JPH07310242A - 紡機における停止方法及び停止制御装置 - Google Patents
紡機における停止方法及び停止制御装置Info
- Publication number
- JPH07310242A JPH07310242A JP10417394A JP10417394A JPH07310242A JP H07310242 A JPH07310242 A JP H07310242A JP 10417394 A JP10417394 A JP 10417394A JP 10417394 A JP10417394 A JP 10417394A JP H07310242 A JPH07310242 A JP H07310242A
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- motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スピンドル駆動用に可変速モータを使用しな
いリング精紡機等において、撚数の小さな紡出条件で
も、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴巻き及びボ
トムバンチを形成する。 【構成】 玉揚げのための機台停止に際して、スピンド
ル駆動用モータの惰性回転中に、トップバンチ、胴巻き
及びボトムバンチが形成される。スピンドル駆動用モー
タが惰性回転となった後、リングレールがトップバンチ
位置からボトムバンチ位置への下降途中にスピンドル駆
動用モータへの電源供給の再開及び再遮断が1回行われ
る。そして、胴巻き形成時にスピンドル回転速度が一時
的に上昇され、ボトムバンチ形成時もスピンドルが回転
状態に保持される。
いリング精紡機等において、撚数の小さな紡出条件で
も、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴巻き及びボ
トムバンチを形成する。 【構成】 玉揚げのための機台停止に際して、スピンド
ル駆動用モータの惰性回転中に、トップバンチ、胴巻き
及びボトムバンチが形成される。スピンドル駆動用モー
タが惰性回転となった後、リングレールがトップバンチ
位置からボトムバンチ位置への下降途中にスピンドル駆
動用モータへの電源供給の再開及び再遮断が1回行われ
る。そして、胴巻き形成時にスピンドル回転速度が一時
的に上昇され、ボトムバンチ形成時もスピンドルが回転
状態に保持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機における停止方法及び停止制御装置に係
り、詳しくはスピンドルを駆動するモータの惰性回転中
に少なくとも胴巻き(傾斜巻き)及びボトムバンチ(尻
巻き)を形成する玉揚げ時の停止方法及び停止制御装置
に関するものである。
糸機等の紡機における停止方法及び停止制御装置に係
り、詳しくはスピンドルを駆動するモータの惰性回転中
に少なくとも胴巻き(傾斜巻き)及びボトムバンチ(尻
巻き)を形成する玉揚げ時の停止方法及び停止制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機は糸むら及び糸切れを防止
するために、ドラフト装置からの糸の送り出し量すなわ
ちフロントローラの回転速度と、スピンドルの回転速度
とが一定の関係を保持した状態で駆動される。又、管替
え後の再起動時における糸の空ボビンへの自動巻付けを
確実に行う目的で、玉揚げのための停止時にはリングレ
ールがボトムバンチ位置まで降下されてスピンドル基部
あるいはボビン下部にボトムバンチが形成される。
するために、ドラフト装置からの糸の送り出し量すなわ
ちフロントローラの回転速度と、スピンドルの回転速度
とが一定の関係を保持した状態で駆動される。又、管替
え後の再起動時における糸の空ボビンへの自動巻付けを
確実に行う目的で、玉揚げのための停止時にはリングレ
ールがボトムバンチ位置まで降下されてスピンドル基部
あるいはボビン下部にボトムバンチが形成される。
【0003】又、ワインダ工程における口出しを容易に
するため、ボトムバンチに加えてトップバンチを形成す
る場合がある。トップバンチを形成する場合は、機台停
止時に先ずリングレールを上昇させてボビンの最上部に
トップバンチを形成した後、ボトムバンチを形成する。
トップバンチ形成終了後、ボトムバンチ位置まではリン
グレールが速い速度で下降され、管糸の外周に胴巻きが
形成される。
するため、ボトムバンチに加えてトップバンチを形成す
る場合がある。トップバンチを形成する場合は、機台停
止時に先ずリングレールを上昇させてボビンの最上部に
トップバンチを形成した後、ボトムバンチを形成する。
トップバンチ形成終了後、ボトムバンチ位置まではリン
グレールが速い速度で下降され、管糸の外周に胴巻きが
形成される。
【0004】スピンドルを駆動するモータとして、イン
バータにより変速制御されるモータあるいはサーボモー
タ等の可変速モータが使用されたリング精紡機では、胴
巻き及びボトムバンチ形成時のスピンドルの回転速度を
自由に変更できる。従って、胴巻き及びボトムバンチの
数を比較的容易に設定できる。
バータにより変速制御されるモータあるいはサーボモー
タ等の可変速モータが使用されたリング精紡機では、胴
巻き及びボトムバンチ形成時のスピンドルの回転速度を
自由に変更できる。従って、胴巻き及びボトムバンチの
数を比較的容易に設定できる。
【0005】スピンドルを駆動するモータとして可変速
モータ以外のモータ(定速度電動機)を使用したリング
精紡機では、例えば、特開昭63−256723号公報
に開示されているように、満管及び途中玉揚げのための
機台停止動作である胴巻き及びボトムバンチの形成は、
スピンドル駆動用のモータの惰性回転中に行われる。前
記モータの惰性回転時間は通常運転時のスピンドル回転
数にもよるが、十数秒から二十秒前後である。又、ボト
ムバンチに加えてトップバンチを形成する場合も、図4
に示すように、モータの惰性回転中にリングレールがト
ップバンチ位置PTまで上昇された後、ボトムバンチ位
置PBまで高速で下降され、その後、一次上昇位置PF
まで上昇される。
モータ以外のモータ(定速度電動機)を使用したリング
精紡機では、例えば、特開昭63−256723号公報
に開示されているように、満管及び途中玉揚げのための
機台停止動作である胴巻き及びボトムバンチの形成は、
スピンドル駆動用のモータの惰性回転中に行われる。前
記モータの惰性回転時間は通常運転時のスピンドル回転
数にもよるが、十数秒から二十秒前後である。又、ボト
ムバンチに加えてトップバンチを形成する場合も、図4
に示すように、モータの惰性回転中にリングレールがト
ップバンチ位置PTまで上昇された後、ボトムバンチ位
置PBまで高速で下降され、その後、一次上昇位置PF
まで上昇される。
【0006】玉揚げ停止の際の胴巻き数及びボトムバン
チ数は、管替えの際の糸切りにとって重要な要素であ
り、胴巻き数が多すぎると糸切断がスムーズに行われな
い。又、ボトムバンチをスピンドル下部に形成する場合
は、ボトムバンチ数が少な過ぎると糸切断がスムーズに
行われず、多すぎると除去処理に手間がかかるという問
題がある。
チ数は、管替えの際の糸切りにとって重要な要素であ
り、胴巻き数が多すぎると糸切断がスムーズに行われな
