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JPH0731479A - マウスst2lをコードするdna、該dnaの発現産物、該dnaを発現させることによる発現産物の製造方法 - Google Patents

マウスst2lをコードするdna、該dnaの発現産物、該dnaを発現させることによる発現産物の製造方法

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Publication number
JPH0731479A
JPH0731479A JP5057746A JP5774693A JPH0731479A JP H0731479 A JPH0731479 A JP H0731479A JP 5057746 A JP5057746 A JP 5057746A JP 5774693 A JP5774693 A JP 5774693A JP H0731479 A JPH0731479 A JP H0731479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leu
mouse
dna
ser
val
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5057746A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yanagisawa
健 柳沢
Shinichi Tominaga
眞一 富永
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Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
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Priority to JP5057746A priority Critical patent/JPH0731479A/ja
Publication of JPH0731479A publication Critical patent/JPH0731479A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】増殖刺激を受けてから20時間経過したマウス
BALB/c−3T3細胞の細胞質からmRNAを抽出
し、該mRNAを鋳型としてcDNAを合成した。該c
DNAの約3.5kb以上の画分を回収し、マウスST
2cDNAをプローブとして、マウスST2LのcDN
Aをクローニングした。更に、PCR法を用いてマウス
ST2LcDNAの5´末端部位を単離し、マウスST
2LcDNAの全塩基配列を決定した。 【効果】マウスST2Lは、細胞がG0期からG1期に移
行する際に特異的に産出されるタンパク質であり、癌細
胞等の細胞分裂の制御などに応用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マウスST2Lをコー
ドするDNA、該DNAを含有するベクター、該ベクタ
ーを保持する形質転換体、マウスST2L、該DNAを
発現させてマウスST2Lを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞分裂では、G1 期と呼ばれるDNA
合成準備期、S期と呼ばれるDNA合成期、G2 と呼ば
れる分裂準備期、M期と呼ばれる分裂期及びG0 期と呼
ばれる静止期が出現することが知られている。ここで、
分裂を繰り返す細胞はG1 期→S期→G2 期→M期→G
1 期の増殖サイクルを繰り返すが、M期からG0 期に移
行した細胞は分裂の休止状態となる。しかし、G0 期に
ある休止状態の細胞も増殖刺激等によってG1期に移行
し、再び増殖サイクルに入ることができる。
【0003】動物の組織中には、周期の異なる細胞が存
在しているが、それら細胞を抽出し、G0 期で分裂を停
止させ、再び人為的な刺激を与えることでG0 期からG
1 期への移行を開始させる技術が知られるようになるに
つれて、G0 期からG1 期にかけて特異的に発現する遺
伝子(DNA)を解明しようとする研究が盛んになって
いる。G0 期にある細胞がG1 期に移行し増殖サイクル
に入る機構が明らかになれば、癌細胞等の細胞分裂の制
御などに応用することが可能であり、この研究は基礎研
究のみにとどまるものではない。
【0004】実際に、従来より分裂をG0 期で停止させ
た動物細胞標品を使用し、これに人為的な刺激を与えて
G0 期からG1 期へ移行させ、このときに特異的に発現
するRNAを抽出するなどの研究が行われている(L
inzer,D.I.H.ら、Proc.Natl.A
cad.Sci.USA、第30巻、4271頁(19
83年)、Linzer,D.I.H.ら、Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA、第81巻、
4255頁(1984年)、Hirschhorn,
R.R.ら、Proc.Natl.Acad.Sci.
USA、第81巻、6004頁(1984年)、La
u,L.F.ら、EMBO J.第4巻、3145頁
(1985年)、Lau,L.F.ら、Proc.N
atl.Acad.Sci.USA、第84巻、118
2頁(1987年)、Chavrier,P.ら、E
MBO J.第7巻、29頁(1988年))。
【0005】これらの研究によって、細胞がG0 期から
G1 期へ移行する際には、例えばc−myc、c−fo
s等の癌遺伝子が特異的に発現することが明らかになっ
ている。
【0006】しかし、これらの研究はG0 期からG1 期
への移行の際の遺伝子の発現に注目しようとするあま
り、非特異的DNAを排除する目的で、G0 期にある細
胞を人為的に刺激した後2〜3時間後という極めて短時
間に特異的に発現されるDNAのみを対象としており、
S期直前等で発現されるものについての知見はなかっ
た。
【0007】本発明者は先に、G0 期にあるマウス由来
の培養細胞を人為的に刺激した後、約10時間後という
比較的長時間の後に特異的に発現される遺伝子に着目し
て研究を行った結果、マウス線維芽細胞のG0 期からG
1 期の移行期に特異的に発現するmRNAを鋳型として
cDNAを合成することによって従来知られていなかっ
たDNAを単離し、更には該DNAがコードする蛋白質
を発現することに成功し(Tominaga,S. et al., FEBS L
ett.,258,301-304(1989)、Tominaga.S,et al.,Biochem
Biophys. Acta,1090,1-8(1991)、特開平3−17218
2号)、この蛋白質をマウスST2と命名した。
【0008】このマウスST2をコードするDNAを特
徴付ける性質は次の通りである。 少なくともマウスのCD−1種の脳組織、心臓組織、
肺組織、肝臓組織、脾臓組織、膵臓組織、腎臓組織、筋
肉組織又は睾丸組織から調製される細胞では発現されな
いが、少なくともBALB/c−3T3(マウス線維芽
細胞)細胞のG0期から開始される細胞増殖の際に発現
される。すなわち、G0 期(静止期)にある前記細胞で
は該DNAは発現されないが、これら細胞がG0 期から
G1 期に移行するにしたがって発現される。
【0009】少なくともマウスBALB/c−3T3
細胞であってG0 期を経由せずにM期からG1 期を経由
してS期に移行した細胞においても発現されるが、その
発現量は該細胞のG0 期から開始される細胞分裂におけ
る発現量以下である。すなわち、例えば分裂組織に由来
する細胞では、G0 期を経由せずにM期からすぐ次の細
胞周期に移行することがある。このような細胞において
も該DNAは発現されているが、その発現量は、G0 期
からG1 期に移行する際の発現量と比較するとわずかで
ある。
【0010】G0 期からの細胞増殖開始後約5〜12
時間でその発現は極大を迎える。すなわち、従来知られ
ていたDNAではG0 期からの分裂の開始後2〜3時間
程度で特異的に発現するが、該DNAはこれらとは異な
る性質を有する。
【0011】その発現により分子量が2635bas
eの細胞質RNAが合成される。このように、本発明者
が先に単離したマウスST2をコードするDNAは従来
知られたDNAとは異なった性質を有していた。本発明
者らは更に、マウスST2をコードするcDNAの塩基
配列を決定した。そして、決定された塩基配列をもと
に、マウスST2の337残基からなるアミノ酸配列を
推定した(Tominaga,S. et al., FEBS Lett.,258,301-3
04(1989))。このアミノ酸配列から、マウスST2の性
質が次のように推定された。
【0012】イムノグロブリン・スーパーファミリー
に属し、3個のイムノグロブリン様ドメインを形成し得
る一次構造を有する蛋白質である。ここで、イムノグロ
ブリン・スーパーファミリーとは、イムノグロブリン様
ドメインを持ち、細胞間連絡に関与する蛋白質であり、
イムノグロブリン様ドメインとはイムノグロブリンに存
在する、システイン同志のS−S結合により形成される
ループと類似した構造を意味する。3個のイムノグロブ
リン様ドメインを形成し得るとは、少なくとも6個以上
のシステイン残基を有することを意味する。
【0013】9個のアスパラギン結合型糖鎖が結合し
得る部位を有する蛋白質である。該蛋白質は9個のアス
パラギン−X−セリン/トレオニンという配列を有して
いるからである。
【0014】アミノ酸配列が公知であるマウスIL−
1レセプター中の膜外部位、マウス神経細胞付着蛋白
質、マウス基底膜プロテオグリカン、HLA−6−2、
分泌型チキンIgMを構成する重鎖中の定常部位とのア
ミノ酸配列類似性(アミノ酸配列の同一性)が、それぞ
れ25.1%、22.7%、19.0%、20.8%、
16.5%である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、細胞がG
0 期からG1 期に移行する際、移行開始後比較的長い時
間の後発現するマウスST2についてはその詳細が明ら
かにされたが、マウスST2に類似する蛋白質について
は全く知見がなかった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、マウス線
維芽細胞から抽出したmRNAを鋳型として合成された
cDNAのうち、マウスST2cDNAに対応する2.
7kbのcDNAが混入しないように、3.5kb以上
の長さを有するcDNA画分を分離し、該cDNA画分
に対するライブリーを作成した。そして、マウスST2
cDNA由来のDNAプローブを用いて該ライブラリー
をスクリーニングすることによって、該DNAプローブ
と特異的にハイブリダイズするクローンを得、このクロ
ーンがコードするタンパク質をマウスST2Lと命名
し、塩基配列を決定した。さらに、このクローンに含ま
れるDNA領域(3’側プライマー)とマウスST2c
DNAの5’上流領域非翻訳領域(5’側プライマー)
にそれぞれ対応するDNA断片をプライマーとして、P
CR法により、前記クローンにおいて欠失している5’
側の塩基配列を決定することによって、マウスST2L
cDNAの全塩基配列を決定した。
【0017】本発明のDNAは、配列番号2のアミノ酸
配列を有する蛋白質をコードするものである。
【0018】このようなDNAの一例としては、配列番
号1の塩基配列を有するものがあげられる。
【0019】また、本発明の蛋白質は、配列番号2のア
ミノ酸配列を有するものである。本発明のDNAは後に
示されるような手法を用いてマウス細胞より取得するこ
とが可能である。また、本発明の蛋白質は本発明のDN
Aを適当なベクターに連結し、これを使用して遺伝子工
学的に調製することが可能である。
【0020】DNAは、マウス細胞由来のmRNAを鋳
型とするcDNAから単離することができる。また、例
えば化学合成によって製造することも可能である。mR
NAの採取源となる細胞はマウス細胞であれば特に限定
されないが、マウスST2Lが発現している細胞から取
得することが望ましい。
【0021】また、本発明のDNAの両末端に、オリゴ
ヌクレオチドを結合させた後に適当な制限酵素を用いて
制限部位を形成したDNA断片を取得し、一方選択した
宿主を形質転換可能でかつ該宿主中で自己増殖可能なベ
クターのプロモーター等の構造遺伝子の発現に必要な配
列の下流を先の制限酵素により切断したDNA断片を取
得し、これらを結合させることで発現ベクターを得、該
発現ベクターで形質転換された宿主細胞に本発明の蛋白
質を発現させることが可能である。
【0022】本発明のDNAは、従来の宿主・ベクター
系にて発現可能であるが、中でもCHOやCOS等の動
物細胞を使用する発現系を使用するとよい。本発明のD
NAについては、また、その塩基配列の一部であって従
来知られたDNAの塩基配列と区別可能な配列を利用し
てDNAプローブ等を調製することが可能である。この
ようなプローブを用いれば、例えば組織中の細胞分裂の
盛んな細胞塊等を探知することが可能である。
【0023】現在では、既知のDNAについてその一部
を欠失させ、置換し又は他の塩基を挿入することで該D
NAの発現により発現される蛋白質をより低分子化(時
には可溶化することもある)し、該蛋白質が有する性質
を増強し又は消失させ、更には例えば一定の宿主中で発
現しやすいようにすることが一般的に行われている。本
発明においても、本発明のDNAにこのような操作を行
うことには何等制限はない。一方、既知の蛋白質につい
ても、その一部を欠失させ、置換し又は他のアミノ酸残
基を挿入することで該蛋白質をより低分子化(時には可
溶化することもある)し、該蛋白質が有する性質を増強
しあるいは消失させ又は新たな機能を追加する操作が一
般的に行われている。前記したDNAについての操作と
同様に、本発明の蛋白質についてこのような操作を行う
ことについては何等制限はない。
【0024】
【実施例】以下に本発明を更に詳細に説明するために実
施例を記載するが、これら実施例は本発明を限定するも
のではない。
【0025】実施例1 マウスST2Lをコードするc
DNAの全塩基配列の決定 マウスBALB/c−3T3細胞を、10μg/mlの
シクロヘキシミド存在下10%仔ウシ血清で刺激し、2
0時間後細胞質からRNAを抽出した。抽出したRNA
から、公知の方法(Tominaga.S,FEBS Lett.,238,315-31
9(1988))に従ってポリ(A)RNAを分離し、該RN
Aを鋳型にして、cDNA合成キット(アマシャム社
製)を用いてcDNAを合成した。合成されたcDNA
をアガロースゲル電気泳動で分画し、約3.5kb以上
の画分を回収した。(マウスST2cDNAの全長は約
2.7kbであるので、この操作によって、マウスST
2cDNAを減少させたcDNAが得られた。)
【0026】分画したcDNAをλZAPIIファージ
(ストラテジーン社製)に挿入し、cDNAライブラリ
ーを構築した(以下このライブラリーを「cDNAライ
ブラリーL」と称する。)該「cDNAライブラリー
L」をST2cDNAの1.6kbHincII断片
(Tominaga,S. et al., FEBS Lett.,258,301-304(198
9))をプローブとしてプラークハイブリダイゼーション
によりスクリーニングした。約1.1X105個のプラ
ークから3個のポジティブクローンを選択し、組換えフ
ァージを精製した。組換えファージからブルースクリプ
トII(BluescriptII)ベクターのインビボ切り出し
を常法により行い、該ベクターの構造を解析した結果、
3つのクローンは5’末端側においてマウスST2cD
NAと同一構造を有するが、3’末端側において特有の
構造を有することが明かとなった。
【0027】3つのクローンとも、マウスST2cDN
Aと比較して5’末端側が一部欠損していたので、PC
R法を用いてマウスST2LcDNAの5’末端側の欠
損部分の単離を試みた。図1bに示す通り、5’上流側
のプライマーとして、マウスST2cDNAの開始コド
ンの42塩基上流のTから始まる配列番号3に示すプラ
イマーP1を使用した。また、マウスST2Lに特異的
な3’側のプライマーとして、マウスST2LcDNA
の推定膜貫通領域(図1b中にTMで示す領域)をコー
ドするDNAに対応する配列番号5に示すプライマーP
3を使用した。更にマウスST2cDNAに特異的な
3’側のプライマーとして、配列番号4に示すプライマ
ーP2を使用した。
【0028】プライマーP1及びプライマーP3を用い
て、前記「cDNAライブラリーL」の増幅を行った結
果、図1aのレーン2に示すように、予想される長さの
DNA断片が得られた。なお、図1aにおいて、レーン
1、3はプライマーP1とプライマーP2とを用いて増
幅しており、レーン2、4はプライマーP1とプライマ
ーP3とを用いて増幅している。また、レーン1、2
は、前記「cDNAライブラリーL」に対して増幅を行
っており、レーン3、4はST2cDNAに対して増幅
を行っている。
【0029】レーン2から得られたマウスST2LcD
NAの5’末端領域とレーン3から得られたマウスST
2cDNAの5’末端領域の塩基配列を常法により決定
し比較したところ、図2に斜体で示す5’末端側のDN
A領域において、これらのcDNAの塩基配列は同一で
あることが判明した。さらに、前記5’末端領域が欠失
したマウスST2LcDNAクローンの塩基配列を決定
し、PCR法で得られたマウスST2LcDNAの5’
末端の塩基配列と照合することによって、マウスST2
LcDNAの全塩基配列を決定した。決定した塩基配列
を配列番号1及び図2に示す。該塩基配列の特徴は以下
の通りである。
【0030】 マウスST2LcDNAは4989塩
基からなる。
【0031】 マウスST2LcDNAとマウスST
2cDNAとは5’末端側の1〜1028番目の塩基が
同一である。(図2において四角で囲んだ部位が、同一
部位を表す。)なお、1028番目の塩基は、マウスS
T2cDNAの終始コドンの直前に位置する。
【0032】 マウスST2LcDNAは、567ア
ミノ酸残基からなるマウスST2Lタンパク質をコード
している。マウスST2Lタンパク質は、24アミノ酸
からなる推定膜貫通部位(図2において下線が引かれた
部位)と201アミノ酸からなる推定細胞内部位を含ん
でいる。
【0033】 マウスST2LcDNA中には、4つ
のポリ(A)シグナル(図2において下線がひかれた部
位)と、3つのATTTA(図2において四角で囲んだ
配列であり、mRNAにおいてはAUUUAに相当し、
mRNAを不安定化する)が存在する。
【0034】実施例2 mRNAのノザンハイブリダイ
ゼーションによる分析 分裂休止状態にあるBALB/c−3T3細胞または血
清刺激されたBALB/c−3T3細胞から、各4μg
のRNAを抽出し、常法によりノザンハイブリダイゼー
ション分析を行った。プローブとしては、図3bに示す
ように、マウスST2cDNA及びマウスST2LcD
NAに共通なプローブとして「プローブA」(マウスS
T2cDNAの1.6kbのHincII断片)を、マ
ウスST2LcDNAに特異的なプローブとして「プロ
ーブB」(マウスST2LcDNAの1057〜182
7番目の塩基)を使用した。図3bにおいて、斜線をひ
いた領域はマウスST2cDNA及びマウスST2Lc
DNAの共通領域を、TMは膜貫通部位を表す。
【0035】図3aに結果を示す。レーン1、3は分裂
休止状態にある細胞のmRNAに対応し、レーン2、4
は血清刺激された細胞のmRNAに対応する。また、レ
ーン1、2は前記「プローブA」を用いた結果を、レー
ン3、4は前記「プローブB」を用いた結果を示す。レ
