JPH0720162Y2 - 土盤締固め用転圧装置 - Google Patents
土盤締固め用転圧装置Info
- Publication number
- JPH0720162Y2 JPH0720162Y2 JP1990010209U JP1020990U JPH0720162Y2 JP H0720162 Y2 JPH0720162 Y2 JP H0720162Y2 JP 1990010209 U JP1990010209 U JP 1990010209U JP 1020990 U JP1020990 U JP 1020990U JP H0720162 Y2 JPH0720162 Y2 JP H0720162Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- compaction
- rolling
- soil
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shovels (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Road Paving Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屈伸アームを具備する土木用車両の屈伸アー
ムの先端に、着脱可能に装着される土盤締固め用の転圧
装置に関するものである。
ムの先端に、着脱可能に装着される土盤締固め用の転圧
装置に関するものである。
従来、土木工事用の転圧機としてローラ型転圧機が多く
使用されてきたが、作業能率が低いので、 .転圧板の上側にエンジンを搭載し、このエンジンか
らの回転力をクランク運動機構を介して往復運動に変換
し、転圧板に上下振動を与えて接地面を締め固める構成
のもの、 .ショベルカーの屈伸アームの先端からバケットを取
外し、そこに土盤締固め用の転圧装置を着脱可能に装着
し、この転圧装置を、転圧板の上側において偏心重錘を
油圧モータによって駆動させて転圧板に振動を発生させ
る構成にしたもの、 .掘削機械に取付けられるダンピングハンマーの振動
力を第1伝動部材と第2伝動部材を介して転圧板に伝達
して振動させるもので、転圧板の連結にボルト・ナッ
ト、ロックピン、スプリング等を使用したもの、 など新しい技術が提案・開発されている。
使用されてきたが、作業能率が低いので、 .転圧板の上側にエンジンを搭載し、このエンジンか
らの回転力をクランク運動機構を介して往復運動に変換
し、転圧板に上下振動を与えて接地面を締め固める構成
のもの、 .ショベルカーの屈伸アームの先端からバケットを取
外し、そこに土盤締固め用の転圧装置を着脱可能に装着
し、この転圧装置を、転圧板の上側において偏心重錘を
油圧モータによって駆動させて転圧板に振動を発生させ
る構成にしたもの、 .掘削機械に取付けられるダンピングハンマーの振動
力を第1伝動部材と第2伝動部材を介して転圧板に伝達
して振動させるもので、転圧板の連結にボルト・ナッ
ト、ロックピン、スプリング等を使用したもの、 など新しい技術が提案・開発されている。
しかしながら、上記従来技術においては、 .の場合では、構造が複雑で操作が難しく、保守・修
理が容易でない。
理が容易でない。
.の場合でも、上記.の場合と同様の問題点があっ
た。
た。
.の場合には、ボルト・ナット、ロックピン、スプリ
ング等が激しい振動により疲労・破断を生じ易く、耐久
性が劣り、また、転圧板には第1伝動部材と第2伝動部
材を介して振動力が間接的に伝達されるために、振動力
の伝達効率が悪く、重量が重くなって作業性・作業効率
が劣り、斜面の転圧作業には不向きである、等の問題点
があった。
ング等が激しい振動により疲労・破断を生じ易く、耐久
性が劣り、また、転圧板には第1伝動部材と第2伝動部
材を介して振動力が間接的に伝達されるために、振動力
の伝達効率が悪く、重量が重くなって作業性・作業効率
が劣り、斜面の転圧作業には不向きである、等の問題点
があった。
本考案は上記の各問題点を解決するためになされたもの
で、振動による疲労・破断を軽減させ、耐久性を向上さ
せると共に、軽量で作業性を向上させた土盤締固め用転
圧装置を提供することを目的とする。
で、振動による疲労・破断を軽減させ、耐久性を向上さ
せると共に、軽量で作業性を向上させた土盤締固め用転
圧装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本考案は、屈伸アーム1aを具
備する土木用車両1の屈伸アーム1aの先端に、着脱可能
に装着される土盤締固め用の転圧装置において、 上記転圧装置は、転圧板14,16の上面に、ブレーカ本体
2、チゼル3、皮板5、合成樹脂板6、ゴム板7を積層
させて形成したクッション部4を内蔵したケーシング1
1、安全板15などを、係留ロープ12、シャックル13によ
り取付けると共に、上記転圧板14,16を高張力鋼または
オーステナイト系マンガン鋼の材料で構成し、この転圧
板14,16と上記ケーシング11とを、転圧板14,16と同様の
材料で構成されたボルト・ナット10により連結したこと
を特徴とするものである。
備する土木用車両1の屈伸アーム1aの先端に、着脱可能
に装着される土盤締固め用の転圧装置において、 上記転圧装置は、転圧板14,16の上面に、ブレーカ本体
2、チゼル3、皮板5、合成樹脂板6、ゴム板7を積層
させて形成したクッション部4を内蔵したケーシング1
1、安全板15などを、係留ロープ12、シャックル13によ
り取付けると共に、上記転圧板14,16を高張力鋼または
オーステナイト系マンガン鋼の材料で構成し、この転圧
板14,16と上記ケーシング11とを、転圧板14,16と同様の
材料で構成されたボルト・ナット10により連結したこと
を特徴とするものである。
上記の構成によって、ブレーカ本体の振動がチゼルとク
ッション部を介して転圧板に伝達され、土盤を効率よく
均一に締固める。また、転圧装置は構造が簡単で重量が
軽く、屈伸アームへの着脱が容易であると共に、操作性
が良好であり、耐久性が向上される。
ッション部を介して転圧板に伝達され、土盤を効率よく
均一に締固める。また、転圧装置は構造が簡単で重量が
軽く、屈伸アームへの着脱が容易であると共に、操作性
が良好であり、耐久性が向上される。
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
る。
第1図において、符号1は土木用のパワーショベルのよ
うな掘削車両で、屈伸アーム1a先端のショベルを取外
し、そこに本考案に係る転圧装置が着脱可能に装着され
る。
うな掘削車両で、屈伸アーム1a先端のショベルを取外
し、そこに本考案に係る転圧装置が着脱可能に装着され
る。
転圧装置は、第2図および第3図(イ)、(ロ)に示す
ように、油圧ブレーカ2を上部に設け、このブレーカ2
に対してチゼル3の上部をノックピン孔9にノックピン
8を挿通することにより連結している。ノックピン孔9
の径はノックピン8の径よりやや大きく、ノックピン孔
9に対してわずかな間隙を有して挿通され、チゼル3の
振動力が直接ノックピン8に伝達されないようにしてあ
る。チゼル3の下部には、皮板5、合成樹脂板6、ゴム
板7を積層させたクッション部4を、ケーシング11に内
蔵させて設けている。ケーシング11の下側には、耐疲労
性に優れた高張力鋼またはオーステナイト系マンガン鋼
の材料からなる転圧板16,14が設けられている。
ように、油圧ブレーカ2を上部に設け、このブレーカ2
に対してチゼル3の上部をノックピン孔9にノックピン
8を挿通することにより連結している。ノックピン孔9
の径はノックピン8の径よりやや大きく、ノックピン孔
9に対してわずかな間隙を有して挿通され、チゼル3の
振動力が直接ノックピン8に伝達されないようにしてあ
る。チゼル3の下部には、皮板5、合成樹脂板6、ゴム
板7を積層させたクッション部4を、ケーシング11に内
蔵させて設けている。ケーシング11の下側には、耐疲労
性に優れた高張力鋼またはオーステナイト系マンガン鋼
の材料からなる転圧板16,14が設けられている。
そして、上記油圧ブレーカ2と転圧板14とを係留ロープ
12およびシャックル13により連結し、また、ケーシング
11の外周に設けた連結板と転圧板14とを、高張力鋼また
はオーステナイト系マンガン鋼の材料からなるボルト・
ナット10により連結している。なお、符号15は、振動に
より疲労・破断により、転圧板14がケーシング11から離
れて落下しないように、ケーシング11の外周に設けられ
た安全板である。
12およびシャックル13により連結し、また、ケーシング
11の外周に設けた連結板と転圧板14とを、高張力鋼また
はオーステナイト系マンガン鋼の材料からなるボルト・
ナット10により連結している。なお、符号15は、振動に
より疲労・破断により、転圧板14がケーシング11から離
れて落下しないように、ケーシング11の外周に設けられ
た安全板である。
このような構成の土盤締固め用転圧装置においては、車
両1を転圧作業を行う場所に移動させ、屈伸アーム1aに
より転圧装置の転圧板14の下面を転圧すべき土盤17上に
位置させ、チゼル3を駆動することによって転圧板14を
振動させ、土盤17を転圧して締固める。この転圧作業
は、水平な土盤はもとより、傾斜した土盤であっても容
易に実施できる。
両1を転圧作業を行う場所に移動させ、屈伸アーム1aに
より転圧装置の転圧板14の下面を転圧すべき土盤17上に
位置させ、チゼル3を駆動することによって転圧板14を
振動させ、土盤17を転圧して締固める。この転圧作業
は、水平な土盤はもとより、傾斜した土盤であっても容
易に実施できる。
