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JPH07322163A - テレビジョン受信装置及びテレビジョン受信装置におけるデータ処理方法 - Google Patents

テレビジョン受信装置及びテレビジョン受信装置におけるデータ処理方法

Info

Publication number
JPH07322163A
JPH07322163A JP6115381A JP11538194A JPH07322163A JP H07322163 A JPH07322163 A JP H07322163A JP 6115381 A JP6115381 A JP 6115381A JP 11538194 A JP11538194 A JP 11538194A JP H07322163 A JPH07322163 A JP H07322163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
moving image
processing method
television
characters
Prior art date
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Pending
Application number
JP6115381A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Watanabe
由則 渡辺
Taku Fujiwara
卓 藤原
Tadashi Minobe
正 美濃部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6115381A priority Critical patent/JPH07322163A/ja
Publication of JPH07322163A publication Critical patent/JPH07322163A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】内部に記憶されている動画像データを含む大量
のデータから、任意のデータを簡易に抽出できるテレビ
ジョン受信装置、及びそのテレビジョン受信装置におけ
るデータ処理方法を提供する。 【構成】文字、図形等のデータ信号をテレビジョン放送
表示画面にデータ表示画面として表示可能なテレビジョ
ン受信装置において、表示画面を指令する指令信号を入
力するための入力受付回路(12)と、上記文字等のデ
ータを階層的に分類して記憶する記憶回路(13)とを
有する。文字等のデータは階層的に分類され、分類項目
を表わす符号データを付加されて記憶回路(13)に第
1のデータとして記憶される。また、その階層的分類項
目の構成を表わすデータが第2のデータとして記憶回路
(13)に記憶される。こうして、大量のデータが記憶
されたテレビジョン受信装置から、特定のデータを簡易
に抽出して、画面に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受信装
置及びテレビジョン受信装置に於けるデータ処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送などにより、テレビジ
ョン受信装置の外部から入力された映像信号を画面表示
する場合に、従来からテレビジョン電波信号とともに静
止画像を伝送して、文字や図形を画面に表示することが
行なわれている。この場合に静止画像は、画像を画素ご
とに伝送するパターン伝送方式、画像を図形の素片ごと
に符号で伝送するコード方式、或いはこれらを併用した
もので現在文字多重放送として採用されているハイブリ
ッド方式などによって伝送される。いずれの方式にして
も文字、図形等のデータ信号(以下、単に文字等のデー
タという)は、映像信号の垂直帰線期間に重畳されたデ
ィジタル信号として伝送され、通常の映像信号によるテ
レビジョン放送表示画面とは別に処理されている。そし
てこの種の静止画像を再生するため、これまでは次に説
明するような信号処理が実行されていた。
【0003】図13は、従来のテレビジョン受信装置の
信号処理回路を示すブロック図である。アンテナやケー
ブルから入力するテレビジョン電波信号1は、チューナ
回路2に供給され、特定のチャネルの信号が選択されて
高周波増幅された後、中間周波信号に変換される。この
中間周波信号は映像検波増幅回路3に入力され、ここで
コンポジット信号が生成される。このコンポジット信号
はY/C分離回路4で輝度信号(Y信号)と色信号(C
信号)とに分離され、この輝度信号と色信号からマトリ
クス回路5によって原色信号が再生される。
【0004】上記テレビジョン電波信号から変換された
中間周波信号は、さらにデータ分離回路6に入力され
る。このデータ分離回路6では、入力された中間周波信
号から、映像信号の垂直帰線期間に重畳されているデー
タ信号を抽出して、誤り訂正回路7に出力する。誤り訂
正回路7は、伝送路誤りなどのデータエラーをチェック
して正しいデータに修正するものであって、この誤り訂
正回路7を介してデータ信号がデータ復号回路8に送ら
れる。データ復号回路8では、送出側で制作した静止画
像を構成する各画素データが表示用のビットマップとし
て再現され、あるいは文字コードに対応するパターンデ
ータを文字発生器(キャラクタジェネレータ)などから
読み出して、文字や図形などの情報がデータ表示画面の
原色信号として再生される。
【0005】9は、通常のテレビジョン放送画面とデー
タ表示画面とを切り換える原色信号切換回路である。こ
の原色信号切換回路9は、使用者が指令する表示画面の
指令信号に応じて、その内部スイッチを切り換えて映像
情報、あるいは静止画像情報を出力回路10を介して映
像表示部、例えばCRTなどで構成される表示回路11
に出力して、通常のテレビジョン放送画面あるいデータ
表示画面を表示する。12は、使用者(視聴者)が表示
画面の切り換えなどを指令するために使用する入力受付
回路である。
【0006】このような従来のテレビジョン受信装置で
取り扱われる静止画像情報は、主として文字や図形デー
タなどであり、例えば上記データ復号回路8内に設けた
フレームメモリなどで1画面分が蓄積されて、入力受付
回路12からの切換指令によってデータ表示画面として
表示できる。しかし、次の静止画像情報が入力される
と、現在表示されているデータ表示画面は消去され、し
かもそのデータが破棄される。また、フレームメモリな
どは1画面分しか設けられていないために、複数の静止
画像のデータ表示画面をテレビジョン受信装置内で記憶
