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JPH0730292A - 表面実装機 - Google Patents

表面実装機

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Publication number
JPH0730292A
JPH0730292A JP5171847A JP17184793A JPH0730292A JP H0730292 A JPH0730292 A JP H0730292A JP 5171847 A JP5171847 A JP 5171847A JP 17184793 A JP17184793 A JP 17184793A JP H0730292 A JPH0730292 A JP H0730292A
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JP
Japan
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head
component
chip
heads
mounting
Prior art date
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JP5171847A
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Inventor
Hiroaki Fujita
宏昭 藤田
Tsuneshi Togami
常司 戸上
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実装作業の効率を高める。 【構成】 搬送ライン2aから基板Pを受け取り、これ
を保持した状態で移動する作業ステーション3を設け、
部品供給部12a,12bがこの作業ステーションに向
かってチップ部品を供給しうるように配置し、これらの
作業ステーション3及び部品供給部12a,12bをそ
れぞれX軸方向に移動自在に設けるとともに、チップ部
品を吸着してこれを基板P上に実装する各ヘッド20a
〜20cをY軸方向に移動自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC等の小片状のチッ
プ部品をプリント基板上の所定位置に装着するように構
成された表面実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような実装機として、互い
に直交するX軸、Y軸を有し、レール等からなるY軸の
上にX軸構成部材をY軸に沿って移動自在に載せ、この
X軸構成部材に、チップ部品を吸着してこれを実装する
ノズルを備えたヘッドを、X軸に沿って移動自在に設け
ることにより、ヘッドをXY平面内で移動させるように
したものが主流であった。ところが、各X,Y軸方向の
作動の高速化を考えた場合に、実装作業において、X軸
方向の動作とY軸方向の動作とを独立させた構造とする
ことが自然であり、構成も単純で、かつ効率的であると
思われる。
【0003】そこで、図8に示すように、X軸81、Y
軸80を互いに独立に配し、ヘッド83と基板Pをそれ
ぞれX軸81、Y軸80に沿って各々独立に移動させる
ようにし、X軸81の近辺にフィーダ82A、82Bを
固設した実装機が提案されている。この実装機において
は、ヘッド83をX軸方向にのみ移動可能とするととも
に、基板PをY軸方向に移動可能とし、実装作業時には
ヘッド83のX軸方向の移動と、基板PのY軸方向の移
動とで両者をXY平面内で相対移動させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実装機
においては、ヘッドによる複数種類のチップ部品の吸着
を可能にするために、各フィーダ82A,82Bにおい
ては、各チップ部品を載置、保持したテープがX軸方向
に並設された構造を有している。従って、より多種類の
チップ部品の実装を行う場合には、チップ部品の種類の
増加に伴い、各フィーダ82A,82BをX軸方向に延
設する必要がある。
【0005】しかしながら、このように各フィーダ82
