JPH0691135A - 燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法 - Google Patents
燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法Info
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- JPH0691135A JPH0691135A JP4246397A JP24639792A JPH0691135A JP H0691135 A JPH0691135 A JP H0691135A JP 4246397 A JP4246397 A JP 4246397A JP 24639792 A JP24639792 A JP 24639792A JP H0691135 A JPH0691135 A JP H0691135A
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Abstract
関する。 【構成】 大気圧下で、酸素とCO2 を含む燃焼排ガス
とCO2 吸収溶液とを接触させて燃焼排ガス中のCO2
を該吸収溶液に吸収させ、次工程で該吸収溶液を加熱し
てCO2 を遊離させて該吸収液を再生して循環し再使用
することによる燃焼排ガスからCO2 を除去する方法に
おいて、上記CO2 炭素吸収溶液としてヒンダードアミ
ン水溶液を用い、かつ該ヒンダードアミン水溶液と接触
する装置部材に炭素鋼を使用することを特徴とする。ま
た該吸収液が炭酸銅を含んでもよい。装置腐食すること
が少ないので、安価な装置コストでかつ吸収液再生エネ
ルギーも少なくて済むので、工業化して有利である。
Description
CO2 (二酸化炭素)を除去する方法に関する。さらに
詳しくは、CO2 の吸収溶液として特定のヒンダードア
ミンの水溶液を用いて、この溶液と接触する装置部材に
特定材料を用いることにより、大気圧下の、酸素とCO
2 とを含む燃焼排ガス中のCO2 を除去する方法に関す
る。
して、CO2 による温室効果が指摘され、地球環境を守
る上で国際的にもその対策が急務となってきた。CO2
の発生源としては、化石燃料を燃焼させるあらゆる人間
の活動分野に及び、その排出抑制への要求が一層強まる
傾向にある。これに伴い大量の化石燃料を使用する火力
発電所などの動力発生設備を対象に、ボイラーの燃焼排
ガスをアルカノールアミン水溶液などと接触させ、燃焼
排ガス中のCO2 を除去して回収する方法及び回収され
たCO2 を大気へ放出することなく貯蔵する方法が精力
的に研究されている。
ールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、メチルジエタノールアミン、ジイソプロパノールア
ミン、ジグリコールアミンなどを挙げることができる
が、通常モノエタノールアミン(MEAと略記)が好ん
で用いられる。
を用いて酸性ガスを分離する技術は数多く知られてい
る。特開昭53−100180号公報には、(1)環の
一部分であって且つ第二炭素原子若しくは第三炭素原子
のどちらかに結合された少なくとも1個の第二アミノ基
又は第三炭素原子に結合された第一アミノ基を含有する
立体障害アミン少なくとも50モル%と第三アミノアル
コール少なくとも約10モル%とよりなるアミン混合
物、及び(2)酸性ガスに対する物理的吸収剤である前
記アミン混合物用の溶媒からなるアミン−溶媒液体吸収
剤に通常ガス状の混合物を接触させることからなる酸性
ガスの除去法が記載されている。立体障害アミンとして
は2−ピペリジンエタノールなどが、また第三アミノア
ルコールとしては3−ジメチルアミノ−1−プロパノー
ルなどが、また溶媒としては25重量%までの水を含ん
でもよいスルホキシド化合物などが、さらに処理ガスの
例としては同公報11頁左上欄に「高濃度の二酸化炭素
及び硫化水素、例えば35%のCO2 及び10〜12%
のH2 Sを有する通常ガス状の混合物」が例示され、ま
た実施例にはCO2そのものが使用されている。
障害アミン及びスルホランなどの非水溶媒を含む酸性ガ
ススクラッピング用組成物が記載されている。立体障害
第一モノアミノアルコールとして2−アミノ−2−メチ
ル−1−プロパノール〔AMPと略記〕などが例示さ
れ、また用いられている。実施例では、処理されるガス
としてはCO2 と窒素、CO2 とヘリウムが用いられて
いる。また、吸収剤としてはアミンと炭酸カリの水溶液
なども使用されている。さらに水の使用についても記載
されている。さらに該公報にはCO2 の吸収に対し、立
体障害アミンの有利性を反応式を用いて説明している。
hemical Engineering Science ) ,41巻,4号,99
7〜1003頁には、ヒンダードアミンであるAMP水
溶液の炭酸ガス吸収挙動が開示されている。吸収される
ガスとしては大気圧のCO2及びCO2 と窒素の混合物
が用いられている。
hemical Engineering Science ) ,41巻,2号,40
5〜408頁には、常温付近において、AMPのような
ヒンダードアミンとMEAのような直鎖アミンの各水溶
液のCO2 やH2 Sに対する吸収速度が報告されてい
る。これによると、CO2 の分圧が1atm の場合、水溶
液濃度0.1〜0.3Mで両者に大差はない。しかし、
濃度0.1Mの水溶液を用い、CO2 分圧を1、0.
