JPH077431Y2 - 被圧水を含む削孔戻り水の排出装置 - Google Patents
被圧水を含む削孔戻り水の排出装置Info
- Publication number
- JPH077431Y2 JPH077431Y2 JP40709290U JP40709290U JPH077431Y2 JP H077431 Y2 JPH077431 Y2 JP H077431Y2 JP 40709290 U JP40709290 U JP 40709290U JP 40709290 U JP40709290 U JP 40709290U JP H077431 Y2 JPH077431 Y2 JP H077431Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pressure
- tank
- mouth
- drilling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は被圧水を含む削孔戻り水
の排出装置に関する。
の排出装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】削孔ロッドによる地盤削孔
を、被圧水下で施工する場合、被圧水を含む泥水が口元
止水ボックス内に戻り、その排水対策が必要となる。従
来上記ボックス部に水抜き用の特殊バルブを備え、その
対策としているが、バルブへの砂詰り、被圧水圧力によ
る水の噴出など、対策として万全なものでなかった。
を、被圧水下で施工する場合、被圧水を含む泥水が口元
止水ボックス内に戻り、その排水対策が必要となる。従
来上記ボックス部に水抜き用の特殊バルブを備え、その
対策としているが、バルブへの砂詰り、被圧水圧力によ
る水の噴出など、対策として万全なものでなかった。
【0003】本考案はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
ることを目的としてなされたものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、被圧水下で
の施工に際し、被掘削地盤の口元に取付けられる口元止
水ボックスと、該ボックスにバルブ及び導管を介して接
続される圧力タンクとを具備し、上記タンクには、該タ
ンク内を所定圧力に保持するための圧力保持装置と、固
液分離部と、分離された固液を適宜外部に取出すための
取出部とが、備えられていることを特徴とする被圧水を
含む削孔戻り水の排出装置に係る。
の施工に際し、被掘削地盤の口元に取付けられる口元止
水ボックスと、該ボックスにバルブ及び導管を介して接
続される圧力タンクとを具備し、上記タンクには、該タ
ンク内を所定圧力に保持するための圧力保持装置と、固
液分離部と、分離された固液を適宜外部に取出すための
取出部とが、備えられていることを特徴とする被圧水を
含む削孔戻り水の排出装置に係る。
【0005】
【実施例】以下に本考案の1実施例を、添附図面にもと
づき説明すると、次の通りである。
づき説明すると、次の通りである。
【0006】図1は本考案装置の1使用状況を概略的に
示す全体図であり、被掘削地盤aの口元に、口元ボック
ス1が設置固定されている。
示す全体図であり、被掘削地盤aの口元に、口元ボック
ス1が設置固定されている。
【0007】口元ボックス1は口部2に口元シール部2
aを有し、上記口部2を通じ地盤a内に掘削ロッドb
が、先端ビット(図示せず)による掘削案内と、導管c
を通じ上記ロッドb内に供給される掘削水による掘削案
内で所定深度まで貫入される。
aを有し、上記口部2を通じ地盤a内に掘削ロッドb
が、先端ビット(図示せず)による掘削案内と、導管c
を通じ上記ロッドb内に供給される掘削水による掘削案
内で所定深度まで貫入される。
【0008】上記ボックス1は側部に排出口3を有し、
該口3はコック4及び導管5を介し圧力タンク6の側壁
6aの上部に接続され、該タンク6内に臨む導管5の流
出口5aには、スイング式チャッキ弁7が備えられてい
る。
該口3はコック4及び導管5を介し圧力タンク6の側壁
6aの上部に接続され、該タンク6内に臨む導管5の流
出口5aには、スイング式チャッキ弁7が備えられてい
る。
【0009】圧力タンク6内は、導管5の流出口5aよ
り下方側の部分が仕切板8により沈降分離室9と上澄液
室10とに区画され、上記分離室9の上方に上記流出口
5aが位置している。上記分離室9の底部には沈降分離
物を適宜タンク外に取り出すための取出部11が、また
上記液室10の側部には上澄液を適宜タンク外に取り出
すための取出部12が、それぞれ備えられている。取出
部11、12としては例えばロータリバルブなどを使用
できる。
り下方側の部分が仕切板8により沈降分離室9と上澄液
室10とに区画され、上記分離室9の上方に上記流出口
5aが位置している。上記分離室9の底部には沈降分離
物を適宜タンク外に取り出すための取出部11が、また
上記液室10の側部には上澄液を適宜タンク外に取り出
すための取出部12が、それぞれ備えられている。取出
部11、12としては例えばロータリバルブなどを使用
できる。
【0010】圧力タンク6の頂部には、該タンク6内を
所定圧力、例えば被圧水の圧力に対応する圧力に保持す
るための圧力保持装置13が備えられている。
所定圧力、例えば被圧水の圧力に対応する圧力に保持す
るための圧力保持装置13が備えられている。
【0011】圧力保持装置13は圧力源例えばコンプレ
ッサー14を具備し、コンプレッサー14はエアレギュ
レータ15及びエアライン16を介し上記タンク6の頂
部に接続され、上記ライン16の途中のタンク6側に
は、圧力ゲージ17が備えられている。エアレギュレー
タ15は、被圧水用ゲージ18よりの信号で、被圧水圧
力に対応する圧力が得られるような開度に自動制御する
ようにしてもよい。上記タンク6の頂部にはタンク6内
の過剰圧力を放出するために安全弁19が備えられてい
る。
ッサー14を具備し、コンプレッサー14はエアレギュ
レータ15及びエアライン16を介し上記タンク6の頂
部に接続され、上記ライン16の途中のタンク6側に
は、圧力ゲージ17が備えられている。エアレギュレー
タ15は、被圧水用ゲージ18よりの信号で、被圧水圧
力に対応する圧力が得られるような開度に自動制御する
ようにしてもよい。上記タンク6の頂部にはタンク6内
の過剰圧力を放出するために安全弁19が備えられてい
る。
【0012】図1は施工開始時の状態を示し、圧力タン
ク6内は被圧水の圧力に略々対応する圧力に保持されて
いる。流出口5aのチャックバルブ7は実線で示すよう
に自重で閉状態を保持し、導管5側へのタンク内圧力の
逃げ出しを防止している。
ク6内は被圧水の圧力に略々対応する圧力に保持されて
いる。流出口5aのチャックバルブ7は実線で示すよう
に自重で閉状態を保持し、導管5側へのタンク内圧力の
逃げ出しを防止している。
【0013】この図1に示す状態で常法に従い削孔ロッ
ドbによる削孔を開始すると、貫入深度の増大につれ、
上記ロッドbの外周部分を削孔水、土砂及び被圧水(地
下水)などが泥水となって上昇する。而してこの状態で
コック4を開くと上記泥水は口元ケーシング1の排出口
3から導管5を通じその先端の流出口5aのチャッキバ
ルブ7を保持圧力で仮想線で示す位置まで押し開きなが
ら、タンク6内の沈降分離室9内に流入する。泥水のタ
ンク6内への流出は、被圧水の圧力とタンク6内圧力
(気相部)とが略々バランスした状態で行なわれるの
で、殆んど圧力差のない状態での流入となり、よって泥
水をタンク6内にスムーズな流れで流入させることがで
きる。
ドbによる削孔を開始すると、貫入深度の増大につれ、
上記ロッドbの外周部分を削孔水、土砂及び被圧水(地
下水)などが泥水となって上昇する。而してこの状態で
コック4を開くと上記泥水は口元ケーシング1の排出口
3から導管5を通じその先端の流出口5aのチャッキバ
ルブ7を保持圧力で仮想線で示す位置まで押し開きなが
ら、タンク6内の沈降分離室9内に流入する。泥水のタ
ンク6内への流出は、被圧水の圧力とタンク6内圧力
(気相部)とが略々バランスした状態で行なわれるの
で、殆んど圧力差のない状態での流入となり、よって泥
水をタンク6内にスムーズな流れで流入させることがで
きる。
【0014】上記タンク6内の室9内に流入した泥水は
該室9内で沈降成分、例えば土砂と水とに分離され、沈
降成分は室9の底部に堆積した後、取出部11より適宜
タンク外に取り出される。一方水は清澄な上澄液となっ
て仕切板8を溢流しつつ室10内に流入し、取出部12
より適宜外部に排出される。室10内の液面は、仕切板
8の上端より常時低い位置を保持し、この液面保持は例
えばタンク6内に液面検知計(図示せず)を設置し、該
検知計よりの電気信号で取出部12の開閉を自動制御す
ることにより達成できる。またのぞき窓を設け目視によ
り確認で取出部12の開閉を行なうようにしてもよい。
該室9内で沈降成分、例えば土砂と水とに分離され、沈
降成分は室9の底部に堆積した後、取出部11より適宜
タンク外に取り出される。一方水は清澄な上澄液となっ
て仕切板8を溢流しつつ室10内に流入し、取出部12
より適宜外部に排出される。室10内の液面は、仕切板
8の上端より常時低い位置を保持し、この液面保持は例
えばタンク6内に液面検知計(図示せず)を設置し、該
検知計よりの電気信号で取出部12の開閉を自動制御す
ることにより達成できる。またのぞき窓を設け目視によ
り確認で取出部12の開閉を行なうようにしてもよい。
【0015】
【効果】本発明装置によれば、被圧水下での削孔に際
し、被圧水の戻り水対策が万全となり、被圧水にまつわ
る機器面のトラブルや人身事故などの問題点を一掃でき
る。
し、被圧水の戻り水対策が万全となり、被圧水にまつわ
る機器面のトラブルや人身事故などの問題点を一掃でき
る。
【図1】図面は本考案の1実施例及びその1使用状況を
示す全体の概略図である。
示す全体の概略図である。
1 口元シールボックス 2 口元シール部 3 排出口 4 コック 5 導管 6 圧力タンク 7 チャッキ弁 8 仕切り 9 沈降分離室 10 液室 11 取出部 12 取出部 13 圧力保持装置 14 コンプレッサー 15 エアレギュレーター 16 エアライン 17 圧力計 18 被圧水用ケージ 19 安全弁
Claims (1)
- 【請求項1】被圧水下での施工に際し、被掘削地盤の口
元に取付けられる口元止水ボックスと、該ボックスにバ
ルブ及び導管を介して接続される圧力タンクとを具備
し、上記タンクには、該タンク内を所定圧力に保持する
ための圧力保持装置と、固液分離部と、分離された固液
を適宜外部に取出すための取出部とが、備えられている
ことを特徴とする被圧水を含む削孔戻り水の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40709290U JPH077431Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 被圧水を含む削孔戻り水の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40709290U JPH077431Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 被圧水を含む削孔戻り水の排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492096U JPH0492096U (ja) | 1992-08-11 |
JPH077431Y2 true JPH077431Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31884081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40709290U Expired - Lifetime JPH077431Y2 (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 被圧水を含む削孔戻り水の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077431Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012207471A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Japan Drilling Co Ltd | 地中孔の掘削方法及びその装置 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40709290U patent/JPH077431Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0492096U (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |