JPH0761172A - Idカード - Google Patents
IdカードInfo
- Publication number
- JPH0761172A JPH0761172A JP5214291A JP21429193A JPH0761172A JP H0761172 A JPH0761172 A JP H0761172A JP 5214291 A JP5214291 A JP 5214291A JP 21429193 A JP21429193 A JP 21429193A JP H0761172 A JPH0761172 A JP H0761172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- protective layer
- layer
- card
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 前記請求項1に記載の発明は、支持体上に、
色素を受容して転写画像を形成する受像層と体積収縮率
が7%以下である紫外線硬化保護層とをこの順に有して
なることを特徴とするIDカードである。 【効果】 この発明によると、大量生産に好適で、硬質
の紫外線保護層を設けてもカールすることなく、長期間
にわたってその強度を維持することができ、受像層に形
成した転写画像の大切な情報を保存することができるI
Dカードを提供することができる。
色素を受容して転写画像を形成する受像層と体積収縮率
が7%以下である紫外線硬化保護層とをこの順に有して
なることを特徴とするIDカードである。 【効果】 この発明によると、大量生産に好適で、硬質
の紫外線保護層を設けてもカールすることなく、長期間
にわたってその強度を維持することができ、受像層に形
成した転写画像の大切な情報を保存することができるI
Dカードを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はIDカードに関し、更
に詳しくは、大量生産に好適で、耐久性に優れると共
に、紫外線硬化保護層を設けるにもかかわらずカールを
生じることがなく、受像層に形成した転写画像を長期間
にわたって保護することができ、大切な個人情報を確実
に保護することができるIDカードに関する。
に詳しくは、大量生産に好適で、耐久性に優れると共
に、紫外線硬化保護層を設けるにもかかわらずカールを
生じることがなく、受像層に形成した転写画像を長期間
にわたって保護することができ、大切な個人情報を確実
に保護することができるIDカードに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】現在、自
動車免許証等の免許証類をはじめ、身分証明証、写真付
き会員証、認証識別カード、写真付き名刺等の多くの各
種IDカードが普及してきている。これらのIDカー
ド、例えば自動車免許証等のIDカードは、支持体の表
面に、銀塩写真法により顔写真を形成すると共に、印刷
法等により必要な情報を記載し、更にその表面に、これ
らの情報の保護・維持あるいはIDカードの耐久性の向
上等を目的として、主にアクリル系樹脂からなる紫外線
硬化性樹脂を塗布し、これに紫外線を照射して形成する
硬質の紫外線硬化保護層が設けられていた。
動車免許証等の免許証類をはじめ、身分証明証、写真付
き会員証、認証識別カード、写真付き名刺等の多くの各
種IDカードが普及してきている。これらのIDカー
ド、例えば自動車免許証等のIDカードは、支持体の表
面に、銀塩写真法により顔写真を形成すると共に、印刷
法等により必要な情報を記載し、更にその表面に、これ
らの情報の保護・維持あるいはIDカードの耐久性の向
上等を目的として、主にアクリル系樹脂からなる紫外線
硬化性樹脂を塗布し、これに紫外線を照射して形成する
硬質の紫外線硬化保護層が設けられていた。
【0003】しかしながら、これら従来のIDカードに
は以下のような問題がある。即ち、前記銀塩写真法等に
よる顔写真の形成が、露光、現像、定着、漂白等の複雑
な多段階の工程を有するので、大量にしかも迅速にID
カードを生産しなければならない現場においては、必ず
しも適切ではない。あるいは、紫外線硬化樹脂を塗布し
硬化する際、その硬化前後での体積の変化率、即ち体積
収縮率が、前記アクリル系樹脂を主成分とする紫外線硬
化樹脂の場合は大きいので、かかる紫外線硬化樹脂を用
いて紫外線硬化保護層を形成するとIDカードに湾曲
(カール)が発生したり、あるいは長期間の使用で折れ
曲がった際、表面に割れ目が入ったりするといった問題
である。IDカードがカールしてしまうと、その収納に
不便を来すばかりか、IDカードにおける情報を読み取
る読み取り機械に挿入することもできなくなってしまう
ので、カールの問題は重大である。
は以下のような問題がある。即ち、前記銀塩写真法等に
よる顔写真の形成が、露光、現像、定着、漂白等の複雑
な多段階の工程を有するので、大量にしかも迅速にID
カードを生産しなければならない現場においては、必ず
しも適切ではない。あるいは、紫外線硬化樹脂を塗布し
硬化する際、その硬化前後での体積の変化率、即ち体積
収縮率が、前記アクリル系樹脂を主成分とする紫外線硬
化樹脂の場合は大きいので、かかる紫外線硬化樹脂を用
いて紫外線硬化保護層を形成するとIDカードに湾曲
(カール)が発生したり、あるいは長期間の使用で折れ
曲がった際、表面に割れ目が入ったりするといった問題
である。IDカードがカールしてしまうと、その収納に
不便を来すばかりか、IDカードにおける情報を読み取
る読み取り機械に挿入することもできなくなってしまう
ので、カールの問題は重大である。
【0004】かかる事情の下、最近では、支持体の表面
に、昇華型感熱転写記録方式により階調情報含有画像
等、あるいは熱溶融型感熱転写記録方式により文字情報
含有画像等の転写画像を形成した受像層を設けることに
より、銀塩写真法における操作の煩わしさの問題は解消
されるようになった。しかし、紫外線硬化保護層のカー
ルの問題に対しては、依然として有効な解決策がないの
が現状である。かかる問題を早期に解決することが、現
代の大量カード社会において要求される重要な問題の一
つになっている。
に、昇華型感熱転写記録方式により階調情報含有画像
等、あるいは熱溶融型感熱転写記録方式により文字情報
含有画像等の転写画像を形成した受像層を設けることに
より、銀塩写真法における操作の煩わしさの問題は解消
されるようになった。しかし、紫外線硬化保護層のカー
ルの問題に対しては、依然として有効な解決策がないの
が現状である。かかる問題を早期に解決することが、現
代の大量カード社会において要求される重要な問題の一
つになっている。
【0005】この発明は、前記問題を解決し、大量生産
に好適で、硬質の紫外線保護層を設けてもカールするこ
となく、長期間にわたってその強度を維持することがで
き、受像層に形成した転写画像の大切な情報を保存する
ことができるIDカードを提供することを目的とする。
に好適で、硬質の紫外線保護層を設けてもカールするこ
となく、長期間にわたってその強度を維持することがで
き、受像層に形成した転写画像の大切な情報を保存する
ことができるIDカードを提供することを目的とする。
【0006】
【前記課題を解決するための手段】前記目的を達成する
ためにこの発明者らが鋭意検討した結果、紫外線硬化樹
脂層の中でも特定の性質を有する紫外線硬化樹脂層は、
実用上差し支えのない程度にカールを抑制することがで
きるのを見い出してこの発明に到達した。
ためにこの発明者らが鋭意検討した結果、紫外線硬化樹
脂層の中でも特定の性質を有する紫外線硬化樹脂層は、
実用上差し支えのない程度にカールを抑制することがで
きるのを見い出してこの発明に到達した。
【0007】即ち、前記請求項1に記載の発明は、支持
体の一方の表面に、色素を受容して転写画像を形成する
受像層と体積収縮率が7%以下である紫外線硬化保護層
とをこの順に有してなることを特徴とするIDカードで
あり、前記請求項2に記載の発明は、前記紫外線硬化保
護層の厚みが1〜30μmである前記請求項1に記載の
IDカードである。
体の一方の表面に、色素を受容して転写画像を形成する
受像層と体積収縮率が7%以下である紫外線硬化保護層
とをこの順に有してなることを特徴とするIDカードで
あり、前記請求項2に記載の発明は、前記紫外線硬化保
護層の厚みが1〜30μmである前記請求項1に記載の
IDカードである。
【0008】以下、この発明に係るIDカードにつき詳
細に説明する。
細に説明する。
【0009】この発明に係るIDカードは、紫外線硬化
保護層(1)、支持体(2)および受像層(3)を有
し、更に必要に応じて中間層(4)、透明保護層(5)
あるいは筆記層(6)を有してなる。
保護層(1)、支持体(2)および受像層(3)を有
し、更に必要に応じて中間層(4)、透明保護層(5)
あるいは筆記層(6)を有してなる。
【0010】(1)紫外線硬化保護層 前記紫外線硬化保護層は、その硬化前後における体積収
縮率が通常7%以下、好ましくは6%以下であり、また
その厚みが通常1〜30μm、好ましくは1〜25μm
である。前記体積収縮率が、10%を越えると、紫外線
硬化保護層を有するIDカードは紫外線硬化保護層側に
湾曲(カール)してしまうことがある。また、7%以下
であっても、その厚みが30μmを越えると、紫外線硬
化保護層を有するIDカードは、紫外線硬化保護層側に
カールしてしまい、一方、1μm以下であると、形成し
た転写画像を十分に保護することができず、また機械的
特性が十分でなくなることがある。この発明において
は、紫外線硬化保護層の体積収縮率とその厚みとが前記
範囲を満たすときに、IDカードのカールが有効に防止
されるのである。
縮率が通常7%以下、好ましくは6%以下であり、また
その厚みが通常1〜30μm、好ましくは1〜25μm
である。前記体積収縮率が、10%を越えると、紫外線
硬化保護層を有するIDカードは紫外線硬化保護層側に
湾曲(カール)してしまうことがある。また、7%以下
であっても、その厚みが30μmを越えると、紫外線硬
化保護層を有するIDカードは、紫外線硬化保護層側に
カールしてしまい、一方、1μm以下であると、形成し
た転写画像を十分に保護することができず、また機械的
特性が十分でなくなることがある。この発明において
は、紫外線硬化保護層の体積収縮率とその厚みとが前記
範囲を満たすときに、IDカードのカールが有効に防止
されるのである。
【0011】なお、硬化前後における紫外線硬化保護層
の体積収縮率とは、後述するように紫外線硬化保護層を
形成するための紫外線硬化保護層形成用コーティング剤
の常温下における体積に対する硬化後の紫外線硬化保護
層の体積の占める割合(%)をいう。
の体積収縮率とは、後述するように紫外線硬化保護層を
形成するための紫外線硬化保護層形成用コーティング剤
の常温下における体積に対する硬化後の紫外線硬化保護
層の体積の占める割合(%)をいう。
【0012】前記紫外線硬化保護層は、以下に説明する
各種の紫外線硬化樹脂または紫外線硬化樹脂組成物から
適宜に選択される樹脂または樹脂組成物を含有する紫外
線硬化保護層形成用コーティング剤を後述の受像層にお
ける表面に塗布し、これに紫外線を照射することにより
形成することができる。
各種の紫外線硬化樹脂または紫外線硬化樹脂組成物から
適宜に選択される樹脂または樹脂組成物を含有する紫外
線硬化保護層形成用コーティング剤を後述の受像層にお
ける表面に塗布し、これに紫外線を照射することにより
形成することができる。
【0013】前記紫外線硬化保護層を形成することので
きる紫外線硬化樹脂あるいは紫外線硬化樹脂組成物とし
ては、例えばエポキシ系樹脂、あるいはエポキシタイプ
の樹脂を主成分する樹脂組成物等を好適に挙げることが
できる。
きる紫外線硬化樹脂あるいは紫外線硬化樹脂組成物とし
ては、例えばエポキシ系樹脂、あるいはエポキシタイプ
の樹脂を主成分する樹脂組成物等を好適に挙げることが
できる。
【0014】前記紫外線硬化保護層形成用コーティング
剤としては、紫外線硬化性のプレポリマーおよび/また
はモノマーと重合開始剤とを主成分とする組成物によっ
て形成することができる。
剤としては、紫外線硬化性のプレポリマーおよび/また
はモノマーと重合開始剤とを主成分とする組成物によっ
て形成することができる。
【0015】前記紫外線硬化性のプレポリマー、モノマ
ーとしては、ラジカル重合によって高分子化の起こるタ
イプ(主にアクリレートタイプ)や、カチオン重合によ
り高分子化の起こるタイプ(主にエポキシタイプ)を挙
げることができる。この発明においては、その目的を害
さない限りどちらを用いても構わないが、エポキシタイ
プのプレポリマーあるいはモノマーが好ましい。
ーとしては、ラジカル重合によって高分子化の起こるタ
イプ(主にアクリレートタイプ)や、カチオン重合によ
り高分子化の起こるタイプ(主にエポキシタイプ)を挙
げることができる。この発明においては、その目的を害
さない限りどちらを用いても構わないが、エポキシタイ
プのプレポリマーあるいはモノマーが好ましい。
【0016】以下に、エポキシタイプの紫外線硬化性プ
レポリマー、モノマーにつき記載する。前記エポキシ系
のプレポリマー、モノマーとしては、1分子内にエポキ
シ基を2個以上含有するプレポリマーを挙げることがで
きる。このようなプレポリマーとしては、例えば脂環式
ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリシジルエステル
類、多価アルコールのポリグリシジルエーテル類、ポリ
オキシアルキレングリコールのポリグリシジルエーテル
類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類、芳
香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類の水素添加
化合物類、ウレタンポリエポキシ化合物類およびエポキ
シ化ポリブタジエン類等を挙げることができる。これら
のプレポリマーは、その一種を単独で使用することもで
きるし、また、その二種以上を混合して使用することも
できる。
レポリマー、モノマーにつき記載する。前記エポキシ系
のプレポリマー、モノマーとしては、1分子内にエポキ
シ基を2個以上含有するプレポリマーを挙げることがで
きる。このようなプレポリマーとしては、例えば脂環式
ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリシジルエステル
類、多価アルコールのポリグリシジルエーテル類、ポリ
オキシアルキレングリコールのポリグリシジルエーテル
類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類、芳
香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類の水素添加
化合物類、ウレタンポリエポキシ化合物類およびエポキ
シ化ポリブタジエン類等を挙げることができる。これら
のプレポリマーは、その一種を単独で使用することもで
きるし、また、その二種以上を混合して使用することも
できる。
【0017】前記紫外線硬化保護層形成用コーティング
剤中の、エポキシ基を1分子内に2個以上有するプレポ
リマーの含有量は70重量%以上であるのが好ましい。
剤中の、エポキシ基を1分子内に2個以上有するプレポ
リマーの含有量は70重量%以上であるのが好ましい。
【0018】前記重合開始剤としては、カチオン重合開
始剤が好ましく、具体的には芳香族オニウム塩を挙げる
ことができる。
始剤が好ましく、具体的には芳香族オニウム塩を挙げる
ことができる。
【0019】前記芳香族オニウム塩としては、周期表第
Va族元素の塩、例えばホスホニウム塩(例えばヘキサ
フルオロリン酸トリフェニルフェナシルホスホニウム
等)、第VIa族元素の塩、例えばスルホニウム塩(例
えばテトラフルオロホウ酸トリフェニルスルホニウム、
ヘキサフルオロリン酸トリフェニルスルホニウム、ヘキ
サフルオロリン酸トリス(4−チオメトキシフェニ
ル)、スルホニウムおよびヘキシサフルオロアンチモン
酸トリフェニルスルホニウム等)、および第VII a族元
素の塩、例えばヨードニウム塩(例えば塩化ジフェニル
ヨードニウム等)を挙げることができる。
Va族元素の塩、例えばホスホニウム塩(例えばヘキサ
フルオロリン酸トリフェニルフェナシルホスホニウム
等)、第VIa族元素の塩、例えばスルホニウム塩(例
えばテトラフルオロホウ酸トリフェニルスルホニウム、
ヘキサフルオロリン酸トリフェニルスルホニウム、ヘキ
サフルオロリン酸トリス(4−チオメトキシフェニ
ル)、スルホニウムおよびヘキシサフルオロアンチモン
酸トリフェニルスルホニウム等)、および第VII a族元
素の塩、例えばヨードニウム塩(例えば塩化ジフェニル
ヨードニウム等)を挙げることができる。
【0020】このような芳香族オニウム塩をエポキシ化
合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用する
ことは、米国特許第4,058,401号、同第4,0
69,055号、同第4,101,513号および同第
4,161,478号公報に詳述されている。
合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用する
ことは、米国特許第4,058,401号、同第4,0
69,055号、同第4,101,513号および同第
4,161,478号公報に詳述されている。
【0021】好ましいカチオン重合開始剤としては、第
VIa族元素のスルホニウム塩が挙げることができる。
その中でも、紫外線硬化性と紫外線硬化性の組成物の貯
蔵安定性の観点からすると、ヘキサフルオロアンチモン
酸トリアリールスホニウムが好ましい。
VIa族元素のスルホニウム塩が挙げることができる。
その中でも、紫外線硬化性と紫外線硬化性の組成物の貯
蔵安定性の観点からすると、ヘキサフルオロアンチモン
酸トリアリールスホニウムが好ましい。
【0022】前記紫外線硬化保護層用コーティング剤中
には、更に油類(特にシリコーン油)、シリコーン−ア
ルキレンオキシド共重合体(例えばユニオンカーバイド
社から市販されているL−5410)のような界面活性
剤、シリコーン油含有脂肪族エポキシド類、3M社から
市販されているFO−171および3M社から市販され
ているFO−430、大日本インキ株式会社から市販さ
れているMegafac F−141のようなフルオロ
カーボン界面活性剤等を含有させてもよい。
には、更に油類(特にシリコーン油)、シリコーン−ア
ルキレンオキシド共重合体(例えばユニオンカーバイド
社から市販されているL−5410)のような界面活性
剤、シリコーン油含有脂肪族エポキシド類、3M社から
市販されているFO−171および3M社から市販され
ているFO−430、大日本インキ株式会社から市販さ
れているMegafac F−141のようなフルオロ
カーボン界面活性剤等を含有させてもよい。
【0023】前記紫外線硬化保護層用コーティング剤中
には、更に、例えばスチレン、パラメチルスチレン、メ
タクリル酸エステル、アクリル酸エステル等のビニル単
量体やセルロース系、熱可塑性ポリエステル、フェニル
グリシジルエーテル、ケイ素含有モノエポキシド、ブチ
ルグリシジルエーテル等のモノエポキシド等が、この発
明の効果を阻害しない範囲で含有されていてもよい。
には、更に、例えばスチレン、パラメチルスチレン、メ
タクリル酸エステル、アクリル酸エステル等のビニル単
量体やセルロース系、熱可塑性ポリエステル、フェニル
グリシジルエーテル、ケイ素含有モノエポキシド、ブチ
ルグリシジルエーテル等のモノエポキシド等が、この発
明の効果を阻害しない範囲で含有されていてもよい。
【0024】また、この紫外線硬化保護層用コーティン
グ剤中には、不活性性成分として染料、顔料、増粘剤、
可塑剤、安定剤、レベリング剤、カップリング剤、粘着
付与剤、シリコーン基含有活性剤、フルオロカーボン基
含有表面活性剤等の濡れ向上剤、その他の各種添加剤、
更にコーティング剤の塗布中における流動性を改良する
ことを目的として、前記カチオン重合開始剤とほとんど
反応しないアセトン、メチルエチルケトン、メチルクロ
ライド等の少量の溶剤を含有させてもよい。更に、紫外
線硬化保護層は、例えば以下に示す微粒子を含有するこ
ともできる。微粒子を含有すると、微粒子を含有しない
場合に比べて、偽造、変造に対して効果があり、また他
のカードとの識別も容易とすることができる点で好まし
い。
グ剤中には、不活性性成分として染料、顔料、増粘剤、
可塑剤、安定剤、レベリング剤、カップリング剤、粘着
付与剤、シリコーン基含有活性剤、フルオロカーボン基
含有表面活性剤等の濡れ向上剤、その他の各種添加剤、
更にコーティング剤の塗布中における流動性を改良する
ことを目的として、前記カチオン重合開始剤とほとんど
反応しないアセトン、メチルエチルケトン、メチルクロ
ライド等の少量の溶剤を含有させてもよい。更に、紫外
線硬化保護層は、例えば以下に示す微粒子を含有するこ
ともできる。微粒子を含有すると、微粒子を含有しない
場合に比べて、偽造、変造に対して効果があり、また他
のカードとの識別も容易とすることができる点で好まし
い。
【0025】前記微粒子の材料としては特に制約はない
が、通常、無機微粒子、有機微粒子を用いることができ
る。前記無機微粒子としては、チタンホワイト、炭酸マ
グネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タル
ク、クレー、真ちゅうおよびアルミなどの粉体、箔など
を挙げることができる。前記有機微粒子としては、紫外
線硬化性樹脂モノマーなどに溶解しないものが好まし
い。
が、通常、無機微粒子、有機微粒子を用いることができ
る。前記無機微粒子としては、チタンホワイト、炭酸マ
グネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タル
ク、クレー、真ちゅうおよびアルミなどの粉体、箔など
を挙げることができる。前記有機微粒子としては、紫外
線硬化性樹脂モノマーなどに溶解しないものが好まし
い。
【0026】また、この発明においては前記紫外線硬化
保護層に着色剤を含有させることもできる。前記着色剤
としては、染料、顔料、蛍光色素、赤外吸収色素等を挙
げることができる。前記紫外線硬化保護層内に着色剤を
含有すると、紫外線硬化保護層が特有の色調を帯びると
いう性質を有するようになるので、着色剤を含まない場
合に比べて、変造、偽造される恐れがない点、および他
のカ−ドとの識別も容易になるという点で好ましい。前
記着色剤としては、合成樹脂の分野で一般に知られてい
る顔料や染料、赤外線吸収剤などを挙げることができ
る。着色剤の添加量としては、転写画像の記録情報の視
認に障害が無ければ特に制限はなく種々使用量を選択す
ることができる。
保護層に着色剤を含有させることもできる。前記着色剤
としては、染料、顔料、蛍光色素、赤外吸収色素等を挙
げることができる。前記紫外線硬化保護層内に着色剤を
含有すると、紫外線硬化保護層が特有の色調を帯びると
いう性質を有するようになるので、着色剤を含まない場
合に比べて、変造、偽造される恐れがない点、および他
のカ−ドとの識別も容易になるという点で好ましい。前
記着色剤としては、合成樹脂の分野で一般に知られてい
る顔料や染料、赤外線吸収剤などを挙げることができ
る。着色剤の添加量としては、転写画像の記録情報の視
認に障害が無ければ特に制限はなく種々使用量を選択す
ることができる。
【0027】更に前記紫外線硬化保護層は、その表面に
一定パターンの凸凹を形成することができる。紫外線硬
化護層表面に特定パターンの凹凸、例えばある種のマー
ク、細紋あるいは地紋などの紋様、等を表面に形成する
と、偽造物、変造物との識別を可能にすることができる
点で好ましい。紫外線硬化保護層の表面を凸凹にするに
は、例えば紫外線硬化保護層を、ある特定パターンのグ
ラビヤ目を持つ版によってコーティングする方法。紫外
線硬化性樹脂が半硬化した時点で型押しす方法などによ
り凹凸を形成することができる。
一定パターンの凸凹を形成することができる。紫外線硬
化護層表面に特定パターンの凹凸、例えばある種のマー
ク、細紋あるいは地紋などの紋様、等を表面に形成する
と、偽造物、変造物との識別を可能にすることができる
点で好ましい。紫外線硬化保護層の表面を凸凹にするに
は、例えば紫外線硬化保護層を、ある特定パターンのグ
ラビヤ目を持つ版によってコーティングする方法。紫外
線硬化性樹脂が半硬化した時点で型押しす方法などによ
り凹凸を形成することができる。
【0028】紫外線硬化における紫外線とは、紫外領域
の光を意味し、また、紫外領域の光を含む光線をも含む
意味である。したがって、紫外線の照射として、太陽光
線の照射、低圧水銀灯の照射、高圧水銀灯の照射、超高
圧水銀灯の照射、カーボンア−ク等の照射、メタルハラ
イドランプによる照射、キセノンランプの照射等を挙げ
ることができる。また場合によって、電子線などの高エ
ネルギー線を用いてもよい。
の光を意味し、また、紫外領域の光を含む光線をも含む
意味である。したがって、紫外線の照射として、太陽光
線の照射、低圧水銀灯の照射、高圧水銀灯の照射、超高
圧水銀灯の照射、カーボンア−ク等の照射、メタルハラ
イドランプによる照射、キセノンランプの照射等を挙げ
ることができる。また場合によって、電子線などの高エ
ネルギー線を用いてもよい。
【0029】なお、硬化に際しては、紫外線の照射時ま
たは照射の前後において、紫外線硬化保護層用コーティ
ング剤の塗布膜を加熱すると、硬化時間の短縮を図るこ
とができる。前記紫外線硬化保護層は、後述の透明保護
層を形成した場合はその表面に、透明保護層を形成しな
い場合は、転写画像を形成した受像層の表面に直接形成
する。
たは照射の前後において、紫外線硬化保護層用コーティ
ング剤の塗布膜を加熱すると、硬化時間の短縮を図るこ
とができる。前記紫外線硬化保護層は、後述の透明保護
層を形成した場合はその表面に、透明保護層を形成しな
い場合は、転写画像を形成した受像層の表面に直接形成
する。
【0030】(2)支持体 前記支持体としては、例えば紙、コート紙、および合成
紙(ポリプロピレン、ポリスチレンまたはそれらを紙と
貼り合せた複合材料)等の各種紙類、白色の塩化ビニル
系樹脂シート、白色のポリエチレンテレフタレートベー
スフィルム、透明のポリエチレンテレフタレートベース
フィルム、ポリエチレンナフタレート、ABSベースフ
ィルム、ASベースフィルム、ポリプロピレンベースフ
ィルム、ポリスチレンベースフィルム等の各種プラスチ
ックフィルムないしシート、各種の金属で形成されたフ
ィルムないしシート、各種のセラミックス類で形成され
たフィルムないしシート等を挙げることができる。
紙(ポリプロピレン、ポリスチレンまたはそれらを紙と
貼り合せた複合材料)等の各種紙類、白色の塩化ビニル
系樹脂シート、白色のポリエチレンテレフタレートベー
スフィルム、透明のポリエチレンテレフタレートベース
フィルム、ポリエチレンナフタレート、ABSベースフ
ィルム、ASベースフィルム、ポリプロピレンベースフ
ィルム、ポリスチレンベースフィルム等の各種プラスチ
ックフィルムないしシート、各種の金属で形成されたフ
ィルムないしシート、各種のセラミックス類で形成され
たフィルムないしシート等を挙げることができる。
【0031】前記支持体中には、受像層に形成する転写
画像の鮮明性を高めるために、白色顔料、例えばチタン
ホワイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム等が添加
されているのが好ましい。
画像の鮮明性を高めるために、白色顔料、例えばチタン
ホワイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウ
ム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム等が添加
されているのが好ましい。
【0032】これらの中で、自動車免許証等のIDカー
ドとするのであれば、前記白色顔料を含有する塩化ビニ
ル系樹脂組成物からなるシートもしくはフィルムが一般
的である。
ドとするのであれば、前記白色顔料を含有する塩化ビニ
ル系樹脂組成物からなるシートもしくはフィルムが一般
的である。
【0033】前記支持体の厚みとしては、通常100〜
1,000μmであり、200〜800μmが好まし
い。前記支持体には、必要に応じてエンボス、サイン、
ICメモリ−、光メモリ−、磁気記録層、他の印刷等を
設けもよい。
1,000μmであり、200〜800μmが好まし
い。前記支持体には、必要に応じてエンボス、サイン、
ICメモリ−、光メモリ−、磁気記録層、他の印刷等を
設けもよい。
【0034】(3)受像層 前記受像層は、基本的には受像層用バインダーによって
種々の方法により形成することができる。前記受像層用
バインダーの組成は、目的に応じて適宜選択することが
できる。前記受像層は、離型剤を含むことが好ましく、
後述する金属イオン含有化合物、更に必要に応じて各種
の添加剤を含んでもよい。また、前記受像層は、単数の
層で形成されても、あるいは複数の層で形成されてもよ
い。
種々の方法により形成することができる。前記受像層用
バインダーの組成は、目的に応じて適宜選択することが
できる。前記受像層は、離型剤を含むことが好ましく、
後述する金属イオン含有化合物、更に必要に応じて各種
の添加剤を含んでもよい。また、前記受像層は、単数の
層で形成されても、あるいは複数の層で形成されてもよ
い。
【0035】前記支持体の表面または後述の中間層を設
ける場合にはその表面に形成される受像層の厚みとして
は、通常1〜20μmであり、好ましくは3〜10μm
である。
ける場合にはその表面に形成される受像層の厚みとして
は、通常1〜20μmであり、好ましくは3〜10μm
である。
【0036】〈受像層用バインダー〉前記受像層用バイ
ンダ−としては、特に制限は無くそれ自体公知の種々の
樹脂を用いることができる。例えば、ポリ塩化ビニル樹
脂、塩化ビニルと他のモノマー(例えばイソブチルビニ
ルエーテル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、ポリビニルアルコ−ル、ポリカ−ボネート、三酢酸
セルロ−ス、ポリスチレン、スチレンと他のモノマ−
(例えばアクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩化
エチレン等)との共重合体、ビニルトルエンアクリレー
ト樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹
脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカプロラクト
ン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、およびそれらの変
性物などを挙げることができる。
ンダ−としては、特に制限は無くそれ自体公知の種々の
樹脂を用いることができる。例えば、ポリ塩化ビニル樹
脂、塩化ビニルと他のモノマー(例えばイソブチルビニ
ルエーテル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタ−ル系樹
脂、ポリビニルアルコ−ル、ポリカ−ボネート、三酢酸
セルロ−ス、ポリスチレン、スチレンと他のモノマ−
(例えばアクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩化
エチレン等)との共重合体、ビニルトルエンアクリレー
ト樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹
脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカプロラクト
ン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、およびそれらの変
性物などを挙げることができる。
【0037】これらの中でも、ポリ塩化ビニル樹脂、塩
化ビニルと他のモノマ−との共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、スチレンと他のモノ
マ−との共重合体、エポキシ樹脂が好ましい。これらの
樹脂は一種を単独に用いることもできるし、二種以上を
組合せて用いることもできる。上記各種の樹脂は、種々
の方法により新たに合成して使用してもよいが、市販品
を使用することもできる。
化ビニルと他のモノマ−との共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリビニルアセタ−ル系樹脂、スチレンと他のモノ
マ−との共重合体、エポキシ樹脂が好ましい。これらの
樹脂は一種を単独に用いることもできるし、二種以上を
組合せて用いることもできる。上記各種の樹脂は、種々
の方法により新たに合成して使用してもよいが、市販品
を使用することもできる。
【0038】なお、前記受像層は、上述した各種の樹脂
はその反応活性点を利用して(反応活性点が無い場合は
それを樹脂に付与する。)、放射線、熱、湿気、触媒等
により架橋もしくは硬化することにより形成することが
できる。かかる場合には、エポキシ、アクリルの如き放
射線活性モノマーや、イソシアナートの如き架橋剤を用
いることができる。
はその反応活性点を利用して(反応活性点が無い場合は
それを樹脂に付与する。)、放射線、熱、湿気、触媒等
により架橋もしくは硬化することにより形成することが
できる。かかる場合には、エポキシ、アクリルの如き放
射線活性モノマーや、イソシアナートの如き架橋剤を用
いることができる。
【0039】〈離型剤〉前記受像層には、後述する画像
形成後のインクシートと受像層との剥離を容易ならしめ
るために、離型剤を添加することが好ましい。前記離型
剤としては、例えばシリコーンオイル(シリコーン樹脂
と称されるものも含む。)、ポリエチレンワックス、ア
ミドワックス、テフロンパウダー等の固型ワックス類、
弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤、金属微粉末、シ
リカゲル、金属酸化物、カーボンブラック、および樹脂
微粉末などのフィラー等を挙げることができる。これら
は一種単独で用いてもよく、あるいは二種以上を併用す
ることもできる。
形成後のインクシートと受像層との剥離を容易ならしめ
るために、離型剤を添加することが好ましい。前記離型
剤としては、例えばシリコーンオイル(シリコーン樹脂
と称されるものも含む。)、ポリエチレンワックス、ア
ミドワックス、テフロンパウダー等の固型ワックス類、
弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤、金属微粉末、シ
リカゲル、金属酸化物、カーボンブラック、および樹脂
微粉末などのフィラー等を挙げることができる。これら
は一種単独で用いてもよく、あるいは二種以上を併用す
ることもできる。
【0040】前記シリコーンオイルには、単に添加する
タイプ(単純添加型)と、硬化または反応させるタイプ
(硬化反応型)とがある。前記単純添加型の場合には、
バインダーとの相溶性を向上させるために、変性シリコ
ーンオイル(例えばポリエステル変性シリコン樹脂、ウ
レタン変性シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂
等)を使用するのが好ましい。これらの単純添加型のシ
リコーンオイルの添加量は、その種類に応じて様々に変
化することがあるから一律に決定することができない
が、一般的にいうと、受像層用バインダーに対して、通
常0.1〜30重量%であり、0.5〜20重量%が好
ましい。
タイプ(単純添加型)と、硬化または反応させるタイプ
(硬化反応型)とがある。前記単純添加型の場合には、
バインダーとの相溶性を向上させるために、変性シリコ
ーンオイル(例えばポリエステル変性シリコン樹脂、ウ
レタン変性シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂
等)を使用するのが好ましい。これらの単純添加型のシ
リコーンオイルの添加量は、その種類に応じて様々に変
化することがあるから一律に決定することができない
が、一般的にいうと、受像層用バインダーに対して、通
常0.1〜30重量%であり、0.5〜20重量%が好
ましい。
【0041】前記硬化反応型のシリコーンオイルとして
は、反応硬化型(アミノ変性シリコーンオイルとエポキ
シ変性シリコーンオイルとを反応硬化させたもの)、光
硬化型、触媒硬化型等を挙げることができる。これら硬
化型シリコーンオイルの添加量は、受像層用バインダー
の0.5〜30重量%が好ましい。
は、反応硬化型(アミノ変性シリコーンオイルとエポキ
シ変性シリコーンオイルとを反応硬化させたもの)、光
硬化型、触媒硬化型等を挙げることができる。これら硬
化型シリコーンオイルの添加量は、受像層用バインダー
の0.5〜30重量%が好ましい。
【0042】上記のシリコーンオイル以外の離型剤の添
加量は、受像層に対し1〜40重量%が好ましい。
加量は、受像層に対し1〜40重量%が好ましい。
【0043】〈金属イオン含有化合物〉前記受像層が金
属イオン含有化合物を含有すると、受像層に感熱転写さ
れる熱拡散性色素がキレート化可能な色素であると、熱
拡散性色素と金属イオン含有化合物とによるキレート色
素が形成されることにより定着性の良好な画像を形成す
ることができる。
属イオン含有化合物を含有すると、受像層に感熱転写さ
れる熱拡散性色素がキレート化可能な色素であると、熱
拡散性色素と金属イオン含有化合物とによるキレート色
素が形成されることにより定着性の良好な画像を形成す
ることができる。
【0044】前記金属イオン含有化合物を構成する金属
イオンとしては、周期律表の第I〜第VIII族に属す
る2価および多価の金属が挙げられるが、これらの中で
もAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、
Ni、Sn、TiおよびZnが好ましく、特にNi、C
u、Co、CrおよびZnが好ましい。
イオンとしては、周期律表の第I〜第VIII族に属す
る2価および多価の金属が挙げられるが、これらの中で
もAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、
Ni、Sn、TiおよびZnが好ましく、特にNi、C
u、Co、CrおよびZnが好ましい。
【0045】これらの金属イオンを含有する化合物とし
ては、該金属の無機または有機の塩および該金属の錯体
が好ましい。具体例を挙げると、Ni2+、Cu2+、Co
2+、Cr2+およびZn2+を含有する下記一般式で表され
る錯体を好ましく用いることができる。
ては、該金属の無機または有機の塩および該金属の錯体
が好ましい。具体例を挙げると、Ni2+、Cu2+、Co
2+、Cr2+およびZn2+を含有する下記一般式で表され
る錯体を好ましく用いることができる。
【0046】 [M(Q1 )k (Q2 )m (Q3 )n ]p+p(L- ) ただし、式中、Mは金属イオンを表し、Q1 、Q2 、Q
3 は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位
化合物を表す。前記配位化合物としては、例えば「キレ
ート化学(5)(南江堂)」に記載されている配位化合
物から選択することができる。更に好ましくは、金属と
配位結合する少なくとも一個のアミノ基を有する配位化
合物を挙げることができ、更に具体的には、エチレンジ
アミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよびその誘
導体、ピコリンアミドおよびその誘導体を挙げることが
できる。
3 は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位
化合物を表す。前記配位化合物としては、例えば「キレ
ート化学(5)(南江堂)」に記載されている配位化合
物から選択することができる。更に好ましくは、金属と
配位結合する少なくとも一個のアミノ基を有する配位化
合物を挙げることができ、更に具体的には、エチレンジ
アミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよびその誘
導体、ピコリンアミドおよびその誘導体を挙げることが
できる。
【0047】前記式中、Lは錯体を形成しうる対アニオ
ンであり、Cr、SO4 、ClO4等の無機化合物アニ
オンやベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸
誘導体等の有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好
ましくはテトラフェニルホウ素アニオンおよびその誘導
体、並びにアルキルベンゼンスルホン酸アニオンおよび
その誘導体である。
ンであり、Cr、SO4 、ClO4等の無機化合物アニ
オンやベンゼンスルホン酸誘導体、アルキルスルホン酸
誘導体等の有機化合物アニオンが挙げられるが、特に好
ましくはテトラフェニルホウ素アニオンおよびその誘導
体、並びにアルキルベンゼンスルホン酸アニオンおよび
その誘導体である。
【0048】前記式中、kは1、2または3の整数を表
し、mは1、2または0を表し、nは1または0を表す
が、これらは前記一般式で表される錯体が4座配位か、
6座配位かによって決定されるか、あるいはQ1 、Q2
、Q3 の配位子の数によって決定される。pは1、2
または3を表す。この種の金属イオン含有化合物として
は、米国特許第4,987,049号明細書に例示され
たものを挙げることができる。
し、mは1、2または0を表し、nは1または0を表す
が、これらは前記一般式で表される錯体が4座配位か、
6座配位かによって決定されるか、あるいはQ1 、Q2
、Q3 の配位子の数によって決定される。pは1、2
または3を表す。この種の金属イオン含有化合物として
は、米国特許第4,987,049号明細書に例示され
たものを挙げることができる。
【0049】前記金属イオン含有化合物の添加量は、受
像層に対して0.5〜20g/m2が好ましく、特に1
〜10g/m2 が好ましい。
像層に対して0.5〜20g/m2が好ましく、特に1
〜10g/m2 が好ましい。
【0050】〈添加剤〉前記受像層は、酸化防止剤、U
V吸収剤、光安定剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂
粒子)、顔料を、また、増感剤として可塑剤、熱溶融性
物質等を、添加剤として含有してもよい。
V吸収剤、光安定剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂
粒子)、顔料を、また、増感剤として可塑剤、熱溶融性
物質等を、添加剤として含有してもよい。
【0051】前記酸化防止剤としては、特開昭59−1
82785号、同60−130735号、特開平1−1
27387号等の公報に記載の酸化防止剤、および写真
その他の画像記録材料における画像耐久性を改善するも
のとして公知の化合物を挙げることができる。
82785号、同60−130735号、特開平1−1
27387号等の公報に記載の酸化防止剤、および写真
その他の画像記録材料における画像耐久性を改善するも
のとして公知の化合物を挙げることができる。
【0052】前記UV吸収剤および光安定剤としては、
特開昭59−158287号、同63−74686号、
同63−145089号、同59−19692号、同6
2−229594号、同63−122596号、同61
−283595号、特開平1−204788号等の公報
に記載の化合物、および写真その他の画像記録材料にお
ける画像耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙
げることができる。
特開昭59−158287号、同63−74686号、
同63−145089号、同59−19692号、同6
2−229594号、同63−122596号、同61
−283595号、特開平1−204788号等の公報
に記載の化合物、および写真その他の画像記録材料にお
ける画像耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙
げることができる。
【0053】前記フィラーとしては、無機微粒子や有機
樹脂粒子を挙げることができ、これらは上述した離型剤
を兼ねてもよい。前記無機微粒子としては、シリカゲ
ル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白土、活性白
土、アルミナ等を挙げることができる。前記有機微粒子
としては、フッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アク
リル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げる
ことができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重によ
り異なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
樹脂粒子を挙げることができ、これらは上述した離型剤
を兼ねてもよい。前記無機微粒子としては、シリカゲ
ル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白土、活性白
土、アルミナ等を挙げることができる。前記有機微粒子
としては、フッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アク
リル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げる
ことができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重によ
り異なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0054】前記顔料としては、代表例としてチタンホ
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
等を挙げることができる。
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
等を挙げることができる。
【0055】前記可塑剤としては、フタル酸エステル
類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル
類、その他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、
クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エ
ステル類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類等
を挙げることができる。
類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル
類、その他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、
クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エ
ステル類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類等
を挙げることができる。
【0056】前記熱溶融性物質としては、テルピネオー
ル、メントール、1,4−シクロヘキサンジオール、フ
ェノール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズアミ
ド等のアミド類、クマリン、ケイ皮酸ベンジル等のエス
テル類、ジフェニルエーテル、クラウンエーテル等のエ
ーテル類、カンファー、p−メチルアセトフェノン等の
ケトン類、バニリン、ジメトキシベンズアルデヒド等の
アルデヒド類、ノルボルネン、スチルベン等の炭化水素
類、マルガリン酸等の高級脂肪酸、エイコサノール等の
高級アルコール、パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エ
ステル、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベ
ヘニルアミン等の高級アミン等に代表される単分子化合
物、カルナバロウ、蜜ロウ、パラフィンワックス、エス
テルワックス、モンタンロウ、アミドワックス等のワッ
クス類、エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジン
フェノール樹脂等のロジン誘導体、フェノール樹脂、ケ
トン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、テ
ルペン樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエ
ン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどのポリオレフィンオ
キサイド等に代表される高分子化合物などを挙げること
ができる。前記熱溶融性物質は、融点あるいは軟化点が
10〜150℃の化合物が好ましい。
ル、メントール、1,4−シクロヘキサンジオール、フ
ェノール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズアミ
ド等のアミド類、クマリン、ケイ皮酸ベンジル等のエス
テル類、ジフェニルエーテル、クラウンエーテル等のエ
ーテル類、カンファー、p−メチルアセトフェノン等の
ケトン類、バニリン、ジメトキシベンズアルデヒド等の
アルデヒド類、ノルボルネン、スチルベン等の炭化水素
類、マルガリン酸等の高級脂肪酸、エイコサノール等の
高級アルコール、パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エ
ステル、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベ
ヘニルアミン等の高級アミン等に代表される単分子化合
物、カルナバロウ、蜜ロウ、パラフィンワックス、エス
テルワックス、モンタンロウ、アミドワックス等のワッ
クス類、エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジン
フェノール樹脂等のロジン誘導体、フェノール樹脂、ケ
トン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、テ
ルペン樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエ
ン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールなどのポリオレフィンオ
キサイド等に代表される高分子化合物などを挙げること
ができる。前記熱溶融性物質は、融点あるいは軟化点が
10〜150℃の化合物が好ましい。
【0057】この発明においては、上記の添加剤全体の
添加量が、受像層用樹脂に対して、0.1〜30重量%
の範囲内において選定するのが好ましい。
添加量が、受像層用樹脂に対して、0.1〜30重量%
の範囲内において選定するのが好ましい。
【0058】〈受像層の製造〉前記受像層は、受像層を
形成する成分を溶媒に分散あるいは溶解してなる受像層
用塗工液を調製し、その受像層用塗工液を前記支持体の
表面に塗布・乾燥する塗工法によって製造することがで
きる。また、前記受像層を形成する成分を有する混合物
を溶融押出しし、前記支持体の表面に貼りつけるラミネ
ート法等によっても製造することができる。
形成する成分を溶媒に分散あるいは溶解してなる受像層
用塗工液を調製し、その受像層用塗工液を前記支持体の
表面に塗布・乾燥する塗工法によって製造することがで
きる。また、前記受像層を形成する成分を有する混合物
を溶融押出しし、前記支持体の表面に貼りつけるラミネ
ート法等によっても製造することができる。
【0059】前記塗工法に用いる溶媒としては、水、ア
ルコール、メチルエチルケトン、トルエン、ジオキサ
ン、シクロヘキサノン等、従来から公知の溶媒を挙げる
ことができる。
ルコール、メチルエチルケトン、トルエン、ジオキサ
ン、シクロヘキサノン等、従来から公知の溶媒を挙げる
ことができる。
【0060】前記ラミネート法を採用するときには、共
押出法を採用することもできる。前記受像層は、支持体
の一方の表面における全面に渡って形成されていてもよ
いし、また一部に形成されていてもよいが、この発明で
は支持体の一部に形成されているものが好ましい。
押出法を採用することもできる。前記受像層は、支持体
の一方の表面における全面に渡って形成されていてもよ
いし、また一部に形成されていてもよいが、この発明で
は支持体の一部に形成されているものが好ましい。
【0061】−−転写画像の形成−− 前記受像層には、階調性を有する人物画像等の階調情報
含有画像と、IDカードを所持する個人に関する情報あ
るいはそのIDカードを発行する発行所固有の情報を記
載した文字、図形、記号等を表す文字情報含有画像とを
感熱転写記録用インクシートを用いて形成する。
含有画像と、IDカードを所持する個人に関する情報あ
るいはそのIDカードを発行する発行所固有の情報を記
載した文字、図形、記号等を表す文字情報含有画像とを
感熱転写記録用インクシートを用いて形成する。
【0062】前記感熱転写記録用インクシートは、基本
的には、支持体上にインク層を積層することによって形
成することができる。前記感熱転写記録用インクシート
には、熱溶融記録方式に用いる溶融性インク層を有する
もの(熱溶融型転写記録用インクシート)、あるいは熱
拡散転写方式に用いるところの、熱拡散性色素含有イン
ク層を有するもの(熱拡散転写記録用インクシート)な
どがある。これらの内、通常、階調情報含有画像等は熱
拡散転写記録用インクシートにより形成し、文字情報含
有画像については、熱拡散転写記録用インクシートある
いは熱溶融型転写記録用インクシートにより形成する。
的には、支持体上にインク層を積層することによって形
成することができる。前記感熱転写記録用インクシート
には、熱溶融記録方式に用いる溶融性インク層を有する
もの(熱溶融型転写記録用インクシート)、あるいは熱
拡散転写方式に用いるところの、熱拡散性色素含有イン
ク層を有するもの(熱拡散転写記録用インクシート)な
どがある。これらの内、通常、階調情報含有画像等は熱
拡散転写記録用インクシートにより形成し、文字情報含
有画像については、熱拡散転写記録用インクシートある
いは熱溶融型転写記録用インクシートにより形成する。
【0063】{1.熱拡散転写記録用インクシート} =1= 支持体 前記支持体としては、寸法安定性がよく、感熱ヘッドで
の記録の際の熱に耐える材質を有していれば特に制限は
なく、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
サルフォン、ポリビニルアルコールセロファン、ポリス
チレンのような耐熱性のプラスチックフィルムを用いる
ことができる。
の記録の際の熱に耐える材質を有していれば特に制限は
なく、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉紙、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ
サルフォン、ポリビニルアルコールセロファン、ポリス
チレンのような耐熱性のプラスチックフィルムを用いる
ことができる。
【0064】前記支持体の厚さとしては、2〜10μm
が好ましい。前記支持体の形状としては特に制限がな
く、例えば広幅のシートやフィルム、細幅のテープやカ
ードなどの形状を挙げることができる。
が好ましい。前記支持体の形状としては特に制限がな
く、例えば広幅のシートやフィルム、細幅のテープやカ
ードなどの形状を挙げることができる。
【0065】=2= インク層 前記インク層は、熱拡散転写方式によって受像シートに
転写する場合には、必須成分として熱拡散性色素とバイ
ンダーとを含有する。
転写する場合には、必須成分として熱拡散性色素とバイ
ンダーとを含有する。
【0066】=2.1= 熱拡散性色素 前記熱拡散性色素としては、シアン色素、マゼンタ色
素、イエロー色素を挙げることができる。
素、イエロー色素を挙げることができる。
【0067】前記シアン色素としては、特開昭59−7
8896号公報、同59−227948号公報、同60
−24966号公報、同60−53563号公報、同6
0−130735号公報、同60−131292号公
報、同60−239289号公報、同61−19396
号公報、同61−22993号公報、同61−3129
2号公報、同61−31467号公報、同61−359
94号公報、同61−49893号公報、同61−14
8269号公報、同62−191191号公報、同63
−91288号公報、同63−91287号公報、同6
3−290793号公報などに記載されているナフトキ
ノン系色素、アントラキノン系色素、アゾメチン系色素
等を挙げることができる。
8896号公報、同59−227948号公報、同60
−24966号公報、同60−53563号公報、同6
0−130735号公報、同60−131292号公
報、同60−239289号公報、同61−19396
号公報、同61−22993号公報、同61−3129
2号公報、同61−31467号公報、同61−359
94号公報、同61−49893号公報、同61−14
8269号公報、同62−191191号公報、同63
−91288号公報、同63−91287号公報、同6
3−290793号公報などに記載されているナフトキ
ノン系色素、アントラキノン系色素、アゾメチン系色素
等を挙げることができる。
【0068】前記マゼンタ色素としては、特開昭59−
78896号公報、特開昭60−30392号公報、特
開昭60−30394号公報、特開昭60−25359
5号公報、特開昭61−262190号公報、特開昭6
3−5992号公報、特開昭63−205288号公
報、特開昭64−159号、特開昭64−63194号
公報等の各公報に記載されているアントラキノン系色
素、アゾ色素、アゾメチン系色素等を挙げることができ
る。
78896号公報、特開昭60−30392号公報、特
開昭60−30394号公報、特開昭60−25359
5号公報、特開昭61−262190号公報、特開昭6
3−5992号公報、特開昭63−205288号公
報、特開昭64−159号、特開昭64−63194号
公報等の各公報に記載されているアントラキノン系色
素、アゾ色素、アゾメチン系色素等を挙げることができ
る。
【0069】前記イエロー色素としては、特開昭59−
78896号公報、特開昭60−27594号公報、特
開昭60−31560号公報、特開昭60−53565
号公報、特開昭61−12394号公報、特開昭63−
122594号公報等の各公報に記載されているメチン
系色素、アゾ系色素、キノフタロン系色素、アントライ
ソチアゾール系色素を挙げることができる。
78896号公報、特開昭60−27594号公報、特
開昭60−31560号公報、特開昭60−53565
号公報、特開昭61−12394号公報、特開昭63−
122594号公報等の各公報に記載されているメチン
系色素、アゾ系色素、キノフタロン系色素、アントライ
ソチアゾール系色素を挙げることができる。
【0070】前記熱拡散性色素として特に好ましいの
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物をp−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp−
アミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応
により得られるアゾメチン色素およびフェノールまたは
ナフトール誘導体またはp−フェニレンジアミン誘導体
の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸化体の
とのカップリング反応により得られるインドアニリン色
素である。
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物をp−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp−
アミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応
により得られるアゾメチン色素およびフェノールまたは
ナフトール誘導体またはp−フェニレンジアミン誘導体
の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸化体の
とのカップリング反応により得られるインドアニリン色
素である。
【0071】熱拡散性色素含有インク層に含有される熱
拡散性色素としては、形成しようとする画像が単色であ
るならば、イエロー色素、マゼンタ色素、およびシアン
色素の何れであってもよい。
拡散性色素としては、形成しようとする画像が単色であ
るならば、イエロー色素、マゼンタ色素、およびシアン
色素の何れであってもよい。
【0072】IDカ−ドにおける受像層中に金属イオン
含有化合物が含まれているときには、前記熱拡散性色素
としては、前記金属イオン含有化合物とキレートを形成
することのできる色素化合物が好ましい。
含有化合物が含まれているときには、前記熱拡散性色素
としては、前記金属イオン含有化合物とキレートを形成
することのできる色素化合物が好ましい。
【0073】前記金属イオン含有化合物とキレートを形
成する色素化合物としては、特に制限はなくそれ自体公
知の各種の化合物を適宜に選定して使用することができ
る。例えば、特開昭59−78893号、同59−10
9349号、同特願平2−213303号、同2−21
4719号、同2−203742号に記載されているシ
