JPH07111796B2 - 回転ヘツド型記録または再生装置 - Google Patents
回転ヘツド型記録または再生装置Info
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- JPH07111796B2 JPH07111796B2 JP61202009A JP20200986A JPH07111796B2 JP H07111796 B2 JPH07111796 B2 JP H07111796B2 JP 61202009 A JP61202009 A JP 61202009A JP 20200986 A JP20200986 A JP 20200986A JP H07111796 B2 JPH07111796 B2 JP H07111796B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は回転ヘツド型記録または再生装置、特に一対の
リール間に張架されたテープ状記録媒体を回転ヘツドを
具えるシリンダ部材に巻装し、前記媒体に対して前記ヘ
ツドで信号の記録または再生を行う装置に関する。
リール間に張架されたテープ状記録媒体を回転ヘツドを
具えるシリンダ部材に巻装し、前記媒体に対して前記ヘ
ツドで信号の記録または再生を行う装置に関する。
<従来の技術> 上述の如き装置としては周知のビデオテープレコーダ
(以下VTRと称す)があるが、以下このVTRを例にとって
説明を行う。
(以下VTRと称す)があるが、以下このVTRを例にとって
説明を行う。
第13図は一般的なVTRの構成を示す図である。図中101は
カセツト、102は供給リール、103は巻取りリール、104
は磁気テープであり、磁気テープ104はカセツト101内に
於いて両リール102,103に巻装されている。カセツト101
内に磁気テープ104が収納されている時、該テープ104は
カセツトの開口101aに露呈するよう、カセツト101内の
ガイドピン100a,100b間に張架されている。
カセツト、102は供給リール、103は巻取りリール、104
は磁気テープであり、磁気テープ104はカセツト101内に
於いて両リール102,103に巻装されている。カセツト101
内に磁気テープ104が収納されている時、該テープ104は
カセツトの開口101aに露呈するよう、カセツト101内の
ガイドピン100a,100b間に張架されている。
この張架されている磁気テープ104(第13図に於いて点
線にて示す)を移動ガイドポスト106,107,108,109に
て、開口部101aより引き出し、回転ヘツドをその周面に
具えるシリンダ105に巻装することにより、該テープ104
への記録再生が可能な状態となる。この時、所謂テープ
ローデイング完了時に於けるテープパスは前述の移動ガ
イドポスト106,107,108,109と共に、装置本体に予め固
定された固定ガイドポスト112,113,114により決定され
る。
線にて示す)を移動ガイドポスト106,107,108,109に
て、開口部101aより引き出し、回転ヘツドをその周面に
具えるシリンダ105に巻装することにより、該テープ104
への記録再生が可能な状態となる。この時、所謂テープ
ローデイング完了時に於けるテープパスは前述の移動ガ
イドポスト106,107,108,109と共に、装置本体に予め固
定された固定ガイドポスト112,113,114により決定され
る。
115はローデイングリングであり、不図示のガイド部材
に沿って回転可能に保持されており、該ローデイングリ
ング115上には移動ガイドポスト106,107,108が植立され
ている。また図中111はテープ104をテープパスに沿って
搬送するためのキヤプスタンであり、110はキヤプスタ
ン111に対して圧着されるピンチローラである。該ピン
チローラ110は移動ガイドポスト109と共に、回動可能な
レバー116上に植立されているものとし、該レバー116は
前述の開口部101a内より図示の位置まで不図示の機構に
より移動する。
に沿って回転可能に保持されており、該ローデイングリ
ング115上には移動ガイドポスト106,107,108が植立され
ている。また図中111はテープ104をテープパスに沿って
搬送するためのキヤプスタンであり、110はキヤプスタ
ン111に対して圧着されるピンチローラである。該ピン
チローラ110は移動ガイドポスト109と共に、回動可能な
レバー116上に植立されているものとし、該レバー116は
前述の開口部101a内より図示の位置まで不図示の機構に
より移動する。
ところで上述の如き構成のVTRに於いては、記録再生
時、早送り時、テープローデイング中等の装置の各状態
(モード)に於いて各機構の状態を切換えてやる必要が
ある。例えばリール102,103の駆動及び制動、キヤプス
タン111の駆動及びピンチローラ110の圧着等の各状態を
変化させねばならない。
時、早送り時、テープローデイング中等の装置の各状態
(モード)に於いて各機構の状態を切換えてやる必要が
ある。例えばリール102,103の駆動及び制動、キヤプス
タン111の駆動及びピンチローラ110の圧着等の各状態を
変化させねばならない。
これらはユーザによる操作キーの操作により切換えられ
るものであるが、各機構の状態を互いに関連したタイミ
ングで切換えてやる必要がある。そのため、各機構の状
態を切換える部材を夫々電気的に独立なものとしてシス
テムコントローラにより制御してやれば制御としては簡
単に行える。しかし、ローデイングリング115を回転さ
せるモータ、キヤプスタン111を駆動するモータ、さら
にはリール102,103を独立に駆動するモータを夫々設
け、さらにピンチローラ110をキヤプスタン111に圧着し
たり、各リールに対して設けられたブレーキを各リール
に圧接するために独立にプランジヤを設ける構成とする
ことは装置を大型化することになる。また上記以外にも
各状態に於いて移動させてやらねばならない部材は数多
く存在し、これらを駆動する機構を独立に設けると、ス
ペースが多く必要となる上にコストアツプにつながる。
るものであるが、各機構の状態を互いに関連したタイミ
ングで切換えてやる必要がある。そのため、各機構の状
態を切換える部材を夫々電気的に独立なものとしてシス
テムコントローラにより制御してやれば制御としては簡
単に行える。しかし、ローデイングリング115を回転さ
せるモータ、キヤプスタン111を駆動するモータ、さら
にはリール102,103を独立に駆動するモータを夫々設
け、さらにピンチローラ110をキヤプスタン111に圧着し
たり、各リールに対して設けられたブレーキを各リール
に圧接するために独立にプランジヤを設ける構成とする
ことは装置を大型化することになる。また上記以外にも
各状態に於いて移動させてやらねばならない部材は数多
く存在し、これらを駆動する機構を独立に設けると、ス
ペースが多く必要となる上にコストアツプにつながる。
従って上述の如く各機構の状態を電気的に独立な部材で
夫々制御する機構は、小型、軽量化が重視されるパンデ
イタイプのVTRには採用できない。
夫々制御する機構は、小型、軽量化が重視されるパンデ
イタイプのVTRには採用できない。
上述の各機構を機械的に切換える場合、相互の切換タイ
ミングを正確に決定することが最大の課題となる。そこ
で近年のVTRに於いては全てのモードに於いて各機構が
機械的に連動してその状態を変化するよう、多数のカム
面の形成されたレバー(以下モードレバーと称す)によ
り、上記切換を行う手法が採用されているものがある。
この手法によれば機械的に複雑な構成となるものの、小
型、軽量のVTRを構成することが可能となった。
ミングを正確に決定することが最大の課題となる。そこ
で近年のVTRに於いては全てのモードに於いて各機構が
機械的に連動してその状態を変化するよう、多数のカム
面の形成されたレバー(以下モードレバーと称す)によ
り、上記切換を行う手法が採用されているものがある。
この手法によれば機械的に複雑な構成となるものの、小
型、軽量のVTRを構成することが可能となった。
<発明が解決しようとする問題点> VTRに於いては、一般にテープの早送り及び巻戻しはリ
ールを駆動することにより行い、キヤプスタンとピンチ
ローラとは離間されている。また、録画再生時や各種特
殊再生時等はテープ走行速度を正確に規定しなければな
らない為キヤプスタンの回転速度によりテープ走行を規
制している。またVTR全体としての軽量化を図る上で、
特にハンデイタイプのVTRではキヤプスタンモータでリ
ールを駆動するのが一般的である。
ールを駆動することにより行い、キヤプスタンとピンチ
ローラとは離間されている。また、録画再生時や各種特
殊再生時等はテープ走行速度を正確に規定しなければな
らない為キヤプスタンの回転速度によりテープ走行を規
制している。またVTR全体としての軽量化を図る上で、
特にハンデイタイプのVTRではキヤプスタンモータでリ
ールを駆動するのが一般的である。
この種のVTRでは、録画再生時等に於いては、キヤプス
タンモータの駆動力をリールに伝達する経路にトルクリ
ミツタを設けてやり、また早送りや巻戻しを行う場合に
はこのトルクリミツタをこの経路内から外してリールを
駆動する。このトルクリミツタの駆動力伝達経路への着
脱は、例えばアイドラの転接の切換によって行う。
タンモータの駆動力をリールに伝達する経路にトルクリ
ミツタを設けてやり、また早送りや巻戻しを行う場合に
はこのトルクリミツタをこの経路内から外してリールを
駆動する。このトルクリミツタの駆動力伝達経路への着
脱は、例えばアイドラの転接の切換によって行う。
さて、上述のモードレバーでこのトルクリミツタの駆動
力伝達経路への着脱状態を切換えようとする場合、例え
ばキヤプスタンモータにより駆動されるアイドラを、ト
ルクリミツタを介してリールに接続されているアイドラ
から一旦外し、その位置を移動した上でトルクリミツタ
を介さずにリールに接続されているアイドラに転接する
という動作を行わせなければならなず、モードレバーの
ストロークが長くなってしまう。
力伝達経路への着脱状態を切換えようとする場合、例え
ばキヤプスタンモータにより駆動されるアイドラを、ト
ルクリミツタを介してリールに接続されているアイドラ
から一旦外し、その位置を移動した上でトルクリミツタ
を介さずにリールに接続されているアイドラに転接する
という動作を行わせなければならなず、モードレバーの
ストロークが長くなってしまう。
モードレバーは上述の如き長いストロークを必要とする
2つの位置以外にも装置の各種モードに対応して様々な
位置をとる必要があり、これに伴ってモードレバーの移
動範囲を確保せねばならなずVTRの小型化の妨げとなっ
ていた。
2つの位置以外にも装置の各種モードに対応して様々な
位置をとる必要があり、これに伴ってモードレバーの移
動範囲を確保せねばならなずVTRの小型化の妨げとなっ
ていた。
本発明は上述の如き問題に鑑みてなされ、モードレバー
の移動範囲を小さくし、装置の小型化が可能な回転ヘツ
ド型記録または再生装置を提供することを目的とする。
の移動範囲を小さくし、装置の小型化が可能な回転ヘツ
ド型記録または再生装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明は、カセットに収納さ
れ一対のリール間に張架されたテープを回転ヘッドを備
えるシリンダ部材に巻装し、前記テープに対し前記ヘッ
ドで信号の記録または再生を行う装置であって、前記テ
ープを前記シリンダ部材に巻装するためのテープローデ
ィング機構と、前記一対のリールを駆動するためのリー
ル駆動機構と、前記一対のリールの回転を制御するブレ
ーキ機構と、前記テープを直接搬送する搬送機構を含む
複数の機構を有し、前記テープローディング機構によ
り、テープローディングが完了しているときと、テープ
ローディングが行われていないときとのそれぞれにおい
て、複数の位置をとることにより前記複数の機構の状態
を異なる状態とするスライド可能なモードレバーとを備
え、テープローディングの如何に関わらず、前記テープ
の早送りおよび巻戻しの少なくとも一方が可能であり、
前記モードレバーがテープローディングが完了している
ときにとり得る複数の位置のうち、前記テープの走行速
度を前記リール駆動機構で決定するモードに対応する位
置と、前記テープの走行速度を前記搬送機構で決定する
モードに対応する位置との間に、前記テープを停止させ
るモードに対応する位置を配し、前記モードレバーがテ
ープローディングが行われていないときにとり得る複数
の位置のうち、装置本体に装着されたカセットをイジェ
クトするモードに対応する位置と、前記テープを一方の
リールから他方のリールに巻き取るモードに対応する位
置との間に、前記カセットが装置本体に装着されるモー
ドに対応する位置を配して構成される。
れ一対のリール間に張架されたテープを回転ヘッドを備
えるシリンダ部材に巻装し、前記テープに対し前記ヘッ
ドで信号の記録または再生を行う装置であって、前記テ
ープを前記シリンダ部材に巻装するためのテープローデ
ィング機構と、前記一対のリールを駆動するためのリー
ル駆動機構と、前記一対のリールの回転を制御するブレ
ーキ機構と、前記テープを直接搬送する搬送機構を含む
複数の機構を有し、前記テープローディング機構によ
り、テープローディングが完了しているときと、テープ
ローディングが行われていないときとのそれぞれにおい
て、複数の位置をとることにより前記複数の機構の状態
を異なる状態とするスライド可能なモードレバーとを備
え、テープローディングの如何に関わらず、前記テープ
の早送りおよび巻戻しの少なくとも一方が可能であり、
前記モードレバーがテープローディングが完了している
ときにとり得る複数の位置のうち、前記テープの走行速
度を前記リール駆動機構で決定するモードに対応する位
置と、前記テープの走行速度を前記搬送機構で決定する
モードに対応する位置との間に、前記テープを停止させ
るモードに対応する位置を配し、前記モードレバーがテ
ープローディングが行われていないときにとり得る複数
の位置のうち、装置本体に装着されたカセットをイジェ
クトするモードに対応する位置と、前記テープを一方の
リールから他方のリールに巻き取るモードに対応する位
置との間に、前記カセットが装置本体に装着されるモー
ドに対応する位置を配して構成される。
<実施例> 以下、本発明の一実施例としてのVTRについて詳細に説
明する。
明する。
第2図は本実施例のVTRに於けるローデイングリング及
びモードレバーの駆動機構について説明するための図で
ある。図中1はモータであり、該モータ1の駆動力はベ
ルト2を介してギア3に伝達される。3〜10,12,13,15,
16は夫々の軸の廻りに回転可能なギアであり、11はギア
10に連動して長手方向にスライドするスライドレバー、
17はスライドレバー11の移動に伴いギア15,16を介して
移動するモードレバー、14はギア13の回転によって回転
するローデイングリングである。また18Sは供給リール
台、18Tは巻取リール台、19は装置本体上に植立された
軸20を中心として回動可能なレバー、21は該レバー19を
時計方向に付勢するバネ、22はレバー19に圧入されたピ
ン、23はピン22の廻りに回転可能に保持されたローラで
ある。
びモードレバーの駆動機構について説明するための図で
ある。図中1はモータであり、該モータ1の駆動力はベ
ルト2を介してギア3に伝達される。3〜10,12,13,15,
16は夫々の軸の廻りに回転可能なギアであり、11はギア
10に連動して長手方向にスライドするスライドレバー、
17はスライドレバー11の移動に伴いギア15,16を介して
移動するモードレバー、14はギア13の回転によって回転
するローデイングリングである。また18Sは供給リール
台、18Tは巻取リール台、19は装置本体上に植立された
軸20を中心として回動可能なレバー、21は該レバー19を
時計方向に付勢するバネ、22はレバー19に圧入されたピ
ン、23はピン22の廻りに回転可能に保持されたローラで
ある。
第3図(A),(B)はモータ1の駆動力の伝達過程を
説明するための図で、第3図(A)はモータ1の駆動力
がモードレバー17に伝達される様子を示す図、第3図
(B)はモータ1の駆動力がローデイングリング14に伝
達される様子を示す図であり、同図を用いて以下モータ
1の駆動力伝達機構について説明する。
説明するための図で、第3図(A)はモータ1の駆動力
がモードレバー17に伝達される様子を示す図、第3図
(B)はモータ1の駆動力がローデイングリング14に伝
達される様子を示す図であり、同図を用いて以下モータ
1の駆動力伝達機構について説明する。
モータ1の駆動力はベルト2により先ずギア3に伝達さ
れ、その後ギア4、これと同時に回転するギア5を介し
てギア6に伝達される。ギア6,7,8a,8b,8c,9は遊星ギア
ユニツトを構成しておりギア6の回転をギア7とギア9
の一方に供給させるものである。このギア7の回転は更
にギア12,13を介してローデイングリング14に伝達さ
れ、一方ギア9の回転はギア10、スライドレバー11、ギ
ア15,16を介してモードレバー17に伝達される。即ち、
この遊星ギアユニツトはモータ1の回転駆動力をローデ
イングリング14とモードレバー17の一方に伝達するもの
である。
れ、その後ギア4、これと同時に回転するギア5を介し
てギア6に伝達される。ギア6,7,8a,8b,8c,9は遊星ギア
ユニツトを構成しておりギア6の回転をギア7とギア9
の一方に供給させるものである。このギア7の回転は更
にギア12,13を介してローデイングリング14に伝達さ
れ、一方ギア9の回転はギア10、スライドレバー11、ギ
ア15,16を介してモードレバー17に伝達される。即ち、
この遊星ギアユニツトはモータ1の回転駆動力をローデ
イングリング14とモードレバー17の一方に伝達するもの
である。
今、ローデイングリング14が固定されていたとすると、
第3図(A)に示すギア7は回転しないため、ギア6の
回転によりギア7に軸支された3つのギア8a,8b,8cが回
転し、これらのギアの回転によりギア9が回転する。ギ
ア9の回転は更にギア10に伝達され、スライドレバー11
に形成されたギア15aを介してスライドレバー11を駆動
する。第1図に示す様にスライドレバー11には長穴11a,
11bが設けられており、これらに基板26に植立された2
つのピン24が嵌合しており、スライドレバー11はその長
手方向にスライドする。更にスライドレバー11の移動に
伴い、レバー11のギア15aを介してギア15を回転させ、
ギア15は更にギア16を回転させる。ギア16の回転はモー
ドレバー17に設けられたギア16aを介してモードレバー1
7を駆動する。モードレバー17に設けられた長穴17bには
基板26に植立したピン25が嵌合し、モードレバー17はス
ライドレバー11と連動して長手方向にスライドする。
第3図(A)に示すギア7は回転しないため、ギア6の
回転によりギア7に軸支された3つのギア8a,8b,8cが回
転し、これらのギアの回転によりギア9が回転する。ギ
ア9の回転は更にギア10に伝達され、スライドレバー11
に形成されたギア15aを介してスライドレバー11を駆動
する。第1図に示す様にスライドレバー11には長穴11a,
11bが設けられており、これらに基板26に植立された2
つのピン24が嵌合しており、スライドレバー11はその長
手方向にスライドする。更にスライドレバー11の移動に
伴い、レバー11のギア15aを介してギア15を回転させ、
ギア15は更にギア16を回転させる。ギア16の回転はモー
ドレバー17に設けられたギア16aを介してモードレバー1
7を駆動する。モードレバー17に設けられた長穴17bには
基板26に植立したピン25が嵌合し、モードレバー17はス
ライドレバー11と連動して長手方向にスライドする。
一方、このモードレバー17が固定されていたとすると、
上述の説明から明らかな様に第3図(B)に示すギア9,
ギア10は回転しない。そのため、ギア6の回転により3
つのギア8a,8b,8cはギア9の廻りを旋回し、これに伴っ
てギア7が回転する。ギア7の回転はギア12、ギア13を
介してローデイングリング14の外周に切られたギアが駆
動され、ローデイングリング14は不図示のガイドレール
に沿って回転する。
上述の説明から明らかな様に第3図(B)に示すギア9,
ギア10は回転しない。そのため、ギア6の回転により3
つのギア8a,8b,8cはギア9の廻りを旋回し、これに伴っ
てギア7が回転する。ギア7の回転はギア12、ギア13を
介してローデイングリング14の外周に切られたギアが駆
動され、ローデイングリング14は不図示のガイドレール
に沿って回転する。
レバー19はモータ1の駆動力によりモードレバー17を駆
動するか、ローデイングリング14を駆動するかの切換を
制御するレバー(以下切換レバーと称す)であり、以下
この切換レバーの動作について説明する。第4図は切換
レバー19周辺の構造を示す断面図、第5図(A),
(B)はローデイングリング14及びモードレバー17と切
換レバー19の関係を示す図である。
動するか、ローデイングリング14を駆動するかの切換を
制御するレバー(以下切換レバーと称す)であり、以下
この切換レバーの動作について説明する。第4図は切換
レバー19周辺の構造を示す断面図、第5図(A),
(B)はローデイングリング14及びモードレバー17と切
換レバー19の関係を示す図である。
ローデイングリング14には不図示の移動ガイドポスト
(例えば第13図の106〜108に示す移動ガイドポストと同
様のもの)が植立されており、ローデイングリング14を
時計方向に回転させることにより、テープローデイング
が完了され、逆に反時計方向に回転させることにより、
テープローデイングが解除される。
(例えば第13図の106〜108に示す移動ガイドポストと同
様のもの)が植立されており、ローデイングリング14を
時計方向に回転させることにより、テープローデイング
が完了され、逆に反時計方向に回転させることにより、
テープローデイングが解除される。
モードレバー17は後述の如く、VTRの各モードによって
様々な位置をとり得るが、第5図(A)に示す状態はテ
ープローデイング中のモード、第5図(B)に示す状態
はテープローデイングを行う以前のモード、第1図はテ
ープローデイング完了後のモードに対応している。
様々な位置をとり得るが、第5図(A)に示す状態はテ
ープローデイング中のモード、第5図(B)に示す状態
はテープローデイングを行う以前のモード、第1図はテ
ープローデイング完了後のモードに対応している。
今、第5図(B)に示すテープローデイングを行う以前
の状態に於いては、図示の如く切換レバー19の一端に植
立されたピン19aが、ローデイングリング14に一体的に
取付けられたカム14bの凹部14b1に陥入している。この
状態でモータ1を時計方向に回転させると、ローデイン
グリング14がピン19aと凹部14b1により固定されている
ため、スライドレバー11が図中上方にスライドし、これ
に伴ってモードレバー17が図中左側へスライドする。そ
して切換レバー19に圧入されたピン22がモードレバー17
のカム17aの図中上方に位置するまでモードレバー17が
移動すると、バネ21の付勢力によりピン22はカム17aの
凹部内に陥入する。これに伴ってモードレバー17を移動
するための負荷が、ローデイングリング14を回転させる
ための負荷よりは大きくなる。従って、前述の遊星ギア
ユニツトの作用により、ローデイングリング14が回転可
能な状態になる。このときモータ1をさらに時計方向に
回転させるとローデイングリング14は時計方向に回転
し、テープローデイングを行う。
の状態に於いては、図示の如く切換レバー19の一端に植
立されたピン19aが、ローデイングリング14に一体的に
取付けられたカム14bの凹部14b1に陥入している。この
状態でモータ1を時計方向に回転させると、ローデイン
グリング14がピン19aと凹部14b1により固定されている
ため、スライドレバー11が図中上方にスライドし、これ
に伴ってモードレバー17が図中左側へスライドする。そ
して切換レバー19に圧入されたピン22がモードレバー17
のカム17aの図中上方に位置するまでモードレバー17が
移動すると、バネ21の付勢力によりピン22はカム17aの
凹部内に陥入する。これに伴ってモードレバー17を移動
するための負荷が、ローデイングリング14を回転させる
ための負荷よりは大きくなる。従って、前述の遊星ギア
ユニツトの作用により、ローデイングリング14が回転可
能な状態になる。このときモータ1をさらに時計方向に
回転させるとローデイングリング14は時計方向に回転
し、テープローデイングを行う。
ローデイングリング14は、このとき第5図(B)に示す
状態から第5図(A)に示す状態へと移行する。テープ
ローデイングが完了した状態に於いては、ローデイング
リング14上の移動ガイドポストが不図示のキヤツチング
部材により係止される。これによってローデイングリン
グ14は第5図(A)に示す状態、すなわちカム14bの凹
部14b2にピン19aが対向する状態から更に時計方向に回
転することはできなくなる。ここでモードレバー17をス
ライドするための負荷は大きいが、モータ1が更に時計
方向に回転すると、ピン22はバネ21の付勢に抗してカム
17aの凹部の斜面に沿って図中上方に押上げられ、ピン1
9aは凹部14b2に陥入する。これによって第2図に示す状
態でモータ1の回転に伴ってモードレバー17をスライド
可能であり、テープローデイング完了状態に於ける複数
のモードに対応した位置をモードレバー17がとり得る。
状態から第5図(A)に示す状態へと移行する。テープ
ローデイングが完了した状態に於いては、ローデイング
リング14上の移動ガイドポストが不図示のキヤツチング
部材により係止される。これによってローデイングリン
グ14は第5図(A)に示す状態、すなわちカム14bの凹
部14b2にピン19aが対向する状態から更に時計方向に回
転することはできなくなる。ここでモードレバー17をス
ライドするための負荷は大きいが、モータ1が更に時計
方向に回転すると、ピン22はバネ21の付勢に抗してカム
17aの凹部の斜面に沿って図中上方に押上げられ、ピン1
9aは凹部14b2に陥入する。これによって第2図に示す状
態でモータ1の回転に伴ってモードレバー17をスライド
可能であり、テープローデイング完了状態に於ける複数
のモードに対応した位置をモードレバー17がとり得る。
逆に第2図に示す状態からモータ1を反時計方向に回転
させると、モードレバー17が右側に移動する。そして第
5図(A)に示す状態までモードレバー17が移動すると
ピン22がカム17a内に陥入し、ローデイングリング14が
回転可能(反時計方向に)となる。そして更にモータ1
を反時計方向に回転すると、ローデイングリング14が反
時計方向に回転し、テープローデイングを解除する。そ
してピン19aが凹部14b1に対向する位置までローデイン
グリング14の回転が進むと、ローデイングリング14上の
移動ガイドポストが不図示の機構により係止され、アン
ローデイング状態に戻る。このとき更にモータ1を反時
計方向に回転すると、ピン22がカム17aの斜面に沿って
押上げられ第5図(B)に示す状態となる。これによっ
て第5図(B)に示す状態でモータ1を回転させること
によりモードレバー17がスライド可能であり、テープの
アンローデイング状態に於いても複数のモードに対応し
た位置をモードレバー17がとり得ることになる。
させると、モードレバー17が右側に移動する。そして第
5図(A)に示す状態までモードレバー17が移動すると
ピン22がカム17a内に陥入し、ローデイングリング14が
回転可能(反時計方向に)となる。そして更にモータ1
を反時計方向に回転すると、ローデイングリング14が反
時計方向に回転し、テープローデイングを解除する。そ
してピン19aが凹部14b1に対向する位置までローデイン
グリング14の回転が進むと、ローデイングリング14上の
移動ガイドポストが不図示の機構により係止され、アン
ローデイング状態に戻る。このとき更にモータ1を反時
計方向に回転すると、ピン22がカム17aの斜面に沿って
押上げられ第5図(B)に示す状態となる。これによっ
て第5図(B)に示す状態でモータ1を回転させること
によりモードレバー17がスライド可能であり、テープの
アンローデイング状態に於いても複数のモードに対応し
た位置をモードレバー17がとり得ることになる。
次に、本実施例に於けるモードレバー17の機能及びこの
モードレバー17のとり得る位置について説明する。第6
図はモードレバー17の位置に応じたモータの制御回路を
示すブロツク図である。
モードレバー17のとり得る位置について説明する。第6
図はモードレバー17の位置に応じたモータの制御回路を
示すブロツク図である。
モードレバー17には各種のカム17c,17d,17e,17f,17g,17
h,17iが形成されている。各カムの働きについては後に
詳述するが、これらはモードレバーが複数の位置をとる
ことによって作用する。本実施例のVTRによればモード
レバー17は8つの位置をとり、これらを第2図に於いて
右側から順にイジエクト位置,カセツトイン位置,巻取
位置,ローデイング位置,早送位置,停止位置,プレイ
位置,逆サーチ位置と呼ぶ。
h,17iが形成されている。各カムの働きについては後に
詳述するが、これらはモードレバーが複数の位置をとる
ことによって作用する。本実施例のVTRによればモード
レバー17は8つの位置をとり、これらを第2図に於いて
右側から順にイジエクト位置,カセツトイン位置,巻取
位置,ローデイング位置,早送位置,停止位置,プレイ
位置,逆サーチ位置と呼ぶ。
イジエクト位置は装置本体に装填されたカセツトを取出
すためにカセツトホルダのイジエクトレバーを操作する
位置、カセツトイン位置はカセツトが装置本体に装填さ
れた直後の位置、巻取位置はテープローデイングが行わ
れていない状態でテープ4を走行させる場合の位置であ
り、以上がテープがアンローデイング状態である時の位
置である。
すためにカセツトホルダのイジエクトレバーを操作する
位置、カセツトイン位置はカセツトが装置本体に装填さ
れた直後の位置、巻取位置はテープローデイングが行わ
れていない状態でテープ4を走行させる場合の位置であ
り、以上がテープがアンローデイング状態である時の位
置である。
ローデイング位置はテープーロデイング中もしくはアン
ローデイング中の位置である他の4つの位置はテープロ
ーデイングが完了した状態に於ける位置であり、早送位
置はVTRがテープの早送りまたは巻戻しを行っている時
の位置、停止位置はVTRがカセツトが装填された状態で
停止している時の位置、プレイ位置はVTRが録画再生も
しくは逆方向高速サーチを除く各種の特殊再生(正方向
高速サーチを含む)を行っている時の位置、逆サーチ位
置はVTRが逆方向高速サーチを行っている時の位置であ
る。
ローデイング中の位置である他の4つの位置はテープロ
ーデイングが完了した状態に於ける位置であり、早送位
置はVTRがテープの早送りまたは巻戻しを行っている時
の位置、停止位置はVTRがカセツトが装填された状態で
停止している時の位置、プレイ位置はVTRが録画再生も
しくは逆方向高速サーチを除く各種の特殊再生(正方向
高速サーチを含む)を行っている時の位置、逆サーチ位
置はVTRが逆方向高速サーチを行っている時の位置であ
る。
第6図に於いて27bはモードレバー17に形成されたパタ
ーンで、図中斜視部には導電層が形成されている。これ
らは装置本体26に固定された4本のブラシ27aによって
読取られ、4ビツトの2値情報としてシステムコントロ
ーラSCへ供給される。パターン27bは9つの4ビツトパ
ターンを有し、それらの境界が前記8つの位置に対応す
る様モードレバー上に形成されている。モードレバー17
は図中矢印27cに示す方向に移動するが、これに伴って
パターン27bも移動し、システムコントローラSCでは常
にモードレバー17の位置が認識されている。
ーンで、図中斜視部には導電層が形成されている。これ
らは装置本体26に固定された4本のブラシ27aによって
読取られ、4ビツトの2値情報としてシステムコントロ
ーラSCへ供給される。パターン27bは9つの4ビツトパ
ターンを有し、それらの境界が前記8つの位置に対応す
る様モードレバー上に形成されている。モードレバー17
は図中矢印27cに示す方向に移動するが、これに伴って
パターン27bも移動し、システムコントローラSCでは常
にモードレバー17の位置が認識されている。
操作部28aは周知の様に、録画,再生,停止,イジエク
ト等をマニユアル操作によって指示し、この指示に係る
データをシステムコントローラに供給する。カセツト装
填検出器28bはカセツトが装填されているか否かを検出
し、そのデータをシステムコントローラSCに供給する。
ト等をマニユアル操作によって指示し、この指示に係る
データをシステムコントローラに供給する。カセツト装
填検出器28bはカセツトが装填されているか否かを検出
し、そのデータをシステムコントローラSCに供給する。
システムコントローラSCはブラシ27a、操作部28a、カセ
ツト装填検出器28bからのデータを元に第1のモータ制
御回路M1、第2のモータ制御回路M2に制御データを供給
する。第1のモータ制御回路M1は前述のモータ1を制御
する回路、第2のモータ制御回路M2は後述するキヤプス
タン及びリール駆動用モータを制御する回路である。例
えばカセツトが装置本体に挿入された時システムコント
ローラSCはカセツト装填検出器28bからのデータを受け
て、モードレバー17がカセツトイン位置から停止位置ま
で移動する様モータ1を制御するためのデータをブラシ
27aの出力に基き第1モータ制御回路に供給する。更に
この状態で操作部28aより再生命令がなされると、モー
ドレバー17が停止位置からプレイ位置まで移動する様第
1モータ制御回路M1に供給すると共に、テープ1を所定
速度で搬送するためのデータを第2モータ制御回路M2に
供給する。
ツト装填検出器28bからのデータを元に第1のモータ制
御回路M1、第2のモータ制御回路M2に制御データを供給
する。第1のモータ制御回路M1は前述のモータ1を制御
する回路、第2のモータ制御回路M2は後述するキヤプス
タン及びリール駆動用モータを制御する回路である。例
えばカセツトが装置本体に挿入された時システムコント
ローラSCはカセツト装填検出器28bからのデータを受け
て、モードレバー17がカセツトイン位置から停止位置ま
で移動する様モータ1を制御するためのデータをブラシ
27aの出力に基き第1モータ制御回路に供給する。更に
この状態で操作部28aより再生命令がなされると、モー
ドレバー17が停止位置からプレイ位置まで移動する様第
1モータ制御回路M1に供給すると共に、テープ1を所定
速度で搬送するためのデータを第2モータ制御回路M2に
供給する。
次にモードレバー17に設けられた各カムの作用について
個別に説明する。
個別に説明する。
第7図はイジエクト制御カム17gの作用を説明するため
の図である。図中第2図と同一構成要素には同一番号を
付している。第7図にて図示するモードレバー17はイジ
エクト位置にある。図中33は不図示のカセツトホルダ機
構に於けるイジエクトレバーであり、バネ34によって図
中上方に付勢されている。モードレバー17がイジエクト
位置以外の位置からイジエクト位置に移動するイジエク
ト制御カム17gは軸30に対して回動可能なT字状レバー3
1の端部を押圧し、時計方向に回動させる。これに伴っ
てT字状レバー31は図中点線で示す位置から実線で示す
位置に移動し、イジエクトレバー33を図中下方に押圧し
てカセツトホルダにイジエクト動作を行わしめる。
の図である。図中第2図と同一構成要素には同一番号を
付している。第7図にて図示するモードレバー17はイジ
エクト位置にある。図中33は不図示のカセツトホルダ機
構に於けるイジエクトレバーであり、バネ34によって図
中上方に付勢されている。モードレバー17がイジエクト
位置以外の位置からイジエクト位置に移動するイジエク
ト制御カム17gは軸30に対して回動可能なT字状レバー3
1の端部を押圧し、時計方向に回動させる。これに伴っ
てT字状レバー31は図中点線で示す位置から実線で示す
位置に移動し、イジエクトレバー33を図中下方に押圧し
てカセツトホルダにイジエクト動作を行わしめる。
操作部28aによるイジエクト命令は録画中を除くいかな
るモードにVTRがある時にも行うことが可能であり、モ
ードレバー17を右端のイジエクト位置まで移動すること
により上記イジエクト動作を行わしめる。尚、32はスト
ツパーでモードレバー17がイジエクト位置以外の位置に
ある時のT字状レバー31,イジエクトレバー33の位置を
規制している。
るモードにVTRがある時にも行うことが可能であり、モ
ードレバー17を右端のイジエクト位置まで移動すること
により上記イジエクト動作を行わしめる。尚、32はスト
ツパーでモードレバー17がイジエクト位置以外の位置に
ある時のT字状レバー31,イジエクトレバー33の位置を
規制している。
次にリールロツク制御→カム17cの作用について第8
図,第9図を用いて説明する。第8図は本実施例のVTR
にて用いられるカセツトを示す図、第9図はリールロツ
ク制御カム17cの作用を示す図である。
図,第9図を用いて説明する。第8図は本実施例のVTR
にて用いられるカセツトを示す図、第9図はリールロツ
ク制御カム17cの作用を示す図である。
第8図に於いて35はカセツト本体、36は供給および巻取
リール、37はカセツト内のテープを保護するための蓋、
38は後述のリールロツク制御用ピンが挿入される穴部、
39はリールロツク制御レバー、40はリールロツク制御レ
バー39に連動するリールロツク部材である。図示のカセ
ツトでは一対のリールロツク部材が一対のリール36に一
体的に取付けられたギア36aに噛合することにより、一
対のリール36の回転を禁止する。そして、リールロツク
制御レバー39が図中上方に押圧されることにより、リー
ルロツク部材40も上方にシフトし、前記噛合が解除され
てリールロツクが解除される。
リール、37はカセツト内のテープを保護するための蓋、
38は後述のリールロツク制御用ピンが挿入される穴部、
39はリールロツク制御レバー、40はリールロツク制御レ
バー39に連動するリールロツク部材である。図示のカセ
ツトでは一対のリールロツク部材が一対のリール36に一
体的に取付けられたギア36aに噛合することにより、一
対のリール36の回転を禁止する。そして、リールロツク
制御レバー39が図中上方に押圧されることにより、リー
ルロツク部材40も上方にシフトし、前記噛合が解除され
てリールロツクが解除される。
第9図にて図示するモードレバー17はカセツトイン位置
にある。42は基板26に植立されたピン41を中心に回動可
能なレバー、43はピン44を中心に回動可能なリールロツ
ク解除レバーである。リールロツク解除レバー43は鉤状
43aに懸架されたバネ46により時計方向に付勢されてお
り、これに伴ってレバー42は反時計方向に付勢されてい
る。
にある。42は基板26に植立されたピン41を中心に回動可
能なレバー、43はピン44を中心に回動可能なリールロツ
ク解除レバーである。リールロツク解除レバー43は鉤状
43aに懸架されたバネ46により時計方向に付勢されてお
り、これに伴ってレバー42は反時計方向に付勢されてい
る。
モードレバー17がカセツトイン位置から図中左側にスラ
イドし巻取位置へ移動すると、レバー42,43はリールロ
ツク制御カム17cの移動に従って図中実線で示す位置か
ら一点鎖線で示す位置へ回動する。これに伴ってリール
ロツク解除レバー43の端部43bに植立したリールロツク
解除ピンは図中上方に移動し、前述したカセツト35のリ
ールロツク制御レバー39をしてリールロツクを解除す
る。リールロツク制御カム17cの形状から明らかな様
に、このリールロツクの解除はモードレバー17が前述の
巻取位置から逆サーチ位置の間のいずれの位置にある場
合に於いても行われ、一対のリール36を回転可能として
いる。
イドし巻取位置へ移動すると、レバー42,43はリールロ
ツク制御カム17cの移動に従って図中実線で示す位置か
ら一点鎖線で示す位置へ回動する。これに伴ってリール
ロツク解除レバー43の端部43bに植立したリールロツク
解除ピンは図中上方に移動し、前述したカセツト35のリ
ールロツク制御レバー39をしてリールロツクを解除す
る。リールロツク制御カム17cの形状から明らかな様
に、このリールロツクの解除はモードレバー17が前述の
巻取位置から逆サーチ位置の間のいずれの位置にある場
合に於いても行われ、一対のリール36を回転可能として
いる。
次に巻取側サブブレーキ制御カム17fの作用について第1
0図を用いて説明する。47は巻取側サブブレーキパツド
であり、該パツドはピン46aを中心に回転可能なレバー4
6の一端に取付けられている。レバー46はその鉤状部に
懸架されたバネ48により時計方向に付勢されており、他
端には巻取側サブブレーキ制御カム17fに当接するピン4
6bが植立されている。第10図にて図示するモードレバー
17はローデイング位置にあり、このときのみピン46bが
カム17fの凹部に陥入し、パツド47がブレーキシユー18T
aにに当接する。これによってテープローデイング中お
よびアンローデイング中に於いて巻取リール台18Tの回
転を禁止し、テープローデイング及びアンローデイング
のくり返しに伴うテープ4の長手方向への移動を禁止し
ている。また、この巻取側サブブレーキはモードレバー
17がローデイング位置以外の位置にある時にはカム17f
の作用によって働かないものである。
0図を用いて説明する。47は巻取側サブブレーキパツド
であり、該パツドはピン46aを中心に回転可能なレバー4
6の一端に取付けられている。レバー46はその鉤状部に
懸架されたバネ48により時計方向に付勢されており、他
端には巻取側サブブレーキ制御カム17fに当接するピン4
6bが植立されている。第10図にて図示するモードレバー
17はローデイング位置にあり、このときのみピン46bが
カム17fの凹部に陥入し、パツド47がブレーキシユー18T
aにに当接する。これによってテープローデイング中お
よびアンローデイング中に於いて巻取リール台18Tの回
転を禁止し、テープローデイング及びアンローデイング
のくり返しに伴うテープ4の長手方向への移動を禁止し
ている。また、この巻取側サブブレーキはモードレバー
17がローデイング位置以外の位置にある時にはカム17f
の作用によって働かないものである。
第11図はピンチローラ圧着制御カム17hの作用について
説明するための図である。このカム17hによる作用を説
明する前にまずピンチローラ56を移動する機構について
説明する。50はローデイングリング14の外周に設けられ
たギアに噛合するギア、51はギア50と同心状かつ一体に
設けられたギアであり、軸52aを中心に回動するレバー5
2の外周に設けられたギアに噛合する。ローデイングリ
ング14が時計方向に回転し、該リング14上に設けられた
移動ガイドポストによりテープ4は不図示のリング部材
の廻りに引回されると、レバー52は時計方向に回動して
移動ガイドポスト53をカセツトの開口部から図示の位置
まで移動する。これでテープローデイングが完了したこ
とになり、この後モードレバー17がローデイング位置か
ら更に左側に移動することにより図示の如き状態とな
る。第11図に於いてはモードレバー17が早送位置にある
場合を図示している。
説明するための図である。このカム17hによる作用を説
明する前にまずピンチローラ56を移動する機構について
説明する。50はローデイングリング14の外周に設けられ
たギアに噛合するギア、51はギア50と同心状かつ一体に
設けられたギアであり、軸52aを中心に回動するレバー5
2の外周に設けられたギアに噛合する。ローデイングリ
ング14が時計方向に回転し、該リング14上に設けられた
移動ガイドポストによりテープ4は不図示のリング部材
の廻りに引回されると、レバー52は時計方向に回動して
移動ガイドポスト53をカセツトの開口部から図示の位置
まで移動する。これでテープローデイングが完了したこ
とになり、この後モードレバー17がローデイング位置か
ら更に左側に移動することにより図示の如き状態とな
る。第11図に於いてはモードレバー17が早送位置にある
場合を図示している。
55はキヤプスタン、56はピンチローラであり、今、これ
らの間に不図示の磁気テープが配されている。ピンチロ
ーラ56は移動ガイドポスト53を中心に回動可能でかつ反
時計方向に付勢されたレバー54の先端に軸支されてい
る。57,58,59は夫々回動レバーであり、回動レバー57は
ピン57a、回動レバー58,59はピン62を中心に回動可能で
ある。レバー58は鉤部58aに懸架されたバネ63により反
時計方向に付勢され、これを連動させるレバー57はこれ
に伴って時計方向に付勢される。またレバー59は鉤部59
a,58b間に懸架されたバネ61により時計方向に付勢され
る。
らの間に不図示の磁気テープが配されている。ピンチロ
ーラ56は移動ガイドポスト53を中心に回動可能でかつ反
時計方向に付勢されたレバー54の先端に軸支されてい
る。57,58,59は夫々回動レバーであり、回動レバー57は
ピン57a、回動レバー58,59はピン62を中心に回動可能で
ある。レバー58は鉤部58aに懸架されたバネ63により反
時計方向に付勢され、これを連動させるレバー57はこれ
に伴って時計方向に付勢される。またレバー59は鉤部59
a,58b間に懸架されたバネ61により時計方向に付勢され
る。
ピンチローラ圧着制御カム17hはモードレバー17上に肉
厚部を設けることにより形成されており、レバー57を2
段階に回動させる構成となっている。モードレバー17が
ローデイング位置より右側にある時はレバー57は最も時
計方向に回動した位置にあり、これに伴ってレバー59は
最も反時計方向に回動した位置にある。この状態からモ
ードレバー17が早送位置に移動すると、カム17hにより
レバー57は反時計方向へ少し回動し、これに伴ってレバ
ー59は時計方向に少し回動する。この時レバー59の先端
がピンチローラ軸を押圧しピンチローラ56をキヤプスタ
ン55に近づける。これはピンチロール56の圧着のための
モードレバー17のストロークを少しでも減らすこと、テ
ープ早送り時にテープがカセツト開口の端部に接触し損
傷しない様、レバー59に植立されたガイドポスト60によ
りテープパスを内側にシフトすることを目的として行わ
れる。更にこの状態からモードレバー17が左側に移動し
プレイ位置に到達すると、カム17hによりレバー57は更
に反時計方向に回動し、レバー59も更に時計方向に回動
する。これによってピンチローラ56はキヤプスタン55に
圧着されることになる。もちろん逆サーチ位置にモード
レバー17がある時の場合も同様にピンチローラ56はキヤ
プスタン55に圧着される。
厚部を設けることにより形成されており、レバー57を2
段階に回動させる構成となっている。モードレバー17が
ローデイング位置より右側にある時はレバー57は最も時
計方向に回動した位置にあり、これに伴ってレバー59は
最も反時計方向に回動した位置にある。この状態からモ
ードレバー17が早送位置に移動すると、カム17hにより
レバー57は反時計方向へ少し回動し、これに伴ってレバ
ー59は時計方向に少し回動する。この時レバー59の先端
がピンチローラ軸を押圧しピンチローラ56をキヤプスタ
ン55に近づける。これはピンチロール56の圧着のための
モードレバー17のストロークを少しでも減らすこと、テ
ープ早送り時にテープがカセツト開口の端部に接触し損
傷しない様、レバー59に植立されたガイドポスト60によ
りテープパスを内側にシフトすることを目的として行わ
れる。更にこの状態からモードレバー17が左側に移動し
プレイ位置に到達すると、カム17hによりレバー57は更
に反時計方向に回動し、レバー59も更に時計方向に回動
する。これによってピンチローラ56はキヤプスタン55に
圧着されることになる。もちろん逆サーチ位置にモード
レバー17がある時の場合も同様にピンチローラ56はキヤ
プスタン55に圧着される。
次に第1図(A)を用いてメインブレーキ制御用溝カム
17dの作用について説明する。溝カム17dはモードレバー
17に穴部を設けることにより形成されており、該溝カム
17dにレバー65上に植立したピン65bが嵌合している。レ
バー65はピン65aを中心として回動可能であり、該レバ
ー65の先端に植立したピン65cはシフトレバー66に設け
られた凹部66bに嵌合している。シフトレバー66には長
穴66aが形成されており、該長穴66a内には基板に植立さ
れた一対のピン67a,67bが嵌合する。これに伴ってシフ
トレバー66は図中上下方向にシフト可能である。
17dの作用について説明する。溝カム17dはモードレバー
17に穴部を設けることにより形成されており、該溝カム
17dにレバー65上に植立したピン65bが嵌合している。レ
バー65はピン65aを中心として回動可能であり、該レバ
ー65の先端に植立したピン65cはシフトレバー66に設け
られた凹部66bに嵌合している。シフトレバー66には長
穴66aが形成されており、該長穴66a内には基板に植立さ
れた一対のピン67a,67bが嵌合する。これに伴ってシフ
トレバー66は図中上下方向にシフト可能である。
第1図(A)はモードレバー17が停止位置にある時の状
態を示しており、この位置にある時は他の位置にある時
に比しレバー65が反時計方向に回動した位置にあり、こ
れに伴ってシフトレバー66は図中上方にシフトしてお
り、ピン66cも上方に位置している。
態を示しており、この位置にある時は他の位置にある時
に比しレバー65が反時計方向に回動した位置にあり、こ
れに伴ってシフトレバー66は図中上方にシフトしてお
り、ピン66cも上方に位置している。
67S,67Tは夫々供給側及び巻取側のメインブレーキレバ
ーであり、互いにバネ68により、各リール18S,18Tのブ
レーキシユーにブレーキパツドが当接する方向に付勢さ
れている。即ちバー67Sは反時計方向、67Tは時計方向に
付勢されている。モードレバー17が停止位置以外の位置
にある時にはピン66cによってブレーキレバー67S,67Tの
内側端を下方に押下げてブレーキを解除しているが、停
止位置にある時は図示の如く両メインブレーキが働く構
成としている。
ーであり、互いにバネ68により、各リール18S,18Tのブ
レーキシユーにブレーキパツドが当接する方向に付勢さ
れている。即ちバー67Sは反時計方向、67Tは時計方向に
付勢されている。モードレバー17が停止位置以外の位置
にある時にはピン66cによってブレーキレバー67S,67Tの
内側端を下方に押下げてブレーキを解除しているが、停
止位置にある時は図示の如く両メインブレーキが働く構
成としている。
第1図(A)に於いて73はキヤプスタン55を駆動するキ
ヤプスタンモータからの駆動力を伝達するベルトであ
り、該ベルトによりローラ72が駆動される。75はローラ
72と共に軸72aに圧入されたアイドラであり、該アイド
ラ75には軸70aを中心に回転可能なアイドラ70が添接さ
れている。71は軸72aを中心に回動可能なレバーであ
り、端部にて軸70aを軸支している。以上の構成でシフ
トレバー66が存在しなければ、駆動ベルト73によりロー
ラ72を時計方向に回転させると、レバー71は時計方向に
回動してアイドラ70はアイドラ69Sへ添接される。そし
てローラ72を更に時計方向に回転させると、その回転は
アイドラ75,アイドラ70更にはアイドラ69Sを介して供給
リール台18Sへ伝達され、該供給リールを反時計方向に
回転せしめる。同様に駆動ベルト73によりローラ72を反
時計方向に回転させると、アイドラ70はアイドラ69Tに
添接され、巻取リール台18Tを時計方向に回転せしめ
る。
ヤプスタンモータからの駆動力を伝達するベルトであ
り、該ベルトによりローラ72が駆動される。75はローラ
72と共に軸72aに圧入されたアイドラであり、該アイド
ラ75には軸70aを中心に回転可能なアイドラ70が添接さ
れている。71は軸72aを中心に回動可能なレバーであ
り、端部にて軸70aを軸支している。以上の構成でシフ
トレバー66が存在しなければ、駆動ベルト73によりロー
ラ72を時計方向に回転させると、レバー71は時計方向に
回動してアイドラ70はアイドラ69Sへ添接される。そし
てローラ72を更に時計方向に回転させると、その回転は
アイドラ75,アイドラ70更にはアイドラ69Sを介して供給
リール台18Sへ伝達され、該供給リールを反時計方向に
回転せしめる。同様に駆動ベルト73によりローラ72を反
時計方向に回転させると、アイドラ70はアイドラ69Tに
添接され、巻取リール台18Tを時計方向に回転せしめ
る。
さてモードレバー17が停止位置にある時、シフトレバー
66は上方にシフトしており、該シフトレバーの受け口部
66d内にアイドラ70の軸70aが陥入する。これによって、
レバー71の回動が規制され、アイドラ70はアイドラ69S
にもアイドラ69Tにも添接し得ない中立位置をとること
になる。この様に中立位置にアイドラ70を配置すること
の意味を以下に説明する。
66は上方にシフトしており、該シフトレバーの受け口部
66d内にアイドラ70の軸70aが陥入する。これによって、
レバー71の回動が規制され、アイドラ70はアイドラ69S
にもアイドラ69Tにも添接し得ない中立位置をとること
になる。この様に中立位置にアイドラ70を配置すること
の意味を以下に説明する。
本実施例のVTRに於いては、テープの早送り及び巻戻し
を行う場合のテープ駆動はリールを直接駆動することの
みにより行う。一方、録画再生時等にあってはキヤプス
タンによりテープ速度を決定し、リールはルク制限器
(以下リミツタと称す)を介して駆動する。本実施例で
はこのリミツタはアイドラ69S,69Tに夫々設けられてお
り、アイドラ69S,69Tは直接駆動のためのアイドラ69Sa,
69Taとリミツタを介して駆動するためのアイドラ69Sb,6
9Tbとの2層構造に夫々なっている。従って第1図
(A)に於けるアイドラ70のアイドラ69S,69Tに対する
添接位置(高さ)を早送り時と録画再生時とで切換えて
やらねばならないが、この間アイドラ70をアイドラ69S,
69Tから一旦離間してやる必要がある。そこでモードレ
バー17が早送位置とプレイ位置との間の停止位置にある
時アイドラ70を上述の中立位置へ配置している。
を行う場合のテープ駆動はリールを直接駆動することの
みにより行う。一方、録画再生時等にあってはキヤプス
タンによりテープ速度を決定し、リールはルク制限器
(以下リミツタと称す)を介して駆動する。本実施例で
はこのリミツタはアイドラ69S,69Tに夫々設けられてお
り、アイドラ69S,69Tは直接駆動のためのアイドラ69Sa,
69Taとリミツタを介して駆動するためのアイドラ69Sb,6
9Tbとの2層構造に夫々なっている。従って第1図
(A)に於けるアイドラ70のアイドラ69S,69Tに対する
添接位置(高さ)を早送り時と録画再生時とで切換えて
やらねばならないが、この間アイドラ70をアイドラ69S,
69Tから一旦離間してやる必要がある。そこでモードレ
バー17が早送位置とプレイ位置との間の停止位置にある
時アイドラ70を上述の中立位置へ配置している。
上述のアイドラ70の添接位置の制御は、アイドラ高さ制
御用の溝カム17eの作用により行われる。第1図(B)
はこのアイドア高さ制御カム17eの作用を説明するため
の図、第1図(C)はアイドラ高さに切換機構を示す断
面図である。第1図(B),(C)に於いて第1図
(A)と同様の構成要素には同一番号を示す。
御用の溝カム17eの作用により行われる。第1図(B)
はこのアイドア高さ制御カム17eの作用を説明するため
の図、第1図(C)はアイドラ高さに切換機構を示す断
面図である。第1図(B),(C)に於いて第1図
(A)と同様の構成要素には同一番号を示す。
第1図(B)はモードレバー17がプレイ位置にある時の
状態を示している。80はピン80aを中心に回動可能なレ
バーであり、該レバー80に植立されたピン80bが溝カム1
7eに嵌合している。レバー80はモードレバー17が早送位
置からプレイ位置に移動する間に反時計方向に回動す
る。81は基板に植立されたピン82a,82bが長穴81bに嵌合
することにより図中上下方向にシフト可能なシフト部材
である。該シフト部材81に設けられた凹部81cにはレバ
ー80に植立されたピン80cが嵌合しており、レバー80の
回動に伴ってシフト部材81はシフトする。
状態を示している。80はピン80aを中心に回動可能なレ
バーであり、該レバー80に植立されたピン80bが溝カム1
7eに嵌合している。レバー80はモードレバー17が早送位
置からプレイ位置に移動する間に反時計方向に回動す
る。81は基板に植立されたピン82a,82bが長穴81bに嵌合
することにより図中上下方向にシフト可能なシフト部材
である。該シフト部材81に設けられた凹部81cにはレバ
ー80に植立されたピン80cが嵌合しており、レバー80の
回動に伴ってシフト部材81はシフトする。
シフト部材81は第1図(C)に示す如き形状の長穴81d
の形成された案内板81aを有し、該長穴81dにはピン85が
嵌合する。ピン85は軸部材83を中心として回動可能な回
動レバー84a,84bに固定されかつレバー71に圧入されて
いる。シフト部材81が図中上方にシフトすると第1図
(C)に示す如くレバー84a,84bが第1図(C)にて反
時計方向に回動し、レバー71はアイドラ70を持上げる。
他方、第1図(B)に示すようにシフト部材81が図中下
方にシフトするとレバー84a,84bが第1図(C)にてレ
バー84a,84bが時計方向に回動してレバー71はアイドラ7
0を押下げる。
の形成された案内板81aを有し、該長穴81dにはピン85が
嵌合する。ピン85は軸部材83を中心として回動可能な回
動レバー84a,84bに固定されかつレバー71に圧入されて
いる。シフト部材81が図中上方にシフトすると第1図
(C)に示す如くレバー84a,84bが第1図(C)にて反
時計方向に回動し、レバー71はアイドラ70を持上げる。
他方、第1図(B)に示すようにシフト部材81が図中下
方にシフトするとレバー84a,84bが第1図(C)にてレ
バー84a,84bが時計方向に回動してレバー71はアイドラ7
0を押下げる。
従って、モードレバー17がプレイ位置より左側にある時
には、シフト部材81が図中下方にあるのでアイドラ70の
高さは低い位置となり、第1図(C)のアイドラ69Tbに
対応する高さとなる。一方モードレバー17が早送位置よ
り右側にある時にはシフト部材81が図中上方にあるので
アイドラ70の高さは高い位置となり、第1図(C)のア
イドラ69Taに対応する高さとなる。そこでアイドラ70を
アイドラ69S,69Tに添接する場合、リミツタを介して駆
動するか直接駆動するかが切換えられることになる。こ
の切換はモードレバーが停止位置近傍にある時に行われ
ることになり、この時アイドラ70はシフトレバー66の作
用により、アイドラ69S,69Tのいずれからも離間されて
いる。そのため上記アイドラ70の高さ切換は極めてスム
ーズに行えることになる。
には、シフト部材81が図中下方にあるのでアイドラ70の
高さは低い位置となり、第1図(C)のアイドラ69Tbに
対応する高さとなる。一方モードレバー17が早送位置よ
り右側にある時にはシフト部材81が図中上方にあるので
アイドラ70の高さは高い位置となり、第1図(C)のア
イドラ69Taに対応する高さとなる。そこでアイドラ70を
アイドラ69S,69Tに添接する場合、リミツタを介して駆
動するか直接駆動するかが切換えられることになる。こ
の切換はモードレバーが停止位置近傍にある時に行われ
ることになり、この時アイドラ70はシフトレバー66の作
用により、アイドラ69S,69Tのいずれからも離間されて
いる。そのため上記アイドラ70の高さ切換は極めてスム
ーズに行えることになる。
最後に第12図を用いてソフトブレーキ制御用カム17iの
作用について説明する。第12図はモードレバー17が逆サ
ーチ位置にある場合の状態を示す図である。92はピン90
を中心に回動可能なレバーであり、鉤部92aと基板に植
立されたピン94との間に懸架されたバネ93により時計方
向に付勢されている。92aはレバー92上に植立され、カ
ム17iに当接するピンであり、該ピン92aとカム17iとに
より、モードレバーがプレイ位置にある時のみレバー92
を反時計方向に回動させソフトブレーキパツド91が巻取
リール台18Tのブレーキシユー18aに当接するのを解除し
ている。
作用について説明する。第12図はモードレバー17が逆サ
ーチ位置にある場合の状態を示す図である。92はピン90
を中心に回動可能なレバーであり、鉤部92aと基板に植
立されたピン94との間に懸架されたバネ93により時計方
向に付勢されている。92aはレバー92上に植立され、カ
ム17iに当接するピンであり、該ピン92aとカム17iとに
より、モードレバーがプレイ位置にある時のみレバー92
を反時計方向に回動させソフトブレーキパツド91が巻取
リール台18Tのブレーキシユー18aに当接するのを解除し
ている。
このソフトブレーキは特に逆方向高速サーチ時に不足す
るバツクテンシヨンを補うために設けられたものであ
る。但し、早送りや巻戻し時にはこのソフトブレーキに
よる悪影響は受けないので、モードレバー17がプレイ位
置にある時のみ、このソフトブレーキを解除してやれば
よい。
るバツクテンシヨンを補うために設けられたものであ
る。但し、早送りや巻戻し時にはこのソフトブレーキに
よる悪影響は受けないので、モードレバー17がプレイ位
置にある時のみ、このソフトブレーキを解除してやれば
よい。
上述の実施例のVTRに於いては、モードレバー17が上述
の停止位置にある時にアイドラ70を中立位置として、該
アイドラ70を上下動させ得る状態としており、モードレ
バー17が停止位置近傍にある時にメインブレーキの制御
とは別途にアイドラ70の高さ切換が行える。これにより
プレイ位置と早送り位置との間でトルクリミツタを作用
させるか否かの切換えが、これらの間で他に何等制御を
行わない場合と同様に行われる。従ってモードレバー17
に別に停止位置を設ける必要がなく、モードレバー17の
全ストロークが短縮でき、モードレバー17の長手方向に
装置を小型化することが可能となる。
の停止位置にある時にアイドラ70を中立位置として、該
アイドラ70を上下動させ得る状態としており、モードレ
バー17が停止位置近傍にある時にメインブレーキの制御
とは別途にアイドラ70の高さ切換が行える。これにより
プレイ位置と早送り位置との間でトルクリミツタを作用
させるか否かの切換えが、これらの間で他に何等制御を
行わない場合と同様に行われる。従ってモードレバー17
に別に停止位置を設ける必要がなく、モードレバー17の
全ストロークが短縮でき、モードレバー17の長手方向に
装置を小型化することが可能となる。
しかも、モードレバー17が前述の停止位置にある場合に
は、メインブレーキ67S,67Tによって両リール第18S,18T
を固定するのであるから、アイドラ70はアイドラ69S,69
Tにいずれにも転添しないことが、テープに対する負荷
の関係からも望ましく、全く無駄のないモードレバーの
機能を実現できることになる。
は、メインブレーキ67S,67Tによって両リール第18S,18T
を固定するのであるから、アイドラ70はアイドラ69S,69
Tにいずれにも転添しないことが、テープに対する負荷
の関係からも望ましく、全く無駄のないモードレバーの
機能を実現できることになる。
<発明の効果> 以上、説明した様に本発明によればモードレバーの移動
範囲を全体として小さくでき、これに伴って装置の小型
化が可能となった。
範囲を全体として小さくでき、これに伴って装置の小型
化が可能となった。
また、テープローディングが完了してるときには、テー
プを停止させるモードから、テープの走行速度を前記リ
ール駆動機構で決定するモードおよびテープの走行速度
を前記搬送機構で決定するモードのそれぞれにわずかの
移動で移行できるので、移動が迅速になる。
プを停止させるモードから、テープの走行速度を前記リ
ール駆動機構で決定するモードおよびテープの走行速度
を前記搬送機構で決定するモードのそれぞれにわずかの
移動で移行できるので、移動が迅速になる。
さらに、テープローディングが行われていないときに
は、モードレバーをカセットが装置本体に装着されるモ
ードに対応する位置にしておくことで、装置本体に装着
されたカセットをイジェクトするモードおよびテープを
一方のリールから他方のリールに巻き取るモードのそれ
ぞれにわずかの移動で移行できるので、移動が迅速にな
る。
は、モードレバーをカセットが装置本体に装着されるモ
ードに対応する位置にしておくことで、装置本体に装着
されたカセットをイジェクトするモードおよびテープを
一方のリールから他方のリールに巻き取るモードのそれ
ぞれにわずかの移動で移行できるので、移動が迅速にな
る。
第1図(A)は本発明の一実施例としてのVTRに於ける
メインブレーキ及びアイドラ制御カムの作用を説明する
ための図、 第1図(B)はアイドラ高さ制御用溝カムの作用を説明
するための図、 第1図(C)はアイドラ高さ制御機構を示す図、 第2図は本発明の一実施例としてのVTRに於けるローデ
イングリング及びモードレバーの駆動機構について説明
するための図、 第3図(A),(B)は第1図に於けるモータ1の駆動
力の伝達過程を説明するための図、 第4図は第1図に於ける切換レバーの構造を示す断面
図、 第5図(A),(B)は第1図に於けるローデイングリ
ング,モードレバー及び切換レバーの関係を示す図、 第6図はモードレバーの位置に応じたモータの制御回路
を示すブロツク図、 第7図はイジエクト制御カムの作用を説明するための
図、 第8図は本実施例のVTRにて用いられるカセツトを示す
図、 第9図はリールロツク制御カムの作用を説明するための
図、 第10図は巻取側サブブレーキ制御カムの作用を説明する
ための図、 第11図はピンチローラ圧着制御カムの作用を説明するた
めの図、 第12図はソフトブレーキ制御用カムの作用について説明
するための図、 第13図は一般的なVTRの構成を示す図である。 14……ローデイングリング、 17……モードレバー、 18S,18T……リール台、 55……キヤプスタン、 56……ピンチローラ、 66……シフトレバー、 67S,67T……メインブレーキ、 69Tb,69Ta……アイドラ、 70……アイドラ、 71……回動レバー、 72……ローラ、 73……ベルト、 80……回動レバー、 81……シフト部材。
メインブレーキ及びアイドラ制御カムの作用を説明する
ための図、 第1図(B)はアイドラ高さ制御用溝カムの作用を説明
するための図、 第1図(C)はアイドラ高さ制御機構を示す図、 第2図は本発明の一実施例としてのVTRに於けるローデ
イングリング及びモードレバーの駆動機構について説明
するための図、 第3図(A),(B)は第1図に於けるモータ1の駆動
力の伝達過程を説明するための図、 第4図は第1図に於ける切換レバーの構造を示す断面
図、 第5図(A),(B)は第1図に於けるローデイングリ
ング,モードレバー及び切換レバーの関係を示す図、 第6図はモードレバーの位置に応じたモータの制御回路
を示すブロツク図、 第7図はイジエクト制御カムの作用を説明するための
図、 第8図は本実施例のVTRにて用いられるカセツトを示す
図、 第9図はリールロツク制御カムの作用を説明するための
図、 第10図は巻取側サブブレーキ制御カムの作用を説明する
ための図、 第11図はピンチローラ圧着制御カムの作用を説明するた
めの図、 第12図はソフトブレーキ制御用カムの作用について説明
するための図、 第13図は一般的なVTRの構成を示す図である。 14……ローデイングリング、 17……モードレバー、 18S,18T……リール台、 55……キヤプスタン、 56……ピンチローラ、 66……シフトレバー、 67S,67T……メインブレーキ、 69Tb,69Ta……アイドラ、 70……アイドラ、 71……回動レバー、 72……ローラ、 73……ベルト、 80……回動レバー、 81……シフト部材。
Claims (1)
- 【請求項1】カセットに収納され一対のリール間に張架
されたテープを回転ヘッドを備えるシリンダ部材に巻装
し、前記テープに対し前記ヘッドで信号の記録または再
生を行う装置であって、 前記テープを前記シリンダ部材に巻装するためのテープ
ローディング機構と、 前記一対のリールを駆動するためのリール駆動機構と、 前記一対のリールの回転を制御するブレーキ機構と、 前記テープを直接搬送する搬送機構を含む複数の機構を
有し、前記テープローディング機構により、テープロー
ディングが完了しているときと、テープローディングが
行われていないときとのそれぞれにおいて、複数の位置
をとることにより前記複数の機構の状態を異なる状態と
するスライド可能なモードレバーと、 を備え、 テープローディングの如何に関わらず、前記テープの早
送りおよび巻戻しの少なくとも一方が可能であり、 前記モードレバーがテープローディングが完了している
ときにとり得る複数の位置のうち、前記テープの走行速
度を前記リール駆動機構で決定するモードに対応する位
置と、前記テープの走行速度を前記搬送機構で決定する
モードに対応する位置との間に、前記テープを停止させ
るモードに対応する位置を配し、 前記モードレバーがテープローディングが行われていな
いときにとり得る複数の位置のうち、装置本体に装着さ
れたカセットをイジェクトするモードに対応する位置
と、前記テープを一方のリールから他方のリールに巻き
取るモードに対応する位置との間に、前記カセットが装
置本体に装着されるモードに対応する位置を配すること
を特徴とする回転ヘッド型記録または再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61202009A JPH07111796B2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 回転ヘツド型記録または再生装置 |
US07/088,126 US4841391A (en) | 1986-08-27 | 1987-08-21 | Rotary head type recording and/or reproducing apparatus having mode selecting mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61202009A JPH07111796B2 (ja) | 1986-08-28 | 1986-08-28 | 回転ヘツド型記録または再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6356843A JPS6356843A (ja) | 1988-03-11 |
JPH07111796B2 true JPH07111796B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=16450411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61202009A Expired - Lifetime JPH07111796B2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-28 | 回転ヘツド型記録または再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07111796B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536847A (en) * | 1976-07-09 | 1978-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Charging device for secondary battery |
JPS57133557A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Switching device for driving magnetic recording and reproducing device |
JPS58141456U (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-22 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録再生装置 |
JPS58200459A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-22 | Hitachi Ltd | 磁気記録再生装置 |
JPS6139960A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Sony Corp | 記録再生装置のモ−ド切換え装置 |
JPS60143472A (ja) * | 1984-09-10 | 1985-07-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テ−プロ−デイング装置 |
-
1986
- 1986-08-28 JP JP61202009A patent/JPH07111796B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356843A (ja) | 1988-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |