JPH0680516A - 殺ダニ組成物 - Google Patents
殺ダニ組成物Info
- Publication number
- JPH0680516A JPH0680516A JP26836891A JP26836891A JPH0680516A JP H0680516 A JPH0680516 A JP H0680516A JP 26836891 A JP26836891 A JP 26836891A JP 26836891 A JP26836891 A JP 26836891A JP H0680516 A JPH0680516 A JP H0680516A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mites
- indoor dust
- isopropylmethylphenol
- dust mites
- acaricidal composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 イソプロピルメチルフェノ−ルを有効成分と
して含有することを特徴とするダニ組成物。 【効果】 本発明の組成物は、屋内塵性ダニ類に対し、
優れた防除効果もたらすもので、屋内塵性ダニ防除剤と
して好適である。
して含有することを特徴とするダニ組成物。 【効果】 本発明の組成物は、屋内塵性ダニ類に対し、
優れた防除効果もたらすもので、屋内塵性ダニ防除剤と
して好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダニ類、特に屋内に発生
し、小児喘息・アトピ−性皮膚炎等のアレルギ−疾患の
原因となるヒョウヒダニ類等の屋内塵性ダニ類を防除す
るための組成物に関するものである。
し、小児喘息・アトピ−性皮膚炎等のアレルギ−疾患の
原因となるヒョウヒダニ類等の屋内塵性ダニ類を防除す
るための組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、気密度の高い住宅やマンションの
増加と暖房の普及及び生活様式の変化に伴い、住宅内に
おけるダニによる被害が急激に増えている。これらのダ
ニは小児気管支喘息や、アトピー性皮膚疾患やその他の
アレルギー症状の原因の一つで、大きな社会問題となっ
ており、屋内環境での発生、繁殖することを防ぐ必要が
ある。しかしながら家庭用で使用される通常の殺虫剤で
は屋内塵性ダニにたいして感受性が低いため、充分な効
果が得られなかった。またそこで効果を得るため殺虫剤
を高濃度で用いる事が行われているが、経済的に悪いば
かりでなく、安全性からも好ましくなかった。安全性で
はダニの発生し易い場所が、直接人体に触れる機会の多
い、寝具や、畳、カ−ペット等で毒性の低いものが望ま
しいが満足できるものがなかった。
増加と暖房の普及及び生活様式の変化に伴い、住宅内に
おけるダニによる被害が急激に増えている。これらのダ
ニは小児気管支喘息や、アトピー性皮膚疾患やその他の
アレルギー症状の原因の一つで、大きな社会問題となっ
ており、屋内環境での発生、繁殖することを防ぐ必要が
ある。しかしながら家庭用で使用される通常の殺虫剤で
は屋内塵性ダニにたいして感受性が低いため、充分な効
果が得られなかった。またそこで効果を得るため殺虫剤
を高濃度で用いる事が行われているが、経済的に悪いば
かりでなく、安全性からも好ましくなかった。安全性で
はダニの発生し易い場所が、直接人体に触れる機会の多
い、寝具や、畳、カ−ペット等で毒性の低いものが望ま
しいが満足できるものがなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋内塵性ダニ用
の薬剤の有機燐系殺虫剤やピレスロイド系殺虫剤の多く
はヒョウヒダニ類に関して感受性が低く、多量の薬剤を
用いる為環境汚染や安全性で問題があり、さらに経済性
からも良くなかった。
の薬剤の有機燐系殺虫剤やピレスロイド系殺虫剤の多く
はヒョウヒダニ類に関して感受性が低く、多量の薬剤を
用いる為環境汚染や安全性で問題があり、さらに経済性
からも良くなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では屋内塵性ダニ
に低毒性で少量で有効な組成物を提供しこの点を解決す
るものである。イソプロピルメチルフェノ−ルは殺菌力
・抗菌性、抗酸化性が知られその分野では化粧品原料、
医薬品原料に用いられていたが一般の農業害虫や農業害
ダニ類に関してはほとんど効力がないため検討されてい
なかった。本発明者らは殺ダニ組成物について、屋内塵
性ダニを用いて種々検討していた中で、イソプロピルメ
チルフェノ−ルを含有する組成物が屋内塵性ダニに対し
て有効な結果を示し、特にヒョウヒダニ類に対して優れ
た効力を持つ事を見いだし、本発明の完成に至った。す
なわち本発明はイソプロピルメチルフェノールを有効成
分として含有する殺ダニ組成物である。本発明の殺ダニ
組成物は殺虫剤や殺ダニ剤の油剤、乳剤、フロアブル
剤、水和剤、粉剤、粒剤、防虫紙等の通常の製法でつく
る事が出来る。また本発明の殺ダニ組成物はイソプロピ
ルメチルフェノ−ル以外の成分として、公知の殺ダニ剤
・殺虫剤、忌避剤や抗菌剤等を必要に応じて添加する事
もできる。
に低毒性で少量で有効な組成物を提供しこの点を解決す
るものである。イソプロピルメチルフェノ−ルは殺菌力
・抗菌性、抗酸化性が知られその分野では化粧品原料、
医薬品原料に用いられていたが一般の農業害虫や農業害
ダニ類に関してはほとんど効力がないため検討されてい
なかった。本発明者らは殺ダニ組成物について、屋内塵
性ダニを用いて種々検討していた中で、イソプロピルメ
チルフェノ−ルを含有する組成物が屋内塵性ダニに対し
て有効な結果を示し、特にヒョウヒダニ類に対して優れ
た効力を持つ事を見いだし、本発明の完成に至った。す
なわち本発明はイソプロピルメチルフェノールを有効成
分として含有する殺ダニ組成物である。本発明の殺ダニ
組成物は殺虫剤や殺ダニ剤の油剤、乳剤、フロアブル
剤、水和剤、粉剤、粒剤、防虫紙等の通常の製法でつく
る事が出来る。また本発明の殺ダニ組成物はイソプロピ
ルメチルフェノ−ル以外の成分として、公知の殺ダニ剤
・殺虫剤、忌避剤や抗菌剤等を必要に応じて添加する事
もできる。
【0005】
実施例1 イソプロピルメチルフェノ−ル5g、キシレン85g、
乳化剤(東邦化学工業(株)製商品名:ソルポ−ルSM
-200)10gを混合し乳剤を得た。 実施例2 イソプロピルメチルフェノ−ル80重量部、ポリオキシ
エチレン(20モル)スチリルフェニルエ−テル4重量
部ジオクチルスルホサクシネ−ト1重量部、水16重量
部の混合物350gを直径1mm硝子ビ−ズ1000g
