JPH0723864Y2 - 温度ヒューズ - Google Patents
温度ヒューズInfo
- Publication number
- JPH0723864Y2 JPH0723864Y2 JP1954688U JP1954688U JPH0723864Y2 JP H0723864 Y2 JPH0723864 Y2 JP H0723864Y2 JP 1954688 U JP1954688 U JP 1954688U JP 1954688 U JP1954688 U JP 1954688U JP H0723864 Y2 JPH0723864 Y2 JP H0723864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- thermal fuse
- point metal
- metal body
- lead wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Thermally Actuated Switches (AREA)
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は温度ヒューズの改良に関するものである。
温度ヒューズとして、二本の絶縁被覆リード線の先端に
低融点金属体を接続し、該低融点金属体と各リード線端
部とを包囲せる樹脂モールド絶縁体を設け、該樹脂モー
ルド絶縁体上に定格、製造者名等を印刷したものが知ら
れている。
低融点金属体を接続し、該低融点金属体と各リード線端
部とを包囲せる樹脂モールド絶縁体を設け、該樹脂モー
ルド絶縁体上に定格、製造者名等を印刷したものが知ら
れている。
この温度ヒューズにあっては、樹脂モールド絶縁体の部
分を保護すべき電気装置の所定面（例えば、トランスに
おいてはコイル外面）に添接し、リード線をその所定面
に巻付けたうえで同上電気装置のターミナルに接続し
て、温度ヒューズを電気装置の回路中に挿入してある。
従って、過電流により電気装置が発熱すると、その発生
熱が温度ヒューズの低融点金属体に伝達され、該低融点
金属体の溶断により当該電気装置への通電が遮断され
る。
分を保護すべき電気装置の所定面（例えば、トランスに
おいてはコイル外面）に添接し、リード線をその所定面
に巻付けたうえで同上電気装置のターミナルに接続し
て、温度ヒューズを電気装置の回路中に挿入してある。
従って、過電流により電気装置が発熱すると、その発生
熱が温度ヒューズの低融点金属体に伝達され、該低融点
金属体の溶断により当該電気装置への通電が遮断され
る。
ところで、上記電気装置の発生熱が温度ヒューズの低融
点金属体に伝達される経路について考察すると、リード
線が絶縁被覆されており、リード線と電気装置との接触
面を介しての熱伝達はそれほど期待できないので、樹脂
モールド絶縁体と電気装置との接触面が熱伝達経路とし
て重要な意義を有するものと考えられる。
点金属体に伝達される経路について考察すると、リード
線が絶縁被覆されており、リード線と電気装置との接触
面を介しての熱伝達はそれほど期待できないので、樹脂
モールド絶縁体と電気装置との接触面が熱伝達経路とし
て重要な意義を有するものと考えられる。
しかしながら、従来の温度ヒューズにおいては、樹脂モ
ールド絶縁体上に定格等を印刷しており、その絶縁体厚
さを余り薄くすると印刷等の押印圧力で低融点金属体が
変形乃至は破断するので絶縁体厚さを約6.0mmとしてい
る。従って、樹脂モールド絶縁体表面から低融点金属体
に至までの熱抵抗が相当に高く、樹脂モールド絶縁体と
電気装置との接触面を介しての熱伝達性も余り期待でき
ない。而して、従来の上記温度ヒューズにおいては感熱
性に問題がある。
ールド絶縁体上に定格等を印刷しており、その絶縁体厚
さを余り薄くすると印刷等の押印圧力で低融点金属体が
変形乃至は破断するので絶縁体厚さを約6.0mmとしてい
る。従って、樹脂モールド絶縁体表面から低融点金属体
に至までの熱抵抗が相当に高く、樹脂モールド絶縁体と
電気装置との接触面を介しての熱伝達性も余り期待でき
ない。而して、従来の上記温度ヒューズにおいては感熱
性に問題がある。
さらには、装着時に樹脂モールド絶縁体の部分を電気装
置の所定面に添接し、絶縁被覆リード線をその所定面に
巻付けるため絶縁被覆リード線を樹脂モールド絶縁体の
端部で折曲げられることが多い。かかる場合、樹脂モー
ルド絶縁体の端部と絶縁被覆リード線との境界部分に割
れあるいはクラックが生じ、温度ヒューズの動作劣化を
招くという恐れがあった。本考案の目的は、定格等を印
刷表示せる感熱性に秀れた温度ヒューズを提供すること
にある。
置の所定面に添接し、絶縁被覆リード線をその所定面に
巻付けるため絶縁被覆リード線を樹脂モールド絶縁体の
端部で折曲げられることが多い。かかる場合、樹脂モー
ルド絶縁体の端部と絶縁被覆リード線との境界部分に割
れあるいはクラックが生じ、温度ヒューズの動作劣化を
招くという恐れがあった。本考案の目的は、定格等を印
刷表示せる感熱性に秀れた温度ヒューズを提供すること
にある。
本考案に係る温度ヒューズは、二本の絶縁被覆リード線
の先端部間に低融点金属体を接続し、該低融点金属体と
各リード線端部とを包囲して最大厚さ4.5mm以下の樹脂
モールド絶縁体を設け、印刷を施した熱収縮性樹脂のリ
ングを上記の樹脂モールド絶縁体上に該絶縁体近傍の絶
縁被覆リード線部分をも覆って装着したことを特徴とす
る構成である。
の先端部間に低融点金属体を接続し、該低融点金属体と
各リード線端部とを包囲して最大厚さ4.5mm以下の樹脂
モールド絶縁体を設け、印刷を施した熱収縮性樹脂のリ
ングを上記の樹脂モールド絶縁体上に該絶縁体近傍の絶
縁被覆リード線部分をも覆って装着したことを特徴とす
る構成である。
以下、図面により本考案を説明する。
第１図は、本考案に係る温度ヒューズを示す一部欠截上
面説明図、第２図は第１図におけるＩ−Ｉ断面説明図で
ある。
面説明図、第２図は第１図におけるＩ−Ｉ断面説明図で
ある。
第１図並びに第２図において、1,1は二本の絶縁被覆リ
ード線であり、絶縁被覆は絶縁チューブの挿通によって
施すこともできる。２はリード線1,1の先端部間に接続
した低融点金属体、例えばSn−Pb系合金体である。３は
低融点金属体の外面に塗布せるフラックスであり、低融
点金属体上に生じる酸化被膜を除去し、低融点金属体の
溶融並びに動作を助勢するものである。４は低融点金属
体並びにリード線端部を包囲して設けた樹脂モールド絶
縁体、例えば加熱硬化型エポキシ樹脂によるモールド絶
縁体でありディッピングにより形成できる。この樹脂モ
ールド絶縁体の最大厚みＴは4.5mm以下である。５は定
格、製造者名等を印刷表示せる熱収縮性樹脂（例えば厚
みＵは0.3mm以下の熱収縮性塩化ビニルフイルム）のリ
ングであり、加熱収縮により、樹脂モールド絶縁体４上
に該絶縁体４近傍の絶縁被覆リード線部分をも覆って装
着してある。
ード線であり、絶縁被覆は絶縁チューブの挿通によって
施すこともできる。２はリード線1,1の先端部間に接続
した低融点金属体、例えばSn−Pb系合金体である。３は
低融点金属体の外面に塗布せるフラックスであり、低融
点金属体上に生じる酸化被膜を除去し、低融点金属体の
溶融並びに動作を助勢するものである。４は低融点金属
体並びにリード線端部を包囲して設けた樹脂モールド絶
縁体、例えば加熱硬化型エポキシ樹脂によるモールド絶
縁体でありディッピングにより形成できる。この樹脂モ
ールド絶縁体の最大厚みＴは4.5mm以下である。５は定
格、製造者名等を印刷表示せる熱収縮性樹脂（例えば厚
みＵは0.3mm以下の熱収縮性塩化ビニルフイルム）のリ
ングであり、加熱収縮により、樹脂モールド絶縁体４上
に該絶縁体４近傍の絶縁被覆リード線部分をも覆って装
着してある。
本考案に係る温度ヒューズは、上述した通りの構成であ
り、樹脂モールド絶縁体の厚みを6.0mmの従来厚みから
4.5mm以下として極めて薄くしてあるから感熱性に秀れ
ている。
り、樹脂モールド絶縁体の厚みを6.0mmの従来厚みから
4.5mm以下として極めて薄くしてあるから感熱性に秀れ
ている。
また、かかる薄厚化にもかかわらず、印刷済みの熱収縮
性樹脂のリングを樹脂モールド絶縁体に装着しており、
樹脂モールド絶縁体には直接印刷する必要がないから、
印刷圧力による低融点金属体の変形、損傷の懸念もな
い。又、モールド絶縁体の補強にも寄与する。
性樹脂のリングを樹脂モールド絶縁体に装着しており、
樹脂モールド絶縁体には直接印刷する必要がないから、
印刷圧力による低融点金属体の変形、損傷の懸念もな
い。又、モールド絶縁体の補強にも寄与する。
さらには、熱収縮性樹脂のリングを絶縁被覆リード線の
端部にまで被せているから、絶縁被覆リード線を折曲げ
る場合であっても、熱収縮性樹脂のリングの端部で絶縁
被覆リード線が折曲げられるため、前記樹脂モールド絶
縁体に損傷を与えることも無い。
端部にまで被せているから、絶縁被覆リード線を折曲げ
る場合であっても、熱収縮性樹脂のリングの端部で絶縁
被覆リード線が折曲げられるため、前記樹脂モールド絶
縁体に損傷を与えることも無い。
従って、本考案によれば、定格等の特性を明示した感熱
性に秀れた温度ヒューズを提供できる。
性に秀れた温度ヒューズを提供できる。
第１図は本考案に係る温度ヒューズを示す一部欠截上面
説明図、第２図は第１図におけるＩ−Ｉ断面説明図であ
る。 1,1は絶縁被覆リード線、２は低融点金属体、４は樹脂
モールド絶縁体、５は熱収縮性樹脂のリングである。
説明図、第２図は第１図におけるＩ−Ｉ断面説明図であ
る。 1,1は絶縁被覆リード線、２は低融点金属体、４は樹脂
モールド絶縁体、５は熱収縮性樹脂のリングである。
Claims (1)
- 【請求項１】二本の絶縁被覆リード線の先端部間に低融
点金属体を接続し、該低融点金属体と各リード線端部と
を包囲して最大厚さ4.5mm以下の樹脂モールド絶縁体を
設け、印刷を施した熱収縮性樹脂のリングを上記の樹脂
モールド絶縁体上に該絶縁体近傍の絶縁被覆リード線部
分をも覆って装着したことを特徴とする温度ヒューズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1954688U JPH0723864Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 温度ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1954688U JPH0723864Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 温度ヒューズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01124637U JPH01124637U (ja) | 1989-08-24 |
| JPH0723864Y2 true JPH0723864Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31235153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1954688U Expired - Lifetime JPH0723864Y2 (ja) | 1988-02-16 | 1988-02-16 | 温度ヒューズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723864Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-16 JP JP1954688U patent/JPH0723864Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01124637U (ja) | 1989-08-24 |
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