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JPH07166130A - 水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体 - Google Patents

水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体

Info

Publication number
JPH07166130A
JPH07166130A JP5313314A JP31331493A JPH07166130A JP H07166130 A JPH07166130 A JP H07166130A JP 5313314 A JP5313314 A JP 5313314A JP 31331493 A JP31331493 A JP 31331493A JP H07166130 A JPH07166130 A JP H07166130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
acid
fatty acid
oil
resin dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5313314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Masuda
毅 増田
Chika Tagaito
親 田垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP5313314A priority Critical patent/JPH07166130A/ja
Publication of JPH07166130A publication Critical patent/JPH07166130A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/0804Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
    • C08G18/0819Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups
    • C08G18/0823Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups containing carboxylate salt groups or groups forming them

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 重合中にゲル化したり、得られる分散体が著
しく増粘したりするなどのような、在来型の各種の欠点
を排除した形のもので、高樹脂濃度に設計することも出
来るし、加えて、優れた水分散性と、長期保存安定性と
を有するものであって、とりわけ、高光沢であるし、し
かも、肉持ち感などに富んだ、極めて実用性の高い水性
ウレタン化アルキッド樹脂分散体を提供することにあ
る。 【構成】 不飽和脂肪酸エステルポリオールを主体とす
る、比較的に低分子量のものから、比較的に高分子量の
ものまでのポリオール化合物と、有機ジイソシアネート
化合物と、ジアルキルモノヒドロキシアルカン酸との反
応生成物を必須の皮膜形成成分として含有することから
成る、水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規にして有用なる水
性ウレタン化アルキッド樹脂分散体に関する。さらに詳
しくは、本発明は、特定のポリオール化合物と、有機ジ
イソシアネート化合物と、ジアルキルモノヒドロキシア
ルカン酸との反応生成物たる、いわゆるウレタン化アル
キッド樹脂の水性分散体であって、特に、汎用常乾塗料
として、あるいは木床塗料などとして用いることの出来
る、極めて実用性の高い、水性ウレタン化アルキッド樹
脂分散体に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの処、汎用の常乾塗料として
は、あるいは、体育館や家庭用床材などに用いられる木
床塗料としては、溶剤型のウレタン変性アルキッド樹脂
をベースとした塗料が、一般的に、用いられて来てい
る。
【0003】これらの塗料は、安価なる上に、優れた塗
膜光沢、高度の硬さ、ならびに耐摩耗性を付与するとい
うものであるが、有機溶剤を媒体としているために、作
業雰囲気中に、溶剤が揮散して、作業環境を悪化させる
処となり、安全衛生上、好ましくないというのみなら
ず、火災や爆発の危険をも、常に、はらんでいる。
【0004】このような問題を解決するために、水性の
ウレタン化アルキッド樹脂分散体、つまり、ウレタン化
アルキッド水性樹脂分散体が開発されている。
【0005】ところで、目下のウレタン化アルキッド水