A,82BをX軸方向に延設すると、各フィーダ82
A,82Bの外側寄りの位置でチップ部品を吸着して実
装する際に、各フィーダ82A,82Bと基板Pとの間
を往復移動するヘッドの移動に無駄な時間を要するとい
う問題がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、実装作業の効率を高めることができる
表面実装機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
搬送ラインを搬送されるプリント基板上に、部品供給部
から供給されるチップ部品を実装する装置であって、上
記搬送ラインからプリント基板を受け取り、これを保持
した状態で移動する作業ステーションを設け、上記部品
供給部がこの作業ステーションに向かってチップ部品を
供給しうるように配置し、これらの作業ステーション及
び上記部品供給部をそれぞれ第1の方向に移動自在に設
けるとともに、チップ部品を吸着してこれをプリント基
板上に実装するヘッドを平面上で上記第1の方向と直交
する第2の方向に移動自在に設けたものである。
【0008】請求項2に係る発明は、上記第2の方向に
移動自在なヘッドを複数配設したものである。
【0009】請求項3に係る発明は、個々に独立して上
記第2の方向に移動自在な複数のヘッドを上記第1の方
向に並設したものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、プリント基板にチップ部品を
実装する際には、プリント基板が作業ステーションに保
持された状態とされる。そして、部品供給部が第1の方
向に移動されつつヘッドの吸着可能位置に吸着すべきチ
ップ部品が位置決めされるとともに、ヘッドが第2の方
向に移されて上記吸着可能位置で部品供給部からチップ
部品を吸着する。この際、部品供給部では、作業ステー
ションに向かってチップ部品を供給しているので、多種
類のチップ部品を供給可能とした場合でも、部品供給部
が第1の方向に移動されることで、ヘッドは常に同一位
置でチップ部品の吸着を行うことができ、部品供給部と
プリント基板との間を往復移動するヘッドの移動時間を
最小限、かつ一定に保つことが可能となり、これによっ
て実装効率を高めることができる。
【0011】そして、実装時には、チップ部品を吸着し
たヘッドが第2の方向に移動されるともに、上記作業ス
テーションが第1の方向に移動されることによって、プ
リント基板の所定の実装位置にチップ部品が実装される
(請求項1)。
【0012】また、ヘッドを複数化すると、所定時間当
りに吸着、実装されるチップ部品数を増加させることで
きるので、実装効率を高めることが可能となる(請求項
2)。
【0013】さらに、個々に独立して上記第2の方向に
移動自在な複数のヘッドを上記第1の方向に並設した場
合、各ヘッドにおけるチップ部品の吸着、実装のサイク
ルをずらすことによって実装効率をより高めることが可
能になる。しかも、各ヘッドは、個々に独立して駆動さ
れるので各ヘッドが大型化されることがない。従って、
ヘッドの大型化に伴うヘッド移動時の慣性力増大を招く
とがないので、より正確かつ確実な実装作業を行うこと
が可能となる(請求項3)。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る表面実装機の一例を
示す平面図で、図2は図1におけるA矢視図である。
【0016】図1に示すように、表面実装機の基台1上
には、その幅方向中央に基板Pを図示矢印方向(X軸方
向:第1の方向)に搬送するための搬送ライン2a,2
bが設けられている。これらの各搬送ライン2a,2b
はX軸方向に所定の間隔で互いに対向して配設されてお
り、これらの間にはチップ部品実装の際に基板Pを保持
するための作業ステーション3がX軸方向に移動自在に
設けられている。すなわち、上記基台1上にはX軸方向
に延びる一対の固定レール8が、X軸方向と直交する方
向(Y軸方向:第2の方向)に所定の間隔で設けられ、
この固定レール8に上記作業ステーション3のベース4
がスライド自在に装着されるとともに、上記基台1上に
固定されたサーボモータ10により回転駆動されるボー
ルねじ軸9が上記作業ステーション3に設けられたナッ
ト部分7に螺合されている。そして、上記サーボモータ
10の作動によりボールねじ軸9が回転することによっ
て、上記作業ステーション3が上記固定レール8に沿っ
て、搬送ライン2aと搬送ライン2bとの間を移動する
ようになっている。
【0017】上記作業ステーション3においては、上記
ベース4のY軸方向両端部に一対のチャック5が備えら
れ、これらの各チャック5の対向面にそれぞれ基板P保
持用の保持溝6が形成されるとともに、各チャック5が
図外の駆動手段により接離可能にされている。
【0018】上記搬送ライン2a,2bの両側の外側
方、(図1では、上下方向)には、部品供給部12a,
12bが配設されている。各部品供給部12a,12b
には、多数列のテープフィーダ13a、13bがX軸方
向に並んだ状態で設けられ、これらのテープフィーダ1
3a、13bがそれぞれフィーダ支持部材14a,14
bによって支持されている。上記各テープフィーダ13
a,13bには、リールに巻回された供給テープが装備
され、各供給テープにそれぞれ、IC、トランジスタ、
コンデンサ等の小片状のチップ部品が所定間隔おきに収
納されている。そして、図外の繰り出し機構により、チ
ップ部品の供出につれて供給テープが間欠的に繰り出さ
れながら、チップ部品を上記作業ステーション3に向か
って供給するようになっている。
【0019】また、各部品供給部12a,12bは、そ
れぞれX軸方向に移動自在にされている。すなわち、上
記各フィーダ支持部材14a,14bが、上記基台1上
に設けられたX軸方向に延びる固定レール15a,15
bにスライド自在に装着されるとともに、基台1上に固
定されたサーボモータ16a,16bにより回転駆動さ
れるボールねじ軸17a,17bが上記フィーダ支持部
材14a,14bに設けられたナット部分18a,18
bに螺合されている。そして、上記各サーボモータ15
a,15bの作動によりボールねじ軸17a,17bが
回転することによって、上記各部品供給部12a、12
bが上記固定レール15a、15bに沿って、それぞれ
X軸方向に移動するようになっている。
【0020】また、片側の上記フィーダ支持部材14a
には、後述のノズル21に対する交換用ノズルを保持す
るための予備ノズル保持部18が設けられており、上記
部品供給部12aとこの予備ノズル保持部18とが一体
的にX軸方向に移動されるようになっている。
【0021】一方、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッド、図示する実施例では第1〜第3のヘッド20
a〜20cが装備され、この各ヘッド20a〜20cが
Y軸方向に移動可能にされている。すなわち、上記基台
1の上方には、Y軸方向に延びる3本の支持ロッド22
が、Y軸方向に所定間隔をおいて配置した一対のフレー
ム26に橋架した状態で取付られており、これらの支持
ロッド22にそれぞれ上記ヘッド20a〜20cがスラ
イド自在に装着されるとともに、各支持ロッド22に対
応して上記フレーム26に固定された3個のサーボモー
タ23a〜23cにより回転駆動される3本のボールね
じ軸24a〜24cがそれぞれ上記各ヘッド20a〜2
0cに設けられたナット部分25a〜25cに螺合され
ている。そして、上記各サーボモータ23a〜23cの
作動によりボールねじ軸24a〜24cがそれぞれ回転
することによって、上記各ヘッド20a〜20cが上記
支持ロッド22に沿ってそれぞれ移動するようにされて
いる。
【0022】上記各ヘッド20a〜20cには、チップ
部品吸着用のノズル21が1本ずつ設けられ、各ノズル
21は、それぞれ、ヘッド20a〜20cのフレームに
対して昇降(Z軸方向の移動)及びノズル中心軸(R
軸)回りの回転が可能とされ、図外のサーボモータによ
り作動されるようになっている。また、各ノズル21に
は、図外の負圧発生源からの負圧がバルブ部材等を介し
て供給されるようになっており、実装時には、供給され
た負圧が各ノズル先端部にそれぞれ作用してチップ部品
を吸着するようになっている。
【0023】また、基台1上で、上記作業ステーション
3と片側の部品供給部12bとの間には、上記各ヘッド
20a〜20cの移動経路に対応して3基の部品認識用
カメラ27a〜27cが配設されている。これらの各部
品認識用カメラ27a〜27cは、上記各ヘッド20a
〜20cの各ノズル21によって吸着されたチップ部品
をそれぞれ認識するもので、各ヘッド20a〜20cの
移動によりチップ部品を各部品認識用カメラ27a〜2
7cの上方に移動することにでチップ部品を認識し、こ
れによってチップ部品の各ノズル21に対する吸着ズレ
等を検知するようになっている。
【0024】ところで、上記のように構成された表面実
装機は、図示していないが、マイクロコンピュータを構
成要素とする制御装置を備え、上記作業ステーション3
に対するサーボモータ10、上記各部品供給部12a,
12bに対するサーボモータ16a,16b、上記各ヘ
ッド20a〜20cに対する各サーボモータ23a〜2
3c、上記各ヘッド20a〜20cの各ノズルに対する
サーボモータ及び上記各部品認識用カメラ27a〜27
c等はすべて上記制御装置に電気的に接続され、この制
御装置によって統括制御されるようになっている。
【0025】ここで、上記表面実装機の制御の一例につ
いて図3を用いて説明する。
【0026】先ず、実装動作が開始されると、上記作業
ステーション3がX軸方向左側(図1で左側)に移動さ
れて上記搬送ライン2aに当接した状態にされ、この状
態で、図1に示すように、搬送ライン2aにより搬送さ
れてきた基板Pを受取り、これを保持する。より具体的
には、搬送されてきた基板Pは、搬送ライン2aから作
業ステーション3に設けられた各チャック5の保持溝6
内に送出され、作業ステーション3の所定の作業位置ま
で送り込まれる。そして、各チャック5が互いに接近す
る方向に移動されることで基板Pが挾持され、これによ
って基板Pが作業ステーション3に保持されることにな
る。
【0027】ところで、上記の作業が行われている間、
各部品供給部12a,12b及び各ヘッド20a〜20
cにおいては、第1及び第2のヘッド20a,20bが
既にチップ部品を吸着して、部品認識用カメラ27a,
27bによる吸着位置ズレの確認を終えた後、それぞれ
図3(a)に示すように、チップ部品を実装すべきY軸
方向の位置で待機した状態にされるとともに、第3のヘ
ッド20cがチップ部品の吸着を行っている。
【0028】そして、作業ステーション3の移動によ
り、第1のヘッド20aに吸着されたチップ部品の吸着
位置ズレ補正量を加味した上で、第1のヘッド20aに
吸着されたチップ部品を実装すべきX軸方向の位置に基
板Pが移動されると、ヘッド20aのノズル21が回転
及び下降されてチップ部品を基板P上に実装する。ま
た、これと同時に、上記部品供給部12aが、例えば、
同図の二点鎖線に示すように移動されて、第1のヘッド
20aにより吸着されるべき次回のチップ部品を、第1
のヘッド20aの吸着可能な位置に配置する。このとき
同時に第3のヘッド20cが部品認識用カメラ27cの
位置に移動し、吸着チップ部品の吸着位置ズレが部品認
識用カメラ27cにより認識される。
【0029】上記のように第1のヘッド20aに吸着さ
れたチップ部品の実装が完了すると、次いで、図3
(b)に示すように、第2のヘッド20bに吸着された
チップ部品の吸着位置ズレに対する補正量を加味した上
で、第2のヘッド20bに吸着されたチップ部品を実装
すべきX軸方向の位置に基板Pが移動される。このと
き、これと同時に上記第1のヘッド20aがチップ部品
を吸着するために部品供給部12aに移動するととも
に、第3のヘッド20cがチップ部品を吸着した状態
で、このチップ部品を実装すべきY軸方向の位置にセッ
トされる。そして、基板Pの移動が完了すると、第2の
ヘッド20bに吸着されたチップ部品が基板P上に実装
されることになる。また、これと同時に、上記部品供給
部12bが、例えば、同図の破線位置から実線に示す位
置に移動されて、第2のヘッド20bにより吸着するべ
き次回のチップ部品を、第2のヘッド20bの吸着可能
な位置に配置する。このとき同時に第1のヘッド20a
が部品認識用カメラ27aの位置に移動し、吸着チップ
部品の吸着位置ズレが部品認識用カメラ27aにより認
識される。
【0030】そして、第2のヘッド20bに吸着された
チップ部品の実装が完了すると、図3(c)に示すよう
に、第3のヘッド20cに吸着されたチップ部品の吸着
位置ズレに対する補正量を加味した上で、第3のヘッド
20cに吸着されたチップ部品を実装すべきX軸方向の
位置に基板Pが移動される。このとき、これと同時に上
記第2のヘッド20bがチップ部品を吸着するために部
品供給部12bに移動するとともに、第1のヘッド20
aがチップ部品を吸着した状態で、このチップ部品を実
装すべきY軸方向の位置にセットされる。そして、基板
Pの移動が完了すると、第3のヘッド20cに吸着され
たチップ部品が基板P上に実装されることになる。ま
た、これと同時に、上記部品供給部12aが、例えば、
同図の破線に示す位置から実線に示す位置に移動され
て、第3のヘッド20cにより吸着するべき次回のチッ
プ部品を、第3のヘッド20cの吸着可能な位置に配置
する。このとき同時に第2のヘッド20bが部品認識用
カメラ27bの位置に移動し、吸着チップ部品の吸着位
置ズレが部品認識用カメラ27bにより認識される。
【0031】上記のような各ヘッド20a〜20cによ
るチップ部品の吸着及び基板Pへの実装を順次繰り返す
ことにより、基板Pに対するチップ部品の実装が行われ
ることになる。
【0032】基板Pに対するチップ部品の実装が全て終
了すると、次いで、上記作業ステーション3がX軸方向
右側(図1で右側)に移動されて上記搬送ライン2aに
当接した状態にされ、図外の送出手段により基板Pが搬
送ライン2bに送出される。そして、この搬送ライン2
bにより実装終了後の基板Pが次工程に搬送されること
になる。
【0033】以上説明したように、上記構成の表面実装
機では、基板Pを作業ステーション3によりX軸方向
に、同じく各部品供給部12a,12bをX軸方向に、
さらに各ヘッド20a〜20cをY軸方向にそれぞれ移
動可能とすることで、これらををXY平面内で相対移動
させ、しかも、上記部品供給部12a,12bがそれぞ
れ上記作業ステーション3に向かってチップ部品を供給
しうるように構成したことで、実装作業の効率を高める
とともに、ヘッド部の構造を簡素化して正確かつ確実な
チップ部品の実装作業を行うことが可能となる。
【0034】つまり、上記表面実装機においては、部品
供給部12a,12bから供給される複数種のチップ部
品がX軸方向に並んだ状態で作業ステーション3に向か
って供給され、しかも各部品供給部12a,12bがそ
れぞれX軸方向に移動可能とされているので、より多数
種のチップ部品を実装するために、部品供給部12a,
12bをX軸方向に延設した場合でも、各部品供給部1
2a,12bを各ヘッド20a〜20cの吸着位置に移
動させることで、基板Pと各部品供給部12a,12b
との間を往復移動する各ヘッド20a〜20cの移動時
間を必要最小限度にすることができる。また、個々に作
動する3個のヘッド20a〜20cを設けて、各ヘッド
20a〜20c毎に、チップ部品を吸着して基板Pに装
着するサイクルを一定時間ずらして行うようにした上記
実施例の表面実装機では、実装時間を、実装時の位置決
めの際に基板PをX軸方向に移動する時間と、これにチ
ップ部品の実装時間を加算しただけの時間に抑えること
が可能であり、基板Pと各部品供給部12a,12bと
の間を往復移動する各ヘッド20a〜20cの往復時間
のロスを避けることができる。従って、極めて効率のよ
い実装作業を行うことができる。
【0035】また、上記のように、1本のノズル21を
備えた3個のヘッド20a〜20cを設け、各ヘッド2
0a〜20c毎に駆動源及び駆動機構を備えて各ヘッド
20a〜20cを個々に作動させることで、各ヘッド2
0a〜20c自体を簡素化することが可能となり、これ
によって各ヘッド20a〜20cの小型化及び軽量化を
図ることができる。従って、各ヘッド20a〜20cを
比較的小さいトルクで高速移動させることが可能になる
ので、実装効率を高めることが可能であり、また、ヘッ
ドの移動、停止時に生じるヘッド20a〜20cの慣性
力を小さくすることができるので、各ヘッド20a〜2
0cの位置決め等をより正確に行うことが可能となり、
これによってより正確、かつ確実な実装作業を行うこと
ができる。
【0036】なお、上記実施例は、本発明に係る表面実
装機の一例を示すもので、これ以外にも種々の変形例を
考えることができる。例えば、部品認識用カメラ27
a,27b,27cを作業ステーション3の両側(図1
では、Y軸方向両側)に配置し、部品吸着後、各部品供
給部12a、あるいは12bの最寄りの部品認識用カメ
ラ27a,27b,27cによりチップ部品の吸着位置
ズレを認識するようにしてもよい。これによれば、部品
認識のためのヘッドの移動時間を短縮することができる
という利点がある。また、例えば、上記実施例の部品供
給部12a,12bに代えて、図4に示すように、搬送
ライン2a,2bの両側に複数組ずつ部品供給部12a
−1,12a−2及び12b−1,12b−2設けると
ともに、これらを個々にX軸方向に移動自在に設け、例
えば、基板Pに対する装着部品数が多い場合には、部品
供給部12a−1と12a−2とを、また部品供給部1
2b−1と12b−2とをそれぞれX軸方向に当接した
状態で一体的にX軸方向に移動させながら部品供給を行
うようにし、逆に、基板Pに対する装着部品数が少ない
ような場合には、同図に示すように、部品供給部12a
−2及び12b−2をそれぞれ搬送ライン2aの側方に
退避させて、部品供給部12a−1及び12b−1のみ
をX軸方向に移動させながら部品供給を行うように構成
してもよい。これによれば、実装時の効率を、仕様の異
なる基板に応じて高めることが可能となる。
【0037】また、表面実装機を設置するスペース、レ
イアウト等を考慮して、図5に示すように、基本的には
上記実施例と同一の構成で、搬送ライン2a,2bのみ
がY軸方向に延びるように構成し、Y軸方向に搬送され
る基板Pを作業ステーション3に移してX軸方向に移動
させつつチップ部品の実装を行うように構成してもよ
い。この場合、特にヘッド,作業ステーション及び部品
供給部12a,12bを2組設け、搬送ライン2a,2
bを挾んで対称に配設することで、複数の基板Pに対す
る実装作業を並行して行うことが可能となり、上記実施
例にも増して実装効率を高めることが可能となる。
【0038】さらに、上記実施例では、1本のノズル2
1を備えた3個のヘッド20a〜20cを設けてチップ
部品の実装作業を行うようにしているが、ヘッドの数は
1個、あるいは2個でも良いし、4個以上であっても勿
論構わない。また、上記表面実装機の制御も、上記実施
例に示すもの以外にも、ヘッドの数、あるいはヘッドの
移動速度等に応じて、所望の実装効率が得られるように
適宜設定するようにすればよい。
【0039】また、図6に示す実施例のように、1本の
支持ロッド22に対し、一体に移動する複数のヘッド2
0a,20bを配置したものを構成することもできる。
この装置では、ヘッド20aがチップ部品を吸着した
後、部品供給部12を移動させて、ヘッド20bにより
チップ部品を吸着するようにしている。そして、実装時
には、部品認識用カメラ27a,27bにより同時に各
ヘッド20a,20bに吸着されたチップ部品の吸着位
置ズレを認識した後、基板P上にて、ヘッド20aのチ
ップ部品、ヘッド20bのチップ部品の順にチップ部品
を基板Pに実装する。この装置によれば、ヘッド20a
とヘッド20bのチップ部品の吸着時における部品供給
部12のX軸方向の移動量を小さくする、あるいはチッ
プ部品の実装時における作業ステーションのX軸方向の
移動量を小さくするように設定することで、実装効率を
高めることができる。
【0040】さらに、図7に示す実施例のように、1本
の支持ロッド22の両側に対向して配設されたサーボモ
ータ10a,10bにより回転駆動されるボールねじ軸
24a,24bに、ヘッド20a,20bをそれぞれ移
動自在に装着したものを構成することもできる。この装
置では、ヘッド20aが部品供給部12aからチップ部
品を吸着して、部品認識用カメラ27aにより吸着チッ
プ部品の吸着位置ズレを認識した後、基板Pの片側半分
強の部位にチップ部品を実装する。その一方で、上記ヘ
ッド20aから半サイクル遅れて、ヘッド20bが部品
供給部12bからチップ部品を吸着して、部品認識用カ
メラ27bにより吸着チップ部品の吸着位置ズレを認識
した後、基板Pの反対側半分強の部位にチップ部品を実
装するようになっている。この際、基板Pの中心線付近
に対するチップ部品の実装は、ヘッド20a,20bの
いずれでも行いうるようになっている。この装置によれ
ば、ヘッド20a及び20bにより交互にチップ部品の
実装を行うことで実装効率を高めることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プリン
ト基板を作業ステーションにより第1の方向に、同じく
部品供給部を第1の方向に、また、ヘッドを第2の方向
にそれぞれ移動可能とすることでこれらを相対移動さ
せ、部品供給部がそれぞれ作業ステーションに向かって
チップ部品を供給しうるように構成したので、多種類の
チップ部品を供給可能とした場合でも、部品供給部が第
1の方向に移動されることで、ヘッドは常に同一位置で
チップ部品を吸着することができ、部品供給部とプリン
ト基板との間を往復移動するヘッドの移動時間を最小限
に保つことが可能となり、これによって実装効率を高め
ることができる。また、ヘッドを2軸方向に移動させる
ものに比べてヘッド支持部分の要求剛性が低くてすみ、
ヘッド支持部分の軽量小型化が可能となる。
【0042】また、ヘッドを複数化することにより、所
定時間当りに吸着、実装できるチップ部品の数を増やす
ことが可能となり、より実装効率を高めることができ
る。
【0043】さらに、個々に独立して第2の方向に移動
自在な複数のヘッドを上記第1の方向に並設すること
で、各ヘッドの大型化が抑制され、ヘッドの大型化に伴
うヘッド移動時の慣性力増大を招くとがなく、より正確
かつ確実な実装作業を行うことが可能となり、さらに、
各ヘッドにおけるチップ部品の吸着、実装のサイクルを
ずらすことによって実装効率をより高めることが可能に
なる。
【0044】従って、本発明の表面実装機によれば、実
装作業の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装機の一例を示す平面図で
ある。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】本発明に係る表面実装機の制御の一例を示す説
明図で、(a)は、第1のヘッドによるチップ部品の装
着時を示す図、(b)は第2のヘッドによるチップ部品
の装着時を示す図、(c)は第3のヘッドによるチップ
部品の装着時を示す図である。
【図4】本発明に係る表面実装機の別の一例を示す平面
略図である。
【図5】本発明に係る表面実装機の別の一例を示す平面
略図である。
【図6】本発明に係る表面実装機の別の一例を示す平面
略図である。
【図7】本発明に係る表面実装機の別の一例を示す平面
略図である。
【図8】従来の表面実装機を示す平面略図である。
【符号の説明】
2a,2b 搬送ライン 3 作業ステーション 12a,12b 部品供給部 20a,20b,20c ヘッド P 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ラインを搬送されるプリント基板上
    に、部品供給部から供給されるチップ部品を実装する装
    置であって、上記搬送ラインからプリント基板を受け取
    り、これを保持した状態で移動する作業ステーションを
    設け、上記部品供給部がこの作業ステーションに向かっ
    てチップ部品を供給しうるように配置し、これらの作業
    ステーション及び上記部品供給部をそれぞれ第1の方向
    に移動自在に設けるとともに、チップ部品を吸着してこ
    れをプリント基板上に実装するヘッドを平面上で上記第
    1の方向と交差する第2の方向に移動自在に設けたこと
    を特徴とする表面実装機。
  2. 【請求項2】 上記第2の方向に移動自在なヘッドを複
    数配設したことを特徴とする上記請求項1記載の表面実
    装機。
  3. 【請求項3】 個々に独立して上記第2の方向に移動自
    在な複数のヘッドを上記第1の方向に並設したことを特
    徴とする請求項1記載の表面実装機。
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