JPH0763379A - 超音波噴霧装置 - Google Patents
超音波噴霧装置Info
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- JPH0763379A JPH0763379A JP21470793A JP21470793A JPH0763379A JP H0763379 A JPH0763379 A JP H0763379A JP 21470793 A JP21470793 A JP 21470793A JP 21470793 A JP21470793 A JP 21470793A JP H0763379 A JPH0763379 A JP H0763379A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B17/00—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
- B05B17/04—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
- B05B17/06—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
- B05B17/0607—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
Landscapes
- Air Humidification (AREA)
- Special Spraying Apparatus (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧電振動子に固着された振動板に親水性保液
材を接触させてその振動板から液体を霧化する超音波噴
霧装置を提供する。 【構成】 圧電振動子9と振動板10とから成る複合体
を駆動させると圧電振動子9が振動し、その振動は振動
板10に伝搬される。振動板10に供給された液体は振
動板10の振動に伴い貫通穴14を通して霧化される。
振動板10を圧電振動子9に固着する際、振動板10と
圧電振動子9の側面との間の僅かな空間にも固着剤が盛
り込まれる。このようにして、振動板10と圧電振動子
9との結合強度がより増大される。 【効果】 圧電振動子と振動板との結合をより強度なも
のとすることができるので、霧化効率を促進でき、耐久
性を向上できる。
材を接触させてその振動板から液体を霧化する超音波噴
霧装置を提供する。 【構成】 圧電振動子9と振動板10とから成る複合体
を駆動させると圧電振動子9が振動し、その振動は振動
板10に伝搬される。振動板10に供給された液体は振
動板10の振動に伴い貫通穴14を通して霧化される。
振動板10を圧電振動子9に固着する際、振動板10と
圧電振動子9の側面との間の僅かな空間にも固着剤が盛
り込まれる。このようにして、振動板10と圧電振動子
9との結合強度がより増大される。 【効果】 圧電振動子と振動板との結合をより強度なも
のとすることができるので、霧化効率を促進でき、耐久
性を向上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の湿度調整をする
加湿器などに用いられる超音波噴霧装置に関する。
加湿器などに用いられる超音波噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】矩形板状の圧電振動子に穴あき振動板を
固着してなる構造を超音波励振器とする超音波霧化装置
は特願平2−273001により特許出願されている。
また、その超音波霧化装置を応用することにより生成さ
れた「超音波カラーオルガン」が平成3年4月22日に
特許出願されている(特願平3−119191)。
固着してなる構造を超音波励振器とする超音波霧化装置
は特願平2−273001により特許出願されている。
また、その超音波霧化装置を応用することにより生成さ
れた「超音波カラーオルガン」が平成3年4月22日に
特許出願されている(特願平3−119191)。
【0003】図5は従来の超音波霧化装置の一実施例を
示す断面図であり、図6は図5の実施例を振動板側から
見たときの断面図である。本実施例の超音波霧化装置の
駆動時、圧電振動子が励振されるとその振動は圧電振動
子に固着された振動板に伝搬される。振動板の下面には
保液材が設けられている。保液材によって吸収され振動
板に到達した液体は振動板に設けられた多数の微小な穴
から霧化される。振動板が圧電振動子の下面に設けられ
ていることから、振動板に対する下からの圧力が緩和さ
れる。保液材の両脇には支持具が設けられている。支持
具はケースに固着されていて、振動板の下面と微小な間
隙(1〜2mm)を隔てて対面している。このような支
持具が設けられていることから、振動板に対する上から
の圧力が緩和される。このようにして、本実施例は振動
板が圧電振動子から幾分剥離しにくい構造となってい
る。しかし、本実施例における圧電振動子に対する振動
板の剥離強度は最大で0.5kgf程度であり、圧電振
動子と振動板との結合そのものを増強する対策はとられ
ていなかった。また、圧電振動子と振動板との固着部分
が剥離しやすいという欠点を補うため、その固着部分に
貫通する穴をあけ、その穴にボルトを挿入して締め付け
ることにより圧電振動子と振動板との剥離を防止する方
