JPH07235477A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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- JPH07235477A JPH07235477A JP2699294A JP2699294A JPH07235477A JP H07235477 A JPH07235477 A JP H07235477A JP 2699294 A JP2699294 A JP 2699294A JP 2699294 A JP2699294 A JP 2699294A JP H07235477 A JPH07235477 A JP H07235477A
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Abstract
いて集積回路パターンの微細加工を高精度、高速に行
う。 【構成】 半導体ウエハ上に形成された化学増幅系電子
ビームレジストに電子ビームを照射して得られるレジス
トパターンをマスクに用いて集積回路パターンを形成す
る際、集積回路の製造工程に応じてポジ型電子ビームレ
ジストとネガ型電子ビームレジストとを使い分け、高ス
ループットの電子ビーム直接描画を実現する。また、上
記化学増幅系電子ビームレジスト上に導電性ポリマーを
被着し、電子ビーム描画時のレジストのチャージアップ
を防止する共に、化学増幅系電子ビームレジストの安定
化を実現する。
Description
製造技術に関し、特に、電子ビームレジストを使用した
集積回路パターンの微細加工に適用して有効な技術に関
するものである。
半導体ウエハに所望の集積回路パターンを転写する露光
工程では、近年、紫外光を用いた露光技術に代えて電子
ビームによる露光技術が利用されている。なかでも、電
子ビームレジストを塗布した半導体ウエハに電子ビーム
を照射して集積回路パターンを直接描画する電子ビーム
直接描画方式は、フォトマスクに形成された集積回路パ
ターンを半導体ウエハに転写する従来の光露光方式に比
べて微細な集積回路パターンを形成できることから特に
注目されている。
フォトマスク上の集積回路パターンを半導体ウエハに一
括転写する光露光方式と異なり、所定の形状に絞った電
子ビームで半導体ウエハ上に集積回路パターンを描画す
るので、この描画スループットを如何にして短縮するか
が特に重要な課題となる。
は、レジストを感光させるのに要する照射時間である。
そこで、現在、より高感度の電子ビームレジストの開発
が各分野で進められており、その一例として、電子ビー
ムの照射によりレジスト中に酸を遊離させ、露光後の熱
処理によってこの酸を触媒とする露光反応を促進させる
ようにした、いわゆる化学増幅系レジストが提案されて
いる。
ば「ジャーナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・
アンド・テクノロジー(Journal of Photopolymer Scien
ce and Technology), Volume 2, No.1 (1989) 」P115〜
P122などに記載がある。
ームの照射時にレジストから発生する酸を触媒として露
光反応を促進させる化学増幅系電子ビームレジストは、
高い感度と解像度が得られる反面、経時変化が大きく、
その取り扱いが煩雑であることから、実用性に乏しいと
いう問題があった。
ーム直接描画を実現することのできる技術を提供するこ
とにある。
ムレジストを用いて高精度の電子ビーム直接描画を実現
することのできる技術を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
法は、半導体ウエハ上に被着した化学増幅系電子ビーム
レジストに電子ビームを照射し、照射部と未照射部の現
像液に対するレジスト溶解速度の差を利用してレジスト
パターンを形成する電子ビーム露光工程を複数工程備
え、前記複数の電子ビーム露光工程の一部の工程ではポ
ジ型電子ビームレジストを用い、他の一部の工程ではネ
ガ型電子ビームレジストを用いるものである。
法は、上記(1) の製造方法において、前記電子ビームの
照射に先立って、前記化学増幅系電子ビームレジストの
表面に導電性ポリマーを被着するものである。
法は、上記(1) の製造方法において、集積回路の実パタ
ーンの内側に対応した電子ビーム描画パターンデータに
基づいて前記電子ビームを照射するものである。
法は、上記(1) の製造方法を特定用途向け半導体集積回
路装置に適用するものである。
法は、上記(2) の製造方法において、前記化学増幅系電
子ビームレジストに電子ビームを照射する際、前記導電
性ポリマーにアース端子を接触して、前記導電性ポリマ
ーの表面電位をアース電位にするものである。
法は、半導体ウエハ上に被着したレジストを露光してレ
ジストパターンを形成する露光工程を複数工程備え、前
記複数の露光工程の一部の工程では化学増幅系電子ビー
ムレジストに電子ビームを照射することによりレジスト
パターンを形成し、他の一部の工程ではフォトマスクを
用いた光投影露光方式によりレジストパターンを形成す
るものである。
法は、上記(6) の製造方法において、集積回路素子を形
成する工程では、少なくともその一工程で前記光投影露
光方式によりレジストパターンを形成し、前記集積回路
素子の上に配線を形成する工程では、前記化学増幅系電
子ビームレジストを用いた電子ビーム露光方式によりレ
ジストパターンを形成するものである。
法は、上記(6) の製造方法において、集積回路素子を形
成する工程の一部で化学増幅系ポジ型電子ビームレジス
トを用い、他の一部で化学増幅系ネガ型電子ビームレジ
ストを用いるものである。
法は、上記(6) の製造方法において、前記化学増幅系電
子ビームレジストに電子ビームを照射してレジストパタ
ーンを形成する電子ビーム露光工程を複数工程備え、前
記複数の電子ビーム露光工程の一部の工程ではポジ型電
子ビームレジストを用い、他の一部の工程ではネガ型電
子ビームレジストを用いるものである。
方法は、上記(6) の製造方法において、前記化学増幅系
電子ビームレジストに電子ビームを照射して形成される
レジストパターンの最小寸法を、前記光投影露光方式で
用いる露光光の波長以下とするものである。
方法は、上記(7) の製造方法において前記集積回路素子
の上に配線を形成する工程の一部で化学増幅系ポジ型電
子ビームレジストを用い、他の一部で化学増幅系ネガ型
電子ビームレジストを用いるものである。
方法は、上記(8) の製造方法において前記化学増幅系ネ
ガ型電子ビームレジストを用いてMISFETのゲート
電極を形成し、前記化学増幅系ポジ型電子ビームレジス
トを用いて前記MISFETとその上層に形成される配
線とを接続するスルーホールを形成するものである。
方法は、半導体ウエハ上に被着した化学増幅系電子ビー
ムレジストに電子ビームを照射して得られたレジストパ
ターンをマスクに用いて配線接続用のコンタクトホール
を形成する際、以下の工程(a)〜(e) を備えたものであ
る。
上に絶縁膜を堆積し、前記絶縁膜上に化学増幅系ポジ型
電子ビームレジストを塗布し、さらに前記化学増幅系ポ
ジ型電子ビームレジスト上に導電性ポリマーを被着する
工程、(b) コンタクトホールの実パターンの内側に対応
した電子ビーム描画パターンデータに基づいて前記化学
増幅系ポジ型電子ビームレジストに電子ビームを照射す
る工程、(c) 前記化学増幅系ポジ型電子ビームレジスト
をベークすることにより、前記電子ビームの照射によっ
て発生した酸を触媒とするレジスト溶解反応を促進させ
る工程、(d) 前記化学増幅系ポジ型電子ビームレジスト
を現像して被照射部を除去することにより、レジストパ
ターンを形成する工程、(e) 前記レジストパターンをマ
スクに用いて前記絶縁膜をエッチングすることにより、
配線接続用のコンタクトホールを形成する工程。
方法は、半導体ウエハ上に被着した化学増幅系電子ビー
ムレジストに電子ビームを照射して得られたレジストパ
ターンをマスクに用いて配線を形成する際、以下の工程
(a) 〜(e) を備えたものである。
上に導電膜を堆積し、前記導電膜に化学増幅系ネガ型電
子ビームレジストを塗布し、さらに前記化学増幅系ネガ
型電子ビームレジスト上に導電性ポリマーを被着する工
程、(b) 配線の実パターンの内側に対応した電子ビーム
描画パターンデータに基づいて前記化学増幅系ネガ型電
子ビームレジストに電子ビームを照射する工程、(c) 前
記化学増幅系ネガ型電子ビームレジストをベークするこ
とにより、前記電子ビームの照射によって発生した酸を
触媒とするレジスト架橋反応を促進させる工程、(d) 前
記化学増幅系ネガ型電子ビームレジストを現像して未照
射部を除去することにより、レジストパターンを形成す
る工程、(e) 前記レジストパターンをマスクに用いて前
記導電膜をエッチングすることにより、配線を形成する
工程。
方法は、半導体ウエハ上に被着した電子ビームレジスト
に電子ビームを照射し、照射部と未照射部の現像液に対
するレジスト溶解速度の差を利用してレジストパターン
を形成する電子ビーム露光工程を複数工程備え、前記複
数の電子ビーム露光工程の一部の工程ではポジ型電子ビ
ームレジストを用い、他の一部の工程ではネガ型電子ビ
ームレジストを用いるものである。
方法は、上記(15)の製造方法において、前記電子ビーム
の照射に先立って、前記電子ビームレジストの表面に導
電性ポリマーを被着するものである。
方法は、上記(15)の製造方法において前記電子ビームレ
ジストに矩形または図形形状に成形した電子ビームを照
射するものである。
の内側の面積の大小に応じてポジ型電子ビームレジスト
とネガ型電子ビームレジストとを使い分けることによ
り、描画時間を短縮することができる。
ームレジストの表面に導電性ポリマーを被着することに
より、電子ビーム描画時のレジストのチャージアップを
防止することができると共に化学増幅系電子ビームレジ
ストを安定化することができる。
成工程の少なくとも一工程ではフォトマスクを用いた光
投影露光方式を用い、その後の配線形成工程では電子ビ
ーム露光方式を用いることにより、露光時間の短縮と描
画精度の向上を併せて実現することができる。
に説明する。
積回路装置の製造方法の一部を工程順に示すフロー図で
ある。
ウエハ2の主面上に酸化シリコン膜のような絶縁膜20
を堆積し、この絶縁膜20の上に化学増幅系のポジ型電
子ビームレジスト21を塗布する。このポジ型電子ビー
ムレジスト21は、例えばベース樹脂であるクレゾール
ノボラック樹脂、溶解阻害剤であるテトラヒドロピラニ
ル化ポリビニルフェノール(水酸基にあたる部分をピラ
ニル基で保護し、耐アルカリ性を向上させたもの)、酸
発生剤であるトリ(メタンスルホニルオキシ)ベンゼ
ン、増感剤、酢酸メチルセロソルブ(溶媒)などから構
成される。なお、このポジ型電子ビームレジスト21
は、絶縁膜20との密着性を良くするため、露光の前後
にベーク処理(プリベーク、ポストベーク)を行う。
の上に導電性ポリマー22を塗布する。この導電性ポリ
マー22は、一例として昭和電工製「エスペーサ 100」
などを使用する。
体ウエハ2のチャージアップ防止およびポジ型電子ビー
ムレジスト21の露光後の経時変化の低減、安定化を目
的として塗布される。この導電性ポリマー22を用いず
にポジ型電子ビームレジスト21を露光後放置すると、
電子ビームの照射によって発生した酸が次第に失活する
と想定される現象が認められ、その分、レジストパター
ンの寸法精度が劣化する。
画装置のXYステージに位置決めする。
画装置の全体構成図、図3は、この電子ビーム描画装置
の静電チャックによる半導体ウエハの保持方法の一例を
示す図、図4は、この電子ビーム描画装置の位置変動計
測機構の構成の一例を示す説明図である。
体ウエハ2の移動と、荷電集束ビームである電子ビーム
7の偏向走査と、この電子ビーム7のオンオフとを組合
わせ、XYステージ15を連続して移動させながら半導
体ウエハ2上の電子線レジストに所定の集積回路パター
ンを描画する装置であり、大別してデータ保管部3、描
画制御部4、制御I/O部5およびEB描画部6から構
成される。
源8が設けられている。電子ビーム源8とXYステージ
15との間には、第1偏向器11、第2偏向器14、電
子レンズ13などからなる電子ビーム光学系6aが設け
られ、半導体ウエハ2に向けて電子ビーム7が照射され
る。
保持する手段である静電チャック(図3参照)と、半導
体ウエハ2に形成された基準マーク43(図4参照)の
位置変動を計測する位置変動計測機構(図4参照)とが
設けられている。半導体ウエハ2に形成された基準マー
ク43の位置の検出は、この基準マーク43に照射した
光または電子ビーム7の反射信号を検出するマーク検出
系41とXYステージ15の位置の検出を行うレーザ測
長部16(図2参照)とによって行われる。
ための構成部であり、データ記憶部3aとデータ転送部
3bとを備えている。データ記憶部3aは、例えば磁気
ディスクなどからなり、その内部には描画処理を制御す
る制御データおよび集積回路パターン(接続孔の実パタ
ーンの内側に対応したパターンや、配線の実パターンの
内側に対応したパターンなど)の描画データなどが格納
されている。
全体動作を制御するための構成部であり、例えば高速の
制御計算機が用いられる。
伝送された制御信号をEB描画部6へ入出力するための
構成部であり、バッファメモリ5a、演算部5b、制御
信号発生部5c、ブランキング電極制御部5d、第1偏
向制御部5e、移動制御部5f、第2偏向制御部5g、
検出部5h、信号処理部5i、ステージ制御部5j、ロ
ーダ制御部5kおよび真空制御部5lを備えている。
標の検出は、描画に先立って半導体ウエハ2の表面を電
子ビーム7または光によって走査し、XYステージ15
の位置をレーザ測長部16によってレーザ測長すること
で情報を得て、例えば電子ビーム描画装置1の基準座標
系に座標変換し、演算部5bの第2バッファメモリに記
憶する。そして、個々の図形情報の描画に対応し、第2
偏向制御部5gを制御する。また、半導体ウエハ2の高
さの検出は、半導体ウエハ2の表面に光を斜め照射し、
その反射光を検出することによって行う。
送されたデータ、例えば描画データや基準マーク位置検
出データあるいはステージ位置データなどに基づいて、
電子ビーム7のオンオフを制御するブランキング制御信
号データを作成したり、第2マスク12に形成された所
定のパターンを選択するための第1偏向制御信号データ
を作成したり、第2マスク12の移動量を制御する制御
信号データを作成したり、半導体ウエハ2に対する電子
ビーム7の照射領域および照射位置を制御する第2偏向
制御信号データを作成したりする。
である電子ビーム光学系6aと、XYステージ手段であ
るXYステージ系6bとから構成されている。電子ビー
ム光学系6aは、電子ビーム源8、第1マスク9、ブラ
ンキング電極10、第1偏向器11、第2マスク12、
電子レンズ13および第2偏向器14を備えており、電
子ビーム源8から放射された電子ビーム7は、これらの
構成部を介してXYステージ15上の半導体ウエハ2の
所定位置に照射される。
オンオフを制御するための構成部である。電子ビーム7
のオンオフは、演算部5bから制御信号発生部5cおよ
びブランキング電極制御部5dを介してブランキング電
極10に伝送されたビーム照射パラメータデータなどに
基づいて制御される。
した電子ビーム7を第2マスク12の所定位置に照射す
るための構成部である。第2マスク12の所定のパター
ンの選択は、演算部5bから制御信号発生部5cおよび
第1偏向制御部5eを介して第1偏向器11に伝送され
た図形選択パラメータデータなどに基づいて制御され
る。
集束したり、この電子ビーム7の光軸の回り方向におけ
る回転補正を行ったり、電子ビーム7の断面形状を縮小
したり、半導体ウエハ2に対する電子ビーム7の焦点合
わせを行ったりするための構成部である。
した電子ビーム7を半導体ウエハ2の所定位置に照射す
るための構成部である。半導体ウエハ2に対する電子ビ
ーム7の照射位置は、演算部5bから制御信号発生部5
cおよび第2偏向制御部5gを介して第2偏向器14に
伝送された照射情報パラメータデータ(照射領域や照射
位置座標の記されたデータ)などに基づいて制御され
る。
器と2段の小角高速偏向用の静電偏向器とから構成され
ている。すなわち、半導体ウエハ2に対する電子ビーム
7の照射位置は、例えば5mm平方程度の大角度偏向用
の電磁偏向器と、例えば500μmおよび80μm平方
程度の2段高速偏向用の静電偏向器とによる偏向量を合
わせることによって制御され、これによって、大角度、
高速度の電子ビーム偏向を実現できるように構成されて
いる。
動可能に設けられたものであり、マスク移動ステージ
(図示せず)上に載置されている。第2マスク12の移
動は、演算部5bから制御信号発生部5cおよび移動制
御部5fを介して駆動部に伝送された移動制御パラメー
タデータなどに基づいて制御され、これにより、第2マ
スク12の所定のパターンが電子ビーム7の偏向領域内
に入るように設定される。また、第1マスク9の移動も
同様に制御される。
2は、静電チャックの静電パレット32上に位置決めロ
ーラ35を介して固定される。半導体ウエハ2は、製造
プロセスの進行につれて平坦度が次第に低下するが、こ
の静電チャックは、100μm程度の反りが生じている
ような半導体ウエハ2でも平坦に固定することができ
る。
には、その側面に接触するナイフエッジコンタクトピン
34を通じて通電が行われる。また、半導体ウエハ2の
表面に塗布された導電性ポリマー22には、その表面電
位をアース電位とするために、アース端子であるソフト
コンタクトピン33の先端がソフトコンタクト形式によ
って接触している。このソフトコンタクトピン33は、
その先端の表面が導電性ポリマー22を傷付けたり、貫
通したりしないように極めて軽く接触している。電子ビ
ームの照射によって生じた電荷は、その極く一部がこの
ソフトコンタクトピン33を通じて外部にアースされ
る。このようにすることにより、電子ビームの照射位置
が電荷によって移動するのを確実に防止することができ
る。
の位置変動計測機構は大きく分けて、半導体ウエハ2上
の基準マーク43を検出するマーク検出手段であるマー
ク検出系41と、取り入れられた2つの情報を比較する
データ比較系42とから構成される。
a(図1に示した電子ビーム源8から照射される電子ビ
ーム7であってもよい)と、光源41aから発せられた
光を収束または偏向させるレンズ41bと、この光を検
出するセンサ41cとから構成される。また、データ比
較系42は、上記センサ41cを介して取り入れられた
情報を記憶するパターンメモリ42aと、後から取り入
れられた情報を先に取り入れられた情報と比較する比較
器42bとから構成される。
動計測方法について説明すると、まず、半導体ウエハ2
をXYステージ15上に搭載し、その表面に形成された
基準マーク43に光源41aから発せられた光を当て、
その反射光をセンサ41cにより検出し、このパターン
情報をパターンメモリ42a内に格納する。
(望ましくは、描画時にXYステージ15を移動させる
速度と同等の速度、またはそれ以上の速度)で仮移動さ
せ、再び元の位置に戻す。そして、同一の基準マーク4
3を再度検出し、仮移動前に取り入れられたパターンメ
モリ42a内の情報と仮移動後に取り入れられた情報と
を比較器42bにより比較することにより、XYステー
ジ15に対する半導体ウエハ2の相対位置の変動分が基
準値以下か否かを判別する。
3の測定再現性が基準値以下の場合は、電子ビーム7を
用いて基準マーク43の位置を検出する。これにより、
半導体ウエハ2に形成された集積回路パターンをチップ
毎に位置合せすることができる。他方、基準値以上の場
合は、エラー表示を行い、半導体ウエハ2を静電チャッ
クからアンロードするか、または再度静電チャックを動
作させ、基準マーク43の位置検出とXYステージ15
の移動とを行って再度判別する。
体ウエハ2を正確に位置決めした後、データ保管部3の
データ記憶部3aに格納された描画データ(接続孔の実
パターンの内側に対応した描画データ)に従って半導体
ウエハ2の表面に電子ビーム7を照射する。この電子ビ
ーム7の照射により、ポジ型電子ビームレジスト21中
の酸発生剤が加水分解され、酸が発生する。
ークすると、上記酸が触媒として溶解阻害剤に作用し、
脱保護(脱ピラニル化)反応が進行する。そして、脱保
護反応後の物質がポリビニルフェノールに変化し、電子
ビーム照射部のレジスト溶解速度が増加する。なお、ポ
ジ型電子ビームレジスト21と導電性ポリマー22との
組み合わせによっては、ベーク時に両者の界面に不要な
反応が生じる場合もあり得るが、このような場合は、ベ
ークに先立って導電性ポリマー22を水洗により除去
し、その後にベークを行えばよい。
洗し、表面の導電性ポリマー22を除去した後、有機溶
剤でポジ型電子ビームレジスト21を現像することによ
り、レジストパターンを形成する。
て絶縁膜20をエッチングし、集積回路素子上に配線接
続用の接続孔23を形成した後、半導体ウエハ2の表面
からポジ型電子ビームレジスト21を除去する。
積回路装置の製造方法の他の一部を工程順に示すフロー
図である。
ウエハ2の主面上にAlのようなメタル膜24を堆積
し、このメタル膜24の上に化学増幅系のネガ型電子ビ
ームレジスト25を塗布する。このネガ型電子ビームレ
ジスト25は、例えばベース樹脂であるクレゾールノボ
ラック樹脂、架橋剤であるメラミン、酸発生剤であるト
リス(ブロモアセチル)ベンゼン、シクロヘキサノン
(溶媒)などから構成される。なお、このネガ型電子ビ
ームレジスト25は、メタル膜24との密着性を良くす
るため、露光の前後にベーク処理(プリベーク、ポスト
ベーク)を行う。
の上に前述した導電性ポリマー22を塗布する。この導
電性ポリマー22は、露光時の半導体ウエハ2のチャー
ジアップ防止およびポジ型電子ビームレジスト21の露
光後の経時変化の低減、安定化を目的として塗布され
る。この導電性ポリマー22を用いずにネガ型電子ビー
ムレジスト25を露光後放置すると、電子ビームの照射
によって発生した酸が次第に失活すると想定される現象
が認められ、その分、レジストパターンの寸法精度が劣
化する。
す電子ビーム描画装置1のXYステージ15に位置決め
し、データ保管部3のデータ記憶部3aに格納された描
画データ(配線の実パターンの内側に対応した描画デー
タ)に従って半導体ウエハ2の表面に電子ビーム7を照
射する。この電子ビーム7の照射により、ネガ型電子ビ
ームレジスト25中の酸発生剤が加水分解され、酸が発
生する。
ークし、電子ビーム未照射部のレジスト溶解速度を増加
させた後、半導体ウエハ2を水洗し、表面の導電性ポリ
マー22を除去した後、有機溶剤でネガ型電子ビームレ
ジスト25を現像することにより、レジストパターンを
形成する。なお、ネガ型電子ビームレジスト25と導電
性ポリマー22との組み合わせによっては、ベーク時に
両者の界面に不要な反応が生じる場合もあり得るが、こ
のような場合は、ベークに先立って導電性ポリマー22
を水洗により除去し、その後にベークを行えばよい。
てメタル膜24をエッチングすることにより配線24A
を形成した後、半導体ウエハ2の表面からネガ型電子ビ
ームレジスト25を除去する。
形成工程と配線24Aの形成工程とでポジ型電子ビーム
レジスト21とネガ型電子ビームレジスト25とを使い
分けるので、電子ビーム描画時間を短縮することができ
る。
ガ型電子ビームレジスト25上に導電性ポリマー22を
形成することにより、この導電性ポリマー22が電子ビ
ーム描画時のレジストのチャージアップを防止すると共
にレジストを安定化させるように機能するので、描画精
度を向上させることができる。
工程に適用した本実施例の製造方法を図6、図7を用い
て説明する。
導体基板の要部断面図、図7は、このバイポーラLSI
の第2層〜第4層メタル配線のレイアウトを示す概略平
面図である。なお、図7は半導体素子の図示を省略して
ある。
リコンからなる半導体基板100の一部には、n型の埋
込み層101が設けられている。また、半導体基板10
0上には、n型のエピタキシャル層102が設けられて
いる。このエピタキシャル層102の一部には、酸化シ
リコン膜からなる素子分離用のフィールド絶縁膜103
が設けられ、これによって半導体素子間および半導体素
子内の各特性部に対する分離が行われている。
体基板100に埋設するようにしてp型のチャネルスト
ッパ領域104が設けられている。また、フィールド絶
縁膜103で囲まれた部分のエピタキシャル層102内
には、p型の真性ベース領域105、p型のグラフトベ
ース領域106およびn型のコレクタ取出し領域108
が設けられている。さらに、真性ベース領域105内に
は、n型のエミッタ領域107が設けられている。そし
て、これらエミッタ領域107、真性ベース領域10
5、この真性ベース領域105の下方におけるエピタキ
シャル層102の各々と、埋込み層101からなるコレ
クタ領域とによって、npn型のバイポーラトランジス
タが構成されている。
での各工程では、フォトマスクを用いた光投影露光方式
を利用する。その後、このバイポーラトランジスタの上
部に配線を形成する工程や、バイポーラトランジスタと
配線あるいは上下層の配線間を接続するための接続孔を
形成する工程では、本実施例の電子ビーム露光方式を利
用する。
た光投影露光方式で行うことにより、電子ビーム露光方
式で行う場合に比べて単位時間当りのウエハ処理枚数を
多くできるので、露光コストを低減することができる。
一方、その後の配線形成は、電子ビーム露光方式を利用
した方がユーザの要求に合わせた集積回路を短期間に製
造する用途に適している。
3に連設させた絶縁膜109にはグラフトベース領域1
06、エミッタ領域107およびコレクタ取出し領域1
08の各々に対応して接続孔109a,109b,10
9cが設けられている。また、グラフトベース領域10
6には、接続孔109aを通して多結晶シリコン膜から
なるベース引出し電極110が接続されている。さら
に、エミッタ領域107上には多結晶シリコン膜からな
るエミッタ電極111が設けられている。
酸化シリコン膜からなる絶縁膜112,113が設けら
れている。これらの絶縁膜112,113には、ベース
引出し電極110、エミッタ電極111、コレクタ取出
し領域108の各々に対応して接続孔114,116,
118が設けられている。これらの接続孔114,11
6,118は、前記図1に示した方法、すなわちポジ型
電子ビームレジストをマスクにしたエッチングで開孔す
る。
電子ビーム露光方式で開孔することにより、例えばAS
IC向けの半導体集積回路のように、開孔箇所が品種間
で異なるような場合においても効率良く形成することが
可能となる。なお、接続孔114,116,118を開
孔する箇所が品種間で同一であるような場合には、トラ
ンジスタ形成工程と同様にフォトマスクを用いた光投影
露光方式を利用してもよい。
114を通じて例えばAl膜からなる第1層メタル配線
115が接続されている。また、エミッタ電極111に
は、接続孔116を通じて第1層メタル配線117が接
続されている。さらに、コレクタ取出し領域108に
は、接続孔118および前記接続孔109cを通じて第
1層メタル配線119が接続されている。
19は、前記図5に示した方法、すなわちネガ型電子ビ
ームレジストをマスクにしたエッチングで形成される。
この配線形成工程では、ネガ型電子ビームレジストの下
層に第1層配線用のメタル膜が存在するため、電子ビー
ム描画時のチャージアップの影響は少ない。従って、ネ
ガ型電子ビームレジスト上の導電性ポリマーは、主とし
てこのネガ型電子ビームレジストの安定化膜として機能
することになる。
19の上層には、窒化シリコン膜とSOG(スピンオン
グラス)膜と酸化シリコン膜とを積層した層間絶縁膜1
20が設けられている。SOG膜はスピン塗布法で堆積
され、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜はプラズマCV
D法で堆積される。
Al膜からなる第2層メタル配線82aが設けられてい
る。図7に示すように、第2層メタル配線群57は、主
に同図のY軸方向に沿って延設されている。第2層メタ
ル配線群57の配線82a〜82fは、例えば5μmピ
ッチで3.5μm幅を有している。これらの配線82a〜
82fは、ネガ型電子ビームレジストをマスクにしたエ
ッチングで形成される。
膜120に開孔された接続孔122を通じて前記第1層
メタル配線119に接続されている。この接続孔122
は、階段状の段差面を有しているので、この形状によっ
て接続孔122の内部における第2層メタル配線82a
のステップカバレージを向上させることができる。この
接続孔122は、ポジ型電子ビームレジストをマスクに
したエッチングで開孔される。
前記層間絶縁膜120と同様の層間絶縁膜123が設け
られている。層間絶縁膜123の上層には、例えばAl
膜からなる第3層メタル配線83a,83b,83cが
設けられている。図7に示すように、第3層メタル配線
群59は、主に同図のX軸方向に沿って延設されてい
る。第3層メタル配線群59の配線83a〜83hは、
5μmピッチで3.5μm幅を有し、相互接続の必要に応
じて配置される。なお、配線83Xは、5ピッチ毎に設
けられた予備配線である。これらの配線83a〜83
f,83Xは、ネガ型電子ビームレジストをマスクにし
たエッチングで形成される。
膜123に開設された接続孔125を通じて前記第2層
メタル配線82aに接続されている。この接続孔125
は、ポジ型電子ビームレジストをマスクにしたエッチン
グで開孔される。
3cの上層には、前記層間絶縁膜120,123と同様
の層間絶縁膜126が設けられている。層間絶縁膜12
6の上層には、例えばAl膜からなる第4層メタル配線
81a,81b,81cが設けられている。
1は、主に同図のY軸方向に沿って延設されている。第
4層メタル配線群61のうち、配線81a〜81gは、
それぞれ50〜200μm幅の電源配線または基準電圧
配線(ECL回路の場合は、VESL =−4V,VEE=−
3V,VTT=−2V,VCC1,VCC2,VCC3 =0V)であ
る。配線81a〜81gの膜厚は2μm、これらの配線
スペースは2μmである。また、配線84Yは、それぞ
れが10μm幅の予備配線である。これらの配線81a
〜81g,84Yは、ネガ型電子ビームレジストをマス
クにしたエッチングで形成される。
1cの上層には、絶縁膜128が表面平坦化を目的とし
て設けられている。この絶縁膜128は、例えば酸化シ
リコン膜のバイアススパッタ法、プラズマCVDとスパ
ッタエッチングとの組合せなどにより形成される。ある
いは、常圧CVDとスパッタエッチングの組合せにより
形成されるPSG(Phospho-Silicate Glass)膜、BS
G(Boro-Silicate Glass)膜、BPSG(Boro-Phospho
-Silicate Glass)膜などのシリケートガラス膜を用いる
ことも可能である。この絶縁膜128によって第4層メ
タル配線81a,81b,81c間の溝が埋められ、絶
縁膜128の表面はほぼ平坦な状態になる。
VD法により堆積された窒化シリコン膜129が設けら
れ、さらにその上層には、プラズマCVD法により堆積
された酸化シリコン膜130が設けられている。そし
て、これら窒化シリコン膜129、酸化シリコン膜13
0の積層膜によって半導体基板100の表面を保護する
パッシベーション膜131が構成されている。
平坦化されているため、窒化シリコン膜129の膜厚お
よび膜質も比較的均一化されており、水分等の侵入し難
い耐湿性の高いパッシベーション膜131となってい
る。そのため、LSIのパッケージとして、気密性封止
型のパッケージのみならず、非気密性封止型のパッケー
ジを用いることもできる。
−スタティックRAM(SRAM)の製造工程に適用し
た本実施例の製造方法を図8〜図14を用いて説明す
る。
ウエルおよびpウエル形成プロセスを示す。同図におい
て、200はn- 型のシリコン単結晶からなる半導体基
板、260nはn型ウエル、260pはp型ウエルであ
る。
よび形成されたゲートをマスクとしてセルフアラインで
イオン注入により各MOSFETのソース、ドレインを
形成するプロセスを示す。同図において、261はフィ
ールド酸化膜、262nおよび262pはゲート酸化
膜、263nおよび263pは多結晶シリコンのゲート
電極、264nおよび264pはそれぞれn型およびp
型のソース、ドレインである。
第二層多結晶シリコン配線ならびに高抵抗形成プロセス
を示す。同図において、265は層間絶縁膜、266は
多結晶シリコン配線、266rは、SRAMメモリセル
の負荷抵抗となる多結晶シリコン高抵抗である。
プロセスおよび接続孔形成プロセスを示す。同図におい
て、267はスピンオングラス膜、268aは半導体基
板200との接続孔、268bは、多結晶シリコン配線
266と上層との接続孔である。
示す。同図において、269は第一層Al配線である。
絶縁膜形成プロセスおよび第二層Al配線形成プロセス
を示す。同図において、270は第一層Al配線269
上の層間絶縁膜、271は接続孔を介して第一層Al配
線269と接続された第二層Al配線である。
イナル・パッシベーション膜形成プロセスを示す。同図
において、272はファイナル・パッシベーション膜で
ある。
フォトリソグラフィに関する工程、すなわち露光工程を
抽出し、フロー化して示した露光プロセス・フロー図で
ある。同図において、nウエル・フォト工程P1は、n
型ウエル260nとなるべき部分以外を被覆するよう
に、窒化シリコン膜(半導体基板上)にフォトレジスト
・パターンを形成する工程、フィールド・フォト工程P
2は、nチャネルおよびpチャネルのアクティブ領域上
を被覆するように前記窒化シリコン膜をパターニングす
るために、その上にフォトレジスト膜を被着してパター
ニングする工程である。
260pのチャネル・ストッパ領域を形成するために、
n型ウエル260n上を被覆するフォトレジスト膜をパ
ターニングする工程、ゲート・フォト工程P4は、ゲー
ト電極263n,263pをパターニングするために全
面に被着された多結晶シリコン層上にフォトレジスト膜
をパターニングする工程である。
ル側にゲート電極263nをマスクにしてn型不純物を
イオン注入するためにpチャネル側にフォトレジスト膜
をパターニングする工程、pチャネル・フォト工程P6
は、逆にpチャネル側にゲート電極263pをマスクに
してp型不純物をイオン注入するためにnチャネル側に
フォトレジスト膜をパターニングする工程である。
晶シリコン配線266または多結晶シリコン高抵抗26
6r(図10)となる第二層多結晶シリコン膜をパター
ニングするために全面に被着された多結晶シリコン層上
にフォトレジスト膜をパターニングする工程、R・フォ
ト工程P8は、多結晶シリコン高抵抗266r(図1
0)上をフォトレジスト膜で被覆した状態でその他の部
分に不純物イオンを注入するためにマスクとなるフォト
レジスト膜をネガ・プロセスによってパターニングする
工程である。
板200、ソース、ドレイン264n,264p、第一
層多結晶シリコン層、第二層多結晶シリコン層などと第
一層Al配線(Al−1)269とのコンタクトをとる
ための接続孔268a,268b(図11)を形成する
ためのフォトレジスト・パターンをポジ・プロセスによ
り被着、パターニングする工程、Al−1・フォト工程
P10は、第一層Al配線269をパターニングするた
めのフォトレジスト・パターニング・プロセスである。
層Al配線269と第二層Al配線271との接続をと
るための接続孔ホールを開口するためのフォトレジスト
・パターンを形成する工程、Al−2・フォト工程P1
2は、第二層Al配線271のパターニングのフォトレ
ジスト・パターニング・プロセス、ボンディングパッド
・フォト工程P13は、ファイナル・パッシベーション
膜272にボンディングパッドに対応する100μm角
程度の開口を形成するために、パッド以外のファイナル
・パッシベーション膜272上にフォトレジスト膜を被
着する工程である。
フォト工程P1、nチャネル・フォト工程P5、pチャ
ネル・フォト工程P6およびボンディングパッド・フォ
ト工程P13は、最小寸法が比較的大きいので、一般に
電子ビーム露光を用いる必要はないが、その他のフォト
工程では本発明の電子ビーム露光を用いる。
増幅系ネガ型電子ビームレジストを用いてゲート電極2
63n,263pを形成し、化学増幅系ポジ型電子ビー
ムレジストを用いてソース、ドレイン264n,264
pと第一層Al配線269とのコンタクトをとるための
接続孔268a,268bを形成することにより、ゲー
ト電極263n,263pのゲート長および接続孔26
8a,268bの開孔径を光露光方式で用いる露光光の
波長以下(例えば0.3μm程度)に微細化することがで
きる。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
孔形成工程に適用した場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、集積回路素子の形成工程に適
用することもできる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
子ビームレジストに電子ビームを照射して得られるレジ
ストパターンをマスクに用いて集積回路パターンを形成
する際、集積回路の製造工程に応じて化学増幅系ポジ型
電子ビームレジストと化学増幅系ネガ型電子ビームレジ
ストとを使い分けることにより、描画時間を短縮するこ
とができるので、化学増幅系電子ビームレジストを用い
て高スループットの電子ビーム直接描画を実現すること
ができる。
上に導電性ポリマーを被着することにより、電子ビーム
描画時のレジストのチャージアップが防止される共に、
化学増幅系電子ビームレジストが安定化されるので、化
学増幅系電子ビームレジストを用いて高精度の電子ビー
ム直接描画を実現することができる。
製造方法の一部を工程順に示すフロー図である。
構成図である。
による半導体ウエハの保持方法の一例を示す説明図であ
り、(a) は静電チャックの斜視図、(b) は部分側面図で
ある。
機構の構成の一例を示す説明図である。
製造方法の他の一部を工程順に示すフロー図である。
製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
層メタル配線のレイアウトを示す概略平面図である。
製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
の製造方法の一部(フォトレジスト工程)を工程順に示
すフロー図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 半導体ウエハ上に被着した化学増幅系電
子ビームレジストに電子ビームを照射し、照射部と未照
射部の現像液に対するレジスト溶解速度の差を利用して
レジストパターンを形成する電子ビーム露光工程を複数
工程備えた半導体集積回路装置の製造方法であって、前
記複数の電子ビーム露光工程の一部の工程ではポジ型電
子ビームレジストを用い、他の一部の工程ではネガ型電
子ビームレジストを用いることを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記電子ビームの照射に先立って、前
記化学増幅系電子ビームレジストの表面に導電性ポリマ
ーを被着することを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、集積回路の実パターンの内側に対応し
た電子ビーム描画パターンデータに基づいて前記電子ビ
ームを照射することを特徴とする半導体集積回路装置の
製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、特定用途向け半導体集積回路装置に適
用することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項5】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記化学増幅系電子ビームレジストに
電子ビームを照射する際、前記導電性ポリマーにアース
端子を接触して、前記導電性ポリマーの表面電位をアー
ス電位にすることを特徴とする半導体集積回路装置の製
造方法。 - 【請求項6】 半導体ウエハ上に被着したレジストを露
光してレジストパターンを形成する露光工程を複数工程
備えた半導体集積回路装置の製造方法であって、前記複
数の露光工程の一部の工程では化学増幅系電子ビームレ
ジストに電子ビームを照射することによりレジストパタ
ーンを形成し、他の一部の工程ではフォトマスクを用い
た光投影露光方式によりレジストパターンを形成するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、集積回路素子を形成する工程では、少
なくともその一工程で前記光投影露光方式によりレジス
トパターンを形成し、前記集積回路素子の上に配線を形
成する工程では、前記化学増幅系電子ビームレジストを
用いた電子ビーム露光方式によりレジストパターンを形
成することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項8】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、集積回路素子を形成する工程の一部で
化学増幅系ポジ型電子ビームレジストを用い、他の一部
で化学増幅系ネガ型電子ビームレジストを用いることを
特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記化学増幅系電子ビームレジストに
電子ビームを照射してレジストパターンを形成する電子
ビーム露光工程を複数工程備え、前記複数の電子ビーム
露光工程の一部の工程ではポジ型電子ビームレジストを
用い、他の一部の工程ではネガ型電子ビームレジストを
用いることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項10】 請求項6記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、前記化学増幅系電子ビームレジスト
に電子ビームを照射して形成されるレジストパターンの
最小寸法は、前記光投影露光方式で用いる露光光の波長
以下であることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項11】 請求項7記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、前記集積回路素子の上に配線を形成
する工程の一部で化学増幅系ポジ型電子ビームレジスト
を用い、他の一部で化学増幅系ネガ型電子ビームレジス
トを用いることを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項12】 請求項8記載の半導体集積回路装置の
製造方法であって、前記化学増幅系ネガ型電子ビームレ
ジストを用いてMISFETのゲート電極を形成し、前
記化学増幅系ポジ型電子ビームレジストを用いて前記M
ISFETとその上層に形成される配線とを接続するス
ルーホールを形成することを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項13】 半導体ウエハ上に被着した化学増幅系
電子ビームレジストに電子ビームを照射して得られたレ
ジストパターンをマスクに用いて配線接続用のコンタク
トホールを形成する際、以下の工程(a) 〜(e) を備えた
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 (a) 集積回路素子を形成した半導体ウエハ上に絶縁膜を
堆積し、前記絶縁膜上に化学増幅系ポジ型電子ビームレ
ジストを塗布し、さらに前記化学増幅系ポジ型電子ビー
ムレジスト上に導電性ポリマーを被着する工程、(b) コ
ンタクトホールの実パターンの内側に対応した電子ビー
ム描画パターンデータに基づいて前記化学増幅系ポジ型
電子ビームレジストに電子ビームを照射する工程、(c)
前記化学増幅系ポジ型電子ビームレジストをベークする
ことにより、前記電子ビームの照射によって発生した酸
を触媒とするレジスト溶解反応を促進させる工程、(d)
前記化学増幅系ポジ型電子ビームレジストを現像して被
照射部を除去することにより、レジストパターンを形成
する工程、(e) 前記レジストパターンをマスクに用いて
前記絶縁膜をエッチングすることにより、配線接続用の
コンタクトホールを形成する工程。 - 【請求項14】 半導体ウエハ上に被着した化学増幅系
電子ビームレジストに電子ビームを照射して得られたレ
ジストパターンをマスクに用いて配線を形成する際、以
下の工程(a) 〜(e) を備えたことを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 (a) 集積回路素子を形成した半導体ウエハ上に導電膜を
堆積し、前記導電膜に化学増幅系ネガ型電子ビームレジ
ストを塗布し、さらに前記化学増幅系ネガ型電子ビーム
レジスト上に導電性ポリマーを被着する工程、(b) 配線
の実パターンの内側に対応した電子ビーム描画パターン
データに基づいて前記化学増幅系ネガ型電子ビームレジ
ストに電子ビームを照射する工程、(c) 前記化学増幅系
ネガ型電子ビームレジストをベークすることにより、前
記電子ビームの照射によって発生した酸を触媒とするレ
ジスト架橋反応を促進させる工程、(d) 前記化学増幅系
ネガ型電子ビームレジストを現像して未照射部を除去す
ることにより、レジストパターンを形成する工程、(e)
前記レジストパターンをマスクに用いて前記導電膜をエ
ッチングすることにより、配線を形成する工程。 - 【請求項15】 半導体ウエハ上に被着した電子ビーム
レジストに電子ビームを照射し、照射部と未照射部の現
像液に対するレジスト溶解速度の差を利用してレジスト
パターンを形成する電子ビーム露光工程を複数工程備え
た半導体集積回路装置の製造方法であって、前記複数の
電子ビーム露光工程の一部の工程ではポジ型電子ビーム
レジストを用い、他の一部の工程ではネガ型電子ビーム
レジストを用いることを特徴とする半導体集積回路装置
の製造方法。 - 【請求項16】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法であって、前記電子ビームの照射に先立っ
て、前記電子ビームレジストの表面に導電性ポリマーを
被着することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項17】 請求項15記載の半導体集積回路装置
の製造方法であって、前記電子ビームレジストに矩形ま
たは図形形状に成形した電子ビームを照射することを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2699294A JP3386218B2 (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
KR1019950003155A KR100380546B1 (ko) | 1994-02-24 | 1995-02-18 | 반도체집적회로장치의제조방법 |
US08/393,914 US5641715A (en) | 1994-02-24 | 1995-02-24 | Semiconductor IC device fabricating method |
US08/804,922 US5837423A (en) | 1994-02-24 | 1997-02-24 | Semiconductor IC device fabricating method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH07235477A true JPH07235477A (ja) | 1995-09-05 |
JP3386218B2 JP3386218B2 (ja) | 2003-03-17 |
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JP4686393B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-05-25 | 富士通株式会社 | レジスト組成物、レジストパターンの形成方法、半導体装置及びその製造方法 |
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