ーン2においては、2本のバンドが確認されるのに対し
て、レーン4においては、レーン2における長いバンド
と同一長を有する唯一のバンドが確認されることから、
血清刺激されたマウス細胞がST2mRNAに加えてS
T2LmRNAを発現していることを確認した。
【0036】実施例3 マウスST2Lのアミノ酸配列
の特徴 電算機を用いてGenBankデーターベースにエント
リーされている配列とマウスST2L配列との相同性を
アミノ酸配列レベルで比較した結果、マウスST2Lの
アミノ酸配列は、500アミノ酸残基にわたって、マウ
ス、ヒト、ニワトリ由来のIL−1R1と高度に類似し
ていることが判明した。マウスST2LとマウスIL−
1R1とで、全長のうち28%のアミノ酸が一致した。
【0037】マウスST2とマウスIL−1R1の細胞
外領域とはアミノ酸配列レベルで25%が一致すること
(Tominaga.S,FEBS Lett.,238,315-319(1988))、マウ
スST2とマウスIL−1R2がアミノ酸配列レベルで
23%が一致すること(McMahan,C.J.,et al.,EMBO J.,
10,2821-2832(1991))が知られている。本発明のマウス
ST2Lは、細胞内領域に関しては、マウスIL−1R
1とアミノ酸レベルで38%と高い類似性を示すが、マ
ウスIL−1R2とは相同性を示さない。
【0038】
【発明の効果】本発明のDNAは、細胞がG0 期からG
1 期に移行する際に特異的に発現されるものである。従
って、該DNAが発現して出現するRNAに対するアン
チセンスRNA等を使用し、該DNAの発現を特異的に
抑制することで細胞増殖に関する重要な知見を得ること
が可能となる。このような効果は、本発明の蛋白質につ
いても同様であり、例えば該蛋白質を認識する抗体を調
製し、これを使用することで細胞増殖に関する重要な知
見を得ることが可能である。これらのことは、癌など
の、従来有効な治療薬が知られていない疾病について、
その増殖を抑制し、強いてはそのような増殖性細胞を選
択的に攻撃するような薬剤を開発するために必要な基礎
的技術を提供することを意味するものである。
【0039】また、これらDNAや蛋白質に対する拡散
プローブや標識抗体を使用することで組織中に存在する
癌細胞等の増殖性細胞を探知することも可能となる。
【0040】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:4979 配列の型:核酸 配列の種類:cDNA to mRNA ハイポセティカル配列:No 起源 生物名:Mouse 細胞の種類:繊維芽細胞 セルライン:BALB/c−3T3 配列の特徴: 存在位置:43..1743 特徴を表す記号:CDS 特徴を決定した方法:P 他の情報:遺伝子産物=マウスST2Lタンパク質 配列: TGCCATTGCC ATAGAGAGAC CTCAGCCATC AATCACTAGC AC ATG ATT GAC AGA 54 Met Ile Asp Arg CAG AGA ATG GGA CTT TGG GCT TTG GCA ATT CTG ACA CTT CCC ATG TAT 102 Gln Arg Met Gly Leu Trp Ala Leu Ala Ile Leu Thr Leu Pro Met Tyr 5 10 15 20 TTG ACA GTT ACG GAG GGC AGT AAA TCG TCC TGG GGT CTG GAA AAT GAG 150 Leu Thr Val Thr Glu Gly Ser Lys Ser Ser Trp Gly Leu Glu Asn Glu 25 30 35 GCT TTA ATT GTG AGA TGC CCC CAA AGA GGA CGC TCG ACT TAT CCT GTG 198 Ala Leu Ile Val Arg Cys Pro Gln Arg Gly Arg Ser Thr Tyr Pro Val 40 45 50 GAA TGG TAT TAC TCA GAT ACA AAT GAA AGT ATT CCT ACT CAA AAA AGA 246 Glu Trp Tyr Tyr Ser Asp Thr Asn Glu Ser Ile Pro Thr Gln Lys Arg 55 60 65 AAT CGG ATC TTT GTC TCA AGA GAT CGT CTG AAG TTT CTA CCA GCC AGA 294 Asn Arg Ile Phe Val Ser Arg Asp Arg Leu Lys Phe Leu Pro Ala Arg 70 75 80 GTG GAA GAC TCT GGG ATT TAT GCT TGT GTT ATC AGA AGC CCC AAC TTG 342 Val Glu Asp Ser Gly Ile Tyr Ala Cys Val Ile Arg Ser Pro Asn Leu 85 90 95 100 AAT AAG ACT GGA TAC TTG AAT GTC ACC ATA CAT AAA AAG CCG CCA AGC 390 Asn Lys Thr Gly Tyr Leu Asn Val Thr Ile His Lys Lys Pro Pro Ser 105 110 115 TGC AAT ATC CCT GAT TAT TTG ATG TAC TCG ACA GTA CGT GGA TCA GAT 438 Cys Asn Ile Pro Asp Tyr Leu Met Tyr Ser Thr Val Arg Gly Ser Asp 120 125 130 AAA AAT TTC AAG ATA ACG TGT CCA ACA ATT GAC CTG TAT AAT TGG ACA 486 Lys Asn Phe Lys Ile Thr Cys Pro Thr Ile Asp Leu Tyr Asn Trp Thr 135 140 145 GCA CCT GTT CAG TGG TTT AAG AAC TGC AAA GCT CTC CAA GAG CCA AGG 534 Ala Pro Val Gln Trp Phe Lys Asn Cys Lys Ala Leu Gln Glu Pro Arg 150 155 160 TTC AGG GCA CAC AGG TCC TAC TTG TTC ATT GAC AAC GTG ACT CAT GAT 582 Phe Arg Ala His Arg Ser Tyr Leu Phe Ile Asp Asn Val Thr His Asp 165 170 175 180 GAT GAA GGT GAC TAC