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JPH0723067B2 - 車両の暴走防止装置 - Google Patents

車両の暴走防止装置

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Publication number
JPH0723067B2
JPH0723067B2 JP15934587A JP15934587A JPH0723067B2 JP H0723067 B2 JPH0723067 B2 JP H0723067B2 JP 15934587 A JP15934587 A JP 15934587A JP 15934587 A JP15934587 A JP 15934587A JP H0723067 B2 JPH0723067 B2 JP H0723067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
heel
engine
throttle
prevention device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP15934587A
Other languages
English (en)
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JPS644540A (en
Inventor
淳理 水野
Original Assignee
淳理 水野
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Filing date
Publication date
Application filed by 淳理 水野 filed Critical 淳理 水野
Priority to JP15934587A priority Critical patent/JPH0723067B2/ja
Publication of JPS644540A publication Critical patent/JPS644540A/ja
Publication of JPH0723067B2 publication Critical patent/JPH0723067B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 この発明はアクセルペダルの操作により車速を制御する
形式の車両において、車両が運転者の意に反して暴走状
態に陥った際に自動的にエンジンの回転数を減少させる
暴走防止装置に関する。
ロ)従来の技術 近年、車両におけるオートマチック(トルクコンバータ
搭載車)車の普及及び動力伝達機構も含めたアクセルレ
スポンスの向上に伴い、車両が暴走する事故が急増して
いる。
これらの暴走事故は車両側に起因するものと、運転者側
に起因するものとの二つのタイプに分けられる。
即ち、車両側に起因するものとしてはアクセルケーブル
の引掛りによるスロットルの戻り不良やエンジン制御コ
ンピュータの故障によるエンジン回転の異常な高まり、
運転者側に起因するものとしてはブレーキとアクセルの
踏み間違え、事故等にパニック時に於ける一時的な心身
耗弱・喪失状態によるアクセルの踏み込み等が挙げられ
る。
従来、これらの暴走を防止する技術としては例えば次の
ようなものが提案されている。
(a)車両にレーダや接触子等の障害物探知部材を設け
て、暴走時に障害物に衝突することを未然に防止する。
(b)アクセル開度とスロットル開度とを比較し、前者
と後者が比例しない等の異常状態を検出したときにはエ
ンジン回転数を強制的に減少させる(例えば、特開昭60
-159346、同60-22537号公報等)。
ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記(a)の技術については実際上障害
物を検出してからでは慣性の付いた車両の急停止は困難
であり、しかも車両数の多い都市部では誤動作が多いと
いう問題点があり、又(b)の技術については車両側に
起因する暴走については有効であっても、運転者側に起
因するそれについては何等手当てできないという問題点
が残った。
この発明は上記のような問題点に鑑み、暴走が車両側に
起因する場合、運転者側に起因する場合の何れであって
も確実にそれを防止し得る装置を提供することを目的と
する。
ニ)問題点を解決するための手段 この発明は運転者の踵の位置によって異常状態を検出す
るという全く新たな発想により創作されたものであり、
車両の床面にアクセルペダル操作時の踵の適正な当接箇
所を設定すると共に、この設定位置における踵の有無を
検出するセンサを設け、このセンサよりの信号に基づい
て踵が設定位置に存しないときにはアクセル開度にかか
わりなくエンジンの回転を低下させる手段を設けたこと
を特徴とするものである。
ホ)作用 即ち、本発明者は研究の結果、アクセルペダルが運転者
の制御可能な支配化にある時は必ず運転者の踵は床面の
所定箇所に位置し(第1図参照)、ブレーキとの踏み間
違えや心身喪失状態等の異常状況においては踵は床面よ
り浮くか、この所定箇所には位置しないこと(第2図参
照)を発見し、これを暴走防止に利用することに想到す
るに至ったものである。
従って、この発明は第一に踵位置の検出により運転者の
アクセルペダルの非踏み込み状態を検出し、その場合に
は常にエンジン回転を通常数値迄低下させ、第二にアク
セルペダルの踏み込み状態であっても踵位置の検出によ
りそれが正規のものであるか異常状況のものであるかを
検出し、異常状況の場合にはアクセル開度にかかわりな
くエンジンの回転を低下させそれぞれ車両を安全速度に
薄く作用を生ずる。
ヘ)実施例 次にこの発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図はこの発明の第1実施例を示す図であ
る。
この実施例はスロットルとアクセルペダルをケーブルに
より連結する形式の車両において、スロットルとアクセ
ルケーブルの間にセンサよりの信号に基づいて入り切り
を行うクラッチを介在し、踵が設定位置に存しないとき
にはこのクラッチを切ってスロットルのみ単独に絞るこ
とによりエンジンの回転を低下させようというものであ
る。
図中Pは車両の床面Fにしてアクセルペダル4操作時の
踵Kの適正な当接箇所となるべき設定位置を示す。
この設定位置Pは単に概念的なものとして床面と同一平
面としてもよいし、又図面に示すように運転者が知覚し
やすいように凹部としても、更に図示しないが位置を示
す突条としてもよい。
又、この場合の床面とは車両自体の床であっても、或い
は車両の床に敷かれるマット類であってもよいことは勿
論である。
センサ1は上記設定位置Pにおける踵Kの存在の有無を
検出して電気信号に変えるものなら種類を問わず、例え
ばマイクロスイッチ、感圧センサ、光電スイッチ等が具
体例として挙げられる。
図中11はスロットルとアクセルケーブルとの間に介在さ
れるスロットルクラッチである。
このスロットルクラッチ11はスロットルドラム(図示せ
ず)に連結される揺動板15とアクセルケーブル5に連結
される揺動板12とを回転中心と共通にして重ねたもので
あり、両者はプランジャ13aにより固定及び解除され
る。
揺動板12は揺動板15の中空軸16内に軸14を遊嵌すること
により揺動板15と別動自在とすると共に、バネ17により
アクセルペダルの非踏み込み方向に付勢される。
揺動板15はその中空軸16をスロットルドラムに連結する
ものであり、バネ18によりスロットルの絞り方向に付勢
される。
そして、両者は揺動板15表面に穿設された係止孔15aに
向かって、揺動板12よりプランジャ13aを進退させるこ
とにより固定及び解除される。
図中13は上記プランジャ13aを電気的に進退させるため
のソレノイドである。
このソレノイド13は信号処理回路2により処理されたセ
ンサ1よりの検出信号に基づきドライバ10により作動さ
れるものであり、運転者の踵が設定位置に存するときは
プランジャ13aをバネにより係止孔15aとの係止状態に保
ち、踵が設定位置より離脱した場合にはプランジャ13a
を係止孔15aからの係止解除方向に退避させる作用を有
する。
従って、上記のスロットルクラッチ11によれば運転者の
踵が設定位置に存するときは両揺動板12及び15が共動す
る結果(第3図及び第4図の状態)、アクセルペダルと
スロットルは連結状態に保たれ、踵が設定位置より離脱
した場合には揺動板15のみバネ18によりスロットルの絞
り方向に復帰しエンジン回転は減少する(第5図の状
態)。
そして、この場合踵が再度設定位置に復帰した場合で
も、揺動板12が揺動板15の復帰角度即ちアクセルペダル
の非踏み込み状態位置迄戻らない限りプランジャ13aは
係止孔15aに落ち込まないので、アクセル踏み込み状態
で踵を設定位置に戻しても突然にエンジン回転が上がる
という事態が防止される。
尚、上記実施例においては誤動作を防止するためには、
信号処理回路2により踵の離脱時間をカウントし、所定
の離脱時間経過後に始めてスロットルクラッチ11を解除
することが望ましい。
第6図乃至第7図はこの発明の第2実施例を示す図であ
る。
この実施例においてはエンジンに燃料を供給する経路の
一部をバルブにより閉じることによりエンジンの回転を
低下させる手段とする。
即ち、エンジンへの燃料通路23内にプランジャ22aを進
退させることにより通路を塞ぐ構成よりなるバルブ21に
より供給燃料の量を減少させるものである。
図中22は上記プランジャ22aを電気的に進退させるため
のソレノイドである。
このソレノイド22は信号処理回路2により処理されたセ
ンサ1よりの検出信号に基づきドライバ20により作動さ
れるものであり、運転者の踵が設定位置に存するときは
プランジャ22aを燃料通路23の開放方向に保ち、踵が設
定位置より離脱した場合にはプランジャ22aを燃料通路2
3の閉塞方向に突出させる作用を有する。
尚、図中25はアクセル開度センサであり、運転者による
アクセルの踏み込み開度を検出し、アクセルペダルが非
踏み込み状態に復帰していない状態でバルブ21を開放す
る信号が発せられてもそれをキャンセルすべく信号処理
回路2において処理することにより、仮に踵が再度設定
位置に復帰した場合でも、アクセルペダルの非踏み込み
状態位置迄戻らない限り燃料通路を開放させないことに
より、アクセル踏み込み状態で踵を設定位置に戻しても
突然エンジン回転が上がるという事態を防止する。
第8図はこの発明の第2実施例を示す図である。
この実施例はこの発明は電子制御燃料噴射式のエンジン
に実施した場合に好適な例を示すものである。
即ち、この実施例においてはセンサ1よりの検出信号を
信号処理回路2においてインジェクタの噴射料を減少さ
せるべき割り込み命令に変換して、エンジン制御コンピ
ュータ30に出力するものである。
以上、幾つかの実施例について説明したがエンジンの回
転数を減少させる手段は上記のものに限られず例えばエ
ンジンの点火系を切ることによっても実現し得ることは
勿論である。
ト)発明の効果 以上のように、構成されるこの発明は次の特有の効果を
奏する。
(a)運転者の踵位置により異常状態を検出する構造な
ので、暴走が車両側に起因する場合、運転者側に起因す
る場合の何れかを問わず確実にそれを防止し得る。
(b)上記の防止作用は単にアクセルペダルの踏み込み
を無効にすることにより実現されるので、何ら通常の運
転操作を乱すことがない。
(c)本来、アクセル操作は床面に踵を当接させること
によりそれを軸として適切な操作が実現されるものであ
り、今まで間違えた操作方法を行っていた運転者もこの
発明により適切な操作が身につき、特に微妙なアクセル
操作が要求される高性能車の予防安全に著しく寄与す
る。
(d)床面に踵が当接することは同時にシートポジショ
ンが適切であることを意味し、今まで間違えたポジショ
ンをとっていた運転者もこの発明により適切なポジショ
ンが身につき、予防安全に著しく寄与する。
(e)運転者の踵位置により異常状態を検出する構造な
ので、踵が床面に届かない子供の悪戯による事故も有効
に防止される。
(f)同様の理由より、一部条例によって禁止されてい
る下駄やハイヒールによる運転もこれらは踵が所定位置
に当接不可能なので未然に防止される。
(g)同様の理由より、後退時のアクセルペダルの踏み
過ぎも防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の暴走防止装置の第1実施
例の一部切り欠き側面図、第3図は同上スロットルクラ
ッチ部の一部切り欠き側面図、第4図は同上正面図、第
5図は同上側面図、第6図はこの発明の暴走防止装置の
第2実施例の電気回路を示すブロック図、第7図は同上
バルブ部の断面図、第8図はこの発明の暴走防止装置の
第3実施例の電気回路を示すブロック図である。 図中符号(K)……踵 (P)……設定位置 (1)……センサ (4)……アクセルペダル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の床面にアクセルペダル操作時の踵の
    適正な当接箇所を設定すると共に、この設定位置におけ
    る踵の有無を検出するセンサを設け、このセンサよりの
    信号に基づいて踵が設定位置に存しないときにはアクセ
    ル開度にかかわりなくエンジンの回転を低下させる手段
    を設けたことを特徴とする車両の暴走防止装置。
  2. 【請求項2】エンジンのスロットルとアクセルケーブル
    の間にセンサよりの信号に基づいて入り切りを行うクラ
    ッチを介在し、踵が設定位置に存しないときにはこのク
    ラッチを切ってスロットルのみ単独に絞ることによりエ
    ンジンの回転を低下させる手段とした特許請求の範囲第
    1項記載の車両の暴走防止装置。
  3. 【請求項3】エンジンに燃料を供給する経路の一部を閉
    じることによりエンジンの回転を低下させる手段とした
    特許請求の範囲第1項記載の車両の暴走防止装置。
  4. 【請求項4】エンジン内に燃料を噴射するインジェクタ
    の噴射料を減少させることによりエンジンの回転を低下
    させる手段とした特許請求の範囲第1項記載の車両の暴
    走防止装置。
JP15934587A 1987-06-26 1987-06-26 車両の暴走防止装置 Expired - Lifetime JPH0723067B2 (ja)

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JPS644540A JPS644540A (en) 1989-01-09
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JPH073750U (ja) * 1993-06-14 1995-01-20 満 鈴木 高所殺虫用保持具
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