JPH0698404B2 - パイプの極小曲率半径の曲げ加工方法 - Google Patents
パイプの極小曲率半径の曲げ加工方法Info
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- JPH0698404B2 JPH0698404B2 JP41314290A JP41314290A JPH0698404B2 JP H0698404 B2 JPH0698404 B2 JP H0698404B2 JP 41314290 A JP41314290 A JP 41314290A JP 41314290 A JP41314290 A JP 41314290A JP H0698404 B2 JPH0698404 B2 JP H0698404B2
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- work
- pipe
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプを約1.0DR以
下の極小曲率半径に曲げ加工するパイプの極小曲率半径
の曲げ加工方法に関するものである。
下の極小曲率半径に曲げ加工するパイプの極小曲率半径
の曲げ加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークの先端部をクランプ型で曲
げ型に押圧把持して曲げ加工を行っていたが、かかる曲
げ加工方法においてパイプの直径よりも大きい半径(約
2.0DR)で曲げ加工をする場合は充分に加工出来る
が、逆にパイプの直径よりも小さい半径、例えば約1.0
DR以下の極小曲率半径に曲げ加工をする場合は、曲げ
型の回転中にワークの先端部が後方へ滑り後退移動して
曲げ部の断面円形状が維持出来ず、潰れる欠点を有して
いた。
げ型に押圧把持して曲げ加工を行っていたが、かかる曲
げ加工方法においてパイプの直径よりも大きい半径(約
2.0DR)で曲げ加工をする場合は充分に加工出来る
が、逆にパイプの直径よりも小さい半径、例えば約1.0
DR以下の極小曲率半径に曲げ加工をする場合は、曲げ
型の回転中にワークの先端部が後方へ滑り後退移動して
曲げ部の断面円形状が維持出来ず、潰れる欠点を有して
いた。
【0003】他方、2本のパイプを45度で切断し、こ
の切断面を溶接により接合する曲げ加工方法も行われて
いたが、曲げ部が直角接合であるためにパイプ内を通る
液体(油、水等)、気体(クーラーのガス等)に抵抗、
圧力損失が発生したり、パイプ内面を摩耗させてパイプ
の肉厚を薄くさせて液体、気体が漏洩し、特にこの現象
が溶接部において発生する欠点を有していた。
の切断面を溶接により接合する曲げ加工方法も行われて
いたが、曲げ部が直角接合であるためにパイプ内を通る
液体(油、水等)、気体(クーラーのガス等)に抵抗、
圧力損失が発生したり、パイプ内面を摩耗させてパイプ
の肉厚を薄くさせて液体、気体が漏洩し、特にこの現象
が溶接部において発生する欠点を有していた。
【0004】そこで、クランプ型の押圧力を強化して、
ワークの先端部を曲げ型に固定把握(拘持)して曲げ加
工を行う様になり、かかる曲げ加工方法では前者に比較
して多少改善されたが、図3に示す様にやはり力の関係
で曲げ部の外側が伸びると共に内側が縮んで曲げ部が潰
れる欠点を有し、曲げ加工されたワークをその両端から
数種の芯金状の補正工具を挿入して潰れた曲げ形状を復
元しており、その結果曲げ加工よりも復元作業の方が1
0倍程度の作業量となる欠点を有していた。
ワークの先端部を曲げ型に固定把握(拘持)して曲げ加
工を行う様になり、かかる曲げ加工方法では前者に比較
して多少改善されたが、図3に示す様にやはり力の関係
で曲げ部の外側が伸びると共に内側が縮んで曲げ部が潰
れる欠点を有し、曲げ加工されたワークをその両端から
数種の芯金状の補正工具を挿入して潰れた曲げ形状を復
元しており、その結果曲げ加工よりも復元作業の方が1
0倍程度の作業量となる欠点を有していた。
【0005】上記曲げ加工方法においては、特にパイプ
の材質により鋼管、ステンレス管等の場合に、上記欠点
が大きく発生し、具体的には曲げ部の断面変形が大きく
内側の管壁に座屈が生じると共に、外側の管壁が破断し
たりしていた。
の材質により鋼管、ステンレス管等の場合に、上記欠点
が大きく発生し、具体的には曲げ部の断面変形が大きく
内側の管壁に座屈が生じると共に、外側の管壁が破断し
たりしていた。
【0006】そして、第1番目の方法では曲げ加工は殆
ど不可能であり、又第2番目の方法では曲げ加工は可能
となったが、工程、作業数が多く、そこで第3番目の方
法としてワークの先端部を曲げ型に固定把握(拘持)す
ると共に、ワークの後端部をブースター装置で押圧する
様になり、かかる曲げ加工方法では曲げ部の力関係によ
