JPH066100B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JPH066100B2 JPH066100B2 JP59215702A JP21570284A JPH066100B2 JP H066100 B2 JPH066100 B2 JP H066100B2 JP 59215702 A JP59215702 A JP 59215702A JP 21570284 A JP21570284 A JP 21570284A JP H066100 B2 JPH066100 B2 JP H066100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape memory
- memory alloy
- bending
- alloy
- endoscope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Endoscopes (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は内視鏡にかかり、特に彎曲部を彎曲させるた
めの彎曲系の改善した内視鏡に関する。
めの彎曲系の改善した内視鏡に関する。
内視鏡にあっては、先端構成部、彎曲部、可撓管部を順
次連結してなる挿入部の後端部に操作部を連結して構成
されていることは知られている。
次連結してなる挿入部の後端部に操作部を連結して構成
されていることは知られている。
ところで、こうした内視鏡は、手元操作により、彎曲部
を彎曲操作することが行われている。こうした彎曲系と
しては、従来から、先端部とつながる操作ワイヤーを挿
入部内から操作部内に渡って挿通する他、操作部内に、
アングルノブとつながるドラムを回転自在に配し、この
ドラムに、先の操作ワイヤーの端部を固定する構造が用
いられ、アングルノブを回転操作することによりドラム
を回転させて操作ワイヤーを通じ彎曲部を彎曲させるよ
うにしている。
を彎曲操作することが行われている。こうした彎曲系と
しては、従来から、先端部とつながる操作ワイヤーを挿
入部内から操作部内に渡って挿通する他、操作部内に、
アングルノブとつながるドラムを回転自在に配し、この
ドラムに、先の操作ワイヤーの端部を固定する構造が用
いられ、アングルノブを回転操作することによりドラム
を回転させて操作ワイヤーを通じ彎曲部を彎曲させるよ
うにしている。
ところが、こうしたアングルノブを使って彎曲する内視
鏡は、ギヤ機構を用いてトルクを軽くしたりする他、フ
リーエンゲージなどを必要とするために、どうしても彎
曲系が複雑になったり、また操作部の重量が重くなるな
どの問題がある。
鏡は、ギヤ機構を用いてトルクを軽くしたりする他、フ
リーエンゲージなどを必要とするために、どうしても彎
曲系が複雑になったり、また操作部の重量が重くなるな
どの問題がある。
そこで、これに鑑み実願昭59−2344号で示すよう
なものが提案されている。これは、彎曲部に形状記憶合
金を使って、この形状記憶合金に温度変化を加えて彎曲
部を彎曲させるようにしたものである。
なものが提案されている。これは、彎曲部に形状記憶合
金を使って、この形状記憶合金に温度変化を加えて彎曲
部を彎曲させるようにしたものである。
こうした彎曲部に形状記憶合金を用いて彎曲させるもの
は、形状記憶効果によって確かに内視鏡における構成を
簡素化にすることができるものの、反面、体腔壁と接す
る関係にある彎曲部に形状記憶合金を用いているから、
形状記憶合金を作動させるために、温度を高くしなけれ
ばならない。そのために、体腔壁が火傷するおそれがあ
り、形状記憶合金に急激な温度変化を加えることができ
ない事情にある。このため、彎曲部の応答性は悪く、こ
うした構成の簡素を図ることができる利点をもつ形状記
憶合金を使って応答性に優れる彎曲操作を行なうことが
できるものが要望されている。
は、形状記憶効果によって確かに内視鏡における構成を
簡素化にすることができるものの、反面、体腔壁と接す
る関係にある彎曲部に形状記憶合金を用いているから、
形状記憶合金を作動させるために、温度を高くしなけれ
ばならない。そのために、体腔壁が火傷するおそれがあ
り、形状記憶合金に急激な温度変化を加えることができ
ない事情にある。このため、彎曲部の応答性は悪く、こ
うした構成の簡素を図ることができる利点をもつ形状記
憶合金を使って応答性に優れる彎曲操作を行なうことが
できるものが要望されている。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、形状記憶合金を使って応答性に優れ
る彎曲操作を行なうことができる内視鏡を提供すること
にある。
的とするところは、形状記憶合金を使って応答性に優れ
る彎曲操作を行なうことができる内視鏡を提供すること
にある。
すなわち、この発明は、彎曲部内に一端が彎曲部に連結
部に連結された操作ワイヤーを挿通し、基端側において
上記操作ワイヤーの他端に操作ワイヤーを牽引及び弛緩
するように軸方向に往復運動する形状記憶合金からなる
駆動部を連結し、上記形状記憶合金への加熱を制御する
手段を設けたことで、急激な温度変化を使った彎曲を行
なうことができるようにしようとするものである。
部に連結された操作ワイヤーを挿通し、基端側において
上記操作ワイヤーの他端に操作ワイヤーを牽引及び弛緩
するように軸方向に往復運動する形状記憶合金からなる
駆動部を連結し、上記形状記憶合金への加熱を制御する
手段を設けたことで、急激な温度変化を使った彎曲を行
なうことができるようにしようとするものである。
以下、この発明を第1図ないし第5図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第1図は内視鏡の全体を示
し、1は、先端構成部2,彎曲部3,可撓管部4を順次
直列に連結してなる挿入部、5は操作部、6はユニバー
サルコードである。そして、操作部5に上記挿入部1な
らびにユニバーサルコード6の後端部がそれぞれ連結さ
れ、内視鏡本体7を構成している。また、挿入部1内に
は、先端構成部2に設けた対物レンズ(図示しない)と
操作部5に設けた接眼部5aとを結ぶイメージガイド
(図示しない)が設けられている他、先端構成部2に設
けた照明窓(図示しない)とユニバーサルコード6の先
端部に設けたコネクタ6aとを結ぶライトガイド(図示
しない)がそれぞれ挿通され、接眼部5aから先端構成
部2の前方を見ることができるようになっている。
例にもとづいて説明する。第1図は内視鏡の全体を示
し、1は、先端構成部2,彎曲部3,可撓管部4を順次
直列に連結してなる挿入部、5は操作部、6はユニバー
サルコードである。そして、操作部5に上記挿入部1な
らびにユニバーサルコード6の後端部がそれぞれ連結さ
れ、内視鏡本体7を構成している。また、挿入部1内に
は、先端構成部2に設けた対物レンズ(図示しない)と
操作部5に設けた接眼部5aとを結ぶイメージガイド
(図示しない)が設けられている他、先端構成部2に設
けた照明窓(図示しない)とユニバーサルコード6の先
端部に設けたコネクタ6aとを結ぶライトガイド(図示
しない)がそれぞれ挿通され、接眼部5aから先端構成
部2の前方を見ることができるようになっている。
一方、8a,8bは挿入部1内から操作部5内に渡って
挿通された2本の操作ワイヤー、9a,9bは操作部5
内に配された同一構造をもつ2つの形状記憶素子であ
る。そして、操作ワイヤー8a,8aの各先端部は先端
構成部2に連結され、また後端部は上記形状記憶素子9
a,9bにそれぞれ連結され、操作ワイヤー8a,8b
を通して、彎曲部3を形状記憶効果を使って彎曲できる
ようにしている。
挿通された2本の操作ワイヤー、9a,9bは操作部5
内に配された同一構造をもつ2つの形状記憶素子であ
る。そして、操作ワイヤー8a,8aの各先端部は先端
構成部2に連結され、また後端部は上記形状記憶素子9
a,9bにそれぞれ連結され、操作ワイヤー8a,8b
を通して、彎曲部3を形状記憶効果を使って彎曲できる
ようにしている。
そして、この形状記憶素子9a,9bの構造が第2図に
示されている。ここで、形状記憶素子9a,9bの構造
について説明すれば、10は筒状に構成されたケース、
11はそのケース10内に軸方向に貫通して設けられた
スライド自在な作動軸、12はその作動軸11の中途部
にケース10内を仕切るように設けられた仕切板であ
る。そして、仕切板12で仕切られるケース10の右側
空間に可逆性をもつコイル状に成形された形状記憶合金
13駆動部が介装される一方、左側空間にバイアススプ
リング14が介装され、形状記憶合金13に熱を加える
ことにより、あらかじめ彎曲に要する長さが形状記憶さ
れた形状記憶合金13が作動する他、これを冷却するこ
とにより元の状態に戻って、作動軸11を進退動させる
ことができるようにしている。そして、こうした形状記
憶素子9a,9bの各作動軸11の右側端がそれぞれ操
作ワイヤー8a,8bの端部に接続され、形状記憶合金
13と各操作ワイヤー8a,8bとを連結している。つ
まり、形状記憶合金13は操作ワイヤー8a,8bを牽
引及び弛緩するように軸方向に往復運動するようになっ
ている。
示されている。ここで、形状記憶素子9a,9bの構造
について説明すれば、10は筒状に構成されたケース、
11はそのケース10内に軸方向に貫通して設けられた
スライド自在な作動軸、12はその作動軸11の中途部
にケース10内を仕切るように設けられた仕切板であ
る。そして、仕切板12で仕切られるケース10の右側
空間に可逆性をもつコイル状に成形された形状記憶合金
13駆動部が介装される一方、左側空間にバイアススプ
リング14が介装され、形状記憶合金13に熱を加える
ことにより、あらかじめ彎曲に要する長さが形状記憶さ
れた形状記憶合金13が作動する他、これを冷却するこ
とにより元の状態に戻って、作動軸11を進退動させる
ことができるようにしている。そして、こうした形状記
憶素子9a,9bの各作動軸11の右側端がそれぞれ操
作ワイヤー8a,8bの端部に接続され、形状記憶合金
13と各操作ワイヤー8a,8bとを連結している。つ
まり、形状記憶合金13は操作ワイヤー8a,8bを牽
引及び弛緩するように軸方向に往復運動するようになっ
ている。
一方、ユニバーサルコード6を通じて内視鏡に照明光を
送る光源装置15内には、上記各形状記憶素子9a,9
bの形状記憶合金13を作動させるための加熱系16,
ならびに冷却系17が設けられている。加熱系16とし
ては第2図で示すように、パルス通電部18、制御部1
9、合金抵抗測定回路20を直列につなぐと共に、合金
抵抗測定回路20とパルス通電部18とをつないだ回路
で構成される。そして、パルス通電部18の出力側が、
挿入部1内に挿通された電線21,21を通じて各形状
記憶素子9a,9bの形状記憶合金13の一端部に接続
され、各形状記憶合金13,13にパルス通電を行なう
ことができるようにしている。また合金抵抗測定回路2
0の入力側は、同様に挿入部1内に挿通された電線2
2,22を通じて各形状記憶素子9a,9bの形状記憶
合金13の他端部に接続され、各形状記憶合金13,1
3の抵抗を検知できるようにしている。一方、制御部1
9としては各種の彎曲変位に応じて通電パルス数を制御
できるよう構成されていて、形状記憶合金13に対する
入熱量の変化から任意の動作状態を得ることができるよ
うにしている他、形状記憶合金13の抵抗の変化をとら
えて今、どれだけ形状記憶合金13が変位しているかを
比較により検知してその状態に応じた通電パルス数に制
御できるようにしている。これにより、彎曲部3の彎曲
角度を制御できるようにしている。
送る光源装置15内には、上記各形状記憶素子9a,9
bの形状記憶合金13を作動させるための加熱系16,
ならびに冷却系17が設けられている。加熱系16とし
ては第2図で示すように、パルス通電部18、制御部1
9、合金抵抗測定回路20を直列につなぐと共に、合金
抵抗測定回路20とパルス通電部18とをつないだ回路
で構成される。そして、パルス通電部18の出力側が、
挿入部1内に挿通された電線21,21を通じて各形状
記憶素子9a,9bの形状記憶合金13の一端部に接続
され、各形状記憶合金13,13にパルス通電を行なう
ことができるようにしている。また合金抵抗測定回路2
0の入力側は、同様に挿入部1内に挿通された電線2
2,22を通じて各形状記憶素子9a,9bの形状記憶
合金13の他端部に接続され、各形状記憶合金13,1
3の抵抗を検知できるようにしている。一方、制御部1
9としては各種の彎曲変位に応じて通電パルス数を制御
できるよう構成されていて、形状記憶合金13に対する
入熱量の変化から任意の動作状態を得ることができるよ
うにしている他、形状記憶合金13の抵抗の変化をとら
えて今、どれだけ形状記憶合金13が変位しているかを
比較により検知してその状態に応じた通電パルス数に制
御できるようにしている。これにより、彎曲部3の彎曲
角度を制御できるようにしている。
他方、冷却系17は、光源装置15に内蔵された図示し
ない送気機構を使って構成される。そして、この送気機
構の送気出口は、挿入部1内に挿通した送気管23…を
介して各形状記憶素子9a,9bのケース10に連通接
続され、冷却風をケース10内に供給することで、先の
パルス通電によって変位した形状記憶合金13を元の形
状に戻すことができるようにしている。こうした冷却系
17は彎曲部3を元の状態に戻すときに働くように制御
されている。そして、こうした冷却系17および加熱系
16は、図示はしないが操作部5のボタン操作によって
操作されるようになっていて、冷却系17および加熱系
16から制御手段24を構成するようにしている。
ない送気機構を使って構成される。そして、この送気機
構の送気出口は、挿入部1内に挿通した送気管23…を
介して各形状記憶素子9a,9bのケース10に連通接
続され、冷却風をケース10内に供給することで、先の
パルス通電によって変位した形状記憶合金13を元の形
状に戻すことができるようにしている。こうした冷却系
17は彎曲部3を元の状態に戻すときに働くように制御
されている。そして、こうした冷却系17および加熱系
16は、図示はしないが操作部5のボタン操作によって
操作されるようになっていて、冷却系17および加熱系
16から制御手段24を構成するようにしている。
しかして、このように構成された内視鏡を使って彎曲部
3を彎曲させるときには、操作部5をボタン操作する。
これにより、アングルをかける側の形状記憶素子9aの
形状記憶合金13にパルス通電が行われる。そして、そ
の通電された形状記憶合金13は第3図で示すように、
隣接するバイアススプリング14の弾性力に抗して次第
に伸び、仕切板12を移動させて、アングルをかける側
の操作ワイヤー8aを手元側へ引張り、彎曲部3を彎曲
させて、挿入部1の先端部にアングルをかけることにな
る。このとき、アングルの角度は制御部19による通電
パルス数の変化によって第5図で示すように行われる。
すなわち、形状記憶合金13の動作変位△Lはその形状
記憶合金13の抵抗と反比例の関係にあることに留意し
て、制御部19、合金抵抗測定回路20を使って、必要
とする彎曲変位△Lに到達するまでは、パルス数の多い
パルス通電を行なって形状記憶合金13に対する入熱量
を増大させていく。そして、所望とするアングルの角度
を、あらかじめ制御部19に設定された抵抗と合金抵抗
測定回路20とから出力される抵抗との比較から満た
し、その後、形状記憶合金13へそのアングルをかけた
状態における放熱熱量分、熱を補償するようなパルス数
の少ないパルス通電を行なって、所望とするアングル角
度に保持する。なお、こうしたアングル角度は通電パル
ス数の変化でなく、デューティ比をかえて行なうように
してもよい。
3を彎曲させるときには、操作部5をボタン操作する。
これにより、アングルをかける側の形状記憶素子9aの
形状記憶合金13にパルス通電が行われる。そして、そ
の通電された形状記憶合金13は第3図で示すように、
隣接するバイアススプリング14の弾性力に抗して次第
に伸び、仕切板12を移動させて、アングルをかける側
の操作ワイヤー8aを手元側へ引張り、彎曲部3を彎曲
させて、挿入部1の先端部にアングルをかけることにな
る。このとき、アングルの角度は制御部19による通電
パルス数の変化によって第5図で示すように行われる。
すなわち、形状記憶合金13の動作変位△Lはその形状
記憶合金13の抵抗と反比例の関係にあることに留意し
て、制御部19、合金抵抗測定回路20を使って、必要
とする彎曲変位△Lに到達するまでは、パルス数の多い
パルス通電を行なって形状記憶合金13に対する入熱量
を増大させていく。そして、所望とするアングルの角度
を、あらかじめ制御部19に設定された抵抗と合金抵抗
測定回路20とから出力される抵抗との比較から満た
し、その後、形状記憶合金13へそのアングルをかけた
状態における放熱熱量分、熱を補償するようなパルス数
の少ないパルス通電を行なって、所望とするアングル角
度に保持する。なお、こうしたアングル角度は通電パル
ス数の変化でなく、デューティ比をかえて行なうように
してもよい。
また、こうした彎曲した状態を戻すときには、先の動作
した形状記憶素子9aとは反対側の形状記憶素子9bの
形状記憶合金13を先の形状記憶素子9aの時と同様に
作動させると同時に、光源装置15から送気管23を通
して形状記憶素子9a側の形状記憶合金13に冷却風を
吹付けることにより、作動した形状記憶合金13が第4
図示すように元の形状に戻り、バイアススプリング14
によって操作ワイヤー8aをゆるむ方向に送り、彎曲し
た彎曲部3を戻す。
した形状記憶素子9aとは反対側の形状記憶素子9bの
形状記憶合金13を先の形状記憶素子9aの時と同様に
作動させると同時に、光源装置15から送気管23を通
して形状記憶素子9a側の形状記憶合金13に冷却風を
吹付けることにより、作動した形状記憶合金13が第4
図示すように元の形状に戻り、バイアススプリング14
によって操作ワイヤー8aをゆるむ方向に送り、彎曲し
た彎曲部3を戻す。
かくして形状記憶合金13にて、操作ワイヤー8a,8
bを操作するようにしたことで、形状記憶合金13に対
して急激な温度変化を加えることができるようになり、
構成を簡素化することができる利点をもつ形状記憶合金
13を使って彎曲部3の応答性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
bを操作するようにしたことで、形状記憶合金13に対
して急激な温度変化を加えることができるようになり、
構成を簡素化することができる利点をもつ形状記憶合金
13を使って彎曲部3の応答性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
なお、上述した第1の実施例では形状記憶合金の変位を
合金抵抗測定回路を使って検知したが、これに限らず、
光学的な手段でもって検知するようにしてもよく、また
バイアススプリングに形状記憶合金を使用してもよい。
但し、バイアススプリングに形状記憶合金を使用する場
合、先の第1の実施例では、高温になるとき収縮する性
能をもつ形状記憶合金を使用する。
合金抵抗測定回路を使って検知したが、これに限らず、
光学的な手段でもって検知するようにしてもよく、また
バイアススプリングに形状記憶合金を使用してもよい。
但し、バイアススプリングに形状記憶合金を使用する場
合、先の第1の実施例では、高温になるとき収縮する性
能をもつ形状記憶合金を使用する。
また、第6図はこの発明の第2の実施例を示し、これは
先に述べた通電のみによって形状記憶合金13を動作さ
せるものに対し、通電の他、気体又は流体を媒体に使用
して形状記憶合金13の作動を制御できるようにしたも
のを示し、具体的には筒状のケース30内にその軸方向
に沿って一端が固定、他端がスライドできるようにして
棒状に成形された形状記憶合金13を設け、この形状記
憶合金13のケース20から露出した他端部に操作ワイ
ヤー8a,8bをスウェージングで連結する一方、ケー
ス30に2つの送気管部31,31を設けるようにし
て、通電する他、送気管部31から温水又は温風をケー
ス30内に流通させることで、操作ワイヤー8aあるい
は操作ワイヤー8bをたるませ、冷水または冷風を流通
させることにより操作ワイヤー8aあるいは操作ワイヤ
ー8bを引張るようにしたものである。なお、32は形
状記憶合金13へ通電させるための電線を示す。
先に述べた通電のみによって形状記憶合金13を動作さ
せるものに対し、通電の他、気体又は流体を媒体に使用
して形状記憶合金13の作動を制御できるようにしたも
のを示し、具体的には筒状のケース30内にその軸方向
に沿って一端が固定、他端がスライドできるようにして
棒状に成形された形状記憶合金13を設け、この形状記
憶合金13のケース20から露出した他端部に操作ワイ
ヤー8a,8bをスウェージングで連結する一方、ケー
ス30に2つの送気管部31,31を設けるようにし
て、通電する他、送気管部31から温水又は温風をケー
ス30内に流通させることで、操作ワイヤー8aあるい
は操作ワイヤー8bをたるませ、冷水または冷風を流通
させることにより操作ワイヤー8aあるいは操作ワイヤ
ー8bを引張るようにしたものである。なお、32は形
状記憶合金13へ通電させるための電線を示す。
以上説明したようにこの発明によれば、基端側におい
て、操作ワイヤーの他端に形状記憶合金からなる駆動部
を連結し、上記形状記憶合金を軸方向に往復運動するよ
う、上記形状記憶合金への加熱を制御したことで、形状
記憶記憶合金に対して急激な温度変化を加えることがで
きるようになる。
て、操作ワイヤーの他端に形状記憶合金からなる駆動部
を連結し、上記形状記憶合金を軸方向に往復運動するよ
う、上記形状記憶合金への加熱を制御したことで、形状
記憶記憶合金に対して急激な温度変化を加えることがで
きるようになる。
したがって、構成を簡素化することができる利点をもつ
形状記憶合金を使って応答性に優れる彎曲操作を行なう
ことができる。
形状記憶合金を使って応答性に優れる彎曲操作を行なう
ことができる。
第1図ないし第5図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は形状記憶合金を操作部に装着した内視鏡を示す
概略構成図、第2図はその形状記憶合金廻りの構造なら
びにその制御系の構成を示す断面図、第3図は高温時の
形状記憶合金の状態を示す断面図、第4図は低温時の形
状記憶合金の状態を示す断面図、第5図は形状記憶合金
の作動推移を通電パルス、抵抗などから示した線図、第
6図はこの発明の第2の実施例の要部を示す断面図であ
る。 1…挿入部、3…彎曲部、5…操作部、7…内視鏡本
体、8a,8b…操作ワイヤー、13…形状記憶合金駆
動部、24…制御手段。
第1図は形状記憶合金を操作部に装着した内視鏡を示す
概略構成図、第2図はその形状記憶合金廻りの構造なら
びにその制御系の構成を示す断面図、第3図は高温時の
形状記憶合金の状態を示す断面図、第4図は低温時の形
状記憶合金の状態を示す断面図、第5図は形状記憶合金
の作動推移を通電パルス、抵抗などから示した線図、第
6図はこの発明の第2の実施例の要部を示す断面図であ
る。 1…挿入部、3…彎曲部、5…操作部、7…内視鏡本
体、8a,8b…操作ワイヤー、13…形状記憶合金駆
動部、24…制御手段。
Claims (1)
- 【請求項1】先端部に彎曲部を設けた挿入部と、上記彎
曲部内に挿通され一端が彎曲部に連結された操作ワイヤ
ーと、基端側に設けられ上記操作ワイヤーの他端に連結
し、操作ワイヤーを牽引及び弛緩するように軸方向に往
復運動する形状記憶合金からなる駆動部と、上記形状記
憶合金への加熱を制御する手段とを設けたことを特徴と
する内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59215702A JPH066100B2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59215702A JPH066100B2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 内視鏡 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3100782A Division JPH0661320B2 (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6194631A JPS6194631A (ja) | 1986-05-13 |
JPH066100B2 true JPH066100B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=16676744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59215702A Expired - Lifetime JPH066100B2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066100B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2599145B2 (ja) * | 1987-10-08 | 1997-04-09 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用湾曲装置 |
US4794912A (en) * | 1987-08-17 | 1989-01-03 | Welch Allyn, Inc. | Borescope or endoscope with fluid dynamic muscle |
JP2887165B2 (ja) * | 1987-09-08 | 1999-04-26 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡 |
US4987314A (en) * | 1988-04-21 | 1991-01-22 | Olympus Optical Co., Ltd. | Actuator apparatus utilizing a shape-memory alloy |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5825140A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-15 | オリンパス光学工業株式会社 | 記憶金属による内視鏡湾曲装置 |
JPS58118728A (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡の彎曲装置 |
JPS592344U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-09 | 日本ゼオン株式会社 | 医療用チユ−ブ先端操作装置 |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP59215702A patent/JPH066100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6194631A (ja) | 1986-05-13 |
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