JPH07164015A - 軸方向に移動可能なロールを有する圧延機 - Google Patents
軸方向に移動可能なロールを有する圧延機Info
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- JPH07164015A JPH07164015A JP25888494A JP25888494A JPH07164015A JP H07164015 A JPH07164015 A JP H07164015A JP 25888494 A JP25888494 A JP 25888494A JP 25888494 A JP25888494 A JP 25888494A JP H07164015 A JPH07164015 A JP H07164015A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/142—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls by axially shifting the rolls, e.g. rolls with tapered ends or with a curved contour for continuously-variable crown CVC
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B29/00—Counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load, e.g. backing rolls ; Roll bending devices, e.g. hydraulic actuators acting on roll shaft ends
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
- B21B31/18—Adjusting or positioning rolls by moving rolls axially
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
- B21B31/10—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくとも2つの互いに上下に重なったロー
ル2, 2' と、少なくとも一方のロール2を移動させる手
段5とを有し、軸方向に移動可能なロール2の各ネック
22はチョック3内部でロールネック23に沿って摺動可能
な圧延機。ロール2を軸方向に移動させる手段は、軸方
向移動可能なロール2のロールネック23を越えた端部24
に回動自在に支持された駆動要素4を介して支持されて
いる。 【構成】 少なくとも1つのワークロール2がロール間
隔を調節するために移動でき、高さが可変なこのロール
2を軸方向に移動させる手段5がこのロール2の駆動要
素4に着脱自在な状態で結合され且つキャリッジ6上に
取付けられ、このキャリッジ6は後退位置と駆動位置と
の間をスタンド1の垂直部材11に沿って摺動することが
でき且つ軸方向移動可能なロール2の高さに調節でき
る。
ル2, 2' と、少なくとも一方のロール2を移動させる手
段5とを有し、軸方向に移動可能なロール2の各ネック
22はチョック3内部でロールネック23に沿って摺動可能
な圧延機。ロール2を軸方向に移動させる手段は、軸方
向移動可能なロール2のロールネック23を越えた端部24
に回動自在に支持された駆動要素4を介して支持されて
いる。 【構成】 少なくとも1つのワークロール2がロール間
隔を調節するために移動でき、高さが可変なこのロール
2を軸方向に移動させる手段5がこのロール2の駆動要
素4に着脱自在な状態で結合され且つキャリッジ6上に
取付けられ、このキャリッジ6は後退位置と駆動位置と
の間をスタンド1の垂直部材11に沿って摺動することが
でき且つ軸方向移動可能なロール2の高さに調節でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム等の非鉄金
属の熱間圧延に用いられる圧延機のようにロール間隙を
大きく開けることができる軸方向にロールを移動するこ
とが可能な圧延機に関するものである。
属の熱間圧延に用いられる圧延機のようにロール間隙を
大きく開けることができる軸方向にロールを移動するこ
とが可能な圧延機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧延機は互いに上下に重ねられ
た2本のワークロールを有し、圧延される金属板または
線材はそれらの間を通る際にロールに加えられる圧下力
によって圧延される。各種型式の圧延機があるが、直径
が比較的大きい2本のワークロールのみを有する2重圧
延機や、直径が小さい2つのワークロールの各々を2つ
のバックアップロールと組み合わせた4重圧延機や、バ
ックアップロールと対応するワークロールとの間に中間
ロールを配置した6重圧延機が良く知られている。一般
に、全てのロールの軸線は「圧下面」と呼ばれるほぼ同
一の摺動平面内にある。また、各ワークロールを圧下面
の両側に対称的に配置された複数のバックアップロール
と組み合せた別の形式の圧延機も知られている。
た2本のワークロールを有し、圧延される金属板または
線材はそれらの間を通る際にロールに加えられる圧下力
によって圧延される。各種型式の圧延機があるが、直径
が比較的大きい2本のワークロールのみを有する2重圧
延機や、直径が小さい2つのワークロールの各々を2つ
のバックアップロールと組み合わせた4重圧延機や、バ
ックアップロールと対応するワークロールとの間に中間
ロールを配置した6重圧延機が良く知られている。一般
に、全てのロールの軸線は「圧下面」と呼ばれるほぼ同
一の摺動平面内にある。また、各ワークロールを圧下面
の両側に対称的に配置された複数のバックアップロール
と組み合せた別の形式の圧延機も知られている。
【0003】各ロールの軸線は一般にほぼ平行で、互い
に離れた2つ垂直部材を有するスタンドの内部で上下に
重ねられている。各ロールは互いに整合した2つのネッ
クと同心であり、各ネックはスタンドの対応する垂直部
材に形成された窓(この窓はチョックを圧下面と平行に
摺動させる案内面の役目をする)の内部で摺動可能なチ
ョックに軸受を介して回転自在に支持されいる。一般
に、スタンドと1つのバックアップロールのチョックと
の間に配置した機械式または油圧式のジャッキによって
圧下力を加え、他のバックアップロールはロックして、
ワークロールの間を通る材料に一定の圧延作用が加わる
ようなロール間隙にする。
に離れた2つ垂直部材を有するスタンドの内部で上下に
重ねられている。各ロールは互いに整合した2つのネッ
クと同心であり、各ネックはスタンドの対応する垂直部
材に形成された窓(この窓はチョックを圧下面と平行に
摺動させる案内面の役目をする)の内部で摺動可能なチ
ョックに軸受を介して回転自在に支持されいる。一般
に、スタンドと1つのバックアップロールのチョックと
の間に配置した機械式または油圧式のジャッキによって
圧下力を加え、他のバックアップロールはロックして、
ワークロールの間を通る材料に一定の圧延作用が加わる
ようなロール間隙にする。
【0004】圧延される材料の幅は作業プログラムによ
って変化するが、一般にはワークロールの作動部分の長
さより短い。従って、ワークロールに均一に力が加わる
ことはなく、わずかに湾曲し、製品の横側端部がより多
く加圧されることになる。この欠点を無くするため方法
は多数知られている。特に、最近の圧延機の多くには製
品の幅方向の応力分布を修正するためにワークロールの
端部に一定方向のベンディグ力を加える装置が備えられ
ている。一般に、この種のベンディグ装置はチョックに
支承されたジャッキを各ロールの両端部に有している。
って変化するが、一般にはワークロールの作動部分の長
さより短い。従って、ワークロールに均一に力が加わる
ことはなく、わずかに湾曲し、製品の横側端部がより多
く加圧されることになる。この欠点を無くするため方法
は多数知られている。特に、最近の圧延機の多くには製
品の幅方向の応力分布を修正するためにワークロールの
端部に一定方向のベンディグ力を加える装置が備えられ
ている。一般に、この種のベンディグ装置はチョックに
支承されたジャッキを各ロールの両端部に有している。
【0005】さらに高性能な圧延機では、2つのワーク
ロールの互いに対向する端部間の間隔が圧延すべき製品
の幅にほぼ対応するように、2つのワークロールを軸線
と平行に互いに移動させることができるようになってい
る。すなわち、少なくとも一方のロールを軸方向に移動
させる駆動装置が設けられている。例えば、1つまたは
複数のジャッキをスタンドの垂直部材に対応する高さで
固定し、それをロック部材を用いてロールチョックの1
つに連結している。
ロールの互いに対向する端部間の間隔が圧延すべき製品
の幅にほぼ対応するように、2つのワークロールを軸線
と平行に互いに移動させることができるようになってい
る。すなわち、少なくとも一方のロールを軸方向に移動
させる駆動装置が設けられている。例えば、1つまたは
複数のジャッキをスタンドの垂直部材に対応する高さで
固定し、それをロック部材を用いてロールチョックの1
つに連結している。
【0006】しかし、2本のワークロールの軸方向相対
位置ができ、しかもベンディグ用ジャッキを用いて応力
分布を修正できる2つのシステムを備えることは極めて
有利である。6重圧延機では2つの作用は分離すること
ができ、ベンディグ応力をワークロールに加え、軸方向
の移動量の調節は中間ロールで行うことができるが、2
重または4重圧延機では、軸方向の調節とベンディグと
を製品と直接接触しているワークロールで行わなければ
ならない。
位置ができ、しかもベンディグ用ジャッキを用いて応力
分布を修正できる2つのシステムを備えることは極めて
有利である。6重圧延機では2つの作用は分離すること
ができ、ベンディグ応力をワークロールに加え、軸方向
の移動量の調節は中間ロールで行うことができるが、2
重または4重圧延機では、軸方向の調節とベンディグと
を製品と直接接触しているワークロールで行わなければ
ならない。
【0007】また、保守または交換のために各ロールを
取り外す必要がしばしばある。そのために、各ロールの
2つのチョックはロールに対して軸方向が剛体状態にロ
ックされて、ロールと一緒に取り外される。換言すれ
ば、ロールを軸方向に移動した時にスタンドの垂直部材
に対して2つのチョックもロールと一緒に移動すること
になる。チョックと一緒に摺動する支持部材にベンディ
グ手段を取付けることもできるが、この場合には設備と
油圧回路とが複雑になる。また、ベンディグ手段をスタ
ンドの垂直部材に固定し、摺動支持体を設けてチョック
をズレすことができるようにすることもできるが、そう
すると力の加わる中心がずれることになる。
取り外す必要がしばしばある。そのために、各ロールの
2つのチョックはロールに対して軸方向が剛体状態にロ
ックされて、ロールと一緒に取り外される。換言すれ
ば、ロールを軸方向に移動した時にスタンドの垂直部材
に対して2つのチョックもロールと一緒に移動すること
になる。チョックと一緒に摺動する支持部材にベンディ
グ手段を取付けることもできるが、この場合には設備と
油圧回路とが複雑になる。また、ベンディグ手段をスタ
ンドの垂直部材に固定し、摺動支持体を設けてチョック
をズレすことができるようにすることもできるが、そう
すると力の加わる中心がずれることになる。
【0008】これらの欠点を防止するために、特開昭57
−177,810 号では、移動可能なロールの両端にネックを
設け、このネックの長さを軸方向の移動距離だけ長く
し、移動距離に応じて増加するチョック間の間隙に対応
した長さだけ延ばした摺動ロールネックに沿って、対応
するチョックの軸受に対してロールが軸方向に摺動でき
るようにしている。この特許では軸方向の移動手段はロ
ールの片側に配置され、摺動ロールネックの先で駆動要
素(この駆動要素はロールの回転を妨害せずにロールを
軸方向に移動させるために外側部分の上で回転でき且つ
ネックに軸方向が楔止めされるようになっている)を介
して対応するネックの1端部に支承されており。さらに
最近の設備では、回転を止めずにロールの軸方向位置を
変更でき、しかも、ロールベンディグの曲げ量を変更で
きることが望まれている(例えば、線材の供給を止めず
に幅を連続的に変える場合)。
−177,810 号では、移動可能なロールの両端にネックを
設け、このネックの長さを軸方向の移動距離だけ長く
し、移動距離に応じて増加するチョック間の間隙に対応
した長さだけ延ばした摺動ロールネックに沿って、対応
するチョックの軸受に対してロールが軸方向に摺動でき
るようにしている。この特許では軸方向の移動手段はロ
ールの片側に配置され、摺動ロールネックの先で駆動要
素(この駆動要素はロールの回転を妨害せずにロールを
軸方向に移動させるために外側部分の上で回転でき且つ
ネックに軸方向が楔止めされるようになっている)を介
して対応するネックの1端部に支承されており。さらに
最近の設備では、回転を止めずにロールの軸方向位置を
変更でき、しかも、ロールベンディグの曲げ量を変更で
きることが望まれている(例えば、線材の供給を止めず
に幅を連続的に変える場合)。
【0009】しかし、圧延間隔は製品の厚さによって変
えなければならないため、別の問題が生じる。すなわ
ち、例えば、仕上げラインや比較的薄い金属板の圧延の
場合にはわずかな変更で済むが、ワークロールの高さ位
置を大きく変更しなければならない場合がしばしばあ
る。例えば、非鉄金属を圧延刷る場合や、より一般的に
は同じ圧延機を粗加工用と仕上用とに使う必要がある場
合には、ロール間隙が広い範囲で変更できるようにする
必要がある。
えなければならないため、別の問題が生じる。すなわ
ち、例えば、仕上げラインや比較的薄い金属板の圧延の
場合にはわずかな変更で済むが、ワークロールの高さ位
置を大きく変更しなければならない場合がしばしばあ
る。例えば、非鉄金属を圧延刷る場合や、より一般的に
は同じ圧延機を粗加工用と仕上用とに使う必要がある場
合には、ロール間隙が広い範囲で変更できるようにする
必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題を解決し、ロール間隙範囲が極めて大きい圧延機の場
合でも、製品の供給を止めずにロールを軸方向に移動す
ることができるようにした圧延機を提供することにあ
る。
題を解決し、ロール間隙範囲が極めて大きい圧延機の場
合でも、製品の供給を止めずにロールを軸方向に移動す
ることができるようにした圧延機を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに離れた
2つの垂直部材を有するスタンドの内部に少なくとも2
つの互いに上下に重なったロールと、少なくとも一方の
ロールをロール軸線と平行に移動させる手段とを有し、
各ロールの互いに整合した2つのネックはスタンドの対
応する垂直部材上をロール軸線を通る圧下面と平行に案
