし
くは初期状態の感光体ドラム21a、21b及び転写ド
ラム25は動作開始後、矢印方向へ回転を始め、感光体
ドラム21a、21bの表面が、スコロトロン帯電器2
2a、22bによって例えば−700Vに均一帯電され
る。その際、感光体ドラム21の帯電電位や帯電極性そ
のものは、現像効率や他の条件により、上記の値と異な
る電圧や極性に設定可能なことは勿論である。
カラー画像形成装置では、次のようにしてカラー画像の
形成を行うようになっている。すなわち、上記の如く構
成されるカラー画像形成装置では、図2に示すように、
まず、必要に応じて除電ランプ28a、28bにより充
分に光除電された感光体ドラム21a、21bか、もし
くは初期状態の感光体ドラム21a、21b及び転写ド
ラム25は動作開始後、矢印方向へ回転を始め、感光体
ドラム21a、21bの表面が、スコロトロン帯電器2
2a、22bによって例えば−700Vに均一帯電され
る。その際、感光体ドラム21の帯電電位や帯電極性そ
のものは、現像効率や他の条件により、上記の値と異な
る電圧や極性に設定可能なことは勿論である。
【0061】次に、上記の如くスコロトロン帯電器22
a、22bによって均一に帯電された感光体ドラム21
a、21bの表面には、レーザー露光装置23a、23
bによって第一色目の画像データ36に応じた画像露光
が施され、第一色目の静電潜像が形成される。このと
き、上記各感光体ドラム21a、21bの露光時刻は、
感光体ドラム21aと21bにおいて転写ドラム25上
に吸着された用紙20上に転写される画像領域がちょう
ど重なるタイミングに制御される。具体的には、転写ド
ラム25の内部に配置される(図示せず)フォトカプラ
等により、それぞれの感光体ドラム21a、21bの位
置で出力される位置検出信号に基づき、画像信号を同期
した状態で出力することによって制御される。
a、22bによって均一に帯電された感光体ドラム21
a、21bの表面には、レーザー露光装置23a、23
bによって第一色目の画像データ36に応じた画像露光
が施され、第一色目の静電潜像が形成される。このと
き、上記各感光体ドラム21a、21bの露光時刻は、
感光体ドラム21aと21bにおいて転写ドラム25上
に吸着された用紙20上に転写される画像領域がちょう
ど重なるタイミングに制御される。具体的には、転写ド
ラム25の内部に配置される(図示せず)フォトカプラ
等により、それぞれの感光体ドラム21a、21bの位
置で出力される位置検出信号に基づき、画像信号を同期
した状態で出力することによって制御される。
【0062】これにより、感光体ドラム21aに対し
て、レーザー露光装置23aによって図7(b)に示す
ように主走査方向に対して約60度傾斜した方向に伸長
する万線スクリーンよりなるイエロー色に対応した静電
潜像を形成する。このようにして形成した静電潜像のエ
ッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する電位
は−200Vであった。
て、レーザー露光装置23aによって図7(b)に示す
ように主走査方向に対して約60度傾斜した方向に伸長
する万線スクリーンよりなるイエロー色に対応した静電
潜像を形成する。このようにして形成した静電潜像のエ
ッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する電位
は−200Vであった。
【0063】次に、上記の如く感光体ドラム21a上に
形成された第一色目の静電潜像は、イエローのカラー現
像器24aを用いて、負に帯電した第一色目のイエロー
トナーにより反転現像される。この結果、上記感光体ド
ラム21a上に形成された静電潜像には、万線形状にほ
ぼ沿ってイエロートナーが付着する。このとき用いたイ
エロー現像器24aの現像特性を図10に示す。現像コ
ントラスト450V〔−200−(−650V)〕に対
して最大濃度約2.0が得られた。
形成された第一色目の静電潜像は、イエローのカラー現
像器24aを用いて、負に帯電した第一色目のイエロー
トナーにより反転現像される。この結果、上記感光体ド
ラム21a上に形成された静電潜像には、万線形状にほ
ぼ沿ってイエロートナーが付着する。このとき用いたイ
エロー現像器24aの現像特性を図10に示す。現像コ
ントラスト450V〔−200−(−650V)〕に対
して最大濃度約2.0が得られた。
【0064】その後、他方の感光体ドラム21bの表面
には、レーザー露光装置23bによって図7(b)に示
すように主走査方向に対して約30度傾斜した方向に伸
長する万線スクリーンよりなるマジェンタ色に対応した
静電潜像を形成する。このようにして形成した静電潜像
のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する
電位は−200Vであった。
には、レーザー露光装置23bによって図7(b)に示
すように主走査方向に対して約30度傾斜した方向に伸
長する万線スクリーンよりなるマジェンタ色に対応した
静電潜像を形成する。このようにして形成した静電潜像
のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する
電位は−200Vであった。
【0065】次に、上記の如く感光体ドラム21b上に
形成された第一色目の静電潜像は、マジェンタのカラー
現像器24bを用いて、負に帯電した第一色目のマジェ
ンタトナーにより反転現像される。この結果、上記感光
体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形状
にほぼ沿ってマジェンタトナーが付着する。このとき用
いたマジェンタ現像器24aの現像特性を図10に示
す。現像コントラスト450V〔−200−(−650
V)〕に対して最大濃度約2.0が得られた。
形成された第一色目の静電潜像は、マジェンタのカラー
現像器24bを用いて、負に帯電した第一色目のマジェ
ンタトナーにより反転現像される。この結果、上記感光
体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形状
にほぼ沿ってマジェンタトナーが付着する。このとき用
いたマジェンタ現像器24aの現像特性を図10に示
す。現像コントラスト450V〔−200−(−650
V)〕に対して最大濃度約2.0が得られた。
【0066】上記工程において、転写ドラム25上に保
持された転写用紙20は、それぞれの感光体ドラム21
a、21bの表面に対して非接触状態で回転しており、
各感光体ドラム21a、21b上に形成されたイエロー
及びマジェンタのトナー像は、そのまま各感光体ドラム
21a、21b上に保持された状態で回転する。
持された転写用紙20は、それぞれの感光体ドラム21
a、21bの表面に対して非接触状態で回転しており、
各感光体ドラム21a、21b上に形成されたイエロー
及びマジェンタのトナー像は、そのまま各感光体ドラム
21a、21b上に保持された状態で回転する。
【0067】その後、各感光体ドラム21a、21b
は、第二色目の画像形成工程に入る。感光体ドラム21
aは、スコロトロン帯電器22aによってイエロートナ
ー層を含む感光体ドラム21a上から−700Vに再帯
電される。次に、この感光体ドラム21aの表面には、
レーザー露光装置23aによって図7(a)に示すよう
に主走査方向に伸長する万線スクリーンよりなる第二色
目の画像データ36に応じた画像露光が施され、第二色
目の静電潜像が形成される。このようにして形成した静
電潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相
当する電位は、イエロートナー上に−250V、単色領
域(感光体上)で−200Vであった。同様に、上記感
光体ドラム21a上に形成された第2色目の静電潜像
は、2色目のサイアントナーによって、第1色目と同じ
現像パラメータで行い、サイアントナーが付着(反転現
像)するように現像する。この結果、上記感光体ドラム
21b上に形成された静電潜像には、万線形状にほぼ沿
ってサイアントナーが付着する。このとき用いたサイア
ン現像器24aの現像特性を図10に示す。図10のよ
うに現像コントラスト約400V以上で出力濃度が飽和
する特性を有するため、イエロー、サイアンの重なり部
分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当する重ね合
わせ画像が得られた。
は、第二色目の画像形成工程に入る。感光体ドラム21
aは、スコロトロン帯電器22aによってイエロートナ
ー層を含む感光体ドラム21a上から−700Vに再帯
電される。次に、この感光体ドラム21aの表面には、
レーザー露光装置23aによって図7(a)に示すよう
に主走査方向に伸長する万線スクリーンよりなる第二色
目の画像データ36に応じた画像露光が施され、第二色
目の静電潜像が形成される。このようにして形成した静
電潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相
当する電位は、イエロートナー上に−250V、単色領
域(感光体上)で−200Vであった。同様に、上記感
光体ドラム21a上に形成された第2色目の静電潜像
は、2色目のサイアントナーによって、第1色目と同じ
現像パラメータで行い、サイアントナーが付着(反転現
像)するように現像する。この結果、上記感光体ドラム
21b上に形成された静電潜像には、万線形状にほぼ沿
ってサイアントナーが付着する。このとき用いたサイア
ン現像器24aの現像特性を図10に示す。図10のよ
うに現像コントラスト約400V以上で出力濃度が飽和
する特性を有するため、イエロー、サイアンの重なり部
分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当する重ね合
わせ画像が得られた。
【0068】一方、他方の感光体ドラム21bは、スコ
ロトロン帯電器22bによってマジェンタトナー層を含
む感光体ドラム21b上から−700Vに再帯電され
る。次に、この感光体ドラム21bの表面には、レーザ
ー露光装置23bによって図7(a)に示すように主走
査方向に伸長する万線スクリーンよりなる第二色目の画
像データ36に応じた画像露光が施され、第二色目の静
電潜像が形成される。このようにして形成した静電潜像
のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する
電位は、マジェンタトナー上に−250V、単色領域
(感光体上)で−200Vであった。同様に、上記感光
体ドラム21b上に形成された第2色目の静電潜像は、
2色目のブラックトナーによって、第1色目と同じ現像
パラメータで行い、ブラックトナーが付着(反転現像)
するように現像する。この結果、上記感光体ドラム21
b上に形成された静電潜像には、万線形状にほぼ沿って
ブラックトナーが付着する。このとき用いたブラック現
像器24aの現像特性を図10に示す。図10のように
現像コントラスト約400V以上で出力濃度が飽和する
特性を有するため、マジェンタ、ブラックの重なり部分
においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当する重ね合わ
せ画像が得られた。
ロトロン帯電器22bによってマジェンタトナー層を含
む感光体ドラム21b上から−700Vに再帯電され
る。次に、この感光体ドラム21bの表面には、レーザ
ー露光装置23bによって図7(a)に示すように主走
査方向に伸長する万線スクリーンよりなる第二色目の画
像データ36に応じた画像露光が施され、第二色目の静
電潜像が形成される。このようにして形成した静電潜像
のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当する
電位は、マジェンタトナー上に−250V、単色領域
(感光体上)で−200Vであった。同様に、上記感光
体ドラム21b上に形成された第2色目の静電潜像は、
2色目のブラックトナーによって、第1色目と同じ現像
パラメータで行い、ブラックトナーが付着(反転現像)
するように現像する。この結果、上記感光体ドラム21
b上に形成された静電潜像には、万線形状にほぼ沿って
ブラックトナーが付着する。このとき用いたブラック現
像器24aの現像特性を図10に示す。図10のように
現像コントラスト約400V以上で出力濃度が飽和する
特性を有するため、マジェンタ、ブラックの重なり部分
においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当する重ね合わ
せ画像が得られた。
【0069】以上の工程において、感光体ドラム21a
上には、イエロー及びサイアンの2色のトナー像が互い
に重ね合わされた状態で形成されるとともに、他方の感
光体ドラム21b上には、マジェンタ及びブラックの2
色のトナー像が互いに重ね合わされた状態で形成され
る。
上には、イエロー及びサイアンの2色のトナー像が互い
に重ね合わされた状態で形成されるとともに、他方の感
光体ドラム21b上には、マジェンタ及びブラックの2
色のトナー像が互いに重ね合わされた状態で形成され
る。
