JPH0729882Y2 - クッション長の可変シート - Google Patents
クッション長の可変シートInfo
- Publication number
- JPH0729882Y2 JPH0729882Y2 JP5271790U JP5271790U JPH0729882Y2 JP H0729882 Y2 JPH0729882 Y2 JP H0729882Y2 JP 5271790 U JP5271790 U JP 5271790U JP 5271790 U JP5271790 U JP 5271790U JP H0729882 Y2 JPH0729882 Y2 JP H0729882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion
- seat
- auxiliary
- seat cushion
- length variable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクッション長の可変シートに関する。
(従来技術) シートの一形式として、着座部を形成するシートクッシ
ョンと、同シートクッションの後部に位置し背もたれ部
を形成するシートバックを備えたシートがある。かかる
シートにおける座り心地はシートクッションの上面であ
る着座部およびシートバックの前面である背もたれ部の
相対的な面曲線によって決定されるもので、かかる面曲
線はシート設計時に設定されて恒久的に維持されなけれ
ばならないものである。また、シートにおける座り心地
は着座者の体格によっても異なり、この場合にはシート
クッションの前後方向の長さが大きく影響するため、ク
ッション長を変更しなければならない。かかる問題に対
処するため、クッション長を変更し得るクッション長の
可変シートがある。
ョンと、同シートクッションの後部に位置し背もたれ部
を形成するシートバックを備えたシートがある。かかる
シートにおける座り心地はシートクッションの上面であ
る着座部およびシートバックの前面である背もたれ部の
相対的な面曲線によって決定されるもので、かかる面曲
線はシート設計時に設定されて恒久的に維持されなけれ
ばならないものである。また、シートにおける座り心地
は着座者の体格によっても異なり、この場合にはシート
クッションの前後方向の長さが大きく影響するため、ク
ッション長を変更しなければならない。かかる問題に対
処するため、クッション長を変更し得るクッション長の
可変シートがある。
従来のクッション長の可変シートはシートバックがシー
トクッションに対して前後方向に移動可能に構成された
ものであり、シートバックを適宜移動させることにより
クッション長を調整するものである。
トクッションに対して前後方向に移動可能に構成された
ものであり、シートバックを適宜移動させることにより
クッション長を調整するものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、かかるクッション長の可変シートにおいて
は、シートバックの位置調整により同シートバックの前
面とシートクッションの上面とが形成するする面曲線が
変化し、予め設定された面曲線をが崩れて座り心地を損
なうおそれがある。従って、本考案の目的はかかる問題
に対処することにある。
は、シートバックの位置調整により同シートバックの前
面とシートクッションの上面とが形成するする面曲線が
変化し、予め設定された面曲線をが崩れて座り心地を損
なうおそれがある。従って、本考案の目的はかかる問題
に対処することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記した形式のクッション長の可変シートにお
いて、前記シートクッションの前端面における上面から
所定量下方の部位に、断面略三角形の補助クッションの
一頂部を上下方向に回動可能に組付けて同補助クッショ
ンを上方へ回動させてその一辺を前記シートクッション
の前端面に当接させたとき同補助クッションの上面と前
記シートクッションの上面とが略同一面上に位置するよ
うになし、かつ同補助クッションと前記シートクッショ
ンとの互いに対向する部位にこれら補助クッションとシ
ートクッションとを脱着可能に固定する固定手段を設け
たことを特徴とするものである。
いて、前記シートクッションの前端面における上面から
所定量下方の部位に、断面略三角形の補助クッションの
一頂部を上下方向に回動可能に組付けて同補助クッショ
ンを上方へ回動させてその一辺を前記シートクッション
の前端面に当接させたとき同補助クッションの上面と前
記シートクッションの上面とが略同一面上に位置するよ
うになし、かつ同補助クッションと前記シートクッショ
ンとの互いに対向する部位にこれら補助クッションとシ
ートクッションとを脱着可能に固定する固定手段を設け
たことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成のシートにおいては、補助クッションを上下
方向に回動させてシートクッションの前端面に対して脱
着させることにより、クッション長を変化させて着座者
の体格に対処することができるとともに、シートバック
のシートクッションに対する位置関係を変更するもので
はないため、予め設定されたシートクッションとシート
バックとが形成する面曲線関係が維持される。このた
め、当該シートにおいては従来のこの種シートに比較し
て一層座り心地がよい。
方向に回動させてシートクッションの前端面に対して脱
着させることにより、クッション長を変化させて着座者
の体格に対処することができるとともに、シートバック
のシートクッションに対する位置関係を変更するもので
はないため、予め設定されたシートクッションとシート
バックとが形成する面曲線関係が維持される。このた
め、当該シートにおいては従来のこの種シートに比較し
て一層座り心地がよい。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図および第2図には本考案に係るクッション長の可変
シートの要部が示されている。当該シートは自動車の運
転者用フロントシートであり、第3図および第4図に示
すようにシートクッション11,シートバック12および補
助クッション13を主要構成部材としている。
1図および第2図には本考案に係るクッション長の可変
シートの要部が示されている。当該シートは自動車の運
転者用フロントシートであり、第3図および第4図に示
すようにシートクッション11,シートバック12および補
助クッション13を主要構成部材としている。
シートクッション11およびシートバック12は従来のシー
トクッションおよびシートバックと同様のもので、シー
トクッション11は着座部を形成し、かつシートバック12
はシートクッション11の後部に位置して背もたれ部を形
成している。シートクッション11はクッションパッド11
aをクッションフレーム11bに支承した状態でクッション
カバー11cにて被覆してなり、またシートバック12もシ
ートクッション11と同様に形成されている。
トクッションおよびシートバックと同様のもので、シー
トクッション11は着座部を形成し、かつシートバック12
はシートクッション11の後部に位置して背もたれ部を形
成している。シートクッション11はクッションパッド11
aをクッションフレーム11bに支承した状態でクッション
カバー11cにて被覆してなり、またシートバック12もシ
ートクッション11と同様に形成されている。
しかして、補助クッション13は直角三角形の断面形状を
していて、シートクッション11の着座部全体に延びてい
る。補助クッション13は補助パツド13aをカバー13bにて
被覆してなるものであり、補助パッド13aとしてはクッ
ションパッド11aに比較して若干硬質のパッドが使用さ
れている。これにより、補助クッション13はシートクッ
ション11と略同じクッション性を備えている。かかる補
助クッション13は一頂部13cにてシートクッション11の
前端面11dの所定の部位に縫着されて、上下方向に回動
可能に組付けられているとともに、上方へ回動してその
一辺13dをシートクッション11の前端面11dに当接させた
場合、上面13eがシートクッション11の上面11eと略同一
面上に位置するように構成されている。また、シートク
ッション11の上面11e前端とこれに対向する補助クッシ
ョン13の上面13e後端にはマグネットからなる固定具11
f,13fが固着されていて、かかる固定具11f,13fを互いに
脱着させることにより、補助クッション13が第1図およ
び第2図に示すようにシートクッション11に対して脱着
可能になっている。なお、固定具11f、13fは本考案の固
定手段を構成するもので、上記したマグネットに換えて
感圧性接着テープ等も好適に使用し得る。
していて、シートクッション11の着座部全体に延びてい
る。補助クッション13は補助パツド13aをカバー13bにて
被覆してなるものであり、補助パッド13aとしてはクッ
ションパッド11aに比較して若干硬質のパッドが使用さ
れている。これにより、補助クッション13はシートクッ
ション11と略同じクッション性を備えている。かかる補
助クッション13は一頂部13cにてシートクッション11の
前端面11dの所定の部位に縫着されて、上下方向に回動
可能に組付けられているとともに、上方へ回動してその
一辺13dをシートクッション11の前端面11dに当接させた
場合、上面13eがシートクッション11の上面11eと略同一
面上に位置するように構成されている。また、シートク
ッション11の上面11e前端とこれに対向する補助クッシ
ョン13の上面13e後端にはマグネットからなる固定具11
f,13fが固着されていて、かかる固定具11f,13fを互いに
脱着させることにより、補助クッション13が第1図およ
び第2図に示すようにシートクッション11に対して脱着
可能になっている。なお、固定具11f、13fは本考案の固
定手段を構成するもので、上記したマグネットに換えて
感圧性接着テープ等も好適に使用し得る。
かかる構成のシートにおいては、第1図に示すように補
助クッション13がシートクッション11の前端面11dから
離脱している場合には、シートクッション11の前後方向
のクッション長は短く、かつ第2図に示すように補助ク
ッション13がシートクッション11の前端面11dに固定し
ている場合にはクッション長が補助クッション13の上面
13eの長さ分だけ長い。このため、運転者の体格に応じ
て補助クッション13をシートクッション11に対して脱着
すれば、シートクッション11のクッション長がこれに応
じて変化して運転者の体格に対応することができる。こ
の場合、シートバック12のシートクッション11に対する
位置関係は全く変化しないため、シートクッション11と
シートバック12とが形成する面曲線は予め設定された面
曲線に維持される。従って、かかるシートによれば従来
のシートに比較して一層座り心地が向上し、乗員の疲労
が防止される。また、補助クッション13をシートクッシ
ョン11から離脱させた状態では第4図に示す状態となる
ため、補助クッション13が乗員に対して悪影響を及ぼす
ことは全くない。
助クッション13がシートクッション11の前端面11dから
離脱している場合には、シートクッション11の前後方向
のクッション長は短く、かつ第2図に示すように補助ク
ッション13がシートクッション11の前端面11dに固定し
ている場合にはクッション長が補助クッション13の上面
13eの長さ分だけ長い。このため、運転者の体格に応じ
て補助クッション13をシートクッション11に対して脱着
すれば、シートクッション11のクッション長がこれに応
じて変化して運転者の体格に対応することができる。こ
の場合、シートバック12のシートクッション11に対する
位置関係は全く変化しないため、シートクッション11と
シートバック12とが形成する面曲線は予め設定された面
曲線に維持される。従って、かかるシートによれば従来
のシートに比較して一層座り心地が向上し、乗員の疲労
が防止される。また、補助クッション13をシートクッシ
ョン11から離脱させた状態では第4図に示す状態となる
ため、補助クッション13が乗員に対して悪影響を及ぼす
ことは全くない。
第1図は本考案の一実施例に係るシートにおける補助ク
ッションを離脱させた状態の要部断面図、第2図は同シ
ートにおける補助クッションを固定させた状態の要部断
面図、第3図は同シートの斜視図、第4図は同シートに
着座した状態の同シートの側面図である。 符号の説明 11……シートクッション、11d……前端面、11e……上
面、12……シートバック、13……補助クッション、13c
……一頂部、13d……一辺、13e……上面。
ッションを離脱させた状態の要部断面図、第2図は同シ
ートにおける補助クッションを固定させた状態の要部断
面図、第3図は同シートの斜視図、第4図は同シートに
着座した状態の同シートの側面図である。 符号の説明 11……シートクッション、11d……前端面、11e……上
面、12……シートバック、13……補助クッション、13c
……一頂部、13d……一辺、13e……上面。
Claims (1)
- 【請求項1】着座部を形成するシートクッションと、同
シートクッションの後部に位置し背もたれ部を形成する
シートバックを備えたシートにおいて、前記シートクッ
ションの前端面における上面から所定量下方の部位に、
断面略三角形の補助クッションの一頂部を上下方向に回
動可能に組付けて同補助クッションを上方へ回動させて
その一辺を前記シートクッションの前端面に当接させた
とき同補助クッションの上面と前記シートクッションの
上面とが略同一面上に位置するようになし、かつ同補助
クッションと前記シートクッションとの互いに対向する
部位にこれら補助クッションとシートクッションとを脱
着可能に固定する固定手段を設けたことを特徴とするク
ッション長の可変シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271790U JPH0729882Y2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | クッション長の可変シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271790U JPH0729882Y2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | クッション長の可変シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410751U JPH0410751U (ja) | 1992-01-29 |
JPH0729882Y2 true JPH0729882Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31573259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5271790U Expired - Lifetime JPH0729882Y2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | クッション長の可変シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729882Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP5271790U patent/JPH0729882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0410751U (ja) | 1992-01-29 |
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