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JPH07158724A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH07158724A
JPH07158724A JP30778493A JP30778493A JPH07158724A JP H07158724 A JPH07158724 A JP H07158724A JP 30778493 A JP30778493 A JP 30778493A JP 30778493 A JP30778493 A JP 30778493A JP H07158724 A JPH07158724 A JP H07158724A
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JP
Japan
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speed
shift control
shift
deceleration
driver
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Application number
JP30778493A
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Toshihiro Matsuoka
俊弘 松岡
Kazue Kaneda
和恵 金田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライバの減速意志を忠実に反映した変速制
御を行い得る自動変速機の変速制御装置とを提供する。 【構成】 エンジン負荷減少速度検出手段11と、ペダ
ルへ踏み替え時間検出手段12と、これら検出手段1
1,12により検出されたエンジン負荷の減少速度とペ
ダル踏み替え時間とに基づいてドライバの減速要求を判
定する判定手段13と、該判定手段13により判定され
たドライバの減速要求に応じて、自動変速機の変速制御
を変更する変速制御変更手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライバの減速意志に
応じた変速制御を行う自動変速機の変速制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の変速段を有する電子制御
式自動変速機を搭載した車両においては、上記自動変速
機のコントローラ内に、例えば図9に示すような変速マ
ップが格納されている。この変速マップにおいて、実線
はシフトアップ変速線を、破線はシフトダウン変速線を
それぞれ示し、アクセル開度と車速とに応じた最適の変
速段が選択されるようになっている。
【0003】ところで、車両走行中に減速を行う場合、
ドライバはアクセルペダルの戻し操作を行うとともに、
アクセルペダルから足を離してブレーキペダルに踏み替
えるが、エンジンとの間にトルクコンバータが介在して
いる自動変速機の場合、エンジンブレーキの効きが良好
でなく、アクセルペダルから足を離しても、ブレーキペ
ダルが踏まれるまでは、車速がほとんど低下しないか
ら、アクセルペダルの戻し操作に伴い、シフトアップが
行われることになる。
【0004】したがって、減速に際してドライバの減速
意志が反映されず、エンジンブレーキの効きはさらに低
下して、ブレーキ装置の負担が増大することになる。
【0005】また、減速から再加速に移行する場合、ド
ライバはアクセルペダルの踏み込み量を多くして、いわ
ゆるキックダウン(数段のシフトダウン)動作を行わせ
るが、このアクセルペダルの踏み込み操作後から変速完
了までの間には、通常0.4〜1.0sec 程度の変速遅
れがあるため、加速応答性が悪く、走行性能を低下させ
るという欠点があった。
【0006】そこで、例えば、特開昭62−4949号
公報に開示された有段変速機の変速方法では、アクセル
ペダルが所定の速度以上の速度をもって戻されたとき
に、自動的にシフトダウンさせることにより、エンジン
ブレーキの作用を向上させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、減速に
際して、アクセルペダルが所定の速度以上の速度をもっ
て戻されたときに、自動的にシフトダウンさせることの
みでは、ドライバの減速意志を忠実に反映しているとは
言えず、またその効果も不十分なものであった。
【0008】上述の事情に鑑み、本発明は、ドライバの
減速意志を忠実に反映した変速制御を行い得る自動変速
機の変速制御装置とを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による自動変速機
の変速制御装置は、ドライバのブレーキペダル踏み操作
により車両が減速される場合において、上記ブレーキペ
ダルの踏み操作がなされるまでのドライバの減速要求を
検出する減速要求検出手段と、該検出手段により検出さ
れたドライバの減速要求に応じて、自動変速機の変速制
御を変更する変速制御変更手段とを備えてなることを特
徴とするものである。
【0010】上記減速要求検出手段は、アクセルペダル
からブレーキペダルへの踏み替え時間を検出する手段を
含むことを特徴とするものである。
【0011】また、上記減速要求検出手段は、エンジン
負荷の減少速度を検出する手段と、アクセルペダルから
ブレーキペダルへの踏み替え時間を検出する手段と、こ
れら検出手段により検出されたエンジン負荷の減少速度
とペダル踏み替え時間とに基づいてドライバの減速要求
を判定する判定手段とを備えてなることを特徴とするも
のである。
【0012】すなわち、本発明による自動変速機の変速
制御装置は、図1に示すように、例えばアクセル戻し速
度検出手段よりなる、エンジン負荷減少速度検出手段1
1と、ペダルへ踏み替え時間検出手段12と、これら検
出手段11,12により検出されたエンジン負荷の減少
速度とペダル踏み替え時間とに基づいてドライバの減速
要求を判定する判定手段13と、該判定手段13により
判定されたドライバの減速要求に応じて、自動変速機の
変速制御を変更する変速制御変更手段14とを備えてな
ることを特徴とするものである。
【0013】上記変速制御変更手段は、エンジン負荷の
減少速度が大きく、かつペダル踏み替え時間が短いこと
が上記減速要求検出手段により検出された場合に、低速
段領域を拡大するようになっている。
【0014】また、上記変速制御変更手段は、上記減速
要求検出手段により検出されたドライバの減速要求がゼ
ロのときに、ブレーキペダル踏み操作による減速度に応
じた変速段を選択する。
【0015】さらに、上記変速制御変更手段は、各変速
段における車速と減速度との関係を表す減速度マップに
基づいて変速制御を変更する。
【0016】さらに、本発明による自動変速機の変速制
御装置は、ドライバのブレーキペダル踏み操作により車
両が減速される場合において、上記ブレーキペダルの踏
み操作がなされるまでのドライバの減速要求を検出する
減速要求検出手段と、走行路の屈曲度合い判定する判定
手段と、上記減速要求検出手段により検出されたドライ
バの減速要求および上記屈曲度合い判定手段により判定
された走行路の屈曲度合いに応じて、自動変速機の変速
制御を変更する変速制御変更手段とを備え、該変速制御
変更手段は、上記ドライバの減速要求に応じた変速制御
を走行路の屈曲度合いに応じ変速制御に優先させるとと
もに、減速要求に応じたシフトダウンをトリガーとし
て、上記屈曲度合いに応じ変速制御を開始することを特
徴とするものである。
【0017】
【作用および発明の効果】本発明による自動変速機の変
速制御装置は、ブレーキペダルの踏み操作がなされるま
でのドライバの減速要求を検出し、この減速要求に応じ
て、自動変速機の変速制御を変更するように構成されて
いるので、ドライバの減速意志を反映した変速制御(シ
フトダウン)を行うことができるとともに、エンジンブ
レーキを有効に作用させることができ、さらに、減速後
の再加速に際して、加速性能を向上させることができ
る。
【0018】特に、本発明による自動変速機の変速制御
装置は、アクセル戻し速度検出手段のような、エンジン
負荷減少速度検出手段に加えて、ペダル踏み替え時間検
出手段を備え、エンジン負荷減少速度とペダル踏み替え
時間とに基づいてドライバの減速要求を判定しているか
ら、ドライバの減速意志を忠実に反映した変速制御を行
うことができる。
【0019】また、本発明による自動変速機の変速制御
装置は、走行路の屈曲度合い判定する判定手段をさらに
備え、ドライバの減速要求と走行路の屈曲度合いにと応
じた変速制御を行っているから、上記効果に加えて、車
両が屈曲路を走行するときの屈曲度合いに応じて適切な
変速制御を行うことができ、これによって、変速ハンチ
ングおよび変速遅れを防止でき、かつ変速ショックを軽
減することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】図2は、本発明の一実施例に係わる電子制
御自動変速機の変速制御装置を示す制御系統図である。
図2において、エンジン1の出力軸にはトルクコンバー
タ2が連結され、トルクコンバータ2の出力軸に前進4
速(1速、2速、3速、OD)の変速段を有する変速歯
車機構3が連結されている。変速歯車機構3は、流体式
アクチュエータで操作される変速切り替え手段によって
動力伝達経路を切り替えられるように構成されている。
【0022】マイクロコンピュータよりなるコントロー
ラ4は、車速センサ5、アクセル開度センサ(またはス
ロットル開度センサ)6およびブレーキスイッチ7等か
らの各種信号入力に基づいてドライバの減速意志(減速
要求)を判定し、この減速意志に応じて変速歯車機構3
の変速制御を行うようになっている。
【0023】本実施例においてコントローラ4が実行す
る減速意志判定ルーチンの特徴は、減速に際してドライ
バがアクセルペダルの戻し操作を行う場合のアクセル戻
し速度の大小と、ドライバがアクセルペダルを離してブ
レーキペダルに踏み替えるまでのペダル踏み替え時間の
長短とに基づいてドライバの減速意志を判定しているこ
とである。
【0024】すなわち、図3に示すように、ペダル踏み
替え時間が0.2sec 以下のときを減速度(coas
t)を−20G、踏み替え時間が1.0sec 以上のとき
の減速度(coast)をゼロとして、その間の両者の
関係を1次式により設定している。また、アクセル戻し
速度が5%/sec 以下のときを速度係数(sokud
o)を1、アクセル戻し速度が20%/sec 以上のとき
の速度係数(sokudo)を1.5として、その間の
両者の関係を1次式により設定し、目標減速度(dec
el)を下記の式によって算出している。
【0025】decel=coast×sokudo そして、目標減速度(decel)がゼロの場合は、減
速後の加速をスムーズに行うために、ブレーキ操作によ
る減速度に応じたギヤ位置(変速段)に変速させてい
る。
【0026】また、目標減速度とブレーキ操作による減
速度との双方に基づく変速制御では、予め設定した、車
速と減速度との関係を表す、各変速段での減速度マップ
により、変速制御を行っている。
【0027】さらに、屈曲路を走行する場合の頻繁な変
速に起因する変速ハンチングの防止および変速ショック
の軽減を目的とする変速制御(屈曲路制御)を、本発明
の減速意志による変速制御(減速制御)とを併用する場
合は、各制御開始条件で減速制御を優先し、ブレーキ操
作によるシフトダウンがなされた後、屈曲路制御開始条
件が成立している場合は、減速制御によるシフトダウン
をトリガーとして、屈曲路制御を開始している。
【0028】次に、コントローラ4が実行するドライバ
の減速意志判定ルーチンについて、図4〜図6に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。この減速意志判定ル
ーチンは100msecの周期をもって実行される。なお、
これらフローチャートでは、各ステップをSで表すこと
にする。
【0029】先ず、図4において、車速センサ5の出力
に基づいて、車速(vspc)を読み込み(S1)、次
にアクセル開度センサ6の出力に基づいてアクセル開度
(accel)を読み込む(S2)。このアクセル開度
は、全閉状態を0%、全開状態を200%とする。
【0030】次に、5回前、すなわち500msec前のア
クセル開度(acc5)と現在のアクセル開度(acc
el)との差を求め、この差から、アクセル戻し速度
(acc)を下記の式から算出する(S3)。
【0031】 acc=(acc5−accel)%/500msec =(acc5−accel)×2%/sec 続いて、500msec前の車速(vsp5)と現在の車速
(vspc)との差から、500msec間の車速変化を求
め、減速度(cg)を下記の式から算出する(S4)。
【0032】 cg={(vsp5−vspc)/0.36}/0.5 次に、ブレーキスイッチ7がONになったか否かを調べ
(S5)、ブレーキONであれば(S5:YES)、そ
のときの減速度(cg)をブレーキ作動時の最大減速度
(gmax)と比較し(S6)、gmax<cgであれ
ば(S6:NO)、そのときのcgをgmaxとして記
憶し(S7)、S8へ進む。
【0033】S8では、アクセルON→OFF→ブレー
キONの1周フラグ(endf)を調べる。最初はen
df=0であるから(S8:YES)、アクセルペダル
が踏まれているか否かを判定し(S9)、accel>
0であれば(S9:YES)、アクセルONフラグ(a
onf)を1にセットし、かつ加速中であるからgma
xをクリアする(S10)。
【0034】次に、そのときのアクセル戻し速度(ac
c)(絶対値)をアクセル戻し速度の最大値(ami
n)(絶対値)と比較し(S11)、amin<acc
であれば(S11:YES)、そのときのaccをam
inとする(S12)。続いて、アクセルONからOF
Fになったことを示すフラグ(flagc)がゼロか否
かを調べる(S13)。この場合、最初はflagc=
0であるから(S13:YES)、S14,S15へ進
み、アクセル全閉(S14:YES)およびアクセルO
Nフラグaonf=1(S15:YES)の条件で、ア
クセルONからOFFになったことを示すフラグfla
gc=1とし(S16)、図5のS17へ進んで、レジ
スタの車速およびアクセル開度の値を更新して、今回の
制御サイクルを終了する。
【0035】次の回では、アクセルONからOFFにな
ったことを示すフラグflagc=1となるから(S1
3:YES)、図5のS18へ進み、ブレーキペダルが
踏まれない間は(S18:NO)、ドライバがアクセル
ペダルを離してブレーキペダルに踏み替えるまでのペダ
ル踏み替え時間を計時するカウンタ(nnc)をインク
リメントする(S19)。そして、ブレーキペダルが踏
まれたとき(S18:NO)、アクセルペダルが踏まれ
ていなければ(S20:YES)、カウンタ(nnc)
をクリアするとともに、アクセル戻し速度の最大値(a
max)をゼロにする(S21)。
【0036】次に、カウンタ(nnc)がクリアされて
いないとき(S22:YES)、ブレーキペダルが踏ま
れれば(S23:YES)、アクセルONからOFFに
なったことを示すフラグ(flagc)およびアクセル
ONフラグ(aonf)をゼロにリセットするととも
に、アクセルON→OFF→ブレーキONの1周フラグ
(endf)を1にセットし(S24)、レジスタの車
速およびアクセル開度を更新する(S17)。
【0037】上記アクセルON→OFF→ブレーキON
の1周フラグ(endf)が1になれば、図4のS8の
判定がNOになるから、図6へ進み、アクセル戻し速度
の最大値(amin)が20Gを超えているか否か(S
25)、あるいは5G未満であるか否か(S27)の判
定を行い、amin>20のときには(S25:YE
S)、amin=20として(S26)、アクセル戻し
速度係数(sokudo)を1.5にし、amin<5
のときには(S27:YES)、amin=5として
(S28)、アクセル戻し速度係数(sokudo)を
1にする。また、5≦amin≦20のときには(S2
5:NO,S27:NO)、下記の1次式によってアク
セル戻し速度係数(sokudo)を求める(S29)
(図3参照)。
【0038】sokudo=33×amin+825 次に、ドライバがアクセルペダルを離してブレーキペダ
ルに踏み替えるまでのペダル踏み替え時間を計時するカ
ウンタのカウント値(nnc)が10よりも大きいか否
か、すなわちペダル踏み替え時間が1sec よりも長いか
否か(S30)、あるいは上記カウント値が2よりも小
さいか否か、すなわち0.2sec よりも短いか否か(S
32)を判定し、nnc>10のときには(S30:Y
ES)、nnc=10として(S31)、減速度(co
ast)をゼロとし、nnc<2のときには(S32:
YES)、nnc=2として、減速度(coast)を
20とする(S33)。また、2≦nnc≦10のとき
には(S30:NO,S32:NO)、下記の1次式に
よって減速度(coast)を求め、かつこの減速度
(coast)にアクセル戻し速度係数(sokud
o)を乗算して目標減速度(decele)を求める
(S34)(図3参照)。
【0039】coast=(−2.5×nnc)+25 decele=coast×sokudo このようにして、目標減速度(decele)を求めた
後、カウンタ値(nnc)およびフラグendfをゼロ
にリセットして(S35)、図5のS17へ進み、レジ
スタの車速およびアクセル開度を更新して、減速意志判
定ルーチンを終了する。
【0040】図7は、ブレーキ操作による減速度に基づ
いて変速制御を行う場合の目標減速度(cgmax)の
設定ルーチンを示す。
【0041】先ず、ペダル踏み替え時間に基づく目標減
速度(decele)がゼロか否かを判定し(S4
1)、decele=0のときには(S41:YE
S)、ブレーキONか否かを調べ(S42)、ブレーキ
ONであれば(S42:YES)、そのときの減速度c
gをブレーキ作動時の最大減速度(目標減速度)cgm
axと比較し(S43)、cgmax<cgであれば
(S43:YES)、そのときのcgの値を目標減速度
cgmaxとする(S44)。一方、decele≠0
(S41:NO)またはブレーキOFFであれば(S4
2:NO)、cgmax=0にする(S45)。
【0042】上記ブレーキ操作による目標減速度(cg
max)に基づく変速制御と、このブレーキ操作による
目標減速度(cgmax)およびペダル踏み替え時間に
よる目標減速度(decele)に基づく変速制御とは
(コースト制御)、図8に示す減速度マップに従って実
行される。
【0043】図9は、コントローラ内に格納されてい
る、通常の変速に用いる変速マップである。図9におい
て、実線はシフトアップ変速線を、破線はシフトダウン
変速線をそれぞれ示す。
【0044】次に、ペダル踏み替え時間に基づく目標減
速度(decele)およびブレーキ操作による目標減
速度(cgmax)がともにゼロのときの、上記変速マ
ップを用いた通常のシフトアップ制御およびシフトダウ
ン制御について、図10〜図13のフローチャートに基
づいて説明する。
【0045】図10および図11に示すシフトアップ制
御では、先ず、ペダル踏み替え時間に基づく目標減速度
(decele)およびブレーキ操作による目標減速度
(cgmax)がゼロであるか否かを判定し(図10,
S48,S49)、両者がともにゼロのときには(S4
8:YES,S49:YES)、コーストダウンフラグ
(CDOWNF)をゼロにリセットする(S50)。
【0046】次に、現在どの変速段にあるかを調べる
(S51〜S53)。すなわち、先ず、OD(4速)か
否かを調べ(S51)、ODでなければ(S51:N
O)、1速か否かを調べ(S52)、1速でなければ
(S52:NO)、3速か否かを調べる(S53)。そ
して現在の変速段が3速であれば(S53:YES)、
図9に示す変速マップにおける3速→OD変速線上のア
クセル開度に応じたマップ値を読み(S54)、そのと
きの車速(vsp)が3速→OD変速線上のマップ値よ
りも高速であれば(S55:YES)、ODにシフトア
ップする(S56)。
【0047】次に、現在の変速段が2速であれば(S5
3:NO)、最初に3速→OD変速線上のアクセル開度
に応じたマップ値を読み(S57)、そのときの車速
(vsp)が3速→OD変速線上のマップ値よりも高速
であれば(S58:YES)、ODにシフトアップする
(S56)。
【0048】また、現在の変速段が2速のとき(S5
3:NO)、そのときの車速(vsp)が3速→OD変
速線上のマップ値よりも高速でなければ(S58:N
O)、2速→3速変速線上のアクセル開度に応じたマッ
プ値を読む(S59)。そして、そのときの車速(vs
p)が2速→3速変速線上のマップ値よりも高速であれ
ば(S60:YES)、3速にシフトアップする(S6
1)。
【0049】次に、現在の変速段が1速であれば(S5
2:YES)、図11へ進んで、3速→OD変速線上の
アクセル開度に応じたマップ値を読む(S62)。そし
て、そのときの車速(vsp)が3速→OD変速線上の
マップ値よりも高速であれば(S63:YES)、一挙
にODにシフトアップする(S64)。また、現在の変
速段が1速のとき(S62:YES)、車速(vsp)
が3速→OD変速線上のマップ値よりも高速でなければ
(S63:NO)、2速→3速変速線上のアクセル開度
に応じたマップ値を読む(S65)。そして、そのとき
の車速(vsp)が2速→3速変速線上のマップ値より
も高速であれば(S66:YES)、3速にシフトアッ
プする(S67)。一方、車速(vsp)が2速→3速
変速線上のマップ値よりも高速でなければ(S66:N
O)、1速→2速変速線上のアクセル開度に応じたマッ
プ値を読み(S68)、そのときの車速(vsp)が1
速→2速変速線上のマップ値よりも高速であれば(S6
9:YES)、2速にシフトアップする(S70)。
【0050】次に、図12および図13に示すシフトダ
ウン制御では、先ず、ペダル踏み替え時間に基づく目標
減速度(decele)およびブレーキ操作による目標
減速度(cgmax)がゼロであるか否かを判定し(図
12,S77,S78)、両者のうちの少なくとも一方
がゼロでないときには(S77:NOおよび/またはS
78:NO)、図8に基づく、後述するコースト制御ル
ーチンを実行する(S79)。
【0051】一方、ペダル踏み替え時間に基づく目標減
速度(decele)およびブレーキ操作による目標減
速度(cgmax)がともにゼロのときには(S77:
YES,S78:YES)、コーストダウンフラグ(C
DOWNF)をゼロにリセットする(S80)ととも
に、現在の変速段が1速か否かを調べ(S81)、1速
でなければ(S81:NO)、ODか否かを調べ(S8
2)、ODでなければ(S82:NO)、2速か否かを
調べる(S83)。そして2速であれば(S83:YE
S)、図9に示す変速マップにおける2速→1速変速線
上のアクセル開度に応じたマップ値を読み(S84)、
そのときの車速(vsp)が2速→1速変速線上のマッ
プ値よりも高速でなければ(S85:NO)、シフトダ
ウンフラグSHDWFを1にセットして(S86)、1
速にシフトダウンする(S87)。
【0052】次に、現在の変速段が3速であれば(S8
3:NO)、先ず2速→1速変速線上のアクセル開度に
応じたマップ値を読み(S88)、そのときの車速(v
sp)が2速→1速変速線上のマップ値よりも高速でな
ければ(S89:NO)、シフトダウンフラグSHDW
Fを1にセットして(S86)、1速にシフトダウンす
る(S87)。
【0053】また、現在の変速段が3速のとき(S8
3:NO)、そのときの車速(vsp)が2速→1速変
速線上のマップ値よりも高速であれば(S89:YE
S)、3速→2速変速線上のアクセル開度に応じたマッ
プ値を読み(S90)、そのときの車速(vsp)が3
速→2速変速線上のマップ値よりも高速でなければ(S
91:NO)、シフトダウンフラグSHDWFを1にセ
ットして(S92)、2速にシフトダウンする(S9
3)。
【0054】次に、現在の変速段がODであれば(S8
2:YES)、図13へ進んで、2速→1速変速線上の
アクセル開度に応じたマップ値を読む(S94)。そし
て、そのときの車速(vsp)が2速→1速変速線上の
マップ値よりも高速でなければ(S95:NO)、シフ
トダウンフラグSHDWFを1にセットして(S9
6)、一挙に1速にシフトダウンする(S97)。
【0055】また、現在の変速段がODのとき(S8
2:YES)、車速(vsp)が2速→1速変速線上の
マップ値よりも高速であれば(S95:YES)、3速
→2速変速線上のアクセル開度に応じたマップ値を読み
(S98)、そのときの車速(vsp)が3速→2速変
速線上のマップ値よりも高速でなければ(S99:N
O)、シフトダウンフラグSHDWFを1にセットして
(S100)、2速にシフトダウンする(S101)。
一方、車速(vsp)が3速→2速変速線上のマップ値
よりも高速であれば(S99:YES)、OD→3速変
速線上のアクセル開度に応じたマップ値を読み(S10
2)、そのときの車速(vsp)がOD→3速変速線上
のマップ値よりも高速でなければ(S103:NO)、
シフトダウンフラグSHDWFを1にセットして(S1
04)、3速にシフトダウンする(S105)。
【0056】図14および図15は、図12のS79で
実行されるコースト制御ルーチンの内容を示すフローチ
ャートである。
【0057】先ず、ペダル踏み替え時間に基づく目標減
速度(decele)がゼロであるか否かを調べ(図1
4,S111)、decele=0のときには(S11
1:YES)、したがって、ブレーキ操作による目標減
速度(cgmax)のみがゼロでないときには、図8に
示されている、車速に応じたOD減速度マップを読み
(S112)、目標減速度(cgmax)がマップ値よ
りも下方にあるときには(S113:NO)、コースト
ダウンフラグ(CDOWNF)を1にセットし(S11
4)、車速に応じた3速減速度マップを読み(S11
5)、目標減速度(cgmax)がマップ値よりも上方
にあるときには(S116:YES)、3速にシフトダ
ウンする(S117)。
【0058】次に、車速に応じた2速減速度マップを読
み(S118)、目標減速度(cgmax)がマップ値
よりも上方にあるときには(S119:YES)、2速
にシフトダウンし(S120)、目標減速度(cgma
x)がマップ値よりも下方にあるときには(S119:
NO)、1速にシフトダウンする(S121)。
【0059】一方、decele≠0のときには(S1
11:NO)、図15へ進んで、S122〜S131の
処理を実行する。
【0060】このS122〜S131に示すフローは、
S112〜S121におけるブレーキ操作による目標減
速度(cgmax)を、ペダル踏み替え時間に基づく目
標減速度(decele)に代えたこと以外は、S11
2〜S121に示すフローと同一である。
【0061】すなわち、図8に示されている、車速に応
じたOD減速度マップを読み(S122)、目標減速度
(decele)がマップ値よりも下方にあるときには
(S123:NO)、コーストダウンフラグ(CDOW
NF)を1にセットし(S124)、車速に応じた3速
減速度マップを読み(S125)、目標減速度(dec
ele)がマップ値よりも上方にあるときには(S12
6:YES)、3速にシフトダウンする(S127)。
【0062】次に、車速に応じた2速減速度マップを読
み(S128)、目標減速度(decele)がマップ
値よりも上方にあるときには(S129:YES)、2
速にシフトダウンし(S130)、目標減速度(dec
ele)がマップ値よりも下方にあるときには(S12
9:NO)、1速にシフトダウンする(S131)。以
上が本発明による自動変速機の変速制御装置の実施例の
構成およびその作用の説明であるが、この説明から明ら
かなように、本実施例では、減速に際してドライバがア
クセルペダルの戻し操作を行う場合のアクセル戻し速度
の大小と、ドライバがアクセルペダルを離してブレーキ
ペダルに踏み替えるまでのペダル踏み替え時間の長短と
に基づいて目標減速度(decele)を設定し、この
目標減速度(decele)に基づいて、変速制御を実
行しているから、ブレーキ操作までのドライバの減速意
志を忠実に反映させた変速制御を行うことができる。ま
た、減速時にエンジンブレーキを有効に作用させること
ができ、かつ、減速後の再加速における加速性能を向上
させることができる。
【0063】次に、屈曲路を走行する場合の頻繁な変速
に起因する変速ハンチングの防止および変速ショックの
軽減を目的とする変速制御を、上述した減速意志による
変速制御とを併用する場合の実施例について説明する。
この場合は、各制御開始条件で減速制御を優先し、ブレ
ーキ操作によるシフトダウンがなされた後、屈曲路制御
開始条件が成立している場合は、減速制御によるシフト
ダウンをトリガーとして、屈曲路制御を開始している。
【0064】この屈曲路制御では、先ず、走行路のスト
レート度合いと、コーナーR(曲率半径)度合いと、ル
ープ率度合いとに基づいて屈曲度合いを判定する。
【0065】すなわち、走行路のストレート度合い(s
tt)に関しては、図16に示すように、ストレート路
の距離(stdis)が10m以下のときをstt=
5、150m以上のときをstt=1として、その間に
1次式で表される関係をもって度合い1〜5を設定し、
また、コーナーR度合い(rr)に関しては、図17に
示すように、平均コーナーR(rh)が50m以下のと
きをrr=5、150m以上のときをrr=1として、
その間に1次式で表される関係をもって度合い1〜5を
設定している。さらに、ループ率度合い(roop)に
関しては、図5に示すように、ループ率、すなわち、コ
ーナーRの巻き込み度合い(toguro)が5%以下
のときをroop=1、25%以上のときをroop=
5として、その間に1次式で表される関係をもって度合
い1〜5を設定している。そして、ストレート度合い
(stt)とコーナーR度合い(rr)とループ率度合
い(roop)との和の3分の1をもって、走行路の屈
曲度合いとして判定している。
【0066】但し、交差点あるいは車線変更等に伴う操
舵による誤判断を防止するために、本実施例では、後述
するように、コーナーRが2回続けて検出された場合
に、現在屈曲路を走行中と判断している。そして、1回
目の屈曲度合い(doai1)と2回目の屈曲度合い
(doai2)の平均値をもって走行路の屈曲度合い
(doai)としている。
【0067】このようにして求められた屈曲度合い(d
oai)を自動変速機に変速制御に用いるにさいして
は、予め屈曲度合い(doai)に対して、ドライバの
加速意思および路面勾配に基づく補正がなされる。この
補正は、図19に示すように、アクセル踏み速度(ac
p)の大小に応じて補正係数K1を1〜2の間で変化さ
せ、また、路面勾配(θ)の大小に応じて補正係数K2
を1〜2の間で変化させている。すなわち、アクセル踏
み速度(acp)が10%/sec 以下のときをK1=
1、30%/sec 以上のときをK1=2として、その間
に1次式で表される関係をもって補正係数K1を設定し
ている。また、路面勾配(θ)が1%以下のときをK2
=1、5%以上のときをK2=2として、その間に1次
式で表される関係をもって補正係数K2を設定してい
る。そして、上記屈曲度合い(doai)にそれぞれ補
正係数K1,K2を乗算した値の和をもって、屈曲度合
い(DOAI)とし、この補正済みの屈曲度合い(DO
AI)に応じて、コントローラ4は、図20に示すフロ
ーチャートに従う変速制御を実行する。
【0068】コントローラ4には、図9に示す通常変速
マップに加えて、図21〜図24に示すように、走行路
の屈曲度合(DOAI)に応じた4種類の屈曲路用変速
マップが格納されている。すなわち、図21はDOAI
=1〜2に応じた変速マップを、図22はDOAI=2
〜3に応じた変速マップを、図23はDOAI=3〜4
に応じた変速マップを、図24はDOAI=4〜5に応
じた変速マップをそれぞれ示している。
【0069】図21〜図24に示す4枚の変速マップを
対比させて見ると、1速→2速のシフトアップ変速線お
よび2速→1速のシフトダウン変速線と、アクセル開度
が全開時の変速線の位置とが4枚の変速マップに関して
共通していることを除き、屈曲度合が大きくなる程、ア
クセル開度の低い領域における変速線の位置が高速側に
シフトされていることがわかる。
【0070】すなわち、速度を同一とした場合、屈曲度
合が大きくなる程、変速段が低速段となり、頻繁な変速
が阻止されるとともに、コーナー脱出時の加速性が向上
することになる。
【0071】図20のフローチャートにおいては、先
ず、走行路の屈曲度合い(DOAI)がゼロであるか否
かを判定し(S140)、DOAI=0の場合は(S1
40:YES)、ブレーキフラグBRFおよびシフトダ
ウンフラグSHDWFをゼロにリセットして(S14
1)、図9に示す通常変速マップを選択して、この通常
変速マップに沿った通常変速を実行する(S142)。
なお、シフトダウン時にシフトダウンフラグSHDWF
を1にセットする。
【0072】次に、DOAI≠0の場合は(S140:
NO)、制御開始条件が満足されたか否かを判定する
(S143〜S148)。すなわち、前記したコースト
ダウンフラグ(CDOWNF)が1にセットされたとき
(S143:YES)、路面勾配θが5%を超えている
とき(S144:YES)、および変速段が3速のとき
(S145:YES)には、図21〜図24に示す屈曲
路用の4種類の変速マップの中から、走行路の屈曲度合
(DOAI)に応じた変速マップを選択し、その変速マ
ップを用いて直ちに変速制御を開始する(S151)。
また、コーストダウンフラグ(CDOWNF)が1にセ
ットされておらず(S143:NO)、路面勾配θが5
%を超えておらず(S144:NO)、かつ変速段が3
速以外であっても(S145:NO)、下り坂でブレー
キフラグBRFが1にセットされているときには(S1
46:YES,S147:YES)、直ちに変速制御を
開始する(S151)。また、下り坂でブレーキフラグ
BRFが1にセットされていないとき(S146:YE
S,S147:NO)、ドライバによるブレーキ操作が
なされた場合(S148:YES)、ブレーキフラグB
RFを1にセットして(S149)、変速制御を開始す
る(S151)。さらに、下り坂以外で(S146:N
O)、ドライバによるシフトダウン操作がなされれば
(S150:YES)、屈曲路用の4種類の変速マップ
の中から選択された変速マップを用いて直ちに変速制御
を開始する(S151)。
【0073】このような屈曲路制御を併用することによ
り、車両の走行性能を飛躍的に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動変速機の変速制御装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例に係わる自動変速機の変速制
御装置を示す制御系統図
【図3】本発明の一実施例に係わる自動変速機の変速制
御装置における目標減速度の算出処理の説明に供する図
【図4】本発明において実行される減速意志判定ルーチ
ンの説明に供するフローチャートの第1部分
【図5】本発明において実行される減速意志判定ルーチ
ンの説明に供するフローチャートの第2部分
【図6】本発明において実行される減速意志判定ルーチ
ンの説明に供するフローチャートの第3部分
【図7】本発明において実行されるブレーキ操作による
目標減速度設定ルーチンの説明に供するフローチャート
【図8】各変速段毎の車速に対する減速度を表す減速度
マップ
【図9】本発明において通常変速時に用いられる変速マ
ップ
【図10】シフトアップ制御ルーチンの説明に供するフ
ローチャートの前半部分
【図11】シフトアップ制御ルーチンの説明に供するフ
ローチャートの後半部分
【図12】シフトダウン制御ルーチンの説明に供するフ
ローチャートの前半部分
【図13】シフトダウン制御ルーチンの説明に供するフ
ローチャートの後半部分
【図14】コースト制御ルーチンの説明に供するフロー
チャートの一部分
【図15】コースト制御ルーチンの説明に供するフロー
チャートの他部分
【図16】走行路の屈曲度合いを判定する場合に、走行
路のストレート度合いの判定に用いられるマップ
【図17】走行路の屈曲度合いを判定する場合に、コー
ナーの曲率度合いの判定に用いられるマップ
【図18】走行路の屈曲度合いを判定する場合に、コー
ナーのループ度合いの判定に用いられるマップ
【図19】屈曲度合いの補正ルーチンの説明に供する図
【図20】走行路の屈曲度合いに応じた変速制御ルーチ
ンの説明に供するフローチャート
【図21】屈曲度合いが1〜2のときに用いられる変速
マップ
【図22】屈曲度合いが2〜3のときに用いられる変速
マップ
【図23】屈曲度合いが3〜4のときに用いられる変速
マップ
【図24】屈曲度合いが4〜5のときに用いられる変速
マップ
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 変速歯車機構 4 コントローラ 5 車速センサ 6 アクセル開度センサ 7 ブレーキスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバのブレーキペダル踏み操作によ
    り車両が減速される場合において、上記ブレーキペダル
    の踏み操作がなされるまでのドライバの減速要求を検出
    する減速要求検出手段と、 該検出手段により検出されたドライバの減速要求に応じ
    て、自動変速機の変速制御を変更する変速制御変更手段
    と、を備えてなることを特徴とする自動変速機の変速制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記減速要求検出手段は、アクセルペダ
    ルからブレーキペダルへの踏み替え時間を検出する手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変
    速制御装置。
  3. 【請求項3】 上記減速要求検出手段は、エンジン負荷
    の減少速度を検出する手段と、アクセルペダルからブレ
    ーキペダルへの踏み替え時間を検出する手段と、これら
    検出手段により検出されたエンジン負荷の減少速度とペ
    ダル踏み替え時間とに基づいてドライバの減速要求を判
    定する判定手段とを備えてなることを特徴とする請求項
    1または2記載の自動変速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 上記変速制御変更手段は、エンジン負荷
    の減少速度が大きく、かつペダル踏み替え時間が短いこ
    とが上記減速要求検出手段により検出された場合に、低
    速段領域を拡大することを特徴とする請求項1ないし3
    のうちの1つに記載された自動変速機の変速制御装置。
  5. 【請求項5】 上記変速制御変更手段は、上記減速要求
    検出手段により検出されたドライバの減速要求がゼロの
    ときに、ブレーキペダル踏み操作による減速度に応じた
    変速段を選択することを特徴とする請求項1ないし4の
    うちの1つに記載された自動変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 上記変速制御変更手段は、各変速段にお
    ける車速と減速度との関係を表す減速度マップに基づい
    て変速制御を変更することを特徴とする請求項1ないし
    5のうちの1つに記載された自動変速機の変速制御装
    置。
  7. 【請求項7】 ドライバのブレーキペダル踏み操作によ
    り車両が減速される場合において、上記ブレーキペダル
    の踏み操作がなされるまでのドライバの減速要求を検出
    する減速要求検出手段と、走行路の屈曲度合い判定する
    判定手段と、上記減速要求検出手段により検出されたド
    ライバの減速要求および上記屈曲度合い判定手段により
    判定された走行路の屈曲度合いに応じて、自動変速機の
    変速制御を変更する変速制御変更手段とを備え、 該変速制御変更手段は、上記ドライバの減速要求に応じ
    た変速制御を走行路の屈曲度合いに応じ変速制御に優先
    させるとともに、減速要求に応じたシフトダウンをトリ
    ガーとして、上記屈曲度合いに応じ変速制御を開始する
    ことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225096A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Toyota Motor Corp 変速指示装置
JP2008518174A (ja) * 2004-10-29 2008-05-29 ルノー・エス・アー・エス 制動過程における自動車の自動変速機の制御方法
KR20120021018A (ko) * 2010-08-31 2012-03-08 현대모비스 주식회사 차량의 제동 제어 방법
JP2015224691A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 三菱自動車工業株式会社 車両の運転支援装置

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