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JPH079046B2 - 銅系焼結体 - Google Patents

銅系焼結体

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JPH079046B2
JPH079046B2 JP59141266A JP14126684A JPH079046B2 JP H079046 B2 JPH079046 B2 JP H079046B2 JP 59141266 A JP59141266 A JP 59141266A JP 14126684 A JP14126684 A JP 14126684A JP H079046 B2 JPH079046 B2 JP H079046B2
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Japan
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copper
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based sintered
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義孝 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐摩耗性、耐焼付性がよい銅系焼結体に関す
る。本発明の銅系焼結体は、苛酷な条件下で摺動する摺
動部材として適する。本発明の銅系焼結体が用いられる
代表的な例としては、軸受、歯車、カムがある。
[従来の技術] 焼結体としては一般に鉄系焼結体と銅系焼結体とがあ
る。例えば、代表的な焼結体である焼結軸受合金として
は、JISB1581に規定されているように鉄系焼結体と銅系
焼結体とがある。
銅系焼結体は、一般には耐焼付性が良好であり、軸受材
などに広く用いられている。しかし耐摩耗性が劣るた
め、高荷重が加わる摺動部品などには使用されることが
少なかった。
一方、鉄系焼結体は、耐摩耗性が良好であるが、耐焼付
性が劣るため潤滑油などの供給が不足する部品に用いる
と焼付を生じやすいという欠点があった。
上記欠点を補う意味で鉄系粉末と銅系粉末を混ぜ合せて
焼結した焼結体が近年開発されている。このものは、特
公昭56−52988号公報に係る「耐摩耗性ならびに潤滑性
にすぐれる鉄系焼結合金」である。このものでは、鉄系
粉末に銅系粉末を10〜40%を混ぜ、更に若干の錫と二硫
化モリブデンを混ぜて耐摩耗性及び潤滑性を向上させて
いる。然しながら内燃機関に用いられる摺動部品におい
ては、最近の高性能化に伴い使用条件は更に一層苛酷に
なり、そのため上記した特公昭56−52988号公報に係る
焼結合金では、必ずしも充分ではなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記した従来技術の問題点を解決せんとなされ
たものであり、耐摩耗性および耐焼付性が優れた銅系焼
結体を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、銅系焼結体の長所である耐焼付性をそこなう
事なく、鉄系焼結体と同等の耐摩耗性を備えた焼結体を
提案するものである。
即ち本発明の同系焼結体は、銅系金属粉末と鉄系の硬質
粒子とを混合した混合体を焼結して得られるものであ
る。
銅系金属粉末と鉄系の硬質粒子との混合体を焼結して得
られる、銅系金属を主体とするマトリックスと該マトリ
ックスに分散された硬質粒子とから構成される銅系焼結
体であり、 硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100重量%とした
とき、10〜70重量%であり、 かつ硬質粒子は、Hv200以上の硬さをもち、硬質粒子全
体を100重量%としたとき重量%で、クロム、モリブデ
ン、タングステン、バナジウム、ニオブ、コバルト、リ
ン、マンガンのうちの1種又は2種以上0.2〜66%、炭
素0.2〜3.0%、不可避の不純物、残部鉄の組成をもつこ
とを特徴とするものである。
本発明においては、マトリックスは、銅系金属粉末を焼
結した部分である。従って本発明の銅系焼結体は、耐焼
付性が良好である。前記した銅系金属粉末とは、銅(C
u)を主体とする粉末の意味である。銅系金属粉末は、
一般に用いられる銅系粉末を用いることができる。例え
ば、純度の高い電解銅粉、スズ(Sn)を含む銅粉を用い
ることができる。この場合スズ含有量は、マトリックス
全体を100重量%としたとき10重量%以下特に8重量%
がよい。銅系金属粉末は、粉末粒子の平均粒径が10〜10
0μ程度のものを用いることが望ましい。その理由は硬
質粒子を均一に分散させるため、および100μ以上では
焼結性が悪く、10μ以下では粉末価格が高くなるからで
ある。本発明では上記銅系金属粉末に、固体潤滑剤例え
ば鉛や黒鉛を含ませてもよい。鉛や黒鉛は双方を含ませ
ても、あるいはいずれか一方を含ませてもよい。鉛や黒
鉛は、銅やスズにはほとんど固溶せず、銅粒子の粒界に
存在する。鉛や黒鉛は、相手材と摺動したときに、潤滑
作用を果し、耐焼付性を一層向上させる。鉛や黒鉛は、
マトリックス全体を100%としたとき8重量%以下であ
ることが望ましい。8重量%を越えると、焼結体の強度
が低下するからである。
上記マトリックスには硬質粒子が分散している。硬質粒
子は、炭化物形成元素を含む鉄系粒子の意味である。該
硬質粒子は、一般的には硬質粒子全体を100重量%とし
たとき重量%で、クロム、モリブデン、タングステン、
バナジウム、ニオブのうち1種又は2種以上0.2〜66
%、炭素0.2〜3.0%、不可避の不純物、残部鉄の組成を
もつものである。該硬質粒子は、一般に、硬質粒子全体
を100重量%としたとき重量%で、クロム0.5〜25%、モ
リブデン0.3〜7.0%、タングステン0.5〜25%、バナジ
ウム0.2〜6.0%、ニオブ0.05〜3%のうち1種又は2種
以上を含む組成にすることが望ましい。更に硬質粒子の
組成は、硬質粒子全体を100重量%としたとき重量%
で、クロム0.5〜25%、モリブデン0.3〜7.0%、タング
ステン0.5〜25%、バナジウム0.2〜6.0%、ニオブ0.05
〜3%、コバルト2.0〜20%、リン0.1〜0.8%、マンガ
ン1.2%以下、シリコン1.5%以下を含むことにしてもよ
い。
該硬質粒子は、炭化物を多く析出させている。上記した
炭化物は、一般的にはクロム、モリブデン、タングステ
ン、バナジウム、ニオブの1種又は2種以上を含む単一
炭化物や複炭化物から構成される。炭化物は例えばCr2C
3、Mo2C、WC、VC、NbC等である。
硬質粒子は上記炭化物を含むため、硬さはかたく、一般
にビッカース硬度(荷重300g)で200以上である。硬さ
が上記値よりも低いと焼結体の耐摩耗性は向上しない。
硬質粒子は、ビッカース硬度400〜600、例えば550のか
たさをもつものを用いることが望ましい。
硬質粒子に含まれる不可避の不純物は、少ない方が望ま
しい。例えば2%以下が望ましい(不可避の不純物とし
ては、Al、S等がある)。
硬質粒子は、一般に、上記組成をもつ合金工具鋼、高速
度鋼、耐熱鋼等を噴霧法によって形成する。
硬質粒子の大きさは平均粒径が通常5〜150μm程度が
望ましい。硬質粒子の大きさが5μm未満では耐摩耗性
向上効果が小さいからである。逆に150μmを越えると
粒子が多すぎて相手攻撃性を示す事があり、又マトリッ
クスから硬質粒子が脱落しやすいからである。尚、硬質
粒子の平均粒径は、累積粒度分布の50%粒子径とした。
硬質粒子の形状は一般に粒状や丸い方がよい。
硬質粒子の割合は、銅系焼結体の用途等に応じて設定す
るが、銅系焼結体全体を100重量%としたとき、10〜70
%程度が望ましい。その理由は10%未満では、硬質粒子
が少なすぎて耐摩耗性の向上に寄与せず、又70%を越え
ると、硬質粒子成分が増えすぎるため耐焼付性が低下す
るからである。
上記した硬質粒子は、マトリックス中に均一に分散して
いることが望ましい。
本発明の銅系焼結体を製造するにあたっては、まず上記
したような組成をもつ硬質粒子、銅系金属粉末を混合し
た混合体を形成する。この場合にはV型混合機などの通
常の混合手段を用いることができる。混合時間は通常10
〜40分間とする。次に、混合体を所定の形状に圧縮成形
して圧粉体とする。圧縮は、金型成形による通常の手段
の他、ラバープレス等の手段を用いることができる。成
形圧力は、通常2〜7ton/cm2とする。圧粉体の密度は均
一であることが望ましい。上記のように圧粉体を形成し
たら、該圧粉体を加熱して焼結する。焼結は、通常、還
元性雰囲気、あるいは不活性ガス雰囲気中で700〜1000
℃で10〜60分間加熱することにより行なう。この様に製
造すると、銅系金属粉末は互いに結合し、焼結体のマト
リックスは銅系となり、該マトリックスに硬質粒子を分
散させることができる。
[発明の効果] 本発明の銅系焼結体は、実施例の試験値で示すように、
摩耗痕巾が小さく又焼付荷重が大きく、耐摩耗性、耐焼
付性の双方に優れた性質を有する。
[実施例] 第1表は各実施例の試料をつくる場合の条件を示すもの
である。以下、各実施例についより詳しく説明する。
(実施例1)硬質粒子全体を100重量%としたとき重量
%で、Cr4%、Mo5%、W6.1%、V1.8%、C0.9%、不純物
1%以下、残部鉄の組成をもつ硬質粒子を用いた。この
硬質粒子は、JIS−SKH9相当の噴霧法で形成したものあ
る。この硬質粒子は、第1表に示すように、平均粒径が
38μm、硬さがビッカース硬度(荷重300g)で550であ
る。この硬質粒子と、Cu−Sn合金粉と、潤滑剤とをV型
混合機で30分間混合した。実施例1では、硬質粒子の割
合は、銅系焼結体全体を100重量%としたとき10%であ
る。Cu−Sn合金粉のSn含有量は、Cu−Sn合金粉全体を10
