JPH072356U - 電子写真式印刷装置 - Google Patents
電子写真式印刷装置Info
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- JPH072356U JPH072356U JP3-59224U JP5922491U JPH072356U JP H072356 U JPH072356 U JP H072356U JP 5922491 U JP5922491 U JP 5922491U JP H072356 U JPH072356 U JP H072356U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】機械的作動の制御の高精度化、保守の大幅な簡
略化、構造および機能に関する柔軟性の増大をもたらす
電子写真式情報印刷装置を提供する。 【構成】被駆動部材と機械的に結合された電子式ステッ
ピング・モータ38から成る個別の駆動手段、及びプロ
グラム制御の制御ユニット35に関連した所定のパルス
数とパルス周波数の駆動パルスをステッピング・モータ
38へ供給して情報印刷装置の作動シーケンスにしたが
ってステッピング・モータ38を作動させる装置を備え
ている。 【効果】機械的作動の制御の高精度化、保守の大幅な簡
略化、構造および機能に関する柔軟性の増大をもたら
す。
略化、構造および機能に関する柔軟性の増大をもたらす
電子写真式情報印刷装置を提供する。 【構成】被駆動部材と機械的に結合された電子式ステッ
ピング・モータ38から成る個別の駆動手段、及びプロ
グラム制御の制御ユニット35に関連した所定のパルス
数とパルス周波数の駆動パルスをステッピング・モータ
38へ供給して情報印刷装置の作動シーケンスにしたが
ってステッピング・モータ38を作動させる装置を備え
ている。 【効果】機械的作動の制御の高精度化、保守の大幅な簡
略化、構造および機能に関する柔軟性の増大をもたら
す。
Description
【0001】
本考案は、機械的に可動な、好ましくは回転可能な被駆動部材を少なくとも1 つ備える、電子写真式印刷装置の処理システムに接続して用いられる情報印刷装 置は、基本的に2種類に分けることができる。一方の種類では、手動式タイプラ イタと同様にインクリボンと関連して機械的衝撃を伴って動作する印字装置によ り、文字情報信号が用紙に印刷される。この種の印刷装置、特にマトリックス・ プリンタやデイジーホイール・プリンタは、比較的低速であり、現状では機構的 にかなり不安定であり、さらに、印刷可能の面で文字種が一定数に制限される。
【0002】 他方の種類の印刷装置は機械的衝撃を伴わずに動作するもので、インクジエッ ト・プリンタや、一般的な複写機で知られている乾式複写技術と関連した電子写 真技術によって情報を転写する機械が代表的なものである。特に、後者の機械と しては、レーザー光線を制御することにより光導電体に静電潜像が形成されるレ ーザー・プリンタがある。このような機械は、印刷速度が非常に速く、また印刷 可能な情報が、例えば1個のデイジーホイールで印字可能な一定数の英数字など に制限されないことから、利用台数が増加しつつある。
【0003】 前記静電潜像は、周知の乾式複写技術を使用して、トナー粉により現像され、 用紙に転写定着される。 このような情報印刷装置は、普通の乾式複写機から知った技術を出発点として きたため、現状では、幾つかの処理装置すなわち、帯電可能な可動光導電体を備 える光導電体装置、この光導電体装置へ光学情報を投影する映像装置、トナー現 像系とトナー除去系とを上記光導電体装置と協働するように配置してなる現像装 置、上記光導電体装置と協働するように配置され、上記光導電体上のトナー像を シート状の印刷材に転写させる像転写装置、トナー像を上記印刷材に永久定着さ せる定着装置、および、像転写装置の間ならびに像転写装置と定着装置との間に それぞれ配置された送り装置などの処理装置を有する普通の複写機と同様に設計 される。