【0070】次に、転写サイクルに入り、上記感光体ド
ラム21a、21b上に形成されたトナー像は、まず感
光体ドラム21aに対向する転写コロトロン25aのバ
ッフルにより用紙20が感光体ドラム21aに軽く接触
し、同時に転写コロトロン25aに電圧が印加され、イ
エロー及びサイアンのトナー像は、転写用紙20上に一
括して転写される。なお、上記転写コロトロン25aの
バッフルは、転写コロトロン25aからの放電を転写位
置に集中させるための合成樹脂製のフィルムであり、こ
のバッフルは、転写ドラム25の表面に保持された用紙
20が感光体ドラム21aの表面に接離するように、ソ
レノイド等によって駆動されるようになっている。さら
に、転写ドラム25は回転し、位置検出信号に基づき、
感光体ドラム21bに対向する転写コロトロン25bの
バッフルにより用紙20が感光体ドラム21bに軽く接
触し、同時に転写コロトロン25bに電圧が印加され、
マジェンタ及びブラックのトナー像は、転写用紙20上
に一括して転写される。こうして、転写ドラム25上に
保持された転写用紙20には、2回の転写によりフルカ
ラーの画像を形成することができる。
ラム21a、21b上に形成されたトナー像は、まず感
光体ドラム21aに対向する転写コロトロン25aのバ
ッフルにより用紙20が感光体ドラム21aに軽く接触
し、同時に転写コロトロン25aに電圧が印加され、イ
エロー及びサイアンのトナー像は、転写用紙20上に一
括して転写される。なお、上記転写コロトロン25aの
バッフルは、転写コロトロン25aからの放電を転写位
置に集中させるための合成樹脂製のフィルムであり、こ
のバッフルは、転写ドラム25の表面に保持された用紙
20が感光体ドラム21aの表面に接離するように、ソ
レノイド等によって駆動されるようになっている。さら
に、転写ドラム25は回転し、位置検出信号に基づき、
感光体ドラム21bに対向する転写コロトロン25bの
バッフルにより用紙20が感光体ドラム21bに軽く接
触し、同時に転写コロトロン25bに電圧が印加され、
マジェンタ及びブラックのトナー像は、転写用紙20上
に一括して転写される。こうして、転写ドラム25上に
保持された転写用紙20には、2回の転写によりフルカ
ラーの画像を形成することができる。
【0071】さらに、上記転写ドラム25から剥離され
た用紙20は、定着装置26を通過することで定着さ
れ、カラー画像が形成される。
た用紙20は、定着装置26を通過することで定着さ
れ、カラー画像が形成される。
【0072】なお、上記感光体ドラム21a、21b上
に残ったトナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、2
7b、及び除電ランプ28a、28bにより引き続き除
去されることにより、画像形成サイクルが終了する。
に残ったトナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、2
7b、及び除電ランプ28a、28bにより引き続き除
去されることにより、画像形成サイクルが終了する。
【0073】上記実施例によれば、それぞれの感光体ド
ラム21a、21b上の第1色目と第2色目の静電潜像
のスクリーン構造が異なるので、感光体ドラム21a、
21b上におけるトナー層の重なりを大幅に軽減でき、
重ね露光時のトナー層透過率の影響及びトナー層電荷の
影響を軽減できる。この結果、特にハイライト領域での
再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得るこ
とができる。
ラム21a、21b上の第1色目と第2色目の静電潜像
のスクリーン構造が異なるので、感光体ドラム21a、
21b上におけるトナー層の重なりを大幅に軽減でき、
重ね露光時のトナー層透過率の影響及びトナー層電荷の
影響を軽減できる。この結果、特にハイライト領域での
再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得るこ
とができる。
【0074】さらに説明すると、上記実施例によれば、
それぞれの感光体ドラム21a、21b上の第1色目と
第2色目の静電潜像のスクリーン構造が異なるので、図
11に示すように、1色目及び2色目の万線構造の位置
を互いにずらすことができ、感光体ドラム21a、21
b上に複数のトナー像を形成することによるトナー電位
の上昇やトナー層の誘電的性質に起因する問題点、及び
トナーの遮蔽効果に起因する問題点を、次のようにして
同時に解決することができる。
それぞれの感光体ドラム21a、21b上の第1色目と
第2色目の静電潜像のスクリーン構造が異なるので、図
11に示すように、1色目及び2色目の万線構造の位置
を互いにずらすことができ、感光体ドラム21a、21
b上に複数のトナー像を形成することによるトナー電位
の上昇やトナー層の誘電的性質に起因する問題点、及び
トナーの遮蔽効果に起因する問題点を、次のようにして
同時に解決することができる。
【0075】図11は上記感光体ドラム21a上に形成
されたイエローのトナー像81及びサイアンのトナー像
82の重なりの断面を示すものである。図中、83はト
ナー像の中心を示すものである。この図11に示すよう
に、トナー濃度の低濃度域、即ちハイライト部分におい
ては、イエロートナー像71とマゼンタトナー像72の
重なりは少なく(もしくは図に示すように殆ど重ならな
い極ハイライト部分もある)、中濃度域や高濃度域にな
るに連れて、イエロートナー像71とサイアントナー像
72の重なりが次第に生じてくることが分かる。
されたイエローのトナー像81及びサイアンのトナー像
82の重なりの断面を示すものである。図中、83はト
ナー像の中心を示すものである。この図11に示すよう
に、トナー濃度の低濃度域、即ちハイライト部分におい
ては、イエロートナー像71とマゼンタトナー像72の
重なりは少なく(もしくは図に示すように殆ど重ならな
い極ハイライト部分もある)、中濃度域や高濃度域にな
るに連れて、イエロートナー像71とサイアントナー像
72の重なりが次第に生じてくることが分かる。
【0076】このとき、トナー像71、72の高さは各
濃度域で異なるが、従来方式のドットを重ねて露光した
静電潜像により形成されたトナー像(イエロー+サイア
ン)と本実施例により第二色目の万線の位相をずらした
トナー像の高さとの比較を図12に示す。この図12は
上記実施例で説明したパラメータを用いて感光体ドラム
21上に実際にトナー像を形成した本実施例と、これと
同じパラメータを用いて従来方式の各色の静電潜像を同
一の位置で重ねる方式により感光体ドラム21上に実際
にトナー像を形成した従来例とを比較したものである。
濃度域で異なるが、従来方式のドットを重ねて露光した
静電潜像により形成されたトナー像(イエロー+サイア
ン)と本実施例により第二色目の万線の位相をずらした
トナー像の高さとの比較を図12に示す。この図12は
上記実施例で説明したパラメータを用いて感光体ドラム
21上に実際にトナー像を形成した本実施例と、これと
同じパラメータを用いて従来方式の各色の静電潜像を同
一の位置で重ねる方式により感光体ドラム21上に実際
にトナー像を形成した従来例とを比較したものである。
【0077】この図12から明らかなように、トナー像
の高さは、万線スクリーンの構造を互いに異ならせた本
実施例の方が従来例よりも低く、現像トナー重量が大き
くなるほど、この傾向も顕著であることがわかる。ま
た、現像トナー重量が大きいとトナー像の重なりが増加
していくため、従来のドット重ねによる万線をずらさな
い方法と同じトナー像高さになると予測されがちだが、
実際は、図13に示すように、イエローとサイアンの2
色分のトナー重量の飽和点近傍であるトナー重量1.3
mg/cm2 前後でも差異がみられる。このときのトナ
ー像は、図13に示すように、現像トナー重量の少ない
ハイライト部分での重なりが少ないため、トナー像高さ
(厚さ)による誘電的な影響をも除去でき、良好なハイ
ライト画像の記録が可能であることがわかる。
の高さは、万線スクリーンの構造を互いに異ならせた本
実施例の方が従来例よりも低く、現像トナー重量が大き
くなるほど、この傾向も顕著であることがわかる。ま
た、現像トナー重量が大きいとトナー像の重なりが増加
していくため、従来のドット重ねによる万線をずらさな
い方法と同じトナー像高さになると予測されがちだが、
実際は、図13に示すように、イエローとサイアンの2
色分のトナー重量の飽和点近傍であるトナー重量1.3
mg/cm2 前後でも差異がみられる。このときのトナ
ー像は、図13に示すように、現像トナー重量の少ない
ハイライト部分での重なりが少ないため、トナー像高さ
(厚さ)による誘電的な影響をも除去でき、良好なハイ
ライト画像の記録が可能であることがわかる。
【0078】上記図13から明らかなように、本実施例
では、感光体ドラム21上にイエローとサイアンの2色
のトナー像を形成した場合でも、トナー像の高さ及びト
ナー層電位がいずれも従来の方式に比べて低く、トナー
電位の上昇やトナー層の誘電的性質、更にはトナーの遮
蔽効果に起因する解像度及び階調性の低下に基づく画質
の劣化を防止することができ、良好な中間調画像の形成
が可能であることがわかる。この効果は、感光体ドラム
21上におけるトナー層の量が相対的に少ない中濃度
域、特に低濃度域で顕著であり、特に高画質なカラー画
像にとって重要なハイライト領域の忠実な再現が可能と
なる。
では、感光体ドラム21上にイエローとサイアンの2色
のトナー像を形成した場合でも、トナー像の高さ及びト
ナー層電位がいずれも従来の方式に比べて低く、トナー
電位の上昇やトナー層の誘電的性質、更にはトナーの遮
蔽効果に起因する解像度及び階調性の低下に基づく画質
の劣化を防止することができ、良好な中間調画像の形成
が可能であることがわかる。この効果は、感光体ドラム
21上におけるトナー層の量が相対的に少ない中濃度
域、特に低濃度域で顕著であり、特に高画質なカラー画
像にとって重要なハイライト領域の忠実な再現が可能と
なる。
【0079】また、本実施例によれば、トナー電位の上
昇、トナー層の誘電的性質及びトナーの遮蔽効果を総合
的に解決し、良好な中間調画像、特に高画質なカラー画
像にとって重要なハイライト領域の忠実な再現を行うこ
とができ、その結果として、階調性の不連続的な変化に
伴う疑似輪郭等のデイフェクトが発生せずに安定した階
調再現が得られる。
昇、トナー層の誘電的性質及びトナーの遮蔽効果を総合
的に解決し、良好な中間調画像、特に高画質なカラー画
像にとって重要なハイライト領域の忠実な再現を行うこ
とができ、その結果として、階調性の不連続的な変化に
伴う疑似輪郭等のデイフェクトが発生せずに安定した階
調再現が得られる。
【0080】さらに、上記実施例では、一色目もしくは
第1のレーザービームに主走査方向に対して約60度方
向に伸長する万線スクリーンを用い、二色目もしくは第
2のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線
スクリーンを用いたが、それらの逆であっても良いし、
それ以外の角度の組合せでも良い。さらに、感光体ドラ
ム21a、21bで異なる角度を用いてもよい。さら
に、望ましくは角度の差異の大きいスクリーン構造同士
を組み合わせると良い。
第1のレーザービームに主走査方向に対して約60度方
向に伸長する万線スクリーンを用い、二色目もしくは第
2のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線
スクリーンを用いたが、それらの逆であっても良いし、
それ以外の角度の組合せでも良い。さらに、感光体ドラ
ム21a、21bで異なる角度を用いてもよい。さら
に、望ましくは角度の差異の大きいスクリーン構造同士
を組み合わせると良い。
【0081】上記実施例において、転写手段として転写
ドラム25を用いたが、中間転写体を用いて画像を2度
転写しても良いし、それ以外の転写装置でも良い。
ドラム25を用いたが、中間転写体を用いて画像を2度
転写しても良いし、それ以外の転写装置でも良い。
【0082】実施例2 図14はこの発明の実施例2を示すものであり、前記実
施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例2では、感光媒体の表面を一様に帯電す
る2つの帯電手段と、これらの帯電手段によって帯電さ
れた感光媒体の表面に画像情報に応じて複数の光ビーム
を走査露光することにより複数の静電潜像を形成可能な
露光手段と、前記感光媒体上に形成された静電潜像を複
数色のトナーにより選択的に現像する複数の現像手段と
からなる画像形成ユニットを2組備えるように構成され
ている。
施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例2では、感光媒体の表面を一様に帯電す
る2つの帯電手段と、これらの帯電手段によって帯電さ
れた感光媒体の表面に画像情報に応じて複数の光ビーム
を走査露光することにより複数の静電潜像を形成可能な
露光手段と、前記感光媒体上に形成された静電潜像を複
数色のトナーにより選択的に現像する複数の現像手段と