と共に内容量1lのパ−ルミルに入れ周速4m/秒で8
時間粉砕してフロアブル剤を得た。 実施例3 イソプロピルメチルフェノ−ル10gをイソプロパノ−
ル25g残部脱臭灯油を加えて100mlとし油剤を得
た。 実験例1 実施例3の油剤を10×10cmの濾紙(東洋濾紙No
5A)に所定の量塗布し、風乾後、40×40cm高さ
12cmの容器の底にコナヒョウヒダニのよく繁殖した
培地を薄く敷いた。その容器中、対角に離して2枚配置
し同様に無処理濾紙も配置し各濾紙の中央に水を張った
直径 3cmのシャ−レを置き密閉し24時間後に、シ
ャ−レ水面のダニの数を調べた。その結果、表1に示す
ようにダニをよせつけない防除効果があった。
乳化剤(東邦化学工業(株)製商品名:ソルポ−ルSM
-200)10gを混合し乳剤を得た。 実施例2 イソプロピルメチルフェノ−ル80重量部、ポリオキシ
エチレン(20モル)スチリルフェニルエ−テル4重量
部ジオクチルスルホサクシネ−ト1重量部、水16重量
部の混合物350gを直径1mm硝子ビ−ズ1000g
と共に内容量1lのパ−ルミルに入れ周速4m/秒で8
時間粉砕してフロアブル剤を得た。 実施例3 イソプロピルメチルフェノ−ル10gをイソプロパノ−
ル25g残部脱臭灯油を加えて100mlとし油剤を得
た。 実験例1 実施例3の油剤を10×10cmの濾紙(東洋濾紙No
5A)に所定の量塗布し、風乾後、40×40cm高さ
12cmの容器の底にコナヒョウヒダニのよく繁殖した
培地を薄く敷いた。その容器中、対角に離して2枚配置
し同様に無処理濾紙も配置し各濾紙の中央に水を張った
直径 3cmのシャ−レを置き密閉し24時間後に、シ
ャ−レ水面のダニの数を調べた。その結果、表1に示す
ようにダニをよせつけない防除効果があった。
【0006】
【表1】 忌避率={1−(処理区のダニ数/無処理区のダニ
数)}×100 実験例2 濾紙(東洋濾紙No5A)を10×5cmに切り、実施
例1の乳剤を、水で希釈し所定量になるように均一に塗
布し、風乾後二つ折りにしてダニを中に50〜60匹ず
つ入れ、開いた3方を紙はさみ用クリップで鋏み、ダニ
を封入して25℃、湿度75%の室内に24時間、48
時間放置した後取り出して、実態顕微鏡下でダニの致死
率を調べた。(有柄針で触れても移動のできない個体は
致死とみなした)その結果、表2示すように殺ダニ効果
が認められた。
数)}×100 実験例2 濾紙(東洋濾紙No5A)を10×5cmに切り、実施
例1の乳剤を、水で希釈し所定量になるように均一に塗
布し、風乾後二つ折りにしてダニを中に50〜60匹ず
つ入れ、開いた3方を紙はさみ用クリップで鋏み、ダニ
を封入して25℃、湿度75%の室内に24時間、48
時間放置した後取り出して、実態顕微鏡下でダニの致死
率を調べた。(有柄針で触れても移動のできない個体は
致死とみなした)その結果、表2示すように殺ダニ効果
が認められた。
【0007】
【表2】
【0008】
【発明の効果】本発明の組成物は、屋内塵性ダニ類に対
し、優れた防除効果もたらすもので、屋内塵性ダニ防除
剤として好適である。
し、優れた防除効果もたらすもので、屋内塵性ダニ防除
剤として好適である。
Claims (1)
- 【請求項1】イソプロピルメチルフェノ−ルを有効成分
として含有することを特徴とする殺ダニ組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26836891A JPH0680516A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 殺ダニ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26836891A JPH0680516A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 殺ダニ組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680516A true JPH0680516A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17457539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26836891A Pending JPH0680516A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 殺ダニ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680516A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7231860B1 (en) | 2000-03-01 | 2007-06-19 | Suehiro Mizukawa | Blade material cutting device |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449205A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | ダニ防除剤 |
JPH0459703A (ja) * | 1990-06-27 | 1992-02-26 | Intetsukusu:Kk | 殺ダニ剤 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP26836891A patent/JPH0680516A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0449205A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | ダニ防除剤 |
JPH0459703A (ja) * | 1990-06-27 | 1992-02-26 | Intetsukusu:Kk | 殺ダニ剤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7231860B1 (en) | 2000-03-01 | 2007-06-19 | Suehiro Mizukawa | Blade material cutting device |
US7401539B2 (en) | 2000-03-01 | 2008-07-22 | Suehiro Mizukawa | Blade material cutting device |
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