内されるチョックに設けた各軸受に回転自在に支持され
ており、軸方向に移動可能なロールの各ネックは対応す
るチョックの軸受に対して摺動用ロールネックに沿って
軸方向に摺動することができ、ロールを軸方向に移動さ
せる上記手段が、軸方向に移動可能なロールの少なくと
も1つのネックの摺動用ロールネックを越えた部分に形
成された端部に回動自在に支持された駆動要素を介して
上記端部に支持されているような、軸方向に移動可能な
ロールを有する圧延機に関するものである。
2つの垂直部材を有するスタンドの内部に少なくとも2
つの互いに上下に重なったロールと、少なくとも一方の
ロールをロール軸線と平行に移動させる手段とを有し、
各ロールの互いに整合した2つのネックはスタンドの対
応する垂直部材上をロール軸線を通る圧下面と平行に案
内されるチョックに設けた各軸受に回転自在に支持され
ており、軸方向に移動可能なロールの各ネックは対応す
るチョックの軸受に対して摺動用ロールネックに沿って
軸方向に摺動することができ、ロールを軸方向に移動さ
せる上記手段が、軸方向に移動可能なロールの少なくと
も1つのネックの摺動用ロールネックを越えた部分に形
成された端部に回動自在に支持された駆動要素を介して
上記端部に支持されているような、軸方向に移動可能な
ロールを有する圧延機に関するものである。
【0012】本発明の特徴は、少なくとも1つのワーク
ロールがワークロール間の間隔を調節するためにスタン
ドの垂直部材に沿って平行に移動でき、高さが可変なこ
のロールを軸方向に移動させる手段がこのロールの駆動
要素に着脱自在な状態で結合され且つキャリッジ上に取
付けられており、このキャリッジが後退位置と駆動位置
との間をスタンドの垂直部材に沿って圧下面と平行に摺
動することができ且つ軸方向へ移動可能なロールの高さ
まで高さを調節することができる点にある。
ロールがワークロール間の間隔を調節するためにスタン
ドの垂直部材に沿って平行に移動でき、高さが可変なこ
のロールを軸方向に移動させる手段がこのロールの駆動
要素に着脱自在な状態で結合され且つキャリッジ上に取
付けられており、このキャリッジが後退位置と駆動位置
との間をスタンドの垂直部材に沿って圧下面と平行に摺
動することができ且つ軸方向へ移動可能なロールの高さ
まで高さを調節することができる点にある。
【0013】本発明の好ましい実施例では、少なくとも
高さを変えることができるロールを軸方向に移動させる
手段が少なくとも1つの油圧ジャッキを有し、この油圧
ジャッキの本体はスタンドの垂直部材に沿って摺動する
キャリッジに固定され、そのピストンロッドは高さを変
えることができるロールのネックに軸方向が剛体状態で
ロックされた駆動要素に着脱自在な状態で係合する手段
を有している。
高さを変えることができるロールを軸方向に移動させる
手段が少なくとも1つの油圧ジャッキを有し、この油圧
ジャッキの本体はスタンドの垂直部材に沿って摺動する
キャリッジに固定され、そのピストンロッドは高さを変
えることができるロールのネックに軸方向が剛体状態で
ロックされた駆動要素に着脱自在な状態で係合する手段
を有している。
【0014】本発明のさらに好ましい実施例では、ロー
ルを軸方向に移動させる手段自体が少なくとも高さを変
えることができ且つ圧下面の両側に対称に配置され且つ
同期して駆動される2つのジャッキを有し、各ジャッキ
は同期して移動可能な2つのキャリッジにそれぞれ取付
けられており、キャリッジはロールの軸線の両側へ対称
に延びた駆動要素の2つの側方部材と着脱自在な状態で
係合する手段を有している。
ルを軸方向に移動させる手段自体が少なくとも高さを変
えることができ且つ圧下面の両側に対称に配置され且つ
同期して駆動される2つのジャッキを有し、各ジャッキ
は同期して移動可能な2つのキャリッジにそれぞれ取付
けられており、キャリッジはロールの軸線の両側へ対称
に延びた駆動要素の2つの側方部材と着脱自在な状態で
係合する手段を有している。
【0015】ロールを軸方向に移動させるジャッキ等の
手段はスタンドの垂直部材に沿って摺動可能なキャリッ
ジに固定されており、少なくとも1つのキャリッジはそ
の位置を表すセンサを有し、このセンサからの指示によ
って軸方向に移動されるロールの高さに対するキャリッ
ジの位置を調節し且つロールを軸方向に移動させる手段
をロールに軸方向が剛体状態でロックされた駆動要素に
回転可能な状態で係合させるように、垂直部材に沿って
キャリッジを摺動させる手段を有している。本発明は上
記以外の請求項に記載の他の好ましい実施態様を含んで
いる。以下、本発明の特殊な実施例を説明するが、本発
明が下記実施例に限定されるものではない。
手段はスタンドの垂直部材に沿って摺動可能なキャリッ
ジに固定されており、少なくとも1つのキャリッジはそ
の位置を表すセンサを有し、このセンサからの指示によ
って軸方向に移動されるロールの高さに対するキャリッ
ジの位置を調節し且つロールを軸方向に移動させる手段
をロールに軸方向が剛体状態でロックされた駆動要素に
回転可能な状態で係合させるように、垂直部材に沿って
キャリッジを摺動させる手段を有している。本発明は上
記以外の請求項に記載の他の好ましい実施態様を含んで
いる。以下、本発明の特殊な実施例を説明するが、本発
明が下記実施例に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】図1は4重圧延機の主要部分を示したもので
ある(図1の左半分はロール間隙が最少の時を表し、右
半分はロール間隙が最大の時を表す)。この圧延機はス
タンド1の内部に取付けられた1組のロール、すなわ
ち、被圧延製品の送り面P1の上下に配置された2つの
ワークロール 2、2'と、このワークロール 2、2'の被圧
延製品から最も遠い側に当接した2つのバックアップロ
ール20、20' とを有している。各ロール 2、2'、20、2
0' の軸線は互いにほぼ平行であり、大抵の場合はスタ
ンドの対称面と同じ圧下面P2内に配置されている。図
2は圧下面P2を通る横断面図である。この図からわか
るように、各ワークロール 2、2'は円筒形の作業部分2
1、21' と、ロールの軸線x、x’と同心な2つのネッ
ク(細くなった部分)22とを有している。各ネック22は
円筒形のロールネック23を有し、このロールネック23は
公知の方法で軸受箱32に収容されたローラー軸受31を有
するチョック 3、3'に回転支持されている。同様に、各
バックアップロール20、20' のロールネックもチョック
30に回転支持されている。
ある(図1の左半分はロール間隙が最少の時を表し、右
半分はロール間隙が最大の時を表す)。この圧延機はス
タンド1の内部に取付けられた1組のロール、すなわ
ち、被圧延製品の送り面P1の上下に配置された2つの
ワークロール 2、2'と、このワークロール 2、2'の被圧
延製品から最も遠い側に当接した2つのバックアップロ
ール20、20' とを有している。各ロール 2、2'、20、2
0' の軸線は互いにほぼ平行であり、大抵の場合はスタ
ンドの対称面と同じ圧下面P2内に配置されている。図
2は圧下面P2を通る横断面図である。この図からわか
るように、各ワークロール 2、2'は円筒形の作業部分2
1、21' と、ロールの軸線x、x’と同心な2つのネッ
ク(細くなった部分)22とを有している。各ネック22は
円筒形のロールネック23を有し、このロールネック23は
公知の方法で軸受箱32に収容されたローラー軸受31を有
するチョック 3、3'に回転支持されている。同様に、各
バックアップロール20、20' のロールネックもチョック
30に回転支持されている。
【0017】スタンド1は基本的にクロスビーム12によ
って互いに接続され且つ互いに隔てられた2つの垂直部
材11で構成されている。ロールはこれら2つの垂直部材
の間に配置されている。ワークロール2のチョック3お
よびバックアップロール20のチョック30は摺動面33(図
1)を有している。これらの摺動面33は2つの垂直部材
11に形成された窓13の内部で互いに上下に配置され、各
窓13の両側に設けた対応する案内面14に沿って圧下面P
2と平行に摺動することができるようになっている。圧
下力は公知の機械的手段または油圧的手段によってバッ
クアップロール20、20' 間に加えられ、ワークロール
2、2'へ伝達され、それによって送り面P1に沿ってワ
ークロール間を通る製品が圧延される。
って互いに接続され且つ互いに隔てられた2つの垂直部
材11で構成されている。ロールはこれら2つの垂直部材
の間に配置されている。ワークロール2のチョック3お
よびバックアップロール20のチョック30は摺動面33(図
1)を有している。これらの摺動面33は2つの垂直部材
11に形成された窓13の内部で互いに上下に配置され、各
窓13の両側に設けた対応する案内面14に沿って圧下面P
2と平行に摺動することができるようになっている。圧
下力は公知の機械的手段または油圧的手段によってバッ
クアップロール20、20' 間に加えられ、ワークロール
2、2'へ伝達され、それによって送り面P1に沿ってワ
ークロール間を通る製品が圧延される。
【0018】スタンド1には上記以外の公知の任意の装
置を取付けることができるが、その詳細は省略する。例
えば、製品は一般に圧延機の両側に配置されたローラー
テーブル上を送られる。ローラーテーブルの高さは下側
のバックアップロール20' に当接した下側のワークロー
ル2'の上側母線の高さとほぼ同じである。従って、これ
らのロール20' 、2'はほぼ一定の高さに配置されてい
る。一方、上側のワークロール 2と組み合わされたバッ
クアップロール20の高さは、ワークロール 2、2'間の間
隙の幅に製品の厚さを加えた値となり、より広い範囲で
変化する。既に述べたように、この圧延機にはベンディ
グ装置も設けられている。このベンディグ装置は各チョ
ックが互いに締付けられるか、離反するようにチョック
に力を加えてワークロールに「負」または「正」の反り
を与える。本発明の別の実施例では、ワークロールのチ
ョックがスタンドおよびバックアップロールに対して軸
方向にロックされる。従って、ベンディグ手段はチョッ
クに直接取付けることができるので、中心からのズレや
スベリを防止することができる。
置を取付けることができるが、その詳細は省略する。例
えば、製品は一般に圧延機の両側に配置されたローラー
テーブル上を送られる。ローラーテーブルの高さは下側
のバックアップロール20' に当接した下側のワークロー
ル2'の上側母線の高さとほぼ同じである。従って、これ
らのロール20' 、2'はほぼ一定の高さに配置されてい
る。一方、上側のワークロール 2と組み合わされたバッ
クアップロール20の高さは、ワークロール 2、2'間の間
隙の幅に製品の厚さを加えた値となり、より広い範囲で
変化する。既に述べたように、この圧延機にはベンディ
グ装置も設けられている。このベンディグ装置は各チョ
ックが互いに締付けられるか、離反するようにチョック
に力を加えてワークロールに「負」または「正」の反り
を与える。本発明の別の実施例では、ワークロールのチ
ョックがスタンドおよびバックアップロールに対して軸
方向にロックされる。従って、ベンディグ手段はチョッ
クに直接取付けることができるので、中心からのズレや
スベリを防止することができる。
【0019】例として図示した実施例では、圧下力は高
さがほはんど変化しない下側のバックアップロール20'
のチョック30' へ図示していない手段によって加えられ
る。ロール間隙の幅は、上側バックアップロール20の高
さを決めることによって、図1の左側に示す最小開口位
置と図1の右側に示す最大開口位置との間で各パス毎に
広範囲に調節することができる。この高さの調節はボル
ト15によって行われる。このボルト15には補助ジャッキ
16によってバックアップロール20のチョック30が当接さ
れる。補助ジャッキ16は各チョックの対応するラグと係
合し且つ固定クロスビーム12に固定されている。ワーク
ロール 2、2'のチョックの間に配置されたジャッキ17は
下側バックアップロール20' に当接した下側ワークロー
ル2'のチョックに支承されて、上側ワークロール2を上
側バックアップロール20に対して押圧するのに用いられ
る。
さがほはんど変化しない下側のバックアップロール20'
のチョック30' へ図示していない手段によって加えられ
る。ロール間隙の幅は、上側バックアップロール20の高
さを決めることによって、図1の左側に示す最小開口位
置と図1の右側に示す最大開口位置との間で各パス毎に
広範囲に調節することができる。この高さの調節はボル
ト15によって行われる。このボルト15には補助ジャッキ
16によってバックアップロール20のチョック30が当接さ
れる。補助ジャッキ16は各チョックの対応するラグと係
合し且つ固定クロスビーム12に固定されている。ワーク
ロール 2、2'のチョックの間に配置されたジャッキ17は
下側バックアップロール20' に当接した下側ワークロー
ル2'のチョックに支承されて、上側ワークロール2を上
側バックアップロール20に対して押圧するのに用いられ
る。
【0020】ロール間隙は被圧延製品の厚さに応じて大
きな距離で調節することができる。特に非鉄金属の場合
には、同一の圧延機を最初に粗加工圧延機として用い、
次に仕上げ圧延機として用いることができる。ワークロ
ールのチョック 3、3'の間隔を決定するジャッキ17の大
きさは、片側がバックアップロール20、20' のチョック
30、30' を直接支承し、反対側がワークロール 2、2'の
チョック 3、3'を直接支承した場合の正のベンディグ用
ジャッキ34の作用に逆らって逆方向にチョックを開くこ
とによって、ロールに負の方向のベンディグ力を作用さ
せることができるような大きさになっている。図2に示
すように、ワークロールの軸方向移動を可能にするため
に、各ネック22の円筒状ロールネック23は対応する保持
チョック3の軸受31の内側ケージ35の内部を軸方向に摺
動できるようになっている。このロールネック23の長さ
L1は少なくとも軸受31の幅L2に軸方向最大移動範囲
Dを加えた長さに等しい。
きな距離で調節することができる。特に非鉄金属の場合
には、同一の圧延機を最初に粗加工圧延機として用い、
次に仕上げ圧延機として用いることができる。ワークロ
ールのチョック 3、3'の間隔を決定するジャッキ17の大
きさは、片側がバックアップロール20、20' のチョック
30、30' を直接支承し、反対側がワークロール 2、2'の
チョック 3、3'を直接支承した場合の正のベンディグ用
ジャッキ34の作用に逆らって逆方向にチョックを開くこ
とによって、ロールに負の方向のベンディグ力を作用さ
せることができるような大きさになっている。図2に示
すように、ワークロールの軸方向移動を可能にするため
に、各ネック22の円筒状ロールネック23は対応する保持
チョック3の軸受31の内側ケージ35の内部を軸方向に摺
動できるようになっている。このロールネック23の長さ
L1は少なくとも軸受31の幅L2に軸方向最大移動範囲
Dを加えた長さに等しい。
【0021】従って、ロール2の軸方向位置の調節時に
ネック22が対応する軸受の内部で摺動するロールネック
23に沿って摺動する際に、保持チョック3a、3bはスタン
ド1に対して軸方向にロックにされる。各軸受の内側ケ
ージは円筒形内面を有するブッシュ35に取付けられ、そ
の直径は組立用のクリアランスを除いて摺動するロール
ネック23の直径に等しくするのが好ましい。図3はワー
クロール2の2つの軸方向位置を示す片側詳細断面図で
ある。この図から分かるように、スタンドの各垂直部材
11にはチョック3の側部36と係合するよううにジャッキ
によって圧下面P1に対して直角に移動可能なロック18
を設けて、チョック3が鉛直方向に摺動してその高さの
調節ができる状態で、チョック3の垂直部材11に対する
軸方向移動をブロックするのが好ましい。
ネック22が対応する軸受の内部で摺動するロールネック
23に沿って摺動する際に、保持チョック3a、3bはスタン
ド1に対して軸方向にロックにされる。各軸受の内側ケ
ージは円筒形内面を有するブッシュ35に取付けられ、そ
の直径は組立用のクリアランスを除いて摺動するロール
ネック23の直径に等しくするのが好ましい。図3はワー
クロール2の2つの軸方向位置を示す片側詳細断面図で
ある。この図から分かるように、スタンドの各垂直部材
11にはチョック3の側部36と係合するよううにジャッキ
によって圧下面P1に対して直角に移動可能なロック18
を設けて、チョック3が鉛直方向に摺動してその高さの
調節ができる状態で、チョック3の垂直部材11に対する
軸方向移動をブロックするのが好ましい。
【0022】ロールを軸方向に移動する力は補助チョッ
ク4に支承された1つまたは複数のジャッキで加えるの
が好ましい。補助チョック4は摺動するロールネック23
を越えて外側へ延びたネック22の端部24に取付けられて
いる。この補助チョック4は軸受箱42に収容されたロー
ラー軸受41を有し、その内側ケージはネック22の端部24
に嵌め込まれている。端部24は肩部25によって摺動する
ロールネック23から分離されている。補助チョック4は
公知方法、例えばネジ輪43によって肩部25向かって軸線
方向が押圧ロックされているのが好ましい。各ワークロ
ール 2、2'の軸方向移動は、窓13の両側で、スタンドの
垂直部材11の両側に支承された2つのジャッキ5a、5bに
よって行われる。広範囲の調節が可能な上側ワークロー
ル2の高さの変化に追従できるようにするために、この
軸方向移動用の各ジャッキ5a、5bは、ジャッキ66の力で
スタンドの垂直部材11の対応部分に固定されたスライダ
61に沿って軸方向に摺動可能な支持部材すなわちキャリ
ッジ(往復台)6に取付けられている。図3に示すよう
に、スライダ61は、アーム62によって垂直部材11から一
定距離の所に保持された、圧下面P1と平行な摺動面63
を有する部品を有するのが好ましい。
ク4に支承された1つまたは複数のジャッキで加えるの
が好ましい。補助チョック4は摺動するロールネック23
を越えて外側へ延びたネック22の端部24に取付けられて
いる。この補助チョック4は軸受箱42に収容されたロー
ラー軸受41を有し、その内側ケージはネック22の端部24
に嵌め込まれている。端部24は肩部25によって摺動する
ロールネック23から分離されている。補助チョック4は
公知方法、例えばネジ輪43によって肩部25向かって軸線
方向が押圧ロックされているのが好ましい。各ワークロ
ール 2、2'の軸方向移動は、窓13の両側で、スタンドの
垂直部材11の両側に支承された2つのジャッキ5a、5bに
よって行われる。広範囲の調節が可能な上側ワークロー
ル2の高さの変化に追従できるようにするために、この
軸方向移動用の各ジャッキ5a、5bは、ジャッキ66の力で
スタンドの垂直部材11の対応部分に固定されたスライダ
61に沿って軸方向に摺動可能な支持部材すなわちキャリ
ッジ(往復台)6に取付けられている。図3に示すよう
に、スライダ61は、アーム62によって垂直部材11から一
定距離の所に保持された、圧下面P1と平行な摺動面63
を有する部品を有するのが好ましい。
【0023】各キャリッジ6は係合部材64を介してスラ
イダ61に保持されている。従って、フック形摺動部材53
はこのキャリッジ6に沿って平行移動する。このキャリ
ッジの上方にはスライダ68がロールの軸線x’xと平行
に設けられている。フック形摺動部材53は軸方向移動用
のジャッキ5a、5bのピストンロッド52の端部に固定され
ている。このジャッキ5a、5bの本体はキャリッジ6の一
部を構成する基部65に固定されている。この基部65はロ
ールの軸線x’xに直角なジャッキ5の当接面を区画し
ている。軸方向移動用のジャッキ5a、5bによって駆動さ
れる各フック形摺動部材53a、53bは切欠き54を有して
いる。この切欠き54は、ロールの軸線x’xの両側で水
平に延びた補助チョック4の2つのラグ(脚部)44に形
成された側方部分45と係合している。
イダ61に保持されている。従って、フック形摺動部材53
はこのキャリッジ6に沿って平行移動する。このキャリ
ッジの上方にはスライダ68がロールの軸線x’xと平行
に設けられている。フック形摺動部材53は軸方向移動用
のジャッキ5a、5bのピストンロッド52の端部に固定され
ている。このジャッキ5a、5bの本体はキャリッジ6の一
部を構成する基部65に固定されている。この基部65はロ
ールの軸線x’xに直角なジャッキ5の当接面を区画し
ている。軸方向移動用のジャッキ5a、5bによって駆動さ
れる各フック形摺動部材53a、53bは切欠き54を有して
いる。この切欠き54は、ロールの軸線x’xの両側で水
平に延びた補助チョック4の2つのラグ(脚部)44に形
成された側方部分45と係合している。
【0024】補助チョック4はその軸受41内で回転で
き、チョック3の片側に固定された少なくとも1つのロ
ッド36によって水平位置に保持され、チョック3からロ
ール2の軸線x’xと平行な方向にオーバーハング状態
で外側に延びている。ロッド36の補助チョック3の端部
とは反対側の端部は補助チョック4のボア46中を摺動す
る。従って、補助チョック4は水平に保持され、軸方向
摺動移動が可能な状態でロール2と一緒に回動するのが
阻止される。各切欠き54は、ベンディグ用のジャッキ1
7、34の作用でロール2が軸線x’xに変形した時に補
助チョック4が鉛直方向にわずかに移動できるようにす
るために、フック形摺動部材53の高さ方向全体に鉛直に
延びている。図2に示すように、各ワークロールの2つ
のネック22a、22bは、その1方のみ、例えば右側のネ
ック22bのみが軸方向移動用のジャッキ5に連結された
補助チョック4を備えているが、各チョック 3、3'上を
同様に摺動できるように取付けられている。
き、チョック3の片側に固定された少なくとも1つのロ
ッド36によって水平位置に保持され、チョック3からロ
ール2の軸線x’xと平行な方向にオーバーハング状態
で外側に延びている。ロッド36の補助チョック3の端部
とは反対側の端部は補助チョック4のボア46中を摺動す
る。従って、補助チョック4は水平に保持され、軸方向
摺動移動が可能な状態でロール2と一緒に回動するのが
阻止される。各切欠き54は、ベンディグ用のジャッキ1
7、34の作用でロール2が軸線x’xに変形した時に補
助チョック4が鉛直方向にわずかに移動できるようにす
るために、フック形摺動部材53の高さ方向全体に鉛直に
延びている。図2に示すように、各ワークロールの2つ
のネック22a、22bは、その1方のみ、例えば右側のネ
ック22bのみが軸方向移動用のジャッキ5に連結された
補助チョック4を備えているが、各チョック 3、3'上を
同様に摺動できるように取付けられている。
【0025】上記構成により、フック形摺動部材53a、
53bおよび補助チョック4を用いることによって、2つ
の軸方向移動用のジャッキ5a、5bがロール2とその端部
24に軸方向が固定された補助チョック4とを軸方向に移
動させ、この時、ワークロール2のチョック3a、3bはそ
のネック22a、22bに沿って摺動することによってスタ
ンドの垂直部材11に対する軸方向位置が剛性にロックさ
れた状態を維持することができる。
53bおよび補助チョック4を用いることによって、2つ
の軸方向移動用のジャッキ5a、5bがロール2とその端部
24に軸方向が固定された補助チョック4とを軸方向に移
動させ、この時、ワークロール2のチョック3a、3bはそ
のネック22a、22bに沿って摺動することによってスタ
ンドの垂直部材11に対する軸方向位置が剛性にロックさ
れた状態を維持することができる。
【0026】既に述べたように上側ワークロール2の高
さは大きく変えることができ、従って、ロールを軸方向
に移動させる補助チョック4の高さも変えることができ
る。ロールの高さに合わせるために、上側ロール2を軸
方向に移動させるためのジャッキ5を有する各キャリッ
ジ6を、補助ジャッキ66の作用で、対応するスライダ61
に沿って鉛直方向に移動させることができる。この補助
ジャッキ66の本体はスタンドの垂直部材に固定され、そ
のピストンロッドの端部はキャリッジ6に関節接続され
ている。すなわち、補助ジャッキ66を用いて、上側ロー
ル2の補助チョック4と組み合わされた2つのキャリッ
ジ6a、6bがチョック4の高さとほぼ同じ位置にくるよう
に、2つのキャリッジ6a、6bの高さを調節する。この位
置では補助チョック4の側方部分45は軸方向移動用のジ
ャッキと一緒にキャリッジ6a、6bに取付けられたフック
形摺動部材53のノッチ54と係合している。
さは大きく変えることができ、従って、ロールを軸方向
に移動させる補助チョック4の高さも変えることができ
る。ロールの高さに合わせるために、上側ロール2を軸
方向に移動させるためのジャッキ5を有する各キャリッ
ジ6を、補助ジャッキ66の作用で、対応するスライダ61
に沿って鉛直方向に移動させることができる。この補助
ジャッキ66の本体はスタンドの垂直部材に固定され、そ
のピストンロッドの端部はキャリッジ6に関節接続され
ている。すなわち、補助ジャッキ66を用いて、上側ロー
ル2の補助チョック4と組み合わされた2つのキャリッ
ジ6a、6bがチョック4の高さとほぼ同じ位置にくるよう
に、2つのキャリッジ6a、6bの高さを調節する。この位
置では補助チョック4の側方部分45は軸方向移動用のジ
ャッキと一緒にキャリッジ6a、6bに取付けられたフック
形摺動部材53のノッチ54と係合している。
【0027】下側ワークロール2'にも同様な補助チョッ
クが設けられており、この補助チョックと組み合わされ
た2つの軸方向移動用のジャッキ5'は2つのキャリッジ
6■に取付けられている(図6)。図示した実施例で
は、下側バックアップロール20' およびその上の下側ワ
ークロール2'の高さはわずかしか変化しないので、対応
するキャリッジ6'の高さを運転中に変える必要はない。
このキャリッジ6'の高さは下側ワークロール2'の高さと
同じであり、従って、上側キャリッジ6の高さを調節す
る際の基準として使用することができる。そのために、
各上側キャリッジ6に摺動ロッドを有するリニアーセン
サー67が取付けられている。このセンサー67の端部は下
側キャリッジ6'に結合されている。センサー67は2つの
上側キャリッジ6の高さを表わす信号を出し、この信号
を圧延機の一般的な制御系で処理して、ワークロール
2、2'の間隔に応じて下側キャリッジ6'に対する上側キ
ャリッジ6の高さを調節するようにジャッキ66を駆動す
る。図6に示すように、各ロール2の軸方向位置もセン
サー69によって同様に制御される。このセンサー69の本
体は対応するキャリッジ6の底部65に固定され、その可
動ロッドは軸方向に移動するフック形摺動部材53に結合
されている。
クが設けられており、この補助チョックと組み合わされ
た2つの軸方向移動用のジャッキ5'は2つのキャリッジ
6■に取付けられている(図6)。図示した実施例で
は、下側バックアップロール20' およびその上の下側ワ
ークロール2'の高さはわずかしか変化しないので、対応
するキャリッジ6'の高さを運転中に変える必要はない。
このキャリッジ6'の高さは下側ワークロール2'の高さと
同じであり、従って、上側キャリッジ6の高さを調節す
る際の基準として使用することができる。そのために、
各上側キャリッジ6に摺動ロッドを有するリニアーセン
サー67が取付けられている。このセンサー67の端部は下
側キャリッジ6'に結合されている。センサー67は2つの
上側キャリッジ6の高さを表わす信号を出し、この信号
を圧延機の一般的な制御系で処理して、ワークロール
2、2'の間隔に応じて下側キャリッジ6'に対する上側キ
ャリッジ6の高さを調節するようにジャッキ66を駆動す
る。図6に示すように、各ロール2の軸方向位置もセン
サー69によって同様に制御される。このセンサー69の本
体は対応するキャリッジ6の底部65に固定され、その可
動ロッドは軸方向に移動するフック形摺動部材53に結合
されている。
【0028】上記構成、特にチョック 3、3'が軸方向に
ロックできるという構成によって、ベンディグ用のジャ
ッキ17、34をこれらのチョックに直接取付けることがで
き、従って、これらジャッキ17、34の軸受に対する良好
な心出し状態を維持することができ、また、ワークロー
ル 2、2'の軸方向移動と同時に反り作用を働かせること
ができる。しかも、本発明構成により、ワークロール
2、2'間の間隔を広範囲に調節することができ、軸方向
移動用の駆動装置を対応するロールの高さまで迅速に移
動させることができる。
ロックできるという構成によって、ベンディグ用のジャ
ッキ17、34をこれらのチョックに直接取付けることがで
き、従って、これらジャッキ17、34の軸受に対する良好
な心出し状態を維持することができ、また、ワークロー
ル 2、2'の軸方向移動と同時に反り作用を働かせること
ができる。しかも、本発明構成により、ワークロール
2、2'間の間隔を広範囲に調節することができ、軸方向
移動用の駆動装置を対応するロールの高さまで迅速に移
動させることができる。
【0029】ロール、特にワークロールは検査・保守、
場合によっては交換のために定期的に取外す必要があ
る。そのために、圧延機スタンドには一般に各ロールの
チョックの対応する軸受部分が一定状態で静止する所定
高さの所に水平スライダが設けられている。一般に、2
つのワークロールは上側ロールが下側ロールの上に乗っ
た状態でスタンドから同時に取り外される。
場合によっては交換のために定期的に取外す必要があ
る。そのために、圧延機スタンドには一般に各ロールの
チョックの対応する軸受部分が一定状態で静止する所定
高さの所に水平スライダが設けられている。一般に、2
つのワークロールは上側ロールが下側ロールの上に乗っ
た状態でスタンドから同時に取り外される。
【0030】本発明装置では、ワークロール 2、2'を取
外す場合には、先ず最初に、上側ロール2が下側ロール
2'と接触する図1の左側に示す位置まで上側ロールを下
げ、次に、ジャッキ66によって2つのキャリッジ6を同
じ高さまで下げる。図5の詳細図に示すように、上側キ
ャリッジ6はフック7を有している。また、下側キャリ
ッジ6'には水平軸線回りを回転可能な対応するフック71
が取付けられていて、キャリッジ6が下降すると、フッ
