JPH0741339B2 - アクスルケースのプレス成形法 - Google Patents
アクスルケースのプレス成形法Info
- Publication number
- JPH0741339B2 JPH0741339B2 JP4036128A JP3612892A JPH0741339B2 JP H0741339 B2 JPH0741339 B2 JP H0741339B2 JP 4036128 A JP4036128 A JP 4036128A JP 3612892 A JP3612892 A JP 3612892A JP H0741339 B2 JPH0741339 B2 JP H0741339B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle case
- section
- cross
- flange
- molding
- Prior art date
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクスルケースの側板
の所望の部位を増肉することで、従来の側板素材肉厚を
薄くし、軽量化を図るプレス成形法に関する。
の所望の部位を増肉することで、従来の側板素材肉厚を
薄くし、軽量化を図るプレス成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来アクスルケースのプレス成形工法は
図4に示すように、ブランクした素材aを第1工程のフ
ォーム成形で、アクスルケース加工物bの端部断面を丸
形cに成形し、その後の第2工程のリストライク成形
で、前記端部丸形cのフランジ端dを僅かに加圧した丸
形の真円度向上及び所望のフランジ高さにするように成
形する工法が公知となっている。
図4に示すように、ブランクした素材aを第1工程のフ
ォーム成形で、アクスルケース加工物bの端部断面を丸
形cに成形し、その後の第2工程のリストライク成形
で、前記端部丸形cのフランジ端dを僅かに加圧した丸
形の真円度向上及び所望のフランジ高さにするように成
形する工法が公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アクスルケースの強度
上の最重要部位は、端部の丸断面部であり、素材の肉厚
は、この丸断面部の強度で決定される。従って丸断面部
以外の部分では、もっと肉厚を薄くしても強度は満足で
きる。しかし冷間プレス加工では、アクスルケースの側
板に肉厚分布をつけることは難しい。
上の最重要部位は、端部の丸断面部であり、素材の肉厚
は、この丸断面部の強度で決定される。従って丸断面部
以外の部分では、もっと肉厚を薄くしても強度は満足で
きる。しかし冷間プレス加工では、アクスルケースの側
板に肉厚分布をつけることは難しい。
【0004】更に従来の工法では、据込量が少なく断面
全体の増肉は望めない。また据込量を多くしてもフォー
ム成形の形状が丸断面であるためフランジの端部のみが
大きく増肉されるだけで所望の部位の増肉ができず、側
板の肉厚を薄くしての軽量化を図ることは困難であっ
た。
全体の増肉は望めない。また据込量を多くしてもフォー
ム成形の形状が丸断面であるためフランジの端部のみが
大きく増肉されるだけで所望の部位の増肉ができず、側
板の肉厚を薄くしての軽量化を図ることは困難であっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の実情に
鑑み、これ等の問題に対処するために創案したもので、
ブランク材をフォーム成形する第1工程で、端部の断面
形状を凵形断面に成形すると共に、フランジ高さを高く
成形し、更にリストライク成形の第2工程で前記高く成
形したフランジ端を加圧して断面全体が増肉された丸断
面に成形し、側板素材の肉厚を薄くして側板の軽量化と
コスト低減を図るようにしたアクスルケースのプレス成
形法を提供するものである。
鑑み、これ等の問題に対処するために創案したもので、
ブランク材をフォーム成形する第1工程で、端部の断面
形状を凵形断面に成形すると共に、フランジ高さを高く
成形し、更にリストライク成形の第2工程で前記高く成
形したフランジ端を加圧して断面全体が増肉された丸断
面に成形し、側板素材の肉厚を薄くして側板の軽量化と
コスト低減を図るようにしたアクスルケースのプレス成
形法を提供するものである。
【0006】
【作用】素材をブランク型で剪断し、このブランク材1
を第1工程のフォーム成形で端部の断面形状を凵形断面
2に成形すると共に、ブランク材1に設けた端部のフラ
ンジ部3の高さを高めになるようにして位置させ、更
に、第2工程のリストライク成形で端部のフランジ部3
のフランジ端を加圧し、端部断面全体を肉厚t0からt1
に増加すると同時に丸断面4を成形してアクスルケース
形状の加工物5とすると共に、加工物5には突合せ溶接
部に開先6を成形し、このアクスルケース形状の加工物
5の2個を開先部を対向させて溶接を行ってアクスルケ
ースAを組立る。
を第1工程のフォーム成形で端部の断面形状を凵形断面
2に成形すると共に、ブランク材1に設けた端部のフラ
ンジ部3の高さを高めになるようにして位置させ、更
に、第2工程のリストライク成形で端部のフランジ部3
のフランジ端を加圧し、端部断面全体を肉厚t0からt1
に増加すると同時に丸断面4を成形してアクスルケース
形状の加工物5とすると共に、加工物5には突合せ溶接
部に開先6を成形し、このアクスルケース形状の加工物
5の2個を開先部を対向させて溶接を行ってアクスルケ
ースAを組立る。
【0007】
【実施例】図は、本発明によるアクスルケースのプレス
成形法の一実施例を示したもので、以下図に基いて説明
する。
成形法の一実施例を示したもので、以下図に基いて説明
する。
【0008】1はアクスルケースを成形するブランク材
で、素材をブランク型で剪断し、後記するフォーム成形
時に端部断面形状のフランジ部3が高めになる形状にし
てある。
で、素材をブランク型で剪断し、後記するフォーム成形
時に端部断面形状のフランジ部3が高めになる形状にし
てある。
【0009】前記ブランク材1は第1工程のフォーム成
形で端部断面形状を凵形断面2に成形すると共に、前記
端部フランジ部3の高さを高めに位置させ、更に第2工
程のリストライク成形で端部フランジ部3のフランジ端
を加圧し、端部断面全体の肉厚をt0からt1に増肉して
丸断面4に成形し、このプレス成形されたアクスルケー
ス形状の加工物5には突合せ溶接部に開先6を成形し、
このアクスルケース形状の加工物5の2個を開先部に対
向させて組合せ溶接してアクスルケースAを組立てるよ
うにしてある。
形で端部断面形状を凵形断面2に成形すると共に、前記
端部フランジ部3の高さを高めに位置させ、更に第2工
程のリストライク成形で端部フランジ部3のフランジ端
を加圧し、端部断面全体の肉厚をt0からt1に増肉して
丸断面4に成形し、このプレス成形されたアクスルケー
ス形状の加工物5には突合せ溶接部に開先6を成形し、
このアクスルケース形状の加工物5の2個を開先部に対
向させて組合せ溶接してアクスルケースAを組立てるよ
うにしてある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明のアクスルケ
ースのプレス成形法では、1工程目で端部の断面形状を
凵形断面に成形すると共に、フランジ高さを高めに成形
し、2工程でその部分のフランジ端を加圧することで断
面全体が増肉された丸断面に成形すると、従来使用して
いた素材の板厚を薄くでき、アクスルケース側板の軽量
化及びコスト低減が図れる顕著な効果がある。
ースのプレス成形法では、1工程目で端部の断面形状を
凵形断面に成形すると共に、フランジ高さを高めに成形
し、2工程でその部分のフランジ端を加圧することで断
面全体が増肉された丸断面に成形すると、従来使用して
いた素材の板厚を薄くでき、アクスルケース側板の軽量
化及びコスト低減が図れる顕著な効果がある。
【図1】本発明によるアクスルケースのプレス成形法の
成形工程の斜視図である。
成形工程の斜視図である。
【図2】図1の第2工程のX−X線の拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図1の第2工程のY−Y線の拡大断面図であ
る。
る。
【図4】従来のアクスルケースプレス成形工程の斜視図
である。
である。
1 ブランク材 2 凵形断面 3 フランジ部 4 丸断面 5 加工物 6 開先 A アクスルケース
Claims (1)
- 【請求項1】 アクスルケース側板のプレス成形におい
て、ブランク材をフォーム成形する第1工程で、端部の
断面形状を凵形断面に成形すると共に、端部を増肉する
ためにフランジ高さを高めに成形し、更にリストライク
成形の第2工程で、その端部のフランジ端を加圧するこ
とにより端部断面全体が増肉された丸断面に成形するこ
とを特徴としたアクスルケースの成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4036128A JPH0741339B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アクスルケースのプレス成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4036128A JPH0741339B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アクスルケースのプレス成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05228568A JPH05228568A (ja) | 1993-09-07 |
JPH0741339B2 true JPH0741339B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=12461149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4036128A Expired - Fee Related JPH0741339B2 (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | アクスルケースのプレス成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741339B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5353065B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2013-11-27 | 日産自動車株式会社 | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 |
US20080299352A1 (en) * | 2007-05-31 | 2008-12-04 | Nissan Motor Co., Ltd. | Press-molded product and method of manufacturing same |
JP5407559B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2014-02-05 | 日産自動車株式会社 | 成形方法、成形装置、およびプレス成形品 |
JP5470811B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2014-04-16 | 日産自動車株式会社 | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 |
JP5515279B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2014-06-11 | 日産自動車株式会社 | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 |
JP5407295B2 (ja) * | 2008-11-20 | 2014-02-05 | 日産自動車株式会社 | プレス成形品、プレス成形品の製造方法および製造装置 |
JP5607560B2 (ja) * | 2011-03-07 | 2014-10-15 | 株式会社三五 | 金属部品の製造方法 |
JP5723422B2 (ja) * | 2013-08-01 | 2015-05-27 | プレス工業株式会社 | 板金製アクスルケース |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59206130A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-11-21 | Toyota Motor Corp | バンジヨ−型車軸管の製造方法 |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP4036128A patent/JPH0741339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05228568A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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