JPH07100307B2 - 気圧と液圧とを用いる打撃機構 - Google Patents
気圧と液圧とを用いる打撃機構Info
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- E21B—EARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
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- B25D9/145—Control devices for the reciprocating piston for hydraulically actuated hammers having an accumulator
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Description
リート、岩、アスファルト、凍土等に連続的に打撃エネ
ルギーを加えてこれらを破砕することに使用され、気圧
と液圧とを用い、バルブ内のスプール (spool)とピスト
ンとの有機的な相互作用によってピストンを往復運動さ
せてロッドを打撃する方式の打撃機構に関するものであ
る。
にガス(例えば窒素ガス)が注入され、ピストン下方に
該ピストンと当接自在に打撃ロッド(rod )が装着され
ている従来の打撃機構では、ピストン下部に形成された
前室に高圧の流体が供給されると、ピストンはその上方
のガス室に充填されたガスを圧縮しながら上昇して上死
点に到達し、そしてピストンの上死点到達と同時に前記
高圧の流体はシリンダー本体の中間部位に形成されたバ
ルブ転換通路へ流入してバルブを転換させ、ピストン上
端部に形成された後室を高圧へ転換させる。この後室に
作用する高圧は前記前室に作用する高圧を相殺するよう
に働き、したがってガス室内の圧縮されたガスが元の状
態に戻ろうとする膨張力を発現せしめてピストンを下降
させ、この下降したピストンがピストンと同一軸線上に
位置した打撃ロッドの上端面を打撃することになり、こ
れによってロッドの下端部に接している堅固な地盤や岩
石などに打撃エネルギーが伝わり、地盤等を破砕するよ
うになっている。
ルブを転換させるために別途の部品、例えばバルブプラ
グと絞り等が必要であり、また、バルブ転換の後のピス
トンの下降に必要な後室内の高圧を得るためには様々な
段階の流体通路を通じる必要がある。すなわち、高圧流
体は先ずバルブの円周上に等間隔で形成された貫通口を
通った後、さらにバルブカバーの貫通口を通りピストン
上端部に形成された後室に流入するので、これに関連し
た別途の部品乃至装置が必要となり、結果的に機構全体
の大きさや重量が増すことになってしまう。
的は、軽量且つ小型でエネルギー効率が良く、また、簡
単な構成の打撃機構を提供することにある。
るために本発明による打撃機構は、ピストンの下降に必
要な高圧流体を得るためにシリンダー本体の内部のバル
ブからピストン後室に至る高圧流体通路を様々な段階を
通じずに直ぐ連通するように構成し、その通路の開閉動
作をピストンの往復に従うバルブ内スプールの有機的連
動動作によって行うようにしてバルブの効率を向上さ
せ、併せてエネルギー効率も向上させるようにしてい
る。
外周面に形成された高圧流体通過用貫通口を用いない
で、ピストン上部に形成される上部環状室とバルブに形
成された貫通口とをつなぐ通路の入口を直接開閉する方
式を用いており、ピストンがピストン上方に位置したガ
ス室のガスを圧縮して上死点に到達すると、スプールの
外周面とバルブの内周面とによって形成されたバルブ転
換室に高圧流体が流入し、この高圧流体が直接バルブ内
のスプールに作用してスプールを移動させることで、バ
ルブに形成されている貫通口が開き、直ちにピストン上
部に形成された上部環状室を高圧に転換させる。この上
部環状室内に作用する高圧流体によって、下部環状室内
に作用する高圧流体はガス圧縮力に対する力を失うこと
になり、したがってガス膨張力によりピストンが下降し
て打撃ロッドを打撃する。ピストンが打撃位置に至ると
スプールを移動させていた高圧流体が低圧に転換すると
