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JPH0734947B2 - 圧力容器とその製造方法 - Google Patents

圧力容器とその製造方法

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Publication number
JPH0734947B2
JPH0734947B2 JP62300490A JP30049087A JPH0734947B2 JP H0734947 B2 JPH0734947 B2 JP H0734947B2 JP 62300490 A JP62300490 A JP 62300490A JP 30049087 A JP30049087 A JP 30049087A JP H0734947 B2 JPH0734947 B2 JP H0734947B2
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JP
Japan
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adhesive
bottom plate
tubular body
end opening
fitting
Prior art date
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JP62300490A
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JPH01143733A (ja
Inventor
正巳 浜口
理 高橋
擴 柳原
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP88311231A priority patent/EP0318327B1/en
Priority to DE88311231T priority patent/DE3884762T2/de
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、エアーゾル容器等の圧力容器、特に、その底
部を胴部に接着固定する形式の容器に関するものであ
り、胴部内周面と底板の周壁との接着面積を増大させる
とともに、接着剤の硬化状態が塊状にならないようにし
て接着部のシール性を向上させ、且、内圧変化や衝撃荷
重が加わった時の構成壁面の変形に対するシール部の損
傷を防止できるようにするものである。
[従来技術及びその問題点] 細口圧力容器はエアーゾル容器等として大量に使用され
ているが、従来は、有底寸胴容器を製作して、この開口
部をネッキング加工によって細口に構成し、この細口部
にバルブ装置を具備させた蓋体を装着するようにしてい
る。
ところが、この従来のものでは、例えば、アルミニュー
ム等の、加工性に富む材質を使用するしかなく、必然的
にその耐圧性が低いものとなる。
そこで、更に耐圧性の要求される圧力容器の場合には、
第7図及び第8図に示すように、一旦細口の下端開放の
筒状体(1)を製作し、この下端開放部(11)に別体に
形成した底板(2)を接着とカシメ止めによって装着す
る形式の圧力容器が特開昭49-125917に提案されてい
る。
この従来のものは、予め、下端開放の細口の筒状体
(1)を製作するものであるから、アルミニューム以外
の硬い材質の金属材料、例えば鋼板等によっても容器の
胴部が製作できる利点がある。
ところが、この従来のものでは、別体の底板(2)を胴
部の下端開放部(11)に圧入接着した後、前記胴部下端
を内方に屈曲させて前記接着部をカシメ止めしているこ
とから、耐圧性については、十分な強度を有するもの
の、シール性及びシール部の強度が不十分である。
これは、下端開放部(11)の内周面に接着剤(3)を塗
布して底板(2)を圧入した場合、底板(2)の周縁の
スカート部(21)が圧入されるに伴って、接着剤(3)
が筒状体(1)の内周面から剃がれるようにしてスカー
ト部(21)の内方端縁部に集合し、前記圧入完了時点で
は、集合接着剤がその断面の中央部において凸になった
塊状となり、底板(2)の周囲全域にこの塊状部が連続
するからである。又、前記接着剤(3)として、接着強
度において優れた硬化型の接着剤が採用されるからであ
る。
即ち、前記のように下端開放部(11)の内周面に塗布し
た接着剤(3)が圧入によって剃がれることから、圧入
完了時にはスカート部(21)の外周面と下端開放部(1
1)の内周面との間には接着剤(3)が殆ど介在しない
こととなり、主に、上記の塊状部によってシールが確保
される。
従って、接着剤(3)と接着する底板(2)及び接着剤
(3)の内壁面との接着面積が少く、シール性が不十分
となるのである。
又、接着剤(3)が塊状となっていることから、更に
は、接着剤(3)が硬化型の接着剤であることから、接
着剤(3)の柔軟性が不十分で、カシメ止め状態におい
て、筒状体(1)の内圧が変化したり、衝撃荷重が加わ
って底板(2)の鏡板部分や下端開放部(11)が変形し
たとき、対接壁面との接着が剥離されやすくなり、この
結果、シール部分の耐久性が不十分となるのである。
.第一番目の発明について [技術的課題] 本発明は、このような、『底部開放状態に形成された筒
状体(1)の下端開放部(11)にスカート部(21)を具
備する底板(2)を圧入又は嵌入してスカート部(21)
と下端開放部(11)とを接着剤(3)によって相互に接
着するとともに、下端開放部(11)を内方に屈曲させて
底板(2)をカシメ止めし、前記接着剤(3)を乾燥硬
化タイプとした形式の圧力容器』において、接着剤
(3)によるシール部のシール性を向上させ且このシー
ル部における容器構成壁面の変形によるシール性の低下
及びシール部の損傷を防止するため、スカート部(21)
の内方の端縁に集合する接着剤が、断面中央部で凸の塊
状とならないようにすることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的
手段は『接着剤(3)は、前記筒状体(1)と底板
(2)との嵌合部と、この嵌合部の近傍における筒状体
(1)の内周面とスカート部(21)の内方端縁との間ま
で、の範囲に連続的に介在され、かつ、筒状体(1)の
内周面とスカート部(21)の内方端縁との間に介在する
接着剤部は、底板(2)の鏡板部(22)に沿う部分から
筒状体(1)の内周面に向かうように略V字状断面に形
成されてなる』構成としたことである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
鏡板部(22)の外周端縁と筒状体(1)の内周面との間
に介在する接着剤部は、底板(2)の鏡板部(22)に沿
う部分から筒状体(1)の内周面に向かうように略V字
状断面に形成されてなるから、この部分の接着剤(3)
の肉厚は、筒状体(1)から鏡板部(22)にかけてほぼ
均一なものとなる。従って、鏡板部(22)及び筒状体
(1)の胴部壁面が変形される場合、前記部分の接着剤
(3)がこの変形に倣って変形し易くなる。
また、一定量の接着剤(3)が用いられたとしても、接
着剤(3)と筒状体(1)の内周面及び鏡板部(22)の
周縁部との接触面積は、この部分の接着剤が中央部で凸
となる従来のものに比べて多くなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
鏡板部(22)及び筒状体(1)の胴部壁面が変形すると
き、これらの間に介在する断面V字状の接着剤部が、こ
の変形に倣って変形し易くなるから、内圧変化や衝撃荷
重によってシール部が損傷したり、シール性が低下した
りする不都合が防止できる。
又、接着剤(3)と筒状体(1)の内周面及び鏡板部
(22)の周縁部との接触面積は、上記した理由から従来
のものに比べて多くなるから、既述従来のものに比べて
シール性が向上する。
.第二番目の発明について、 [技術的課題] 第一番目の発明の圧力容器の製造において、その生産性
を高めるとともに、従来の製造工程に大幅な変更を加え
ることなく、第一番目の発明の圧力容器を製作できるよ
うにすることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決する為に講じた第二番目の発明の
技術的手段は『筒状体(1)の下端開放部(11)の近傍
の内周面に環状に接着剤(3)を塗布する工程と、この
下端開放部(11)から底板(2)を圧入又は嵌入する工
程と、底板(2)を挿入した筒状体(1)を下端開放部
(11)を内方に屈曲させて底板(2)のスカート部(2
1)をカシメ止める工程とからなるようにし、前記カシ
メ止め工程中及び/又はそれに続く後工程において筒状
体(1)を倒立状態に一定時間維持するようにした』こ
とである。
[作用] この第二番目の発明の上記技術的手段は次のように作用
する。
接着剤(3)の塗布及び底板(2)の圧入は既述従来の
製造方法と同様の方法が採用される。その後、筒状体
(1)は倒立状態に維持されて底板(2)のスカート部
(21)がカシメ止めされる。このカシメ止め工程の時間
及び/又はそれに続く後工程迄の倒立維持時間におい
て、底板(2)の圧入後に鏡板部(22)の周縁部に中央
部で凸となるように塊状に集合した接着剤(3)は、筒
状体(1)が倒立状態にあることから、筒状体(1)と