性樹脂分散体は、それを水性化せしめるべく、特開昭5
5−133450号公報明細書にも開示されてるよう
に、酸基導入成分として、ジヒドロキシアルカン酸が使
用されている。
【0006】しかしながら、此のジヒドロキシアルカン
酸は、そのヒドロキシル基が2官能性であるという処か
ら、此のジヒドロキシアルカン酸をベースとするプレポ
リマーを合成して、不飽和脂肪酸エステルポリオールを
主体とするポリオール化合物を反応させると、一般的
に、得られるポリマーは高分子量化し易く、
【0007】その結果として、得られるポリマーはゲル
化したり、よしんば、ゲル化せずに得られたとしても、
そこに含まれるカルボン酸基を、有機アミンなどで中和
して、水性化せしめた場合には、その分散物は、著しく
増粘するという傾向があり、比較的、低樹脂濃度の製品
しか得られないという、大きな欠点が認められる。
【0008】そのために、被塗物に塗装した場合には、
やはり、溶剤型のアルキッド樹脂あるいは溶剤型のウレ
タン化アルキッド樹脂などの特徴である、高光沢にし
て、重厚なる塗装面(肉持ち感のある外観)が、水性化
した場合には、もはや、得られにくいという傾向があ
り、この点の改良が、切に、求められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、溶剤
型アルキッド樹脂を、従来のような、ジヒドロキシアル
カン酸を用いてウレタン変性させることによって、水性
化せしめるという方法では頗る困難であった、高光沢
で、しかも、肉持ち感のある塗膜を与え得るという、極
めて実用性の高い水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体
を提供することにある。
【0010】すなわち、本発明が解決しようとする課題
は、分子量上昇、増粘、さてはゲル化と言った、この種
の水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体の合成上におけ
る、種々の問題を見事に克服した形の、いわゆる改良さ
れた水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体の調製法を提
供することは、勿論、さらに進んで、当該水性ウレタン
化アルキッド樹脂分散体それ自体を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述した如き発明が解決しようとする課題に照準を合わ
せて、鋭意、検討を重ねた結果、目的とする諸性能を有
する、水性のウレタン変性アルキッド樹脂が、実は、酸
基導入成分として、アルキル基が1〜3個なる炭素原子
を有する、ジアルキルアルキロールアルカン酸という特
定の化合物を使用することによって、はじめて、得られ
るというものであること、
【0012】勿論、ポリマーの分子量も、比較的、低く
抑えることが出来ること、したがって、水性化して得ら
れる分散物もまた、高樹脂濃度に保持できるという処か
ら、塗装面は高光沢であるし、肉持ち感などにも富むと
いう、極めて実用性の高い塗装物が得られることを見出
すに及んで、ここに、本発明を完成させるに到った。
【0013】すなわち、本発明は、基本的には、不飽和
脂肪酸エステルポリオールを主体とするポリオール化合
物と、有機ジイソシアネート化合物と、ジアルキルモノ
ヒドロキシアルカン酸との反応生成物を、必須の皮膜形
成成分として含有することから成る、カルボン酸基含有
水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体を提供しようとす
るにある。
【0014】ここにおいて、本発明に用いられる、上記
した不飽和脂肪酸エステルポリオールとして特に代表的
なもののみを例示するにとどめれば、不飽和脂肪酸と、
一分子当たり、平均、少なくとも約2個の、好ましく
は、約3個以上のヒドロキシル基を有する、脂肪族また
は芳香族のポリオール、あるいはポリエーテルポリオー
ルとの反応生成物などである。
【0015】有利には、此のポリオールとしては、約4
00までの、たとえば、約60〜400なる範囲内の分
子量を有するようなものである。当該不飽和脂肪酸エス
テルポリオールの製造に有用なる、これらの、比較的、
低分子量のポリオールの中には、一分子当たり、約20
までの炭素原子を有するものが挙げられるが、こうした
形の化合物には、次のようなものが包含される。
【0016】すなわち、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブ
チレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール、ペンタエリスリトール、
【0017】ビスフェノールA〔2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシシクロヘキシル)プロパン〕、グリセリンなど
