JPH07157986A - 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ - Google Patents
形付け素線収束コード及び車両用タイヤInfo
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- JPH07157986A JPH07157986A JP5329550A JP32955093A JPH07157986A JP H07157986 A JPH07157986 A JP H07157986A JP 5329550 A JP5329550 A JP 5329550A JP 32955093 A JP32955093 A JP 32955093A JP H07157986 A JPH07157986 A JP H07157986A
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- shaped
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- wires
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
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- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0606—Reinforcing cords for rubber or plastic articles
- D07B1/0646—Reinforcing cords for rubber or plastic articles comprising longitudinally preformed wires
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/0057—Reinforcements comprising preshaped elements, e.g. undulated or zig-zag filaments
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- D07B2201/2059—Cores characterised by their structure comprising wires
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- D07B2201/2097—Binding wires
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 平面波形状とスパイラル状の素線を組み合わ
せ一平面内に平行状に配置して収束し、タイヤベルト層
の補強材として好適な形付け素綿収束コードを提供す
る。 【構成】 2本以上の素線1aないし1cを平面波形状
とスパイラル状に形付けして、各素線の形付けの位相や
ピツチPあるいはまた高さhを変え無撚りで一平面X−
X上に平行状に配置して収束した素線束1a〜1cに構
成された形付け素線収束コード3収束において、収束さ
れた素線束1a〜1cをラツピングワイヤ2で束ねた。
また、平面波形状に形付けした素線11aと11c間に
直線状の素線11bを介在して同様に収束し、その収束
した素線束11a〜11cをラツピングワイヤ12で束
ねた形付け素線収束コード13をタイヤベルト層内に引
き揃えて埋設した。
せ一平面内に平行状に配置して収束し、タイヤベルト層
の補強材として好適な形付け素綿収束コードを提供す
る。 【構成】 2本以上の素線1aないし1cを平面波形状
とスパイラル状に形付けして、各素線の形付けの位相や
ピツチPあるいはまた高さhを変え無撚りで一平面X−
X上に平行状に配置して収束した素線束1a〜1cに構
成された形付け素線収束コード3収束において、収束さ
れた素線束1a〜1cをラツピングワイヤ2で束ねた。
また、平面波形状に形付けした素線11aと11c間に
直線状の素線11bを介在して同様に収束し、その収束
した素線束11a〜11cをラツピングワイヤ12で束
ねた形付け素線収束コード13をタイヤベルト層内に引
き揃えて埋設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の車両用タイヤや
搬送用ベルト等の補強材として適用され、特にタイヤベ
ルト層に埋設しゴム・コード複合体として補強するのに
好適な形付け素線収束コード及び車両用タイヤに関する
ものである。
搬送用ベルト等の補強材として適用され、特にタイヤベ
ルト層に埋設しゴム・コード複合体として補強するのに
好適な形付け素線収束コード及び車両用タイヤに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の車両用タイヤにおいてその
タイヤベルト層に適用される補強材としては、複数本の
ブラスメツキした素線を形付けして撚り合わせ、必要に
応じ断面楕円形状にして、素線相互に隙間を形成してゴ
ム浸透性を高めた1×n構造のオープンスチールコード
や、複数本の素線をスパイラル状に形付けして無撚りで
3行に束ね、タイヤベルト層内に引き揃え埋設してゴム
とのセパレーシヨンを防止した形付け素線収束コード
(特公昭57−14310号公報)や、複数本の素線を
一平面上に平行に配置してラツピングワイヤで束ね、コ
ード曲げ剛性の方向性をつけて疲労性や操縦安定性を高
めた素線収束コード(特願昭60−287958号)等
が開発されて提案されている。
タイヤベルト層に適用される補強材としては、複数本の
ブラスメツキした素線を形付けして撚り合わせ、必要に
応じ断面楕円形状にして、素線相互に隙間を形成してゴ
ム浸透性を高めた1×n構造のオープンスチールコード
や、複数本の素線をスパイラル状に形付けして無撚りで
3行に束ね、タイヤベルト層内に引き揃え埋設してゴム
とのセパレーシヨンを防止した形付け素線収束コード
(特公昭57−14310号公報)や、複数本の素線を
一平面上に平行に配置してラツピングワイヤで束ね、コ
ード曲げ剛性の方向性をつけて疲労性や操縦安定性を高
めた素線収束コード(特願昭60−287958号)等
が開発されて提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の補強材におい
て、前記の1×n構造のオープンスチールコードは、バ
ンチャー撚り線機により複数本の素線を形付けした後、
さらに撚り合わせ加工するため、これらの塑性加工によ
り素線の靭性、張力が低下し、この撚り合わせによりコ
スト高になるとともに、ゴム浸透性や耐摩耗性等には限
界があり、また、車両の操縦安定性上からタイヤベルト
層の補強材として要求されるコード曲げ剛性に方向性が
ないなどの課題がある。
て、前記の1×n構造のオープンスチールコードは、バ
ンチャー撚り線機により複数本の素線を形付けした後、
さらに撚り合わせ加工するため、これらの塑性加工によ
り素線の靭性、張力が低下し、この撚り合わせによりコ
スト高になるとともに、ゴム浸透性や耐摩耗性等には限
界があり、また、車両の操縦安定性上からタイヤベルト
層の補強材として要求されるコード曲げ剛性に方向性が
ないなどの課題がある。
【0004】また、前記のような形付け素線収束コード
や素線収束コードは、無撚りで束ねられ張力(靭性)の
低下の防止、コスト節減等の利点があるが、素線の全長
にわたり相互に線接触してゴム浸透性や耐摩耗性が低下
するなどの課題がある。
や素線収束コードは、無撚りで束ねられ張力(靭性)の
低下の防止、コスト節減等の利点があるが、素線の全長
にわたり相互に線接触してゴム浸透性や耐摩耗性が低下
するなどの課題がある。
【0005】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、平
面波形状とスパイラル状又は平面波形状と直線状の素線
を組み合わせ一平面内に平行状に配置して収束し、高張
力とし疲労性、腐食性、摩耗性等の耐久性を高めるとと
もに、コード曲げ剛性に方向性を付加しタイヤベルト層
の補強材に好適として乗心地や車両操縦性を向上しコス
ト節減した形付け素線収束コード及び車両用タイヤを提
供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、平
面波形状とスパイラル状又は平面波形状と直線状の素線
を組み合わせ一平面内に平行状に配置して収束し、高張
力とし疲労性、腐食性、摩耗性等の耐久性を高めるとと
もに、コード曲げ剛性に方向性を付加しタイヤベルト層
の補強材に好適として乗心地や車両操縦性を向上しコス
ト節減した形付け素線収束コード及び車両用タイヤを提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2本以上の素
線を平面波形状とスパイラル状に形付けして、各素線の
形付けの位相やピツチあるいはまた高さを変え無撚りで
一平面上に平行状に配置して収束し、素線相互に非接触
部と接触部をコード長さ方向に交互に形成するととも
に、この接触部の少なくとも一部を素線絡み部に形成し
て収束した素線束に構成した形付け素線収束コードにし
て、張力の低下を防止し、ゴム浸透、付着性を高め、摩
耗を低減するとともに、コード曲げ剛性の方向性を付加
しタイヤベルト層の補強材としてのコード特性を高めて
いる。
線を平面波形状とスパイラル状に形付けして、各素線の
形付けの位相やピツチあるいはまた高さを変え無撚りで
一平面上に平行状に配置して収束し、素線相互に非接触
部と接触部をコード長さ方向に交互に形成するととも
に、この接触部の少なくとも一部を素線絡み部に形成し
て収束した素線束に構成した形付け素線収束コードにし
て、張力の低下を防止し、ゴム浸透、付着性を高め、摩
耗を低減するとともに、コード曲げ剛性の方向性を付加
しタイヤベルト層の補強材としてのコード特性を高めて
いる。
【0007】また、前記の形付け素線収束コードにおい
て、前記の収束した素線束をラツピングワイヤでさらに
束ねて、コード保形性をさらに高めている。また、前記
の形付け素線の間に直線状の素線を介在させて収束し、
この素線束をラツピングワイヤでさらに束ねることによ
り、前記のような作用、効果をさらに高めている。
て、前記の収束した素線束をラツピングワイヤでさらに
束ねて、コード保形性をさらに高めている。また、前記
の形付け素線の間に直線状の素線を介在させて収束し、
この素線束をラツピングワイヤでさらに束ねることによ
り、前記のような作用、効果をさらに高めている。
【0008】さらに、前記の形付け素線収束コードをタ
イヤベルト層内に引き揃えて埋設した車両用タイヤと
し、車両の乗り心地や操縦性を高めている。
イヤベルト層内に引き揃えて埋設した車両用タイヤと
し、車両の乗り心地や操縦性を高めている。
【0009】
【作用】本発明の形付け素線収束コードは、各素線をそ
れぞれ形付機構のみで形付けしてその後の収束や矯正で
は格別に塑性加工しないで高張力とし、優れた曲げ疲労
性を有し、平面波形状とスパイラル状の素線を無撚りで
一平面上に平行状に配置し相互に非接触部と接触部を交
互に形成し、かつこの接触部の一部を素線絡み部に形成
した収束の素線束としてその素線絡みでコードに保形
し、ゴム浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩耗を
低減して耐久性を高めるとともに、コード曲げ剛性の方
向性を付加してコード特性を高めている。
れぞれ形付機構のみで形付けしてその後の収束や矯正で
は格別に塑性加工しないで高張力とし、優れた曲げ疲労
性を有し、平面波形状とスパイラル状の素線を無撚りで
一平面上に平行状に配置し相互に非接触部と接触部を交
互に形成し、かつこの接触部の一部を素線絡み部に形成
した収束の素線束としてその素線絡みでコードに保形
し、ゴム浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩耗を
低減して耐久性を高めるとともに、コード曲げ剛性の方
向性を付加してコード特性を高めている。
【0010】また、前記の形付け素線収束コードにおい
て、前記の収束した素線束をラツピングワイヤで束ねて
コード保形性をさらに高め、また、前記のスパイラル状
の素線に代えて直線状の素線を介在せしめ同様に収束す
ることにより、コード強度を高め曲げ特性を多様化して
前記のような作用、効果をさらに高めている。
て、前記の収束した素線束をラツピングワイヤで束ねて
コード保形性をさらに高め、また、前記のスパイラル状
の素線に代えて直線状の素線を介在せしめ同様に収束す
ることにより、コード強度を高め曲げ特性を多様化して
前記のような作用、効果をさらに高めている。
【0011】さらに、一方向は比較的に剛性に優れその
直角方向は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性が付
加されて、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設すると、
その柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛
性でコーナーリング等のハンドル操作性が高められるな
ど優れた車両操作安定性が得られる。
直角方向は柔軟性を有するコード曲げ剛性の方向性が付
加されて、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設すると、
その柔軟性で曲げ疲労性、乗り心地が高められ、その剛
性でコーナーリング等のハンドル操作性が高められるな
ど優れた車両操作安定性が得られる。
【0012】
【実施例】図1(A)に本発明の形付け素線収束コード
の第1実用例、図1(B)に第2実用例、図2に第1実
用例のコード製造装置、図3に第2実用例のコード製造
装置を示す。図1において1a〜1cはブラスメツキの
素線、2はラツピングワイヤ、αは素線相互の間に形成
した隙間即ち非接触部、βは非接触部の間に適度に絡み
変形させて形成した素線の接触部即ち素線絡み部、3は
第1実施例の形付け素線収束コードであつて、図1
(A)に示す第1実施例は、2本以上(図示例は3本)
の素線1a〜1cを平面波形状とスパイラル状に形付け
して、各素線1a〜1cの形付けの位相やピツチあるい
はまた高さを変え無撚りで一平面X−X上に平行状に配
置して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βをコー
ド長さ方向に交互に形成するとともに、前記の接触部の
少なくとも一部を素線絡み部βに形成して収束した素線
束1a〜1cに構成した形付け素線収束コード3になつ
ている。また、前記の形付け素線収束コードにおいて、
前記の収束した素線束1a〜1cをラツピングワイヤ2
でさらに束ねたことを特徴とする形付け素線収束コード
3になつている。
の第1実用例、図1(B)に第2実用例、図2に第1実
用例のコード製造装置、図3に第2実用例のコード製造
装置を示す。図1において1a〜1cはブラスメツキの
素線、2はラツピングワイヤ、αは素線相互の間に形成
した隙間即ち非接触部、βは非接触部の間に適度に絡み
変形させて形成した素線の接触部即ち素線絡み部、3は
第1実施例の形付け素線収束コードであつて、図1
(A)に示す第1実施例は、2本以上(図示例は3本)
の素線1a〜1cを平面波形状とスパイラル状に形付け
して、各素線1a〜1cの形付けの位相やピツチあるい
はまた高さを変え無撚りで一平面X−X上に平行状に配
置して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βをコー
ド長さ方向に交互に形成するとともに、前記の接触部の
少なくとも一部を素線絡み部βに形成して収束した素線
束1a〜1cに構成した形付け素線収束コード3になつ
ている。また、前記の形付け素線収束コードにおいて、
前記の収束した素線束1a〜1cをラツピングワイヤ2
でさらに束ねたことを特徴とする形付け素線収束コード
3になつている。
【0013】前記の形付け素線収束コード3についてさ
らに詳述すると、例えば、図2に示すコード製造装置1
0によつて製造される。このコード製造装置10は、素
線を繰り出す3個のブレーキ4a付きボビン4を具備
し、素線1a、1cはそれぞれキヤプスタン5を経て形
付機構6aの形付歯で2次元方向(波付け方向Y−Y)
に形付けされ、素線1bは形付機構6bの形付バーで3
次元方向(波付け方向Y−Y及びX−X)に形付けされ
て収束台7に送り込まれる。
らに詳述すると、例えば、図2に示すコード製造装置1
0によつて製造される。このコード製造装置10は、素
線を繰り出す3個のブレーキ4a付きボビン4を具備
し、素線1a、1cはそれぞれキヤプスタン5を経て形
付機構6aの形付歯で2次元方向(波付け方向Y−Y)
に形付けされ、素線1bは形付機構6bの形付バーで3
次元方向(波付け方向Y−Y及びX−X)に形付けされ
て収束台7に送り込まれる。
【0014】前記の形付機構6aは、少なくとも矢示方
向の回転位相を変え、又は、必要に応じ形付歯を異形に
して、各素線1a〜1cの形付け位相のみを変えたり
(図1A参照)、形付けのピツチP1a、P1cあるい
はまたその高さhを変えて多様な平面波形状に形付けで
き、形付機構6bは、形付バーの波付け機能と矢示の回
転速度を変えて、素線1bの形付けの位相のみを変えた
り、形付けのピツチP1bにあるいはまたその高さhb
を変えて多様なスパイラル状に形付けでき、これらの素
線1a〜1cは、形付け後に収束台16に送り込まれ
る。
向の回転位相を変え、又は、必要に応じ形付歯を異形に
して、各素線1a〜1cの形付け位相のみを変えたり
(図1A参照)、形付けのピツチP1a、P1cあるい
はまたその高さhを変えて多様な平面波形状に形付けで
き、形付機構6bは、形付バーの波付け機能と矢示の回
転速度を変えて、素線1bの形付けの位相のみを変えた
り、形付けのピツチP1bにあるいはまたその高さhb
を変えて多様なスパイラル状に形付けでき、これらの素
線1a〜1cは、形付け後に収束台16に送り込まれ
る。
【0015】収束台7は、平面波形状とスパイラル状に
形付けされた素線1a〜1cを、無撚りで一平面X−X
上に平行状に配置(素線1aと1cの波付け方向Y−Y
は収束の方向X−Xに対し直交状に整列、図1参照)し
て収束し、収束後に、ラツピングしない場合は矯正機8
に直接的に送り込み、ラツピングする場合にはラツピン
グ機構30によりラッピングワイヤ2が施される。
形付けされた素線1a〜1cを、無撚りで一平面X−X
上に平行状に配置(素線1aと1cの波付け方向Y−Y
は収束の方向X−Xに対し直交状に整列、図1参照)し
て収束し、収束後に、ラツピングしない場合は矯正機8
に直接的に送り込み、ラツピングする場合にはラツピン
グ機構30によりラッピングワイヤ2が施される。
【0016】ラツピング機構30は、収束後の素線束1
a〜1cを挿通する軸管31を具備し、この軸管31に
装着されてモーター35で回転制御されるボビン33か
らガイドローラー34を経て繰り出されるラッピングワ
イヤ2を、素線束1a〜1cにラツピングして束ね矯正
機8に送り込む。このラッピングピツチP2(又はP1
2)は、素線束1a〜1cの移送速度に対応した回転制
御で調整される。
a〜1cを挿通する軸管31を具備し、この軸管31に
装着されてモーター35で回転制御されるボビン33か
らガイドローラー34を経て繰り出されるラッピングワ
イヤ2を、素線束1a〜1cにラツピングして束ね矯正
機8に送り込む。このラッピングピツチP2(又はP1
2)は、素線束1a〜1cの移送速度に対応した回転制
御で調整される。
【0017】矯正機8は、収束された素線束1a〜1c
を各矯正ロール8aで矯正、整形して形付け素線収束コ
ード3に製造し、このコード3はキヤプスタン5を経て
ボビン9に連続的に巻き取られる。
を各矯正ロール8aで矯正、整形して形付け素線収束コ
ード3に製造し、このコード3はキヤプスタン5を経て
ボビン9に連続的に巻き取られる。
【0018】前記の収束台7及び矯正機8は、素線束1
a〜1cを図示のX−X方向、Y−Y方向に適宜に押圧
して、この形付け素線収束コード3に非接触部αと接触
部βをコード長さ方向に交互に形成するとともに、その
接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成する(図
1Aの断面図参照)。又は、必要に応じ収束台7と矯正
機8の間に付設したラツピング機構30により、収束し
た素線束1a〜1cの周囲にラツピングワイヤ2を巻き
付けてラツピングされる(図1A参照)。
a〜1cを図示のX−X方向、Y−Y方向に適宜に押圧
して、この形付け素線収束コード3に非接触部αと接触
部βをコード長さ方向に交互に形成するとともに、その
接触部の少なくとも一部を素線絡み部βに形成する(図
1Aの断面図参照)。又は、必要に応じ収束台7と矯正
機8の間に付設したラツピング機構30により、収束し
た素線束1a〜1cの周囲にラツピングワイヤ2を巻き
付けてラツピングされる(図1A参照)。
【0019】図1(B)に示す第2実施例は、2本の素
線11a、11cを平面波形状に形付けしてその間に2
本の直線状の素線11b,11bを介在させた実施例で
あつて、2本以上の素線11a、11cをそれぞれ平面
波形状に形付けして、素線11a、11cの形付けの位
相やピツチあるいはまた高さを変えかつ直線状の素線1
1b,11bを介在し無撚りで一平面X−X上に平行状
に配置して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βを
コード長さ方向に交互に形成した素線束11a〜11c
にして、この素線束をラツピングワイヤ12で束ねた形
付け素線収束コード13になつている。
線11a、11cを平面波形状に形付けしてその間に2
本の直線状の素線11b,11bを介在させた実施例で
あつて、2本以上の素線11a、11cをそれぞれ平面
波形状に形付けして、素線11a、11cの形付けの位
相やピツチあるいはまた高さを変えかつ直線状の素線1
1b,11bを介在し無撚りで一平面X−X上に平行状
に配置して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βを
コード長さ方向に交互に形成した素線束11a〜11c
にして、この素線束をラツピングワイヤ12で束ねた形
付け素線収束コード13になつている。
【0020】前記の形付け素線収束コード13について
さらに詳述すると、例えば、図3に示すコード製造装置
20によつて製造される。このコード製造装置20は、
4本の素線11a〜11cをそれぞれブレーキ14a付
きボビン14から繰り出し、素線11a、11cはそれ
ぞれキヤプスタン15を経て複数本の形付歯付き形付機
構6aにより2次元方向に即ち平面波形状に形付けし
て、素線11b、11bはキヤプスタン15を経て格別
に加工しないで直線状のままで収束台16に送り込まれ
る。
さらに詳述すると、例えば、図3に示すコード製造装置
20によつて製造される。このコード製造装置20は、
4本の素線11a〜11cをそれぞれブレーキ14a付
きボビン14から繰り出し、素線11a、11cはそれ
ぞれキヤプスタン15を経て複数本の形付歯付き形付機
構6aにより2次元方向に即ち平面波形状に形付けし
て、素線11b、11bはキヤプスタン15を経て格別
に加工しないで直線状のままで収束台16に送り込まれ
る。
【0021】この形付機構6aは、同様に素線11a、
11cの形付けの位相のみを変えたり、形付けのピツチ
P11aとP11cをあるいはまたその高さhを変えた
多様な平面波形状に形付けして収束台16に送り込む。
図1Bの実施例は素線11aと11cを同様な形付けピ
ツチP11a,c及び高さに形付けして、その形付けの
位相のみを図示のように変えている。
11cの形付けの位相のみを変えたり、形付けのピツチ
P11aとP11cをあるいはまたその高さhを変えた
多様な平面波形状に形付けして収束台16に送り込む。
図1Bの実施例は素線11aと11cを同様な形付けピ
ツチP11a,c及び高さに形付けして、その形付けの
位相のみを図示のように変えている。
【0022】また、収束台17は、平面波形状に形付け
された素線11aと11cの形付けの位相(やピツチあ
るいはまた高さ)を変えかつ直線状の素線11b,11
bを介在し無撚りで一平面X−X上に平行状に配置して
収束し、この収束された素線束11a〜11cを矯正機
18に送り込み、矯正機18は、収束された素線束11
a〜11cを各矯正ロール18aで矯正、整形して形付
け素線収束コード13に製造し、キヤプスタン15を経
てボビン19に連続的に巻き取る。収束台17及び矯正
機18は、素線束11a〜11cを図示のX−X方向、
Y−Y方向に適宜に押圧して、この形付け素線収束コー
ド13に非接触部αと接触部βをコード長さ方向に交互
に形成するとともに、その接触部の少なくとも一部を素
線絡み部βに形成するが(図1Bの断面図参照)、図示
のように素線11b,11bと素線11a,11cとの
素線絡みが十分に確保されないので、図示外のラツピン
グ機構により別工程でラツピングするか、又は、図2A
のラツピング機構30を付設して収束された素線束11
a〜11cの周囲にラツピングワイヤ12を巻き付けて
束ねて製造する。
された素線11aと11cの形付けの位相(やピツチあ
るいはまた高さ)を変えかつ直線状の素線11b,11
bを介在し無撚りで一平面X−X上に平行状に配置して
収束し、この収束された素線束11a〜11cを矯正機
18に送り込み、矯正機18は、収束された素線束11
a〜11cを各矯正ロール18aで矯正、整形して形付
け素線収束コード13に製造し、キヤプスタン15を経
てボビン19に連続的に巻き取る。収束台17及び矯正
機18は、素線束11a〜11cを図示のX−X方向、
Y−Y方向に適宜に押圧して、この形付け素線収束コー
ド13に非接触部αと接触部βをコード長さ方向に交互
に形成するとともに、その接触部の少なくとも一部を素
線絡み部βに形成するが(図1Bの断面図参照)、図示
のように素線11b,11bと素線11a,11cとの
素線絡みが十分に確保されないので、図示外のラツピン
グ機構により別工程でラツピングするか、又は、図2A
のラツピング機構30を付設して収束された素線束11
a〜11cの周囲にラツピングワイヤ12を巻き付けて
束ねて製造する。
【0023】また、前記の各形付け素線収束コード3,
13を、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設(具体的に
はその収束のX−X方向をその接地面と平行状に配置)
した車両用タイヤとして適用される(図示省略)。
13を、タイヤベルト層内に引き揃えて埋設(具体的に
はその収束のX−X方向をその接地面と平行状に配置)
した車両用タイヤとして適用される(図示省略)。
【0024】前記の形付け素線収束コード3,13は、
各素線1a〜1c、11a〜11cをそれぞれ形付機構
6a又は6bのみで形付け加工して、その後の収束台
7,17や矯正機8,18による収束、矯正では格別に
塑性加工しないので、各素線の塑性加工が少なくなりそ
の靭性の低下が効果的に低減されて、その張力は380
0MPa以上に確保され曲げ疲労性が著しく高められ
る。
各素線1a〜1c、11a〜11cをそれぞれ形付機構
6a又は6bのみで形付け加工して、その後の収束台
7,17や矯正機8,18による収束、矯正では格別に
塑性加工しないので、各素線の塑性加工が少なくなりそ
の靭性の低下が効果的に低減されて、その張力は380
0MPa以上に確保され曲げ疲労性が著しく高められ
る。
【0025】また、素線は前記のように平面波形状やス
パイラル状に形付けして、平面波形状とスパイラル状の
素線の組み合わせや、平面波形状と直線状の素線の組み
合わせにより、無撚りで一平面X−X上に平行状に配置
して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βをコード
長さ方向に交互に形成するとともに、接触部の少なくと
も一部を素線絡み部βに形成しているため(図1A,B
参照)、能率良く製造されて低コストで提供され、コー
ド伸長、曲げに際しその非接触部(隙間)αは格別に低
減されず素線絡み部βは減少されて、従来例に比べゴム
浸透性、信頼性が格段に高められるとともに、素線相互
のフレツテイング摩耗が著しく低減されるなど耐久性が
大幅に向上される。
パイラル状に形付けして、平面波形状とスパイラル状の
素線の組み合わせや、平面波形状と直線状の素線の組み
合わせにより、無撚りで一平面X−X上に平行状に配置
して収束し、素線相互に非接触部αと接触部βをコード
長さ方向に交互に形成するとともに、接触部の少なくと
も一部を素線絡み部βに形成しているため(図1A,B
参照)、能率良く製造されて低コストで提供され、コー
ド伸長、曲げに際しその非接触部(隙間)αは格別に低
減されず素線絡み部βは減少されて、従来例に比べゴム
浸透性、信頼性が格段に高められるとともに、素線相互
のフレツテイング摩耗が著しく低減されるなど耐久性が
大幅に向上される。
【0026】また、各素線の前記のような平面波形状と
スパイラル状の素線の組み合わせにより、非接触部αや
素線絡み部βの形成及びコード曲げ剛性の方向性の付加
等のコード特性が効果的に高められ、又は、平面波形状
と直線状の素線の組み合わせにより、コード強度が高め
られコード曲げ剛性の方向性が多様となり、収束した素
線束をラツピングワイヤ2,12で束ねることにより、
コード保形性が高められてさらに優れたコード特性、品
質の安定性が得られる。
スパイラル状の素線の組み合わせにより、非接触部αや
素線絡み部βの形成及びコード曲げ剛性の方向性の付加
等のコード特性が効果的に高められ、又は、平面波形状
と直線状の素線の組み合わせにより、コード強度が高め
られコード曲げ剛性の方向性が多様となり、収束した素
線束をラツピングワイヤ2,12で束ねることにより、
コード保形性が高められてさらに優れたコード特性、品
質の安定性が得られる。
【0027】また、図1(A)(B)に示すような断面
形状に形成され、図示のY−Y方向は比較的に柔軟性を
有し、X−X方向は比較的に剛性に優れたコードにな
り、タイヤベルト層において前記のX−X方向をその層
面つまり接地面方向に指向せしめ、前記のY−Y方向を
直角方向(タイヤ接地方向)にして引き揃え埋設するこ
とにより、そのY−Y方向の柔軟性で良好な繰返し曲げ
応力が与えられて曲げ疲労性、乗り心地が高められると
ともに、X−X方向の剛性によりハンドル操舵性が高め
られる。
形状に形成され、図示のY−Y方向は比較的に柔軟性を
有し、X−X方向は比較的に剛性に優れたコードにな
り、タイヤベルト層において前記のX−X方向をその層
面つまり接地面方向に指向せしめ、前記のY−Y方向を
直角方向(タイヤ接地方向)にして引き揃え埋設するこ
とにより、そのY−Y方向の柔軟性で良好な繰返し曲げ
応力が与えられて曲げ疲労性、乗り心地が高められると
ともに、X−X方向の剛性によりハンドル操舵性が高め
られる。
【0028】さらに、前記コード3,13は、図1のよ
うにX−X方向の素線本数増により偏平化され、各素線
の型付け高さや矯正により自在に偏平調整されて、タイ
ヤベルト層の厚さに対応せしめて薄く適正に調整できる
など、車両用タイヤのタイヤベルト層における補強材と
して極めて効果的に適用される。なお、その他各種のゴ
ム補強材として汎用される。
うにX−X方向の素線本数増により偏平化され、各素線
の型付け高さや矯正により自在に偏平調整されて、タイ
ヤベルト層の厚さに対応せしめて薄く適正に調整できる
など、車両用タイヤのタイヤベルト層における補強材と
して極めて効果的に適用される。なお、その他各種のゴ
ム補強材として汎用される。
【0029】前記の各形付け素線収束コードにおいて、
その素線数は少なくとも2本以上、好適には3ないし8
本の素線を収束して構成され、素線を同様な形付けにし
てその位相のみを変えて収束したり、全て異なる形付け
のピツチあるいはまた高さを変えて収束したり、また、
平面波形状とスパイラル形状の素線数の比や、平面波形
状と直線状の素線数の比、それらの組み合わせ配置は、
図示例に限らず素線数により多様な組み合わせにして用
途に対応した各種の設計に構成される。
その素線数は少なくとも2本以上、好適には3ないし8
本の素線を収束して構成され、素線を同様な形付けにし
てその位相のみを変えて収束したり、全て異なる形付け
のピツチあるいはまた高さを変えて収束したり、また、
平面波形状とスパイラル形状の素線数の比や、平面波形
状と直線状の素線数の比、それらの組み合わせ配置は、
図示例に限らず素線数により多様な組み合わせにして用
途に対応した各種の設計に構成される。
【0030】さらに、素線径は0.05〜0.4mm、好
適には0.15〜0.4mmが適用され、図示のラツピン
クワイヤ2,12は、素線に対し小径のものが適用され
ているが、必要に応じ同径程度のものも使用される。
適には0.15〜0.4mmが適用され、図示のラツピン
クワイヤ2,12は、素線に対し小径のものが適用され
ているが、必要に応じ同径程度のものも使用される。
【0031】例えば、4本の素線で形成する場合は、素
線径0.20mmや0.22mmの素線を、形付けピツチP
12mm、10mm、形付け高さh0.04mm、0.06mm
に形付けして前記の形付け素線収束コードに製造した結
果、このコード張力は3900MPaとなり曲げ疲労が
著しく向上され、素線の飛び出し変形やゴムのセパレー
シヨンは格別に認められないなどの特性が得られた。さ
らに、各種の試料を製造してテストした結果、各素線の
形付けピツチPは、前記のように素線ごとに又はグルー
プごとに異なものとして、その素線径dに対し23d≦
P≦60dの範囲内にするのが好ましく、各素線の形付
け高さhは、素線ごとに又はグループごとに異なるもの
として、素線径dに対し1.01d≦h≦2.00dの
範囲内にするのが好ましく、さらに、再外層のラツピン
クワイヤの巻き付けピツチPは、そのラツピンクワイヤ
径Dとすると23D≦P≦60Dの範囲内にするのが好
ましく、これら数値範囲において前記のような良好な作
用、効果が確認された。
線径0.20mmや0.22mmの素線を、形付けピツチP
12mm、10mm、形付け高さh0.04mm、0.06mm
に形付けして前記の形付け素線収束コードに製造した結
果、このコード張力は3900MPaとなり曲げ疲労が
著しく向上され、素線の飛び出し変形やゴムのセパレー
シヨンは格別に認められないなどの特性が得られた。さ
らに、各種の試料を製造してテストした結果、各素線の
形付けピツチPは、前記のように素線ごとに又はグルー
プごとに異なものとして、その素線径dに対し23d≦
P≦60dの範囲内にするのが好ましく、各素線の形付
け高さhは、素線ごとに又はグループごとに異なるもの
として、素線径dに対し1.01d≦h≦2.00dの
範囲内にするのが好ましく、さらに、再外層のラツピン
クワイヤの巻き付けピツチPは、そのラツピンクワイヤ
径Dとすると23D≦P≦60Dの範囲内にするのが好
ましく、これら数値範囲において前記のような良好な作
用、効果が確認された。
【0032】
【発明の効果】本発明の形付け素線収束コードは、前記
のように素線を形付機構のみで形付けしてその後の収束
や矯正では格別に塑性加工しないので高張力となり、優
れた曲げ疲労性を有し、平面波形状とスパイラル状の素
線を無撚りで一平面上に平行状に配置し相互に非接触部
と接触部を交互に形成し、この接触部の一部を素線絡み
部に形成した収束の素線束としてコードに保形し、ゴム
浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩耗を低減して
耐久性を高めるとともに、コード曲げ剛性の方向性が付
加してコード特性、信頼性を著しく向上している。
のように素線を形付機構のみで形付けしてその後の収束
や矯正では格別に塑性加工しないので高張力となり、優
れた曲げ疲労性を有し、平面波形状とスパイラル状の素
線を無撚りで一平面上に平行状に配置し相互に非接触部
と接触部を交互に形成し、この接触部の一部を素線絡み
部に形成した収束の素線束としてコードに保形し、ゴム
浸透性を高め素線相互のフレツテイング摩耗を低減して
耐久性を高めるとともに、コード曲げ剛性の方向性が付
加してコード特性、信頼性を著しく向上している。
【0033】また、前記の収束した素線束をラツピング
ワイヤで束ねて、コード保形性をさらに高め、また、前
記のスパイラル状の素線に代えて直線状の素線を介在せ
しめて同様に収束しラツピングすることにより、コード
強度を高めコード曲げ剛性を多様化して前記の作用、効
果をさらに高め、さらに、前記の形付け素線収束コード
をタイヤベルト層内に引き揃えて埋設し、この柔軟性で
曲げ疲労性、乗り心地を高め、その剛性でコーナーリン
グ等のハンドル操作性を高めるなど優れた車両操作安定
性が得られ、車両操縦安定性を効果的に向上する。
ワイヤで束ねて、コード保形性をさらに高め、また、前
記のスパイラル状の素線に代えて直線状の素線を介在せ
しめて同様に収束しラツピングすることにより、コード
強度を高めコード曲げ剛性を多様化して前記の作用、効
果をさらに高め、さらに、前記の形付け素線収束コード
をタイヤベルト層内に引き揃えて埋設し、この柔軟性で
曲げ疲労性、乗り心地を高め、その剛性でコーナーリン
グ等のハンドル操作性を高めるなど優れた車両操作安定
性が得られ、車両操縦安定性を効果的に向上する。
【0034】簡単な工程で容易に能率良く製造されて低
コストで提供されるなどの利点を有する。
コストで提供されるなどの利点を有する。
【図1】本発明の第1実施例を示す側面・要部断面機構
図(A)と第2実施例を示す側面・要部断面機構図
(B)
図(A)と第2実施例を示す側面・要部断面機構図
(B)
【図2】第1実施例のコード製造装置の側視機構図
【図3】第2実施例のコード製造装置の側視機構図であ
る。
る。
1a〜1c,11a〜11c 素線 2,12 ラツピングワイヤ 3,13 形付け素線収束コード X−X 一平面 P 形付けピツチ h 形付け高さ α 非接触部(隙間形成部) β 接触部,素線絡み部
Claims (4)
- 【請求項1】 2本以上の素線を平面波形状とスパイラ
ル状に形付けして、同各素線の形付けの位相やピツチあ
るいはまた高さを変え無撚りで一平面上に平行状に配置
して収束し、素線相互に非接触部と接触部をコード長さ
方向に交互に形成するとともに、前記の接触部の少なく
とも一部を素線絡み部に形成して収束した素線束に構成
したことを特徴とする形付け素線収束コード。 - 【請求項2】 請求項1に記載の形付け素線収束コード
において、前記の収束した素線束をラツピングワイヤで
さらに束ねたことを特徴とする形付け素線収束コード。 - 【請求項3】 2本以上の素線をそれぞれ平面波形状に
形付けして、同素線の形付けの位相やピツチあるいはま
た高さを変えかつ直線状の素線を介在し無撚りで一平面
上に平行状に配置して収束し、素線相互に非接触部と接
触部をコード長さ方向に交互に形成した素線束にして、
同素線束をラツピングワイヤで束ねたことを特徴とする
形付け素線収束コード。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
の形付け素線収束コードにおいて、同型付け素線収束コ
ードをタイヤベルト層内に引き揃えて埋設したことを特
徴とする車両用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329550A JPH07157986A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329550A JPH07157986A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157986A true JPH07157986A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18222616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5329550A Pending JPH07157986A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 形付け素線収束コード及び車両用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157986A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10140491A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム弾性体用スチールコード |
US6943861B2 (en) | 2000-03-30 | 2005-09-13 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device with alignment layer having a relative imidization ratio above 60% |
JP2010064688A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
WO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
JP2018176960A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー−金属コード複合体およびタイヤ |
WO2020080446A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080442A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
WO2020080447A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080445A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080440A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
WO2020080443A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080439A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP5329550A patent/JPH07157986A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10140491A (ja) * | 1996-11-08 | 1998-05-26 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | ゴム弾性体用スチールコード |
US6943861B2 (en) | 2000-03-30 | 2005-09-13 | Hitachi, Ltd. | Liquid crystal display device with alignment layer having a relative imidization ratio above 60% |
JP2010064688A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
WO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
JP2018176960A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー−金属コード複合体およびタイヤ |
CN110494302A (zh) * | 2017-04-11 | 2019-11-22 | 株式会社普利司通 | 弹性体-金属帘线复合体和使用其的轮胎 |
JPWO2018190308A1 (ja) * | 2017-04-11 | 2020-02-27 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー−金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
WO2020080446A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080442A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | エラストマー-金属コード複合体およびこれを用いたタイヤ |
WO2020080447A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
WO2020080445A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
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WO2020080439A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
CN112867611A (zh) * | 2018-10-17 | 2021-05-28 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
CN112867609A (zh) * | 2018-10-17 | 2021-05-28 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
JPWO2020080447A1 (ja) * | 2018-10-17 | 2021-09-30 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
EP3868572A4 (en) * | 2018-10-17 | 2023-05-10 | Bridgestone Corporation | PNEUMATIC |
US11833867B2 (en) | 2018-10-17 | 2023-12-05 | Bridgestone Corporation | Tire |
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