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JPH0673911A - 造波プール - Google Patents

造波プール

Info

Publication number
JPH0673911A
JPH0673911A JP22678492A JP22678492A JPH0673911A JP H0673911 A JPH0673911 A JP H0673911A JP 22678492 A JP22678492 A JP 22678492A JP 22678492 A JP22678492 A JP 22678492A JP H0673911 A JPH0673911 A JP H0673911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
mound
pool
bottom wall
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22678492A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Kodan
範久 小段
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP22678492A priority Critical patent/JPH0673911A/ja
Publication of JPH0673911A publication Critical patent/JPH0673911A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のサーフィン用の造波プールは、造波装
置のある造波側から波打ち際のある他端に向かって底壁
が単調に浅くなっており、発生する波は遊戯性が高くは
ない。そこで、遊戯性の高い波を発生する造波プールを
提供する。 【構成】 水路の一端側に波を発生させる造波装置が設
けられ、他端には水面上に底壁が現れており、上記水路
の一端から他端に向けて上向き傾斜を有する底壁を有す
る造波プールであって、上記底壁の一部に、頂部の水深
が波高の1.1から1.8倍となっているマウンドが設
けられているプールである。更に、望ましいマウンドの
形状として、上記マウンドの登り勾配が1/10から1
/7であり、その水平長さが波の波長の1/5から3/
4であり、かつ、その下がり勾配が1/20から1/2
5であるマウンド付き造波プールである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に人工のサーフィン
場として利用される造波プールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自然環境の中で、サーフィンをおこなう
場所は少ない。これに加えて気象や海象等の自然条件に
依っては、サーフィンを行なう機会が更に制限される。
そこで、定常的にサーフィンを行なうことが出来る人工
サーフィン場が要望されている。サーフィンに適した波
とは、通常、波高が高く周期の長い波であると共に、波
頂が白く砕ける険しさがあり、波頂線に沿って端から順
次砕ける波がよい。
【0003】かかるサーフィン場の一例は特開昭61ー
141381号公報に開示されている。このサーフィン
場は図2の平面図およびそのXーX断面を示す図3に示
す通りである。図2と図3で、10は長方形の水路から
なるプール、12はプールの底壁、13は造波装置、1
4は上面床、15は水面上の底壁、16は波、17はパ
ドルゾーンである。図2と図3が示すとおり、右端には
造波装置13があり、左端が水面上の底壁15となって
いる。
【0004】図3が示すとおり、プールの底壁12は造
波装置がある右端から左端の水面上の底壁15に向かっ
てなだらかな上向き傾斜となっている。この上向き傾斜
によって、上記造波装置よって発生した波16は前傾
し、前述したサーフアーの好む波が発生する。なお、こ
のサーフィン場は中央のサーフィンゾーンの周囲にパド
ルゾーン17が設けられているが、このゾーンは常に必
要なものではない。
【0005】最近、サーフィンにおける遊戯性を高める
ために、変化に富んだ波、特に険しい波が要求されてい
る。ここでいう険しい波を図4により説明する。波の形
状は一般的にはサインカーブを構成し、図4(a)に示
す波高Hと波長λで表現できる。通常の穏やかな波とは
H/λが1/20以下の波をいうが、険しい波とは、通
常H/λが1/20から1/7の範囲にある波である
が、サーフィンの場合には、図4(b)に示す波の前面
の傾斜が垂直に近い程険しい波である。
【0006】本発明者は先に特開昭63ー292981
号公報で開示たように、変化に富んだ波を発生させるた
め、造波プールの一端を二分し二つの造波装置を設け、
遊戯性の高い造波プールを提案した。本発明も同様な目
的を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】底壁が単調に浅くなる
造波プールでは、水深が波高に比べて浅くなると波の前
面が険しくなり、波崩れをおこすため、波乗り的な遊び
が出来る。しかし、かかるプールでは、波が険しくなっ
てから波崩れを起こすまでの距離が短く、従って、波乗
り的な遊びができる範囲が限定される。かかる範囲をよ
り長くすることが出来る造波プールを提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)下記の構造を具えた造波プールである。 (a)水路の一端側に波を発生させる造波装置が設けら
れ、前記水路の一端側から他端側に向けて上向き傾斜を
有する底壁を有する造波プールであって、(b)前記底
壁の一部にマウンド頂部の深さが波高の1.1から1.
8倍となるマウンドが設けられている。
【0009】(2)更に、下記の構造を有するマウンド
を具えた上記(1)記載の造波プールを提供する。 (a)マウンドの前記他端側方向への登り勾配が1/1
0から1/7であり、(b)マウンドの水平距離が波の
波長の1/5から1/1倍であり、(c)マウンドの前
記他端側方向への下がり勾配が1/20から1/25で
ある。
【0010】
【作用】造波プールの底壁に何らかのマウンド(小さい
丘)があると、造波装置側から進行してきた波は上記マ
ウンドの作用により、遊戯性の高い険しい波が発生する
が、この波が上記マウンドを越えて進行するためには、
マウンド頂部の深さhは、波高Hの1.1から1.8倍
であることが必要である。hがHの1.1倍より小さい
と、波は砕けてしまい、また、1.8倍よりも大きいと
波は険しくならないからである(請求項1)。
【0011】上記マウンドの形状としては、マウンド上
で発生した険しい波が安定して前記プールの他端部に進
行するものが望ましい。かかるマウンドの形状につい
て、研究した結果、上記(2)に記載した形状が望まし
い。
【0012】即ち、上記マウンドの登り勾配は、1/1
0から1/7が望ましい。勾配が1/10以下では目的
とする険しい波の発生位置が左端より遠くなりすぎ、1
/7以上では造波装置により発生する波が安定しないか
らである。また、マウンドの水平距離は、原則として波
長λの1/2倍が望ましいが、この長さはマウンド頂部
の深さhが浅い時には短かく、1/5倍が良く、前記h
が深いときには長く、1/1倍が良いからである。
【0013】更に、マウンドの前記他端側方向への下が
り勾配は1/20から1/25が適当である。この範囲
であると、マウンドの水平部で発生した険しい波はその
形状を変えずに、円滑に前記他端部の水面上の底壁5へ
向かって進行する。この理由は、マウンド頂部で発生し
た険しい波の波高に対して、水深が十分大きいため、波
崩れは起こらず、永く維持されるからである(請求項
2)。
【0014】
【実施例】本発明にかかる造波プールの断面図を図1に
しめす。図1で、1は造波装置、2はマウンド、21は
マウンドの登り、22はマウンド頂部の水平部、23は
マウンドの下がり、3は造波プールの底壁、4は水面、
5は水面上の底壁である。
【0015】図1の左端には造波装置1が具えられ、こ
こで波を発生する。この波は右端の水面上の底壁5に向
かって進行する。通常プール左端の深さDは発生する波
の波高Hの約2倍とするが、この理由は造波装置により
発生する波が造波直後に砕波しないようにするためであ
る。造波装置は公知のプランジャー方式でもフラップ方
式でもよい。実施例として、Dは2m,Hは1mとし
た。
【0016】本発明に於けるマウンド2はなるべくはプ
ールの左端から始まる。マウンドの登り21の勾配θ1
は前述の通り1/10から1/7が適当である。この登
り勾配の水平長さL1の一例として10mを採用した。
【0017】マウンドの水平部22の水面からの深さh
は、波の波高Hの1.1から1.8倍の範囲が最適であ
る。波は水深が浅くなると、底壁の影響を受けて、波の
前面の勾配が険しくなるため、この水平部の深さは波高
Hと上記の関係が要求される。また、L2は前述の通
り、波の険しさを増長するため、原則としては波長の1
/2が適当であるが、マウンド頂部の深さと関係があ
り、波の波長λの1/5から1/1倍の距離が適切であ
る。実施例として波高Hが1m,波長20mの波に対し
ては、例えばL2を5mとした。
【0018】次に、マウンドの下がり23の勾配θ2及
びその水平長さL3も重要である。θ2の範囲は1/2
0から1/25が適当である。この範囲であると、マウ
ンドの水平部で発生した険しい波はその形状を変えず
に、円滑に他端部の水面上の底壁5へ向かって進行する
ためである。この水平長さL3の実施例として5mを採
用した。
【0019】最後に、底壁3の登り勾配θ3は従来の造
波プールの勾配を採用するが、前記マウンドで発生した
険しい波が出来る限りその形状を変えずに水面上の底壁
5まで進行するような勾配が最も望ましい。θ3の範囲
は例えば1/25から1/35が望ましい。従って、プ
ール左端の水深が2mの場合は、プール全長は例えば5
0mから70mとなる。
【0020】具体的実施例として、L1が10m、L2
が5m,L3が5m,hが1.2mのプールで波高Hが
0.7m,波長20mの波を発生させてさせたところ、
マウンド部では波高が1.1mとなった。
【0021】本発明の造波プールの平面図は示さない
が、例えば、長方形の水路であればよく、特に形状に限
定はない。また、本発明によるマウンドは、本願発明者
が既に特開昭63ー292981号公報で提案した複数
の水路を有する造波プールにも応用出来る。
【0022】
【発明の効果】本発明のマウンド付き造波プールは、従
来の造波プールよりもより遊戯性の高い険しい波を発生
させるので、サーフィンの遊戯性を高めることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の造波プールの断面図の一例を示す。
【図2】従来の造波プールの平面図示す図である。
【図3】図2に示す造波プールのXーX断面図である。
【図4】(a)は波の一般的形状を、(b)は険しい波
を示す。
【符号の説明】
1 造波装置 2 マウンド(小さい丘) 21 マウンドの登り部 22 マウンドの水平部 23 マウンドの下がり部 3 プール底壁 4 水面 5 水面上の底壁 θ1 マウンドの登り勾配 θ2 マウンドの下がり勾配 θ3 プール底壁の勾配 L1 マウンドの登り部の水平長さ L2 マウンド水平部長さ L3 マウンド下がり部の水平長さ D プール最深深さ H 波高 λ 波長 h マウンド水平部の深さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構造を具えた造波プール (a)水路の一端側に波を発生させる造波装置が設けら
    れ、前記水路の一端側から他端側に向けて上向き傾斜す
    る底壁を具えた造波プールであって、(b)前記底壁の
    一部にマウンド頂部の深さが波高の1.1から1.8倍
    となるマウンドが設けられている。
  2. 【請求項2】 前記マウンドが下記の構造を有する請求
    項1に記載した造波プール (a)マウンドの前記他端側方向への登り勾配が、1/
    10から1/7であり、(b)マウンドの水平距離が波
    の波長の1/5から1/1倍であり、(c)マウンドの
    前記他端側方向への下がり勾配が1/20から1/25
    である。
JP22678492A 1992-08-26 1992-08-26 造波プール Pending JPH0673911A (ja)

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