からなる画像形成ユニットを2組備えるように構成され
ている。
【0083】図14はこの発明に係る電子写真方式のカ
ラー画像形成装置の実施例2を示す概略構成図である。
ラー画像形成装置の実施例2を示す概略構成図である。
【0084】図14において、21a、21bは有機感
光層等の光導電性薄層を表面に有する感光体ドラムであ
り、これらの感光体ドラム21a、21bは、図示しな
い駆動手段によってそれぞれ矢印方向に回転駆動される
ようになっている。上記感光体ドラム21a、21bの
周囲には、当該感光体ドラム21a、21bの表面を均
一に帯電させるスコロトロン帯電器22a、22b及び
22c、22dと、後に詳述する画像処理装置からの信
号により感光体ドラム21a、21b上に静電潜像を形
成するレーザ露光装置23a、23bと、それぞれイエ
ロー、サイアンのカラートナーを装備したカラー現像器
24a、24bと、マジェンタ、ブラックのカラートナ
ーを装備したカラー現像器24c、24dと、画像形成
時に離間し、清掃時に感光体ドラム21a、21bと接
触するブレードを有する清掃装置27c、27dと、除
電ランプ28c、28dと、が配置されており、2つの
画像形成ユニット11、12を構成している。
光層等の光導電性薄層を表面に有する感光体ドラムであ
り、これらの感光体ドラム21a、21bは、図示しな
い駆動手段によってそれぞれ矢印方向に回転駆動される
ようになっている。上記感光体ドラム21a、21bの
周囲には、当該感光体ドラム21a、21bの表面を均
一に帯電させるスコロトロン帯電器22a、22b及び
22c、22dと、後に詳述する画像処理装置からの信
号により感光体ドラム21a、21b上に静電潜像を形
成するレーザ露光装置23a、23bと、それぞれイエ
ロー、サイアンのカラートナーを装備したカラー現像器
24a、24bと、マジェンタ、ブラックのカラートナ
ーを装備したカラー現像器24c、24dと、画像形成
時に離間し、清掃時に感光体ドラム21a、21bと接
触するブレードを有する清掃装置27c、27dと、除
電ランプ28c、28dと、が配置されており、2つの
画像形成ユニット11、12を構成している。
【0085】また、上記2つの画像形成ユニット11、
12の感光体ドラム21a、21bの下方には、当該2
つの感光体ドラム21a、21bの表面に接触可能な転
写ドラム25が配置されている。上記感光体ドラム21
a、21b上に形成されるトナー像は、転写ドラム25
上に保持された転写用紙20上に、転写コロトロン25
a、25bの帯電によって順次転写される。この転写ド
ラム25は、図示しない誘電体フィルムによって円筒状
に形成され、この誘電体フィルムは、タイバーと呼ばれ
る金属板によって補強されており、ドラム状に保持され
ている。そして、上記転写ドラム25を構成する誘電体
フィルム上には、転写用紙20が図示しない吸着コロト
ロンによって静電的に吸着されるようになっている。
12の感光体ドラム21a、21bの下方には、当該2
つの感光体ドラム21a、21bの表面に接触可能な転
写ドラム25が配置されている。上記感光体ドラム21
a、21b上に形成されるトナー像は、転写ドラム25
上に保持された転写用紙20上に、転写コロトロン25
a、25bの帯電によって順次転写される。この転写ド
ラム25は、図示しない誘電体フィルムによって円筒状
に形成され、この誘電体フィルムは、タイバーと呼ばれ
る金属板によって補強されており、ドラム状に保持され
ている。そして、上記転写ドラム25を構成する誘電体
フィルム上には、転写用紙20が図示しない吸着コロト
ロンによって静電的に吸着されるようになっている。
【0086】図15は図14のカラー画像形成装置に使
用されるレーザー露光装置を示す概略構成図である。
用されるレーザー露光装置を示す概略構成図である。
【0087】このレーザー露光装置23a、23bは、
図15に示すように、レーザー制御回路を内蔵して独自
に変調可能な2本のレーザービーム35a、35bを同
時に出射可能なデュアルビーム半導体レーザー31(も
しくは2つの半導体レーザー)と、コリメータレンズ3
2と、ポリゴンミラー33と、fθレンズ34とから構
成されている。また、必要に応じて反射ミラーを用いて
光路を折り畳むように構成しても良い。そして、上記半
導体レーザー31は、2つの露光データ36a、36b
に基づいて内蔵するレーザー制御回路によって変調され
て個別にオンオフを行い、所謂パルス幅変調方式によっ
て変調された2本のレーザービーム35a、35bを出
射する。この半導体レーザー31から出射された2本の
レーザービーム35a、35bは、コリメータレンズ3
2を介してポリゴンミラー33の表面に照射されるとと
もに、高速で回転するポリゴンミラー33の表面によっ
て反射偏向され、fθレンズ34を介して感光体ドラム
21a、21b上に主走査方向(感光体ドラム21a、
21bの軸方向)に沿って走査露光され、それぞれの画
像データに対応した静電潜像が感光体ドラム21a、2
1b上に形成される。
図15に示すように、レーザー制御回路を内蔵して独自
に変調可能な2本のレーザービーム35a、35bを同
時に出射可能なデュアルビーム半導体レーザー31(も
しくは2つの半導体レーザー)と、コリメータレンズ3
2と、ポリゴンミラー33と、fθレンズ34とから構
成されている。また、必要に応じて反射ミラーを用いて
光路を折り畳むように構成しても良い。そして、上記半
導体レーザー31は、2つの露光データ36a、36b
に基づいて内蔵するレーザー制御回路によって変調され
て個別にオンオフを行い、所謂パルス幅変調方式によっ
て変調された2本のレーザービーム35a、35bを出
射する。この半導体レーザー31から出射された2本の
レーザービーム35a、35bは、コリメータレンズ3
2を介してポリゴンミラー33の表面に照射されるとと
もに、高速で回転するポリゴンミラー33の表面によっ
て反射偏向され、fθレンズ34を介して感光体ドラム
21a、21b上に主走査方向(感光体ドラム21a、
21bの軸方向)に沿って走査露光され、それぞれの画
像データに対応した静電潜像が感光体ドラム21a、2
1b上に形成される。
【0088】この実施例では、上記感光体ドラム21
a、21b上にレーザービーム35a、35bを走査露
光することによって形成される静電潜像を、万線構造を
有するスクリーンを用いて形成するように構成されてい
る。この万線構造を有するスクリーンを用いた静電潜像
形成用の画像信号は、それぞれ印字される画素毎に階調
情報を持つデジタル画像データと基準クロックに基づ
き、次に示すスクリーン生成回路によって生成される。
a、21b上にレーザービーム35a、35bを走査露
光することによって形成される静電潜像を、万線構造を
有するスクリーンを用いて形成するように構成されてい
る。この万線構造を有するスクリーンを用いた静電潜像
形成用の画像信号は、それぞれ印字される画素毎に階調
情報を持つデジタル画像データと基準クロックに基づ
き、次に示すスクリーン生成回路によって生成される。
【0089】さらに詳述すると、上記レーザー露光装置
23a、23bで画像露光される画像データは、図4に
示すような画像処理装置によって生成される。即ち、こ
の画像処理装置には、前述した画像読取装置やホストコ
ンピュータ等から送られてくる印字される画素毎に階調
情報を有する画像データ50が、R、G、B又はL*、
a* 、b* のそれぞれ8ビットの階調情報として入力さ
れる。次いで、これらの画像データ50は、変換テーブ
ル51によってイエロー(Y)、マジェンタ(M)、サ
イアン(C)の画像データ52に変換される。この変換
にはテーブルの代わりに変換マトリクスを使っても良
い。さらに、これらの画像データ52は、下色除去回路
53により、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、サイ
アン(C)、ブラック(K)へと変換され、Y、M、C
の重ね合わせによる文字や背景部等の黒色の画像領域が
ブラック(K)の画像データに変換される。このよう
に、上記下色除去回路53では、Y、M、Cの画像デー
タに対してY、M、Cの重ね合わせによる黒色の画像領
域をブラック(K)の画像データに変換する処理がなさ
れる。さらに、MTF補正回路54によってMTF補正
が施される。次に、階調変換回路55によって現像特性
に応じて例えば図5に示すような階調変換が施された各
色の画像信号は、スクリーン生成回路57に至る。この
スクリーン生成回路57では、万線構造を有するスクリ
ーンを用いるように構成されている。ただし、万線構造
以外にもドットスクリーン等の他の構造を有するスクリ
ーンを用いてもよいことは勿論である。上記スクリーン
生成回路57から出力される画像信号36は、レーザ制
御回路58に送られる。
23a、23bで画像露光される画像データは、図4に
示すような画像処理装置によって生成される。即ち、こ
の画像処理装置には、前述した画像読取装置やホストコ
ンピュータ等から送られてくる印字される画素毎に階調
情報を有する画像データ50が、R、G、B又はL*、
a* 、b* のそれぞれ8ビットの階調情報として入力さ
れる。次いで、これらの画像データ50は、変換テーブ
ル51によってイエロー(Y)、マジェンタ(M)、サ
イアン(C)の画像データ52に変換される。この変換
にはテーブルの代わりに変換マトリクスを使っても良
い。さらに、これらの画像データ52は、下色除去回路
53により、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、サイ
アン(C)、ブラック(K)へと変換され、Y、M、C
の重ね合わせによる文字や背景部等の黒色の画像領域が
ブラック(K)の画像データに変換される。このよう
に、上記下色除去回路53では、Y、M、Cの画像デー
タに対してY、M、Cの重ね合わせによる黒色の画像領
域をブラック(K)の画像データに変換する処理がなさ
れる。さらに、MTF補正回路54によってMTF補正
が施される。次に、階調変換回路55によって現像特性
に応じて例えば図5に示すような階調変換が施された各
色の画像信号は、スクリーン生成回路57に至る。この
スクリーン生成回路57では、万線構造を有するスクリ
ーンを用いるように構成されている。ただし、万線構造
以外にもドットスクリーン等の他の構造を有するスクリ
ーンを用いてもよいことは勿論である。上記スクリーン
生成回路57から出力される画像信号36は、レーザ制
御回路58に送られる。
【0090】なお、上記のごとく、現像トナー重量その
ものを低減する方法として、下色除去を施すことによ
り、所定重量のトナーをブラックに置き換え、さらに改
善することができる。すなわち、下色除去の割合を増加
させると各色の合計の現像トナー高さは減少し、トナー
層電位は低く抑えることが可能となる。
ものを低減する方法として、下色除去を施すことによ
り、所定重量のトナーをブラックに置き換え、さらに改
善することができる。すなわち、下色除去の割合を増加
させると各色の合計の現像トナー高さは減少し、トナー
層電位は低く抑えることが可能となる。
【0091】図6はスクリーン生成回路の一例を示すも
のである。
のである。
【0092】図6において、61は画像処理装置の階調
変換回路55等から出力される画像データ56を入力す
るI/F回路、62はこのI/F回路61を介して入力
される画像データ56を8ビットの量子化データ63
(256階調)に分解する機能を有するD/Aコンバー
タ、64はこのD/Aコンバータ62から出力される8
ビットの量子化データ63を一時記憶するバッファ回
路、65は基準クロック66に基づいて三角波を発生す
る三角波発生回路、67は上記バッファ回路64に一時
的に記憶された8ビットの量子化データ63と、三角波
発生回路65から出力される三角波信号68とを比較す
るコンパレータ、70はこのコンパレータ67から出力
される画像データ69を一時記憶するバッファ回路、5
8はこのバッファ回路70から出力される画像データ3
6に基づいて半導体レーザー31を制御するレーザー制
御回路である。
変換回路55等から出力される画像データ56を入力す
るI/F回路、62はこのI/F回路61を介して入力
される画像データ56を8ビットの量子化データ63
(256階調)に分解する機能を有するD/Aコンバー
タ、64はこのD/Aコンバータ62から出力される8
ビットの量子化データ63を一時記憶するバッファ回
路、65は基準クロック66に基づいて三角波を発生す
る三角波発生回路、67は上記バッファ回路64に一時
的に記憶された8ビットの量子化データ63と、三角波
発生回路65から出力される三角波信号68とを比較す
るコンパレータ、70はこのコンパレータ67から出力
される画像データ69を一時記憶するバッファ回路、5
8はこのバッファ回路70から出力される画像データ3
6に基づいて半導体レーザー31を制御するレーザー制
御回路である。
【0093】71は位相制御回路であり、この位相制御
回路71により三角波の位相はライン毎に制御される。
これにより、三角波の周期に応じたピッチで主走査方向
に対し、所定の角度で伸長する万線スクリーンを形成す