して、それらを動画像として再生することはできなかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のテレビジョン受信装置では、テレビジョン電波
信号とともに伝送されてくる文字等のデータを実時間で
表示するだけであったため、使用者が必要とする静止画
像情報を適切なタイミングで再生することができないと
いう問題があった。
【0008】また、複数の文字等のデータを記憶してテ
レビジョン放送表示画面と切り換えて表示しようとして
も、使用者が必要とする情報を簡単に抽出することが困
難であった。この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、使用者が必要と
する静止画像情報を任意に抽出して利用できるようにし
たテレビジョン受信装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】また、第2の目的は、複数の文字等のデー
タを記憶して動画像データの再生を容易に行なえ、使用
者の操作性、及び視認性が良好なテレビジョン受信装置
におけるデータ処理方法を提供することである。
【0010】さらに、第3の目的は、例えばテレビジョ
ン番組紹介システムのような、動画像データを含む大量
のデータを記憶しているものにおいて、簡易にデータを
抽出できるテレビジョン受信装置、及びテレビジョン受
信装置におけるデータ処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るテレビジ
ョン受信装置は、文字、図形等のデータ信号(以下、単
に文字等のデータという)をテレビジョン放送表示画面
にデータ表示画面として表示可能なテレビジョン受信装
置において、表示画面を指令する指令信号を入力する指
令入力手段と、上記文字等のデータを階層的に分類して
記憶する記憶手段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1のテレビ
ジョン受信装置において、上記記憶手段は、複数の文字
等のデータを区分して記憶する第1の記憶エリアと、こ
れら文字等のデータを分類するための分類項目情報を記
憶する第2の記憶エリアとを含むことを特徴とする。請
求項3に係る発明は、請求項2のテレビジョン受信装置
において、上記記憶手段に記憶された分類項目情報を提
示する提示手段と、上記提示された分類項目情報から特
定の分類項目を選択する選択手段と、上記選択された分
類項目に対応する文字等のデータを上記第1の記憶エリ
アから抽出する抽出手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項3のテレビ
ジョン受信装置において、上記抽出手段は、画面に表示
されるアイコンとそれを選択するポインティングデバイ
スであることを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のテレビジョン受信装置において、上記記憶手段は、上
記文字等のデータとともに、複数フレーム分の静止画デ
ータで構成される動画像データとして記憶する記憶エリ
アを含み、さらに、これら静止画データから抽出すべき
フレームを指定するフレームカウンタとを有することを
特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項5のテレビ
ジョン受信装置において、上記表示画面は、文字データ
と動画像データとの間で表示画面を分割して同時に表示
するものであることを特徴とする。
【0016】請求項7に係るテレビジョン受信装置にお
けるデータ処理方法は、文字、図形等のデータ信号をテ
レビジョン放送表示画面にデータ表示画面として表示可
能なテレビジョン受信装置におけるデータ処理方法にお
いて、上記文字等のデータを階層的に分類して第1のデ
ータとして記憶するとともに、その階層的分類項目を表
わす符号データを第2のデータとして記憶することを特
徴とする。
【0017】請求項8に係る発明は、上記第1のデータ
の中から任意のデータを抽出する請求項7のデータ処理
方法であって、第2のデータから特定の分類項目を表わ
す符号データを選択する選択ステップと、上記選択され
た符号データによって第1のデータを抽出する抽出ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0018】請求項9に係る発明は、請求項8のデータ
処理方法において、上記第1のデータのうちの最下層に
分類されるデータは、少なくとも1以上の分類項目を表
わす符号データを付加して記憶されることを特徴とす
る。
【0019】請求項10に係る発明は、請求項9のデー
タ処理方法において、抽出ステップでは、第1のデータ
にそれぞれ付加された最下層の符号データと選択された
符号データとの間で比較、判定することにより、選択さ
れた特定の分類項目に対応する第1のデータを抽出する
ことを特徴とする。
【0020】請求項11に係る発明は、上記第1のデー
タの中に複数組の動画像データが記憶されている場合
に、その中から任意の動画像データを抽出する請求項7
のデータ処理方法であって、特定の動画像データの再生
が終了した後、再度、同一の動画像データを再生可能な
待機状態に保持することを特徴とする。
【0021】請求項12に係る発明は、請求項11のデ
ータ処理方法において、上記待機状態では、同一の動画
像データのうちの指定された任意の1フレームが連続し
て表示されることを特徴とする。
【0022】請求項13に係る発明は、請求項11のデ
ータ処理方法において、上記待機状態では、同一の動画
像データの再生が繰り返されることを特徴とする。
【0023】請求項14に係る発明は、請求項11ない
し13のデータ処理方法において、上記第1のデータ
は、複数のフレームから構成される動画像データを含む
テレビジョン番組情報であることを特徴とする。
【0024】
【作用】請求項1に係るテレビジョン受信装置では、指
令入力手段から表示画面を指令する指令信号を入力し
て、文字等のデータを階層的に分類して記憶する記憶手
段から文字等のデータを選択して画面に表示できる。そ
の際に使用者は、階層的に分類された多数のデータの中
から、簡単に特定の項目が選択できる。
【0025】請求項2に係るテレビジョン受信装置で
は、さらに記憶手段が、複数の文字等のデータを区分し
て記憶する第1の記憶エリアと、これら文字等のデータ
を分類するための分類項目情報を記憶する第2の記憶エ
リアとを含むので、少ない記憶領域を使用して大量のデ
ータが記憶でき、使用者のデータ処理などの操作性を高
めることができる。
【0026】請求項3に係るテレビジョン受信装置で
は、さらに上記記憶手段に記憶された分類項目情報を使
用者に提示し、提示された分類項目情報から特定の分類
項目を選択することによって、それに対応する文字等の
データが上記第1の記憶エリアから抽出される。
【0027】請求項4に係るテレビジョン受信装置で
は、画面に表示されるアイコンをポインティングデバイ
スで選択して、文字等のデータを抽出できる。
【0028】請求項5に係るテレビジョン受信装置で
は、上記記憶手段で複数フレーム分の静止画データで構
成される動画像データとして記憶している。フレームカ
ウンタに対して、これら静止画データから抽出すべきフ
レームを指定することによって、良好な操作性、及び視
認性が得られる。
【0029】請求項6に係るテレビジョン受信装置で
は、上記文字等のデータを表示する画面により、文字デ
ータと動画像データが同時に表示されるので、特に視認
性が良好となる。
【0030】請求項7に係るテレビジョン受信装置にお
けるデータ処理方法によれば、文字等のデータを階層的
に分類して第1のデータとして記憶するとともに、その
階層的分類項目を表わす符号データを第2のデータとし
て記憶することによって、大量のデータを記憶している
テレビジョン受信装置から特定のデータを抽出できる。
【0031】請求項8に係るデータ処理方法によれば、
第2のデータから特定の分類項目を表わす符号データを
選択し、この符号データによって第1のデータを抽出す
るようにしたので、少ないデータの処理操作によって簡
単に所望するデータを抽出できる。
【0032】請求項9に係るデータ処理方法では、第1
のデータのうちの最下層に分類されるデータは、少なく
とも1以上の分類項目を表わす符号データが付加されて
記憶されるので、そのデータ抽出操作が一層容易にな
る。
【0033】請求項10に係るデータ処理方法では、第
1のデータにそれぞれ付加された最下層の符号データと
選択された符号データとの間で比較、判定することによ
り、選択された分類項目に対応する第1のデータが抽出
される。
【0034】請求項11に係るデータ処理方法では、デ
ータの中に複数組の動画像データが記憶されている場合
に、特定の動画像データの再生が終了した後、再度、同
一の動画像データを再生可能な待機状態に保持するよう
にして、使用者の操作性を向上させることができる。
【0035】請求項12に係るデータ処理方法では、動
画像データが再生可能な待機状態で、同一の動画像デー
タのうちの指定された任意の1フレームを連続表示でき
るため、使用者の操作性、及び視認性が良好になる。
【0036】請求項13に係るデータ処理方法では、同
一の動画像データの再生を繰り返す状態で待機すること
によって、使用者は容易に動画像データの識別を行なえ
る。
【0037】請求項14に係るデータ処理方法では、複
数のフレームから構成される動画像データを含むテレビ
ジョン番組情報を記憶している、例えばテレビジョン番
組紹介システムのような、動画像データを含む大量のデ
ータを記憶しているものにおいて、簡易にデータを抽出
できる。
【0038】
【実施例】以下、添付した図面を参照して、この発明の
実施例を説明する。 実施例1
【0039】図1は、この発明のテレビジョン受信装置
の一例を示すブロック図である。図において、符号1〜
12の各ブロックは、図13に示す従来装置と同一の構
成である。しかし、磁気ディスクあるいはRAM等によ
って構成される記憶回路13が制御回路14を介してデ
ータ復号回路8に接続されている点で、従来装置とは異
なっている。
【0040】1はテレビジョン電波信号、2はテレビジ
ョン電波信号を選択及び高周波増幅した後に中間周波信
号に変換するチューナ回路、3は中間周波信号からコン
ポジット信号を生成する映像検波増幅回路、4はY/C
分離回路、5はY信号とC信号とから原色信号を生成す
るマトリクス回路、6は中間周波信号から文字等のデー
タを抽出するデータ分離回路、7は抽出されたデータに
含まれる伝送路誤りなどの誤りを訂正する誤り訂正回
路、8は抽出されたデータ信号から文字や図形などの情
報を再生して画面表示するための原色信号を作るデータ
復号回路、9は通常のテレビジョン放送画面(映像情
報)とデータ表示画面(静止画像情報)とを切り換える
原色信号切換回路である。
【0041】記憶回路13は、データ復号回路8で復号
されたデータを記憶保持するものであって、制御回路1
4を介して原色信号切換回路9およびデータ復号回路8
と接続されている。この記憶回路13は第1のデータエ
リア13aと第2のデータエリア13bを含み、それぞ
れのエリアには動画像を含むテレビジョン番組情報と、
テレビジョン番組の階層的分類項目情報とが記憶され
る。制御回路14は、データ復号回路8で復号されたデ
ータを記憶回路13の所定エリアに記憶保持するととも
に、必要に応じて記憶回路13からデータを抽出するた
めのものである。
【0042】10は出力回路、11は受像管などで構成
される映像表示回路、12は使用者からの指令を受け付
ける入力受付回路である。
【0043】次に、上記構成のテレビジョン受信装置の
動作について説明する。文字等のデータは、映像信号の
垂直帰線期間に重畳されたディジタル信号として放送局
から送出されているものとする。伝送されたデータは、
文字多重放送等と同様に、通常の映像信号によるテレビ
ジョン放送表示画面とは別に、データ復号回路8におい
て復号され、制御回路14により記憶回路13の第1の
データエリア13aに、第1のデータとして記憶保持さ
れる。また、第1のデータを分類する分類項目情報は、
第2のデータとして第2のデータエリア13bに記憶保
持される。なお、データ抽出時には、後述するデータ処
理方法によってデータが抽出でき、原色信号に変換され
て原色信号切換回路9から映像表示回路11に出力され
る。
【0044】図2は、データエリア13bに記憶される
階層的分類項目情報の階層構造の一例を示す図である。
また、図3はデータエリア13aに記憶されるテレビジ
ョン番組情報のデータ記憶形式を示す図である。
【0045】図2において、#10、#11、#12
は、放送局などから送出されたデータの第1次の分類項
目を表わす符号データである。また、#20、#21、
#22、#23、#24は、3つの第1次の分類項目の
下層に設定された第2次の分類項目を表わす符号データ
である。さらに、第2次の分類項目を表わす符号データ
#21の下層には、第3次の分類項目を表わす符号デー
タ#30、#31が存在している。なお、こうした分類
項目については、送られてくるテレビジョン番組情報の
データに対応する符号をテレビジョン受信装置側であら
かじめ用意しておくか、あるいは番組情報とは別に符号
データ自体が送られてくるものであって、これらの符号
データがデータ抽出に先立って第2のデータエリア13
bに記憶される。
【0046】図3に示すように、記憶回路13の第1の
データエリア13aには、そのデータ本体領域15a,
15b,15c・・・にそれぞれテレビジョン番組情報
のデータA,B,C・・・が記憶され、それぞれ対応す
る索引領域16a,16b,16c・・・にそのデータ
が属する最下層の符号データが分類項目情報として記憶
される。ここで最下層の符号データとは、その下層に符
号データを持たない分類項目情報、すなわち#20、#
30、#31、#11、#22、#23、#24の7種
類の符号データであり、テレビジョン番組情報のデータ
A,B,C・・・はそのいずれかに属するものとしてい
る。
【0047】たとえば、#10は映画番組、#11は音
楽番組、#12はスポーツ番組であって、それらの下層
の分類項目情報が図2に示すように設定されているとす
る。データAで表示される番組情報が洋画についてのも
のであれば、対応する索引領域16aには最下層の符号
データ#20が格納される。また、データBで表示され
る情報が音楽番組についてのものであれば、対応する索
引領域16bには符号データ#11が格納される。さら
に、データCで表示される番組情報が大人向けの邦画に
ついてのものであれば、対応する索引領域16bには最
下層の符号データ#30が格納される。
【0048】次に、データ抽出方法について説明する。
まず、使用者が表示させたいデータを指令するには、使
用者は入力受付回路12を操作して、第2のデータエリ
ア13bから対応する分類項目を選択する。制御回路1
4では、第1のデータエリア13aの索引領域16a,
16b,16c・・・の情報と、使用者が選択した分類
項目とを比較、判定して、その中に記憶保持されている
情報から、使用者が選択した分類項目に属する番組情報
を抽出する。抽出された番組情報は、映像表示回路11
に出力され、画面表示される。
【0049】以下では、図2に示すような階層構造の分
類項目から使用者が最下層の分類項目、例えば#20に
属する番組情報を希望する場合と、それ以外の分類項
目、例えば#10を選択して、その下層に属するすべて
の番組情報の表示を希望する場合とについて、順次に説
明する。
【0050】データ抽出に際して、まず、第2のデータ
エリア13bに記憶されている第1次の分類項目から符
号データ#10、#11、#12が使用者に選択肢とし
て提示される。これらの符号データ#10、#11、#
12は、映画番組の分類項目、音楽番組の分類項目、ス
ポーツ番組の分類項目として、映像表示回路11の例え
ばCRT等を使用して提示できる。表示画面を指令する
指令信号として、例えば上記入力受付回路12を使用者
が操作して、符号データ#10、即ち映画番組が選択さ
れると、さらに、その分類項目の下層に位置する第2次
の分類項目から符号データ#20、#21が選択肢とし
て使用者に提示される。使用者がその中から同様にして
符号データ#20を選択すると、それが階層的分類項目
の最下層に属する符号データであることから、制御回路
14では、第1のデータエリア13aの索引領域16
a,16b,16c・・・の符号データと、選択された
符号データ#20とが比較される。その結果、そのデー
タ本体領域15aと15dのデータAとDが選択された
ものと判定されて、その中に記憶保持されている番組情
報が抽出される。
【0051】使用者が映画番組の分類項目の下層に属す
るすべての番組情報を希望する場合、制御回路14で
は、符号データ#10の下層に存在する最下層の符号デ
ータ#20、#30及び#31について比較、判定が行
なわれる。その結果、索引領域16a,16c,16d
及び16gに対応するデータ本体領域からデータA,
C,D及びGが選択されたものと判定されて、その中に
記憶保持されている番組情報が抽出される。抽出された
データは、原色信号切換回路9に入力され、最終的に制
御回路14内のキャラクタジェネレータなどにより、映
像信号に変換されて映像表示回路11において表示され
る。
【0052】いずれの場合でも、テレビジョン受信装置
は番組情報などのデータそのものではなくて、そこに付
加された最下層の符号データと使用者が選択した符号デ
ータとを比較、判定して任意のデータが抽出できる。し
たがって、このテレビジョン受信装置で記憶されている
多数のデータを操作性良く抽出できるデータ抽出システ
ムが構築される。
【0053】なお、以上の説明では、記憶回路13を第
1、第2のデータエリアに区分して、データとそのデー
タの分類項目情報をそれぞれ記憶するようにしたが、テ
レビジョン受信装置内に複数の記憶回路を設けて、それ
ぞれ独立してデータとその分類項目を記憶するようにし
ても同様の効果を奏する。 実施例2
【0054】この実施例2は、文字等のデータが通常の
テレビジョン映像信号とは別の、例えば専用のチャネル
あるいは専用のケーブル回線などによって送信されてい
る場合の、テレビジョン受信装置である。
【0055】図4は、実施例2のテレビジョン受信装置
の構成を示すブロック図である。図において、17、1
8はいずれもチューナ回路である。第1のチューナ回路
17は、テレビジョン電波信号1から通常のテレビジョ
ン受信画像を選択して高周波増幅するものであり、中間
周波信号に変換してから、映像検波回路3に出力してい
る。第2のチューナ回路18では、テレビジョン電波信
号1の中から文字等のデータを送信しているチャネルが
選択され、それを高周波増幅した後にデータ分離回路6
に出力している。データの記憶、選択および再生等のた
めの回路構成は、実施例1のものと同様であるから、こ
こではその詳細は省略する。
【0056】このようなテレビジョン受信装置の構成で
あっても、実施例1で説明したデータ処理方法を適用し
て、同様の効果を奏することができる。 実施例3
【0057】図5は、この実施例3のテレビジョン受信
装置における階層的分類項目の構成を示す図である。図
において、#100、#101、#102はデータを分
類するための第1次の分類項目を表わす符号データであ
って、ここでは複数の動画像データの分類項目を表わし
ている。3種類の動画像データの下層にはそれぞれ複数
の動画像データが属しているが、ここでは符号データ#
101によって表わされる動画像データ(動画1)の下
層の分類項目は、符号データ#200(フレーム0)か
ら#299(フレーム99)までが用意されていて、そ
れぞれの符号データに1フレーム分の静止画データが対
応している。すなわち、ここでは動画像データは100
枚の静止画データから構成されているものとし、これら
の静止画データは、文字等のデータと同様に、映像信号
の垂直帰線期間に重畳されたディジタル信号として放送
局から送出され、図1のデータ復号回路8において復号
された後、制御回路14により記憶回路13の第1のデ
ータエリア13aに、第1のデータとして記憶保持され
る。また、これらの階層的分類項目の構成も、第2のデ
ータとして記憶回路13の第2のデータエリア13bに
記憶保持されている。なお、静止画データが実施例2の
ように、専用のチャネルあるいは専用のケーブル回線な
どによって、通常のテレビジョン映像信号とは別に送信
されていても良い。
【0058】図6は、この実施例3のテレビジョン受信
装置の第1のデータエリア13aにおけるデータ記憶形
式を示す図である。図6には、記憶回路13に記憶保持
されている動画像データのうち、動画1についてのみを
図示しているが、動画0、動画2のフレームデータも同
様に形成されている。このデータエリア13aは、デー
タ本体領域19と索引領域20とに区分され、データ本
体領域19には、動画1を構成する複数の静止画データ
が記憶され、索引領域20には静止画データの分類項目
を表わす符号データとして対応するフレーム番号が記憶
されている。また、上記制御回路14内にフレームカウ
ンタを設けて、抽出すべきフレームに対応する符号デー
タを指定することによって、静止画データはそのフレー
ム番号の順に連続して再生される。これら複数の静止画
データは、このフレームカウンタを使用することによっ
て1つの動画像を形成する。
【0059】図7は、この実施例3のテレビジョン受信
装置における画面構成の一例を示す図である。21は画
面本体、22は動画像データを再生する子画面、23は
画面上に設けられた動画像データ再生のための再生スイ
ッチ、24は同じく動画像データ再生停止のための停止
スイッチである。25は、これら画面に表示される再生
スイッチ23及び停止スイッチ24等のアイコンを選択
するポインティングカーソルである。なお、再生スイッ
チ23や停止スイッチ24は、例えば遠隔操作装置など
に物理的なスイッチとして設けても良い。
【0060】つぎに、この実施例3のテレビジョン受信
装置の動作について、図8、及び図9に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0061】使用者が分類項目情報の中から符号データ
#101(動画1)を選択した場合は、#101の下層
に存在する最下層の符号データ#200から#299に
対応するフレームデータ0からフレームデータ99がデ
ータエリア13aより抽出され、映像表示回路11によ
りただちにフレームデータ0から再生が開始される。
【0062】フレームデータ99まで再生が終了する以
前に、使用者がカーソルを動かして停止スイッチ24を
操作した場合には、動画像データの再生動作は停止す
る。また、再生が終了するまで使用者が停止スイッチ2
4を操作しなかった場合には、再生終了時のテレビジョ
ン受信装置の後処理方法として、2種類のパターンがあ
る。第1のパターンは、次に図8によって説明する静止
画表示パターンであり、第2は図9に示す動画像繰り返
しパターンである。いずれのパターンによる後処理であ
っても、抽出された動画像データを容易に識別すること
ができ、その際の視認性も向上する。
【0063】図8は、静止画表示による後処理方法を説
明するフローチャートである。この静止画表示パターン
は、動画像データの再生が終了した後、再生された動画
像データのうちの任意の1フレームを連続して表示しな
がら使用者からの入力を待つものである。図のステップ
300では、テレビジョン受信装置内部のフレームカウ
ンタに再生開始フレームの番号を指定している。すなわ
ち、フレームカウンタのカウンタ値Xに再生開始フレー
ム番号Aを代入する。次に、カウンタ値Xにより指定さ
れたフレームデータを抽出して再生する(ステップ30
1)。再生後に、停止スイッチ24からの入力が検出さ
れた場合には、処理を停止し(ステップ302)、検出
されない場合はステップ303に進む。ステップ303
では、カウンタ値Xと終了フレーム番号Bとを比較す
る。それらが等しくない場合には、カウンタ値Xに1を
加えて(ステップ304)から、ステップ301に戻っ
て、次のフレームデータを抽出して再生する。こうして
選択された動画1の先頭フレームから順次に静止画デー
タが再生される。
【0064】ステップ303で、カウンタ値Xと終了フ
レーム番号Bとを比較したとき、両者が等しい場合に
は、入力待機状態に移行する。入力待機状態では、例え
ば、最終フレーム(フレームデータ99)或いは初期フ
レーム(フレームデータ0)など、あらかじめ指定され
ているフレームの番号をカウンタ値Xに代入して(ステ
ップ305)、対応する静止画データを表示する(ステ
ップ306)。この入力待機状態では、まず再生スイッ
チ23からの再生要求入力が検知されたか否かの判定が
なされる(ステップ307)。この再生要求入力が検知
されると、ステップ300に戻ってフレームカウンタに
再生開始フレームの番号を指定し、動画像データの再生
が再開される。再生スイッチ23からの入力が検知され
ないときは、ステップ308に進み、停止スイッチ24
からの停止要求入力が検知されたか否かの判定がなされ
る(ステップ308)。この停止要求入力が検知される
と、静止画表示による後処理が終了するが、停止要求が
なければステップ306に戻って、あらかじめ指定され
た静止画データを表示しながら入力待機状態が継続す
る。
【0065】図9は、動画像の繰り返し表示による後処
理方法を説明するフローチャートである。この動画像繰
り返しパターンは、動画像データの再生が終了した後、
自動的に再度、先頭のフレーム(フレームデータ0)か
ら繰り返し再生表示しながら使用者からの入力を待つも
のである。
【0066】図のステップ309では、テレビジョン受
信装置内部のフレームカウンタに再生開始フレームの番
号を指定している。すなわち、フレームカウンタのカウ
ンタ値Xに再生開始フレーム番号Aを代入する。次に、
カウンタ値Xにより指定されたフレームデータを抽出し
て再生する(ステップ310)。再生後に、再生スイッ
チ23からの再生要求入力が検知された場合には、ステ
ップ309に戻り、再生開始フレームとして指定された
番号のフレームデータから再び再生される(ステップ3
11)。再生要求入力が検知されないときには、ステッ
プ312に進む。このステップ312では、停止スイッ
チ24からの停止要求入力が検出された場合には、処理
を停止し、検出されない場合はステップ313に進む。
ステップ313では、カウンタ値Xと終了フレーム番号
Bとを比較する。それらが等しくない場合には、カウン
タ値Xに1を加えて(ステップ314)から、ステップ
310に戻って、次のフレームデータを抽出して再生す
る。こうして選択された動画1の先頭フレームから順次
に静止画データが再生される。
【0067】ステップ313で、カウンタ値Xと終了フ
レーム番号Bとを比較したとき、両者が等しい場合に
は、ステップ309に戻って、開始フレームとして指定
された再生開始フレーム番号Aのフレームから再生が続
行される。このように動画像繰り返しパターンでは選択
された動画像データの再生が続行され、その状態で、ス
テップ311または312において、再生スイッチ23
からの再生要求入力、あるいは停止スイッチ24からの
停止要求入力が検知されないかぎり、選択された動画像
データを表示する状態は継続される。 実施例4
【0068】この実施例4は、テレビジョン番組情報の
分類に応用したデータ処理方法の一例である。図10
は、この実施例4のテレビジョン受信装置における階層
的分類項目の構成を示す図である。ここでは、テレビジ
ョン受信装置で受信されるテレビジョン番組情報は、番
組毎に番組名、チャンネル番号、番組所要時間、および
番組紹介用の動画像データから構成されている。
【0069】図10において、#1000ないし#10
04は、データを分類するための第1次の分類項目を表
わす符号データであって、この実施例4では、番組ジャ
ンルの第1の分類、即ち、ニュース番組(#100
0)、音楽番組(#1001)、映画番組(#100
2)、スポーツ番組(#1003)、その他の番組(#
1004)を表わしている。
【0070】#2000ないし#2004は、第1次の
分類項目を表わす符号データ#1002(映画番組)の
下層に設けられた第2次の分類項目を表わすものであっ
て、番組ジャンルの第2の分類、即ち映画番組ジャンル
を更にコメディ映画番組(#2000)、ホラー映画番
組(#2001)、SF映画番組(#2002)、時代
劇映画番組(#2003)、子供向け映画番組(#20
04)に分類する符号データとして使用されている。
【0071】#3000ないし#3004は、第2次の
分類項目#2002(SF映画番組)の下層に設けられ
た第3次の分類項目を表わす符号データであって、番組
ジャンルの第3の分類、即ち、SF映画番組ジャンルを
更に個別の映画タイトルごとに番組1(#3000)、
番組2(#3001)、番組3(#3002)、番組4
(#3003)、番組5(#3004)として分類する
ために使用されている。
【0072】#4000ないし#4302は、第3次の
分類項目#3002(番組3)の下層に設けられた第4
次の分類項目を表わす符号データであって、受信された
テレビジョン番組3の情報を、番組毎に番組名(#40
00)、チャンネル番号(#4001)、番組所要時間
(#4002)、および番組紹介用の動画像データを構
成する300フレームの静止画データ(#4003〜#
4302)に分類するものである。
【0073】ここでは第3次の分類項目の内、符号デー
タ#3002で表わされる番組についてのみ、その下層
の分類項目のテレビジョン番組情報を表わす符号データ
を図示している。そしてここでは図示されていないが、
第1次の分類項目によって分類される5種類の番組ジャ
ンルの最下層にもそれぞれ複数の番組情報が属してお
り、これらの階層的分類項目の構成についても第2のデ
ータとして記憶回路13の第2のデータエリア13bに
記憶保持されている。
【0074】図11は、この実施例4のテレビジョン受
信装置の第1のデータエリア13aにおけるデータ記憶
形式を示す図である。図11には、記憶回路13に記憶
保持されているデータのうち、番組3についてのデータ
の構成が図示されているが、最下層の分類項目として記
憶される全ての番組情報のデータも同様に構成されてい
る。
【0075】データエリア13aは、データ本体領域2
6と索引領域27とに区分され、データ本体領域26に
は、番組名、チャンネル番号、番組所要時間、および番
組紹介用の動画像データなど複数の静止画データが記憶
されている。また、索引領域27にはデータ本体領域2
6のデータの分類項目として、対応する分類項目を表わ
す符号データが記憶されている。
【0076】図12は、この実施例4のテレビジョン受
信装置における画面構成の一例を示す図である。28は
画面本体、29は動画像データを再生する子画面、30
は画面上で番組名を表示する番組表示エリア、31は同
じく画面上でチャンネル番号を表示するチャンネル番号
表示エリア、32は同じく画面上で所要時間を表示する
所要時間表示エリアである。33は画面上で停止スイッ
チを表示するアイコンである。34は、停止スイッチ3
3を操作して、番組データの表示を停止するためのポイ
ンティングカーソルである。なお、停止スイッチ33
は、例えば遠隔操作装置などに物理的なスイッチとして
設けても良い。
【0077】つぎに、この実施例4のテレビジョン受信
装置の動作について説明する。番組を抽出する際に、ま
ず第2のデータエリア13bに記憶保持されている階層
的分類項目から、番組ジャンルの第1の分類として、ニ
ュース番組(#1000)、音楽番組(#1001)、
映画番組(#1002)、スポーツ番組(#100
3)、その他の番組が使用者に提示される。使用者は、
その中から一つのジャンルを選択する。
【0078】ここで、使用者が映画番組を選択したとす
る。その場合に、符号データ#1002の下層項目とし
て記憶保持されている階層的分類項目である第2次の分
類項目が抽出される。すなわち、コメディ映画番組(#
2000)、ホラー映画番組(#2001)、SF映画
番組(#2002)、時代劇映画番組(#2003)、
子供向け映画番組(#2004)が提示され、そのいず
れか一つが使用者によって選択される。
【0079】さらに、使用者がSF映画番組(#200
2)を選択したとする。その場合に、その符号データ#
2002の下層項目として、複数の番組1〜5を表わす
符号データが記憶保持されているから、第3次の分類項
目である番組単位の分類項目が抽出される。すなわち、
使用者にはSF映画番組ジャンルの番組1(#300
0)、番組2(#3001)、番組3(#3002)、
番組4(#3003)、番組5(#3004)として、
映画タイトルが提示され、そのいずれか一つが使用者に
よって選択される。
【0080】いま、符号データ#3002によって表わ
される番組3が選択されたとすると、その下層に設けら
れている番組独自のデータは最下層分類項目に属するた
めに、符号データ#4000から#4302に対応する
データが第1のデータエリア13aより抽出される。こ
れらのデータは、番組3のテレビジョン番組情報として
その番組名、チャンネル番号、番組所要時間、および番
組紹介用の動画像データを図12に示す画面本体28に
表示する。
【0081】すなわち、図11のデータエリア26より
抽出されたデータのうち、図12の画面本体28上で番
組表示エリア30には、符号データ#4000に対応す
る番組名が表示され、チャンネル番号表示エリア31に
は、符号データ#4001に対応するチャンネル番号が
表示され、所要時間表示エリア32は符号データ#40
02に対応する所要時間が表示される。また、子画面2
9には、符号データ#4003〜#4302に対応する
300フレームの静止画データから構成される動画像が
再生される。
【0082】再生が終了した後の子画面29内の動画
は、上記実施例3と同様の、再生後処理が実行される。
データ表示を終了する場合には、カーソル34によって
停止スイッチ33を指定する。このように番組紹介シス
テムを構成することによって、テレビジョン受信装置の
操作性と視認性とを著しく向上することができる。な
お、図12の画面本体28には再生スイッチが設けられ
ていないが、カーソル34の位置入力機能を利用して、
例えば子画面29を指定する等によって、同様の効果を
奏するように構成できる。
【0083】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0084】請求項1に係るテレビジョン受信装置で
は、映像信号の表示とともに、文字等のデータを表示す
る場合に、文字等のデータを階層的に分類して記憶する
記憶手段から文字等のデータの画面を表示するようにし
た。そのため、使用者は階層的に分類された多数のデー
タの中から、簡単に特定のデータを選択できるという効
果がある。
【0085】請求項2に係るテレビジョン受信装置で
は、さらに複数の文字等のデータを区分して記憶する第
1の記憶エリアとは独立して、これら文字等のデータを
分類するための分類項目情報を記憶するようにした。そ
のため、少ない記憶領域を使用して大量のデータを記憶
できる。また、使用者が任意の分類項目を選択して、文
字データ等の表示をする際に、その操作性を高めること
ができるという効果がある。
【0086】請求項3に係るテレビジョン受信装置で
は、さらに記憶手段に記憶された分類項目情報を使用者
に提示し、提示された分類項目情報から特定の分類項目
を選択できる。したがって、それに対応する文字等のデ
ータが上記第1の記憶エリアより抽出され、使用者は必
要とする情報を任意に抽出して、画面表示することがで
きるという効果がある。
【0087】請求項4に係るテレビジョン受信装置で
は、画面に表示されたアイコンを選択して、使用者が必
要とする情報を抽出できる。したがって、使用者は一層
容易に必要とする情報を任意に抽出して利用できるとい
う効果がある。
【0088】請求項5に係るテレビジョン受信装置で
は、上記記憶手段で複数フレーム分の静止画データで構
成される動画像データとして記憶している。フレームカ
ウンタに対して、これら静止画データより抽出すべきフ
レームを指定することによって、動画像データを扱う上
で良好な操作性、及び視認性が得られるという効果があ
る。
【0089】請求項6に係るテレビジョン受信装置で
は、上記文字等のデータを表示する画面により、文字デ
ータと動画像データが同時に表示されるので、特に視認
性が良好となるという効果がある。
【0090】請求項7に係るテレビジョン受信装置にお
けるデータ処理方法によれば、階層的に分類された文字
等のデータを、その分類項目を表わす符号データととも
に記憶しているため、大量のデータを記憶しているテレ
ビジョン受信装置から、簡易に特定のデータを抽出でき
るという効果がある。
【0091】請求項8に係るデータ処理方法によれば、
第2のデータから特定の分類項目を表わす符号データを
選択して第1のデータを抽出するようにしたので、少な
いデータの操作によって簡単、かつ確実に所望するデー
タを抽出できるという効果がある。
【0092】請求項9に係るデータ処理方法では、第1
のデータのうちの最下層に分類されるデータが、少なく
とも1以上の分類項目を表わす符号データを付加して記
憶される。したがって、動画像データのような大量のデ
ータからのデータ抽出操作が一層容易になるという効果
がある。
【0093】請求項10に係るデータ処理方法では、第
1のデータにそれぞれ付加された最下層の符号データと
選択された符号データとの間で比較、判定することによ
り、選択された分類項目に対応する第1のデータが抽出
される。したがって、テレビジョン番組情報のように複
数の階層に分類されるデータを扱う場合に、迅速にデー
タの抽出ができるという効果がある。
【0094】請求項11に係るデータ処理方法では、デ
ータの中に複数組の動画像データが記憶されている場合
に、特定の動画像データの再生が終了した後、再度、同
一の動画像データを再生可能な待機状態に保持するよう
にして、使用者の操作性を向上させることができる。し
たがって、使用者が再度、動画像データを再生するよう
に指示するとき、簡単にその先頭、あるいは所定のフレ
ームを指定して再生ができる効果がある。
【0095】請求項12に係るデータ処理方法では、動
画像データが再生可能な待機状態で、同一の動画像デー
タのうちの指定された任意の1フレームを連続表示でき
るため、使用者の操作性、及び視認性が良好になる効果
がある。
【0096】請求項13に係るデータ処理方法では、同
一の動画像データの再生を繰り返す状態で待機すること
によって、使用者は容易に動画像データを識別できる効
果がある。
【0097】請求項14に係るデータ処理方法では、複
数のフレームから構成される動画像データを含むテレビ
ジョン番組情報を記憶している、例えばテレビジョン番
組紹介システムのような、動画像データを含む大量のデ
ータを記憶しているものにおいて、簡易にデータを抽出
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のテレビジョン受信装置の一例を示
すブロック図である。
【図2】 階層的分類項目情報の階層構造の一例を示す
図である。
【図3】 テレビジョン番組情報のデータ記憶形式の一
例を示す図である。
【図4】 実施例2のテレビジョン受信装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】 実施例3のテレビジョン受信装置における階
層的分類項目の構成を示す図である。
【図6】 実施例3の第1のデータエリアにおけるデー
タ記憶形式を示す図である。
【図7】 実施例3の画面構成の一例を示す図である。
【図8】 静止画表示による後処理方法を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】 動画像の繰り返し表示による後処理方法を説
明するフローチャートである。
【図10】 実施例4のテレビジョン受信装置における
階層的分類項目の構成を示す図である。
【図11】 実施例4の第1のデータエリアにおけるデ
ータ記憶形式を示す図である。
【図12】 実施例4の画面構成の一例を示す図であ
る。
【図13】 従来のテレビジョン受信装置の信号処理回
路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビジョン電波信号、2 チューナ回路、3 映
像検波増幅回路、4Y/C分離回路、5 マトリクス回
路、6 データ分離回路、7 誤り訂正回路、8 デー
タ復号回路、9 原色信号切換回路、10 出力回路、
11 映像表示回路、12 入力受付回路、13 記憶
回路13、14 制御回路、13a1のデータエリア、
13b 第2のデータエリア。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、図形等のデータ信号(以下、単に
    文字等のデータという)をテレビジョン放送表示画面に
    データ表示画面として表示可能なテレビジョン受信装置
    において、 表示画面を指令する指令信号を入力する指令入力手段
    と、 上記文字等のデータを階層的に分類して記憶する記憶手
    段と、を有することを特徴とするテレビジョン受信装
    置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、複数の文字等のデータ
    を区分して記憶する第1の記憶エリアと、これら文字等
    のデータを分類するための分類項目情報を記憶する第2
    の記憶エリアとを含むことを特徴とする請求項1に記載
    のテレビジョン受信装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段に記憶された分類項目情報
    を提示する提示手段と、 上記提示された分類項目情報から特定の分類項目を選択
    する選択手段と、 上記選択された分類項目に対応する文字等のデータを上
    記第1の記憶エリアから抽出する抽出手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受信装
    置。
  4. 【請求項4】 上記抽出手段は、画面に表示されるアイ
    コンとそれを選択するポインティングデバイスであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン受信装
    置。
  5. 【請求項5】 上記記憶手段は、上記文字等のデータと
    ともに、複数フレーム分の静止画データで構成される動
    画像データとして記憶する記憶エリアを含み、さらに、
    これら静止画データから抽出すべきフレームを指定する
    フレームカウンタとを有することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載のテレビジョン受信装置。
  6. 【請求項6】 上記表示画面は、文字データと動画像デ
    ータとの間で表示画面を分割して同時に表示するもので
    あることを特徴とする請求項5に記載のテレビジョン受
    信装置。
  7. 【請求項7】 文字、図形等のデータ信号をテレビジョ
    ン放送表示画面にデータ表示画面として表示可能なテレ
    ビジョン受信装置におけるデータ処理方法において、 上記文字等のデータを階層的に分類して第1のデータと
    して記憶するとともに、その階層的分類項目を表わす符
    号データを第2のデータとして記憶することを特徴とす
    るデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 上記第1のデータの中から任意のデータ
    を抽出するデータ処理方法であって、 第2のデータから特定の分類項目を表わす符号データを
    選択する選択ステップと、 上記選択された符号データによって第1のデータを抽出
    する抽出ステップと、を有することを特徴とする請求項
    7に記載のデータ処理方法。
  9. 【請求項9】 上記第1のデータのうちの最下層に分類
    されるデータは、少なくとも1以上の分類項目を表わす
    符号データを付加して記憶されることを特徴とする請求
    項8に記載のデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 上記抽出ステップでは、第1のデータ
    にそれぞれ付加された最下層の符号データと選択された
    符号データとの間で比較、判定することにより、選択さ
    れた特定の分類項目に対応する第1のデータを抽出する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 上記第1のデータの中に複数組の動画
    像データが記憶されている場合に、その中から任意の動
    画像データを抽出するデータ処理方法であって、 特定の動画像データの再生が終了した後、再度、同一の
    動画像データを再生可能な待機状態に保持することを特
    徴とする請求項7に記載のデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 上記待機状態では、同一の動画像デー
    タのうちの指定された任意の1フレームが連続して表示
    されることを特徴とする請求項11に記載のデータ処理
    方法。
  13. 【請求項13】 上記待機状態では、同一の動画像デー
    タの再生が繰り返されることを特徴とする請求項11に
    記載のデータ処理方法。
  14. 【請求項14】 上記第1のデータは、複数のフレーム
    から構成される動画像データを含むテレビジョン番組情
    報であることを特徴とする請求項11ないし13のいず
    れかに記載のデータ処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10294904A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Hitachi Ltd 受信装置
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