ACT TGT CAA TTC ACA CAC GCG GAG AAT GGA ACC 630 Asp Glu Gly Asp Tyr Thr Cys Gln Phe Thr His Ala Glu Asn Gly Thr 185 190 195 AAC TAC ATC GTG ACG GCC ACC AGA TCA TTC ACA GTT GAA GAA AAA GGC 678 Asn Tyr Ile Val Thr Ala Thr Arg Ser Phe Thr Val Glu Glu Lys Gly 200 205 210 TTT TCT ATG TTT CCA GTA ATT ACA AAT CCT CCA TAC AAC CAC ACA ATG 726 Phe Ser Met Phe Pro Val Ile Thr Asn Pro Pro Tyr Asn His Thr Met 215 220 225 GAA GTG GAA ATA GGA AAA CCA GCA AGT ATT GCC TGT TCA GCT TGC TTT 774 Glu Val Glu Ile Gly Lys Pro Ala Ser Ile Ala Cys Ser Ala Cys Phe 230 235 240 GGC AAA GGC TCT CAC TTC TTG GCT GAT GTC CTG TGG CAG ATT AAC AAA 822 Gly Lys Gly Ser His Phe Leu Ala Asp Val Leu Trp Gln Ile Asn Lys 245 250 255 260 ACA GTA GTT GGA AAT TTT GGT GAA GCA AGA ATT CAA GAA GAG GAA GGT 870 Thr Val Val Gly Asn Phe Gly Glu Ala Arg Ile Gln Glu Glu Glu Gly 265 270 275 CGA AAT GAA AGT TCC AGC AAT GAC ATG GAT TGT TTA ACC TCA GTG TTA 918 Arg Asn Glu Ser Ser Ser Asn Asp Met Asp Cys Leu Thr Ser Val Leu 280 285 290 AGG ATA ACT GGT GTG ACA GAA AAG GAC CTG TCC CTG GAA TAT GAC TGT 966 Arg Ile Thr Gly Val Thr Glu Lys Asp Leu Ser Leu Glu Tyr Asp Cys 295 300 305 CTG GCC CTG AAC CTT CAT GGC ATG ATA AGG CAC ACC ATA AGG CTG AGA 1014 Leu Ala Leu Asn Leu His Gly Met Ile Arg His Thr Ile Arg Leu Arg 310 315 320 AGG AAA CAA CCA ATT GAT CAC CGA AGC ATC TAC TAC ATA GTT GCT GGA 1062 Arg Lys Gln Pro Ile Asp His Arg Ser Ile Tyr Tyr Ile Val Ala Gly 325 330 335 340 TGT AGT TTA TTG CTA ATG TTT ATC AAT GTC TTG GTG ATA GTC TTA AAA 1110 Cys Ser Leu Leu Leu Met Phe Ile Asn Val Leu Val Ile Val Leu Lys 345 350 355 GTG TTC TGG ATT GAG GTT GCT CTG TTC TGG AGA GAT ATA GTG ACA CCT 1158 Val Phe Trp Ile Glu Val Ala Leu Phe Trp Arg Asp Ile Val Thr Pro 360 365 370 TAC AAA ACC CGG AAC GAT GGC AAG CTC TAC GAT GCG TAC ATC ATT TAC 1206 Tyr Lys Thr Arg Asn Asp Gly Lys Leu Tyr Asp Ala Tyr Ile Ile Tyr 375 380 385 CCT CGG GTC TTC CGG GGC AGC GCG GCG GGA ACC CAC TCT GTG GAG TAC 1254 Pro Arg Val Phe Arg Gly Ser Ala Ala Gly Thr His Ser Val Glu Tyr 390 395 400 TTT GTT CAC CAC ACT CTG CCC GAC GTT CTT GAA AAT AAA TGT GGC TAC 1302 Phe Val His His Thr Leu Pro Asp Val Leu Glu Asn Lys Cys Gly Tyr 405 410 415 420 AAA TTG TGC ATT TAT GGG AGA GAC CTG TTA CCT GGG CAA GAT GCA GCC 1350 Lys Leu Cys Ile Tyr Gly Arg Asp Leu Leu Pro Gly Gln Asp Ala Ala 425 430 435 ACC GTG GTG GAA AGC AGT ATC CAG AAT AGC AGA AGA CAG GTG TTT GTT 1398 Thr Val Val Glu Ser Ser Ile Gln Asn Ser Arg Arg Gln Val Phe Val 440 445 450 CTG GCC CCT CAC ATG ATG CAC AGC AAG GAA TTT GCC TAC GAG CAG GAG 1446 Leu Ala Pro His Met Met His Ser Lys Glu Phe Ala Tyr Glu Gln Glu 455 460 465 ATT GCT CTG CAC AGC GCC CTC ATC CAG AAC AAC TCC AAG GTG ATT CTT 1494 Ile Ala Leu His Ser Ala Leu Ile Gln Asn Asn Ser Lys Val Ile Leu 470 475 480 ATT GAA ATG GAG CCT CTG GGT GAG GCA AGC CGA CTA CAG GTT GGG GAC 1542 Ile Glu Met Glu Pro Leu Gly Glu Ala Ser Arg Leu Gln Val Gly Asp 485 490 495 500 CTG CAA GAT TCT CTC CAG CAT CTT GTG AAA ATT CAG GGG ACC ATC AAG 1590 Leu Gln Asp Ser Leu Gln His Leu Val Lys Ile Gln Gly Thr Ile Lys 505 510 515 TGG AGG GAA GAT CAT GTG GCC GAC AAG CAG TCT CTA AGT TCC AAA TTC 1638 Trp Arg Glu Asp His Val Ala Asp Lys Gln Ser Leu Ser Ser Lys Phe 520 525 530 TGG AAG CAT GTG AGG TAC CAA ATG CCA GTG CCA GAA AGA GCC TCC AAG 1686 Trp Lys His Val Arg Tyr Gln Met Pro Val Pro Glu Arg Ala Ser Lys 535 540 545 ACG GCA TCT GTT GCG GCT CCG TTG AGT GGC AAG GCA TGC TTA GAC CTG 1734 Thr Ala Ser Val Ala Ala Pro Leu Ser Gly Lys Ala Cys Leu Asp Leu 550 555 560 AAA CAC TTT TGA GTTG AGAGCTGCGG AGTCCCAGCA GTAGGCACCG GAGTGCAGGT 1790 Lys His Phe Stop 565 GTGCAGACTT GAAATGCCAA GGGTGGGGGC CCCAAGTCTC AGCTAAAGAG CAACTCTAGT 1850 TTATTTTCCT GGTTATGGTA GGAGCCACCC ATCGTTTGTT TCCGGTTTCC TTTTCCTACT 1910 TCACTCTTGT GGCACAAGAT CAACCCTGAG CTTTTTCCTT TTCTTTTATT TCTCTTTTTG 1970 TTCCTTCTTT TAAAAGCTTT TTAAAATTGA TTATCTTATT TATCTACCTT TCAAAGGTTA 2030 TCCCCCTTCC CGGTGCCCCC TCTACAAATC CCCATCCTGC TTCCCTCCTC CCTGCTTCTA 2090 TGAGGGTGCC CCCCCACCTG CCCATCCACT CCAGCCTTAC AGGCCTTGTG TTCCCCTATG 2150 CTGGGGCATC GAGCCTCCAT AAGACCTCCC CTCTCATTCA TCAATTATCT ACATTCTGAA 2210 TATCAAGCCG ACACTTTTGT TTTTGTTTTT GATTTTTTGA GACAGGGTTT CTCTGTGTAG 2270 CCCTGGCTGT CTTGAAACTC ACATTGTAGA CCAGGCTGGC CTCGAACTCA GAAATCAGCC 2330 TGCCTCTGCC TCCCCGAGTG CTGGGATTAA AGGCGTGCGC CACCACGCCG GGCTAAGCCT 2390 ACACTTTCAG AATAAAGTTC TGATTCACCT CAAAGAGCAG TCTCATTCCC AGAGGCAGAG 2450 AGCCGGAAAG AGCCTCCAAT GTGCTTGTCC AGGCAGAGCT GACCTTATTT GCTTACCAGT 2510 CACAGGTAAA CAAAGCGTTT CTCCGTGTTG CCTCTTGTAG ACATCCCTGT AATAGATTAG 2570 GAAGGGAATG AGCCGTCCTA CTGACCAGTT TGTGAATTGT GGTAGAAAAA GCGTTGACGT 2630 TTGTTAAATA CTTGTTAGCA ATGTAAACCT CATTCCTAAC ACACCAGAAT TTCTTACTTT 2690 TTATTCGTCA ATTACCGAGT TTTGTCAAGT CAGTATTAAC AGATTTGGTC GAATACCTTA 2750 CCCAAATTGC CATTACAGTC GAGCATGTTT TCAGTTCTAA ATGCCTTTTA TATATTTTTT 2810 ATTCTTCTTA GAAATACTTC CTCACTTTAA AAGTAATGTA AAGATGTGTT AGAAAACATA 2870 AGGTGTAAGA GAAAGTATGA TAAAATATAA AAAATAATAG AAAGGAAAGG AAATATAATG 2930 AAAATCATAA CTCTTAAGAT TAATTTTGGT AGGTCTGTAT TTTAAAATAT AATTAAATTT 2990 TATACCGATA ACTTTTATAG CTGAGATTGT ACACTACAGA CTAGGCAGCT TTTCCTATTT 3050 ACCACCATAA TGAAAACTGG TGGCTGATTT CTTTAACATT CACAGAAGTT CCAAATGTCT 3110 CATTTTAGAC TGTGCTGCAG ACTATGGCTG AAGCAGCCAG AATGAGAAAC AGGTCTGCCA 3170 TGTCACATCG GGACATTTTC CTACTTACTG AAATGTATCT GTCACTGTGC GACAGCTAAC 3230 TTTTGTGATA CTCCTATGAA ATGTGTAGGG AATTTGGACA GAACAGAATC AATCTATAGT 3290 CAGAGGTCCT CTGGACAGTC TTTTCCAGGA GCACACACAG ACCGTGAGGT CCTAGGCACC 3350 CAGGAAACGG ATCCAGAGCC CAGGCAAGTG TCTTACAGGT ACCTTGAATT TTGCCAATAG 3410 ATATGAGCCC TGCCTTAGCT GAGTTGCTCA GTCGGTGATG GGACTCCAGG CTGAGGTGAC 3470 AATGAACACA GAATTTGGGA GACTCTTGAA AGGAGGGGAA TGTTGAACTC ACGGTCAACA 3530 TATGAGGCTG CAGAGAAGCC GTATGCAGAA GTGTGTGTAG AGGATCTAGA GTAGCCCGTT 3590 TCTCTGGGGA CAGTGTGCTC TTAGTCTGTA CCCTTAGGCT GGGTTGCCAG GTAAACATTT 3650 GCTAGTGTTC AGTTCAAAGG CTGAAGCTTG AGCTGAGGGT GATGAGGAAT TCAAACTTCC 3710 CCTCGCATGC ATCCACCCTG TGGTTGCCTG GTTTGCTAAG TCCACCTGCT CTGCTGTAGT 3770 AGAAGGTTTT GATCTTCTGC AGCTTCATCT ACTTCTTAGT GAGTTGCCAA AACTGACCAC 3830 TGAAAAGCAT GCTGTGTACA TAACTGTCTC ATGTCCCAGA ACGTGCAATC AGGAGGAAGT 3890 CCTCACTCCC GATAACGGAA TCCTTGCTCT GTGGCTGTGA GGACGTCCCT TAGCAACCTC 3950 AGATAGTAAT TTTTCTTAGG TTGGATGGAA CATAGTAACG TGCTGGATTC TTTGCTAACT 4010 GAAAATAGAA GTATTCGGAT TTCAGAAAGA ACTGGATAAA TATTAATGTT GGTGATTATG 4070 AAATCTCATT GTGAGCCGTG TGAGTTTGAG TGTGTATTCC ATGATTGTGC TGAATGAAGA 4130 CCTCTAAAAA TGAAATTCTC TCCAATCTCA TCCCTGGGAA TAGTTGCTTC CTCATGCCTG 4190 CTGCTCCATC CATGGAAAAT GACTAAAGAG AATTATTATT TGTTCCCGAG ATTCTTCTGA 4250 TAAGTCTAAA CTATTTGCAT GTAATTGAGC TGGGCAGCAT GGCACACTTG GGAGGCAGAG 4310 GCAGGTGGAT CTCTGTGAGT TTGAGGCCAG CCTGCTCTAC AGAGTTAGTT CCAGGACACC 4370 AGAGCTACAA AAAGAAAACC TGTCCTAACA ACAACAGCAA CAGCTGCAGC AGCAACAACA 4430 ACAACAAAGA AAAAGAAGAG GAGGAGGAGG AAAGGAAAGA AGGAAGAAGG AAGAAGAAAG 4490 GGAAGAAATA ATAGATTTTT CTGTAATGAA CACACATATG CTTTGATGCT TTTGCTAAAC 4550 TCAAAATATT AGTTTTATTT TACTGTTTTG AAAGGTTCAA AGCATGATCC ATGTAAAAAT 4610 GTCTTCTGTG GGGCTTTCTC CCATTTCTAC TTTTGTTCCC CTCATTTCTT CAAAGTGCTT 4670 GTCCAGGCAG AGCTGACCTT ATTTGCTTAC CAGTTACAGG TAAACAAAGC GTTTCCTCGT 4730 GTTGCCTCTT GTAGCCATCT CTGTATTAGA TTAGGAAGGG AAGGAGCCGT CCTACTGTCC 4790 AGTTTGTGAG TTCTGGTAGA AAGAGTGTTG AAGTTTGTTA AATGCTTGTT TTCCATGTAT 4850 CAAAATGTTA TGCCTTTCCT ATTTATTATT GTATGACAAA TTATTTTTCA CTGGGCAAAA 4910 ATAATTGTGC CATTGACTCC TTGTGTGTTT TCTTCATGTG TGTTTGAAGA GTTCTAGCTT 4970 ATTAAAAAAA AAAATCTAG 4989 配列番号:2 配列の長さ:567 配列の型:アミノ酸 配列の種類:タンパク質 ハイポセティカル配列:No 起源 生物名:Mouse 配列の特徴 特徴を表す記号:Region 存在位置:1..342 特徴を決定した方法:P 他の特徴:細胞外部位 特徴を表す記号:Region 存在位置:343..366 特徴を決定した方法:P 他の特徴:膜貫通部位 特徴を表す記号:Region 存在位置:367..567 特徴を決定した方法:P 他の特徴:細胞内部位 配列: Met Ile Asp Arg Gln Arg Met Gly Leu Trp Ala Leu Ala Ile Leu Thr 1 5 10 15 Leu Pro Met Tyr Leu Thr Val Thr Glu Gly Ser Lys Ser Ser Trp Gly 20 25 30 Leu Glu Asn Glu Ala Leu Ile Val Arg Cys Pro Gln Arg Gly Arg Ser 35 40 45 Thr Tyr Pro Val Glu Trp Tyr Tyr Ser Asp Thr Asn Glu Ser Ile Pro 50 55 60 Thr Gln Lys Arg Asn Arg Ile Phe Val Ser Arg Asp Arg Leu Lys Phe 65 70 75 80 Leu Pro Ala Arg Val Glu Asp Ser Gly Ile Tyr Ala Cys Val Ile Arg 85 90 95 Ser Pro Asn Leu Asn Lys Thr Gly Tyr Leu Asn Val Thr Ile His Lys 100 105 110 Lys Pro Pro Ser Cys Asn Ile Pro Asp Tyr Leu Met Tyr Ser Thr Val 115 120 125 Arg Gly Ser Asp Lys Asn Phe Lys Ile Thr Cys Pro Thr Ile Asp Leu 130 135 140 Tyr Asn Trp Thr Ala Pro Val Gln Trp Phe Lys Asn Cys Lys Ala Leu 145 150 155 160 Gln Glu Pro Arg Phe Arg Ala His Arg Ser Tyr Leu Phe Ile Asp Asn 165 170 175 Val Thr His Asp Asp Glu Gly Asp Tyr Thr Cys Gln Phe Thr His Ala 180 185 190 Glu Asn Gly Thr Asn Tyr Ile Val Thr Ala Thr Arg Ser Phe Thr Val 195 200 205 Glu Glu Lys Gly Phe Ser Met Phe Pro Val Ile Thr Asn Pro Pro Tyr 210 215 220 Asn His Thr Met Glu Val Glu Ile Gly Lys Pro Ala Ser Ile Ala Cys 225 230 235 240 Ser Ala Cys Phe Gly Lys Gly Ser His