5、0.05atm と低下させると、0.05atm ではA
MPはMEAよりも吸収速度が大きく低下している。
ジエタノールアミン及びモノエチルモノエタノールアミ
ンを含有する水性混合物を用い、原油などの部分酸化ガ
スなどの合成ガスに含まれる高分圧のCO2 、例えば4
0気圧の30%CO2 含有合成ガスを精製する技術が開
示されている。
CO2 、H2 S、COSの吸収速度の向上のためモノア
ルキルアルカノールアミンなどを物理または化学吸収剤
に添加する技術が開示されている。同様にドイツ公開特
許1,904,428号には、モノメチルエタノールア
ミンがメチルジエタノールアミンの吸収速度を向上させ
る目的で添加される技術が開示されている。
ガス、合成ガス、ガス化石炭ガスの精製にピペラジンの
0.81〜1.3モル/リットル水溶液が洗浄液とし
て、またピペラジンがメチルジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、モノメチルエ
タノールアミンなどの溶媒と共に水溶液で洗浄液として
使用される技術が開示されている。
は、第三級アルカノールアミン、モノアルキルアルカノ
ールアミンなどにピペラジンまたはヒドロキシエチルピ
ペラジンなどのピペラジン誘導体を促進剤として加えた
CO2 吸収剤が開示されている。
びCO2 を含む高温の燃焼排ガス中から気液接触により
CO2 の吸収・除去を続けると、該CO2 や酸素を含む
燃焼排ガスや吸収溶液と接するCO2 の吸収塔、吸収溶
液を加熱してCO2 を遊離させ吸収溶液を再生させる再
生塔、更には途中の配管、熱交換器、ポンプなど金属を
使用している装置の至る所が腐蝕する。そのため、通常
の化学プラントで採用されている素材を用いる装置設計
では、耐用年数が著しく短くなり、実験室的には実施可
能であっても、工業的プロセスとしては到底成立し得な
い。
ガスから、MEAあるいはその類似化合物の水溶液から
なるCO2 吸収溶液を用いてCO2 を吸収する装置の腐
蝕を改善する提案としては、米国特許第4,440,7
31号明細書がある。この提案によれば、前記のような
吸収溶液に少なくとも50ppm以上の二価の銅イオ
ン、さらにはこれにジヒドロキシエチルグリシン、アル
カリ金属の炭酸塩、アルカリ金属もしくはアンモニウム
の過マンガン酸塩、アルカリ金属炭酸塩もしくはアンモ
ニウムのチオシアン酸塩、ニッケルもしくはビスマスの
酸化物などが併せて添加される。この方法によれば、高
酸素濃度の燃焼ガスを処理する際にも、吸収剤のMEA
などの分解が抑えられると記載されている。しかし、こ
の米国特許の実施例では、アミン化合物としてMEAの
水溶液を用いた試験例のみが記載され、より詳しくはリ
フラックスしている30%MEA水溶液に30ポンドの
CO2 及び15ポンドの酸素を供給し、温度130℃で
種々の腐蝕防止剤の存在下で軟鋼試験片(MILD STEEL C
OUPONS)に対する腐蝕促進試験を行っている。その結
果、腐蝕防止剤を添加しない場合の腐蝕量40〜52mi
l/y(mpy)に対し、200ppmの炭酸銅〔CuCO
3 ・Cu(OH)2 ・H 2 O、CuCO3 量は56%〕
を加えることにより、0.9〜1.2mpyまで腐蝕が
抑えられると記載されている。
対しては、炭素鋼よりもステンレス鋼の方が優れている
のは当然であり、ステンレス鋼を装置の素材として用い
ることも考えられる。しかしステンレス鋼を用いた装置
は炭素鋼に較べて建設費が数倍もかかるため、できるだ
け炭素鋼に対し腐蝕性の小さいCO2 吸収剤が求められ
る。前記した各種混合ガスからアミン化合物を用いて酸
性ガスを分離する従来技術には、炭素鋼を部材に使用し
た装置により、大気圧下で酸素とCO2 を含む燃焼ガス
から、装置の腐食を防止してCO2 を吸収する技術につ
いては、何ら開示していない。前記の米国特許第4,4
40,731号明細書に開示される吸収剤を用い、腐蝕
を防ぎながら燃焼排ガス中のCO2 吸収を行なう方法は
かなり有効ではあるものの、装置の耐用年数をさらに長
期にできるように、腐蝕の点で一層の改善が要望され
る。またこの炭素鋼に対し腐蝕性の小さいCO2 吸収剤
としては、燃焼排ガスのような低CO2 分圧下で、CO
2 の吸収性能、すなわち所定濃度の吸収剤水溶液の所定
量当たりのCO2 の吸収量が多いこと、所定濃度の吸収
剤水溶液の単位吸収剤モル当たりのCO2 吸収量が多い
こと、所定濃度におけるCO2 吸収速度が大きいこと、
さらにはCO2 吸収後の吸収剤水溶液の再生に要するエ
ネルギーが小さいことが望まれることは言うまでもな
い。
鑑み、炭素鋼に対する腐蝕性の小さいCO2 吸収剤で、
かつCO2 吸収性能に優れるものを鋭意検討したとこ
ろ、酸素を含有する燃焼排ガス中のCO2 吸収の条件下
で、ヒンダードアミン水溶液が炭素鋼に対し極めて腐食
性の小さいものであり、かつ吸収性能においても従来の
MEA水溶液に比べ優れていることを見いだし、本発明
を完成させることができた。また、前記米国特許第4,
440,731号で用いられている炭酸銅を前記ヒンダ
ードアミン水溶液に添加すると、その炭素鋼に対する腐
食性がさらに改善されることを見いだした。すなわち、
本発明は大気圧下において、酸素と二酸化炭素を含む燃
焼排ガスと二酸化炭素吸収溶液とを接触させて燃焼排ガ
ス中の二酸化炭素を二酸化炭素吸収溶液に吸収させ、次
工程で二酸化炭素吸収溶液を加熱して二酸化炭素を遊離
させて二酸化炭素吸収液を再生して循環し再使用するこ
とによる燃焼排ガスから二酸化炭素を除去する方法にお
いて、上記二酸化炭素吸収溶液としてヒンダードアミン
水溶液を用い、かつ該ヒンダードアミン水溶液と接触す
る装置部材に炭素鋼を使用することを特徴とする燃焼排
ガス中の二酸化炭素を除去する方法である。また、本発
明において上記ヒンダードアミンが、(A)分子内にア
ルコール性水酸基と第一アミノ基を有し、該第一アミノ
基は2個の非置換アルキル基を有する第三級炭素原子に
結合したものである化合物、(B)分子内にアルコール
性の水酸基と第二アミノ基を有し、該第二アミノ基が、
結合炭素原子を含めて炭素数2以上の連鎖を有する基に
結合したN原子と炭素数3以下の非置換アルキル基とを
有するものである化合物、及び(C)分子内にアルコー
ル性の水酸基と第三アミノ基を有し、該第三アミノ基に
結合した少なくとも2個以上の基は各々その結合炭素原
子を含めて炭素数2以上の連鎖を有し、さらに該第三ア
ミノ基に結合した基のうち2個は非置換アルキル基であ
る化合物、からなる群から選ばれるアミン化合物(ただ
し、2以上のアミノ基を有するものを除く)であること
が特に好ましい実施態様として挙げられる。さらに本発
明において上記二酸化炭素吸収溶液が炭酸銅を含むこと
は、装置の腐食性改善において特に好ましい。
分子内にアルコール性水酸基を有するものが好ましく、
特に好ましいものとしては前記(A)、(B)、(C)
のアミン化合物(アミノ基2以上のものを除く)から選
ばれるものである。これらのアミン化合物においてアル
コール性水酸基は分子内に1個有することが好ましい。
ミンのうち、(A)分子内にアルコール性水酸基と第一
アミノ基とを有し、該第一アミノ基は2個の非置換アル
キル基を有する第三級炭素原子に結合するものである化
合物において、非置換のアルキル基としては互いに同一
または異なっていても良く、それぞれメチル基、エチル
基またはプロピル基などが例示されるが、双方ともメチ
ル基であることが好ましい。この(A)に属する化合物
としては、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル、3−アミノ−3−メチル−2−ペンタノール、2,
3−ジメチル−3−アミノ−1−ブタノール、2−アミ
ノ−2−エチル−1−ブタノール、2−アミノ−2−メ
チル−3−ペンタノール、2−アミノ−2−メチル−1
−ブタノール、3−アミノ−3−メチル−1−ブタノー
ル、3−アミノ−3−メチル−2−ブタノール、2−ア
ミノ−2,3−ジメチル−3−ブタノール、2−アミノ
−2,3−ジメチル−1−ブタノール、2−アミノ−2
−メチル−1−ペンタノールなどが例示され、好ましく
は2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AM
P)である。
性水酸基と第二アミノ基とを有し、該第二アミノ基は結
合炭素原子を含めて炭素数2以上の連鎖を有する基に結
合したN原子と炭素数3以下の非置換アルキル基とを有
するものである化合物において、結合炭素原子を含めて
炭素数2以上の連鎖としては例えば通常炭素数2〜5の
水酸基置換アルキル基、好ましくは炭素数2〜3の水酸
基置換アルキル基である。この(B)に属する化合物と
しては、2−(エチルアミノ)−エタノール、2−(メ
チルアミノ)エタノール、2−(プロピルアミノ)−エ
タノール、2−(イソプロピルアミノ)−エタノール、
1−(エチルアミノ)−エタノール、1−(メチルアミ
ノ)エタノール、1−(プロピルアミノ)−エタノー
ル、1−(イソプロピルアミノ)−エタノールなどを例
示することができ、中でも2−(エチルアミノ)−エタ
ノール〔EAEと略記〕、2−(メチルアミノ)エタノ
ール〔MAEと略記〕を用いることが好ましい。
ミンのうち、(C)分子内にアルコール性水酸基と第三
アミノ基とを有し、該第三アミノ基に結合した少なくと
も2個以上の基は各々その結合炭素原子を含めて炭素数
2以上の連鎖を有し、さらに該第三アミノ基に結合した
基のうち2個は非置換アルキル基である化合物におい
て、2個の非置換アルキル基としては互いに同一または
異なっていても良く、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基などが挙げられる。このような化合
物としては、2−(ジメチルアミノ)−エタノール、2
−(ジエチルアミノ)−エタノール、2−(エチルメチ
ルアミノ)−エタノール、1−(ジメチルアミノ)−エ
タノール、1−(ジエチルアミノ)−エタノール、1−
(エチルメチルアミノ)−エタノール、2−(ジイソプ
ロピルアミノ)−エタノール、1−(ジエチルアミノ)
−2−プロパノール、3−(ジエチルアミノ)−1−プ
ロパノールなどを例示することができ、中でも2−(ジ
エチルアミノ)−エタノール〔DEAEと略記〕が好ま
しい。
は各々単独で用いられるほか、混合して用いることも可
能である。またCO2 吸収溶液として用いられるヒンダ
ードアミン水溶液の濃度は、ヒンダードアミンの種類に
もよるが、通常25〜65重量%である。
液と接触する装置部材に炭素鋼を使用することが特徴で
ある。本発明に用いる炭素鋼としては炭素含有量が0.
33重量%以下、特に好ましくは0.20重量%以下の
ものである。
炭酸銅〔CuCO3 ・Cu(OH) 2 ・H2 O〕が添加
される。炭酸銅は別名塩基性炭酸銅とも呼ばれるもので
あり、その添加量は二価の銅イオンに換算して好ましく
は500ppm以上、さらに好ましくは100〜300
ppmの範囲である。また、ヒンダードアミン水溶液に
は、必要に応じてヒンダードアミンの劣化防止剤(安定
剤)を加えてもよいが、本発明の方法ではヒンダードア
ミンの劣化は非常に少ないので添加しなくても殆ど差し
支えないと考えられる。
水溶液の温度は通常30〜70℃の範囲である。またC
O2 を吸収したヒンダードアミン水溶液は再生段階で加
熱されるが、加熱温度は通常80〜130℃である。
ガスを供給するためブロアなどを作用させる程度の大気
圧近傍の圧力範囲は含まれるものである。
方法で採用できるプロセスは特に限定されないが、その
一例について図1によって説明する。図1では主要設備
のみ示し、付属設備は省略した。
充填部、3は上記充填部またはトレイ、4は脱CO2 塔
燃焼排ガス供給口、5は脱CO2 燃焼排ガス排出口、6
は吸収液供給口、7はノズル、8は必要に応じて設けら
れる燃焼排ガス冷却器、9はノズル、10は充填部、1
1は加湿冷却水循環ポンプ、12は補給水供給ライン、
13はCO2 を吸収した吸収液排出ポンプ、14は熱交
換器、15は吸収液再生(以下、「再生」とも略称)
塔、16はノズル、17は下部充填部、18は再生加熱
器(リボイラー)、19は上部充填部、20は還流水ポ
ンプ、21はCO 2 分離器、22は回収CO2 排出ライ
ン、23は再生塔還流冷却器、24はノズル、25は再
生塔還流水供給ライン、26は燃焼排ガス供給ブロア、
27は冷却器、28は再生塔還流水供給口、である。
給ブロア26により燃焼排ガス冷却器8に押込められ、
ノズル9からの加湿冷却水と充填部10で接触し、加湿
冷却され、脱CO2 塔燃焼排ガス供給口4を通って脱C
O2 塔1へ導かれる。燃焼排ガスと接触した加湿冷却水
は燃焼排ガス冷却器8の下部に溜り、ポンプ11により
ノズル9へ循環使用される。加湿冷却水は燃焼排ガスを
加湿冷却することにより徐々に失われるので、補給水供
給ライン12により補充される。燃焼排ガスを加湿冷却
の状態より、さらに冷却する場合は、加湿冷却水循環ポ
ンプ11とノズル9との間に熱交換器を置き、加湿冷却
水を冷却して燃焼排ガス冷却器8に供給することにより
可能となる。
はノズル7から供給される一定濃度の吸収液と充填部2
で向流接触させられ、燃焼排ガス中のCO2 は吸収液に
より吸収除去され、脱CO2 燃焼排ガスは上部充填部3
へと向う。脱CO2 塔1に供給される吸収液はCO2 を
吸収し、その吸収による反応熱のため、通常供給口6に
おける温度よりも高温となり、CO2 を吸収した吸収液
排出ポンプ13により熱交換器14に送られ、加熱さ
れ、吸収液再生塔5へ導かれる。再生された吸収液の温
度調節は熱交換器14あるいは必要に応じて熱交換器1
4と吸収液供給口6の間に設けられる冷却器27により
行うことができる。
熱により下部充填部17で吸収液が再生され、熱交換器
14により冷却され脱CO2 塔1へ戻される。吸収液再
生塔15の上部において、吸収液から分離されたCO2
はノズル24より供給される還流水と上部充填部19で
