JPH08114907A - 感光材料処理装置の水洗部構造 - Google Patents
感光材料処理装置の水洗部構造Info
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- JPH08114907A JPH08114907A JP25102994A JP25102994A JPH08114907A JP H08114907 A JPH08114907 A JP H08114907A JP 25102994 A JP25102994 A JP 25102994A JP 25102994 A JP25102994 A JP 25102994A JP H08114907 A JPH08114907 A JP H08114907A
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- washing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型でかつ洗浄効率がよく、水洗後の感光材
料に塩成分等の不純物が残ることを防止する。 【構成】 水洗水貯留槽70Aには新鮮水が供給され
る。、ポンプ84、88によって水洗水がくみ出され、
最下流側のスプレーパイプ80から水洗水が噴射され、
フィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液
成分を除去する。最下流側のスプレーパイプ80から噴
射されフィルム20に吹きつけられた水洗水は、その一
部が水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部が水洗水貯
留槽70Bに落下する。また、中央及び最上流側のスプ
レーパイプ80から噴射されフィルム20に吹きつけら
れた水洗水は、その一部が水洗水貯留槽70Bに戻さ
れ、他の一部の廃棄槽72へ落下する。
料に塩成分等の不純物が残ることを防止する。 【構成】 水洗水貯留槽70Aには新鮮水が供給され
る。、ポンプ84、88によって水洗水がくみ出され、
最下流側のスプレーパイプ80から水洗水が噴射され、
フィルム20の水洗を行い、フィルムの表面から定着液
成分を除去する。最下流側のスプレーパイプ80から噴
射されフィルム20に吹きつけられた水洗水は、その一
部が水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部が水洗水貯
留槽70Bに落下する。また、中央及び最上流側のスプ
レーパイプ80から噴射されフィルム20に吹きつけら
れた水洗水は、その一部が水洗水貯留槽70Bに戻さ
れ、他の一部の廃棄槽72へ落下する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像が焼付けられた感
光材料を搬送しながら、現像、定着等 処理液等による
処理を行った後、水洗水によって水洗処理する感光材料
処理装置の水洗部の構造に関する。
光材料を搬送しながら、現像、定着等 処理液等による
処理を行った後、水洗水によって水洗処理する感光材料
処理装置の水洗部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に露光された感光材料は、現像液、
定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、定着
処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り込ま
れて乾燥処理される。
定着液、水洗水等の処理液によって順次現像処理、定着
処理、水洗処理等が行われ、この後、乾燥部へ送り込ま
れて乾燥処理される。
【0003】処理槽に予め処理液や水洗水を貯留してお
き、感光材料をこの処理槽内で浸漬しながら搬送するこ
とにより、処理するようになっている。
き、感光材料をこの処理槽内で浸漬しながら搬送するこ
とにより、処理するようになっている。
【0004】このような浸漬型の処理方式は、感光材料
の処理に多く利用され、貯留量が多いほど、補充液の補
充によって処理可能な時間を維持することができ、母液
交換インタバルを長くすることができる。
の処理に多く利用され、貯留量が多いほど、補充液の補
充によって処理可能な時間を維持することができ、母液
交換インタバルを長くすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水洗部