ることができるようになっている。
回路71により三角波の位相はライン毎に制御される。
これにより、三角波の周期に応じたピッチで主走査方向
に対し、所定の角度で伸長する万線スクリーンを形成す
ることができるようになっている。
【0094】そして、上記スクリーン生成回路57は、
画像処理装置の階調変換回路55等から、印字される画
素毎に階調情報を有する画像データ56がI/F回路6
1を介して入力されると、この入力された画像データ5
6は、8ビットの量子化分解能を持つD/Aコンバータ
62によって基準クロック66に基づきD/A変換さ
れ、このアナログ信号に変換された画像データ63は、
バッファ回路64を経由してコンパレータ67へ送られ
る。また、三角波発生回路65は、基準クロック66に
同期して三角波を発生し、この三角波信号もコンパレー
タ67へ送られる。このコンパレータ67は、三角波信
号68とアナログ信号に変換された画像データ63とを
比較し、画像データ63の階調情報に比例した長さのパ
ルスを出力し、この出力がバッファ回路70を経由して
露光データ36としてレーザー制御回路58に入力され
る。
画像処理装置の階調変換回路55等から、印字される画
素毎に階調情報を有する画像データ56がI/F回路6
1を介して入力されると、この入力された画像データ5
6は、8ビットの量子化分解能を持つD/Aコンバータ
62によって基準クロック66に基づきD/A変換さ
れ、このアナログ信号に変換された画像データ63は、
バッファ回路64を経由してコンパレータ67へ送られ
る。また、三角波発生回路65は、基準クロック66に
同期して三角波を発生し、この三角波信号もコンパレー
タ67へ送られる。このコンパレータ67は、三角波信
号68とアナログ信号に変換された画像データ63とを
比較し、画像データ63の階調情報に比例した長さのパ
ルスを出力し、この出力がバッファ回路70を経由して
露光データ36としてレーザー制御回路58に入力され
る。
【0095】こうすることにより、上記スクリーン生成
回路57では、三角波の周期に応じたピッチでレーザー
ビーム35の主走査方向及び主走査方向に対し約30度
に伸長する万線スクリーンを用いた露光データ36が生
成される。図7(a)(b)はレーザービーム35の主
走査方向及び主走査方向に対し約30度に伸長する万線
スクリーンの静電潜像の模式図を示すものである。上記
スクリーン生成回路によって生成された万線スクリーン
の露光データ36「00〜FF」(8ビットの分解能0
〜255ステップに相当)により、レーザー制御回路5
8に接続された半導体レーザー21がオンになり、レー
ザー照射された部分の感光体ドラム21表面が除電さ
れ、非照射部分との間に図8に示すような電位コントラ
ストを生じる。この感光体ドラム21上に形成された電
位コントラストが静電潜像となる。ここでは、例えば、
200線/インチの万線が形成されるが、上記三角波の
周期を変化させることにより、万線のピッチを他の値に
設定しても勿論よい。また、7図では静電潜像が一様な
帯状に模式的に表されているが、実際には、レーザービ
ーム35の強度分布がガウス分布であることやレーザー
制御回路51の周波数応答の限界などにより、静電潜像
のエッジ形状は、滑らかなエッジ形状となる。
回路57では、三角波の周期に応じたピッチでレーザー
ビーム35の主走査方向及び主走査方向に対し約30度
に伸長する万線スクリーンを用いた露光データ36が生
成される。図7(a)(b)はレーザービーム35の主
走査方向及び主走査方向に対し約30度に伸長する万線
スクリーンの静電潜像の模式図を示すものである。上記
スクリーン生成回路によって生成された万線スクリーン
の露光データ36「00〜FF」(8ビットの分解能0
〜255ステップに相当)により、レーザー制御回路5
8に接続された半導体レーザー21がオンになり、レー
ザー照射された部分の感光体ドラム21表面が除電さ
れ、非照射部分との間に図8に示すような電位コントラ
ストを生じる。この感光体ドラム21上に形成された電
位コントラストが静電潜像となる。ここでは、例えば、
200線/インチの万線が形成されるが、上記三角波の
周期を変化させることにより、万線のピッチを他の値に
設定しても勿論よい。また、7図では静電潜像が一様な
帯状に模式的に表されているが、実際には、レーザービ
ーム35の強度分布がガウス分布であることやレーザー
制御回路51の周波数応答の限界などにより、静電潜像
のエッジ形状は、滑らかなエッジ形状となる。
【0096】図9はカラー現像器の構成を示すものであ
る。
る。
【0097】上記カラー現像器24a、24b、24
c、24dは、それぞれカラー現像器24a、24bが
感光体ドラム21aの周囲に、カラー現像器24c、2
4dが感光体ドラム21bの周囲にトラッキングロール
等を介して略固定保持されている。これらのカラー現像
器24a、24b、24c、24dは、図9に示すよう
に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤73を収
容するハウジング74内に、表面に現像剤73を吸着
し、回転することにより現像剤73を搬送する円筒状の
現像担持体75と、現像担持体75の表面に付着する現
像剤73の量を規制する現像剤規制部材76と、回転し
て現像剤73の攪拌および搬送を行ない現像剤担持体7
5に現像剤73を供給するスクリューオーガ77とを備
えている。
c、24dは、それぞれカラー現像器24a、24bが
感光体ドラム21aの周囲に、カラー現像器24c、2
4dが感光体ドラム21bの周囲にトラッキングロール
等を介して略固定保持されている。これらのカラー現像
器24a、24b、24c、24dは、図9に示すよう
に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤73を収
容するハウジング74内に、表面に現像剤73を吸着
し、回転することにより現像剤73を搬送する円筒状の
現像担持体75と、現像担持体75の表面に付着する現
像剤73の量を規制する現像剤規制部材76と、回転し
て現像剤73の攪拌および搬送を行ない現像剤担持体7
5に現像剤73を供給するスクリューオーガ77とを備
えている。
【0098】上記現像剤担持体75は、回転しないよう
に固定された磁石ロール78を内蔵し、その周囲におい
て回転可能に支持された現像スリーブ79を備えてい
る。この現像スリーブ79は、例えば、その直径が16
mm、現像スリーブ79と感光体ドラム21a、21b
との間隔が0.5mm、現像スリーブ79上の現像剤7
3層の厚さが0.3mm、周速が200mm/sにそれ
ぞれ設定され、現像剤73が感光体ドラム21a、21
bに接触しない状態で現像を行うものが使用される。こ
れは、重ね現像時に先に感光体ドラム21a、21b上
に現像されているトナー画像が、後の現像工程で乱され
ることを防止するための前提となる構成である。
に固定された磁石ロール78を内蔵し、その周囲におい
て回転可能に支持された現像スリーブ79を備えてい
る。この現像スリーブ79は、例えば、その直径が16
mm、現像スリーブ79と感光体ドラム21a、21b
との間隔が0.5mm、現像スリーブ79上の現像剤7
3層の厚さが0.3mm、周速が200mm/sにそれ
ぞれ設定され、現像剤73が感光体ドラム21a、21
bに接触しない状態で現像を行うものが使用される。こ
れは、重ね現像時に先に感光体ドラム21a、21b上
に現像されているトナー画像が、後の現像工程で乱され
ることを防止するための前提となる構成である。
【0099】さらに、この実施例では、厚さ0.3mm
の薄層の現像剤73層を現像スリーブ79上に形成する
ために、平均粒径40μm、飽和磁化50emu/gの
磁性粉分散型のポリマーキャリアが用いられている。ま
た、キャリアは、トナーを負極性に帯電させるために、
スチレン−アクリル共重合体30wt%、マグネタイト
68wt%、ニグロシン2wt%を混練粉砕し、正帯電
性のキャリアとしている。
の薄層の現像剤73層を現像スリーブ79上に形成する
ために、平均粒径40μm、飽和磁化50emu/gの
磁性粉分散型のポリマーキャリアが用いられている。ま
た、キャリアは、トナーを負極性に帯電させるために、
スチレン−アクリル共重合体30wt%、マグネタイト
68wt%、ニグロシン2wt%を混練粉砕し、正帯電
性のキャリアとしている。
【0100】一方、トナーについては、イエロートナー
は、ポリエステル90wt%、ベンジン誘導体10wt
%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。サ
イアントナーは、ポリエステル90wt%、銅フタロシ
アニン10wt%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色
粒子とした。マゼンタトナーは、ポリエステル90wt
%、ポリタングストリン酸10wt%を混練粉砕し、平
均粒径7μmの着色粒子とした。ブラックトナーは、ス
チレン−アクリル共重合体80wt%、スチレン−ブタ
ジエンゴム10wt%、カーボンブラック10wt%を
混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。また、
これらトナーについては、着色粒子に対し疎水性シリカ
を、5wt%外添して負帯電性トナーとした。尚、これ
らの現像剤についてトナーの電荷量Qを測定したところ
約−15μC/gであった。
は、ポリエステル90wt%、ベンジン誘導体10wt
%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。サ
イアントナーは、ポリエステル90wt%、銅フタロシ
アニン10wt%を混練粉砕し、平均粒径7μmの着色
粒子とした。マゼンタトナーは、ポリエステル90wt
%、ポリタングストリン酸10wt%を混練粉砕し、平
均粒径7μmの着色粒子とした。ブラックトナーは、ス
チレン−アクリル共重合体80wt%、スチレン−ブタ
ジエンゴム10wt%、カーボンブラック10wt%を
混練粉砕し、平均粒径7μmの着色粒子とした。また、
これらトナーについては、着色粒子に対し疎水性シリカ
を、5wt%外添して負帯電性トナーとした。尚、これ
らの現像剤についてトナーの電荷量Qを測定したところ
約−15μC/gであった。
【0101】また、各カラー現像器24a、24b、2
4c、24dに印加される現像バイアスは、感光体ドラ
ム上に形成されたトナー像を乱さないように、かつ所望
の高画質がえられるようにDC+AC電圧とし、直流成
分として−650V、交流成分として周波数6kHZ、
VP-P =1.6kVを印加した。
4c、24dに印加される現像バイアスは、感光体ドラ
ム上に形成されたトナー像を乱さないように、かつ所望
の高画質がえられるようにDC+AC電圧とし、直流成
分として−650V、交流成分として周波数6kHZ、
VP-P =1.6kVを印加した。
【0102】一方、転写ドラム25としては、前述した
ように、円筒状の樹脂フィルムに吸着搬送された用紙に
直接画像を転写するコロトロンやトランスファーロール
を用いたものが用いられる。この転写ドラム25は、必
要に応じてフィルムや用紙を除電する除電放電器を備え
ている。
ように、円筒状の樹脂フィルムに吸着搬送された用紙に
直接画像を転写するコロトロンやトランスファーロール
を用いたものが用いられる。この転写ドラム25は、必
要に応じてフィルムや用紙を除電する除電放電器を備え
ている。
【0103】27a、27bはブレードを用いた清掃装
置で、通常は感光体ドラム21a、21bと離間してお
り、清掃サイクルに入るとカム機構により感光体ドラム
21a、21bと当接し、残留トナーを除去するもので
ある。
置で、通常は感光体ドラム21a、21bと離間してお
り、清掃サイクルに入るとカム機構により感光体ドラム
21a、21bと当接し、残留トナーを除去するもので
ある。
【0104】以上の構成に基づいて、この実施例2に係
るカラー画像形成装置では、次のようにしてカラー画像
の形成を行うようになっている。すなわち、上記の如く
構成されるカラー画像形成装置では、図14に示すよう
に、まず、必要に応じて除電ランプ28により充分に光
除電された感光体ドラム21a、21bか、もしくは初
期状態の感光体ドラム21a、21b及び転写ドラム2
5は動作開始後、矢印方向へ回転を始め、感光体ドラム
21a、21bの表面が、スコロトロン帯電器22a、
22bによって例えば−700Vに均一帯電される。そ
の際、感光体ドラム21の帯電電位や帯電極性そのもの
は、現像効率や他の条件により、上記の値と異なる電圧
や極性に設定可能なことは勿論である。
るカラー画像形成装置では、次のようにしてカラー画像
の形成を行うようになっている。すなわち、上記の如く
構成されるカラー画像形成装置では、図14に示すよう
に、まず、必要に応じて除電ランプ28により充分に光
除電された感光体ドラム21a、21bか、もしくは初
期状態の感光体ドラム21a、21b及び転写ドラム2
5は動作開始後、矢印方向へ回転を始め、感光体ドラム
21a、21bの表面が、スコロトロン帯電器22a、
22bによって例えば−700Vに均一帯電される。そ
の際、感光体ドラム21の帯電電位や帯電極性そのもの
は、現像効率や他の条件により、上記の値と異なる電圧
や極性に設定可能なことは勿論である。
【0105】次に、上記の如くスコロトロン帯電器22
a、22bによって均一に帯電された感光体ドラム21
a、21bの表面には、レーザー露光装置23a、23
bによって第一色目の画像データ36に応じた画像露光
が施され、第一色目の静電潜像が形成される。このと
き、上記各感光体ドラム21a、21bの露光時刻は、
感光体ドラム21aと21bにおいて転写ドラム25上
に吸着された用紙20上に転写される画像領域がちょう
ど重なるタイミングに制御される。具体的には、転写ド
ラム25の内部に位置する(図示せず)フォトカプラ等
により、それぞれの感光体ドラム21a、21bの位置
で出力される位置検出信号に基づき、画像信号を同期し
た状態で出力する。さらに、あらかじめ感光体ドラム2
1a、21b上に設定された2つのビーム位置を経過す
る時間をカウンタにてカウントして、画像位置の同期を
とるようになっている。
a、22bによって均一に帯電された感光体ドラム21
a、21bの表面には、レーザー露光装置23a、23
bによって第一色目の画像データ36に応じた画像露光
が施され、第一色目の静電潜像が形成される。このと
き、上記各感光体ドラム21a、21bの露光時刻は、
感光体ドラム21aと21bにおいて転写ドラム25上
に吸着された用紙20上に転写される画像領域がちょう
ど重なるタイミングに制御される。具体的には、転写ド
ラム25の内部に位置する(図示せず)フォトカプラ等
により、それぞれの感光体ドラム21a、21bの位置
で出力される位置検出信号に基づき、画像信号を同期し
た状態で出力する。さらに、あらかじめ感光体ドラム2
1a、21b上に設定された2つのビーム位置を経過す
る時間をカウンタにてカウントして、画像位置の同期を
とるようになっている。
【0106】これにより、感光体ドラム21aに対し
て、レーザー露光装置23aによって主走査方向に対し
て約60度傾斜した方向に伸長する万線スクリーンより
なるイエロー色に対応した静電潜像を形成した。このよ
うにして形成した静電潜像のエッジ部を除く部分の最大
入力カバレッジに相当する電位は−200Vであった。
て、レーザー露光装置23aによって主走査方向に対し
て約60度傾斜した方向に伸長する万線スクリーンより
なるイエロー色に対応した静電潜像を形成した。このよ
うにして形成した静電潜像のエッジ部を除く部分の最大
入力カバレッジに相当する電位は−200Vであった。
【0107】次に、上記の如く感光体ドラム21a上に
形成された第一色目の静電潜像は、イエローのカラー現
像器24aを用いて、負に帯電した第一色目のイエロー
トナーにより反転現像される。この結果、上記感光体ド
ラム21a上に形成された静電潜像には、万線形状にほ
ぼ沿ってイエロートナーが付着する。このとき用いたイ
エロー現像器24aの現像特性を図10に示す。現像コ
ントラスト450V〔−200−(−650V)〕に対
して最大濃度約2.0が得られた。
形成された第一色目の静電潜像は、イエローのカラー現
像器24aを用いて、負に帯電した第一色目のイエロー
トナーにより反転現像される。この結果、上記感光体ド
ラム21a上に形成された静電潜像には、万線形状にほ
ぼ沿ってイエロートナーが付着する。このとき用いたイ
エロー現像器24aの現像特性を図10に示す。現像コ
ントラスト450V〔−200−(−650V)〕に対
して最大濃度約2.0が得られた。
【0108】引き続いて、上記感光体ドラム21aは、
第2色目の画像形成工程に入る。上記感光体ドラム21
aの表面は、スコロトロン帯電器22aによって均一に
イエロートナー層を含む感光体ドラム21a上から−7
00Vに再帯電される。次に、この感光体ドラム21a
の表面には、レーザー露光装置23aより出射される第
2のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線
スクリーンよりなる第2色目の静電潜像が形成される。
このようにしてできた静電潜像のエッジを除く部分の最
大入力カバレッジに相当する電位は、イエロートナー上
で−250V、単色領域(感光体ドラム上)で−200
Vであった。
第2色目の画像形成工程に入る。上記感光体ドラム21
aの表面は、スコロトロン帯電器22aによって均一に
イエロートナー層を含む感光体ドラム21a上から−7
00Vに再帯電される。次に、この感光体ドラム21a
の表面には、レーザー露光装置23aより出射される第
2のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線
スクリーンよりなる第2色目の静電潜像が形成される。
このようにしてできた静電潜像のエッジを除く部分の最
大入力カバレッジに相当する電位は、イエロートナー上
で−250V、単色領域(感光体ドラム上)で−200
Vであった。
【0109】同様に2色目のサイアントナーの静電潜像
を第1色目と同じ現像パラメータで行い、サイアントナ
ーが付着(反転現像)するように現像した。この結果、
上記感光体ドラム21a上に形成された静電潜像には、
万線形状にほぼ沿ってサイアントナーが付着する。この
とき用いたサイアン現像器24aの現像特性を図10に
示す。図のように現像コントラスト約400V以上で出
力濃度が飽和する特性を有するため、イエロー、サイア
ンの重なり部分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相
当する重ね合わせ画像が得られた。
を第1色目と同じ現像パラメータで行い、サイアントナ
ーが付着(反転現像)するように現像した。この結果、
上記感光体ドラム21a上に形成された静電潜像には、
万線形状にほぼ沿ってサイアントナーが付着する。この
とき用いたサイアン現像器24aの現像特性を図10に
示す。図のように現像コントラスト約400V以上で出
力濃度が飽和する特性を有するため、イエロー、サイア
ンの重なり部分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相
当する重ね合わせ画像が得られた。
【0110】次に、感光体ドラム21bに対して、レー
ザー露光装置23bにより出射される第1のレーザービ
ームによって主走査方向に対して約60度傾斜した方向
に伸長する万線スクリーンよりなるマジェンタ色に対応
した静電潜像を形成した。このようにして形成した静電
潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当
する電位は−200Vであった。
ザー露光装置23bにより出射される第1のレーザービ
ームによって主走査方向に対して約60度傾斜した方向
に伸長する万線スクリーンよりなるマジェンタ色に対応
した静電潜像を形成した。このようにして形成した静電
潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバレッジに相当
する電位は−200Vであった。
【0111】次に、上記の如く感光体ドラム21b上に
形成された第一色目の静電潜像は、マジェンタのカラー
現像器24bを用いて、負に帯電した第一色目のマジェ
ンタトナーにより反転現像される。この結果、上記感光
体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形状
にほぼ沿ってマジェンタトナーが付着する。このとき用
いたマジェンタ現像器24aの現像特性を図10に示
す。現像コントラスト450V〔−200−(−650
V)〕に対して最大濃度約2.0が得られた。
形成された第一色目の静電潜像は、マジェンタのカラー
現像器24bを用いて、負に帯電した第一色目のマジェ
ンタトナーにより反転現像される。この結果、上記感光
体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形状
にほぼ沿ってマジェンタトナーが付着する。このとき用
いたマジェンタ現像器24aの現像特性を図10に示
す。現像コントラスト450V〔−200−(−650
V)〕に対して最大濃度約2.0が得られた。
【0112】その後、上記感光体ドラム21bは、スコ
ロトロン帯電器22aによってマジェンタトナー層を含
む感光体ドラム21b上から−700Vに再帯電され
る。次に、この感光体ドラム21bの表面には、レーザ
ー露光装置23bにより出射される第2のレーザービー
ムによって主走査方向に伸長する万線スクリーンよりな
る第二色目の画像データ36に応じた画像露光が施さ
れ、第二色目の静電潜像が形成される。このようにして
形成した静電潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバ
レッジに相当する電位は、マジェンタトナー上に−25
0V、単色領域(感光体上)で−200Vであった。同
様に、上記感光体ドラム21b上に形成された第2色目
の静電潜像は、2色目のブラックトナーによって、第1
色目と同じ現像パラメータで行い、ブラックトナーが付
着(反転現像)するように現像する。この結果、上記感
光体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形
状にほぼ沿ってサイアントナーが付着する。このとき用
いたブラック現像器24aの現像特性を図10に示す。
図のように現像コントラスト約400V以上で出力濃度
が飽和する特性を有するため、マジェンタ、ブラックの
重なり部分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当す
る重ね合わせ画像が得られた。
ロトロン帯電器22aによってマジェンタトナー層を含
む感光体ドラム21b上から−700Vに再帯電され
る。次に、この感光体ドラム21bの表面には、レーザ
ー露光装置23bにより出射される第2のレーザービー
ムによって主走査方向に伸長する万線スクリーンよりな
る第二色目の画像データ36に応じた画像露光が施さ
れ、第二色目の静電潜像が形成される。このようにして
形成した静電潜像のエッジ部を除く部分の最大入力カバ
レッジに相当する電位は、マジェンタトナー上に−25
0V、単色領域(感光体上)で−200Vであった。同
様に、上記感光体ドラム21b上に形成された第2色目
の静電潜像は、2色目のブラックトナーによって、第1
色目と同じ現像パラメータで行い、ブラックトナーが付
着(反転現像)するように現像する。この結果、上記感
光体ドラム21b上に形成された静電潜像には、万線形
状にほぼ沿ってサイアントナーが付着する。このとき用
いたブラック現像器24aの現像特性を図10に示す。
図のように現像コントラスト約400V以上で出力濃度
が飽和する特性を有するため、マジェンタ、ブラックの
重なり部分においても単色部分とほぼ同じ濃度に相当す
る重ね合わせ画像が得られた。
【0113】上記工程と並行して転写が行われる。上記
感光体ドラム21a、21b上に形成されたトナー像
は、まず感光体ドラム21aに対向する転写コロトロン
25aのバッフルにより用紙が感光体ドラム21aに軽
く接触し、同時に転写コロトロン25aに電圧が印加さ
れ、イエロー及びサイアンのトナー像は、転写用紙20
上に一括して転写される。さらに、転写ドラム25は回
転し、位置検出信号に基づき、感光体ドラム21bに対
向する転写コロトロン25bのバッフルにより用紙が感
光体ドラム21bに軽く接触し、同時に転写コロトロン
25bに電圧が印加され、マジェンタ及びブラックのト
ナー像は、転写用紙20上に一括して転写される。こう
して、転写ドラム25上に保持された転写用紙20に
は、2回の転写によりフルカラーの画像を形成すること
ができる。このとき、樹脂フィルム及び樹脂フィルムに
担持される用紙20は、常に感光体ドラムに接していて
も良いし、必要な時だけ接してもよい。このように、用
紙20に対する2回の転写によりフルカラー画像を形成
できる。
感光体ドラム21a、21b上に形成されたトナー像
は、まず感光体ドラム21aに対向する転写コロトロン
25aのバッフルにより用紙が感光体ドラム21aに軽
く接触し、同時に転写コロトロン25aに電圧が印加さ
れ、イエロー及びサイアンのトナー像は、転写用紙20
上に一括して転写される。さらに、転写ドラム25は回
転し、位置検出信号に基づき、感光体ドラム21bに対
向する転写コロトロン25bのバッフルにより用紙が感
光体ドラム21bに軽く接触し、同時に転写コロトロン
25bに電圧が印加され、マジェンタ及びブラックのト
ナー像は、転写用紙20上に一括して転写される。こう
して、転写ドラム25上に保持された転写用紙20に
は、2回の転写によりフルカラーの画像を形成すること
ができる。このとき、樹脂フィルム及び樹脂フィルムに
担持される用紙20は、常に感光体ドラムに接していて
も良いし、必要な時だけ接してもよい。このように、用
紙20に対する2回の転写によりフルカラー画像を形成
できる。
【0114】さらに、上記転写ドラム25から剥離され
た用紙20は、定着装置26を通過することで定着さ
れ、カラー画像が形成される。
た用紙20は、定着装置26を通過することで定着さ
れ、カラー画像が形成される。
【0115】なお、上記感光体ドラム21a、21b上
に残ったトナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、2
7b、及び除電ランプ28a、28bにより引き続き除
去されることにより、画像形成サイクルが終了する。
に残ったトナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、2
7b、及び除電ランプ28a、28bにより引き続き除
去されることにより、画像形成サイクルが終了する。
【0116】上記実施例によれば、それぞれの感光体ド
ラム上の第1色目と第2色目の静電潜像のスクリーン構
造が異なるので、感光体ドラム上のトナー層の重なりを
大幅に軽減でき、重ね露光時のトナー層透過率の影響及
びトナー層電荷の影響を軽減できる。この結果、特にハ
イライト領域での再現と色文字の再現が向上され、高品
質の画像を得ることができる。
ラム上の第1色目と第2色目の静電潜像のスクリーン構
造が異なるので、感光体ドラム上のトナー層の重なりを
大幅に軽減でき、重ね露光時のトナー層透過率の影響及
びトナー層電荷の影響を軽減できる。この結果、特にハ
イライト領域での再現と色文字の再現が向上され、高品
質の画像を得ることができる。
【0117】また、上記実施例では、一色目もしくは第
1のレーザービームに主走査方向に対して約30度方向
に伸長する万線スクリーンを用い、二色目もしくは第2
のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線ス
クリーンを用いたが、それらの逆であっても良いし、そ
れ以外の角度の組合せでも良い。さらに、感光体ドラム
21a、21bで異なる角度を用いてもよい。さらに、
望ましくは角度の差異の大きいスクリーン構造同士を組
み合わせると良い。
1のレーザービームに主走査方向に対して約30度方向
に伸長する万線スクリーンを用い、二色目もしくは第2
のレーザービームによって主走査方向に伸長する万線ス
クリーンを用いたが、それらの逆であっても良いし、そ
れ以外の角度の組合せでも良い。さらに、感光体ドラム
21a、21bで異なる角度を用いてもよい。さらに、
望ましくは角度の差異の大きいスクリーン構造同士を組
み合わせると良い。
【0118】上記実施例において、転写手段として転写
ドラムを用いたが、中間転写体を用いて画像を2度転写
しても良いし、それ以外の転写装置でも良い。
ドラムを用いたが、中間転写体を用いて画像を2度転写
しても良いし、それ以外の転写装置でも良い。
【0119】実施例3 この実施例3は、実施例1及び実施例2を示す図1乃至
図10のいずれかの構成に適用することができるもので
あるが、転写手段として転写ドラムの代わりに中間転写
体を用いた場合に特に有効である。この中間転写体は、
各感光体ドラム21a、21b上に形成されたトナー像
が一端転写された後、これらのトナー像を用紙に転写す
るためのものである。以下画像形成プロセスの違いにつ
いて説明する。即ち、この実施例3においては、感光体
ドラム21aに対して、レーザ露光装置23aより出射
されるレーザービーム35によって、上記実施例の手順
と同様に主走査方向に対して約60度の方向に伸長する
万線スクリーンよりなるイエローの静電潜像、及びサイ
アンの静電潜像を形成した。
図10のいずれかの構成に適用することができるもので
あるが、転写手段として転写ドラムの代わりに中間転写
体を用いた場合に特に有効である。この中間転写体は、
各感光体ドラム21a、21b上に形成されたトナー像
が一端転写された後、これらのトナー像を用紙に転写す
るためのものである。以下画像形成プロセスの違いにつ
いて説明する。即ち、この実施例3においては、感光体
ドラム21aに対して、レーザ露光装置23aより出射
されるレーザービーム35によって、上記実施例の手順
と同様に主走査方向に対して約60度の方向に伸長する
万線スクリーンよりなるイエローの静電潜像、及びサイ
アンの静電潜像を形成した。
【0120】次に、この静電潜像に対して負に帯電した
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
【0121】また、感光体ドラム21bに対しては、レ
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービーム3
5によって主走査方向に伸長する万線スクリーンよりな
るマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービーム3
5によって主走査方向に伸長する万線スクリーンよりな
るマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
【0122】次に、この感光体ドラム21bの静電潜像
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
【0123】上記工程と並行、もしくは順次行われる転
写工程は、上記2つの実施例と同様に行われる。
写工程は、上記2つの実施例と同様に行われる。
【0124】さらに、転写ドラム25から剥離された用
紙20は、定着装置26を通過することで定着され、カ
ラー画像が形成される。
紙20は、定着装置26を通過することで定着され、カ
ラー画像が形成される。
【0125】感光体ドラム21a、21b上に残ったト
ナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、27b、及び
除電ランプ28a、28bにより引き続き除去されるこ
とにより、本画像形成サイクルが終了する。
ナー及び帯電の履歴は、清掃装置27a、27b、及び
除電ランプ28a、28bにより引き続き除去されるこ
とにより、本画像形成サイクルが終了する。
【0126】上記実施例によれば、2つの感光体ドラム
21a、21b上に形成された画像のスクリーン構造が
異なるため、中間転写体上に転写されるトナー層の重な
りを大幅に軽減できる。この結果、特にハイライト領域
での再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得
ることができる。
21a、21b上に形成された画像のスクリーン構造が
異なるため、中間転写体上に転写されるトナー層の重な
りを大幅に軽減できる。この結果、特にハイライト領域
での再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得
ることができる。
【0127】また、上記実施例では、感光体ドラム21
aに対して主走査方向に対して約60度方向に伸長する
万線スクリーンを用い、感光体ドラム21bに対して主
走査方向に伸長する万線スクリーンを用いたが、それら
の逆であっても良いし、それ以外の角度の組合せでも良
い。さらに、望ましくは角度の差異の大きいスクリーン
構造同士を組み合わせると良い。
aに対して主走査方向に対して約60度方向に伸長する
万線スクリーンを用い、感光体ドラム21bに対して主
走査方向に伸長する万線スクリーンを用いたが、それら
の逆であっても良いし、それ以外の角度の組合せでも良
い。さらに、望ましくは角度の差異の大きいスクリーン
構造同士を組み合わせると良い。
【0128】その他の構成及び作用は、前記実施例と同
様であるので、その説明を省略する。
様であるので、その説明を省略する。
【0129】実施例4 この実施例4は、前記実施例2又は実施例3と同じ構成
において適用されるものであり、図14中、符号21
a、21bで示される有機感光層等の光導電性薄層を表
面に有する感光体ドラムが、当該感光体ドラム21a、
21bの周長がプロセス方向における最大画像長さより
も短くなるような直径を選んで用いている。それ以外の
構成及び画像形成プロセスは、実施例2又は実施例3と
同じものを用いた。
において適用されるものであり、図14中、符号21
a、21bで示される有機感光層等の光導電性薄層を表
面に有する感光体ドラムが、当該感光体ドラム21a、
21bの周長がプロセス方向における最大画像長さより
も短くなるような直径を選んで用いている。それ以外の
構成及び画像形成プロセスは、実施例2又は実施例3と
同じものを用いた。
【0130】上記実施例によれば、多重現像プロセスを
用いながら、感光体ドラム21a、21bの1回転中に
2色画像を形成し、逐次転写することが可能になった。
その結果、感光体21a、21bの外径を小さくするこ
とで、一層の小型化が可能であり、オフィス環境におい
ても邪魔にならない画像形成装置を実現できる。
用いながら、感光体ドラム21a、21bの1回転中に
2色画像を形成し、逐次転写することが可能になった。
その結果、感光体21a、21bの外径を小さくするこ
とで、一層の小型化が可能であり、オフィス環境におい
ても邪魔にならない画像形成装置を実現できる。
【0131】実施例5 この実施例5は、実施例1から実施例4を示す図1乃至
図10に開示された構成のいずれかに適用されるもので
ある。以下画像形成プロセスの違いについて説明する。
即ち、この実施例においては、感光体ドラム21aに対
して、レーザ露光装置23aより出射されるレーザービ
ーム35によって、上記実施例の手順と同様にイエロー
の静電潜像、及びサイアンの静電潜像を形成する。
図10に開示された構成のいずれかに適用されるもので
ある。以下画像形成プロセスの違いについて説明する。
即ち、この実施例においては、感光体ドラム21aに対
して、レーザ露光装置23aより出射されるレーザービ
ーム35によって、上記実施例の手順と同様にイエロー
の静電潜像、及びサイアンの静電潜像を形成する。
【0132】次に、この静電潜像に対して負に帯電した
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
【0133】また、感光体ドラム21bに対しては、レ
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
【0134】次に、この感光体ドラム21bの静電潜像
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
【0135】上記工程と並行、もしくは順次行われる転
写工程及びそれ以降の工程は、上記の実施例と同様に行
われる。
写工程及びそれ以降の工程は、上記の実施例と同様に行
われる。
【0136】上記実施例で用いたイエロー、マジェン
タ、サイアン、ブラックトナーの現像トナー重量に対す
る透過率の変化を図16に示す。これよりサイアン、ブ
ラックの透過率は、イエロー、マジェンタのそれと比較
して低く、これらの感光体ドラム上への画像形成をより
後工程とすることにより、感光体ドラム上のトナー層に
よる光学的影響を大幅に軽減することができた。この結
果、特にハイライト領域での再現と色文字の再現が向上
され、高品質の画像を得ることができる。
タ、サイアン、ブラックトナーの現像トナー重量に対す
る透過率の変化を図16に示す。これよりサイアン、ブ
ラックの透過率は、イエロー、マジェンタのそれと比較
して低く、これらの感光体ドラム上への画像形成をより
後工程とすることにより、感光体ドラム上のトナー層に
よる光学的影響を大幅に軽減することができた。この結
果、特にハイライト領域での再現と色文字の再現が向上
され、高品質の画像を得ることができる。
【0137】また、上記実施例では、感光体ドラム21
aに対してサイアントナーを後工程とし、感光体ドラム
21bに対してブラックトナーを後工程としたが、それ
らの逆でもよい。
aに対してサイアントナーを後工程とし、感光体ドラム
21bに対してブラックトナーを後工程としたが、それ
らの逆でもよい。
【0138】実施例6 この実施例6では、実施例5と同様に図1乃至図10の
いずれかの構成に適用されるものである。以下画像形成
プロセスの違いについて説明する。即ち、この実施例に
おいては、感光体ドラム21aに対して、レーザ露光装
置23aより出射されるレーザービーム35によって、
上記実施例の手順と同様にイエローの静電潜像、及びサ
イアンの静電潜像を形成した。
いずれかの構成に適用されるものである。以下画像形成
プロセスの違いについて説明する。即ち、この実施例に
おいては、感光体ドラム21aに対して、レーザ露光装
置23aより出射されるレーザービーム35によって、
上記実施例の手順と同様にイエローの静電潜像、及びサ
イアンの静電潜像を形成した。
【0139】次に、この静電潜像に対して負に帯電した
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが、そ
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下になるよう
に反転現像した。この結果、上記静電潜像の万線形状に
ほぼ沿って、トナー付着が行われた。
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが、そ
の現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下になるよう