アン画像形成色素(以下シアン色素と称す)、マゼンタ
画像形成色素(以下マゼンタ色素と称す)、イエロー画
像形成色素(以下イエロー色素と称す)などを挙げるこ
とができる。
成する色素化合物としては、特に制限はなくそれ自体公
知の各種の化合物を適宜に選定して使用することができ
る。例えば、特開昭59−78893号、同59−10
9349号、同特願平2−213303号、同2−21
4719号、同2−203742号に記載されているシ
アン画像形成色素(以下シアン色素と称す)、マゼンタ
画像形成色素(以下マゼンタ色素と称す)、イエロー画
像形成色素(以下イエロー色素と称す)などを挙げるこ
とができる。
【0074】上記の色素の中でも、少なくとも前記記載
の金属イオン含有化合物と2座のキレートを形成するこ
とができる色素化合物を使用するのが好ましい。そのよ
うな色素として、例えば下記一般式で表される色素など
を挙げることができる。
の金属イオン含有化合物と2座のキレートを形成するこ
とができる色素化合物を使用するのが好ましい。そのよ
うな色素として、例えば下記一般式で表される色素など
を挙げることができる。
【0075】
【化1】
【0076】ただし、前記式中、X1 は、少なくとも一
つの環が5〜7個の原子から構成される芳香族の炭素
環、または複素環を完成するのに必要な原子の集まりを
表わし、アゾ結合に結合する炭素原子の隣接位の少なく
とも一つが、窒素原子またはキレート化基で置換された
炭素原子である。X2 は、少なくとも一つの環が5〜7
個の原子から構成される芳香族複素環または、芳香族炭
素環を表わす。Gはキレート化基を表す。
つの環が5〜7個の原子から構成される芳香族の炭素
環、または複素環を完成するのに必要な原子の集まりを
表わし、アゾ結合に結合する炭素原子の隣接位の少なく
とも一つが、窒素原子またはキレート化基で置換された
炭素原子である。X2 は、少なくとも一つの環が5〜7
個の原子から構成される芳香族複素環または、芳香族炭
素環を表わす。Gはキレート化基を表す。
【0077】いずれの色素化合物を採用するにしても、
形成しようとする画像の色調によっては、前記三種の色
素のいずれか二種以上または他の熱拡散性色素を含んで
いてもよい。
形成しようとする画像の色調によっては、前記三種の色
素のいずれか二種以上または他の熱拡散性色素を含んで
いてもよい。
【0078】前記熱拡散性色素の使用量は、通常前記イ
ンクシートの支持体1m2 当たり0.1〜20gであ
り、好ましくは0.2〜5gである。
ンクシートの支持体1m2 当たり0.1〜20gであ
り、好ましくは0.2〜5gである。
【0079】=2.2= バインダー 前記バインダーとしては、例えばセルロース付加化合
物、セルロースエステル、セルロースエーテル等のセル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホル
マール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルブチ
ラール等のポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロ
リドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレ
ン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系エステル、ポリ
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸共重合体等の
ビニル系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフ
ィン系樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができ
る。これらの樹脂の中でも、保存性の優れたポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセトアセタールあるいはセル
ロース系樹脂が好ましい。
物、セルロースエステル、セルロースエーテル等のセル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホル
マール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルブチ
ラール等のポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロ
リドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレ
ン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系エステル、ポリ
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸共重合体等の
ビニル系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂、オレフ
ィン系樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができ
る。これらの樹脂の中でも、保存性の優れたポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセトアセタールあるいはセル
ロース系樹脂が好ましい。
【0080】前記各種のバインダーは、その1種を単独
で使用することもできるし、またその2種以上を併用す
ることもできる。前記バインダーと前記熱拡散性色素と
の重量比は、1:10〜10:1が好ましく、特に2:
8〜7:3が好ましい。
で使用することもできるし、またその2種以上を併用す
ることもできる。前記バインダーと前記熱拡散性色素と
の重量比は、1:10〜10:1が好ましく、特に2:
8〜7:3が好ましい。
【0081】=2.3= その他の任意成分 更に前記インク層には、各種の添加剤を適宜に添加する
ことができる。前記添加剤としては、シリコン樹脂、シ
リコンオイル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹
脂、フッ素樹脂、界面活性剤、およびワックス類等の剥
離性化合物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カ
ーボンブラック、および樹脂微粉末等のフィラー、バイ
ンダー成分と反応可能な硬化剤(例えばイソシアネート
類やアクリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)等
を挙げることができる。
ことができる。前記添加剤としては、シリコン樹脂、シ
リコンオイル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹
脂、フッ素樹脂、界面活性剤、およびワックス類等の剥
離性化合物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カ
ーボンブラック、および樹脂微粉末等のフィラー、バイ
ンダー成分と反応可能な硬化剤(例えばイソシアネート
類やアクリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)等
を挙げることができる。
【0082】更にまた、添加剤として転写を促進するた
めの熱溶融性物質、例えばワックスや高級脂肪酸エステ
ルなどの、特開昭59−106997号記載の化合物を
挙げることができる。
めの熱溶融性物質、例えばワックスや高級脂肪酸エステ
ルなどの、特開昭59−106997号記載の化合物を
挙げることができる。
【0083】=3= その他の層 なお、熱拡散転写記録用インクシートは、支持体とイン
ク層とからなる二層構成に限られず、その他の層が形成
されていてもよい。例えば、IDカ−ドにおける受像層
との融着や熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防
止する目的で、前記インク層の表面にオーバーコート層
を設けてもよい。
ク層とからなる二層構成に限られず、その他の層が形成
されていてもよい。例えば、IDカ−ドにおける受像層
との融着や熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防
止する目的で、前記インク層の表面にオーバーコート層
を設けてもよい。
【0084】また、支持体には、バインダーとの接着性
の改良や色素の支持体側への転写、染着を防止する目的
で下引層を有していてもよい。更に、支持体の裏面(イ
ンク層と反対側)には、ヘッドの支持体に対する融着や
スティッキング、熱拡散転写記録用インクシートのシワ
が発生するのを防止する目的でスティッキング防止層を
設けてもよい。
の改良や色素の支持体側への転写、染着を防止する目的
で下引層を有していてもよい。更に、支持体の裏面(イ
ンク層と反対側)には、ヘッドの支持体に対する融着や
スティッキング、熱拡散転写記録用インクシートのシワ
が発生するのを防止する目的でスティッキング防止層を
設けてもよい。
【0085】前記オーバーコート層、下引層およびステ
ィッキング防止層の厚みは、通常0.1〜1μmであ
る。
ィッキング防止層の厚みは、通常0.1〜1μmであ
る。
【0086】{2.熱拡散転写記録用インクシートの製
造}前記熱拡散転写記録用インクシートは、インク層を
形成する前記各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してな
るインク層形成用塗工液を調製し、これを支持体の表面
に塗工し、乾燥することにより製造することができる。
造}前記熱拡散転写記録用インクシートは、インク層を
形成する前記各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してな
るインク層形成用塗工液を調製し、これを支持体の表面
に塗工し、乾燥することにより製造することができる。
【0087】なお、前記バインダーは、1種または2種
以上を溶媒に溶解またはラテックス状に分散させて用い
る。前記溶媒としては、例えば水、エタノール、テトラ
ヒドロフラン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン、クロロホルム、ジオキサン、アセトン、シクロヘキ
サン、酢酸ノルマルブチル等を挙げることができる。
以上を溶媒に溶解またはラテックス状に分散させて用い
る。前記溶媒としては、例えば水、エタノール、テトラ
ヒドロフラン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン、クロロホルム、ジオキサン、アセトン、シクロヘキ
サン、酢酸ノルマルブチル等を挙げることができる。
【0088】前記塗工を行なう方法としては、従来から
公知のグラビアロールによる面順次塗り別け塗布法、押
し出し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法等を
挙げることができる。
公知のグラビアロールによる面順次塗り別け塗布法、押
し出し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法等を
挙げることができる。
【0089】インク層は、支持体の表面の全面あるいは
一部の表面に、単色の熱拡散性色素を含有する層として
形成されてもよいし、また、バインダーとイエロー色素
とを含有するイエローインク層、バインダーとマゼンタ
色素とを含有するマゼンタインク層およびバインダーと
シアン色素とを含有するシアンインク層が、平面方向に
沿って一定の繰り返しで支持体の表面の全面あるいは一
部の表面に形成されていてもよい。
一部の表面に、単色の熱拡散性色素を含有する層として
形成されてもよいし、また、バインダーとイエロー色素
とを含有するイエローインク層、バインダーとマゼンタ
色素とを含有するマゼンタインク層およびバインダーと
シアン色素とを含有するシアンインク層が、平面方向に
沿って一定の繰り返しで支持体の表面の全面あるいは一
部の表面に形成されていてもよい。
【0090】また、平面方向に沿って配列された前記三
層のインク層に加えて、黒色画像形成物質を含む黒色イ
ンク層が介在していてもよい。前記黒色インク層につい
ては、拡散転写型でも溶融転写型でも、鮮明な画像が得
られる。
層のインク層に加えて、黒色画像形成物質を含む黒色イ
ンク層が介在していてもよい。前記黒色インク層につい
ては、拡散転写型でも溶融転写型でも、鮮明な画像が得
られる。
【0091】かくして形成されたインク層の膜厚は、通
常0.2〜10μmであり、0.3〜3μmが好まし
い。
常0.2〜10μmであり、0.3〜3μmが好まし
い。
【0092】なお、熱拡散転写記録用インクシートに、
パーフォレーションを形成したり、あるいは色相の異な
る区域の位置を検出するための検知マークなどを設ける
ことによって、使用時の便を図ることもできる。
パーフォレーションを形成したり、あるいは色相の異な
る区域の位置を検出するための検知マークなどを設ける
ことによって、使用時の便を図ることもできる。
【0093】−−画像形成−− 階調情報含有画像は、例えば前記熱拡散転写記録用イン
クシートのインク層とIDカ−ドにおける受像層とを重
ね合せ、インク層と受像層との界面にイメージワイズに
熱エネルギーを与えることにより形成することができ
る。すると、インク層中の熱拡散性色素は、この画像形
成時に加えられた熱エネルギーに応じた量だけ気化ある
いは昇華し、受像層側に移行され受容される結果、受像
層に色素画像(カラー顔写真画像等の諧調性(カラー)
画像)が形成される。
クシートのインク層とIDカ−ドにおける受像層とを重
ね合せ、インク層と受像層との界面にイメージワイズに
熱エネルギーを与えることにより形成することができ
る。すると、インク層中の熱拡散性色素は、この画像形
成時に加えられた熱エネルギーに応じた量だけ気化ある
いは昇華し、受像層側に移行され受容される結果、受像
層に色素画像(カラー顔写真画像等の諧調性(カラー)
画像)が形成される。
【0094】IDカ−ドにおける受像層として、前記金
属イオン含有化合物を添加した受像層を使用した場合、
上記色素画像はキレート画像として形成される。
属イオン含有化合物を添加した受像層を使用した場合、
上記色素画像はキレート画像として形成される。
【0095】熱エネルギーを与える熱源としては、サー
マルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー光、
赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものを使用する
ことができる。
マルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー光、
赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものを使用する
ことができる。
【0096】前記サーマルヘッドを用いるときは、サー
マルヘッドに印加する電圧あるいはパルス巾を変調する
ことにより、与える熱エネルギーを連続的にあるいは多
段階に変化させることができる。
マルヘッドに印加する電圧あるいはパルス巾を変調する
ことにより、与える熱エネルギーを連続的にあるいは多
段階に変化させることができる。
【0097】前記レーザー光を用いるときは、レーザー
光の光量や照射面積を変化させることにより与える熱エ
