JPH07241873A - 射出成形同時絵付方法およびその装置 - Google Patents
射出成形同時絵付方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH07241873A JPH07241873A JP15634492A JP15634492A JPH07241873A JP H07241873 A JPH07241873 A JP H07241873A JP 15634492 A JP15634492 A JP 15634492A JP 15634492 A JP15634492 A JP 15634492A JP H07241873 A JPH07241873 A JP H07241873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- peripheral wall
- hot platen
- cut
- painting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品に熱盤の孔跡が残らない射出成形同時
絵付方法を提供する。 【構成】 熱盤9に天面が均一な周壁14aを形成し
て、周壁14aの内側に凹部14bを形成する。この周
壁14aには天面に向けて孔28が穿設され、真空引き
される。そして、絵付フィルムXの外周部を前記周壁1
4aの天面に当接せしめ、真空引きしつつ加熱する。
絵付方法を提供する。 【構成】 熱盤9に天面が均一な周壁14aを形成し
て、周壁14aの内側に凹部14bを形成する。この周
壁14aには天面に向けて孔28が穿設され、真空引き
される。そして、絵付フィルムXの外周部を前記周壁1
4aの天面に当接せしめ、真空引きしつつ加熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形同時絵付方法
およびその装置に係り、特に絵柄一枚毎に切断した絵付
フィルムを使用して成形品の表面に熱盤の痕跡等が残ら
ないようにした射出成形同時絵付方法およびその装置に
関する。
およびその装置に係り、特に絵柄一枚毎に切断した絵付
フィルムを使用して成形品の表面に熱盤の痕跡等が残ら
ないようにした射出成形同時絵付方法およびその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元立体成形品への加飾法とし
てラミネート法および転写法が知られている。ラミネー
ト法は、予め絵柄を印刷しておいたフィルムを変形させ
た後、或いは変形と同時に基材に貼合せるか、フィルム
を変形後、その中に樹脂を充填固化する方法である。ま
た、転写法は、予め絵柄を印刷しておいたフィルムの絵
柄インキだけを成形品に移し替える方法である。
てラミネート法および転写法が知られている。ラミネー
ト法は、予め絵柄を印刷しておいたフィルムを変形させ
た後、或いは変形と同時に基材に貼合せるか、フィルム
を変形後、その中に樹脂を充填固化する方法である。ま
た、転写法は、予め絵柄を印刷しておいたフィルムの絵
柄インキだけを成形品に移し替える方法である。
【0003】かかる加飾法を適用する射出成形同時絵付
方法およびその装置として、本願出願人は特開昭62−
196113号公報を提案した。この提案は、供給ロー
ルから供給される帯状の絵付フィルムを熱盤に吸着して
から絵柄一枚分に切断し、切断された絵付フィルムを加
熱しつつ雌型の開口部に搬送し、雌型と雄型とで形成さ
れるキャビティに溶融樹脂を射出して絵柄が転写等をさ
れた成形品を作成するようにしたものである。このよう
に絵付フィルム一枚ずつに分離して転写等の射出成形同
時絵付を行うと、大型の成形品を作成することが可能と
なる。
方法およびその装置として、本願出願人は特開昭62−
196113号公報を提案した。この提案は、供給ロー
ルから供給される帯状の絵付フィルムを熱盤に吸着して
から絵柄一枚分に切断し、切断された絵付フィルムを加
熱しつつ雌型の開口部に搬送し、雌型と雄型とで形成さ
れるキャビティに溶融樹脂を射出して絵柄が転写等をさ
れた成形品を作成するようにしたものである。このよう
に絵付フィルム一枚ずつに分離して転写等の射出成形同
時絵付を行うと、大型の成形品を作成することが可能と
なる。
【0004】しかし、前記特開昭62−196113号
公報に示された転写法により成形品を成形する場合に
は、絵付フィルムが前記熱盤に密着したときに気泡が残
ると、絵付フィルムは均一加熱されず、また、前記熱盤
の吸着用の真空孔孔跡が成形品の表面に痕跡となり、成
形品が外観不良となることがあった。
公報に示された転写法により成形品を成形する場合に
は、絵付フィルムが前記熱盤に密着したときに気泡が残
ると、絵付フィルムは均一加熱されず、また、前記熱盤
の吸着用の真空孔孔跡が成形品の表面に痕跡となり、成
形品が外観不良となることがあった。
【0005】そこで、本願出願人は特開平3−9632
0号公報において、熱盤の加熱面の表面に凹凸を形成
し、前記真空孔間をその凹凸通路により連通させて前記
不都合を解決する手段を提案した。
0号公報において、熱盤の加熱面の表面に凹凸を形成
し、前記真空孔間をその凹凸通路により連通させて前記
不都合を解決する手段を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平3−96320号公報に開示した表面凹凸形成手段
によると、絵付フィルムの厚さによっては成形品の表面
に前記アラサの凹凸が残ってしまい、成形品が外観不良
となることがある。
開平3−96320号公報に開示した表面凹凸形成手段
によると、絵付フィルムの厚さによっては成形品の表面
に前記アラサの凹凸が残ってしまい、成形品が外観不良
となることがある。
【0007】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであり、成形品の表面に痕跡の残らな
い射出成形同時絵付方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
めになされたものであり、成形品の表面に痕跡の残らな
い射出成形同時絵付方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、供給ロールから供給される絵付フィルムの
外周部分を、周壁により区画された凹部を有する熱盤の
前記周壁に設けた通気孔から吸引することによりに保持
しつつ吹出孔から空気を吹出して絵柄の部分を前記熱盤
に非接触に保持せしめた後、絵付フィルムを絵柄一枚毎
に切断し、この切断された絵付フィルムを前記熱盤によ
り加熱しつつ、前記供給ロールからの供給方向と同方向
又はほぼ直角をなす方向に配置された雌型の開口部に搬
送し、前記切断された絵付フィルムを雌型のキャビティ
に移行・密着した後、前記熱盤を退避せしめ、前記雌型
に雄型を挿入することにより形成されるキャビティに溶
融樹脂を射出して成形品に絵付をするようにした。
するために、供給ロールから供給される絵付フィルムの
外周部分を、周壁により区画された凹部を有する熱盤の
前記周壁に設けた通気孔から吸引することによりに保持
しつつ吹出孔から空気を吹出して絵柄の部分を前記熱盤
に非接触に保持せしめた後、絵付フィルムを絵柄一枚毎
に切断し、この切断された絵付フィルムを前記熱盤によ
り加熱しつつ、前記供給ロールからの供給方向と同方向
又はほぼ直角をなす方向に配置された雌型の開口部に搬
送し、前記切断された絵付フィルムを雌型のキャビティ
に移行・密着した後、前記熱盤を退避せしめ、前記雌型
に雄型を挿入することにより形成されるキャビティに溶
融樹脂を射出して成形品に絵付をするようにした。
【0009】また、熱盤の絵付フィルム保持面側に周壁
により区画された凹部を備え、前記周壁の絵付フィルム
保持面側に前記絵付フィルムを密着せしめて密閉加熱空
間を形成した後に前記絵付フィルムを絵柄一枚毎に切断
し、前記切断された絵付フィルムを非接触で保持しつつ
加熱し、加熱された前記絵付フィルムを雌型のキャビテ
ィに密着せしめ、雄型との間に形成されたキャビティに
溶融樹脂を射出し、成形品に絵付をする射出成形同時絵
付装置であって、前記熱盤は、空気を吹き出して前記絵
付フィルムを当該熱盤から離さしめる吹出孔を備え、か
つ、前記周壁は、前記絵付フィルムを吸引する通気孔を
備えて構成した。
により区画された凹部を備え、前記周壁の絵付フィルム
保持面側に前記絵付フィルムを密着せしめて密閉加熱空
間を形成した後に前記絵付フィルムを絵柄一枚毎に切断
し、前記切断された絵付フィルムを非接触で保持しつつ
加熱し、加熱された前記絵付フィルムを雌型のキャビテ
ィに密着せしめ、雄型との間に形成されたキャビティに
溶融樹脂を射出し、成形品に絵付をする射出成形同時絵
付装置であって、前記熱盤は、空気を吹き出して前記絵
付フィルムを当該熱盤から離さしめる吹出孔を備え、か
つ、前記周壁は、前記絵付フィルムを吸引する通気孔を
備えて構成した。
【0010】
【作用】絵付フィルムを、熱盤の周壁天面に密接した状
態で貫通孔(通気孔)を介して真空引きしつつ加熱す
る。この加熱の際に、絵付フィルムの雌型のキャビティ
に密着される部分は、凹部を介して密閉空間により加熱
され、熱盤に対して非接触状態になる。この非接触状態
にせしめる際に、吹出孔から空気を吹出して前記熱盤か
ら絵付フィルムを一定距離離し、非接触状態を確保す
る。従って、絵柄の部分に熱盤が接触せず、熱盤の孔の
痕跡が絵柄部分に付かない。この状態で絵柄一枚分に切
断し、切断された絵付フィルムを熱盤と共に、雌型の開
口部に搬送して前記雌型に絵付フィルムを密着させ、雄
型との間で形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して
絵柄のついた成形品を作成する。
態で貫通孔(通気孔)を介して真空引きしつつ加熱す
る。この加熱の際に、絵付フィルムの雌型のキャビティ
に密着される部分は、凹部を介して密閉空間により加熱
され、熱盤に対して非接触状態になる。この非接触状態
にせしめる際に、吹出孔から空気を吹出して前記熱盤か
ら絵付フィルムを一定距離離し、非接触状態を確保す
る。従って、絵柄の部分に熱盤が接触せず、熱盤の孔の
痕跡が絵柄部分に付かない。この状態で絵柄一枚分に切
断し、切断された絵付フィルムを熱盤と共に、雌型の開
口部に搬送して前記雌型に絵付フィルムを密着させ、雄
型との間で形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して
絵柄のついた成形品を作成する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1に本発明に適用する射出成形同時絵付装置の
全体概略構成を示す。
する。図1に本発明に適用する射出成形同時絵付装置の
全体概略構成を示す。
【0012】図1に示すように、後述する熱盤9の加熱
面に対して上方から下方に向けて(矢印YA方向)、供
給ロール(図示せず)に巻回されて帯状の絵付フィルム
Xが搬送装置(図示せず)により搬送されてくる。搬送
された絵付フィルムXは、熱盤9に吸着等をされた後、
後述のカッター手段35により1枚ずつに切断される。
この切断後の絵付フィルムXを吸着した熱盤9は、矢印
XA方向に移動され、対向配置された雄型1と雌型2の
間の所定位置に停止される。この停止状態で射出成形同
時絵付が行われる。
面に対して上方から下方に向けて(矢印YA方向)、供
給ロール(図示せず)に巻回されて帯状の絵付フィルム
Xが搬送装置(図示せず)により搬送されてくる。搬送
された絵付フィルムXは、熱盤9に吸着等をされた後、
後述のカッター手段35により1枚ずつに切断される。
この切断後の絵付フィルムXを吸着した熱盤9は、矢印
XA方向に移動され、対向配置された雄型1と雌型2の
間の所定位置に停止される。この停止状態で射出成形同
時絵付が行われる。
【0013】図2に示すように、雄型1は、雌型2に対
向して固定盤3に固定され、該雄型1に射出ゲート4に
連通して射出ノズル5が設けられている。雌型2は、可
動盤6を介してラム7に固定され、該ラム7の進退作動
により雄型1に対して離接する方向に駆動されるように
なされている。また雌型2には、後述する絵付フィルム
の真空圧空成形時に該雌型2内の空気を真空ポンプ(図
示せず)を用いて外部に排出するための排気孔8が設け
られている。雄型1と雌型2との間の側部位置(図1参
照)に熱盤9が配置され、この熱盤9は、駆動手段(図
示せず)により金型1、2間の搬入位置(二点鎖線で示
す)に搬入される。該熱盤9は、側部位置、すなわち待
機位置において絵付フィルムXを吸着し、前記搬入位置
に移動することにより該絵付フィルムXを金型1、2間
に供給する。そして、熱盤9は、前述の待機位置から搬
入位置に向けて移動する過程で、吸着している絵付フィ
ルムXを加熱して適度に軟化させる。また、絵付フィル
ムXは、前記搬入状態から真空圧空成形により熱盤9か
ら雌型2のキャビティ構成面2aに吸着される。そのた
め熱盤9は、雌型2との対向面(絵付フィルム保持面)
側に絵付フィルムXを吸着する。
向して固定盤3に固定され、該雄型1に射出ゲート4に
連通して射出ノズル5が設けられている。雌型2は、可
動盤6を介してラム7に固定され、該ラム7の進退作動
により雄型1に対して離接する方向に駆動されるように
なされている。また雌型2には、後述する絵付フィルム
の真空圧空成形時に該雌型2内の空気を真空ポンプ(図
示せず)を用いて外部に排出するための排気孔8が設け
られている。雄型1と雌型2との間の側部位置(図1参
照)に熱盤9が配置され、この熱盤9は、駆動手段(図
示せず)により金型1、2間の搬入位置(二点鎖線で示
す)に搬入される。該熱盤9は、側部位置、すなわち待
機位置において絵付フィルムXを吸着し、前記搬入位置
に移動することにより該絵付フィルムXを金型1、2間
に供給する。そして、熱盤9は、前述の待機位置から搬
入位置に向けて移動する過程で、吸着している絵付フィ
ルムXを加熱して適度に軟化させる。また、絵付フィル
ムXは、前記搬入状態から真空圧空成形により熱盤9か
ら雌型2のキャビティ構成面2aに吸着される。そのた
め熱盤9は、雌型2との対向面(絵付フィルム保持面)
側に絵付フィルムXを吸着する。
【0014】図3に熱盤9等の概略構成を示し、図4に
熱盤9等の詳細構成を示す。図3および図4に示すよう
に、熱盤9は、絵付フィルムXを吸着する面側から加熱
板10、ライナー板11、ヒーター板12、および絶縁
板13の順に複合かつ積層された一体構造を有し、前記
加熱板10の表面に枠状の吸着板14が取り付けられて
いる。熱盤9は、支持部材15にソレノイド16,16
により支持され、該ソレノイド16、16の作動によっ
て熱盤9が前記搬入方向に対して直角方向に移動可能と
されている。その場合、該ソレノイド16、16による
移動方向は雌型2に対して接近し、かつ離反する方向で
ある。
熱盤9等の詳細構成を示す。図3および図4に示すよう
に、熱盤9は、絵付フィルムXを吸着する面側から加熱
板10、ライナー板11、ヒーター板12、および絶縁
板13の順に複合かつ積層された一体構造を有し、前記
加熱板10の表面に枠状の吸着板14が取り付けられて
いる。熱盤9は、支持部材15にソレノイド16,16
により支持され、該ソレノイド16、16の作動によっ
て熱盤9が前記搬入方向に対して直角方向に移動可能と
されている。その場合、該ソレノイド16、16による
移動方向は雌型2に対して接近し、かつ離反する方向で
ある。
【0015】熱盤9は、加熱板10が熱伝導性にすぐれ
た金属板により構成され、前記吸着板14の周壁14a
によって囲まれている部分に、表裏に貫通する多数の小
径の空気吹き出し孔17〜17が、所定のピッチ間隔で
配列されている。加熱板10と吸着板14の周壁14a
とにより、凹部14bが形成される。加熱板10の裏面
側に位置されたライナー板11も熱伝導性にすぐれた金
属板からなり、加熱板10裏面に接する面部に、上記空
気吹き出し孔17〜17に圧縮空気を供給するための溝
18が形成され、該ライナー板11の中心部に溝18に
連通して空気通路19が貫設されている。この空気通路
19は、ヒーター板12および絶縁板13の中心部をも
貫通して該絶縁板13の背面に開口され、該開口部にエ
アホース20が接続されている。そして、このエアホー
ス20が、三方切り換え弁21によって低圧コンプレッ
サ22と高圧コンプレッサ23とに切り換え接続される
ようになされている。
た金属板により構成され、前記吸着板14の周壁14a
によって囲まれている部分に、表裏に貫通する多数の小
径の空気吹き出し孔17〜17が、所定のピッチ間隔で
配列されている。加熱板10と吸着板14の周壁14a
とにより、凹部14bが形成される。加熱板10の裏面
側に位置されたライナー板11も熱伝導性にすぐれた金
属板からなり、加熱板10裏面に接する面部に、上記空
気吹き出し孔17〜17に圧縮空気を供給するための溝
18が形成され、該ライナー板11の中心部に溝18に
連通して空気通路19が貫設されている。この空気通路
19は、ヒーター板12および絶縁板13の中心部をも
貫通して該絶縁板13の背面に開口され、該開口部にエ
アホース20が接続されている。そして、このエアホー
ス20が、三方切り換え弁21によって低圧コンプレッ
サ22と高圧コンプレッサ23とに切り換え接続される
ようになされている。
【0016】前記ヒーター板12には、その内部に多数
本のヒーター24〜24が配設され、これらヒーター2
4〜24に給電するため配線(図示せず)が施されてい
る。絶縁板13は、ヒーター24〜24が発する熱を加
熱板10に効果的に伝達する機能を有する。
本のヒーター24〜24が配設され、これらヒーター2
4〜24に給電するため配線(図示せず)が施されてい
る。絶縁板13は、ヒーター24〜24が発する熱を加
熱板10に効果的に伝達する機能を有する。
【0017】一方、前記吸着板14の周壁14aは、図
4および図6(図4における符号Aの部分の拡大図)に
示すように、表面にOリング嵌着溝25が該吸着板14
の周壁14a方向に沿って環状形成され、該溝25にO
リング26が嵌着されている。このOリング26によ
り、外部へのエアー漏れ、および真空成形時の絵付フィ
ルムのズレを防止できる。加熱板10に接する裏面に環
状の空気通路27が形成され、この空気通路27に連通
する小径の空気孔28〜28が、前記Oリング26を挟
む内外の両位置に所定間隔で多数開設されている。前記
空気通路27は、図4に示すように、三方切り換え弁2
9を介して真空ポンプ30と前記高圧コンプレッサ23
とに接続されている。
4および図6(図4における符号Aの部分の拡大図)に
示すように、表面にOリング嵌着溝25が該吸着板14
の周壁14a方向に沿って環状形成され、該溝25にO
リング26が嵌着されている。このOリング26によ
り、外部へのエアー漏れ、および真空成形時の絵付フィ
ルムのズレを防止できる。加熱板10に接する裏面に環
状の空気通路27が形成され、この空気通路27に連通
する小径の空気孔28〜28が、前記Oリング26を挟
む内外の両位置に所定間隔で多数開設されている。前記
空気通路27は、図4に示すように、三方切り換え弁2
9を介して真空ポンプ30と前記高圧コンプレッサ23
とに接続されている。
【0018】かかる構成の熱盤9に対して、該熱盤9の
待機位置にフィルム押さえ手段31が対向して設けられ
る(図3および図4参照)。このフィルム押さえ手段3
1は、フィルム押さえ板32と、該フィルム押さえ板3
2を熱盤9に隣接する方向に移動せしめるエアシリンダ
33とを有する。フィルム押さえ手段31は、フィルム
押さえ板32が熱盤9から離反している状態で該熱盤9
とフィルム押さえ板32との間に絵付フィルムXを引き
込むチャック手段34と、該引き込まれた絵付フィルム
Xを所定の大きさに切断するためにエアシリンダ36に
よって駆動されるカッター手段35とを有する。
待機位置にフィルム押さえ手段31が対向して設けられ
る(図3および図4参照)。このフィルム押さえ手段3
1は、フィルム押さえ板32と、該フィルム押さえ板3
2を熱盤9に隣接する方向に移動せしめるエアシリンダ
33とを有する。フィルム押さえ手段31は、フィルム
押さえ板32が熱盤9から離反している状態で該熱盤9
とフィルム押さえ板32との間に絵付フィルムXを引き
込むチャック手段34と、該引き込まれた絵付フィルム
Xを所定の大きさに切断するためにエアシリンダ36に
よって駆動されるカッター手段35とを有する。
【0019】即ち、絵付フィルムXは、任意の絵柄Y
(図5参照)が一定間隔で描画された帯状をなし、フィ
ルムセット部(図示せず)にロール状に巻かれてセット
されている。そして、前記チャック手段34は、絵付フ
ィルムXの端をつかんで該フィルムセット部から熱盤9
の前面に所定長さ引き出すように構成されている。その
場合の引き出し量は、1回の樹脂成形に必要な絵柄部分
を熱盤9の前面に供給するに足る長さであり、この絵柄
Yを有した絵付フィルム部分が前記フィルム押さえ板3
2によって熱盤9に押さえつけられる。このフィルム押
さえ時、熱盤9の吸着板14の周壁14aには、前記絵
柄Yを囲む周辺部がフィルム押さえ板32によって押さ
えられ、この状態で前述のカッター手段35が絵付フィ
ルムXを切断して、押さえられている絵付フィルム部分
を切り離す。
(図5参照)が一定間隔で描画された帯状をなし、フィ
ルムセット部(図示せず)にロール状に巻かれてセット
されている。そして、前記チャック手段34は、絵付フ
ィルムXの端をつかんで該フィルムセット部から熱盤9
の前面に所定長さ引き出すように構成されている。その
場合の引き出し量は、1回の樹脂成形に必要な絵柄部分
を熱盤9の前面に供給するに足る長さであり、この絵柄
Yを有した絵付フィルム部分が前記フィルム押さえ板3
2によって熱盤9に押さえつけられる。このフィルム押
さえ時、熱盤9の吸着板14の周壁14aには、前記絵
柄Yを囲む周辺部がフィルム押さえ板32によって押さ
えられ、この状態で前述のカッター手段35が絵付フィ
ルムXを切断して、押さえられている絵付フィルム部分
を切り離す。
【0020】次に、図9に示すタイムチャートを参照し
つつ、本実施例の射出成形同時絵付方法を説明する。先
ず、熱盤9が待機位置(図1参照)にあり、かつ、フィ
ルム押さえ板32が該熱盤9から離反している状態で、
前述の如くチャック手段34が熱盤9の前面位置に絵付
フィルムXを引き込み(ステップS1)、この引き込ま
れた絵付フィルムXが、フィルム押さえ板32により熱
盤9の前面に押さえつけられる(ステップS2)。これ
に連動して三方切り換え弁29により空気通路27が真
空ポンプ30に連通され、吸着板14に設けられている
通気孔28〜28を介して空気吸引がなされ、絵付フィ
ルムXの上記絵柄Yを囲む周辺部が枠状の吸着板14の
周壁14aに吸着される(ステップS3)。また、三方
切り換え弁21により空気通路19および溝18が低圧
コンプレッサ22に連通され、該低圧コンプレッサ22
からの低圧空気が加熱板10に設けられている空気吹き
出し孔17〜17から微量ずつ吹き出され、その後に前
記カッター手段35によるフィルム切断がなされると共
に、フィルム押さえ板32が熱盤9から後退移動される
(ステップS4)。なお、吹出し孔17〜17からの吹
出し量は、通気孔28〜28からの吸引量と均衡させ、
絵付フィルムXが熱盤と非接触を保ち、且つ吸着盤14
からズレたり、タルミを生じたりしない様に調整する。
つつ、本実施例の射出成形同時絵付方法を説明する。先
ず、熱盤9が待機位置(図1参照)にあり、かつ、フィ
ルム押さえ板32が該熱盤9から離反している状態で、
前述の如くチャック手段34が熱盤9の前面位置に絵付
フィルムXを引き込み(ステップS1)、この引き込ま
れた絵付フィルムXが、フィルム押さえ板32により熱
盤9の前面に押さえつけられる(ステップS2)。これ
に連動して三方切り換え弁29により空気通路27が真
空ポンプ30に連通され、吸着板14に設けられている
通気孔28〜28を介して空気吸引がなされ、絵付フィ
ルムXの上記絵柄Yを囲む周辺部が枠状の吸着板14の
周壁14aに吸着される(ステップS3)。また、三方
切り換え弁21により空気通路19および溝18が低圧
コンプレッサ22に連通され、該低圧コンプレッサ22
からの低圧空気が加熱板10に設けられている空気吹き
出し孔17〜17から微量ずつ吹き出され、その後に前
記カッター手段35によるフィルム切断がなされると共
に、フィルム押さえ板32が熱盤9から後退移動される
(ステップS4)。なお、吹出し孔17〜17からの吹
出し量は、通気孔28〜28からの吸引量と均衡させ、
絵付フィルムXが熱盤と非接触を保ち、且つ吸着盤14
からズレたり、タルミを生じたりしない様に調整する。
【0021】そして、該移動後に熱盤9が金型1、2間
に移動され、絵付フィルムXが雌型2の前面に搬入され
る。この搬入後、それぞれの三方切り換え弁21、29
による真空ポンプ30と低圧コンプレッサ22との連通
を保ち続けることにより、絵付フィルムXは絵柄周辺部
を吸着板14の周壁14aに吸着され、該絵付フィルム
Xと加熱板10との間に空気が吹き込まれる。従って、
絵付フィルムXは加熱板10の表面に接触することがな
い平面状態(非接触状態)で前記搬入が行なわれる。熱
盤9は、ヒーター24〜24によって加熱板10が加熱
されているので、絵付フィルムXは前記吸着から搬入が
完了するまでの間に加熱板10からの幅射熱及び/又は
空気を介しての伝動熱によって加熱され、適度に軟化さ
れる。なお、絵付フィルムXは加熱軟化させる必要上、
熱可塑性樹脂フィルムからなるが、軟化の程度は該熱可
塑性樹脂の軟化温度(ビカット軟化温度等で定義され
る。)程度以上、溶融温度未満とする。
に移動され、絵付フィルムXが雌型2の前面に搬入され
る。この搬入後、それぞれの三方切り換え弁21、29
による真空ポンプ30と低圧コンプレッサ22との連通
を保ち続けることにより、絵付フィルムXは絵柄周辺部
を吸着板14の周壁14aに吸着され、該絵付フィルム
Xと加熱板10との間に空気が吹き込まれる。従って、
絵付フィルムXは加熱板10の表面に接触することがな
い平面状態(非接触状態)で前記搬入が行なわれる。熱
盤9は、ヒーター24〜24によって加熱板10が加熱
されているので、絵付フィルムXは前記吸着から搬入が
完了するまでの間に加熱板10からの幅射熱及び/又は
空気を介しての伝動熱によって加熱され、適度に軟化さ
れる。なお、絵付フィルムXは加熱軟化させる必要上、
熱可塑性樹脂フィルムからなるが、軟化の程度は該熱可
塑性樹脂の軟化温度(ビカット軟化温度等で定義され
る。)程度以上、溶融温度未満とする。
【0022】前記搬入後、ソレノイド16、16が励磁
されることにより熱盤9が雌型2に向って前動され(ス
テップS5)、図8に示すように、密接される(ステッ
プS6)と同時に、雌型2において排気孔8を通して該
雌型2の密閉された内部空間(密閉空間)から空気が吸
引排出され、雌型2内部が真空化される(ステップS
7)。続いて熱盤9においては三方切り換え弁21、2
9の切り換え作動によりそれぞれの空気通路19、27
に高圧コンプレッサ23が接続され、高圧の圧縮空気が
空気吹き出し孔17〜17から吹き出される(ステップ
S8)。この吹き出しにより、その空気圧と雌型2内部
の真空力とにより絵付フィルムXが雌型2のキャビティ
構成面2aに密着される。即ち、フィルムの金型上にお
ける真空圧空成形である。同時に通気孔28〜28から
も高圧空気が吹き出されて、絵付フィルムXの吸着力が
解除される。続いて熱盤9が雌型2から離反されると共
に、待機位置へ復帰されるに伴い(ステップS9)、ラ
ム7の作動で雌型2と雄型1が接合され、型締め状態で
両金型1、2内のキャビティに溶融樹脂が放出され、樹
脂成形がなされ(ステップS10)、同時に樹脂成形品
に絵付フィルムXの絵柄Yが転写されて絵付けが行われ
る。
されることにより熱盤9が雌型2に向って前動され(ス
テップS5)、図8に示すように、密接される(ステッ
プS6)と同時に、雌型2において排気孔8を通して該
雌型2の密閉された内部空間(密閉空間)から空気が吸
引排出され、雌型2内部が真空化される(ステップS
7)。続いて熱盤9においては三方切り換え弁21、2
9の切り換え作動によりそれぞれの空気通路19、27
に高圧コンプレッサ23が接続され、高圧の圧縮空気が
空気吹き出し孔17〜17から吹き出される(ステップ
S8)。この吹き出しにより、その空気圧と雌型2内部
の真空力とにより絵付フィルムXが雌型2のキャビティ
構成面2aに密着される。即ち、フィルムの金型上にお
ける真空圧空成形である。同時に通気孔28〜28から
も高圧空気が吹き出されて、絵付フィルムXの吸着力が
解除される。続いて熱盤9が雌型2から離反されると共
に、待機位置へ復帰されるに伴い(ステップS9)、ラ
ム7の作動で雌型2と雄型1が接合され、型締め状態で
両金型1、2内のキャビティに溶融樹脂が放出され、樹
脂成形がなされ(ステップS10)、同時に樹脂成形品
に絵付フィルムXの絵柄Yが転写されて絵付けが行われ
る。
【0023】このように、絵付フィルムXを熱盤9によ
って吸着し、かつ、加熱しながら金型1、2間に搬入す
る過程では、絵付フィルムXは絵柄周辺部においてのみ
吸着板14の周壁14aに吸着され、絵柄部分は吸着板
14により形成される凹部14bから浮いた状態にあ
り、かつ、絵付フィルムXと加熱板10との間に微量の
低圧空気を吹き込んで該浮いた状態を強制的に保ってい
るから、絵付フィルムXの絵柄Y部分には加熱板10に
開口されている空気吹き出し孔17〜17の形状が凹凸
として付くことがなくなる。従って、樹脂製品の表面に
も凹凸が付かず、不必要な光沢の変化も生じない。
って吸着し、かつ、加熱しながら金型1、2間に搬入す
る過程では、絵付フィルムXは絵柄周辺部においてのみ
吸着板14の周壁14aに吸着され、絵柄部分は吸着板
14により形成される凹部14bから浮いた状態にあ
り、かつ、絵付フィルムXと加熱板10との間に微量の
低圧空気を吹き込んで該浮いた状態を強制的に保ってい
るから、絵付フィルムXの絵柄Y部分には加熱板10に
開口されている空気吹き出し孔17〜17の形状が凹凸
として付くことがなくなる。従って、樹脂製品の表面に
も凹凸が付かず、不必要な光沢の変化も生じない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
枚毎に切断された絵付フィルムを予備加熱する際に、非
接触で加熱しているので、熱盤と絵付フィルムの絵付部
とが接触することがない。従って、絵付フィルムには熱
盤の貫通孔の痕跡が残らず、成形品にもこの痕跡が残ら
ない。又、シートを絵柄1ショット分(1ピッチ分)を
巻取供給ロールから切断分離して、加熱、搬送、成形を
行う為、加熱以外のこれら工程で、熱盤保持部の周辺の
シートにシワやタルミが生じたとしても、この影響が、
これのショット分のシートに波及する事がなく、連結シ
ートに比べて位置決めしやすい。
枚毎に切断された絵付フィルムを予備加熱する際に、非
接触で加熱しているので、熱盤と絵付フィルムの絵付部
とが接触することがない。従って、絵付フィルムには熱
盤の貫通孔の痕跡が残らず、成形品にもこの痕跡が残ら
ない。又、シートを絵柄1ショット分(1ピッチ分)を
巻取供給ロールから切断分離して、加熱、搬送、成形を
行う為、加熱以外のこれら工程で、熱盤保持部の周辺の
シートにシワやタルミが生じたとしても、この影響が、
これのショット分のシートに波及する事がなく、連結シ
ートに比べて位置決めしやすい。
【0025】
【0026】
【図1】本発明を適用する射出成形同時絵付装置の全体
概略構成図である。
概略構成図である。
【0027】
【図2】前記射出成形同時絵付装置における雄型と雌型
の上面図である。
の上面図である。
【0028】
【図3】前記射出成形同時絵付装置における熱盤の側面
図である。
図である。
【0029】
【図4】前記熱盤の一部断面を含む拡大側面図である。
【0030】
【図5】前記熱盤の側面図である。
【0031】
【図6】前記熱盤の要部拡大断面図である。
【0032】
【図7】前記射出成形同時絵付装置において熱盤と押さ
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
【0033】
【図8】前記射出成形同時絵付装置において絵付フィル
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
【0034】
【図9】前記射出成形同時絵付装置の動作を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【0035】
1…雄型 2…雌型 2a…キャビティ構成面 9…熱盤 10…熱盤 14…吸着板 14a…吸着板の周壁 14b…凹部 17…空気吹き出し孔 25…Oリング嵌着溝 26…Oリング 28…通気孔 32…フィルム押さえ板 35…カッター手段 X…絵付フィルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する射出成形同時絵付装置の全体
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】前記射出成形同時絵付装置における雄型と雌型
の上面図である。
の上面図である。
【図3】前記射出成形同時絵付装置における熱盤の側面
図である。
図である。
【図4】前記熱盤の一部断面を含む拡大側面図である。
【図5】前記熱盤の側面図である。
【図6】前記熱盤の要部拡大断面図である。
【図7】前記射出成形同時絵付装置において熱盤と押さ
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
【図8】前記射出成形同時絵付装置において絵付フィル
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
【図9】前記射出成形同時絵付装置の動作を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【符号の説明】 1…雄型 2…雌型 2a…キャビティ構成面 9…熱盤 10…熱盤 14…吸着板 14a…吸着板の周壁 14b…凹部 17…空気吹き出し孔 25…Oリング嵌着溝 26…Oリング 28…通気孔 32…フィルム押さえ板 35…カッター手段 X…絵付フィルム ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
枚毎に切断された絵付フィルムを予備加熱する際に、非
接触で加熱しているので、熱盤と絵付フィルムの絵付部
とが接触することがない。従って、絵付フィルムには熱
盤の貫通孔の痕跡が残らず、成形品にもこの痕跡が残ら
ない。又、シートを絵柄1ショット分(1ピッチ分)を
巻取供給ロールから切断分離して、加熱、搬送、成形を
行う為、加熱以外のこれら工程で、熱盤保持部の周辺の
シートにシワやタルミが生じたとしても、この影響が、
これのショット分のシートに波及する事がなく、連結シ
ートに比べて位置決めしやすい。
枚毎に切断された絵付フィルムを予備加熱する際に、非
接触で加熱しているので、熱盤と絵付フィルムの絵付部
とが接触することがない。従って、絵付フィルムには熱
盤の貫通孔の痕跡が残らず、成形品にもこの痕跡が残ら
ない。又、シートを絵柄1ショット分(1ピッチ分)を
巻取供給ロールから切断分離して、加熱、搬送、成形を
行う為、加熱以外のこれら工程で、熱盤保持部の周辺の
シートにシワやタルミが生じたとしても、この影響が、
これのショット分のシートに波及する事がなく、連結シ
ートに比べて位置決めしやすい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する射出成形同時絵付装置の全体
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】前記射出成形同時絵付装置における雄型と雌型
の上面図である。
の上面図である。
【図3】前記射出成形同時絵付装置における熱盤の側面
図である。
図である。
【図4】前記熱盤の一部断面を含む拡大側面図である。
【図5】前記熱盤の側面図である。
【図6】前記熱盤の要部拡大断面図である。
【図7】前記射出成形同時絵付装置において熱盤と押さ
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
え手段により絵付フィルムを挟持した状態図である。
【図8】前記射出成形同時絵付装置において絵付フィル
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
ムが雌型に吸着された状態を示す断面図である。
【図9】前記射出成形同時絵付装置の動作を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【符号の説明】 1…雄型 2…雌型 2a…キャビティ構成面 9…熱盤 10…熱盤 14…吸着板 14a…吸着板の周壁 14b…凹部 17…空気吹き出し孔 25…Oリング嵌着溝 26…Oリング 28…通気孔 32…フィルム押さえ板 35…カッター手段 X…絵付フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 和久 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 塚原 大悟 大阪府堺市浜寺石津町東1丁目5番15号 ナビタス株式会社内 (72)発明者 野口 裕章 滋賀県甲賀群甲西町大字吉永字中川原355 番地の1 近泉化学工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 供給ロールから供給される絵付フィルム
の外周部分を、周壁により区画された凹部を有する熱盤
の前記周壁に設けた通気孔から吸引することにより保持
しつつ吹出孔から空気を吹出して絵柄の部分を前記熱盤
に非接触に保持せしめた後、絵付フィルムを絵柄一枚毎
に切断し、 この切断された絵付フィルムを前記熱盤により加熱しつ
つ、前記供給ロールからの供給方向とほぼ直角をなす方
向に配置された雌型の開口部に搬送し、 前記切断された絵付フィルムを雌型のキャビティに移行
・密着した後、前記熱盤を退避せしめ、 前記雌型に雄型を挿入することにより形成されるキャビ
ティに溶融樹脂を射出して成形品に絵付をすることを特
徴とする射出成形同時絵付方法。 - 【請求項2】 熱盤の絵付フィルム保持面側に周壁によ
り区画された凹部を備え、前記周壁の絵付フィルム保持
面側に前記絵付フィルムを密着せしめて密閉加熱空間を
形成した後に前記絵付フィルムを絵柄一枚毎に切断し、
前記切断された絵付フィルムを非接触で保持しつつ加熱
し、加熱された前記絵付フィルムを雌型のキャビティに
密着せしめ、雄型との間に形成されたキャビティに溶融
樹脂を射出し、成形品に絵付をする射出成形同時絵付装
置であって、 前記熱盤は、空気を吹き出して前記絵付フィルムを当該
熱盤から離さしめる吹出孔を備え、かつ、前記周壁は、
前記絵付フィルムを吸引する通気孔を備えたことを特徴
とする射出成形同時絵付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15634492A JPH07241873A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 射出成形同時絵付方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15634492A JPH07241873A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 射出成形同時絵付方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241873A true JPH07241873A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=15625716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15634492A Pending JPH07241873A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 射出成形同時絵付方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07241873A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6220849B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-04-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Sheet-decorating injection molding machine |
JP2002240099A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Asano Laboratories Co Ltd | 成形装置、成形方法、シート枠および押さえ枠 |
JP2010082886A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Towa Corp | 圧縮樹脂封止成形に用いられる離型フイルム装着方法及び装置 |
JP2012512773A (ja) * | 2010-04-30 | 2012-06-07 | ハンイル イファ カンパニー リミテッド | 水平移動式車両用内装材の成形装置及び成形方法 |
CN115582964A (zh) * | 2022-09-29 | 2023-01-10 | 东莞市源冠科技有限公司 | 一种片材自动供给的模内注塑成型模具 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15634492A patent/JPH07241873A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6220849B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-04-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Sheet-decorating injection molding machine |
JP2002240099A (ja) * | 2001-02-16 | 2002-08-28 | Asano Laboratories Co Ltd | 成形装置、成形方法、シート枠および押さえ枠 |
JP2010082886A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Towa Corp | 圧縮樹脂封止成形に用いられる離型フイルム装着方法及び装置 |
JP2012512773A (ja) * | 2010-04-30 | 2012-06-07 | ハンイル イファ カンパニー リミテッド | 水平移動式車両用内装材の成形装置及び成形方法 |
CN115582964A (zh) * | 2022-09-29 | 2023-01-10 | 东莞市源冠科技有限公司 | 一种片材自动供给的模内注塑成型模具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2695348B2 (ja) | 射出成形同時絵付装置 | |
US5925302A (en) | Method for forming a pattern onto an article during injection molding | |
EP0782908A2 (en) | Foil-decorating injection molding machine and foil-decorating injection molding method | |
JP3043684B2 (ja) | 射出成形同時絵付装置 | |
JPH07241873A (ja) | 射出成形同時絵付方法およびその装置 | |
JPH05318523A (ja) | 連続帯状の絵付フィルムの射出成形同時絵付方法 | |
JP2694917B2 (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JPH08290439A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JP2008149702A (ja) | 薄膜を有する成形品の製造方法 | |
JPH05309690A (ja) | 射出成形同時絵付方法 | |
JP3315150B2 (ja) | 射出成形同時絵付方法 | |
JPH05318524A (ja) | 射出成形同時絵付装置およびその方法 | |
JPH1119967A (ja) | 射出成形同時絵付け装置及びその方法 | |
JP2001170960A (ja) | 射出成形同時加飾装置 | |
JPH081719A (ja) | 加熱取出装置、射出成形同時加飾装置及びその方法 | |
JPH1170543A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JP3813331B2 (ja) | 射出成形同時絵付け装置 | |
JPH11300788A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JPH11129285A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JPH0739616Y2 (ja) | 同時成形転写装置の転写フイルム加熱盤 | |
JP2001277289A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 | |
JP3284290B2 (ja) | 射出成形同時加飾金型 | |
JP2001038774A (ja) | 射出成形同時絵付方法及び装置 |