に反転現像した。この結果、上記静電潜像の万線形状に
ほぼ沿って、トナー付着が行われた。
【0140】また、感光体ドラム21bに対しては、レ
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を形成した。
【0141】次に、この感光体ドラム21bの静電潜像
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが、その現像トナー重量が0.8mg/cm
2 以下になるように反転現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが、その現像トナー重量が0.8mg/cm
2 以下になるように反転現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
【0142】上記工程と並行、もしくは順次行われる転
写工程及びそれ以降の工程は、上記の実施例と同様に行
われる。
写工程及びそれ以降の工程は、上記の実施例と同様に行
われる。
【0143】上記実施例で用いたイエロー、マジェン
タ、サイアン、ブラックトナーの現像トナー重量に対す
るトナー層電位の変化を図17に示す。これより現像ト
ナー重量の増大に連れて、トナー層電位は上昇してお
り、単色の現像トナー重量と重ね合わせ部分の現像トナ
ー重量が濃度差として、単色の濃度を満足しながら重ね
合せ部分の所望の色に対し一般的な人間が検知できる色
差ΔE≒2を満足することができるのは、現像トナー重
量が0.8mg/cm2 以下であることがわかった。
タ、サイアン、ブラックトナーの現像トナー重量に対す
るトナー層電位の変化を図17に示す。これより現像ト
ナー重量の増大に連れて、トナー層電位は上昇してお
り、単色の現像トナー重量と重ね合わせ部分の現像トナ
ー重量が濃度差として、単色の濃度を満足しながら重ね
合せ部分の所望の色に対し一般的な人間が検知できる色
差ΔE≒2を満足することができるのは、現像トナー重
量が0.8mg/cm2 以下であることがわかった。
【0144】現像トナー重量0.8mg/cm2 近辺で
のトナー層電位は50〜60Vであり、図9の現像特性
からもほぼ満足できる濃度であることが理解できる。こ
れらにより、感光体ドラム上のトナー層によって生じる
トナー層電位を低減でき、この結果、とくにハイライト
領域での再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像
を得ることができる。
のトナー層電位は50〜60Vであり、図9の現像特性
からもほぼ満足できる濃度であることが理解できる。こ
れらにより、感光体ドラム上のトナー層によって生じる
トナー層電位を低減でき、この結果、とくにハイライト
領域での再現と色文字の再現が向上され、高品質の画像
を得ることができる。
【0145】実施例7 この実施例7は、実施例1から実施例6を示す図1乃至
図17のいずれかの構成に適用できるものである。以下
画像形成プロセスの違いについて説明する。即ち、この
実施例においては、感光体ドラム21aに対して、レー
ザ露光装置23aより出射されるレーザービームによっ
て、上記実施例の手順と同様にイエローの静電潜像、及
びサイアンの静電潜像を、その最大入力カバレッジに相
当する電位を−250Vになるように形成した。
図17のいずれかの構成に適用できるものである。以下
画像形成プロセスの違いについて説明する。即ち、この
実施例においては、感光体ドラム21aに対して、レー
ザ露光装置23aより出射されるレーザービームによっ
て、上記実施例の手順と同様にイエローの静電潜像、及
びサイアンの静電潜像を、その最大入力カバレッジに相
当する電位を−250Vになるように形成した。
【0146】次に、この静電潜像に対して負に帯電した
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
第1色目のイエロートナー、及びサイアントナーが付着
(反転現像)するように現像した。この結果、上記静電
潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー付着が行われた。
【0147】また、感光体ドラム21bに対しては、レ
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を、その最大
入力カバレッジに相当する電位を−250Vになるよう
に形成した。
ーザー露光装置23bより出射されるレーザービームに
よってマジェンタ及びブラックの静電潜像を、その最大
入力カバレッジに相当する電位を−250Vになるよう
に形成した。
【0148】次に、この感光体ドラム21bの静電潜像
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
に対して負に帯電した第1色目のマジェンタ及び、ブラ
ックトナーが付着(反転現像)するように現像した。こ
の結果、上記静電潜像の万線形状にほぼ沿って、トナー
付着が行われた。
【0149】上記実施例で用いたイエロー、マジェン
タ、サイアン、ブラックトナーの潜像コントラスト(V
image :画像部電位−Vhigh:感光体帯電電位)に対す
るトナー層電位の変化を図18に示す。これより潜像コ
ントラスト増大に連れて、トナー層電位は上昇してお
り、単色の現像トナー重50〜60V程度であることか
ら、単色の濃度を満足しながら重ね合せ部分の所望の色
に対し一般的な人間が検知できる色差ΔE≒2を満足す
ることができるのは、潜像コントラストが450V以下
である必要がある。
タ、サイアン、ブラックトナーの潜像コントラスト(V
image :画像部電位−Vhigh:感光体帯電電位)に対す
るトナー層電位の変化を図18に示す。これより潜像コ
ントラスト増大に連れて、トナー層電位は上昇してお
り、単色の現像トナー重50〜60V程度であることか
ら、単色の濃度を満足しながら重ね合せ部分の所望の色
に対し一般的な人間が検知できる色差ΔE≒2を満足す
ることができるのは、潜像コントラストが450V以下
である必要がある。
【0150】これにより図10の現像特性からもほぼ満
足できる濃度であることが理解できる。これらにより、
感光体ドラム上のトナー層によって生じるトナー層電位
を低減でき、この結果、とくにハイライト領域での再現
と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得ることが
できる。
足できる濃度であることが理解できる。これらにより、
感光体ドラム上のトナー層によって生じるトナー層電位
を低減でき、この結果、とくにハイライト領域での再現
と色文字の再現が向上され、高品質の画像を得ることが
できる。
【0151】なお、本発明は、湿式現像でも乾式現像方
式でも同様に適用することができる。また、カラー現像
器で平均粒径7μm以下のトナーを用いることが、高画
質化を達成する上で望ましいが、これ以上の平均粒径の
トナーを用いても良いことは勿論である。
式でも同様に適用することができる。また、カラー現像
器で平均粒径7μm以下のトナーを用いることが、高画
質化を達成する上で望ましいが、これ以上の平均粒径の
トナーを用いても良いことは勿論である。
【0152】また、上記の実施例においては、画像デー
タとしてR、G、B、又はL* a*、b* の階調情報と
したが、イメージ出力そのものであるY、M、C、Kも
しくはY、M、Cの画像データを用いてもよい。さら
に、階調を持たないデータでも、画像処理そのものを行
わないスリーク・プリンタでもなんら本発明の特徴を損
なうものではない。
タとしてR、G、B、又はL* a*、b* の階調情報と
したが、イメージ出力そのものであるY、M、C、Kも
しくはY、M、Cの画像データを用いてもよい。さら
に、階調を持たないデータでも、画像処理そのものを行
わないスリーク・プリンタでもなんら本発明の特徴を損
なうものではない。
【0153】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、感光媒体等を備えた画像形成ユニットを2組
設け、各画像形成ユニットで複数色のトナー像を形成す
るように構成したため、これらの各画像形成ユニットか
ら転写ドラムや中間転写体等へのトナー像の転写は2回
でよく、感光体と転写ドラムや中間転写体等との間の接
触が1カラープリント当たり従来の半分に軽減され、装
置の長寿命化、高信頼性が可能になる。
るもので、感光媒体等を備えた画像形成ユニットを2組
設け、各画像形成ユニットで複数色のトナー像を形成す
るように構成したため、これらの各画像形成ユニットか
ら転写ドラムや中間転写体等へのトナー像の転写は2回
でよく、感光体と転写ドラムや中間転写体等との間の接
触が1カラープリント当たり従来の半分に軽減され、装
置の長寿命化、高信頼性が可能になる。
【0154】また、この発明の請求項第1項又は第2項
記載のカラー画像形成装置では、走査露光により形成さ
れる静電潜像のスクリーン構造が、それぞれの画像形成
ユニット内の複数のトナー像間において異なるので、用
紙、もしくは中間転写体上の平均トナー高さを軽減でき
るため、その結果として色再現、階調再現共に優れ、色
文字も良好に再現する高画質のカラー画像形成装置を提
供することができる。
記載のカラー画像形成装置では、走査露光により形成さ
れる静電潜像のスクリーン構造が、それぞれの画像形成
ユニット内の複数のトナー像間において異なるので、用
紙、もしくは中間転写体上の平均トナー高さを軽減でき
るため、その結果として色再現、階調再現共に優れ、色
文字も良好に再現する高画質のカラー画像形成装置を提
供することができる。
【0155】さらに、この発明の請求項第1項又は第2
項記載のカラー画像形成装置では、それぞれの画像形成
ユニット内の色間においてスクリーン構造が異なるた
め、多重現像プロセスにおけるトナー層電荷の影響を軽
減でき、安定した多重色のハイライト再現により優れた
グレーバランスとトナー飛び散りのない色文字再現が可
能になることで、その結果として色再現、階調再現共に
優れた、高画質のカラー画像形成装置を提供することが
できる。
項記載のカラー画像形成装置では、それぞれの画像形成
ユニット内の色間においてスクリーン構造が異なるた
め、多重現像プロセスにおけるトナー層電荷の影響を軽
減でき、安定した多重色のハイライト再現により優れた
グレーバランスとトナー飛び散りのない色文字再現が可
能になることで、その結果として色再現、階調再現共に
優れた、高画質のカラー画像形成装置を提供することが
できる。
【0156】またさらに、この発明の請求項第2項記載
のカラー画像形成装置では、帯電手段と2つの光ビーム
と2つの現像手段とからなる2つの画像形成ユニットに
おいて感光体上にトナー像を重ねて形成するため、4つ
の感光体によるタンデム方式と同等の高速出力が可能に
なり、しかも低コスト、小型装置を実現することができ
る。
のカラー画像形成装置では、帯電手段と2つの光ビーム
と2つの現像手段とからなる2つの画像形成ユニットに
おいて感光体上にトナー像を重ねて形成するため、4つ
の感光体によるタンデム方式と同等の高速出力が可能に
なり、しかも低コスト、小型装置を実現することができ
る。
【0157】さらに、この発明の請求項第4項記載のカ
ラー画像形成装置では、上記構成において感光体周長が
最大記録画像長さよりも短く設定することにより、さら
に小型化を可能ならしめるカラー画像形成装置を提供す
ることができる。
ラー画像形成装置では、上記構成において感光体周長が
最大記録画像長さよりも短く設定することにより、さら
に小型化を可能ならしめるカラー画像形成装置を提供す
ることができる。
【0158】さらに又、この発明の請求項第5項記載の
カラー画像形成装置では、サイアン及びブラックトナー
を有する現像手段がそれぞれ異なるユニットに分配され
るとともに、イエロー及びマジェンタトナーを有する現
像手段がそれぞれ異なるユニットに分配され、かつ1つ
のユニットに配置された現像手段がすべて現像を行う場
合、サイアン及びブラックトナーを有する現像手段がプ
ロセス後工程で現像を行うように構成したので、感光体
上に形成されたトナー層上から赤外レーザー露光を行う
場合において、トナー層透過率による露光のロスを軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
カラー画像形成装置では、サイアン及びブラックトナー
を有する現像手段がそれぞれ異なるユニットに分配され
るとともに、イエロー及びマジェンタトナーを有する現
像手段がそれぞれ異なるユニットに分配され、かつ1つ
のユニットに配置された現像手段がすべて現像を行う場
合、サイアン及びブラックトナーを有する現像手段がプ
ロセス後工程で現像を行うように構成したので、感光体
上に形成されたトナー層上から赤外レーザー露光を行う
場合において、トナー層透過率による露光のロスを軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
【0159】また更に、この発明の請求項第6項記載の
カラー画像形成装置では、イエロー及びマジェンタトナ