同時に、スプールはバルブ内で作用する高圧流体の圧力
により付勢され、ピストン上部の上部環状室と連通する
貫通口が閉じられる。これによりピストン上部の上部環
状室が低圧に転換するようになっている。
ストンはその下部及び上部に各々段差部が形成されてい
る。これら段差部によりピストン室の内周面との間に形
成される空間が、常に高圧の流体が作用する下部環状室
と、ピストンの往復によるバルブの転換により高圧の流
体、低圧の流体が交互に作用する上部環状室とを形成し
ている。また、本発明による打撃機構のピストンには、
下部段差部と上部段差部との間に所定の幅の環状凹溝が
形成されており、この環状凹溝によるピストン室の内周
面との間の空間が環状の流体連結室を形成している。
には、ピストン室の内周面から一定距離を置いて、ピス
トン軸と同一軸方向に円筒状のバルブ室が形成されてい
る。このバルブ室内には、内周面に一定の幅の段差部、
凹溝部、及び貫通口をもつ円筒形のバルブ及びバルブカ
バーが設けられ、該バルブ内には外周面に一定の幅の環
状凹溝及び段差部をもち、下部に開口部が形成され、上
端面中央に円柱状突起が形成されたスプールが摺動自在
に嵌装されている。
別途の液圧パワーユーニット、例えば掘削機又はポンプ
吐出システムより供給される高圧の流体を注入するため
の注入口、及び低圧に転換された流体を排出するための
排出口が形成されている。注入口は、下部環状室に至る
下部流体通路とバルブ室に至る上部流体通路とに各々連
通し、排出口はバルブ室に連通している。また、本発明
による打撃機構においては、ピストンの往復運動に連動
させてバルブ内のスプールを摺動させることによって、
ピストンの上部に形成された上部環状室内に作用する液
圧を一定周期で高圧と低圧に交互に変換させるためのバ
ルブ転換通路が形成されている。
面に基づいて説明する。尚、本明細書中「上」「下」と
あるのは、打撃ロッドを地面側にして打撃機構を立設し
た場合の上下関係を示すものとする。
体を示す側面図であり、打撃ロッド1、フロントヘッド
10、シリンダー20、及びバックヘッド30を示して
いる。シリンダー20には別途の液圧パワーユニット
(図示せず)により供給される高圧の流体を注入するた
めの注入口21と低圧に転換された流体を排出するため
の排出口22とが形成されており、また、バックヘッド
30にはガス注入口31が形成されている。
中A−A線に沿った断面図であり、打撃機構の本体は、
フロントヘッド10、シリンダー20、及びバックヘッ
ド30の結合で構成されたものであることが分かる。
端面33と打撃ロッド1の上端面5とが一定の方向と幅
で当接できるようにするものであり、その内部には打撃
ロッドガイド2、トラストリング3が設けられ、またピ
ストン40のシリンダー20からの突出部分が摺動でき
るよう貫通口4が穿たれている。
の構成における主要特徴部であるピストン40及びバル
ブシステムが装着される部分であり、打撃ロッド1と同
一軸方向にピストン40が摺動できるようにピストン室
が設けられ、そして、該ピストン室から一定距離を置い
てバルブ室50が形成されている。また、シリンダー2
0の上部には、ガス室60を形成するバックヘッド30
がボルト32により締結されている。
を成すピストン40の構成及びバルブシステムの構成、
そしてピストン40の往復運動とバルブシステムとの相
互有機的な連動関係が図3〜図5に示されている。ま
た、バルブ、バルブカバー、及びバルブ内で摺動される
ことによってバルブに形成された貫通口76、77を開
閉するよう構成されたスプールの構成がそれぞれ図6〜
図8に詳細に示されている。以下これらを説明する。
40は、その摺動方向に所定の間隔で互いに異なる直径
部をもっており、ピストン40が挿入されているピスト
ン室内側壁面との間に流体が注入できるような環状室を
形成している。すなわち、ピストン40は、その下部外
周面及び上部外周面に各々段差部41、42をもち、こ
れら段差部41、42とピストン室内側壁面とで形成さ
れる空間により下部環状室43及び上部環状室44がそ
れぞれ形成されている。そして上部環状室44はシール
リテーナ49によりガス室60から隔離されている。
42との間の外周面に一定の幅の環状凹溝45が形成さ
れており、この環状凹溝45とピストン室内側壁面とで
形成される空間により環状の流体連結室46が形成され
ている。
一定距離を置いてピストン40と同一軸方向にバルブ室
50が形成されている。このバルブ室50内には、図7
に示すような断面をもつ円筒状のバルブ70と図8に示
すような断面をもつ円筒状のバルブカバー80とが、そ
の各端面を当接させるようにして並んで設けられてお
り、そしてバルブ70及びバルブカバー80内には図6
に示すような断面をもつ円筒状のスプール90が摺動自
在に嵌装されている。
径と略同じとされている。バルブ70の下端面中央部か
らシリンダー20に設けられている上部流体通路48の
直径と略同径の貫通口71が設けられており、また、そ
の内周面にはスプール90の環状の下端面92が当接で
きるように環状段差面72が形成されている。そして中
央部内周面には第1環状凹溝73及び第2環状凹溝74
が形成され、上端部内周面にはスプール90の大径部9
5の外周面が当接できるように段差面75が形成されて
いる。
向で等間隔に貫通口が設けてあり、そのうちの1つの貫
通口76が他の通路とは連通することなく通路PAによ
って上部環状室44と連通するようになっている。
円周方向で等間隔対称に貫通口が設けてあり、そのうち
の1つの貫通口77が、通路PBを介してシリンダー2
0の帰還室58から帰還通路PDへ連通している。ま
た、他の対称方向の貫通口78は、排出口22に連通す
るようになっている。更に、バルブ段差面75には貫通
口79が形成してあり、バルブ転換通路PCを介して流
体連結室46へ連通するようになっている。
に嵌装されるスプール90の形状は、図6に示すように
小径部94と大径部95とをもち、下端面中央部に上部
流体通路48の直径と略同径の開口部91が形成されて
いる。そして上端部98の上端面中央部から外側に向け
て図8に示したバルブカバー80の貫通口86に挿通さ
れる円柱状突起96が形成され、この円柱状突起96の
周囲の上端部98には円周方向に等間隔で貫通口93が
設けられている。また、スプール90の小径部94の外
周面には環状凹溝97が、小径部94と大径部95との
境界部の外周段差面には環状凹溝99がそれぞれ形成さ
れている。
0は、その外径がバルブ室50の内径と略同径とされ、
その下端部には、内径が上記スプール90の大径部95
の外径と略同径とされスプール90が上下に摺動できる
開口部(後述する自圧空間を成す)81が形成されてお
り、また、上端部には低圧室84が形成されている。そ
して開口部81と低圧室84との間にはスプール90の
円柱状突起96が挿通される貫通口86が形成されてい
る。さらにバルブカバー80の外周面には傾斜通路83
を介して低圧室84と連通する環状凹溝85が形成さ
れ、この環状凹溝85はシリンダー20の通路PEと連
通しており、これらを介して低圧室84はシリンダー2
0の帰還室58と連通している。
関係を以下に説明する。図3は、ピストン上昇開始段階
(打撃時)のピストン及びバルブシステムの作動状態を
示している。すなわち、注入口21を通して注入された
高圧の流体が下部流体通路47を経てピストン40の下
部環状室43に注入されると、この高圧流体は下部環状
室43を構成する段差面41に作用し、これによりピス
トン40がピストン40の上部に形成されたガス室60
内のガスを圧縮しながら上昇することになる。
の流体は、一方で上部流体通路48の方へも流入し、バ
ルブ70内に嵌装されたスプール90の貫通口93を通
って自圧空間(開口部81)内に入りスプール90を矢
示方向に付勢する。これにより、バルブ室50とピスト
ン40の上部環状室44とは互いに非連通状態に維持さ
れる。したがって、この段階においてピストン40に作
用するのは、高圧の流体により下部環状室43に作用す
る上向きの力と、ピストン40の上端部に作用するガス
膨張力による下向きの力だけであり、この場合、高圧の
流体による流体圧力の方がガス膨張力より大きいのでピ
ストン40は上昇することになる。
上昇し始め、その上死点に達する前の途中段階を示して
おり、そして図5は、ピストン40が上昇して上死点に
達した段階を示している。この図5の上死点段階で、下
部環状室43と転換通路PCとが互いに連通することに
なり、これによって下部環状室43内の高圧の流体は転
換通路PCに流入し、バルブ70の上端部の段差面75
に形成された貫通口79を介してスプール90の大径部
95、小径部94、及び環状凹溝99とバルブ70の上
端部の段差面75とにより形成されたバルブ転換室55
に作用する。その結果、スプール90は上方に向けて付
勢され移動する。これは、バルブ転換室55に高圧の流
体が流入することにより、高圧の流体がスプール90を
上向きに付勢する有効面積(スプール90の開口部91
の上面とバルブ転換室55とをあわせた有効面積)が、
自圧空間(開口部81)内でスプール90を下方に付勢
している有効面積より広くなるため、このようなバルブ
転換動作がなされるものである。
りバルブ70の第1環状凹溝73に形成された貫通口7
6が開通する。それと同時にスプール90の外周面はバ
ルブ70の内周面に当接するので、バルブ70の中央部
に形成された第2環状凹溝74に形成された貫通口77
には流体が流れなくなる。
い、上部流体通路48を通じて注入されている高圧流体
は通路PAを経てピストン40上部に形成された上部環
状室44内に直かに短い経路で流入することになり、こ
れによって下部環状室43より作用していた高圧流体に
よるピストン上昇力は、上部環状室44に流入して作用
する高圧流体の圧力により相殺され失われる。その結
果、圧縮されていたガスはその原状態に回復しようとし
て膨張し、この膨張力によってピストン40を瞬間的に
下降させることになる。
面積を下部環状室43の有効圧力作用面積より広くして
上部環状室44より作用する力を大きくすることが打撃
エネルギーの効率を高める見地から望ましい。このため
本実施例の打撃機構においては、ピストン40の上部の
段差部42の大きさを下部の段差部41の大きさより大
きいか少なくとも同じに構成している。
死点に達した段階は図3の状態と略同様となる。このと
きには、ピストン40の中間部位に形成された環状の流
体連結室46がバルブ転換通路PCと低圧の帰還通路P
Dとを互いに連通せしめることによって、帰還通路PD
は通路PB、貫通口77を介して流体排出口22へ通じ
ているので、バルブ転換通路PCの高圧流体は低圧流体
に転換され、これによりバルブ転換室55より作用して
いたスプール90に対する付勢力が失われる。したがっ
て、上記初期段階と同様にしてスプール90は自圧空間
(開口部81)に作用する高圧流体の圧力により下方に
付勢されて移動し、その下端部が上部環状室44に連通
する貫通口76と上部流体通路48との間を遮断する。
同時に、スプール90の環状凹溝97を介して貫通口7
6、77、及び78が連通し、その結果、上部環状室4
4、通路PA、PB、PD等内の流体は低圧に転換され
て排出口22を通じて排出される。
機構は、1つのバルブ転換室及び1つの自圧空間だけで
ピストンが駆動されるようになっているので、流体通路
数や部品数を減らすことができ、また、バルブシステム
をピストンの側方に並列に内蔵できるので、機構の単純
化、軽量化を実現できる。さらに、注入口を通じて注入
される高圧流体は直ちにピストンの下部環状室、上部環
状室に流入するようになっているので、圧力損失が最小
限ですみ、エネルギー効率が向上してエネルギーを節減
することができるという優れた効果をもつ。
を示す部分拡大断面図。
態を示す部分拡大断面図。
換段階)の作動状態を示す部分拡大断面図。
されるスプールの断面図。
図。
打面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 打撃ロッド(1)と、この打撃ロッド
(1)を一定の方向及び距離に案内し、またピストン
(40)の一端部が摺動できるように構成されたフロン
トヘッド(10)と、ピストン上昇方向へ液圧を受ける
下部環状室(43)及びピストン下降方向へ液圧を受け
る上部環状室(44)を構成するため、長さ方向に所定
の間隔で外周面に環状段差部(41、42)が形成さ
れ、そしてこれら上下部環状室(43、44)の間に流
体連結室(46)が形成されたピストン(40)と、こ
のピストン(40)を摺動可能に保持するピストン室か
ら一定距離を置いてピストン軸と同一軸方向に形成され
たバルブ室(50)、バルブ転換のためにピストン(4
0)の上昇に伴って下部環状室(43)とバルブ転換室
(55)とを連通させるバルブ転換通路(PC)、ピス
トン(40)の下降に伴って流体連結室(46)を介し
てバルブ転換通路(PC)と連通すると共にバルブシス
テム(70、80、90)を介して上部環状室(44)
と連通し、低圧に転換された流体を帰還排出する帰還通
路(PD)、流体注入口(21)から下部環状室(4
3)に連通する下部流体通路(47)、流体注入口(2
1)からバルブ室(50)へ連通する上部流体通路(4
8)、及び、バルブ室(50)から上部環状室(44)
へ連通する通路(PA)を有してなるシリンダー(2
0)と、フロントヘッド(10)と反対側のシリンダー
(20)端部に締結されるバックヘッド(30)と、を
備えた気圧と液圧とを用いる打撃機構であって、 バルブシステム(70、80、90)は、バルブ室(5
0)内に装着されるバルブ(70)及びバルブカバー
(80)と、バルブ(70)内に摺動可能に嵌装される
スプール(90)と、からなり、 バルブ(70)は、バルブ室(50)の内径と略同じ外
径とされ、下端部中央部から上部流体通路(48)と略
同径にした貫通口(71)が同一軸方向で設けられ、バ
ルブ内周面にはスプール(90)の下端面(92)が当
接できるように環状段差面(72)が形成され、またバ
ルブ中央部内周面には第1環状凹溝(73)及び第2環
状凹溝(74)が形成され、その第1環状凹溝(73)
には通路(PA)により上部環状室(44)に連通する
貫通口(76)が形成され、その第2環状凹溝(74)
にはシリンダー(20)に形成された帰還通路(PD)
及び流体排出口(22)に連通する貫通口(77、7
8)が形成され、そして上端部内周面にはスプール(9
0)の大径部(95)外周面とでバルブ転換室(55)
をなす段差面(75)が形成され、この段差面(75)
にはバルブ転換通路(PC)に連通する貫通口(79)
が形成されてなり、 スプール(90)は、小径部(94)及び大径部(9
5)をもち、下端部中央には上部流体通路(48)と略
同径の開口部(91)が形成され、また上端部(98)
にはこの開口部(91)から貫通した貫通口(93)が
設けられ、更に上端面中央には円柱状突起(96)が形
成され、そしてバルブ(70)の第1環状凹溝(73)
と第2環状凹溝(74)との間の内周面に対応する部位
の小径部(94)外周面には上部流体通路(48)と上
部環状室(44)の遮断位置で前記第1環状凹溝(7
3)と第2環状凹溝(74)を連通状態とするための環
状凹溝(97)が形成され、また小径部(94)と大径
部(95)の境界部外周段差面にはバルブ転換室(5
5)をなす環状凹溝(99)が形成されてなり、 バルブカバー(80)は、外径がバルブ室(50)内径
と略同径とされ、またその下端面にはスプール(90)
が摺動できるようにスプール(90)の大径部(95)
外径と略同径とされてスプール(90)の上端面との間
で自圧空間を構成する開口部(81)が形成され、この
開口部(81)と上端部に形成した低圧室(84)との
間にスプール(90)の円柱状突起(96)を挿通する
貫通口(86)が形成され、そして外周面には、シリン
ダー(20)に形成した通路(PE)及び帰還室(5
8)を介して帰還通路(PD)に連通すると共に、上端
部内部に形成した傾斜通路(83)により低圧室(8
4)と連通する環状凹溝(85)が形成されてなる、 ことを特徴とする気圧と液圧とを用いる打撃機構。 - 【請求項2】 上部環状室(44)を構成するピストン
段差部(42)の大きさが、下部環状室(43)を構成
するピストン段差部(41)の大きさより大きいか少な
くとも同じにされている請求項1記載の気圧と液圧とを
用いる打撃機構。
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