JPH07115340A - フィルタマッチング回路 - Google Patents
フィルタマッチング回路Info
- Publication number
- JPH07115340A JPH07115340A JP28163293A JP28163293A JPH07115340A JP H07115340 A JPH07115340 A JP H07115340A JP 28163293 A JP28163293 A JP 28163293A JP 28163293 A JP28163293 A JP 28163293A JP H07115340 A JPH07115340 A JP H07115340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- output
- matching circuit
- input
- bias voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可変インダクタの代りにバラクタダイオ−ド
を使用することにより自動調整が可能なSAWフィルタ
のマッチング回路を提供すること。 【構成】フィルタ(SAWフィルタ)Fの入出力インピ
ーダンスを調整するフィルタマッチング回路であって、
フィルタFの入出力端に固定インダクタL1,L2とバ
ラクタダイオ−ドD1,D2からなるマッチング回路を
それぞれ接続し、各マッチング回路のバラクタダイオ−
ドD1,D2に印加するバイアス電圧を調整する調整手
段をCPU1−3とD/Aコンバ−タ1−1,1−2を
具備し、既知の入力信号をマッチング回路を通してフィ
ルタ回路Fに入力し、その出力信号をマッチング回路を
通してCPU1−3に入力し、バラクタダイオ−ドD
1,D2の印加する最適なバイアス電圧を計算し、D/
Aコンバ−タ1−1,1−2を介してバラクタダイオ−
ドD1,D2に印加する。
を使用することにより自動調整が可能なSAWフィルタ
のマッチング回路を提供すること。 【構成】フィルタ(SAWフィルタ)Fの入出力インピ
ーダンスを調整するフィルタマッチング回路であって、
フィルタFの入出力端に固定インダクタL1,L2とバ
ラクタダイオ−ドD1,D2からなるマッチング回路を
それぞれ接続し、各マッチング回路のバラクタダイオ−
ドD1,D2に印加するバイアス電圧を調整する調整手
段をCPU1−3とD/Aコンバ−タ1−1,1−2を
具備し、既知の入力信号をマッチング回路を通してフィ
ルタ回路Fに入力し、その出力信号をマッチング回路を
通してCPU1−3に入力し、バラクタダイオ−ドD
1,D2の印加する最適なバイアス電圧を計算し、D/
Aコンバ−タ1−1,1−2を介してバラクタダイオ−
ドD1,D2に印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在広く一般に使われ
ているSAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)の入出力
回路において、パラクタダダイオ−ドを用いることによ
りマッチングの自動調整を可能にしたフィルタのマッチ
ング回路に関するものである。
ているSAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)の入出力
回路において、パラクタダダイオ−ドを用いることによ
りマッチングの自動調整を可能にしたフィルタのマッチ
ング回路に関するものである。
【0002】
【従来技術】図7は従来のフィルタのマッチング回路の
例である。図示するように従来のフィルタ回路71は、
SAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)Fの入力側に直
列に接続されたコンデンサC71の両端にコンデンサC
73と可変インダクタL71が接続されて成るマッチン
グ回路が接続され、SAWフィルタFの出力側にも直列
に接続されたコンデンサC72の両端に可変インダクタ
L72とコンデンサC’74が接続されて成るマッチン
グ回路が接続されている。SAWフィルタFの入出力イ
ンピ−ダンスは通常、数百オームから1Kオーム程度の
ものが多く、可変インダクタL71、L72を調整し、
それぞれ前後の回路とのマッチングを図る。
例である。図示するように従来のフィルタ回路71は、
SAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)Fの入力側に直
列に接続されたコンデンサC71の両端にコンデンサC
73と可変インダクタL71が接続されて成るマッチン
グ回路が接続され、SAWフィルタFの出力側にも直列
に接続されたコンデンサC72の両端に可変インダクタ
L72とコンデンサC’74が接続されて成るマッチン
グ回路が接続されている。SAWフィルタFの入出力イ
ンピ−ダンスは通常、数百オームから1Kオーム程度の
ものが多く、可変インダクタL71、L72を調整し、
それぞれ前後の回路とのマッチングを図る。
【0003】入力信号は入力端子T1より入力されコン
デンサC71、SAWフィルタF、コンデンサC72を
通してアンプ2に入力され増幅されて出力端子T3に出
力される。このフィルタ回路71は送受信機の中間周波
増幅回路によく使用され、調整に際しては、入力端子T
1に既知の信号を入力し、出力端子T3に測定器を接続
し、振幅、遅延特性を観測しながら可変インダクタL7
1、L72を手動でメカニカルに調整している。
デンサC71、SAWフィルタF、コンデンサC72を
通してアンプ2に入力され増幅されて出力端子T3に出
力される。このフィルタ回路71は送受信機の中間周波
増幅回路によく使用され、調整に際しては、入力端子T
1に既知の信号を入力し、出力端子T3に測定器を接続
し、振幅、遅延特性を観測しながら可変インダクタL7
1、L72を手動でメカニカルに調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来のマッチング回路は可変インダクタL7
1、L72を使用しているためにIC化が難しく、ま
た、メカニカルな調整を行うために自動化も難しく、調
整に時間を要しバラツキも多いという問題があった。
たように従来のマッチング回路は可変インダクタL7
1、L72を使用しているためにIC化が難しく、ま
た、メカニカルな調整を行うために自動化も難しく、調
整に時間を要しバラツキも多いという問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、可変インダクタの代りにバラ
クタダイオ−ドを使用することにより自動調整が可能な
フィルタのマッチング回路を提供することを目的とす
る。
で、上記問題点を除去し、可変インダクタの代りにバラ
クタダイオ−ドを使用することにより自動調整が可能な
フィルタのマッチング回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、図1及び図2に示すようにフィルタ(SAW
フィルタ)Fの入出力インピーダンスを調整するフィル
タマッチング回路であって、フィルタFの入出力端に固
定インダクタL1,L2とバラクタダイオ−ドD1,D
2からなるマッチング回路をそれぞれ接続し、各マッチ
ング回路のバラクタダイオ−ドD1,D2に印加するバ
イアス電圧を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
る。
本発明は、図1及び図2に示すようにフィルタ(SAW
フィルタ)Fの入出力インピーダンスを調整するフィル
タマッチング回路であって、フィルタFの入出力端に固
定インダクタL1,L2とバラクタダイオ−ドD1,D
2からなるマッチング回路をそれぞれ接続し、各マッチ
ング回路のバラクタダイオ−ドD1,D2に印加するバ
イアス電圧を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
る。
【0007】また、前記調整手段がCPU1−3とD/
Aコンバ−タ1−1,1−2を具備し、既知の入力信号
をマッチング回路を通してフィルタ回路Fに入力し、そ
の出力信号をマッチング回路を通して前記CPU1−3
に入力し、バラクタダイオ−ドD1,D2の印加する最
適なバイアス電圧を計算し、D/Aコンバ−タ1−1,
1−2を介してバラクタダイオ−ドD1,D2に該最適
なバイアス電圧を印加することを特徴とする。
Aコンバ−タ1−1,1−2を具備し、既知の入力信号
をマッチング回路を通してフィルタ回路Fに入力し、そ
の出力信号をマッチング回路を通して前記CPU1−3
に入力し、バラクタダイオ−ドD1,D2の印加する最
適なバイアス電圧を計算し、D/Aコンバ−タ1−1,
1−2を介してバラクタダイオ−ドD1,D2に該最適
なバイアス電圧を印加することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明はバラクタダイオ−ドD1、D2の可変
容量で入出力インピ−ダンスのマッチング調整を行うも
のである。フィルタFの入出力端に接続された各マッチ
ング回路のバラクタダイオ−ドD1、D2に印加するバ
イアス電圧を調整手段で調整することにより、従来は手
動でメカニカルに行っていた入出力インピーダンスのマ
ッチング調整が可能となり、調整時間が短縮されバラツ
キも少なくなる。
容量で入出力インピ−ダンスのマッチング調整を行うも
のである。フィルタFの入出力端に接続された各マッチ
ング回路のバラクタダイオ−ドD1、D2に印加するバ
イアス電圧を調整手段で調整することにより、従来は手
動でメカニカルに行っていた入出力インピーダンスのマ
ッチング調整が可能となり、調整時間が短縮されバラツ
キも少なくなる。
【0009】また、CPU1−3とD/Aコンバ−タ1
−1、1−2とを具備するバラクタダイオ−ドD1、D
2のバイアス電圧を調整する調整手段を設けることによ
り、既知の調整用の信号がマッチング回路を介してフィ
ルタFに入力され、その出力信号がマッチング回路を介
してCPU1−3へ入力され、該CPU1−3はプログ
ラムを実行することでバラクタダイオ−ドD1、D2の
最適なバイアス電圧を計算し、D/Aコンバ−タ1−
1、1−2を通して各バラクタダイオ−ドD1、D2に
印加することにより、入出力インピーダンスの自動マッ
チング調整が可能となる。
−1、1−2とを具備するバラクタダイオ−ドD1、D
2のバイアス電圧を調整する調整手段を設けることによ
り、既知の調整用の信号がマッチング回路を介してフィ
ルタFに入力され、その出力信号がマッチング回路を介
してCPU1−3へ入力され、該CPU1−3はプログ
ラムを実行することでバラクタダイオ−ドD1、D2の
最適なバイアス電圧を計算し、D/Aコンバ−タ1−
1、1−2を通して各バラクタダイオ−ドD1、D2に
印加することにより、入出力インピーダンスの自動マッ
チング調整が可能となる。
【0010】フィルタマッチング回路を上記のように構
成することにより、従来のように可変インダクタを使用
せず、バラクタダイオ−ドD1、D2で実現できるの
で、ハイブリッドMMIC(高周波小型IC)化するこ
とも可能となる。また、温度情報を入力すれば温度変化
等による調整のずれを自動補正することも出来る。
成することにより、従来のように可変インダクタを使用
せず、バラクタダイオ−ドD1、D2で実現できるの
で、ハイブリッドMMIC(高周波小型IC)化するこ
とも可能となる。また、温度情報を入力すれば温度変化
等による調整のずれを自動補正することも出来る。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例1を図面に基づいて詳細
に説明する。 〔実施例1〕図1は本発明のフィルタのマッチング回路
の構成例を示す図である。図示するようにフィルタ回路
1は、コンデンサC1〜C6、バラクタダイオ−ドD
1、D2、SAWフィルタF、固定インダクタL1〜L
4、抵抗器R1、R2、D/Aコンバ−タ1−1、1−
2、CPU1−3、入力端子T1、出力端子T2で構成
される。
に説明する。 〔実施例1〕図1は本発明のフィルタのマッチング回路
の構成例を示す図である。図示するようにフィルタ回路
1は、コンデンサC1〜C6、バラクタダイオ−ドD
1、D2、SAWフィルタF、固定インダクタL1〜L
4、抵抗器R1、R2、D/Aコンバ−タ1−1、1−
2、CPU1−3、入力端子T1、出力端子T2で構成
される。
【0012】入力端子T1はコンデンサC1及びコンデ
ンサC5を通してSAWフィルタFの入力端子F1へ接
続され、SAWフィルタFの出力端子F2はコンデンサ
C6及びコンデンサC2と通して出力端子T2へ接続さ
れている。SAWフィルタFの入力端子F1及びコンデ
ンサC5の出力端の接続点とア−ス間には固定インダク
タL1が接続され、SAWフィルタFの出力端子F2及
びコンデンサC6の入力端の接続点とア−スの間には固
定インダクタL2が接続されている。コンデンサC5の
入力側とア−ス間にはバラクタダイオ−ドD1がそのア
ノードをアース側にして接続され、コンデンサC6の出
力側とア−ス間にはバラクタダイオ−ドD2のアノード
をアース側にして接続されている。
ンサC5を通してSAWフィルタFの入力端子F1へ接
続され、SAWフィルタFの出力端子F2はコンデンサ
C6及びコンデンサC2と通して出力端子T2へ接続さ
れている。SAWフィルタFの入力端子F1及びコンデ
ンサC5の出力端の接続点とア−ス間には固定インダク
タL1が接続され、SAWフィルタFの出力端子F2及
びコンデンサC6の入力端の接続点とア−スの間には固
定インダクタL2が接続されている。コンデンサC5の
入力側とア−ス間にはバラクタダイオ−ドD1がそのア
ノードをアース側にして接続され、コンデンサC6の出
力側とア−ス間にはバラクタダイオ−ドD2のアノード
をアース側にして接続されている。
【0013】CPU1−3の出力CH1はD/Aコンバ
−タ1−1を制御し、その出力電圧は固定インダクタL
3、コンデンサC3からなるロ−パスフィルタと抵抗器
R1を通してバラクタダイオ−ドD1のカソ−ドに印加
され入力インピ−ダンスを制御できるようになってい
る。同様にCPU1−3の出力CH2はD/Aコンバ−
タ1−2を制御し、その出力電圧は固定インダクタL
4、コンデンサC4からなるロ−パスフィルタと抵抗器
R2を通してバラクタダイオ−ドD2のカソ−ドに印加
され出力インピ−ダンスを制御できるようになってい
る。
−タ1−1を制御し、その出力電圧は固定インダクタL
3、コンデンサC3からなるロ−パスフィルタと抵抗器
R1を通してバラクタダイオ−ドD1のカソ−ドに印加
され入力インピ−ダンスを制御できるようになってい
る。同様にCPU1−3の出力CH2はD/Aコンバ−
タ1−2を制御し、その出力電圧は固定インダクタL
4、コンデンサC4からなるロ−パスフィルタと抵抗器
R2を通してバラクタダイオ−ドD2のカソ−ドに印加
され出力インピ−ダンスを制御できるようになってい
る。
【0014】入力信号は入力端子T1へ入力され、コン
デンサC1、コンデンサC5、SAWフィルタF、コン
デンサC6、コンデンサC2を経て出力端子2へ出力さ
れ、アンプ2へ入力されて増幅されて端子T3へ出力さ
れる。
デンサC1、コンデンサC5、SAWフィルタF、コン
デンサC6、コンデンサC2を経て出力端子2へ出力さ
れ、アンプ2へ入力されて増幅されて端子T3へ出力さ
れる。
【0015】以下に入力側及び、出力側のマッチングを
自動調整する方法を説明する。調整に際してはフィルタ
回路1の入力端子T1から指定された周波数帯域を繰返
し掃引して既知の信号を出力するトラッキングジェネレ
−タ4を接続し、端子T3には指定された周波数帯域の
信号を分析しモニタするスペクトラムアナライザ3を接
続し、その出力信号はCPU1−3に入力されている。
またCPU1−3はスペクトラムアナライザ3、トラッ
キングジェネレ−タ4に制御信号を出力し中心周波数、
スパン、掃引の周期、出力レベル等の初期設定を設定す
ることができる。
自動調整する方法を説明する。調整に際してはフィルタ
回路1の入力端子T1から指定された周波数帯域を繰返
し掃引して既知の信号を出力するトラッキングジェネレ
−タ4を接続し、端子T3には指定された周波数帯域の
信号を分析しモニタするスペクトラムアナライザ3を接
続し、その出力信号はCPU1−3に入力されている。
またCPU1−3はスペクトラムアナライザ3、トラッ
キングジェネレ−タ4に制御信号を出力し中心周波数、
スパン、掃引の周期、出力レベル等の初期設定を設定す
ることができる。
【0016】図2は入出力インピ−ダンスの粗調整を行
うフロ−チャ−トである。入出力インピ−ダンスの粗調
整を図2に従って説明する。このフロ−チャ−トはCP
U1−3で実行される。先ずCPU1−3の出力を入力
インピ−ダンスを調整する出力CH1に指定する(ステ
ップST1)。トラッキングジェネレ−タ4及びスペク
トラムアナライザ3に信号を送りセンタ周波数、スパ
ン、出力レベル等の初期設定する(ステップST2)。
指定されたD/Aコンバ−タへデ−タ(DATA=0)
を送る(ステップST3)。スペクトラムアナライザ3
からは入出力インピ−ダンスの整合の度合いに応じて図
4に示すような周波数に対応した信号が出力される。こ
れらのスペクトラムアナライザ3の出力信号を読み込み
(ステップST4)最大値Vpを求める(ステップST
5)。
うフロ−チャ−トである。入出力インピ−ダンスの粗調
整を図2に従って説明する。このフロ−チャ−トはCP
U1−3で実行される。先ずCPU1−3の出力を入力
インピ−ダンスを調整する出力CH1に指定する(ステ
ップST1)。トラッキングジェネレ−タ4及びスペク
トラムアナライザ3に信号を送りセンタ周波数、スパ
ン、出力レベル等の初期設定する(ステップST2)。
指定されたD/Aコンバ−タへデ−タ(DATA=0)
を送る(ステップST3)。スペクトラムアナライザ3
からは入出力インピ−ダンスの整合の度合いに応じて図
4に示すような周波数に対応した信号が出力される。こ
れらのスペクトラムアナライザ3の出力信号を読み込み
(ステップST4)最大値Vpを求める(ステップST
5)。
【0017】次に指定されたD/Aコンバ−タへ増加し
たデ−タ(DATA=DATA+10)を送り(ステッ
プST6)、スペクトラムアナライザ3の出力信号を読
み込み(ステップST7)、該読み込んだ信号の内の最
大値Vppを求める(ステップST8)。前回読み込ん
だ最大値Vpと今回の最大値Vppの出力差E=Vpp
−Vpを求め、今回の最大値Vppを残す(ステップS
T9)。出力差Eが一定のレベルK(db)以上である
か否かを判定し(ステップST10)、一定のレベル以
上であった場合、更に出力差Eがプラス(ステップST
12)、即ち、今回の最大値が前回より増加している間
はステップST6より処理を繰り返す。
たデ−タ(DATA=DATA+10)を送り(ステッ
プST6)、スペクトラムアナライザ3の出力信号を読
み込み(ステップST7)、該読み込んだ信号の内の最
大値Vppを求める(ステップST8)。前回読み込ん
だ最大値Vpと今回の最大値Vppの出力差E=Vpp
−Vpを求め、今回の最大値Vppを残す(ステップS
T9)。出力差Eが一定のレベルK(db)以上である
か否かを判定し(ステップST10)、一定のレベル以
上であった場合、更に出力差Eがプラス(ステップST
12)、即ち、今回の最大値が前回より増加している間
はステップST6より処理を繰り返す。
【0018】前記出力差Eがマイナス、即ち、今回の最
大出力が前回より減少したときは、指定されたD/Aコ
ンバ−タへ減少したデ−タ(DATA=DATA−1)
を送り(ステップST13)、前記ステップST7から
処理を繰り返す。前記ステップST10において、出力
差Eが一定の出力K(db)以下になり、出力インピ−
ダンスを調整する出力CH2に関しても調整終了すれば
(ステップST11)、粗調整を終了とする。出力CH
2が終了していなければCPU1−3の出力を出力CH
2に設定し(ステップST14)、ステップST3から
処理を繰り返す。
大出力が前回より減少したときは、指定されたD/Aコ
ンバ−タへ減少したデ−タ(DATA=DATA−1)
を送り(ステップST13)、前記ステップST7から
処理を繰り返す。前記ステップST10において、出力
差Eが一定の出力K(db)以下になり、出力インピ−
ダンスを調整する出力CH2に関しても調整終了すれば
(ステップST11)、粗調整を終了とする。出力CH
2が終了していなければCPU1−3の出力を出力CH
2に設定し(ステップST14)、ステップST3から
処理を繰り返す。
【0019】粗調整が終了した時点ではフィルタ回路1
は図4に示すように周波数帯域f1〜f2間で出力信号の
最大値が最も高くなるように調整されるが、周波数帯域
f1〜f2の各周波数の出力信号のレベルは高低の差が一
定レベル以上ある。図3に示す微調整は周波数帯域f1
〜f2の各周波数の出力信号のレベルを一定レベル以内
に調整するもので、上記粗調整に続いて行われる。
は図4に示すように周波数帯域f1〜f2間で出力信号の
最大値が最も高くなるように調整されるが、周波数帯域
f1〜f2の各周波数の出力信号のレベルは高低の差が一
定レベル以上ある。図3に示す微調整は周波数帯域f1
〜f2の各周波数の出力信号のレベルを一定レベル以内
に調整するもので、上記粗調整に続いて行われる。
【0020】図3は入出力インピ−ダンスの微調整を行
うフロ−チャ−トである。入出力インピーダンスの微調
整を図3に従って説明する。このフロ−チャ−トはCP
U1−3で実行される。先ずCPU1−3の出力を入力
インピ−ダンスを調整する出力CH1に指定する(ステ
ップST21)。出力信号のレベル差Edに初期値を設
定し(ステップST22)、スペクトラムアナライザ3
からの各周波数に対する出力信号を読み込み、最大値V
maxと最小値Vminを求める(ステップST2
3)。
うフロ−チャ−トである。入出力インピーダンスの微調
整を図3に従って説明する。このフロ−チャ−トはCP
U1−3で実行される。先ずCPU1−3の出力を入力
インピ−ダンスを調整する出力CH1に指定する(ステ
ップST21)。出力信号のレベル差Edに初期値を設
定し(ステップST22)、スペクトラムアナライザ3
からの各周波数に対する出力信号を読み込み、最大値V
maxと最小値Vminを求める(ステップST2
3)。
【0021】レベル差Edd=Vmax−Vminを求
め(ステップST24)、レベル差Eddの絶対値が一
定レベルKK(db)以上あるか否かを判断し(ステッ
プST25)、以上であれば前回のレベル差Edと比較
し(ステップST28)、今回のレベル差Eddが前回
より大きくなれば指定されたD/Aコンバ−タへ減少し
たデ−タ(DATA=DATA−1)を送り(ステップ
ST29)、今回のレベル差Eddが前回より小さくな
れば(ステップST28)指定されたD/Aコンバ−タ
へ増加したデ−タ(DATA=DATA+1)を送り
(ステップST30)、今回のレベル差Eddを残し
(ステップST31)ステップST23から処理を繰り
返す。
め(ステップST24)、レベル差Eddの絶対値が一
定レベルKK(db)以上あるか否かを判断し(ステッ
プST25)、以上であれば前回のレベル差Edと比較
し(ステップST28)、今回のレベル差Eddが前回
より大きくなれば指定されたD/Aコンバ−タへ減少し
たデ−タ(DATA=DATA−1)を送り(ステップ
ST29)、今回のレベル差Eddが前回より小さくな
れば(ステップST28)指定されたD/Aコンバ−タ
へ増加したデ−タ(DATA=DATA+1)を送り
(ステップST30)、今回のレベル差Eddを残し
(ステップST31)ステップST23から処理を繰り
返す。
【0022】レベル差Eddの絶対値が一定レベルKK
(db)以下になり、出力インピ−ダンスを調整する出
力CH2に関しても終了したか否かを判断し(ステップ
ST26)、終了すればDATAをCPU1−3のメモ
リに格納して微調整を終了とする。終了していなければ
CPU1−3の出力を出力CH2に設定し(ステップS
T32)ステップST22から繰り返す。
(db)以下になり、出力インピ−ダンスを調整する出
力CH2に関しても終了したか否かを判断し(ステップ
ST26)、終了すればDATAをCPU1−3のメモ
リに格納して微調整を終了とする。終了していなければ
CPU1−3の出力を出力CH2に設定し(ステップS
T32)ステップST22から繰り返す。
【0023】上述したように微調整は周波数帯域の出力
信号のレベル差が最小になるように調整されるので、調
整終了後のフィルタ回路1の周波数特性は図5に示すよ
うな特性となる。
信号のレベル差が最小になるように調整されるので、調
整終了後のフィルタ回路1の周波数特性は図5に示すよ
うな特性となる。
【0024】〔実施例2〕図6は本発明のフィルタマッ
チング回路の他の構成例を示す図である。実施例2は図
1のコンデンサC5の代りにバラクタダイオ−ドD3を
接続し、コンデンサC6の代りにバラクタダイオ−ドD
4を接続したものである。本回路はSAWフィルタFの
入出力インピ−ダンスを変えないでリアクタンス分を補
償する回路であり、バラクタダイオ−ドD3、D1の容
量比nを タダイオ−ドD3からSAWフィルタFを見たインピ−
ダンス、Z2=バラクタダイオ−ドD1から入力側を見
たインピ−ダンス)。出力側のバラクタダイオ−ドD4
とD2の容量比も同様にして決まる。勿論、各バラクタ
ダイオ−ドD1〜D4のバイアス電圧は実施例1と同様
にCPU1−3で計算され自動的に設定される。
チング回路の他の構成例を示す図である。実施例2は図
1のコンデンサC5の代りにバラクタダイオ−ドD3を
接続し、コンデンサC6の代りにバラクタダイオ−ドD
4を接続したものである。本回路はSAWフィルタFの
入出力インピ−ダンスを変えないでリアクタンス分を補
償する回路であり、バラクタダイオ−ドD3、D1の容
量比nを タダイオ−ドD3からSAWフィルタFを見たインピ−
ダンス、Z2=バラクタダイオ−ドD1から入力側を見
たインピ−ダンス)。出力側のバラクタダイオ−ドD4
とD2の容量比も同様にして決まる。勿論、各バラクタ
ダイオ−ドD1〜D4のバイアス電圧は実施例1と同様
にCPU1−3で計算され自動的に設定される。
【0025】なお、図には示していないが温度検出器を
取付け温度情報を入力することにより温度変化による調
整のズレをドラクタダイオ−ドのバイアス電圧を調整し
て自動補正することも出来る。
取付け温度情報を入力することにより温度変化による調
整のズレをドラクタダイオ−ドのバイアス電圧を調整し
て自動補正することも出来る。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような優れた効果が期待される。 (1)フィルタFの入出力のマッチング回路にバラクタ
ダイオ−ドを接続し、各バラクタダイオ−ドのバイアス
電圧を調整する調整手段を設けたことで、従来は手動で
メカニカルに行っていたマッチング調整がバイアス電圧
を調整することで可能となり調整時間が短縮され、バラ
ツキも少なくなる。
れば、下記のような優れた効果が期待される。 (1)フィルタFの入出力のマッチング回路にバラクタ
ダイオ−ドを接続し、各バラクタダイオ−ドのバイアス
電圧を調整する調整手段を設けたことで、従来は手動で
メカニカルに行っていたマッチング調整がバイアス電圧
を調整することで可能となり調整時間が短縮され、バラ
ツキも少なくなる。
【0027】(2)CPUはプログラムを実行すること
で最適なバイアス電圧を計算し、該最適バイアス電圧を
D/Aコンバ−タを通して各バラクタダイオ−ドに印加
することにより自動調整が可能となる。
で最適なバイアス電圧を計算し、該最適バイアス電圧を
D/Aコンバ−タを通して各バラクタダイオ−ドに印加
することにより自動調整が可能となる。
【0028】(3)従来のように可変インダクタを使用
せず、バラクタダイオ−ドで実現できるので、ハイブリ
ッドMMIC(高周波小型IC)化することも可能とな
る。
せず、バラクタダイオ−ドで実現できるので、ハイブリ
ッドMMIC(高周波小型IC)化することも可能とな
る。
【0029】(4)また、温度検出器を接続し温度情報
を入力すれば温度変化等による調整のズレを自動補正す
ることも出来る。
を入力すれば温度変化等による調整のズレを自動補正す
ることも出来る。
【図1】本発明のフィルタマッチング回路の構成例を示
す図である。
す図である。
【図2】入出力インピ−ダンスの粗調整を行うフロ−チ
ャ−トである。
ャ−トである。
【図3】入出力インピ−ダンスの微調整を行うフロ−チ
ャ−トである。
ャ−トである。
【図4】粗調整時のスペクトラムアナライザの出力を示
す図である。
す図である。
【図5】微調整時のスペクトラムアナライザの出力を示
す図である。
す図である。
【図6】本発明のフィルタマッチング回路の他の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】従来のフィルタマッチング回路の例を示す図で
ある。
ある。
1 フィルタ回路 1−1 D/Aコンバ−タ 1−2 D/Aコンバ−タ 1−3 CPU C1 コンデンサ C2 コンデンサ C3 コンデンサ C4 コンデンサ C5 コンデンサ C6 コンデンサ D1 バラクタダイオ−ド D2 バラクタダイオ−ド D3 バラクタダイオ−ド D4 バラクタダイオ−ド L1 固定インダクタ L2 固定インダクタ L3 固定インダクタ L4 固定インダクタ R1 抵抗器 R2 抵抗器 2 アンプ 3 スペクトラムアナライザ 4 トラッキングジェネレ−タ
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルタの入出インピーダンスを調整す
るフィルタマッチング回路であって、 前記フィルタの入出力端に固定インダクタとバラクタダ
イオ−ドからなるマッチング回路をそれぞれ接続し、各
マッチング回路のバラクタダイオ−ドに印加するバイア
ス電圧を調整する調整手段を設けたことを特徴とするフ
ィルタマッチング回路。 - 【請求項2】 前記調整手段がCPUとD/Aコンバ−
タを具備し、既知の入力信号を前記マッチング回路を通
してフィルタ回路に入力し、その出力信号を前記マッチ
ング回路を通して前記CPUに入力し、前記バラクタダ
イオ−ドの印加する最適なバイアス電圧を計算し、前記
D/Aコンバ−タを介して前記バラクタダイオ−ドに該
最適なバイアス電圧を印加することを特徴とする請求項
1に記載のフィルタマッチング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28163293A JPH07115340A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フィルタマッチング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28163293A JPH07115340A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フィルタマッチング回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115340A true JPH07115340A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17641823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28163293A Pending JPH07115340A (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | フィルタマッチング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160359469A1 (en) * | 2014-02-28 | 2016-12-08 | Epcos Ag | Tunable electroacoustic rf filter with improved electric properties and method for operating such a filter |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP28163293A patent/JPH07115340A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160359469A1 (en) * | 2014-02-28 | 2016-12-08 | Epcos Ag | Tunable electroacoustic rf filter with improved electric properties and method for operating such a filter |
US10326428B2 (en) * | 2014-02-28 | 2019-06-18 | Snaptrack, Inc. | Tunable electroacoustic RF filter with improved electric properties and method for operating such a filter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6266522B1 (en) | Apparatus and methods for tuning bandpass filters | |
US5428829A (en) | Method and apparatus for tuning and aligning an FM receiver | |
US9041611B2 (en) | Impedance matching method for a multiband antenna, and transmission or receiver channel having automatic matching | |
EP0752757B1 (en) | Rf match detector circuit with dual directional coupler | |
US20030083836A1 (en) | Tuneable filter | |
US7587182B2 (en) | Receiver input circuit | |
JPS60260220A (ja) | Rf可変減衰回路 | |
JP4682335B2 (ja) | 自己較正ミキサ | |
JPH07115340A (ja) | フィルタマッチング回路 | |
JPS60150736A (ja) | 超音波診断装置用遅延回路 | |
EP0601743A1 (en) | Tuning of a radio receiver | |
CN103185823A (zh) | 一种具有频响补偿电路的示波器 | |
EP0239219A2 (en) | High power systems | |
EP0997747B1 (de) | Verfahren zur Betriebsoptimierung eines Ultraschall-Näherungsschalters und Ultraschall-Näherungsschalters mit Betriebsoptimierung | |
JP2001523058A (ja) | フロントエンドインタフェース回路およびフロントエンドインタフェース回路を同調させる方法 | |
DE10024483A1 (de) | Vorrichtung und Verfahren zum Senden und Empfangen von Signalen mit einer Antenne | |
US4123732A (en) | Method of making tuned resonance passive electronic filters | |
EP0441587A2 (en) | Multi-channel electrostatic sensor apparatus | |
US7564301B2 (en) | Apparatus for adjusting frequency characteristic and Q factor of low pass filter and method thereof | |
US20060209987A1 (en) | Receiver and its adjustment system and method | |
US7171172B2 (en) | Method for calibration of a signal receiver | |
JP3783698B2 (ja) | 高周波装置に用いられる集積回路 | |
US20220390259A1 (en) | Read-out circuit for a capacitive sensor | |
US6803812B2 (en) | Active filter | |
JPH10173565A (ja) | Amラジオ受信機 |