転圧装置の屈伸アーム1aへの着脱は、油圧ブレーカ2の
上部に設けた取付け孔に、ボルト・ナットあるいはピン
を挿脱することによって容易に行える。また、チゼル3
からの振動力は、クッション部4を介して転圧板14に伝
達されるので、転圧板14は土盤17に対しほぼ均一な力で
転圧作用を行う。転圧作用時に最も衝撃力が掛る転圧板
14,16およびボルト・ナット10を高張力鋼またはオース
テナイト系マンガ鋼で構成したので、疲労・破断が少
く、耐久性にすぐれている。
上部に設けた取付け孔に、ボルト・ナットあるいはピン
を挿脱することによって容易に行える。また、チゼル3
からの振動力は、クッション部4を介して転圧板14に伝
達されるので、転圧板14は土盤17に対しほぼ均一な力で
転圧作用を行う。転圧作用時に最も衝撃力が掛る転圧板
14,16およびボルト・ナット10を高張力鋼またはオース
テナイト系マンガ鋼で構成したので、疲労・破断が少
く、耐久性にすぐれている。
次に、本考案の実施例のものと、従来の4トンローラ型
転圧機で土盤を締固めた際の作業量の比較を第4図に示
すが、本考案の方が優れていることが明らかである。
転圧機で土盤を締固めた際の作業量の比較を第4図に示
すが、本考案の方が優れていることが明らかである。
また、第5図には耐疲労性を比較するために、高張力鋼
(材質;HT−60)またはオーステナイト系マンガン鋼A
(材質;SCMnH2)を使用した本考案のものと、従来の普
通鋼B(材質;SC30)のものとを、実作業での振動によ
る疲労・破断時間について比較測定した結果を示すが、
このグラフでも明らかなように、本考案の方が耐疲労性
に優れている。
(材質;HT−60)またはオーステナイト系マンガン鋼A
(材質;SCMnH2)を使用した本考案のものと、従来の普
通鋼B(材質;SC30)のものとを、実作業での振動によ
る疲労・破断時間について比較測定した結果を示すが、
このグラフでも明らかなように、本考案の方が耐疲労性
に優れている。
以上説明したように本考案の土盤締固め用転圧装置によ
れば、以下のような効果が得られる。
れば、以下のような効果が得られる。
(イ).目的地への移動が容易で、平地はもとより傾斜
地においても土盤を均一に締固めることができ、また、
装置の構造は簡単で重量が軽く、保守・修理や屈伸アー
ムへの着脱が容易で、操作性が良好である。
地においても土盤を均一に締固めることができ、また、
装置の構造は簡単で重量が軽く、保守・修理や屈伸アー
ムへの着脱が容易で、操作性が良好である。
(ロ).チゼルと転圧板との間にクッション部が設けら
れているので、転圧板に均一な力が掛って土盤を均一に
転圧し、騒音を少くし、転圧板の耐久性を向上する。
れているので、転圧板に均一な力が掛って土盤を均一に
転圧し、騒音を少くし、転圧板の耐久性を向上する。
(ハ).転圧板やボルト・ナットの耐久性が向上し、ひ
いては転圧装置全体の耐久性を向上する。
いては転圧装置全体の耐久性を向上する。
第1図は本考案の一実施例を示す全体の側面図、第2図
は転圧装置の斜視図、第3図(イ)は同平面図、第3図
(ロ)は同側面図、第4図および第5図は本考案と従来
例とを比較したグラフである。 1……車両、1a……屈伸アーム、2……ブレーカ、3…
…チゼル、4……クッション部、5……皮板、6……合
成樹油脂板、7……ゴム板、8……ノックピン、9……
ノックピン孔、10……ボルト・ナット、11……ケーシン
グ、12……係留ロープ、13……シャックル、14,16……
転圧板、15……安全板。
は転圧装置の斜視図、第3図(イ)は同平面図、第3図
(ロ)は同側面図、第4図および第5図は本考案と従来
例とを比較したグラフである。 1……車両、1a……屈伸アーム、2……ブレーカ、3…
…チゼル、4……クッション部、5……皮板、6……合
成樹油脂板、7……ゴム板、8……ノックピン、9……
ノックピン孔、10……ボルト・ナット、11……ケーシン
グ、12……係留ロープ、13……シャックル、14,16……
転圧板、15……安全板。
Claims (1)
- 【請求項1】屈伸アーム(1a)を具備する土木用車両
(1)の屈伸アーム(1a)の先端に、着脱可能に装着さ
れる土盤締固め用の転圧装置において、 上記転圧装置は、転圧板(14,16)の上面に、ブレーカ
本体(2)、チゼル(3)、皮板(5)、合成樹脂板
(6)、ゴム板(7)を積層させて形成したクッション
部(4)を内蔵したケーシング(11)、安全板(15)な
どを、係留ロープ(12)、シャックル(13)により取付
けると共に、上記転圧板(14,16)を高張力鋼またはオ
ーステナイト系マンガン鋼の材料で構成し、この転圧板
(14,16)と上記ケーシング(11)とを、転圧板(14,1
6)と同様の材料で構成されたボルト.ナット(10)に
より連結したことを特徴とする土盤締固め用転圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010209U JPH0720162Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 土盤締固め用転圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990010209U JPH0720162Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 土盤締固め用転圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103309U JPH03103309U (ja) | 1991-10-28 |
JPH0720162Y2 true JPH0720162Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31513796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990010209U Expired - Lifetime JPH0720162Y2 (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 土盤締固め用転圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720162Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040035544A (ko) * | 2002-10-22 | 2004-04-29 | 공명규 | 브레이커를 이용한 다짐기 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE793528A (fr) * | 1972-01-07 | 1973-04-16 | British Railways Board | Acier au manganese austenitique |
JPS5162123A (ja) * | 1974-11-26 | 1976-05-29 | Komueaa Pty Ltd | Mangankonoseizohohoto sonoseihin |
JPH0447234Y2 (ja) * | 1985-06-03 | 1992-11-09 |
-
1990
- 1990-02-06 JP JP1990010209U patent/JPH0720162Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103309U (ja) | 1991-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3782845A (en) | Compactor | |
KR200433903Y1 (ko) | 호환성을 구비한 중장비용 바이브레이터 | |
JPH04138410U (ja) | 振動式ランマーにおける突き固めシユー | |
JPH0720162Y2 (ja) | 土盤締固め用転圧装置 | |
CN2923825Y (zh) | 可调节缸锤配重的导杆式柴油打桩锤 | |
CN204510328U (zh) | 一种挖掘机用液压冲击属具 | |
CN205875154U (zh) | 一种自动冲孔打桩机的桩锤 | |
CN1110609C (zh) | 一种防汛抢险打桩机 | |
CN216339449U (zh) | 一种基于土木工程的夯土装置 | |
CN205224038U (zh) | 一种新型的打拔桩装置 | |
CN211872962U (zh) | 锂电平板夯 | |
CN2284813Y (zh) | 多功能振动打桩机 | |
CN201024424Y (zh) | 一种穿心式多功能振动桩机 | |
KR101049317B1 (ko) | 체 버켓 | |
CN215429480U (zh) | 一种高效的混凝土粉碎回收装置 | |
CN210684697U (zh) | 一种振动锤用下夹装置 | |
CN212865520U (zh) | 一种挖掘震动夯实器 | |
CN216339525U (zh) | 压打组合预制桩沉桩设备 | |
KR200322147Y1 (ko) | 굴착기용 소형 콤팩트 | |
CN2340810Y (zh) | 一种便携式防汛抢险打桩机 | |
DE3341084C2 (ja) | ||
CN213572124U (zh) | 一种用于对结构物边进行压实的液压破碎锤 | |
CN218712848U (zh) | 一种液压震动夯 | |
CN215252856U (zh) | 一种中空振动锤 | |
CN2837369Y (zh) | 振动平板夯 |