において、感光材料の水洗に用いられる水洗水を現像液
等の処理液のように補充液の供給で能力を回復すること
はできず、感光材料の処理量に応じて塩成分が残る、こ
の状態の水洗水で感光材料を水洗処理した場合に、感光
材料にカルシウムやマグネシウム等の塩成分が感光材料
の表面に残り、水洗部以降で感光材料を挟持搬送するロ
ーラ等に析出物が起こることがある。これを解消するた
めには、水洗時間を長くするか、頻繁に水洗部の水洗水
を交換すればよいが、水洗時間を長くすると、感光材料
処理装置内の感光材料の処理の全処理時間の効率が悪く
なる。また、水洗水の交換を頻繁に行うと、この感光材
料処理装置の稼働効率が低下すると共に、水洗槽容量を
大きくする等、多量の水洗水が必要となる。また、水洗
槽を大きくすると、装置自体の大型化にも繋がる。
において、感光材料の水洗に用いられる水洗水を現像液
等の処理液のように補充液の供給で能力を回復すること
はできず、感光材料の処理量に応じて塩成分が残る、こ
の状態の水洗水で感光材料を水洗処理した場合に、感光
材料にカルシウムやマグネシウム等の塩成分が感光材料
の表面に残り、水洗部以降で感光材料を挟持搬送するロ
ーラ等に析出物が起こることがある。これを解消するた
めには、水洗時間を長くするか、頻繁に水洗部の水洗水
を交換すればよいが、水洗時間を長くすると、感光材料
処理装置内の感光材料の処理の全処理時間の効率が悪く
なる。また、水洗水の交換を頻繁に行うと、この感光材
料処理装置の稼働効率が低下すると共に、水洗槽容量を
大きくする等、多量の水洗水が必要となる。また、水洗
槽を大きくすると、装置自体の大型化にも繋がる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、小型でかつ洗
浄効率がよく、水洗後の感光材料に塩成分等の不純物が
残ることを防止することができる感光材料処理装置の水
洗部構造を得ることが目的である。
浄効率がよく、水洗後の感光材料に塩成分等の不純物が
残ることを防止することができる感光材料処理装置の水
洗部構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、露光された感光材料を搬送しながら処理液による処
理を行った後、水洗水によって水洗処理する感光材料処
理装置の水洗部構造であって、処理液による処理が終わ
った感光材料を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路に沿って前記搬送手段により搬送される感
光材料へ向けて水洗水を噴射してこれを水洗するため
に、搬送経路にある感光材料の上流側及び下流側へ向け
て配置された複数の水洗水噴射口と、下流側噴射口から
噴射して落下した水洗水を受け止める下流側水洗水貯留
槽と、前記下流側貯留槽に受け止められた水洗水を前記
下流側噴射口へ供給する下流側水洗水供給手段と、上流
側噴射口から噴射して落下した水洗水を受け止める上流
側水洗水貯留槽と、前記上流側貯留槽に受け止められた
水洗水を前記上流側噴射口へ供給する上流側水洗水供給
手段と、前記下流側水洗水貯留手段をオーバフローする
水洗水を上流側水洗水貯留手段で導き、又は廃棄部へ導
く案内手段と、を備えたことを特徴としている。
は、露光された感光材料を搬送しながら処理液による処
理を行った後、水洗水によって水洗処理する感光材料処
理装置の水洗部構造であって、処理液による処理が終わ
った感光材料を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送経路に沿って前記搬送手段により搬送される感
光材料へ向けて水洗水を噴射してこれを水洗するため
に、搬送経路にある感光材料の上流側及び下流側へ向け
て配置された複数の水洗水噴射口と、下流側噴射口から
噴射して落下した水洗水を受け止める下流側水洗水貯留
槽と、前記下流側貯留槽に受け止められた水洗水を前記
下流側噴射口へ供給する下流側水洗水供給手段と、上流
側噴射口から噴射して落下した水洗水を受け止める上流
側水洗水貯留槽と、前記上流側貯留槽に受け止められた
水洗水を前記上流側噴射口へ供給する上流側水洗水供給
手段と、前記下流側水洗水貯留手段をオーバフローする
水洗水を上流側水洗水貯留手段で導き、又は廃棄部へ導
く案内手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明は、露光された感光
材料を搬送しながら処理液による処理を行った後、水洗
水によって水洗処理する感光材料処理装置の水洗部構造
