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JPH0729378U - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

Info

Publication number
JPH0729378U
JPH0729378U JP6525593U JP6525593U JPH0729378U JP H0729378 U JPH0729378 U JP H0729378U JP 6525593 U JP6525593 U JP 6525593U JP 6525593 U JP6525593 U JP 6525593U JP H0729378 U JPH0729378 U JP H0729378U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
hole
movable member
guide hole
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6525593U
Other languages
English (en)
Inventor
卓也 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP6525593U priority Critical patent/JPH0729378U/ja
Publication of JPH0729378U publication Critical patent/JPH0729378U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立性の向上を図ると共に、推力特性でのヒ
ステリシスの低減化を図って性能の向上を図る。 【構成】 可動部材4の外周面を、その外径が中央部か
ら両端に向って徐々に小径となる形状としたことを特徴
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばソレノイドバルブ等に用いられるソレノイドに関し、特に 可動部材の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のソレノイドとしては、たとえば図2に示すようなソレノイドが ある。すなわち、100はソレノイド全体を示しており、このソレノイド100 は、内部にガイド孔101を有するソレノイド本体102と、該ソレノイド本体 102のガイド孔101に軸受A103を介して往復移動自在に挿入される可動 部材104と、該可動部材104と対向して同軸的に設けられ、ソレノイド本体 102のガイド孔101と同軸的な穴105を有する固定部材106と、該固定 部材106の穴105に軸受B107を介して移動自在に挿入される前記可動部 材104と作動連結されているロッド108とを備えている。
【0003】 そして、ソレノイド本体102に電流を印加することによって固定部材106 に可動部材104が磁気吸引されることにより、可動部材104が軸受A103 内を移動し、それに伴ってロッド108が軸受B107内を移動するものである 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術の場合では、可動部材104及びロッド10 8を支持する図2中A部及びB部の軸受A103及び軸受B107の同軸度が構 成部品の公差の積み重ねでかなりずれることがある。そのため、A部,B部のク リアランスを大きくとる必要があり、推力特性でのヒステリシスが大きくなる一 因となっている。その推力特性を図3のグラフに示す。このグラフは、横軸がス トロークで、縦軸が推力となっており、ソレノイド本体102に0.5〜0.9 Aまで0.1A毎に電流を印加した際の測定結果を示している。尚、この測定結 果からは、印加電流が大きい程ヒステリシスが大きくなっている。
【0005】 本考案は、上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目 的とするところは、組立性の向上を図ると共に、推力特性でのヒステリシスの低 減化を図って性能の向上を図り得るソレノイドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案にあっては、内部にガイド孔を有するソレ ノイド本体と、該ソレノイド本体のガイド孔に往復動自在に挿入される可動部材 と、該可動部材と対向して同軸的に設けられ、前記ソレノイド本体のガイド孔と 同軸的な穴を有する固定部材と、該固定部材の穴に移動自在に挿入される前記可 動部材と作動連結されているロッドとを備えたソレノイドにおいて、前記可動部 材の外周面を、その外径が中央部から両端に向って徐々に小径となる形状とした ことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成のソレノイドにあっては、ソレノイド本体のガイド孔に往復動自在に 挿入される可動部材の外周面をその外径が中央部から両端に向って徐々に小径と なる形状としているため、ソレノイド本体のガイド孔と、可動部材に作動連結さ れているロッドが移動自在に挿入される固定部材の穴との同軸度がずれている場 合でも、外周面が小径となっている可動部材の両端部とガイド孔の内径とのクリ アランスと、外周面の中央部から両端に向って徐々に小径となっている部分によ り、同軸のずれによる可動部材の組立時の傾きを吸収することができるので、組 立性が向上する。
【0008】 また、上記のように傾きを吸収してくれるので、固定部材の穴とロッドとのク リアランスを小さくすることができる。
【0009】
【実施例】 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考案の一実施例に係るソ レノイドを示す図1において、1はソレノイド全体を示しており、概略、内部に ガイド孔2を有するソレノイド本体3と、ソレノイド本体3のガイド孔2に往復 動自在に挿入される可動部材としてのプランジャ4と、プランジャ4と対向して 設けられ、ソレノイド本体3と同軸的な穴としての軸方向に貫通する貫通孔5を 有する固定部材としてのセンタポスト6と、センタポスト6の貫通孔5に往復移 動自在に挿入されるプランジャ4に作動連結されたロッド7とを備えている。
【0010】 ソレノイド本体3は、両端を開口するケース8と、そのケース8内に収納され る軸方向に貫通する中空部を有するコイル9と、コイル9を保持すると共にケー ス8の一方の開口端部に設けられ、センタポスト6からの磁路をケース8に案内 するロアプレート10と、ケース8の他方の開口端部を閉塞すると共にケース8 からの磁路をプランジャ4に案内するアッパープレート11とから成っている。
【0011】 ロアプレート10は、コイル9を保持する保持部10Aと、コイル9の中空部 の一方の開口部内周面に沿って一部挿入される軸方向に貫通する段付の孔10B を有する挿入部10Cと、保持部10Aから軸方向外部に向って突出する相手バ ルブ(図示せず)との取付部となる環状突起10Dとから成っており、挿入部1 0Cがコイル9の中空部の一方の内周に挿入されてケース8の一方の開口端部に 取付けられている。
【0012】 そして、ロアプレート10の段付の孔10Bにセンタポスト6が孔10Bの大 径部にて螺合固定されている。
【0013】 また、アッパープレート11には、コイル9の中空部の他方の開口部内周面に 沿って挿入されるスリーブ11Aが一体的に設けられている。そのスリーブ11 A内周がガイド孔2となっており、そのガイド孔2にプランジャ4が軸受A12 を介して往復動自在に挿入されている。
【0014】 プランジャ4は、外周面を、その外径が中央部から両端に向って徐々に小径と なる断面円弧形状とした太鼓形状である。すなわち、このプランジャ4の両端が 最小径部φDで、中央部が最大径部φD1 となっている(図1(b)参照)。
【0015】 また、プランジャ4の径方向ほぼ中央部には、軸方向に貫通する孔41を有し ており、その孔41内にロッド7が一部挿入されてプランジャ4に作動連結され ている。そして、ロッド7は、センタポスト6に有するソレノイド本体3のガイ ド孔2と同軸的に貫通する貫通孔5に軸受B13を介して挿入されて、先端が外 部に突出している。
【0016】 そして、ソレノイド本体3に電流を印加することによって、コイル9が励磁さ れプランジャ4がセンタポスト6に磁気吸引されることにより、プランジャ4が 軸受A12内を移動し、それに伴ってロッド7が軸受B13内を移動するように なっている。
【0017】 上記構成のソレノイドにおいては、プランジャ4の支持部である図1(a)中 A部の軸受A12の内径とプランジャ4の外径とのクリアランス,ロッド7の支 持部である図1(a)中B部の軸受B13の内径とロッド7の外径とのクリアラ ンス及び軸受A12と軸受B13の同軸度は、推力特性、特にヒステリシスへの 影響が大きいことがわかっており、そこで本考案は上記実施例のようにプランジ ャ4の外周面を、その外径が中央部から両端に向って徐々に小径となる断面円弧 形状とし、いわゆる太鼓形状にしたのである。
【0018】 このようなプランジャ4の形状とすることで、軸受A12と軸受B13の同軸 がずれている場合でも、プランジャ4の両端の最小径部φD部と軸受A12の内 径とのクリアランスと、中央部の最大径部φD1 部から両端の最小径部φD部ま での断面円弧形状により同軸のずれからくるプランジャ4の組立時の傾きを吸収 することができるので、組立性が向上する。
【0019】 また、プランジャ4の最大径部φD1 部により、軸受B13とロッド7のクリ アランスは従来よりも小さくとることができ、推力特性のヒステリシスを低減す ることができる。これは、従来技術の場合では、軸受Aと軸受Bの同軸のずれを 吸収するために、軸受A,B共に芯ずれを吸収するクリアランスを設ける必要が あり、それぞれのクリアランスが大きくなる。それをプランジャ4の形状を太鼓 形状にしてプランジャ4に作動連結されているロッド7の支持部である軸受B1 3で傾きとして芯ずれを吸収するということで、軸受B13とロッド7のクリア ランスを小さくできる。これにより、推力特性でのヒステリシスを低減すること ができる。
【0020】 尚、上記実施例では、ガイド孔2とセンタポスト6に有する穴としての貫通穴 5との同軸ずれを軸受A12と軸受B13を介するものとして説明したが、特に 軸受A,Bを介さない場合でも同様に適用するものである。
【0021】 また、固定部材としてのセンタポスト6に有するガイド孔と同軸的な穴として 軸方向に貫通する貫通孔5としたが、仕様等によって貫通していない穴であって も同様に適用する。
【0022】 さらに、可動部材としてのプランジャ4の外周面を、断面円弧形状としたもの を例にとって説明したが、これに限るものではなく、テーパ状にしても良く、要 は外周面をその外径が中央部から両端に向って徐々に小径となる形状とすれば良 い。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、ソレノイド本体のガイド孔 に往復動自在に挿入される可動部材の外周面をその外径が中央部から両端に向っ て徐々に小径となる形状としたことから、ソレノイド本体のガイド孔と、可動部 材に作動連結されているロッドが移動自在に挿入される固定部材の穴との同軸度 がずれている場合であっても、外周面が小径となっている可動部材の両端部とガ イド孔の内径とのクリアランスと、外周面の中央部から両端に向って徐々に小径 となっている部分により、同軸のずれによる可動部材の組立時の傾きを吸収する ことができるので、組立性の向上を図ることができる。
【0024】 また、上記のように傾きを吸収してくれるので、固定部材の穴とロッドとのク リアランスを小さくすることができる。これにより、推力特性でのヒステリシス の低減化を図ることができ、その結果性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係るソレノイ
ドの全体縦断面図であり、同図(b)は同図(a)のプ
ランジャの平面図である。
【図2】図2は従来のソレノイドの全体縦断面図であ
る。
【図3】図3は従来のソレノイドにおける推力特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 ソレノイド 2 ガイド孔 3 ソレノイド本体 4 プランジャ(可動部材) 41 孔 5 貫通孔(穴) 6 センタポスト(固定部材) 7 ロッド 8 ケース 9 コイル 10 ロアプレート 10A 保持部 10B 孔 10C 挿入部 10D 環状突起 11 アッパープレート 11A スリーブ 12 軸受A 13 軸受B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にガイド孔を有するソレノイド本体
    と、 該ソレノイド本体のガイド孔に往復動自在に挿入される
    可動部材と、 該可動部材と対向して同軸的に設けられ、前記ソレノイ
    ド本体のガイド孔と同軸的な穴を有する固定部材と、 該固定部材の穴に移動自在に挿入される前記可動部材と
    作動連結されているロッドとを備えたソレノイドにおい
    て、 前記可動部材の外周面を、その外径が中央部から両端に
    向って徐々に小径となる形状としたことを特徴とするソ
    レノイド。
JP6525593U 1993-11-12 1993-11-12 ソレノイド Withdrawn JPH0729378U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6525593U JPH0729378U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ソレノイド

Applications Claiming Priority (1)

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JP6525593U JPH0729378U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ソレノイド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729378U true JPH0729378U (ja) 1995-06-02

Family

ID=13281627

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JP6525593U Withdrawn JPH0729378U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 ソレノイド

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JP (1) JPH0729378U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016058728A (ja) * 2014-09-02 2016-04-21 フスコ オートモーティブ ホールディングス エル・エル・シーHUSCO Automotive Holdings LLC 磁性管を備えたソレノイドと電機子安定化素子及びそれらの作成と使用方法
WO2023157503A1 (ja) * 2022-02-17 2023-08-24 日立Astemo株式会社 ソレノイド、減衰力調整機構および減衰力調整式緩衝器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305