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JPH07216044A - アルジミンを含有するイソシアネート組成物の硬化方法 - Google Patents

アルジミンを含有するイソシアネート組成物の硬化方法

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Publication number
JPH07216044A
JPH07216044A JP6006790A JP679094A JPH07216044A JP H07216044 A JPH07216044 A JP H07216044A JP 6006790 A JP6006790 A JP 6006790A JP 679094 A JP679094 A JP 679094A JP H07216044 A JPH07216044 A JP H07216044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
isocyanate composition
isocyanate
group
composition containing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6006790A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Aoki
正昭 青木
Masayuki Kamiyama
雅行 神山
Tomohiro Osada
智博 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP6006790A priority Critical patent/JPH07216044A/ja
Publication of JPH07216044A publication Critical patent/JPH07216044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 で表わされるジアルジミン36重量部と、イソシアネー
ト基を有するポリウレタンプレポリマー300重量部と
からなるイソシアネート組成物に、オクチル酸13重量
部を混合して硬化させる方法。 【効果】 イソシアネート組成物に適量の酸を混合する
ことにより低温環境下に於いても優れた硬化性を示し、
しかも発泡の無い硬化物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加水分解してポリアミ
ンを生成する潜在性硬化剤を含有するイソシアネート組
成物の硬化方法に関し、特にイソシアネート組成物に有
機酸を混合して硬化させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂はゴム弾性、耐摩耗
性、耐久性等の諸特性に優れていることから、塗料、床
材、防水材、接着剤、ポッティング材、壁材、シーリン
グ材等として、近年特に利用されている。これらのポリ
ウレタン樹脂の硬化法は、ポリウレタンプレポリマーの
末端NCO基が、施工後、大気中の水分で硬化する一液
型と、ポリウレタンプレポリマーを含む主剤とポリオー
ル類を含む硬化剤とを、施工時混合して硬化させる二液
型とに大別される。
【0003】二液型は、硬化速度の調節が容易である
が、施工時に各成分を計量し、撹拌混合する必要があ
る。従って計量、撹拌混合操作のミスが原因で硬化物物
性の低下や硬化不良が発生することがある。一方、一液
型は施工方法は簡単であるが硬化が遅い、発泡する等の
欠点がある。これらの欠点を改良する方法として潜在性
硬化剤、例えばエナミン(英国特許1575666)、
ポリアルジミン或いはポリケチミン(英国特許1064
841、独国特許3133769、特開平2−2837
10、特開平4−279620)、β−ラクタム(特開
平2−168)等を含有する組成物が提案されている。
特に、特開平4−279620に示されるようなポリア
ルジミンを含有する組成物は、硬化性のみならず貯蔵安
定性にも優れるため多くの製品に利用可能である。しか
し、これらの組成物は、冬期に於けるような低温低湿環
境下での施工に際しては硬化性が著しく低下する等の欠
点がある。硬化性を向上させる目的で、組成物中に予め
有機酸を添加しておく方法もあるが、この場合添加量に
比例して組成物の長期貯蔵性が悪化するため実用的では
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題点を
克服すること、即ち低温低湿環境下に於いても優れた硬
化性が得られ、かつ硬化物は発泡が無く、常に均一な物
性が得られるイソシアネート組成物の硬化方法が強く望
まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題点について鋭意研究した結果、本発明に到達したもの
である。即ち、本発明は、イソシアネート基を有するポ
リウレタンプレポリマーと、加水分解によりアミンが生
成する潜在性硬化剤とを含有するイソシアネート組成物
に、施工する直前に適量の有機酸を添加混合する事によ
り、冬期に於いても優れた硬化性を有し、且つ均一な硬
化物物性が得られることを特徴とするイソシアネート組
成物の硬化方法である。
【0006】即ち本発明は、イソシアネート基を有する
ポリウレタンプレポリマーと、下記一般式(I)(化
2)
【化2】Y−(−N=CH−X)n (I) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を、Yは炭素
数2〜15で2価もしくは3価の炭化水素基又は分子量
が70〜6000で2価もしくは3価のポリオキシアル
キレン基を、nは2又は3を示す。)で表わされるポリ
アルジミンとを含有するイソシアネート組成物に有機酸
を混合して硬化させる方法である。
【0007】次に、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、イソシアネート組成物とはイソシアネート基を
有するポリウレタンプレポリマーと加水分解によりアミ
ンが生成するポリアルジミンとを含有するものである。
下記一般式(I)(化3)
【化3】Y−(−N=CH−X)n (I) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を、Yは炭素
数2〜15で2価もしくは3価の炭化水素基又は分子量
が70〜6000で2価もしくは3価のポリオキシアル
キレン基を、nは2又は3を示す。)で表わされるポリ
アルジミンの製造に使用されるポリアミンとしては、 1)エチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、テ
トラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプ
タメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカメ
チレンジアミン、等の脂肪族ジアミン、4,4’−ジア
ミノジシクロヘキシルメタン、イソホロンジアミン、ビ
スアミノメチルシクロヘキサン、2,5−又は2,6−
ジアミノメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ジア
ミノシクロヘキサン、3(4),8(9)−ビス(アミ
ノメチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6 ]デカン
等の脂環族ジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルエーテル、キシリレンジアミン、フェニ
レンジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,4−又
は2,6−ジアミン等の芳香族ジアミン、水、エチレン
グリコール、プロピレングリコール等にプロピレンオキ
サイド及び/又はエチレンオキサイドを付加重合して得
たポリオキシアルキレングリコール類のヒドロキシル基
をアミノ基に変換して得られるポリオキシアルキレンジ
アミン等のジアミン、 2)1,3,5−トリス(アミノメチル)ベンゼン、
1,3,5−トリス(アミノメチル)シクロヘキサン等
のトリアミン、グリセリン、トリメチロールプロパン等
にプロピレンオキサイド及び/又はエチレンオキサイド
を付加重合して得たポリオキシアルキレントリオール類
のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリオ
キシアルキレントリアミン等のトリアミン、等がある。
【0008】また、上記ポリアミンと反応させるアルデ
ヒドとしては、例えば、ベンズアルデヒド、o−トルア
ルデヒド、m−トルアルデヒド、p−トルアルデヒド、
4−エチルベンズアルデヒド、4−プロピルベンズアル
デヒド、4−ブチルベンズアルデヒド、2,4−ジメチ
ルベンズアルデヒド、2,4,5−トリメチルベンズア
ルデヒド、p−アニスアルデヒド、p−エトキシベンズ
アルデヒド等がある。
【0009】上記一般式(I)で表わされるポリアルジ
ミンは、上記のポリアミンと上記のアルデヒドとをトル
エンまたはキシレン等の溶剤を用いて、酸触媒下にて、
共沸による脱水反応を行ない、水滴分離器内へ、水分の
留出が停止するまで反応を続行して得られる。上記のポ
リアミンと上記のアルデヒドとの割合はアミン1当量に
対してアルデヒド1〜2当量が適当である。
【0010】イソシアネート基を有するポリウレタンプ
レポリマーとは公知のポリイソシアネート化合物とポリ
オール、ポリアミン等1分子中に2個以上の活性水素を
持つ公知の化合物とを公知の方法で遊離イソシアネート
基が残存するように反応せしめたものである。即ちポリ
イソシアネート化合物と活性水素を持つ化合物とを10
0℃にて数時間反応させて製造する。そのイソシアネー
ト基含有量は0.3〜20.0重量%が好ましく、特に
好ましい範囲は0.5〜15.0重量%である。
【0011】公知のポリイソシアネート化合物とは 1)トリレンジイソシアネート(異性体の各種混合物を
含む)、ジフェニルメタンジイソシアネート(異性体の
各種混合物を含む)、3,3’−ジメチル−4,4’−
ビフェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート、ナフチレンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、水素化キシジレンジイソシア
ネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート、1
−メチル−2,4−ジイソシアナト−シクロヘキサン、
2,4,4−トリメチル−1,6−ジイソシアナト−ヘ
キサン等のジイソシアネート、 2)4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシア
ネート、トリス(4−フェニルイソシアナト)チオフォ
スフェート等のトリイソシアネート、 3)前記イソシアネート類のウレタン化変性品、イソシ
アヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビウレ
ット化変性品、粗製トリレンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート等の多官能性イソシ
アネート、等である。
【0012】1分子中に2個以上の活性水素を持つ公知
の化合物とは、ヒドロキシル基を2個以上、アミノ基を
1個以上、メルカプト基を2個以上、ヒドロキシル基と
アミノ基を有する化合物、又はヒドロキシル基とメルカ
プト基を有する化合物であって、例えば、水、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビト
ール、しょ糖等の多価アルコール、アニリン、トリレン
ジアミン、p,p’−ジアミノ−ジフェニルメタン、等
の芳香族アミン、エチレンジアミン、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン等の脂肪族アミン或いはアルカ
ノールアミン、及びこれらの化合物の1種もしくは2種
以上の混合物にプロピレンオキサイドもしくはプロピレ
ンオキサイドとエチレンオキサイドを付加重合して得た
ポリエーテルポリオール類、該ポリエーテルポリオール
類のヒドロキシル基をアミノ基に変換して得られるポリ
エーテルポリアミン類、ポリテトラメチレンエーテルポ
リオール類、ポリカーボネートポリオール類、ポリカプ
ロラクトンポリオール類、ポリエチレンアジペートのよ
うなポリエステルポリオール類、ポリブタジエンポリオ
ール類、ヒマシ油のような高級脂肪酸のエステル類、ポ
リエーテルポリオール又はポリエステルポリオールにビ
ニルモノマーをグラフトして得たポリマーポリオール
類、1分子中に1個以上の活性水素を持つ公知のエチレ
ン性不飽和単量体を共重合して得られる化合物、メルカ
プト基を有するエーテル類等である。
【0013】本発明で用いるイソシアネート組成物は上
記ポリアルジミンと上記イソシアネート基を有するポリ
ウレタンプレポリマーとからなり、ポリアルジミンが加
水分解して生ずるポリアミンのアミノ基の数とイソシア
ネート基を有するポリウレタンプレポリマーに含まれる
イソシアネート基の数との比が0.5〜2.0、好まし
くは0.7〜1.5となる割合に混合して得られる。
【0014】本発明で用いられるイソシアネート組成物
は、塗料、床材、防水材、接着剤、ポッティング材、壁
材、シーリング材等の用途に応じて、粘度、樹脂物性、
耐性を調節するために充填剤、チクソ性付与剤、可塑
剤、溶剤、接着付与剤、着色剤、安定剤等を混合して使
用出来る。
【0015】本発明で用いられる有機酸とは酢酸、プロ
ピオン酸、オクチル酸、ステアリン酸、モノクロル酢
酸、トリクロル酢酸、安息香酸、アクリル酸等のカルボ
ン酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸、メチルアシッド
ホスヘート、イソプロピルアシッドホスヘート、ブチル
アシッドホスヘート、2−エチルヘキシルアシッドホス
ヘート等の酸性燐酸エステル、亜燐酸ジエチル、亜燐酸
ジイソプロピル、亜燐酸ジブチル等の亜燐酸エステル等
である。
【0016】イソシアネート組成物と有機酸との混合は
一般に用いられているような電動ミキサーで容器の中で
撹拌しても、手撹拌でも、スタティックミキサーで混合
しても、衝突混合型のスプレー装置を利用しても良く、
また、これらの方法に限定されるものではない。イソシ
アネート組成物との混合を効率的に行うために、例えば
炭化水素、ケトン、エーテル、エステル等のイソシアネ
ートに対して不活性な溶剤に有機酸を混合して用いても
良い。有機酸の混合量は目標とする硬化速度により異な
るが、イソシアネート組成物100部に対し有機酸0.
01部〜5部、好ましくは0.05部〜2部である。
【0017】
【作用】本発明において、加水分解によりアミンが生成
するポリアルジミンとイソシアネート基を有するポリウ
レタンプレポリマーとを含有するポリウレタン組成物
に、施工直前に有機酸を混合する事により冬期に於ける
ような低温低湿環境下に於いても優れた硬化性を有し、
発泡が無く常に均一な物性の硬化物が得られる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を述べる。実施例
中、部は重量部を示す。 ポリアルジミンの合成例 合成例1 撹拌機、温度計、滴下ロート、及び水分分離器を装着し
た反応容器に、テトラメチレンジアミン88部(2.0
当量)、及びトルエン500部を装入し窒素気流下で室
温にて混合した。約10分後、滴下ロートよりp−トル
アルデヒド300部(2.5当量)を約30分間で滴下
した。更に昇温し、約90℃で還流が開始し、水分分離
器内に水の分離留出が認められた。続いて、還流しなが
ら水分留出が停止するまで約6時間反応を続けた。留去
した水は36部であった。次に、外温を150℃に設定
した。続いて、真空ポンプで1mmHgまで減圧し、ト
ルエン及び未反応p−トルアルデヒドを留去した。留去
後得られた反応物(A−1)は290部であった。また
得られた反応物の赤外吸収スペクトルを測定した結果、
1640cm-1に−N=CH−の特性吸収スペクトルを
認めた。ジアルジミンA−1はアミン価381mgKO
H/gであり、室温にて黄色液体であった。
【0019】合成例2 合成例1に於いて、アミンとして2,5−異性体約60
%と2,6−異性体約40%の混合物であるジアミノメ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプタンを、アルデヒドと
してベンズアルデヒドを使用した以外は合成例1と同様
に処理してジアルジミンA−2(アミン価337mgK
OH/g)を得た。
【0020】合成例3 合成例1に於いて、アミンとしてポリオキシプロピレン
トリアミン(Texaco Chemical Com
pany製、商標:JEFFAMINE T−403、
分子量440)を、アルデヒドとしてp−イソプロピル
ベンズアルデヒドを使用した以外は合成例1と同様に処
理してトリアルジミンA−3(アミン価304mgKO
H/g)を得た。
【0021】イソシアネート基を有するポリウレタンプ
レポリマーの合成例 合成例4 ジイソシアネートとして2,4−トリレンジイソシアネ
ート147部を使用し、ポリオキシプロピレントリオー
ル(分子量3000)853部と100℃で10時間反
応させ、プレポリマーを得た。末端NCO基は3.5重
量%、粘度は12,000cps/25℃であった。
【0022】イソシアネート組成物の製造例 イソシアネート基を有するポリウレタンプレポリマー
と、ポリアルジミンとを表1に示す組成で混合し、イソ
シアネート組成物を得た。このイソシアネート組成物は
空気中の湿気から遮断するため密閉容器中に保管され
た。
【0023】酸溶液の調製 有機酸と溶剤とを表1に示す組成で混合し酸溶液を得
た。 硬化性の評価 イソシアネート組成物と酸溶液との混合物を50mm×
50mm×10mmの金型に注型し、24時間後に脱型
して硬化部分の厚みを測定した。
【0024】実施例1 1リットルのポリ容器にプレポリマー300部、ジアル
ジミン(A−1)36部からなるイソシアネート組成物
を挿入し、続いてトルエン30部、オクチル酸1.6部
からなる酸溶液を装入した。これらを撹拌機にて混合し
て金型に注型し、5℃且つ相対湿度50%の恒温恒湿槽
中に放置した。24時間後に金型から脱型して硬化部分
の厚みを測定したところ、この組成物は、表1に示す如
く酸溶液を混合しない組成物と比較して硬化厚みが厚
く、硬化性が優れていた。また、硬化物内部を観察した
が、発泡は見られなかった。
【0025】実施例2〜6 以下、実施例2から6まで表1に示す処方で実施例1に
準じて行った。結果は表1に示す通りで、いずれの処方
においても硬化性が優れ、硬化物内部には発泡は観察さ
れなかった。
【0026】比較例1 プレポリマー300部、ジアルジミン(A−1)36部
からなるイソシアネート組成物を金型に注型し、5℃且
つ相対湿度50%の恒温恒湿槽中に放置した。24時間
後に金型から脱型して硬化部分の厚みを測定したとこ
ろ、表1に示す如く硬化厚みは非常に薄く、硬化性は劣
っていた。
【0027】比較例2〜3 以下、比較例2から3まで表1に示す処方で比較例1に
準じて行った。結果は表1に示す如く硬化厚みは非常に
薄く、硬化性は劣っていた。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の硬化方法によれば、イソシアネ
ート組成物に施工直前に適量の酸を混合することにより
低温低湿の環境下に於いても硬化性が優れ、且つ発泡の
無い硬化物が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソシアネート基を有するポリウレタン
    プレポリマーと、下記一般式(I)(化1) 【化1】Y−(−N=CH−X)n (I) (式中、Xは炭素数6〜15のアリール基を、Yは炭素
    数2〜15で2価もしくは3価の炭化水素基又は分子量
    が70〜6000で2価もしくは3価のポリオキシアル
    キレン基を、nは2又は3を示す。)で表わされるポリ
    アルジミンとを含有するイソシアネート組成物に有機酸
    を混合して硬化させる方法。
JP6006790A 1994-01-26 1994-01-26 アルジミンを含有するイソシアネート組成物の硬化方法 Pending JPH07216044A (ja)

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