であって、処理液による処理で終わった感光材料を搬送
経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路に沿って
前記搬送手段により搬送される感光材料へ向けて水洗水
を噴射してこれを水洗するために、搬送経路にある感光
材料の上流側及び下流側へ向けて配置された複数の水洗
水噴射口と、下流側噴射口から噴射して落下した水洗水
を受け止める下流側水洗水貯留槽と、前記下流側水洗水
貯留槽に貯められた水洗水を上流側噴射口へ供給する上
流側水洗水供給手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
材料を搬送しながら処理液による処理を行った後、水洗
水によって水洗処理する感光材料処理装置の水洗部構造
であって、処理液による処理で終わった感光材料を搬送
経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路に沿って
前記搬送手段により搬送される感光材料へ向けて水洗水
を噴射してこれを水洗するために、搬送経路にある感光
材料の上流側及び下流側へ向けて配置された複数の水洗
水噴射口と、下流側噴射口から噴射して落下した水洗水
を受け止める下流側水洗水貯留槽と、前記下流側水洗水
貯留槽に貯められた水洗水を上流側噴射口へ供給する上
流側水洗水供給手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、上流側噴射口から噴射して落下し
た水洗水を廃棄部へ導く案内手段を備えたことを特徴と
している。
記載の発明において、上流側噴射口から噴射して落下し
た水洗水を廃棄部へ導く案内手段を備えたことを特徴と
している。
【0010】請求項4に記載の発明は、新鮮な水洗水を
下流側水洗水貯留槽又は下流側噴射口へ供給するように
したことを特徴としている。
下流側水洗水貯留槽又は下流側噴射口へ供給するように
したことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、例えば複数の
ローラで感光材料を挟持しながら搬送する。この搬送経
路中に水洗水噴射口を配し、水洗水をこの噴射口から噴
射する。この噴射によって感光材料の表裏面を洗浄す
る。洗浄が終了した水洗水は、下流側噴射口から噴射し
て落下する水洗水は下流側水洗水貯留槽で受け止めら
れ、上流側噴射口から噴射して落下する水洗水は上流側
水洗水貯留槽で受け止められる。また、下流側及び上流
側水洗水貯留槽からオーバフローする水洗水は、案内手
段によって上流側水洗水貯留槽又は廃棄部へ導かれる。
ローラで感光材料を挟持しながら搬送する。この搬送経
路中に水洗水噴射口を配し、水洗水をこの噴射口から噴
射する。この噴射によって感光材料の表裏面を洗浄す
る。洗浄が終了した水洗水は、下流側噴射口から噴射し
て落下する水洗水は下流側水洗水貯留槽で受け止めら
れ、上流側噴射口から噴射して落下する水洗水は上流側
水洗水貯留槽で受け止められる。また、下流側及び上流
側水洗水貯留槽からオーバフローする水洗水は、案内手
段によって上流側水洗水貯留槽又は廃棄部へ導かれる。
【0012】このように、洗浄後の水洗水の一部を再利
用し、他の一部を廃棄するようにしたため、水洗水を徐
々に取り替えることができ、かつ少量の水洗水で感光材
料を洗浄することができる。
用し、他の一部を廃棄するようにしたため、水洗水を徐
々に取り替えることができ、かつ少量の水洗水で感光材
料を洗浄することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、下流側水
洗水貯留槽に貯められた水洗水を上流側噴射口へ供給す
ることにより、水洗水は徐々に上流側へと案内するよう
にする。これにより、比較的汚れの少ない再利用水洗水
で感光材料を予洗浄し、下流側にいくに従い新鮮に近い
水洗水で洗浄することができる。
洗水貯留槽に貯められた水洗水を上流側噴射口へ供給す
ることにより、水洗水は徐々に上流側へと案内するよう
にする。これにより、比較的汚れの少ない再利用水洗水
で感光材料を予洗浄し、下流側にいくに従い新鮮に近い
水洗水で洗浄することができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、最上流側
の噴射口から噴射された水洗水は、感光材料の洗浄後に
廃棄するようにすれば、常に比較的汚れの少ない水洗水
を使用することができる。