法などが考案されたが、このような従来の方法は圧電振
動子の振動を阻害し、霧化機能の低下をもたらしてい
た。
示す断面図であり、図6は図5の実施例を振動板側から
見たときの断面図である。本実施例の超音波霧化装置の
駆動時、圧電振動子が励振されるとその振動は圧電振動
子に固着された振動板に伝搬される。振動板の下面には
保液材が設けられている。保液材によって吸収され振動
板に到達した液体は振動板に設けられた多数の微小な穴
から霧化される。振動板が圧電振動子の下面に設けられ
ていることから、振動板に対する下からの圧力が緩和さ
れる。保液材の両脇には支持具が設けられている。支持
具はケースに固着されていて、振動板の下面と微小な間
隙(1〜2mm)を隔てて対面している。このような支
持具が設けられていることから、振動板に対する上から
の圧力が緩和される。このようにして、本実施例は振動
板が圧電振動子から幾分剥離しにくい構造となってい
る。しかし、本実施例における圧電振動子に対する振動
板の剥離強度は最大で0.5kgf程度であり、圧電振
動子と振動板との結合そのものを増強する対策はとられ
ていなかった。また、圧電振動子と振動板との固着部分
が剥離しやすいという欠点を補うため、その固着部分に
貫通する穴をあけ、その穴にボルトを挿入して締め付け
ることにより圧電振動子と振動板との剥離を防止する方
法などが考案されたが、このような従来の方法は圧電振
動子の振動を阻害し、霧化機能の低下をもたらしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波霧化装置
では圧電振動子と振動板との結合の強度が充分ではなか
った。しかも、霧化機能を低下させることなく圧電振動
子と振動板との結合の強度を向上させることは難しかっ
た。
では圧電振動子と振動板との結合の強度が充分ではなか
った。しかも、霧化機能を低下させることなく圧電振動
子と振動板との結合の強度を向上させることは難しかっ
た。
【0005】本発明の目的は圧電振動子の振動を阻害す
ることなく圧電振動子と振動板との固着部分の剥離を防
止し、しかも霧化機能を向上させることができる超音波
噴霧装置を提供することにある。
ることなく圧電振動子と振動板との固着部分の剥離を防
止し、しかも霧化機能を向上させることができる超音波
噴霧装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の超音波
噴霧装置は、圧電振動子に固着された穴あき振動板にス
ポンジ、繊維束その他の親水性保液材を接触させて前記
振動板から液体を霧化する超音波噴霧装置において、前
記圧電振動子はほぼ矩形板状の圧電磁器と、該圧電磁器
に固着された電極PおよびQから成り、前記電極Pは前
記圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面AおよびBのうち
の端面Aの一部に設けられ、前記電極Qは前記圧電磁器
の前記端面AおよびBに隣接する表面のうちの一部分F
から前記端面Bにかけて設けられており、前記電極Pと
Qとは互いに絶縁状態にあり、前記振動板は前記一部分
Fと前記端面Bとの境界線付近の前記端面B上の前記電
極Qを介して前記圧電振動子に固着され、一方が前記境
界線付近の前記一部分Fに固着され、もう一方が前記境
界線付近の前記振動板に固着された補強材が前記一部分
Fと前記振動板との間に設けられていることを特徴とす
る。
噴霧装置は、圧電振動子に固着された穴あき振動板にス
ポンジ、繊維束その他の親水性保液材を接触させて前記
振動板から液体を霧化する超音波噴霧装置において、前
記圧電振動子はほぼ矩形板状の圧電磁器と、該圧電磁器
に固着された電極PおよびQから成り、前記電極Pは前
記圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面AおよびBのうち
の端面Aの一部に設けられ、前記電極Qは前記圧電磁器
の前記端面AおよびBに隣接する表面のうちの一部分F
から前記端面Bにかけて設けられており、前記電極Pと
Qとは互いに絶縁状態にあり、前記振動板は前記一部分
Fと前記端面Bとの境界線付近の前記端面B上の前記電
極Qを介して前記圧電振動子に固着され、一方が前記境
界線付近の前記一部分Fに固着され、もう一方が前記境
界線付近の前記振動板に固着された補強材が前記一部分
Fと前記振動板との間に設けられていることを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の超音波噴霧装置は、前記
圧電磁器が、矩形板の12辺のうちの1辺において該1
辺を高さとする柱状構造物を欠損として前記矩形板から
切除された構造を成し、前記端面Bは前記圧電磁器にお
ける前記柱状構造物が切除された部分の表面Sと隣接
し、該表面Sは前記一部分Fに含まれることを特徴とす
る。
圧電磁器が、矩形板の12辺のうちの1辺において該1
辺を高さとする柱状構造物を欠損として前記矩形板から
切除された構造を成し、前記端面Bは前記圧電磁器にお
ける前記柱状構造物が切除された部分の表面Sと隣接
し、該表面Sは前記一部分Fに含まれることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明の超音波噴霧装置は圧電振動子に固着さ
れた穴あき振動板にスポンジ、繊維束その他の親水性保
液材を接触させて、その親水性保液材に含まれる液体を
振動板に設けられた多数の微小な穴から霧化する構造を
有する。圧電振動子はほぼ矩形板状の圧電磁器と、その
圧電磁器に固着された電極PおよびQから成る。圧電磁
器としては圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面Aおよび
Bと、その両端面AおよびBに隣接する4つの側面とを
有する構造を提供できる。電極Pは端面Aの一部に設け
られている。電極Qは4つの側面のうちの一部分Fから
端面Bにかけて設けられている。たとえば1つの側面C
から端面Bにかけて設けられた構造が採用され、このと
き電極Qは互いに垂直な2つの面(側面Cと端面B)に
またがった構造を成す。なお、電極PとQとは互いに絶
縁状態にある。振動板を圧電振動子に固着する場合に
は、側面Cと端面Bとの境界線付近の端面B上の電極Q
を介して固着する。振動板は圧電振動子と一体的に連な
って半田接合されるかまたは導電性接着剤により接合さ
れる。この際、前記境界線付近における側面Cとその側
面Cに垂直な振動板との間の僅かな空間にもそれらの接
合剤を盛り込み固化させることにより、圧電振動子と振
動板との結合をより強度なものとすることができる。こ
のとき、側面Cと振動板との間の僅かな空間を埋めるこ
の接合剤は補強材としての役割を果たす。このようにし
て圧電振動子と振動板との剥離を抑制することができ
る。しかも、圧電振動子の振動を阻害しないので霧化機
能を低下させることがない。
れた穴あき振動板にスポンジ、繊維束その他の親水性保
液材を接触させて、その親水性保液材に含まれる液体を
振動板に設けられた多数の微小な穴から霧化する構造を
有する。圧電振動子はほぼ矩形板状の圧電磁器と、その
圧電磁器に固着された電極PおよびQから成る。圧電磁
器としては圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面Aおよび
Bと、その両端面AおよびBに隣接する4つの側面とを
有する構造を提供できる。電極Pは端面Aの一部に設け
られている。電極Qは4つの側面のうちの一部分Fから
端面Bにかけて設けられている。たとえば1つの側面C
から端面Bにかけて設けられた構造が採用され、このと
き電極Qは互いに垂直な2つの面(側面Cと端面B)に
またがった構造を成す。なお、電極PとQとは互いに絶
縁状態にある。振動板を圧電振動子に固着する場合に
は、側面Cと端面Bとの境界線付近の端面B上の電極Q
を介して固着する。振動板は圧電振動子と一体的に連な
って半田接合されるかまたは導電性接着剤により接合さ
れる。この際、前記境界線付近における側面Cとその側
面Cに垂直な振動板との間の僅かな空間にもそれらの接
合剤を盛り込み固化させることにより、圧電振動子と振
動板との結合をより強度なものとすることができる。こ
のとき、側面Cと振動板との間の僅かな空間を埋めるこ
の接合剤は補強材としての役割を果たす。このようにし
て圧電振動子と振動板との剥離を抑制することができ
る。しかも、圧電振動子の振動を阻害しないので霧化機
能を低下させることがない。
【0009】圧電磁器として、矩形板の12辺のうちの
1辺において該1辺を高さとする柱状構造物を欠損とし
てその矩形板から切除した構造を採用することができ
る。たとえば、側面Cと端面Bとの境界線を高さとする
三角柱を欠損として矩形板から切除した構造の圧電磁器
を提供できる。このような圧電磁器では側面Cと端面B
との間に新たに表面Sが形成される。すなわち、電極Q
は端面Bと表面Sと側面Cにまたがって設けられる。
1辺において該1辺を高さとする柱状構造物を欠損とし
てその矩形板から切除した構造を採用することができ
る。たとえば、側面Cと端面Bとの境界線を高さとする
三角柱を欠損として矩形板から切除した構造の圧電磁器
を提供できる。このような圧電磁器では側面Cと端面B
との間に新たに表面Sが形成される。すなわち、電極Q
は端面Bと表面Sと側面Cにまたがって設けられる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の超音波噴霧装置の一実施例を
示す断面図である。本実施例はシステムユニット1、ス
プリング2、ノズル3、吸液材4、貯液室5、ハウジン
グ6、カバー7および電池8から成る。システムユニッ
ト1は圧電振動子9、振動板10および駆動回路11か
ら成り、それらがケース12中に納められている。ケー
ス12の上端はカバー7に固着されている。吸液材4は
貯液室5に固定されている。貯液室5中には使用時には
液体が満たされ、吸液材4のほぼ下半分がその液体中に
浸される。吸液材4はアセテート繊維等で成る。
示す断面図である。本実施例はシステムユニット1、ス
プリング2、ノズル3、吸液材4、貯液室5、ハウジン
グ6、カバー7および電池8から成る。システムユニッ
ト1は圧電振動子9、振動板10および駆動回路11か
ら成り、それらがケース12中に納められている。ケー
ス12の上端はカバー7に固着されている。吸液材4は
貯液室5に固定されている。貯液室5中には使用時には
液体が満たされ、吸液材4のほぼ下半分がその液体中に
浸される。吸液材4はアセテート繊維等で成る。
【0011】図2はシステムユニット1の第1の実施例
を示す部分断面図である。圧電振動子9は矩形板状の圧
電磁器13、電極PおよびQから成る。圧電磁器13は
矩形板の12辺のうちの1辺において該1辺を高さとす
る柱状構造物を欠損としてその矩形板から切除した構造
を成し、切除された部分の切口は丸みを帯びている。電
極Qは圧電磁器13の上端面から前記切口およびその切
口の下方に隣接する側面にかけて設けられている。電極
Pは圧電磁器13の下端面のほぼ全域に、電極PとQと
が絶縁状態になるような形で設けられている。振動板1
0には多数の微小な貫通穴14(図2では描かれていな
い。)が設けられている。振動板10は圧電振動子9の
上端面に半田接合されている。この際、振動板10と圧
電振動子9の側面との間の僅かな空間にも接合剤が盛り
込まれる。このようにして、振動板10と圧電振動子9
との結合強度がより増大される。圧電振動子9に対する
振動板10の剥離強度は5.0kgf以上の値となっ
た。
を示す部分断面図である。圧電振動子9は矩形板状の圧
電磁器13、電極PおよびQから成る。圧電磁器13は
矩形板の12辺のうちの1辺において該1辺を高さとす
る柱状構造物を欠損としてその矩形板から切除した構造
を成し、切除された部分の切口は丸みを帯びている。電
極Qは圧電磁器13の上端面から前記切口およびその切
口の下方に隣接する側面にかけて設けられている。電極
Pは圧電磁器13の下端面のほぼ全域に、電極PとQと
が絶縁状態になるような形で設けられている。振動板1
0には多数の微小な貫通穴14(図2では描かれていな
い。)が設けられている。振動板10は圧電振動子9の
上端面に半田接合されている。この際、振動板10と圧
電振動子9の側面との間の僅かな空間にも接合剤が盛り
込まれる。このようにして、振動板10と圧電振動子9
との結合強度がより増大される。圧電振動子9に対する
振動板10の剥離強度は5.0kgf以上の値となっ
た。
【0012】図3はシステムユニット1の第2の実施例
を示す部分断面図である。本実施例は図2における前記
切口が平面で成る。本実施例においても図2と同様な効
果がみられた。
を示す部分断面図である。本実施例は図2における前記
切口が平面で成る。本実施例においても図2と同様な効
果がみられた。
【0013】図4はシステムユニット1の第3の実施例
を示す部分断面図である。本実施例は図2または図3の
実施例とは異なり、圧電磁器13は欠損を有しない。本
実施例においても図2または図3と同様な効果がみられ
た。
を示す部分断面図である。本実施例は図2または図3の
実施例とは異なり、圧電磁器13は欠損を有しない。本
実施例においても図2または図3と同様な効果がみられ
た。
【0014】図1の超音波噴霧装置の駆動時、圧電振動
子9と振動板10との複合体の共振周波数にほぼ等しい
周波数を有する交流信号を圧電振動子9に印加すると圧
電振動子9が励振される。このとき、その交流信号の周
波数は圧電振動子9単体の共振周波数のうちの1つにほ
ぼ一致している。振動板10を圧電振動子9の少なくと
も一方の端面上に一体的に連なって固着させる構造を採
用していることから、圧電振動子9の励振に伴って振動
板10は圧電振動子9と振動板10との固着部を固定端
とする形で振動される。振動板10に吸液材4から液体
を供給すると、その液体は毛細管現象により振動板10
に設けられた貫通穴14に導かれる。貫通穴14の入口
側の面積は出口側の面積より大きく設定されている。従
って、貫通穴14の入口側に導かれた液体は微小でかつ
均一な粒子となって貫通穴14の出口側に流出し、効率
良く霧化される。しかも、圧電振動子9と振動板10と
の結合の度合が大きいことから、長時間駆動が可能であ
る。
子9と振動板10との複合体の共振周波数にほぼ等しい
周波数を有する交流信号を圧電振動子9に印加すると圧
電振動子9が励振される。このとき、その交流信号の周
波数は圧電振動子9単体の共振周波数のうちの1つにほ
ぼ一致している。振動板10を圧電振動子9の少なくと
も一方の端面上に一体的に連なって固着させる構造を採
用していることから、圧電振動子9の励振に伴って振動
板10は圧電振動子9と振動板10との固着部を固定端
とする形で振動される。振動板10に吸液材4から液体
を供給すると、その液体は毛細管現象により振動板10
に設けられた貫通穴14に導かれる。貫通穴14の入口
側の面積は出口側の面積より大きく設定されている。従
って、貫通穴14の入口側に導かれた液体は微小でかつ
均一な粒子となって貫通穴14の出口側に流出し、効率
良く霧化される。しかも、圧電振動子9と振動板10と
の結合の度合が大きいことから、長時間駆動が可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の超音波噴霧装置によれば、圧電
振動子に対する振動板の剥離強度が従来のものに比べて
ほぼ10倍にも達することから、装置の耐久性を増大で
きる。しかも、霧化機能を妨げることなく圧電振動子と
振動板との剥離を抑制することができる。従って、長期
間にわたって霧化機能を維持することができる。
振動子に対する振動板の剥離強度が従来のものに比べて
ほぼ10倍にも達することから、装置の耐久性を増大で
きる。しかも、霧化機能を妨げることなく圧電振動子と
振動板との剥離を抑制することができる。従って、長期
間にわたって霧化機能を維持することができる。
【図1】本発明の超音波噴霧装置の一実施例を示す断面
図。
図。
【図2】システムユニット1の第1の実施例を示す部分
断面図。
断面図。
【図3】システムユニット1の第2の実施例を示す部分
断面図。
断面図。
【図4】システムユニット1の第3の実施例を示す部分
断面図。
断面図。
【図5】従来の超音波霧化装置の一実施例を示す断面
図。
図。
【図6】図5の実施例を振動板側から見たときの断面
図。
図。
1 システムユニット 2 スプリング 3 ノズル 4 吸液材 5 貯液室 6 ハウジング 7 カバー 8 電池 9 圧電振動子 10 振動板 11 駆動回路 12 ケース 13 圧電磁器 14 貫通穴 P,Q 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 裕史 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原工場内 (72)発明者 戸田 耕司 神奈川県横須賀市二葉1丁目49番18号
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電振動子に固着された穴あき振動板に
スポンジ、繊維束その他の親水性保液材を接触させて前
記振動板から液体を霧化する超音波噴霧装置において、 前記圧電振動子はほぼ矩形板状の圧電磁器と、該圧電磁
器に固着された電極PおよびQから成り、 前記電極Pは前記圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面A
およびBのうちの端面Aの一部に設けられ、前記電極Q
は前記圧電磁器の前記端面AおよびBに隣接する表面の
うちの一部分Fから前記端面Bにかけて設けられてお
り、前記電極PとQとは互いに絶縁状態にあり、 前記振動板は前記一部分Fと前記端面Bとの境界線付近
の前記端面B上の前記電極Qを介して前記圧電振動子に
固着され、 一方が前記境界線付近の前記一部分Fに固着され、もう
一方が前記境界線付近の前記振動板に固着された補強材
が前記一部分Fと前記振動板との間に設けられているこ
とを特徴とする超音波噴霧装置。 - 【請求項2】 前記圧電磁器は、矩形板の12辺のうち
の1辺において該1辺を高さとする柱状構造物を欠損と
して前記矩形板から切除された構造を成し、 前記端面Bは前記圧電磁器における前記柱状構造物が切
除された部分の表面Sと隣接し、 該表面Sは前記一部分Fに含まれることを特徴とする請
求項1に記載の超音波噴霧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21470793A JPH0763379A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 超音波噴霧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21470793A JPH0763379A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 超音波噴霧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763379A true JPH0763379A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16660284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21470793A Pending JPH0763379A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 超音波噴霧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0763379A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233490A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Eikosha Co Ltd | 液体噴霧装置 |
CN103506241A (zh) * | 2012-06-19 | 2014-01-15 | 荣光社股份有限公司 | 液体喷雾装置 |
CN104275267A (zh) * | 2013-07-08 | 2015-01-14 | 荣光社股份有限公司 | 液体喷雾装置 |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP21470793A patent/JPH0763379A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233490A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Eikosha Co Ltd | 液体噴霧装置 |
CN103506241A (zh) * | 2012-06-19 | 2014-01-15 | 荣光社股份有限公司 | 液体喷雾装置 |
CN103506241B (zh) * | 2012-06-19 | 2016-08-03 | 荣光社股份有限公司 | 液体喷雾装置 |
CN104275267A (zh) * | 2013-07-08 | 2015-01-14 | 荣光社股份有限公司 | 液体喷雾装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030114 |