JPH0749731A - ポータブルコンピュータ - Google Patents
ポータブルコンピュータInfo
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- JPH0749731A JPH0749731A JP5197328A JP19732893A JPH0749731A JP H0749731 A JPH0749731 A JP H0749731A JP 5197328 A JP5197328 A JP 5197328A JP 19732893 A JP19732893 A JP 19732893A JP H0749731 A JPH0749731 A JP H0749731A
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- battery
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明は、リチウム・イオン二次電池をバッテ
リィ駆動時の主電源供給源とするポータブルコンピュー
タに於いて、リチウム・イオン二次電池による長時間動
作を可能にしたことを特徴とする。 【構成】リチウム・イオン二次電池をn個(例えば3
個)並列接続した組電池11a,11b,11cをm個
(例えば3個)直列接続して構成した電池パック11
と、各組電池11a,11b,11cの端子電極TA,
TB,Pa ,Pb の電圧をモニタする電圧監視回路16
Bと、このモニタ結果によって適宜各組電池11a,1
1b,11cを個別に充電する充電回路16Aとを設け
て、大容量のリチウム・イオン二次電池パックによるバ
ッテリィ駆動時の主電源供給源を実現することを特徴と
する。
リィ駆動時の主電源供給源とするポータブルコンピュー
タに於いて、リチウム・イオン二次電池による長時間動
作を可能にしたことを特徴とする。 【構成】リチウム・イオン二次電池をn個(例えば3
個)並列接続した組電池11a,11b,11cをm個
(例えば3個)直列接続して構成した電池パック11
と、各組電池11a,11b,11cの端子電極TA,
TB,Pa ,Pb の電圧をモニタする電圧監視回路16
Bと、このモニタ結果によって適宜各組電池11a,1
1b,11cを個別に充電する充電回路16Aとを設け
て、大容量のリチウム・イオン二次電池パックによるバ
ッテリィ駆動時の主電源供給源を実現することを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電池単セルを直列
接続して構成した組電池をバッテリ動作時の主電源供給
源とするポータブルコンピュータ、及びポータブルコン
ピュータに設けられる二次電池電源回路に関する。
接続して構成した組電池をバッテリ動作時の主電源供給
源とするポータブルコンピュータ、及びポータブルコン
ピュータに設けられる二次電池電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型パーソナルコンピュータの
バッテリィ動作用電池としては、ニッケル・カドミウム
(Ni−Cd)二次電池、或いはニッケル水素(Ni−
MH)二次電池が一般的であった。しかし、機器の高性
能化に伴い、容量の大きな二次電池の要求が高まってき
た。そこで、リチウム・イオン二次電池をバッテリィ動
作用電源として用いることが考えられる。
バッテリィ動作用電池としては、ニッケル・カドミウム
(Ni−Cd)二次電池、或いはニッケル水素(Ni−
MH)二次電池が一般的であった。しかし、機器の高性
能化に伴い、容量の大きな二次電池の要求が高まってき
た。そこで、リチウム・イオン二次電池をバッテリィ動
作用電源として用いることが考えられる。
【0003】しかしながら、リチウム・イオン二次電池
は、セル単体の端子電圧が3〜4Vと、Ni−CdやN
i−MH等の電池に比べて高く、従って、従来のように
多数の低電圧大容量単セルを直列接続して用いることが
できず、大容量化が困難である等の問題があった。
は、セル単体の端子電圧が3〜4Vと、Ni−CdやN
i−MH等の電池に比べて高く、従って、従来のように
多数の低電圧大容量単セルを直列接続して用いることが
できず、大容量化が困難である等の問題があった。
【0004】又、単体のリチウム二次電池、或いはその
組電池、又はそれらを用いた電池パックを複数組装着で
きる従来の充電回路に於いては、図8(a)に示すよう
な充電方式を採っていた。
組電池、又はそれらを用いた電池パックを複数組装着で
きる従来の充電回路に於いては、図8(a)に示すよう
な充電方式を採っていた。
【0005】即ち、先ず1パック目の二次電池(Batt
1)を充電対象に定電流で充電を開始し(定電流充
電)、その電池電圧が上昇して規定電圧に到達した後、
定電圧で充電を継続する(定電圧充電)。
1)を充電対象に定電流で充電を開始し(定電流充
電)、その電池電圧が上昇して規定電圧に到達した後、
定電圧で充電を継続する(定電圧充電)。
【0006】定電圧充電状態では充電電流が徐々に小さ
くなり、ある規定値以下になった時点で満充電とする。
1パック目の二次電池(Batt 1)の満充電検知後、次の
2パック目の二次電池(Batt 2)を上記1パック目の二
次電池充電と同様に充電する。
くなり、ある規定値以下になった時点で満充電とする。
1パック目の二次電池(Batt 1)の満充電検知後、次の
2パック目の二次電池(Batt 2)を上記1パック目の二
次電池充電と同様に充電する。
【0007】しかしながら上記したような従来の充電方
式に於いては、先に充電開始した電池パックの満充電を
検知するまで次の電池パックの充電は開始されない。そ
れ故、複数の電池パックの総充電時間は、(電池の充電
時間)×(電池パック数)となる。
式に於いては、先に充電開始した電池パックの満充電を
検知するまで次の電池パックの充電は開始されない。そ
れ故、複数の電池パックの総充電時間は、(電池の充電
時間)×(電池パック数)となる。
【0008】リチウム二次電池は、定電圧充電モードに
なると、その電池特性から充電電流は徐々に小さくな
る。これに伴い電流供給能力に余裕が生じるが、上記し
た従来の方式では、この分の電力を次の充電に使用する
ことができないという無駄も生じていた。
なると、その電池特性から充電電流は徐々に小さくな
る。これに伴い電流供給能力に余裕が生じるが、上記し
た従来の方式では、この分の電力を次の充電に使用する
ことができないという無駄も生じていた。
【0009】又、従来では、定電圧充電の必要がある二
次電池の充電を行なう場合、図10に示すように、先ず
定電流充電を開始し、充電オン時の電池電圧52が目標
値51になったことを検出したA点で定電圧充電に切り
替わる。その後、充電電流53は徐々に減少し、電池自
体の電圧50が目標値51と同電位になって充電電流が
流れなくなるまで(即ち満充電になるまで)定電圧充電
が行なわれる。
次電池の充電を行なう場合、図10に示すように、先ず
定電流充電を開始し、充電オン時の電池電圧52が目標
値51になったことを検出したA点で定電圧充電に切り
替わる。その後、充電電流53は徐々に減少し、電池自
体の電圧50が目標値51と同電位になって充電電流が
流れなくなるまで(即ち満充電になるまで)定電圧充電
が行なわれる。
【0010】このように、従来では、充電オン時の電池
電圧が目標値51になったとき、定電流充電から定電圧
充電に切り替わる。このときの電池電圧は、電池の内部
抵抗等の電圧降下を含んだ値なので、電池は未だ満充電
にはなっておらず、定電圧充電に切り替わってから満充
電になるまで更に長い時間が必要であった。
電圧が目標値51になったとき、定電流充電から定電圧
充電に切り替わる。このときの電池電圧は、電池の内部
抵抗等の電圧降下を含んだ値なので、電池は未だ満充電
にはなっておらず、定電圧充電に切り替わってから満充
電になるまで更に長い時間が必要であった。
【0011】又、従来では、リチウム・イオン二次電池
を直列接続した組電池に於いて、充電時の各二次電池の
電圧ばらつきの補正を以下のように行なっていた。即
ち、2個の二次電池を直列接続した組電池を例に採る
と、組電池電圧の1/2を増幅器に入力して、その出力
を直列接続された二次電池の接続点に与え、増幅器の出
力電圧を組電池全電圧の1/2にする。増幅器の出力は
組電池内の電流制限抵抗を介して二次電池間に接続す
る。これにより増幅器の出力電圧と二次電池接続点との
間の電位差、抵抗値により補正電流が流れる。
を直列接続した組電池に於いて、充電時の各二次電池の
電圧ばらつきの補正を以下のように行なっていた。即
ち、2個の二次電池を直列接続した組電池を例に採る
と、組電池電圧の1/2を増幅器に入力して、その出力
を直列接続された二次電池の接続点に与え、増幅器の出
力電圧を組電池全電圧の1/2にする。増幅器の出力は
組電池内の電流制限抵抗を介して二次電池間に接続す
る。これにより増幅器の出力電圧と二次電池接続点との
間の電位差、抵抗値により補正電流が流れる。
【0012】しかしながら上記した従来の構成による電
池電圧測定手段に於いては次のような問題があった。即
ち、組電池外部から組電池内部の各二次電池の電池電圧
を測定すると、組電池内部の電流制限抵抗に発生する電
圧降下を含んだ値を測定するため、正確な電池電圧が測
定できないという問題があった。
池電圧測定手段に於いては次のような問題があった。即
ち、組電池外部から組電池内部の各二次電池の電池電圧
を測定すると、組電池内部の電流制限抵抗に発生する電
圧降下を含んだ値を測定するため、正確な電池電圧が測
定できないという問題があった。
【0013】又、従来では、2個以上の二次電池を直列
接続する組電池に於いて、以下のような問題があった。
これを図14を参照して説明する。即ち、図14に於い
て、101は組電池の出力端子であり、この端子101
を経由して電池が充放電される。102,103は電池
である。104は電池電圧監視回路でり、電池102か
ら電力供給を受けて動作する。105は電池電圧監視回
路であり、電池103から電力供給を受けて動作する。
106は充放電のオン/オフを行なうスイッチであり、
電池電圧監視回路104,105によって制御される。
接続する組電池に於いて、以下のような問題があった。
これを図14を参照して説明する。即ち、図14に於い
て、101は組電池の出力端子であり、この端子101
を経由して電池が充放電される。102,103は電池
である。104は電池電圧監視回路でり、電池102か
ら電力供給を受けて動作する。105は電池電圧監視回
路であり、電池103から電力供給を受けて動作する。
106は充放電のオン/オフを行なうスイッチであり、
電池電圧監視回路104,105によって制御される。
【0014】ここでは2個の電池を直列接続した組電池
を例に説明する。電池の種類によっては過放電、過充電
に弱いため、直列接続した各セル(電池102,10
3)の電圧を常時監視する必要がある。
を例に説明する。電池の種類によっては過放電、過充電
に弱いため、直列接続した各セル(電池102,10
3)の電圧を常時監視する必要がある。
【0015】この図14に示す回路に於いて、それぞれ
の電池電圧監視回路104,105を等しく作っても、
回路を構成する素子のばらつき等で、その電池電圧監視
回路104,105の消費電流ID 、IE は等しくなら
ない。つまり電池102,103から電池電圧監視回路
104,105に供給される電流が異なることになる。
その電流差が僅かであっても、電池電圧監視回路10
4,105には、常時、電流が流れるため、時間経過に
従ってそれぞれの電池102,103の容量差が大きく
なってしまう。特に電池電圧が電池の残存容量に比例す
る電池、例えばリチウム電池では、それぞれの電池電圧
の差が大きくなってしまう。
の電池電圧監視回路104,105を等しく作っても、
回路を構成する素子のばらつき等で、その電池電圧監視
回路104,105の消費電流ID 、IE は等しくなら
ない。つまり電池102,103から電池電圧監視回路
104,105に供給される電流が異なることになる。
その電流差が僅かであっても、電池電圧監視回路10
4,105には、常時、電流が流れるため、時間経過に
従ってそれぞれの電池102,103の容量差が大きく
なってしまう。特に電池電圧が電池の残存容量に比例す
る電池、例えばリチウム電池では、それぞれの電池電圧
の差が大きくなってしまう。
【0016】ところで、図14の回路は以下のように動
作する。充電時は、電池102,103のいずれか一方
の電池電圧が、電池の種類によって決まっている最大許
容電圧に達すると、電池電圧監視回路104、あるいは
電池電圧監視回路105がこれを検知する。このとき、
充放電オン/オフスイッチ106によって充電を停止さ
せ、過充電を防止する。
作する。充電時は、電池102,103のいずれか一方
の電池電圧が、電池の種類によって決まっている最大許
容電圧に達すると、電池電圧監視回路104、あるいは
電池電圧監視回路105がこれを検知する。このとき、
充放電オン/オフスイッチ106によって充電を停止さ
せ、過充電を防止する。
【0017】放電時は、電池102,103のいずれか
一方の電池電圧が、電池の種類によって決まっている最
小許容電圧に達すると、電池電圧監視回路104、ある
いは電池電圧監視回路105がこれを検知する。このと
き、充放電オン/オフスイッチ106によって放電を停
止させ、過放電を防止する。
一方の電池電圧が、電池の種類によって決まっている最
小許容電圧に達すると、電池電圧監視回路104、ある
いは電池電圧監視回路105がこれを検知する。このと
き、充放電オン/オフスイッチ106によって放電を停
止させ、過放電を防止する。
【0018】上記した従来の組電池充放電制御手段に於
いては、電池電圧監視回路104,105の消費電流差
によって生じる電池容量差、つまり、電池電圧に差があ
ると、充電時には、電池の容量が多い方が先に最大許容
電圧に達し、過充電防止のため充電が停止するため、他
の電池は満充電されないという不具合が生じる。又、放
電時には、電池の容量が少ない方が先に最小許容電圧に
達し、過放電防止のため放電が停止するため、他の電池
は残存容量がかなりある状態で放電が停止し、性能を十
分に発揮できないという不具合が生じる。更にこれらが
繰り返されると、それぞれの電池容量差が拡大し、組電
池から取り出せる容量が更に少なくなっていくという不
具合があった。
いては、電池電圧監視回路104,105の消費電流差
によって生じる電池容量差、つまり、電池電圧に差があ
ると、充電時には、電池の容量が多い方が先に最大許容
電圧に達し、過充電防止のため充電が停止するため、他
の電池は満充電されないという不具合が生じる。又、放
電時には、電池の容量が少ない方が先に最小許容電圧に
達し、過放電防止のため放電が停止するため、他の電池
は残存容量がかなりある状態で放電が停止し、性能を十
分に発揮できないという不具合が生じる。更にこれらが
繰り返されると、それぞれの電池容量差が拡大し、組電
池から取り出せる容量が更に少なくなっていくという不
具合があった。
【0019】又、従来、二次電池単セルを直列接続して
なる複数種の組電池(即ち、電池電圧、容量等を異にす
る複数種の組電池)のうちの任意の組電池が実装可能な
ポータブルコンピュータに於いては、実装組電池の種類
を識別し、その識別に応じて制御を変更する手段を備え
たものと、特性の差を無視するものとがあった。
なる複数種の組電池(即ち、電池電圧、容量等を異にす
る複数種の組電池)のうちの任意の組電池が実装可能な
ポータブルコンピュータに於いては、実装組電池の種類
を識別し、その識別に応じて制御を変更する手段を備え
たものと、特性の差を無視するものとがあった。
【0020】このうち、実装された組電池の種類を識別
する構成に於いては、その識別に固有の機械式スイッチ
を必要とし、コスト面で高価となるとともに、機械式ス
イッチの実装スペースを確保しなければならないため、
装置構成が繁雑し、かつ大型化するという問題があっ
た。又、電池全体の電圧を検出して電池の種類を識別す
る手段もあるが、この手段は、電池電圧が異なる場合の
み有効であり、同電圧異容量の電池の違いは検出不能で
ある。又、端子を複数設け、その何れかの端子に電池電
圧を出力して電池の種類を認識する構成もあるが、この
手段は、信号が増加すると、インターフェイスが繁雑に
なり、コンピュータ装置本体、及び組電池のコスト上昇
を招き、製品コストが大幅に上昇するという問題があっ
た。
する構成に於いては、その識別に固有の機械式スイッチ
を必要とし、コスト面で高価となるとともに、機械式ス
イッチの実装スペースを確保しなければならないため、
装置構成が繁雑し、かつ大型化するという問題があっ
た。又、電池全体の電圧を検出して電池の種類を識別す
る手段もあるが、この手段は、電池電圧が異なる場合の
み有効であり、同電圧異容量の電池の違いは検出不能で
ある。又、端子を複数設け、その何れかの端子に電池電
圧を出力して電池の種類を認識する構成もあるが、この
手段は、信号が増加すると、インターフェイスが繁雑に
なり、コンピュータ装置本体、及び組電池のコスト上昇
を招き、製品コストが大幅に上昇するという問題があっ
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来で
は、リチウム・イオン二次電池をバッテリィ主電源とし
て用いようとすると、セル単体の端子電圧が、Ni−C
dやNi−MH等の電池に比して高く、従って、従来の
ように多数の低電圧大容量単セルを直列に接続して用い
ることができず、大容量化が困難である等の問題があっ
た。
は、リチウム・イオン二次電池をバッテリィ主電源とし
て用いようとすると、セル単体の端子電圧が、Ni−C
dやNi−MH等の電池に比して高く、従って、従来の
ように多数の低電圧大容量単セルを直列に接続して用い
ることができず、大容量化が困難である等の問題があっ
た。
【0022】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
リチウム・イオン二次電池を主電源供給源として長時間
動作を可能にしたポータブルコンピュータを提供するこ
とを目的とする。
リチウム・イオン二次電池を主電源供給源として長時間
動作を可能にしたポータブルコンピュータを提供するこ
とを目的とする。
【0023】又、単体のリチウム二次電池、或いはその
組電池等を用いた電池パックを複数組装着できる従来の
充電回路に於いては、1パック目の二次電池の定電圧充
電による満充電検知後、次の2パック目の二次電池を充
電を開始する構成であることから、先に充電開始した電
池パックの満充電を検知するまで次の電池パックの充電
が開始されず、総充電時間が長く、かつ充電用電力の無
駄が生じて、充電能率が悪いという問題があった。
組電池等を用いた電池パックを複数組装着できる従来の
充電回路に於いては、1パック目の二次電池の定電圧充
電による満充電検知後、次の2パック目の二次電池を充
電を開始する構成であることから、先に充電開始した電
池パックの満充電を検知するまで次の電池パックの充電
が開始されず、総充電時間が長く、かつ充電用電力の無
駄が生じて、充電能率が悪いという問題があった。
【0024】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
充電中のリチウム二次電池が定電圧充電へ切り替わり、
ある定めた充電電力以下になると、充電中の電池パック
の満充電検出前に電源の余剰電力を利用して次の電池パ
ックの充電を開始し、一時的に複数の電池パックを並行
して充電することにより、複数の電池パックの総充電時
間を短縮し、かつ余剰電力を有効に利用することのでき
る充電回路を提供することを目的とする。
充電中のリチウム二次電池が定電圧充電へ切り替わり、
ある定めた充電電力以下になると、充電中の電池パック
の満充電検出前に電源の余剰電力を利用して次の電池パ
ックの充電を開始し、一時的に複数の電池パックを並行
して充電することにより、複数の電池パックの総充電時
間を短縮し、かつ余剰電力を有効に利用することのでき
る充電回路を提供することを目的とする。
【0025】又、従来では、定電圧充電の必要がある二
次電池の充電を行なう場合、図10に示すように、先ず
定電流充電を開始し、充電オン時の電池電圧52が目標
値51になったことを検出したA点で定電圧充電に切り
替わる。その後、充電電流53は徐々に減少し電流が流
れなくなるまで(即ち満充電になるまで)定電圧充電が
行なわれる。このように、従来では、充電オン時の電池
電圧が目標値51になったとき、定電流充電から定電圧
充電に切り替わる。このときの電池電圧は、電池の内部
抵抗等の電圧降下を含んだ値なので、電池は未だ満充電
にはなっておらず、定電圧充電に切り替わってから満充
電になるまで更に長い時間が必要であった。
次電池の充電を行なう場合、図10に示すように、先ず
定電流充電を開始し、充電オン時の電池電圧52が目標
値51になったことを検出したA点で定電圧充電に切り
替わる。その後、充電電流53は徐々に減少し電流が流
れなくなるまで(即ち満充電になるまで)定電圧充電が
行なわれる。このように、従来では、充電オン時の電池
電圧が目標値51になったとき、定電流充電から定電圧
充電に切り替わる。このときの電池電圧は、電池の内部
抵抗等の電圧降下を含んだ値なので、電池は未だ満充電
にはなっておらず、定電圧充電に切り替わってから満充
電になるまで更に長い時間が必要であった。
【0026】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
定電圧充電の必要がある二次電池の充電を行なう充電装
置に於いて、二次電池を急速充電することのできる二次
電池の急速充電方式を提供することを目的とする。
定電圧充電の必要がある二次電池の充電を行なう充電装
置に於いて、二次電池を急速充電することのできる二次
電池の急速充電方式を提供することを目的とする。
【0027】又、従来の構成による電池電圧測定手段に
於いては、組電池外部から組電池内部の各二次電池の電
池電圧を測定すると、組電池内部の電流制限抵抗に発生
する電圧降下を含んだ値を測定するため、正確な電池電
圧が測定できないという問題があった。
於いては、組電池外部から組電池内部の各二次電池の電
池電圧を測定すると、組電池内部の電流制限抵抗に発生
する電圧降下を含んだ値を測定するため、正確な電池電
圧が測定できないという問題があった。
【0028】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
組電池を構成する個々の二次電池の電圧の差を補正する
回路に於いて、各二次電池の電圧を正確に測定すること
ができ、これにより過充電、過放電を確実に防止するこ
とができる、組電池の電池電圧測定装置を提供すること
を目的とする。
組電池を構成する個々の二次電池の電圧の差を補正する
回路に於いて、各二次電池の電圧を正確に測定すること
ができ、これにより過充電、過放電を確実に防止するこ
とができる、組電池の電池電圧測定装置を提供すること
を目的とする。
【0029】又、従来の構成による組電池充放電制御手
段に於いては、直列接続された二次電池の電池電圧に差
があると、充電時には、電池の容量が多い方が先に最大
許容電圧に達し、過充電防止のため充電が停止するた
め、他の電池は満充電されないという不具合が生じ、
又、放電時には、電池の容量が少ない方が先に最小許容
電圧に達し、過放電防止のため放電が停止するため、他
の電池は残存容量がかなりある状態で放電が停止し、性
能を十分に発揮できないという不具合が生じる。更にこ
れらが繰り返されると、それぞれの電池容量差が拡大
し、組電池から取り出せる容量が更に少なくなっていく
という不具合があった。
段に於いては、直列接続された二次電池の電池電圧に差
があると、充電時には、電池の容量が多い方が先に最大
許容電圧に達し、過充電防止のため充電が停止するた
め、他の電池は満充電されないという不具合が生じ、
又、放電時には、電池の容量が少ない方が先に最小許容
電圧に達し、過放電防止のため放電が停止するため、他
の電池は残存容量がかなりある状態で放電が停止し、性
能を十分に発揮できないという不具合が生じる。更にこ
れらが繰り返されると、それぞれの電池容量差が拡大
し、組電池から取り出せる容量が更に少なくなっていく
という不具合があった。
【0030】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
二次電池セルを直列接続した組電池に於いて、それぞれ
の二次電池セルの消費電流を等しくすることができ、こ
れにより電池の性能を最大限に発揮することができる二
次電池の放電制御方式を提供することを目的とする。
二次電池セルを直列接続した組電池に於いて、それぞれ
の二次電池セルの消費電流を等しくすることができ、こ
れにより電池の性能を最大限に発揮することができる二
次電池の放電制御方式を提供することを目的とする。
【0031】又、従来、二次電池単セルを直列接続して
なる複数種の組電池のうちの任意の組電池が実装可能な
ポータブルコンピュータに於ける、実装組電池の種類識
別機構は機械式スイッチを必要とし、コスト面で高価と
なるとともに、機械式スイッチの実装スペースを確保し
なければならないため、装置構成が繁雑し、かつ大型化
するという問題があった。
なる複数種の組電池のうちの任意の組電池が実装可能な
ポータブルコンピュータに於ける、実装組電池の種類識
別機構は機械式スイッチを必要とし、コスト面で高価と
なるとともに、機械式スイッチの実装スペースを確保し
なければならないため、装置構成が繁雑し、かつ大型化
するという問題があった。
【0032】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
複数の二次電池単セルを直列接続した複数種の組電池か
ら任意種類の組電池を実装可能とするポータブルコンピ
ュータに於いて、最小信号数で簡単かつ安価に実装組電
池の種類識別機能を実現できる複数種の組電池を使用可
能としたポータブルコンピュータを提供することを目的
とする。
複数の二次電池単セルを直列接続した複数種の組電池か
ら任意種類の組電池を実装可能とするポータブルコンピ
ュータに於いて、最小信号数で簡単かつ安価に実装組電
池の種類識別機能を実現できる複数種の組電池を使用可
能としたポータブルコンピュータを提供することを目的
とする。
【0033】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、n本
(n=2〜4)のリチウム・イオン二次電池を並列接続
した組電池をm個(m=3〜4)直列接続した電池パッ
クと、各組電池の端子電圧をモニタするモニタ回路と、
このモニタ結果によって適宜各組電池を個別に充電する
充電回路とを設けて、大容量のリチウム・イオン二次電
池パックによるバッテリィ駆動時の主電源供給源を実現
することを特徴とする。
(n=2〜4)のリチウム・イオン二次電池を並列接続
した組電池をm個(m=3〜4)直列接続した電池パッ
クと、各組電池の端子電圧をモニタするモニタ回路と、
このモニタ結果によって適宜各組電池を個別に充電する
充電回路とを設けて、大容量のリチウム・イオン二次電
池パックによるバッテリィ駆動時の主電源供給源を実現
することを特徴とする。
【0034】即ち、本発明は、リチウム・イオン二次電
池単セルがn個並列接続された組電池をm組直列接続し
て構成した電池パックと、この電池パックを充電する充
電回路とを具備し、上記電池パックをバッテリ動作時の
主電源供給源としたことを特徴とする。
池単セルがn個並列接続された組電池をm組直列接続し
て構成した電池パックと、この電池パックを充電する充
電回路とを具備し、上記電池パックをバッテリ動作時の
主電源供給源としたことを特徴とする。
【0035】このような構成とすることにより、リチウ
ム・イオン二次電池を使い、大容量の組電池を構成でき
るので、リチウム・イオン二次電池をバッテリ動作時の
主電源供給源とした、比較的消費電力の大きな、又は、
長時間使用が可能なパーソナルコンピュータを構築でき
る。
ム・イオン二次電池を使い、大容量の組電池を構成でき
るので、リチウム・イオン二次電池をバッテリ動作時の
主電源供給源とした、比較的消費電力の大きな、又は、
長時間使用が可能なパーソナルコンピュータを構築でき
る。
【0036】又、本発明は、単体のリチウム二次電池あ
るいはその組電池、またはそれらを用いた電池パックを
充電する定電圧定電流電源と、電源の供給電力を検出す
る抵抗と、その供給電力が或る定めた充電電流以下にな
ると一時的に2本の電池を並行して充電するために電池
の充電電流を制御するシリーズレギュレータ、又はスイ
ッチングレギュレータを具備して充電回路を構成したも
ので、これにより、充電中のリチウム二次電池が定電圧
充電へ切り替わり、ある定めた充電電力以下になると、
充電中の電池パックの満充電検出前に電源の余剰電力を
利用して次の電池パックの充電を開始し、一時的に複数
の電池パックを並行して充電することにより、余剰電力
を有効利用して複数の電池パックの総充電時間を短縮す
ることができる。
るいはその組電池、またはそれらを用いた電池パックを
充電する定電圧定電流電源と、電源の供給電力を検出す
る抵抗と、その供給電力が或る定めた充電電流以下にな
ると一時的に2本の電池を並行して充電するために電池
の充電電流を制御するシリーズレギュレータ、又はスイ
ッチングレギュレータを具備して充電回路を構成したも
ので、これにより、充電中のリチウム二次電池が定電圧
充電へ切り替わり、ある定めた充電電力以下になると、
充電中の電池パックの満充電検出前に電源の余剰電力を
利用して次の電池パックの充電を開始し、一時的に複数
の電池パックを並行して充電することにより、余剰電力
を有効利用して複数の電池パックの総充電時間を短縮す
ることができる。
【0037】又、本発明は、電池を充電する電源と、電
池電圧を測定する電池電圧測定部と、電池電圧が目標値
(第1の目標値、及び第2の目標値)に達したか否かを
それぞれ判定する電池電圧判定部と、この判定部の判定
内容に従い充電をオン/オフ制御する充電オン/オフ制
御部とを備えて、電池電圧が第1の目標値(連続定電流
充電から断続定電流充電へ切り換えるための電池電圧目
標値)より低い場合は連続で充電し、電池電圧が第1の
目標値より高くなった場合は、一定周期で充電をオン/
オフして、この充電オフ時の電池電圧が第2の目標値
(充電オフ時の電池電圧目標値)より高くなった時、満
充電と判定することにより、定電圧充電の必要がある二
次電池の充電を行なう充電装置に於いて、二次電池を急
速充電することができる。
池電圧を測定する電池電圧測定部と、電池電圧が目標値
(第1の目標値、及び第2の目標値)に達したか否かを
それぞれ判定する電池電圧判定部と、この判定部の判定
内容に従い充電をオン/オフ制御する充電オン/オフ制
御部とを備えて、電池電圧が第1の目標値(連続定電流
充電から断続定電流充電へ切り換えるための電池電圧目
標値)より低い場合は連続で充電し、電池電圧が第1の
目標値より高くなった場合は、一定周期で充電をオン/
オフして、この充電オフ時の電池電圧が第2の目標値
(充電オフ時の電池電圧目標値)より高くなった時、満
充電と判定することにより、定電圧充電の必要がある二
次電池の充電を行なう充電装置に於いて、二次電池を急
速充電することができる。
【0038】又、本発明は、二次電池相互の接続点
(B)に電流制限素子又は電流制限回路を介して充放電
用の電源回路が接続される接続点(C)を電源端子とし
てもつ、2個以上の二次電池を直列接続した組電池に於
いて、各二次電池の電圧を測定する電池電圧測定回路
と、接続点(B)から接続点(C)、あるいは接続点
(C)から接続点(B)に流れる電流(補正電流)をオ
ン/オフできるスイッチ手段と、補正電流をゼロにした
後、ある一定時間後に各二次電池の電圧を測定する手段
とを具備してなるもので、これにより、組電池を構成す
る個々の二次電池の電圧の差を補正する回路に於いて、
各二次電池の電圧を正確に測定でき、過充電、過放電を
確実に防止することができる。
(B)に電流制限素子又は電流制限回路を介して充放電
用の電源回路が接続される接続点(C)を電源端子とし
てもつ、2個以上の二次電池を直列接続した組電池に於
いて、各二次電池の電圧を測定する電池電圧測定回路
と、接続点(B)から接続点(C)、あるいは接続点
(C)から接続点(B)に流れる電流(補正電流)をオ
ン/オフできるスイッチ手段と、補正電流をゼロにした
後、ある一定時間後に各二次電池の電圧を測定する手段
とを具備してなるもので、これにより、組電池を構成す
る個々の二次電池の電圧の差を補正する回路に於いて、
各二次電池の電圧を正確に測定でき、過充電、過放電を
確実に防止することができる。
【0039】又、本発明は、2セル以上が直列接続され
る組電池の各セルそれぞれから電力供給される負荷があ
る形態、又はセルの電圧に応じて消費電流が変化する負
荷がある形態に於いて、電池同士の接続点と負荷同士の
接続点を結ぶ回路の電流(中性線電流)を検知する回路
手段と、その検知信号によって各電池セルの放電電流を
制御する回路手段と、その回路が負荷と並列接続される
回路手段とを具備して、中性線電流が0A(ゼロアンペ
ア)になるよう制御することにより、各電池セルの放電
電流(消費電流)を等しくして、電池の性能を最大限に
発揮することができるようにしたことを特徴とする。
る組電池の各セルそれぞれから電力供給される負荷があ
る形態、又はセルの電圧に応じて消費電流が変化する負
荷がある形態に於いて、電池同士の接続点と負荷同士の
接続点を結ぶ回路の電流(中性線電流)を検知する回路
手段と、その検知信号によって各電池セルの放電電流を
制御する回路手段と、その回路が負荷と並列接続される
回路手段とを具備して、中性線電流が0A(ゼロアンペ
ア)になるよう制御することにより、各電池セルの放電
電流(消費電流)を等しくして、電池の性能を最大限に
発揮することができるようにしたことを特徴とする。
【0040】又、本発明は、二次電池単セルを直列接続
してなる複数種の組電池のうちの任意の組電池が実装可
能なポータブルコンピュータに於いて、組電池の種別毎
に二次電池単セルの直列接続点位置を特定した電圧検出
端をもつ組電池と、この組電池の電圧検出端より得られ
る電圧により実装された組電池の種別を認識する手段と
を具備してなる構成として、最小信号数で簡単かつ安価
に、複数種の組電池を使用可能とすることができる。
してなる複数種の組電池のうちの任意の組電池が実装可
能なポータブルコンピュータに於いて、組電池の種別毎
に二次電池単セルの直列接続点位置を特定した電圧検出
端をもつ組電池と、この組電池の電圧検出端より得られ
る電圧により実装された組電池の種別を認識する手段と
を具備してなる構成として、最小信号数で簡単かつ安価
に、複数種の組電池を使用可能とすることができる。
【0041】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。先ず図1及び図2を参照して本発明の第1実施例を
説明する。図1は本発明の第1実施例による装置全体の
外観構成及び構成要素の配置状態を示す斜視図である。
る。先ず図1及び図2を参照して本発明の第1実施例を
説明する。図1は本発明の第1実施例による装置全体の
外観構成及び構成要素の配置状態を示す斜視図である。
【0042】図2は上記第1実施例に於ける要部の回路
構成を示すブロック図である。図1に於いて、11はリ
チウム・イオン二次電池を用いた電池パックであり、バ
ッテリ動作時の主電源供給源である。12は電源PCB
(電源用印刷配線基板)であり、バッテリの充電制御、
システムへの電源の供給等を行なう。13はシステムP
CBであり、CPU、RAM、ROM等のチップを搭載
し、システムの制御を行なう。14は表示装置(フラッ
トパネルディスプレイ)であり、処理結果等を表示す
る。15はキーボードであり、データ、コマンド等の入
力に供される。
構成を示すブロック図である。図1に於いて、11はリ
チウム・イオン二次電池を用いた電池パックであり、バ
ッテリ動作時の主電源供給源である。12は電源PCB
(電源用印刷配線基板)であり、バッテリの充電制御、
システムへの電源の供給等を行なう。13はシステムP
CBであり、CPU、RAM、ROM等のチップを搭載
し、システムの制御を行なう。14は表示装置(フラッ
トパネルディスプレイ)であり、処理結果等を表示す
る。15はキーボードであり、データ、コマンド等の入
力に供される。
【0043】図2は本発明の第1実施例による要部の構
成を示すブロック図であり、図1と同一部分に同一符号
を付している。図2に於いて、11はリチウム・イオン
二次電池を用いて構成された、バッテリィ駆動時の主電
源供給源となる電池パックである。11a,11b,1
1cは電池パック11の主要構成要素をなすリチウム・
イオン二次電池による組電池であり、ここではリチウム
・イオン二次電池単セルをそれぞれ3個並列接続した、
3組の組電池11a,11b,11cをそれぞれ直列接
続することにより電池パック11の電源が構成される。
成を示すブロック図であり、図1と同一部分に同一符号
を付している。図2に於いて、11はリチウム・イオン
二次電池を用いて構成された、バッテリィ駆動時の主電
源供給源となる電池パックである。11a,11b,1
1cは電池パック11の主要構成要素をなすリチウム・
イオン二次電池による組電池であり、ここではリチウム
・イオン二次電池単セルをそれぞれ3個並列接続した、
3組の組電池11a,11b,11cをそれぞれ直列接
続することにより電池パック11の電源が構成される。
【0044】TA,TB,Pa,Pbはそれぞれ電池パ
ック11の電源端子であり、このうち、TA,TBは充
電用電極、Pa,Pbは電圧監視用電極である。この電
源端子TA,TB、及び電圧監視用電極Pa,Pbの各
端子電圧が、それぞれシステムPCB13を介して電源
PCB(電源用印刷配線基板)12の電圧監視回路16
Bに入力され、電池(組電池11a,11b,11c)
の端子電圧が監視される。
ック11の電源端子であり、このうち、TA,TBは充
電用電極、Pa,Pbは電圧監視用電極である。この電
源端子TA,TB、及び電圧監視用電極Pa,Pbの各
端子電圧が、それぞれシステムPCB13を介して電源
PCB(電源用印刷配線基板)12の電圧監視回路16
Bに入力され、電池(組電池11a,11b,11c)
の端子電圧が監視される。
【0045】12は電源PCB(電源用印刷配線基板)
であり、電池パック11の充電制御、システムの電源供
給等を行なう回路構成要素が実装される。ここでは外部
商用交流電源17を入力電源として電池パック11を充
電する充電回路16A、及び電圧監視回路16Bのみを
示している。
であり、電池パック11の充電制御、システムの電源供
給等を行なう回路構成要素が実装される。ここでは外部
商用交流電源17を入力電源として電池パック11を充
電する充電回路16A、及び電圧監視回路16Bのみを
示している。
【0046】16Aは電源PCB(電源用印刷配線基
板)12に実装された充電回路であり、外部商用交流電
源を入力電源として電池パック11を充電制御する。1
6Bは同じく電源PCB(電源用印刷配線基板)12に
実装された電圧監視回路であり、電池パック11の端子
電圧をモニタし、その結果を充電回路16Aに伝える。
板)12に実装された充電回路であり、外部商用交流電
源を入力電源として電池パック11を充電制御する。1
6Bは同じく電源PCB(電源用印刷配線基板)12に
実装された電圧監視回路であり、電池パック11の端子
電圧をモニタし、その結果を充電回路16Aに伝える。
【0047】図1に示す実施例のポータブルコンピュー
タに於いては、電池パック11より出力される放電され
る電力(電池パック11の蓄積電源)が電源PCB12
で適当な電圧に変換された後、システムPCB13に供
給される。この電力により、システムPCB13は、例
えばキーボード15より入力されたデータを表示装置1
4に表示する等の制御を行なう。
タに於いては、電池パック11より出力される放電され
る電力(電池パック11の蓄積電源)が電源PCB12
で適当な電圧に変換された後、システムPCB13に供
給される。この電力により、システムPCB13は、例
えばキーボード15より入力されたデータを表示装置1
4に表示する等の制御を行なう。
【0048】次に図2を参照して本発明の第1実施例に
於ける動作を説明する。図2に於いて、電池パック11
は、リチウム・イオン二次電池単セルを3個並列に接続
して組電池を構成し、その3組の組電池11a,11
b,11cを直列に接続することによって構成される。
於ける動作を説明する。図2に於いて、電池パック11
は、リチウム・イオン二次電池単セルを3個並列に接続
して組電池を構成し、その3組の組電池11a,11
b,11cを直列に接続することによって構成される。
【0049】この電池パック11の放電時に於いては、
電源端子TA,TBを介してシステムに電力が供給され
る。一方、電池パック11の充電時に於いては、充電回
路16Aが外部商用交流電源17を入力電源(例えばA
C100V)として、適当な電圧、電流にて、電源端子
TA,TBを介して電池パック11の各組電池11a,
11b,11cを充電する。
電源端子TA,TBを介してシステムに電力が供給され
る。一方、電池パック11の充電時に於いては、充電回
路16Aが外部商用交流電源17を入力電源(例えばA
C100V)として、適当な電圧、電流にて、電源端子
TA,TBを介して電池パック11の各組電池11a,
11b,11cを充電する。
【0050】ここで、何らかの原因により、組電池11
a,11b,11cの端子電圧が異なった場合は、電源
端子TA,TB、及び電圧監視用電極Pa,Pbの各端
子電圧が電圧監視回路16Bで検出できるので、電圧監
視回路16Bの検出内容に従い、充電回路16Aが端子
電圧を同じくするよう、4つの電極(電源端子TA,T
B、及び電圧監視用電極Pa,Pb)を介して、個別に
充電制御を行なう。
a,11b,11cの端子電圧が異なった場合は、電源
端子TA,TB、及び電圧監視用電極Pa,Pbの各端
子電圧が電圧監視回路16Bで検出できるので、電圧監
視回路16Bの検出内容に従い、充電回路16Aが端子
電圧を同じくするよう、4つの電極(電源端子TA,T
B、及び電圧監視用電極Pa,Pb)を介して、個別に
充電制御を行なう。
【0051】例えば組電池11aのみ、端子電圧が低い
場合は、電源端子TA、及び電圧監視用電極Paを介し
て、他の組電池11b,11cより多く電流を流すこと
により、各組電池11a,11b,11cを同じ電圧に
することができる。
場合は、電源端子TA、及び電圧監視用電極Paを介し
て、他の組電池11b,11cより多く電流を流すこと
により、各組電池11a,11b,11cを同じ電圧に
することができる。
【0052】尚、上記した実施例では、リチウム・イオ
ン二次電池単セルを3個並列に接続した組電池を3組直
列に接続して電池パック11を構成しているが、これに
限らず、組電池のセル数と組電池の直列接続段数を、例
えば、2×3、2×4、3×4、4×3等としても上記
実施例と同様の放充電制御が可能である。
ン二次電池単セルを3個並列に接続した組電池を3組直
列に接続して電池パック11を構成しているが、これに
限らず、組電池のセル数と組電池の直列接続段数を、例
えば、2×3、2×4、3×4、4×3等としても上記
実施例と同様の放充電制御が可能である。
【0053】上記したような構成により、リチウム・イ
オン二次電池を用いて大容量の電池パック11を構成で
きるので、画面表示機能、及び外部記憶アクセス機構等
をもつ比較的消費電力の大きなポータブルコンピュータ
に於いても二次電池による長時間動作が可能となる。
オン二次電池を用いて大容量の電池パック11を構成で
きるので、画面表示機能、及び外部記憶アクセス機構等
をもつ比較的消費電力の大きなポータブルコンピュータ
に於いても二次電池による長時間動作が可能となる。
【0054】次に図3乃至図8を参照して本発明の第2
実施例を説明する。図3は本発明の第2実施例(1)の
構成を示す回路図である。図3に於いて、21は定電圧
定電流電源であり、予め設定された電源の電流制限値
(Icc)に従う出力電流制限機能をもつ。
実施例を説明する。図3は本発明の第2実施例(1)の
構成を示す回路図である。図3に於いて、21は定電圧
定電流電源であり、予め設定された電源の電流制限値
(Icc)に従う出力電流制限機能をもつ。
【0055】22は定電圧定電流電源21の電源出力端
と二次電池(Batt1)26との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)である。23は二次電池(Batt
2)27のシリーズレギュレーション制御信号路に介在
されたスイッチ(SW2)である。この各スイッチ(S
W1,SW2)22,23は、それぞれ、図示しない電
源制御部から出力される制御信号(CSa)によりオン
/オフ制御されるもので、二次電池(Batt1)26の充
電開始時にオン、満充電時にオフとなる。
と二次電池(Batt1)26との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)である。23は二次電池(Batt
2)27のシリーズレギュレーション制御信号路に介在
されたスイッチ(SW2)である。この各スイッチ(S
W1,SW2)22,23は、それぞれ、図示しない電
源制御部から出力される制御信号(CSa)によりオン
/オフ制御されるもので、二次電池(Batt1)26の充
電開始時にオン、満充電時にオフとなる。
【0056】24は定電圧定電流電源21の電源出力端
と二次電池(Batt2)27との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の満充電時に
オンとなり、二次電池(Batt2)27の満充電時にオフ
となる。
と二次電池(Batt2)27との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の満充電時に
オンとなり、二次電池(Batt2)27の満充電時にオフ
となる。
【0057】25は充電電流をシリーズレギュレーショ
ンするトランジスタ(TR1)であり、スイッチ(SW
2)23がオン状態にあるとき、増幅器(Error Amp)
31の出力に従って二次電池(Batt2)27の充電電流
をシリーズレギュレーションする。
ンするトランジスタ(TR1)であり、スイッチ(SW
2)23がオン状態にあるとき、増幅器(Error Amp)
31の出力に従って二次電池(Batt2)27の充電電流
をシリーズレギュレーションする。
【0058】26,27はそれぞれポータブルコンピュ
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電制御回路からの制御信号
(CSa,CSb)に従い、充電時は、先に二次電池
(Batt1)26が充電され、次に二次電池(Batt2)2
7が充電される。
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電制御回路からの制御信号
(CSa,CSb)に従い、充電時は、先に二次電池
(Batt1)26が充電され、次に二次電池(Batt2)2
7が充電される。
【0059】28,29はそれぞれ電池電圧センス回路
であり、それぞれ個別に二次電池(Batt1,Batt2)2
6,27の電圧を検出する。この電池電圧センス回路2
8,29で検出された電池電圧は定電圧定電流電源21
に帰還されて充電時の電池電圧制御に供される。
であり、それぞれ個別に二次電池(Batt1,Batt2)2
6,27の電圧を検出する。この電池電圧センス回路2
8,29で検出された電池電圧は定電圧定電流電源21
に帰還されて充電時の電池電圧制御に供される。
【0060】30は電源の供給電流を検出するための固
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
【0061】31は二次電池(Batt2)27をシリーズ
レギュレーションするための増幅器(Error Amp)であ
り、固定抵抗(RS )30の両端に発生した電圧が基準
電圧(V REF)32に等しくなるように二次電池(Batt
2)27をシリーズレギュレーションする。
レギュレーションするための増幅器(Error Amp)であ
り、固定抵抗(RS )30の両端に発生した電圧が基準
電圧(V REF)32に等しくなるように二次電池(Batt
2)27をシリーズレギュレーションする。
【0062】32は基準電圧(V REF)であり、固定抵
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。ここで上記図3に示す第2実施例
(1)の動作を図7及び図8を参照して説明する。
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。ここで上記図3に示す第2実施例
(1)の動作を図7及び図8を参照して説明する。
【0063】図7は2つの二次電池(Batt1,Batt2)
26,27の各充電シーケンスを各段階毎に対比しなが
ら示す図であり、[]内の数値により、図8(b)の充
電動作タイミングに対応付けられている。図7に於い
て、「CC」は定電流充電期間、「CV」は定電圧充電
期間を示している。
26,27の各充電シーケンスを各段階毎に対比しなが
ら示す図であり、[]内の数値により、図8(b)の充
電動作タイミングに対応付けられている。図7に於い
て、「CC」は定電流充電期間、「CV」は定電圧充電
期間を示している。
【0064】図8は2つの二次電池(Batt1,Batt2)
26,27の充電動作を本発明の第2実施例と従来技術
と対比して示す充電動作説明図であり、図(a)に従来
技術の充電動作、図(b)に本発明の第2実施例による
充電動作を示している。図8に於いて、Iccは定電圧定
電流電源21の電流制限値、IHCは負荷電流制限値、I
FCは満充電電流値である。
26,27の充電動作を本発明の第2実施例と従来技術
と対比して示す充電動作説明図であり、図(a)に従来
技術の充電動作、図(b)に本発明の第2実施例による
充電動作を示している。図8に於いて、Iccは定電圧定
電流電源21の電流制限値、IHCは負荷電流制限値、I
FCは満充電電流値である。
【0065】図3に示す第2実施例(1)の構成に於い
ては、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定であり、ここでは二次電池(Batt
1)26が先に(優先して)充電される。
ては、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定であり、ここでは二次電池(Batt
1)26が先に(優先して)充電される。
【0066】制御信号(CSa)により、スイッチ(S
W1)22、及びスイッチ(SW2)23がオンされる
ことにより、先に充電する二次電池(Batt1)26の充
電が開始される。ここでの充電は、定電圧定電流電源2
1の電流制限値1ccに従う定電流充電(CC)である。
この際、負荷電流制限値(IHC)を以下のように設定し
ておくことによって、増幅器(Error Amp)31から
は、トランジスタ(TR1)25に、二次電池(Batt
2)27を充電させないような信号が出力される。
W1)22、及びスイッチ(SW2)23がオンされる
ことにより、先に充電する二次電池(Batt1)26の充
電が開始される。ここでの充電は、定電圧定電流電源2
1の電流制限値1ccに従う定電流充電(CC)である。
この際、負荷電流制限値(IHC)を以下のように設定し
ておくことによって、増幅器(Error Amp)31から
は、トランジスタ(TR1)25に、二次電池(Batt
2)27を充電させないような信号が出力される。
【0067】即ち、[Icc=V REF(基準電圧32)/
RS (固定抵抗30)=IHC]と設定しておくことによ
って、上記した二次電池(Batt1)26の定電流充電時
に於いては、トランジスタ(TR1)25を介して二次
電池(Batt2)27へ充電電流が流れるようなレベルの
ゲート信号が出力されない。
RS (固定抵抗30)=IHC]と設定しておくことによ
って、上記した二次電池(Batt1)26の定電流充電時
に於いては、トランジスタ(TR1)25を介して二次
電池(Batt2)27へ充電電流が流れるようなレベルの
ゲート信号が出力されない。
【0068】二次電池(Batt1)26の充電が進み、定
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、二次電池(Ba
tt1)26と二次電池(Batt2)27との充電電流の和
が負荷電流制限値(IHC)になるように、増幅器(Erro
r Amp)31が、トランジスタ(TR1)25をシリー
ズレギュレーションする。
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、二次電池(Ba
tt1)26と二次電池(Batt2)27との充電電流の和
が負荷電流制限値(IHC)になるように、増幅器(Erro
r Amp)31が、トランジスタ(TR1)25をシリー
ズレギュレーションする。
【0069】つまり、2本の二次電池(Batt1,Batt
2)26,27を並行して充電しているときは、定電圧
定電流電源21からの供給電流は、常に、IHCで、二次
電池(Batt1)26の充電電流が減った分だけ、二次電
池(Batt2)27に充電される。また、[Icc>IHC]
であるので、定電圧定電流電源21は、その電源の特性
上、定電圧モードで動作することから、二次電池(Batt
1)26の電位が下がることはない。
2)26,27を並行して充電しているときは、定電圧
定電流電源21からの供給電流は、常に、IHCで、二次
電池(Batt1)26の充電電流が減った分だけ、二次電
池(Batt2)27に充電される。また、[Icc>IHC]
であるので、定電圧定電流電源21は、その電源の特性
上、定電圧モードで動作することから、二次電池(Batt
1)26の電位が下がることはない。
【0070】電池電圧センス回路28は、二次電池(Ba
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)23がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)23がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
【0071】このような充電制御により、定電圧定電流
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して充電させることが可能となり、図
8の(a)と(b)の対比から明らかなように、2つの
二次電池(Batt1,Batt2)26,27の総充電時間を
短縮できる。
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して充電させることが可能となり、図
8の(a)と(b)の対比から明らかなように、2つの
二次電池(Batt1,Batt2)26,27の総充電時間を
短縮できる。
【0072】図4は本発明の第2実施例(2)の構成を
示す回路図である。図4に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
示す回路図である。図4に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
【0073】22は定電圧定電流電源21の電源出力端
と二次電池(Batt1)26との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSa)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の充電開始時
にオンとなり、満充電時にオフとなる。
と二次電池(Batt1)26との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSa)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の充電開始時
にオンとなり、満充電時にオフとなる。
【0074】24は定電圧定電流電源21の電源出力端
と二次電池(Batt2)27との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の満充電時に
オンとなり、二次電池(Batt2)27の満充電時にオフ
となる。
と二次電池(Batt2)27との間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、二次電池(Batt1)26の満充電時に
オンとなり、二次電池(Batt2)27の満充電時にオフ
となる。
【0075】26,27はそれぞれポータブルコンピュ
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電制御回路からの制御信号
(CSa,CSa)に従い、充電時は、先に二次電池
(Batt1)26が充電され、次に二次電池(Batt2)2
7が充電される。
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電制御回路からの制御信号
(CSa,CSa)に従い、充電時は、先に二次電池
(Batt1)26が充電され、次に二次電池(Batt2)2
7が充電される。
【0076】28,29はそれぞれ電池電圧センス回路
であり、二次電池(Batt1,Batt2)26,27の電圧
を検出する。この電池電圧センス回路10,11で検出
された電池電圧は定電圧定電流電源21に帰還されて充
電時の電池電圧制御に供される。
であり、二次電池(Batt1,Batt2)26,27の電圧
を検出する。この電池電圧センス回路10,11で検出
された電池電圧は定電圧定電流電源21に帰還されて充
電時の電池電圧制御に供される。
【0077】30は電源の供給電流を検出するための固
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
【0078】31は固定抵抗(RS )30の両端に発生
した電圧と基準電圧(V REF)32とを入力し差動増幅
する増幅器(Error Amp)であり、固定抵抗(RS )3
0の両端に発生した電圧が基準電圧(V REF)32に等
しくなるように、オン/オフ時間比制御回路35を制御
する。
した電圧と基準電圧(V REF)32とを入力し差動増幅
する増幅器(Error Amp)であり、固定抵抗(RS )3
0の両端に発生した電圧が基準電圧(V REF)32に等
しくなるように、オン/オフ時間比制御回路35を制御
する。
【0079】32は基準電圧(V REF)であり、固定抵
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。33はDC−DCコンバータであ
り、オン/オフ時間比制御回路35の出力に従ってトラ
ンジスタ(TR1)をオン/オフ制御し、二次電池(Ba
tt2)27の充電電流をスイッチングレギュレーション
する。
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。33はDC−DCコンバータであ
り、オン/オフ時間比制御回路35の出力に従ってトラ
ンジスタ(TR1)をオン/オフ制御し、二次電池(Ba
tt2)27の充電電流をスイッチングレギュレーション
する。
【0080】34は増幅器(Error Amp)31とオン/
オフ時間比制御回路35との間の信号路に介在されたス
イッチ(SW2)であり、制御信号(CSa)によりオ
ン/オフ制御されるもので、二次電池(Batt1)26の
充電開始時にオン、満充電時にオフとなる。
オフ時間比制御回路35との間の信号路に介在されたス
イッチ(SW2)であり、制御信号(CSa)によりオ
ン/オフ制御されるもので、二次電池(Batt1)26の
充電開始時にオン、満充電時にオフとなる。
【0081】35はオン/オフ時間比制御回路であり、
増幅器(Error Amp)31の出力に従ってDC−DCコ
ンバータ33のオン/オフ(ON/OFF)時間比を制
御する。
増幅器(Error Amp)31の出力に従ってDC−DCコ
ンバータ33のオン/オフ(ON/OFF)時間比を制
御する。
【0082】ここで図4に示す第2実施例(2)の動作
を説明する。図4に示す第2実施例(2)の構成に於い
ても、上記した図3に示す第2実施例(1)の場合と同
様に、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定であり、ここでは二次電池(Batt
1)26が先に(優先して)充電される。
を説明する。図4に示す第2実施例(2)の構成に於い
ても、上記した図3に示す第2実施例(1)の場合と同
様に、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定であり、ここでは二次電池(Batt
1)26が先に(優先して)充電される。
【0083】制御信号(CSa)により、スイッチ(S
W1)22、及びスイッチ(SW2)34がオンされる
ことにより、先に充電する二次電池(Batt1)26の充
電が開始される。ここでの充電は、定電圧定電流電源2
1の電流制限値1ccに従う定電流充電(CC)である。
この際、負荷電流制限値(IHC)を[Icc=V REF(基
準電圧32)/RS (固定抵抗30)=IHC]として設
定しておくことにより、増幅器(Error Amp)31から
は、オン/オフ時間比制御回路35に、二次電池(Batt
2)27を充電させないような信号が出力される。即
ち、上記した二次電池(Batt1)26の定電流充電時に
於いては、オン/オフ時間比制御回路35より、DC−
DCコンバータ33のトランジスタ(TR1)をスイッ
チング動作する信号が出力されない。
W1)22、及びスイッチ(SW2)34がオンされる
ことにより、先に充電する二次電池(Batt1)26の充
電が開始される。ここでの充電は、定電圧定電流電源2
1の電流制限値1ccに従う定電流充電(CC)である。
この際、負荷電流制限値(IHC)を[Icc=V REF(基
準電圧32)/RS (固定抵抗30)=IHC]として設
定しておくことにより、増幅器(Error Amp)31から
は、オン/オフ時間比制御回路35に、二次電池(Batt
2)27を充電させないような信号が出力される。即
ち、上記した二次電池(Batt1)26の定電流充電時に
於いては、オン/オフ時間比制御回路35より、DC−
DCコンバータ33のトランジスタ(TR1)をスイッ
チング動作する信号が出力されない。
【0084】二次電池(Batt1)26の充電が進み、定
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、定電圧定電流
電源21からの供給電流が負荷電流制限値(IHC)にな
るように、増幅器(Error Amp)31からオン/オフ時
間比制御回路35へ制御信号が出力される。
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、定電圧定電流
電源21からの供給電流が負荷電流制限値(IHC)にな
るように、増幅器(Error Amp)31からオン/オフ時
間比制御回路35へ制御信号が出力される。
【0085】この増幅器(Error Amp)31から出力さ
れる制御信号に従い、オン/オフ時間比制御回路35が
DC−DCコンバータ33のスイッチングレギュレーシ
ョンを行なう。
れる制御信号に従い、オン/オフ時間比制御回路35が
DC−DCコンバータ33のスイッチングレギュレーシ
ョンを行なう。
【0086】つまり、2本の電池(二次電池(Batt1)
26、及び二次電池(Batt2)27)を並行して充電し
ているときは、定電圧定電流電源21からの供給電流
は、常に、IHCで、二次電池(Batt1)26の充電電流
が減った分だけ、二次電池(Batt2)27に充電され
る。また、[Icc>IHC]であるので、定電圧定電流電
源21は、その電源の特性上、定電圧モードで動作する
ことから、二次電池(Batt1)26の電位が下がること
はない。
26、及び二次電池(Batt2)27)を並行して充電し
ているときは、定電圧定電流電源21からの供給電流
は、常に、IHCで、二次電池(Batt1)26の充電電流
が減った分だけ、二次電池(Batt2)27に充電され
る。また、[Icc>IHC]であるので、定電圧定電流電
源21は、その電源の特性上、定電圧モードで動作する
ことから、二次電池(Batt1)26の電位が下がること
はない。
【0087】電池電圧センス回路28は、二次電池(Ba
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)34がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)34がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
【0088】このような充電制御により、定電圧定電流
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して充電させることが可能となり、図
8の(a)と(b)の対比から明らかなように、2つの
二次電池(Batt1,Batt2)26,27の総充電時間を
短縮できる。
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して充電させることが可能となり、図
8の(a)と(b)の対比から明らかなように、2つの
二次電池(Batt1,Batt2)26,27の総充電時間を
短縮できる。
【0089】図5は本発明の第2実施例(3)の構成を
示す回路図である。図5に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
示す回路図である。図5に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
【0090】22は定電圧定電流電源21の電源出力端
と充電優先切換回路36aとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSa)によりオン/オフ制
御されるもので、先に充電する二次電池(二次電池(Ba
tt1)26、又は二次電池(Batt2)27)の充電開始
時にオンとなり、満充電時にオフとなる。
と充電優先切換回路36aとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSa)によりオン/オフ制
御されるもので、先に充電する二次電池(二次電池(Ba
tt1)26、又は二次電池(Batt2)27)の充電開始
時にオンとなり、満充電時にオフとなる。
【0091】23は二次電池(Batt2)27のシリーズ
レギュレーション制御信号路に介在されたスイッチ(S
W2)であり、電源制御部から出力される制御信号(C
Sa)によりオン/オフ制御されるもので、二次電池
(Batt1)26の充電開始時にオン、満充電時にオフと
なる。
レギュレーション制御信号路に介在されたスイッチ(S
W2)であり、電源制御部から出力される制御信号(C
Sa)によりオン/オフ制御されるもので、二次電池
(Batt1)26の充電開始時にオン、満充電時にオフと
なる。
【0092】24は定電圧定電流電源21の電源出力端
と充電優先切換回路36aとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、先に充電した二次電池(二次電池(Ba
tt1)26、又は二次電池(Batt2)27)の満充電時
にオンとなり、後に充電した二次電池の満充電時にオフ
となる。
と充電優先切換回路36aとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、図示しない電源制御部
から出力される制御信号(CSb)によりオン/オフ制
御されるもので、先に充電した二次電池(二次電池(Ba
tt1)26、又は二次電池(Batt2)27)の満充電時
にオンとなり、後に充電した二次電池の満充電時にオフ
となる。
【0093】25は充電電流をシリーズレギュレーショ
ンするトランジスタ(TR1)であり、スイッチ(SW
2)23がオン状態にあるとき、増幅器(Error Amp)
31の出力に従って、二次電池(Batt1)26、又は二
次電池(Batt2)27の充電電流をシリーズレギュレー
ションする。
ンするトランジスタ(TR1)であり、スイッチ(SW
2)23がオン状態にあるとき、増幅器(Error Amp)
31の出力に従って、二次電池(Batt1)26、又は二
次電池(Batt2)27の充電電流をシリーズレギュレー
ションする。
【0094】26,27はそれぞれポータブルコンピュ
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電優先切換回路36aの優
先順位に従って充電される。
ータ本体のバッテリィ電源をなす二次電池(Batt1,Ba
tt2)であり、ここではリチウム・イオン電池(セル、
又は組電池)が用いられ、充電優先切換回路36aの優
先順位に従って充電される。
【0095】28,29はそれぞれ電池電圧センス回路
であり、それぞれ個別に二次電池(Batt1,Batt2)2
6,27の電圧を検出する。この電池電圧センス回路1
0,11で検出された電池電圧は定電圧定電流電源21
に帰還されて充電時の電池電圧制御に供される。
であり、それぞれ個別に二次電池(Batt1,Batt2)2
6,27の電圧を検出する。この電池電圧センス回路1
0,11で検出された電池電圧は定電圧定電流電源21
に帰還されて充電時の電池電圧制御に供される。
【0096】30は電源の供給電流を検出するための固
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
【0097】31は二次電池(Batt2)27をシリーズ
レギュレーションするための制御用増幅器(Error Am
p)であり、固定抵抗(RS )30の両端に発生した電
圧が基準電圧(V REF)32に等しくなるように二次電
池(Batt1)26、又は、二次電池(Batt2)27をシ
リーズレギュレーションする。
レギュレーションするための制御用増幅器(Error Am
p)であり、固定抵抗(RS )30の両端に発生した電
圧が基準電圧(V REF)32に等しくなるように二次電
池(Batt1)26、又は、二次電池(Batt2)27をシ
リーズレギュレーションする。
【0098】32は基準電圧(V REF)であり、固定抵
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。36aは2回路2接点のスイッチ
回路により構成される充電優先切換回路であり、二次電
池(Batt1)26を優先的に充電する場合は、A側に、
又、二次電池(Batt2)27を優先的に充電する場合
は、B側に、それぞれ切り換えられる。
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。36aは2回路2接点のスイッチ
回路により構成される充電優先切換回路であり、二次電
池(Batt1)26を優先的に充電する場合は、A側に、
又、二次電池(Batt2)27を優先的に充電する場合
は、B側に、それぞれ切り換えられる。
【0099】ここで図5に示す第2実施例(3)の動作
を説明する。図5に示す第2実施例(3)の構成に於い
ては、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定化されず、充電優先切換回路36a
により任意に充電順位を設定できる。
を説明する。図5に示す第2実施例(3)の構成に於い
ては、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の
優先充電順位が固定化されず、充電優先切換回路36a
により任意に充電順位を設定できる。
【0100】即ち、ここでは充電優先切換回路36aを
操作して、優先的に充電させる(先に充電させる)電池
(二次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)2
7)を決める。
操作して、優先的に充電させる(先に充電させる)電池
(二次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)2
7)を決める。
【0101】例えば二次電池(Batt1)26を優先的に
(先行して)充電する場合は、充電優先切換回路36a
をA側に切り換える。その後、制御信号(CSa)によ
り、スイッチ(SW1)22、及びスイッチ(SW2)
34がオンされることにより、定電圧定電流電源21の
出力電源がスイッチ(SW1)22、及び充電優先切換
回路36aを介して二次電池(Batt1)26に供給され
て、充電優先切換回路36aで設定された優先順位に従
い、二次電池(Batt1)26の充電が開始される。ここ
での充電は、定電圧定電流電源21の電流制限値1ccに
従う定電流充電(CC)である。この際、負荷電流制限
値(IHC)を以下のように設定しておくことによって、
増幅器(Error Amp)31からは、トランジスタ(TR
1)25に、二次電池(Batt2)27を充電させないよ
うな信号が出力される。即ち、[Icc=V REF(基準電
圧32)/RS (固定抵抗30)=IHC]と設定してお
くことによって、上記した二次電池(Batt1)26の定
電流充電時に於いては、トランジスタ(TR1)25を
介して二次電池(Batt2)27へ充電電流が流れるよう
なレベルのゲート信号が出力されない。
(先行して)充電する場合は、充電優先切換回路36a
をA側に切り換える。その後、制御信号(CSa)によ
り、スイッチ(SW1)22、及びスイッチ(SW2)
34がオンされることにより、定電圧定電流電源21の
出力電源がスイッチ(SW1)22、及び充電優先切換
回路36aを介して二次電池(Batt1)26に供給され
て、充電優先切換回路36aで設定された優先順位に従
い、二次電池(Batt1)26の充電が開始される。ここ
での充電は、定電圧定電流電源21の電流制限値1ccに
従う定電流充電(CC)である。この際、負荷電流制限
値(IHC)を以下のように設定しておくことによって、
増幅器(Error Amp)31からは、トランジスタ(TR
1)25に、二次電池(Batt2)27を充電させないよ
うな信号が出力される。即ち、[Icc=V REF(基準電
圧32)/RS (固定抵抗30)=IHC]と設定してお
くことによって、上記した二次電池(Batt1)26の定
電流充電時に於いては、トランジスタ(TR1)25を
介して二次電池(Batt2)27へ充電電流が流れるよう
なレベルのゲート信号が出力されない。
【0102】二次電池(Batt1)26の充電が進み、定
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、二次電池(Ba
tt1)26と二次電池(Batt2)27との充電電流の和
が負荷電流制限値(IHC)になるように、増幅器(Erro
r Amp)31が、トランジスタ(TR1)25をシリー
ズレギュレーションする。
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、二次電池(Ba
tt1)26と二次電池(Batt2)27との充電電流の和
が負荷電流制限値(IHC)になるように、増幅器(Erro
r Amp)31が、トランジスタ(TR1)25をシリー
ズレギュレーションする。
【0103】つまり、2本の二次電池(Batt1,Batt
2)26,27を並行して充電しているときは、定電圧
定電流電源21からの供給電流は、常に、IHCで、二次
電池(Batt1)26の充電電流が減った分だけ、二次電
池(Batt2)27に充電される。また、[Icc>IHC]
であるので、定電圧定電流電源21は、その電源の特性
上、定電圧モードで動作することから、二次電池(Batt
1)26の電位が下がることはない。
2)26,27を並行して充電しているときは、定電圧
定電流電源21からの供給電流は、常に、IHCで、二次
電池(Batt1)26の充電電流が減った分だけ、二次電
池(Batt2)27に充電される。また、[Icc>IHC]
であるので、定電圧定電流電源21は、その電源の特性
上、定電圧モードで動作することから、二次電池(Batt
1)26の電位が下がることはない。
【0104】この際、電池電圧センス回路28は二次電
池(Batt1)26の電圧を常時検出し、定電圧定電流電
源21に帰還することで、充電時の電池電圧が正確に制
御される。
池(Batt1)26の電圧を常時検出し、定電圧定電流電
源21に帰還することで、充電時の電池電圧が正確に制
御される。
【0105】二次電池(Batt1)26が満充電になる
と、制御信号(CSa)により、スイッチ(SW1)2
2、及びスイッチ(SW2)23がオフし、制御信号
(CSb)により、スイッチ(SW3)24がオンし
て、二次電池(Batt2)27を定電流充電する。
と、制御信号(CSa)により、スイッチ(SW1)2
2、及びスイッチ(SW2)23がオフし、制御信号
(CSb)により、スイッチ(SW3)24がオンし
て、二次電池(Batt2)27を定電流充電する。
【0106】上記した動作は2つの二次電池(Batt1,
Batt2)26,27のうち、二次電池(Batt1)26を
優先して先に充電するよう、充電優先切換回路36aを
A側に切換設定した場合であるが、充電優先切換回路3
6aをB側に切換設定した場合は、充電対象が切り替わ
り、上記同様の動作で二次電池(Batt2)27が優先し
て先に充電される。
Batt2)26,27のうち、二次電池(Batt1)26を
優先して先に充電するよう、充電優先切換回路36aを
A側に切換設定した場合であるが、充電優先切換回路3
6aをB側に切換設定した場合は、充電対象が切り替わ
り、上記同様の動作で二次電池(Batt2)27が優先し
て先に充電される。
【0107】このような充電制御により、定電圧定電流
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して、かつ任意の順で充電させること
が可能となり、図8の(a)と(b)の対比から明らか
なように、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,2
7の総充電時間を短縮できる。
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して、かつ任意の順で充電させること
が可能となり、図8の(a)と(b)の対比から明らか
なように、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,2
7の総充電時間を短縮できる。
【0108】図6は本発明の第2実施例(4)の構成を
示す回路図である。図6に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
示す回路図である。図6に於いて、21は定電圧定電流
電源であり、予め設定された電源の電流制限値(Icc)
に従う出力電流制限機能をもつ。
【0109】22は定電圧定電流電源21の電源出力端
と充電優先切換回路36bとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、電源制御部から出力さ
れる制御信号(CSa)によりオン/オフ制御されるも
ので、先に充電する二次電池(二次電池(Batt1)2
6、又は二次電池(Batt2)27)の充電開始時にオン
となり、満充電時にオフとなる。
と充電優先切換回路36bとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW1)であり、電源制御部から出力さ
れる制御信号(CSa)によりオン/オフ制御されるも
ので、先に充電する二次電池(二次電池(Batt1)2
6、又は二次電池(Batt2)27)の充電開始時にオン
となり、満充電時にオフとなる。
【0110】24は定電圧定電流電源21の電源出力端
と充電優先切換回路36bとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、電源制御部から出力さ
れる制御信号(CSb)によりオン/オフ制御されるも
ので、先に充電した二次電池(二次電池(Batt1)2
6、又は二次電池(Batt2)27)の満充電時にオンと
なり、後に充電した二次電池の満充電時にオフとなる。
と充電優先切換回路36bとの間の充電電流路に介在さ
れたスイッチ(SW3)であり、電源制御部から出力さ
れる制御信号(CSb)によりオン/オフ制御されるも
ので、先に充電した二次電池(二次電池(Batt1)2
6、又は二次電池(Batt2)27)の満充電時にオンと
なり、後に充電した二次電池の満充電時にオフとなる。
【0111】26,27はバッテリィ駆動が可能なポー
タブルコンピュータ本体のバッテリィ動作時に於ける主
電源供給源となる二次電池(Batt1,Batt2)であり、
ここではリチウム・イオン電池(セル、又は組電池)が
用いられ、充電優先切換回路36bの優先順位に従って
充電される。
タブルコンピュータ本体のバッテリィ動作時に於ける主
電源供給源となる二次電池(Batt1,Batt2)であり、
ここではリチウム・イオン電池(セル、又は組電池)が
用いられ、充電優先切換回路36bの優先順位に従って
充電される。
【0112】28,29はそれぞれ電池電圧センス回路
であり、二次電池(Batt1,Batt2)26,27の電圧
を検出する。この電池電圧センス回路28,29で検出
された電池電圧は定電圧定電流電源21に帰還されて充
電時の電池電圧制御に供される。
であり、二次電池(Batt1,Batt2)26,27の電圧
を検出する。この電池電圧センス回路28,29で検出
された電池電圧は定電圧定電流電源21に帰還されて充
電時の電池電圧制御に供される。
【0113】30は電源の供給電流を検出するための固
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
定抵抗(RS )であり、両端に発生した電圧が、基準電
圧(V REF)32とともに、増幅器(Error Amp)31
に入力される。
【0114】31は固定抵抗(RS )30の両端に発生
した電圧と基準電圧(V REF)32とを入力し差動増幅
する増幅器(Error Amp)であり、固定抵抗(RS )3
0の両端に発生した電圧が基準電圧(V REF)32に等
しくなるように、オン/オフ時間比制御回路35を制御
する。
した電圧と基準電圧(V REF)32とを入力し差動増幅
する増幅器(Error Amp)であり、固定抵抗(RS )3
0の両端に発生した電圧が基準電圧(V REF)32に等
しくなるように、オン/オフ時間比制御回路35を制御
する。
【0115】32は基準電圧(V REF)であり、固定抵
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。33はDC−DCコンバータであ
り、オン/オフ時間比制御回路35の出力に従ってトラ
ンジスタ(TR1)をオン/オフ制御し、二次電池(Ba
tt1)26、又は、二次電池(Batt2)27の充電電流
をスイッチングレギュレーションする。
抗(RS )30で発生した電圧と比較するための基準と
なる電圧を発生する。33はDC−DCコンバータであ
り、オン/オフ時間比制御回路35の出力に従ってトラ
ンジスタ(TR1)をオン/オフ制御し、二次電池(Ba
tt1)26、又は、二次電池(Batt2)27の充電電流
をスイッチングレギュレーションする。
【0116】34は増幅器(Error Amp)31とオン/
オフ時間比制御回路35との間の信号路に介在されたス
イッチ(SW2)であり、制御信号(CSa)によりオ
ン/オフ制御されるもので、先に充電する二次電池(二
次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)27)
の充電開始時にオンとなり、満充電時にオフとなる。
オフ時間比制御回路35との間の信号路に介在されたス
イッチ(SW2)であり、制御信号(CSa)によりオ
ン/オフ制御されるもので、先に充電する二次電池(二
次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)27)
の充電開始時にオンとなり、満充電時にオフとなる。
【0117】35はオン/オフ時間比制御回路35であ
り、増幅器(Error Amp)31の出力に従ってDC−D
Cコンバータ33のオン/オフ(ON/OFF)時間比
を制御する。
り、増幅器(Error Amp)31の出力に従ってDC−D
Cコンバータ33のオン/オフ(ON/OFF)時間比
を制御する。
【0118】36bは2回路2接点のスイッチ回路によ
り構成される充電優先切換回路であり、二次電池(Batt
1)26を優先的に充電する場合は、A側に、又、二次
電池(Batt2)27を優先的に充電する場合は、B側
に、それぞれ切り換えられる。
り構成される充電優先切換回路であり、二次電池(Batt
1)26を優先的に充電する場合は、A側に、又、二次
電池(Batt2)27を優先的に充電する場合は、B側
に、それぞれ切り換えられる。
【0119】ここで図6に示す第2実施例(4)の動作
を説明する。図6に示す第2実施例(4)の構成に於い
ても、図5に示す第2実施例(3)の場合と同様に、2
つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の優先充電
順位が固定化されず、充電優先切換回路36bにより任
意に充電順位を設定できる。
を説明する。図6に示す第2実施例(4)の構成に於い
ても、図5に示す第2実施例(3)の場合と同様に、2
つの二次電池(Batt1,Batt2)26,27の優先充電
順位が固定化されず、充電優先切換回路36bにより任
意に充電順位を設定できる。
【0120】即ち、ここでは充電優先切換回路36bを
操作して、優先的に充電させる(先に充電させる)電池
(二次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)2
7)を決める。
操作して、優先的に充電させる(先に充電させる)電池
(二次電池(Batt1)26、又は二次電池(Batt2)2
7)を決める。
【0121】例えば二次電池(Batt1)26を優先的に
(先行して)充電する場合は、充電優先切換回路36b
をA側に切り換える。その後、制御信号(CSa)によ
り、スイッチ(SW1)22、及びスイッチ(SW2)
34がオンされることにより、定電圧定電流電源21の
出力電源がスイッチ(SW1)22、及び充電優先切換
回路36bを介して二次電池(Batt1)26に供給され
て、充電優先切換回路36bで設定された優先順位に従
い、二次電池(Batt1)26の充電が開始される。ここ
での充電は、定電圧定電流電源21の電流制限値1ccに
従う定電流充電(CC)である。この際、負荷電流制限
値(IHC)を[Icc=V REF(基準電圧32)/RS
(固定抵抗30)=IHC]と設定しておくことによっ
て、増幅器(Error Amp)31からは、オン/オフ時間
比制御回路35に、二次電池(Batt2)27を充電させ
ないような信号が出力される。即ち、上記した二次電池
(Batt1)26の定電流充電時に於いては、オン/オフ
時間比制御回路35より、DC−DCコンバータ33の
トランジスタ(TR1)をスイッチング動作する信号が
出力されない。
(先行して)充電する場合は、充電優先切換回路36b
をA側に切り換える。その後、制御信号(CSa)によ
り、スイッチ(SW1)22、及びスイッチ(SW2)
34がオンされることにより、定電圧定電流電源21の
出力電源がスイッチ(SW1)22、及び充電優先切換
回路36bを介して二次電池(Batt1)26に供給され
て、充電優先切換回路36bで設定された優先順位に従
い、二次電池(Batt1)26の充電が開始される。ここ
での充電は、定電圧定電流電源21の電流制限値1ccに
従う定電流充電(CC)である。この際、負荷電流制限
値(IHC)を[Icc=V REF(基準電圧32)/RS
(固定抵抗30)=IHC]と設定しておくことによっ
て、増幅器(Error Amp)31からは、オン/オフ時間
比制御回路35に、二次電池(Batt2)27を充電させ
ないような信号が出力される。即ち、上記した二次電池
(Batt1)26の定電流充電時に於いては、オン/オフ
時間比制御回路35より、DC−DCコンバータ33の
トランジスタ(TR1)をスイッチング動作する信号が
出力されない。
【0122】二次電池(Batt1)26の充電が進み、定
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、定電圧定電流
電源21からの供給電流が負荷電流制限値(IHC)にな
るように、増幅器(Error Amp)31からオン/オフ時
間比制御回路35へ制御信号が出力される。
電圧モードへ移行すると、充電電流は電池の特性によっ
て小さくなる。この電流が負荷電流制限値(IHC)にな
ると、固定抵抗(RS )30での電圧降下が基準電圧
(V REF)32に等しくなるよう、即ち、定電圧定電流
電源21からの供給電流が負荷電流制限値(IHC)にな
るように、増幅器(Error Amp)31からオン/オフ時
間比制御回路35へ制御信号が出力される。
【0123】この増幅器(Error Amp)31から出力さ
れる制御信号に従い、オン/オフ時間比制御回路35が
DC−DCコンバータ33のスイッチングレギュレーシ
ョンを行なう。
れる制御信号に従い、オン/オフ時間比制御回路35が
DC−DCコンバータ33のスイッチングレギュレーシ
ョンを行なう。
【0124】つまり、2本の電池(二次電池(Batt1)
26、及び二次電池(Batt2)27)を並行して充電し
ているときは、定電圧定電流電源21からの供給電流
は、常に、IHCで、二次電池(Batt1)26の充電電流
が減った分だけ、二次電池(Batt2)27に充電され
る。また、[Icc>IHC]であるので、定電圧定電流電
源21は、その電源の特性上、定電圧モードで動作する
ことから、二次電池(Batt1)26の電位が下がること
はない。
26、及び二次電池(Batt2)27)を並行して充電し
ているときは、定電圧定電流電源21からの供給電流
は、常に、IHCで、二次電池(Batt1)26の充電電流
が減った分だけ、二次電池(Batt2)27に充電され
る。また、[Icc>IHC]であるので、定電圧定電流電
源21は、その電源の特性上、定電圧モードで動作する
ことから、二次電池(Batt1)26の電位が下がること
はない。
【0125】電池電圧センス回路28は、二次電池(Ba
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)34がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
tt1)26の電圧を検出し、定電圧定電流電源21に帰
還することで、充電時の電池電圧を正確に制御できる。
二次電池(Batt1)26が満充電になると、制御信号
(CSa)により、スイッチ(SW1)22、及びスイ
ッチ(SW2)34がオフし、制御信号(CSb)によ
り、スイッチ(SW3)24がオンして、二次電池(Ba
tt2)27を定電流充電する。
【0126】又、電池(Batt1)27を優先して先に充
電する際は、充電優先切換回路36bをB側に切換設定
することにより、上記同様の動作で二次電池(Batt2)
27が優先して先に充電される。
電する際は、充電優先切換回路36bをB側に切換設定
することにより、上記同様の動作で二次電池(Batt2)
27が優先して先に充電される。
【0127】このような充電制御により、定電圧定電流
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して、かつ任意の順で充電させること
が可能となり、図8の(a)と(b)の対比から明らか
なように、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,2
7の総充電時間を短縮できる。
電源21の余剰電力を有効に利用して、一時的に複数の
電池パックを並行して、かつ任意の順で充電させること
が可能となり、図8の(a)と(b)の対比から明らか
なように、2つの二次電池(Batt1,Batt2)26,2
7の総充電時間を短縮できる。
【0128】上記した第2実施例は、ポータブルコンピ
ュータ本体のバッテリィ電源をなすリチウム・イオン二
次電池を例に示したが、これに限らず、バッテリィ電源
を備えた、例えばワードプロセッサ等、他の電子機器に
於いても、又、リチウム・イオン以外の定電圧充電する
二次電池を用いた機器に於いても、上記した充電制御を
実現できる。
ュータ本体のバッテリィ電源をなすリチウム・イオン二
次電池を例に示したが、これに限らず、バッテリィ電源
を備えた、例えばワードプロセッサ等、他の電子機器に
於いても、又、リチウム・イオン以外の定電圧充電する
二次電池を用いた機器に於いても、上記した充電制御を
実現できる。
【0129】次に、図9(a),(b)を参照して本発
明の第3実施例を説明する。この第3実施例は、二次電
池45を充電する電源41と、電池電圧を測定する電池
電圧判定部44と、電池電圧が目標値(連続定電流充電
から断続定電流充電へ切り換えるための電池電圧目標値
46、及び充電オフ時の電池電圧目標値48)に達した
か否かを判定する電池電圧判定部43と、この電池電圧
判定部43の判定内容に従い充電をオン/オフ制御する
充電オン/オフ制御部42とを備えて、電池電圧が目標
値46より低い場合は連続で定電流充電し、電池電圧が
目標値46より高くなった場合は、一定周期で定電流充
電をオン/オフ制御して、その充電オフ時の電池電圧が
目標値48より高くなった時、満充電と判定することに
より、定電圧充電の必要がある二次電池の充電を行なう
充電装置に於いて、二次電池を急速充電することを特徴
とする。
明の第3実施例を説明する。この第3実施例は、二次電
池45を充電する電源41と、電池電圧を測定する電池
電圧判定部44と、電池電圧が目標値(連続定電流充電
から断続定電流充電へ切り換えるための電池電圧目標値
46、及び充電オフ時の電池電圧目標値48)に達した
か否かを判定する電池電圧判定部43と、この電池電圧
判定部43の判定内容に従い充電をオン/オフ制御する
充電オン/オフ制御部42とを備えて、電池電圧が目標
値46より低い場合は連続で定電流充電し、電池電圧が
目標値46より高くなった場合は、一定周期で定電流充
電をオン/オフ制御して、その充電オフ時の電池電圧が
目標値48より高くなった時、満充電と判定することに
より、定電圧充電の必要がある二次電池の充電を行なう
充電装置に於いて、二次電池を急速充電することを特徴
とする。
【0130】図9(a),(b)は本発明の第3実施例
の構成を示す回路図である。図9に於いて、41は二次
電池45の充電を行なう定電圧定電流電源であり、電池
電圧判定部43からの信号に従い、充電オン・オフ制御
部42を介して、二次電池45を定電流充電、又は定電
圧充電する。即ち、電池電圧判定部43からの信号に従
い、図9(b)に示すB点までは定電流充電を行ない、
それ以降は定電圧充電を行なう。この際、定電流充電時
に於いては充電時の電池電圧が目標値46を越えても目
標値46より高い電圧を発生して定電流充電を行なう。
の構成を示す回路図である。図9に於いて、41は二次
電池45の充電を行なう定電圧定電流電源であり、電池
電圧判定部43からの信号に従い、充電オン・オフ制御
部42を介して、二次電池45を定電流充電、又は定電
圧充電する。即ち、電池電圧判定部43からの信号に従
い、図9(b)に示すB点までは定電流充電を行ない、
それ以降は定電圧充電を行なう。この際、定電流充電時
に於いては充電時の電池電圧が目標値46を越えても目
標値46より高い電圧を発生して定電流充電を行なう。
【0131】42は充電をオン・オフ制御する充電オン
・オフ制御部であり、電池電圧判定部43からの信号に
従い、充電時の電池電圧が目標値46を越えた際に、所
定のオン/オフ周期で断続的な定電流充電を行なう。
・オフ制御部であり、電池電圧判定部43からの信号に
従い、充電時の電池電圧が目標値46を越えた際に、所
定のオン/オフ周期で断続的な定電流充電を行なう。
【0132】43は二次電池45の電池電圧が目標値4
6,48に達したか否かをそれぞれ判定する電池電圧判
定部であり、その判定した信号を定電圧定電流電源4
1、及び充電オン・オフ制御部42に送る。
6,48に達したか否かをそれぞれ判定する電池電圧判
定部であり、その判定した信号を定電圧定電流電源4
1、及び充電オン・オフ制御部42に送る。
【0133】44は二次電池45の電池電圧を測定する
電池電圧判定部であり、測定電圧値を電池電圧判定部4
3に送る。又、46は連続定電流充電から断続定電流充
電へ切り換えるための電池電圧目標値(以下第1の目標
値と称す)、47aは充電オン時の電池電圧、47bは
充電オフ時の電池電圧、48は充電オフ時の電池電圧目
標値(以下第2の目標値と称す)である(尚、ここでは
第1の目標値46と第2の目標値48とが同電位に設定
された場合を例示している)。49は定電流充電時の充
電電流である。
電池電圧判定部であり、測定電圧値を電池電圧判定部4
3に送る。又、46は連続定電流充電から断続定電流充
電へ切り換えるための電池電圧目標値(以下第1の目標
値と称す)、47aは充電オン時の電池電圧、47bは
充電オフ時の電池電圧、48は充電オフ時の電池電圧目
標値(以下第2の目標値と称す)である(尚、ここでは
第1の目標値46と第2の目標値48とが同電位に設定
された場合を例示している)。49は定電流充電時の充
電電流である。
【0134】ここで第3実施例の動作を説明する。二次
電池45の充電開始時に於いては、定電圧定電流電源4
1の電源が充電オン・オフ制御部42を介し連続して二
次電池45に供給され、定電流充電が開始される。この
際、二次電池45の端子電圧は、電池電圧測定部44で
測定され、電池電圧判定部43に入力される。
電池45の充電開始時に於いては、定電圧定電流電源4
1の電源が充電オン・オフ制御部42を介し連続して二
次電池45に供給され、定電流充電が開始される。この
際、二次電池45の端子電圧は、電池電圧測定部44で
測定され、電池電圧判定部43に入力される。
【0135】電池電圧判定部43は、先ず、電池電圧測
定部44から入力された電池電圧が第1の目標値46に
達したか否かを判断して、以下のような充電制御を行な
い、二次電池45を急速充電する。
定部44から入力された電池電圧が第1の目標値46に
達したか否かを判断して、以下のような充電制御を行な
い、二次電池45を急速充電する。
【0136】即ち、充電を開始したときの電池電圧が、
同図(b)の点aに示す電圧であったとする。この値
は、第1の目標値46より低いため、引き続き、連続給
電による定電流充電を行なう。
同図(b)の点aに示す電圧であったとする。この値
は、第1の目標値46より低いため、引き続き、連続給
電による定電流充電を行なう。
【0137】二次電池45の充電が進むに従って電池電
圧は上昇する。この電池電圧の上昇で、同電圧が第1の
目標値46に達すると(同図(b)の点b)、電池電圧
判定部43は、その状態検知に伴い、充電オン・オフ制
御部42に、定電流充電のオン・オフを繰り返す動作制
御信号を出力する。
圧は上昇する。この電池電圧の上昇で、同電圧が第1の
目標値46に達すると(同図(b)の点b)、電池電圧
判定部43は、その状態検知に伴い、充電オン・オフ制
御部42に、定電流充電のオン・オフを繰り返す動作制
御信号を出力する。
【0138】充電のオン・オフが繰り返される定電流モ
ードに移行すると、電池電圧判定部43は、電池電圧測
定部44から入力される、充電オフ中の電池電圧を判定
し、このときの電圧が、第2の目標値48に達している
か否かを判定する。達していなければ引き続き、充電オ
ン・オフを継続する。
ードに移行すると、電池電圧判定部43は、電池電圧測
定部44から入力される、充電オフ中の電池電圧を判定
し、このときの電圧が、第2の目標値48に達している
か否かを判定する。達していなければ引き続き、充電オ
ン・オフを継続する。
【0139】更に充電が進行し、充電オフ時の電池電圧
が、第2の目標値48に達すると(同図(b)の点
c)、電池電圧判定部43は、定電圧定電流電源41
に、第2の目標値48と同じ電圧を出力されるための
(即ち定電圧充電のための)動作制御信号を出力する。
が、第2の目標値48に達すると(同図(b)の点
c)、電池電圧判定部43は、定電圧定電流電源41
に、第2の目標値48と同じ電圧を出力されるための
(即ち定電圧充電のための)動作制御信号を出力する。
【0140】このうような充電制御により、二次電池4
5を図10に示した従来技術に比し急速に充電できる。
尚、上記した実施例に於いては、第1の目標値46と第
2の目標値48とを同じ電圧値にしているが、それぞれ
ことなる電圧値であってもよい。又、上記した充電制御
は、リチウム・イオン二次電池に限らず、定電圧充電す
る必要がある他の二次電池に於いても適用できる。
5を図10に示した従来技術に比し急速に充電できる。
尚、上記した実施例に於いては、第1の目標値46と第
2の目標値48とを同じ電圧値にしているが、それぞれ
ことなる電圧値であってもよい。又、上記した充電制御
は、リチウム・イオン二次電池に限らず、定電圧充電す
る必要がある他の二次電池に於いても適用できる。
【0141】次に図11を参照して本発明の第4実施例
を説明する。この第4実施例は、二次電池相互の接続点
(B)に電流制限素子又は電流制限回路を介して充放電
用の電源回路が接続される接続点(C)を電源端子とし
てもつ、2個以上の二次電池を直列接続した組電池に於
いて、各二次電池の電圧を測定する電池電圧測定回路
と、接続点(B)から接続点(C)、あるいは接続点
(C)から接続点(B)に流れる電流(補正電流)をオ
ン/オフできるスイッチ手段と、補正電流をゼロにした
後、ある一定時間後に各二次電池の電圧を測定する手段
とを具備してなる構成として、組電池を構成する個々の
二次電池の電圧の差を補正する回路に於ける各二次電池
の電圧測定精度の向上を図ったもので、これにより過充
電、過放電を確実に防止することができる。
を説明する。この第4実施例は、二次電池相互の接続点
(B)に電流制限素子又は電流制限回路を介して充放電
用の電源回路が接続される接続点(C)を電源端子とし
てもつ、2個以上の二次電池を直列接続した組電池に於
いて、各二次電池の電圧を測定する電池電圧測定回路
と、接続点(B)から接続点(C)、あるいは接続点
(C)から接続点(B)に流れる電流(補正電流)をオ
ン/オフできるスイッチ手段と、補正電流をゼロにした
後、ある一定時間後に各二次電池の電圧を測定する手段
とを具備してなる構成として、組電池を構成する個々の
二次電池の電圧の差を補正する回路に於ける各二次電池
の電圧測定精度の向上を図ったもので、これにより過充
電、過放電を確実に防止することができる。
【0142】図11に於いて、61,62は相互に直列
接続された組電池内の二次電池であり、その各電池電圧
をそれぞれV1,V2とする。63は直列接続された二
次電池61,62の接続点(B)と充放電端子(C)と
の間に設けられた固定抵抗(R1)であり、二次電池6
1,62の充放電を制限している。64は上記二次電池
61,62、固定抵抗(R1)63、充放電端子
(C)、及び電源端子(TA,TB)等で構成される組
電池である。この組電池64の電源端子(TA,TB)
には外部より組電池全体の充電電源が供給される。
接続された組電池内の二次電池であり、その各電池電圧
をそれぞれV1,V2とする。63は直列接続された二
次電池61,62の接続点(B)と充放電端子(C)と
の間に設けられた固定抵抗(R1)であり、二次電池6
1,62の充放電を制限している。64は上記二次電池
61,62、固定抵抗(R1)63、充放電端子
(C)、及び電源端子(TA,TB)等で構成される組
電池である。この組電池64の電源端子(TA,TB)
には外部より組電池全体の充電電源が供給される。
【0143】65,66は組電池64の電源端子(T
A,TB)間に接続された、それぞれが同一の抵抗値で
なる固定抵抗(R2,R3)である。この固定抵抗(R
2,R3)65,66の接続点(A)は、組電池64の
全電池電圧を2等分した電圧値となる。
A,TB)間に接続された、それぞれが同一の抵抗値で
なる固定抵抗(R2,R3)である。この固定抵抗(R
2,R3)65,66の接続点(A)は、組電池64の
全電池電圧を2等分した電圧値となる。
【0144】67は固定抵抗(R2,R3)65,66
の接続点(A)の電圧値を増幅する増幅度1の増幅器で
あり、固定抵抗(R2,R3)65,66の接続点と同
じ電圧を出力する。
の接続点(A)の電圧値を増幅する増幅度1の増幅器で
あり、固定抵抗(R2,R3)65,66の接続点と同
じ電圧を出力する。
【0145】68,69は組電池64の電源端子(T
A,TB)と充放電端子(C)との間に介在された電圧
測定回路であり、二次電池61,62それぞれの電圧を
測定し、その測定した電圧値を外部出力信号73,74
として外部に出力する。
A,TB)と充放電端子(C)との間に介在された電圧
測定回路であり、二次電池61,62それぞれの電圧を
測定し、その測定した電圧値を外部出力信号73,74
として外部に出力する。
【0146】70は増幅器67の出力端と組電池64の
充放電端子(C)との間に介在されたスイッチであり、
増幅器67と固定抵抗(R1)63を電気的にオン/オ
フする。
充放電端子(C)との間に介在されたスイッチであり、
増幅器67と固定抵抗(R1)63を電気的にオン/オ
フする。
【0147】71はスイッチ70をオン/オフ制御する
スイッチ制御回路であり、充電中の二次電池61,62
の電圧を測定する際に、電圧チェック信号72によりス
イッチ70をオフする。また、スイッチ70をオフして
から、ある一定時間経過後に電圧測定を行なうように、
電圧測定回路68,69に信号を出力する。
スイッチ制御回路であり、充電中の二次電池61,62
の電圧を測定する際に、電圧チェック信号72によりス
イッチ70をオフする。また、スイッチ70をオフして
から、ある一定時間経過後に電圧測定を行なうように、
電圧測定回路68,69に信号を出力する。
【0148】72は外部からスイッチ制御回路71に供
給される電圧チェック信号であり、二次電池61,62
の電圧を測定する際に有意となる。73,74は電圧測
定回路68,69で測定した各電圧値を外部へ出力する
外部出力信号である。
給される電圧チェック信号であり、二次電池61,62
の電圧を測定する際に有意となる。73,74は電圧測
定回路68,69で測定した各電圧値を外部へ出力する
外部出力信号である。
【0149】ここで第4実施例の動作を説明する。固定
抵抗(R2,R3)65,66の接続点(A)には、組
電池64の1/2の電圧が発生する。
抵抗(R2,R3)65,66の接続点(A)には、組
電池64の1/2の電圧が発生する。
【0150】上記接続点(A)の電圧は増幅器67に入
力される。増幅器67は接続点(A)と同じ電圧を出力
する。増幅器67の出力は、スイッチ70、組電池64
の充放電端子(C)、固定抵抗(R1)63をそれぞれ
経由して、二次電池61,62の接続点(B)に接続さ
れる。
力される。増幅器67は接続点(A)と同じ電圧を出力
する。増幅器67の出力は、スイッチ70、組電池64
の充放電端子(C)、固定抵抗(R1)63をそれぞれ
経由して、二次電池61,62の接続点(B)に接続さ
れる。
【0151】通常の充電時は、スイッチ制御回路71に
有意の電圧チェック信号72が供給されておらず、従っ
てスイッチ70がオン状態にあり、充電電源が、電源端
子(TA,TB)、及び充放電端子(C)を介して組電
池64の二次電池61,62に供給され、二次電池6
1,62が充電される。
有意の電圧チェック信号72が供給されておらず、従っ
てスイッチ70がオン状態にあり、充電電源が、電源端
子(TA,TB)、及び充放電端子(C)を介して組電
池64の二次電池61,62に供給され、二次電池6
1,62が充電される。
【0152】二次電池61,62の電圧(V1,V2)
が[V1>V2]であるとき、接続点(A)の電圧は、
組電池全体の電圧の1/2の電圧よりも高くなる。この
とき、増幅器67から、スイッチ70、組電池64の充
放電端子(C)、電流制限用固定抵抗(R1)63をそ
れぞれ経由して、二次電池61,62の接続点(B)に
補正電流が流れ、この電流分、二次電池62の充電電流
が二次電池61より多くなり、二次電池61,62の電
位差を少なくする。
が[V1>V2]であるとき、接続点(A)の電圧は、
組電池全体の電圧の1/2の電圧よりも高くなる。この
とき、増幅器67から、スイッチ70、組電池64の充
放電端子(C)、電流制限用固定抵抗(R1)63をそ
れぞれ経由して、二次電池61,62の接続点(B)に
補正電流が流れ、この電流分、二次電池62の充電電流
が二次電池61より多くなり、二次電池61,62の電
位差を少なくする。
【0153】二次電池61,62の電圧が、[V1<V
2]であるときは、上記した充電時とは逆に動作するこ
とで、二次電池61,62の電位差を少なくする。上記
充電時に於いて、電圧測定回路68,69が出力する二
次電池61,62の電圧は、電流制限用固定抵抗(R
1)63に生じる電位差を含んでいる。従って二次電池
61,62の接続点(B)の電池電圧を測定する際は、
電流制限用固定抵抗(R1)63の電圧降下を含んだ値
を測定することになり、正確な電池電圧を測定できな
い。本発明はこの不都合を解消したものである。
2]であるときは、上記した充電時とは逆に動作するこ
とで、二次電池61,62の電位差を少なくする。上記
充電時に於いて、電圧測定回路68,69が出力する二
次電池61,62の電圧は、電流制限用固定抵抗(R
1)63に生じる電位差を含んでいる。従って二次電池
61,62の接続点(B)の電池電圧を測定する際は、
電流制限用固定抵抗(R1)63の電圧降下を含んだ値
を測定することになり、正確な電池電圧を測定できな
い。本発明はこの不都合を解消したものである。
【0154】上記充電中に、二次電池61,62の電圧
を測定する場合は、有意の電圧チェック信号72をスイ
ッチ制御回路71に供給し、スイッチ70をスイッチオ
フする。
を測定する場合は、有意の電圧チェック信号72をスイ
ッチ制御回路71に供給し、スイッチ70をスイッチオ
フする。
【0155】これにより、増幅器67と、電流制限用固
定抵抗(R1)63が接続された充放電端子(C)との
間の回路(電流路)が断たれて、固定抵抗(R1)63
に生じていた電位差がなくなり、正確な電池電圧が測定
できるが、電池電流が変化しても電池電圧は追随しない
ので、補正電流がゼロになってから一定時間経過後に電
圧測定を行なう。即ち、スイッチ制御回路71は、電圧
チェック信号72に従い、スイッチ70をオフした後、
一定時間を経て、電圧測定回路68,69に測定信号を
出力する。
定抵抗(R1)63が接続された充放電端子(C)との
間の回路(電流路)が断たれて、固定抵抗(R1)63
に生じていた電位差がなくなり、正確な電池電圧が測定
できるが、電池電流が変化しても電池電圧は追随しない
ので、補正電流がゼロになってから一定時間経過後に電
圧測定を行なう。即ち、スイッチ制御回路71は、電圧
チェック信号72に従い、スイッチ70をオフした後、
一定時間を経て、電圧測定回路68,69に測定信号を
出力する。
【0156】これにより電圧測定回路68,69は、補
正電流がゼロになってから一定時間経過後に二次電池6
1,62の電圧測定を行なった、正確な電圧値を外部出
力信号73、74として外部に出力することができる。
正電流がゼロになってから一定時間経過後に二次電池6
1,62の電圧測定を行なった、正確な電圧値を外部出
力信号73、74として外部に出力することができる。
【0157】このようにして、組電池64を構成する二
次電池61,62の電圧を正確に測定することにより、
過充電、過放電を防止することができる。次に、図12
及び図13を参照して本発明の第5実施例を説明する。
次電池61,62の電圧を正確に測定することにより、
過充電、過放電を防止することができる。次に、図12
及び図13を参照して本発明の第5実施例を説明する。
【0158】本発明の第5実施例は、2セル以上が直列
接続される組電池の各セルそれぞれから電力供給される
負荷がある形態、又はセルの電圧に応じて消費電流が変
化する負荷がある形態に於いて、直列接続された電池相
互の接続点と負荷相互の接続点を結ぶ回路の電流(中性
線電流)を検知する回路手段と、その検知信号によって
各電池セルの放電電流を制御する回路手段と、その回路
が負荷と並列接続される回路手段とを具備して、中性線
電流が0A(ゼロアンペア)になるよう制御することに
より、各電池セルの放電電流(消費電流)を等しくし
て、電池の性能を最大限に発揮することができるように
したことを特徴とする。
接続される組電池の各セルそれぞれから電力供給される
負荷がある形態、又はセルの電圧に応じて消費電流が変
化する負荷がある形態に於いて、直列接続された電池相
互の接続点と負荷相互の接続点を結ぶ回路の電流(中性
線電流)を検知する回路手段と、その検知信号によって
各電池セルの放電電流を制御する回路手段と、その回路
が負荷と並列接続される回路手段とを具備して、中性線
電流が0A(ゼロアンペア)になるよう制御することに
より、各電池セルの放電電流(消費電流)を等しくし
て、電池の性能を最大限に発揮することができるように
したことを特徴とする。
【0159】図12は本発明の第5実施例(1)の構成
を示す回路図である。図12に於いて、81,82は互
に直列接続された二次電池である。83は二次電池8
1,82相互の接続点(Bj)と負荷86,87相互の
接続点(Lj)との間を接続する中性線に介在された電
流検知回路であり、中性線に流れる電流を検知する。
を示す回路図である。図12に於いて、81,82は互
に直列接続された二次電池である。83は二次電池8
1,82相互の接続点(Bj)と負荷86,87相互の
接続点(Lj)との間を接続する中性線に介在された電
流検知回路であり、中性線に流れる電流を検知する。
【0160】84は二次電池81の放電電流制御回路で
あり、電流検知回路83の制御情報によって消費電流が
変化する(IF <IG のときに電流が流れる)。85は
二次電池82の放電電流制御回路であり、電流検知回路
83の制御情報によって消費電流が変化する(IF >I
G のときに電流が流れる)。
あり、電流検知回路83の制御情報によって消費電流が
変化する(IF <IG のときに電流が流れる)。85は
二次電池82の放電電流制御回路であり、電流検知回路
83の制御情報によって消費電流が変化する(IF >I
G のときに電流が流れる)。
【0161】86は二次電池81の負荷(A)である。
この負荷86に流れる電流をIF とする。87は二次電
池82の負荷(B)である。この負荷に流れる電流をI
G とする。
この負荷86に流れる電流をIF とする。87は二次電
池82の負荷(B)である。この負荷に流れる電流をI
G とする。
【0162】ここで図12に示す第5実施例(1)の動
作を説明する。二次電池81,82の負荷86,87に
流れる電流IF 、IG に差があると、その差分が中性線
に流れる。この電流を電流検知回路83によって検知す
る。
作を説明する。二次電池81,82の負荷86,87に
流れる電流IF 、IG に差があると、その差分が中性線
に流れる。この電流を電流検知回路83によって検知す
る。
【0163】この検知情報をもとに、放電電流制御回路
84,85の消費電流を変化させ、中性線に流れる電流
を0Aにすることにより、各二次電池81,82の放電
電流を等しくする。
84,85の消費電流を変化させ、中性線に流れる電流
を0Aにすることにより、各二次電池81,82の放電
電流を等しくする。
【0164】この動作を具体的に説明する。 IF <Id のとき このときの中性線には、「IG −IF 」の電流が、二次
電池81,82相互の接続点Bjから負荷86,87相
互の接続点Ljに向かって流れる。
電池81,82相互の接続点Bjから負荷86,87相
互の接続点Ljに向かって流れる。
【0165】電流検知回路83は、この電流の大きさと
方向を検知し、放電電流制御回路84に中性線電流が0
Aになるような大きさの電流を流すよう指示を出す(こ
のとき、放電電流制御回路85には、電流を流さないよ
うに指示を出す)。
方向を検知し、放電電流制御回路84に中性線電流が0
Aになるような大きさの電流を流すよう指示を出す(こ
のとき、放電電流制御回路85には、電流を流さないよ
うに指示を出す)。
【0166】IF >Id のとき このときの中性線には、「IF −IG 」の電流が、上記
とは逆に接続点Ljから接続点Bjに向かって流れる。
とは逆に接続点Ljから接続点Bjに向かって流れる。
【0167】電流検知回路83は、この電流の大きさと
方向を検知し、放電電流制御回路85に中性線電流が0
Aになるような大きさの電流を流すよう指示を出す(こ
のとき、放電電流制御回路84には、電流を流さないよ
うに指示を出す)。
方向を検知し、放電電流制御回路85に中性線電流が0
Aになるような大きさの電流を流すよう指示を出す(こ
のとき、放電電流制御回路84には、電流を流さないよ
うに指示を出す)。
【0168】このように、中性線電流が0A(ゼロアン
ペア)になるよう制御することにより、各二次電池8
1,82の放電電流(消費電流)を等しくして、電池の
性能を最大限に発揮することができる。
ペア)になるよう制御することにより、各二次電池8
1,82の放電電流(消費電流)を等しくして、電池の
性能を最大限に発揮することができる。
【0169】図13(a)は本発明の第5実施例(2)
の構成を示す回路図であり、同図(b),(c),
(d)はそれぞれ同図(a)に示す第5実施例(2)の
動作説明図である。
の構成を示す回路図であり、同図(b),(c),
(d)はそれぞれ同図(a)に示す第5実施例(2)の
動作説明図である。
【0170】図13に於いて、91、92は互に直列接
続された二次電池である。93は二次電池91,92相
互の接続点(Bj)と負荷94,95相互の接続点(L
j)との間を接続する中性線に介在された、入力インピ
ーダンスが著しく高い、増幅度1の増幅器である。94
は二次電池91の電圧に応じて消費電流が変化する負荷
であり、例えば、二次電池91の電圧を監視する回路で
ある。95は二次電池92の電圧に応じて消費電流が変
化する負荷であり、例えば、二次電池92の電圧を監視
する回路である。
続された二次電池である。93は二次電池91,92相
互の接続点(Bj)と負荷94,95相互の接続点(L
j)との間を接続する中性線に介在された、入力インピ
ーダンスが著しく高い、増幅度1の増幅器である。94
は二次電池91の電圧に応じて消費電流が変化する負荷
であり、例えば、二次電池91の電圧を監視する回路で
ある。95は二次電池92の電圧に応じて消費電流が変
化する負荷であり、例えば、二次電池92の電圧を監視
する回路である。
【0171】本来、負荷94,95は、図13(b)に
示すように、それぞれの二次電池91,92と並列に接
続される。ところが、同図(a)に示すように、二次電
池91,92と負荷94,95との間に増幅度1の増幅
器93を設けても、接続点Bjと接続点Ljは同じ電圧
であるため、同図(b)の動作と何ら変わりない(機能
的には同じ)。
示すように、それぞれの二次電池91,92と並列に接
続される。ところが、同図(a)に示すように、二次電
池91,92と負荷94,95との間に増幅度1の増幅
器93を設けても、接続点Bjと接続点Ljは同じ電圧
であるため、同図(b)の動作と何ら変わりない(機能
的には同じ)。
【0172】同図(b)の場合の負荷94,95の消費
電流ID 、IE は、それぞれの二次電池91,92から
供給されるため、ID ≠IE の場合、電池の放電電流に
差が生じるが、同図(a)ではID とIE の差の電流は
増幅器93から供給される。この増幅器93の電源は二
次電池91,92の直列回路から供給されるため、電池
の放電電流は同じで差は生じない。
電流ID 、IE は、それぞれの二次電池91,92から
供給されるため、ID ≠IE の場合、電池の放電電流に
差が生じるが、同図(a)ではID とIE の差の電流は
増幅器93から供給される。この増幅器93の電源は二
次電池91,92の直列回路から供給されるため、電池
の放電電流は同じで差は生じない。
【0173】これを具体的に説明する。 ID >IE のとき 負荷94の消費電流をID 、負荷95の消費電流をIE
とすると、同図(c)に示すように、ライン2に、その
差分(ID −IE )が図示矢印方向に流れる。従って、
ライン4にはIE +(ID −IE )=ID の大きさの電
流が流れ、ライン5とライン4の電流は等しい。
とすると、同図(c)に示すように、ライン2に、その
差分(ID −IE )が図示矢印方向に流れる。従って、
ライン4にはIE +(ID −IE )=ID の大きさの電
流が流れ、ライン5とライン4の電流は等しい。
【0174】ところで、増幅度1の増幅器93の入力イ
ンピーダンスは著しく大きいため、入力端子には電流が
ほとんど流れない。故に二次電池91と二次電池92の
消費電流は同じになる。
ンピーダンスは著しく大きいため、入力端子には電流が
ほとんど流れない。故に二次電池91と二次電池92の
消費電流は同じになる。
【0175】ID <IE のとき この際は、同図(d)に示すように、上記図(c)の場
合とは逆に、負荷94,95の消費電流の差分(IE −
ID )の大きさの電流が流れる。これにより上記同様の
理由により二次電池91と二次電池92の消費電流が同
じになる。
合とは逆に、負荷94,95の消費電流の差分(IE −
ID )の大きさの電流が流れる。これにより上記同様の
理由により二次電池91と二次電池92の消費電流が同
じになる。
【0176】上記したような、直列接続された二次電池
の消費電流を等しく制御する機能をもつことにより、電
池の性能を最大限に発揮することができる。次に、図1
5を参照して本発明の第6実施例を説明する。
の消費電流を等しく制御する機能をもつことにより、電
池の性能を最大限に発揮することができる。次に、図1
5を参照して本発明の第6実施例を説明する。
【0177】本発明の第6実施例は、二次電池単セルを
直列接続してなる複数種の組電池のうちの任意の組電池
が実装可能なポータブルコンピュータに於いて、組電池
の種別毎に二次電池単セルの直列接続点位置を特定した
電圧検出端をもつ組電池と、この組電池の電圧検出端よ
り得られる電圧により実装された組電池の種別を認識す
る手段とを具備してなる構成として、最小信号数で簡単
かつ安価に、複数種の組電池を使用可能としたことを特
徴とする。
直列接続してなる複数種の組電池のうちの任意の組電池
が実装可能なポータブルコンピュータに於いて、組電池
の種別毎に二次電池単セルの直列接続点位置を特定した
電圧検出端をもつ組電池と、この組電池の電圧検出端よ
り得られる電圧により実装された組電池の種別を認識す
る手段とを具備してなる構成として、最小信号数で簡単
かつ安価に、複数種の組電池を使用可能としたことを特
徴とする。
【0178】図15は本発明の第6実施例の構成を示す
回路図である。図15に於いて、201はポータブルコ
ンピュータ本体に着脱可能なパック形式の組電池であ
り、複数の二次電池を直列接続して構成される。202
は組電池201の正(+)端子、203は組電池201
の負(+)端子であり、ポータブルコンピュータ本体に
実装されることにより、同本体の内部電源回路に回路接
続される。204は組電池201の電圧検出接点であ
り、抵抗を介して組電池(電池パック)の種類に固有の
電池接続点(a,b,…,e)に接続される。
回路図である。図15に於いて、201はポータブルコ
ンピュータ本体に着脱可能なパック形式の組電池であ
り、複数の二次電池を直列接続して構成される。202
は組電池201の正(+)端子、203は組電池201
の負(+)端子であり、ポータブルコンピュータ本体に
実装されることにより、同本体の内部電源回路に回路接
続される。204は組電池201の電圧検出接点であ
り、抵抗を介して組電池(電池パック)の種類に固有の
電池接続点(a,b,…,e)に接続される。
【0179】205は組電池201の端子電圧を検出
し、検出した値により実装二次電池の種類を認識するハ
ードウェア(電圧検出回路)であり、例えば電源コント
ロール用のマイクロプロセッサである。
し、検出した値により実装二次電池の種類を認識するハ
ードウェア(電圧検出回路)であり、例えば電源コント
ロール用のマイクロプロセッサである。
【0180】206は組電池201の電圧検出接点20
4を、抵抗を介し、二次電池の種類に固有の電池接続点
(a,b,…,e)に回路接続するための固定配線であ
り、二次電池(電池パック)の種類(電池電圧、容量
等)により予め定められた特定の電池接続点(a,b,
…,e)が抵抗を介し電圧検出接点204に配線接続さ
れる。
4を、抵抗を介し、二次電池の種類に固有の電池接続点
(a,b,…,e)に回路接続するための固定配線であ
り、二次電池(電池パック)の種類(電池電圧、容量
等)により予め定められた特定の電池接続点(a,b,
…,e)が抵抗を介し電圧検出接点204に配線接続さ
れる。
【0181】207,208はそれぞれ電圧検出回路2
05の入力信号線であり、内部でA/D変換される。こ
こで図15に示す第6実施例の動作を説明する。
05の入力信号線であり、内部でA/D変換される。こ
こで図15に示す第6実施例の動作を説明する。
【0182】この実施例では、4セルの組電池を例に示
している。この場合、電池接続点(a,b,…,e)、
固定配線206、及び電圧検出接点204による電池の
種類判別可能数は5種類となる。固定配線206による
電池接続点(a,b,…,e)接続先は電池の種類によ
り、予め接続点a〜eの中から選択しておく。この際、
電圧検出接点204で検出される電圧は、単セル電圧の
整数倍となる。
している。この場合、電池接続点(a,b,…,e)、
固定配線206、及び電圧検出接点204による電池の
種類判別可能数は5種類となる。固定配線206による
電池接続点(a,b,…,e)接続先は電池の種類によ
り、予め接続点a〜eの中から選択しておく。この際、
電圧検出接点204で検出される電圧は、単セル電圧の
整数倍となる。
【0183】例えば、単セルあたりの電圧を1.2Vと
すると、接続点aで検出される電圧は4.8V、接続点
bで検出される電圧は3.6V、接続点cで検出される
電圧は2.4V、接続点dで検出される電圧は1.2
V、接続点eで検出される電圧は0Vとなり、この電圧
検出接点204の電圧を判別することにより容易に電池
の種類が識別可能である。
すると、接続点aで検出される電圧は4.8V、接続点
bで検出される電圧は3.6V、接続点cで検出される
電圧は2.4V、接続点dで検出される電圧は1.2
V、接続点eで検出される電圧は0Vとなり、この電圧
検出接点204の電圧を判別することにより容易に電池
の種類が識別可能である。
【0184】組電池201の電池電圧がローバッテリ状
態等で変化した場合に於いても、分圧比は[Vin2/
Vin1]で表され、変化しないため、組電池の種類が
識別可能である。
態等で変化した場合に於いても、分圧比は[Vin2/
Vin1]で表され、変化しないため、組電池の種類が
識別可能である。
【0185】尚、上記実施例による電池種類の認識手段
は、ポータブルコンピュータに限らず、バッテリィドラ
イブが可能な例えばワードプロセッサ等、他の電子機器
に於いても適用可能である。又、組電池201の端子電
圧を検出して、実装二次電池の種類を認識するハードウ
ェア(電圧検出回路)も電源コントロール用のマイクロ
プロセッサに限らず、他のハードウェアであってもよ
い。
は、ポータブルコンピュータに限らず、バッテリィドラ
イブが可能な例えばワードプロセッサ等、他の電子機器
に於いても適用可能である。又、組電池201の端子電
圧を検出して、実装二次電池の種類を認識するハードウ
ェア(電圧検出回路)も電源コントロール用のマイクロ
プロセッサに限らず、他のハードウェアであってもよ
い。
【0186】上記したような電池種類の認識機構によ
り、電池の識別に機械式のハードウェアを必要としない
ため、又、電源制御にマイクロコントローラを用いた場
合は、回路に追加される部品が抵抗1つで済むため、製
造コストが上昇せず、安価、かつ容易に実現できる。
又、組電池全体の電圧で識別を行なう場合に比較して、
電圧検出用接点で検出される電圧は、1セルあたりの電
圧の整数倍なので、正確な判別が可能である。又、電圧
検出用接点が1端子で済むため、コネクタを介して組電
池を接続する場合、従来のコネクタに+1端子されたも
のを選択すればよく、従ってコネクタの価格上昇分の製
造コスト上昇で済む。又、電池の種類を的確に認識する
ことができるため、電池の性能を最大限に引き出すこと
が可能である。
り、電池の識別に機械式のハードウェアを必要としない
ため、又、電源制御にマイクロコントローラを用いた場
合は、回路に追加される部品が抵抗1つで済むため、製
造コストが上昇せず、安価、かつ容易に実現できる。
又、組電池全体の電圧で識別を行なう場合に比較して、
電圧検出用接点で検出される電圧は、1セルあたりの電
圧の整数倍なので、正確な判別が可能である。又、電圧
検出用接点が1端子で済むため、コネクタを介して組電
池を接続する場合、従来のコネクタに+1端子されたも
のを選択すればよく、従ってコネクタの価格上昇分の製
造コスト上昇で済む。又、電池の種類を的確に認識する
ことができるため、電池の性能を最大限に引き出すこと
が可能である。
【0187】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、リ
チウム・イオン二次電池を主電源供給源として長時間動
作を可能にしたポータブルコンピュータが提供できる。
又、本発明によれば、充電中のリチウム二次電池が定電
圧充電へ切り替わり、ある定めた充電電力以下になる
と、充電中の電池パックの満充電検出前に電源の余剰電
力を利用して次の電池パックの充電を開始し、一時的に
複数の電池パックを並行して充電することにより、複数
の電池パックの総充電時間を短縮し、かつ余剰電力を有
効に利用することのできる充電回路が提供できる。
チウム・イオン二次電池を主電源供給源として長時間動
作を可能にしたポータブルコンピュータが提供できる。
又、本発明によれば、充電中のリチウム二次電池が定電
圧充電へ切り替わり、ある定めた充電電力以下になる
と、充電中の電池パックの満充電検出前に電源の余剰電
力を利用して次の電池パックの充電を開始し、一時的に
複数の電池パックを並行して充電することにより、複数
の電池パックの総充電時間を短縮し、かつ余剰電力を有
効に利用することのできる充電回路が提供できる。
【0188】又、本発明によれば、定電圧充電の必要が
ある二次電池の充電を行なう充電装置に於いて、二次電
池を急速充電することのできる二次電池の急速充電方式
が提供できる。
ある二次電池の充電を行なう充電装置に於いて、二次電
池を急速充電することのできる二次電池の急速充電方式
が提供できる。
【0189】又、本発明によれば、組電池を構成する個
々の二次電池の電圧の差を補正する回路に於いて、各二
次電池の電圧を正確に測定することができ、これにより
過充電、過放電を確実に防止することができる、組電池
の電池電圧測定装置が提供できる。
々の二次電池の電圧の差を補正する回路に於いて、各二
次電池の電圧を正確に測定することができ、これにより
過充電、過放電を確実に防止することができる、組電池
の電池電圧測定装置が提供できる。
【0190】又、本発明によれば、二次電池セルを直列
接続した組電池に於いて、それぞれの二次電池セルの消
費電流を等しくすることができ、これにより電池の性能
を最大限に発揮することができる二次電池の放電制御方
式が提供できる。
接続した組電池に於いて、それぞれの二次電池セルの消
費電流を等しくすることができ、これにより電池の性能
を最大限に発揮することができる二次電池の放電制御方
式が提供できる。
【0191】又、本発明によれば、複数の二次電池単セ
ルを直列接続した複数種の組電池から任意種類の組電池
を実装可能とするポータブルコンピュータに於いて、最
小信号数で簡単かつ安価に実装組電池の種類識別機能を
実現できる複数種の組電池を使用可能としたポータブル
コンピュータが提供できる。
ルを直列接続した複数種の組電池から任意種類の組電池
を実装可能とするポータブルコンピュータに於いて、最
小信号数で簡単かつ安価に実装組電池の種類識別機能を
実現できる複数種の組電池を使用可能としたポータブル
コンピュータが提供できる。
【図1】本発明の第1実施例に於ける装置全体の外観構
成及び構成要素の配置状態を示す斜視図。
成及び構成要素の配置状態を示す斜視図。
【図2】上記第1実施例の回路構成を示す図。
【図3】本発明の第2実施例(1)の回路構成を示す
図。
図。
【図4】本発明の第2実施例(2)の回路構成を示す
図。
図。
【図5】本発明の第2実施例(3)の回路構成を示す
図。
図。
【図6】本発明の第2実施例(4)の回路構成を示す
図。
図。
【図7】上記第2実施例に於いて、2つの二次電池の各
充電シーケンスを各段階毎に対比しながら示す図。
充電シーケンスを各段階毎に対比しながら示す図。
【図8】上記第2実施例に於いて、2つの二次電池の充
電動作を従来技術と対比して示す充電動作説明図。
電動作を従来技術と対比して示す充電動作説明図。
【図9】本発明の第3実施例に於ける回路構成図及び動
作説明図。
作説明図。
【図10】上記第3実施例に対する従来技術の動作説明
図。
図。
【図11】本発明の第4実施例の回路構成を示す図。
【図12】本発明の第5実施例(1)の回路構成を示す
図。
図。
【図13】本発明の第5実施例(2)の回路構成を示す
図。
図。
【図14】上記第5実施例(2)に対する従来技術の回
路構成を示す図。
路構成を示す図。
【図15】本発明の第6実施例の回路構成を示す図。
11…電池パック、11a,11b,11c…リチウム
・イオン二次電池による組電池、12…電源PCB(電
源用印刷配線基板)、13…システムPCB、14…表
示装置(フラットパネルディスプレイ)、15…キーボ
ード、16A…充電回路、16B…電圧監視回路、17
…外部商用交流電源、21…定電圧定電流電源、22…
スイッチ(SW1)、23…スイッチ(SW2)、24
…スイッチ(SW3)、25…トランジスタ(TR
1)、26…二次電池(Batt1)、27…二次電池(Ba
tt2)、28,29…電池電圧センス回路、30…固定
抵抗(RS )、31…増幅器(Error Amp)、32…基
準電圧(V REF)、33…DC−DCコンバータ、34
…スイッチ(SW2)、35…オン/オフ時間比制御回
路、36a,36b…充電優先切換回路、41…定電圧
定電流電源、42…充電オン・オフ制御部、43…電池
電圧判定部、44…電池電圧判定部、45…二次電池、
61,62…二次電池、63…固定抵抗(R1)、64
…組電池、65…固定抵抗(R2)、66…固定抵抗
(R3)、67…増幅器、68,69…電圧測定回路、
70…スイッチ、71…スイッチ制御回路、81,82
…二次電池、83…電流検知回路、84,85…放電電
流制御回路、86…負荷(A),87…負荷(B)、9
1,92…二次電池、93…増幅器、94,95…電池
電圧に応じて消費電流が変化する負荷(電圧監視回
路)、201…組電池、202…組電池の正(+)端
子、203…組電池の負(+)端子、204…電圧検出
接点、205…実装二次電池の種類を認識するハードウ
ェア(電圧検出回路)、206…選択固定配線、207
…、208…、TA,TB…充電用電極、Pa,Pb…
電圧監視用電極。
・イオン二次電池による組電池、12…電源PCB(電
源用印刷配線基板)、13…システムPCB、14…表
示装置(フラットパネルディスプレイ)、15…キーボ
ード、16A…充電回路、16B…電圧監視回路、17
…外部商用交流電源、21…定電圧定電流電源、22…
スイッチ(SW1)、23…スイッチ(SW2)、24
…スイッチ(SW3)、25…トランジスタ(TR
1)、26…二次電池(Batt1)、27…二次電池(Ba
tt2)、28,29…電池電圧センス回路、30…固定
抵抗(RS )、31…増幅器(Error Amp)、32…基
準電圧(V REF)、33…DC−DCコンバータ、34
…スイッチ(SW2)、35…オン/オフ時間比制御回
路、36a,36b…充電優先切換回路、41…定電圧
定電流電源、42…充電オン・オフ制御部、43…電池
電圧判定部、44…電池電圧判定部、45…二次電池、
61,62…二次電池、63…固定抵抗(R1)、64
…組電池、65…固定抵抗(R2)、66…固定抵抗
(R3)、67…増幅器、68,69…電圧測定回路、
70…スイッチ、71…スイッチ制御回路、81,82
…二次電池、83…電流検知回路、84,85…放電電
流制御回路、86…負荷(A),87…負荷(B)、9
1,92…二次電池、93…増幅器、94,95…電池
電圧に応じて消費電流が変化する負荷(電圧監視回
路)、201…組電池、202…組電池の正(+)端
子、203…組電池の負(+)端子、204…電圧検出
接点、205…実装二次電池の種類を認識するハードウ
ェア(電圧検出回路)、206…選択固定配線、207
…、208…、TA,TB…充電用電極、Pa,Pb…
電圧監視用電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 裕一郎 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 田代 直樹 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 萩原 昌彦 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 三井 圭一 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 内田 朋彦 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 リチウム・イオン二次電池単セルがn個
並列接続された組電池をm組直列接続して構成した電池
パックと、この電池パックを充電する充電回路とを具備
し、上記電池パックをバッテリ動作時の主電源供給源と
したことを特徴とするポータブルコンピュータ。 - 【請求項2】 リチウム・イオン二次電池単セルを2乃
至4個並列接続して組電池を構成し、この組電池を3組
乃至4組直列接続して電池パックを構成した請求項1記
載のポータブルコンピュータ。 - 【請求項3】 組電池の両端電極を電池パック外部に導
出するモニタ電極と、この電極相互間に接続され、各組
電池の両端電圧を監視する電圧監視手段とを具備してな
る請求項1記載のポータブルコンピュータ。 - 【請求項4】 電圧監視回路の監視で充電の必要を判断
したとき上記モニタ電極を通して組電池を個別に充電す
る充電回路を備えた請求項3記載のポータブルコンピュ
ータ。 - 【請求項5】 単体のリチウム二次電池、又はその組電
池を用いた電池パックを一度に複数装着することができ
る充電回路に於いて、 上記電池パックに充電用の電源を供給する定電圧定電流
電源と、 上記電池パックの充電電流を検出する電流検出回路と、 上記充電電流を予め定められた一定値に制御するシリー
ズレギュレーション回路と、 上記定電圧定電流電源による電池パックへの定電流充電
が設定値以下になったとき、当該電池パックへの充電を
定電圧充電に移行させ、上記シリーズレギュレーション
回路による充電電流制御範囲内で他の電池パックを定電
流充電する制御手段とを具備し、 充電中の電池パックが満充電状態になる以前にシリーズ
レギュレーションによる充電電流制御範囲内で他の電池
パックへ充電を行なうことを特徴とする充電回路。 - 【請求項6】 単体のリチウム二次電池、又はその組電
池を用いた電池パックを一度に複数装着することができ
る充電回路に於いて、 上記電池パックに充電用の電源を供給する定電圧定電流
電源と、 上記電池パックの充電電流を検出する電流検出回路と、 上記充電電流を予め定められた一定値に制御するスイッ
チングレギュレーション回路と、 上記定電圧定電流電源による電池パックへの定電流充電
が設定値以下になったとき、当該電池パックへの充電を
定電圧充電に移行させ、上記スイッチングレギュレーシ
ョン回路による充電電流制御範囲内で他の電池パックを
定電流充電する制御手段とを具備し、 充電中の電池パックが満充電状態になる以前にスイッチ
ングレギュレーションによる充電電流制御範囲内で他の
電池パックへ充電を行なうことを特徴とする充電回路。 - 【請求項7】 単体のリチウム二次電池、又はその組電
池を用いた電池パックを一度に複数装着することができ
る充電回路に於いて、 上記各電池パックの充電優先順位を設定する手段と、 上記優先順位に従い選択された電池パックに充電用の電
源を供給する定電圧定電流電源と、 上記電池パックの充電電流を検出する電流検出回路と、 上記充電電流を予め定められた一定値に制御するシリー
ズレギュレーション回路と、 上記定電圧定電流電源による電池パックへの定電流充電
が設定値以下になったとき、当該電池パックへの充電を
定電圧充電に移行させ、上記シリーズレギュレーション
回路による充電電流制御範囲内で上記充電優先順位に従
う次の電池パックを定電流充電する制御手段とを具備
し、 充電中の電池パックが満充電状態になる以前にシリーズ
レギュレーションによる充電電流制御範囲内で設定順位
に従う次の電池パックへ充電を行なうことを特徴とする
充電回路。 - 【請求項8】 単体のリチウム二次電池、又はその組電
池を用いた電池パックを一度に複数装着することができ
る充電回路に於いて、 上記各電池パックの充電優先順位を設定する手段と、 上記優先順位に従い選択された電池パックに充電用の電
源を供給する定電圧定電流電源と、 上記電池パックの充電電流を検出する電流検出回路と、 上記充電電流を予め定められた一定値に制御するスイッ
チングレギュレーション回路と、 上記定電圧定電流電源による電池パックへの定電流充電
が設定値以下になったとき、当該電池パックへの充電を
定電圧充電に移行させ、上記スイッチングレギュレーシ
ョン回路による充電電流制御範囲内で上記充電優先順位
に従う次の電池パックを定電流充電する制御手段とを具
備し、 充電中の電池パックが満充電状態になる以前にスイッチ
ングレギュレーションによる充電電流制御範囲内で設定
順位に従う次の電池パックへ充電を行なうことを特徴と
する充電回路。 - 【請求項9】 定電圧充電を必要とする二次電池の充電
回路に於いて、 上記二次電池を連続充電する手段と、同連続充電時に於
いて電池電圧が第1の設定電圧に達したことを判定する
手段と、同判定時に於いて上記二次電池を連続充電から
所定の間隔で断続的に充電を行なう断続充電に切替える
手段と、 上記断続充電時に於ける非充電状態での電池電圧が第2
の設定電圧に達したことを判定する手段と、同判定時に
於いて断続充電から定電圧充電に切替える手段とを具備
し、二次電池の連続充電による電池電圧が第1の設定電
圧に達した際に断続充電に切替え、断続充電下での非充
電時の電池電圧が第2の設定電圧に達した際に定電圧充
電に切替えることを特徴とした定電圧充電を必要とする
二次電池の急速充電方式。 - 【請求項10】 直列接続された2個以上の二次電池単
セルと、二次電池単セル相互の接続点に電流制限抵抗を
介して接続される端子とを備えてなる組電池の電池電圧
測定装置に於いて、上記端子に接続される増幅器を含む
補正電流路と、この補正電流路の増幅器と上記端子との
間に介在される電圧測定用のスイッチと、このスイッチ
をオン/オフ制御する手段と、上記スイッチをオフした
後の上記二次電池単セル各々の電圧を測定し出力する手
段とを具備してなることを特徴とする組電池の電池電圧
測定装置。 - 【請求項11】 2個以上の二次電池単セルが直列接続
された組電池と、 上記各二次電池単セルに対応して設けられ、対応する二
次電池単セルから電力が供給され、又は対応する二次電
池単セルの電圧に応じて消費電流が変化する直列接続さ
れた負荷とでなる回路に於いて、 二次電池単セル相互の接続点と負荷相互の接続点との間
の中性線電流路に介在された電流検知回路と、 この検知電流に従い各二次電池単セルの放電電流を個別
に制御して上記中性線電流路を無電流状態に制御し各二
次電池単セルの放電電流を等しくする放電電流制御回路
とを具備してなることを特徴とする二次電池の放電制御
方式。 - 【請求項12】 2個以上の二次電池単セルが直列接続
された組電池と、 上記各二次電池単セルに対応して設けられ、対応する二
次電池単セルから電力が供給され、又は対応する二次電
池単セルの電圧に応じて消費電流が変化する直列接続さ
れた負荷とでなる回路に於いて、二次電池単セル相互の
接続点と負荷相互の接続点との間に、二次電池単セル相
互の接続点電圧を増幅し負荷相互の接続点に出力する増
幅度1の増幅器を設け、上記各負荷の消費電流が異なる
場合であっても上記各二次電池単セルの消費電流を等し
くしたことを特徴とする二次電池の放電制御方式。 - 【請求項13】 二次電池単セルを直列接続してなる複
数種の組電池のうちの任意の組電池が実装可能なポータ
ブルコンピュータに於いて、組電池の種別毎に二次電池
単セルの直列接続点位置を特定した電圧検出端をもつ組
電池と、この組電池の電圧検出端より得られる電圧によ
り実装された組電池の種別を認識する手段とを具備して
なることを特徴とするポータブルコンピュータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5197328A JPH0749731A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ポータブルコンピュータ |
US08/853,415 US5825155A (en) | 1993-08-09 | 1997-05-09 | Battery set structure and charge/ discharge control apparatus for lithium-ion battery |
US09/009,422 US5903131A (en) | 1993-08-09 | 1998-01-20 | Battery set structure and charge/discharge control apparatus for lithium-ion battery |
US09/257,060 US6064179A (en) | 1993-08-09 | 1999-02-25 | Battery set structure and charge/discharge control apparatus for lithium-ion battery |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5197328A JPH0749731A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ポータブルコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0749731A true JPH0749731A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16372644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5197328A Pending JPH0749731A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | ポータブルコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749731A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP1729203A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-12-06 | Marvell World Trade Ltd. | Power distribution system for mobile computing devices |
JP2010035416A (ja) * | 2000-01-18 | 2010-02-12 | Qualcomm Inc | 電子デバイス内に2以上のバッテリを収容するためのシステムおよび方法 |
US7725182B2 (en) | 2005-05-31 | 2010-05-25 | Marvell World Trade Ltd. | Power distribution system for a medical device |
JP2012524380A (ja) * | 2009-04-16 | 2012-10-11 | ヴァレンス テクノロジー インコーポレーテッド | 電池、電池システム、電池サブモジュール、電池動作方法、電池システム動作方法、電池充電方法および電池システム充電方法 |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP5197328A patent/JPH0749731A/ja active Pending
Cited By (13)
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---|---|---|---|---|
WO1997036337A1 (en) * | 1996-03-22 | 1997-10-02 | Hitachi, Ltd. | Lithium secondary cell, charger, and device for information terminal |
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