ク7がフック71に組み込まれたバネ73の力でフック71と
確実に係合する。フック71を開く場合には補助ジャッキ
72を用いることができる。
外す場合には、先ず最初に、上側ロール2が下側ロール
2'と接触する図1の左側に示す位置まで上側ロールを下
げ、次に、ジャッキ66によって2つのキャリッジ6を同
じ高さまで下げる。図5の詳細図に示すように、上側キ
ャリッジ6はフック7を有している。また、下側キャリ
ッジ6'には水平軸線回りを回転可能な対応するフック71
が取付けられていて、キャリッジ6が下降すると、フッ
ク7がフック71に組み込まれたバネ73の力でフック71と
確実に係合する。フック71を開く場合には補助ジャッキ
72を用いることができる。
【0031】次に、軸方向移動用のジャッキ5が2本の
ワークロール 2、2'を図3の上側半分に示す最右側位置
へ移動させる。この位置ではロッド36は補助チョック4
のボア46に嵌込まれているだけである。ロッド36の端部
の補助チョック4の背面の高さの位置には溝37が形成さ
れている。また、補助チョック4には軸線81を中心にし
て回転自在な係合レバー8が取付けられている(図
4)。この係合レバー8を延長したアーム82はフック形
摺動部材53が補助チョック4の側方部分45と係合した時
にバネ83の力に逆らってフック8を開いた位置に維持す
る。
ワークロール 2、2'を図3の上側半分に示す最右側位置
へ移動させる。この位置ではロッド36は補助チョック4
のボア46に嵌込まれているだけである。ロッド36の端部
の補助チョック4の背面の高さの位置には溝37が形成さ
れている。また、補助チョック4には軸線81を中心にし
て回転自在な係合レバー8が取付けられている(図
4)。この係合レバー8を延長したアーム82はフック形
摺動部材53が補助チョック4の側方部分45と係合した時
にバネ83の力に逆らってフック8を開いた位置に維持す
る。
【0032】次に、ジャッキ66を駆動して上側キャリッ
ジ6を上昇させると、フック7、71が係合しているの
で、下側キャリッジ6'も上昇する。各係合レバー8に
は、対応するフック形摺動部材53が上昇して係合レバー
8が解放された時にバネ83の作用でロッド36の溝37と係
合する切欠き84が形成されている。この状態でワークロ
ール 2、2'は、補助チョック 4、4'およびロッド36によ
って対応するチョック 3、3'と一緒に軸方向に並進移動
するように剛体ロックされている。従って、2つのワー
クロール 2、2'をそれらのチョックと一緒にスタンドか
ら取り外すことができる。
ジ6を上昇させると、フック7、71が係合しているの
で、下側キャリッジ6'も上昇する。各係合レバー8に
は、対応するフック形摺動部材53が上昇して係合レバー
8が解放された時にバネ83の作用でロッド36の溝37と係
合する切欠き84が形成されている。この状態でワークロ
ール 2、2'は、補助チョック 4、4'およびロッド36によ
って対応するチョック 3、3'と一緒に軸方向に並進移動
するように剛体ロックされている。従って、2つのワー
クロール 2、2'をそれらのチョックと一緒にスタンドか
ら取り外すことができる。
【0033】上記と逆の作業を行うことによって、係合
レバー8およびロッド36によって軸方向が剛体ロックさ
れたチョック3と補助チョック4とを取付けた新しいワ
ークロール対をスタンドへ導入することができる。ロー
ルを定位置に配置した後、4つのキャリッジ 6、6'を同
時に降下して、対応するフック形摺動部材53を補助チョ
ック 4、4'の端部45と係合させることができる。それに
よって係合レバー8のアーム82が後方へ押し戻されるの
で、係合レバー8は自動的に解放される。その後は各ワ
ークロール 2、2'を独立して調節することができる。ま
た、ワークロール 2、2'を取外した後は、上側バックア
ップロール20を取り外すために、4つのキャリッジ 6、
6'を下方位置まで再度低下させることができる。
レバー8およびロッド36によって軸方向が剛体ロックさ
れたチョック3と補助チョック4とを取付けた新しいワ
ークロール対をスタンドへ導入することができる。ロー
ルを定位置に配置した後、4つのキャリッジ 6、6'を同
時に降下して、対応するフック形摺動部材53を補助チョ
ック 4、4'の端部45と係合させることができる。それに
よって係合レバー8のアーム82が後方へ押し戻されるの
で、係合レバー8は自動的に解放される。その後は各ワ
ークロール 2、2'を独立して調節することができる。ま
た、ワークロール 2、2'を取外した後は、上側バックア
ップロール20を取り外すために、4つのキャリッジ 6、
6'を下方位置まで再度低下させることができる。
【0034】本発明は上記の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の精神を逸脱しない限り、類似
の構造にすることができる。特に、本発明を4重圧延機
のワークロールの軸方向移動について説明したが、同じ
配置を任意の形式の圧延機およびその他のロール機械、
例えば6重圧延機のバックアップロールや中間ロールで
用いることができる。なお、特許請求の範囲に記載の参
照番号は理解を容易にするためのものであって、本発明
の範囲を何ら限定するものではない。
はなく、特許請求の範囲の精神を逸脱しない限り、類似
の構造にすることができる。特に、本発明を4重圧延機
のワークロールの軸方向移動について説明したが、同じ
配置を任意の形式の圧延機およびその他のロール機械、
例えば6重圧延機のバックアップロールや中間ロールで
用いることができる。なお、特許請求の範囲に記載の参
照番号は理解を容易にするためのものであって、本発明
の範囲を何ら限定するものではない。
【図1】 本発明装置を備えた圧延スタンドの横断面
で、左半分はロール間隙が最少の時を表し、右半分はロ
ール間隙が最大の時を表す。
で、左半分はロール間隙が最少の時を表し、右半分はロ
ール間隙が最大の時を表す。
【図2】 全ロールを圧下面に沿って切断した縦断面
図。
図。
【図3】 軸方向移動装置を図3の線AAで切った詳細
水平断面図。
水平断面図。
【図4】 図3の矢印F1方向から見た駆動要素の部分
図。
図。
【図5】 図3の線BBによる拡大横断面図。
【図6】 図1の矢印F2方向から見た高さ調節装置の
側面図。
側面図。
1 スタンド 2, 2' ワークロー
ル 3 チョック 4, 4' チョック 5 軸方向移動用のジャッキ 6 キャリッジ 8 係合レバー 11 垂直部材 17 ベンディグ用のジャッキ 20、20' バックア
ップロール 22 ネック 23 ロールネック 36 ロッド 37 溝 53 フック形摺動部材 67 センサ 84 切欠き
ル 3 チョック 4, 4' チョック 5 軸方向移動用のジャッキ 6 キャリッジ 8 係合レバー 11 垂直部材 17 ベンディグ用のジャッキ 20、20' バックア
ップロール 22 ネック 23 ロールネック 36 ロッド 37 溝 53 フック形摺動部材 67 センサ 84 切欠き
Claims (15)
- 【請求項1】 互いに離れた2つの垂直部材(11)を有す
るスタンド(1) の内部に少なくとも2つの互いに上下に
重なったロール(2, 2') と、少なくとも一方のロール
(2) をロール軸線(x, x') と平行に移動させる手段(5)
とを有し、各ロールの互いに整合した2つのネック(22)
はスタンド(1) の対応する垂直部材(11)上をロール軸線
(x, x') を通る圧下面(P2)と平行に案内されるチョック
(3) に設けた各軸受(31)に回転自在に支持されており、
軸方向に移動可能なロール(2) の各ネック(22)は対応す
るチョック(3) の軸受(31)に対して摺動用ロールネック
(23)に沿って軸方向に摺動することができ、ロール(2)
を軸方向に移動させる上記手段(5) が、軸方向に移動可
能なロール(2) の少なくとも1つのネック(22)の摺動用
ロールネック(23)を越えた部分に形成された端部(24)に
回動自在に支持された駆動要素(4) を介して上記端部(2
4)に支持されている、軸方向に移動可能なロールを有す
る圧延機において、 少なくとも1つのワークロール(2) はワークロール(2,
2') 間の間隔を調節するためにスタンド(1) の垂直部材
(11)に沿って平行に移動でき、 高さが可変なこのロール(2) を軸方向に移動させる手段
(5) はこのロール(2)の駆動要素(4) に着脱自在な状態
で結合され且つキャリッジ(6) 上に取付けられており、 キャリッジ(6) は、後退位置と駆動位置との間をスタン
ド(1) の垂直部材(11)に沿って圧下面(P2)と平行に摺動
することができ且つ軸方向へ移動可能なロール(2) の高
さまで高さを調節することができることを特徴とする圧
延機。 - 【請求項2】 少なくとも高さを変えることができるロ
ール(2) を軸方向に移動させる手段(5) が少なくとも1
つの油圧ジャッキ(5) を有し、この油圧ジャッキ(5) の
本体はスタンド(1) の垂直部材(11)に沿って摺動するキ
ャリッジ(6) に固定され、そのピストンロッド(52)は高
さを変えることができるロール(2) のネック(22)に軸方
向が剛体状態でロックされた駆動要素(4) に着脱自在な
状態で係合する手段(53)を有する請求項1に記載の圧延
機。 - 【請求項3】 少なくとも高さを変えることができるロ
ール(2) を軸方向に移動させる手段(5) が圧下面(P2)の
両側に対称に配置され且つ同期して駆動される2つのジ
ャッキ(5a, 5b)を有し、各ジャッキ(5a, 5b)は同期して
移動可能な2つのキャリッジ(6a, 6b)にそれぞれ取付け
られており、キャリッジ(6a, 6b)はロール(2) の軸線
(x'x) の両側へ対称に延びた駆動要素(4) の2つの側方
部材(45)と着脱自在な状態で係合する手段(53a, 53b)を
有する請求項2に記載の圧延機。 - 【請求項4】 少なくとも1つのキャリッジ(6) がその
位置を表すセンサ(67)と、このセンサ(67)からの指示に
よって軸方向に移動されるロール(2) の高さに対するキ
ャリッジ(6) の位置を調節し且つロール(2) を軸方向に
移動させる手段(5) をロール(2) に軸方向が剛体状態で
ロックされた駆動要素(4) に回転可能な状態で係合させ
るように、垂直部材(11)に沿ってキャリッジ(6) を摺動
させる手段(66)とを有する請求項1に記載の圧延機。 - 【請求項5】 軸方向に駆動される各ロール(2, 2') と
組み合わされた駆動要素(4) が補助チョック(4) に形成
され、この補助チョック(4) にはネック(22)の端部(24)
に回転自在且つこのネックに対して軸方向がロック可能
にに装着されており、補助チョック(4) はロール(2) を
軸方向に移動させる手段(5) に剛体状態でロックされた
フック形摺動部材(53)に着脱自在な状態で係合する少な
くとも1つのラグ(44)を有する請求項1〜4のいずれか
一項に記載の圧延機。 - 【請求項6】 フック形摺動部材(53)が対応するキャリ
ッジ(6) に設けられたスライダ(68)上をロール(2) の軸
線(x'x) の平行に摺動する請求項5に記載の圧延機。 - 【請求項7】 フック形摺動部材(53)に補助チョック
(4) のラグ(44)の側方部材(45)が係合する切欠き(54)を
有し、この切欠き(54)は、キャリッジ(6) に対する補助
チョック(4) の高さを変えることができるようにするた
めに、フック形摺動部材(53)の高さ方向全体に渡ってロ
ールの軸線(x'x) に対して直角に延びている請求項5ま
たは6に記載に圧延機。 - 【請求項8】 補助チョック(4) がボア(46)を有し、こ
のボア(46)の内部を摺動可能なロッド(36)はネック(22)
のを保持するチョック(3) に固定され且つロールの軸線
(x'x) と平行に延びており、このロッド(36)は補助チョ
ックがロールと一緒に軸方向に移動する運動を妨害しな
い状態で補助チョック(4) を保持している請求項5〜7
のいずれか一項に記載の圧延機。 - 【請求項9】 ワークロール(2) を保持する各チョック
(3) が可動な剛性ロック手段(8) によってスタンド(1)
の対応する垂直部材(11)上で軸方向がロックされ、ロー
ル(2) とのチョック(3a, 3b)とを一緒に取外すためにロ
ール(2) と軸方向を剛体状態でロックする着脱自在な手
段(18)を有する請求項5〜8のいずれか一項に記載の圧
延機。 - 【請求項10】 チョック(3) を軸方向で剛体状態でロ
ックする手段(8) が補助チョック(4) に軸(81)を中心と
して回転自在に取付けられた係合レバー(8) で構成さ
れ、この係合レバー(8) は補助チョック(4) のロッド(3
6)に形成された溝(37)と係合可能な切欠き(84)を有し、
この切欠き(84)は補助チョック(4) がロール(2) を軸方
向に移動させるジャッキ(5) のフック形摺動部材(53)と
係合した時に係合レバー(8) が回動して溝(37)から外れ
るようになっている請求項9に記載の圧延機。 - 【請求項11】 使用時に1つのバックアップロール(2
0') と対応するワークロール(2')との高さのみがわずか
に変化する場合に、ワークロール(2')を軸方向の移動さ
せる手段(5')が取付けられたキャリッジ(6')がこのロー
ル(2')の高さを維持して、他方のワークロール(2) を軸
方向に移動させる手段(5) のキャリッジ(6) の高さ位置
を調節する際の基準の役目をする請求項4に記載の圧延
機。 - 【請求項12】 ワークロール(2, 2') をそれらを保持
するチョック(3, 3')と補助チョック(4, 4') と一緒に
取外すために、キャリッジ(6, 6') をそれらと組み合わ
されたワークロール(2, 2') の高さ位置で一緒に移動さ
せることができるように高さがほぼ一定なキャリッジ
(6')を高さが調節可能なキャリッジ(6) に剛体状態でロ
ックする可動手段(7, 71) を有する請求項11に記載の圧
延機。 - 【請求項13】 各ワークロール(2, 2') を保持するチ
ョック(3, 3') 上にベンディグ手段(7、34) が直接支承
されている請求項1〜12のいずれか一項に記載の圧延
機。 - 【請求項14】 チョック(3, 3') を相対的に離す方向
のベンディグ手段(17)が2つのロールを保持するチョッ
ク(3, 3') に互いに反対方向から当接した2つの部品か
らなるジャッキ(17)によって構成され、このジャッキ(1
7)の調節範囲は2つのワークロール(2, 2') 間の間隙の
変化範囲に対応し、このジャッキ(17)はベンディグ力を
加えることができるような寸法を有している請求項13に
記載の圧延機。 - 【請求項15】 軸方向に移動可能なロール(2) を支持
する各軸受(31)がブッシュ(35)上に取付けられており、
このブッシュ(35)の内側面の横断面が、組立用のクリア
ランスを除くと、ロールの対応するネックの摺動ロール
ネックの横断面と同じである請求項1〜14のいずれか一
項に記載の圧延機。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |