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JPH07125035A - 竪型射出成形機 - Google Patents

竪型射出成形機

Info

Publication number
JPH07125035A
JPH07125035A JP29757493A JP29757493A JPH07125035A JP H07125035 A JPH07125035 A JP H07125035A JP 29757493 A JP29757493 A JP 29757493A JP 29757493 A JP29757493 A JP 29757493A JP H07125035 A JPH07125035 A JP H07125035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
molding machine
injection molding
clamp
brake means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29757493A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotake Takeyama
直丈 武山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP29757493A priority Critical patent/JPH07125035A/ja
Publication of JPH07125035A publication Critical patent/JPH07125035A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキの作動や解除によって生じる不用意
な応答遅れの発生を防止した竪型射出成形機を提供する
こと。 【構成】 クランプの型開き完了後の所定時間t1以内
に製品の取出しが完了して次の成形サイクルの型閉じが
可能となった場合にはブレーキ手段31を作動させず、
直ちに次の成形サイクルの型閉じを開始させる。従っ
て、製品の取出しが正常に行われる限りブレーキ手段3
1のON/OFF制御は不要であり、従来品に比べ成形
タイムが短縮される。また、クランプの型開き完了後に
所定時間t1が経過しても製品の取出しが完了しない場
合は、ブレーキ手段31によってクランプを現在位置に
保持し、サーボモータ30の励磁を解除して製品の取出
しを待機し、取出し完了後にサーボモータ30を励磁し
てブレーキ手段31を解除し、次の型閉じ動作に取り掛
かる。よって、製品の取出し作業が長引いた場合でもサ
ーボモータ30に過負荷が生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型射出成形機の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉛直に移動する可動部を備えた射出成形
機、即ち、竪型射出成形機においては、型締め機構の可
動部である可動プラテンやエジェクタ機構の可動部であ
るエジェクタロッド等を重力に抗して保持しておかなけ
ればならい。このため、電動モータにより駆動される竪
型射出成形機では、可動部の現在位置を保持するだけの
強力な静止トルクを持ったモータ、または、重力の作用
を相殺して可動部の現在位置を保持するためのバランサ
等が必要となり、寸法の大型化や製造コストの高額化が
問題となる。
【0003】このような問題を解決するため、モータに
ブレーキをかけることによって可動部の現在位置を保持
するようにした竪型射出成形機が既に提案されている。
しかし、このような機構を用いた従来の竪型射出成形機
では、可動部が停止する度に必ずブレーキを作動させて
可動部の現在位置を保持するようにしていたため、自動
運転時における次の成形サイクルの開始であれ、手動運
転時におけるジョグ送りの再開であれ、再起動に際して
は必ずブレーキを解除してから可動部の移動を開始しな
ければならず、応答の遅れによって円滑な動作が妨げら
れるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の欠点を解消し、小型で廉価、しかも、ブレー
キの作動や解除によって生じる不用意な応答遅れの発生
を防止した竪型射出成形機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の竪型射出成形機
は、可動部の動きを拘束するブレーキ手段と、可動部に
対する1動作指令の動作完了後に計時を開始するタイマ
と、タイマが設定時間を計時する前に前記可動部に関連
する信号の内選択された信号が入力されないと前記ブレ
ーキ手段を作動させて電気モータへの電力の供給を停止
する停止制御手段と、可動部への動作指令が入力される
と、ブレーキ手段が作動中であれば、電動モータを励磁
すると共にブレーキ手段を非作動として電動モータを駆
動し、また、ブレーキ手段が非作動であれば、電動モー
タをそのまま駆動する駆動制御手段とを備えたことを特
徴とする構成により前記目的を達成した。
【0006】
【作用】動作指令が入力されると、駆動制御手段はブレ
ーキ手段が作動中であるか否かを判定し、作動中であれ
ば、電動モータを励磁した後ブレーキ手段を非作動状態
として電動モータの駆動を開始する。また、非作動であ
れば、駆動制御手段はそのまま電動モータの駆動を開始
する。そして、可動部に対する1動作指令の動作が完了
するとタイマが計時を開始し、タイマが設定時間を計時
する前に可動部に関連して選択された信号が入力されな
ければ、停止制御手段がブレーキ手段を作動させて可動
部の動きを拘束し、電気モータへの電力の供給を停止す
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は一実施例の電動式竪型射出成形機の制御系
の要部を示すブロック図である。竪型射出成形機を駆動
制御する制御装置は、数値制御用のマイクロプロセッサ
であるCNC用CPU25、プログラマブルマシンコン
トローラ用のマイクロプロセッサであるPMC用CPU
18、サーボ制御用のマイクロプロセッサであるサーボ
CPU20、および、A/D変換器16を介して圧力検
出器(図示せず)より検出される射出保圧圧力やスクリ
ュー背圧のサンプリング処理を行うための圧力モニタ用
CPU17を有し、バス22を介して相互の入出力を選
択することにより各マイクロプロセッサ間での情報伝達
が行えるようになっている。
【0008】PMC用CPU18には竪型射出成形機の
シーケンス動作を制御するシーケンスプログラム等を記
憶したROM13および演算データの一時記憶等に用い
られるRAM14が接続され、CNC用CPU25に
は、竪型射出成形機を全体的に制御するプログラム等を
記憶したROM27および演算データの一時記憶等に用
いられるRAM28が接続されている。
【0009】また、サーボCPU20および圧力モニタ
用CPU17の各々には、サーボ制御専用の制御プログ
ラムを格納したROM21やデータの一時記憶に用いら
れるRAM19、および、成形データのサンプリング処
理等に関する制御プログラムを格納したROM11やデ
ータの一時記憶に用いられるRAM12が接続されてい
る。更に、サーボCPU20には、該CPU20からの
指令に基いてエジェクタ用,型締め用,射出用およびス
クリュー回転用等の各軸のサーボモータを駆動するサー
ボアンプ15が接続され、各軸のサーボモータに配備し
たパルスコーダからの出力の各々がサーボCPU20に
帰還され、パルスコーダからのフィードバックパルスに
基いてサーボCPU20により算出された各軸の現在位
置や移動速度等が、RAM19の現在位置記憶レジスタ
および現在速度記憶レジスタの各々に逐次更新記憶され
る。これらのサーボモータのうち重力に抗して可動部の
現在位置を保持しなければならないのは、クランプを駆
動する型締め用サーボモータ30とエジェクタを駆動す
るエジェクタ用サーボモータであり、これらのサーボモ
ータの各々には、各サーボモータの現在位置を保持する
ためのブレーキ手段31が個別に配備されている。
【0010】インターフェイス23は竪型射出成形機の
各部に配備したリミットスイッチや操作盤からの信号を
受信したり竪型射出成形機の周辺機器およびブレーキ手
段等に各種の指令を伝達したりするための入出力インタ
ーフェイスである。ディスプレイ付手動データ入力装置
29はCRT表示回路26を介してバス22に接続さ
れ、モニタ表示画面や機能メニューの選択および各種デ
ータの入力操作等が行えるようになっており、数値デー
タ入力用のテンキーおよび各種のファンクションキー等
が設けられている。
【0011】不揮発性メモリ24は射出成形作業に関す
る成形条件(射出保圧条件,計量混練り条件等)と各種
設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶する成形デー
タ保存用のメモリである。
【0012】以上の構成により、CNC用CPU25が
ROM27の制御プログラムに基いて各軸のサーボモー
タに対してパルス分配を行い、サーボCPU20は各軸
に対してパルス分配された移動指令と各軸のパルスコー
ダ等の検出器で検出された位置のフィードバック信号お
よび速度のフィードバック信号に基いて、従来と同様に
位置ループ制御,速度ループ制御さらには電流ループ制
御等のサーボ制御を行い、いわゆるディジタルサーボ処
理を実行する。
【0013】図2〜図3は本実施例の竪型射出成形機の
自動運転時および半自動運転時における1成形サイクル
のシーケンス制御の概略を示すフローチャート、図4は
手動運転時におけるジョグ送り操作に関する処理の概略
を型締め軸を例にとって示すフローチャートであり、以
下、これらのフローチャートを参照して、本実施例の処
理動作を説明する。
【0014】自動運転および半自動運転の場合、成形開
始指令の入力を検出したPMC用CPU18は、まず、
CNC用CPU25に型閉じ開始指令を出力し、CNC
用CPU25に型締め用のサーボモータ30を従来と同
様に駆動制御させて型閉じおよび型締めの工程を従来と
同様に行わせ(ステップS1)、型締め完了後、ノズル
前進指令を出力して射出シリンダのノズルを金型にタッ
チさせ(ステップS2)、以下、従来と同様にしてCN
C用CPU25に各軸のサーボモータを駆動制御させて
射出,保圧,計量の各工程を行わせた後(ステップS3
〜ステップS5)、ノズル後退指令を出力して射出シリ
ンダのノズルをスプルーブレイクさせる(ステップS
6)。なお、スプルーブレイクに関するステップS6お
よびステップS2の処理は、ハナタレ防止等のための必
要に応じて行われるものであり、成形作業に関わる必須
の作業要件ではない。
【0015】スプルーブレイクが完了すると(行わない
場合もある)、PMC用CPU18はCNC用CPU2
5に型開き開始指令を出力し、CNC用CPU25に型
締め用のサーボモータ30を従来と同様に駆動制御させ
て型開き動作を開始させ(ステップS7)、以下、RA
M19からクランプの現在位置を逐次読込み、クランプ
位置が型開き完了位置に到達するまで待機する(ステッ
プS8〜ステップS9)。
【0016】そして、CNC用CPU25によるパルス
分配が終了してクランプ位置が型開き完了位置に到達し
たことが確認されると、PMC用CPU18はインター
フェイス23を介して製品取出しロボットに製品取出し
指令を出力し(ステップS10)、タイマに設定値t1
をセットして計時を開始させる(ステップS11)。設
定値t1は型締め用サーボモータ30を励磁した状態で
製品の取出しを待機する励磁許容時間であり、型締め用
サーボモータ30に焼損等の問題が発生しない範囲で、
製品取出しロボットの作業所要時間等に応じて任意に設
定される値である(不揮発性メモリ24に設定記憶)。
【0017】以下、PMC用CPU18は、製品取出し
ロボットからの取出し完了信号が入力されたか否か(ス
テップS12)、および、タイマの計時が完了したか否
か(ステップS13)の判別処理を繰り返し実行して製
品の取出しを待機する。つまり、製品取出しロボットか
らの取出し完了信号は、可動部であるクランプに関連す
る信号の内選択された信号であって、要するに、次の成
形サイクルにおけるクランプの型閉じ動作の開始を許可
するか否かを決めるための信号である。
【0018】そして、タイマの計時が完了する前に製品
取出しロボットからの取出し完了信号が検出され(ステ
ップS12が真)、正常な製品取出し作業が行われたこ
とが確認されれば、PMC用CPU18は、更に、自動
運転を終了させるべきであるか否かを判別し(ステップ
S14)、自動運転を終了させる必要がなければ、再び
ステップS1の処理へと移行して前記と同様にして次の
成形サイクルのシーケンス制御を開始することとなる。
この場合、型締め軸のブレーキ手段31は作動しない。
【0019】一方、自動運転を終了させる必要のある場
合、例えば、半自動運転スイッチの操作と安全扉の閉鎖
により半自動運転を定義してから前述のシーケンスが開
始され、その間に自動運転スイッチが操作されなかった
場合(半自動運転の場合)、または、自動運転の実行中
に半自動運転スイッチが操作されて自動運転の終了が定
義された場合(手動操作による自動運転の終了)、もし
くは、ショット数カウンタにプリセットされた目標ショ
ット数の生産が完了した場合等においてはステップS1
4の判別結果が真となる。このような場合、次の成形サ
イクルが直ちに開始されるという予定はないので、PM
C用CPU18は型締め用サーボモータ30に配備した
ブレーキ手段31を作動させて自重によるクランプの落
下を防止すると共に(ステップS21)、該サーボモー
タ30の励磁を解いてモータの焼損等の事故を未然に防
ぐ(ステップS22)。
【0020】また、製品取出しロボットからの取出し完
了信号が検出されることなくタイマの計時が完了すると
(ステップS13が真)、製品の取出しが難行して製品
取出しロボットのリトライ動作等が繰り返されているこ
とを意味し、次の成形サイクルを直ちに開始することは
できないので、このまま型締め軸のサーボモータ30を
励磁し続けるとモータの加熱や焼損等の事故が生じる恐
れがある。そこで、このような場合、PMC用CPU1
8は、型締め軸のサーボモータ30のブレーキ手段31
を作動させてクランプの自重による落下を防止し(ステ
ップS15)、サーボモータ30の励磁を解いて(ステ
ップS16)、改めて製品の取出しを待つ待機状態に入
る(ステップS17)。
【0021】そして、製品取出しロボットからの取出し
完了信号が検出されて製品取出し作業の完了が確認され
ると(ステップS17が真)、PMC用CPU18は、
更に、前記と同様、自動運転を終了させるべきであるか
否かを判別し(ステップS18)、自動運転を終了させ
る必要がなければ、再び型締め用のサーボモータ30を
励磁してブレーキ手段作動前の状態に復帰させた後(ス
テップS19)、型締め用サーボモータ30のブレーキ
手段31の作動を解除して(ステップS20)、再びス
テップS1の処理へと移行し、前記と同様のシーケンス
制御を開始することとなる。また、自動運転を終了させ
る必要があれば(ステップS18が真)、型締め用サー
ボモータ30のブレーキ手段31を作動させたまま型開
き状態で運転を終了する。なお、この時点で作動された
ブレーキ手段31は、次の半自動運転(自動運転は半自
動運転中に自動運転キーを操作することにより開始され
る)を開始する前の段階で型締め用サーボモータ30を
励磁して予め解除しておく。
【0022】以上に述べたように、型締め用のサーボモ
ータ30に悪影響を与えない程度の短時間(設定値t
1)の内に製品が取り出されて次の成形サイクルの型閉
じ動作が可能となった場合にはブレーキ手段31を作動
させず、型締め用サーボモータ30のトルクでクランプ
を型開き完了位置に保持するようにしているので、動作
完了毎に必ずブレーキ手段31を作動させていた従来品
に比べると、各成形サイクル毎、ブレーキ手段31の作
動および作動解除に必要とされる所要時間だけ成形タイ
ムが短縮されることとなる。また、サーボモータ30へ
の悪影響が懸念されるような長い時間に亘ってクランプ
を型開き完了位置に保持するような必要が生じた場合に
は、サーボモータ30の安全が確保されているうちに自
動的にブレーキ手段31が作動してクランプを型開き完
了位置に保持し、かつ、サーボモータ30への励磁が解
除されるので、サーボモータ30の焼損や加熱といった
事故も未然に防止される。
【0023】一方、金型の装着や型開き完了位置の設定
のための準備操作等に関わるジョグ送りは図4に示され
るような手動運転モードの処理に従って行われる。な
お、図4は、手動運転スイッチの操作の後に駆動軸選択
キーによってクランプ軸が選択された場合に開始される
処理の概略を示すものであり、駆動軸選択キーとして
は、この他にスクリュー軸,エジェクタ軸,射出ユニッ
ト移動軸等がある。
【0024】手動運転スイッチおよびクランプ軸選択キ
ーの操作を検出したPMC用CPU18は、まず、半自
動運転スイッチ(自動運転モードは半自動運転中に自動
運転スイッチを操作することにより開始されるので手動
運転から直接的に自動運転を開始させることはできな
い)が操作されているか否か、および、他の移動軸の駆
動軸選択キーが操作されているか否かを判別し(ステッ
プT1)、いずれのスイッチまたはキーも操作されてい
なければ、更に、軸移動キーが操作されているか否かを
判別し(ステップT2)、軸移動キーが操作されていな
ければ、ステップT1およびステップT2の判別処理を
繰り返し実行してそのまま待機する。
【0025】なお、軸移動キー自体は、クランプ軸,ス
クリュー軸,エジェクタ軸,射出ユニット移動軸等に対
して共通に用いられるものであって、軸移動キーの操作
によってどの軸が移動するかは駆動軸選択キーの操作状
態に応じて規制される。また、軸移動キーは、型開き方
向へのクランプ移動を指令するためのものと型閉じ方向
へのクランプ移動を指令するためのものとの2種がある
が(スクリュー軸が選択されている場合では射出方向−
反射出方向に対応,エジェクタ軸が選択されている場合
では突出方向−縮退方向に対応,射出ユニット移動軸が
選択されている場合ではノズルタッチ方向−スプルーブ
レイク方向に対応する)、いずれの軸移動キーが操作さ
れた場合であってもPMC用CPU18による処理内容
自体は同一であり、単に、移動指令によって指令される
移動の向きが相違するのみであるので、以下の説明では
軸の移動方向に関する説明は省略する。いうまでもな
く、型開き方向への軸移動キーが操作されればクランプ
は型開き方向に移動し、また、型閉じ方向への軸移動キ
ーが操作されればクランプは型閉じ方向に移動するので
ある。本実施例における軸移動キーは、いずれもノーマ
リーオープンの自動復帰型プッシュスイッチである。
【0026】そこで、PMC用CPU18がステップT
1およびステップT2の判別処理を繰り返し実行する間
にオペレータが軸移動キーを押圧すると、この操作を検
出したPMC用CPU18は、まず、型締め軸のサーボ
モータ30を励磁してクランプの現在位置を保持させ
(ステップT3)、クランプ軸のブレーキ手段31を解
除し(ステップT4)、CNC用CPU25にクランプ
移動指令を出力して所定量のパルスを分配させ、型締め
軸のサーボモータ30を駆動してクランプを1動作指令
の移動量だけ移動させる(ステップT5)。
【0027】次いで、PMC用CPU18は、軸移動キ
ーがOFFとなっているか否か、即ち、オペレータが軸
移動キーの押圧を解除しているか否かを判別し(ステッ
プT6)、軸移動キーがOFFとなっていなければ、前
記と同様にしてステップT5およびステップT6の処理
を繰り返し実行し、オペレータが軸移動キーから手を放
すまでの間、クランプを1動作指令の移動量ずつ低速で
移動させる。この移動は実質上連続的である。
【0028】そして、オペレータが軸移動キーから手を
放すと、PMC用CPU18はステップT6の判別処理
でこの操作を検出し、タイマに設定値t2をセットして
計時を開始させ(ステップT7)、タイマの計時完了も
しくは軸移動キーの再度の押圧操作を待つ待機状態に入
る(ステップT8,ステップT9)。
【0029】ここで、タイマの計時が完了する前に軸移
動キーが再び押圧操作されてステップT9の判別結果が
真となると、PMC用CPU18はステップT5の処理
に移行し、前記と同様にしてステップT5およびステッ
プT6の処理を繰り返し実行し、オペレータが軸移動キ
ーから手を放すまでの間クランプを1動作指令の移動量
ずつ低速で連続的に移動させる。例えば、金型装着後、
型開き完了位置の設定のための準備操作でクランプを小
刻みに移動させて適切な型開き完了位置を検出するため
の軸移動キーの操作がこれに当たり、このような場合、
長時間に亘って軸移動キーの操作が中断されることはな
い。
【0030】また、軸移動キーが再操作されることなく
タイマの計時が完了すると、PMC用CPU18は、型
締め用サーボモータ30に配備したブレーキ手段31を
作動させ、自重によるクランプの落下を防止してサーボ
モータ30の励磁を解いた後(ステップT10,ステッ
プT11)、ステップT1の処理へと移行して、半自動
運転スイッチもしくは他の移動軸の駆動軸選択キーの操
作、または、現在選択されている軸に対する軸移動キー
の操作を待つ初期の待機状態に復帰することとなる。例
えば、金型の挿入のためにクランプを全開にしたときの
押圧解除操作がこれに当り、このような場合では金型の
挿入および取り付けに比較的長い時間が必要とされるの
で、タイマの計時が、新たに行われる次の軸移動キーの
操作よりも先に完了する。
【0031】自動運転および半自動運転の場合と同様、
短時間の内に頻繁にクランプを移動させなければならな
いような場合にはブレーキ手段31を作動させず、型締
め用サーボモータ30のトルクでクランプを現在位置に
保持するようにしているので、1動作指令完了毎に必ず
ブレーキ手段31を作動させていた従来品に比べると、
クランプの手動送りをより円滑に行うことができ、ま
た、長時間に亘って軸移動キーが解放されるような場合
には、サーボモータ30の安全が確保されているうちに
自動的にブレーキ手段31が作動してクランプを現在位
置に保持してサーボモータ31の励磁が解除されるの
で、サーボモータ30の焼損や加熱といった事故が未然
に防止される。
【0032】そして、必要とされる手動運転操作を完了
したオペレータがクランプを型開き完了位置に移動させ
てスクリューを手動運転で計量完了位置まで移動させ、
半自動運転スイッチを操作して安全ドアを閉鎖すれば、
ステップT1の判別処理でこの操作が検出され、PMC
用CPU18は図2および図3に示されるようなシーケ
ンス制御を開始することとなる。他の移動軸の駆動軸選
択キーが操作された場合、例えば、重力の影響を受ける
エジェクタ軸の選択キーが操作された場合の処理に関し
ては図4に示すものと実質的に同一であるが(当然、駆
動対象となるサーボモータとブレーキ手段は相違す
る)、重力の作用とは無関係な方向にのみ移動する軸に
関してはブレーキ手段のON/OFF制御やサーボモー
タの励磁/励磁解除制御は必ずしも必要ではない。
【0033】
【発明の効果】本発明の竪型射出成形機は、鉛直に移動
する可動部に対する1動作指令の動作完了後の所定時間
以内に同じ可動部の移動が必要とされるような場合には
電気モータによって可動部の現在位置を保持する一方、
1動作指令の動作完了後に所定時間が経過しても同じ可
動部の移動が必要でないような場合には可動部の動きを
拘束するブレーキ手段によって可動部を現在位置に保持
して電気モータへの電力の供給を停止するようにしたの
で、可動部を頻繁に移動させるような場合にはブレーキ
手段のON/OFF制御が不要となって応答性に優れた
駆動制御を行うことができ、また、長時間に亘って可動
部の現在位置を保持する必要が生じた場合であっても電
気モータに過負荷が生じることはなく、大型のモータや
バランサも不要である。また、モータを消磁しない場合
に比べてモータを小型化することが可能になるのでコス
トカットできる。そして、ブレーキを動作させるまでに
計時タイマを設けるのでタイマ完了前に次サイクルを行
うことによりサイクルタイムの短縮が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電動式竪型射出成形機の制
御系の要部を示すブロック図である。
【図2】同実施例の竪型射出成形機の自動運転時および
半自動運転時における1成形サイクルのシーケンス制御
の概略を示すフローチャートである。
【図3】自動運転時および半自動運転時における1成形
サイクルのシーケンス制御の概略を示すフローチャート
の続きである。
【図4】同実施例の竪型射出成形機の手動運転時におけ
るジョグ送り操作に関する処理の概略を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
15 サーボアンプ 18 PMC用CPU 20 サーボCPU 22 バス 23 インターフェイス 24 不揮発性メモリ 25 CNC用CPU 30 型締め用サーボモータ 31 ブレーキ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/66 7365−4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直に移動する可動部を電動モータによ
    って駆動する竪型射出成形機において、前記可動部の動
    きを拘束するブレーキ手段と、前記可動部に対する1動
    作指令の動作完了後に計時を開始するタイマと、前記タ
    イマが設定時間を計時する前に前記可動部に関連する信
    号の内選択された信号が入力されないと前記ブレーキ手
    段を作動させて前記電気モータへの電力の供給を停止す
    る停止制御手段と、前記可動部への動作指令が入力され
    ると、前記ブレーキ手段が作動中であれば、前記電動モ
    ータを励磁すると共にブレーキ手段を非作動として前記
    電動モータを駆動し、また、前記ブレーキ手段が非作動
    であれば、前記電動モータをそのまま駆動する駆動制御
    手段とを備えたことを特徴とする竪型射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記可動部が型締め機構である請求項1
    記載の竪型射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記可動部がエジェクタ機構である請求
    項1記載の竪型射出成形機。
JP29757493A 1993-11-04 1993-11-04 竪型射出成形機 Withdrawn JPH07125035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29757493A JPH07125035A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 竪型射出成形機

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JP29757493A JPH07125035A (ja) 1993-11-04 1993-11-04 竪型射出成形機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007050532A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
DE102012013895A1 (de) 2011-07-20 2013-01-24 Fanuc Corporation Steuervorrichtung für einen Servomotor zum Vor- und Zurückbewegen der Düse einer Spritzgießmaschine
JP2018176475A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 ファナック株式会社 射出成形システムおよび射出成形方法

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