をはじめ、さらには、ペンタエリスリトールとエチレノ
キシドまたはプロピレンオキシドとのポリエーテル反応
生成物などであるし、さらにはまた、それらの混合物な
どである。
【0018】当該不飽和脂肪酸エステルポリオールの調
製に使用できる脂肪酸源としては、不飽和脂肪酸、ある
いは、脂肪酸部分に、22個までの炭素原子を有する、
就中、約12〜約18個なる範囲内の炭素原子を有する
不飽和脂肪酸を包含するものである。
【0019】これらの脂肪酸は、しばしば、1もしくは
2個の、あるいは、場合により、約3個以上のオレフィ
ン二重結合(重合性不飽和二重結合)を有するものであ
って、少なくともエステルの形をとったときに、乾性油
ないしは半乾性油と呼ぶことの出来るような化合物を指
称するものであって、
【0020】上掲した脂肪酸のエステルは、しばしば、
その脂肪酸部分と、一分子当たり、約3個以上のヒドロ
キシル基を有する、低分子量のポリオールとのエステル
を指称するものである。
【0021】当該不飽和脂肪酸エステルポリオールを構
成するエステルの、天然に産出する形においては、一般
に、グリセリドである。
【0022】一分子当たり、約3〜4個のヒドロキシル
基を有するポリオールのエステルは、本発明のために
は、特に望ましい反応成分である。当該不飽和脂肪酸エ
ステルポリオールを構成する不飽和脂肪酸として特に代
表的なもののみを例示するにとどめれば、リノレイン
酸、パルミトレイン酸、リノレン酸、エレオステリン
酸、リカン酸、アラキトン酸またはリシノレイン酸など
である。
【0023】就中、有用なものは天然源であり、それら
のうちでも特に代表的なもののみを例示するにとどめれ
ば、脱水ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、アマニ油、オ
リーブ油、ベニバナ油、イワシ油、桐油、トール油また
は大豆油などから誘導される形の、各種の脂肪酸類また
はそれらのエステル類である。
【0024】それらとの反応に適する不飽和脂肪酸エス
テルポリオールは、ペンタエリスリトールやトリメチロ
ールプロパンと乾性油または半乾性油とのエステル交換
生成物である。必要に応じて、ナフテン酸カルシウムな
どのような、公知慣用の各種のエステル化触媒を使用す
ることによって、かかるエステル交換反応を促進せしめ
ることも出来る。
【0025】次いで、本発明に適する、前記した有機ジ
イソシアネート化合物として特に代表的なもののみを例
示するにとどめれば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェニレ
ンジイソシアネート、p−フエニレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
【0026】2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシ
アネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフエニ
レンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−4,4’
−ビフェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレン
ジイソシアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、
1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチ
レンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイ
ソシアネート、
【0027】1,3−シクロヘキシレンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、
リジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
トまたは3,3’−ジメチル−4,4’−ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネートなどである。
【0028】さらに、本発明において使用できる、水性
化のための原料である、前記したジアルキルモノヒドロ
キシアルカン酸として特に代表的なもののみを例示する
にとどめれば、アルキル基が1〜3個なる炭素原子を有
するジアルキルモノヒドロキシアルカン酸であり、
【0029】それらのうちでも特に代表的なもののみを
例示するにとどめれば、ヒドロキシピバリン酸、2−エ
チル2ーヒドロキシメチルプロピオン酸、2−イソプロ
ピル2−ヒドロキシメチルプロピオン酸などである、就
中、ヒドロキシピバリン酸が最も望ましいものである。
【0030】さらにまた、本発明においては、低分子量
のポリオール成分を併用することも出来るが、そのよう
な低分子量のポリオール成分として特に代表的なものの
みを例示するにとどめれば、前述したような低分子量の
ポリオールとしての、それぞれ、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、
1,3−ブチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、トリメチロールエタン、
【0031】1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ペンタエリスリトール、ビスフェノールA〔2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン〕または
グリセリン、あるいは、ペンタエリスリトールとエチレ
ノキシドまたはプロピレンオキシドとのポリエーテル反
応生成物などであるし、さらには、それらの混合物など
である。
【0032】また、本発明に係る水性ウレタン化アルキ
ッド樹脂分散体の特徴である、高光沢であって、しか
も、肉持ち感などのある塗膜の形成化に悪影響を及ぼさ
ない範囲内で、ポリウレタン樹脂の生成において、一般
的に、使用されているような、高分子量のポリエステル
あるいはポリエーテルポリオールを併用することも出来
る。
【0033】本発明においては、水性化のための補助原
料として、これまでにも、使用されて来たジヒドロキシ
アルカン酸も、本発明の目的を逸脱しないような範囲内
で、あるいは、本発明の効果に悪影響を及ぼさないよう
な範囲内で使用することは、勿論、一向に、差し支えが
無い。
【0034】さらには、次のような構造式
【0035】
【化1】 HO−(Y)n−(X)m−R [I]
【0036】[ただし、式中のRはC1 〜C4 なるアル
キル基を表わすものとし、また、XをおよびYは、それ
ぞれ、同一であっても異なっていてもよい、必須のオキ
シエチレン単位と、該オキシエチレン単位、オキシプロ
ピレン単位またはオキシブチレン単位のいずれか一つの
単位との組み合わせを表わすものとする。さらに、mお
よびnは、それぞれ、XおよびYの繰り返し単位である
ものとする。]
【0037】で示されるポリオキシアルキレンのアルキ
ルエーテルもまた、使用することが出来る。
【0038】此の際の、ポリオキシアルキレン部分の分
子量としては、就中、ポリオキシエチレン部分の分子量
としては、大約1,500〜大約15,000なる範囲
内が適切であるし、当該ポリオキシアルキレンのアルキ
ルエーテルとしては、此のオキシエチレン単位の総重量
が全ポリオキシアルキレンの60重量%以上であるよう
な、一方がアルコキシル化された形の、ヒドロキシ化合
物であることが望ましい。
【0039】本発明のウレタン変性アルキッド樹脂水性
分散体は、本質的には、ジイソシアネート化合物を、ジ
アルキルヒドロキシアルカン酸と反応させた形の、いわ
ゆるイソシアネート末端プレポリマーから調製される。
【0040】ここにおいて、かかるウレタン・プレポリ
マーを調製するときに、必須の一成分として使用される
ジアルキルヒドロキシアルカン酸成分は、実質的に、ジ
イソシアネート化合物中のイソシアネート基(NCO)
と非反応性なるカルボン酸基を有するというものである
処から、
【0041】当該ジアルキルヒドロキシアルカン酸を構
成するヒドロキシアルカン酸中の此のヒドロキシル基
(OH基)と優先的に反応して、プレポリマーが、不飽
和脂肪酸エステルポリオールと反応させたのちにおいて
さえ、第4級塩の形成化に有効なる、カルボキシル側鎖
を有する重合体構造を与えるというものである。
【0042】本発明におけるイソシアネート末端プレポ
リマーは、化学量論量より過剰量のジイソシアネート化
合物を、ジアルキルヒドロキシアルカン酸と反応させる
ことによって製造することが出来る。
【0043】その際の反応温度としては、大約75℃以
下が適切であり、好ましくは、約40〜約60℃なる範
囲内が適切である。
【0044】また、ジイソシアネート化合物中のNCO
基に対する、ジアルキルヒドロキシアルカン酸中の反応
性のヒドロキシル基(OH基)の当量比、つまり、OH
/NCOなる比で以って、約2.0〜4.0/1となる
ような範囲内が、好ましくは、約2.0〜3.0/1と
なるような範囲内が適切である。
【0045】イソシアネート末端プレポリマーたる、当
該プレポリマーの形成化の反応は、存在したとしても、
僅かに、未反応のヒドロキシル基が残るまで、続けるこ
とが好ましい。
【0046】その際の反応は、触媒として、たとえば、
有機錫化合物または第3級アミンなどのような、公知慣
用の各種の触媒の存在下において、実施することが出来
る。
【0047】当該プレポリマーの酸価は、該プレポリマ
ーが油変性されたあとで以って、油変性重合体の塩が、
水中に分散化できるように、充分なる値が考慮される。
当該プレポリマーの酸価としては、固体基準で、大約8
0〜大約150、好ましくは、約90〜約130なる範
囲内が適切である。
【0048】当該プレポリマー中の遊離イソシアネート
基含量(イソシアネート基含有率)としては、固体基準
で、大約5〜大約20%なる範囲内が、好ましくは、約
10〜約20%なる範囲内が適切である。
【0049】イソシアネート末端プレポリマーたる、当
該ウレタン・プレポリマーは、一般に、反応成分と生成
プレポリマーとに共通なる溶媒の存在下で以て調製する
ことが出来る。
【0050】ここにおいて、使用し得る溶媒として特に
代表的なもののみを例示するにとどめれば、メチルエチ
ルケトン、アセトン、ジメチルフォルムアミド、N−メ
チルピロリドンまたはテトラヒドロフランなどによって
代表されるような、それぞれ、公知慣用の各種の、エス
テル類、エーテル類、ケトエステル類、ケトン類、塩素
化炭化水素類、脂肪族―ないしは脂環式の炭化水素、グ
リコールエーテルーエステル類またはピロリドンなどで
あり、あるいは、それらの混合物などである。
【0051】当該プレポリマーを使用する際の、主とし
て、後掲する如き、それぞれ、イソシアネート末端プレ
ポリマーたる、当該プレポリマーと、不飽和脂肪酸エス
テルポリオールとを反応させる際の溶剤の使用量として
は、当該プレポリマーの調製を促進するのに充分に低い
粘度を有する、そうした比較的に低粘度のプレポリマー
溶液を形成化せしめるのに充分な量であるべきである。
【0052】かくして得られる、イソシアネート末端プ
レポリマーたる、当該ウレタン・プレポリマー溶液の固
形分としては、大約30〜大約90%なる範囲内が、好
ましくは、約45〜約80%なる範囲内が適切である。
【0053】次いで、本発明においては、かくして得ら
れるプレポリマーに、不飽和脂肪酸エステルポリオール
を反応させるというものである。
【0054】本発明の一つの好ましい態様を例示するに
ことにすると、遊離のカルボキシル基を有するウレタン
・プレポリマーは、たとえば、ジアルキルヒドロキシア
ルカン酸それ自体、あるいは、その他のポリオールとの
混合物に、化学両論量より過剰のジイソシアネート化合
物含有溶液を加えることによって形成するというもので
ある。
【0055】次いで、不飽和脂肪酸エステルポリオール
を、此のプレポリマー溶液に加えて、該プレポリマーを
アルキッド変性し、反応混合物中におけるイソシアネー
ト基含量を、実質的に、たとえば、固形分基準で以て、
大約3%以下となるまで、好ましくは、約1%以下とな
るまで反応させるというものである。
【0056】このようにして調製される、本発明に係る
ウレタン変性アルキッド樹脂重合体は、塩の形で以て、
水性媒体中に分散化させ得るに充分なる酸価を有するよ
うにするが、此の値は、非揮発性物質基準で以て、大約
10〜大約80なる範囲内が、好ましくは、15〜60
なる範囲内が適切である。
【0057】また、ウレタン変性を行ない、酸基をポリ
マー中に導入せしめても、従来のジヒドロキシアルカン
酸を用いた場合におけるような高分子化は、殆ど、起こ
らないという処から、樹脂粘度を、比較的、低く抑える
ことが出来るというものである。
【0058】このようにして得られるウレタン変性アル
キッド樹脂は、カルボキシル基を有するものであるとい
う処から、該基を中和せしめることによって、重合体の
塩を形成させることが出来、こうした重合体の塩は、水
中に分散化せしめることによって、フィルム形成性組成
物を得ることが出来る。
【0059】このようにして得られる、本発明に係る此
のウレタン変性アルキッド樹脂を、水中に分散化せしめ
る場合には、必要に応じて、該樹脂中のカルボキシル基
の一部または全部を、公知慣用の中和剤によって中和す
ることが望ましく、中和後におけるpHとしては、大約
6.5〜大約9.5なる範囲内が適切である。
【0060】かかる中和剤として特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムの如き、各種の無機アルカリ;アンモニア;モノ
メチルアミン、トリエチルアミンモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミンの如き、各種のアミン類などで
ある。
【0061】かくして得られる、本発明に係る此のウレ
タン変性アルキッド樹脂は、水分散液の粘度を、比較
的、低く抑えることが出来、そのために、本発明の目的
物たるウレタン変性アルキッド樹脂水性分散体の濃度
を、容易に、高濃度化せしめることが出来る。
【0062】本発明の水性ウレタン化アルキッド樹脂分
散体たる、いわゆる水分散性樹脂組成物は、従来型のウ
レタン変性アルキッド樹脂水分散体の欠点の一つであ
る、高濃度化の問題を、見事に、解決することが出来る
という処から、従来においては、極めて困難であった、
水性ウレタン化アルキッド樹脂分散体で、高光沢で、し
かも、肉持ち感などに優れた塗膜を与えるという、極め
て実用的な塗装を行なうことが出来る。
【0063】本発明の、ウレタン変性アルキッド樹脂の
水分散液は、とりわけ、優れた水分散性と、長期保存安
定性とを有するものである。本発明の此のウレタン変性
アルキッド樹脂水性分散液は、塗料として利用するに当
たっては、公知慣用の金属ドライヤーを添加して、空気
硬化を促進せしめるようにすることが望ましい。
【0064】かかる金属ドライヤーのうちでも特に代表
的なもののみを例示するにとどめれば、ナフテン酸コバ
ルト、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ジルコニウム、ナフテ
ン酸マンガンまたはナフテン酸カルシウムなどであり、
これらは単独使用でも2種以上の併用でもよいことは、
勿論である。
【0065】また、硬化促進剤としての、公知慣用のア
ミン系ドライヤーを併用することも、好ましい方法であ
る、と言える。これらの種々のドライヤー類の使用量と
しては、樹脂固形分100部当たり、金属量として、大
約0.05〜大約0.5部なる範囲内が適切である。
【0066】かくして得られる、本発明のウレタン変性
アルキッド樹脂水性分散液は、たとえば、汎用常乾塗料
として、あるいは、木床用塗料ベースとして、溶剤型ウ
レタン変性アルキッド樹脂に匹敵する、とりわけ、高光
沢ならびに肉持ち感などに優れる塗膜を与えるものであ
る、ということが判明した。
【0067】本発明のウレタン変性アルキッド樹脂水性
分散液は、上述したように、木工用をはじめとして、さ
らには、インキ用としても、自動車塗料用や家庭塗料用
などのビヒクルとしても、あるいはまた、ガラス、プラ
スチック、織物、紙、皮革、木材または金属などに代表
される、種々の繊維ないしは織物などへの、それぞれ、
被覆ないしは薄膜コーティングであるとか、毛皮用の表
面コーティングであるとか、各種接着剤などへと、広範
囲の用途に利用することが出来る。
【0068】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例、応用例およ
び比較応用例により、一層、具体的に説明することにす
るが、本発明は、これらの実施例のみに、決して、限定
されるものではない。なお、以下において、特に断りの
無い限り、すべて重量基準であるものとする。
【0069】実施例1 温度計、攪拌装置および還流冷却管を備えた四つ口フラ
スコに、不活性ガスの雰囲気中で、攪拌しながら、1,
864部の、アルカリ精製した亜麻仁油に、ペンタエリ
スリトールの257部と、エステル交換触媒としての、
1.5部のナフテン酸カルシウムとを加えて、250℃
にまで加熱した。
【0070】冷却したポリエステルポリオール生成物が
透明になるまで、その温度に維持し、その後も、この温
度に、混合物を、2時間のあいだ保持した。次いで、こ
の混合物を冷却せしめた処、その混合物からは、約19
0の水酸基価を有し、約1.85のストークス粘度と、
2〜3なる範囲内のガードナー・カラーとを有する、不
飽和脂肪酸エステルポリオールが得られる。
【0071】別の温度計、攪拌装置および還流冷却管を
備えた四つ口フラスコに、トリレンジイソシアネートの
870部、ジブチル錫ジラウレート触媒の0.67部お
よびメチルエチルケトンの626部を加え、攪拌しなが
ら、ヒドロキシピバリン酸(HPA)の590部を加
え、60℃にまで昇温して、3時間のあいだ反応を行な
った。この反応物のイソシアネート基含有率(NCO
%)は、9.8〜10.5%であった。
【0072】次いで、かくして得られたカルボキシル基
含有イソシアネート末端プレポリマーを冷却し、45℃
以下で以て、先に製造した亜麻仁油−ペンタエリスリト
ールエステルポリオールの1,770部を加え、添加が
完了したのちに、反応混合物の温度を70℃にまで上
げ、同温度で、約5時間のあいだ反応を継続させて、N
CO%を、約0.5%以下にまで低下させた。
【0073】しかるのち、此処に得られる溶液に、プロ
ピレングリコールイソプロピルエーテルの323部を加
え、50℃にまで冷却してから、同温度に保持しなが
ら、25%アンモニア水の340部を加えて中和したの
ち、イオン交換水の3,624部を、約1時間を要して
添加した。
【0074】かくして、淡黄色の透明なる水溶液が得ら
れたが、引き続いて、同温度で、減圧下に、メチルエチ
ルケトンを留去せしめると、不揮発分が46.3%で、
かつ、粘度が1,600cpsなる、目的とする水性ウ
レタン化アルキッド樹脂が得られた。
【0075】実施例2 実施例1と同様の反応装置に、大豆油の600部を採取
し、窒素ガス雰囲気下で、230℃に加熱攪拌し、グリ
セリンの145部を加え、水酸化リチウムの存在下に、
3時間のあいだエステル交換反応を行ない、約190の
水酸基価を有し、約1.80のストークス粘度と、2〜
3なる範囲内のガードナー・カラーとを有する、不飽和
脂肪酸エステルポリオールを得た。
【0076】別の温度計、攪拌装置および還流冷却管を
備えた四つ口フラスコに、イソフォロンジイソシアネー
トの1,110部、ジブチル錫ジラウレート触媒の0.
67部およびメチルエチルケトンの1,626部を加
え、攪拌しながら、さらに、HPAの393部と、平均
分子量が4,060なる、下記のような分子式を有する
ポリオキシエチレンモノメチルエーテルグリコールの7
6部とを加え、70℃にまで昇温して、3時間のあいだ
反応を行なった。
【0077】
【化2】 HO−(CH2CH2O)P−CH3 [II]
【0078】[ただし、式中のpは、平均、大約34〜
大約340なる範囲内の整数であるものとする。]
【0079】この反応生成物のNCO%は8.6〜9.
0%であった。此処に得られたカルボキシル基含有イソ
シアネート末端プレポリマーを冷却し、45℃以下で以
て、先に製造した大豆油−グリセリンエステルポリオー
ルの2,292部を加え、添加が完了したのちは、反応
混合物の温度を80℃にまで上げて、同温度で、約5時
間のあいだ反応を継続し、NCO%を約0.5%以下に
まで低下させた。
【0080】かくして得られる溶液に、プロピレングリ
コールイソプロピルエーテルの387部を加え、40℃
に冷却後、同温度に保持しながら、25%アンモニア水
の272部を加えて中和せしめたのち、イオン交換水の
3,871部を、急速に加え、得られた疎乳化液を、コ
ロイドミルにより、6,000kg/cm2 なる圧力で
以て乳化を行なった処、黄味がかった乳白色の水溶液が
得られたが、引き続いて、同温度で、減圧下に、メチル
エチルケトンを留去せしめることによって、不揮発分が
50.7%で、かつ、粘度が2,200cpsなる、目
的とする水性ウレタン化アルキッド樹脂が得られた。
【0081】比較例1 実施例1と同様なる装置に、トリレンジイソシアネート
(TDI)の870部、メチルエチルケトンの1,27
5部およびジブチル錫ジラウレート触媒の0.67部を
加え、攪拌しながら、さらに、ジメチロールプロピオン
酸(DMPA)の335部を加え、60℃にまで昇温し
て、3時間のあいだ反応を行なった。この反応物のNC
O%は8.4〜8.9%であった。
【0082】次いで、かくして得られたカルボキシル基
含有イソシアネート末端プレポリマーを冷却し、45℃
以下で以て、実施例1で用いた亜麻仁油−ペンタエリス
リトールエステルポリオールの1,770部を加え、添
加が完了したのちに、反応混合物の温度を70℃にまで
上げ、同温度で、約5時間のあいだ反応を継続せしめる
ことによって、NCO%を、約0.5%以下にまで低下
させた。
【0083】しかるのち、かくして得られた溶液に、プ
ロピレングリコールイソプロピルエーテルの248部を
加え、50℃にまで冷却してから、同温度に、保持しな
がら、25%アンモニア水の204部を加えて中和した
のち、イオン交換水の6,942部を、約1時間を要し
て添加した。
【0084】淡黄色の透明なる水溶液が得られたが、引
き続き、同温度で、減圧下に、メチルエチルケトンを留
去せしめた処、不揮発分が34.2%で、かつ、粘度が
28,600cpsなる、対照用の水性ウレタン化アル
キッド樹脂が得られたが、このものは、頗る、高粘度物
であって、極めて取り扱いが困難であった。
【0085】比較例2 実施例1と同様なる装置に、ターペンの2,031部お
よびTDIの261部を加えて、攪拌しながら、さら
に、実施例1で用いた亜麻仁油−ペンタエリスリトール
エステルポリオールの1,770部を加え、80℃にま
で昇温して、同温度に、5時間のあいだ保持して、遊離
のイソシアネート%が0.5%以下になるまで反応せし
めた処、不揮発分が51.1%で、かつ、25℃におけ
るガードナー粘度がV2 −Wなる、対照用のウレタン化
アルキッド樹脂溶液が得られた。
【0086】応用例1および2ならびに比較応用例1お
よび2 実施例1、2および比較例1で得た、それぞれの水分散
樹脂と、比較例2で得られた溶剤溶液とを、固形分とし
て、30部を採取し、5%ナフテン酸コバルトの1部お
よび24%ナフテン酸鉛の2部を加え、500cpsに
粘度を調整せしめたのち、ラワン合板に、刷毛塗りによ
り塗布して、20℃で、48時間のあいだ、常温乾燥さ
せた処、第1表に示すような塗膜諸性能を持った硬化皮
膜が得られた。
【0087】
【表1】
【0088】《第1表の脚注》 肉持ち感……塗膜全体の、ボリューム感や艶などを、総
合的に、目視により判定した。
【0089】◎……………肉持ち感が、顕著に認められ
る。 ×……………肉持ち感が、全く、認められない。
【0090】光 沢………60度鏡面反射率(%)を以
て表示した。
【0091】耐水性………20℃の水中に、24時間の
あいだ浸漬したのちの、塗面の変化の有無と、その程度
を、目視により判定した。
【0092】◎……………全く、匂いを感じない。 ×……………顕著に、匂いがする。
【0093】
【発明の効果】本発明の水性ウレタン化アルキッド樹脂
分散体は、高樹脂濃度に設計することが出来るし、優れ
た水分散性と、長期保存安定性とを有するものであっ
て、とりわけ、高光沢であるし、しかも、肉持ち感など
に富んだ、極めて実用性の高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 18/68 NFB

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不飽和脂肪酸エステルポリオールを主体
    とするポリオール化合物と、有機ジイソシアネート化合
    物と、ジアルキルモノヒドロキシアルカン酸との反応生
    成物を、必須の皮膜形成成分として含有することを特徴
    とする、カルボン酸基含有水性ウレタン化アルキッド樹
    脂分散体。
  2. 【請求項2】 前記したジアルキルモノヒドロキシアル
    カン酸が、アルキル基として、1〜3個の炭素原子を有
    するジアルキルアルキロールアルカン酸である、請求項
    1に記載の水性樹脂分散体。
  3. 【請求項3】 前記したジアルキルモノヒドロキシアル
    カン酸がヒドロキシピバリン酸である、請求項1または
    2に記載の水性樹脂分散体。
  4. 【請求項4】 前記した不飽和脂肪酸エステルポリオー
    ルが、乾性油または半乾性油と、ポリオールとのエステ
    ル交換反応物である、請求項1に記載の水性樹脂分散
    体。
  5. 【請求項5】 前記した不飽和脂肪酸エステルポリオー
    ルが、亜麻仁油、脱水ヒマシ油、サフラワー油および大
    豆油よりなる群から選ばれる、1種または2種以上の乾
    性油と、ポリオールとのエステル交換反応物である、請
    求項1または4に記載の水性樹脂分散体。
  6. 【請求項6】 前記した不飽和脂肪酸エステルポリオー
    ルが、亜麻仁油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸および大豆
    油脂肪酸よりなる群から選ばれる、1種または2種以上
    の乾性油脂肪酸と、ポリオールとのエステル交換反応物
    である、請求項1、4または5のいずれかに記載の水性
    樹脂分散体。
  7. 【請求項7】 前記したポリオールが、ペンタエリスリ
    トール、トリメチロールプロパンおよびグリセリンより
    なる群から選ばれる、1種または2種以上のものであ
    る、請求項1に記載の水性樹脂分散体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005010067A1 (de) * 2003-07-30 2005-02-03 Construction Research & Technology Gmbh Selbstvernetzende hochmolekulare polyurethan-dispersion
WO2006047746A1 (en) * 2004-10-26 2006-05-04 Noveon, Inc. Water-borne dispersions of oil modified urethane polymers
JP2013151582A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Adeka Corp 水系ポリウレタン樹脂組成物、並びにこれを用いてなるガラス繊維集束剤、繊維強化樹脂用ガラス繊維及び繊維強化合成樹脂組成物
WO2017048169A1 (en) * 2015-09-17 2017-03-23 Perstorp Ab Process for producing a water dispersible, air drying coating binder

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