JPH06895A - タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置 - Google Patents
タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置Info
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- JPH06895A JPH06895A JP4158216A JP15821692A JPH06895A JP H06895 A JPH06895 A JP H06895A JP 4158216 A JP4158216 A JP 4158216A JP 15821692 A JP15821692 A JP 15821692A JP H06895 A JPH06895 A JP H06895A
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- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 16
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title abstract description 18
- 239000011324 bead Substances 0.000 claims abstract description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 6
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 15
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 abstract description 3
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 簡単な機構により位置段取り替えを容易に行
え、その作業の短縮化を図ることが出来るタイヤ成形機
におけるタイヤ構成材料の折り返し装置を提供する。 【構成】 インナーケース5の外側に、筒状に形成され
たアウターケース8が配設され、このアウターケースの
外周面に筒状に形成されたプッシャーリング12が摺動
可能に嵌合してある。アウターケースの後端側に取付け
た支持部材13には、アウターケースをドラム軸2側に
進退させる進退シリンダー14と、その周囲に、ドラム
軸2と平行に複数本の中空筒状のガイドロッド15とを
取付け、プッシャーリング12の後端側に設けた支持プ
レート16には、ガイドロッド内を貫通するプッシュロ
ッド17を介してプッシャーシリンダー18を設けてあ
る。インナーケースとアウターケースとには、ドラム軸
2方向に相対的に一定距離ずれた際に当接するリング状
のストッパ19,20a,20bが、少なくともインナ
ーケースに1個、アウターケースに、2個設けてある。
え、その作業の短縮化を図ることが出来るタイヤ成形機
におけるタイヤ構成材料の折り返し装置を提供する。 【構成】 インナーケース5の外側に、筒状に形成され
たアウターケース8が配設され、このアウターケースの
外周面に筒状に形成されたプッシャーリング12が摺動
可能に嵌合してある。アウターケースの後端側に取付け
た支持部材13には、アウターケースをドラム軸2側に
進退させる進退シリンダー14と、その周囲に、ドラム
軸2と平行に複数本の中空筒状のガイドロッド15とを
取付け、プッシャーリング12の後端側に設けた支持プ
レート16には、ガイドロッド内を貫通するプッシュロ
ッド17を介してプッシャーシリンダー18を設けてあ
る。インナーケースとアウターケースとには、ドラム軸
2方向に相対的に一定距離ずれた際に当接するリング状
のストッパ19,20a,20bが、少なくともインナ
ーケースに1個、アウターケースに、2個設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ成形機におけ
るタイヤ構成材料の折り返し装置に係わり、更に詳しく
は構成が簡単で、段取り替え時間を短縮化することが出
来るタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装
置に関するものである。
るタイヤ構成材料の折り返し装置に係わり、更に詳しく
は構成が簡単で、段取り替え時間を短縮化することが出
来るタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多品種少量生産の傾向が益々強な
る傾向になっているタイヤ製造業界において、タイヤ成
形機も段取り替えの簡略化、段取り替え時間の短縮化が
求められてきている。ところで、従来のタイヤ成形機、
特に2ステップタイヤ成形機の第1段階成形機には、通
常カーカスをタイヤ成形ドラムに巻付けた後、ビードと
組合せ、更にカーカスの両端部を折り返す機構、即ち、
タイヤ構成材料の折り返し装置(プライロック装置)が
設けられている。
る傾向になっているタイヤ製造業界において、タイヤ成
形機も段取り替えの簡略化、段取り替え時間の短縮化が
求められてきている。ところで、従来のタイヤ成形機、
特に2ステップタイヤ成形機の第1段階成形機には、通
常カーカスをタイヤ成形ドラムに巻付けた後、ビードと
組合せ、更にカーカスの両端部を折り返す機構、即ち、
タイヤ構成材料の折り返し装置(プライロック装置)が
設けられている。
【0003】このタイヤ構成材料の折り返し装置は、ビ
ードリング、ターンナップブラダー、そしてプッシャー
リング等から構成されており、これらはドラム幅の段取
り替えに伴ってドラム軸方向の位置変更(スライドスト
ロークの変更)が必要となる。
ードリング、ターンナップブラダー、そしてプッシャー
リング等から構成されており、これらはドラム幅の段取
り替えに伴ってドラム軸方向の位置変更(スライドスト
ロークの変更)が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、これら
の全てに位置段取り替え機能を持たせると装置が複雑に
なり、段取り替え作業も時間がかかるものとなる。ま
た、自動段取り替え化する方法もあるが、これは装置を
更に複雑にするばかりでなく、高価なものとなってしま
う問題があった。
の全てに位置段取り替え機能を持たせると装置が複雑に
なり、段取り替え作業も時間がかかるものとなる。ま
た、自動段取り替え化する方法もあるが、これは装置を
更に複雑にするばかりでなく、高価なものとなってしま
う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、簡単な機構により位置段取り替えを
容易に行うことが出来ると共に、段取り替え作業の短縮
化を図ることが出来、更に安価に製作することが出来る
タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置を
提供することを目的とするものである。
案出されたもので、簡単な機構により位置段取り替えを
容易に行うことが出来ると共に、段取り替え作業の短縮
化を図ることが出来、更に安価に製作することが出来る
タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、拡縮可能なタイヤ成形ドラムの両側に、ド
ラム軸と平行に進退可能なターンナップブラダー及びそ
の支持部材から成るインナーケースと、ビードリング及
びその支持部材から成るアウターケースと、プッシャー
リングとを配設し、前記タイヤ成形ドラムの両側近傍
に、前記インナーケースを当接させて、タイヤ成形ドラ
ムへの最接近位置に位置決めを行う交換可能なストッパ
を設けて成るタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折
り返し装置であって、インナーケースは、シリンダーを
介してタイヤ成形ドラム側に進退可能に配設し、このイ
ンナーケースの外側に、筒状に形成されたアウターケー
スを配設し、このアウターケースの外周面に筒状に形成
されたプッシャーリングを摺動可能に嵌合し、前記アウ
ターケースの後端側に取付けた支持部材に、アウターケ
ースをドラム軸と平行に進退させる進退シリンダーと、
その周囲に、前記支持部材を貫通したプッシュロッドを
介してドラム軸と平行にプッシャーリングを進退させる
シリンダーを設け、前記インナーケースとアウターケー
スとが、ドラム軸方向に相対的に一定距離ずれた際に当
接するリング状のストッパを、少なくともインナーケー
スに1個,アウターケースに2個設けたことを要旨とす
るものである。
成するため、拡縮可能なタイヤ成形ドラムの両側に、ド
ラム軸と平行に進退可能なターンナップブラダー及びそ
の支持部材から成るインナーケースと、ビードリング及
びその支持部材から成るアウターケースと、プッシャー
リングとを配設し、前記タイヤ成形ドラムの両側近傍
に、前記インナーケースを当接させて、タイヤ成形ドラ
ムへの最接近位置に位置決めを行う交換可能なストッパ
を設けて成るタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折
り返し装置であって、インナーケースは、シリンダーを
介してタイヤ成形ドラム側に進退可能に配設し、このイ
ンナーケースの外側に、筒状に形成されたアウターケー
スを配設し、このアウターケースの外周面に筒状に形成
されたプッシャーリングを摺動可能に嵌合し、前記アウ
ターケースの後端側に取付けた支持部材に、アウターケ
ースをドラム軸と平行に進退させる進退シリンダーと、
その周囲に、前記支持部材を貫通したプッシュロッドを
介してドラム軸と平行にプッシャーリングを進退させる
シリンダーを設け、前記インナーケースとアウターケー
スとが、ドラム軸方向に相対的に一定距離ずれた際に当
接するリング状のストッパを、少なくともインナーケー
スに1個,アウターケースに2個設けたことを要旨とす
るものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、タイ
ヤ成形ドラムのドラム幅の段取り替えに伴い、成形ドラ
ムの両側のスペーサを交換するだけで、インナーケー
ス,アウターケース,プッシャーリングのスライドスト
ロークが変更されるため、従来のような特別な位置決め
機構が不要となり、かつ段取り替え時間も短縮化するこ
とが出来るものである。
ヤ成形ドラムのドラム幅の段取り替えに伴い、成形ドラ
ムの両側のスペーサを交換するだけで、インナーケー
ス,アウターケース,プッシャーリングのスライドスト
ロークが変更されるため、従来のような特別な位置決め
機構が不要となり、かつ段取り替え時間も短縮化するこ
とが出来るものである。
【0008】また、プッシャーリングはアウターケース
に支持され、アウターケースを支持するガイドロッドの
一端に取付けたシリンダーと、ガイドロッド内を貫通し
たプッシュロッドにより進退させるので、進退機構をコ
ンパクトにでき、主軸もより短くでき、構成を簡略化す
ることが出来るものである。
に支持され、アウターケースを支持するガイドロッドの
一端に取付けたシリンダーと、ガイドロッド内を貫通し
たプッシュロッドにより進退させるので、進退機構をコ
ンパクトにでき、主軸もより短くでき、構成を簡略化す
ることが出来るものである。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したタイヤ
成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置の概略断
面図を示し、XーX線上半断面図は、タイヤ成形ドラム
1が狭い場合の作動状態を示す断面図、XーX線下半断
面図は、アウターケース及びインナーケースが待機位置
にある状態を示す断面図を示し、前記タイヤ成形ドラム
1は、回転駆動可能なドラム軸2に拡縮可能で、かつ交
換可能に取付けられている。前記タイヤ成形ドラム1の
両側には、ドラム軸2と平行に進退可能なターンナップ
ブラダー3及びその支持部材4から成るインナーケース
5と、ビードリング6及びその支持部材7から成るアウ
ターケース8と、プッシャーリング12とを配設してあ
る。
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したタイヤ
成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置の概略断
面図を示し、XーX線上半断面図は、タイヤ成形ドラム
1が狭い場合の作動状態を示す断面図、XーX線下半断
面図は、アウターケース及びインナーケースが待機位置
にある状態を示す断面図を示し、前記タイヤ成形ドラム
1は、回転駆動可能なドラム軸2に拡縮可能で、かつ交
換可能に取付けられている。前記タイヤ成形ドラム1の
両側には、ドラム軸2と平行に進退可能なターンナップ
ブラダー3及びその支持部材4から成るインナーケース
5と、ビードリング6及びその支持部材7から成るアウ
ターケース8と、プッシャーリング12とを配設してあ
る。
【0010】前記タイヤ成形ドラム1の両側近傍には、
前記インナーケース5を当接させて、タイヤ成形ドラム
1への最接近位置に位置決めを行う交換可能なストッパ
10が設けてあり、インナーケース5は、図2に示すよ
うに、シリンダー11を介してタイヤ成形ドラム1側に
進退可能に構成されている。前記インナーケース5の外
側には、前記筒状に形成されたアウターケース8が配設
してあり、このアウターケース8の外周面に筒状に形成
されたプッシャーリング12が摺動可能に嵌合してあ
る。前記アウターケース8の後端側に取付けた支持部材
13には、アウターケース8をドラム軸2側に進退させ
る進退シリンダー14と、その周囲に、ドラム軸2と平
行に複数本の中空筒状のガイドロッド15とを取付け、
前記プッシャーリング12の後端側に設けた支持プレー
ト16には、前記ガイドロッド15内を貫通するプッシ
ュロッド17を介してプッシャーシリンダー18を設け
てある。
前記インナーケース5を当接させて、タイヤ成形ドラム
1への最接近位置に位置決めを行う交換可能なストッパ
10が設けてあり、インナーケース5は、図2に示すよ
うに、シリンダー11を介してタイヤ成形ドラム1側に
進退可能に構成されている。前記インナーケース5の外
側には、前記筒状に形成されたアウターケース8が配設
してあり、このアウターケース8の外周面に筒状に形成
されたプッシャーリング12が摺動可能に嵌合してあ
る。前記アウターケース8の後端側に取付けた支持部材
13には、アウターケース8をドラム軸2側に進退させ
る進退シリンダー14と、その周囲に、ドラム軸2と平
行に複数本の中空筒状のガイドロッド15とを取付け、
前記プッシャーリング12の後端側に設けた支持プレー
ト16には、前記ガイドロッド15内を貫通するプッシ
ュロッド17を介してプッシャーシリンダー18を設け
てある。
【0011】前記インナーケース5とアウターケース8
とには、ドラム軸2方向に相対的に一定距離ずれた際に
当接するリング状のストッパ19,20a,20bが設
けてあり、このストッパ19,20a,20bは、少な
くともインナーケース5に1個設け、アウターケース8
には、2個設けてある。なお、上記の構成は、タイヤ成
形ドラム1の片側のみについして図示し、その説明をし
たが、全く同様な構成の折り返し装置が、反対側につい
ても設置されているものである。
とには、ドラム軸2方向に相対的に一定距離ずれた際に
当接するリング状のストッパ19,20a,20bが設
けてあり、このストッパ19,20a,20bは、少な
くともインナーケース5に1個設け、アウターケース8
には、2個設けてある。なお、上記の構成は、タイヤ成
形ドラム1の片側のみについして図示し、その説明をし
たが、全く同様な構成の折り返し装置が、反対側につい
ても設置されているものである。
【0012】次に、上記のような構成から成るタイヤ成
形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置の作動につ
いて説明する。図1のXーX線上半断面図において、タ
イヤ成形ドラム1のドラム幅が狭い場合には、幅の狭い
リング状のストッパ10aを使用し、またタイヤ成形ド
ラム1のドラム幅が広い場合には、図1のXーX線下半
断面図に示すように、幅の広いリング状のストッパ10
bを使用する。
形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置の作動につ
いて説明する。図1のXーX線上半断面図において、タ
イヤ成形ドラム1のドラム幅が狭い場合には、幅の狭い
リング状のストッパ10aを使用し、またタイヤ成形ド
ラム1のドラム幅が広い場合には、図1のXーX線下半
断面図に示すように、幅の広いリング状のストッパ10
bを使用する。
【0013】まずタイヤ成形ドラム1のドラム幅が狭い
場合の折り返し装置の作動について説明すると、幅の狭
いリング状のストッパ10aをタイヤ成形ドラム1の両
側に設置し、タイヤ成形ドラム1の外周面には図示しな
いカーカス等のタイヤ構成材料を貼付け、タイヤ成形ド
ラム1を拡径させた状態にする。この状態で、図2に示
すように、シリンダー11を介してインナーケース5を
ストッパ10aに当接するまで移動させて最接近位置に
位置決めを行う。次に、前記タイヤ成形ドラム1に貼付
けたタイヤ構成材料の側面にビードWを打ち込む場合、
アウターケース8の先端にビードWを装着した状態、即
ち、アウターケース8の先端に設けたビードリング6に
ビードWを吸着させた状態で進退シリンダー14を伸張
作動させ、アウターケース8の後端側に取付けた支持部
材13に設けたストッパ20bがインナーケース5のリ
ング状のストッパ19の後端面に当接するまで移動させ
てビードWをタイヤ構成材料の側面に打ち込む。
場合の折り返し装置の作動について説明すると、幅の狭
いリング状のストッパ10aをタイヤ成形ドラム1の両
側に設置し、タイヤ成形ドラム1の外周面には図示しな
いカーカス等のタイヤ構成材料を貼付け、タイヤ成形ド
ラム1を拡径させた状態にする。この状態で、図2に示
すように、シリンダー11を介してインナーケース5を
ストッパ10aに当接するまで移動させて最接近位置に
位置決めを行う。次に、前記タイヤ成形ドラム1に貼付
けたタイヤ構成材料の側面にビードWを打ち込む場合、
アウターケース8の先端にビードWを装着した状態、即
ち、アウターケース8の先端に設けたビードリング6に
ビードWを吸着させた状態で進退シリンダー14を伸張
作動させ、アウターケース8の後端側に取付けた支持部
材13に設けたストッパ20bがインナーケース5のリ
ング状のストッパ19の後端面に当接するまで移動させ
てビードWをタイヤ構成材料の側面に打ち込む。
【0014】この時、インナーケース5のストッパ19
とアウターケース8の後端側に取付けたストッパ20b
との距離Laと、アウターケース8の先端とタイヤ成形
ドラム1のビード打ち込む側面までとの距離Lbとは、
予め同一の距離となるように設定されており、従って、
アウターケース8がストロークしてストッパ20bがイ
ンナーケース5のリング状のストッパ19に当接した時
には、丁度ビードWが打ち込まれる位置となるものであ
る。
とアウターケース8の後端側に取付けたストッパ20b
との距離Laと、アウターケース8の先端とタイヤ成形
ドラム1のビード打ち込む側面までとの距離Lbとは、
予め同一の距離となるように設定されており、従って、
アウターケース8がストロークしてストッパ20bがイ
ンナーケース5のリング状のストッパ19に当接した時
には、丁度ビードWが打ち込まれる位置となるものであ
る。
【0015】また、アウターケース8がストロークした
時には、その外周に配設されたプッシャーリング12も
支持部材13の端面に当接して一緒にタイヤ成形ドラム
1側の二点鎖線の位置(図1参照)まで移動する。その
後、アウターケース8のみを元の位置まで後退させ、プ
ッシャーリング12はアウターケース8が移動した最先
端位置で待機する。即ち、アウターケース8を進退シリ
ンダー14を介して後退移動させ、アウターケース8の
中央内面側に取付けたストッパ20aがインナーケース
5のストッパ19の先端面に当接する位置まで移動させ
て停止させ、位置決めを行うものである。
時には、その外周に配設されたプッシャーリング12も
支持部材13の端面に当接して一緒にタイヤ成形ドラム
1側の二点鎖線の位置(図1参照)まで移動する。その
後、アウターケース8のみを元の位置まで後退させ、プ
ッシャーリング12はアウターケース8が移動した最先
端位置で待機する。即ち、アウターケース8を進退シリ
ンダー14を介して後退移動させ、アウターケース8の
中央内面側に取付けたストッパ20aがインナーケース
5のストッパ19の先端面に当接する位置まで移動させ
て停止させ、位置決めを行うものである。
【0016】また、上述のように、プッシャーリング1
2を所定の位置まで突出させておくのは、ビードWの廻
りにコードをきつく巻付けるためである。このような状
態でターンナップブラダー3に図示しない圧力供給源か
ら圧縮空気を供給して膨張させると、ターンナップブラ
ダー3はプッシャーリング12にガイドされながらタイ
ヤ成形ドラム1上に膨出し、この時ビードWをタイヤ成
形ドラム1上に押し倒し、更にこの状態でプッシャーリ
ング12をプッシャーシリンダー18によりタイヤ成形
ドラム1上の二点鎖線の位置まで移動させると、ビード
Wは、ターンナップブラダー3によってタイヤ成形ドラ
ム1上に巻付けるように押さえ込む。
2を所定の位置まで突出させておくのは、ビードWの廻
りにコードをきつく巻付けるためである。このような状
態でターンナップブラダー3に図示しない圧力供給源か
ら圧縮空気を供給して膨張させると、ターンナップブラ
ダー3はプッシャーリング12にガイドされながらタイ
ヤ成形ドラム1上に膨出し、この時ビードWをタイヤ成
形ドラム1上に押し倒し、更にこの状態でプッシャーリ
ング12をプッシャーシリンダー18によりタイヤ成形
ドラム1上の二点鎖線の位置まで移動させると、ビード
Wは、ターンナップブラダー3によってタイヤ成形ドラ
ム1上に巻付けるように押さえ込む。
【0017】以上のように、インナーケース5と、アウ
ターケース8及びプッシャーリング12の前後移動位置
の位置決めを、インナーケース5に設けた一つのストッ
パ19と、アウターケース8に設けた2個のストッパ2
0a,20bと、更にアウターケース8を前後移動させ
る大小2通りのストロークを有する進退シリンダー14
及びプッシャーリング12を前後に移動させるプッシャ
ーシリンダー18のストローク制御により行うので、イ
ンナーケース5とアウターケース8とがドラム軸2の方
向に、相対的に一定距離ずれると前記ストッパ19,2
0a,20bのいずれかが当接して位置決めが行われ、
従って、特に複雑な機構を必要とぜずに、相互の位置決
めを簡単に、しかも容易に行うことが出来るものであ
る。
ターケース8及びプッシャーリング12の前後移動位置
の位置決めを、インナーケース5に設けた一つのストッ
パ19と、アウターケース8に設けた2個のストッパ2
0a,20bと、更にアウターケース8を前後移動させ
る大小2通りのストロークを有する進退シリンダー14
及びプッシャーリング12を前後に移動させるプッシャ
ーシリンダー18のストローク制御により行うので、イ
ンナーケース5とアウターケース8とがドラム軸2の方
向に、相対的に一定距離ずれると前記ストッパ19,2
0a,20bのいずれかが当接して位置決めが行われ、
従って、特に複雑な機構を必要とぜずに、相互の位置決
めを簡単に、しかも容易に行うことが出来るものであ
る。
【0018】また、図1のXーX線上半断面図に示すタ
イヤ成形ドラム1のドラム幅が狭いものから、図1のX
ーX線下半断面図に示すように、タイヤ成形ドラム1の
ドラム幅が広い場合に段取り替えを行う場合には、タイ
ヤ成形ドラム1の両側に幅の広いリング状のストッパ1
0bを使用する。この場合、ストッパ10bの取付け時
にインナーケース5が邪魔になるので、図1のXーX線
下半断面図に示すようにインナーケース5を、タイヤ成
形ドラム1に対して後方に移動させておく。
イヤ成形ドラム1のドラム幅が狭いものから、図1のX
ーX線下半断面図に示すように、タイヤ成形ドラム1の
ドラム幅が広い場合に段取り替えを行う場合には、タイ
ヤ成形ドラム1の両側に幅の広いリング状のストッパ1
0bを使用する。この場合、ストッパ10bの取付け時
にインナーケース5が邪魔になるので、図1のXーX線
下半断面図に示すようにインナーケース5を、タイヤ成
形ドラム1に対して後方に移動させておく。
【0019】そして、このインナーケース5に設けたス
トッパ19に、アウターケース8の中央内面側に取付け
たストッパ20aが当接する位置まで後退させて位置決
めを行い、待機させる。この状態から、タイヤ構成材料
の折り返し装置の作動は、上記のタイヤ成形ドラム1の
ドラム幅が狭い場合の折り返し装置の作動と全く同様な
ので、同一符号を付して説明は省略する。
トッパ19に、アウターケース8の中央内面側に取付け
たストッパ20aが当接する位置まで後退させて位置決
めを行い、待機させる。この状態から、タイヤ構成材料
の折り返し装置の作動は、上記のタイヤ成形ドラム1の
ドラム幅が狭い場合の折り返し装置の作動と全く同様な
ので、同一符号を付して説明は省略する。
【0020】なお、ストッパ19,20a,20bは、
インナーケース5に1個,アウターケース8に2個設け
たが、これに限定されず、ストッパの数を増やすことに
より位置決めの位置を更に多段的にすることが出来、こ
れにより幅の異なるタイヤ成形ドラム1の変更や段取り
替えも容易に行うことが出来るものである。
インナーケース5に1個,アウターケース8に2個設け
たが、これに限定されず、ストッパの数を増やすことに
より位置決めの位置を更に多段的にすることが出来、こ
れにより幅の異なるタイヤ成形ドラム1の変更や段取り
替えも容易に行うことが出来るものである。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上記のようにタイヤ成形ド
ラムのドラム幅の段取り替えに伴い、成形ドラムの両側
のスペーサを交換するだけで、インナーケース,アウタ
ーケース,プッシャーリングのスライドストロークが変
更されるため、従来のような特別な位置決め機構が不要
となり、かつ段取り替え時間も短縮化することが出来る
効果がある。
ラムのドラム幅の段取り替えに伴い、成形ドラムの両側
のスペーサを交換するだけで、インナーケース,アウタ
ーケース,プッシャーリングのスライドストロークが変
更されるため、従来のような特別な位置決め機構が不要
となり、かつ段取り替え時間も短縮化することが出来る
効果がある。
【0022】また、プッシャーリングはアウターケース
に支持され、アウターケースを支持するガイドロッドの
一端に取付けたシリンダーと、ガイドロッド内を貫通し
たプッシュロッドにより進退させるので、進退機構をコ
ンパクトにでき、主軸もより短くでき、構成を簡略化す
ることが出来る効果がある。
に支持され、アウターケースを支持するガイドロッドの
一端に取付けたシリンダーと、ガイドロッド内を貫通し
たプッシュロッドにより進退させるので、進退機構をコ
ンパクトにでき、主軸もより短くでき、構成を簡略化す
ることが出来る効果がある。
【図1】この発明を実施したタイヤ成形機におけるタイ
ヤ構成材料の折り返し装置の概略断面図を示し、XーX
線上半断面図は、タイヤ成形ドラムが狭い場合の作動状
態を示す断面図、XーX線下半断面図は、アウターケー
ス及びインナーケースが待機位置にある状態を示す断面
図である。
ヤ構成材料の折り返し装置の概略断面図を示し、XーX
線上半断面図は、タイヤ成形ドラムが狭い場合の作動状
態を示す断面図、XーX線下半断面図は、アウターケー
ス及びインナーケースが待機位置にある状態を示す断面
図である。
【図2】インナーケースと、アウターケースとプッシャ
ーリングとの各シリンダーの位置関係を示す平面図であ
る。
ーリングとの各シリンダーの位置関係を示す平面図であ
る。
1 タイヤ成形ドラム 2 ドラム軸 3 ターンナップブラダー 4 支持部材 5 インナーケース 6 ビードリン
グ 7 支持部材 8 アウターケ
ース 9 プッシャーリング 10 ストッパ 11 シリンダー 12 プッシャ
ーリング 13 支持部材 14 進退シリ
ンダー 15 ガイドロッド 16 支持プレ
ート 17 プッシュロッド 18 プッシャ
ーシリンダー 19 ストッパ 20a,20b ストッ
パ
グ 7 支持部材 8 アウターケ
ース 9 プッシャーリング 10 ストッパ 11 シリンダー 12 プッシャ
ーリング 13 支持部材 14 進退シリ
ンダー 15 ガイドロッド 16 支持プレ
ート 17 プッシュロッド 18 プッシャ
ーシリンダー 19 ストッパ 20a,20b ストッ
パ
Claims (1)
- 【請求項1】 拡縮可能なタイヤ成形ドラムの両側に、
ドラム軸と平行に進退可能なターンナップブラダー及び
その支持部材から成るインナーケースと、ビードリング
及びその支持部材から成るアウターケースと、プッシャ
ーリングとを配設し、前記タイヤ成形ドラムの両側近傍
に、前記インナーケースを当接させて、タイヤ成形ドラ
ムへの最接近位置に位置決めを行う交換可能なストッパ
を設けて成るタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折
り返し装置において、前記インナーケースは、シリンダ
ーを介してタイヤ成形ドラム側に進退可能に配設し、こ
のインナーケースの外側に、筒状に形成されたアウター
ケースを配設し、このアウターケースの外周面に筒状に
形成されたプッシャーリングを摺動可能に嵌合し、前記
アウターケースの後端側に取付けた支持部材に、アウタ
ーケースをドラム軸と平行に進退させる進退シリンダー
と、その周囲に、前記支持部材を貫通したプッシュロッ
ドを介してドラム軸と平行にプッシャーリングを進退さ
せるシリンダーを設け、前記インナーケースとアウター
ケースとが、ドラム軸方向に相対的に一定距離ずれた際
に当接するリング状のストッパを、少なくともインナー
ケースに1個,アウターケースに2個設けたことを特徴
とするタイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15821692A JP3217455B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15821692A JP3217455B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06895A true JPH06895A (ja) | 1994-01-11 |
JP3217455B2 JP3217455B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=15666822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15821692A Expired - Fee Related JP3217455B2 (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3217455B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6416272B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-07-09 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Wheelchair with retractable wheels for conversion to vehicle passenger seat |
US6543848B1 (en) | 1997-09-01 | 2003-04-08 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicular turning seat |
US6557919B2 (en) | 1997-04-03 | 2003-05-06 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
US6572172B1 (en) | 1998-09-10 | 2003-06-03 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15821692A patent/JP3217455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6557919B2 (en) | 1997-04-03 | 2003-05-06 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
US6543848B1 (en) | 1997-09-01 | 2003-04-08 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicular turning seat |
US6572172B1 (en) | 1998-09-10 | 2003-06-03 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Rotating vehicle seat |
US6416272B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-07-09 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Wheelchair with retractable wheels for conversion to vehicle passenger seat |
US6582181B2 (en) | 1998-10-09 | 2003-06-24 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3217455B2 (ja) | 2001-10-09 |
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Legal Events
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