ネルギーを変化させることができる。この場合、レーザ
ー光を吸収し易くするため、レーザー光吸収材料(例え
ば、半導体レーザーの場合、カーボンブラックや近赤外
線吸収物質など)をインク層中、もしくはインク層近傍
に存在せしめるとよい。なお、前記レーザー光を用いる
ときは、熱拡散転写記録用インクシートと受像層とを充
分に密着させて行うとよい。音響光学素子を内蔵したド
ットジェネレーターを用いれば網点の大小に応じた熱エ
ネルギーを与えることもできる。
光の光量や照射面積を変化させることにより与える熱エ
ネルギーを変化させることができる。この場合、レーザ
ー光を吸収し易くするため、レーザー光吸収材料(例え
ば、半導体レーザーの場合、カーボンブラックや近赤外
線吸収物質など)をインク層中、もしくはインク層近傍
に存在せしめるとよい。なお、前記レーザー光を用いる
ときは、熱拡散転写記録用インクシートと受像層とを充
分に密着させて行うとよい。音響光学素子を内蔵したド
ットジェネレーターを用いれば網点の大小に応じた熱エ
ネルギーを与えることもできる。
【0098】前記赤外線フラッシュランプを用いるとき
は、レーザー光を用いる場合と同様に、加熱を黒色など
の着色層を介して行うとよい。あるいは黒色などの、画
像の濃淡を連続的に表現したパターンあるいは網点パタ
ーンを介して加熱を行なってもよいし、また一面の黒色
などの着色層と前記のパターンのネガに相当するネガパ
ターンを組合せて加熱を行なってもよい。
は、レーザー光を用いる場合と同様に、加熱を黒色など
の着色層を介して行うとよい。あるいは黒色などの、画
像の濃淡を連続的に表現したパターンあるいは網点パタ
ーンを介して加熱を行なってもよいし、また一面の黒色
などの着色層と前記のパターンのネガに相当するネガパ
ターンを組合せて加熱を行なってもよい。
【0099】熱エネルギーの与え方としては、熱拡散転
写記録用インクシート側から行なっても、IDカ−ドに
おける受像層側から行なっても、あるいは両側から行な
ってもよいが、熱エネルギーの有効利用を優先させるな
ら、熱拡散転写記録用インクシート側から行なうのが望
ましい。
写記録用インクシート側から行なっても、IDカ−ドに
おける受像層側から行なっても、あるいは両側から行な
ってもよいが、熱エネルギーの有効利用を優先させるな
ら、熱拡散転写記録用インクシート側から行なうのが望
ましい。
【0100】以上の熱転写記録により、IDカ−ドにお
ける受像層に一色の画像を記録することができるが、下
記の方法によると、各色の掛け合せからなるカラー写真
調のカラー画像を得ることもできる。例えば、イエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび必要に応じて黒色の感熱転
写記録用感熱シートを順次取り換えて、各色に応じた熱
転写を行なうと、各色の掛け合せからなるカラー写真調
のカラー画像を得ることもできる。
ける受像層に一色の画像を記録することができるが、下
記の方法によると、各色の掛け合せからなるカラー写真
調のカラー画像を得ることもできる。例えば、イエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび必要に応じて黒色の感熱転
写記録用感熱シートを順次取り換えて、各色に応じた熱
転写を行なうと、各色の掛け合せからなるカラー写真調
のカラー画像を得ることもできる。
【0101】なお、次の方法も有効である。即ち、上記
のように各色の熱拡散転写記録用インクシートを用いる
代わりに、予め各色に塗り分けて形成した区域を有する
熱拡散転写記録用インクシートを用いる方法である。ま
ず、イエローの区域を用いてイエローの分色画像を熱転
写し、次にマゼンタの区域を用いてマゼンタの分色画像
を熱転写し、以下、順次に繰り返すことによりイエロ
ー、マゼンタ、シアン、および必要により黒色の分色画
像と順に熱転写する方法を採る。この方法でも、カラー
写真調のカラー画像を得ることが可能であるが、更に好
都合なことに、この方法には前記のような感熱転写記録
用感熱シートの交換が不要になるという利点がある。
のように各色の熱拡散転写記録用インクシートを用いる
代わりに、予め各色に塗り分けて形成した区域を有する
熱拡散転写記録用インクシートを用いる方法である。ま
ず、イエローの区域を用いてイエローの分色画像を熱転
写し、次にマゼンタの区域を用いてマゼンタの分色画像
を熱転写し、以下、順次に繰り返すことによりイエロ
ー、マゼンタ、シアン、および必要により黒色の分色画
像と順に熱転写する方法を採る。この方法でも、カラー
写真調のカラー画像を得ることが可能であるが、更に好
都合なことに、この方法には前記のような感熱転写記録
用感熱シートの交換が不要になるという利点がある。
【0102】更に上記方法で画像を形成した後に、画像
保存性の向上の目的で、上記方法で加熱処理を施しても
よい。例えば、画像形成面全面にわたって、サーマルヘ
ッドでインクシートのインク層を設けていない部分を用
いて、加熱処理したり、あるいは新たにヒートロール等
の加熱処理を行ってもよい。また、近赤外線吸収剤を含
有している場合には、赤外線フラッシュランプを用いて
画像形成面を露光させてもよい。
保存性の向上の目的で、上記方法で加熱処理を施しても
よい。例えば、画像形成面全面にわたって、サーマルヘ
ッドでインクシートのインク層を設けていない部分を用
いて、加熱処理したり、あるいは新たにヒートロール等
の加熱処理を行ってもよい。また、近赤外線吸収剤を含
有している場合には、赤外線フラッシュランプを用いて
画像形成面を露光させてもよい。
【0103】いずれの場合も、加熱手段は問わないが、
受像層内部に色素を更に拡散させるのが目的であるの
で、加熱方向は受像層の支持体側から加熱するのが効果
的で好ましい。上記のようにして受像層に転写画像を形
成することができる。
受像層内部に色素を更に拡散させるのが目的であるの
で、加熱方向は受像層の支持体側から加熱するのが効果
的で好ましい。上記のようにして受像層に転写画像を形
成することができる。
【0104】(4)中間層 この発明のIDカードは、必要に応じて、前記受像層と
支持体との間に、中間層を設けることができる。
支持体との間に、中間層を設けることができる。
【0105】前記中間層としては、IDカードの形態を
維持することができ、その機械的強度を低下させること
がなければ特に制限はなく、種々の材料および方法を選
択することにより形成することができる。
維持することができ、その機械的強度を低下させること
がなければ特に制限はなく、種々の材料および方法を選
択することにより形成することができる。
【0106】中間層を設ける場合には、この中間層と前
記支持体との間の接着力、あるいはこの中間層と前記受
像層との間の接着力が、他の層間における接着力よりも
相対的に小さくなるように形成するのが好ましい。かか
る場合、IDカードの変造を意図して、受像層における
転写画像を形成した界面を選択的に剥離しようとして
も、この中間層の界面における少なくとも一部に剥離が
発生するので、効果的に変造を防止することができる点
で好ましい。
記支持体との間の接着力、あるいはこの中間層と前記受
像層との間の接着力が、他の層間における接着力よりも
相対的に小さくなるように形成するのが好ましい。かか
る場合、IDカードの変造を意図して、受像層における
転写画像を形成した界面を選択的に剥離しようとして
も、この中間層の界面における少なくとも一部に剥離が
発生するので、効果的に変造を防止することができる点
で好ましい。
【0107】前記中間層は、例えば、軟化点の低い樹
脂、粘着付与剤などと熱溶融性物質および/または熱可
塑性物質とを混合した液を前記支持体の表面に塗布する
ことにより形成することができる。
脂、粘着付与剤などと熱溶融性物質および/または熱可
塑性物質とを混合した液を前記支持体の表面に塗布する
ことにより形成することができる。
【0108】前記中間層に用いられる軟化点の低い樹脂
としては、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−エチルア
クリレート等のエチレン系共重合体、ナイロン、ダイマ
ー酸等のポリアミド系樹脂、スチレンーブタジエン、ス
チレンーイソプレン、スチレンーエチレンーブチレン等
のポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリメチル
メタクリレート系樹脂、アイオノマー樹脂、セルロース
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、メラミン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などを挙
げることができる。
としては、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−エチルア
クリレート等のエチレン系共重合体、ナイロン、ダイマ
ー酸等のポリアミド系樹脂、スチレンーブタジエン、ス
チレンーイソプレン、スチレンーエチレンーブチレン等
のポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、ポリメチル
メタクリレート系樹脂、アイオノマー樹脂、セルロース
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、メラミン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などを挙
げることができる。
【0109】また前記粘着付与剤としては、例えばロジ
ン粘着付与剤、水添加ロジン系粘着付与剤、ロジンマレ
イン酸系粘着付与剤、重合ロジン系粘着付与剤およびロ
ジンフェノール系粘着付与剤などの未変性または変性ロ
ジン系粘着付与剤、テルペン系粘着付与剤ならびに石油
樹脂系粘着付与剤およびそれらの変性粘着付与剤などを
挙げることができる。
ン粘着付与剤、水添加ロジン系粘着付与剤、ロジンマレ
イン酸系粘着付与剤、重合ロジン系粘着付与剤およびロ
ジンフェノール系粘着付与剤などの未変性または変性ロ
ジン系粘着付与剤、テルペン系粘着付与剤ならびに石油
樹脂系粘着付与剤およびそれらの変性粘着付与剤などを
挙げることができる。
【0110】前記中間層に含有させることのできる熱溶
融性物質は、前記受像層に含有させることのできる前記
熱溶融性物質と同様である。
融性物質は、前記受像層に含有させることのできる前記
熱溶融性物質と同様である。
【0111】前記中間層形成方法としては、例えば溶媒
を用いた塗工法、ホットメルト塗工法などを挙げること
ができる。
を用いた塗工法、ホットメルト塗工法などを挙げること
ができる。
【0112】このようにして形成される中間層の厚み
は、通常0.1〜10μmであり、0.3〜5μmが好
ましい。
は、通常0.1〜10μmであり、0.3〜5μmが好
ましい。
【0113】(5)透明保護層 この発明のIDカードにおいては、昇華型熱転写方式に
より形成された画像情報を有する受像層上に後述する紫
外線硬化保護層を形成する際、受像層および紫外線硬化
保護層と透明保護層との接着力を良好にすることによ
り、剥離強度等のIDカードの耐久性を向上させると共
に、転写画像の滲みを防止し、長期間にわたって鮮明な
画像情報を維持し保護する目的で、受像層に形成した転
写画像の色素に対し親和性の低い素材からなり、かつ、
前記受像層および紫外線硬化保護層に対する接着性の良
好な透明保護層を設ける。
より形成された画像情報を有する受像層上に後述する紫
外線硬化保護層を形成する際、受像層および紫外線硬化
保護層と透明保護層との接着力を良好にすることによ
り、剥離強度等のIDカードの耐久性を向上させると共
に、転写画像の滲みを防止し、長期間にわたって鮮明な
画像情報を維持し保護する目的で、受像層に形成した転
写画像の色素に対し親和性の低い素材からなり、かつ、
前記受像層および紫外線硬化保護層に対する接着性の良
好な透明保護層を設ける。
【0114】この発明における透明保護層は、更に紫外
線照射時に昇華性色素に対する紫外線の干渉をできるだ
け小さくすることができること、およびコーティング剤
を塗布する際にコーティング剤が昇華性色素に接触しな
いようにすることができること、などの性質を有するこ
とが好ましい。
線照射時に昇華性色素に対する紫外線の干渉をできるだ
け小さくすることができること、およびコーティング剤
を塗布する際にコーティング剤が昇華性色素に接触しな
いようにすることができること、などの性質を有するこ
とが好ましい。
【0115】この透明保護層が形成される領域として
は、受像層における画像情報が形成された部分のみであ
ってもよいし、また受像層全面にわたってもよい。この
透明保護層は、例えばホットスタンプまたは感熱転写方
式などによって画像記録体上に形成することができる。
また、透明保護層中には紫外線吸収剤を含有させておく
こともできる。紫外線吸収剤は紫外線硬化性プレポリマ
ー含有のコーティング剤に紫外線を照射して、これを硬
化する際の紫外線あるいは長期保存時の日光などから、
画像情報を保護するのに有効である。この紫外線吸収剤
は紫外線硬化樹脂層に入れることが困難な場合があるの
で(紫外線硬化性樹脂の硬化を阻害する)透明保護層に
添加することが有効となる。紫外線吸収剤としては、前
記受像層の説明において例示された化合物を挙げること
ができる。紫外線吸収剤の添加量はその種類にもよる
が、通常0.6g/m2 以上であり、1g/m2 以上が
好ましい。
は、受像層における画像情報が形成された部分のみであ
ってもよいし、また受像層全面にわたってもよい。この
透明保護層は、例えばホットスタンプまたは感熱転写方
式などによって画像記録体上に形成することができる。
また、透明保護層中には紫外線吸収剤を含有させておく
こともできる。紫外線吸収剤は紫外線硬化性プレポリマ
ー含有のコーティング剤に紫外線を照射して、これを硬
化する際の紫外線あるいは長期保存時の日光などから、
画像情報を保護するのに有効である。この紫外線吸収剤
は紫外線硬化樹脂層に入れることが困難な場合があるの
で(紫外線硬化性樹脂の硬化を阻害する)透明保護層に
添加することが有効となる。紫外線吸収剤としては、前
記受像層の説明において例示された化合物を挙げること
ができる。紫外線吸収剤の添加量はその種類にもよる
が、通常0.6g/m2 以上であり、1g/m2 以上が
好ましい。
【0116】前記透明保護層は、一層で形成されていて
も、二以上の層で形成されいてもよいが、この発明にお
いては、複数の層で形成されている方が好ましく、具体
的には、透明保護層における紫外線硬化保護層と接する
層が、前記ポリビニルアセトアセタールを含有すること
が好ましい。かかる場合、紫外線硬化保護層との接着力
を向上させることができる点で好ましい。
も、二以上の層で形成されいてもよいが、この発明にお
いては、複数の層で形成されている方が好ましく、具体
的には、透明保護層における紫外線硬化保護層と接する
層が、前記ポリビニルアセトアセタールを含有すること
が好ましい。かかる場合、紫外線硬化保護層との接着力
を向上させることができる点で好ましい。
【0117】前記透明保護層の厚みとしては、紫外線硬
化保護層の均一な塗布性を考慮して、通常0.5〜2
0.0μmであり、1.0〜10.0μmが好ましい。
化保護層の均一な塗布性を考慮して、通常0.5〜2
0.0μmであり、1.0〜10.0μmが好ましい。
【0118】(6)筆記層 前記筆記層は、IDカードの裏面に筆記をすることがで
きるようにした層である。前記筆記層としては、例えば
特開平1−205155号公報に記載の「書き込み層」
をもって形成することができる。前記筆記層は、支持体
における、複数の層が積層されていない方の面に形成さ
れる。
きるようにした層である。前記筆記層としては、例えば
特開平1−205155号公報に記載の「書き込み層」
をもって形成することができる。前記筆記層は、支持体
における、複数の層が積層されていない方の面に形成さ
れる。
【0119】《IDカードの製造》この発明のIDカー
ドは、次のようにして製造することができる。即ち、上
述のようにIDカードにおける受像層と昇華型感熱転写
記録用インクシートにおけるインク層とを重ね合わせ、
熱源例えばサーマルヘッド等により像様に加熱すること
により受像層に熱拡散性色素を拡散移動させることによ
り階調情報含有画像を形成する。次いで、階調情報含有
画像を形成していない受像層表面に、昇華型感熱転写記
録用インクシートを用いる昇華型感熱転写記録方式ある
いは熱溶融性インクシートを用いる熱溶融型感熱転写記
録方式により、種々の文字を熱転写する。前述のように
して形成した階調情報含有画像を形成した受像層表面に
ポリビニルアセトアセタールを含有する透明な保護層
を、塗布法により、あるいは透明シートを用いるホット
スタンプ法により、あるいはその他の方法で形成する。
その後、受像層全体にわたって、紫外線硬化性樹脂を塗
工し、紫外線を照射することにより紫外線硬化保護層を
形成する。
ドは、次のようにして製造することができる。即ち、上
述のようにIDカードにおける受像層と昇華型感熱転写
記録用インクシートにおけるインク層とを重ね合わせ、
熱源例えばサーマルヘッド等により像様に加熱すること
により受像層に熱拡散性色素を拡散移動させることによ
り階調情報含有画像を形成する。次いで、階調情報含有
画像を形成していない受像層表面に、昇華型感熱転写記
録用インクシートを用いる昇華型感熱転写記録方式ある
いは熱溶融性インクシートを用いる熱溶融型感熱転写記
録方式により、種々の文字を熱転写する。前述のように
して形成した階調情報含有画像を形成した受像層表面に
ポリビニルアセトアセタールを含有する透明な保護層
を、塗布法により、あるいは透明シートを用いるホット
スタンプ法により、あるいはその他の方法で形成する。
その後、受像層全体にわたって、紫外線硬化性樹脂を塗
工し、紫外線を照射することにより紫外線硬化保護層を
形成する。
【0120】前記昇華型感熱転写記録用インクシートに
ついては、特に制限がなく従来から公知のものを使用す
ることができる。
ついては、特に制限がなく従来から公知のものを使用す
ることができる。
【0121】かくして得られたIDカードは、大量生産
に便利であると共に、硬質の紫外線保護層を設けてもカ
ールすることなく、長期間にわたってその強度を維持す
ることができ、受像層に形成した転写画像の大切な情報
を保存することができる。
に便利であると共に、硬質の紫外線保護層を設けてもカ
ールすることなく、長期間にわたってその強度を維持す
ることができ、受像層に形成した転写画像の大切な情報
を保存することができる。
【0122】
【実施例】以下、この発明の実施例につき具体的に説明
する。なお、以下において「部」は「重量部」を表わ
す。
する。なお、以下において「部」は「重量部」を表わ
す。
【0123】(実施例1) −支持体の作成− 厚み350μmのポリエチレンテレフタレート樹脂シー
ト(ICI社製:メリネックス226)の両面に厚み5
0μmの白色ポリプロピレン樹脂シート(三菱油化
(株)製:ノーブレンFL25HA)を熱溶着すること
により、厚み450μmの幅広な複合樹脂シートを得
た。得られた複合樹脂シートの一方の面に25W/(m
2 ・min)でコロナ放電処理を施すと共に、このシー
トを支持体として以下の各層の積層を行なった。
ト(ICI社製:メリネックス226)の両面に厚み5
0μmの白色ポリプロピレン樹脂シート(三菱油化
(株)製:ノーブレンFL25HA)を熱溶着すること
により、厚み450μmの幅広な複合樹脂シートを得
た。得られた複合樹脂シートの一方の面に25W/(m
2 ・min)でコロナ放電処理を施すと共に、このシー
トを支持体として以下の各層の積層を行なった。
【0124】−中間層の形成− 下記組成の中間層塗布液を、支持体のコロナ放電処理を
行なった方の表面上に塗布し、乾燥することにより、厚
み0.5μmの中間層を形成した。
行なった方の表面上に塗布し、乾燥することにより、厚
み0.5μmの中間層を形成した。
【0125】 〈中間層形成用塗布液〉 ポリビニルブチラール (積水化学工業(株):エスレックBX−1)・・・・・・・・・9部 イソシアネート (日本ポリウレタン(株):コロネートHX)・・・・・・・・・1部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部。
【0126】−受像層の形成− 前記形成された中間層の表面に、下記組成を有する第1
受像層形成用塗布液と第2受像層形成用塗布液とをこの
順にそれぞれ厚みが3.0μm、0.5μmになるよう
に積層することにより受像層を形成した。
受像層形成用塗布液と第2受像層形成用塗布液とをこの
順にそれぞれ厚みが3.0μm、0.5μmになるよう
に積層することにより受像層を形成した。
【0127】 〈第1受像層形成用塗布液〉 ポリビニルブチラール樹脂 (積水化学工業(株)製:エスレックBX−1)・・・・・・・・6部 金属イオン含有化合物 (下記(化2)で示される化合物MS−17)・・・・・・・・・4部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90部。
【0128】
【化2】
【0129】 〈第2受像層形成用塗布液〉 ポリエチレンワックスエマルジョン (東邦化学工業(株)製:ハイテックE−11000)・・・・・2部 ウレタン変性エチレンアクリル酸ポリマーエマルジョン (東邦化学工業(株)製:S−6254)・・・・・・・・・・・8部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90部。
【0130】−筆記層の形成− 支持体における受像層とは反対の面に下記組成を有する
筆記層形成用塗布液を塗布し、乾燥することにより、厚
み40μmの筆記層を形成した。
筆記層形成用塗布液を塗布し、乾燥することにより、厚
み40μmの筆記層を形成した。
【0131】 〈筆記層形成用塗布液〉 コロイダルシリカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.5部 ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7.0部 硬膜剤(下記(化3)で示される化合物)・・・・・・・・・0.2部 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90.0部。
【0132】
【化3】
【0133】−透明保護層− 前記形成した受像像の表面に、下記組成を有する、透明
保護層接着用塗布液と透明保護層形成用塗布液とをワイ
ヤーバーコーティング法により乾燥層厚が、それぞれ2
μm、0.3μmになるようにこの順に塗布し、乾燥す
ることにより透明保護層を形成した。
保護層接着用塗布液と透明保護層形成用塗布液とをワイ
ヤーバーコーティング法により乾燥層厚が、それぞれ2
μm、0.3μmになるようにこの順に塗布し、乾燥す
ることにより透明保護層を形成した。
【0134】 〈透明保護層接着用塗布液〉 無水マレイン酸変性エチレンビニル酢酸 (東洋モートン(株)製:VR−103)・・・・・・・・・・10部 アクリル樹脂 (三菱レイヨン(株)製:ダイヤナールBR−87)・・・・・・5部 スチレンPMMAグラフトポリマー (東亜合成化学工業(株):RESEDAGP−200)・・・・5部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80部 〈透明保護層形成用塗布液〉 ポリビニルアセトアセタール (積水化学工業(株)製:エスレックKS−1)・・・・・・・・5部 エチルセルロース (ハーキレス社製:Nタイプ)・・・・・・・・・・・・・・・・5部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90部。
【0135】−紫外線硬化保護層− 以下の組成を有する紫外線硬化保護層形成用塗布液を調
製した。
製した。
【0136】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 側鎖型ビスフェノールAジグリシジルエーテル・・・・・・・・15部 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル −3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート・・・・・70部 トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル・・・・・・・15部 フッ素系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤・・・・・・・・・・・・・・6部。
【0137】−転写画像の形成− 支持体に中間層、受像層、および筆記層を設けた前記I
Dカード用積層体をJIS規格に準じたカードサイズに
裁断し、得られたIDカード用積層体における受像層
と、昇華型熱転写用インクシートの昇華性色素とを重ね
合わせ、昇華型熱転写記録用インクシート側からサーマ
ルヘッドを用いて出力0.23W/ドット、パルス幅
0.3〜4.5msec、ドット密度16ドット/mm
の条件で加熱することにより、受像層に諧調性のある人
物顔画像を形成した。
Dカード用積層体をJIS規格に準じたカードサイズに
裁断し、得られたIDカード用積層体における受像層
と、昇華型熱転写用インクシートの昇華性色素とを重ね
合わせ、昇華型熱転写記録用インクシート側からサーマ
ルヘッドを用いて出力0.23W/ドット、パルス幅
0.3〜4.5msec、ドット密度16ドット/mm
の条件で加熱することにより、受像層に諧調性のある人
物顔画像を形成した。
【0138】継いで、この人物顔画像の表面に前記透明
保護層が位置するように人物顔画像よりもやや大きめ
に、受像シートの受像層に透明保護層を以下の方法によ
り転写した。透明保護層は、ヒートローラーを用いて1
20℃、1.2秒間熱をかけてから支持体を剥離するこ
とにより容易に受像層に転写された。
保護層が位置するように人物顔画像よりもやや大きめ
に、受像シートの受像層に透明保護層を以下の方法によ
り転写した。透明保護層は、ヒートローラーを用いて1
20℃、1.2秒間熱をかけてから支持体を剥離するこ
とにより容易に受像層に転写された。
【0139】次に、透明保護層の表面と前記透明保護層
以外の表面に、紫外線硬化保護層形成用塗布液を20g
/m2 の塗布量になるようにワイヤーバー法により塗布
し、下記の硬化条件にて紫外線硬化保護層形成用塗料を
硬化させて紫外線硬化保護層を形成した。なお、紫外線
硬化保護層の厚みは、表1に示した通りである。
以外の表面に、紫外線硬化保護層形成用塗布液を20g
/m2 の塗布量になるようにワイヤーバー法により塗布
し、下記の硬化条件にて紫外線硬化保護層形成用塗料を
硬化させて紫外線硬化保護層を形成した。なお、紫外線
硬化保護層の厚みは、表1に示した通りである。
【0140】硬化条件; 光照射源・・・・・・・50W/cmの高圧水銀ランプ 照射距離・・・・・・・10cm 照射モード・・・・・・1.3cm/分で光走査 こうして得られたIDカードについて、後述の評価を行
ない、その結果を表1に示した。
ない、その結果を表1に示した。
【0141】《評価》 〈体積収縮率(%)〉硬化前後における比重の差から体
積収縮率を求めた。比重の測定は、JISK7232、
K7112に準じて行った。
積収縮率を求めた。比重の測定は、JISK7232、
K7112に準じて行った。
【0142】〈カールの度合い〉IDカードを平滑な台
の上に画像記録面を上にして置き、カードの四角の一端
を上から指で押えつけ、対角線上の角の浮き上がった高
さをスケールで測定する。同様にそれぞれ4つの角につ
いて測定する。そして、一番浮きの高いところの高さに
対応する評価値を下記の基準で求めた。なお、前記評価
値は、2以下であれば実用上問題はない。
の上に画像記録面を上にして置き、カードの四角の一端
を上から指で押えつけ、対角線上の角の浮き上がった高
さをスケールで測定する。同様にそれぞれ4つの角につ
いて測定する。そして、一番浮きの高いところの高さに
対応する評価値を下記の基準で求めた。なお、前記評価
値は、2以下であれば実用上問題はない。
【0143】 評価値0・・・浮きの高さが1mm以下である場合 評価値1・・・浮きの高さが1〜2mmである場合 評価値2・・・浮きの高さが3〜5mmである場合 評価値3・・・浮きの高さが6〜10mmである場合 評価値4・・・浮きの高さが10mm以上である場合 〈屈曲耐性〉JIS K6772に準じて、スコット型
つかみ試験機を使用し、長さ80mm×巾30mmの試
料を折り曲げサイクル120回/分、折り曲げストロー
ク50mm、つかみ距離10mm、自由端つかみ開き巾
3mmの条件下、常温で500回折り曲げ試験を行い、
以下の基準により、紫外線硬化保護層の接着性、剥離、
亀裂、折れ目などを調べた。
つかみ試験機を使用し、長さ80mm×巾30mmの試
料を折り曲げサイクル120回/分、折り曲げストロー
ク50mm、つかみ距離10mm、自由端つかみ開き巾
3mmの条件下、常温で500回折り曲げ試験を行い、
以下の基準により、紫外線硬化保護層の接着性、剥離、
亀裂、折れ目などを調べた。
【0144】○・・・異常が認められない場合 △・・・若干異常が認められる場合 ×・・・異常が認められる場合 (実施例2)実施例1における紫外線硬化保護層形成用
塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、実施例1と同
様にしてIDカードを製造した。得られたIDカードに
つき実施例1と同様の評価を行い、その結果を表1に示
した。
塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、実施例1と同
様にしてIDカードを製造した。得られたIDカードに
つき実施例1と同様の評価を行い、その結果を表1に示
した。
【0145】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 側鎖型ビスフェノールAジグリシジルエーテル・・・・・・・・10部 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル −3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート・・・・・65部 ソルビトールポリグリシジルエーテル・・・・・・・・・・・・25部 フッ素系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤・・・・・・・・・・・・・・6部。
【0146】(実施例3)実施例1における紫外線硬化
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
【0147】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 フェノールノボラック系ポリジグリシジルエーテル・・・・・・10部 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル −3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート・・・・・60部 ポリグリセリンポリグリシジルエーテル・・・・・・・・・・・25部 高級脂肪酸アルコールグリシジルエーテル・・・・・・・・・・・5部 フッ素系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 芳香族ヨードニウム塩系UV開始剤・・・・・・・・・・・・・・4部。
【0148】(実施例4)実施例1における紫外線硬化
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
【0149】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル −3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート・・・・・55部 1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル・・・・・・・・30部 高級脂肪酸アルコールグリシジルエーテル・・・・・・・・・・10部 大豆油のエポキシ化物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5部 シリコン系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 芳香族スルホニウム塩系UV開始剤・・・・・・・・・・・・・・6部。
【0150】(実施例5)実施例1における紫外線硬化
保護層の厚みを表1に記載の通り、25μmに代えた外
は、実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得ら
れたIDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、そ
の結果を表1に示した。
保護層の厚みを表1に記載の通り、25μmに代えた外
は、実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得ら
れたIDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、そ
の結果を表1に示した。
【0151】(比較例1)実施例1における紫外線硬化
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代えた外は、
実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得られた
IDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、その結
果を表1に示した。
【0152】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 ポリエステルアクリレート (東亜合成化学工業(株)製:アロニックスM−8060)・100部 シリコン系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 下記の組成を有するUV開始剤・・・・・・・・・・・・・・・・5部。
【0153】前記UV開始剤は、2,2’−ビス(O−
クロロフェノール)−4,4’,5,5’−テトラフェ
ニル−1,2−ビイミダゾールを2部と、4,4’ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンを3部と、2−メル
カプトベンゾキサゾール1.7部とを含有するメチルエ
チルケトン溶液である。
クロロフェノール)−4,4’,5,5’−テトラフェ
ニル−1,2−ビイミダゾールを2部と、4,4’ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンを3部と、2−メル
カプトベンゾキサゾール1.7部とを含有するメチルエ
チルケトン溶液である。
【0154】(比較例2)実施例1における紫外線硬化
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代え、実施例
1における紫外線硬化保護層の厚みを表1に記載の通
り、35μmに代えた外は、実施例1と同様にしてID
カードを製造した。得られたIDカードにつき実施例1
と同様の評価を行い、その結果を表1に示した。
保護層形成用塗布液の組成を下記の通りに代え、実施例
1における紫外線硬化保護層の厚みを表1に記載の通
り、35μmに代えた外は、実施例1と同様にしてID
カードを製造した。得られたIDカードにつき実施例1
と同様の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0155】 〈紫外線硬化保護層形成用塗布液〉 トリメチロールプロパンPO変性(n=2)トリアクリレート (東亜合成化学工業(株)製:アロニックスM−320)・・100部 シリコン系界面活性剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部 下記の組成を有するUV開始剤・・・・・・・・・・・・・・・・5部。
【0156】前記UV開始剤は、2,2’−ビス(O−
クロロフェノール)−4,4’,5,5’−テトラフェ
ニル−1,2−ビイミダゾールを2部と、4,4’ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンを3部と、2−メル
カプトベンゾキサゾール1.7部とを含有するメチルエ
チルケトン溶液である。
クロロフェノール)−4,4’,5,5’−テトラフェ
ニル−1,2−ビイミダゾールを2部と、4,4’ビス
(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンを3部と、2−メル
カプトベンゾキサゾール1.7部とを含有するメチルエ
チルケトン溶液である。
【0157】(比較例3)実施例1における紫外線硬化
保護層の厚みを表1に記載の通り、35μmに代えた外
は、実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得ら
れたIDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、そ
の結果を表1に示した。
保護層の厚みを表1に記載の通り、35μmに代えた外
は、実施例1と同様にしてIDカードを製造した。得ら
れたIDカードにつき実施例1と同様の評価を行い、そ
の結果を表1に示した。
【0158】
【表1】
【0159】
【発明の効果】この発明によると、大量生産に好適で、
硬質の紫外線保護層を設けてもカールすることなく、長
期間にわたってその強度を維持することができ、受像層
に形成した転写画像の大切な情報を保存することができ
るIDカードを提供することができる。
硬質の紫外線保護層を設けてもカールすることなく、長
期間にわたってその強度を維持することができ、受像層
に形成した転写画像の大切な情報を保存することができ
るIDカードを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 5/40 G06K 19/10 G06K 19/00 S
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体の一方の表面に、色素を受容して
転写画像を形成する受像層と体積収縮率が7%以下であ
る紫外線硬化保護層とをこの順に有してなることを特徴
とするIDカード。 - 【請求項2】 前記紫外線硬化保護層の厚みが1〜30
μmである前記請求項1に記載のIDカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214291A JPH0761172A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | Idカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5214291A JPH0761172A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | Idカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761172A true JPH0761172A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16653299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5214291A Withdrawn JPH0761172A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | Idカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761172A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035774A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 保護層熱転写フィルムおよび印画物 |
JP2006272960A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-10-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2007168092A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 香料インキ印刷物 |
JP2008036924A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Kobayashi Create Co Ltd | 感熱記録紙 |
JP2011075641A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 蒸着ラベルおよびその製造方法 |
JP2013010224A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Toppan Forms Co Ltd | 再剥離性重ね合わせシート |
WO2014102969A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | トッパン・フォームズ株式会社 | 再剥離性重ね合わせシート及びこれを用いたラベル |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5214291A patent/JPH0761172A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006035774A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 保護層熱転写フィルムおよび印画物 |
US7473450B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-01-06 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Protective layer thermal transfer film and printed article |
JP2006272960A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-10-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2007168092A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 香料インキ印刷物 |
JP2008036924A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Kobayashi Create Co Ltd | 感熱記録紙 |
JP2011075641A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Toppan Printing Co Ltd | 蒸着ラベルおよびその製造方法 |
JP2013010224A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Toppan Forms Co Ltd | 再剥離性重ね合わせシート |
WO2014102969A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | トッパン・フォームズ株式会社 | 再剥離性重ね合わせシート及びこれを用いたラベル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3040716B2 (ja) | 画像記録体およびその製造方法 | |
US5322832A (en) | Image-receiving sheet for thermal-transfer recording medium | |
JP2605185B2 (ja) | 画像記録体およびその製造方法 | |
JP3004104B2 (ja) | 画像記録方法および画像記録装置 | |
JPH04332690A (ja) | 感熱転写記録用受像シート | |
JPH0761172A (ja) | Idカード | |
JPH04327998A (ja) | Idカードおよびその製造方法 | |
JP3572485B2 (ja) | 画像保護用転写箔 | |
JP3205017B2 (ja) | 画像記録体の製造方法 | |
JP3183533B2 (ja) | 感熱転写画像記録体およびその製造方法 | |
JPH04344289A (ja) | 画像記録体および画像記録体作成方法並びに画像記録体作成装置 | |
JPH07117381A (ja) | Idカード | |
JP3273273B2 (ja) | 画像受像体 | |
JPH0624183A (ja) | Idカード | |
JPH05595A (ja) | 画像記録体 | |
JP3127163B2 (ja) | 溶融型感熱転写記録用インクシ−トおよび画像記録体 | |
JPH04338593A (ja) | 画像記録体 | |
JP3121127B2 (ja) | Idカード | |
JPH0732774A (ja) | 画像記録体および認証識別カード | |
JPH07299976A (ja) | 認証識別カードの製造方法及びそれによる認証識別カード | |
JPH0542773A (ja) | 感熱転写記録用受像シートの製造方法 | |
JP3470243B2 (ja) | 認証識別カード | |
JPH06286350A (ja) | 受像シート、受像シートの製造方法、画像の保護方法、画像記録体および画像記録体の製造方法 | |
JPH0632076A (ja) | Idカード、その製造方法及び熱溶融型感熱転写インクシート | |
JPH0624184A (ja) | Idカード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |