JPH07501382A - 好適なブレーキシュー装置を有するフレーム浮動型ディスクブレーキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 好適なブレーキシュー装置を有するフレーム浮動型ディスクブレーキ 本発明は、請求項１の前段部分に記載の、自動車用フレーム浮動型ディスクブレ ーキに関する。

このシューのディスクブレーキは例えば未審査で公開されたドイツ特許出願箱３ ２３２７６０号に記載されている。このディスクブレーキでは、２つのブレーキ パッドが浮動フレーム内に配置されており、落下しないように保持ビンで固定さ れている。この保持ビンを取外し、浮動フレームで囲まれた開口からブレーキパ ッドを取外すだけで、摩耗したブレーキパッドを新替えすることができる。ブレ ーキ作動中に発生する周方向の力は、ブレーキパッドから浮動フレームとブレー キキャリヤとにブレーキディスクの周方向に沿って配置された案内面を介して伝 達される。この間、ブレーキパッドは常にブレーキディスクの出側に配置された 案内面に押圧される。

ブレーキパッドのこの種の案内および支持機構は、例えばブレーキのきしみ（ｓ ｑｕｅａｌｉｎｇ）あるイハコすれ（ｒｕｂｂｉｎｇ）等の騒音を発生しやすい 点で不都合がある。これは、１より多くのブレーキシリンダを装備され、ブレー キディスクの周方向で見て非常に長いブレーキパッド／ブレーキシューを有する フレーム浮動型ディスクブレーキの場合に、より当てはまる。

更に、例えば２つのブレーキシューを静止ブレーキキャリヤで案内するキャリパ 浮動型スポットタイプディスクブレーキが、ドイツ特許出願第２８０４８０８号 に記載されている。ブレーキシューには、摩擦ライニングを支持するバックプレ ートが設けられており、このバックプレートには周方向に向くハンマー・ヘッド 状突起が形成されている。これらの突起はブレーキキャリヤで軸方向に摺動させ て案内され、ブレーキ作動中に発生する周方向の力がブレーキディスクの入側お よび出側の一方の突起を介してブレーキキャリヤに伝達されるように、このブレ ーキキャリヤに係合する。これに関連して、入側の突起には引張り歪みが生じる 。ブレーキキャリヤのブレーキディスク入側でのみあるいはこれで主として支え られている引摺り（ｄｒａｇｇｅｄ　）ブレーキシューを有するこれらのディス クブレーキには、騒音を発生しないかあるいは極めて僅かであるという利点があ る。しかしながら、ドイツ特許出願第２８０４８０８号に記載のディスクブレー キは、ブレーキシューを半径方向に引出すことが容易でない点で不都合がある。

摩耗したブレーキシューの交換に、かなりの組立て労力を要する。

本発明の目的は、上述の半径方向の引出し可能性を損なうことなく、上記形式の フレーム浮動型ディスクブレーキのブレーキシューをディスクの入側で支えるこ とにある。

この本発明の目的は、主請求項の後段部分に記載の特徴により達成される。本発 明によると、少なくともブレーキピストン側のブレーキシューはキャリヤプレー トとこのキャリヤプレートに取外し可能に固定された１または複数のブレーキパ ッドとを備える。このキャリヤプレートはブレーキキャリヤのブレーキシューガ イドで軸方向に摺動自在に案内され、ブレーキ作動中に発生する周方向の力は、 ブレーキディスクの入側でブレーキキャリヤに伝達される。これにより、騒音の 発生が少なくなる利点がある。摩擦ライニングが摩耗した場合は、ブレーキパッ ドがキャリヤプレートから取外され、フローティングフレームで囲まれた開口を 通して引出される。

この操作に必要な組立て労力は極めて僅かである点で有益である。このためにキ ャリヤを取外す必要はない。一度装着した後は、永久的にブレーキに残る。

したがって、本発明のブレーキシューは、騒音およびブレーキパッドの組立て労 力に関する双方の点について特に満足できるものである。

簡単な構造で安価なブレーキシューガイドが請求項２に記載されている。ピンは 、ブレーキキャリヤの孔内に例えば圧太しくｐｒｅｓｓ）あるいはねじ込むこと ができる。この場合には、ブレーキキャリヤは特に簡単な構造で鋳込み技術（ｃ ｘｇｔｉｎｇ　ｔｅｃｈｎｉｑｕｅ）を用いて容易に形成することができる。キ ャリヤプレートはその耳部（ｅａｒｓ）でピンに保持された状態に固定され、こ こで案内される。請求項３によると、１の同じピンが、キャリヤプレートを案内 すると共に、ブレーキキャリヤでフローティングフレームも案内するために用い られる。このようにして、重量および製造コストが節約できる。

ブレーキキャリヤへのピンの固定は、請求項４に記載の特徴により容易となる。

請求項５によるブツシュ状耳部を有するキャリヤプレートは、支持面の大きさが 増大することにより支持能力および使用寿命が増大する。

キャリヤプレートおよび案内ピンはブレーキ内に永久的に残るるため、請求項６ あるいは請求項７によると、腐食の問題を避けるために、これらはステンレス鋼 で形成するのが最も好ましい。

明らかなように、請求項８によるとブレーキパッドは薄いバックプレートと摩擦 ライニングとを備える。このブレーキパッドはそのバックプレートでキャリヤプ レートに固定することができる。バックプレートはキャリヤプレートよりも弱く 形成することができる。これにより、ブレーキパッドの重さおよび製造コストが 低下する。

請求項９によると、ブレーキピストンに対するキャリヤプレートのクランプ固定 により、ブレーキ作動時に、引込み中のブレーキピストンに確実に保持され、摩 擦ライニングとブレーキディスクとの間で間隙を確実に調整することができる。

請求項１０あるいは請求項１１によるキャリヤプレートの簡単な構造は、ブレー キパッドからキャリヤプレートへの周方向の力の伝達の安全を確保する上で有益 である。

請求項１２による本発明の発展した形態によれば、ブレーキパッドはキャリヤプ レートに取外し可能にロックされる。

ブレーキパッドの組立ては簡単、迅速かつ一定の手順で行うことができる。この ために、ブレーキパッドが浮動フレームで囲まれる開口を通して外側から導入さ れ、ばねに対して半径方向に付勢され、ブレーキパッドに固定されたピンにより 浮動フレームにロックされる。がたつき音を発生することなくキャリヤプレート にブレーキパッドを同時に付勢させる上記のピンの好ましい実施例が請求項１３ から１５に記載されている。

請求項１６によると、ブレーキバ・ノドを半径方向に付勢するためのばねは、キ ャリヤプレート自身に固定するのが最も好ましい。請求項１７および１８によれ ば、このばねは、摩擦ライニングの摩耗で定まるキャリヤプレートの軸方向移動 に自動的に追従し、したがって、特に簡単な構造に形成され、特に容易に固定す ることができる。しかし、キャリヤプレートの特に簡単な構造の実施例の場合に は、請求項１９によれば、ばねをブレーキキャリヤに固定することが好ましい。

好適に形成されたブレーキキャリヤでは、請求項２０におけるばねの実施例およ び固定は、例えば孔、リベ・ソトあるいはねじ等を特別な固定手段を必要とする ことなくブレーキキャリヤにロックすることができる。請求項２１のように、こ のようなばねはスティール板からスタンピングすることにより、成形するのが好 ましい。

請求項２２から２７によれば、ブレーキバ・ノドも特許の技術範囲に含まれる新 たなディスクブレーキに使用するために、これにしたがって形成される。

以下、本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。

図中、 第１図は、ブレーキディスクの平面で切断した状態の本発明によるフレーム浮動 型ディスクブレーキの第１実施例の部分図を示し、 第２図は、第１図とほぼ同様な第２実施例を示し、第３図は、第１図および第２ 図のＢ−Ｂ線に沿う断面図を示し、 第４図は、第１図および第２図のＡ−Ａ線に沿う断面図を示し、 第５図は、他の実施例によるキャリヤプレートを有する第４図の詳細を示し、 第６図は、第１図のＣ−Ｃ線に沿う断面図を示し、第７図は、第２図のＤ−Ｄ線 に沿う断面図を示す。

第１図に、本発明による自動車用スポットタイプディスクブレーキが示されてお り、このディスクブレーキでは、浮動フレーム（［ｌｏａｊｉｎｇ　ｒｒａｍｅ ）　１がブレーキキャリヤ２上を軸方向に摺動状態で案内される。このブレーキ キャリヤ２は固定用ボルトを挿通するための２つの孔３．４を設けられており、 この固定用ボルトにより図示しない自動車のステアリング軸に強固に固定される 。断面で示す浮動キャリパ１はブレーキディスク５（鎖線で外形が示される）の 外縁部を越えて延び、ブレーキディスク５の両側に配置されたブレーキシュー６ を囲む。ブレーキシュー６をブレーキディスク５に向けて付勢するため、浮動フ レーム１には液圧作動装置が装備されており、この液圧作動装置は２つのブレー キシリンダと２つの中空構造のブレーキピストン７．８とを備え、これらのブレ ーキピストンの開口側がブレーキシュー６に当接する。

図示しない他のブレーキシューはブレーキディスク５の軸方向外側に配置されて おり、浮動フレーム１に強固に結合されている。ブレーキを作動すると、浮動フ レーム１はクランプ力をブレーキシューに伝達するだけでなく、軸方向外側のブ レーキシューから発生する周方向の力をブレーキキャリヤ２に伝達する。より大 きな径の支持ピン９とより小さな径の案内ビン１９とが周方向の力を伝達する作 用をなす。

軸方向内側に位置するブレーキシュー６は、キャリヤプレート１２とこのキャリ ヤプレート１２に取外し可能に固定されたブレーキパッド１３．１４とを備え、 このブレーキパッドは摩擦ライニング１３とバックプレート１４とを有する。

このブレーキパッド１３．１４は浮動フレーム１で囲まれた開口１５を通して半 径方向に取出すことができ、一方、キャリヤプレート１２は一度装着された後は 永久的にブレーキに保持される。このキャリヤプレート１２は、ビン１０．１１ が挿通される開口１８．１９を有する２つの耳部１６，１７を形成され、これら のピン上をブレーキシュー６が軸方向に摺動されて案内される。これらの開口１ ８．１９は長円状の孔（ｏｂｌｏｎｇ　ｈｏｌｅ）の形状に形成されており、ビ ン１０，１１の距離はブレーキ作動中に発生する周方向の力が常にブレーキシュ ー６からブレーキディスク入側に配置されたビンを介してブレーキキャリヤ２に 伝達されるように選定されている。したがって、ブレーキディスク５の主回転方 向（前進中）では、ビン１１が周方向の力を受ける。

第４図から最も明らかなように、浮動フレーム１とブレーキシュー６との双方が ビン１０で摺動案内される。浮動フレーム１の孔２１内には弾性軸受２２が配置 されており、この軸受はピン１０の１の案内部２３上を摺動する。ブレーキシュ ー６のキャリヤプレート１２は他の案内部２４上を摺動する。中央部２５で、ピ ン１０はブレーキキャリヤ２の孔２６内に押圧され、案内部２３．２４がブレー キキャリヤ２から互いに他方の軸方向側に向けて突出する。この案内部２３は、 ブレーキ組立て中におけるピン１０の押込みを容易とするために、案内部２４お よび中央部２５よりも小径である。

第５図に示すように、キャリヤプレート１２の改善された構造では、案内装置の 支持能力を増大するために、耳部１６゜１−７が開口１８．１９の回りに形成さ れている。

ブレーキパッド１．３．１４はそのバックプレート１４でキャリヤプレート１２ に固定される。第３図に示すように、ピン２７はバックプレート１４に溶接され 、その先端に向けて円錐状に広がっている。キャリヤプレート１２には段付き孔 ２８を形成してあり、この段付き孔には円錐状の内面２９が形成されている。こ の段付き孔２８内に上記ピン２７が突出し、この内面２９に当接する。バックプ レート１４はキャリヤプレート１２に対して半径方向に付勢されており、これに よりピン２７が段付き孔２８内で安全にロックされる。このバックプレート１４ はキャリヤプレート１２に対して軸方向３０に付勢され、ビン２７および内面２ ９の形状により、がたつき音を発生しないように保持される。

第１実施例では、バックプレート１４をキャリヤプレート１２に対して半径方向 に付勢するために、ばね鋼製の板ばね３２が設けられており、その配置が第１図 および第６図に示されている。このばね３２は中央部３３を有し、この中央部が キャリヤプレート１２のボタンヘッド状貫通突起（＋］ｕｒｃｈｇｅｓｔｅｌｌ ｔｅｎ　Ｖｏｒｓｐｒｕｎｇ　；　ｂｏ目ｏｎｈｅａｄ　ｔｈｒｏｕｇｈ　ｐｒ ｏｉｅｃｌｉｏｎ　）３４に緩いリベット止め（ｗｏｂｂｌｅ　ｒｉｖｅｔｉｎ ｇ　）により取付けられる。２つのばね腕部３５，３６か中央部３３から延び、 その先端部３７．３８がバックプレート１４の半径方向に狭い側の傾斜部３９． ４０に当接し、このバックプレートを半径方向３１および軸方向３０の両方向に 沿ってキャリヤプレート１２に対して付勢する。

第２図および第７図に示す第２実施例では、板ばね４１がブレーキキャリヤ２の 連結部４２に固定されている。ばね４１には固定用の舌片４３，４４が設けられ ており、これらの舌片は上記結合部４２を囲み、そこにロックされる。１のばね 腕４５がバックプレート１４の半径方向に狭い側４６に対して半径方向に弾力的 に当接する。このばね腕４５は、摩擦ライニング１３の摩耗が進行したときにブ レーキパッド１３゜１４がばね腕４５に沿って摺動できるような、軸方向長さを 何している。更に、このばね腕４５は、バックプレート１４をキャリヤプレート １２に対して軸方向の力の成分により付勢するために、軸方向３０に関して曲が っている（ａＢｌｅｄｏｆｆ）　。

ブレーキパッド１３．１４から周方向の力を吸収するために、キャリヤプレート には軸方向突起４７，４８，４９．５０が設けられており、これらの突起に対し てキャリヤプレート１４の狭い側５１．５２が当接する。

ブレーキピストンの側で、キャリヤプレート１２は２つのボタンヘッド貫通突起 ５３．５４を設けられ、これらの突起に２つの板ばね５５，５６がリベット止め される。これらの板ばねは３つのばね腕５７．５８．５９と共に中空のブレーキ ピストン７．８に係合する。これらの板ばね５５，５６はブレーキ作動後にブレ ーキピストン７．８によりブレーキシュー６を引込ませ、これによりブレーキデ ィスク５と摩擦ラード１２は、ばね腕５８の半径方向の力の成分により案内ビン １０．１１に対してがたつき音を生じないように付勢される。

バックプレート１４にはブレーキパッド１３．１４の組立てを容易とする耳部６ ０を設けられている。例えば、ブレーキパッド１３．１４をブレーキから引き抜 くために、この耳部６０を好適な工具で掴まれ、クランプされる。

□□］＝ 国際調査報告 ｉミミ；ミγに已ミ・（三）°＝モピ丼芒ミミミニ：！−二＝：二＝Σ−一国際 調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＥＰ　９２１０１６０９ フロントページの続き （７２）発明者　クリムト、ウルリッヒドイツ連邦共和国、デー−６１１４グロ ースーウムシュタット、ガルテンシュトラッセ（７２）発明者　ゾール、アンド レアスドイツ連邦共和国、デー−６０００フランクアルト・アム・マイン　１、 ゲルハルト−ハウブトマン−リンク　３２

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. １．車両のステアリング軸に強固に固定されるブレーキキャリヤ（２）と、ブレ ーキディスク（５）の外縁部を越えて延びかつ前記ブレーキキャリヤ（２）上を 軸方向に摺動案内される浮動フレーム（１）と、前記ブレーキディスク（５）の 両側に配置されるブレーキシュー（６）と、このブレーキシュー（６）を前記ブ レーキディスク（５）に付勢しかつ前記浮動フレーム（１）の軸方向内側に配置 され、少なくとも１のブレーキシリンダと１のブレーキピストン（７，８）とを 有する液圧作動装置とを備える自動車用スポットタイプディスクブレーキであっ て、 前記液圧作動装置（７，８）の作動範囲内における軸方向内側に位置する前記ブ レーキシュー（６）の少なくとも１が、キャリヤプレート（１２）と、摩擦ライ ニング（１３）を設けられた少なくとも１のブレーキパッド（１３，１４）とを 備え、このブレーキパッドは前記キャリヤプレート（１２）に取外し可能に固定 され、前記浮動フレーム（１）で囲まれた開口（１５）を通して半径方向外方に 引出し可能であり、前記キャリヤプレート（１２）はブレーキシューガイド（１ ０，１１，１６，１７）により前記ブレーキキャリヤ（２）上限軸方向に摺動案 内され、ブレーキ作動中に発生する周方向の力が、前記ブレーキディスクの入側 に配置されたブレーキシューガイドを介して前記ブレーキキャリヤ（２）に伝達 されることを特徴とするスポットタイプディスクブレーキ。
2. ２．前記ブレーキシューガイド（１０，１１，１６，１７）はブレーキキャリヤ （２）に固定された２つのピン（１０，１１）からなり、これらのピンは前記ブ レーキディスク（５）の方向に軸方向に突出し、ブレーキディスク（５）の周方 向に沿って見たときにブレーキシュー（６）の一側に配置され、前記キャリヤプ レート（１２）はこれらのピン（１０，１１）限挿通するための開口（１８，１ ９）限有する２つの耳部（１６，１７）を設けられていることを特徴とする請求 項１記載のスポットタイプディスクブレーキ。
3. ３．前記ブレーキキャリヤ（２）の少なくとも１のピン（１０）で、前記ブレー キシュー（６）と浮動フレーム（１）との双方が軸方向に摺動案内されることを 特徴とする請求項２記載のスポットタイプディスクプレｒキ。
4. ４．前記ブレーキシュー（６）限案内す鋼ピン（１０）の部分（２３）は、前記 浮動フレーム（１）を案内す鋼部分（２４）として異なる径を有し、大きい方の 径を有する部分（２５）が前記ブレーキキャリヤ（２）の孔（２６）内に圧入あ るいはねじ込みされることを特徴とする請求項３記載のスポットタイプディスク ブレーキ。
5. ５．前記キャリヤプレート（１２）の耳部（１６，１７）は、前記開口（１８， １９）の回りを囲むブッシュ状形状を有することを特徴とする請求項２から４い ずれか１記載のスポットタイプディスクブレーキ。
6. ６．前記ブレーキーシューガイド（１０，１１，１６，１７）のピン（１０，１ １）はステンレス鋼で形成されていること限特徴とする請求項２から５いずれか １記載のスポットタイプディスクブレーキ。
7. ７．前記ブレーキシュー（６）のキャリヤプレート（１２）はステンレス鋼で形 成されていること限特徴とする請求項１から６いずれか１記載のスポットタイプ ディスクブレーキ。
8. ８．前記キャリヤプレート（１２）に固定される前記ブレーキパッド（１３，１ ４）の一方は、摩擦ライニング（１３）を設けた薄いバックプレート（１４）を 有し、このバックプレート（１４）は前記キャリヤプレート（１２）に固定され ること限特徴とする請求項１から７いずれか１記載のスポットタイプディスクブ レーキ。
9. ９．ブレーキピストン側で、前記キャリヤプレート（１２）に少なくとも１の板 ばね（５５，５６）が固定され・この板ばねは当接するブレーキピストン（７， ８）にクランプ係合することを特徴とする請求項１から９いずれか１記載のスポ ットタイプディスクブレーキ。
10. １０．前記ブレーキディスク（５）の周方向に位置するブレーキパッド（１３， １４）の狭い側（５１，５２）の近部に、前記キャリヤプレｒト（１２）の軸方 向突起（４７，４８，４９，５０）が配置され、これらの軸方向突起はブレーキ 作動時に周方向の力を吸収すること限特徴とする請求項１から９いずれか１記載 のスポットタイプディスクブレーキ。
11. １１．前記突起（４７．４８，４９，５０）は、キャリヤプレートに鋳込み形成 されたボタンヘッド貫通突起であることを特徴とする請求項！０記載のスポット タイプディスクブレーキ。
12. １２．前記ブレーキパッド（１３．１４）のバックプレート（１４）は、その先 端に向けて広がった軸方向突起（２７）限形成され」前記キャリヤプレート（１ ２）には前記ブレーキパッド（１３，１４）の突起が係合する段付き孔（２８） あるいは傾斜内面（２９）限有する孔を設けられ、前記ブレーキパッド（１３， １４）はばね（３２．４１）により半径方向に付勢され、前記孔（２８）内の突 起（２７）で確実かつ取外し可能にロックされることを特徴とする請求項１から １１いずれか１記載のスポットタイプディスクブレーキ。
13. １３．前記ブレーキパッド（１３，１４）の突起は、前記バックプレート（１４ ）に溶接されあるいはバックプレート（１４）の孔内に圧入されるピン（２７） からなること限特徴とする請求項１２記載のスポットタイプディスクブレーキ。
14. １４．前記ブレーキパッド（１３，１４）の突起は、前記バックプレート（１４ ）に鋳込み形成されたボタンヘッド貫通突起からなること限特徴とす鋼請求項１ ２記載のスポットタイプディスクブレーキ。
15. １５．前記ブレーキパッド（１３，１４）の突起（２７）は、その先端に向けて 円錐状に広がり、前記キャリヤプレート（１２）の段付き孔（２８）には円錐状 部（２９）が設けられていることを特徴とする請求項１２から１４いずれか１記 載のスポットタイプディスクブレーキ。
16. １６．前記キャリヤプレート（１２）に少くとも１の前記ばね（３２）が固定さ れ、このばねはブレーキパッド（１３，１４）を半径方向に付勢することを特徴 とする請求項１から１５いずれか１記載のスポットタイプディスクブレーキ。
17. １７．前記ばね（３２）には中央部（３３）が設けられ、この中央部から２つの ばね腕（３５，３６）が前記ブレーキディスク（５）のほぼ周方向に向けて延び 、前記中央部（３３）はキャリヤプレート（１２）にリベット止めされ、前記ば ね腕（３５，３６）は前記ブレーキパッド（１３，１４）の半径方向に狭い側（ ３９，４０）に当接してこのブレーキパッドを半径方向（３１）外方と軸方向（ ３０）とで前記キャリヤプレート（１２）に付勢することを特徴とする請求項１ ６記載のスポットタイプディスクブレーキ。
18. １８．前記ばね（３２）は、前記キャリヤプレート８１２）のボタンヘッド貫通 突起（３４）に緩いリベット止めにより固定されていることを特徴とする請求項 １６または１７記載のスポットタイプディスクブレーキ。
19. １９．前記ブレーキキャリヤ（２）に少なくとも１の前記ばね（４１）が固定さ れ、このばねはブレーキパッド（１３，１４）を半径方向に付勢することを特徴 とする請求項１２から１５いずれか１記載のスポットタイプディスクブレーキ。
20. ２０．前記ばね（４１）は少なくとも２つの固定用舌片（４３，４４）を設けら れ、これらの固定用舌片は前記ブレーキキャリヤ（２）の部分（４２）を囲んで そこにロックされ、更に、前記ばね（４１）は少なくとも１のばね腕（４５）を 設けられ、このばね腕はブレーキパッド（１３，１４）の半径方向に狭い側に当 接してこのブレーキパッドを前記キャリヤプレート（１２）の半径方向（３１） 外方及び軸方向（３０）の両方向に付勢することを特徴とする請求項１９記載の スポットタイプディスクブレーキ。
21. ２１．前記ばね（３２，４１）はスティール板から一体部材に形成されているこ とを特徴とする請求項１６から２０いずれか１記載のスポットタイプディスクブ レーキ。
22. ２２．バックプレート（１４）に固定された摩擦ライニング（１３）を有し、請 求項１から２１いずれか１に記載スポットタイプディスクブレーキに用いられる ブレーキパッドであって、前記バックプレート（１４）は前記摩擦ライニング（ １３）から離隔する側に、その先端に向けて広がる突起（２７）を有することを 特徴とするブレーキパッド。
23. ２３．前記突起は、前記バックプレート（１４）に溶接されあるいはこのバック プレート（１４）の孔内に圧入されるピン（２７）あるいはボルトで形成される ことを特徴とする請求項２２記載のブレーキパッド。
24. ２４．前記突起は、前記バックプレート（１４）に鋳込み形成されたボタンヘッ ド貫通突起で形成されることを特徴とする請求項２２記載のブレーキパッド。
25. ２５．前記突起は、先端に向けて径が増大する円錐状部を形成される請求項２２ 記載のブレーキパッド。
26. ２６．前記バックプレート（１４）の一方の半径方向に狭い側（４６）は、前記 ばね（３２，４１）に当接する少なくとも１の傾斜部（３９，４０）で形成され ることを特徴とする請求項２２記載のブレーキパッド。
27. ２７．前記バックプレート（１４）の他方の半径方向に狭い側は、耳部（６０） を設けられていることを特徴とする請求項２２から２６いずれか１記載のブレー キパッド。