0重量%としたとき8重量%である。Cu−Sn合金粉の粒
径は149μ以下である。潤滑剤は、混合体全体を100重量
%としたとき0.5重量%とした。上記のようにして得ら
れた混合粉末を成形型により4ton/cm2の圧力で成形し圧
粉体を形成した。この圧粉体をアンモニア分解ガス中に
おいて900℃で30分間焼結し、実施例1の試料を得た。
(実施例2)実施例1の場合と基本的に同じ条件で実施
例2の試料を形成した。但し、本例の場合には、硬質粒
子の割合は、銅系焼結体全体を100重量%としたとき、4
0重量%とした。
(実施例3)実施例1の場合と基本的に同じ条件で実施
例3の試料を形成した。但し、本例の場合には、硬質粒
子の割合は、銅系焼結体全体を100重量%としたとき、7
0重量%とした。
(実施例4)実施例1の場合とほぼ同じ条件で実施例4
の試料を形成した。但し本例の場合には、硬質粒子の割
合は、銅系焼結体全体を100重量%としたとき、40重量
%である。又、銅系金属粉末として電解銅粉を用いた。
(実施例5)硬質粒子全体を100重量%としたとき重量
%でCr12%、Mo1%、V0.35%、Mn0.2%、C1.5%、不純
物0.6%、残部鉄の組成をもつ硬質粒子を用いた。この
硬質粒子は、JIS−SKD11相当の市販の噴霧粉を用いた。
この硬質粒子は、平均粒系が63μm、硬さがビッカース
硬度で490である。銅系金属粉末は電解銅粉とした。硬
質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100重量%としたと
き40重量%である。後の条件は、実施例1の場合と基本
的に同一とした。
(実施例6)硬質粒子全体を100重量%としたとき、重
量%でCr4.5%、Mo5.0%、W6.0%、V2.0%、C0.9%、不
純物0.8%、残部鉄の組成をもつ硬質粒子を用いた。こ
の硬質粒子は、JIS−SKH9相当の市販の合金鋼粉末を用
いた。この硬質粒子は、平均粒子径が140μm、硬さが
ビッカース硬度で530である。銅系金属粉末としてCu−S
n合金粉(Sn含有量8%)を用いた。硬質粒子の割合
は、銅系焼結体全体を100重量%としたとき40重量%で
ある。後の条件は、実施例1の場合と基本的に同一とし
た。
(実施例7)硬質粒子全体を100重量%としたとき重量
%、Cr5.0%、Mo1.0%、P0.5%、C0.5%、不純物0.2
%、残部鉄の組成をもつ硬質粒子を用いた。この硬質粒
子は水噴霧法によって形成した。この硬質粒子は、平均
粒径が50μm、硬さがビッカース硬度で250である。銅
系金属粉末は、Snを8%含有するCu−Sn合金粉を用い
た。硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100重量%と
したとき40重量%とした。後の条件は、実施例1の場合
を基本的に同一とした。
(実施例8)銅系金属粉末は、マトリックス全体を100
重量%としたとき、Snを8重量%含むと共に、3重量%
の鉛粉を含むものを用いた。硬質粒子は実施例1と同じ
ものを用いた。硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を10
0重量%としたとき、40重量%とした。
(参考例9)硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100
重量%としたとき5重量%とした。後の条件は、実施例
1の場合と基本的に同一である。
(参考例10)硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100
重量%としたとき、80重量%とした。後の条件は、実施
例1の場合と基本的に同一である。
(実施例11)硬質粒子全体を100重量%としたとき、重
量%でCr4.3%、Mo5.2%、W5.8%、V1.9%、C0.9%、不
純物0.6%、残部鉄の組織をもつ硬質粒子を用いた。
この硬質粒子は、JIS−SKH9相当の市販合金鋼粉末であ
る。
この硬質粒子は、平均粒径が190μm、硬さがビッカー
ス硬度で550である。硬質粒子の割合は、銅系焼結体全
体を100重量%としたとき、40重量%である。
後の条件は、実施例1の場合と基本的に同一である。
(比較例2)硬質粒子全体を100重量%としたとき重量
%でCr1.2%、Mn0.5%、C0.03%、不純物0.4%、残部鉄
の組織をもつ硬質粒子を用いた。この硬質粒子はJIS−S
Cr相当の低合金噴霧粉である。この硬質粒子は、平均粒
径が40μm、硬さがビッカース硬度で120である。後の
条件は、実施例1の場合と基本的に同一である。
(耐摩耗性試験) 実施例の各試験片について大越式摩耗試験を実施し、摩
耗痕巾の大小により各試験片の耐摩耗性を評価した。大
越式摩耗試験の条件は、荷重18.9kg、相手材の周速0.11
9m/sec、摺動距離160m、相手材FC23とした。
(耐焼付性試験) 又実施例の各試験片について次に記す条件で焼付試験を
行ない、シュー試験片や相手材が焼付きに至った荷重を
求め、この焼付荷重の大小により耐焼付性を評価した。
焼付試験は、(1)滑り速度:15m/secで一定、(2)荷
重20kgf/cm2より20kgf/cm2ずつ斬増(各荷重段階は30分
間継続)、(3)潤滑SAE30を滴下、(4)相手材は、
材質がFC23で、真円度1μm以下、表面あらさ1.2〜2.0
Sのディスク、(5)シュー試験片、実施例により製作
した試験片で、その表面あらさを1.9〜3.5Sとした。
(各実施例の試験結果) 第1図に耐摩耗性試験と耐焼付性試験の試験結果を表示
した。第1図に示すように耐摩耗性試験及び耐焼付性試
験の双方とも、実施例1〜8の方が、良好であった。即
ち耐摩耗性試験においては、特に実施例1〜8の試験片
の摩耗痕巾は0.8〜2.0mm程度であり、極めて少なかっ
た。又実施例1〜8の試験片の焼付荷重は138〜180kgf/
cm2程度であり、大きかった。
以上のことから、実施例のなかでも、特に実施例1〜8
が耐摩耗性及び耐焼付性の双方に優れていることがわか
る。従って、耐摩耗性及び耐焼付性の双方を向上させる
ためには、硬質粒子の割合は、銅系焼結体全体を100重
量%としたとき、10〜70%程度が望ましいことがわか
る。又、耐摩耗性を向上させるためには、硬質粒子の硬
さは、Hv250(実施例7)程度よりも Hv490(実施例5)や、Hv550実施例(1〜4)程度が望
ましいことがわかる。
[比較例] この比較例は、Cu−8Sn合金分と潤滑剤0.5%とを混合し
た混合体を成形型で圧縮成形して圧粉体を形成し、その
圧粉体を770℃でアンモニア分解ガス中で焼結したもの
である。
この比較例では、第1図に示すように、摩耗痕巾は12.2
mmであり、実施例1に比してかなり大きかった。又焼付
荷重は40kgf/cm2であり、実施例1に比してかなり小さ
かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、各実施例及び比較例の試験結果を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−112209(JP,A) 特開 昭53−76910(JP,A) 特開 昭51−14804(JP,A) 特開 昭57−169064(JP,A) 特公 昭45−17042(JP,B1) 特公 昭44−19015(JP,B1) 特公 昭37−15451(JP,B1) 特公 昭56−36694(JP,B2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅系金属粉末と鉄系の硬質粒子との混合体
    を焼結して得られる、該銅系金属を主体とするマトリッ
    クスと該マトリックスに分散された該硬質粒子とから構
    成される銅系焼結体であり、 前記硬質粒子の割合は、前記銅系焼結体全体を100重量
    %としたとき、10〜70重量%であり、 かつ前記硬質粒子は、Hv200以上の硬さをもち、硬質粒
    子全体を100重量%としたとき重量%で、クロム、モリ
    ブデン、タングステン、バナジウム、ニオブ、コバル
    ト、リン、マンガンのうちの1種又は2種以上0.2〜66
    %、炭素0.2〜3.0%、不可避の不純物、残部鉄の組成を
    もつことを特徴とする銅系焼結体。
  2. 【請求項2】硬質粒子は、硬質粒子全体を100重量%と
    したとき、重量%で、クロム0.5〜25%、モリブデン0.3
    〜7.0%、タングステン0.5〜25%、バナジウム0.2〜6.0
    %、ニオブ0.05〜3%のうち1種又は2種以上を含む特
    許請求の範囲第1項記載の銅系焼結体。
  3. 【請求項3】硬質粒子は、硬質粒子全体を100重量%と
    したとき、重量%で、クロム0.5〜25%、モリブデン0.3
    〜7.0%、タングステン0.5〜25%、バナジウム0.2〜6.0
    %、ニオブ0.05〜3%、コバルト2.0〜20%、リン0.1〜
    0.8%、マンガン1.2%以下を含む特許請求の範囲第1項
    記載の銅系焼結体。
  4. 【請求項4】硬質粒子は、平均粒径が5〜150μmであ
    る特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の銅
    系焼結体。
  5. 【請求項5】マトリックスはスズを含み、マトリックス
    全体を100重量%としたときにスズ1〜10重量%である
    特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の銅系
    焼結体。
  6. 【請求項6】マトリックス鉛、黒鉛のうち1種又は2種
    を含む特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載
    の銅系焼結体。
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