【0004】 このような機械においては、光導電体ドラム、シート送りローラ、トナー輸送 機構など、機械的に可動な(普通は回転可能な)複数の部材の駆動手段として単 一のモータが用いられ、また多くの場合、上記駆動手段と上記各回転部材との間 や、手動回転部材間に複雑な伝動手段が用いられる。
【0005】 普通の複写機の場合と同様に、このような設計では保守が非常に面倒になり、 しばしば運転を長時間中止することになる。というのは、機械的な故障の際には 、個々の部品類を交換したり調整したりするというような、面倒で手間のかかる 修理作業をしなければならないのが普通である。
【0006】 このような欠点は、普通の複写機ならば通常許されるかもしれないが、データ や文書の処理システムに関しては許容できないことが多いであろうから、そのよ うな分野では、代替装置を使用することによって対処する試みがなされているが 、費用がかさむという問題が残る。
【0007】 本考案の目的は、機械的作動の制御の高精度化、保守の大幅な簡略化、構造お よび機能に関する柔軟性の増大をもたらす単純な構造設計により、在来の電子写 真機器の構造の欠点を克服した新設計の上記種類の電子写真式印刷装置を提供す ることにある。
【0008】 本考案の上記目的は、給紙路に1枚シートを供給するための給紙装置と関連し た少なくとも1つのシート給送装置、光導電体、前記給紙路に到達したシートの ための前記可動光導電体上に現れるトナー像を転写するための前記給紙路に配備 された像転写装置、定着装置に対して前記像転写後のシートの搬送のための手段 を含み、前記給紙装置に関連した前記シート給送装置が独立した1つの交換可能 なモジュールとして組立てられた乾式複写システムから成り、前記光導電体と像 転写装置は別の独立した交換可能なモジュールとして組立てられ、そして各々モ ジュールはモジュール内の少なくとも1つの回転可能な部材に機械的に連結され たステッピングモータとして独立した駆動手段を備えており、印刷装置の操作上 の順序に基づいた操作はプログラムされたコントロールユニットによってコント ロールされるモータ駆動ユニットから予定されたパルス数とパルス周波数の駆動 パルスを選択的に供給することによって、直接制御されることを特徴とする電子 写真式印刷装置を提供することにより達成される。
【0009】 機械的運動機能を有する前記種類の処理装置としては、回転磁気ブラシによっ てトナー供給器からトナー粉を光導電体へ輸送し接触させる現像装置のほかに、 例えば回転ドラムや回動ベルト状光導電体を駆動ローラにより駆動する光導電体 装置、さらには、1つ以上の被駆動ローラをそれぞれ有するシート送り装置およ び定着装置がある。
【0010】 上記のような設計の結果、前記種類の各処理装置は、個々に交換可能な別個の モジュールに構成することが可能であり、そして各モジュールは、他のモジュー ルに支障を来すことなく、機械のハウジングに対して個別に挿入したり取り外し たりできるように、機械のハウジングの枠構造体に挿入可能である。
【0011】 このような各処理装置は、機械的動作を伴うため敏感であるが、その故障の修 理は交換作業により簡単迅速に行い得る。 これらモジュールのそれぞれに、電子式ステッピング・モータが駆動手段とし て使われているため、モジュール相互間または各モジュールと共通モートとの間 に伝動機構は使用されない。このことも、装置の全パーツに接近しやすくして、 情報印刷装置の保守容易化に大きく貢献する。
【0012】 処理装置に設けられたステッピング・モータは、共通制御ユニットにより始動 させられる。好ましくは、この共通制御ユニットはマイクロプロセッサからなり 、上記各モジュールの機械的運動機能を始動させる他、動作サイクル内の他の動 作、例えば一連の動作中の適切な段階でコロナ放電線による光導電体の充放電を 開始させるようにプログラムされる。このような制御により、ステッピング・モ ータは個別にパルス列を供給され、フィードバックや位置検出を行わなくても、 規定の速度で、あるいは規定の角度だけ回転する。その結果、乾式複写機の在来 駆動手段よりも本質的に正確な制御がなされる。
【0013】 さらに、本考案による処理装置においては、その運動および他の作動機能を、 制御ユニットの簡単な再プログラミングにより個別に変更できるという利点も得 られる。しかして、特定の機械において、そのモジュール構成の各処理装置を、 他の部分の変更を必要とすることなく、技術の進歩に合わせて変更することがで きる。
【0014】 従来の乾式複写型の印刷装置および複写機に関連して、本考案の処理装置によ り得られる制御正確度の改善効果は、情報印刷装置のシート給送に利用すると特 に効果的である。したがって、本考案の好ましい実施態様の特徴は、その処理装 置が印刷材を1シートずつ蓄積シート群から送るためのシート給送装置を構成し 、蓄積シート群の上側のシートと係合するように配置された取り出しローラと、 1つの駆動ローラを含む一対の送りローラとを備え、当該ローラの少なくとも1 つが当該電子式ステッピング・モータと直結されることにある。
【0015】 格別の利点として、この実施例によれば多数の蓄積シート群を使用可能となる 。しかして、各蓄積シート群の自動切り換えによって機械のシート容量を増加し 、シート給送後の動作中断を回避し、あるいは、機械でより多種類のシートを選 択使用できるようになる。
【0016】 このような利点を得るために、前記各ローラおよびステッピング・モータを、 1壁面に放出スリットを有する閉じたシート・カセットに組み込むことができる 。このような実施例においては、他の類似のシート・カセットの放出スリットか らシートを受けるために、カセットの前記1対の送りローラと整列した一方の主 側壁にシート放出スリットを配設するのが適切な設計である。
【0017】 以下添付図面を参照しつつ本考案の1実施例を詳細に説明する。 図1に示す実施例において、情報印刷装置のケーシング(その側壁は取り外さ れている)は、垂直枠部材1および水平枠部材2から構成されている。これらの 枠部材には、例えば個別に交換可能なモジュールとして設計された処理装置を配 置するためのスライド・レール構成の支持装置(図示せず)が固定されている。
【0018】 情報信号コードが供給される映像モジュール3は、本実施例においては、電気 的に制御されるライン走差型電気−光装置からなり、その走差方向は光送出スリ ット4で示される通りである。
【0019】 このような電気−光装置は、例えば高輝度の陰極線管により構成することがで き、そうすれば、この映像ユニットは他の走差映像装置と違い、機械的に移動さ せられる走差部材を含まないという利点が得られる。
【0020】 しかし、制御レーザー光線を用いる走差映像装置を用いることもできる。 光学モジュール5は、周知の設計のものでよいが、これはミラー6,7からな り、映像モジュール3から出る光情報を光導電体モジュール9の可動光導電体8 に結像させる。
【0021】 光導電体8は、公知のように、回転ドラムに光導電性被覆を施した構成とする ことができる。 光導電体8と関連して動作するように現像モジュール10が設けられている。 この現像モジュール10は、トナー供給器11と、光導電体表面の静電潜像を現 像するためにトナー粉を光導電体に輸送する回転磁気ブラシを備える。
【0022】 さらに、光導電体と関連して、トナー除去回収モジュール13が設けられ、こ れはダクト14を通じて現像モジュール10と接続されている。 トナー除去回収モジュール13は、モジュール5から光導電体8へ光情報を通 過させるための間隔をあけて、モジュール10の上側に配置されている。
【0023】 モジュール13の内部、またはそれに関連させて、コロナ放電線15からなる 帯電装置が設けられている。 光導電体8を放電させて、現像モジュール10により現像されたトナー像をシ ート状印刷材に転写させるために、コロナ放電線を有する像転写モジュール16 が設けられている。
【0024】 蓄積シート群から光導電体8と像転写接触部へシート材を送るために、第1の 送りモジュール17が設けられている。この送りモジュール17は、本実施例に おいては取り出しローラ18と、被駆動ローラ19および幾つかの押圧ローラ2 0とからなるシート送りローラ群を備えたシート供給ユニットとして設計されて いる。このシート供給ユニットは、後に詳述するシート・カセットに組み込まれ る。
【0025】 像転写の後、情報記録シートは光導電体8から剥がされ、第2のシート送りモ ジュール21へ移送される。このモジュールは例えば幾つかのベルト22からな るが、このモジュールにより、シートは定着モジュール23へ移送されて、転写 トナー像がシートへ永久定着される。
【0026】 モジュール23は、熱融着型でも、圧着型でもよい。 各モジュール3,5,9,10,13,16,17, 21,23は、すべて 独立した、個別に交換可能なモジュールとして設計されており、これら各モジュ ールは、機械的に可動な部品(図示の例では回転部材)を備えている。すなわち 、モジュール3,5,16以外の前記モジュールは、独立した駆動手段として電 子式ステッピング・モータをそれぞれ備えている。
【0027】 モジュール9,21,23を示す図2から明らかなように、それらのモジュー ルに関連したステッピング・モータ24,25,26は、本実施例では該当モジ ュールにそれぞれ組み込まれ、しかして、装置設計上の柔軟性が増大されること になる。
【0028】 各モジュールの外部接続は、結合ユニット33の端子コネクタ30,31,3 2に直接挿入されるプラグ27,28,29だけであり、この結合ユニットは、 回路板と同じ設計でよい。端子コネクタ30,31,32は、各モジュールに動 作電圧を供給するための電源ユニット34に接続され、また、プログラム制御の 共通制御ユニット35に接続されている。上記プラグは図示の各モジュール固着 してもよいし、あるいは比較的短い導線、例えば多芯フラットケーブルにより各 モジュールに接続してもよい。
【0029】 ユニット34,35はインターフェイス・モジュール36とともに、板状の結 合ユニット33のモジュール10,21,23と反対の側に配置されている。 インターフェイス・モジュール36は、映像モジュール3と電子データ処理シ ステムまたは電子文書処理システムのと間において、適用可能な標準プロトコル にしたがい、結合装置としての周知のように働くものである。
【0030】 図3は、本考案に不可欠の1対のローラ19,20を持つ処理装置、例えば前 述のシート給送ユニットの設計上の特徴を示している。 被駆動ローラ19は歯形ベルト伝動装置37を介してステッピング・モータ3 8の出力軸に連結され、このステッピング・モータ38はモータ駆動ユニット3 9から駆動パルスを供給される。あるモジュール設計方式では、モータ駆動ユニ ット39はモジュール内部に配置され、あるいはステッピング・モータ38と完 全に一体化される。モータ駆動ユニット39は、プラグ・ソケット・コネクタ4 0によりプログラム制御の制御ユニット35と接続される。この制御ユニット3 5は、出力41について図示されているように、幾つかの処理装置内の各ステッ ピング・モータに共通である。
【0031】 ステッピング・モータ38は、よく知られているように、パルス駆動巻線を幾 つか、例えば4つ備え、そのパルス駆動巻線をモータ駆動ユニット39から駆動 することにより、1つ駆動パルスを供給する度に、ステッピング・モータをある 角度、例えば1.8°または3.6°だけ、駆動巻線のスイッチング方法(説明 しないが)に応じた方向へ回転させることができる。したがって、ステッピング ・モータの一定動作段階になされる回転回数または回転角度は、パルス数によっ て決定され、一方、パルス間隔つまりパルス周波数により、ステッピング・モー タの回転速度または加速度が決まり、パルス電力つまりパルスの高さと幅の積に よりトルクが決まる。
【0032】 したがって、モータ駆動ユニット39からステッピング・モータ38への駆動 パルスの供給を制御することにより、実際上、ステッピング・モータ38を任意 に作動させ、それにより、ステッピング・モータにより駆動される部材、この場 合はローラ19を、任意に作動させることができる。
【0033】 図4および図5に、そのような制御の1例を示す。図4は、速度Vを時間tの 関数として示した、例えばローラ19の作動線図である。この例では、カーブ4 2により示される作動過程は、加速段階42aと、それに続く定速回転段階42 bからなる。このような作動過程は、図5に極めて概略的に示した形態のパルス 列により実現できる。ここで、加速段階42aに対応する最初の部分で、パルス 間隔は徐々に減少してパルス周波数は次第に増加し、その後、回転段階42bに 対応する次のパルス列部分ではパルス間隔は一定に保たれる。
【0034】 モータ駆動ユニット39における駆動パルス発生動作の開始および制御は、制 御ユニット35により行われる。この制御ユニット35は、マイクロプロセッサ に、よく知られているような方法で内部クロック・ユニットと、プロブラム・メ モリー(例えばEPROM型のメモリー)とを設けて構成できる。このマイクロ プロセッサのプロブラム・メモリーには、全作動シーケンス中において、マイク ロプロセッサによって制御される各ステッピング・モータを、その動作段階でじ っさい実際に作動させるためのプログラムないしサブルーチン、さらに、制御ユ ニットで制御される処理装置によって遂行されるべき全作動シーケンスのための 主プログラムが格納されている。
【0035】 これらサブルーチンはそれぞれ、所望の作動を遂行するためのモータ駆動ユニ ット39で発生すべきパルス列に関する完全な情報を構成している。モータ駆動 ユニット39は、所望するトルクを得るために必要なパルス電力の駆動パルスを 発生するパルス発生器と、制御ユニットから与えられる情報に制御され、所望の 回転方向に対応したステッピング。モータ巻線のスイッチング方法を決定し、ま た、規定パルス数および規定パルス間隔のパルス列として駆動パルスをステピン グ・モータに供給する論理回路とからなる。
【0036】 ある特定の機械構成に関しては、全作動シーケンス内のある所要作動機能は、 それに対しモータ駆動ユニット39から与えられる駆動パルスおよびマイクロプ ロセッサの関連サブルーチンと同様、不変であるから、各サブルーチンはプログ ラム・メモリーに固定的に焼付られる。
【0037】 しかし、プログラム・メモリーをEPROM型メモーとして設計すれば、任意 の格納作動機能を容易に再プログラミングすることができ、それにより1つの処 理装置に対する作動パラメータだけを、他の処理装置の機能に妨害することなく 独立して変更できる。
【0038】 処理装置の具体例として、シート給送ユニットとして設計された送りモジュー ル17が図6に示されている。 この例においては、シート送りローラ19,20および、それと協働する案内 壁43が、シート・カセット45のシート放出口44の下方に、シート・カセッ ト内の蓄積シート群46より外側に位置させて設けられ、またシート送りローラ 18,19およびステッピングモータ38がシートカセット45に組み込まれて いることで、シート送り機構の簡略化と低コスト化を実現するものである。
【0039】 下側に重ねられる1つ以上のカセット47(図6には1つだけ示されている) との協働のために、カセット47からのシートを受ける口48もカセット45の 底壁にシート送りローラ19,20に整列させて設けられ、複数の蓄積シート群 が使用可能となり、より多種類のシートの選択使用を実現した。
【0040】 カセット47は、シート取り出しローラ49およびシート送りローラ50,5 1に関してはカセット45と概ね同一設計である。しかしカセット47の場合、 シートをカセット45のローラ19,20間の隙間に送るように、案内壁52は 直線的な形状とされているのに対し、カセット45の案内壁43は、像転写モジ ュール16へのシート送り経路を限定するために湾曲させられている。
【0041】 図7に、図6に示したシート給送ユニットの駆動機構が拡大して示されている 。回転駆動しなければならず、したがってステッピング・モータ38に駆動結合 しなければならない部材として、この例では、取り出しローラ18と被駆動送り ローラ19が設けられている。
【0042】 取り出しローラ18は、蓄積シート群46の上側のシートを取り出すために、 矢印で示されるように反時計方向に回転しなければならない。この取り出しロー ラ18は、ギヤ53に連結しているが、このギヤ53は2つのギヤ54,55か らなるギヤ伝動機構を介して駆動ギヤ56に係合し、この駆動ギヤ56は2つの 歯ベルト57,58からなる伝動機構を介してステッピング・モータ38に連結 されている。
【0043】 被駆動送りローラ19は、押圧ローラ20との隙間を通じてシートを送るため に同様に反時計方向に回転しなければならないが、これはギヤ59からなるギヤ 伝動機構を通じて駆動ギヤ56に連結されている。矢印で示したギヤ54,55 ,59の回転方向から明らかなように、この構成では、取り出しローラ18の作 動段階に駆動ギヤ56は時計方向(矢印18’)に回転しなければならず、従動 送りローラ19の回転段階に駆動ギヤ56は反時計方向(矢印19’)に回転し なければならない。したがって、相互に連続するローラ18、19の各回転段階 でステッピング・モータを逆方向に回転させる必要がある。しかし、以上の説明 からわかるように、前述のようなスッテピング・モータ38を制御することによ り、そのような回転方向の切り換えは困難なく実現できる。
【0044】 取り出しローラ18と連結したギヤ53は、ローラ19の作動段階中も駆動ギ ヤ56と駆動係合しており、また、この作動段階の大部分の期間においも、蓄積 シート群46から取り出されたシートの摩擦係合しているから、取り出しローラ 18の作動期間について規定された方向と反対の方向のギヤ54、55、駆動ギ ヤ56およびステッピング・モータ38の回転が可能なラチェット機構またはス プリング機構などの遊動機構により、取り出しローラ18とギヤ54とが連結さ れている。
【0045】 したがって、単一のステッピング・モータにより、作動シーケンス期間内の様 々な作動段階において、特定の処理装置の様々な被駆動部材、例えば回転部材を それぞれの方向に支障なく駆動できることは明らかである。特に、このような設 計の駆動機構は、比較的接近した諸部材を異なった段階で作動させる図示のシー ト給送ユニットのような処理装置に好適である。複数の被駆動部材を作動シーケ ンスの同一段階で作動させる場合、あるいは、共通ステッピング・モータとの連 結にかなり複雑な伝動機構が必要となる場合には、各被駆動部材毎にステッピン グ・モータを用いる方が有利なことも少なくないであろう。
【0046】
前述の情報印刷装置のような完全にモジュール構成の機械の場合に最も顕著で あるが、少数の処理装置だけを本考案にしたがって設計する場合でも、特に制御 正確度の改善に関する効果は得られる。例えば、前述したようなシート給送ユニ ット、殊にシート・カセットを幾つか備えたものは、他の部分を普通の構造とす る場合に採用しても効果が得られる。さらに、ステッピング・モータを駆動手段 として用いると、前述のようにモジュール設計を単純化する上で特に有効である が、本考案による処理装置は、交換可能なモジュールに設計しないで使用しても 効果が得られる。
【0047】 このように、前述したようなシート給送ユニットは、電子写真機器の普通の蓄 積シート群に関連して使用することを妨げるものは何もない。
【図1】本考案の種々実施態様における処理装置を備え
る電子写真式印刷装置の斜視図である。
る電子写真式印刷装置の斜視図である。
【図2】結合ユニットへの複数モジュールの接続を示す
図である。
図である。
【図3】処理装置におけるステッピング・モータの制御
を説明するブロック図である。
を説明するブロック図である。
【図4】ステッピング・モータの制御を説明するための
作動線図である。
作動線図である。
【図5】ステッピング・モータの制御を説明するための
パルス波形図である。
パルス波形図である。
【図6】シート・カセットの構成を示す図である。
【図7】図3の部分拡大図である。
17 送りモジュール 19 被駆動ローラ 20 押圧ローラ 35 制御ユニット 38 ステッピング・モータ 39 モータ駆動ユニット 46 蓄積シート群 45、47 シート・カセット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 516 2107−2H
Claims (7)
- 【請求項1】 給紙路に1枚シートを供給するための給
紙装置(18,19)と関連した少なくとも1つのシー
ト給送装置(17)、光導電体(8)、前記給紙路に到
達したシートのための前記可動光導電体(8)上に現れ
るトナー像を転写するための前記給紙路に配備された像
転写装置(16)、定着装置(23)に対して前記像転
写後のシートの搬送のための手段を含み、前記給紙装置
(18,19)に関連した前記シート給送装置(17)
が独立した1つの交換可能なモジュールとして組立てら
れた乾式複写システムから成り、前記光導電体(8)と
像転写装置(16)は別の独立した交換可能なモジュー
ルとして組立てられ、そして各々モジュールはモジュー
ル内の少なくとも1つの回転可能な部材に機械的に連結
されたステッピングモータ(24,25,26,38)
として独立した駆動手段を備えており、印刷装置の操作
上の順序に基づいた操作はプログラムされたコントロー
ルユニット(35)によってコントロールされるモータ
駆動ユニット(39)から予定されたパルス数とパルス
周波数の駆動パルスを選択的に供給することによって、
直接制御されることを特徴とする電子写真式印刷装置。 - 【請求項2】 回転ドラムである可動光導電体(8)を
ベルトによって駆動する各々ステッピングモータ(2
4,25,26,38)のために運転機能を規定させる
制御情報がコントロールユニット(35)内のEPRO
Mデバイスより成るプログラムメモリー中にプログラム
ルーチンとして格納されることを特徴とする請求項1に
記載の電子写真式印刷装置。 - 【請求項3】 前記取り出しローラ(18)及び前記被
駆動送りローラ(19)は、前記ローラ(18,19)
が個別に調整可能な回転速度、方向及び時間で順次作動
することを可能とした伝動部材(53〜59)を介して
同一の前記ステッピングモータ(38)に結合されてい
ることを特徴とする請求項2に記載の電子写真式印刷装
置。 - 【請求項4】 前記取り出しローラ(18)は、その規
定作動方向と逆方向の前記ステッピングモータ(38)
の回転に対して遊動可能な伝動部材(53)を介して前
記ステッピングモータ(38)と結合されていることを
特徴とする請求項2に記載の電子写真式印刷装置。 - 【請求項5】 蓄積シート群(46)の上側シートに係
合するように配置された取り出しローラ(18)、被駆
動ローラ(19)を含む1対の送りローラ(19,2
0)を備えた前記シート給送装置(17)とこの1対の
前記取り出し及び被駆動ローラ(18,19)の内の少
なくとも一方が前記ステッピングモータ(38)に直結
されていることを特徴とする請求項1から請求項4に記
載の電子写真式印刷装置。 - 【請求項6】 前記ローラ(18,19)及び前記ステ
ッピングモータ(38)は、1つの壁にシート放出スリ
ット(44)を有する閉じたシートカセット(45)に
組み込まれていることを特徴とする請求項3、請求項4
または請求項5のいずれか1項に記載の電子写真式印刷
装置。 - 【請求項7】 前記シート放出スリットは前記カセット
(45)の主側壁の1つに配設され、前記カセットの第
1の側壁には、他の類似のシートカセット(47)の放
出スリットからシートを受けるために、前記1対の送り
ローラ(19,20)に整列したスリット(48)が設
けられていることを特徴とする請求項6に記載の電子写
真式印刷装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DK5047/83 | 1983-11-03 | ||
DK4388/84 | 1984-09-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072356U true JPH072356U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=
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