JPH07255770A - 白内障用視力補助具及び該白内障用視力補助具と光量調整具との組合せ - Google Patents
白内障用視力補助具及び該白内障用視力補助具と光量調整具との組合せInfo
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- JPH07255770A JPH07255770A JP6051548A JP5154894A JPH07255770A JP H07255770 A JPH07255770 A JP H07255770A JP 6051548 A JP6051548 A JP 6051548A JP 5154894 A JP5154894 A JP 5154894A JP H07255770 A JPH07255770 A JP H07255770A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】白内障がある程度進行しても、物を比較的はっ
きりと視ることができるようにする白内障用視力補助具
1を提供する。 【構成】白内障用視力補助具1は、眼への光線の入射を
許容する少なくとも一の透孔7を有し視野を該透孔7に
よる入射範囲に絞るための視野調整器2と、該視野調整
器2を眼鏡11のレンズ12の前面に保持する保持手段
3とによって構成されている。
きりと視ることができるようにする白内障用視力補助具
1を提供する。 【構成】白内障用視力補助具1は、眼への光線の入射を
許容する少なくとも一の透孔7を有し視野を該透孔7に
よる入射範囲に絞るための視野調整器2と、該視野調整
器2を眼鏡11のレンズ12の前面に保持する保持手段
3とによって構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白内障を患った人の視
力を補助する白内障用視力補助具、及び該白内障を患っ
た眼をその視力の低下が遅れるように訓練するための白
内障用視力補助具と光量調整具との組合せに関する。
力を補助する白内障用視力補助具、及び該白内障を患っ
た眼をその視力の低下が遅れるように訓練するための白
内障用視力補助具と光量調整具との組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】白内障は、元来は透明な水晶体が混濁し
て不透明になり、視力低下など視力障害を来す疾患をい
う。一般には、初期に水晶体の周辺部に混濁が発生し、
該混濁が周辺部から中央に向かって広がっていくことが
多く、それに伴って物がかすんで見えるようになり、そ
のかすみが強くなって、終いには失明状態となる。
て不透明になり、視力低下など視力障害を来す疾患をい
う。一般には、初期に水晶体の周辺部に混濁が発生し、
該混濁が周辺部から中央に向かって広がっていくことが
多く、それに伴って物がかすんで見えるようになり、そ
のかすみが強くなって、終いには失明状態となる。
【0003】これに対して、上記混濁の進行を抑える目
薬や内服液が専門医によって使用され、症状の進行が抑
えきれなくなって視力が大きく低下した場合には手術に
よって視力の回復が図られている。
薬や内服液が専門医によって使用され、症状の進行が抑
えきれなくなって視力が大きく低下した場合には手術に
よって視力の回復が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記白内障に
対して、その視力を補う器具は未だ知られていない。従
って、白内障がある程度進行し場合には、視力が低下し
た状態で日常生活を送る必要があり、読書、テレビの視
聴、自動車の運転等に支障を来すことになる。
対して、その視力を補う器具は未だ知られていない。従
って、白内障がある程度進行し場合には、視力が低下し
た状態で日常生活を送る必要があり、読書、テレビの視
聴、自動車の運転等に支障を来すことになる。
【0005】そこで、本発明は、白内障がある程度進行
しても、白内障の手術をするに至る時まで物を比較的は
っきりと視ることができるようにする白内障用視力補助
具を提供するものである。
しても、白内障の手術をするに至る時まで物を比較的は
っきりと視ることができるようにする白内障用視力補助
具を提供するものである。
【0006】また、本発明の他の課題は、上述の白内障
を患った眼をその視力の低下が遅れるように訓練するた
めの手段を提供することにある。
を患った眼をその視力の低下が遅れるように訓練するた
めの手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明者
は、このような課題に対して、白内障の症状について検
討した結果、白内障では水晶体の周辺部の混濁部位を光
が通って眼底に達するために上記かすみが生ずる点に鑑
み、視野を絞って光が主として水晶体の混濁がない中央
部を通って眼底に達するようにすれば、上記かすみが少
なくなり、上記課題を解決できることを見出だし、本発
明を完成するに至ったものである。以下、上記課題を解
決する各請求項に係る発明について具体的に説明する。
は、このような課題に対して、白内障の症状について検
討した結果、白内障では水晶体の周辺部の混濁部位を光
が通って眼底に達するために上記かすみが生ずる点に鑑
み、視野を絞って光が主として水晶体の混濁がない中央
部を通って眼底に達するようにすれば、上記かすみが少
なくなり、上記課題を解決できることを見出だし、本発
明を完成するに至ったものである。以下、上記課題を解
決する各請求項に係る発明について具体的に説明する。
【0008】<請求項1に係る発明>この発明は、眼へ
の光線の入射を許容する少なくとも一の透孔を有し視野
を該透孔による入射範囲に絞る視野調整器と、上記視野
調整器を眼鏡のレンズの前面に保持する保持手段とを備
えていることを特徴とする白内障用視力補助具である。
の光線の入射を許容する少なくとも一の透孔を有し視野
を該透孔による入射範囲に絞る視野調整器と、上記視野
調整器を眼鏡のレンズの前面に保持する保持手段とを備
えていることを特徴とする白内障用視力補助具である。
【0009】従って、当該発明においては、眼鏡を利用
して視野調整器を眼前に保持することができ、該視野調
整器の透孔によって視野を絞り、水晶体の混濁部位を通
る光の量を少なくすることにより、該混濁がない部位を
光が通って眼底に達する光の量を相対的に多くすること
ができる。
して視野調整器を眼前に保持することができ、該視野調
整器の透孔によって視野を絞り、水晶体の混濁部位を通
る光の量を少なくすることにより、該混濁がない部位を
光が通って眼底に達する光の量を相対的に多くすること
ができる。
【0010】ここに、上記眼鏡のレンズは、光を集束又
は発散させる視力補正用のものであるか、光の実質的な
集束・発散を生じないもの(肉厚が均一なもの)である
かを問わない。
は発散させる視力補正用のものであるか、光の実質的な
集束・発散を生じないもの(肉厚が均一なもの)である
かを問わない。
【0011】<請求項2に係る発明>この発明は、上記
請求項1に記載の白内障用視力補助具において、上記視
野調整器は、両端が開口し上記眼鏡レンズの前方に突出
する筒部を備えたものであり、当該筒孔が上記透孔を構
成していることを特徴とする。
請求項1に記載の白内障用視力補助具において、上記視
野調整器は、両端が開口し上記眼鏡レンズの前方に突出
する筒部を備えたものであり、当該筒孔が上記透孔を構
成していることを特徴とする。
【0012】当該発明においては、視野調整器の筒部の
筒孔を通して見える範囲に視野が絞られることになる。
筒孔を通して見える範囲に視野が絞られることになる。
【0013】<請求項3に係る発明>この発明は、上記
請求項2に記載の白内障用所力補助具において、上記筒
部の外径が1.5cm以下であり、該筒部の上記眼鏡レ
ンズからの突出長さが2.5cm以下であることを特徴
とする。
請求項2に記載の白内障用所力補助具において、上記筒
部の外径が1.5cm以下であり、該筒部の上記眼鏡レ
ンズからの突出長さが2.5cm以下であることを特徴
とする。
【0014】このような寸法にしたのは以下の理由によ
る。すなわち、両眼が同時に白内障になることはあまり
なく、一方の眼のみが白内障になり、他方の眼は正常で
あることが多い。その場合、白内障用視力補助具を白内
障になった方の眼の眼鏡レンズに装着することになる
が、上記筒部の外径が大きい場合やその突出量が大きい
場合には、この白内障用視力補助具によって正常な眼の
視野が部分的に遮られることになる。そこで、当該発明
においては、上記筒部の寸法を上述の通りのものとし、
当該視力補助具によって視力を補助しながら、正常な眼
の視野が狭くなることをできるだけ防ぐようにしたもの
である。
る。すなわち、両眼が同時に白内障になることはあまり
なく、一方の眼のみが白内障になり、他方の眼は正常で
あることが多い。その場合、白内障用視力補助具を白内
障になった方の眼の眼鏡レンズに装着することになる
が、上記筒部の外径が大きい場合やその突出量が大きい
場合には、この白内障用視力補助具によって正常な眼の
視野が部分的に遮られることになる。そこで、当該発明
においては、上記筒部の寸法を上述の通りのものとし、
当該視力補助具によって視力を補助しながら、正常な眼
の視野が狭くなることをできるだけ防ぐようにしたもの
である。
【0015】<請求項4に係る発明>この発明は、上記
請求項2又は請求項3のいずれか一に記載の白内障用視
力補助具において、上記視野調整器が、上記筒部の基端
部に外側へ張出し眼への光線の入射を遮蔽する遮蔽フラ
ンジを備えていることを特徴とする。
請求項2又は請求項3のいずれか一に記載の白内障用視
力補助具において、上記視野調整器が、上記筒部の基端
部に外側へ張出し眼への光線の入射を遮蔽する遮蔽フラ
ンジを備えていることを特徴とする。
【0016】当該発明の場合は、白内障を患った眼に上
記筒部の周囲から光が入ることが遮蔽フランジによって
妨げられる。この場合、筒部の周囲から入る光は水晶体
周辺の混濁部位を通って眼底に達しやすいが、そのよう
な光が上記遮蔽フランジによって遮られることによっ
て、物をよりはっきりと視認することができるようにな
る。
記筒部の周囲から光が入ることが遮蔽フランジによって
妨げられる。この場合、筒部の周囲から入る光は水晶体
周辺の混濁部位を通って眼底に達しやすいが、そのよう
な光が上記遮蔽フランジによって遮られることによっ
て、物をよりはっきりと視認することができるようにな
る。
【0017】<請求項5に係る発明>この発明は、上記
請求項4に記載の白内障用視力補助具において、上記遮
蔽フランジの目頭側への張出し量の方が該遮蔽フランジ
の目尻側への張出し量よりも大きいことを特徴とする。
請求項4に記載の白内障用視力補助具において、上記遮
蔽フランジの目頭側への張出し量の方が該遮蔽フランジ
の目尻側への張出し量よりも大きいことを特徴とする。
【0018】当該発明において、上記遮蔽フランジの目
頭側への張出し量が大きいということは、それだけ白内
障になっている眼への余分な光の入射を減らすことがで
きることを意味する。しかし、このように張出し量が大
きくとも、該フランジは眼鏡レンズに沿って張出してい
るから、他方の眼の視野を遮ることはほとんどない。よ
って、この他方の眼が正常である場合の物の視認性が良
い。
頭側への張出し量が大きいということは、それだけ白内
障になっている眼への余分な光の入射を減らすことがで
きることを意味する。しかし、このように張出し量が大
きくとも、該フランジは眼鏡レンズに沿って張出してい
るから、他方の眼の視野を遮ることはほとんどない。よ
って、この他方の眼が正常である場合の物の視認性が良
い。
【0019】また、上記遮蔽フランジの目尻側への張出
し量が小さいということは、それだけ白内障になってい
る眼に目尻側から余分な光が入ることを意味する。しか
し、白内障用視力補助具を使用する一方の眼と、それを
使用しない正常な他方の眼との関係をみた場合、当該一
方の眼にその目尻側からしか入らないような光は他方の
正常な眼にはほとんど入らない。従って、上記遮蔽フラ
ンジによって当該白内障になった一方の眼に目尻側から
入るべき光を遮った場合には、結果的に視野が狭くな
る。よって、当該発明では白内障になった眼に目尻側か
ら余分な光が入ることによる不具合よりも、全体として
の視野が狭くなることの不具合の方が問題であるとし
て、上記遮蔽フランジの目尻側への張出し量を小さくし
ているものである。
し量が小さいということは、それだけ白内障になってい
る眼に目尻側から余分な光が入ることを意味する。しか
し、白内障用視力補助具を使用する一方の眼と、それを
使用しない正常な他方の眼との関係をみた場合、当該一
方の眼にその目尻側からしか入らないような光は他方の
正常な眼にはほとんど入らない。従って、上記遮蔽フラ
ンジによって当該白内障になった一方の眼に目尻側から
入るべき光を遮った場合には、結果的に視野が狭くな
る。よって、当該発明では白内障になった眼に目尻側か
ら余分な光が入ることによる不具合よりも、全体として
の視野が狭くなることの不具合の方が問題であるとし
て、上記遮蔽フランジの目尻側への張出し量を小さくし
ているものである。
【0020】<請求項6に係る発明>この発明は、上記
請求項5に記載の白内障用視力補助具において、上記筒
部の中心から上記遮蔽フランジの目尻側への張出し端ま
での長さが1.5cm以下であることを特徴とする。
請求項5に記載の白内障用視力補助具において、上記筒
部の中心から上記遮蔽フランジの目尻側への張出し端ま
での長さが1.5cm以下であることを特徴とする。
【0021】このような寸法設定であれば、請求項5に
係る発明の作用を発揮させることができる。
係る発明の作用を発揮させることができる。
【0022】<請求項7に係る発明>この発明は、請求
項4乃至請求項6のいずれか一に記載の白内障用視力補
助具において、上記保持手段が、上記遮蔽フランジに固
定され眼鏡のレンズに吸いつく吸盤であることを特徴と
する。
項4乃至請求項6のいずれか一に記載の白内障用視力補
助具において、上記保持手段が、上記遮蔽フランジに固
定され眼鏡のレンズに吸いつく吸盤であることを特徴と
する。
【0023】当該発明では、吸盤によって視野調整器を
眼鏡レンズの前面の所望の位置に装着し、また、そこか
ら外すことができる。
眼鏡レンズの前面の所望の位置に装着し、また、そこか
ら外すことができる。
【0024】<請求項8に係る発明>この発明は、請求
項4乃至請求項6のいずれか一に記載の白内障用視力補
助具において、上記保持手段が、上記遮蔽フランジの後
面に設けられた粘着層であることを特徴とする。
項4乃至請求項6のいずれか一に記載の白内障用視力補
助具において、上記保持手段が、上記遮蔽フランジの後
面に設けられた粘着層であることを特徴とする。
【0025】当該発明においても、視野調整器を眼鏡レ
ンズの前面の所望の位置に装着することができる。
ンズの前面の所望の位置に装着することができる。
【0026】<請求項9に係る発明>この発明は、眼鏡
の一方のレンズに装着される請求項1乃至請求項8のい
ずれか一に記載の白内障用視力補助具と、眼鏡の他方の
レンズに装着され該他方のレンズを介して眼へ入射する
光の量を減らす光量調整具との組合せである。
の一方のレンズに装着される請求項1乃至請求項8のい
ずれか一に記載の白内障用視力補助具と、眼鏡の他方の
レンズに装着され該他方のレンズを介して眼へ入射する
光の量を減らす光量調整具との組合せである。
【0027】当該発明の場合は、白内障用視力補助具を
白内障にかかった眼の方の眼鏡レンズに装着し、眼用光
量調整具を正常な眼の方の眼鏡レンズに装着する。これ
により、正常な眼は光の入る量が少なくなって見え難く
なるため、白内障になっている方の眼が物の視認によく
使用されるようになり視認の訓練になる。この結果、白
内障にかかっている眼の視力低下の進行が遅れることを
期待することができるようになる。すなわち、上記白内
障用視力補助具は、それ自体が眼への光の入射範囲を絞
るものであるから、これを使用しない他方の眼が正常で
あれば、当該補助具を装着した方の眼が使用されない結
果となりかねない。そのため、当該発明では白内障用視
力補助具と光量調整具とを組合せ、白内障にかかってい
る眼を訓練できるようにしたものである。
白内障にかかった眼の方の眼鏡レンズに装着し、眼用光
量調整具を正常な眼の方の眼鏡レンズに装着する。これ
により、正常な眼は光の入る量が少なくなって見え難く
なるため、白内障になっている方の眼が物の視認によく
使用されるようになり視認の訓練になる。この結果、白
内障にかかっている眼の視力低下の進行が遅れることを
期待することができるようになる。すなわち、上記白内
障用視力補助具は、それ自体が眼への光の入射範囲を絞
るものであるから、これを使用しない他方の眼が正常で
あれば、当該補助具を装着した方の眼が使用されない結
果となりかねない。そのため、当該発明では白内障用視
力補助具と光量調整具とを組合せ、白内障にかかってい
る眼を訓練できるようにしたものである。
【0028】<請求項10に係る発明>この発明は、眼
鏡の一方のレンズに装着される請求項1乃至請求項8の
いずれか一に記載の白内障用視力補助具と、眼鏡の他方
のレンズに装着される請求項2乃至請求項8のいずれか
一に記載の白内障用視力補助具と、上記他方の眼鏡レン
ズに装着される白内障用視力補助具の筒部に嵌められ、
該他方のレンズを介して眼へ入射する光の量を減らす、
一端面に色付き透明フィルムが貼付けられた筒状の光量
調整具との組合せである。
鏡の一方のレンズに装着される請求項1乃至請求項8の
いずれか一に記載の白内障用視力補助具と、眼鏡の他方
のレンズに装着される請求項2乃至請求項8のいずれか
一に記載の白内障用視力補助具と、上記他方の眼鏡レン
ズに装着される白内障用視力補助具の筒部に嵌められ、
該他方のレンズを介して眼へ入射する光の量を減らす、
一端面に色付き透明フィルムが貼付けられた筒状の光量
調整具との組合せである。
【0029】当該発明においては、一方の眼鏡レンズに
装着される白内障用力補助具は白内障にかかった眼の視
力の補助専用になるが、他方の眼鏡レンズに装着される
白内障用視力補助具は、白内障にかかった眼の視力補助
に使用することができるとともに、上記光量調整具を嵌
めることによって正常な眼に該他方のレンズを介して入
る光の量を減らすことができ、請求項9に係る発明と同
様に白内障にかかっている眼の訓練に供することができ
る。
装着される白内障用力補助具は白内障にかかった眼の視
力の補助専用になるが、他方の眼鏡レンズに装着される
白内障用視力補助具は、白内障にかかった眼の視力補助
に使用することができるとともに、上記光量調整具を嵌
めることによって正常な眼に該他方のレンズを介して入
る光の量を減らすことができ、請求項9に係る発明と同
様に白内障にかかっている眼の訓練に供することができ
る。
【0030】この場合、光量調整具の色付き透明フィル
ムが特定波長の光のみを通すために眼に入る光の量が減
ることになるが、使用する色付き透明フィルムの色の種
類によって、光の減少量を変えることができる。
ムが特定波長の光のみを通すために眼に入る光の量が減
ることになるが、使用する色付き透明フィルムの色の種
類によって、光の減少量を変えることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、眼への光
線の入射を許容する少なくとも一の透孔を有し視野を該
透孔による入射範囲に絞るための視野調整器と、該視野
調整器を眼鏡のレンズの前面に保持する保持手段とを備
えているから、眼鏡を利用して視野調整器を眼前に保持
し、視野を絞ることによって水晶体の混濁部位を通って
眼底に達する光の量を少なくし、所謂かすみを少なくし
て物が比較的はっきり見えるようにすることができる。
線の入射を許容する少なくとも一の透孔を有し視野を該
透孔による入射範囲に絞るための視野調整器と、該視野
調整器を眼鏡のレンズの前面に保持する保持手段とを備
えているから、眼鏡を利用して視野調整器を眼前に保持
し、視野を絞ることによって水晶体の混濁部位を通って
眼底に達する光の量を少なくし、所謂かすみを少なくし
て物が比較的はっきり見えるようにすることができる。
【0032】請求項2に係る発明によれば、上記視野調
整器が、両端が開口した筒部を有し当該筒孔が上記透孔
を構成しているから、該筒孔を通して見える範囲に視野
が絞られて、請求項1に係る発明の効果が得られる。
整器が、両端が開口した筒部を有し当該筒孔が上記透孔
を構成しているから、該筒孔を通して見える範囲に視野
が絞られて、請求項1に係る発明の効果が得られる。
【0033】請求項3に係る発明によれば、上記筒部の
外径が1.5cm以下であり、該筒部の上記眼鏡レンズ
からの突出長さが2.5cm以下であるから、当該視力
調整具によって視力を補助しながら、正常な眼の視野が
狭くなることを防ぐことができる。
外径が1.5cm以下であり、該筒部の上記眼鏡レンズ
からの突出長さが2.5cm以下であるから、当該視力
調整具によって視力を補助しながら、正常な眼の視野が
狭くなることを防ぐことができる。
【0034】請求項4に係る発明によれば、上記筒部の
基端部に外側へ張出し眼への光線の入射を遮蔽する遮蔽
フランジを備えているから、水晶体周辺の混濁部位を通
って眼底に達する光を減らすことができ、物をよりはっ
きりと視認することができるようになる。
基端部に外側へ張出し眼への光線の入射を遮蔽する遮蔽
フランジを備えているから、水晶体周辺の混濁部位を通
って眼底に達する光を減らすことができ、物をよりはっ
きりと視認することができるようになる。
【0035】請求項5に係る発明によれば、上記遮蔽フ
ランジの目頭側への張出し量の方が該遮蔽フランジの目
尻側への張出し量よりも大きいから、視野を不必要に狭
くすることなく、請求項4に係る発明の効果を得ること
ができる。
ランジの目頭側への張出し量の方が該遮蔽フランジの目
尻側への張出し量よりも大きいから、視野を不必要に狭
くすることなく、請求項4に係る発明の効果を得ること
ができる。
【0036】請求項6に係る発明によれば、上記筒部の
中心から上記遮蔽フランジの目尻側への張出し端までの
長さが1.5cm以下であるから、請求項5に係る発明
の効果を確実に得ることができる。
中心から上記遮蔽フランジの目尻側への張出し端までの
長さが1.5cm以下であるから、請求項5に係る発明
の効果を確実に得ることができる。
【0037】請求項7に係る発明によれば、上記保持手
段が上記遮蔽フランジに固定され眼鏡のレンズに吸いつ
く吸盤であるから、読書時、自動車の運転時などその時
々に応じた最適な場所に視野調整器を配置して、請求項
1に係る発明の効果を得ることができる。
段が上記遮蔽フランジに固定され眼鏡のレンズに吸いつ
く吸盤であるから、読書時、自動車の運転時などその時
々に応じた最適な場所に視野調整器を配置して、請求項
1に係る発明の効果を得ることができる。
【0038】請求項8に係る発明によれば、上記保持手
段が上記遮蔽フランジの後面に設けられた粘着層である
から、簡易でありコストを高くすることなく請求項1に
係る発明の効果を得ることができる。
段が上記遮蔽フランジの後面に設けられた粘着層である
から、簡易でありコストを高くすることなく請求項1に
係る発明の効果を得ることができる。
【0039】請求項9に係る発明によれば、白内障にか
かっている眼の方の眼鏡レンズに白内障用視力補助具を
装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズに光量調整具を装着
することにより、白内障にかかっている眼の視力を訓練
することができる。
かっている眼の方の眼鏡レンズに白内障用視力補助具を
装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズに光量調整具を装着
することにより、白内障にかかっている眼の視力を訓練
することができる。
【0040】請求項10に係る発明によれば、白内障に
かかっている眼の方の眼鏡レンズに白内障用視力補助具
を装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズに光量調整具を嵌
めた白内障用視力補助具を装着することにより、請求項
9に係る発明と同様の効果を得ることができ、しかも、
使用する色付き透明フィルムの色を変えることによって
所望の光量として、訓練効果を高めることができる。
かかっている眼の方の眼鏡レンズに白内障用視力補助具
を装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズに光量調整具を嵌
めた白内障用視力補助具を装着することにより、請求項
9に係る発明と同様の効果を得ることができ、しかも、
使用する色付き透明フィルムの色を変えることによって
所望の光量として、訓練効果を高めることができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0042】<実施例1>図1において、1は眼鏡11
のレンズ12に取付けられる白内障用視力補助具であ
り、視野調整器2と、保持手段としての吸盤3,3とか
らなる。視野調整器2は、図2にも示すように、両端が
開口したプラスチック製の円筒状筒部4と、該筒部4の
基端の外側へ張出した遮蔽フランジ5と、該遮蔽フラン
ジ5の背面に設けられたスポンジによるクッション層6
とを備えてなる。
のレンズ12に取付けられる白内障用視力補助具であ
り、視野調整器2と、保持手段としての吸盤3,3とか
らなる。視野調整器2は、図2にも示すように、両端が
開口したプラスチック製の円筒状筒部4と、該筒部4の
基端の外側へ張出した遮蔽フランジ5と、該遮蔽フラン
ジ5の背面に設けられたスポンジによるクッション層6
とを備えてなる。
【0043】上記筒部4は、外径が1cm程度、内径が
8mm程度、上記眼鏡レンズ12からの突出長さが2.
0cm程度であり、その筒孔が眼への光線の入射を許容
する透孔7を構成している。また、筒部4の先端部内面
には後述する光量調整具17を嵌めるための雌ねじ4a
が形成されている。
8mm程度、上記眼鏡レンズ12からの突出長さが2.
0cm程度であり、その筒孔が眼への光線の入射を許容
する透孔7を構成している。また、筒部4の先端部内面
には後述する光量調整具17を嵌めるための雌ねじ4a
が形成されている。
【0044】上記遮蔽フランジ5は、眼への光線の入射
を遮蔽するものであって、上記筒部4から目頭側への張
出し量の方が目尻側への張出し量よりも大きく形成され
ている。この場合、上記筒部4の中心から上記遮蔽フラ
ンジ5の目尻側への張出し端までの長さは1.5cm程
度、筒部4の中心から上記遮蔽フランジ5の目頭側への
張出し端までの長さは2.5cm程度である。
を遮蔽するものであって、上記筒部4から目頭側への張
出し量の方が目尻側への張出し量よりも大きく形成され
ている。この場合、上記筒部4の中心から上記遮蔽フラ
ンジ5の目尻側への張出し端までの長さは1.5cm程
度、筒部4の中心から上記遮蔽フランジ5の目頭側への
張出し端までの長さは2.5cm程度である。
【0045】上記吸盤3は、上記視野調整器2を眼鏡レ
ンズ12に保持するためのものであって、上記遮蔽フラ
ンジ5の上部と下部とに1個ずつ固定されて、各々背部
に突出している。この吸盤3は、楕円形状をなし背部に
2個の上方へ突出した突起3a,3aを備えており、該
突起3aが上記遮蔽フランジ5のクッション層6に埋め
込まれて該遮蔽フランジ5に固定されている。
ンズ12に保持するためのものであって、上記遮蔽フラ
ンジ5の上部と下部とに1個ずつ固定されて、各々背部
に突出している。この吸盤3は、楕円形状をなし背部に
2個の上方へ突出した突起3a,3aを備えており、該
突起3aが上記遮蔽フランジ5のクッション層6に埋め
込まれて該遮蔽フランジ5に固定されている。
【0046】従って、上記吸盤3によって視野調整器2
を眼鏡レンズ12の前面の使用に最適な位置に配置して
固着することができる。
を眼鏡レンズ12の前面の使用に最適な位置に配置して
固着することができる。
【0047】しかして、上記白内障用視力補助具1によ
れば、平面的にみると図3に右下がりの斜線で示す範囲
の光は一方の眼に入らず、該眼には主として上記視野調
整器2の透孔7を通過した光が入るようになる。よっ
て、光は水晶体の混濁の少ない中央部を主として通って
眼底の網膜に像を結ぶことになり、その得られる像は比
較的鮮明なものになる。
れば、平面的にみると図3に右下がりの斜線で示す範囲
の光は一方の眼に入らず、該眼には主として上記視野調
整器2の透孔7を通過した光が入るようになる。よっ
て、光は水晶体の混濁の少ない中央部を主として通って
眼底の網膜に像を結ぶことになり、その得られる像は比
較的鮮明なものになる。
【0048】また、他方の眼鏡レンズ12に白内障用視
力補助具1を装着しない場合には、図3に左下がりの斜
線で示す範囲の光が入らないから、結局、両方の眼で視
ることができない範囲は上記右下がり斜線と左下がり斜
線とが重なった部分になる。しかし、この死角となる範
囲は上述の如く遮蔽フランジ5の目尻側への張出し量が
小さいから、狭いものになり、周囲の物の視認に支障は
ない。
力補助具1を装着しない場合には、図3に左下がりの斜
線で示す範囲の光が入らないから、結局、両方の眼で視
ることができない範囲は上記右下がり斜線と左下がり斜
線とが重なった部分になる。しかし、この死角となる範
囲は上述の如く遮蔽フランジ5の目尻側への張出し量が
小さいから、狭いものになり、周囲の物の視認に支障は
ない。
【0049】上記光量調整具17は、図4にその構造が
具体的に示されているように、外周面に上記筒部4の雌
ねじ4aに螺合する雄ねじ17aが形成された筒状のも
のであって、一端にフランジ17bを有し、該フランジ
17bの端面に色付き透明フイルム18が貼付けられる
ものである。
具体的に示されているように、外周面に上記筒部4の雌
ねじ4aに螺合する雄ねじ17aが形成された筒状のも
のであって、一端にフランジ17bを有し、該フランジ
17bの端面に色付き透明フイルム18が貼付けられる
ものである。
【0050】従って、上記色付き透明フィルム18を貼
付けた光量調整具17を上記白内障用視力補助具1に嵌
めたものを眼鏡レンズ12に装着すると、この眼鏡レン
ズ12を通して眼に入る光の量が減ることになる。よっ
て、図1に示すように白内障にかかっている眼の方の眼
鏡レンズ12には光量調整具17を嵌めていない視力補
助具1を装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズ12には光
量調整具17を嵌めた視力補助具1を装着するようにす
れば、正常な眼の方は光量調整具17によって光の量が
制限されて見え難くなるため、白内障にかかっている眼
の方に神経が集中し、上記視力補助具1によって視力を
訓練することができる。
付けた光量調整具17を上記白内障用視力補助具1に嵌
めたものを眼鏡レンズ12に装着すると、この眼鏡レン
ズ12を通して眼に入る光の量が減ることになる。よっ
て、図1に示すように白内障にかかっている眼の方の眼
鏡レンズ12には光量調整具17を嵌めていない視力補
助具1を装着し、正常な眼の方の眼鏡レンズ12には光
量調整具17を嵌めた視力補助具1を装着するようにす
れば、正常な眼の方は光量調整具17によって光の量が
制限されて見え難くなるため、白内障にかかっている眼
の方に神経が集中し、上記視力補助具1によって視力を
訓練することができる。
【0051】また、上記色付き透明フィルム18を貼付
けずに光量調整具17を上記視力補助具1に嵌めた場合
には、該光量調整具17によって透孔7の径を小さいも
のにすることができる。従って、このようにすると、そ
れだけ視野を絞ることができるため、白内障が進行し水
晶体の混濁部が多くなった場合でも物をはっきりと視認
することができる。
けずに光量調整具17を上記視力補助具1に嵌めた場合
には、該光量調整具17によって透孔7の径を小さいも
のにすることができる。従って、このようにすると、そ
れだけ視野を絞ることができるため、白内障が進行し水
晶体の混濁部が多くなった場合でも物をはっきりと視認
することができる。
【0052】なお、図5に示すように、吸盤3を筒部4
の周囲4箇所(あるいは3箇所)に設けるようにしても
よい。
の周囲4箇所(あるいは3箇所)に設けるようにしても
よい。
【0053】<実施例2>図6及び図7に示す白内障用
視力補助具19は、保持手段として粘着層20を用いた
点で上記実施例1のものと相違する。すなわち、粘着層
20は上記クッション層6の上に設けられており、当該
視力補助具19は、粘着層20の粘着面を保護する離型
紙21を剥がして、眼鏡レンズ12に貼付ける。
視力補助具19は、保持手段として粘着層20を用いた
点で上記実施例1のものと相違する。すなわち、粘着層
20は上記クッション層6の上に設けられており、当該
視力補助具19は、粘着層20の粘着面を保護する離型
紙21を剥がして、眼鏡レンズ12に貼付ける。
【0054】また、図6において、22はゴム等によっ
て形成された弾性を有する視野絞り具であり、図8に示
すようにスリット22aを有する円筒状に形成されてい
る。使用に際しては、視野絞り具22を上記スリット2
2aが狭くなるように縮めた状態として視力補助具19
の筒部4に挿入し、弾性反発力によって筒部4の内周面
に保持させる。これにより、透孔7の径を小さなものに
することができる。また、径が異なる幾つかの視野絞り
具を準備すれば、白内障の進行度に応じて透孔7の径を
小さくしていくことができる。
て形成された弾性を有する視野絞り具であり、図8に示
すようにスリット22aを有する円筒状に形成されてい
る。使用に際しては、視野絞り具22を上記スリット2
2aが狭くなるように縮めた状態として視力補助具19
の筒部4に挿入し、弾性反発力によって筒部4の内周面
に保持させる。これにより、透孔7の径を小さなものに
することができる。また、径が異なる幾つかの視野絞り
具を準備すれば、白内障の進行度に応じて透孔7の径を
小さくしていくことができる。
【0055】<実施例3>図9に本例の白内障用視力補
助具23が示されている。この視力補助具23は筒部4
の内部に収容された渦巻き紙24を備えている。この渦
巻き紙24は外周端の一部が筒部4に固定されている。
助具23が示されている。この視力補助具23は筒部4
の内部に収容された渦巻き紙24を備えている。この渦
巻き紙24は外周端の一部が筒部4に固定されている。
【0056】従って、渦巻き紙24を筒部4に納めた状
態では透孔7の径は大きいが、これを図9に鎖線で示す
ように前方へ引き出すと透孔7の径が小さくなるととも
に、筒全体が長くなる。よって、透孔7の径が小さくな
ることと筒全長が長くなることとによって視野が効果的
に絞られることになる。
態では透孔7の径は大きいが、これを図9に鎖線で示す
ように前方へ引き出すと透孔7の径が小さくなるととも
に、筒全体が長くなる。よって、透孔7の径が小さくな
ることと筒全長が長くなることとによって視野が効果的
に絞られることになる。
【0057】<実施例4>図10に本例の白内障用視力
補助具25が示されている。この視力補助具25は紙製
であって、筒部26とフランジ27とを備え、フランジ
27の背面に離型紙21によって保護された粘着層20
が設けられている。使用にあたっては、離型紙21を剥
がし上記粘着層20によって視力補助具25を眼鏡レン
ズに接着することになる。
補助具25が示されている。この視力補助具25は紙製
であって、筒部26とフランジ27とを備え、フランジ
27の背面に離型紙21によって保護された粘着層20
が設けられている。使用にあたっては、離型紙21を剥
がし上記粘着層20によって視力補助具25を眼鏡レン
ズに接着することになる。
【0058】<実施例5>図11に本例の白内障用視力
補助具28が示されている。この視力補助具28は、前
面が傾斜面29aに形成され偏心位置に軸方向の透孔7
が形成されたスポンジ製の円柱状の視野調整器29と、
該視野調整器29の背面にクッション層30を介して設
けられた粘着層20とを備えてなる。上記傾斜面29a
は視野調整器29の目頭側が薄肉になるように該目頭側
に下降傾斜し、上記透孔7は目尻側に偏心している。
補助具28が示されている。この視力補助具28は、前
面が傾斜面29aに形成され偏心位置に軸方向の透孔7
が形成されたスポンジ製の円柱状の視野調整器29と、
該視野調整器29の背面にクッション層30を介して設
けられた粘着層20とを備えてなる。上記傾斜面29a
は視野調整器29の目頭側が薄肉になるように該目頭側
に下降傾斜し、上記透孔7は目尻側に偏心している。
【0059】従って、上記視力補助具28を一方の眼の
眼鏡レンズに装着した場合、前面が上述の如く傾斜して
いるから、他方の眼の視界を遮ることが少なく、また、
透孔7が偏心しているから、実施例1の場合と同様の効
果(図3参照)が簡単に得られることになる。
眼鏡レンズに装着した場合、前面が上述の如く傾斜して
いるから、他方の眼の視界を遮ることが少なく、また、
透孔7が偏心しているから、実施例1の場合と同様の効
果(図3参照)が簡単に得られることになる。
【0060】<実施例6>本例は図12及び図13に示
されており、白内障視力補助具31の保持手段が先の実
施例と異なる。すなわち、本例の保持手段は、眼鏡32
のレンズ33の全面にわたってその内部に張り巡らされ
た強磁性の金属線(鉄線)34と、上記視野調整器2に
設けられ上記金属線34との吸引力によって該視野調整
器2を上記眼鏡レンズ33の前面に保持する磁石35と
よりなる。
されており、白内障視力補助具31の保持手段が先の実
施例と異なる。すなわち、本例の保持手段は、眼鏡32
のレンズ33の全面にわたってその内部に張り巡らされ
た強磁性の金属線(鉄線)34と、上記視野調整器2に
設けられ上記金属線34との吸引力によって該視野調整
器2を上記眼鏡レンズ33の前面に保持する磁石35と
よりなる。
【0061】上記金属線34は、図13に示すように、
縦横に格子状に張られている。これらの金属線34は肌
色に着色塗装されている。上記磁石35は、ゴム磁石に
よって形成されていて、上記視野調整器2の遮蔽フラン
ジ5の背面に固着されている。
縦横に格子状に張られている。これらの金属線34は肌
色に着色塗装されている。上記磁石35は、ゴム磁石に
よって形成されていて、上記視野調整器2の遮蔽フラン
ジ5の背面に固着されている。
【0062】従って、本例の場合、視野調整器2を上記
眼鏡レンズ33のいずれの場所に配置しても、上記磁石
34と金属線35との吸引力によって、当該視野調整器
2が眼鏡レンズ33の前面に保持される。
眼鏡レンズ33のいずれの場所に配置しても、上記磁石
34と金属線35との吸引力によって、当該視野調整器
2が眼鏡レンズ33の前面に保持される。
【0063】<実施例7>図14において、36は白内
障用視力補助具であり、視野調整器2と、保持手段とし
ての紐部材37,37とからなる。視野調整器2は、図
15及び図16にも示すように、両端が開口した円筒状
の筒部4と、該筒部4の基端の外側へ張出した遮蔽フラ
ンジ5と、該遮蔽フランジ5の背面に設けられたクッシ
ョン層6とを備えてなる。
障用視力補助具であり、視野調整器2と、保持手段とし
ての紐部材37,37とからなる。視野調整器2は、図
15及び図16にも示すように、両端が開口した円筒状
の筒部4と、該筒部4の基端の外側へ張出した遮蔽フラ
ンジ5と、該遮蔽フランジ5の背面に設けられたクッシ
ョン層6とを備えてなる。
【0064】上記筒部4の筒孔が眼への光線の入射を許
容する透孔7を構成している。上記遮蔽フランジ5の左
右の円弧部には、フランジ外周面に形成された周方向の
溝5aと該溝を覆う覆い5bとによって上記紐部材37
を周方向に通す通し孔が形成されている。上記クッショ
ン層6はフェルト材等によって形成されているものであ
って、当該白内障用視力補助具36を眼鏡11に取付け
た際に該眼鏡11のレンズ12の前面に当てられて、該
レンズ12を保護する。
容する透孔7を構成している。上記遮蔽フランジ5の左
右の円弧部には、フランジ外周面に形成された周方向の
溝5aと該溝を覆う覆い5bとによって上記紐部材37
を周方向に通す通し孔が形成されている。上記クッショ
ン層6はフェルト材等によって形成されているものであ
って、当該白内障用視力補助具36を眼鏡11に取付け
た際に該眼鏡11のレンズ12の前面に当てられて、該
レンズ12を保護する。
【0065】上記紐部材37は、ゴム等の伸縮性を有す
る紐によって形成されていて、上記視野調整器2の通し
孔に通されて該視野調整器2に係合している。紐部材3
7の両端部は通し孔から外に出ており、その末端には眼
鏡11の縁13に掛止する掛止部37aが設けられてい
る。すなわち、上記視野調整器2の左右の通し孔に通さ
れた各紐部材37,37は、図14に示すように眼鏡1
1の縁の上部の左右部位と下部の左右部位とに掛止され
て該眼鏡レンズ12の前面に張設されるものである。
る紐によって形成されていて、上記視野調整器2の通し
孔に通されて該視野調整器2に係合している。紐部材3
7の両端部は通し孔から外に出ており、その末端には眼
鏡11の縁13に掛止する掛止部37aが設けられてい
る。すなわち、上記視野調整器2の左右の通し孔に通さ
れた各紐部材37,37は、図14に示すように眼鏡1
1の縁の上部の左右部位と下部の左右部位とに掛止され
て該眼鏡レンズ12の前面に張設されるものである。
【0066】従って、上記紐部材37を視野調整器2の
通し孔に通して上述の如く張設した状態では、視野調整
器2と紐部材37との係合位置をずらすことにより、該
視野調整器2を眼鏡レンズ12の前面において使用に最
適な位置にスライド移動させることができる。また、こ
のスライド移動は紐部材37が伸縮することによって許
容される。
通し孔に通して上述の如く張設した状態では、視野調整
器2と紐部材37との係合位置をずらすことにより、該
視野調整器2を眼鏡レンズ12の前面において使用に最
適な位置にスライド移動させることができる。また、こ
のスライド移動は紐部材37が伸縮することによって許
容される。
【0067】しかして、上記白内障用視力補助具36に
よれば、視野が上記視野調整器2の透孔7を通過して眼
球15の眼底に達する範囲(図16の2点鎖線参照)の
ものに絞られる。よって、例えば、同図に1点鎖線で示
すように上記透孔7を通過した光は水晶体14の混濁1
4aの少ない中央部を主として通って眼底の網膜16に
像を結ぶことになり、その得られる像は比較的鮮明なも
のになる。
よれば、視野が上記視野調整器2の透孔7を通過して眼
球15の眼底に達する範囲(図16の2点鎖線参照)の
ものに絞られる。よって、例えば、同図に1点鎖線で示
すように上記透孔7を通過した光は水晶体14の混濁1
4aの少ない中央部を主として通って眼底の網膜16に
像を結ぶことになり、その得られる像は比較的鮮明なも
のになる。
【0068】なお、上記白内障用視力補助具36の上下
からも光が眼に入るが、そこから入る光は前方の物の視
認に影響を与えることがない。
からも光が眼に入るが、そこから入る光は前方の物の視
認に影響を与えることがない。
【0069】図17は本例の変形例を示すものであり、
視野調整器2としては実施例1と同じのものを用い、一
方の紐部材37は視野調整器2の目頭側の円弧状部位に
巻き掛けて両端を眼鏡11の目尻側の縁に掛止し、他方
の紐部材37は視野調整器2の目尻側の円弧状部位に巻
き掛けて両端を眼鏡11の目頭側の縁に掛止したもので
ある。
視野調整器2としては実施例1と同じのものを用い、一
方の紐部材37は視野調整器2の目頭側の円弧状部位に
巻き掛けて両端を眼鏡11の目尻側の縁に掛止し、他方
の紐部材37は視野調整器2の目尻側の円弧状部位に巻
き掛けて両端を眼鏡11の目頭側の縁に掛止したもので
ある。
【0070】<実施例8>本例は図18に示されてお
り、白内障用視力補助具38の保持手段に特徴があるす
なわち、保持手段は、バネ鋼線によって成形されたフッ
ク部材39であって、下端部が上記視野調整器2の遮蔽
フランジ5に結合され、上端部に上記眼鏡11の縁13
に掛止されるフック部39aを備えている。
り、白内障用視力補助具38の保持手段に特徴があるす
なわち、保持手段は、バネ鋼線によって成形されたフッ
ク部材39であって、下端部が上記視野調整器2の遮蔽
フランジ5に結合され、上端部に上記眼鏡11の縁13
に掛止されるフック部39aを備えている。
【0071】従って、上記フック部材39を眼鏡11の
縁に引っ掛けることによって、当該白内障用視力補助具
38を眼前に簡単に保持することができ、また、眼鏡1
1から簡単に外すことができる。
縁に引っ掛けることによって、当該白内障用視力補助具
38を眼前に簡単に保持することができ、また、眼鏡1
1から簡単に外すことができる。
【0072】<実施例9>本例は図19及び図20に示
されており、白内障用視力補助具41の視野調整器42
及び保持手段の双方に特徴がある。すなわち、視野調整
器42は、複数の小孔が上記透孔47として開設された
プレートによって構成されている。そして、該プレート
状視野調整器42はゴム磁石によって成形された円形リ
ング状の磁石43に嵌められている。
されており、白内障用視力補助具41の視野調整器42
及び保持手段の双方に特徴がある。すなわち、視野調整
器42は、複数の小孔が上記透孔47として開設された
プレートによって構成されている。そして、該プレート
状視野調整器42はゴム磁石によって成形された円形リ
ング状の磁石43に嵌められている。
【0073】上記磁石43は本例の保持手段を構成する
ものである。この保持手段の他の構成要素は、全面にわ
たって強磁性の金属線(肌色に着色塗装されている鉄
線)44が張り巡らされた透明板45と、上記透明板4
5に取付けられ眼鏡51の縁53に掛止させて該透明板
45を眼鏡レンズ52の前面に保持するフック部材46
とである。透明板45に対する金属線44の張設は実施
例3の眼鏡レンズ33の場合と同じである。フック部材
46は透明板45の縁45aの上部に固定されていて、
眼鏡51の縁53に掛止するフック部46aを備えてい
る。
ものである。この保持手段の他の構成要素は、全面にわ
たって強磁性の金属線(肌色に着色塗装されている鉄
線)44が張り巡らされた透明板45と、上記透明板4
5に取付けられ眼鏡51の縁53に掛止させて該透明板
45を眼鏡レンズ52の前面に保持するフック部材46
とである。透明板45に対する金属線44の張設は実施
例3の眼鏡レンズ33の場合と同じである。フック部材
46は透明板45の縁45aの上部に固定されていて、
眼鏡51の縁53に掛止するフック部46aを備えてい
る。
【0074】従って、上記視力補助具41の使用に際し
ては、透明板45をフック部材46によって眼鏡レンズ
52の前面に保持することになる。そして、実施例3の
場合と同様に、視野調整器42の磁石43と透明板45
の金属線44との吸引力を利用して該視野調整器42を
眼前の所期の場所に配置することができる。使用しない
ときには視野調整器42を透明板45と共に眼鏡51か
ら取り外せばよい。
ては、透明板45をフック部材46によって眼鏡レンズ
52の前面に保持することになる。そして、実施例3の
場合と同様に、視野調整器42の磁石43と透明板45
の金属線44との吸引力を利用して該視野調整器42を
眼前の所期の場所に配置することができる。使用しない
ときには視野調整器42を透明板45と共に眼鏡51か
ら取り外せばよい。
【0075】しかして、本例の場合は、上記プレート状
視野調整器42の小孔による透孔47を通して見える範
囲に視野が絞られることになり、実施例1と同様に比較
的鮮明な像を得ることができる。
視野調整器42の小孔による透孔47を通して見える範
囲に視野が絞られることになり、実施例1と同様に比較
的鮮明な像を得ることができる。
【0076】<実施例10>図21に示すように、本例
の白内障用視力補助具61は、眼鏡のレンズと略同径状
に形成されたプレートに3つの縦長透孔62を左右に並
べて開設してなる視野調整器63と、該視野調整器63
の上下に設けられ眼鏡の上下の縁に掛止されるフック部
材(保持手段)64とによって構成されている。
の白内障用視力補助具61は、眼鏡のレンズと略同径状
に形成されたプレートに3つの縦長透孔62を左右に並
べて開設してなる視野調整器63と、該視野調整器63
の上下に設けられ眼鏡の上下の縁に掛止されるフック部
材(保持手段)64とによって構成されている。
【0077】使用に際しては、上記フック部材64によ
って視野調整器63を眼鏡レンズ前面に保持する。視野
は上記3つの透孔62による光の入射範囲に絞られる。
各透孔62は縦長であるから、視点を上下に動かして物
を視る場合(例えば、新聞を読む場合)に便利になる。
って視野調整器63を眼鏡レンズ前面に保持する。視野
は上記3つの透孔62による光の入射範囲に絞られる。
各透孔62は縦長であるから、視点を上下に動かして物
を視る場合(例えば、新聞を読む場合)に便利になる。
【0078】なお、上記透孔62は貫通孔であるが、透
明体(ガラスあるいはプラスチック)を嵌めたものであ
ってもよい。また、視野調整器63は透明板に上記透孔
62を残してその周囲を着色することによって形成して
もよい。以上の点は以下に説明する実施例11〜14に
おいても同様である。
明体(ガラスあるいはプラスチック)を嵌めたものであ
ってもよい。また、視野調整器63は透明板に上記透孔
62を残してその周囲を着色することによって形成して
もよい。以上の点は以下に説明する実施例11〜14に
おいても同様である。
【0079】<実施例11>図22に示すように、本例
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに3つの横長透孔66を上下に並べて
開設してなる視野調整器67と、実施例10と同様のフ
ック部材(図示省略)とによって構成されている。
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに3つの横長透孔66を上下に並べて
開設してなる視野調整器67と、実施例10と同様のフ
ック部材(図示省略)とによって構成されている。
【0080】使用方法は実施例10と同様であるが、本
例の場合は、各透孔66は横長であるから、視点を左右
に動かして物を視る場合(例えば、自動車の運転)に便
利になる。
例の場合は、各透孔66は横長であるから、視点を左右
に動かして物を視る場合(例えば、自動車の運転)に便
利になる。
【0081】<実施例12>図23に示すように、本例
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに十字星型透孔72を開設してなる視
野調整器73と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに十字星型透孔72を開設してなる視
野調整器73と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
【0082】使用方法は実施例10と同様であるが、本
例の場合は、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
例の場合は、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
【0083】なお、本例は単一の透孔72を備えたもの
であるが、単一の透孔としてはそれが円形であってもよ
い。
であるが、単一の透孔としてはそれが円形であってもよ
い。
【0084】<実施例13>図24に示すように、本例
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに工字型透孔76を開設してなる視野
調整器77と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに工字型透孔76を開設してなる視野
調整器77と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
【0085】使用方法は実施例10と同様であるが、本
例の場合は、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
例の場合は、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
【0086】<実施例14>図25に示すように、本例
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに逆コ字型透孔82を開設してなる視
野調整器83と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
の白内障用視力補助具は、眼鏡のレンズと略同径状に形
成されたプレートに逆コ字型透孔82を開設してなる視
野調整器83と、実施例5と同様のフック部材(図示省
略)とによって構成されている。
【0087】使用方法は実施例10と同様であるが、本
例の場合も、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
例の場合も、視点を上下左右に動かして物を視る場合に
便利になる。
【図1】実施例1の白内障用視力補助具と眼鏡とを示す
正面図
正面図
【図2】同例の白内障用視力補助具と眼鏡レンズとを示
す断面図
す断面図
【図3】同例における視野を示す断面図
【図4】同例の白内障用視力補助具に光量調整具を取付
けた状態を示す断面図
けた状態を示す断面図
【図5】同例の吸盤の変形例を示す白内障用視力補助具
の正面図
の正面図
【図6】実施例2の白内障用視力補助具と眼鏡レンズと
を示す断面図
を示す断面図
【図7】同例の白内障用視力補助具を示す斜視図
【図8】同例の視野絞り具を示す斜視図
【図9】実施例3の白内障用視力補助具を示す斜視図
【図10】実施例4の白内障用視力補助具を示す斜視図
【図11】実施例5の白内障用視力補助具を示す斜視図
【図12】実施例6の白内障用視力補助具と眼鏡とを示
す断面図
す断面図
【図13】同例の眼鏡を示す正面図
【図14】実施例7の白内障用視力補助具と眼鏡とを示
す正面図
す正面図
【図15】同例の白内障用視力補助具を示す斜視図
【図16】同例の白内障用視力補助具と眼鏡と眼球とを
示す断面図
示す断面図
【図17】同例の変形例を示す正面図
【図18】実施例8の白内障用視力補助具と眼鏡とを示
す断面図
す断面図
【図19】実施例9の白内障用視力補助具と眼鏡とを示
す断面図
す断面図
【図20】同例の視野調整器を示す斜視図
【図21】実施例10の白内障用視力補助具を示す正面
図
図
【図22】実施例11の視野調整器を示す正面図
【図23】実施例12の視野調整器を示す正面図
【図24】実施例13の視野調整器を示す正面図
【図25】実施例14の視野調整器を示す正面図
1,19,23,25 28,31,36,38,41,61 白内障用視力補
助具 2,42,63,67,73,77,83 視野調整器 3 吸盤 4 筒部 5 遮蔽フランジ 6 クッション層 7,47,66,72 76,82 透孔 11,32,51 眼鏡 12,33 レン
ズ 13,53 縁 15 眼球 17 光量調整具 18 色付き透明フィルム 20 粘着層 21 離型紙
助具 2,42,63,67,73,77,83 視野調整器 3 吸盤 4 筒部 5 遮蔽フランジ 6 クッション層 7,47,66,72 76,82 透孔 11,32,51 眼鏡 12,33 レン
ズ 13,53 縁 15 眼球 17 光量調整具 18 色付き透明フィルム 20 粘着層 21 離型紙
Claims (10)
- 【請求項1】 眼への光線の入射を許容する少なくとも
一の透孔を有し視野を該透孔による入射範囲に絞る視野
調整器と、 上記視野調整器を眼鏡のレンズの前面に保持する保持手
段とを備えていることを特徴とする白内障用視力補助
具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の白内障用視力補助具に
おいて、 上記視野調整器は、両端が開口し上記眼鏡レンズの前方
に突出する筒部を備えたものであり、当該筒孔が上記透
孔を構成していることを特徴とする白内障用視力補助
具。 - 【請求項3】 請求項2に記載の白内障用所力補助具に
おいて、 上記筒部の外径が1.5cm以下であり、該筒部の上記
眼鏡レンズからの突出長さが2.5cm以下であること
を特徴とする白内障用視力補助具。 - 【請求項4】 請求項2又は請求項3のいずれか一に記
載の白内障用視力補助具において、 上記視野調整器が、上記筒部の基端部に外側へ張出し眼
への光線の入射を遮蔽する遮蔽フランジを備えているこ
とを特徴とする白内障用視力補助具。 - 【請求項5】 請求項4に記載の白内障用視力補助具に
おいて、 上記遮蔽フランジの目頭側への張出し量の方が該遮蔽フ
ランジの目尻側への張出し量よりも大きいことを特徴と
する白内障用視力補助具。 - 【請求項6】 請求項5に記載の白内障用視力補助具に
おいて、 上記筒部の中心から上記遮蔽フランジの目尻側への張出
し端までの長さが1.5cm以下であることを特徴とす
る白内障用視力補助具。 - 【請求項7】 請求項4乃至請求項6のいずれか一に記
載の白内障用視力補助具において、 上記保持手段が、上記遮蔽フランジに固定され眼鏡のレ
ンズに吸いつく吸盤であることを特徴とする白内障用視
力補助具。 - 【請求項8】 請求項4乃至請求項6のいずれか一に記
載の白内障用視力補助具において、 上記保持手段が、上記遮蔽フランジの後面に設けられた
粘着層であることを特徴とする白内障用視力補助具。 - 【請求項9】 眼鏡の一方のレンズに装着される請求項
1乃至請求項8のいずれか一に記載の白内障用視力補助
具と、眼鏡の他方のレンズに装着され該他方のレンズを
介して眼へ入射する光の量を減らす光量調整具との組合
せ。 - 【請求項10】 眼鏡の一方のレンズに装着される請求
項1乃至請求項8のいずれか一に記載の白内障用視力補
助具と、 眼鏡の他方のレンズに装着される請求項2乃至請求項8
のいずれか一に記載の白内障用視力補助具と、 上記他方の眼鏡レンズに装着される白内障用視力補助具
の筒部に嵌められ、該他方のレンズを介して眼へ入射す
る光の量を減らす、一端面に色付き透明フィルムが貼付
けられた筒状の光量調整具との組合せ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051548A JPH07255770A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 白内障用視力補助具及び該白内障用視力補助具と光量調整具との組合せ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6051548A JPH07255770A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 白内障用視力補助具及び該白内障用視力補助具と光量調整具との組合せ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255770A true JPH07255770A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12890078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6051548A Pending JPH07255770A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 白内障用視力補助具及び該白内障用視力補助具と光量調整具との組合せ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07255770A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105139721A (zh) * | 2015-09-21 | 2015-12-09 | 北京大学第三医院 | 一种基于遮蔽眼镜的视觉机能测试方法 |
CN111970956A (zh) * | 2018-04-03 | 2020-11-20 | 林臣 | 一种视野计 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6051548A patent/JPH07255770A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105139721A (zh) * | 2015-09-21 | 2015-12-09 | 北京大学第三医院 | 一种基于遮蔽眼镜的视觉机能测试方法 |
CN105139721B (zh) * | 2015-09-21 | 2016-09-28 | 北京大学第三医院 | 一种基于遮蔽眼镜的视觉机能测试方法 |
CN111970956A (zh) * | 2018-04-03 | 2020-11-20 | 林臣 | 一种视野计 |
CN111970956B (zh) * | 2018-04-03 | 2024-05-24 | 林臣 | 一种视野计 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040408 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041116 |