い。又、ボトムバンチをスピンドル下部に形成する場合
は、ボトムバンチ数が少な過ぎると糸切断がスムーズに
行われず、多すぎると除去処理に手間がかかるという問
題がある。
【0007】胴巻き数はリングレールがトップバンチ位
置からボトムバンチ位置まで下降する間におけるスピン
ドル回転速度、ドラフト装置からのフリースの送り出し
量(紡出量)及びリングレールの下降速度により決ま
る。リングレールの下降速度を速くして胴巻き数を少な
くすることは難しい。従って、適正な胴巻き数とするた
め、図4に示すようにトップバンチ位置PTからのリン
グレールの下降開始時期は、スピンドルの回転速度がか
なり低下した後に行われる。
置からボトムバンチ位置まで下降する間におけるスピン
ドル回転速度、ドラフト装置からのフリースの送り出し
量(紡出量)及びリングレールの下降速度により決ま
る。リングレールの下降速度を速くして胴巻き数を少な
くすることは難しい。従って、適正な胴巻き数とするた
め、図4に示すようにトップバンチ位置PTからのリン
グレールの下降開始時期は、スピンドルの回転速度がか
なり低下した後に行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】紡出量とスピンドル回
転速度との関係は撚数によって決まり、撚数が小さな紡
出条件の場合は、同じスピンドル回転速度であっても紡
出量が増える。そして、撚数が小さい場合は、適正な胴
巻き数を得るには、スピンドルの回転速度が充分小さく
なった時点でリングレールを下降させる必要がある。す
なわち、胴巻きが形成される胴巻き形成時tdにおける
スピンドル回転速度を小さくするため、図4に鎖線で示
すように、モータの惰性回転後におけるトップバンチ位
置PTからのリングレールの下降開始時期を遅らせる必
要がある。しかし、例えば40番より太い糸、あるいは
甘撚りの糸を紡出する場合、スピンドルの回転速度が適
正な胴巻き数を得る速度まで低下した時点でリングレー
ルの下降を開始させると、その後のモータの惰性回転時
間が短くなり、必要なボトムバンチ数を確保できないと
いう問題がある。又、必要なボトムバンチ数を確保する
のに充分なスピンドル回転速度の時点でリングレールの
下降を開始させると、胴巻き数が適正量より多くなると
いう問題がある。
転速度との関係は撚数によって決まり、撚数が小さな紡
出条件の場合は、同じスピンドル回転速度であっても紡
出量が増える。そして、撚数が小さい場合は、適正な胴
巻き数を得るには、スピンドルの回転速度が充分小さく
なった時点でリングレールを下降させる必要がある。す
なわち、胴巻きが形成される胴巻き形成時tdにおける
スピンドル回転速度を小さくするため、図4に鎖線で示
すように、モータの惰性回転後におけるトップバンチ位
置PTからのリングレールの下降開始時期を遅らせる必
要がある。しかし、例えば40番より太い糸、あるいは
甘撚りの糸を紡出する場合、スピンドルの回転速度が適
正な胴巻き数を得る速度まで低下した時点でリングレー
ルの下降を開始させると、その後のモータの惰性回転時
間が短くなり、必要なボトムバンチ数を確保できないと
いう問題がある。又、必要なボトムバンチ数を確保する
のに充分なスピンドル回転速度の時点でリングレールの
下降を開始させると、胴巻き数が適正量より多くなると
いう問題がある。
【0009】スピンドル駆動用モータとしてインバータ
等により変速制御可能なモータを使用すれば、前記の問
題を解消することが可能であるが、コストが高くなる。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的はスピンドル駆動用に可変速モータを使用しな
いリング精紡機等において、撚数の小さな紡出条件で
も、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴巻き及びボ
トムバンチを形成することができる紡機における停止方
法及び停止制御装置を提供することにある。
等により変速制御可能なモータを使用すれば、前記の問
題を解消することが可能であるが、コストが高くなる。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的はスピンドル駆動用に可変速モータを使用しな
いリング精紡機等において、撚数の小さな紡出条件で
も、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴巻き及びボ
トムバンチを形成することができる紡機における停止方
法及び停止制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、玉揚げのための機台停止
に際して、スピンドル駆動用モータの惰性回転中に、少
なくとも胴巻き及びボトムバンチを形成する紡機の停止
方法において、スピンドル駆動用モータが惰性回転とな
った後、所定時間経過後にスピンドル駆動用モータへの
電源供給の再開及び再遮断を少なくとも1回行い、胴巻
き及びボトムバンチ形成時の少なくとも一方においてス
ピンドル回転速度を一時的に上昇させるようにした。
め請求項1に記載の発明では、玉揚げのための機台停止
に際して、スピンドル駆動用モータの惰性回転中に、少
なくとも胴巻き及びボトムバンチを形成する紡機の停止
方法において、スピンドル駆動用モータが惰性回転とな
った後、所定時間経過後にスピンドル駆動用モータへの
電源供給の再開及び再遮断を少なくとも1回行い、胴巻
き及びボトムバンチ形成時の少なくとも一方においてス
ピンドル回転速度を一時的に上昇させるようにした。
【0011】又、請求項2に記載の発明では、スピンド
ル駆動用モータに定速度電動機を使用するとともに、機
台停止時に胴巻き及びバンチ形成動作が可能なリフティ
ング装置を備えた紡機において、スピンドル駆動用モー
タへの電源供給の遮断開始からの時間を計測する第1の
計時手段と、スピンドル駆動用モータへの電源供給再開
からの時間を計測する第2の計時手段と、玉揚げのため
の機台停止時にスピンドル駆動用モータが惰性回転とな
った後、前記両計時手段の信号に基づいて、所定時間経
過後にスピンドル駆動用モータへの電源供給の再開、再
遮断を制御する制御手段とを備えた。
ル駆動用モータに定速度電動機を使用するとともに、機
台停止時に胴巻き及びバンチ形成動作が可能なリフティ
ング装置を備えた紡機において、スピンドル駆動用モー
タへの電源供給の遮断開始からの時間を計測する第1の
計時手段と、スピンドル駆動用モータへの電源供給再開
からの時間を計測する第2の計時手段と、玉揚げのため
の機台停止時にスピンドル駆動用モータが惰性回転とな
った後、前記両計時手段の信号に基づいて、所定時間経
過後にスピンドル駆動用モータへの電源供給の再開、再
遮断を制御する制御手段とを備えた。
【0012】又、請求項3に記載の発明では、スピンド
ル駆動用モータに定速度電動機を使用するとともに、機
台停止時に胴巻き及びバンチ形成動作が可能なリフティ
ング装置を備えた紡機において、スピンドルの回転速度
を検出する回転速度検出手段と、リングレールの位置を
検出する位置検出手段と、玉揚げのための機台停止時に
前記回転速度検出手段及び位置検出手段の信号に基づい
て、胴巻き及びボトムバンチ形成時にスピンドルの回転
速度が所定範囲となるようにスピンドル駆動用モータへ
の電源供給の再開、再遮断を制御する制御手段とを備え
た。
ル駆動用モータに定速度電動機を使用するとともに、機
台停止時に胴巻き及びバンチ形成動作が可能なリフティ
ング装置を備えた紡機において、スピンドルの回転速度
を検出する回転速度検出手段と、リングレールの位置を
検出する位置検出手段と、玉揚げのための機台停止時に
前記回転速度検出手段及び位置検出手段の信号に基づい
て、胴巻き及びボトムバンチ形成時にスピンドルの回転
速度が所定範囲となるようにスピンドル駆動用モータへ
の電源供給の再開、再遮断を制御する制御手段とを備え
た。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明では、玉揚げのための機
台停止に際して、停止動作開始によりスピンドル駆動用
モータへの電源供給が遮断されて惰性回転となった後
に、少なくとも胴巻き及びボトムバンチが形成される。
スピンドル駆動用モータが惰性回転となるとスピンドル
回転速度が通常巻取り運転時の回転速度から徐々に低下
する。スピンドル回転速度が胴巻き形成に適正な速度と
なった時点でリングレールがボトムバンチ位置まで下降
され、ボトムバンチ位置に保持される。リングレールが
ボトムバンチ位置まで下降される間に胴巻きが形成さ
れ、ボトムバンチ位置に保持されている間にボトムバン
チが形成される。胴巻き時及びボトムバンチ時の少なく
とも一方において、スピンドル駆動用モータへの電源供
給の再開及び再遮断が少なくとも1回行われる。そし
て、スピンドル回転速度が一時的に上昇され、適正数の
ボトムバンチが形成されるまでスピンドルは確実に回転
状態に保持される。
台停止に際して、停止動作開始によりスピンドル駆動用
モータへの電源供給が遮断されて惰性回転となった後
に、少なくとも胴巻き及びボトムバンチが形成される。
スピンドル駆動用モータが惰性回転となるとスピンドル
回転速度が通常巻取り運転時の回転速度から徐々に低下
する。スピンドル回転速度が胴巻き形成に適正な速度と
なった時点でリングレールがボトムバンチ位置まで下降
され、ボトムバンチ位置に保持される。リングレールが
ボトムバンチ位置まで下降される間に胴巻きが形成さ
れ、ボトムバンチ位置に保持されている間にボトムバン
チが形成される。胴巻き時及びボトムバンチ時の少なく
とも一方において、スピンドル駆動用モータへの電源供
給の再開及び再遮断が少なくとも1回行われる。そし
て、スピンドル回転速度が一時的に上昇され、適正数の
ボトムバンチが形成されるまでスピンドルは確実に回転
状態に保持される。
【0014】又、請求項2に記載の発明では、スピンド
ル駆動用モータに定速度電動機が使用される。第1の計
時手段はスピンドル駆動用モータへの電源供給の遮断開
始からの時間を計測する。第2の計時手段はスピンドル
駆動用モータへの電源供給再開からの時間を計測する。
玉揚げのための機台停止時に、リフティング装置は胴巻
き及びバンチ動作を行う。制御手段はスピンドル駆動用
モータが惰性回転となった後、第1の計時手段の出力に
基づいて、電源供給の遮断開始から所定時間経過後にス
ピンドル駆動用モータへの電源供給を再開する。この時
期は胴巻き開始後となる。そして、制御手段は第2の計
時手段の出力信号に基づいて、電源供給の再開から所定
時間経過後にスピンドル駆動用モータへの電源供給を再
遮断する。その結果、スピンドル回転速度が充分低速と
なった時点で胴巻き形成が開始されても、スピンドルは
ボトムバンチ形成完了時まで確実に回転状態に保持され
る。
ル駆動用モータに定速度電動機が使用される。第1の計
時手段はスピンドル駆動用モータへの電源供給の遮断開
始からの時間を計測する。第2の計時手段はスピンドル
駆動用モータへの電源供給再開からの時間を計測する。
玉揚げのための機台停止時に、リフティング装置は胴巻
き及びバンチ動作を行う。制御手段はスピンドル駆動用
モータが惰性回転となった後、第1の計時手段の出力に
基づいて、電源供給の遮断開始から所定時間経過後にス
ピンドル駆動用モータへの電源供給を再開する。この時
期は胴巻き開始後となる。そして、制御手段は第2の計
時手段の出力信号に基づいて、電源供給の再開から所定
時間経過後にスピンドル駆動用モータへの電源供給を再
遮断する。その結果、スピンドル回転速度が充分低速と
なった時点で胴巻き形成が開始されても、スピンドルは
ボトムバンチ形成完了時まで確実に回転状態に保持され
る。
【0015】又、請求項3に記載の発明でも、スピンド
ル駆動用モータに定速度電動機が使用される。玉揚げの
ための機台停止時に、リフティング装置は胴巻き及びバ
ンチ動作を行う。回転速度検出手段はスピンドルの回転
速度を検出する。位置検出手段はリングレールの位置を
検出する。スピンドル駆動用モータが惰性回転となった
後、制御手段は回転速度検出手段及び位置検出手段の出
力信号に基づいて、胴巻き及びボトムバンチ形成時にス
ピンドルの回転速度が所定範囲となるようにスピンドル
駆動用モータへの電源供給の再開、再遮断を制御する。
その結果、適正胴巻き数を確保するためにスピンドル回
転速度を充分低速とした場合でも、スピンドルはボトム
バンチ形成完了時まで確実に回転状態に保持される。
ル駆動用モータに定速度電動機が使用される。玉揚げの
ための機台停止時に、リフティング装置は胴巻き及びバ
ンチ動作を行う。回転速度検出手段はスピンドルの回転
速度を検出する。位置検出手段はリングレールの位置を
検出する。スピンドル駆動用モータが惰性回転となった
後、制御手段は回転速度検出手段及び位置検出手段の出
力信号に基づいて、胴巻き及びボトムバンチ形成時にス
ピンドルの回転速度が所定範囲となるようにスピンドル
駆動用モータへの電源供給の再開、再遮断を制御する。
その結果、適正胴巻き数を確保するためにスピンドル回
転速度を充分低速とした場合でも、スピンドルはボトム
バンチ形成完了時まで確実に回転状態に保持される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図2に示すように、ドラフト装
置を構成するフロントローラ1はその回転軸1aの第1
端部に嵌着された歯車2と、スピンドル駆動用モータと
しての主モータMにより回転駆動されるドライビングシ
ャフト3との間に配設された歯車列(図示せず)を介し
て回転駆動されるようになっている。スピンドル4はド
ライビングシャフト3に固定されたチンプーリ5との間
に巻き掛けられたスピンドルテープ6を介して回転駆動
されるようになっている。すなわち、フロントローラ1
及びスピンドル4は、フロントローラ1からのフリース
の送り出し量(紡出量)と、スピンドル4の糸巻取り量
とが常に同量となるように回転される。両者の回転数比
は紡出条件(撚数)に従って設定されている。主モータ
Mには定速度電動機が使用され、電磁ブレーキMBを備
えている。
図3に従って説明する。図2に示すように、ドラフト装
置を構成するフロントローラ1はその回転軸1aの第1
端部に嵌着された歯車2と、スピンドル駆動用モータと
しての主モータMにより回転駆動されるドライビングシ
ャフト3との間に配設された歯車列(図示せず)を介し
て回転駆動されるようになっている。スピンドル4はド
ライビングシャフト3に固定されたチンプーリ5との間
に巻き掛けられたスピンドルテープ6を介して回転駆動
されるようになっている。すなわち、フロントローラ1
及びスピンドル4は、フロントローラ1からのフリース
の送り出し量(紡出量)と、スピンドル4の糸巻取り量
とが常に同量となるように回転される。両者の回転数比
は紡出条件(撚数)に従って設定されている。主モータ
Mには定速度電動機が使用され、電磁ブレーキMBを備
えている。
【0017】リフティング装置はラインシャフト7を介
してリングレール8を昇降動するようになっている。ラ
インシャフト7は精紡機機台の長手方向に沿って配設さ
れ、所定間隔でねじ歯車9(図2では1個のみ図示)が
一体回転可能に嵌着されている。リングレール8は複数
のポーカピラー10(図2では1本のみ図示)により支
持されている。ポーカピラー10は上下方向に移動可能
に機台フレーム(図示せず)に支承されるとともに、そ
の下部にスクリュー部10aが形成されている。スクリ
ュー部10aは機台フレームの所定高さ位置に回転可能
に支持されたナット体11に螺合している。ナット体1
1の外周にはねじ歯車9と噛合するねじ歯車(図示せ
ず)が一体に形成されている。ラインシャフト7はサー
ボモータ12の駆動軸に歯車列(図示せず)を介して連
結されている。サーボモータ12は制御装置13により
サーボドライバ14を介して駆動制御される。サーボモ
ータ12にはロータリエンコーダ12aが内蔵されてい
る。ロータリエンコーダ12aはリングレールの位置検
出手段を構成する。ラインシャフト7はサーボモータ1
2により駆動され、回転速度及び回転方向が自由に変更
可能となっている。そして、ラインシャフト7、ポーカ
ピラー10、ナット体11、サーボモータ12及び制御
装置13により停止時の胴巻き及びバンチ動作が可能な
リフティング装置が構成されている。
してリングレール8を昇降動するようになっている。ラ
インシャフト7は精紡機機台の長手方向に沿って配設さ
れ、所定間隔でねじ歯車9(図2では1個のみ図示)が
一体回転可能に嵌着されている。リングレール8は複数
のポーカピラー10(図2では1本のみ図示)により支
持されている。ポーカピラー10は上下方向に移動可能
に機台フレーム(図示せず)に支承されるとともに、そ
の下部にスクリュー部10aが形成されている。スクリ
ュー部10aは機台フレームの所定高さ位置に回転可能
に支持されたナット体11に螺合している。ナット体1
1の外周にはねじ歯車9と噛合するねじ歯車(図示せ
ず)が一体に形成されている。ラインシャフト7はサー
ボモータ12の駆動軸に歯車列(図示せず)を介して連
結されている。サーボモータ12は制御装置13により
サーボドライバ14を介して駆動制御される。サーボモ
ータ12にはロータリエンコーダ12aが内蔵されてい
る。ロータリエンコーダ12aはリングレールの位置検
出手段を構成する。ラインシャフト7はサーボモータ1
2により駆動され、回転速度及び回転方向が自由に変更
可能となっている。そして、ラインシャフト7、ポーカ
ピラー10、ナット体11、サーボモータ12及び制御
装置13により停止時の胴巻き及びバンチ動作が可能な
リフティング装置が構成されている。
【0018】制御装置13は主モータMをも駆動制御
し、玉揚げのための機台停止時に主モータへの電源供給
の再開、再遮断を制御する制御手段を構成する。図3に
示すように、制御装置13は、演算手段及び制御手段と
しての中央処理装置(以下、CPUという)15を備え
ている。制御装置13はプログラムメモリ16、作業用
メモリ17、入力装置18、入出力インタフェース1
9、主モータ駆動回路20a、サーボモータ駆動回路2
0b、電磁ブレーキ励消磁回路21及びタイマ22を備
えている。タイマ22が第1及び第2の計時手段を構成
する。CPU15はプログラムメモリ16に記憶された
所定のプログラムデータに基づいて動作する。プログラ
ムメモリ16は読出し専用メモリ(ROM)よりなり、
前記プログラムデータと、その実行に必要な各種データ
とが記憶されている。作業用メモリ17は読出し及び書
替え可能なメモリ(RAM)よりなり、入力装置18に
より入力されたデータやCPU15における演算処理結
果等を一時記憶する。入力装置18はキースイッチを備
えている。紡出糸番手、撚数、通常紡出運転時のスピン
ドル回転数、紡出長、リフト長、チェイス長等の紡出条
件データが入力装置18で入力される。又、トップバン
チ位置PT、ボトムバンチ位置PB、一次上昇位置P
F、トップバンチ時間t1 、ボトムバンチ時間t2 、ブ
レーキ開始時期tb、電源再供給時間tms、電源再遮
断時間tme等の停止動作条件データが入力装置18で
入力される。
し、玉揚げのための機台停止時に主モータへの電源供給
の再開、再遮断を制御する制御手段を構成する。図3に
示すように、制御装置13は、演算手段及び制御手段と
しての中央処理装置(以下、CPUという)15を備え
ている。制御装置13はプログラムメモリ16、作業用
メモリ17、入力装置18、入出力インタフェース1
9、主モータ駆動回路20a、サーボモータ駆動回路2
0b、電磁ブレーキ励消磁回路21及びタイマ22を備
えている。タイマ22が第1及び第2の計時手段を構成
する。CPU15はプログラムメモリ16に記憶された
所定のプログラムデータに基づいて動作する。プログラ
ムメモリ16は読出し専用メモリ(ROM)よりなり、
前記プログラムデータと、その実行に必要な各種データ
とが記憶されている。作業用メモリ17は読出し及び書
替え可能なメモリ(RAM)よりなり、入力装置18に
より入力されたデータやCPU15における演算処理結
果等を一時記憶する。入力装置18はキースイッチを備
えている。紡出糸番手、撚数、通常紡出運転時のスピン
ドル回転数、紡出長、リフト長、チェイス長等の紡出条
件データが入力装置18で入力される。又、トップバン
チ位置PT、ボトムバンチ位置PB、一次上昇位置P
F、トップバンチ時間t1 、ボトムバンチ時間t2 、ブ
レーキ開始時期tb、電源再供給時間tms、電源再遮
断時間tme等の停止動作条件データが入力装置18で
入力される。
【0019】電源再供給時間tmsすなわち主モータM
が惰性回転となった時点から電源再供給までの時間は紡
出条件によって異なり、予め試験運転により決められ
る。又、電源再遮断時間tmeすなわち主モータMへの
電源再供給が開始された時点から電源再遮断までの時間
も紡出条件によって異なり、予め試験運転により決めら
れる。
が惰性回転となった時点から電源再供給までの時間は紡
出条件によって異なり、予め試験運転により決められ
る。又、電源再遮断時間tmeすなわち主モータMへの
電源再供給が開始された時点から電源再遮断までの時間
も紡出条件によって異なり、予め試験運転により決めら
れる。
【0020】CPU15は入出力インタフェース19を
介してロータリエンコーダ12aと接続され、ロータリ
エンコーダ12aからの出力信号に基づいてリングレー
ル8の移動量及び位置を演算する。そして、CPU15
はその値に基づいて入力装置18で入力されたリフティ
ング条件となるように、リングレール8の反転時期を演
算し、サーボドライバ14を介してサーボモータ12を
駆動制御するようになっている。又、CPU15は電磁
ブレーキ励消磁回路21を介して電磁ブレーキMBを励
消磁制御する。
介してロータリエンコーダ12aと接続され、ロータリ
エンコーダ12aからの出力信号に基づいてリングレー
ル8の移動量及び位置を演算する。そして、CPU15
はその値に基づいて入力装置18で入力されたリフティ
ング条件となるように、リングレール8の反転時期を演
算し、サーボドライバ14を介してサーボモータ12を
駆動制御するようになっている。又、CPU15は電磁
ブレーキ励消磁回路21を介して電磁ブレーキMBを励
消磁制御する。
【0021】歯車2の近傍にはフロントローラ1の回転
に対応してパルス信号を出力するセンサ23が配設さ
れ、センサ23は入出力インタフェース19を介してC
PU15に接続されている。CPU15はセンサ23か
らの出力信号に基づいて紡出量を積算する。
に対応してパルス信号を出力するセンサ23が配設さ
れ、センサ23は入出力インタフェース19を介してC
PU15に接続されている。CPU15はセンサ23か
らの出力信号に基づいて紡出量を積算する。
【0022】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台の運転に先立ってまず撚数等の紡出条件
や停止動作時の停止動作条件データ等が入力装置18に
より入力される。通常運転時、制御装置13は入力装置
18により入力されて作業用メモリ17に記憶された紡
出条件に従って、サーボモータ12を主モータMと同期
して駆動制御する。サーボモータ12が駆動されると歯
車列を介してラインシャフト7が回転され、ねじ歯車9
を介してナット体11が回転される。そして、ナット体
11に螺合されたポーカピラー10が上昇あるいは下降
移動され、リングレール8等が昇降動される。サーボモ
ータ12の正転時にリングレール8等が上昇移動され、
逆転時に下降移動される。又、フロントローラ1から送
出された糸Yはスネルワイヤ24及びリング8a上を摺
動するトラベラ25を経てボビンBに巻き取られる。
説明する。機台の運転に先立ってまず撚数等の紡出条件
や停止動作時の停止動作条件データ等が入力装置18に
より入力される。通常運転時、制御装置13は入力装置
18により入力されて作業用メモリ17に記憶された紡
出条件に従って、サーボモータ12を主モータMと同期
して駆動制御する。サーボモータ12が駆動されると歯
車列を介してラインシャフト7が回転され、ねじ歯車9
を介してナット体11が回転される。そして、ナット体
11に螺合されたポーカピラー10が上昇あるいは下降
移動され、リングレール8等が昇降動される。サーボモ
ータ12の正転時にリングレール8等が上昇移動され、
逆転時に下降移動される。又、フロントローラ1から送
出された糸Yはスネルワイヤ24及びリング8a上を摺
動するトラベラ25を経てボビンBに巻き取られる。
【0023】紡出、巻取り運転が継続されて積算紡出量
が所定値に達すると、CPU15は主モータMの惰性回
転開始時期tFSを演算する。惰性回転開始時期tFSは図
1に示すように、ボトムバンチ開始時期tBSを基準にし
て設定される。トップバンチ時間t1 、トップバンチ位
置PT及びボトムバンチ位置PBは決められており、通
常巻取り位置からトップバンチ位置PTへの上昇速度及
び胴巻き形成時のリングレール8の下降速度も決まって
いる。又、紡出条件により主モータMが惰性回転となっ
た後、スピンドル4の回転速度が適正な胴巻き数を形成
可能な速度まで低下する時間はデータとしてプログラム
メモリ16に記憶されている。従って、CPU15はそ
れらのデータ等に基づいて、惰性回転開始時期tFSを演
算する。次にCPU15は惰性回転開始時期tFSに対応
するリングレール8の位置(惰性回転開始位置)を演算
する。そして、リングレール8が当該位置に達した時点
で、CPU15は主モータ駆動回路20aを介して主モ
ータMへの電源供給を遮断する。
が所定値に達すると、CPU15は主モータMの惰性回
転開始時期tFSを演算する。惰性回転開始時期tFSは図
1に示すように、ボトムバンチ開始時期tBSを基準にし
て設定される。トップバンチ時間t1 、トップバンチ位
置PT及びボトムバンチ位置PBは決められており、通
常巻取り位置からトップバンチ位置PTへの上昇速度及
び胴巻き形成時のリングレール8の下降速度も決まって
いる。又、紡出条件により主モータMが惰性回転となっ
た後、スピンドル4の回転速度が適正な胴巻き数を形成
可能な速度まで低下する時間はデータとしてプログラム
メモリ16に記憶されている。従って、CPU15はそ
れらのデータ等に基づいて、惰性回転開始時期tFSを演
算する。次にCPU15は惰性回転開始時期tFSに対応
するリングレール8の位置(惰性回転開始位置)を演算
する。そして、リングレール8が当該位置に達した時点
で、CPU15は主モータ駆動回路20aを介して主モ
ータMへの電源供給を遮断する。
【0024】その結果、主モータMは惰性回転となり、
図1に示すようにスピンドル4の回転速度が徐々に低下
する。主モータMが惰性回転となった後、しばらく通常
の昇降速度でリングレール8が移動され、その後、リン
グレール8がトップバンチ位置PTまで上昇されてトッ
プバンチが形成される。リングレール8はトップバンチ
位置PTにトップバンチ時間t1 の間保持された後、通
常の昇降速度よりずっと速い速度でボトムバンチ巻き位
置PBまで下降される。リングレール8はボトムバンチ
位置PTにボトムバンチ時間t2 の間保持された後、一
次上昇位置PFまで上昇される。そして、リングレール
8が一次上昇位置PFまで上昇された時点でブレーキ開
始時期tbとなって電磁ブレーキMBが励磁され、惰性
回転中の主モータMが停止されて機台が完全に停止され
る。
図1に示すようにスピンドル4の回転速度が徐々に低下
する。主モータMが惰性回転となった後、しばらく通常
の昇降速度でリングレール8が移動され、その後、リン
グレール8がトップバンチ位置PTまで上昇されてトッ
プバンチが形成される。リングレール8はトップバンチ
位置PTにトップバンチ時間t1 の間保持された後、通
常の昇降速度よりずっと速い速度でボトムバンチ巻き位
置PBまで下降される。リングレール8はボトムバンチ
位置PTにボトムバンチ時間t2 の間保持された後、一
次上昇位置PFまで上昇される。そして、リングレール
8が一次上昇位置PFまで上昇された時点でブレーキ開
始時期tbとなって電磁ブレーキMBが励磁され、惰性
回転中の主モータMが停止されて機台が完全に停止され
る。
【0025】トップバンチ位置からリングレール8が下
降を開始する時点では、スピンドル4の回転速度は適正
数の胴巻きを形成するのに充分な低速となっている。従
って、リングレール8がトップバンチ位置PTからボト
ムバンチ位置PBまで移動する間に管糸の外周に適正数
の胴巻きが形成される。リングレール8の下降開始時に
おけるスピンドル4の回転速度が充分小さいため、その
まま停止動作の最後まで主モータMが再起動されない
と、ボトムバンチが必要数形成される前に主モータMが
完全に停止する。しかし、CPU15は主モータMへの
電源供給遮断開始からの経過時間をタイマ22で計測
し、電源再供給時間tms経過した時点で、主モータ駆
動回路20aを介して主モータMに再び電源を供給す
る。そして、CPU15は主モータMへの電源供給再開
からの経過時間をタイマ22で計測し、電源再遮断時間
tme経過後、再び主モータMへの電源供給を遮断す
る。従って、電源再遮断時間tmeの間、主モータMが
駆動されてスピンドル4の回転速度が上昇される。その
結果、スピンドル4はボトムバンチが形成される間も確
実に回転状態に保持され、リングレール8がボトムバン
チ位置PBに保持されている間に適正数のボトムバンチ
が形成される。電源再遮断時間tmeはスピンドル4の
回転速度が適正数の胴巻き形成に好ましい速度より高速
にならない値に設定されているので、主モータMの再起
動により胴巻き数が過剰になることはない。
降を開始する時点では、スピンドル4の回転速度は適正
数の胴巻きを形成するのに充分な低速となっている。従
って、リングレール8がトップバンチ位置PTからボト
ムバンチ位置PBまで移動する間に管糸の外周に適正数
の胴巻きが形成される。リングレール8の下降開始時に
おけるスピンドル4の回転速度が充分小さいため、その
まま停止動作の最後まで主モータMが再起動されない
と、ボトムバンチが必要数形成される前に主モータMが
完全に停止する。しかし、CPU15は主モータMへの
電源供給遮断開始からの経過時間をタイマ22で計測
し、電源再供給時間tms経過した時点で、主モータ駆
動回路20aを介して主モータMに再び電源を供給す
る。そして、CPU15は主モータMへの電源供給再開
からの経過時間をタイマ22で計測し、電源再遮断時間
tme経過後、再び主モータMへの電源供給を遮断す
る。従って、電源再遮断時間tmeの間、主モータMが
駆動されてスピンドル4の回転速度が上昇される。その
結果、スピンドル4はボトムバンチが形成される間も確
実に回転状態に保持され、リングレール8がボトムバン
チ位置PBに保持されている間に適正数のボトムバンチ
が形成される。電源再遮断時間tmeはスピンドル4の
回転速度が適正数の胴巻き形成に好ましい速度より高速
にならない値に設定されているので、主モータMの再起
動により胴巻き数が過剰になることはない。
【0026】又、複数台の精紡機の玉揚げを1台の玉揚
機(管替機)で行う場合、予め設定された玉揚げ時間に
なると、管糸が満管となる前に玉揚げを行う場合があ
る。その場合は、CPU15は所定時間になると、前記
満管停止時と同様にサーボモータ12及び主モータMを
駆動制御して停止動作を行う。
機(管替機)で行う場合、予め設定された玉揚げ時間に
なると、管糸が満管となる前に玉揚げを行う場合があ
る。その場合は、CPU15は所定時間になると、前記
満管停止時と同様にサーボモータ12及び主モータMを
駆動制御して停止動作を行う。
【0027】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)リングレール8の下降中、スピンドル4の回転速
度の変化が小さいと、均等な幅の胴巻きが形成される。
スピンドル4の回転速度の変化を小さくするには、主モ
ータMへの電源供給の再開をリングレール8の下降中に
行い、しかも電源再供給時のスピンドル回転速度の急上
昇を抑制する必要がある。主モータMにリアクター回路
を介して電源供給を行うことにより、図1に鎖線で示す
ようにスピンドル回転速度の急上昇が抑制される。又、
主モータMへの電源供給の再開時期は胴巻き形成時すな
わちリングレール8のトップバンチ位置からの下降途中
に限らず、ボトムバンチ形成時に行ってもよい。
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)リングレール8の下降中、スピンドル4の回転速
度の変化が小さいと、均等な幅の胴巻きが形成される。
スピンドル4の回転速度の変化を小さくするには、主モ
ータMへの電源供給の再開をリングレール8の下降中に
行い、しかも電源再供給時のスピンドル回転速度の急上
昇を抑制する必要がある。主モータMにリアクター回路
を介して電源供給を行うことにより、図1に鎖線で示す
ようにスピンドル回転速度の急上昇が抑制される。又、
主モータMへの電源供給の再開時期は胴巻き形成時すな
わちリングレール8のトップバンチ位置からの下降途中
に限らず、ボトムバンチ形成時に行ってもよい。
【0028】(2)機台の停止動作時に主モータMが惰
性回転となった後、主モータMへの電源供給の再開及び
再遮断の回数を2回以上としてもよい。例えば、紡出糸
番手が10番より小さくしかも甘撚りの糸を紡出する場
合は、同じスピンドル回転数でも紡出量が多いため、胴
巻き形成に適正なスピンドル回転速度が小さくなる。そ
の結果、主モータMへの電源供給の再開及び再遮断を1
回だけ行って、ボトムバンチ形成時までスピンドル4を
回転状態に保持するためには、電源再遮断時間tmeを
長くする必要があり、スピンドル回転速度が適正速度よ
り高くなる場合がある。しかし、主モータMへの電源供
給の再開及び再遮断を複数回行うことにより、スピンド
ル4の回転速度をボトムバンチ形成完了まで適正速度に
保持できる。
性回転となった後、主モータMへの電源供給の再開及び
再遮断の回数を2回以上としてもよい。例えば、紡出糸
番手が10番より小さくしかも甘撚りの糸を紡出する場
合は、同じスピンドル回転数でも紡出量が多いため、胴
巻き形成に適正なスピンドル回転速度が小さくなる。そ
の結果、主モータMへの電源供給の再開及び再遮断を1
回だけ行って、ボトムバンチ形成時までスピンドル4を
回転状態に保持するためには、電源再遮断時間tmeを
長くする必要があり、スピンドル回転速度が適正速度よ
り高くなる場合がある。しかし、主モータMへの電源供
給の再開及び再遮断を複数回行うことにより、スピンド
ル4の回転速度をボトムバンチ形成完了まで適正速度に
保持できる。
【0029】(3)主モータMとドライビングシャフト
3との間に、例えば特開昭61−201028号公報に
開示された装置のように段付プーリ及びベルトシフター
を備えた変速装置を設け、通常紡出運転時のスピンドル
回転速度を複数段回に変速可能としてもよい。この場合
は、停止動作時にスピンドルが最高速度で回転されてい
る状態から主モータを惰性回転とするのではなく、変速
装置でスピンドルを低速回転とした後、主モータを惰性
回転にする。
3との間に、例えば特開昭61−201028号公報に
開示された装置のように段付プーリ及びベルトシフター
を備えた変速装置を設け、通常紡出運転時のスピンドル
回転速度を複数段回に変速可能としてもよい。この場合
は、停止動作時にスピンドルが最高速度で回転されてい
る状態から主モータを惰性回転とするのではなく、変速
装置でスピンドルを低速回転とした後、主モータを惰性
回転にする。
【0030】(4)満管に伴う停止時及び途中玉揚げ停
止時にトップバンチを形成せずに、ボトムバンチのみを
形成する停止方法に適用してもよい。この場合もボトム
バンチ開始時期を基準にして惰性回転開始時期tFSが演
算される。
止時にトップバンチを形成せずに、ボトムバンチのみを
形成する停止方法に適用してもよい。この場合もボトム
バンチ開始時期を基準にして惰性回転開始時期tFSが演
算される。
【0031】(5)主モータMが惰性回転となった後に
通常巻取り位置でリングレール8を昇降動させるときの
移動速度を、通常巻取り時と異なる速度としてもよい。
例えば、一般に通常巻取り時には上昇時より下降時の速
度が速いが、リングレール8の上昇速度を下降速度と同
じにしてもよい。この場合惰性回転開始時期tFSの演算
が容易となる。
通常巻取り位置でリングレール8を昇降動させるときの
移動速度を、通常巻取り時と異なる速度としてもよい。
例えば、一般に通常巻取り時には上昇時より下降時の速
