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JPH06509468A - 安定化された抗菌性食品組成物 - Google Patents

安定化された抗菌性食品組成物

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JPH06509468A
JPH06509468A JP5501068A JP50106893A JPH06509468A JP H06509468 A JPH06509468 A JP H06509468A JP 5501068 A JP5501068 A JP 5501068A JP 50106893 A JP50106893 A JP 50106893A JP H06509468 A JPH06509468 A JP H06509468A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 安定化された抗菌性食品組成物 本発明は、患者の消化管に沿う食物摂取のための栄養的にバランスのとれた食品 組成物に関する。
より詳しくは、本発明は、水と混合したときに、低pH1長期間の棚持ち、高い 抗菌(antimicrobial)活性を有し、かつ、溶液中又は懸濁液中に タンパク質α−アミノ酸を含む栄養的にバランスのとれた水溶性粉末食品組成物 に関する。
更なる点においては、本発明は、食品組成物を水と混合したときに、室温で長期 間その均一性を維持し、かつ、著しく低い好気性及び嫌気性細菌活性を示す、2 成分系安定剤を含む水溶性粉末食品組成物に関する。
栄養的にバランスのとれた水溶性粉末食品組成物は、当該技術分野で既知である 。例えば、“抗菌性食品組成物”についての本発明者の米国特許第4.931, 300号を参照のこと。
本発明者の米国特許第4.931,300号に記載されたもののような栄養的に バランスのとれた水溶性粉末食品組成物は、潜在的な欠点を有している。米国特 許第4.931.300号における食品組成物のような2.0〜5.5の範囲の 酸性pH値を有する溶液からは、タンパク質が沈澱する傾向がある。しかしなが ら、2.0〜5.5の範囲の低pH値を有する溶液は、その溶液の酸性度が通常 は高レベルの抗菌活性を付与するので好ましい場合が多い。米国特許第4,93 1,300号に開示した組成物のような食品組成物は1つの例外であって、高度 の抗菌活性を付与しない。このことは、本発明者の米国特許第4.931.30 0号における食品組成物はそれを液体状に戻した後は冷蔵しなければならず、更 に、約72時間以内に使用しなければならないという事実により明かである。戻 した食品組成物の72時間の棚持ちがたとえ相対的に短いとしても、他の同じ食 品組成物の棚持ちよりも依然として実質的に長い。例えば、ロベルツ(Robe rts)への米国特許第4.112.123号を参照のこと。この特許では、同 じく戻して冷蔵した食品組成物の棚持ちは約24時間に過ぎない。米国特許第4 .112.123号及び米国特許第4.931,300号に記載されたタイプの 酸性の水性食品組成物に伴うもう1つの問題点は、適当な食品組成物用安定剤を 特定するのが難しい点である。安定剤は、食品組成物を飲み物として戻したとき に速やかに作用できなければならず、過剰な粘性を有する組成物をもたらしては ならず、長期間の棚持ちを有さなければならず、かつ、食品組成物の酸性的性質 による劣化に耐え得るものでなければなたない。
従って、液体と混合して飲み物を形成したときに、約2.0〜6.5の範囲にあ るpHを有し、高い抗菌活性を有し、室温で長期間の棚持ちを有する低粘性溶液 を生成し、かつ、粒子が溶液から沈澱又は沈降するのを防ぐ水溶性食品組成物を 提供することが非常に望まれているのである。
従って、本発明の主要な目的は、改善された食品組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、タンパク質α−アミノ酸を含み、かつ、pH約2.0〜6 .0で水溶液に戻したときに食品組成物粒子が水溶液から沈澱又は分離するのを 概ね防止する、栄養的にバランスのとれた水溶性食品組成物を提供することにあ る。
本発明の更なる目的は、水溶液に戻したときに高い抗菌活性を有しかつ室温で長 期間の棚持ちを有する、2成分系安定剤を含む栄養的にバランスのとれた水溶性 食品組成物を提供することにある。
これら及び他の、更なる及びより具体的な本発明の目的及び効果は、以下の本発 明の詳細な説明から当業者に明かになるであろう。
簡単に言えば、本発明者は、高い抗菌活性と長期間の棚持ちを有する食品組成物 を見出したのである。該食品組成物は、6〜28重量%の水溶性タンパク質α− アミノ酸:脂肪酸鎖中の炭素原子数が主に6〜26の、4〜22重量%のトリグ リセリド、固形コーンンロソブ、三糖類、四糖類、五糖類、六糖類、デキストロ ース、果糖、ショ糖、麦芽糖、オリゴ糖及び高重合度糖からなる群から選ばれる 、45〜78重量%の炭水化物、0.1〜10.0重量%の乳化剤、0.1〜8 重量%の食用酸:ソルビン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリ ウム、ソルビン酸ナトリウム、及び安息香酸カリウムからなる群から選ばれる、 0.01〜6重量%の抗菌剤、1〜8.5重量%の変性澱粉、及び0,2〜5重 量%のセルロースガムを含む。該食品組成物は、立法センナメートル組成物当た り約3カロリーまでを供給する。液体で戻すと、該組成物は250〜650の重 量オスモル濃度(01Bm01ari ty、浸透圧モル濃度)を有し、抗菌剤 により該溶液中で形成される少なくとも21重量%の酸が未解離の酸である溶液 を形成する。戻した食品組成物のpHは2〜6.5である。
本明細書のために、タンパク質α−アミノ酸という用語は、タンパク質の部分的 加水分解により又は合成により製造されたモノペプチド、ジペプチド、トリペプ チド、及びオリゴペプチドを含み、乳清タンパク質も含むものと定義される。
ペプチドα−アミノ酸は、それらが食品組成物のpHを下げ、結果として食品組 成物の製造に必要な酸味剤の量を下げるのに役立つので、本発明を実施するのに 好ましい。ペプチドとは、1つのアミノ酸のアミノ基と他のアミノ酸のカルボキ シル基の結合により2又はそれを越えるアミノ酸から誘導され、加水分解でこれ らアミノ酸を生成し、成分アミノ酸の数に従って分類され、そして、タンパク質 の部分的加水分解により又は合成により(α−アミノ酸又はそれらの誘導体とし て)得られる、あらゆる種類のアミドである。ジペプチドとは、加水分解で2分 子のアミノ酸を生成するペプチドである。ポリペプチドとは、加水分解でアミノ 酸を生成するがタンパク質よりも低い分子量を有し、タンパク質の部分的加水分 解により又は合成により得られるポリアミドである。ペプチドは、乳清タンパク 質及び他のタンパク質よりも消化され易い。
ペプチドは、あらゆる種類のタンパク質の加水分解から製造でき、普通は、卵、 牛乳、又は大豆を加水分解することによって製造される。
本明細書のために、“乳清タンパク質”という用語は、チーズ乳清から誘導され る水溶性又は懸濁性で本質的に未変性のタンパク質部分であって、乳糖、乳酸、 及び溶解性の塩が通過できる超濾過膜により本質的に保持されるタンパク質部分 を意味するものと定義される。乳清タンパク質は、それぞれ特有のものでその組 成によって同定可能であり、必ずしもその製造工程に依存しない。乳清タンパク 質は、超濾過以外の方法、例えば、ゲル濾過で得てもよい。
本発明の粉末組成物に使用するタンパク質α−アミノ酸の量は、大きく変動して もよいが、殆どの場合、乾燥重量基準で4〜22%が適当であり、特に約15〜 20%である。
タンパク質α−アミノ酸は、本質的に水溶性又は懸濁性であり、要求される態様 で機能するように安定かつ流出可能な形態に混合又は配合できるものである。
更に、それは、殆どが一般式RCH(NH,)COOHを有するl又はそれを越 えて20未満のα−アミノ酸を含有するタンパク質α−アミノ酸部分であり、植 物又は動物組織内で合成され、タンパク質を作り上げるブロックであって該タン パク質から加水分解により得られるものと考えられ、組織の代謝、成長、維持及 び修復に重要な役割を演じている。
ロベルツへの米国特許第4.112,123号における表1は、本発明で使用す る乳清タンパク質の典型的なアミノ酸プロフィールを示している。
本発明の食品組成物で使用する中間鏡トリグリセリド(MCT)は、高カロリー 含有量と容易に消化できる組成物を相乗的に付与しつつ、低粘度の組成物を生成 する。中間鏡トリグリセリドの脂肪酸鎖は主に約6〜12炭素原子であり、好ま しくは、脂肪酸鎖が主に約14〜26炭素原子である長鎖トリグリセリド(LC T)と共に使用される。
粉末食品組成物中のLCTとMCTの比率は大きく変動することができるが、典 型的には約4〜22を量%であり、最適範囲は12〜X8重量%である。