る潰れ現象は若干解消されるも、曲げ型で引く力とブー
スター装置で押す力をバランスが取れる様に制御を試み
るも、その詳細は不明であるが実際の曲げ加工時には図
4に示す様にパイプの内側の管壁の座屈が大きく、依然
として潰れを復元する作業が必要となる欠点を有してい
た。
ど不可能であり、又第2番目の方法では曲げ加工は可能
となったが、工程、作業数が多く、そこで第3番目の方
法としてワークの先端部を曲げ型に固定把握(拘持)す
ると共に、ワークの後端部をブースター装置で押圧する
様になり、かかる曲げ加工方法では曲げ部の力関係によ
る潰れ現象は若干解消されるも、曲げ型で引く力とブー
スター装置で押す力をバランスが取れる様に制御を試み
るも、その詳細は不明であるが実際の曲げ加工時には図
4に示す様にパイプの内側の管壁の座屈が大きく、依然
として潰れを復元する作業が必要となる欠点を有してい
た。
【0007】又、最近の傾向としては、自動車のエンジ
ンルーム、クーラーの機構部を筆頭に、各種の機械器具
において複雑化したり、補器装置が必要となったり、小
型化する様になっており、配管スペースは減少すると共
に、その配置位置が限定され、例えば壁面等に沿って直
角に屈曲するケースが増加し、その結果極小曲率半径に
曲げ加工したパイプの使用頻度が増加し、曲げ加工の簡
易な方法の実現が要望される様になってきた。
ンルーム、クーラーの機構部を筆頭に、各種の機械器具
において複雑化したり、補器装置が必要となったり、小
型化する様になっており、配管スペースは減少すると共
に、その配置位置が限定され、例えば壁面等に沿って直
角に屈曲するケースが増加し、その結果極小曲率半径に
曲げ加工したパイプの使用頻度が増加し、曲げ加工の簡
易な方法の実現が要望される様になってきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パイプの直
径よりも小さい半径、例えば約1.0DR以下の極小曲率
半径に直角に曲げ加工しても、曲げ部が潰れず断面円形
状を維持する様にしたパイプの極小曲率半径の曲げ加工
方法を提供せんとするものである。
径よりも小さい半径、例えば約1.0DR以下の極小曲率
半径に直角に曲げ加工しても、曲げ部が潰れず断面円形
状を維持する様にしたパイプの極小曲率半径の曲げ加工
方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、パイプを極小曲率半径に曲げ加工することが
不可能な課題、或いは断面円形状に復元する作業が必要
な課題に鑑み、曲げ型を回転する曲げ加工時に、クラン
プ部でワークが前方に滑り移動して曲げ加工を行うこと
によって、パイプを極小曲率半径に直角に曲げ加工して
も、曲げ部が潰れず断面円形状を維持する様にして、上
記課題を解決せんとしたものである。
に基づく、パイプを極小曲率半径に曲げ加工することが
不可能な課題、或いは断面円形状に復元する作業が必要
な課題に鑑み、曲げ型を回転する曲げ加工時に、クラン
プ部でワークが前方に滑り移動して曲げ加工を行うこと
によって、パイプを極小曲率半径に直角に曲げ加工して
も、曲げ部が潰れず断面円形状を維持する様にして、上
記課題を解決せんとしたものである。
【0010】
【作用】本発明にあっては、パイプの直径よりも小さい
半径、例えば約1.0DR以下の極小曲率半径に直角に曲
げ加工する場合に、ワークの先端部をクランプ型で曲げ
型に押圧把持し、ワークの後端部をブースター装置で押
圧し、曲げ型を回転する曲げ加工時に、クランプ部でワ
ークが前方に滑り移動して曲げ加工を行い、曲げ部が潰
れず断面円形状を維持するのである。
半径、例えば約1.0DR以下の極小曲率半径に直角に曲
げ加工する場合に、ワークの先端部をクランプ型で曲げ
型に押圧把持し、ワークの後端部をブースター装置で押
圧し、曲げ型を回転する曲げ加工時に、クランプ部でワ
ークが前方に滑り移動して曲げ加工を行い、曲げ部が潰
れず断面円形状を維持するのである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はパイプ等のワークWを曲げ加工するパイプ
ベンダーであり、ベース(図示せず)の上部にして前方
部には回転自在な曲げ型2を設置し、該曲げ型2には半
円形状のパイプ溝3を形成すると共に、曲げ型2の基端
部4にはクランプ型5を設置し、該クランプ型5には図
示しない油圧シリンダーを装備すると共に、パイプ溝6
を形成している。
すると、1はパイプ等のワークWを曲げ加工するパイプ
ベンダーであり、ベース(図示せず)の上部にして前方
部には回転自在な曲げ型2を設置し、該曲げ型2には半
円形状のパイプ溝3を形成すると共に、曲げ型2の基端
部4にはクランプ型5を設置し、該クランプ型5には図
示しない油圧シリンダーを装備すると共に、パイプ溝6
を形成している。
【0012】7は曲げ型2の隣接後部にして内側に設置
したシワ取装置であり、該シワ取装置7に対向する様に
プレッシャー型8をスライド自在に設置し、シワ取装置
7及びプレッシャー型8の内面には夫々パイプ溝9、9a
を形成している。
したシワ取装置であり、該シワ取装置7に対向する様に
プレッシャー型8をスライド自在に設置し、シワ取装置
7及びプレッシャー型8の内面には夫々パイプ溝9、9a
を形成している。
【0013】尚、プレッシャー型8には2本の油圧シリ
ンダー(図示せず)を装備しており、1本の油圧シリン
ダーはプレッシャー型8をシワ取装置7に押圧し、他方
の油圧シリンダーはプレッシャー型8をワークWの軸方
向に移動する様に押圧しており、又シワ取装置7は曲げ
加工前のワークWに付いているシワ等をプレッシャー型
8との押圧により補正するのである。
ンダー(図示せず)を装備しており、1本の油圧シリン
ダーはプレッシャー型8をシワ取装置7に押圧し、他方
の油圧シリンダーはプレッシャー型8をワークWの軸方
向に移動する様に押圧しており、又シワ取装置7は曲げ
加工前のワークWに付いているシワ等をプレッシャー型
8との押圧により補正するのである。
【0014】10は曲げ型2の後方部に設置したブースタ
ー装置であり、該ブースター装置10はワークWの延長線
上に配置され、パイプ加圧シリンダー11のロッド12の先
端にはパイプ加圧チューブ13を取付けると共に、ロッド
12の進退量を規制するストッパー14を取付けている。
ー装置であり、該ブースター装置10はワークWの延長線
上に配置され、パイプ加圧シリンダー11のロッド12の先
端にはパイプ加圧チューブ13を取付けると共に、ロッド
12の進退量を規制するストッパー14を取付けている。
【0015】15は基端が一定位置に固定された芯金棒で
あり、該芯金棒15はストッパー14、パイプ加圧シリンダ
ー11、ロッド12及びパイプ加圧チューブ13内を挿通して
ワークWの内部に挿通され、芯金棒15の先端はワークW
内において曲げ型2の曲げ開始位置まで到達している。
あり、該芯金棒15はストッパー14、パイプ加圧シリンダ
ー11、ロッド12及びパイプ加圧チューブ13内を挿通して
ワークWの内部に挿通され、芯金棒15の先端はワークW
内において曲げ型2の曲げ開始位置まで到達している。
【0016】尚、上記パイプ加圧シリンダー11はワーク
Wの延長線上に配置せず、ステー(図示せず)を介して
パイプ加圧チューブ13を進退制御しても良い。
Wの延長線上に配置せず、ステー(図示せず)を介して
パイプ加圧チューブ13を進退制御しても良い。
【0017】次に上記パイプベンダー1を使用してパイ
プ等のワークWを極小曲率半径に曲げ加工する方法につ
いて説明すると、ワークWの先端部をクランプ型5で曲
げ型2に押圧把持して、曲げ型2とクランプ型5のパイ
プ溝3、6内に保持し、ワークWの後端部をブースター
装置10のパイプ加圧シリンダー11の作動により押圧し、
曲げ型2を回転してワークWの曲げ部Sを90度のアー
ルを描く様に曲げ、かかる曲げ加工時に曲げ型2とクラ
ンプ型5で構成するクランプ部CにおいてワークWが前
方に滑り移動して曲げ加工を行うのである。
プ等のワークWを極小曲率半径に曲げ加工する方法につ
いて説明すると、ワークWの先端部をクランプ型5で曲
げ型2に押圧把持して、曲げ型2とクランプ型5のパイ
プ溝3、6内に保持し、ワークWの後端部をブースター
装置10のパイプ加圧シリンダー11の作動により押圧し、
曲げ型2を回転してワークWの曲げ部Sを90度のアー
ルを描く様に曲げ、かかる曲げ加工時に曲げ型2とクラ
ンプ型5で構成するクランプ部CにおいてワークWが前
方に滑り移動して曲げ加工を行うのである。
【0018】例えばクランプ型5の押圧力はシリンダー
で出力70kg、ブースター装置10のパイプ加圧シリンダ
ー11で出力50kgで使用し、曲げ開始と同時にパイプ加
圧シリンダー11でワークWを押し出し、クランプ部Cで
ワークWが前方に滑りながら曲げ加工を行う。
で出力70kg、ブースター装置10のパイプ加圧シリンダ
ー11で出力50kgで使用し、曲げ開始と同時にパイプ加
圧シリンダー11でワークWを押し出し、クランプ部Cで
ワークWが前方に滑りながら曲げ加工を行う。
【0019】尚、上記作用において押圧把持するクラン
プ型5のシリンダーの方が圧力が高いが、実際の曲げ加
工時にはワークWは軸方向に移動しており、従来のクラ
ンプ型における作用は固定把握(拘持)でワークは移動
不可能な状態に対し、本願のクランプ型5における作用
は押圧把持であり、ワークWは移動可能である。
プ型5のシリンダーの方が圧力が高いが、実際の曲げ加
工時にはワークWは軸方向に移動しており、従来のクラ
ンプ型における作用は固定把握(拘持)でワークは移動
不可能な状態に対し、本願のクランプ型5における作用
は押圧把持であり、ワークWは移動可能である。
【0020】そして、曲げ加工開始前にクランプ型5よ
り前方に突出していたワークWの先端長さL1は、曲げ加
工終了後に加工後先端長さL2となり、両者の長さはL2>
L1の関係となり、又ワークWの後端長さL3の寸法はスト
ッパー14の進退量で調整する。
り前方に突出していたワークWの先端長さL1は、曲げ加
工終了後に加工後先端長さL2となり、両者の長さはL2>
L1の関係となり、又ワークWの後端長さL3の寸法はスト
ッパー14の進退量で調整する。
【0021】この様な曲げ加工方法によりワークWの曲
げ部Sにおける断面変形が殆ど発生せず、又ワークWの
内側管壁の座屈も殆ど生じない状態で曲げ加工を行うこ
とが出来る。
げ部Sにおける断面変形が殆ど発生せず、又ワークWの
内側管壁の座屈も殆ど生じない状態で曲げ加工を行うこ
とが出来る。
【0022】又、図1における曲げ加工において、加工
前のワークWの後端部は曲げ部Sに対応した外側が三角
状に突出し、この突出部をパイプ加圧チューブ13により
押圧しており、曲げ加工時には曲げ部Sにおいて内側が
縮むと共に外側が伸びることにより、内側部は外側に逃
げると共に軸方向に逃げ、加工終了後にはワークWの後
端部は垂直となる。
前のワークWの後端部は曲げ部Sに対応した外側が三角
状に突出し、この突出部をパイプ加圧チューブ13により
押圧しており、曲げ加工時には曲げ部Sにおいて内側が
縮むと共に外側が伸びることにより、内側部は外側に逃
げると共に軸方向に逃げ、加工終了後にはワークWの後
端部は垂直となる。
【0023】最後に、極小曲率半径に曲げ加工されたワ
ークWの寸法関係について説明すると、図2に図示した
様に銅製パイプのワークWを例にすると、ワークWの断
面直径DがΦ20(20mm)、曲げ半径Rが15mmの時
にΦ20×0.75DRで表示し、以下に従来の曲げ加工
方法と本発明の曲げ加工方法の比較を例示する。
ークWの寸法関係について説明すると、図2に図示した
様に銅製パイプのワークWを例にすると、ワークWの断
面直径DがΦ20(20mm)、曲げ半径Rが15mmの時
にΦ20×0.75DRで表示し、以下に従来の曲げ加工
方法と本発明の曲げ加工方法の比較を例示する。
【0024】鉄製では従来の曲げ加工方法では2.0DR
が限界であったが、本発明の曲げ加工方法では1.0DR
が可能となり、銅製パイプのものでは0.7DRが可能と
なり、例えば断面直径DがΦ16のものであれば、曲げ
半径Rが11.2mmのものが可能となった。
が限界であったが、本発明の曲げ加工方法では1.0DR
が可能となり、銅製パイプのものでは0.7DRが可能と
なり、例えば断面直径DがΦ16のものであれば、曲げ
半径Rが11.2mmのものが可能となった。
【0025】
【表1】
【0026】上記の表において、従来方法は従来の曲
げ加工方法であって、クランプで固定把握(拘持)する
曲げ加工方法、従来方法は従来の曲げ加工方法であっ
て、クランプで固定把握(拘持)すると共に、後端部よ
り押圧する曲げ加工方法、本発明方法はクランプで押圧
把持すると共に、後端部より押圧し、ワークWは滑り移
動する曲げ加工方法である。
げ加工方法であって、クランプで固定把握(拘持)する
曲げ加工方法、従来方法は従来の曲げ加工方法であっ
て、クランプで固定把握(拘持)すると共に、後端部よ
り押圧する曲げ加工方法、本発明方法はクランプで押圧
把持すると共に、後端部より押圧し、ワークWは滑り移
動する曲げ加工方法である。
【0027】尚、ワークWの材質としては、上記表には
鉄製と銅製のものを示しており、銅製のものの方が加工
が容易な材質であり、両材質共に本発明方法によれば、
極小曲率半径の曲げ加工が可能となり、又上記材質の他
には真鍮、アルミニウム製等の材質のものがある。
鉄製と銅製のものを示しており、銅製のものの方が加工
が容易な材質であり、両材質共に本発明方法によれば、
極小曲率半径の曲げ加工が可能となり、又上記材質の他
には真鍮、アルミニウム製等の材質のものがある。
【0028】
【発明の効果】要するに本発明は、ワークWの先端部を
クランプ型5で曲げ型2に押圧把持し、ワークWの後端
部をブースター装置10で押圧し、曲げ型2を回転する曲
げ加工時に、クランプ部CでワークWが前方に滑り移動
して曲げ加工を行う様にしたので、曲げ部Sが潰れず、
ワークWの内側管壁の座屈を防止して断面円形状を維持
状態で曲げ加工することが出来るのである。
クランプ型5で曲げ型2に押圧把持し、ワークWの後端
部をブースター装置10で押圧し、曲げ型2を回転する曲
げ加工時に、クランプ部CでワークWが前方に滑り移動
して曲げ加工を行う様にしたので、曲げ部Sが潰れず、
ワークWの内側管壁の座屈を防止して断面円形状を維持
状態で曲げ加工することが出来るのである。
【0029】従って、従来の様に溶接したり、復元作業
を行うことを必要とせず、パイプベンダー1で1度曲げ
加工すればそのまま製品化することが出来、工程数、作
業量、コストを格段に減少することが出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。
を行うことを必要とせず、パイプベンダー1で1度曲げ
加工すればそのまま製品化することが出来、工程数、作
業量、コストを格段に減少することが出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。
【図1】(A)はパイプベンダーによる曲げ加工開始前
の平面図、(B)は曲げ加工終了後の平面図である。
の平面図、(B)は曲げ加工終了後の平面図である。
【図2】本発明の曲げ加工方法で曲げ加工したワークの
平面図であり、且つワークの直径と曲げ半径の関係説明
図である。
平面図であり、且つワークの直径と曲げ半径の関係説明
図である。
【図3】従来のワークを曲げ型に固定把握(拘持)して
曲げ加工したワークの平面図である。
曲げ加工したワークの平面図である。
【図4】従来のワークを曲げ型に固定把握(拘持)する
と共に、ワークの後端部より押圧して曲げ加工したワー
クの平面図である。
と共に、ワークの後端部より押圧して曲げ加工したワー
クの平面図である。
2 曲げ型 5 クランプ型 10 ブースター装置 W ワーク C クランプ部C
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークの先端部をクランプ型で曲げ型に
押圧把持し、ワークの後端部をブースター装置で押圧
し、曲げ型を回転する曲げ加工時に、クランプ部でワー
クが前方に滑り移動して曲げ加工を行う様にしたことを
特徴とするパイプの極小曲率半径の曲げ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41314290A JPH0698404B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パイプの極小曲率半径の曲げ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41314290A JPH0698404B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パイプの極小曲率半径の曲げ加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220120A JPH04220120A (ja) | 1992-08-11 |
JPH0698404B2 true JPH0698404B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=18521837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41314290A Expired - Lifetime JPH0698404B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | パイプの極小曲率半径の曲げ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698404B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19614196B4 (de) * | 1995-04-14 | 2007-12-06 | Denso Corp., Kariya | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Rohres |
JP4946206B2 (ja) * | 2006-06-27 | 2012-06-06 | 住友金属工業株式会社 | 異形管の曲げ加工方法および曲げ加工装置、並びに加工された自動車用部品 |
CN106424244A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-22 | 合肥华升泵阀股份有限公司 | 一种弯头的弯曲装置 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP41314290A patent/JPH0698404B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04220120A (ja) | 1992-08-11 |
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