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JPH07244620A - コンソールメッセージの伝送方法およびそのためのシステム - Google Patents

コンソールメッセージの伝送方法およびそのためのシステム

Info

Publication number
JPH07244620A
JPH07244620A JP6034567A JP3456794A JPH07244620A JP H07244620 A JPH07244620 A JP H07244620A JP 6034567 A JP6034567 A JP 6034567A JP 3456794 A JP3456794 A JP 3456794A JP H07244620 A JPH07244620 A JP H07244620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
compression
console
item
key
Prior art date
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Pending
Application number
JP6034567A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Imanishi
久史 今西
Kayoko Amamizu
香代子 天水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Information Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Information Systems Ltd filed Critical Hitachi Information Systems Ltd
Priority to JP6034567A priority Critical patent/JPH07244620A/ja
Publication of JPH07244620A publication Critical patent/JPH07244620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信側と受信側の両者間で予めメッセージ形
式の統一を必要とせず、また、発信側で独自にメッセー
ジ形式の変更や新規メッセージの追加を行っても受信側
で人為的な変更操作を必要とせずに、トラフィック量の
大幅な削減を行うことが可能なコンソールメッセージ伝
送方法およびそのためのシステムを提供すること。 【構成】 コンソールメッセージを、通信媒体を介して
ホストコンピュータ内のコンソール装置と、遠隔地の監
視装置に伝送するコンソールメッセージの伝送方法であ
って、メッセージ発信側において、伝送対象メッセージ
中の固定的項目についてのみ圧縮処理を行い、非固定的
項目については圧縮処理を行わずに、受信先に伝送する
ことを特徴とするコンソールメッセージの伝送方法およ
びそのシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンソールメッセージの
伝送方法およびそのためのシステムに関し、特に、コン
ピュータシステムの動作監視や動作指示を遠隔地から行
う遠隔監視に際して、コンピュータシステムの状態やジ
ョブの処理状況等を伝える類似コンソールメッセージを
効果的に圧縮して伝送上のトラフィック量を減らすこと
を可能とする、コンソールメッセージの伝送方法および
そのためのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの動作監視や動作
指示を遠隔地から行う遠隔監視においては、発生頻度の
高い「システムの状態を通知するメッセージ」から、殆ん
ど発生することのない「異常報告メッセージ」まで、多く
の種類のコンソールメッセージ(以下、単に「メッセー
ジ」ともいう)が、ホストコンピュータ側から遠隔監視側
に伝送される。従来、この種のメッセージ伝送において
は、 (1)メッセージテキストをそのまま原文で伝送する方式 (2)メッセージ内の文字や文字列の繰り返しや発生頻度
による圧縮方式を利用して伝送する方式 (3)発信側と受信側の両者間でメッセージ形式を予め決
めておき、コード変換して伝送する方式 等が知られている。なお、これについては、例えば、特
開平3-269656号公報に開示されている技術を参考にする
ことができる。この技術は、複数の発信元からの転送デ
ータを、一方の計算機から直接他方の計算機へ、また
は、一方の計算機から中継用の計算機を介して他方の計
算機へ転送する際に、データ転送を、資源を効率良く利
用して行うことを目的とするものであり、発信元からの
転送データが格納されるデータファイルと、該データの
転送元情報,転送先情報,転送データに関する情報を含
む属性情報を格納するステータスファイルとを備え、該
ステータスファイルに格納された転送状態情報の内容に
応じてメッセージを送信し、転送状態情報を変更するメ
ッセージ送信手段と、上述のステータスファイルを読み
出し、転送先にデータを送信するとともに、上述の転送
状態情報を変更するファイル送信手段と、メッセージを
受信し、ステータスファイルの転送状態情報領域を変更
するメッセージ受信手段と、ステータスファイルを読み
出し、転送状態情報を監視する監視手段とを備えたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち、(2)の文字や文字列の圧縮方式でも、ト
ラフィック量を二分の一程度に減少させるのが限度であ
り、また、(3)のコード変換して伝送する方式では、発
信側と受信側の両者間で予めメッセージ形式の詳細な仕
様を統一しておくことが必要であるという煩わしさがあ
った。更に、この方式は、メッセージ形式の変更や新規
メッセージの追加等に自動的に対応することができない
ため、変換に用いる変換テーブルの変換作業等、人為的
な操作の必要性があるという問題もあった。一方、上述
の、特開平3-269656号公報に開示されている技術は、複
数の転送データを適宜のタイミングで転送するものであ
り、本発明で対象とするメッセージ(コンソールメッセ
ージ)の如く、発生の都度、直ちに伝送する必要がある
ものには適用できないという問題がある。本発明は上記
事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、従来の技術における上述の如き問題を解消し、発信
側と受信側の両者間で予めメッセージ形式の統一を必要
とせず、また、発信側で独自にメッセージ形式の変更や
新規メッセージの追加を行っても、受信側で人為的な変
更操作を必要とせずに、トラフィック量の大幅な削減を
行うことが可能なコンソールメッセージ伝送方法および
そのためのシステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、コ
ンソールメッセージを、通信媒体を介してホストコンピ
ュータ内のコンソール装置と、遠隔地の監視装置に伝送
するコンソールメッセージの伝送方法であって、メッセ
ージ発信側において、伝送対象メッセージ中の固定的項
目についてのみ圧縮処理を行い、非固定的項目について
は圧縮処理を行わずに、受信先に伝送することを特徴と
するコンソールメッセージの伝送方法、または、コンソ
ールメッセージを、通信媒体を介してホストコンピュー
タ内のコンソール装置と、遠隔地の監視装置に伝送する
コンソールメッセージの伝送システムであって、メッセ
ージ発信側には、伝送対象メッセージと同一のメッセー
ジIDを有するメッセージが以前に伝送されたか否かを
調べ、伝送されている場合には、当該メッセージ中の項
目毎の比較を行って一致状況を学習テーブル上に記憶し
て行き、以後、前記学習テーブルを参照して前記メッセ
ージ発信側における圧縮処理の実行要否の判定を行う手
段と、学習テーブルから、一定期間毎に、常に一致して
いる項目を求めて、これに基づいて、実際の圧縮・解凍
に用いる圧縮キー(圧縮記号)を記憶する圧縮キーテーブ
ルを作成・更新する手段と、前記圧縮キーテーブルを受
信先に定期的に転送する手段を設け、また、受信先に
は、転送された前記圧縮キーテーブルに基づいて圧縮・
解凍を行う手段を設けたことを特徴とするコンソールメ
ッセージの伝送システムによって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係るコンソールメッセージの伝送方法
においては、コンソールメッセージには形式的な部分が
多く可変部分が少ないことに着目して、上述の形式的な
部分を圧縮記号化することにより、類似コンソールメッ
セージを効果的に圧縮して伝送上のトラフィック量を減
らすようにしたものである。より詳細には、以下の如き
作用を有する。すなわち、発信側では、伝送するメッセ
ージのメッセージIDと同じメッセージIDが、学習し
た内容を記憶するための圧縮キー学習テーブル(詳細は
後述する)に格納されていない場合には、当該伝送する
メッセージに対する圧縮処理を行わずに受信側に伝送す
る一方で、当該伝送するメッセージのメッセージIDを
