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JPH07112211B2 - 可聴音送出機能付きディジタル電話機 - Google Patents

可聴音送出機能付きディジタル電話機

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Publication number
JPH07112211B2
JPH07112211B2 JP63033973A JP3397388A JPH07112211B2 JP H07112211 B2 JPH07112211 B2 JP H07112211B2 JP 63033973 A JP63033973 A JP 63033973A JP 3397388 A JP3397388 A JP 3397388A JP H07112211 B2 JPH07112211 B2 JP H07112211B2
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JP
Japan
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signal
telephone
circuit
network
dial
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立夫 沢田
愼夫 中野
直文 永井
昌夫 池田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル電話機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のアナログ網における電話では、ダイヤル送出前に
発呼信号を送り、網で生成されるダイヤル音を受聴して
からダイヤルを投入する。また、通話終了後、相手がオ
ンフックすると、網は網で生成した話中音を切断される
側に送出していた(一般に話中音は、相手話中の時だけ
でなく、切断される場合にも送出される)。
一方、近年、網および加入者線、さらには端末のディジ
タル化が進められ、CCITT(国際電信電話諮問委員会)
によって国際標準のディジタルユーザ・網インタフェー
ス(Iインタフェース)が規定された。
このIインタフェース仕様では、 ・発呼信号の中にダイヤル情報も含める、 ・切断手段において、 網から可聴音信号が提供される場合には、操作者の
切断操作を待ち、 網から可聴音信号が提供されない場合には、操作者
の切断操作によらず自動的に切断する、 ことが基本となっている。
このため、発信操作においては、接続相手の電話番号を
発呼信号の前に入力する必要がある。また、切断操作に
おいては、切断時の状況によって、操作者の切断操作を
伴う場合と、操作者の操作を待たずに切断できる場合と
が存在することになる。このため、網からは、ダイヤル
音が送出されず、また、相手からの切断時には、話中音
が送出される場合と送出されない場合がある。
したがって、Iインタフェースに接続するディジタル電
話機では、アナログ電話機とは異なり、発信における
操作手順については、 ダイヤルを投入してからオフフックする、あるいはオフ
フックしてダイヤルを投入し、さらにダイヤル終了のた
めの操作を行う必要がある。
網から切断される手順については、 網から切断される場合に、接続制御を行う回路で操作者
の操作とは無関係に切断手順を行う、あるいは、切断操
作を待って切断手順を行う、という両方の手順制御を行
う必要がある。
第3図にアナログ電話機での発信/切断手順例を、第2
図にIインタフェースにおける発信/切断手順例を示し
たので参照されたい。
従来のディジタル電話機としては、特開昭57−38047号
公報に示すように、可聴音生成回路を備え、網からの可
聴音制御信号に対応して可聴音を操作者に聞かせる方法
が採られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このため、アナログ電話機の操作に慣れている操作者に
とっては、 ・発信操作として、 ダイヤル投入してからオフフックする(プリセット
形ダイヤル)場合、従来の操作手順と著しく順序が異な
る。
オフフック後、ダイヤルし、さらにダイヤル終了操
作を行う手順では、オフフック時点で網からのダイヤル
音が送出されないので、いつダイヤルして良いのか分か
らない、 という欠点がある。
・網から切断される場合の操作として、 相手が切断したにもかかわらず、網から話中音が送
出されないので、いつオンフックして良いのか分からな
い、 という欠点がある。
さらに、切断される時には、同一の操作手順であって
も、可聴音信号がある場合と無い場合があり、操作の混
乱を招くという欠点がある。
従来のディジタル電話機では、網からの可聴音制御信号
によって音を発生していたため、Iインタフェースのよ
うに必ずしも操作に合わせて可聴音制御信号が送出され
ない場合には音を出せないという状況がある。
本発明は、以上の欠点を解決するため、操作者の操作状
況、網からの信号内容を解析することによって、網で生
成あるいはディジタル電話機で生成した可聴音信号を操
作者に受聴させることにより、従来のアナログ電話機と
同等の操作手順を実現できるようにした可聴音送出機能
付きディジタル電話機を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本発明では、加入者線に接続され
たインタフェース回路と、網側から加入者線およびイン
タフェース回路を介して電話機側に入力される信号チャ
ネル信号の分析を行うと共に、電話機操作者の操作に合
わせて電話機側から送出すべき信号チャネル信号の生成
を行う信号制御回路と、を有して成るディジタル電話機
において、可聴音信号生成回路を具備した。
〔作用〕
前記制御回路が電話機操作者の操作や網側から加入者線
およびインタフェース回路を介して入力された信号チャ
ネル信号を解析することにより、電話機の操作状態を認
識して網から可聴音制御信号が送出されない場合でも必
要に応じて前記可聴音信号生成回路を動作させて電話機
操作者に可聴音信号を受聴させる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例としてのディジタル電話機の
構成を示すブロック図である。
第1図においては、1はハンドセット、2は送話器、3
は受信器、4は通話回路、5はダイヤルスイッチ、6は
フックスイッチ、7はダイヤル投入終了を操作するため
のダイヤル終了キー、8は音声信号をディジタル信号に
逆にディジタル信号を音声信号に変換するコーデック、
9は着信時にリンガ音を発生するリンガ回路、10はリン
ガ回路(9)からのリンガ音を出力するサウンダ、11は
網との間のディジタル信号の同期制御、接続制御信号
(Dチャネルと称する)やディジタル化された音声情報
信号(Iインタフェースでは2つ存在し、それぞれB1チ
ャネル、B2チャネルと称する)の分解/組み立てを行う
インタフェース回路、12はIインタフェース回路(11)
からのB1チャネルまたはB2チャネルのいずれかを選択し
てコーデッグ(8)と接続する選択スイッチ、13はダイ
ヤル音を発生するダイヤル音発生回路、14は話中音を発
生する話中音発生回路、15はコーデック(8)と通話回
路(4)とを、またはダイヤル音発生回路(13)と通話
回路(4)とを、または話中音発生回路(14)と通話回
路(4)とを切り替えて接続するための切替スイッチ、
16はIインタフェース回路(11)を通して網との間で接
続制御信号の授受、着信時のリンガ回路(9)の制御、
フックスイッチ(6)、ダイヤルスイッチ(5)、ダイ
ヤル終了キー(7)の状態監視による発呼信号、応答信
号、切断信号の送出制御、網からの信号による選択スイ
ッチ(12)の制御、通信状態に合わせた切替スイッチ
(15)の制御、を行う制御回路、17は本ディジタル電話
機の各回路に必要な電力を供給する電源回路である。
また、説明の簡略化のため、本発明の実施したディジタ
ル電話機が接続されるディジタル交換機は、可聴音信号
として呼出信号のみを有することとし、ディジタル交換
機内あるいはディジタル交換機同志の接続系における網
からの切断信号について可聴音信号を提供する旨の情報
を含めず、アナログ交換機との接続系における網からの
切断信号について可聴音信号を提供する旨の情報を含め
るように動作することと仮定する。
ア)まず、発信動作を説明する。
ここでは、説明のために、本発明を実施した電話機を発
信側とし、電話機(A)と称し、着信側の電話機(これ
は従来のディジタル電話機でも良い)を電話機(B)と
称する。第4図に制御回路(16)の動作フローを示し、
また第5図に発信における信号シーケンス例を示したの
で参照されたい。
操作者が従来のアナログ電話機の発信操作と同様にハン
ドセット(1)を持ち上げると、フックスイッチ(6)
が解放状態となり、制御回路(16)は操作者が発信操作
を行おうとしていることを検出する。このため、制御回
路(16)は切替スイッチ(15)を制御し、ダイヤル音発
生回路(13)と通話回路(4)の受話信号路とが接続さ
れるようにする。このため、ダイヤル音発生回路(13)
から出力されるダイヤル音は、通話回路(4)を通り受
話器(3)に到達する。したがって、操作者は受話器
(3)からダイヤル音を受聴できる。このため、操作者
はダイヤル入力可能であることが分かる。
さらに、操作者がダイヤルスイッチ(5)により電話番
号を1桁入力すると、制御回路(16)はダイヤルが押下
されたことを検出し、切替スイッチ(15)を制御し、ダ
イヤル音発生回路(13)と通話回路(4)の受話信号路
とを解放するように制御する。このため、受話器(3)
から送出されていたダイヤル音は停止する。この動作
は、従来のアナログ電話における発信操作手順と同一で
ある。
なお、押下されたダイヤルは制御回路(16)で保持して
おく。この後、操作者が番号入力を続けると、制御回路
(16)は押下された番号を続けて保持する。操作者の番
号入力が完了すると、操作者は番号入力完了としてダイ
ヤル終了キー(7)を押下する。
制御回路(16)は、ダイヤル終了キー(7)の押下を検
出すると、インタフェース回路(11)を通して網へ発呼
信号を送出する。網との間の信号シーケンス例を第5図
に示す。
第5図に見られるように、網は、この発呼信号を受信す
ると、電話機(A)に対して発呼受付信号を送出する。
この発呼受付信号内には、2つの情報チャネルB1、B2の
いずれを使用するかを指定する情報が含まれている。こ
こでは例えばB1とする。発呼受付信号は、第2図におい
て、インタフェース回路(11)を通して制御回路(16)
で受信される。制御回路(16)は発呼受付信号を受信す
ると、情報路を確立するために、切替スイッチ(15)を
制御し、通話回路(4)の受話信号路とコーデック
(8)を接続し、また、選択スイッチ(12)を制御し、
発呼受付信号に示されているB1チャネルとコーデック
(8)とを接続する。
このため、網との間の情報信号は、送話器(2)および
受話器(3)、通話回路(4)、切替スイッチ(15)、
コーデック(8)、選択スイッチ(12)、B1チャネル、
インタフェース回路(11)を通して交信される。
さらに網は、相手(B)への接続を行う。電話機(B)
が呼び出し中の状態となると、網は電話機(A)に対し
て情報チャネルの中に呼び出し音を送出する。このため
網からの呼び出し音は、インタフェース回路(11)、選
択スイッチ(12)、コーデック(8)、切替スイッチ
(15)、通話回路(4)、受話器(3)を通して操作者
に到達する。この後、相手(B)が応答すると、網は電
話機(B)からの応答信号を受信し、電話機(A)へ応
答信号を送出すると同時に、電話機(A)と電話機
(B)との間の通話路を形成する。このため、電話機
(A)と電話機(B)との間で通話が可能となる。
イ)次に、網から可聴音信号が提供されずに切断される
場合の動作を説明する。
切断される場合の動作例として、ア)の通話中状態か
ら、電話機(B)側でオンフックした場合の動作を説明
する。第6図に制御回路(16)の動作フロー例を示し、
また第7図に電話機(B)から切断する場合の信号シー
ケンス例を示したので参照されたい。
電話機(B)の操作者がオンフックすると、電話機
(B)から切断要求信号が送出される。網は、電話機
(B)との間で解放信号、解放確認信号の授受を行うと
同時に、電話機(A)へ切断要求信号を送出する。この
場合はディジタル交換機内の通信であるため、網は可聴
音信号を送出しない。このため、網は、切断要求信号
に、「可聴音信号を提供している」という情報を含めず
に送る。網からの切断要求信号は、インタフェース回路
(11)を通して、制御回路(16)で受信される。制御回
路(16)は、切断要求信号を受信すると、その内容につ
いて、可聴音信号が提供されているかどうかを検査す
る。この場合、「可聴音信号を提供している」という情
報が含まれていないので、制御回路(16)は、インタフ
ェース回路(11)を通して網に解放信号を送出する。こ
れは、信号方式により網において、切断要求信号送出か
ら解放信号受信までを一定時間(タイマT1)の間に完了
する規定となっているためで、このタイマT1を過ぎる
と、網は異常と判断して異常処理を行う。
網との切断処理を行うと同時に、制御回路(16)は、切
替スイッチ(15)を制御し、話中音発生回路(14)と通
話回路(4)の受話信号路とを接続する。このため、話
中音発生回路(14)で生成された話中音は、通話回路
(4)、受話器(3)を通して操作者に受聴される。こ
のため、操作者は話中音を受聴するので、相手がオンフ
ックしたことを知り、終話したことが分かる。この後、
操作者がオンフックすると、フックスイッチ(6)が閉
じ、制御回路(16)は、操作者がオンフックしたことを
検出する。このため、制御回路(16)は、切替スイッチ
(15)を制御し、話中音発生回路(14)と通話回路
(4)との間を解放する。
なお、上記説明は、説明の簡略化のため、ア)の例の通
話中からの動作を説明したが、発信側/着信側にとらわ
れることなく実現できることは云うまでもない。
ウ)次に、網から切断される場合の他の例として、相手
が話中で網から切断される場合の動作を説明する。
この場合の制御回路(16)の動作フロー例を第4図に示
し、また第8図に信号シーケンス例を示したので参照さ
れたい。
説明ア)と同様に操作者が発信すると、網は電話機
(B)に対して接続動作を行う。しかし、ここでは、電
話機(B)が通話中であるため、網は電話機(A)に対
して、切断要求信号を送出する。この場合はディジタル
交換機内の通信であるため、網は可聴音信号を送出しな
い。このため、網は、切断要求信号に、「可聴音信号を
提供している」という情報を含めずに送る。網からの切
断要求信号は、インタフェース回路(11)を通して、制
御回路(16)で受信される。制御回路(16)は、切断要
求信号を受信すると、その内容について、可聴音信号が
提供されているかどうかを検査する。
この場合、「可聴音信号を提供している」という情報が
含まれていないので、インタフェース回路(11)を通し
て網に解放信号を送出する。これは、説明イ)と同時タ
イマT1を過ぎると、網は異常と判断して異常処理を行う
ためである。網との切断処理を行うと同時に、制御回路
(16)は、選択スイッチ(12)を解放すると同時に、切
替スイッチ(15)を制御し、話中音発生回路(14)と通
話回路(4)の受話信号路とを接続するように制御す
る。このため、話中音発生回路(14)で生成された話中
音は、通話回路(4)、受話器(3)を通して操作者に
受聴される。このため、操作者は話中音を受聴するの
で、相手が話中であることを知る。
この後、操作者がオンフックすると、フックスイッチ
(6)が閉じ、制御回路(16)は、操作者がオンフック
したことを検出する。このため、制御回路(16)は、切
替スイッチ(15)を制御し、話中音発生回路(14)と通
話回路(4)間を解放する。
エ)次に網から可聴音が提供されて切断される場合の動
作を説明する。
網から可聴音が提供されて切断される例としては、通話
相手がアナログ網を経由した電話機(以下の説明におい
ては電話機(C)と称する)の場合がある。この場合の
制御回路(16)の動作フロー例を第6図に示し、また信
号シーケンス例を第9図に示したので参照されたい。
説明ア)において、電話機(A)からアナログ網を経由
した電話機(C)へ発信し、電話機(A)と電話機
(C)とが通話中の状態において、電話網(C)の操作
者がオンフックすると、電話機(C)からループ解放が
アナログ交換機に伝達される。このため、アナログ交換
機は情報伝送路に話中音を出力し、ディジタル交換機に
対して切断信号を送出する。ディジタル交換機は、切断
信号を受信すると、切断信号を送ってきた相手がアナロ
グ交換機であることを識別し、可聴音信号がアナログ交
換機から出力されていることを識別する。このため、デ
ィジタル交換機は、電話機(A)に対して「可聴音信号
を提供している」という情報を含めた切断要求信号を送
る。
この場合、ディジタル交換機は、電話機(A)の操作者
が可聴音を受聴できるように、説明イ)および説明ウ)
で示したタイマT1より長いタイマT2によって電話機
(A)からの解放信号を待つ。制御回路(16)は、イン
タフェース回路(11)を通して、この切断要求信号を受
信すると、その内容について、可聴音信号が提供されて
いる情報が含まれているかどうか検査する。ここでは、
「可聴音信号を提供している」という情報が含まれてい
るので、制御回路(16)は、説明イ)および説明ウ)の
ようにすぐに解放信号を送出せず、操作者のオンフック
を待つ。
この場合、制御回路は、切替スイッチ(15)および選択
スイッチ(12)を通話中の状態に保持するため、操作者
は、アナログ交換機で送出された可聴音を、ディジタル
交換機、インタフェース回路(11)、選択スイッチ(1
2)、コーデック(8)、切替スイッチ(15)、通話回
路(4)、受話器(3)を通して受聴できる。
この後、操作者がアナログ交換機で送出された可聴音信
号を受聴し、オンフックすると、制御回路(16)は、網
に対し解放信号を送出し、選択スイッチ(12)を解放す
る。この後、ディジタル交換機から解放完了信号が送出
され制御回路(16)は空状態となる。
このようなアナログ交換機からの可聴音信号送出を伴う
切断は、通話中からの相手切断だけでなく、誤ダイヤル
で、アナログ交換機からトーキ/アナウンス(あなたの
おかけになった番号は現在使われていません、等)等、
話中音以外の可聴音が送出される場合もあり、切断信号
を受信した時に、単純に電話機内の可聴音発生回路を操
作者に受聴させると、相手話中と間違える、という欠点
も生ずる。
オ)次に、着信および自分から切断する動作を説明す
る。
なお、この場合の動作は本発明と直接の関係はない。著
着の場合、網からインタフェース回路(11)を通して着
呼信号が送られる。この著呼信号には、情報チャネルB
1、B2のいずれを使用するかを示す情報が含まれてい
る。ここでは、例としてB1チャネルが指定されているも
のとする。
制御回路(16)は、着呼信号を受信すると、リンガ回路
(9)を制御し、リンガ音を鳴動させる。この後、操作
者がオフフックすると、制御回路(16)はフックスイッ
チ(6)により、操作者が応答したことを検出し、網ヘ
インタフェース回路(11)を通して応答信号を送出す
る。さらに制御回路(16)は、リンガ回路(9)を停止
させてリンガ音を止め、選択スイッチ(12)をB1チャネ
ルとコーデック(8)とが接続されるようにする。さら
に制御回路(16)は、切替スイッチ(15)を制御し、コ
ーデック(8)と通話回路(4)とが接続されるように
する。このため、操作者の通話が可能となる。なお、着
信時の制御回路(16)の動作フロー例を第10図に示した
ので参照されたい。
また、通話中に自分から切断する場合は、操作者がオン
フックすると、制御回路(16)は、フックスイッチ
(6)によりオンフックを検出し、網インタフェース回
路(11)を通して切断要求信号を送出する。さらに制御
回路(16)は、すでに操作者がオンフックしており、話
中音を受聴することがないので、選択スイッチ(12)を
解放する。その後、制御回路(16)は、網との間で解放
信号の授受を行い、空き状態となる。なお、通話中に自
分から切断する場合の制御回路(16)の動作フロー例を
第6図に示したので参照されたい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、発信時のオフフ
ックに対し受話器にダイヤル音を送出するので、 従来のアナログ電話機と同様の発信操作手順(オフ
フックしてダイヤル音を確認してからダイヤル投入す
る)を実現できる。
ダイヤル音を受聴するので、いつダイヤル投入可能
か容易に判断できる。
また、相手からの切断等、網から切断される時、 網が可聴音信号を提供しない場合でも、受話器に話
中音を送出するので、相手がいつ切ったか、あるいは相
手が話中かどうかを容易に識別でき、無用にオフフック
状態を保つ必要がない。
網が可聴音を送出する場合には、その内容を受聴で
きる。
網が可聴音を送出する/しないにかかわらず、同様
な操作手順で操作できる。
という利点がある。
なお、本実施例においては、ダイヤル音発生回路(13)
および話中音発生回路(14)をアナログ波形を発生する
回路として構成する場合の構成を示したが、ダイヤル音
発生回路(13)および話中音発生回路(14)を、インタ
フェース回路(11)からコーデック(8)に送られるデ
ィジタル符号形式で発生するROM等によって構成し、切
替スイッチ(15)と共にコーデック(8)と選択スイッ
チ(12)との間に配置して構成しても同様の効果を得ら
れることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのディジタル電話機の
構成を示すブロック図、第2図はディジタル電話機にお
ける操作手順および信号シーケンスを示す図、第3図は
アナログ電話機における操作手順および信号シーケンス
を示す図、第4図は第1図における制御回路(16)の動
作フローを示すチャート、第5図は発信時の操作手順お
よび信号シーケンスを示す図、第6図は制御回路(16)
の他の動作フローを示すチャート、第7図は網が可聴音
を提供せず、相手から切断される場合の操作手順および
信号シーケンスを示す図、第8図は網が可聴音を提供せ
ず、網から切断される場合の操作手順および信号シーケ
ンスを示す図、第9図は網が可聴音を提供し、相手から
切断される場合の操作手順および信号シーケンスを示す
図、第10図は制御回路(16)の更に別の動作フローを示
すチャート、である。 符号の説明 1…ハンドセット、2…送話器、3…受話器、4…通話
回路、5…ダイヤルスイッチ、6…フックスイッチ、7
…ダイヤル終了キー、8…コーデック、9…リンガ回
路、10…サウンダ、11…インタフェース回路、12…選択
スイッチ、13…ダイヤル音発生回路、14…話中音発生回
路、15…切替スイッチ、16…制御回路、17…電源回路
フロントページの続き (72)発明者 池田 昌夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−189054(JP,A) 特開 昭58−5067(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報チャネルと呼接続制御用の信号
    チャネルとを有する加入者線に接続され、該加入者線か
    らのディジタル符号を情報チャネル信号及び信号チャネ
    ル信号に、また電話機側からの情報チャネル信号及び信
    号チャネル信号をディジタル符号に、それぞれ変換する
    インタフェース回路と、網側から前記加入者線及びイン
    タフェース回路を介して電話機側に入力される信号チャ
    ネル信号の分析を行うと共に、電話機操作者の操作に合
    わせて電話機側から送出すべき信号チャネル信号の生成
    を行う信号制御回路と、を少なくとも有して成るディジ
    タル電話機において、 それぞれが可聴音信号生成回路であるダイヤル音発生回
    路及び話中音発生回路と、前記信号制御回路により切替
    制御される切替スイッチと、を具備し、かつ前記信号制
    御回路は、 電話機発信時、ハンドセットのオフフックが検出される
    と、前記切替スイッチを第1の位置へ切り替えて前記ダ
    イヤル音発生回路を電話機の通話回路を介して受話器に
    接続することにより、操作者にダイヤル音を受聴させて
    ダイヤル入力をうながし、 網を介して相手側電話機との間に形成された通話路の切
    断に際し、網から切断要求信号が送出されてくると、こ
    れを前記インタフェース回路を介して受信し、該切断要
    求信号に「可聴音信号が提供されている」旨の情報が含
    まれているか否かを検査し、含まれていなければ、前記
    切替スイッチを第2の位置へ切り替えて前記話中音発生
    回路を電話機の通話回路を介して受話器に接続すること
    により、操作者に話中音を受聴させ、含まれていれば、
    前記切替スイッチを第3の位置へ切り替えて網側から加
    入者線、インタフェース回路を介して送出されてくる話
    中音を電話機の通話回路を介して受話器に接続すること
    により、操作者に受聴させるようにした信号制御回路か
    ら成る、 ことを特徴とする可聴音送出機能付きディジタル電話
    機。
JP63033973A 1988-02-18 1988-02-18 可聴音送出機能付きディジタル電話機 Expired - Fee Related JPH07112211B2 (ja)

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