Phe Leu Ala Asp Val Leu Trp 245 250 255 Gln Ile Asn Lys Thr Val Val Gly Asn Phe Gly Glu Ala Arg Ile Gln 260 265 270 Glu Glu Glu Gly Arg Asn Glu Ser Ser Ser Asn Asp Met Asp Cys Leu 275 280 285 Thr Ser Val Leu Arg Ile Thr Gly Val Thr Glu Lys Asp Leu Ser Leu 290 295 300 Glu Tyr Asp Cys Leu Ala Leu Asn Leu His Gly Met Ile Arg His Thr 305 310 315 320 Ile Arg Leu Arg Arg Lys Gln Pro Ile Asp His Arg Ser Ile Tyr Tyr 325 330 335 Ile Val Ala Gly Cys Ser Leu Leu Leu Met Phe Ile Asn Val Leu Val 340 345 350 Ile Val Leu Lys Val Phe Trp Ile Glu Val Ala Leu Phe Trp Arg Asp 355 360 365 Ile Val Thr Pro Tyr Lys Thr Arg Asn Asp Gly Lys Leu Tyr Asp Ala 370 375 380 Tyr Ile Ile Tyr Pro Arg Val Phe Arg Gly Ser Ala Ala Gly Thr His 385 390 395 400 Ser Val Glu Tyr Phe Val His His Thr Leu Pro Asp Val Leu Glu Asn 405 410 415 Lys Cys Gly Tyr Lys Leu Cys Ile Tyr Gly Arg Asp Leu Leu Pro Gly 420 425 430 Gln Asp Ala Ala Thr Val Val Glu Ser Ser Ile Gln Asn Ser Arg Arg 435 440 445 Gln Val Phe Val Leu Ala Pro His Met Met His Ser Lys Glu Phe Ala 450 455 460 Tyr Glu Gln Glu Ile Ala Leu His Ser Ala Leu Ile Gln Asn Asn Ser 465 470 475 480 Lys Val Ile Leu Ile Glu Met Glu Pro Leu Gly Glu Ala Ser Arg Leu 485 490 495 Gln Val Gly Asp Leu Gln Asp Ser Leu Gln His Leu Val Lys Ile Gln 500 505 510 Gly Thr Ile Lys Trp Arg Glu Asp His Val Ala Asp Lys Gln Ser Leu 515 520 525 Ser Ser Lys Phe Trp Lys His Val Arg Tyr Gln Met Pro Val Pro Glu 530 535 540 Arg Ala Ser Lys Thr Ala Ser Val Ala Ala Pro Leu Ser Gly Lys Ala 545 550 555 560 Cys Leu Asp Leu Lys His Phe 565 配列番号:3 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No 配列: TGCCATTGCC ATAGAGAGAC 20 配列番号:4 配列の長さ:配列の型:核酸 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No 配列: TCAAGCAATG TGTGAGGGAC 20 配列番号:5 配列の長さ:20 配列の型:核酸 配列の種類:他の核酸 合成DNA ハイポセティカル配列:No 配列: GTAGATGCTT CGGTGATCAA 20
【図面の簡単な説明】
図1aは、PCR法によって増幅された、マウスST2
LcDNAの5’末端部位の配列を含むDNA断片のア
ガロースゲル電気泳動のバンドを示す。図1bはPCR
増幅の際用いたプライマーを示す。図2は、マウスST
2LcDNAの塩基配列と、該cDNAにコードされる
アミノ酸配列を示す。図3aは、分裂休止状態にあるB
ALB/c−3T3細胞または血清刺激されたBALB
/c−3T3細胞から抽出されたRNAに対し行ったノ
ザンハイブリダイゼーション分析の結果を示す。図3b
は、該ノザンハイブリダイゼーション分析の際に用いた
プローブを示す。図4aは、マウスST2LとマウスI
L−1R1とのアミノ酸配列の比較を示す。図4bは、
マウスのIL−1R2、IL−1R1、ST2L、ST
2の推定細胞外部位(斜線の部位)、推定膜貫通部位
(黒い部位)、推定細胞内部位を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C 9282−4B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12N 5/00 B C12R 1:91)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2のアミノ酸配列をコードする
    マウスST2LのcDNA。
  2. 【請求項2】 マウスmRNAを鋳型として合成された
    cDNAである請求項1記載のDNA。
  3. 【請求項3】 配列番号1の塩基配列を有する請求項1
    記載のDNA。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載のD
    NAを含有するベクター。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のベクターを保持する形
    質転換体。
  6. 【請求項6】 動物細胞である請求項5記載の形質転換
    体。
  7. 【請求項7】 配列番号2のアミノ酸配列を有するマウ
    スST2L。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の形質転換体を培養して、
    発現されるマウスST2Lを回収することを特徴とす
    る、マウスST2Lの製造方法。
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