キーとして、上記圧縮キー学習テーブルに、メッセージ
テキストを項目毎に切り出して格納する。なお、同一の
メッセージIDが上記圧縮キー学習テーブルに格納され
ている場合には、メッセージテキストを項目毎に比較
し、一致項目を一致回数フィールドにカウントアップ
し、一致率を算出可能とする。一定期間(または、一致
回数をも考慮して)の学習後、上記圧縮キー学習テーブ
ルに格納されている一致情報から、メッセージID別
に、常に一致する項目を固定域とする圧縮キーテーブル
を作成する。なお、ここで作成された圧縮キーテーブル
は、自動的にメッセージ受信側へ転送される。その後、
メッセージ発信側では、上述の圧縮キーテーブルを使用
して圧縮処理したメッセージを送信し、受信側では、先
に受信した同じ圧縮キーテーブルを使用して、圧縮され
たメッセージの解凍(復元)処理を行う。また、本発明に
係るコンソールメッセージの伝送システムによれば、上
述のメッセージ伝送方法を効果的に実現できるものであ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1および図2は、それぞれ、本発明の一
実施例に係るコンソールメッセージ伝送を実現するため
のコンソールメッセージの発生元および受信先の装置ま
たはコンピュータの構成を示すブロック図である。図1
に示すコンソールメッセージの発生元装置またはコンピ
ュータにおいて、1はメッセージが作成され、発行され
るメッセージ発生部、2はメッセージ受付処理部、3は
次回の圧縮個所を探索する圧縮学習処理部、4は圧縮学
習処理部3による学習結果を蓄える圧縮キー学習テーブ
ル、5は学習期間および学習した圧縮キー学習テーブル
4を送信相手先へ転送するインタバルを監視する学習イ
ンタバル監視処理部を示している。また、6は上述の圧
縮キー学習テーブル4を新規の圧縮キーテーブルに置換
える処理、および、圧縮キー学習テーブル4の送信相手
先への転送処理を行う圧縮キーテーブル転送処理部、7
は相手先との通信を制御する通信制御部、8はメッセー
ジを圧縮するか、または、そのまま伝送するかの判定を
行うメッセージ圧縮判定処理部、9は圧縮処理に使用す
る圧縮キーテーブル、10はメッセージを実際に圧縮す
るメッセージ圧縮処理部、11はメッセージを相手先に
伝送するメッセージ伝送処理部、12は通信回線を示し
ている。
【0007】図2に示すコンソールメッセージの受信先
装置またはコンピュータにおいて、12は通信回線、1
3は相手先との通信を制御する通信制御部、14はメッ
セージ受信処理部、15は圧縮されたメッセージを元の
形に復元するメッセージ解凍処理部、16はメッセージ
の表示やメッセージに応じた処理を行うため、メッセー
ジをメッセージ表示/処理部19に渡すメッセージ譲渡
処理部、17は送られた圧縮キー学習テーブル4を新規
の圧縮キーテーブルとして置換える圧縮キーテーブル受
信処理部、18はメッセージ解凍処理部15におけるメ
ッセージ解凍処理に使用する圧縮キーテーブル、19は
上述のメッセージ表示/処理部を示している。図7は、
本実施例に係るメッセージ伝送方法が適用されるコンピ
ュータシステムの構成例を示す図である。図中、90は
中央のコンピュータルーム、91は遠隔監視センタ、9
2は本コンピュータシステムの管理者宅を示している。
また、Mはモデム、NCUは網制御装置、CCPは通信
制御処理装置、TCはターミナルコントローラを示して
おり、コンピュータルーム90と遠隔監視センタ91と
は高速データ回線により接続されており、コンピュータ
ルーム90とシステムの管理者宅92とは加入者回線に
より接続されている。
【0008】図3は、上述の圧縮キー学習テーブル4お
よび圧縮キーテーブル9の構造例を示す図である。圧縮
キー学習テーブル4および圧縮キーテーブル9は、いず
れもIDテーブル20とこのIDテーブル20中の項目
テーブルポインタで指される項目テーブル30で構成さ
れている。以下、詳細な構成を説明する。まず、IDテ
ーブル20は、IDキー2i-1,メッセージID2i-
2,検査数2i-3,上述の項目テーブルポインタ2i-4
で構成されており、この組み合せがメッセージ種別数
(ここではn組,21〜2n)存在する。また、上述の項
目テーブル30は、OPキー3i-1,項目位置3i-2,
項目長3i-3,一致フラグ圧縮フラグ3i-4,項目内容
3i-5で構成されており、この組み合せが項目数(ここ
ではm組,31〜2m)存在する。
【0009】IDテーブル20は、メッセージIDの一
覧であり、各メッセージID毎に記憶する上述の項目テ
ーブル30のポインタの機能を有するものである。より
詳細には、上述の21〜2nがメッセージID毎に登録
されており、IDキー2i-1はメッセージの圧縮/解凍
に使用するための圧縮コード、メッセージID2i-2は
該当するメッセージID、検査数2i-3は学習期間内に
検査した同一IDを持つメーセージ数を、項目テーブル
ポインタ2i-4はこのメッセージIDのメッセージテキ
ストをスペースやカンマや括弧等で区切られた項目毎の
内容を格納する項目テーブル30を指すポインタであ
る。上述のIDテーブル20のフィールドは、学習した
メッセージID数用のn個存在する。
【0010】項目テーブル30は、メッセージID毎に
項目を分解したテーブルである。より詳細には、上述の
31〜3mが項目数毎に登録されており、OPキー3i
-1は項目の圧縮/解凍に使用するための圧縮コード、項
目位置3i-2は項目の位置を通し番号やカラム位置等で
示す項目位置、項目長3i-3は文字通り項目の長さ、一
致フラグ圧縮フラグ3i-4は一致検査結果として一致回
数のカウントや、圧縮するか否かを示すフラグであり、
項目内容3i-5は項目の内容であるテキストを格納する
機能を有するものである。上述の項目テーブル30は、
メッセージID毎に1組ずつ作成される。なお、上述の
圧縮キーテーブル9は、後述する如く、学習インタバル
監視処理部5により起動される圧縮キーテーブル転送処
理部6による、圧縮キー学習テーブル4を新規の圧縮キ
ーテーブルに置換える処理により、最新の圧縮キー学習
テーブル4で置換えられる。
【0011】以下、上述の如く構成された本実施例に係
る装置による動作を、図4およぞ図5に示す動作フロー
図に基づいて説明する。なお、ここでは、ホストコンピ
ュータのコンソールメッセージを、電話回線を利用して
遠隔地の表示機能を有する監視用コンピュータへ圧縮伝
送する場合の例を示す。メッセージ発生部1でメッセー
ジが発生する(ブロック51)と、このメッセージはメッセ
ージ受付処理部2に渡され、メッセージ受付処理部2に
おいて、圧縮キーテーブル9中の項目位置,項目長,項
目内容等の構造に従ってメッセージ項目を分割し、項目
テーブル30を作成する(ブロック52)。そして、ここで
作成した項目テーブル30と上述のメッセージ本体と
を、メッセージ圧縮判定処理部8へはメッセージ伝送の
ため、また、圧縮学習処理部3へは圧縮学習のために、
それぞれ渡す(ブロック53)。
【0012】圧縮学習処理部3における圧縮学習処理
(図の左側の流れ)では、圧縮キー学習テーブル4内のメ
ッセージID21-2〜2n-2に同一メッセージが登録さ
れているか否かを検査し(ブロック54)、登録されていな
い場合には、圧縮キー学習テーブル4内のIDテーブル
20に新規要素を追加し、対応する項目テーブル30を
記憶して処理を終了する(ブロック55)。また、同一メッ
セージが登録されている場合には、該当する項目テーブ
ル30の項目内容31-5〜3n-5の項目内容で、一致検
査を行い(ブロック56〜58)、一致すれば前述の一致フラ
グ31-4〜3n-4のフラグをオンにし(ブロック60)、一
方、一致しない項目は新しいメッセージの内容に入換え
る(ブロック61)。この動作を、すべての項目について実
行し(ブロック57〜62)、すべての項目についての動作が
終了したら処理終了となる。
【0013】一方、メッセージ圧縮判定処理部8におけ
る処理(図の右側の流れ)では、伝送するメッセージID
が圧縮キーテーブル9のメッセージID21-2〜2n-2
に登録されているか否かを検査し(ブロック63)、登録さ
れていなければメッセージをそのままメッセージ伝送処
理部11に渡し、圧縮せずに伝送する(ブロック70)。ま
た、伝送するメッセージIDが圧縮キーテーブル9のメ
ッセージID21-2〜2n-2に登録されている場合に
は、メッセージ情報をメッセージ圧縮処理部10に渡
し、以下の如く圧縮処理を行う(ブロック64〜68)。すな
わち、メッセージ圧縮処理部10では、項目テーブル3
0の一致フラグ31-4〜3n-4がオンの項目について内
容の一致検査を行い、一致している項目についてはOP
キー31-1〜3n-1への置換えを行い(ブロック66〜6
8)、一致していない項目はそのままの内容を使って圧縮
形式に変換する。この動作を、すべての項目について実
行し(ブロック65〜69)、すべての項目についての動作が
終了したら処理終了となる。
【0014】圧縮形式に変換したメッセージはメッセー
ジ伝送処理部11に渡され、通信制御部7を介して受信
先装置またはコンピュータに伝送される(ブロック70)。
また、この間、学習インタバル監視処理部5は予め設定
した期間に達するかを監視しており(ブロック71)、予め
設定した期間に達した場合、圧縮キーテーブル転送処理
部6を起動する。圧縮キーテーブル転送処理部6では、
現在学習中の圧縮キー学習テーブル4を新規の圧縮キー
テーブル9に置換える処理を行い、この現在学習中の圧
縮キー学習テーブル4を通信制御部7を介して受信先装
置またはコンピュータに伝送する(ブロック72)。以後、
送信側のメッセージ圧縮判定処理部8およびメッセージ
圧縮処理部10では、置換えられた新しい圧縮キーテー
ブル9を使用して圧縮を行う。また、受信先装置または
コンピュータの通信制御部13では、受信した情報がメ
ッセージであればメッセージ受信処理部14へ渡し、圧
縮キーテーブルであれば圧縮キーテーブル受信処理部1
7へ渡す。この動作を、図5に基づいて説明する。
【0015】メッセージ受信処理部14では、受取った
情報がメッセージであり、かつ、該メッセージ(ブロッ
ク81,82)が圧縮されていれば(ブロック84)、メッセー
ジ解凍処理部15へ解凍処理を要求し、解凍後(ブロッ
ク85)、メッセージ譲渡処理部16へ渡す(ブロック8
6)。圧縮されていなければ、直接、メッセージ譲渡処理
部16へ渡す(ブロック86)。メッセージ譲渡処理部16
では、メッセージの表示やメッセージの解析を行う監視
装置を有するメッセージ表示/処理部19にメッセージ
を渡す。メッセージ表示/処理部19では、メッセージ
の表示を行う(ブロック87)。一方、メッセージ受信処理
部14が受取った情報が圧縮キーテーブルである場合に
は(ブロック82)、圧縮キーテーブル受信処理部17にお
いて、受取った圧縮キーテーブルを圧縮キーテーブル1
8に格納する(ブロック83)。以後、メッセージ解凍処理
部15では、置換えられた新しい圧縮キーテーブル18
を使用して解凍処理を行うことになる。
【0016】上記実施例によれば、形式がある程度固定
的で固定文字が多い、コンピュータシステムの状態やジ
ョブの処理状況等を伝えるためのメッセージ、すなわ
ち、コンソールメッセージの、上記固定的な部分を圧縮
記号化することにより、類似コンソールメッセージを効
果的に圧縮して伝送上のトラフィック量を減らすように
できるという効果が得られる。また、これにより、低速
回線を使用した遠隔表示装置へのメッセージ表示等にお
いて、メッセージ表示等の遅れの防止や、未表示メッセ
ージの大量の残留等を相当程度防止することが可能にな
る。更に、本実施例に係る装置の動作により、メッセー
ジ形式の変更にも自動的に対応することが可能となるの
で、メッセージ形式の変更や新規メッセージの追加等に
対応するための、変換テーブルの変換作業等の人為的な
操作の必要性がなくなるという効果も得られる。
【0017】なお、上記実施例は本発明の一例を示した
ものであり、本発明はこれに限定されるべきものではな
いことは言うまでもないことである。例えば、学習イン
タバル監視処理部5による圧縮キーテーブル転送処理部
6起動の周期は、予め設定した期間に達したか否かによ
る他、メッセージ圧縮処理部10における、項目テーブ
ル30の一致フラグ31-4〜3n-4がオンの項目につい
て内容の一致検査の一致回数を用いてもよい。図6に、
本実施例に係る装置の動作による、圧縮前後のメッセー
ジの比較図を示す。図において、40は項目テーブル3
0の圧縮フラグの状態がオンかオフかを示しており、4
1は圧縮前の(元の)メッセージ、42は圧縮後のメッセ
ージを示している。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、発信側と受信側の両者間で予めメッセージ形式の
統一を必要とせず、また、発信側で独自にメッセージ形
式の変更や新規メッセージの追加を行っても、受信側で
人為的な変更操作を必要とせずに、トラフィック量の大
幅な削減を行うことが可能なコンソールメッセージ伝送
方法およびそのための好適なシステムを実現できるとい
う顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンソールメッセージ
伝送を実現するためのコンソールメッセージの発生元の
装置(コンピュータ)の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るコンソールメッセージ
伝送を実現するためのコンソールメッセージの受信先の
装置(コンピュータ)の構成を示すブロック図である。
【図3】実施例に係る圧縮キー学習テーブル4および圧
縮キーテーブル9の構造例を示す図である。
【図4】実施例に係るメッセージの発生元の装置による
動作を説明する動作フロー図である。
【図5】実施例に係るメッセージの受信先の装置による
動作を説明する動作フロー図である。
【図6】実施例に係る装置の動作に基づく、圧縮前後の
メッセージの比較図を示す図である。
【図7】実施例に係るメッセージ伝送方法が適用される
コンピュータシステムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 メッセージ発生部 2 メッセージ受付処理部 3 圧縮学習処理部 4 圧縮キー学習テーブル 5 学習インタバル監視処理部 6 圧縮キーテーブル転送処理部 7 通信制御部 8 メッセージ圧縮判定処理部 9 圧縮キーテーブル 10 メッセージ圧縮処理部 11 メッセージ伝送処理部 12 通信回線 13 通信制御部 14 メッセージ受信処理部 15 メッセージ解凍処理部 16 メッセージ譲渡処理部 17 圧縮キーテーブル受信処理部 18 圧縮キーテーブル 19 メッセージ表示/処理部 20 IDテーブル 30 項目テーブル 41 元のメッセージ 42 圧縮されたメッセージ 90 中央のコンピュータルーム 91 遠隔監視センタ 92 コンピュータシステムの管理者宅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソールメッセージを、通信媒体を介
    してホストコンピュータ内のコンソール装置と、遠隔地
    の監視装置に伝送するコンソールメッセージの伝送方法
    であって、メッセージ発信側において、伝送対象メッセ
    ージ中の固定的項目についてのみ圧縮処理を行い、非固
    定的項目については圧縮処理を行わずに、受信先に伝送
    することを特徴とするコンソールメッセージの伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ発信側における圧縮処理
    の実行要否の判定に際しては、伝送対象メッセージと同
    一のメッセージIDを有するメッセージが以前に伝送さ
    れたか否かを調べ、伝送されている場合には、当該メッ
    セージ中の項目毎の比較を行って一致状況を学習テーブ
    ル上に記憶して行き、以後、前記学習テーブルを参照し
    て前記メッセージ発信側における圧縮処理の実行要否の
    判定を行うことを特徴とする請求項1記載のコンソール
    メッセージの伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記学習テーブルから、一定期間毎に、
    常に一致している項目を求めて、これに基づいて、実際
    の圧縮・解凍に用いる圧縮キー(圧縮記号)を記憶する圧
    縮キーテーブルを作成・更新することを特徴とする請求
    項2記載のコンソールメッセージの伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記圧縮キーテーブルを受信先に定期的
    に転送し、これに基づいて、発信側と受信先において圧
    縮・解凍を行うことを特徴とする請求項3記載のコンソ
    ールメッセージの伝送方法。
  5. 【請求項5】 コンソールメッセージを、通信媒体を介
    してホストコンピュータ内のコンソール装置と、遠隔地
    の監視装置に伝送するコンソールメッセージの伝送シス
    テムであって、メッセージ発信側には、伝送対象メッセ
    ージと同一のメッセージIDを有するメッセージが以前
    に伝送されたか否かを調べ、伝送されている場合には、
    当該メッセージ中の項目毎の比較を行って一致状況を学
    習テーブル上に記憶して行き、以後、前記学習テーブル
    を参照して前記メッセージ発信側における圧縮処理の実
    行要否の判定を行う手段と、学習テーブルから、一定期
    間毎に、常に一致している項目を求めて、これに基づい
    て、実際の圧縮・解凍に用いる圧縮キー(圧縮記号)を記
    憶する圧縮キーテーブルを作成・更新する手段と、前記
    圧縮キーテーブルを受信先に定期的に転送する手段を設
    け、また、受信先には、転送された前記圧縮キーテーブ
    ルに基づいて圧縮・解凍を行う手段を設けたことを特徴
    とするコンソールメッセージの伝送システム。
JP6034567A 1994-03-04 1994-03-04 コンソールメッセージの伝送方法およびそのためのシステム Pending JPH07244620A (ja)

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