ーの現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であるの
で、トナー層電荷による次色の現像工程への影響を軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
カラー画像形成装置では、イエロー及びマジェンタトナ
ーの現像トナー重量が0.8mg/cm2 以下であるの
で、トナー層電荷による次色の現像工程への影響を軽減
でき、色再現、階調再現共に優れた、高画質のカラー画
像形成装置を提供することができる。
【0160】さらにまた、この発明の請求項第7項記載
のカラー画像形成装置では、それぞれのユニットに配置
された現像手段の第1色目の潜像コントラスト(V
image −Vhigh)が450V以下であるので、再帯電工
程におけるトナー層電位の上昇を軽減でき、色再現、階
調再現共に優れた、高画質のカラー画像形成装置を提供
することができる。
のカラー画像形成装置では、それぞれのユニットに配置
された現像手段の第1色目の潜像コントラスト(V
image −Vhigh)が450V以下であるので、再帯電工
程におけるトナー層電位の上昇を軽減でき、色再現、階
調再現共に優れた、高画質のカラー画像形成装置を提供
することができる。
【図1】 図1(a)(b)はこの発明に係るカラー画
像形成装置の要部であるスクリーン構造をそれぞれ概略
説明図である。
像形成装置の要部であるスクリーン構造をそれぞれ概略
説明図である。
【図2】 図2はこの発明に係るカラー画像形成装置の
一実施例を示す概略構成図である。
一実施例を示す概略構成図である。
【図3】 図3はレーザー露光装置を示す斜視構成図で
ある。
ある。
【図4】 図4は画像処理装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】 図5は画像信号の変換特性を示すグラフであ
る。
る。
【図6】 図6はスクリーン生成回路を示すブロックで
ある。
ある。
【図7】 図7(a)(b)は静電潜像のスクリーン像
をそれぞれ示す説明図である。
をそれぞれ示す説明図である。
【図8】 図8は静電潜像を示すグラフである。
【図9】 図9はカラー現像器を示す構成図である。
【図10】 図10は現像コントラストと出力濃度との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図11】 図11は感光体ドラム上でのトナー像の重
なり具合を示す模式図である。
なり具合を示す模式図である。
【図12】 図12は現像トナー重量とトナー像高さと
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図13】 図13は現像トナー重量とトナー層電位と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図14】 図14はこの発明に係るカラー画像形成装
置の実施例2を示す概略構成図である。
置の実施例2を示す概略構成図である。
【図15】 図15はレーザー露光装置を示す斜視構成
図である。
図である。
【図16】 図16は現像トナー重量と透過率との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図17】 図17は現像トナー重量とトナー層電位と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図18】 図18は現像電位とトナー層電位との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図19】 図19は従来のカラー画像形成装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図20】 図20は従来のカラー画像形成装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図21】 図21は従来の現像トナー重量とトナー層
電位との関係を示すグラフである。
電位との関係を示すグラフである。
【符号の説明】 21a、21b 感光体ドラム、22a、22b スコ
ロトロン帯電器、23a、23b レーザー露光装置、
24a、24b、24a、24b カラー現像器、25
転写ドラム。
ロトロン帯電器、23a、23b レーザー露光装置、
24a、24b、24a、24b カラー現像器、25
転写ドラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 拓人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 難波 治之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 感光媒体の表面を一様に帯電する帯電手
段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体の表面
に画像情報に応じて光ビームを走査露光することにより
静電潜像を形成する露光手段と、前記感光媒体上に形成
された静電潜像を複数色のトナーにより選択的に現像す
る複数の現像手段とからなる画像形成ユニットを2組備
え、上記2組の画像形成ユニットの各感光媒体に対して
帯電、露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒体上
に複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2組の
画像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数色の
トナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写する
ことによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置に
おいて、前記露光手段により形成される静電潜像のスク
リーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のトナー
像間において互いに異ならせたことを特徴とするカラー
画像形成装置。 - 【請求項2】 感光媒体の表面を一様に帯電する帯電手
段と、この帯電手段によって帯電された感光媒体の表面
に画像情報に応じて複数の光ビームを走査露光すること
により複数の静電潜像を形成可能な露光手段と、前記感
光媒体上に形成された静電潜像を複数色のトナーにより
選択的に現像する複数の現像手段とからなる画像形成ユ
ニットを2組備え、上記2組の画像形成ユニットの各感
光媒体に対して一様に帯電された感光媒体が1回転する
間に露光、現像工程を複数回行い、当該各感光媒体上に
複数色のトナー像を重ねた状態で形成し、上記2組の画
像形成ユニットの各感光媒体上に形成された複数色のト
ナー像を、順次記録媒体又は中間転写体上に転写するこ
とによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置にお
いて、前記露光手段により形成される静電潜像のスクリ
ーン構造を、各画像形成ユニット内の複数色のトナー像
間において互いに異ならせたことを特徴とするカラー画
像形成装置。 - 【請求項3】 請求項第1項又は請求項第2項に記載の
カラー画像形成装置において、走査露光により形成され
る複数の静電潜像のスクリーン構造が、それぞれの画像
形成ユニット間において異なることを特徴とするカラー
画像形成装置。 - 【請求項4】 請求項第2項又は請求項第3項に記載の
カラー画像形成装置において、感光媒体の周長がプロセ
ス方向の最大画像長さよりも短いことを特徴とするカラ
ー画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項第1項又は請求項第4項に記載の
カラー画像形成装置において、現像手段はイエロー、マ
ジェンタ、サイアン、ブラックトナーを有し、サイアン
及びブラックトナーを有する現像手段がそれぞれ異なる
画像形成ユニットに分配されるとともに、イエロー及び
マジェンタトナーを有する現像手段がそれぞれ異なる画
像形成ユニットに分配され、かつ、1つの画像形成ユニ
ットに配置された現像手段がすべて現像を行う場合は、
サイアン及びブラックトナーを有する現像手段がプロセ
スの後工程で現像を行うことを特徴とするカラー画像形
成装置。 - 【請求項6】 請求項第5項記載のカラー画像形成装置
において、イエロー及びマジェンタトナーの現像トナー
重量が0.8mg/cm2 以下であることを特徴とする
カラー画像形成装置。 - 【請求項7】 請求項第1項乃至第6項のいずれかに記
載のカラー画像形成装置において、各画像形成ユニット
に配置された現像手段の第1色目の静電潜像コントラス
ト(Vimage −Vhigh)が450V以下であることを特
徴とするカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255817A JPH08123123A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6255817A JPH08123123A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123123A true JPH08123123A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17284043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6255817A Pending JPH08123123A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08123123A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001034024A (ja) * | 1999-05-20 | 2001-02-09 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 |
US6240271B1 (en) * | 1996-05-15 | 2001-05-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image formation apparatus and image formation method |
EP1306728A2 (en) * | 1996-10-16 | 2003-05-02 | Ricoh Company, Ltd. | Multicolor image forming method using an intermediate transfer belt and apparatus for the same |
JP2004287079A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008197482A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP6255817A patent/JPH08123123A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6240271B1 (en) * | 1996-05-15 | 2001-05-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image formation apparatus and image formation method |
EP1306728A2 (en) * | 1996-10-16 | 2003-05-02 | Ricoh Company, Ltd. | Multicolor image forming method using an intermediate transfer belt and apparatus for the same |
EP1306728A3 (en) * | 1996-10-16 | 2004-10-13 | Ricoh Company, Ltd. | Multicolor image forming method using an intermediate transfer belt and apparatus for the same |
JP2001034024A (ja) * | 1999-05-20 | 2001-02-09 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法 |
JP2004287079A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008197482A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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