Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH067109B2 - 光式外観検査装置 - Google Patents

光式外観検査装置

Info

Publication number
JPH067109B2
JPH067109B2 JP62179155A JP17915587A JPH067109B2 JP H067109 B2 JPH067109 B2 JP H067109B2 JP 62179155 A JP62179155 A JP 62179155A JP 17915587 A JP17915587 A JP 17915587A JP H067109 B2 JPH067109 B2 JP H067109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
fine powder
image
diffusing plate
transmittance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62179155A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6423145A (en
Inventor
邦彦 大滝
研二 稲又
貞春 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP62179155A priority Critical patent/JPH067109B2/ja
Publication of JPS6423145A publication Critical patent/JPS6423145A/ja
Publication of JPH067109B2 publication Critical patent/JPH067109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成樹脂製の板、フィルム、膜や成型品及び
金属、ガラス、セラミックや紙製等、表面が平滑な被検
査物等にレーザー光を照射し、その透過光又は反射光か
らこれらの被検査物の極微小の外観欠陥を検査する光式
外観検査装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の光式の外観検査装置としては、被検査物
に光を照射し、その反射光をテレビカメラ等で撮影し、
その画像信号を電気的に処理することによって被検査物
の外観欠陥を検出する方式のものが知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 被検査物の極微小傷等の外観欠陥を検出する場合には、
指向性の強いレーザー光を使用し、例えば、被検査物の
表面にレーザー光でスポット照射した時の正常な表面に
おけるレーザー光スポットと、極微小傷等の表面極微小
欠陥部分における反射散乱によって増大したレーザー光
スポットの2つをテレビカメラで直接撮影し、前者と後
者のレーザー光スポットの面積を比較することによって
被検査物の表面の傷等の欠陥を検査する。この時、被検
査物の表面が平滑で光を良く反射する場合には、レーザ
ー光スポットの反射光にハレーションが生じてしまい、
テレビカメラでレーザー光スポットを撮影し、その面積
を測定することができず、被検査物の表面の極微小傷等
の欠陥を検出することができないという大きな欠点があ
った。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決する手段を、実施例に対応する第1図
を用いて説明すると、本発明は、被検査物1に対して光
を照射する光源2と、透過率が75%以上でかつヘイズ
が70%以上であって、前記被検査物1からの透過光ま
たは反射光の透過映像を写す光拡散板3と、該光拡散板
3の光軸に対して傾斜して設けられていて、該光拡散板
3上の透過映像を撮影する光電式カメラ4と、この光電
式カメラ4で捕えた透過映像の面積変化から被検査物1
の外観欠陥を検出する信号処理器5とを有する光式外観
検査装置である。
[作用] 被検査物1上に傷がある場合、その傷による光の散乱に
よって、表面で反射されたレーザー光スポットの透過映
像は傷のない場合に比べて拡大される。したがって、あ
らかじめ欠陥のない被検査物の透過映像を光電式カメラ
で撮影し、その面積を設定しておけば、実際の被検査物
における面積が設定面積より大きい場合のみ信号が検出
されることになり、傷の有無が判別される。
本発明は、被検査物からの反射光を直接カメラで撮影す
るのではなく、反射光を特定の透過率とヘイズを有する
光拡散板に受け、その透過映像を光拡散板の光軸に対し
て傾斜した設けた光電式カメラで撮影するようにしたも
のである。このため、被検査物の表面が平滑で光を良く
反射する場合であっても、ハレーションの影響を受ける
ことなく、確実な傷検出を行なうことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。第1図
に示されるように、アクリル樹脂製の乳白色半透明板の
被検査物1上には、He−Neレーザーを発する光源2と、
この光源2からの反射光に対して光軸が垂直となるよう
に配置された光拡散板3が設けられ、さらに光拡散板3
の光軸に対して15°の傾きをもって光電式カメラ4が設
けられている。
光拡散板の透過率及びヘイズ(曇価)は傷の大きさによ
り適宜選択されるが、一般的傾向として傷が大きい場合
には透過率、ヘイズは小さくてもよく、傷が微小になる
に伴って透過率、ヘイズは大きくすることが必要とな
る。
本発明においては、従来測定不可能であった深さ1μ、
ピッチ5μ程度の傷を検知することができ、この場合、
透過率は75%以上、ヘイズは70%以上とすることが必要
である。このように光拡散板の透過率を75%以上とし、
かつヘイズを70%以上とする理由は下記の通りである。
すなわち、透過率が75%未満の場合には、光拡散板の透
過映像の輝度が小さく即ち像が暗くなって、光電式カメ
ラ4の撮影が困難となる。
また、透過率が75%以上であっても、ヘイズが70%未満
の場合には、光拡散板3における光の拡散が不充分のた
めにレーザー光スポットの反射光の光拡散板3上の透過
映像にハレーションが生じて、レーザー光スポットを光
電式カメラ4で撮影することが困難となる。
光拡散板3としては、その材質は特に規定されないが、
透過率75%以上、ヘイズ70%以上を得るための最適な材
質としては、メタクリル酸メチル重合体100部に対し
て、炭酸カルシウム微粉体(CaCo3)及び/又は硫酸バリ
ウム微粉体(BaSO4)が0.1〜0.6部を配合してなるアクリ
ル樹脂板、またはメタクリル酸メチル重合体100部に対
して、ホワイトカーボン微粉体(SiO2・nH2O)1.0〜4.5部
と炭酸カルシウム微粉体及び/又は硫酸バリウム微粉体
が0〜0.5部を配合してなるアクリル樹脂板等が挙げら
れる。
メタクリル酸メチル重合体への炭酸カルシウム微粉体及
び/又は硫酸バリウム微粉体の配合において、炭酸カル
シウム微粉体及び/又は硫酸バリウム微粉体の配合比率
が0.1部未満の場合は、ヘイズが70%未満となり、0.6部
を超えると透過率が75%未満となる。また、メタクリル
酸メチル重合体へのホワイトカーボン微粉体と炭酸カル
シウム及び/又は硫酸バリウム微粉体の配合において、
ホワイトカーボン微粉体が1.0部未満の場合は、炭酸カ
ルシウム微粉体及び/又は硫酸バリウム微粉体がゼロ部
の場合にヘイズが70%未満となり、4.5部を超えると透
過率が75%未満となる。炭酸カルシウム微粉体及び/又
は硫酸バリウム微粉体が0.5部を超えると、ホワイトカ
ーボン微粉体が1.0部の場合に透過率が75%未満とな
る。
本実施例においては、被検査物1と光源2との間隔を10
0cm、被検査物1と光拡散板3との間隔を50cm、光拡散
板3と光電式カメラ4との間隔を50cmとした。
第1図において、光源2より出射されたレーザー光スポ
ットは、被検査物1の表面で反射し、光拡散板3の光軸
に垂直に入射する。
光電式カメラ4としては、光拡散板3上の透過映像を撮
影してこれを電気信号化できるものであれば特に限定さ
れないが、信頼性が高くかつ小型であることから、電荷
結合素子カメラ(CCDカメラ)が好ましい。
光拡散板3上の透過映像を光電式カメラ4で撮影する理
由は、例えば、透過映像でなく鏡上の反射映像の場合
は、レーザー光スポットを直接に光電式カメラで撮影す
るのと全く同じことになるため前記ハレーションの欠点
があるからであり、また、反射型のスクリーン上の反射
映像の場合には、スクリーンが光を反射させるとともに
散乱させる材質である必要があり、基本的に光の反射効
率が小さく、スクリーン上の反射映像の輝度は、透過映
像に比べて非常に小さく、即ち像が暗くなるからであ
る。したがって、被検査物1表面の極微小傷等の欠陥部
分にレーザー光スポットを照射した場合、欠陥部分にお
ける反射散乱の程度が極めて微弱のために、スクリーン
上の反射映像が暗いと光電式カメラでの撮影による極微
小傷等の欠陥の検出ができなくなる。
入射したレーザー光スポットは光拡散板3の表面で透過
映像を形成し、この透過映像が光電式カメラ4によって
撮影される。光電式カメラ4における画像信号は、信号
処理器5に入力される。信号処理器5においては、光電
式カメラ4からの画像信号をA/D変換した後、得られた
デジタル信号に基づいてレーザー光スポットの透過映像
の面積を算出する。ここで、あらかじめ表面に極微小傷
等の欠陥のない被検査物にレーザー光スポットを照射
し、被検査物の表面で反射されたレーザー光スポットの
拡散板上の透過映像を光電式カメラで撮影し、画像信号
を処理して得られたレーザー光スポットの透過映像の面
積を設定しておく。次いで、その設定面積に対する前記
の算出面積との面積比率を算出して、この面積比率の信
号をD/A変換し、得られたアナログ信号をハイパスフィ
ルターに通すと、算出面積が設定面積より大きい場合に
アナログ信号のみがハイパスフィルターを通過し、被検
査物1の表面の極微小傷等の欠陥が検出される。
実施例1 被検査物1として、深さ1μ、ピッチ5μの凹凸の極微
小欠陥を表面に有する乳白色半透明アクリル樹脂板を用
い、光拡散板3として、メタクリル酸メチル重合体100
部に対して、炭酸カルシウム微粉体及び/又は硫酸バリ
ウム微粉体が0.1〜0.6部を配合してなるアクリル樹脂板
(板厚3mm)を用いた場合の光拡散板3の透過率,ヘイ
ズを測定するとともに、第2図に示すように、光拡散板
3上のレーザー光スポットの透過映像を光軸に対して15
°の傾きを取って光拡散板3より50cm離れた位置におけ
る目視によるハレーションの有無及び輝度計6による輝
度(cd/ft2)を測定し、さらに第1図に示すように光電式
カメラ4で撮影し、画像信号を処理しての極微小欠陥の
肉眼による検出の可否の結果を表1に示す。
また、光拡散板3として、メタクリル酸メチル重合体10
0部に対して、ホワイトカーボン微粉体1.0〜4.5部と炭
酸カルシウム微粉体及び/又は硫酸バリウム微粉体が0
部,5部を配合してなるアクリル樹脂板(板厚3mm)を
用いて、前記と同様に行った結果を表1に示す。
比較例1 光拡散板3として、メタクリル酸メチル重合体100部に
対して、炭酸カルシウム微粉体及び/又は硫酸バリウム
微粉体を0.05部,0.8部を配合してなるアクリル樹脂板
(板厚3mm)を用いること以外は前記実施例1と同様に
行った結果、及び光拡散板3として、メタクリル酸メチ
ル重合体100部に対して、ホワイトカーボン微粉体0.5
部,5部を配合してなるアクリル樹脂板(板厚3mm)を
用いること以外は前記実施例1と同様に行った結果を表
1に示す。
比較例2 前記実施例1における光拡散板3の替わりに、第3図に
示すように反射型白色スクリーン7を用い、この反射型
白色スクリーン7上のレーザー光スポットの反射映像を
前記実施例1の光拡散板3上の透過映像の替わりにする
こと以外は、前記実施例1と同様に行った結果を表1に
示す。
実施例1及び比較例1,2の結果における光拡散板の透
過率(縦軸)と光拡散板上の透過映像の輝度(横軸)と
の関係を第4図に、また光拡散板の透過率(縦軸)とヘ
イズ(横軸)と光拡散板上の透過映像のハレーションの
有無の関係を第5図に示す。
表1の結果及び第4図,第5図より明らかなように、本
発明の光式外観検査装置においては、従来の装置では検
出することのできなかった極微小の外観欠陥の検出が可
能となる。
上記実施例においては、被検査物の反射光を光拡散板で
受ける場合について説明したが、被検査物が透明体の場
合には、その透過光を光拡散板に受けて透過映像を形成
し、これを光電式カメラで撮影すれば同様の効果を得る
ことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、被検査物の表面
が平滑で光を良く反射するものであっても、光拡散板に
よりハレーションの影響が防止され、表面の極微小傷等
の欠陥を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は本発
明の実施例1及び比較例1における構成図、第3図は比
較例2における構成図、第4図は光拡散板の透過率と透
過映像の輝度との関係を示す図、第5図は光拡散板の透
過率とヘイズに対するハレーションの有無の関係を示す
図である。 1:被検査物、2:光源、3:光拡散板、 4:光電式カメラ、5:信号処理器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査物に対して光を照射する光源と、透
    過率が75%以上でかつヘイズが70%以上であって、
    前記被検査物からの透過光または反射光の透過映像を写
    す光拡散板と、該光拡散板の光軸に対して傾斜して設け
    られていて、該光拡散板上の透過映像を撮影する光電式
    カメラと、該光電式カメラで捕らえた透過映像の面積変
    化から前記被検査物の外観欠陥を検出する信号処理器と
    を有する光式外観検査装置。
JP62179155A 1987-07-20 1987-07-20 光式外観検査装置 Expired - Fee Related JPH067109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62179155A JPH067109B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 光式外観検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62179155A JPH067109B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 光式外観検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6423145A JPS6423145A (en) 1989-01-25
JPH067109B2 true JPH067109B2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=16060911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62179155A Expired - Fee Related JPH067109B2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20 光式外観検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067109B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043415A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Central Glass Co Ltd ガラス板面の付着物の検出方法および装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08311268A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Mitsui Toatsu Chem Inc コンデンサー絶縁フィルム用ポリプロピレン樹脂およびその評価方法
JP4879087B2 (ja) * 2007-05-18 2012-02-15 株式会社山武 エッジ検出装置及びエッジ検出装置用ラインセセンサ
JP6759869B2 (ja) * 2016-08-31 2020-09-23 株式会社リコー 検査装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6036013A (ja) * 1983-08-10 1985-02-25 矢野 利人 椅子
JPS60228908A (ja) * 1984-04-27 1985-11-14 Nissan Motor Co Ltd 表面欠陥検査方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043415A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Central Glass Co Ltd ガラス板面の付着物の検出方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6423145A (en) 1989-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58219441A (ja) 凸面体の表面欠陥検査装置
JPH08128959A (ja) 光学的検査方法および光学的検査装置
JP2002062267A (ja) 欠点検査装置
JP2004037248A (ja) 検査装置および貫通孔の検査方法
WO2004005902A1 (ja) 光学的測定方法およびその装置
JP2007171149A (ja) 表面欠陥検査装置
JPH04122839A (ja) 表面検査方法
JPH1062354A (ja) 透明板の欠陥検査装置及び欠陥検査方法
TW200300490A (en) Method for examining surface state of curved object and device for examining substrate
JPH067109B2 (ja) 光式外観検査装置
JPH02216134A (ja) 撮影装置
JPH0579999A (ja) びん内沈降異物の検査装置
JP2006017685A (ja) 表面欠陥検査装置
JPH07104290B2 (ja) びん検査装置
JP3222727B2 (ja) 光学部材検査装置
JP2873450B2 (ja) 光による欠点検査装置
JP2002005845A (ja) 欠陥検査装置
JP3231582B2 (ja) 光学部材検査装置
JP3149336B2 (ja) 光学部材検査装置
JP2002131242A (ja) 表面検査用撮影装置
JPH05307007A (ja) 表面検査方法
JP2002014058A (ja) 検査方法及び装置
JPS63128240A (ja) 反射光式傷検出装置
JPH06160065A (ja) 欠け検査装置
JPS59153108A (ja) 鏡面体の表面欠陥検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees