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JPH0696475B2 - 肥料の固結防止剤 - Google Patents

肥料の固結防止剤

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JPH0696475B2
JPH0696475B2 JP61116719A JP11671986A JPH0696475B2 JP H0696475 B2 JPH0696475 B2 JP H0696475B2 JP 61116719 A JP61116719 A JP 61116719A JP 11671986 A JP11671986 A JP 11671986A JP H0696475 B2 JPH0696475 B2 JP H0696475B2
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JP
Japan
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water
carbon atoms
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caking
agent
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徹治 岩崎
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Kao Corp
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/30Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic using agents to prevent the granules sticking together; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G3/00Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity
    • C05G3/20Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity for preventing the fertilisers being reduced to powder; Anti-dusting additives
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固結性のある肥料、特に尿素、硫酸アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウム、並びに複合肥料等の固結を防止する固結防止剤
に関する。
〔従来の技術〕
上記固結性肥料の固結防止剤として、元来水に不溶性の
高分子化合物を濃厚な陰イオン性界面活性剤で可溶化し
た溶液系(以後、可溶化高分子溶液という)が尿素等に
優れた固結防止効果を示すものとして提案されている
(特公昭49−17104号公報)。この可溶化高分子溶液か
らなる固結防止剤はそのまま又は適当な濃度に希釈して
固結性肥料に添加し、添加後実質上水分を除去すること
により優れた固結防止効果を得るものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記固結防止剤は必ずしも満足なものと
は言い難い。
即ち、上記固結防止剤は粘度が高い為、あまり高濃度に
することが出来ず、また固結性肥料に対しスプレーして
使用した場合に肥料粒子上に均一に固着させることが出
来ないなどの問題があった。更に、高温低温の繰り返し
といった過酷な貯蔵条件での安定性も充分ではなかっ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、上記欠点を解決すべく鋭意研究し
た結果、従来の可溶化高分子溶液に湿展固着剤を配合す
ることにより上記欠点がすべて改良され固結防止性も向
上することを見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、元来水に実質的に不溶性の合成高分子化
合物を、炭素数6乃至10個を有するアルキル硫酸塩、炭
素数6乃至10個を有するα−オレフィンスルホン酸塩或
いは炭素数6乃至10個を有するアルキルスルホン酸塩又
は炭素数4乃至8個のアルキル基を有するアルキルベン
ゼンスルホン酸塩の濃厚水溶液で可溶化して得られる水
溶液であって、該水溶液中に、元来水に実質的に不溶性
の合成高分子化合物に対し1.0〜50重量%の水溶性高分
子及びポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤か
らなる群から選ばれる1種又は2種以上の湿展固着剤を
含有することを特徴とする肥料の固結防止剤を提供する
ものである。
本発明に係る水に実質的に不溶性の合成高分子化合物
(以下、水不溶性高分子化合物と略記する)としては、
ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルとエチレンとの共重合体、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルの重合体又は共重
合体、ポリビニルアルコールと酢酸ビニルとのグラフト
共重合体、ポリビニルアルコールのアセタール化物、ポ
リビニルアルコールのブチラール化物、ポリビニルアル
コールのホルマール化物、酢酸ビニルとビニルピロリド
ンとの共重合体、酢酸ビニルと無水マレイン酸との共重
合体などを挙げることが出来る。中でもポリ酢酸ビニル
が好ましい。
上記の水不溶性高分子化合物の重合度は、上記可溶化剤
の濃厚溶液に溶解しうる範囲にあることが必要である
が、少なくとも10、好ましくは100乃至3000の範囲内の
ものがよい。
本発明に用いられる炭素数6乃至10個を有するアルキル
硫酸塩としてはヘキシル硫酸塩、オクチル硫酸塩、デシ
ル硫酸塩などが挙げられる。これらのアルキル硫酸塩等
の可溶化剤は、ナトリウム、カリウム、リチウム等のア
ルカリ金属塩、又はカルシウム、マグネシウム、ストロ
ンチウム等のアルカリ土類金属塩の形で用いられる。
本発明において使用される炭素数6乃至10個を有するα
−オレフィンスルホン酸塩は、炭素数6乃至10個のα−
オレフィンをSO3のようなスルホン化又は硫酸化剤で処
理後、アルカリ剤で中和して得られるもので、反応条件
によって種々の異性体が存在するが、一般的製造法によ
って得られるα−オレフィンスルホン酸塩はアルケニル
スルホン酸塩(以下アルケニル体という)約20乃至60重
量%、及びヒドロキシアルキルスルホン酸塩(以下ヒド
ロキシル体という)約40乃至80重量%からなる。更にア
ルケニル体の二重結合の位置は、2,3位及び3,4位不飽和
体が主であるが、よりインナーの不飽和体が少量含まれ
ている。またヒドロキシル体の位置は3−ヒドロキシル
体が主であるが、少量の他の位置の異性体も存在する。
本発明において使用されるα−オレフィンスルホン酸塩
は上記各種異性体を含むことができる。
本発明に用いられる炭素数6乃至10個を有するアルキル
スルホン酸塩としては、ヘキシルスルホン酸塩、オクチ
ルスルホン酸塩、デシルスルホン酸塩などが挙げられ
る。塩はアルキル硫酸塩の場合と同じである。
本発明に用いられる炭素数4乃至8個のアルキル基を有
するアルキルベンゼンスルホン酸塩としては、ブチルベ
ンゼンスルホン酸塩、ヘキシルベンゼンスルホン酸塩、
オクチルベンゼンスルホン酸塩などが挙げられる。塩は
アルキル硫酸塩の場合と同じである。
上記した可溶化剤と水不溶性高分子化合物との組み合わ
せは、両者の中から選択して適当に行われうる。水不溶
性高分子化合物に対する可溶化剤の量比も広範に変え得
る。しかし優れた効果の期待できる割合は自ずと制限さ
れるが、これは高分子化合物の種類、分子量、合成法、
又は可溶化剤の種類、純度などにより著しく異なる。一
般には水不溶性高分子化合物に対する可溶化剤の重量比
は1:9乃至9:1である。更に多量の可溶化剤を用いても水
不溶性高分子化合物を溶解することができるが、9割以
上になると固結防止効果が劣り、可溶化剤そのものの固
結防止効果と大差なくなる。一方、水不溶性高分子化合
物が9割以上になると、このような物質は親水性が大き
く、充分な固結防止効果が得られない。
本発明に係る湿展固着剤とは、可溶化高分子化合物の肥
料に対する湿れ性を改善し均一な固着を助けるものであ
る。湿展固着剤としては水溶性高分子やポリオキシアル
キレン型非イオン性界面活性剤が用いられる。水溶性高
分子としては、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル
の水溶性ケン化物、ポリエチレングリコール、ヒドロキ
シプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム、ヒドロキシルプロピルメチルセルロース等が
挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン
樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエステル
などのポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤が
挙げられる。中でもHLB5.0〜15.0のものが好ましい。
本発明において、湿展固着剤の配合量は水不溶性高分子
化合物に対し1.0〜50重量%であることが重要である。
1.0重量%未満では肥料に対する湿展固着性が不充分
で、50重量%を越えると粘度の上昇によりスプレー処理
が困難になる。好ましくは5〜40重量%である。
また、湿展固着剤として水溶性高分子と非イオン性界面
活性剤を併用するのが特に好ましい。
本発明の固結防止剤の製法は特に限定されない。例え
ば、粒状又はエマルジョンの水不溶性高分子化合物を濃
厚な上記可溶化剤水溶液(通常10〜30重量%)に所定量
加え、常温又は昇温して加熱しながら撹拌して可溶化し
たのち湿展固着剤を添加するか、或いは可溶化剤水溶液
又は水不溶性高分子化合物に湿展固着剤を加えておき可
溶化させる方法が挙げられる。この場合、水不溶性高分
子化合物のエマルジョンを調製する際に湿展固着剤を加
えておいてもよい。
本発明における固結防止剤を肥料に添加する手段は、従
来の固結防止剤を適用する手段と同様である。即ち、肥
料スラリーへの添加、粉状、結晶状或いは粒状の被処理
物質の表面に上記固結防止剤溶液をスプレーする方法が
ある。後者の場合、スプレー効率を高めるために、例え
ば被処理物がコンベアベルト上に運ばれている間とか、
コンベアその他からストリームとなって落下している間
にジェットによってスプレーするのが好ましい。
本発明における固結防止剤は濃厚(固型物25〜50重量
%)な水溶液として得られが、これを被処理物に添加す
る際は、そのまま、もしくは希釈して用いられる。
本発明の固結防止剤の被処理物質への添加量は、被処理
物質に対して高分子化合物及び可溶化剤の合計量が0.00
5乃至0.5重量%程度である。
〔発明の効果〕
以上、湿展固着剤を元来水に実質的に不溶性の合成高分
子化合物に対して1.0〜50重量%含有する本発明の固結
防止剤を用いることにより、被処理物質に対する固着性
を増大させ固結防止効果をより完璧なものにすることが
できる。
また、副次的効果ではあるが、本発明の固結防止剤を用
いることにより、機械的衝撃により生じるダストの発生
も著しく減少した。
また、湿展固着剤を加えることにより、製品の粘度が著
しく低下し、製品設計上、高濃度化が可能になった。ま
た低粘度化により希釈することなく直接原液を散布処理
できるようになった。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 粒状尿素(直径1〜2mm)の0.05重量%に相当する量の
表1に示す各種固結防止剤の25重量%水溶液を2倍希釈
して粒状尿素2kgに均一に噴霧した。その後、内径4cmの
円筒状硬質塩ビモールドに45gを充填し、2.0kg/cm2加重
し、30℃,78%相対湿度下に28日間保存し、その後取り
出してテンシロン圧縮強度計(東洋ボールドウィン
(株))で破壊強度を求めた。
結果を表1に示す。
実施例2 実施例1で処理された処方No.1〜12300gを600ml容の磁
器製容器に入れ、直径2cmの球状磁器製ボール(1個30
g)を5個入れ、1分間に150回転のスピードで20分間粉
砕し、その後32メッシュ以下のものの重量を測定し、ダ
スト百分率を下記の式に従って算出した。
結果を表2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】元来水に実質的に不溶性の合成高分子化合
    物を、炭素数6乃至10個を有するアルキル硫酸塩、炭素
    数6乃至10個を有するα−オレフィンスルホン酸塩或い
    は炭素数6乃至10個を有するアルキルスルホン酸塩又は
    炭素数4乃至8個のアルキル基を有するアルキルベンゼ
    ンスルホン酸塩の濃厚水溶液で可溶化して得られる水溶
    液であって、該水溶液中に、元来水に実質的に不溶性の
    合成高分子化合物に対し1.0〜50重量%の、水溶性高分
    子及びポリオキシアルキレン型非イオン性界面活性剤か
    らなる群から選ばれる1種又は2種以上の湿展固着剤を
    含有することを特徴とする肥料の固結防止剤。
JP61116719A 1986-05-21 1986-05-21 肥料の固結防止剤 Expired - Fee Related JPH0696475B2 (ja)

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