の噴射口から噴射された水洗水は、感光材料の洗浄後に
廃棄するようにすれば、常に比較的汚れの少ない水洗水
を使用することができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、例えば、
廃棄される水洗水の量に応じて下流側水洗水貯留槽又は
下流側水洗水噴射口に新鮮水を供給することにより、処
理しながら水洗水の交換作業を行うことができる。
廃棄される水洗水の量に応じて下流側水洗水貯留槽又は
下流側水洗水噴射口に新鮮水を供給することにより、処
理しながら水洗水の交換作業を行うことができる。
【0016】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0017】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16を備えており、機枠12に設けられた
挿入口15近傍に、フィルム20を機枠12内に引き入
れる挿入ラック17、及び挿入されるフィルム20を検
出する挿入検出センサ80が配設されている。
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16を備えており、機枠12に設けられた
挿入口15近傍に、フィルム20を機枠12内に引き入
れる挿入ラック17、及び挿入されるフィルム20を検
出する挿入検出センサ80が配設されている。
【0018】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6内には、複数の搬送ローラ22、26をそれぞれ有す
る搬送ラック24、28が、現像液、定着液に浸漬され
て配設されている。また、現像槽14と定着槽16との
間には、それらの上部に搬送ローラ36及びガイド38
を備えたクロスオーバーラック34が配設されている。
6内には、複数の搬送ローラ22、26をそれぞれ有す
る搬送ラック24、28が、現像液、定着液に浸漬され
て配設されている。また、現像槽14と定着槽16との
間には、それらの上部に搬送ローラ36及びガイド38
を備えたクロスオーバーラック34が配設されている。
【0019】挿入口15から挿入されたフィルム20
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26の回転駆動によって現像液、定着液に順次浸
漬しながら搬送されて現像、定着処理が行われる。
は、挿入ラック17によって引き入れられ、搬送ローラ
22、26の回転駆動によって現像液、定着液に順次浸
漬しながら搬送されて現像、定着処理が行われる。
【0020】定着槽16の下流側には、水洗部18が設
けられている。図2に示される如く、水洗部18は、2
個の水洗水貯留槽70A、70Bと廃棄槽72とが設け
られた受け部74を備えている。
けられている。図2に示される如く、水洗部18は、2
個の水洗水貯留槽70A、70Bと廃棄槽72とが設け
られた受け部74を備えている。
【0021】また、水洗部18と定着槽16との間には
ガイド板76が配設され、フィルム20はこのガイド板
76に案内されて水洗部18へと至るようになってい
る。
ガイド板76が配設され、フィルム20はこのガイド板
76に案内されて水洗部18へと至るようになってい
る。
【0022】ガイド板76に案内されて水洗部18へ案
内されたフィルム20は、前記受け部74の上方に配置
された複数対(本実施例では4対)のローラ78に挟持
され、このローラ78の駆動力によって水洗部18の上
流側から下流側は略水平に搬送されるようになってい
る。
内されたフィルム20は、前記受け部74の上方に配置
された複数対(本実施例では4対)のローラ78に挟持
され、このローラ78の駆動力によって水洗部18の上
流側から下流側は略水平に搬送されるようになってい
る。
【0023】この複数対のローラ78間には、スプレー
パイプ80が配置されている。スプレーパイプ80は、
ローラ78に挟持されて搬送されるフィルム20の表裏
面側にそれぞれ配置されている(本実施例では、3対の
スプレーパイプ80となる)。
パイプ80が配置されている。スプレーパイプ80は、
ローラ78に挟持されて搬送されるフィルム20の表裏
面側にそれぞれ配置されている(本実施例では、3対の
スプレーパイプ80となる)。
【0024】水洗水貯留槽70Aは受け部74の最下流
側に位置し、新鮮水を供給するパイプ81が配管されて
いる。この水洗水貯留槽70Aの底部にはパイプ82の
一端が接続されている。このパイプ82は、ポンプ84
を介して前記最下流側のスプレーパイプ80(フィルム
20の表裏面側)に連通されている。これにより、ポン
プ84を駆動させることにより、水洗水貯留槽70Aに
貯留された水洗水がくみ出され、スプレーパイプ80か
ら噴射されるようになっている。
側に位置し、新鮮水を供給するパイプ81が配管されて
いる。この水洗水貯留槽70Aの底部にはパイプ82の
一端が接続されている。このパイプ82は、ポンプ84
を介して前記最下流側のスプレーパイプ80(フィルム
20の表裏面側)に連通されている。これにより、ポン
プ84を駆動させることにより、水洗水貯留槽70Aに
貯留された水洗水がくみ出され、スプレーパイプ80か
ら噴射されるようになっている。
【0025】水洗水貯留槽70Bは、仕切り壁86を介
して水洗水貯留槽70Aの上流側に隣接されて配置され
ている。仕切り壁86からは、水洗水貯留槽70Aに新
鮮水が供給されることにより、オーバフローされるよう
になっている。
して水洗水貯留槽70Aの上流側に隣接されて配置され
ている。仕切り壁86からは、水洗水貯留槽70Aに新
鮮水が供給されることにより、オーバフローされるよう
になっている。
【0026】この水洗水貯留槽70Bの底部にはパイプ
83の一端が接続されている。このパイプ83は、ポン
プ88を介して前記中央及び最上流側のスプレーパイプ
80(フィルム20の表裏面側)に連通されている。こ
れにより、ポンプ88を駆動させることにより、水洗水
貯留槽70Bに貯留された水洗水がくみ出され、スプレ
ーパイプ80から噴射されるようになっている。
83の一端が接続されている。このパイプ83は、ポン
プ88を介して前記中央及び最上流側のスプレーパイプ
80(フィルム20の表裏面側)に連通されている。こ
れにより、ポンプ88を駆動させることにより、水洗水
貯留槽70Bに貯留された水洗水がくみ出され、スプレ
ーパイプ80から噴射されるようになっている。
【0027】この水洗水貯留槽70Bと廃棄槽72との
間には、仕切り壁90が設けられ、水洗水貯留槽70B
からオーバフローした水洗水は廃棄槽72へ至り、廃棄
されるようになっている。
間には、仕切り壁90が設けられ、水洗水貯留槽70B
からオーバフローした水洗水は廃棄槽72へ至り、廃棄
されるようになっている。
【0028】ここで、最下流側のスプレーパイプ80か
ら噴射された水洗水は、フィルム20を洗浄した後、受
け部74へ落下することになるが、この水洗水の一部は
水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部は水洗水貯留槽
70Bへ落下するようになっている。
ら噴射された水洗水は、フィルム20を洗浄した後、受
け部74へ落下することになるが、この水洗水の一部は
水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部は水洗水貯留槽
70Bへ落下するようになっている。
【0029】また、中央及び最上流側のスプレーパイプ
80から噴射された水洗水は、フィルム20を洗浄した
後、受け部74へ落下することなるが、この水洗水の一
部は水洗水貯留槽70Bに戻され、他の一部は、廃棄槽
72へ落下するようになっている。
80から噴射された水洗水は、フィルム20を洗浄した
後、受け部74へ落下することなるが、この水洗水の一
部は水洗水貯留槽70Bに戻され、他の一部は、廃棄槽
72へ落下するようになっている。
【0030】水洗部18と乾燥部50との間には、フィ
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20と乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗部18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
ルム20をスクイズしながら搬送するスクイズローラ4
2とフィルム20と乾燥部50へ向けて案内するガイド
43を備えたスクイズラック40が配設されている。水
洗部18から送り出されたフィルム20は、スクイズロ
ーラ42によって表面の水分が絞り取られながら乾燥部
50へ案内される。
【0031】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、乾燥部50の上流側から挿入される
フィルム20が千鳥状に配列された複数のローラ44に
よって下方へ搬送されながら乾燥された後、この乾燥タ
ーン部48で斜め上方へ向けてターンされた後、受け箱
52にストックされる。なお、図1に示されるように、
複数のローラ44の内の一部(上部斜線で示した4個の
ローラ)をヒートローラ60としてもよい。
が配設されており、乾燥部50の上流側から挿入される
フィルム20が千鳥状に配列された複数のローラ44に
よって下方へ搬送されながら乾燥された後、この乾燥タ
ーン部48で斜め上方へ向けてターンされた後、受け箱
52にストックされる。なお、図1に示されるように、
複数のローラ44の内の一部(上部斜線で示した4個の
ローラ)をヒートローラ60としてもよい。
【0032】以下に本実施例の作用を説明する。露光に
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
よって画像が記録されたフィルム20は、自動現像装置
10の挿入口15から、自動現像装置10内へ挿入され
て処理される。自動現像装置10では、挿入口15から
挿入されたフィルム20を挿入ラック17によって引き
入れて処理液処理部11の現像槽14へ送り込む。
【0033】現像槽14では、ラック24の搬送ローラ
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、ガイド板76に案内さ
れて、水洗部18へ送り込まれる。水洗部18では、4
対のローラ78に挟持され、略水平に搬送される。
22によって略U字状に搬送しながら現像液に浸漬して
現像処理を行う。現像槽14での処理が終了したフィル
ム20は、クロスオーバーラック34のガイド38と搬
送ローラ36によって案内搬送されて定着槽16へ送り
込まれる。定着槽16では、ラック28の搬送ローラ2
6によってフィルム20を略U字状に案内しながら搬送
して定着液に浸漬して定着処理を行う。定着槽16での
処理が終了したフィルム20は、ガイド板76に案内さ
れて、水洗部18へ送り込まれる。水洗部18では、4
対のローラ78に挟持され、略水平に搬送される。
【0034】水洗水貯留槽70Aには新鮮水が供給され
ると共に、この水洗水貯留槽70Aからはポンプ84に
よって水洗水がくみ出され、最下流側のスプレーパイプ
80から水洗水が噴射される。また、水洗水貯留槽70
Bからはポンプ88によって水洗水がくみ出され、中央
及び最上流側のスプレーパイプ80から水洗水が噴射さ
れる。
ると共に、この水洗水貯留槽70Aからはポンプ84に
よって水洗水がくみ出され、最下流側のスプレーパイプ
80から水洗水が噴射される。また、水洗水貯留槽70
Bからはポンプ88によって水洗水がくみ出され、中央
及び最上流側のスプレーパイプ80から水洗水が噴射さ
れる。
【0035】このスプレーパイプ80から噴射される水
洗水がフィルム20に吹きつけられ、フィルム20の水
洗を行い、フィルムの表面から定着液成分を除去する。
洗水がフィルム20に吹きつけられ、フィルム20の水
洗を行い、フィルムの表面から定着液成分を除去する。
【0036】ここで、最下流側のスプレーパイプ80か
ら噴射されフィルム20に吹きつけられた水洗水は、そ
の一部が水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部が水洗
水貯留槽70Bに落下する。また、中央及び最上流側の
スプレーパイプ80から噴射されフィルム20に吹きつ
けられた水洗水は、その一部が水洗水貯留槽70Bに戻
され、他の一部の廃棄槽72へ落下する。
ら噴射されフィルム20に吹きつけられた水洗水は、そ
の一部が水洗水貯留槽70Aに戻され、他の一部が水洗
水貯留槽70Bに落下する。また、中央及び最上流側の
スプレーパイプ80から噴射されフィルム20に吹きつ
けられた水洗水は、その一部が水洗水貯留槽70Bに戻
され、他の一部の廃棄槽72へ落下する。
【0037】また、水洗水貯留槽70Aに新鮮水が供給
されると、仕切り壁86から水洗水貯留槽70Bにオー
バフローされ、さらに、仕切り壁86から水洗水貯留槽
70Bから廃棄槽72へオーバフローされる。
されると、仕切り壁86から水洗水貯留槽70Bにオー
バフローされ、さらに、仕切り壁86から水洗水貯留槽
70Bから廃棄槽72へオーバフローされる。
【0038】すなわち、水洗水は徐々に新鮮な水に交換
されながら廃棄されていき、フィルム20は、上流側か
ら下流側にかけて徐々に新鮮水に近い水洗水で洗浄され
るため、フィルム20に塩成分が残るようなことはな
い。このため、水洗後にフィルムに接触するローラ等に
析出物が付着するようなことが防止される。
されながら廃棄されていき、フィルム20は、上流側か
ら下流側にかけて徐々に新鮮水に近い水洗水で洗浄され
るため、フィルム20に塩成分が残るようなことはな
い。このため、水洗後にフィルムに接触するローラ等に
析出物が付着するようなことが防止される。
【0039】また、少量の新鮮水を徐々に供給するのみ
でよいため、使用量を軽減することができる。
でよいため、使用量を軽減することができる。
【0040】水洗処理が終了したフィルム20は、水洗
部18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
部18からスクイズラック40のスクイズローラ42と
ガイド43に案内搬送されて処理液処理部11から乾燥
部50へ送り込まれる。このとき、フィルム20は、ス
クイズローラ42によって表面に付着している水分が除
去される。
【0041】乾燥部50では、搬送ローラ44によって
フィルム20を搬送しながら、乾燥風発生部45で発生
した乾燥風を吹き付けて、フィルム20を加熱乾燥す
る。フィルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥タ
ーン部48に達すると、斜め上方に向けてターンされて
排出され、受け箱49にストックされる。
フィルム20を搬送しながら、乾燥風発生部45で発生
した乾燥風を吹き付けて、フィルム20を加熱乾燥す
る。フィルム20は、加熱されながら搬送されて乾燥タ
ーン部48に達すると、斜め上方に向けてターンされて
排出され、受け箱49にストックされる。
【0042】このように、水洗部18を水洗水を予め貯
留するのではなく、スプレーパイプ80から噴射される
水洗水でフィルム20を洗浄し、必要な新鮮水を徐々に
供給していく、所謂メータリング方式とすることによ
り、フィルム20の洗浄を確実に行うことができ、フィ
ルム20に残った塩成分によりスクイズローラ42等に
析出物を付着させることがない。
留するのではなく、スプレーパイプ80から噴射される
水洗水でフィルム20を洗浄し、必要な新鮮水を徐々に
供給していく、所謂メータリング方式とすることによ
り、フィルム20の洗浄を確実に行うことができ、フィ
ルム20に残った塩成分によりスクイズローラ42等に
析出物を付着させることがない。
【0043】なお、本実施例では、水洗部18でフィル
ム20を略水平に搬送するようにしたが、図3に示され
る如く、受け部74を1個の水洗水貯留槽92と1個の
廃棄槽94とで構成し、定着槽16からガイド板76を
介して送られたフィルム20を水洗水貯留槽92と廃棄
槽94との間の仕切り壁96近傍で垂下させ、水洗水貯
留槽92側にターンさせるようにしてもよい。最下流側
のスプレーパイプ98には、バルブ97で制御される新
鮮水が直接送り込まれ、その他のスプレーパイプ98に
は、水洗水貯留槽92からポンプ99を介して送りこま
れる。新鮮水は水洗水貯留槽92へ供給されるフィルム
20が縦方向に搬送されるため、上方からフィルム20
に沿って流れ落ちる水洗水で洗浄され、ターン後のフィ
ルム20には、比較的新鮮な水洗水で洗浄されるため、
さらに少量の水洗水で洗浄効果を得ることができる。
ム20を略水平に搬送するようにしたが、図3に示され
る如く、受け部74を1個の水洗水貯留槽92と1個の
廃棄槽94とで構成し、定着槽16からガイド板76を
介して送られたフィルム20を水洗水貯留槽92と廃棄
槽94との間の仕切り壁96近傍で垂下させ、水洗水貯
留槽92側にターンさせるようにしてもよい。最下流側
のスプレーパイプ98には、バルブ97で制御される新
鮮水が直接送り込まれ、その他のスプレーパイプ98に
は、水洗水貯留槽92からポンプ99を介して送りこま
れる。新鮮水は水洗水貯留槽92へ供給されるフィルム
20が縦方向に搬送されるため、上方からフィルム20
に沿って流れ落ちる水洗水で洗浄され、ターン後のフィ
ルム20には、比較的新鮮な水洗水で洗浄されるため、
さらに少量の水洗水で洗浄効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置の水洗部構造は、小型でかつ洗浄効率がよく、
水洗後の感光材料に塩成分等の不純物が残ることを防止
することができるという優れた効果を有する。
処理装置の水洗部構造は、小型でかつ洗浄効率がよく、
水洗後の感光材料に塩成分等の不純物が残ることを防止
することができるという優れた効果を有する。
【図1】本実施例に係る自動現像装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】本実施例に係る水洗部近傍を拡大した自動現像
装置の概略図である。
装置の概略図である。
【図3】変形例に係る水洗部の概略図である。
10 自動現像装置 14 現像槽 16 定着槽 18 水洗部 70A 水洗水貯留槽 70B 水洗水貯留槽 72 廃棄槽 74 受け部 78 ローラ 80 スプレーパイプ
Claims (4)
- 【請求項1】 露光された感光材料を搬送しながら処理
液による処理を行った後、水洗水によって水洗処理する
感光材料処理装置の水洗部構造であって、 処理液による処理が終わった感光材料を搬送経路に沿っ
て搬送する搬送手段と、 前記搬送経路に沿って前記搬送手段により搬送される感
光材料へ向けて水洗水を噴射してこれを水洗するため
に、搬送経路にある感光材料の上流側及び下流側へ向け
て配置された複数の水洗水噴射口と、 下流側噴射口から噴射して落下した水洗水を受け止める
下流側水洗水貯留槽と、 前記下流側貯留槽に受け止められた水洗水を前記下流側
噴射口へ供給する下流側水洗水供給手段と、 上流側噴射口から噴射して落下した水洗水を受け止める
上流側水洗水貯留槽と、 前記上流側貯留槽に受け止められた水洗水を前記上流側
噴射口へ供給する上流側水洗水供給手段と、 前記下流側水洗水貯留手段をオーバフローする水洗水を
上流側水洗水貯留手段で導き、又は廃棄部へ導く案内手
段と、 を備えたことを特徴とする感光材料処理装置の水洗部構
造。 - 【請求項2】 露光された感光材料を搬送しながら処理
液による処理を行った後、水洗水によって水洗処理する
感光材料処理装置の水洗部構造であって、 処理液による処理で終わった感光材料を搬送経路に沿っ
て搬送する搬送手段と、 前記搬送路に沿って前記搬送手段により搬送される感光
材料へ向けて水洗水を噴射してこれを水洗するために、
搬送経路にある感光材料の上流側及び下流側へ向けて配
置された複数の水洗水噴射口と、 下流側噴射口から噴射して落下した水洗水を受け止める
下流側水洗水貯留槽と、 前記下流側水洗水貯留槽に貯められた水洗水を上流側噴
射口へ供給する上流側水洗水供給手段と、 を備えたことを特徴とする感光材料処理装置の水洗部構
造。 - 【請求項3】 上流側噴射口から噴射して落下した水洗
水を廃棄部へ導く案内手段を備えたことを特徴とする請
求項2記載の感光材料処理装置の水洗部構造。 - 【請求項4】 新鮮な水洗水を下流側水洗水貯留槽又は
下流側噴射口へ供給するようにしたことを特徴とする請
求項1乃至請求項3の何れか1項記載の感光材料処理装
置の水洗部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25102994A JPH08114907A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 感光材料処理装置の水洗部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25102994A JPH08114907A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 感光材料処理装置の水洗部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114907A true JPH08114907A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17216561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25102994A Pending JPH08114907A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 感光材料処理装置の水洗部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08114907A (ja) |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP25102994A patent/JPH08114907A/ja active Pending
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