JPH07112844B2 - 硬貨包装機用包装紙供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬貨包装機用包装機供給装置に関するもので
あり、より詳細には、大径の包装紙ロールから包装紙を
硬貨包装機に円滑に供給でき、しかも、該包装紙ロール
の補給作業を容易に行うことができる硬貨包装機用包装
紙供給装置に関するものである。

〔従来の技術〕

複数枚の硬貨をロール状に集積し、集積したロール状の
硬貨に包装紙を巻回して包装する硬貨包装機が知られて
いる。

この種の硬貨包装機が特開昭62-208314号公報に開示さ
れており、この硬貨包装機１は、第６図に概略的に示す
ように、硬貨が投入されるホッパ２、ホッパ２から投入
された硬貨から所定の金種の硬貨のみを選別し、その硬
貨の枚数を計数しながら該硬貨を一枚ずつ送り出す選別
計数装置３、選別計数装置３から送り出された硬貨を集
積して、所定枚数の硬貨のロール状の積重ねを形成する
集積装置４、集積装置４によって形成された硬貨の積重
ねに包装紙を巻回して包装し、包装された硬貨をシュー
ト６を介して送り出す包装装置５及びこれら装置の作動
を制御する図示しないコントロールユニットより略構成
されており、選別計数装置３、集積装置４、包装装置５
及びコントロールユニットは、仮想線で示されたハウジ
ング７内に収容されていた。

選別計数装置３は、ホッパ２から投入された硬貨をその
上面に受け、その回転によって生ずる遠心力により、接
線方向外方に硬貨を送るように回転駆動される回転円盤
12を有する。選別計数装置３は又、回転円盤12によって
送り出される硬貨の厚みを規制する厚み規制部材12aを
備え、所定の厚みの硬貨のみを一枚ずつ送り出すよう構
成されている。また、選別計数装置は、所定の径より大
きい外径を有する硬貨のみを案内する硬貨選別通路13
と、回転円盤12から送り出された硬貨を硬貨選別通路13
に沿って移送する搬送ベルト13aと、硬貨選別通路13に
案内されて送られる硬貨の枚数を計数する図示しない計
数センサと、所定の枚数の硬貨が計数されたときに、集
積装置４への硬貨の送り出しを一時的に停止するストッ
パ（図示せず）とを備えている。

集積装置４は、一対の集積ドラム14,14を備え、これら
集積ドラム14、14は、集積すべき硬貨の種類に応じて互
いの間隔が調整されるとともに、垂直軸線を中心に互い
に反対方向に回転駆動されるように構成されており、各
集積ドラム14の外周面には、計数装置３から一枚ずつ送
り出される複数の硬貨を上下方向に積重ねた状態で支持
する螺線状ガイド14aが設けられている。集積装置４は
更に、所定枚数の硬貨の積重ねが載置された後に開放さ
れるシャッタ15を備えている。集積装置４は、硬貨が螺
線状ガイド14a、14aに一枚供給される毎に集積ドラム1
4、14を金種に応じた回転量だけ回転させて、硬貨を支
持する螺線状ガイド14a、14aの部分を徐々に降下させ、
これによって、螺線状ガイド14a、14aに積重ねられた硬
貨の上端面が常時、硬貨選別通路13の上面と同一の高さ
に位置するように硬貨の積重ねを間欠的に降下させると
ともに、所定の枚数の硬貨の積重ねが形成されたとき
に、該積重ねをシャッタ15上まで降下させるようになっ
ている。

包装装置５は、垂直軸線を中心に回転され、包装すべき
金種の硬貨の外径に応じてそれらの間隔が調整可能な包
装ローラ16、16、16と、これら包装ローラ16、16、16の
間の空間において上下方向に移動される硬貨支持部材17
とを備え、硬貨支持部材17は、上記シャッタ15が開放さ
れたときに落下する硬貨の積重ねを支持して下方に案内
し、硬貨の積重ねを包装位置に移動させる。包装装置５
は又、垂直軸線を中心に回転され、包装紙ロール10から
引き出された包装紙11を、包装位置に位置する硬貨の積
重ねとの間に供給する給紙ローラ18、給紙ローラ18と協
働して包装紙11を挟持するように配置された遊動ローラ
19、包装紙11が所定の長さ供給されたときに、包装紙11
を所望の位置で切断可能なカッタ20、包装ローラ16、1
6、16によって硬貨の積重ねの外周に巻回された包装紙1
1の上端部及び下端部をかしめる加締爪21、22、及び、
給紙ローラ18の回転量を検出する図示しない回転センサ
を備えている。

近年、包装効率を向上させるため、このような硬貨包装
機を用いて、大量の硬貨を連続的に包装することが望ま
れている。しかしながら、上述した従来の形式の硬貨包
装機においては、包装紙ロール10を装填するためのスペ
ースがハウジング７内に設けられており、充分なスペー
スを確保することができないため、該ハウジング７内に
収容し得る包装紙ロール10の径は比較的小径のものに限
られ、従って、包装紙ロールを頻繁に補給しなければな
らず、大量な硬貨を連続的に包装することができなかっ
た。

このような大量な硬貨の包装を、包装紙ロールを補給す
ることなく連続的に行うために、例えば、上述した形式
の硬貨包装機において、ハウジングの側部に、比較的大
径の包装紙ロールを支持するためのスピンドルを水平方
向に突出させるとともに、包装紙をハウジング内に案内
するためのダイバータ又はガイドを備えた硬貨包装機
が、ブラント社（BRAND INC）によって商品名「Model:1
801」として販売されている。このような硬貨包装機に
おいては、所望の径を有する大径の包装紙ロールは、そ
の軸線が水平にされた状態でスピンドルに嵌装され、ス
ピンドルによって回転自在に支持される。また、包装紙
ロールから引き出される包装紙は、ダイバータによって
ハウジング内に配置された給紙ロールに案内される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような硬貨包装機においては、包装
紙ロールを補給する際に、包装紙ロールを略直立状態に
傾けて、硬貨包装機の側方からスピンドルに嵌装する必
要がある。このため、大きな径及び重量、例えば、40cm
の直径及び10kgの重量を有し、しかもその形状が保持し
難く、取り扱いが困難な包装紙ロールを、上記スピンド
ルに取付ける場合、かかる包装紙の取付け作業は、作業
者に極めて大きな負担を強いる。また、硬貨包装機の給
紙ローラによって包装紙ロールから包装紙を繰り出す際
に、包装紙ロールの回転抵抗によって、包装紙ロールと
給紙ローラとの間の包装紙に大きな張力が生じ、この結
果、給紙ロールと給紙ロールに摩擦接触している包装紙
との間にしばしばスリップが発生して円滑な包装紙の供
給を確保できないおそれがある。

〔発明の目的〕

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、大径の
包装紙ロールの補給作業を容易に行うことができる硬貨
包装機用包装紙供給装置を提供することを目的としてい
る。

〔発明の構成及び作用〕

本発明は、かかる目的を達成するために、硬貨包装機に
隣接して配置される架台と、該架台に回転自在に支持さ
れ、包装紙ロールを載置可能な水平平面を形成する上面
を備えたターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転
させる駆動装置とを有し、前記ターンテーブルは、包装
紙ロールの下面を支持している作業員の手指を収容可能
な複数の開口領域を備え、作業員の手指を前記水平平面
を越えて下方に通過せしめる、ことを特徴とする硬貨包
装機用包装紙供給装置を提供する。

本発明の上記構成によれば、上記ターンテーブルは上記
水平平面を有するので、作業員は、包装紙を補給する際
に、包装紙ロールを傾けることなく、即ち、その中心軸
線が略上下方向に延びる状態を保持したまま、包装紙ロ
ールをターンテーブル上に載せることができる。また、
ターンテーブルには、上記複数の開口領域が設けられて
いるので、作業員は、包装紙ロールを支えている手指を
包装紙ロールの下面から離すことなく、即ち、包装紙ロ
ールとターンテーブルとの間から途中で手指を引き抜く
ことなく、包装紙ロールをターンテーブル上に完全に載
置することができる。

本発明の好ましい実施態様によれば、上記開口領域が、
上記ターンテーブルに載置された包装紙ロールの下面を
露出させるとともに、上記作業員の手指をターンテーブ
ルの下方に通過させる幅及び奥行きを有する切欠部から
なり、また、ターンテーブルの回転中心には、包装紙ロ
ールの貫通孔に挿入される垂直軸が設けられる。更に好
ましくは、ターンテーブルは、包装紙ロールの直径より
も僅かに大きな直径を有し、上記架台の上面よりも僅か
に持ち上げられた上面を有する全体的に円板状の形態を
有し、また、上記架台は、硬貨包装機と該架台との相対
位置を調整するための高さ調整手段と、該相対位置を固
定するための連結手段とを有し、さらに、包装紙ロール
を覆うためのカバーを有するのが良い。

本発明の好適な実施態様においては、前記駆動装置は、
前記ターンテーブルと連結されたモータと、硬貨包装機
を構成している給紙ローラの回転と関連して前記ターン
テーブルを回転させるように、前記モータの作動を制御
する制御装置とを有する。

本発明の上記構成によれば、上記モータは、上記制御手
段によって、ターンテーブル上の包装紙ロールから繰り
出される包装紙に張力が生じないように、ターンテーブ
ルを回転させることができる。従って、包装紙供給装置
は、大径の包装紙ロールから包装紙を硬貨包装機に円滑
に供給することができる。

本発明の或る好ましい実施態様においては、上記制御装
置は、上記ターンテーブルが上記給紙ローラの回転と同
期して回転され、上記包装紙が、給紙ローラの給送速度
と実質的に同じ速度で繰り出されるように、上記モータ
の作動を制御するように構成される。更に好ましくは、
上記制御装置は、包装紙ロールの直径を検出する直径検
出手段を有し、該直径検出手段によって検出される包装
紙ロールの直径に応じた速度でターンテーブルを回転さ
せるように構成される。また、直径検出手段は、包装紙
ロールの外周面に当接する検出レバーと、該検出レバー
を支持するとともに、該検出レバーが包装紙ロールの外
周に当接するように検出レバーを付勢する回転軸と、該
回転軸の回転量を検出するポテンションメータとを備え
るのが良い。

本発明の別の好ましい実施態様においては、上記制御装
置は、上記包装紙ロールから繰り出される包装紙のたる
みを検出するたるみ検出手段を有し、該たるみ検出手段
によって検出された上記包装紙のたるみに応じて、上記
モータの作動を制御するように構成される。更に好まし
くは、包装紙のたるみが所定の部位に形成されるように
包装紙を案内する案内手段が設けられ、たるみ検出手段
は、所定の部位に形成される包装紙のたるみを検出する
ように配置された発光素子と受光素子とを備えた光学式
センサを有し、更に、モータの作動時間を検出する計時
手段と、該計時手段が所定時間以上のモータの連続的な
作動時間を検出したときに作動されると警報装置が設け
られる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について詳
細に説明を加える。

第１図、第２図、第2A図及び第３図には、包装紙供給装
置の第１の実施例が示されている。

第１図を参照すると、複数枚の硬貨をロール状に集積
し、集積したロール状の硬貨に包装紙を巻回して包装す
るように構成された硬貨包装機１と、硬貨包装機１の一
方の側に隣接して配置され、包装紙11を硬貨包装機１に
供給するように構成された包装紙供給装置51とが示され
ている。

硬貨包装機１は、ホッパ２から投入された硬貨を、金種
による厚みや直径の相違などを利用して、所定の金種の
硬貨のみを選別し、その硬貨の枚数を計数しながら該硬
貨を一枚ずつ送り出す選別計数装置３、選別計数装置３
から送り出された硬貨を集積して、所定枚数の硬貨のロ
ール状の積重ねを形成する集積装置４、集積装置４によ
って形成された硬貨の積重ねに包装紙を巻回して包装す
る包装装置５、包装装置５によって包装されたロール状
の硬貨を機外に送り出すシュート６、及びこれら装置の
作動を制御する図示しないコントロールユニットを備え
ており、選別計数装置３、集積装置４、包装装置５及び
コントロールユニットは、仮想線で示されたハウジング
７内に収容されている。

選別計数装置３は、ホッパ２から投入された硬貨をその
上面に受け、その回転によって生ずる遠心力により、接
線方向外方に硬貨を送るように回転駆動される回転円盤
12を有する。選別計数装置３は又、回転円盤12によっ
て、送り出される硬貨の厚みを規制する厚み規制部材12
aを備えており、所定の厚みの硬貨のみを一枚ずつ送り
出すよう構成されている。また、選別計数装置３は、所
定の径より大きい外径を有する硬貨のみを案内する硬貨
選別通路13と、回転円盤12から送り出された硬貨を硬貨
選別通路13に沿って移送する搬送ベルト13aと、硬貨選
別通路13に案内されて送られる硬貨の枚数を計数する図
示しない計数センサと、所定の枚数の硬貨が計数された
ときに、集積装置４への硬貨の送り出しを一時的に停止
するストッパ（図示せず）とを備えている。

集積装置４は、一対の集積ドラム14、14を備え、これら
集積ドラム14、14は、集積すべき硬貨の種類に応じて互
いの間隔が調整されるとともに、垂直軸線を中心に互い
に反対方向に回転駆動されるように構成されており、各
集積ドラム14の外周面には、計数装置３から一枚ずつ送
り出される複数の硬貨を上下方向に積重ねた状態で支持
する螺線状ガイド14aが設けられている。集積装置４は
更に、所定枚数の硬貨の積重ねが載置された後に開放さ
れるシャッタ15を備えている。集積装置４は又、硬貨が
螺線状ガイド14a、14aに一枚供給される毎に集積ドラム
14、14を金種に応じた回転量だけ回転させて、硬貨を支
持する螺線状ガイド14a、14aの部分を徐々に降下させ、
これによって、螺線状ガイド14a、14aに積重ねられた硬
貨の上端面が常時、硬貨選別通路13の上面と同一の高さ
に位置するように硬貨の積重ねを間欠的に降下させると
ともに、所定の枚数の硬貨の積重ねが形成されたとき
に、該積重ねをシャッタ15上まで降下させるように構成
されている。

包装装置５は、垂直軸線を中心に回転され、包装すべき
金種の硬貨の外径に応じてそれらの間隔が調整可能な包
装ローラ16、16、16と、これら包装ローラ16、16、16の
間の空間において上下方向に移動される硬貨支持部材17
とを備えており、硬貨支持部材17は、上記シャッタ15が
開放されたときに落下する硬貨の積重ねを支持して下方
に案内し、硬貨の積重ねを包装位置に移動させるように
構成されている。包装装置５は又、垂直軸線を中心に回
転され、包装紙ロール10から引き出された包装紙11を、
包装位置に位置する硬貨の積重ねとの間に供給する給紙
ローラ18、給紙ローラ18と協働して包装紙11を挟持する
ように配置された遊動ローラ19、包装紙11が所定の長さ
供給されたときに、包装紙11を所望の位置で切断可能な
カッタ20、包装ローラ16、16、16によって硬貨の積重ね
の外周に巻回された包装紙11の上端部及び下端部をかし
める加締爪21、22、及び、給紙ローラ18の回転量を検出
する回転センサ102を備えている。

包装ローラ16の各々は、図示しないギアトレーンを介し
て、図示しない包装モータに連結されており、給紙ロー
ラ18によって所定の長さの包装紙11が供給された後に包
装モータによって比較的高速で回転され、包装紙を硬貨
の積重ねの周囲に巻回するように構成されている。ま
た、給紙ローラ18は、仮想線で示す軸18aを備えてお
り、軸18aの上端部には、プーリー23が固定されてい
る。プーリー23は、エンドレスベルト24を介して図示し
ない給紙モータに作動的に連結されており、給紙モータ
は、給紙ローラ18により包装紙11を供給する際に、比較
的低速で回転駆動される。

軸18aには、回転センサ102を構成する回転板102aが固定
されており、回転板102aの回転は、回転板102aに形成さ
れたスリット（図示せず）を計数するように構成された
回転センサ102のセンサ部102bによって検出される。

包装装置５は又、第２図に示すように、包装紙供給装置
51から供給される包装紙11を案内するためのガイド板2
5、26、27、28を備えている。ガイド25、26は、硬貨包
装機１のハウジング７の側部に形成された開口部29から
導入される包装紙11を給紙ローラ18と遊動ローラ19との
間のニップに案内するように配置されている。包装紙11
は、給紙ローラ18によって引かれた状態で所望の経路に
沿って走行している間、ガイド板25、26から離間してお
り、包装紙11が湾曲して所望の経路から離脱しようとす
るとき、ガイド板25、26によってかかる離脱を阻止され
る。また、ガイド板27は、包装紙11が給紙ローラ18に巻
き込まれるのを防止して、給紙ローラ18から送り出され
た包装紙11をカッタ20の刃先の前方に案内するように配
置され、更に、ガイド板28は、包装紙11を該刃先の前方
で偏向して、包装ローラ16、16、16の間に案内するよう
に配置されている。

包装紙供給装置51は、硬貨包装機１のハウジング７に隣
接して配置されている。包装紙供給装置51は、複数のキ
ャスター53を備えた架台52と、架台52に回転自在に支持
されたターンテーブル54と、架台52内に配設され、ター
ンテーブル54を回転駆動する電動モータ56と、包装紙11
を所定の経路に沿って案内する複数のガイド板57、58と
を備えている。また、ターンテーブル54は、包装紙ロー
ル10のコア部分の貫通孔に挿入される垂直軸55をその回
転中心に備えている。

第２図に示すように、包装紙11は、ガイド板57の湾曲面
によって偏向されてガイド板58に向かって延び、更に、
給紙ローラ18によって引かれることにより、ガイド板58
に達する前に湾曲されて、硬貨包装機１のハウジング７
に形成された開口部29を貫通している。

包装紙供給装置51は、電動モータ56の作動を制御するた
めに、図示しないコントローラと、包装紙ロール10の直
径を検出するための直径センサ201とを備えている。直
径センサ201は、ターンテーブル54上の包装紙ロール10
の外周面に接触するように水平に延びる検出レバー201a
と、検出レバー201aの端部が固定された垂直な回転軸20
1bと、回転軸を支持している図示しないポテンションメ
ータとから構成されている。また、回転軸201bは、検出
レバー201aを包装紙ロール10の外周面に常に当接させる
ように、第２図で見て時計廻り方向に付勢されている。

架台52は、全体的に箱状に形成されたケーシングからな
り、架台52を形成している天板52aが、ターンテーブル5
4を回転自在に支持している。第2A図に示すように、タ
ーンテーブル54の軸55の下方延長部分55aがラジアル軸
受61を介して天板52aに支持されており、また、ターン
テーブル54の下面がスラスト軸受62によって、天板52a
の上面からわずかに持ち上げられた状態で支持されてい
る。軸55の下方延長部分55aは又、継手63を介して概略
的に示す電動モータ56の出力軸56aに連結されている。

架台52は又、周囲の気流に対する包装紙11の影響などを
回避するために、第１図に示すように、例えば、アルク
リ製の透明カバー57を備えるのが良い。カバー57は、天
板52aの側縁の一つにヒンジ式に連結されるとともに、
ハウジング７の開口部29に対応する位置に包装紙11を通
すことができる切欠き（図示せず）を有する。また、架
台22は、好ましくは、床面の勾配などによる硬貨包装機
１と包装紙供給装置51との上下方向のずれを補償するた
めに、例えば、架台52の床板とキャスター53との間に、
アジャスタなどの高さ調整機構が介設される。更に、架
台22は、硬貨包装機１に対する架台52の相対位置を固定
するために、ハウジング７と架台52とを機械的に連結す
るための連結具、例えば、連結ボルトを備えるのが良
い。

ターンテーブル54は、全体的に円板状に形成されてい
る。ターンテーブル54の上面は、包装紙ロール10よりも
僅かに大きな直径を有し、硬貨包装機１のハウジング７
内に収容できない比較的大径の包装紙ロール10を載置可
能な水平な平面を形成している。ターンテーブル54上に
載置された包装紙ロール10は、垂直軸55によってターン
テーブル54の回転中心に対してセンタリングされてお
り、電動モータ56によるターンテーブル54の回転によっ
て矢印Ａで示すように回転され、これによって、包装紙
11を順次繰り出す。

ターンテーブル54は又、その外周部分に、周方向に略等
間隔を隔てて、包装紙ロール10の外周部よりも半径方向
内方に延びる４つの切欠部54aを有しており、ターンテ
ーブル54上に置かれた包装紙ロール10の下面は、各切欠
部54aにおいて、ターンテーブル54の上面に接すること
なく、下方に露出している。切欠部54aの各々は、作業
者が包装紙ロール10を支えながらターンテーブル54上に
載置する際に、包装紙ロール10の下側に位置する作業者
の手指が容易に下方に通過できるような幅及び奥行きを
有している。例えば、包装紙ロール10及びターンテーブ
ル54の直径がそれぞれ、約40cm及び43cmであるとき、各
切欠部54aの幅及び奥行きは例えば、約15cm及び約7cmに
それぞれ設定される。

第３図を参照すると、硬貨包装機１のコントロールユニ
ット100には、計数センサ101及び回転センサ102の出力
信号が入力される。計数センサ101は、硬貨選別通路13
を通過する硬貨を一枚ずつ計数する光学的又は磁気的な
センサからなる。

コントロールユニット100は、回転センサ102の出力に基
づいて給紙ローラ18の回転量を積算し、給紙ローラ18に
よって送られた包装紙11の長さを演算する。コントロー
ルユニット100は又、給紙ローラ18に連結されたエンド
レスベルト24を駆動させる給紙モータ103の作動を制御
し、計数センサ101によって所定の枚数の硬貨が計数さ
れ、従って、集積装置４における所定枚数の硬貨の集積
動作が終了したと判定すると、給紙ローラ18を回転させ
る給紙モータ103を作動させる。コントロールユニット1
00は更に、回転センサ102の出力に基づいて、包装紙11
の所定の長さの供給長さを検出すると、給紙モータ103
を停止させ、また、これらの動作と連係させて、図示し
ない駆動機構により、シャッタ15を作動させ、シャッタ
15上に集積された硬貨の積重ねを硬貨支持部材17上に移
送し、さらに、硬貨支持部材17を作動させて硬貨の積重
ねを包装ローラ16、16、16の間の包装位置に移動させ、
次いで、包装ローラ16、16、16により、硬貨の積重ねと
各包装ローラ16との間に、包装紙11を挟持させる。更
に、コントロールユニット100は、各包装ローラ16を回
転させる包装モータ104を作動させ、包装紙11を硬貨の
積重ねの周囲に巻回させる。

また、コントロールユニット100は、包装紙供給装置51
のコントローラ200と、好ましくは容易に接続又は解放
可能なコネクタを介して、接続されており、給紙モータ
103の作動及び停止に相応する作動及び停止信号を、電
動モータ56のための作動及び停止信号として、包装紙供
給装置51のコントローラ200に入力する。コントローラ2
00は、かかる作動及び停止信号に基づいて、電動モータ
56を作動又は停止させる。

コントローラ200には又、直径センサ201のポテンション
メータから、回転軸201aの回転位置信号が入力され、コ
ントローラ200は、この回転位置信号に基づいて、包装
紙ロール10の現在の直径を認識し、更に、包装紙ロール
10の直径が減少するにつれて、ターンテーブル54が高速
で回転され、従って、包装紙ロール10から送り出される
包装紙11の速度が所定の速度に保持されるように、包装
紙ロール10の直径に応じた適当な回転速度で電動モータ
56を作動させる。また、上記所定の速度は、給紙ローラ
18による包装紙11の給送速度と一致するように設定さ
れ、かくして、電動モータ56は、給紙ローラ18と包装紙
ロール10との間に延びる包装紙11に張力が生じないよう
に、給紙モータ103の作動と同期して作動される。

このように構成された硬貨包装機１及び包装紙供給装置
21は、以下の如く作動される。

硬貨包装機１は、集積装置３によって所定の枚数の硬貨
を集積して硬貨の積重ねを形成すると、該積重ねを、前
述の如く包装ローラ16、16、16の間の包装位置に位置決
めするとともに、コントロールユニット100によって給
紙モータ103を作動させ、給紙ローラ18によって包装紙1
1を給送する。同時に、コントロールユニット100は、包
装紙供給装置51のコントローラ200に作動信号を入力
し、コントローラ200は、電動モータ56を作動させて、
ターンテーブル54を包装紙ロール10の直径に応じた所望
の速度で回転させ、これによって、包装紙ロール10は、
包装紙11を、給紙ローラ18による包装紙11の給送速度と
実質的に同一に設定された所定の速度で略接線方向に繰
り出す。包装紙11は、ガイド板57に摺接して、ガイド板
57の表面に沿ってガイド板58に向かって偏向され、ガイ
ド板58に達する手前で、カバー57の切欠き及び開口部29
を介して硬貨包装機１に引き込まれ、給紙ローラ18によ
って、硬貨の積重ねと包装ローラ16との間に供給され
る。

コントロールユニット100は、給紙ローラ18によって硬
貨の積重ねを包装するのに必要な長さだけ包装紙11が送
られたことを、回転センサ102の出力信号によって検出
すると、給紙ローラ18の給紙モータ103を停止させると
ともに、包装紙供給装置51のコントローラ200に停止信
号を入力して電動モータ56を停止させ、次いで、包装ロ
ーラ16、16、16の包装モータ104を作動させて、包装紙1
1を硬貨の積重ねの周囲に巻回させる。硬貨包装機１は
更に、カッタ20により包装紙11を所定の部位で切断し、
次いで、加締爪21、22により硬貨の積重ねの外周に巻回
された包装紙の上端及び下端をそれぞれかしめて該積重
ねの包装動作を完了する。硬貨包装機１は、これらの動
作が終了すると、図示しない駆動機構によって、硬貨支
持部材17を回動させ、包装された硬貨をシュート６から
機外へ送り出す。硬貨包装機１及び包装紙供給装置51
は、硬貨包装機１への硬貨の投入に応じて、上述した動
作を繰り返し行う。

包装紙ロール10が実質的に全ての包装紙11を硬貨包装機
１に供給しつくした後に新たな包装紙ロールを供給する
際、作業者は、該包装紙ロールの貫通孔に垂直軸55を通
しつつ、ターンテーブル54に載せる。このとき、作業者
は、包装紙ロールを支えている手指を各切欠部54aを通
して下方に通過させることができるので、包装紙ロール
から手指を離すことなく、即ち、包装紙ロールとターン
テーブル54の間から途中で手指を引き抜くことなく、包
装紙ロール10の下面をターンテーブル54の上面に完全に
載せることができる。

このように、上記実施例においては、包装紙供給装置51
は、大径の包装紙ロール10を支持するとともに、電動モ
ータ56によって回転されるターンテーブル54を備えてお
り、電動モータ56は、硬貨包装機１のコントロールユニ
ット100からの作動及び停止信号に基づいて、包装紙ロ
ール10と給紙ローラ18との間の包装紙11に張力が生じな
いように、給紙ローラ18の回転と同期して作動される。
したがって、包装紙供給装置51は、包装紙11と給紙ロー
ラ18との間にスリップを生じさせることなく、大径の包
装紙ロール10から硬貨包装機１に包装紙11を円滑に供給
できる。

また、包装紙供給装置51においては、ターンテーブル54
に、作業者の手指が下方に通過できる複数の切欠部54a
が設けられているので、作業員は、新たな包装紙ロール
を補給する際に、該包装紙ロールがターンテーブル54の
上面に完全に載せられるまで、包装紙ロールをしっかり
と支えることができる。

かくして、上記実施例によれば、硬貨包装機の大きな設
計変更又は大規模な改造を行うことなく、大径の包装紙
ロールからの包装紙の円滑な供給を可能にするととも
に、該包装紙ロールの補給時における包装紙ロールの取
り扱いを容易にすることができる包装紙供給装置を提供
することができる。

第４図及び第５図には、本発明による包装紙供給装置の
第２の実施例が示されている。第４図及び第５図におい
て、第１の実施例における装置又は部材と対応する装置
又は部材には、同一の参照符号が付されている。

第４図及び第５図に示す第２の実施例において、包装紙
供給装置51は、第１の実施例と実質的に同じ構造を有し
ており、包装紙ロールを補給する際に包装紙ロールを支
持している作業員の手指を下方に通過させる複数の切欠
部54aが設けられたターンテーブル54を備えている。し
かしながら、第２の実施例においては、包装紙供給装置
51は、ターンテーブル54の回転を制御するために、ガイ
ド板57によって変更される部分に形成される包装紙11の
たるみを検出するたるみセンサ202を備えている。たる
みセンナ202は、発光素子202aと受光素子202bとからな
り、発光素子202aと受光素子202bは、それらを結ぶ線上
に位置する包装紙11のたるみ、即ち、たるみ部11aを検
出するように配設されている。

また、第５図に示すように、包装紙供給装置51は、電動
モータ56の作動を制御するために、コントローラ200を
備えており、コントローラ200には、たるみセンサ202の
検出結果と、計時装置203の検出結果とが入力される。
計時装置203は、例えば、タイマからなり、電動モータ5
6の作動時間を計測するように構成されている。コント
ローラ200は、これらの検出結果に基づいて、電動モー
タ56を作動させ、例えば、たるみセンサ202によってた
るみ部11aが検出されないとき、電動モータ56を作動さ
せてターンテーブル54を回転させ、他方、たるみセンサ
202によってたるみ部11aが検出されたとき、電動モータ
56を停止させて、ターンテーブル24を静止させる。

コントローラ200は又、所定時間を超える電動モータ56
の連続的な作動が計時装置203によって検出されたと
き、包装紙ロール10の包装紙11が略完全に使い尽くされ
たか、或いは、包装紙のジャム障害などの異常が発生し
たものと判定する。包装機供給装置51は、新たな包装紙
ロールの補給、或いは障害の発生などを作業者に知らせ
るために警報装置204を備えており、コントローラ200
は、上記の如き包装紙11の略完全な消費又は異常を判定
したとき、警報装置204のブザー又はランプを作動させ
る。

このように、本実施例による包装紙供給装置51では、硬
貨包装機１の給紙ローラ18によって包装紙11が包装ロー
ル16と硬貨の積重ねとの間に給送され、この結果上記た
るみ部11aが消失すると、コントローラ200は、かかるた
るみ部11aの消失を、たるみセンサ202によって検出でき
る。コントローラ200は、たるみ部11aが消失したとき、
電動モータ56を作動させ、包装紙ロール10が包装紙11を
繰り出すようにターンテーブル54を回転させる。この結
果、包装紙11がガイド板57に向かって膨らみ、たるみ部
11aが再び形成される。たるみセンサ202がたるみ部11a
を検出すると、コントローラ200は、電動モータ56の停
止させる。電動モータ56がかかるコントローラ200の作
動制御によって上記動作を繰り返し、たるみ部11aの形
成及び消失が繰り返しなされることにより、包装紙11
は、ガイド板57付近の適度のたるみが保持される。

かくして、ターンテーブル54は、包装紙ロール10と給紙
ロール18の間の包装紙11に張力が生じないように、その
回転が制御されるので、給紙ローラ18と包装紙11との間
におけるスリップの発生が防止される。また、硬貨包装
機１の各装置の作動状態を検出することなく、電動モー
タ56と給紙ローラ18の回転とを実質的に同期して作動さ
せることができるので、包装紙供給装置51と硬貨包装機
１との間の配線が不要となる。したがって、上記実施例
に係る包装紙供給装置では、硬貨包装機の設計変更又は
改造を最小限にでき、殊に、既存の硬貨包装機に包装紙
供給装置を新たに設置する場合に有利である。

以上、好ましい実施例に基づいて、説明を加えたよう
に、本発明によれば、大径の包装紙ロールから包装紙を
円滑に硬貨包装機に供給でき、しかも、該包装紙ロール
の補給作業を容易に行うことができる包装紙供給装置を
提供することが可能となる。

本発明は、以上の実施例に限定されることなく、特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであ
ることはいうまでもない。

例えば、第１図に示す実施例においては、電動モータ56
の作動は、包装紙供給装置51に設けられたコントローラ
200によって制御されているが、硬貨包装機１のコント
ロールユニット100によって、電動モータ56の作動を直
接に制御するように構成することも可能である。

また、上記実施例においては、ターンテーブル54は、作
業員の手指を下方に通過させることができる切欠部54a
を備えているが、かかる切欠部に換えて、手指を収容
し、且つ作業員が手指を上方に引き抜くことができるよ
うに構成された凹部を備えても良い。

更に、架台及びターンテーブルの全体形状や、切欠部の
構造、形状又は配置は、上述したものに限定されること
なく、種々の変更が可能である。

〔発明の効果〕

本発明の上記構成によれば、ターンテーブルに設けられ
た開口領域により、作業員は、包装紙ロールを補給する
際に、包装紙ロールとターンテーブルとの間から途中ま
で手指を引き抜くことなく、包装紙ロールをターンテー
ブル上に完全に載置することができるので、大径の包装
紙ロールの補給作業を容易にすることが可能となる。

また、ターンテーブルの駆動装置に上記モータ及び上記
制御手段を設けることによって、ターンテーブル上の包
装紙ロールから繰り出される包装紙に張力が生じないよ
うに、ターンテーブルを回転させることができるので、
包装紙を大径の包装紙ロールから硬貨包装機に円滑に供
給することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例に係る包装紙供給装置
を、硬貨包装機とともに示す概略斜視図である。 第２図は、第１図に示す包装紙供給装置及び硬貨包装機
の概略平面図である。 第2A図は、第１図のIIa-IIa線に沿った包装紙供給装置
の部分縦断面図である。 第３図は、第１図に示す硬貨包装機及び包装紙供給装置
における駆動制御系のブロックダイアグラムである。 第４図は、本発明の第２の実施例に係る包装紙供給装置
を、硬貨包装機とともに示す概略平面図である。 第５図は、第４図に示す包装紙供給装置における駆動制
御系のブロックダイアグラムである。 第６図は、従来の硬貨包装機を示す概略斜視図である。 （符号の説明） １……硬貨包装機、２……ホッパ、３……選別計数装
置、４……集積装置、５……包装装置、６……シュー
ト、７……ハウジング、16……包装ローラ、18……給紙
ローラ、51……包装紙供給装置、52……架台、52a……
天板、53……キャスター、54……ターンテーブル、54a
……切欠部、55……垂直軸、55a……下方延長部分、56
……電動モータ、57、58……ガイド板、59……カバー、
61……ラジアル軸受、62……スラスト軸受、63……継
手、100……コントローラ、101……計数センサ、102…
…回転センサ、103……給紙モータ、104……包装モー
タ、200……コントロールユニット、201……直径セン
サ、201a……回転軸、201b……検出レバー、202……た
るみセンサ、202a……発光素子、202b……受光素子、20
3……計時装置、204……警報装置。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】硬貨包装機に隣接して配置される架台と、
   該架台に回転自在に支持され、包装紙ロールを載置可能
   な水平平面を形成する上面を備えたターンテーブルと、
   前記ターンテーブルを回転させる駆動装置とを有し、前
   記ターンテーブルは、包装紙ロールの下面を支持してい
   る作業員の手指を収容可能な複数の開口領域を備え、作
   業員の手指を前記水平平面を越えて下方に通過せしめ
   る、ことを特徴とする硬貨包装機用包装紙供給装置。
2. 【請求項２】前記駆動装置は、前記ターンテーブルと連
   結されたモータを備えるとともに、硬貨包装機を構成し
   ている給紙ローラの回転と関連して前記ターンテーブル
   を回転させるように、前記モータの作動を制御する制御
   装置を更に有する、ことを特徴とする請求項（１）に記
   載の硬貨包装機用包装紙供給装置。
3. 【請求項３】前記開口領域が、前記ターンテーブルに載
   置された包装紙ロールの下面を露出させるとともに、前
   記作業員の手指を前記ターンテーブルの下方に通過させ
   る幅及び奥行きを有する切欠部からなる、ことを特徴と
   する請求項（１）又は（２）に記載の硬貨包装機用包装
   紙供給装置。
4. 【請求項４】前記制御装置は、前記ターンテーブルが前
   記給紙ローラの回転と同期して回転され、前記包装紙
   が、前記給紙ローラの給送速度と実質的に同じ速度で繰
   り出されるように、前記モータの作動を制御する、こと
   を特徴とする請求項（２）に記載の硬貨包装機用包装紙
   供給装置。
5. 【請求項５】前記制御装置は、前記包装紙ロールの直径
   を検出する直径検出手段を有し、該直径検出手段によっ
   て検出される前記包装紙ロールの直径に応じた速度で前
   記ターンテーブルを回転させる、ことを特徴とする請求
   項（４）に記載の硬貨包装機用包装紙供給装置。
6. 【請求項６】前記制御装置は、前記包装紙ロールから繰
   り出される包装紙のたるみを検出するたるみ検出手段を
   有し、該たるみ検出手段によって検出された前記包装紙
   のたるみに応じて、前記モータの作動を制御する、こと
   を特徴とする請求項（２）に記載の硬貨包装機用包装紙
   供給装置。
7. 【請求項７】前記包装紙のたるみが所定の部位に形成さ
   れるように前記包装紙を案内する案内手段を更に有し、
   前記たるみ検出手段は、前記所定の部位に形成される前
   記包装紙のたるみを検出するように配置された発光素子
   と受光素子とを備えた光学式センサを有する、ことを特
   徴とする請求項（６）に記載の硬貨包装機用包装紙供給
   装置。
8. 【請求項８】前記制御装置が、前記モータの作動時間を
   検出する計時手段と、該計時手段が所定時間以上の前記
   モータの連続的な作動時間を検出したときに作動される
   警報装置とを備えた、ことを特徴とする請求項（６）又
   は（７）に記載の硬貨包装機用包装紙供給装置。
9. 【請求項９】前記ターンテーブルは、その回転中心に、
   前記包装紙ロールのコアに挿通される垂直軸に備えてい
   る、ことを特徴とする請求項（１）乃至（８）のいずれ
   か１項に記載の硬貨包装機用包装紙供給装置。