本発明の乳化にはあらゆる食品用乳化剤が使用され、望ましくは乳化剤の組み合 わせが使用される。通常はC−12〜C−20のエステル化された鎖を有するあ らゆる長鎖脂肪酸グリセロール乳化剤が使用できる。これらのうち典型的なもの は、グリセロールのラクトバルミチン酸エステル又はステアリン酸エステルであ る。また、プロピレンのグリコモノステアリン酸エステル、又はオレイン酸エス テル、バルミチン酸エステル、及びミリスチン酸エステルの如きプロピレンから 誘導された乳化剤を使用してもよい。同様に、“スパン”系の乳化剤を使用して もよい。これらは周知の乳化剤であり、無水ソルビトール(又はソルビタン)の 脂肪酸部分エステルである。いま1つの周知の乳化剤は、無水ソルビトールの脂 肪酸部分エステルのポリオキシエチレン誘導体の“ツウイーグ系である。ツウィ ーン80及びアトモス(Atmos) 300がよく組み合わせて使用される。
周知のモノ及びジグリセリドのアトモス系を使用してもよい。また、レシチンも 適した乳化剤である。乳化剤の量は、個々の粉末食品組成物に適するように選ば れ、一般に約0.1〜lO重量%の範囲である。
該粉末食品組成物は、45〜78重量%の炭水化物を含有する。該炭水化物は消 化可能であれば、用途により、デキストロース、果糖、ショ糖、麦芽糖、オリゴ 糖、高重合度糖、又はそれらの混合物の如き如何なる炭水化物であってもよい。
該食品組成物を補充しまた全体の栄養的バランスのために、ビタミン、ミネラル 、及びその他の微量成分を使用してもよい。これら補充物質は、典型的には、2 、000カロリーを基準として、RDAと等しいかそれよりも多い程度まで所望 により変動させてもよい。大豆ぬか、米ぬか、又は他の線維性多糖類又は線維供 給源を食品組成物中に含めてもよい。
FDA色素の如き慣用の着色剤、並びにBHT及びBHAの如き慣用の保存剤を 使用してもよい。BHT及びBHAは脂肪を腐敗から保存する。
該食品組成物は比較的低水分の粉末化された形態で提供される。水分は、多くの 粉末配合物の場合には、好ましくは少なくとも4重量%未満であり、より好まし くは3重量%未満である。そのような低水分は、密閉されているなら、周囲条件 で少なくとも1年の棚持ちを有する製品を提供する。
該乾燥粉末はあらゆる望ましい食用液体で戻される。該粉末は得られる本発明の 液体形態中に、通常は部分的に溶解しかつ部分的に懸濁する。該組成物をアルコ ールの如き液体で戻すことは可能であるが、戻すのに使用する液体は通常は主に 水であろう。その水は、アルコール、グリセロール、プロピレングリコール、砂 糖及びフレーバーの如き付加的成分を含有してもよい。
本発明の戻した食品組成物の溶液中のカロリー含有量は、立法センナメートル当 たり約3カロリーまでのあらゆる望ましいレベルに調節することができる。立法 センチメートル当たり1.5〜2カロリーが好ましい。
戻した食品組成物の重量オスモル濃度は、立法センチメートル食品当たり1力口 り−のリッター当たり250〜650IIlO8lの範囲内であるが、好ましく は275〜350IIIOS11の範囲内である。
該粉末食品組成物は、pHを2〜6.5以内に調節するために、0.1〜8重量 %の、マレイン酸、酢酸、クエン酸、乳酸、酢酸ナトリウム、フマル酸の如き食 用酸味剤、又は酢酸ナトリウムの如き酸性塩も含む。このpHは本発明の長期間 の棚持ちにとって臨界的である。約6.5を越える如何なるpHも、微生物活性 をより大きく(7て本発明で使用されるソルビン酸塩及び安息香酸塩の抗菌作用 を低下させるので好ましくない。6.5より大きいpHは、本発明にとって臨界 的なソルビン酸塩及び安息香酸塩の抗菌活性を大きく低下させるので全く許容で きない。
ソルビン酸及び安息香酸の抗菌活性は、主として未解離の酸分子によるものであ る。従って、抗菌活性はpH依存性であり、あらゆるpHにおける推定活性が以 下の表Iに示すように見積ることができる。
パーセント未解離酸 pHツルビイ学 安息香酸 該食品組成物は、0.01〜6重量%の、ソルビン酸、安息香酸、ソルビン酸カ リウム、ソルビン酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム等の如 きソルビン酸塩又は安息香酸塩を含む。そのような安息香酸塩及びソルビン酸塩 は、2〜6.5の範囲の低pH値で有意義な抗菌活性を提供するので臨界的であ る。
本発明の粉末食品組成物では新規な2成分系安定剤が使用される。種々の従来の 安定剤は該食品組成物中では適度に機能せず、6時間未満で、しばしば1時間未 満で戻した混合液から粒子が沈降してしまう。本発明者は、本発明の戻した食品 組成物を室温で長期間効果的に安定化する新規な2成分系安定剤を見出した。
また、本発明の2成分安定剤食品組成物は、該食品組成物を室温で数日間一度に 曝した場合に、該戻しだ食品組成物中の細菌総数を通常は低くする相互作用的相 乗効果をもたらすようである。
該2成分系安定剤は、1〜8.5乾燥重量%の、変性ポテトスターチの如き変性 澱粉を含み、かつ、0.2〜5重量%のセルロースガムを含む。該食品組成物に セルロースガムを使用せずに変性澱粉を使用すると、該食品組成物の酸性条件が 該澱粉を分解して粘稠過ぎる溶液をもたらすので許容できない。しかしながら、 変性澱粉をセルロースガムと組み合わせて使用した場合には、該食品組成物は、 非常に安定でかつ好気性及び嫌気性細菌の増殖に対して抵抗性のある食品組成物 が得られる。本発明の戻した食品組成物のサンプルを10日間空気に曝して置い ても、嫌気性細菌は検出されず、好気性細菌は戻した食品組成物ミリリッター当 たり10〜20よりも少ない数が検出されたに過ぎなかった。このように細菌が 殆ど増殖しないことは独特なものではないにしても非常に稀である。
ここで使用する場合、“変性澱粉”という用語は、澱粉粒の結晶域を比較的無傷 に残したまま該粒の非晶質域を攻撃する酸、熱、又は他の手段により解重合処理 に付された澱粉を意味する。換言すれば、該澱粉はデキストリンを生成するほど 十分には解重合されていない。その代わり、該変性澱粉は、未処理又は未変性澱 粉に比較して、熱ペーストの粘度の低下、固有粘度の低下、ゲル強度の低下、す るに際して使用される変性澱粉の製造において、コーン、モロコシ、小麦、ポテ ト、及び他の植物性澱粉を使用することができる。しかしながら、現時点てはポ テトスターチが好ましい。
ここで使用する場合、 “メチルセルロース”という用語は、メチルセルロース 及び2−ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む。
本発明の乾燥粉末食品組成物を戻した後は、約lO日間又はそれよりも長い室温 での長期間の棚持ちを有する。該組成物に対する水の割合は、先に議論したよう に、該組成物の成分の比率及び要求される望ましいコンシスチンシーに伴って変 化するであろう。例として、水に対する組成物の重量/重量基準での、100g 基準の希釈は以下のように行うことできる:100g溶液を作るための 凡その 粘度カロリー/ml溶液 g粉末0/g水 (センチポイズ)0.5 18/8 2 <100 1.5 32/68 250 *以下の実施例1の粉末 次の実施例は、本発明の範囲を限定するものとしてではなくその実施を説明する ために、本発明の現時点における好ましい態様を記載したものである。該実施例 において、全ての比率は特に断らない限り重量による。
実施例1 幾つかの成分をブレンドすることに より粉末形態にある食品組成物を調製したモルトデキストラン(多糖類) 27 .85536MCT油 6.76487 コーン油 6.76487 乳清タンパク質粉末 9.28512 加水分解したタンパク質粉末 (ジペプチド、トリペプチド、オリゴペプチド) 8.84297酢酸ナトリウ ム 0.8843 クエン酸カリウム 0.57479 リン酸カルシウム 0.70744 リン酸二カリウム 0.79587 塩化マグネシウム6HO,8843 クエン酸 1.94545 硫酸第一鉄 0. Ol 365 硫酸亜鉛I HO,01852 硫酸マンガンIHO,00458 硫酸第二銅5 HO,OO224 塩化第ニクロム 0.00012 ヨウ化カリウム 0.00005 酸化セレン 0.00003 三酸化モリブデン 0. OOOO3 レシチン 0.44215 アスコルビン酸ナトリウム 0.44215塩化塩素(chlorine ch loride) 0.2047ビタミンE (500IU/GM) 01049 71ニコチンアミド 0.01803 パントテン酸カルシウム 0. O156塩酸チアミン O,OO244 塩酸プリトキシン 0.00302 リボフラビン 0.00175 葉酸 0. OOO44 ビオチン(1%IOMG/GM) 0.02534ビタミンに1% O,OO4 29 ビタミンD3 (1,000,000IU/GM) 0.00292ジアノコバ ラミン(0,1%) O,OO575ソルビン酸ナトリウム 0.159173 大豆多糖類(線維) 0.729545総重量 100.000000 種々の成分からの凡そのパーセントカロリーは、炭水化物52.4%、脂肪30 .5%、及びタンパク質17.1%である。該粉末食品組成物中に含まれる炭水 化物は、ショ糖、デキストロース、麦芽糖、乳糖、三糖類、四糖類、五糖類、六 糖類、及び高重合度糖を含む。25gの該食品粉末組成物を75gの水で戻した とき、得られた混合液は、1.07のカロリー密度(Cal/ml); 145 .9の総C,al/窒素比:120.9の非タンパク質比:45.8g/リッタ ーのタンパク質濃度;36.1g/リッターの脂肪濃度;140g/リッターの 炭水化物(消化可能)濃度;153.8g/リッターの炭水化物(総)濃度;及 び14g/リッターのダイエツト性線維濃度を有する。
該食品組成物の1掲成分のブレンドの間、生成する粉末混合物が水中により容易 に分散及び溶解するように、好ましくは凝集法を採用する。
実施例2 実施例1の食品組成物の粉末25gを75gの水と混合する。得られた飲み物は 、立法センチメートル当たり1.1カロリーであり、4.7のpHを有し、30 0の重量オスモル濃度を有し、約90〜100センチポイズの粘度を有し、そし てそれぞれが約100メツシユ未満の大きさを有する粒子を有する。
実施例3 次の成分を記載した比率でブレンドすることによって、粉末形態にある食品組成 物1000gを調製した。
成分 乾燥重量パーセント 砂糖 5.5 乳清タンパク質濃縮物 13.97 7t−ティ:/ (FORETEIN) 35 (タンパク質α−アミノ酸)乳 酸カルシウム・5水和物 3.67 クリエイテイブ・クリ−マー829(脂肪乳化剤)5.5マルトデキストリン、 Mloo(凝集体) 60.53クエン酸 2.2 AVGBE PREGAL VA−70(変性ポテトスターチ)5.5バーキユ レス(HERCULES)セルロースガム、CMC−7HF 1.83乳化剤、 ビートリーム(BEATREME) 3581 Z (脂肪乳化剤)、22クエ ン酸ナトリウム 、21 ビタミン・プリミックス(PREMIX) 110584 .22(ビタミンA 、B、C,に等) 酸化マグネシウム 、1日 ソルビン酸カリウム 、46 水 、46 100.00 種々の成分からの凡そのパーセントカロリーは、炭水化物50%、脂肪30%、 及びタンパク質18%である。該粉末食品組成物中に含まれる炭水化物は、ショ 糖、デキストロース、麦芽糖、乳糖、三糖類、四糖類、五糖類、六糖類、及び高 重合度糖を含む。25gの該食品粉末組成物を75gの水で戻したとき、得られ た混合液は、lのカロリー密度(CaI/ml); 140の総Cal/窒素比 ;120の非タンパク質比; 45 g/リッターのタンパク質濃度、 36  g/リッターの脂肪濃度:140g/リッターの炭水化物(消化可能)濃度;1 50g/リッターの炭水化物(総)濃度;及び14g/リッターのダイエツト性 線維濃度を実施例3の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水と1 991年3月11日の午後5:OOに混合した。得られた飲み物は、立法センナ メートル当たり約1カロリーであり、4.6のpHを有し、約300の重量オス モル濃度を有し、約90〜100センチポイズの粘度を有し、そしてそれぞれが 約100メツシユ未満の大きさを有する粒子を有した。
実施例5 0、46 gのソルビン酸カリウムを0.23 gのソルビン酸カリウムで置き 換えた以外は、該成分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末 1000gを調製した。
実施例6 実施例5の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水と1991年3 月11日の午後5:00に混合した。得られた飲み物は、立法センナメートル当 たり1カロリーであり、4.6のpHを有し、約300の重量オスモル濃度を有 し、約90〜100センチポイズの粘度を有し、そしてそれぞれが約100メツ シユ未満の大きさを有する食品組成物粒子を有した。
実施例7 実施例4の飲み物(懸濁液)を作ってすぐ、即ち、該粉末の再水和を行ってすぐ に、好気性及び嫌気性細菌の存在を確認するために生菌数の計数を行った。生菌 数の計数は、1mlの飲み物を10m1の富化チオ(Thio)に移すことによ って行った。嫌気性菌を培養するために、該チオを35℃で4日間インキュベー トした。次いで、好気性及び嫌気性細菌の存在を確認するために該チオを試験し た。
上記の生菌数の計数操作は、FDA Bacteriological Ana lytycal Mannual、 4thEdition、 1984. C hapter 4及びASM !mnnual of C11nical Mi crobiology、@4th Edition、 1985に従って行った。
実施例4の飲み物を空気に曝して室温で貯蔵した。連続した10日の間、毎日午 後5二00に生菌数の計数を開始した。以下の表■に示したように、それぞれの 生菌数の計数においてダラム当たり10未満の好気性微生物が検出された。嫌気 性細菌はどの生菌数計数の間にも検出されなかった。
各日の m1当たりの 計数No、 説明 好気性微生物 l 再水和、3/l 1/91.午後5:00 <t。
2 1B、3/12/91.午後5 : 00 <103 2B、3/13/9 1.午後5:00 <t。
4 3E1.3/14/91.午後5 : 00 <105 4日、3/15/ 91.午後5:00 <106 5日、3/1B/91.午後5:00 <10 7 6E!、3/17/91.午後5:00 <t。
8 78.3/18/91.午後5:00 <t。
9 8日、3/19/91.午後5:00 <1010 9EI、3/20/9 1.午後5:00 <t。
11 10B、3/21/91.午後5:00 <10実施例8 実施例6の飲み物(懸濁液)を作ってすぐ、即ち、該粉末の再水和を行ってすぐ に、好気性及び嫌気性細菌の存在を確認するために生菌数の計数を行った。生菌 数の計数は、1mlの飲み物を10m1の富化チオに移すことによって行った。
嫌気性菌を培養するために、該チオを35℃で4日間インキュベートした。次い で、好気性及び嫌気性細菌の存在を確認するために該チオを試験した。上記の生 菌数の計数操作は、FDA Bacteriological Analyty cal Mannual、 4th Edition。
1984、 chapter 4及びASM Mannual of Cl1n ical Microbiology、 4th Edit奄盾氏B 1985に従って行った。
実施例6の飲み物を室温で貯蔵した。連続した10日の間、毎日午後5:00に 生菌数の計数を開始した。以下の表■に示したように、それぞれの生菌数の計数 においてダラム当たり20又はそれ未満の好気性微生物が検出された。嫌気性細 菌はどの生菌数計数の間にも検出されなかった。
各日の m1当たりの 計数No、 説明 好気性微生物 l 再水和、3/11/91.午後5:00 <t。
2 1B、3/12/91.午後5+00 203 28.3/13/91.午 後5:00 <t。
4 3日、3/14/91.午後5:00 <t。
5 4B、3/15/91.午後5:00 <106 58.3/16/91. 午後5:00 <107 6日、3/17/91.午後5:00 <t。
8 7日、3718/91.午後5:00 <109 8日、3/19/91. 午後5:00 <1010 9日、3/20/91.午後5:00 <t。
11 10B、3/21/91.午後5:00 <t。
実施例9 実施例3の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中で 混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した。
該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満であった 。
該溶液を室温でIO日間放置した。lO日日間終わりでは、該溶液は依然として 実質的に均一であり、粒子が溶液から沈降又は分離してビーカーの底に原料の層 を形成してはいなかった。
実施例10 実施例5の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中で 混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した。
該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれに 等しかった。該溶液を室温で10日間放置した。10日間の終わりでは、該溶液 は依然として実質的に均一であり、粒子が溶液から沈降又は分離してビーカーの 底に原料の層を形成してはいなかった。
実施例11 AVGBE Pregal VA−70(55g)及びバーキュレス・セルロー スガム(18,3g)に代えて73.3gのカラゲナンを使用した以外は、該成 分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000gを調製し た。
実施例12 実施例11の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれ に等しかった。該溶液を室温で放置した。6時間以内に、粒子が溶液から沈降及 び分離し始め、ビーカーの底に原料の層を形成した。
実施例13 AVGBE Pregal VA−70(55g)及びハーキコレス・セルロー スガム(18,3g)に代えて73.3gのグアガムを使用した以外は、該成分 を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000gを調製した 。
実施例14 実施例13の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれ に等しかった。該溶液を室温で放置した。6時間以内に、粒子が溶液から沈降及 び分離し始め、ビーカーの底に原料の層を形成した。
実施例15 AVGBE Pregal VA−70(55g)及びバーキュレス・セルロー スガム(18,3g)に代えて73.3gのローカストビーンガムを使用した以 外は、該成分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000 gを調製した。
実施例16 実施例15の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれ に等しかった。該溶液を室温で放置した。6時間以内に、粒子が溶液から沈降及 び分離し始め、ビーカーの底に原料の層を形成した。
実施例17 AVGBE Pregal VA−70(55g)及びバーキュレス・セルロー スガム(18,3g)に代えて73.3gの大豆多糖類を使用した以外は、該成 分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000gを調製( 7た。
実施例18 実施例17の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した 。該溶液中に懸濁(7ている食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそ れに等しかった。該溶液を室温で放置した。6時間以内に、粒子が溶液から沈降 及び分離し始め、ビーカーの底に原料の層を形成した。
実施例19 AVGBE Pregal VA−70(55g)及びバーキュレス・セルロ− スガム(18,3g)に代えて73.3gのペクチンを使用した以外は、該成分 を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000gを調製した 。
実施例20 実施例19の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成した。該溶液は約250センチポイズの粘度を有した 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれ に等しかった。該溶液を室温で放置した。6時間以内に、粒子が溶液から沈降及 び分離し始め、ビーカーの底に原料の層を形成した。
実施例21 AVGBE Pregal VA−70を55gの代わりにlogだけ使用した 以外は、該成分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末100 0gを調製する。
実施例22 実施例21の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成する。該溶液は約250センチポイズの粘度を有する 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさは100メツシュ未満かそれ に等しい。該溶液を室温で10日間放置する。10日間の終わりでは、該溶液は 依然として実質的に均一であり、粒子が溶液から沈降又は分離してビーカーの底 に原料の層を形成してはいない。
実施例23 バーキュレス・セルロースガムを、18.3gの代わりに2gだけ使用した以外 は、該成分を記載した比率で混合することによって、実施例3の粉末1000g を調製する。
実施例24 実施例23の食品組成物の粉末237gを832m1の無菌蒸留水とビーカー中 で混合して均一溶液を形成する。該溶液は約250センチポイズの粘度を有する 。該溶液中に懸濁している食品組成物粒子の大きさはlOOメツシュ未満かそれ に等しい。該溶液を室温でlO日間放置する。lO日日間終わりでは、該溶液は 依然として実質的に均一であり、粒子が溶液から沈降又は分離してビーカーの底 に原料の層を形成してはいない。
本発明の食品組成物の粘度は重要であり、幾分、適当な安定剤を見出すのが困難 であることの原因となっている。粘度が大きいので、水で戻したとき、該食品組 成物を簡単に飲むことができる。戻した食品組成物の68°F(20℃)におけ る粘度は10,000センチポイズ未満、好ましくは1000センチボイズ未満 である。オリーブ油の68°F(20℃)における粘度は1008ミリボイズで あり;マツコラ鯨油の68°F(20℃)における粘度は420ミリポイズであ り;水の68″F(20℃)における粘度は10.02ミリポイズであり;キャ スター油の68’F(20℃)における粘度は10,272ミリポイズであり: テレピン油の68’F(20℃)における粘度は14.87ミリポイズであり; メチルアルコールの68°F(20℃)における粘度は5.93 ミリポイズで あり;そして、グリセロールの20℃における粘度は10,690ミリポイズで ある。グリセロールの20.9℃における粘度は7.776ミリポイズである。
500センチポイズ又はそれより少ない低粘度においてさえ、本発明の食品組成 物はその均一性を保持する。本発明の1態様においては、好ましい粘度は500 センチポイズ未満である。
本発明の食品組成物を戻した後の該食品組成物中の粒子の大きさも重要である。
戻した食品組成物中の粒子それぞれは、一般に大きさが100メツシユに等しい か又は小さい。20メツシュ粒子は、0.0331インチ(0,841mm)の スクリーンの目を通過し;50メツシュ粒子は、O,OL 1 ツイフチ(0, 297mm)のスクリーンの目を通過し;100メツシュ粒子は、0.0059 インチ(0,150mm)のスクリーンの目を通過し;200メツシユ粒子は、 0.0021インチ(0,053mm)のスクリーンの目を通過し;そして、3 25メツシユ粒子は、0、001 ツイフチ(0,043mm)のスクリーンの 目を通過する。戻した食品組成物中の粒子は懸濁状態を維持しなければならない ので、粒子の大きさは小さい。
本発明の食品組成物は、消化管に沿ったあらゆる望ましい箇所において摂取され るが、通常は口から患者に投与されるか又は管を通して患者の胃の中に直接送り 込まれる。もし適切であるならば、該戻した食品組成物を腸管又は食道の中に直 接送り込んでもよい。
当業者が本発明を理解して実施するのを可能にするために本発明を説明し、また 、現時点で好ましい本発明の態様を特定したが、以下の通り特許請求するもので ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.患者の消化管に沿う食物摂取のための食品組成物であって、(a)6〜28 重量%の水溶性タンパク質α−アミノ酸;(b)脂肪酸鎖中の炭素原子数が主に 6〜26の、4〜22重量%のトリグリセリド; (c)固形コーンシロップ、三糖類、四糖類、五糖類、六糖類、デキストロース 、果糖、ショ糖、麦芽糖、オリゴ糖及び高重合度糖からなる群から選ばれる、4 5〜78重量%の炭水化物; (d)0.1〜10.0重量%の乳化剤;(e)該食品組成物のpHを2〜6の 範囲内に調節するための0.1〜8重量%の食用酸; (f)ソルビン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ソル ビン酸ナトリウム、及び安息香酸カリウムからなる群から選ばれる、0.01〜 6重量%の抗菌剤; (g)1〜8.5重量%の変性殿粉;及び(h)0.2〜5重量%のセルロース ガムから成る前記食品組成物。
  2. 2.液体形態にあり、 (a)水を含み; (b)立法センチメートル組成物当たり0.4から約3カロリーまでを供給し; (c)250から約650までの重量オスモル濃度を有し;(d)500センチ ポイズ未満の粘度を有し;かつ、(e)実質的に全ての粒子の大きさが約100 メッシュ未満である粒子を含む請求項1記載の食品組成物。
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