度が速いが、リングレール8の上昇速度を下降速度と同
じにしてもよい。この場合惰性回転開始時期tFSの演算
が容易となる。
【0032】(6)電源再供給時間tms及び電源再遮
断時間tmeをCPU15がタイマ22に基づいてそれ
ぞれ演算する構成に代えて、電源再供給時間tms経過
するとタイムアップする第1の計時手段としてのタイマ
と、電源再遮断時間tme経過するとタイムアップする
第2の計時手段としてのタイマとをそれぞれ別に設けて
もよい。
断時間tmeをCPU15がタイマ22に基づいてそれ
ぞれ演算する構成に代えて、電源再供給時間tms経過
するとタイムアップする第1の計時手段としてのタイマ
と、電源再遮断時間tme経過するとタイムアップする
第2の計時手段としてのタイマとをそれぞれ別に設けて
もよい。
【0033】(7)スピンドル4の回転速度を検出する
回転速度検出手段を設け、機台停止動作時に、胴巻き形
成時期及び主モータMへの電源供給再開時期をスピンド
ル4の回転速度を検出する回転速度検出手段の検出信号
に基づいて決めてもよい。回転速度検出手段として例え
ば、ドライビングシャフト3にロータリエンコーダが装
備される。そして、リングレール8がトップバンチ位置
PTにある状態でスピンドル4の回転速度が胴巻き形成
に適した速度となった時点でリングレール8の下降が開
始され、その後、回転速度が所定の値となった時点で主
モータMへの電源供給が再開される。この場合は主モー
タMの惰性回転時におけるスピンドル回転速度の低下状
態に変動があっても確実に胴巻き形成時期及び主モータ
Mへの電源供給時期を所定のスピンドル回転速度に対応
させることができる。
回転速度検出手段を設け、機台停止動作時に、胴巻き形
成時期及び主モータMへの電源供給再開時期をスピンド
ル4の回転速度を検出する回転速度検出手段の検出信号
に基づいて決めてもよい。回転速度検出手段として例え
ば、ドライビングシャフト3にロータリエンコーダが装
備される。そして、リングレール8がトップバンチ位置
PTにある状態でスピンドル4の回転速度が胴巻き形成
に適した速度となった時点でリングレール8の下降が開
始され、その後、回転速度が所定の値となった時点で主
モータMへの電源供給が再開される。この場合は主モー
タMの惰性回転時におけるスピンドル回転速度の低下状
態に変動があっても確実に胴巻き形成時期及び主モータ
Mへの電源供給時期を所定のスピンドル回転速度に対応
させることができる。
【0034】(8)リフティング装置を構成するライン
シャフト7をサーボモータ12で駆動する構成に代え
て、実公平6−462号公報に開示された装置のよう
に、主モータMにより駆動されるドラフト駆動系の動力
をギヤボックスを介してラインシャフトに伝達可能な構
成としてもよい。この場合、通常紡出時にはギヤボック
ス内に設けられた一対の電磁クラッチの励消磁によりラ
インシャフトの回転方向が変更される。又、停止動作時
には、リングレールは揺動モータによりドラフト駆動系
側と独立して昇降動される。
シャフト7をサーボモータ12で駆動する構成に代え
て、実公平6−462号公報に開示された装置のよう
に、主モータMにより駆動されるドラフト駆動系の動力
をギヤボックスを介してラインシャフトに伝達可能な構
成としてもよい。この場合、通常紡出時にはギヤボック
ス内に設けられた一対の電磁クラッチの励消磁によりラ
インシャフトの回転方向が変更される。又、停止動作時
には、リングレールは揺動モータによりドラフト駆動系
側と独立して昇降動される。
【0035】(9)ハートカムによる揺動を基礎として
リングレール等の昇降運動を行うリフティング装置を備
えた紡機に具体化してもよい。この場合も実公平6−4
62号公報に開示された装置のように、満管停止時にリ
ングレールは揺動モータによりドラフト駆動系側と独立
して昇降動される。従って、この構成の場合はハートカ
ムを利用してリングレール等を昇降運動させる既設の紡
機機台にも適用できる。
リングレール等の昇降運動を行うリフティング装置を備
えた紡機に具体化してもよい。この場合も実公平6−4
62号公報に開示された装置のように、満管停止時にリ
ングレールは揺動モータによりドラフト駆動系側と独立
して昇降動される。従って、この構成の場合はハートカ
ムを利用してリングレール等を昇降運動させる既設の紡
機機台にも適用できる。
【0036】(10)リングレールの位置検出手段とし
てロータリエンコーダ以外のものを使用してもよい。例
えば、リングレールの昇降範囲の近傍に多数の永久磁石
がそのN極とS極とが交互に配列されたいわゆるマグネ
ットスケールを配設するとともに、その検出部をリング
レールに一体移動可能に固定した構成の装置を採用して
もよい。又、リニアポテンショメータを移動量検出手段
として使用してもよい。又、ロータリエンコーダの取付
け位置は、ラインシャフトの回転と同期して回転される
部品であれば、適宜の位置に取付けてよい。
てロータリエンコーダ以外のものを使用してもよい。例
えば、リングレールの昇降範囲の近傍に多数の永久磁石
がそのN極とS極とが交互に配列されたいわゆるマグネ
ットスケールを配設するとともに、その検出部をリング
レールに一体移動可能に固定した構成の装置を採用して
もよい。又、リニアポテンショメータを移動量検出手段
として使用してもよい。又、ロータリエンコーダの取付
け位置は、ラインシャフトの回転と同期して回転される
部品であれば、適宜の位置に取付けてよい。
【0037】(11)スピンドル4をチンプーリ5に巻
き掛けられるスピンドルテープ6で駆動する構成に代え
て、タンゼンシャルベルトにより駆動する構成としても
よい。又、リング撚糸機に適用してもよい。
き掛けられるスピンドルテープ6で駆動する構成に代え
て、タンゼンシャルベルトにより駆動する構成としても
よい。又、リング撚糸機に適用してもよい。
【0038】前記実施例及び変更例から把握できる請求
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1に記載の発明において、スピンドル駆動
用モータへの電源供給の再開及び再遮断を複数回行うと
ともに、胴巻き形成時に少なくとも1回行う。この場
合、紡出糸番手が10番より小さくしかも甘撚りの糸を
紡出するときに、胴巻き形成が適正なスピンドル回転速
度で行われるとともに、スピンドルの回転速度をボトム
バンチ形成完了まで適正速度に保持できる。
項記載以外の発明について、以下にその効果とともに記
載する。 (1)請求項1に記載の発明において、スピンドル駆動
用モータへの電源供給の再開及び再遮断を複数回行うと
ともに、胴巻き形成時に少なくとも1回行う。この場
合、紡出糸番手が10番より小さくしかも甘撚りの糸を
紡出するときに、胴巻き形成が適正なスピンドル回転速
度で行われるとともに、スピンドルの回転速度をボトム
バンチ形成完了まで適正速度に保持できる。
【0039】(2)請求項2又は請求項3に記載の発明
において、スピンドル駆動用モータへの電源供給回路に
リアクター回路を設ける。この場合、電源再供給時のス
ピンドル回転速度の急上昇を抑制でき、均等な幅の胴巻
きを形成できる。
において、スピンドル駆動用モータへの電源供給回路に
リアクター回路を設ける。この場合、電源再供給時のス
ピンドル回転速度の急上昇を抑制でき、均等な幅の胴巻
きを形成できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、スピンドル駆動用に可変速モー
タを使用しないリング精紡機等において、撚数の小さな
紡出条件でも、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴
巻き及びボトムバンチを形成することができる。
に記載の発明によれば、スピンドル駆動用に可変速モー
タを使用しないリング精紡機等において、撚数の小さな
紡出条件でも、玉揚げのための機台停止時に適正数の胴
巻き及びボトムバンチを形成することができる。
【0041】又、請求項3に記載の発明では、スピンド
ル駆動用モータの惰性回転時におけるスピンドル回転速
度の低下状態に変動があっても確実に胴巻き形成時期及
びスピンドル駆動用モータへの電源供給時期を所定のス
ピンドル回転速度に対応させることができる。
ル駆動用モータの惰性回転時におけるスピンドル回転速
度の低下状態に変動があっても確実に胴巻き形成時期及
びスピンドル駆動用モータへの電源供給時期を所定のス
ピンドル回転速度に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のリングレール位
置変化及びスピンドル回転速度変化を示す線図である。
置変化及びスピンドル回転速度変化を示す線図である。
【図2】同じく駆動系の概略構成図である。
【図3】制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】従来装置の機台停止動作時のリングレール位置
変化及びスピンドル回転速度変化を示す線図である。
変化及びスピンドル回転速度変化を示す線図である。
【符号の説明】 1…フロントローラ、7…リフティング装置を構成する
ラインシャフト、8…リングレール、12…リフティン
グ装置を構成するサーボモータ、12a…位置検出手段
としてのロータリエンコーダ、13…制御手段としての
制御装置、15…演算手段及び制御手段としてのCP
U、22…第1及び第2の計時手段としてのタイマ、M
…スピンドル駆動用モータとしての主モータ。
ラインシャフト、8…リングレール、12…リフティン
グ装置を構成するサーボモータ、12a…位置検出手段
としてのロータリエンコーダ、13…制御手段としての
制御装置、15…演算手段及び制御手段としてのCP
U、22…第1及び第2の計時手段としてのタイマ、M
…スピンドル駆動用モータとしての主モータ。
Claims (3)
- 【請求項1】 玉揚げのための機台停止に際して、スピ
ンドル駆動用モータの惰性回転中に、少なくとも胴巻き
及びボトムバンチを形成する紡機の停止方法において、 スピンドル駆動用モータが惰性回転となった後、所定時
間経過後にスピンドル駆動用モータへの電源供給の再開
及び再遮断を少なくとも1回行い、胴巻き及びボトムバ
ンチ形成時の少なくとも一方においてスピンドル回転速
度を一時的に上昇させる紡機における停止方法。 - 【請求項2】 スピンドル駆動用モータに定速度電動機
を使用するとともに、機台停止時に胴巻き及びバンチ形
成動作が可能なリフティング装置を備えた紡機におい
て、 スピンドル駆動用モータへの電源供給の遮断開始からの
時間を計測する第1の計時手段と、 スピンドル駆動用モータへの電源供給再開からの時間を
計測する第2の計時手段と、 玉揚げのための機台停止時にスピンドル駆動用モータが
惰性回転となった後、前記両計時手段の信号に基づい
て、所定時間経過後にスピンドル駆動用モータへの電源
供給の再開、再遮断を制御する制御手段とを備えた紡機
における停止制御装置。 - 【請求項3】 スピンドル駆動用モータに定速度電動機
を使用するとともに、機台停止時に胴巻き及びバンチ形
成動作が可能なリフティング装置を備えた紡機におい
て、 スピンドルの回転速度を検出する回転速度検出手段と、 リングレールの位置を検出する位置検出手段と、 玉揚げのための機台停止時に前記回転速度検出手段及び
位置検出手段の信号に基づいて、胴巻き及びボトムバン
チ形成時にスピンドルの回転速度が所定範囲となるよう
にスピンドル駆動用モータへの電源供給の再開、再遮断
を制御する制御手段とを備えた紡機における停止制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10417394A JPH07310242A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10417394A JPH07310242A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07310242A true JPH07310242A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14373642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10417394A Pending JPH07310242A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 紡機における停止方法及び停止制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07310242A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001115343A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-24 | Mas Fab Rieter Ag | スピンドルに締め付け装置を有するリング精紡機 |
CN103696051A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-02 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 一种用于环锭细纱机的控制钢领板和导纱板升降运动的装置 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10417394A patent/JPH07310242A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001115343A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-24 | Mas Fab Rieter Ag | スピンドルに締め付け装置を有するリング精紡機 |
CN103696051A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-02 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 一种用于环锭细纱机的控制钢领板和导纱板升降运动的装置 |
CN103696051B (zh) * | 2013-12-16 | 2016-01-06 | 经纬纺织机械股份有限公司 | 一种用于环锭细纱机的控制钢领板和导纱板升降运动的装置 |
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