接触し、再生塔還流冷却器23により冷却され、CO 2
分離器21にてCO2 に同伴した水蒸気が凝縮した還流
水と分離され、回収CO2 排出ライン22よりCO2 回
収工程へ導かれる。還流水の一部は還流水ポンプ20
で、再生塔15へ還流され、一部は再生塔還流水供給ラ
イン25を経て脱CO2 塔1の再生塔還流水供給口28
に供給される。この再生塔還流水には微量の吸収液が含
まれているので、脱CO2 塔1の上部充填部3で排ガス
と接触し、排ガス中に含まれる微量のCO2 の除去に貢
献する。以上で説明した装置において、吸収溶液と接触
する部分の材質として炭素鋼を用いる。
る。 (実施例1〜8、比較例1)炭素鋼(SS41)の試験
片(表面積約1.87inch2 、重量7.5g)をJIS
R6252に規定する No.120、 No.240、 No.
400の研磨紙をこの順に用いて磨き、その後アセトン
で洗浄し、真空乾燥し、重量を測定した。次いでこの試
験片を予めCO2 を飽和させたヒンダードアミンの30
重量%水溶液700mlを満たしたガラス試験器に移
し、これを大気中で2リットルのステンレス製加圧容器
内に設置、密封した。このステンレス製加圧容器を高温
乾燥器内で、温度130℃、48時間静置後、試験片を
取り出し、洗浄し、真空乾燥後重量測定した。なお、試
験は同じヒンダードアミンについて二度繰り返した。そ
の結果を表1に示す。なお、表中、「炭酸銅入り」とあ
るのは、吸収液中に二価の銅イオンに換算して200p
pmの炭酸銅を含むことを表す。また、比較のためにM
EAの30重量%水溶液を用いて同様に試験した結果も
表1に示す。腐食度〔mpy:mil(=1/1000
inch) per year〕は腐食による重量減少
と表面積から計算される。
置したガラス製容器(フラスコ)にヒンダードアミンの
30重量%水溶液50mlを入れ、温度40℃で撹拌
下、試験ガスを大気圧1リットル/分の流速で通した。
試験ガスはCO2 10モル%、O2 3モル%、N2 87
モル%の組成を有する40℃のモデル燃焼排ガスを用い
た。試験ガスを通し続け、出入りガスのCO2 濃度が等
しくなった時点で、吸収溶液に含まれるCO2 をCO2
分析計(全有機炭素計)を用いて測定し、CO2 飽和吸
収量を求めた。同様の試験を温度60℃、80℃で行っ
た。また比較のためMEA水溶液を用いて同様に行っ
た。
果)及び図2に示す。表2のは参考比較例、〜は
参考実施例である。また図2の縦軸の単位はNm3 CO
2 /Nm3 水溶液であり、横軸は温度(℃)を示す。
通気時間との関係グラフから、通気開始時における接線
傾きを求め、吸収溶液のCO2 初期吸収速度を同濃度の
MEA水溶液との比で求めた。この結果も表2に示し
た。
ヒンダードアミン水溶液(吸収溶液)の初期吸収速度は
DEAEを除き予期した程低くなく、MEAと同等また
はやや小さい程度である。吸収速度は吸収促進剤の添加
により向上できる可能性がある。一方、ヒンダードアミ
ン単位モル当たりのCO2 吸収量はいずれもMEAより
も多い。なお、単位吸収溶液当たりの吸収量はヒンダー
ドアミンの種類にもよるが、MAEやAMPはMEAよ
りもやや小さい程度である。
アミンを用いた場合は、MEAの場合に比較して、吸収
溶液の温度の上昇によるCO2 の吸収量の減少が大きく
なっていることがわかる。これは吸収溶液の再生におい
て、MEAを用いる場合よりも熱エネルギーを節約でき
ることを示している。
り、酸素とCO2 を含む燃焼排ガスよりCO2 を吸収、
除去する際、ヒンダードアミン水溶液を吸収溶液として
用いることにより、MEA水溶液に炭酸銅を添加する従
来技術の場合よりも炭素鋼に対する腐食性が小さい。ま
たヒンダードアミンに炭酸銅を添加して用いることによ
り、炭素鋼に対する腐食性はさらに小さくなる。同時に
吸収剤としてヒンダードアミンを用いることにより、M
EAを用いる場合よりもCO2 の吸収性能も向上する。
本発明によりステンレスよりも低コストの炭素鋼を部材
とする装置が使用できるようになり、またMEAよりも
再生エネルギーが少なくて済む吸収液を使用するので、
燃焼排ガス中のCO2 吸収を工業的プロセスとして行う
ことが可能となった。
縦軸)と温度(℃、横軸)の関係を示す図表。
炭酸銅[CuCO3 ・Cu(OH) 2 ・H2O]が添加
される。炭酸銅は別名塩基性炭酸銅とも呼ばれるもので
あり、その添加量は二価の銅イオンに換算して好ましく
は50ppm以上、さらに好ましくは100〜300p
pmの範囲である。また、ヒンダードアミン水溶液に
は、必要に応じてヒンダードアミンの劣化防止剤(安定
剤)を加えてもよいが、本発明の方法ではヒンダードア
ミンの劣化は非常に少ないので添加しなくても殆ど差し
支えないと考えられる。
Claims (3)
- 【請求項1】 大気圧下において、酸素と二酸化炭素を
含む燃焼排ガスと二酸化炭素吸収溶液とを接触させて燃
焼排ガス中の二酸化炭素を二酸化炭素吸収溶液に吸収さ
せ、次工程で二酸化炭素吸収溶液を加熱して二酸化炭素
を遊離させて二酸化炭素吸収液を再生して循環し再使用
することによる燃焼排ガスから二酸化炭素を除去する方
法において、上記二酸化炭素吸収溶液としてヒンダード
アミン水溶液を用い、かつ該ヒンダードアミン水溶液と
接触する装置部材に炭素鋼を使用することを特徴とする
燃焼排ガス中の二酸化炭素を除去する方法。 - 【請求項2】 上記ヒンダードアミンが、(A)分子内
にアルコール性水酸基と第一アミノ基を有し、該第一ア
ミノ基は2個の非置換アルキル基を有する第三級炭素原
子に結合したものである化合物、(B)分子内にアルコ
ール性の水酸基と第二アミノ基を有し、該第二アミノ基
が、結合炭素原子を含めて炭素数2以上の連鎖を有する
基に結合したN原子と炭素数3以下の非置換アルキル基
とを有するものである化合物、及び(C)分子内にアル
コール性の水酸基と第三アミノ基を有し、該第三アミノ
基に結合した少なくとも2個以上の基は各々その結合炭
素原子を含めて炭素数2以上の連鎖を有し、さらに該第
三アミノ基に結合した基のうち2個は非置換アルキル基
である化合物、からなる群から選ばれるアミン化合物
(ただし、2以上のアミノ基を有するものを除く)であ
ることを特徴とする請求項1記載の燃焼排ガス中の二酸
化炭素を除去する方法。 - 【請求項3】 上記二酸化炭素吸収溶液が炭酸銅を含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の燃焼排ガ
ス中の二酸化炭素を除去する方法。
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