JPH0679087A - 脱水機のバランサー装置 - Google Patents
脱水機のバランサー装置Info
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- JPH0679087A JPH0679087A JP4231656A JP23165692A JPH0679087A JP H0679087 A JPH0679087 A JP H0679087A JP 4231656 A JP4231656 A JP 4231656A JP 23165692 A JP23165692 A JP 23165692A JP H0679087 A JPH0679087 A JP H0679087A
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各環状室内上部での空気溜まりをなくして液
体の移動をスムーズに行わせ、振動抑制効果を向上させ
る。 【構成】 上部環状ケース13と下部環状ケース14と
を溶着し密封中空の環状体15を形成し、環状ケース1
3,14に環状体15内を3重の環状室16,17,18
に区画する環状の区画壁19,20,22,23を設け、
各環状室16,17,18に放射状の仕切壁21,24を
複数個設けている。仕切壁21の中心側に空気が流通す
る空気流通口25を設け、仕切壁24の内側に各環状室
16,17,18に封入される液体が流通する液体流通口
26を設けている。そして、脱水槽回転時に液体が液体
流通口26を通り移動し、この移動に伴って空気が空気
流通口25を通って移動することにより、液体の移動を
スムーズに行わせ振動抑制効果を向上させている。
体の移動をスムーズに行わせ、振動抑制効果を向上させ
る。 【構成】 上部環状ケース13と下部環状ケース14と
を溶着し密封中空の環状体15を形成し、環状ケース1
3,14に環状体15内を3重の環状室16,17,18
に区画する環状の区画壁19,20,22,23を設け、
各環状室16,17,18に放射状の仕切壁21,24を
複数個設けている。仕切壁21の中心側に空気が流通す
る空気流通口25を設け、仕切壁24の内側に各環状室
16,17,18に封入される液体が流通する液体流通口
26を設けている。そして、脱水槽回転時に液体が液体
流通口26を通り移動し、この移動に伴って空気が空気
流通口25を通って移動することにより、液体の移動を
スムーズに行わせ振動抑制効果を向上させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱水槽内に入れた洗濯物
のアンバランスによる振動を液体によって抑制する脱水
機のバランサー装置に関するものである。
のアンバランスによる振動を液体によって抑制する脱水
機のバランサー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりプラスチック製の上部環状ケー
スと下部環状ケースとを溶着し密封した環状体を形成
し、該環状体内に所定量(約半分)の液体を封入し脱水
機のバランサー装置を形成し、該バランサー装置を脱水
槽の上部に設けて脱水時の振動を抑制していた。
スと下部環状ケースとを溶着し密封した環状体を形成
し、該環状体内に所定量(約半分)の液体を封入し脱水
機のバランサー装置を形成し、該バランサー装置を脱水
槽の上部に設けて脱水時の振動を抑制していた。
【0003】このようなバランサー装置は、脱水時の脱
水槽の回転速度が上昇していく過程において、環状体内
の液体が回転速度の上昇より遅れた移動となり、脱水槽
が共振回転まで達した時点で90度の遅れとなり、定常
回転時では180度の遅れとなることから、特に定常回
転時の振動抑制効果が大きくなる。
水槽の回転速度が上昇していく過程において、環状体内
の液体が回転速度の上昇より遅れた移動となり、脱水槽
が共振回転まで達した時点で90度の遅れとなり、定常
回転時では180度の遅れとなることから、特に定常回
転時の振動抑制効果が大きくなる。
【0004】上記の原理から環状体の高さ寸法を大きく
設定するほど振動抑制効果が大きくなり、しかも、環状
体内を多重の環状室に区画したものが振動抑制効果が大
きくなるが、バランサー装置は脱水槽の上部に設けられ
るため、外径は脱水槽の大きさに、内径は洗濯物の出し
入れを考慮した大きさに、高さは製品の高さと脱水槽の
容積に制約され、ある程度の大きさに限定され現在は2
重の環状室に区画したバランサー装置が設けられてい
る。
設定するほど振動抑制効果が大きくなり、しかも、環状
体内を多重の環状室に区画したものが振動抑制効果が大
きくなるが、バランサー装置は脱水槽の上部に設けられ
るため、外径は脱水槽の大きさに、内径は洗濯物の出し
入れを考慮した大きさに、高さは製品の高さと脱水槽の
容積に制約され、ある程度の大きさに限定され現在は2
重の環状室に区画したバランサー装置が設けられてい
る。
【0005】この2重の環状室を有したバランサー装置
の一例を図5とともに説明する。この脱水機のバランサ
ー装置は、上部環状ケース31と下部環状ケース32と
から環状体33を形成し、該上部環状ケース31内に当
該環状体33内を2重の環状室34,35に区画する上
部区画壁36を設け、該上部区画壁36の下端と当接し
て環状室34,35を区画する下部区画壁37を上記下
部環状ケース32内に設け、上記上部環状ケース31の
各環状室34,35内に放射状の仕切壁38a,38b
を複数個設け、上記下部環状ケース32の各環状室3
4,35内に放射状の仕切壁39a,39bを複数個設
けていた。
の一例を図5とともに説明する。この脱水機のバランサ
ー装置は、上部環状ケース31と下部環状ケース32と
から環状体33を形成し、該上部環状ケース31内に当
該環状体33内を2重の環状室34,35に区画する上
部区画壁36を設け、該上部区画壁36の下端と当接し
て環状室34,35を区画する下部区画壁37を上記下
部環状ケース32内に設け、上記上部環状ケース31の
各環状室34,35内に放射状の仕切壁38a,38b
を複数個設け、上記下部環状ケース32の各環状室3
4,35内に放射状の仕切壁39a,39bを複数個設
けていた。
【0006】該下部環状ケース32の仕切壁39a,3
9bの外側に上記環状室34,35に封入される液体が
流通する液体流通口40を、内側(中心側)に空気が流
通する空気流通口41を形成していた。そして、上記上
部環状ケース31の上面に各環状室34,35に液体を
注入する液体注入口42を設けていた。
9bの外側に上記環状室34,35に封入される液体が
流通する液体流通口40を、内側(中心側)に空気が流
通する空気流通口41を形成していた。そして、上記上
部環状ケース31の上面に各環状室34,35に液体を
注入する液体注入口42を設けていた。
【0007】このように構成したバランサー装置の各仕
切壁38,39は液体の流れを抑制し、脱水振動が最大
となる共振回転時すなわち液体が移動中の不安定な状態
のときに発生する共振振動による液体の流れの乱れを防
止し、振動が増大されるのを防止していた。また、定常
回転時に液体は180度移動してアンバランス補正を行
うが、この場合においても液体の流れに乱れが生じると
振動が増大されるため、上記各仕切壁38,39は定常
回転時においても液体の流れを抑制して振動が増大され
ることを防止していた。
切壁38,39は液体の流れを抑制し、脱水振動が最大
となる共振回転時すなわち液体が移動中の不安定な状態
のときに発生する共振振動による液体の流れの乱れを防
止し、振動が増大されるのを防止していた。また、定常
回転時に液体は180度移動してアンバランス補正を行
うが、この場合においても液体の流れに乱れが生じると
振動が増大されるため、上記各仕切壁38,39は定常
回転時においても液体の流れを抑制して振動が増大され
ることを防止していた。
【0008】そして、上記のようなバランサー装置にお
いて、定常回転時における振動抑制効果が向上させるた
めに2重の環状室を3重の環状室に形成したものが考え
られる。
いて、定常回転時における振動抑制効果が向上させるた
めに2重の環状室を3重の環状室に形成したものが考え
られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すよ
うな構成のバランサー装置を3重の環状室に形成したも
のであれば、環状室を3重にするために仕切壁の両側に
設ける流通口の幅が小さくなり、しかも、環状室38,
39の上部(上部環状ケース31)部分に空気溜まりが
発生して液体のアンバランス方向への移動が遅延し、振
動抑制効果が低下するという問題があった。
うな構成のバランサー装置を3重の環状室に形成したも
のであれば、環状室を3重にするために仕切壁の両側に
設ける流通口の幅が小さくなり、しかも、環状室38,
39の上部(上部環状ケース31)部分に空気溜まりが
発生して液体のアンバランス方向への移動が遅延し、振
動抑制効果が低下するという問題があった。
【0010】本発明の脱水機のバランサー装置は上記の
問題に鑑みなされてものであり、各環状室内上部での空
気溜まりをなくして液体の移動をスムーズに行わせ、振
動抑制効果を向上させることを目的とするものである。
問題に鑑みなされてものであり、各環状室内上部での空
気溜まりをなくして液体の移動をスムーズに行わせ、振
動抑制効果を向上させることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の脱水機のバランサー装置は、脱水槽の上部
に所定量の液体を封入した環状体を設けてなる脱水機の
バランサー装置において、該環状体内を液体が移動しな
い3重の環状室に区画し、各環状室内に放射状に複数個
の仕切壁を設け、該仕切壁の中心側の上部に空気が流通
する空気流通口を、当該空気流通口の下方に液体が流通
する液体流通口を設けている。上記環状体の底部に各環
状室に液体を注入する液体注入口を設けている。
めに本発明の脱水機のバランサー装置は、脱水槽の上部
に所定量の液体を封入した環状体を設けてなる脱水機の
バランサー装置において、該環状体内を液体が移動しな
い3重の環状室に区画し、各環状室内に放射状に複数個
の仕切壁を設け、該仕切壁の中心側の上部に空気が流通
する空気流通口を、当該空気流通口の下方に液体が流通
する液体流通口を設けている。上記環状体の底部に各環
状室に液体を注入する液体注入口を設けている。
【0012】
【作用】上記の脱水機のバランサー装置は、脱水回転時
に仕切壁の液体流通口により液体が移動するとともに、
該液体の移動に伴う空気の移動を各環状室の上部の空気
流通口により行うことにより、各環状室上部での空気溜
まりを防止し、液体の移動をスムーズに行わせ振動抑制
効果を向上させる。また、液体を環状室への液体注入口
が環状体の底部に設けられているので、1回のリークテ
ストで液体の漏れを調べることができる。
に仕切壁の液体流通口により液体が移動するとともに、
該液体の移動に伴う空気の移動を各環状室の上部の空気
流通口により行うことにより、各環状室上部での空気溜
まりを防止し、液体の移動をスムーズに行わせ振動抑制
効果を向上させる。また、液体を環状室への液体注入口
が環状体の底部に設けられているので、1回のリークテ
ストで液体の漏れを調べることができる。
【0013】
【実施例】本発明の脱水機のバランサー装置の一実施例
を図1乃至図4とともに説明する。図1は本発明の脱水
機のバランサー装置を用いた1槽式脱水洗濯機を示し、
1は洗濯機本体、2は洗濯機本体1内に設置された水
槽、3は該水槽2内に回転自在に設置された脱水槽で、
底部中央にパルセータ4が設置されている。5はモータ
で、このモータ5はVベルト6及びクラッチ機構7を介
してパルセータ4及び脱水槽3を回転させる。8は水槽
2の底部を覆うとともにクラッチ機構7,モータ5は等
の駆動機構を取り付けた補強板である。
を図1乃至図4とともに説明する。図1は本発明の脱水
機のバランサー装置を用いた1槽式脱水洗濯機を示し、
1は洗濯機本体、2は洗濯機本体1内に設置された水
槽、3は該水槽2内に回転自在に設置された脱水槽で、
底部中央にパルセータ4が設置されている。5はモータ
で、このモータ5はVベルト6及びクラッチ機構7を介
してパルセータ4及び脱水槽3を回転させる。8は水槽
2の底部を覆うとともにクラッチ機構7,モータ5は等
の駆動機構を取り付けた補強板である。
【0014】そして、水槽2の4隅にはサスペンション
9で洗濯機本体1と弾性的かつ前後左右に揺動可能に吊
り下げられている。10は水槽2下部に設けた排水口、
11は排水弁であり、洗濯水は排水口10,排水弁11
を通り洗濯機外へ排水される。そして、排水された後洗
濯物は脱水槽3内に均一に位置しているのは希で一般的
には偏在しており、この洗濯物の偏在により生じるアン
バランス状態(アンバランス状態による脱水回転時の振
動の抑制)を補正するために、バランサー装置12を脱
水槽2の上部に設置している。
9で洗濯機本体1と弾性的かつ前後左右に揺動可能に吊
り下げられている。10は水槽2下部に設けた排水口、
11は排水弁であり、洗濯水は排水口10,排水弁11
を通り洗濯機外へ排水される。そして、排水された後洗
濯物は脱水槽3内に均一に位置しているのは希で一般的
には偏在しており、この洗濯物の偏在により生じるアン
バランス状態(アンバランス状態による脱水回転時の振
動の抑制)を補正するために、バランサー装置12を脱
水槽2の上部に設置している。
【0015】図2は本発明のバランサー装置12の断面
構造を示しており、バランサー装置12は上部環状ケー
ス13と下部環状ケース14とを溶着し密封中空の環状
体15を形成している。該上部環状ケース13には環状
体15内を3重の環状室16,17,18に区画するた
めの環状の上部区画壁19,20を設けており、この上
部区画壁19,20で区画された各環状室16,17,
18に放射状の上部仕切壁21a,21b,21cを複
数個設けている。
構造を示しており、バランサー装置12は上部環状ケー
ス13と下部環状ケース14とを溶着し密封中空の環状
体15を形成している。該上部環状ケース13には環状
体15内を3重の環状室16,17,18に区画するた
めの環状の上部区画壁19,20を設けており、この上
部区画壁19,20で区画された各環状室16,17,
18に放射状の上部仕切壁21a,21b,21cを複
数個設けている。
【0016】また、下部環状ケース14には上記上部区
画壁19,20の下端と当接して環状室16,17,1
8を区画する下部区画壁22,23を設け、この下部区
画壁22,23で区画された各環状室16,17,18
に放射状の下部仕切壁24a,24b,24cを複数個
設けている。
画壁19,20の下端と当接して環状室16,17,1
8を区画する下部区画壁22,23を設け、この下部区
画壁22,23で区画された各環状室16,17,18
に放射状の下部仕切壁24a,24b,24cを複数個
設けている。
【0017】そして、上記上部仕切壁21a,21b,
21cの内側(中心側)に空気が流通する空気流通口2
5a,25b,25cを設け、上記下部仕切壁24a,
24b,24cの内側に各環状室16,17,18に封
入される液体が流通する液体流通口26a,26b,2
6cを設けている。上記環状体15の底部に各環状室1
6,17,18内に液体を注入するための液体注入口2
7を設けている。
21cの内側(中心側)に空気が流通する空気流通口2
5a,25b,25cを設け、上記下部仕切壁24a,
24b,24cの内側に各環状室16,17,18に封
入される液体が流通する液体流通口26a,26b,2
6cを設けている。上記環状体15の底部に各環状室1
6,17,18内に液体を注入するための液体注入口2
7を設けている。
【0018】上記構成の環状体15は、まず上部環状ケ
ース13と下部環状ケース14とを溶着することによ
り、3重の環状室16,17,18を有した環状体15
を形成するが、この溶着時に、上部区画壁19,20と
下部区画壁22,23とのズレが問題となるが、このズ
レは、上部仕切壁16,17,18と下部仕切壁24
a,24b,24cのプラスチック成型品の補強と、寸
法安定を図るための十分なリブ機能を持たせることによ
り、安定した(ズレのない)溶着を可能とする。
ース13と下部環状ケース14とを溶着することによ
り、3重の環状室16,17,18を有した環状体15
を形成するが、この溶着時に、上部区画壁19,20と
下部区画壁22,23とのズレが問題となるが、このズ
レは、上部仕切壁16,17,18と下部仕切壁24
a,24b,24cのプラスチック成型品の補強と、寸
法安定を図るための十分なリブ機能を持たせることによ
り、安定した(ズレのない)溶着を可能とする。
【0019】次に、環状体15の底部の液体注入口27
から各環状室16,17,18に液体を注入し、該液体
注入口27を封印する。この液体注入時、液体注入口2
7から注入された液体は各環状室16,17,18の上
部仕切壁21a,21b,21cの空気流通口26a,
26b,26cにより当該上部仕切壁21a,21b,
21cの抵抗を受けることなく注入が行われる。そし
て、液体を注入した環状体15を加熱することにより、
各環状室16,17,18内の空気を膨張させ液漏れが
あるかないかを調べることができる。
から各環状室16,17,18に液体を注入し、該液体
注入口27を封印する。この液体注入時、液体注入口2
7から注入された液体は各環状室16,17,18の上
部仕切壁21a,21b,21cの空気流通口26a,
26b,26cにより当該上部仕切壁21a,21b,
21cの抵抗を受けることなく注入が行われる。そし
て、液体を注入した環状体15を加熱することにより、
各環状室16,17,18内の空気を膨張させ液漏れが
あるかないかを調べることができる。
【0020】この環状体15を脱水槽2の上部に設けて
バランサー装置14を形成し、脱水槽2の振動抑制を行
う。この振動抑制は、脱水時の脱水槽2の共振回転によ
り環状室16,17,18内の液体が90度遅れで移動
する。
バランサー装置14を形成し、脱水槽2の振動抑制を行
う。この振動抑制は、脱水時の脱水槽2の共振回転によ
り環状室16,17,18内の液体が90度遅れで移動
する。
【0021】この移動時、液体は下部環状ケース14の
下部仕切壁24a,24b,24cの液体流通口26
a,26b,26cを通って移動し、この移動に伴って
各環状室16,17,18内の空気が上部環状ケース1
3の上部仕切壁21a,21b,21cを通って移動す
るので、液体がスムーズに移動して脱水槽2の振動の抑
制を行う。
下部仕切壁24a,24b,24cの液体流通口26
a,26b,26cを通って移動し、この移動に伴って
各環状室16,17,18内の空気が上部環状ケース1
3の上部仕切壁21a,21b,21cを通って移動す
るので、液体がスムーズに移動して脱水槽2の振動の抑
制を行う。
【0022】この時の脱水槽1の振幅を図4に示すと、
実線Aは共振回転時の1重の環状室を有したバランサー
装置を使用した場合に振幅を示すものであり、実線Bは
共振回転時の本発明の3重の環状室を有したバランサー
装置を使用した場合に振幅を示すものであり、破線Cは
定常回転時の1重の環状室を有したバランサー装置を使
用した場合に振幅を示すものであり、破線Dは定常回転
時のの本発明の3重の環状室を有したバランサー装置を
使用した場合に振幅を示すものであり、共振回転時及び
定常回転時において本発明バランサー装置の方がアンバ
ランス重量に対する振幅が小さくなっているのがわか
る。
実線Aは共振回転時の1重の環状室を有したバランサー
装置を使用した場合に振幅を示すものであり、実線Bは
共振回転時の本発明の3重の環状室を有したバランサー
装置を使用した場合に振幅を示すものであり、破線Cは
定常回転時の1重の環状室を有したバランサー装置を使
用した場合に振幅を示すものであり、破線Dは定常回転
時のの本発明の3重の環状室を有したバランサー装置を
使用した場合に振幅を示すものであり、共振回転時及び
定常回転時において本発明バランサー装置の方がアンバ
ランス重量に対する振幅が小さくなっているのがわか
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の脱水機のバランサー装置は上記
のような構成であるから、環状体を3重の環状室に区画
することができ、振動抑制効果向上させることができ
る。
のような構成であるから、環状体を3重の環状室に区画
することができ、振動抑制効果向上させることができ
る。
【0024】また、液体注入口を環状体の底部に設けて
いるので、1回のリークテストで液漏れを調べることが
でき、リークテストの作業効率を改善することができ
る。
いるので、1回のリークテストで液漏れを調べることが
でき、リークテストの作業効率を改善することができ
る。
【図1】本発明の脱水機のバランサー装置の一実施例を
用いた1槽式脱水洗濯機を示す概略断面図である。
用いた1槽式脱水洗濯機を示す概略断面図である。
【図2】本発明のバランサー装置の要部断面図である。
【図3】本発明のバランサー装置の斜視図である。
【図4】本発明の3重の環状室を有したバランサー装置
及び1重の環状室を有したバランサー装置を使用した場
合の振幅を示す特性図である。
及び1重の環状室を有したバランサー装置を使用した場
合の振幅を示す特性図である。
【図5】従来の脱水機のバランサー装置の一例を示す部
分断面図である。
分断面図である。
3 脱水槽 12 バランサー装置 13 上部環状ケース 14 下部環状ケース 15 環状体 16,17,18 環状室 19,20 上部区画壁 21 上部仕切壁 22,23 下部区画壁 24 下部仕切壁 25 空気流通口 26 液体流通口
Claims (2)
- 【請求項1】 脱水槽の上部に所定量の液体を封入した
環状体を設けてなる脱水機のバランサー装置において、 該環状体内を液体が移動しない3重の環状室に区画し、 各環状室内に放射状に複数個の仕切壁を設け、 該仕切壁の中心側の上部に空気が流通する空気流通口
を、当該空気流通口の下方に液体が流通する液体流通口
を設けたことを特徴とする脱水機のバランサー装置。 - 【請求項2】 環状体の底部に各環状室に液体を注入す
る液体注入口を設けたことを特徴とする請求項1記載の
脱水機のバランサー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4231656A JPH0679087A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 脱水機のバランサー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4231656A JPH0679087A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 脱水機のバランサー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679087A true JPH0679087A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16926918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4231656A Pending JPH0679087A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 脱水機のバランサー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679087A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-08-31 JP JP4231656A patent/JPH0679087A/ja active Pending
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