JPH0660531A - スピンドル機構 - Google Patents
スピンドル機構Info
- Publication number
- JPH0660531A JPH0660531A JP4224509A JP22450992A JPH0660531A JP H0660531 A JPH0660531 A JP H0660531A JP 4224509 A JP4224509 A JP 4224509A JP 22450992 A JP22450992 A JP 22450992A JP H0660531 A JPH0660531 A JP H0660531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor case
- spindle mechanism
- centering guide
- turntable
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】記録媒体ディスク用のスピンドル機構におい
て、軸方向における寸法の小型化並びに部品点数及び組
立工数を削減する。 【構成】 モータベース2の軸受部4に回転自在に支持
された回転軸7と、その軸回りに配置されたステータコ
イル9、9、・・・と、該ステータコイルに対向するロ
ータマグネット14が下面に固定され中心部13が回転
軸に結合されたロータケース10とによってモータ15
を構成し、上記ロータケースの上面壁11の中央部にセ
ンタリングガイド17を設け、このロータケースの上面
板を記録媒体ディスク16の中心部が着脱自在に載置さ
れるターンテーブルとする。
て、軸方向における寸法の小型化並びに部品点数及び組
立工数を削減する。 【構成】 モータベース2の軸受部4に回転自在に支持
された回転軸7と、その軸回りに配置されたステータコ
イル9、9、・・・と、該ステータコイルに対向するロ
ータマグネット14が下面に固定され中心部13が回転
軸に結合されたロータケース10とによってモータ15
を構成し、上記ロータケースの上面壁11の中央部にセ
ンタリングガイド17を設け、このロータケースの上面
板を記録媒体ディスク16の中心部が着脱自在に載置さ
れるターンテーブルとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なスピンドル機構に
関する。詳しくは、記録媒体ディスクが着脱自在に載置
されるターンテーブルを備えたスピンドル機構に関する
ものであり、特別な部品としてのターンテーブルを省略
するとことができ、これにより、軸方向における寸法を
かなり小さくすることができると共に、部品点数及び組
立工数を削減することができる新規なスピンドル機構を
提供しようとするものである。
関する。詳しくは、記録媒体ディスクが着脱自在に載置
されるターンテーブルを備えたスピンドル機構に関する
ものであり、特別な部品としてのターンテーブルを省略
するとことができ、これにより、軸方向における寸法を
かなり小さくすることができると共に、部品点数及び組
立工数を削減することができる新規なスピンドル機構を
提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】光学ディスク等の記録媒体ディスクを回
転させる機構として、記録媒体ディスクの中心部が着脱
自在に載置されるターンテーブル(「チャッキングテー
ブル」等と称する場合もある。)をモータの回転軸に結
合した構造のスピンドル機構が用いられる。
転させる機構として、記録媒体ディスクの中心部が着脱
自在に載置されるターンテーブル(「チャッキングテー
ブル」等と称する場合もある。)をモータの回転軸に結
合した構造のスピンドル機構が用いられる。
【0003】図9は従来のスピンドル機構の一例aを示
すものである。
すものである。
【0004】同図において、bはシャーシcの下面に固
定されたモータ、dはその回転軸であり、シャーシcの
上方へ突出されている。
定されたモータ、dはその回転軸であり、シャーシcの
上方へ突出されている。
【0005】eはその中心部に圧入孔fが形成された円
板状のターンテーブルであり、モータbの回転軸dのシ
ャーシcから上方へ突出した部分が上記圧入孔fに圧入
され、これにより、ターンテーブルeがモータbによっ
て回転されるように結合される。
板状のターンテーブルであり、モータbの回転軸dのシ
ャーシcから上方へ突出した部分が上記圧入孔fに圧入
され、これにより、ターンテーブルeがモータbによっ
て回転されるように結合される。
【0006】gはターンテーブルeの上面にこれと同軸
状に一体に突設されたセンタリングガイドである。
状に一体に突設されたセンタリングガイドである。
【0007】hは記録媒体ディスクであり、そのセンタ
ー孔iに上記センタリングガイドgが嵌合されるように
ターンテーブルe上に着脱自在に載置される。
ー孔iに上記センタリングガイドgが嵌合されるように
ターンテーブルe上に着脱自在に載置される。
【0008】尚、ターンテーブルe上に載置された記録
媒体ディスクhは固定側部材に対して回転自在に支持さ
れた図示しないチャッキングプレートによって保持さ
れ、キャッチングプレートと共に回転するように支持さ
れる。
媒体ディスクhは固定側部材に対して回転自在に支持さ
れた図示しないチャッキングプレートによって保持さ
れ、キャッチングプレートと共に回転するように支持さ
れる。
【0009】しかして、モータbを回転させるとターン
テーブルeが記録媒体ディスクhと一体的に回転され
る。
テーブルeが記録媒体ディスクhと一体的に回転され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスピ
ンドル機構aにあっては、ターンテーブルe及びセンタ
リングガイドgが専用部品となっているため、部品点数
が多く、かつ、軸方向における寸法を小さくすることが
困難であるという問題がある。
ンドル機構aにあっては、ターンテーブルe及びセンタ
リングガイドgが専用部品となっているため、部品点数
が多く、かつ、軸方向における寸法を小さくすることが
困難であるという問題がある。
【0011】また、このようなスピンドル機構aにあっ
ては、回転される記録媒体ディスクhが面振れ等を起こ
したりしないようにするために、その各部の加工や組み
付けに極めて高い精度が要求される。
ては、回転される記録媒体ディスクhが面振れ等を起こ
したりしないようにするために、その各部の加工や組み
付けに極めて高い精度が要求される。
【0012】特に、ターンテーブルeの上面や圧入孔f
等各部位が精度良く加工される必要があることは勿論、
該ターンテーブルeの上面がモータbの回転軸dの軸方
向に精度良く直交する状態で結合されることが重要であ
り、これらのことがスピンドル機構aのコストを高いも
のにしてしまう大きな原因になっていた。
等各部位が精度良く加工される必要があることは勿論、
該ターンテーブルeの上面がモータbの回転軸dの軸方
向に精度良く直交する状態で結合されることが重要であ
り、これらのことがスピンドル機構aのコストを高いも
のにしてしまう大きな原因になっていた。
【0013】そして、ターンテーブルeと回転軸dとの
結合を精度良く行うにはターンテーブルeの圧入孔fの
内周面と回転軸dの外周面との接触面積を大きくする必
要があり、圧入孔fの長さ、即ち、ターンテーブルeの
軸方向の長さ(厚さ)を大きくしなければならず、これ
が、スピンドル機構aの軸方向における寸法を大きくし
てしまう原因の一つになっていた。
結合を精度良く行うにはターンテーブルeの圧入孔fの
内周面と回転軸dの外周面との接触面積を大きくする必
要があり、圧入孔fの長さ、即ち、ターンテーブルeの
軸方向の長さ(厚さ)を大きくしなければならず、これ
が、スピンドル機構aの軸方向における寸法を大きくし
てしまう原因の一つになっていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明スピンド
ル機構は、上記した課題を解決するために、モータのロ
ータケースの上面板を記録媒体ディスクの中心部が着脱
自在に載置されるターンテーブルとしたものである。
ル機構は、上記した課題を解決するために、モータのロ
ータケースの上面板を記録媒体ディスクの中心部が着脱
自在に載置されるターンテーブルとしたものである。
【0015】
【作用】従って、本発明スピンドル機構にあっては、専
用部品としてのターンテーブルは必要ないので、その
分、部品点数や組立の手間を削減することができると共
に、コストの低減に大きく寄与することができる。
用部品としてのターンテーブルは必要ないので、その
分、部品点数や組立の手間を削減することができると共
に、コストの低減に大きく寄与することができる。
【0016】しかも、モータのロータケースの上面板が
そのままターンテーブルとなるので、軸方向における寸
法を小さくすることができる。
そのままターンテーブルとなるので、軸方向における寸
法を小さくすることができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明スピンドル機構の詳細を添付