の接触している接着剤(3)が筒状体(1)の内周面に
沿って一定範囲流下する。
従って、中央で凸状となっていた接着剤(3)が筒状体
(1)の内周面側に流れることとなり、この中央部の接
着剤(3)の量は少くなる。即ち、接着剤(3)の集合
部の断面は略V字状となる。この状態で、接着剤(3)
を乾燥硬化させると、底板(2)と筒状体(1)とは確
実に底板(2)の周縁全域で接着されたこととなり、第
一番目の圧力容器が完成する。
[効果] 本発明は、上記構成であるから、次の特有の効果を有す
る。
筒状体(1)内に底板(2)を圧入した後、筒状体
(1)を倒立状態に設置して接着剤(3)の流下を図る
だけであるから、接着剤(3)の塗布作業として、特別
な作業をする必要がなく、しかも、従来の工程とほぼ同
様の工程第一番目の発明の圧力容器が製作できるから、
生産性の高いものとなる。
[実施例] 以下、第一番目の発明及び第二番目の発明の実施例を説
明するために、第二番目の発明の実施例を主にして、第
1図から第6図に基いて説明する。
この実施例の製造方法において、筒状体(1)及び底板
(2)の構成は既述従来のものとほぼ同様であり、接着
剤(3)の塗布工程では、下端開放部(11)の近傍の筒
状体(1)の内周面に接着剤(3)を環状に塗布する。
尚、この塗布工程では、第5図の如く、接着剤(3)を
吐出させるノズルを回転状態(例:150rpm)にある筒状
体(1)の内周面の所定の位置に対向させ、このノズル
から一定の吐出量(例:18cc/分)で、接着剤(3)を吐
出させると、所定量の接着剤(3)が塗布され、第1図
のように下端開放部(11)の近傍に接着剤(3)が環状
に塗布されることとなる。そして、この接着剤(3)の
塗布位置は、底板(2)を圧入した状態において、スカ
ート部(21)と筒状体(1)の下部内面との接触部域内
に位置する。
次いで、接着剤(3)を塗布した筒状体(1)の下端開
放部(11)側から、底板(2)を圧入し、第2図のよう
に、底板(2)のスカート部(21)の下端部と下端開放
部(11)とを一致させる。この状態では、接着剤(3)
は、同図のように、鏡板部(22)の外周縁部に塊状に集
合した状態にある。
その後、前記筒状体(1)と底板(2)の組み合せ体を
倒立状態にして、第3図・第4図のように、下端開放部
(11)を内方に屈曲させ、カールする。このカーリング
加工の方法は公知の方法と同様であるが、前記カーリン
グ加工の際、底板(2)と筒状体(1)との接着部は、
非硬化状態にあるから、下端開放部(11)が内方に屈曲
されるに伴なって底板(2)が内方(筒状体(1)の正
立状態における上方)に押し込められ、カーリング終了
時点では、第4図のようにスカート部(21)の先端部を
囲むようにカール部が全周に亙って形成され、前記スカ
ート部(21)がカール部の端縁によって押圧されること
となる。
この実施例の方法では、前記カーリングによるカシメ止
めの工程中において、一時的に底板(2)と筒状体
(1)との接合部を加熱する。これにより、硬化型の接
着剤(3)の場合でも、その粘度が一時的に極端に低下
して、鏡板部(22)の周縁部に集合した塊状の接着剤
(3)が筒状体(1)の内周面に沿って流下し易くな
る。従って、ごく短時間で接着剤(3)の集合部の断面
がV字状に変形する。
上記カシメ止め完了後、底板(2)を具備させた筒状体
(1)を正立状態に戻しても、雰囲気温度が低下するこ
とから、接着剤(3)の前記V字状断面は維持されたま
まとなる。
特に、この実施例のように、底板(2)を圧入した筒状
体(1)を倒立状態に維持して接着剤(3)の塊状集合
部をV字状に延展させる際、接着剤(3)を低粘度条件
に維持した場合には、接着剤(3)の塊状集合部のV字
状化が速やかに進行し、生産性が一層向上する。
このように接着剤(3)を一時的に低粘度にしない場合
には、上記カーリング加工終了後接着剤(3)が乾燥硬
化するまでの間、倒立状態に維持することも可能であ
り、この場合には、カシメ止め加工終了後の細口容器を
倒立状態でストックしておけばよい。
尚、上記実施例において、筒状体(1)を構成する材料
としては、鋼板,アルミメッキ鋼板,アルミニュームシ
ートと薄鋼板のクラッド鋼板及び内面に合成樹脂コーテ
ィングを施した複合鋼板等が採用可能である。
又、底板(2)と筒状体(1)とを接着する接着剤
(3)としては、二液製のエポキシ系の接着剤(エポキ
シ−アミン型接着剤,エポキシ−ウレタン型接着剤)等
のように、粘度の高い接着剤が有効である。
次に、接着剤(3)を加熱によって一時的に低粘度化す
る場合、上記エポキシ−アミン型の接着剤の場合には、
150℃:数秒程度の加熱でよく、第4図・第5図に示す
カーリング工程において、赤外線ヒータを加工域に照射
するか又は高周波加熱する方法が合理的である。
又、底板(2)のスカート部(21)の上端は、上記実施
例の場合、テーパ部を具備する構成としたが、これを第
6図のように、円弧状部(23)を具備するだけの構成と
しても、底板(2)を筒状体(1)に圧入する工程が円
滑なものとなる。このように、底板(2)を圧入する以
外に、僅かの間隙を有する所謂中間ばめのハメアイに設
定しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は第二番目の発明の実施例において、接着剤
(3)を塗布した筒状体(1)と底板(2)との関係を
示す説明図,第2図は圧入完了状態の説明図,第3図・
第4図はカーリング工程の説明図,第5図は接着剤
(3)の塗布工程の説明図,第6図は底板(2)の他の
形状の説明図,第7図・第8図は従来例の説明図であ
り、図中, (1)……筒状体、(11)……下端開放部 (2)……底板、(21)スカート部 (22)……鏡板部、(3)……接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−125917(JP,A) 特開 昭62−72443(JP,A) 特公 昭41−16277(JP,B1) 特公 昭48−23317(JP,B2) 特公 昭62−20100(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部開放状態に形成された筒状体(1)の
    下端開放部(11)にスカート部(21)を具備する底板
    (2)を圧入又は嵌入してスカート部(21)と下端開放
    部(11)とを接着剤(3)によって相互に接着するとと
    もに、下端開放部(11)を内方に屈曲させて底板(2)
    をカシメ止めし、前記接着剤(3)を乾燥硬化タイプと
    した形式の圧力容器において、接着剤(3)は、前記筒
    状体(1)と底板(2)との嵌合部と、この嵌合部の近
    傍における筒状体(1)の内周面とスカート部(21)の
    内方端縁との間まで、の範囲に連続的に介在され、か
    つ、筒状体(1)の内周面とスカート部(21)の内方端
    縁との間に介在する接着剤部は、底板(2)の鏡板部
    (22)に沿う部分から筒状体(1)の内周面に向かうよ
    うに略V字状断面に形成されてなる圧力容器。
  2. 【請求項2】底部開放状態に形成された筒状体(1)の
    下端開放部(11)にスカート部(21)を具備する底板
    (2)を圧入又は嵌入してスカート部(21)と下端開放
    部(11)とを接着剤(3)によって相互に接着するとと
    もに、下端開放部(11)を内方に屈曲させて底板(2)
    をカシメ止めし、前記接着剤(3)を乾燥硬化タイプと
    した形式の圧力容器の製造方法において、筒状体(1)
    の下端開放部(11)の近傍の内周面に環状に接着剤
    (3)を塗布する工程と、この下端開放部(11)から底
    板(2)を圧入又は嵌入する工程と、底板(2)を挿入
    した筒状体(1)を下端開放部(11)を内方に屈曲させ
    て底板(2)のスカート部(21)をカシメ止める工程と
    からなるようにし、前記カシメ止め工程中及び/又はそ
    れに続く後工程において筒状体(1)を倒立状態に一定
    時間維持するようにした圧力容器の製造方法。
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EP88311231A EP0318327B1 (en) 1987-11-27 1988-11-28 Metal container and method of manufacturing the same
DE88311231T DE3884762T2 (de) 1987-11-27 1988-11-28 Metallischer Behälter und Verfahren zu seiner Herstellung.
CA000596319A CA1329785C (en) 1987-11-27 1989-04-11 Metal container and method of manufacturing the same

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JPS6220100A (ja) * 1985-07-19 1987-01-28 株式会社富士通ゼネラル 空車表示方法
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