図面に示した各実施例に従って説明する。
図面に示した各実施例に従って説明する。
【0018】図1乃至図4は本発明スピンドル機構の第
1の実施例1を示すものである。
1の実施例1を示すものである。
【0019】2はモータベースであり、略円板状をした
ベース部3とその中央部から上方へ突出した円筒形の軸
受部4とから成り、ベース部3がシャーシ5に固定され
る。
ベース部3とその中央部から上方へ突出した円筒形の軸
受部4とから成り、ベース部3がシャーシ5に固定され
る。
【0020】6、6は上記軸受部4の孔4aの上部と下
部に内嵌状に設けられたボールベアリングである。
部に内嵌状に設けられたボールベアリングである。
【0021】7は回転軸であり、モータベース2の軸受
部4の長さの略2倍の長さを有し、その下側半分が上記
ボールベアリング6、6に内嵌状に支持され、これによ
り、回転軸7はモータベース2に対して回転自在に支持
される。
部4の長さの略2倍の長さを有し、その下側半分が上記
ボールベアリング6、6に内嵌状に支持され、これによ
り、回転軸7はモータベース2に対して回転自在に支持
される。
【0022】8はステータ基板であり、その上面には周
方向へ等間隔で配列された扁平な多数のステータコイル
9、9、・・・が配置されている。
方向へ等間隔で配列された扁平な多数のステータコイル
9、9、・・・が配置されている。
【0023】そして、該ステータ基板8はそのステータ
コイル9、9、・・・の配列中心に形成された挿通孔8
aをモータベース2の軸受部4が挿通された状態でベー
ス部3の上面に固定され、それにより、ステータコイル
9、9、・・・が回転軸7の軸回りに配置される。
コイル9、9、・・・の配列中心に形成された挿通孔8
aをモータベース2の軸受部4が挿通された状態でベー
ス部3の上面に固定され、それにより、ステータコイル
9、9、・・・が回転軸7の軸回りに配置される。
【0024】10は鉄等の磁性体金属により形成された
ロータケースであり、後述する記録媒体ディスクのセン
ター孔の直径の略2倍の直径を有する円板状の上面板1
1と、その外周縁から下方へ垂設された外周壁12と、
軸方向の寸法が小さい略円筒状をしたボス部13とから
成り、ボス部13は上面板11の中心部から下方へ突出
するように形成されている。
ロータケースであり、後述する記録媒体ディスクのセン
ター孔の直径の略2倍の直径を有する円板状の上面板1
1と、その外周縁から下方へ垂設された外周壁12と、
軸方向の寸法が小さい略円筒状をしたボス部13とから
成り、ボス部13は上面板11の中心部から下方へ突出
するように形成されている。
【0025】尚、このようなロータケース10はプレス
加工や鍛造等によってその各部が一体に形成される。
加工や鍛造等によってその各部が一体に形成される。
【0026】14は扁平なリング状をし、周方向にS極
とN極とが交互に着磁されたロータマグネットであり、
ロータケース10の上面板11の下面に固着されてい
る。
とN極とが交互に着磁されたロータマグネットであり、
ロータケース10の上面板11の下面に固着されてい
る。
【0027】そして、ロータケース10はそのボス部1
3に回転軸7の上下方向の中央部より稍上端部寄りの位
置が圧入されて、これにより、ロータケース10と回転
軸7とが一体的に結合されると共に、ロータマグネット
14とステータコイル9、9、・・・とが所定の間隙を
空けて対置される。
3に回転軸7の上下方向の中央部より稍上端部寄りの位
置が圧入されて、これにより、ロータケース10と回転
軸7とが一体的に結合されると共に、ロータマグネット
14とステータコイル9、9、・・・とが所定の間隙を
空けて対置される。
【0028】しかして、以上のようにして平面対向型の
アウターロータ式モータ15が構成され、ステータコイ
ル9、9、・・・に駆動電流を供給すると、ロータマグ
ネット14に回転力が付勢され、これによって、ロータ
ケース10が回転される。
アウターロータ式モータ15が構成され、ステータコイ
ル9、9、・・・に駆動電流を供給すると、ロータマグ
ネット14に回転力が付勢され、これによって、ロータ
ケース10が回転される。
【0029】そして、上記ロータケース10の上面板1
1は記録媒体ディスク16の中心部が着脱自在に載置さ
れるターンテーブルを兼ねている。
1は記録媒体ディスク16の中心部が着脱自在に載置さ
れるターンテーブルを兼ねている。
【0030】17は合成樹脂製のセンタリングガイド、
即ち、記録媒体ディスク16のターンテーブルに対する
位置決めを行うための位置決め部材であり、記録媒体デ
ィスク16のセンター孔16aの直径と同じ大きさか又
は稍小さな外径をした比較的厚い円板状をしており、そ
の中心部には上記回転軸7の軸径より稍小さい圧入孔1
7aが形成されていると共に、その外周面と上面とが連
続する部分が円錐状斜面に形成されている。
即ち、記録媒体ディスク16のターンテーブルに対する
位置決めを行うための位置決め部材であり、記録媒体デ
ィスク16のセンター孔16aの直径と同じ大きさか又
は稍小さな外径をした比較的厚い円板状をしており、そ
の中心部には上記回転軸7の軸径より稍小さい圧入孔1
7aが形成されていると共に、その外周面と上面とが連
続する部分が円錐状斜面に形成されている。
【0031】かかるセンタリングガイド17はその圧入
孔17aに回転軸7の上端部が圧入され、かつ、その下
面がロータケース10の上面板11の上面11a(以
下、「ディスク載置面」と言う。)に接着される。
孔17aに回転軸7の上端部が圧入され、かつ、その下
面がロータケース10の上面板11の上面11a(以
下、「ディスク載置面」と言う。)に接着される。
【0032】しかして、記録媒体ディスク16は上記デ
ィスク載置面11aにそのセンター孔16aにセンタリ
ングガイド17が内嵌されるように載置される。
ィスク載置面11aにそのセンター孔16aにセンタリ
ングガイド17が内嵌されるように載置される。
【0033】また、このように載置された記録媒体ディ
スク16はこれを挟んでディスク載置面11aに圧着さ
れ、かつ、固定側部材に対して回転自在に支持された図
示しないチャッキングプレートによって保持され、該チ
ャッキングプレートと共に回転するように支持される。
スク16はこれを挟んでディスク載置面11aに圧着さ
れ、かつ、固定側部材に対して回転自在に支持された図
示しないチャッキングプレートによって保持され、該チ
ャッキングプレートと共に回転するように支持される。
【0034】従って、ロータケース10を回転させるこ
とにより、これと一体的に記録媒体ディスク16が回転
される。
とにより、これと一体的に記録媒体ディスク16が回転
される。
【0035】図3は上記ロータケース10の変形例10
Aを示すものであり、このロータケース10Aはそのボ
ス部13が上方に向かって突設されている。
Aを示すものであり、このロータケース10Aはそのボ
ス部13が上方に向かって突設されている。
【0036】従って、該ボス部13の軸方向における長
さは記録媒体ディスク16の装着の妨げにならない範囲
内で長くすることができる(図面ではセンタリングガイ
ド17の厚みと略同じ長さにしてある。)ので、その
分、回転軸7との結合の精度を高めることができる。
さは記録媒体ディスク16の装着の妨げにならない範囲
内で長くすることができる(図面ではセンタリングガイ
ド17の厚みと略同じ長さにしてある。)ので、その
分、回転軸7との結合の精度を高めることができる。
【0037】図4はセンタリングガイドの変形例を示す
ものである。
ものである。
【0038】10Bはロータケースであり、その上面板
11の中心部には円形の取付孔18が形成されている。
11の中心部には円形の取付孔18が形成されている。
【0039】17Aは金属製のセンタリングガイドであ
り、その中心部から下方へ突出した円筒状の突部19が
一体的に形成されており、該突部19の孔19aはセン
タリングガイド17Aの中心部を貫通されている。
り、その中心部から下方へ突出した円筒状の突部19が
一体的に形成されており、該突部19の孔19aはセン
タリングガイド17Aの中心部を貫通されている。
【0040】そして、突部19はロータケース10Bの
上記取付孔18を上方から挿通されると共に、該取付孔
18から突出した部分が拡径されるようにカシメられ、
センタリングガイド17Aがロータケース10Bに固定
される。
上記取付孔18を上方から挿通されると共に、該取付孔
18から突出した部分が拡径されるようにカシメられ、
センタリングガイド17Aがロータケース10Bに固定
される。
【0041】しかして、このようなロータケース10B
はセンタリングガイド17Aの孔19aに回転軸7の上
端部を圧入して、回転軸7に一体的に結合される。
はセンタリングガイド17Aの孔19aに回転軸7の上
端部を圧入して、回転軸7に一体的に結合される。
【0042】このような構造によると、センタリングガ
イド17Aの中心と回転軸7の軸心とを比較的容易に一
致させることができる。
イド17Aの中心と回転軸7の軸心とを比較的容易に一
致させることができる。
【0043】図5は本発明スピンドル機構の第2の実施
例20を示すものである。
例20を示すものである。
【0044】尚、この第2の実施例に示すスピンドル機
構20が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と
比較して相違する点は、主として、モータの構造とセン
タリングガイドのロータケースへの取付構造のみであ
る。
構20が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と
比較して相違する点は、主として、モータの構造とセン
タリングガイドのロータケースへの取付構造のみであ
る。
【0045】従って、その説明は上記相違点についての
み行い、他の部分については、図面の各部に、前記スピ
ンドル機構1における同様の部分に付した符号と同じ符
号又はこれに大文字のアルファベット記号を付けた符号
を付することによって説明を省略する。
み行い、他の部分については、図面の各部に、前記スピ
ンドル機構1における同様の部分に付した符号と同じ符
号又はこれに大文字のアルファベット記号を付けた符号
を付することによって説明を省略する。
【0046】このような符号の使い方とその意味は後述
する第3及び第4の実施例においても同様である。
する第3及び第4の実施例においても同様である。
【0047】21、21、・・・は図示しない鉄心に巻
回されたステータコイルであり、モータベース2の軸受
部4の軸回りに配列された状態で該軸受部4に支持され
ている。
回されたステータコイルであり、モータベース2の軸受
部4の軸回りに配列された状態で該軸受部4に支持され
ている。
【0048】そして、この実施例におけるロータケース
10Cの外周壁12の上下幅は上記ステータコイル2
1、21、・・・の全体を囲繞した大きさになってお
り、外周壁12の内周面に直径の大きさの割には軸方向
の寸法の短い円環形をしたロータマグネット22が接着
され、該ロータマグネット22はその内周面上の極性が
周方向で交互に異なるように着磁されている。
10Cの外周壁12の上下幅は上記ステータコイル2
1、21、・・・の全体を囲繞した大きさになってお
り、外周壁12の内周面に直径の大きさの割には軸方向
の寸法の短い円環形をしたロータマグネット22が接着
され、該ロータマグネット22はその内周面上の極性が
周方向で交互に異なるように着磁されている。
【0049】しかして、回転軸7とロータケース10C
とステータコイル21等により鉄心コイル型のアウター
ロータ式モータ23が構成され、ステータコイル21、
21、・・・に駆動電流を供給すると、ロータマグネッ
ト22に回転力が付勢され、これにより、ロータケース
10Cが回転される。
とステータコイル21等により鉄心コイル型のアウター
ロータ式モータ23が構成され、ステータコイル21、
21、・・・に駆動電流を供給すると、ロータマグネッ
ト22に回転力が付勢され、これにより、ロータケース
10Cが回転される。
【0050】センタリングガイド17Bはロータケース
10Cに合成樹脂のアウトサート成形により一体的に形
成される。
10Cに合成樹脂のアウトサート成形により一体的に形
成される。
【0051】即ち、先ず、ロータケース10Cの上面板
11にボス部13を囲うように配列した取付孔24、2
4、・・・を形成し、このようなロータケース10Cを
センタリングガイド17Bの成形時に図示しない成形金
型内に位置させる。
11にボス部13を囲うように配列した取付孔24、2
4、・・・を形成し、このようなロータケース10Cを
センタリングガイド17Bの成形時に図示しない成形金
型内に位置させる。
【0052】次に、成形金型内に溶融樹脂を射出し、ロ
ータケース10Cの上面板11の上面、取付孔24、2
4、・・・内及び下面の取付孔24、24、・・・の周
囲に溶融樹脂を位置させる。
ータケース10Cの上面板11の上面、取付孔24、2
4、・・・内及び下面の取付孔24、24、・・・の周
囲に溶融樹脂を位置させる。
【0053】溶融樹脂が硬化すると、ロータケース10
Cの上面板11の上面の合成樹脂と下面の一部の合成樹
脂と上記取付孔24、24、・・・内の合成樹脂とがロ
ータケース10Cの上面板11と一体的に結合されて、
センタリングガイド17Bが形成される。
Cの上面板11の上面の合成樹脂と下面の一部の合成樹
脂と上記取付孔24、24、・・・内の合成樹脂とがロ
ータケース10Cの上面板11と一体的に結合されて、
センタリングガイド17Bが形成される。
【0054】しかして、センタリングガイド17Bはこ
のように形成されるので、ロータケース10Cに対する
位置関係の精度をセンタリングガイド成形用金型の精度
に依存させることができ、また、センタリングガイド1
7Bをロータケース10Cに固定する手間を省くことが
できる。
のように形成されるので、ロータケース10Cに対する
位置関係の精度をセンタリングガイド成形用金型の精度
に依存させることができ、また、センタリングガイド1
7Bをロータケース10Cに固定する手間を省くことが
できる。
【0055】尚、この第2の実施例において、ロータケ
ース及びセンタリングガイドを上述のような材質、形状
にしたが、これに限らず、上記第1の実施例において図
1、図3又は図4に示したロータケース又はセンタリン
グガイドを適用することもできる。
ース及びセンタリングガイドを上述のような材質、形状
にしたが、これに限らず、上記第1の実施例において図
1、図3又は図4に示したロータケース又はセンタリン
グガイドを適用することもできる。
【0056】また、この第2の実施例に示したロータケ
ース及びセンタリングガイドを上記第1の実施例のスピ
ンドル機構に適用することもできる。
ース及びセンタリングガイドを上記第1の実施例のスピ
ンドル機構に適用することもできる。
【0057】図6は本発明スピンドル機構の第3の実施
例25を示すものである。
例25を示すものである。
【0058】この第3の実施例に示すスピンドル機構2
5が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と比較
して相違する点は、センタリングガイドをロータケース
と一体に形成した点のみであり、従って、図面には要部
のみを示す。
5が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と比較
して相違する点は、センタリングガイドをロータケース
と一体に形成した点のみであり、従って、図面には要部
のみを示す。
【0059】26はセンタリングガイドであり、該セン
タリングガイド26はロータケース10Dの上面板11
の中央部を、円形突部状を為すように、その他の部分よ
り上方に突出させることにより形成されており、その大
きさは前記センタリングガイド17と同じになってい
る。
タリングガイド26はロータケース10Dの上面板11
の中央部を、円形突部状を為すように、その他の部分よ
り上方に突出させることにより形成されており、その大
きさは前記センタリングガイド17と同じになってい
る。
【0060】そして、このセンタリングガイド26の中
心部にボス部13が形成され、該ボス部13に回転軸7
の上端部が圧入される。
心部にボス部13が形成され、該ボス部13に回転軸7
の上端部が圧入される。
【0061】しかして、このような第4の実施例25に
よれば、専用部品としてのセンタリングガイドを省略す
ることができ、部品点数を一層削減することができる。
よれば、専用部品としてのセンタリングガイドを省略す
ることができ、部品点数を一層削減することができる。
【0062】図7及び図8は本発明スピンドル機構の第
4の実施例27を示すものである。
4の実施例27を示すものである。
【0063】この第4の実施例に示すスピンドル機構2
7が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と比較
して相違する点は、ディスク載置面をロータケースとは
別の部材で形成するようにした点のみであり、従って、
この実施例についても図面には要部のみを示してある。
7が前記第1の実施例に示したスピンドル機構1と比較
して相違する点は、ディスク載置面をロータケースとは
別の部材で形成するようにした点のみであり、従って、
この実施例についても図面には要部のみを示してある。
【0064】28はアルミニウム等の快削材により扁平
なリング状を為すように形成されたディスク受け板であ
り、ロータケース10の上面板11のうちセンタリング
ガイド17以外の部分の上面に固着される。
なリング状を為すように形成されたディスク受け板であ
り、ロータケース10の上面板11のうちセンタリング
ガイド17以外の部分の上面に固着される。
【0065】そして、スピンドル機構27の組立が完了
した後、上記ディスク受け板28の上面28aを精度良
く切削し、該上面28aをディスク載置面とする。
した後、上記ディスク受け板28の上面28aを精度良
く切削し、該上面28aをディスク載置面とする。
【0066】しかして、このような第4の実施例27に
よればロータケース10の加工精度や回転軸7との結合
精度等に拘らず、ディスク載置面28aの回転軸7に対
する角度の精度や平滑度等を精確に現出させることがで
きる。
よればロータケース10の加工精度や回転軸7との結合
精度等に拘らず、ディスク載置面28aの回転軸7に対
する角度の精度や平滑度等を精確に現出させることがで
きる。
【0067】尚、この第4の実施例においてロータケー
ス及びセンタリングガイドを上述のような材質、形状等
にしたが、これに限らず、上記第1の実施例又は第2の
実施例において、図1、図3、図4又は図5に示したロ
ータケース又はセンタリングガイドを適用することもで
きる。
ス及びセンタリングガイドを上述のような材質、形状等
にしたが、これに限らず、上記第1の実施例又は第2の
実施例において、図1、図3、図4又は図5に示したロ
ータケース又はセンタリングガイドを適用することもで
きる。
【0068】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明スピンドル機構は、記録媒体ディスクの中心
部が着脱自在に載置されるターンテーブルと該ターンテ
ーブルを回転させるモータとを備えたスピンドル機構で
あって、モータのロータケースの上面板をターンテーブ
ルとしたことを特徴とする。
に、本発明スピンドル機構は、記録媒体ディスクの中心
部が着脱自在に載置されるターンテーブルと該ターンテ
ーブルを回転させるモータとを備えたスピンドル機構で
あって、モータのロータケースの上面板をターンテーブ
ルとしたことを特徴とする。
【0069】従って、本発明スピンドル機構にあって
は、専用部品としてのターンテーブルは必要ないので、
その分、部品点数や組立の手間を削減することができる
と共に、コストの低減に大きく寄与することができる。
は、専用部品としてのターンテーブルは必要ないので、
その分、部品点数や組立の手間を削減することができる
と共に、コストの低減に大きく寄与することができる。
【0070】しかも、モータのロータケースの上面板が
そのままターンテーブルとなるので、軸方向における寸
法を小さくすることができる。
そのままターンテーブルとなるので、軸方向における寸
法を小さくすることができる。
【0071】尚、上記各実施例に示したモータの構造や
ロータケース、センタリングガイド、その他各部の形状
及び材質等は本発明を実施するに当たっての具体化のほ
んの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
ロータケース、センタリングガイド、その他各部の形状
及び材質等は本発明を実施するに当たっての具体化のほ
んの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図1】図2及び図3と共に本発明スピンドル機構の第
1の実施例を示すもので、本図は斜視図である。
1の実施例を示すもので、本図は斜視図である。
【図2】記録媒体ディスクが載置された状態を示す中央
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】ロータケースの変形例を示す断面図である。
【図4】センタリングガイドの変形例を示す中央縦断面
図である。
図である。
【図5】本発明スピンドル機構の第2の実施例を示す中
央縦断面図である。
央縦断面図である。
【図6】本発明スピンドル機構の第3の実施例を示す要
部の中央縦断面図である。
部の中央縦断面図である。
【図7】図8と共に本発明スピンドル機構の第4の実施
例を示すもので、本図は要部の中央縦断図である。
例を示すもので、本図は要部の中央縦断図である。
【図8】要部の分解斜視図である。
【図9】従来のスピンドル機構の一例を一部を切り欠い
て示す側面図である。
て示す側面図である。
1 スピンドル機構 10 ロータケース 11 上面板(ターンテーブル) 15 モータ 16 記録媒体ディスク 16a センター孔 17 センタリングガイド 10A ロータケース 20 スピンドル機構 10B ロータケース 17A センタリングガイド 10C ロータケース 23 モータ 17B センタリングガイド 25 スピンドル機構 10D ロータケース 26 円形突出部(センタリングガイド) 27 スピンドル機構 28 快削材 28a ディスク載置面
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体ディスクの中心部が着脱自在に
載置されるターンテーブルと該ターンテーブルを回転さ
せるモータとを備えたスピンドル機構であって、モータ
のロータケースの上面板をターンテーブルとしたことを
特徴とするスピンドル機構。 - 【請求項2】 ロータケースの上面板に記録媒体ディス
クのセンター孔に嵌合されるセンタリングガイドを設け
たことを特徴とする請求項1に記載のスピンドル機構。 - 【請求項3】 ロータケースにその上面板の中心から上
方へ突出した円形突出部を一体に形成し、該円形突出部
をセンタリングガイドとしたところを特徴とする請求項
2に記載のスピンドル機構。 - 【請求項4】 ロータケースの上面板のセンタリングガ
イド以外の部分の上面に快削材を固着し、該快削材を切
削することでディスク載置面を形成したことを特徴とす
る請求項1、請求項2又は請求項3に記載のスピンドル
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4224509A JPH0660531A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | スピンドル機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4224509A JPH0660531A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | スピンドル機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660531A true JPH0660531A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16814917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4224509A Pending JPH0660531A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | スピンドル機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0660531A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0710862U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-14 | 株式会社三協精機製作所 | 磁気ディスク駆動装置 |
US6256289B1 (en) | 1998-06-18 | 2001-07-03 | Nidec Corporation | Storage media driving motor with rotor magnet position determiner and balancing objects |
JP2006136094A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Funai Electric Co Ltd | 回転体駆動モータ装置とその環状マグネット組込方法 |
JP2012256419A (ja) * | 2007-03-15 | 2012-12-27 | Lg Innotek Co Ltd | スピンドルモータのクランプ装置 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4224509A patent/JPH0660531A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0710862U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-14 | 株式会社三協精機製作所 | 磁気ディスク駆動装置 |
US6256289B1 (en) | 1998-06-18 | 2001-07-03 | Nidec Corporation | Storage media driving motor with rotor magnet position determiner and balancing objects |
JP2006136094A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Funai Electric Co Ltd | 回転体駆動モータ装置とその環状マグネット組込方法 |
JP2012256419A (ja) * | 2007-03-15 | 2012-12-27 | Lg Innotek Co Ltd | スピンドルモータのクランプ装置 |
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