JPH06508377A - ヘテロ環式化合物 - Google Patents
ヘテロ環式化合物Info
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- JPH06508377A JPH06508377A JP5518108A JP51810893A JPH06508377A JP H06508377 A JPH06508377 A JP H06508377A JP 5518108 A JP5518108 A JP 5518108A JP 51810893 A JP51810893 A JP 51810893A JP H06508377 A JPH06508377 A JP H06508377A
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D453/00—Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids
- C07D453/02—Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ヘテロ環式化合物
一鼠に也黙
本発明は、新規へテロ環式化合物、更に詳細には、スクアレンシンターゼを抑制
する製薬学的に有用な能力を有する新規へテロ環式化合物に関する。また、本発
明は、高コレステリン血症およびアテローム性動脈硬化症のような疾病または医
学的症状並びにスクアレンシンターゼの抑制が望ましい他の疾病および症状の処
置に使用するのための医薬品に関する。また、本発明は、新規へテロ環式化合物
の製造法および医薬品中での該化合物の使用に関する。
一1房!す(i
種々の異なる種類の化合物には、血漿中のコレステロールレベルを低下させるこ
とができる能力を有することが報告されている0例えば、コレステロールの生成
のために重要である酵素HMG CoAレダクターゼを抑制する薬剤は、血清コ
レステロールのレベルを低下させることが報告されている。前記種類の化合物の
実例は、ロバスタチン(1ovastat in )として知られているHMG
CoAレダクターゼ抑制因子であり、米国特許第4231938号明細書に開
示されている。血清コレステロールを低下させることが報告されている他の薬剤
は、胆汁酸との錯化によって腸系中で作用し、ひいては0胆汁酸金属イオン封鎖
剤(bite acid 5equestrants)“と呼称されるものを包
含する。この種の薬剤のいくつかは、腸管中での胆汁酸の封鎖によって作用する
と信じられている。このことは、腸肝系中で循環する胆汁酸のレベルを低下させ
、肝臓中でコレステロールからの合成によって胆汁酸の代替を促進する肝LDL
受容体の増大を生じ、こうして、循環する血中コレステロールレベルの低下を生
じる。
スクアレンシンターゼ(即ち、従来技術で、スクアレンシンテターゼと呼称され
た)は、ミクロソーム酵素であり、コレステロール生合成の第一始動反応を促進
する。ファルネシルビロリン酸塩(PPP )の分子2個は、ニコチンアミドア
デニンジヌクレオチドリン酸塩(NADPH)の還元形の存在下に縮合して、ス
クアレンを形成する。コレステロールに対する前記始動反応の抑制は、ユビキノ
ン、ドリコールおよびイソペンテニル t−RNAへの妨害されていない生合成
経路を離れなければならない、高められたコレステロールレベルは、虚血性心臓
血管疾病の主要なリスク・ファクターの1つであることは公知である。従って、
スクアレンシンターゼを抑制する薬剤は、コレステロールのレベルの低下が望ま
しいような疾病および医学的症状、例えば高コレステリン血症およびアテローム
性動脈硬化症を処置するのに有用でなければならない。
これまでは、スクアレンシンターゼ抑制因子の意図は、基貿ファルネシルビロリ
ン酸塩(PPP)の類縁物の製造、ひいてはリン基を含有する化合物に集中して
いた。例えば、リンを含有するスクアレンシンターゼ抑制因子の製造は、欧州特
許出願公開第409181号明細書の記載に報告されており、スクアレンシンタ
ーゼの抑制因子としてのイソプレノイド(ボスフィニルメチル)リン酸塩の製造
は、B111er他、J、 Med、 Chem、1988年、第31巻、第1
869頁の記載によって報告されている。
1貝二韮亙
本発明は、一定のへテロ環式化合物がスクアレンシンターゼの抑制因子であり、
ひいてはスクアレンシンタ−ゼの抑制が望ましいような疾病および医学的症状を
処置するのに有用であるというが見出された。
本発明によれば、式1:
%式%
で示されるビフェニルイルキヌクリジン誘導体またはその製薬学的に認容性の塩
を提供し、この場合:Qは、式■a:
またはIb:
〔但し、R1およびR1は、水素原子、C1〜C,アルキル基、ハロゲン原子お
よびヒドロキシ基から独立に選択されているかまたはR1およびR2は、−緒に
なった場合には、オクソ基を表わし、
xbは、−CH,−1=CH−および−CH(OH)から選択され、
Xaは、 CHt−1=CH−2−CH(OH)−1CO1−〇−および−8(
0)、(この場合、nは、0、lまたは2を表わす)から選択されている〕で示
され、
Ar’は、フェニレン部分を表わし、
Ar’は、フェニル基を表わし、この場合、Ar’およびAr’の1つまたは双
方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミ
ノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C,アルキル、C2〜
C6アルケニル、C2〜C,アルキニル、C1〜C,アルコキシ、C1〜C,ア
ルキルアミノ、ジー[Cl−Clアルキル]アミノ、N−[c+〜C,アルキル
]カルバモイル、N、N−ジーc c + −c sアルキルコカルバモイル、
01〜Csアルコキシカルボニル、01〜C6アルキルチオ、C1〜C,アルキ
ルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜C6ア
ルキル、C1〜C6アルカノイルおよびC3〜C,アルカノイルアミノから独立
に選択された1つまたはそれ以上の置換基によって置換されており、但し、Xa
が一〇−の場合には、A r ’は、非置換1,4−フェニレン基ではなく、か
つA r !は、非置換フェニル基ではなく、
R1およびR2の1つが、ヒドロキシ基である場合には、R+およびR2のもう
一方は、ヒドロキシ基またはハロゲン原子ではな(、
R1およびR2が、−緒になってオクソ基を表わし、Xbは、=CH−を表わす
場合には、A r ’は、非置換1.4−フェニレン基ではな(、Ar”は、非
置換フェニル基ではないものとする。
置換基の性質に応じて、式1の一定の化合物は、1つまたはそれ以上のキラル中
心を有していてよいことは評価される。このような場合には、本発明の化合物は
、光学活性またはラセミ体の形で存在していてよいかまたは単離できることが評
価される。本発明は、スクアレンシンターゼを抑制する有用な製薬学的作用を有
する式Iの全ての光学活性またはラセミ体の形を包含する。光学活性形の合成は
、従来技術で公知の有機化学の標準技術によって、例えばラセミ体形の分割、光
学活性の出発物質からの合成または非対称合成によって実施することができる。
また、式Iの一定の化合物は、幾何異性体として存在できることも評価される0
本発明が、スクアレンシンターゼを抑制する有用な製薬学的作用を有する全ての
この種の異性体を包含することは、理解される。
また、′アルキル”のような一般的な用語は、ブチルおよび第三ブチルのような
直鎖基および分枝鎖基の双方を包含することも理解される。しかしながら、”ブ
チル“のような詳細な用語が使用される場合には、直鎖または“正“ブチル基を
特定し、その際、意図された場合には、分枝鎖状異性体は、詳細には゛′第三ブ
チル1と命名される。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいアルキル置換基の詳細なものは、例
えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたは第ニ
ブチルのようなC1〜C4アルキルである。
Ar’またはA r ”上に存在していてもよいアルケニル置換基の詳細なもの
は、例えばアリル、ブドー2−工二ルまたは2−メチル−2−プロペニルのよう
なC〕〜C,アルケニルである。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいアルキニル置換基の詳細なものは、
例えばプロプ−2−イニルまたはブドー2−イニルのようなC7〜C4アルキニ
ルである。
Ar’またはAr1上に存在していてもよいアルコキシ置換基の詳細なものは、
例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシまたはブトキシのよう
なC1〜C4アルコキシである。
Ar’またはA r ”上に存在していてもよいアルキルアミノ置換基の詳細の
ものは、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノまたはブチルアミ
ノのようなC3〜C4アルキルアミノである。
A r ’またはAr”上に存在していてもよいジ−アルキルアミノ置換基の詳
細なものは、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノま
たはジプロピルアミノである。
A r ’またはAr”上に存在していてもよいアルキルカルバモイル置換基の
詳細なものは、例えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイルまたは
N−プロピルカルバモイルである。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいジ−アルキルカルバモイル置換基の
詳細なものは、例えばN。
N−ジメチルカルバモイルまたはN、N−ジエチルカルバモイルである。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいアルコキシカルボニル置換基の詳細
なものは、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニルまたはプロポキシカ
ルボニルである。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいアルキルチオ置換基の詳細なものは
、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオまたはブチ
ルチオである。
Ar’またはAr”上に存在していてもよいアルキルスルフィニル置換基の詳細
なものは、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィ
ニル、イソプロピルスルフィニルまたはブチルスルフィニルである。
Ar’またはAr’上に存在していてもよいアルキルスルホニル置換基の詳細な
ものは、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イ
ソプロピルスルホニルまたはブチルスルホニルである。
Ar’またはAr’上に存在していてもよいハロゲン置換基の詳細なものは、例
えばフッ素原子、塩素原子または臭素原子である。
Ar’またはA r ’上に存在していてもよいハロゲン化アルキル置換基の詳
細なものは、例えばフッ素原子、塩素原子および臭素原子から選択されたハロゲ
ン原子l、2または3個と、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
、イソブチルまたは第ニブチルから選択されたアルキル基を有するものである。
従って、詳細なものは、フルオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロ
メチルを包含することになる。
Ar’またはA r ”上に存在していてもよいアルカノイル置換基の詳細なも
のは、ホルミル、アセチル、プロピオニルまたはブチリルである。
Ar’またはAr’上に存在していてもよいアルカノイルアミノ置換基の詳細な
ものは、ホルムアミド、ア特表平6−5os377(7)
セトアミド、プロピオンアミノ、インプロピオンアミド、ブチルアミノおよびイ
ンブチルアミノである。
アルキル基である場合、R1およびR1の詳細なものは、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基または第ニブチル
基のような01〜C,アルキル基である。
ハロゲン原子である場合、R1およびR8の詳細なものは、フッ素原子、塩素原
子または臭素原子である。
Ar’の詳細なものは、例えば1.3−フェニレン基および1.4−フェニレン
基である。
1つの実施態様の場合、Ar’およびA r ’の1つまたは双方は、場合によ
っては、非置換であるがまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、c
I〜C6アルキル、C7〜C,アルケニル、C3〜C,アルコキシ、01〜C,
アルキルチオ、01〜C6アルキルスルフイニル、CI” Csアルキルスルホ
ニル、ハロゲン原子−01〜C,アルキルおよび01〜C,アルカノイルアミノ
から独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基によって置換されている。
一般に、例えばAr’またはAr’が、置換されている場合には、置換基l、2
または3個を有することは好ましい。
一般に、例えばAr’が、1.4−フェニレン部分(場合によっては、前記によ
り定義されたのど尚様に置換されて)を有することは好ましい。
一般に、例えばQが、弐1bである場合には、R1は、水素原子またはC3〜C
,アルキル基を表わし、R1は、水素原子、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を
表わすかまたはR1およびR2は、−緒になってオクソ基を表わし、xbは、−
CH,−1−CH(OH)−を表わし、Ar’は、1.4−フェニレン基または
】。
3−フェニレン基(ことに1.4−フェニレン基)を表わし、Ar’は、フェニ
ル基を表わし、A r ’およびAr’は、前記により定義されたのと同様に、
置換または非置換であることが好ましい。
一般に、例えばQが、式1aである場合には、Xaは、−5−1=CH−1−C
H,−1−CO−または−CH(CH)−を表わし、A r ’は、1.4−フ
ェニレン基を表わし、Ar’は、フェニル基を表わし、Ar’およびAr’は、
前記により定義されたのと同様に、置換または非置換であることが好ましい。
1つの詳細な実施態様の場合、Xaは、=CH−1−CH,−1−CO−または
−CH(OH)−を表わし、R’、 R’、 Ar’およびA r ’は、上記
により定義されたものと同様のものである。
詳細なものは、次のものを包含する
R1については、水素原子およびメチル基、R′については、水素原子、ヒドロ
キシ基および塩素原子、
またはR1およびR1は、オクソ基を表わし、Xbについては、−CHt−おJ
:び−CH(OH)−1Xaについては、−5−1=CH−1−CH,−1−C
O−および−CH(OH)−1
Ar’については、1.3−フェニレン基および1゜4−フェニレン基、
A r ”については、ヒドロキシフェニル基(例えば、4−ヒドロキシフェニ
ル基)およびハロゲン化フェニル基(例えば、4−フルオロフェニル基)。
本発明の1つの実施態様の場合、式Iの化合物またはその製薬学的に認容性の塩
を提供し、この場合:Qは、rbを表わし、
但し、R1およびRtは、水素原子、C,−C・アルキル基、ハロゲン原子およ
びヒドロキシ基がら独立に選択されているかまたはR1およびR1は、−緒にな
った場合には、オクソ基を表わし、
xbは、−〇 H,−1=CH−および−CH(OH)−から選択され、
Ar’は、1.4−フェニレン部分を表わし、Ar’は、フェニル基を表わし、
Ar’およびAr’の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるがまた
はハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモ
イル、C1〜C@アルキル、C3〜C6アルケニル、c1〜c6アルコキシ、C
3〜C6アルキルアミノ、ジー[C+〜c6アルキル]アミノ、N [c+〜C
,アルキルコヵルバモイル、N。
N−ジー[C,〜C,アルキルコカルバモイル、C1〜Cmアルコキシカルボニ
ル、C3〜C,アルキルチオ、C,−C,アルキルスルフィニル、C1〜C,ア
ルキルスルホニル、ハロゲン原子−C5〜C,アルキルおよびC1〜C,アルカ
ノイルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基によって置換さ
れており、但し、R1およびR2の1つが、ヒドロキシ基である場合には、R1
およびR′のもう一方は、ヒドロキシ基またはハロゲン原子ではな(、R1およ
びR1が、−緒になってオクソ基を表わし、xbは、=CH−を表わす場合には
、Ar’およびA r ”フェニル環は、双方とも非置換ではないものとする。
特に、好ましくかつ詳細なものは、上記の適当なものである。
本発明の1つの詳細な実施態様の場合、Qは、式■bを表わし、R1は、水素原
子を表わし、R1は、水素原子、C1〜C,アルキル基、ハロゲン原子またはヒ
ドロキシ基を表わし、Ar’は、1.4−フェニレン基を表わし、Ar’は、フ
ェニル基を表わし、Ar’およびAr″の1つまたは双方は、場合によっては、
非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カ
ルボキシ、カルバモイル、01〜C6アルキル、C1〜C6アルケニル、C1〜
C6アルコキシ、C1〜C,アルキルアミノ、ジー[C,〜C6アルキル]アミ
ノ、N−[C,−C6アルキル]力ルパモイ特表千6−508377 (8)
ル、N、N−ジ[C,〜C,アルキル]カルバモイル、01〜C,アルコキシカ
ルボニル、cI〜C,アルキルチオ、C3〜C,アルキルスルフィニル、C1〜
C,アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C3〜C,アルキルおよびCI””’
Csアルカノイルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基に
よって置換されている。
特に、好ましくかつ詳細なものは、上記の適当なものである。
本発明のもう1つの実施態様の場合、Qは、式1bを表わし、R’およびR1は
、水素原子、CI””’ C4アルキル基(殊に、メチル基)、ハロゲン原子(
殊に、塩素原子)およびヒドロキシ基から独立に選択されているかまたはR1お
よびR1は、−緒になった場合には、オクソ基を表わし、
xbは、−CH,−1=CH−または−CH(OH)−を表わし、Ar’は、1
.4−フェニレン基を表わし、A r 2は、フェニル基を表わし、Ar’およ
びArズの1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン
原子、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C7〜C,アルキル、C1〜C6アルケニ
ル、01〜C6アルコギシ、C3〜C,アルキルチオ、C2〜c6アルキルスル
フイニル、C3〜C,アルキルスルホニル、ハロゲン原子−〇1〜C,アルキル
およびC,−C,アルカノイルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上
の置換基によって置換されており、但し、R1およびR2の1つが、ヒドロキシ
基を表わす場合には、R1およびR1のもう一方は、ヒドロキシ基またはハロゲ
ン原子ではないものとする。
特に、好ましくかつ詳細なものは、上記の適当なものである。
本発明のもう1つの実施態様の場合、Qは、式Tbを表わし、R1は、水素原子
を表わし、R′は、水素原子、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子またはヒド
ロキシ基を表わし、xbは、−CH,−または=CH−を表わし、Ar’は、1
,4−フェニレン基を表わし、Ar’は、フェニル基を表わし、A r ’およ
びAr”の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン
原子、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C,アルキル、C3〜C,アルケニ
ル、C2〜C6アルコキシ、C,〜C6アルキルチオ、C3〜C,アルキルスル
フィニル、C1〜C,アルキルスルホニル、ハロゲン原子−〇、〜C6アルキル
およびC1〜C,アルカノイルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上
の置換基によって置換されている。
特に、好ましくかつ詳細なものは、上記の適当なものである。
本発明の1つの詳細な実施態様の場合、Qは、式■bを表わし、R1は、水素原
子または01〜C4アルキル基(殊に、メチル基)を表わし、R′は、水素原子
、C3〜C4アルキル基(例えば、メチル基)、ハロゲン原子(例えば、塩素原
子)またはヒドロキシ基を表わすかまたはR1およびR2は、−緒になった場合
には、オクソ基を表わし、xbは、−CH,−または=CH−を表わし、Ar’
は、1,4−フェニレン基を表わし、Ar”は、フェニル基を表わし、A r
’およびAr2は、双方とも非置換である。
本発明のもう1つの詳細な実施態様の場合、式Iの化合物またはその製薬学的に
認容性の塩が提供され、この場合、Qは、式Iaを表わし、Xaは、−CH。
−1=CH−1−〇−および−8(0)、−(この場合、nは、0、lまたは2
を表わす)がら選択されており、Ar’は、1,4−フェニレン基を表わし、A
r2は、フェニル基を表わし、A r ’およびA r ”の1つまたは双方は
、場合によっては、非置換であるがまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、
ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C,アルキル、C7〜C6
アルケニル、CI−Cs 7 h :lキシ、CI” C*アルキルアミノ、ジ
ー[C3〜C,アルキルコアミノ、N−[C,〜C,アルキル〕カルバモイル、
N、N−ジー[01〜C6アルキル]カルバモイル、c1〜c6アルコキシカル
ボニル、C1〜C,アルキルチオ、C7〜C。
アルキルスルフィニル、C1〜C,アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜
C,アルキルおよび01〜C,アルカノイルアミノから独立に選択された1つま
たはそれ以上の置換基によって置換されていてもよく、但し、Xが、−〇−を表
わす場合には、Ar’およびAr’は、双方とも非置換ではないものとする。
詳細かつ好ましいものは、上記の適当なものである。
上記実施態様の化合物の詳細な群の場合、Xaは、−CH,−1= CH−1−
0−および−3(0)、−(この場合、nは、0.1または2を表わす)から選
択されており、Ar’およびAr’の1つまたは双方は、場合によっては、非置
換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボ
キシ、カルバモイル、C3〜C6アルキル、C2〜C,アルケニル、C1〜C,
アルコキシ、01〜C,アルキルアミノ、ジー[C,〜C6アルキル]アミノ、
N−[C,〜C,アルキル]カルバモイル、N、N−ジー[01〜C,アルキル
]カルバモイル、C,−C,アルコキシカルボニル、C1〜C,アルキルチオ、
C1〜C,アルキルスルフィニル、C7〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原
子−01〜G、アルキルおよびC3〜C,アルカノイルアミノがら独立に選択さ
れた1つまたはそれ以上の置換基によって置換されていてもよく、但し、Xが、
−〇−を表わすかまたはnが0であるような−3(0)、−を表わす場合には、
Ar’およびAr”は、非置換ではないかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、C
3〜C6アルキル、アミノ、C1〜C6アルキルアミノまたはジー01〜C,ア
ルキルアミノによっては置換されていないものとする。
詳細かつ好ましいものは、上記の適当なものである。
本発明のもう1つの実施態様の場合、Xaは、−CHl−および=CH−から選
択されており、Ar’はフェニレン基を表わし、Ar’は、フェニル基を表わし
、Ar’およびAr”の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかま
たはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバ
モイル、C、〜Cg 7 )’v :ll−h、C、〜C、7ルケ= ル、C+
〜C* アルコキシ、C1〜C6アルキルアミノ、ジー[C,〜C。
アルキルコアミノ、N−[C1〜C,アルキル]カルバモイル、N、N−ジー[
C,〜C,アルアルキル用バモイル、01〜C@アルコキシカルボニル、CI”
” C#アルキルチオ、01〜C,アルキルスルフィニル、C3〜C。
アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C3〜c6アルキルおよび01〜C6アル
カノイルアミノから選択された1つまたはそれ以上の置換基によって独立に置換
されていてもよい。
詳細かつ好ましいものは、上記の適当なものである。
本発明のもう1つの実施態様の場合、Xaは、−0−および−8(○)、−(こ
の場合、nは、0.1または2を表わす)から選択されており、Ar’は、l。
4−フェニレン基を表わし、Ar”は、フェニル基を表わしAr’およびAr”
の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒ
ドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、01〜C,ア
ルキル、C1〜C,アルケニル、C3〜C,アルコキシ、C,−C・アルキルア
ミノ、ジー[C,−C,アルキルコアミノ、N−[C,〜C,アルキルコカルパ
モイル、N、N−ジー[C+〜C,アルキル]カルバモイル、01〜C6アルコ
キシカルボニル、01〜C,アルキルチオ、C2〜C@アルキルスルフイニル、
C1〜C,アルキルスルホニル、ハロゲン原子−01〜C,アルキルおよびCI
−C,アルカノイルアミノから選択された1つまたはそれ以上の置換基によって
独立に置換されていてもよい。
詳細かつ好ましいものは、上記の適当なものである。
特に重要である本発明の化合物は、添付された実施例に記載された化合物(およ
びその製薬学的に認容性の塩)を包含し、ひいては本発明のもう1つの特徴とし
て得られる。
本発明の適当な製薬学的に認容性の塩は、製薬学的に認容性の陰イオンを提供す
る無機または有機酸から誘導された酸付加物からなる。従って1本発明の塩の例
は、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、酒
石酸、琥珀酸、マレイン酸、フマル酸または酢酸との酸付加塩を包含する。更に
、適当な製薬学的に認容性の塩は、[式Iの化合物が十分に酸性である場合、例
えば式Iの化合物がカルボキシ基のような酸性の置換基を有する場合には]製薬
学的に認容性の陽イオンを提供するような塩基を用いて形成されたものを包含す
る。適当な塩基は、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムまたはカリウム塩)、
アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムまたはマグネシウム塩)、アンモニウ
ム塩または製薬学的に認容性の陽イオンを提供するような有機塩基との塩、例え
ばメチルアミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジンまたはモルホ
リンとの塩を包含する。
本発明の化合物は、構造的に類縁の化合物の製造のために使用可能であることが
既に知られている有機化学の標準方法によって得ることができる。式Iの化合物
またはその製薬学的に認容性の塩の製造のためのこの種の方法は、本発明のもう
1つの特徴として提供され、次の好ましい方法によって詳説され、この場合、種
々の一般的な基、例えばR1,R1、Xa、Xb、Ar1およびAr’は、前記
により定義された意味の全てを有し、かつAr’およびAr2は、前記により定
義されたのと同様に、場合によっては、非置換であるかまたは置換されていても
よい。
従って、本発明によれば、式Iの化合物またはその製薬学的に認容性の塩を製造
するための方法が提供され、この場合、この方法は、次のものからなる:(a)
Xbが、=CH−を表わし、R1およびR′は、−緒になった場合には、オクソ
基を形成するような前記化合物■の場合、キヌクリジン−3−オンを、式II。
A r’−A r’−CHO
で示される適当な置換化合物と、塩基の存在下に反応させる。
適当な塩基は、例えばアルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)およ
びアルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムエトキシド)を包含する。
この反応は、一般に、アルコール(例えば、エタノール)の存在下に、環境温度
ないし反応混合物の還流温度の温度で実施される。
(b)Qが、式!■・
を表わし、xbは、−CH,−を表わし、R1およびR2は、−緒になった場合
には、オクソ基を形成するような式■の前記化合物の場合、xbが、=CH−を
表わすような式■の化合物を選択的に還元させる。
還元の特に適当な方法は、例えばパラジウム、白金またはニッケルの触媒および
金属が炭素のような不活性担体上に支持されているような触媒を用いる接触水素
化からなる。適当な触媒の詳細な例は、Pd/Cである。この還元は、一般に、
例えばエタノールのようなアルコールの溶剤の中で実施される。
(c)Qが、式1bを表わし、R1は、水素原子を表わし、R′は、ヒドロキシ
基を表わすような式■の前記化合物の場合、R’およびR2が、−緒になった場
合にオクソ基を形成するような式Iの化合物を還元させる。
還元を実施する適当な方法は、ホウ水素化ナトリウムのような金属水素化物を有
する還元剤を使用する。
この反応は、有利に、アルコールのような溶剤(例えば、エタノール)中で実施
される。
(d)Qが、式Ibを表わし、R2は、ハロゲン原子を表わすような式■の前記
化合物の場合、R1が、ヒドロキシ基を表わすような式ニの化合物を、適当な無
機ハロゲン化物と反応させる。
適当な無機ハロゲン化物は、例えばS OCl xまたはPCII (R″が、
塩素原子を表わす場合)、PBr、(R2が、臭素原子を表わす場合)およびP
I、(R”が、ヨウ素原子を表わす場合)を包含する。塩化チオニルが使用され
る場合、反応は、一般に、塩化チオニル中で出発物置を還流することによって実
施される。
(e)Qが、式rbを表わし、R1は、ヒドロキシ基を表わし、R′は、アルキ
ル基を表わすような式Iの前記化合物の場合、R1およびR1が、−緒になって
オクソ基を表わすような式■の化合物を、Mが、金属またはその誘導体を表わし
、Rは、アルキル基を表わすような式・RMの化合物と反応させる。
Mの適当なものは、例えばマグネシウムおよびリチウムを包含する0Mが、マグ
ネシウムを表わす場合には、有利に式ニーMg−Hal(但し、Hatは、ヨウ
素原子または臭素原子のようなハロゲン原子を表わす)で示される誘導体の形で
存在し、その結果、式:RMの有機金属化合物は、グリニヤール試薬として公知
の形である。反応は、一般に、無水ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフラン
のような不活性溶剤中で、冷却しながら実施される。例えば、Mが、リチウムよ
うな金属を表わす場合、この反応は、0℃以下の温度、例えば0℃ないし一78
℃の温度で実施されてもよい。
RMが、グリニヤール試薬の形である場合には、この反応は、一般に、加熱しな
がら、例えば反応混合物の還流温度で実施される。
式:RMの化合物は、式R−”hal″ (但し、“hal″は、ヨウ素原子ま
たは臭素原子のようなハロゲン原子を表わす)で示される相応するハロゲン化ア
ルキルから製造されてもよい。このハロゲン化アルキルは、金属と、ジエチルエ
ーテルまたはテトラヒドロフランのような不活性溶剤中で反応することができる
。
R1およびR2が、−緒になってオクソ基を表わし、xbは、−CH(OH)を
表わすような式Iの化合物は、R1が、水素原子を表わし、R1は、ヒドロキシ
基を表わし、xbは、−CH(OH)を表わすような式■の化合物を選択的に酸
化することによって製造することができる。この種の反応の場合、X中のヒドロ
キシ基は、有利に保護された形である。
(f)Qが、弐1bを表わし、R1は、水素原子またはアルキル基を表わし、R
1は、水素原子を表わし、xbは、=CH−を表わすような式Iの前記化合物の
場合、Zが、遊離基を表わすような式III :で示される化合物を塩基を用い
て処理する。
2の適当なものは、例えば塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子のようなハロゲ
ン原子またはメシル基またはトシル基を包含する。適当な塩基は、アルカリ金属
水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム)およびナトリウム
エトキシドのようなアルカリ土類金属アルコキシドを包含する。
式IIIの化合物は、R1が、ヒドロキシ基であるような式Iの相応する化合物
から製造することができる。
Zが、塩素原子を表わすような式II+の化合物の例は、R1が、ヒドロキシ基
であるような式Iの相応する化合物を、塩化チオニルと反応させることによって
製造することができる。
(g)Qが、式rbを表わし、R1およびR2は、アルキル基を表わすような式
■の前記化合物の場合、R1およびR2が、−緒になってオクソ基を表わすよう
な式■の化合物を、適当なジアルキル遷移金属誘導体と反応させる。
適当な遷移金属誘導体は、(アルキル) t T iC1*、および特にMe、
TiC1,;MezCuLiのような(アルキル)、cuLiを包含する。この
反応は、一般に、ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフランのような溶剤中で
、0℃以下に冷却しながら実施される。
(h)Qが、式Ibを表わし、R1は、水素原子を表わし、R2は、アルキル基
を表わし、Xは、−CH,−または−CH(OH)−を表わすような式1の前記
化合物の場合、式!Vの化合物を還元させる。
適当な還元条件は、接触水素化を包含する。適当な反応条件は、上記(b)に記
載されている。
式IVの化合物は、例えばxbが、−CH,−または−CH(OH)−(有利に
、保護された形で)を表わし、R1は、ヒドロキシ基を表わし、R′は、アルキ
ル基を表わすような式Iの化合物を、塩化チオニル中で加熱し、上記(f)に記
載されたのと同様にして、塩基を用いて処理することによって製造することがで
きる。
(1)Qが、弐1bを表わし、R1およびR′は、ハロゲン原子を表わすような
式Iの前記化合物の場合、RIおよびR′が、−緒になってオクソ基を表わすよ
うな式■の化合物を、適当なハロゲン化リンと反応させる。
適当なハロゲン化物は、PCII、PCl、およびPCl、の混合物+pB、お
よびPI、を包含する。この反応は、一般に、環境温度かまたは冷却しながら実
施特表十6−508377 (11)
される。
(j)Qが、弐Ibを表わし、xbは、−CH(OH)−を表わし、R’は、水
素原子を表わし、R1は、ヒドロキシ基を表わすような式■の前記化合物の場合
、キヌクリジン−3−オンを、式I+の適当な置換化合物と、塩基の存在下に反
応させ、引続き、還元剤を用いて処理する。
適当な塩基は、例えばリチウム−ジ−イソプロピルアミドであり、かっこの反応
は、一般に、テトラヒドロフランのような不活性溶剤中で実施される。適当な還
元剤は、例えばナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウム水素化物
のような金属水素化物である。
(k)Qが、式Taを表わし、Xaは、−8−または−0−を表わすような式■
の前記化合物の場合、Zが、遊離基を表わすような式V
で示される化合物を、式vI。
Ar’−Ar’−XH
で示される化合物と、塩基の存在下に反応させる。
Zの適当なものは、例えば塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子のようなハロゲ
ン原子、メシル基またはトシル基を包含する。適当な塩基は、例えばアルカリ金
属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)、アルカリ土類金属炭酸塩(例えば、
炭酸カリウム)またはアルカリ金属水素化物(例えば、水素化ナトリウム)を包
含する。この反応は、一般に、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシ
ドのような溶剤中で、環境温度ないし反応混合物の還流温度で実施される。
(1)Qが、式1aを表わし、Xaは、−CH,−を表わすような式■の前記化
合物の場合、Xaが、=CH−を表わすような化合物を還元させる。
この還元は、例えばパラジウム、白金またはニッケルのような触媒を用いる接触
水素化によって実施される。この還元は、有利に、エタノールのようなアルコー
ルの溶剤中で環虚温度で実施される。
(m)Qが、式)aを表わし、Xaは、Sを表わすような式■の前記化合物の場
合、酸素原子lまたは2個を支持させ、Xaが、Sを表わすような式■の化合物
を酸化させる。
Xが、Sを表わすような式■の化合物は、例えば過ヨウ素酸ナトリウムのような
酸化剤の適量を用いて酸化することができる。Sが、酸素原子2個を有するよう
な化合物への酸化は、過酢酸または過酸化水素のような過酸を用いて実施するこ
とができる。相応するスルホキシドおよびスルホンへの硫黄化合物の酸化は、化
学文献中でよ(知られている。
いくつかの場合、キヌクリジン環のいくつかの酸化は、N−オキシドを生じるこ
とができる。このような場合、キヌクリジンN−オキシド部分は、従来技術でよ
く知られている薬剤、例えば二酸化硫黄を用いることによって還元することがで
きる。
(n)Qが、式Iaを表わし、Xaは、=CH−を表わすような式Iの前記化合
物の場合、キヌクリジン−3−オンを、式Vll :
R′
で示される化合物と、塩基の存在下に反応させる。
適当な塩基は、カリウムt−ブトキシドのようなアルコキシドを包含し、かつこ
の反応は、有利に、テトラヒドロフランのような不活性溶剤中で実施される。
式Vl+の化合物の場合、R,R’ およびR′は、適当な配位子であり、例え
ばR,R’ およびR′は、それぞれphを表わすことができ、Rは、=Oを表
わすことができ、R′およびR′は、エトキシ基のようなアルコキシ基を表わす
ことができ、Wは、塩素原子のような対イオンを表わす。
式Vl+の化合物は、Wが、ハロゲン原子(例えば、塩素原子)を表わすような
式Vlla :A r−’−A r’−CH+−W Vllaで示される化合物
を、式:PRR’R’で示される適当なリン化合物と反応させることによって製
造することができる。
(P)Qが、式Iaを表わし、Xaは、COを表わすような式Iの前記化合物の
場合、3−シアノキヌクリジンを、Mが、金属原子を表わすような式Vlll
二Ar”−Ar’−M
で示される化合物またはその誘導体と反応させる。
Mの適当なものは、例えばマグネシウムおよびリチウムを包含する。Mが、マグ
ネシウムを表わす場合には、有利に、Xが、ヨウ素原子または臭素原子のような
ハロゲン原子であるような式ニーMgXの誘導体の形で存在し、その結果、式V
lllの有機金属化合物は、グリニヤール試薬として知られている形である。こ
の反応は、一般に、無水ジエチルエーテルまたはテトラヒドロフランのような不
活性溶剤中で実施される。Mが、リチウムのような金属であるような場合には、
この反応は、一般に、冷却しながら、例えば0℃ないし一78℃の温度のような
0℃以下の温度で、実施される6式V目lの化合物が、グリニヤール試薬の形で
ある場合には、この反応は、一般に、加熱しながら、例えば反応混合物の還流温
度で実施される。
式Vll+の化合物は、’ h a I ”が、ヨウ素原子または臭素原子のよ
うなハロゲン原子であるような式Vlllaの化合物から製造することができる
0式Villaの化合物は、金属Mと、直接的に反応することができる。従って
、マグネシウムの場合、式Vll+のグリニヤール試薬は、’hal″が、ヨウ
素原子または臭素原子のようなハロゲン原子であるような式Villaの化合物
を、マグネシウム屑と、ジエチルエーテルのような不活性溶剤中で、従来技術で
よく知られているのと同様にして、反応させることによって製造することができ
る。
Mが、リチウムである場合には、式Vlllの化合物は、式Villaの化合物
を、リチウムと、ジエチルエーテルのような不活性溶剤中で反応させることによ
って過または第ニブチルリチウムのようなアルキルリチウム誘導体と、ジエチル
エーテルまたはテトラヒドロフランのような不活性溶剤中で、従来技術でよく知
られているのと同様にして、反応させることによって製造することができる。
(q)Qが、式Iaを表わし、Xaは、−CH(OH)−を表わすような式Iの
前記化合物の場合、3−ホルミルキヌクリジンを、Mが、金属原子を表わすよう
な式Vl+の化合物またはその誘導体と反応させる。
適当な条件は、上記(p)に記載されている。
本明細書中に記載された反応のいくつかの場合、化合物中の任意の敏感な基を保
護するために必要なものであるかまたは望ましいものであるか評価される。保護
が必要であるかまたは望ましいものである事例および保護のための適当な方法は
、従来技術で、当業者に公知である。従って、反応体が、アミノ基、カルボキシ
基またはヒドロキシ基のような基を包含する場合、本明細書に記載された反応の
いくつかの場合の基を保護することは、望ましい、ヒドロキシ基のための適当な
保護基は、例えばトリメチルシリル基またはt−ブチルジメチルシリル基のよう
なシリル基、テトラヒドロピラニル基およびメチルエステルまたはエチルエステ
ルのようなエステル化基を包含し、アミノ基のためには、ベンジルオキシカルボ
ニル基およびt−ブトキシカルボニル基を包含する。カルボキシ基は、順次、酸
化してカルボキシ基を生じることができるような、相応する保護されたアルコー
ルの形のような還元された形で保護することができる。この保護基は、合成の任
意の有利な段階で、化学文献中でよく知られている常用の技術を用いて除去する
ことができる。
また、式1の詳細な化合物を製造するための好ましい方法が、種々の基の性質に
依存していることも、評価される。同様に、試薬の好ましい選択は、種々の基の
存在する種々の基の性質に依存している0例えば、詳細な化合物を還元するため
に望ましい場合、還元剤は、一般に、存在する他の基に干渉しないものに選択さ
れる。
また、本発明の化合物中の種々の場合による置換基の一定のものは、上記方法の
事前または直後に、標準的な芳書族置換反応によって導入することができるかで
き、かつ置換基自体は、本発明の方法の実施態様中に包含されている。この種の
反応および変性は、例え元、置換基のアルキル化および置換基の酸化を包含する
。この種の方法の試薬および反応条件は、化学文献中でよく知られている。芳誉
族置換反応の詳細な例は、濃硝酸を用いるニトロ基の導入、例えばフリーゾルタ
ラフッ条件下に、ハロゲン化アシルおよびルイス酸(例えば、三塩化アルミニウ
ム)を用いるアシル基の導入;フリーゾルタラフッ条件下に、ハロゲン化アルキ
ルおよびルイス酸(例えば、三塩化アルミニウム)を用いるアルキル基の導入;
およびハロゲン原子の導入を包含する。変性の詳細な例は、例えばニッケル触媒
を用いる接触水素化によるアミノ基へのニトロ基の還元または塩酸の存在下に加
熱しながら鉄を用いる処理:アルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニルへ
のアルキルチオの酸化を包含する。
式■の化合物の製薬学的に認容性の塩が望ましい場合には、例えば記載された化
合物を、(生理学的に認容性の陰イオンを提供するような)適当な酸または(生
理学的に認容性の陽イオンを提供するような)適当な塩基と反応させるかまたは
全ての他の常用の塩を形成する方法によって得ることができる。
前記のように、式Iの化合物(およびその製薬学的に認容性の塩)は、酵素スク
アレンシンターゼの抑制因子である。従って、本発明の化合物は、ドウノポ(d
e nova)スクアレン生産の抑制によるコレステロールの生合成を抑制する
ことが可能である。
本発明の化合物の有用な製薬学的性質は、以下の技術の1つまたはそれ以上を用
いて証明することができる。
(a)λU±2シンターゼの抑制
この試験の場合、放射性基質(トリチウム化したファルネシルビロリン酸塩)か
らスクアレンを形成するのを防止する化合物の能力が評価される。
試験化合物を、リン酸カリウム(50mM) 、MgCIs (4,95mM)
、KF (9,9mM) 、NADPH(0,9mM)およびラット肝臓ミクロ
ソームタンパク質(rat 1iver m1croso+*al prote
in) (20μg )を含有する緩衝剤を用いて処理した溶液200μl中の
25μモルの濃度で恒温保持する。ラット肝臓ミクロソームは、欧州特許出願公
開第324421号明細書に記載された方法によって得られ、がっ評価前に液体
窒素中に貯蔵される。評価用バイアル(Assay vialS)を、37℃で
、恒温保持の間維持する。
この反応を、培地(1−[’H]−ファルネシルビロリン酸塩)の添加と共に開
始させ、最終濃度20μMおよび15分間の反応時間後に、4%のKOH50μ
蓋の添加によって停止させた0反応生成物を、CI8オクタデシルleeのボン
ドカラム(Bond column)(Analytichem Int社の製
品No、617101)に使用した後に、非反応培地から分離した。水性画分を
、0.1M(DKOH250μmを用いて溶離する1次に、スクアレンを、ヘキ
サン中の10%の酢酸エチル1゜0mlを用いて溶離し、かつ放射能測定する。
試験化合物の存在下および不存在下の場合の放射能の差異を、抑制のレベルを測
定するのに使用する。試験化合物が、25μモルで約70%以上抑制する場合に
は、一般に、25および2.5μモルで再試験する。試験化合物のIC,。(ス
クアレン生産の50%の抑制を生じる濃度)は、2つの濃度の結果から予測され
たいくつかの、例えば5つの濃度で、該化合物を試験することによって測定でき
る。
一般に、式Iの化合物は、上記の試験の場合、約0゜001〜25μモルの範囲
内の濃度で、重要な抑制を示す。
式■の化合物のスクアレンシンターゼ抑制能力の説明のために、例2に記載され
た該化合物は、1.2×10−’Mの■c、。を生じ、例10に記載された化合
物は、2.lXl0 ”MのrCs。をを生じた。
(b)急性のラットのコレステロール合成評価これは、外性の投与された1c−
酢酸がらのドウノボ肝コレステロール合成を測定するためのラットの場合の急性
の生体内試験である。
雌のラット(35〜55g)を、試験前の約2週間、逆光条件(reverse
lighting conditions) (0200h〜1400hの赤
光)中で飼育する。動物が、前記の期間、自由に飲み食いできるようにしておく
。試験の際、動物を、125〜150gの重さにした。
試験化合物を、経口胃管栄養法(oral gabage)によって、0.5%
のポリソルベート中に溶解させるがまたは!If!4させ、腹腔内または静脈内
投与によって投与することができる。対照動物には、賦形剤だけを摂取させた。
1時間後に、ラットに、塩水0.25m1(100a Ci / m I )の
容量中の25μC+[2−1−C]酢酸(NEN DUFONT、 比活性、N
EC−85H45〜60 m C+ / ミ!J モに* t:+tAMER5
HAM比活性、CFA 1450〜60mC1/ミリモル)を腹腔内注射した。
更に1時間後に、ラットに、ハロセンを用いて末端麻酔し、血液試料を、腹部大
静脈から得た。
血漿1mlを凍結乾燥させ、次に、エタノール系KOH(33%のKOHI部、
エタノール9部)2ml中で、75℃で2時間鹸化する。水の当量の添加後に、
非鹸化脂質を、ヘキサン5mlの容量を用いて抽出する。このヘキサン抽出液を
、蒸発させて乾燥物にし、コレステロール非放射能を測定するために、残分をエ
タノール中に溶解する。ED、、のちのを、擦準方法で測定することができる。
一般に、式rの化合物は、O,l−100mg/kgの範囲内の活性を示す。
説明のために、例1Oに記載された化合物は、46mg/kgのEDsoを生じ
た。
明白な毒性は、式Iの化合物を、該化合物の種々雑多の最少量の抑制用量または
濃度で投与した場合に検出されなかった。
上記のように、本発明の化合物は、スクアレンシンターゼ抑制因子であり、ひい
てはコレステロールの生合成を抑制する性質を有する。従って、本発明の化合物
は、スクアレンシンターゼの抑制が望ましく、例えば血漿中のコレステロールの
レベルの低下が望ましいような疾病または医学的症状を処置するのに有用である
。特に、本発明の化合物は、アテローム性動脈硬化症のようなアテローム性の血
管変性に関連する高コレステリン血症および/または虚血症を処置するのに有用
である。また、本発明の化合物は、真菌感染症を処置するのにも有用である。
従って、本発明のもう1つの特徴によれば、治療が望ましい温血動物(例えば、
ヒト)の場合のスクアレンシンターゼを抑制する方法が提供され、この方法は、
記載された動物に、式■の化合物またはその製薬学的に認容性の塩の作用量を投
与することがらなり、この場合、
Qは、式1aまたはrb
〔但し、R1およびR1は、水素原子、C+ 〜Caアルキル基、ハロゲン原子
およびヒドロキシ基がら独立に選択されているかまたはR1およびR1は、−緒
になった場合には、オクソ基を表わし、
xbは、−CH,−1=CH−オよび−CH(OH)から選択され、
Xaは、−CH*−5=CH−1−CH(OH)−1CO,−O−および−8(
0)、(この場合、nは、0.1または2を表わす)から選択されてνλる〕で
示され、
Ar’は、フェニレン部分を表わし、
Ar”は、フェニル基を表わし、この場合、Ar’およびAr’の1つまたは双
方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミ
ノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルノくモイ2し、C1〜C6アルキル、C
2〜C6アルケニル、C7〜C,アルキニル、C1〜C,アルコキシ、C,−C
,アルキルアミノ、ジー[C,〜C,アルアルキルミノ、N−[c+〜C,アル
キル]カルバモイル、N、N−ジー[C1〜C,アルキルコカルパモイル、C3
〜C,アルコキシカルボニルC,〜C6アルキルチオ、01〜C.アルキルスル
フィニル、〜C,アルキル、C,〜C.アルカノイルおよびC1〜C.アルカノ
イルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基によって置換され
ておIJ、但し、R1およびR2の1つが、ヒドロキシ基である場合番二番よ、
R’およびR′のもう一方は、ヒドロキシ基また(よ〕hロゲン原子ではないも
のとする。特に、本発明(よ、コレステロールの生合成を抑制する方法、更に詳
細には、高コレステリン血症およびアテローム性血管変性(例えば、アテローム
性動脈硬化症)を処置する方法を提供する。
従ってまた、本発明は、(本明細書中で定義されているような)式Iの.化合物
またはその製薬学的に認容性の塩を、血漿中のコレステロールのレベルの低下が
望ましいような疾病または医学的症状(高コレステリン血痕およびアテローム性
動脈硬化症)を処置するための医薬品の製造のための使用を提供する。
コレステロールの生合成の抑制が望ましいような疾病および医学的症状の治療、
例えば高コレステリン血症またはアテローム性動脈硬化症の治療に使用された場
合、式Iの化合物(またはその製薬学的に認容性の塩)が、経口的、静脈内また
はいくつかの他の医学的に認容性のルートによって投与され、その結果、用量が
、一般に、例えば体重1に′g当り0.01〜50mgに達することは予見され
る。しかしながら、投与された正確な用量は、疾病の性質および苦痛、治療され
る患者の年齢および性別並びに投与のルートに応じて必然的に変動することは,
理解される。
一般に、式■の化合物(またはその製薬学的に認容性の塩)は、通常、製薬学的
に認容性の希釈液または担持剤と一緒になって、本発明のもう1つの特徴として
提供される組成物のような医薬品の形で投与される。
本発明の医薬品は、種々の投与形であってもよい。
例えば、錠剤、カプセル剤、経口投与のための溶液または懸濁液、直腸内投与の
ための生薬の形、静脈内または筋肉注射によるような腸管外投与のための滅菌溶
液または@濁液の形であってもよい。
組成物は、従来技術でよく知られている製薬学的に認容性の希釈液および担持剤
を用いる常法によって得ることができる.経口投与のための錠剤およびカプセル
剤は、有利に、式■またはその製薬学的に認容性の塩)の作用成分の胃の中での
溶解を最少にするためまたは不快な味をマスキングするために、腸溶性の被覆(
例えば、酢酸フタル酸セルロースを基礎とするもの)のような被覆を用いて形成
されていてもよい。
本発明の化合物は、望ましい場合には、心臓血管疾病の治療に有用であることが
知られている1つまたはそれ以上の薬剤を一緒に(または順次)、例えばHMG
−CoAレダクターゼ抑制因子のような薬剤,胆汁酸金属イオン封鎖剤、フィブ
ラート(fibrates) 、例えばゲムフィプロジル(gemfibroz
il )のような他の低コレステロール剤(hypocholesterola
emic agents)および冠状心臓疾病の治療のための医薬品と一緒に投
与してもよい。更に例えば、本発明の化合物は、望ましい場合には、カプトプリ
ル(captopril) 、リシノプリル(lisinopril) 、ゾフ
ェノプリル(zofenopril )またはエナラプリル(enalapri
l )のようなアンギオテンシン転換酵素( ACE )を−緒に(または順
次)投与してもよい。
また、本発明の化合物は、抗真菌剤としての作用が見出され、従ってまた、本発
明は、この種の治療を必要とする温血動物、例えばヒトに、式■の化合物または
その製薬学的に認容性の塩の作用員を投与することからなる、真菌感染症を処置
する方法も提供する.前記方法で使用された場合,上記の調製物以外に、本発明
の化合物を、局所投与のために適合させてもよく、かつこの種の組成物は、本発
明のもう1つの特徴として提供される.この種の組成物は、種々の形で、例えば
クリーム剤または洗浄剤の形であってもよい。
次に本発明を実施例につき詳細に説明するが、該実施例は、本発明の範囲を限定
するものではない。
(1)蒸発を、真空中で回転蒸発より行った;(ii)作業は、18〜26℃の
範囲内の室温で行った;
(tit)収率は、説明のために示されているにすぎず、詳細な処理過程により
得られる最大値は不必要である。
(iv)プロトンNMRスペクトルは、内標準としてテトラメチルシラン(TM
S )を用いて、200MH2で標準的に測定し、主要なピークの表示に関して
は常用の略符号を用いて、TMSに対してppmでの化学シフト(δ値)として
表示した:
(V)すべての目的生成物は微量分析、NMR及び/又は質量分析により特性表
示した:
(vi)常用の略符号は、個々の基及び再結晶溶剤、例えばM e−メチル基、
Et=エチル基、Pr=プロピル基、Pr’=イソプロピル基、Bu==ブチル
基、Bu’−イソブチル基、ph=フェニル基;EtOAC=酢酸エチル基、E
t、O=エーテル基、M e CN=アセトニトリル基、M e OH=メタ
ノール基、EtOH= エタノール基、Pr’0H=2−プロパツール基、H2
0=水に使用する:及び
(vii)フラッシュカラムクロマトグラフィー又は中圧液体クロマトグラフィ
ー(MPLC)を、シリカゲル上ル
Fluka Kiaselgel 60 (カタログNo、 60738)又は
EMerck、 Darllstadt、 Gerraanyから得られるMe
rc、k Kiaselgel Art、 9385 )上で行った。
例1
酢酸エチル(50ml)中の2−(4−フェニルベンジリデン)−3−キヌクリ
ジノン(2,07g)を、炭素上の10%のパラジウムの触媒上で大気圧で4時
間水素化した。触媒を濾過により除去し、酢酸エチルを蒸発させた。粗製生成物
を、溶離液として酢酸エチルを用いたシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラ
フィーで精製することにより、2−(4−ビフェニルメチル)−3−キヌクリジ
ノンが無色の固体(収率42%)、融点97〜98℃、
として得られた。
出発物質として使用した2−(4−フェニルベンジリデン)−3−キヌクリジノ
ンは、Warawa他(J、Med Chem、17,497. (1974)
)の方法により得られた。
例2
乾燥メタノール(13m l )中の2−(4−ビフェニルメチル)−3−キヌ
クリジノン(650mg)を、硼水素化ナトリウム(170mg)で30分間に
わたり処理し、該混合物を20℃で更に2時間撹拌した。
メタノールを蒸発させ、粗製生成物を、溶離液としてヘキサン/酢酸エチル(1
: 1)を用1Xだアルミナ上でのフラッシュクロマトグラフィーで精製するこ
と番二より、2−(4−ビフェニルメチル)−3−キヌクリジノール(収率35
%)がシス:トランス(2:1)異性体の混合物として、無色の固体、融点15
8〜1)微量分析、XIl値: 声B1.4i )I、 a、(li N、 4
.Bχ;として得られた。
異性体のシス:トランス混合物を、溶離液としてメタノールを用いたシリカゲル
上でのフラッシュクロマトグラフィーで分離することにより、シス2−(4−ビ
フェニルメチル)−3−キヌクリジノールカ電無色の固体、融点172〜174
℃、
微★分析、実測値: C,80,7,H,7,7i N、 4.9χ+ C20
”23NOとして得られた。
例3
2−(4−ビフェニルメチル)−3−キヌクリジノール(3,0g)を、塩化チ
オニル(30ml)中で還流下に30分間加熱した。塩化チオニルを蒸発させ、
残留物を2Mの水酸化ナトリウム溶液(50m l )中に溶解させた。水性混
合物を酢酸エチルで洗浄し、酢酸エチル相を分離し、塩水で洗浄し、乾燥させ(
Ha、 5O1)、蒸発させた。
粗製生成物を溶離液として酢酸エチルを用いたシリカゲル上でのフラッシュクロ
マトグラフィーで精製することにより、2−(4−ビフェニルメチル)−3−ク
ロロキヌクリジン(収率10%)が無色のガム、m/z 312 ()I+l+
)。
として得られた。
(ガムをエーテル系塩酸溶液で処理することにより塩酸塩、融点273〜276
℃が得られた。)更に酢酸エチルで溶離させることにより、2−(4−ビフェニ
ルメチル)−2,3−デヒドロキヌクリジン(収率24%)が無色のガムとして
得られた。該ガムをエーテル系塩酸溶液で処理することにより塩酸塩、2−(4
−ビフェニルメチル)−2,3−デヒドロキヌクリジンヒドロゲンクロリド、融
点220〜222℃
s)、 6.2−6.3 (1)1. d)及び7.3−7.7 (9M、 m
)、HmHz 276 (HJ)。
が得られた。
例4
無水エタノール(45ml)中の2−(4−ビフェニルメチル)−2,3−デヒ
ドロキヌクリジンヒドロクロリド(470mg)を、大気圧で炭素上の10%の
パラジウム触媒上で4時間水素化した。触媒を濾過により除去し、エタノールを
蒸発させた。残留物をメタノール/酢酸エタノールから晶出させて、2−(4−
ビフェニルメチル)キヌクリジンヒドロクロリド(300mg)が無色の固体、
融点297−298℃、微量分析、*測値 、C,75,7i H,7,7,N
、4.5ズ;創−278(H44+1゜
として得られた。
例5
ジエチルエーテル中のヨウ化メチルマグネS/ウム溶液(]、Oml、3M)を
、乾燥テトラヒドロフラン(20ml)中の2−(4−ビフェニルメチル−キヌ
クリジン(580mg)の溶液に、アルゴン雰囲気下に、−78℃で撹拌しなが
ら滴加した.該混合物を一78℃で5分間撹拌し、次いで室温になるまで2時間
にわたり放置した.次いで、反応混合物の温度を10℃以下に維持しながら、2
Mの塩酸(5.0ml)を反応混合物に加えた.水層を分離し、ジエチルエーテ
ル(2M5ml)で洗浄してから水酸化ナトリウム溶液(密度1.35g/cm
”)の過剰量を加えてpH値を14にした.該混合物を酢酸エチルで洗浄し、酢
酸エチル相を分離し、乾燥させ( Na. SO4 )、蒸発させることにより
、2−(4−ビフェニルメチル)−3−メチル−3−キヌクリジノール(350
mg)が無色の固体、融点158〜160℃、として得られた。
例6
乾燥テトラヒドロフラン(10ml)中のキヌクリジン−3−オン(1.55g
)の溶液を、乾燥テトラヒドロフラン(50ml)中のリチウムジイソプロピル
アミド(8.33ml ;シクロヘキサン中の1.5Mの溶液)の溶液に、アル
ゴン雰囲気下で一78℃で撹拌しながら滴加した,該混合物を、−78℃で10
分間撹拌した.次いで、乾燥テトラヒドロフラン(20ml)中の4−ビフェニ
ルカルボキシアルデヒド(2. 3 3 g) c+)溶液を10分間にわたり
加えた.該反応混合物を、−78℃で更に30分間撹拌した.次いで、乾燥テト
ラヒドロフラン(20ml)中のナトリウムビス(2−メトキシエトキシ)アル
ミニウムヒドリド(14.0ml ; トルエン中の3.4Mの溶液)の溶液を
20分間にわたり加えた.該混合物力(室温番二なるまで2時間放置し、次いで
冷水(20ml)を、該反応混合物の温度が10℃以下に維持されるよう番二反
応混合物に加えた.テトラヒドロフランをデカンテーションにより除去し、固体
残留物をジエチルエーテル(2x50ml)で洗浄し、合わせたエーテル抽出物
を蒸発させて粗製生成物が得られた.該粗製生成物を、溶離液として酢酸エチル
を用1為たシ1ツカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーで精製すること(
こより、エリトロ/トランス2−(1−ヒドロキシビフェニル−4−イルメチル
)キヌク1ノジンー3ーオール(1.21g)が無色の固体、融点159〜16
0℃、1、ll, 1.8−1.9 (2M, ml, 2.0−2.2 (2
)1, ml. 3.0−3.3 (2H−)+ 3.3−3.k@(2M。
ml, 3.6−3.8 (ill, ml, 4.3 (IH, 、4]dJ
, 5.15 (lH, d)及び7.3−7.7 (9)P。
1)。
mHz 310 (M4H1
として得られた。
例7
エタノール(165ml)中の工Iノト口/トランス2−[l−ヒドロキシ−1
−(4’ −ベンジルオキシビフェニル−4−イル)メチル]キヌクリジンー3
ーオール(660mg)の混合物を大気圧で炭素上の10%のパラジウムの触媒
−上で4時間水素化した.触媒を濾過により除去し、濾液を蒸発させた.残留物
をメタノールから晶出させて、エリトロ/トランス2−〔l−ヒドロキシ−1−
(4’ −ヒドロキシビフェニル−4−イル)メチル]キヌクリジンー3ーオー
ルの混合物が無色の固体(収率40%)、融点286〜28 8℃
微量分析,冥測値:’ C, 73.2. 11. 7.1. N, 3.9χ
として得られた。
出発空買として使用した2−[1−ヒドロキシ−1−(4′−ベンジルオキシビ
フェニル−4−イル)−メチルコキヌクリジンー3ーオールは、以下のよう番ニ
して得られた。
4′−ヒドロキシ4−ビフェニルカルボン酸(5。
0g)を、該反応混合物の温度が10℃以下に維持されるように,乾燥ジメチル
ホルムアミド(4 5m l )中の水素化ナトリウム(鉱油中の分散液60重
量%、2、34g)の撹拌@濁液に加えた。該反応混合物を10℃で20分間撹
拌した。乾燥ジメチルホルムアミド(10ml)中の臭化ベンジル(8,4g)
の溶液を、10分間にわたり加えた。該反応混合物を70’Cで2時間撹拌し、
次いでこの混合物を冷水(900ml)中に注入して固体を沈殿させた。該固体
を濾過により捕集し、水(3X 200 m l )で洗浄し、2Mの水酸化ナ
トリウム水溶液(100ml)とエタノール(loom+)の混合物に加えた。
該混合物を、100℃で12時間撹拌した。エタノールを蒸発により除去し、水
性の残留物に塩酸12M水溶液を加えてpH値を1.0にし、固体を沈殿させた
。この固体を濾過により捕集し、水(3X100ml)、酢酸エチル(3xlO
Oml)で洗浄し、乾燥させ、4′−ベンジルオキシ−4−ビフェニルカルボン
酸が、無色の固体(収率lOO%)、融点〉300℃;m/z304(M)とし
て得られた。
塩化オキサリル(1,72m1)及び乾燥ジメチルホルムアミド(2滴)を、乾
燥ジクロロメタン(100ml)中の4′ −ベンジルオキシ−4−ビフェニル
カルボン酸(3,04g)の撹拌!I!!局液に加えた。該反応混合物を周回温
度で12時間撹拌した。該混合物を蒸発乾固させた。トリフェニルホスフィン(
5,2g)及びビス(トリフェニルホスフィン)li![1]テトラヒドロボレ
ー ト(6,0g)を、アセトン(150ml)中の粗製生成物の溶液に加えた
。該混合物を周囲温度で2時間撹拌した。該混合物を濾過し、濾液を蒸発させた
。残留物を、20%のジクロロメタン/ヘキサンの混合物を用いたシリカゲル上
での中圧クロマトグラフィーで精製することにより極性の少ない不純物をを除去
し、引続き、溶離液として酢酸エチルを用いて、4′−ベンジルオキシ−4−ビ
フェニルカルボキシアルデヒドが無色の固体(収率41%)、融点122〜12
3℃、
5.1(2)1.s)、 7.1(2M、d)、 7゜4−7.6(7M、+w
)、 7.7−7.9(4H,dのd)l及び10.0(IH,s)HIII/
z 289(H+)I)。
として得られた。
4′−ベンジルオキシ−4−ビフェニルカルボキシアルデヒドを、2−[1−ヒ
ドロキシ−1−(ビフェニル−4−イル)メチル]キヌクリジンー3−オールの
製造について例6に記載した方法を用いて、2−[1−ヒドロキシ−1−(4’
−ペンジルオキシビフ工二ルー4−イル)メチル]キヌクリジンー3−オール
に変換した。
その結果、エリトロ/トランス2−[1−ヒドロキシ−1−(4’ −ベンジル
オキシビフェニル−4−イル)メチル]キヌクリジンー3−オールの混合物が固
体、融点206〜207℃、
微量分析、実測値ニーC,7B、Oi Hとして得られた(収率49%)。
例8
酢酸エチル(40m l )中の2− [4−(4−フルオロフェニル)ベンジ
リデン]−キヌクリジン−3−オン(1,3g)の溶液を、大気圧で4時間、炭
素上の10%のパラジウムの触媒上で水素化した。該触媒を濾過により除去し、
濾液を蒸発させた。この残留物を、溶離液として酢酸エチルを用いたシリカゲル
上での中圧クロマトグラフィーで精製することにより、2−[4−(4−フルオ
ロフェニル)ベンジルコキヌクリジン−3−オンが無色の固体、融点122〜1
23℃、
微量分析、実測値: ;C,77,5,H,6,5,町7.1(2M41.7.
3−7.4(2H,dl及び7.4−7.6(4M、ml; mHz 310
(M+H1゜として得られた(収率38%)。
更に、メタノールで溶離させることにより、トランス2− [4−(4−フルオ
ロフェニル)ベンジルコキヌクリジン−3−オールを生じさせるため酢酸エチル
から晶出させ、無色の固体(収率15%)、融点179〜181’C1
が得られた。
更に、エタノールで溶離させることにより、シス2−[4−(4−フルオロフェ
ニル)−ベンジルコキヌクリジン−3−オールを生じさせるため酢酸エチルがら
晶出させ、無色の固体(収率8%)、融点180〜182℃、
が得られた。
出発物質として使用した2−[4−(4−フルオロフェニル)ベンジリデン]キ
ヌクリジンー3−オンは、Warawa他J、Med、 Cham、17.(1
974)、497の方法を用いて、キヌクリジン−3−オンを4′−フルオロ−
4−ビフェニルカルボキシアルデヒドと反応させることにより得られた。
4′−フルオロビフェニル−4−カルボキシアルデヒドは、以下のようにして得
られた。
シクロヘキサン(6,6m1)中の第ニブチルリチウムの1.3Mの溶液を、−
75℃以下で、アルゴンの雰囲気下でテトラヒドロフラン(35ml)中の4′
−フルオロ−4−ブロモビフェニル(1,76g)の撹拌溶液に加えた。該反応
混合物を、−75℃で15分間撹拌した。乾燥テトラヒドロフラン(3,5m1
)中の乾燥ジメチルホルムアミド(1,74m1)の溶液を、温度が一75℃に
維持されるように反応混合物に加え、次いで該反応混合物を一75℃で更に30
分間撹拌した0次いでこの混合物を2時間にわたり周囲温度に昇温させ、飽和し
た塩化アンモニウム溶液(35m l )に注入した。該混合物をジエチルエー
テル(3x35ml)で抽出し、ジエチルエーテル抽出物を合わせ、飽和した塩
水で洗浄しく50m1)、乾燥させ(MgSO+ )、蒸発させた。残留物を、
溶離液として5%酢酸エチル/ヘキサンの混合物を用いたシリカゲル上での中圧
クロマトグラフィーで精製することにより、4′−フルオロ4−ビフェニルカル
ボキシアルデヒドが無色の油状物(収率33%)、として得られた
特表平6−508377 (1B’)
例9
例8に記載したのと同様の方法で行ったが、しがし、出発物質として2−(3−
フェニルベンジリデン)キヌクリジン−3−オンを(2−[4−(4−フルオロ
フェニル)ベンジリデン]キヌクリジンー3−オンの代わりに)使用し、2−(
3−フェニルベンジル)キヌクリジン−3−オンが無色の油状物(収率37%)
、として得られた
同様にシス/トランス2−(3−フェニルベンジル)キヌクリジン−3−オール
の混合物が、無色の固体(収率17%)、融点98〜lo1℃、として得られた
出発物質として使用した2−(3−フェニルベンジリデン)キヌクリジン−3−
オンを、Warawa他J、Med、chem、、17.(+974)、497
による方法を用いて、3−ビフェニルカルボキシアルデヒドをキヌクリジン−3
−オンと反応させることにより得られた。
3−ビフェニルカルボキシアルデヒドは(4′−フルオロ−4−ブロモビフェニ
ルの代わりに)3−ビフェニルカルボキシアルデヒドを、無色の油状物として生
じさせるために、出発物質としての3−ブロモビフェニルを使用することにより
、4′−フルオロビフェニル−4−カルボキシアルデヒドに関する例8記載と同
様の方法で得られ、次に特性を有することな(使用した。
例10
水素化ナトリウム(60%の油分散液0.2g)を、アルゴン雰囲気下で乾燥ジ
メチルホルムアミド(5ml)中の4−メルカプトビフェニル(0,5g)の撹
拌溶液に加えた。該反応混合物を、30分間撹拌した。
次いで3−クロロキヌクリジン塩化水素(554mg)を加え、該反応混合物を
還流下でアルゴン雰囲気下で16時間加熱した。該反応混合物を蒸発乾固させ、
残留物を水に溶解させ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル抽出液を炭酸水素ナ
トリウムの飽和溶液で洗浄し、乾燥させ(MgSO,) 、蒸発させた。残留物
を、密度0゜88g/cm3の酢酸エチル/メタノール/アンモニアの溶離M(
90:8+2)を用いたシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーで精製
することにより、3−(4−ビフェニルチオ)キヌクリジンが固体(305mg
、収率38%)、融点72〜77℃、微量分析、実測@ : 、C,76,8i
H。
として得られた。
例11
乾燥テトラヒドロフラン(40ml)中のジエチル(4−ビフェニルメチル)ホ
スホネート(2,14g、例えばランカスターの合成)の溶液を、アルゴン雰囲
気下で乾燥テトラヒドロフラン(40ml)中のカリウム第三ブトキシド(79
0mg)の撹拌溶液に加えた。この反応混合物を、アルゴン雰囲気下で10分間
撹拌した。次いで、この反応混合物を0℃に冷却し、乾燥テトラヒドロフラン(
30m l )中のキヌクリジン−3−オン(800mg)の溶液を、反応混合
物の温度が0℃に維持されるように10分間にわたり加えた0反応混合物を更に
16時間撹拌し、その間に反応混合物を周囲温度に昇温させた。水を反応混合物
に加え、水相とエーテル相に分離した。水相をジクロロメタンで抽出し、ジクロ
ロメタン及びエーテル抽出物を合わせ、乾燥させ(MgSO+) 、蒸発させた
。残留物を、溶離液として酢酸エチル/メタノール(1: I)を用いたシリカ
ゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーで精製することにより、Z−3−(4
−フェニルベンジリデン)キヌクリジン(628mg、収率36%)が固体、融
点114〜118℃、
微量分析、実測値: C,85,9,H,7,7i N、 5.1χ;として得
られ
E−3−(4−フェニルベンジリデン)キヌクリジン(280mg、収率16%
)が、固体、融点107℃、
+s/Z 276 (HJ)”。
として得られた。
例12
ギ酸アンモニウム(401mg)を、メタノール(16ml)中のE/Z3−(
4−フェニルベンジリデン)キヌクリジン(350mg)の溶液に加え、引続き
炭素上の]、0%のパラジウムの触媒(60mg)で処理し、生じた反応混合物
を50〜60℃で、アルゴン雰囲気下で30分間撹拌した。該触媒を濾過により
除去し、濾液を蒸発させた。残留物を、密度0.88g/am’の酢酸エチレン
/メタノール/アンモニアの溶離液(85:10:5)を用いたシリカゲル上で
のフラッソシュクロマトグラフィーで精製することにより3−(4−ビフェニル
メチル)キヌクリジンがガムとして得られた。これをエタノール中の塩酸溶液に
溶解し、蒸発させ、残留物を生じさせ、これを酢酸エチルから晶出させ、3−(
4−ビフェニルメチル)キヌクリジンヒドロゲンクロリド(290mg、収率8
2%)が固体、融点283〜287℃(炭化を伴つとして得られた。
例13
ヘキサン中のS−ブチルリチウムの溶液(1,1M、67.38m1)を、乾燥
テトラヒドロフラン(128m1)中の4−ブロモビフェニル(14,38g)
の溶液に、1.5時間にわたりアルゴンの雰囲気下で一78℃で加えた。反応混
合物を、−78℃で30分間撹拌した。乾燥テトラヒドロフラン中の3−シアノ
キヌクリジン(5,6g−)の溶液を、−78℃の温度が維持されるように該反
応混合物に加えた0反応混合物を更に16時間撹拌し、その間に反応混合物を加
熱して周囲温度にした。2Mの塩酸溶液(50ml)を反応混合物に加え、該混
合物を1時間撹拌した。水相を分離し、ジエチルエーテルで洗浄し、希釈した水
酸化ナトリウム水溶液で塩基化し、酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル抽出
物を乾燥させ(MgSO,) 、蒸発させて、残留物が得られ、これを、溶離液
としてメタノール/アンモニア(95: 5/容量%)(密度0゜88g/am
”)の混合物を用いたシリカゲル上でのフラッシュ力ラムグロマトグラフイーで
精製した。残留物をエタノールに溶解させ、エタノール系塩酸の飽和溶液で酸性
にした。該混合物を蒸発乾固させ、ヘキサンを加え、3−(4−フェニルベンゾ
イル)キヌクリジンヒドロゲンクロリドが固体(970mg)、融点255.6
℃、
微量分析、実測値: C,71,4i H,6,7i N、 4.4i C1,
9,8χ。
2.45−2.6(1N、ml、 3.2−3.5(3M、+m)、 3.5−
3.7(2)1−)、 3.9−4.2(2H,+a)。
7.35−7.55(3M、ml、 7.55−7.65(2t+、+ml、
7.65−7.75(2M、di、 8.0−8.1(2HCd)及び
12.26(1M、s)。
として得られた。
出発物質として使用した3−シアノキヌクリジンを、以下のようにして製造した
。
ジメトキシエタンとエタノールとの混合物(l:1(容量%)(100m1.)
中のカリウム第三ブトキシド(18,27m1)の溶液を、3−キヌクリジン(
8,14g)、乾燥エタノール(6,5m1)中のトシルメチルイソシアネート
(16,53g)及び乾燥ジメトキシエタン(228ml)の撹拌混合物にアル
ゴン雰囲気下で、IQ℃以下の温度が維持されるように緩慢に加えた。該反応混
合物を加熱して周囲温度にし、前記温度で30分間撹拌した。この反応混合物を
、40℃で3時間撹拌した。反応混合物を冷却し、濾過し、濾液を蒸発させた6
残留物を、溶離液としてエメタノール/エタノールの混合物(2:98(容量%
))を用いたアルミナ(Brocknann Grade I)上でのフラッシ
ュカラムクロマトグラフィーで精製することにより、3−シアノキヌクリジン(
6,6g)微量分析、実測値: C,67,6,H,8,5i町が得られた。
例14
シクロヘキサン中の第ニブチルリチウムの溶液(1゜3M、14.87m1)を
、乾燥テトラヒドロフラン(35ml)中の4−ブロモビフェニル(4,29g
)の溶液にアルゴン雰囲気下で一78℃で加えた0反応混合物を、−70℃で3
0分間撹拌した。乾燥テトラヒドロフラン中の新たに製造した3−キヌクリジン
カルボキシアルデヒド(2,56g)の溶液を、温度が一70℃に維持されるよ
うに反応混合物に加えた0反応混合物を緩慢に加熱して周囲温度にし、アルゴン
雰囲気下で更に16時間撹拌した0反応混合物を蒸発させ、残留物を、溶離液と
して酢酸エチル/メタノール/アンモニアの混合物(90:8:2(容量%))
(密度0.88g/cm’)を用いたシリカゲル(Merck Art 938
5)上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製することにより、酢酸エ
チルから晶出した後、ジアステレオマー、(3R3)−3−[(IR5)−1−
ヒドロキシビフェニル−4−イルメチル]キヌクリジンが固体(184mg)、
融点182.4℃、
微量分析、実測値: C,79,8,H,7,7,N、 4.5χ12.55−
2.8(4M、町、 4.3−4.45(IH,+ml、 5.1−5.2(I
H,d)、 7.3−7.5(5H,+s)及び7.55−7.7448.m)
B 11/2294()I◆H)。
として得られた。
更に溶離させて、酢酸エチルからの晶出後、ジアステレオマー(3SR)−3−
[(IH3)−1−ヒドロキシビフェニル−4−イルメチル]−キヌクリジンが
固体(170mg)、融点214.3℃、微量分析、実測値。
7.55−7.7(4M、m1lllHz 294(M+H)。
として得られた。
出発物質として使用したキヌクリジン−3−カルボキシアルデヒドを、Hete
rocycles、24,971〜977、 (1986)に記載された方法に
よって製造した。
例15
治療又は予防の使用のための本発明の化合物を記載するのに適する、例示的な製
薬学的投与形は、以下の錠剤及びカプセル調製物を包含し、該調製物は医薬の従
来技術でよく知られた常法により得られ、ヒトの場合に治療又は予防に使用する
のに適している:(a)錠剤工 mg/錠
化合物Z* 1.0
ラクトース (Ph、Eur) 93.25クロスカルメロースナトリウム 4
.0(Croscarmellose sodium)コーンスターチペースト
(5重量%/水性ペースト容量) 0.75ステアリン酸マグネシウム 1.0
(b)錠剤11 mg7錠
化合物Z* 50
ラクトース (Ph、Eur) 223.75クロスカルメロースナトリウム
6.0コーンスターチ 15.0
ポリビニルピロリドン。
(5重量%/水性ペースト容量> 2.25ステアリン酸マグネシウム 3.0
(c)錠剤111 mg/錠
化合物Z* 100
ラクトース (Ph、Eur) 182.75クロスカルメロースナトリウム
12.0コーンスターチペースト
(5重量%/水性ペースト容量) 2.25ステアリン酸マグネシウム 3.0
(d)カプセル mg/カプセル
化合物Z* 10
ラクトース (Ph、Eur) 488.5ステアリン酸マグネシウム 1.5
注記
*作用成分の化合物Zは、式Iの化合物又はその塩、例えば前記の例のすべてに
記載された式■の化合物である。
錠剤組成物(a)〜(c)は、常法で、例えばセルロースアセテートフタレート
で腸溶性に被覆されて塾)てもよい。
化学式
%式%
国際調査報告
フロントページの続き
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MCH,CZ、 DE、
DK、 ES、Fl、 GB、 HU、JP、KP、KR,LK、LU、MG、
MN、MW、NL(72)発明者 マリオン、キース ブレイクニーイギリス
国 ダブリューエイ168エイイー チェシャー ナツツフォード アイルズビ
ー クローズ 4
Claims (11)
- 1.式I: Q−Ar1−Ar2I {式中、Qは、式Ia: ▲数式、化学式、表等があります▼IaまたはIb: ▲数式、化学式、表等があります▼Ib〔但し、R1およびR2は、水素原子、 C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子およびヒドロキシ基から独立に選択されて いるかまたはR1およびR2は、一緒になった場合には、オクソ基を表わし、 Xbは、−CH2−、=CH−および−CH(OH)から選択され、 Xaは、−CH2−、=CH−、−CH(OH)−、CO、−O−および−S( O)n(この場合、nは、0、1または2を表わす)から選択されている〕で示 され、 Ar1は、フェニレン部分を表わし、 Ar2は、フェニル基を表わし、この場合、Ar1およびAr2の1つまたは双 方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミ ノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C6アルキル、C2〜 C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ア ルキルアミノ、ジ−[C1〜C6アルキル]アミノ、N−[C1〜C6アルキル ]カルバモイル、N,N−ジ−[C1〜C6アルキル]カルバモイル、C1〜C 6アルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフ ィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜C6アルキル、 C1〜C6アルカノイルおよびC1〜C6アルカノイルアミノから独立に選択さ れた1つまたはそれ以上の置換基によって置換されており、但し、Xaが−O− の場合には、Ar1は、非置換1,4−フェニレン基ではなく、かつAr2は、 非置換フェニル基ではなく、 R1およびR2の1つが、ヒドロキシ基である場合には、R1およびR2のもう 一方は、ヒドロキシ基またはハロゲン原子ではなく、 R1およびR2が、一緒になってオクソ基を表わし、Xbは、=CH−を表わす 場合には、Ar1は、非置換1,4−フェニレン基ではなく、Ar2は、非置換 フェニル基ではないものとする} で示されるピフェニルイルキヌクリジン誘導体またはその製薬学的に認容性の塩 。
- 2.請求項1記載の化合物において、Qは、式IaまたはIbを表わし、R1お よびR2は、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ チル基、イソブチル基、第二ブチル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子および ヒドロキシ基から独立に選択されているかまたはR1およびR2は、一緒になっ た場合には、オクソ基を表わし、Xbは、−CH2−、=CH−および−CH( OH)から選択され、Xaは、−CH2−、=CH−、−CH(OH)−、CO 、−O−および−S(O)n(この場合、nは、0、1または2を表わす)から 選択されており、Ar1は、1,3−フェニレン部分または1,4−フェニレン 部分を表わし、Ar2は、フェニル基を表わし、この場合、Ar1およびAr2 の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたはフッ素原子、塩素 原子、臭素原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモ イル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第二ブ チル、アリル、ブト−2−エチル、2−メチル−2−プロペニル、プロプ−2− イニル、ブト−2−イニル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ 、ブトキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジ メチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ、ジプロピルアミノ、N −メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル、 N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、メトキシカル ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、メチルチオ、エチルチオ 、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、メチルスルフィニル、エチル スルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスル フィニル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプ ロピルスルホニル、ブチルスルホニル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、ト リフルオロメチル、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ホルムアミ ド、アセトアミド、プロピオンアミド、イソプロピオンアミド、ブチルアミノお よびイソブチルアミノから独立に選択された1つまたはそれ以上の置換基によっ て置換されている、請求項1記載の化合物。
- 3.Ar1が1,4−フェニレン部分を有する、請求項1または2記載の化合物 。
- 4.R1は、水素原子またはメチル基を表わし、R2は、水素原子、ヒドロキシ 基または塩素原子を表わすかまたはR1およびR2は、一緒になってオクソ基を 表わし、Xbは、−CH2−または−CH(OH)−を表わし、Xaは、−S− 、=CH−、−CH2−、−CO−または−CH(OH)−を表わし、Ar1は 、1,3−フェニレン基または1,4−フェニレン基を表わし、Ar2は、フェ ニル基を表わし、Ar1およびAr2の1つまたは双方は、場合によっては、非 置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C1〜C4ア ルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルチ オ、C1〜C6アルキルスルフイニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲ ン原子−C1〜C6アルキルおよびC1〜C6アルカノイルアミノから独立に選 択された1つまたはそれ以上の置換基によって置換されている、請求項1記載の 化合物。
- 5.式Iの化合物またはその製薬学的に認容性の塩において、 Qは、式Iaを表わし、Xaは、−CH2−、=CH−、−O−および−S(O )n−(この場合、nは、0、1または2を表わす)から選択されており、Ar 1は、1,4−フェニレン基を表わし、Ar2は、フェニル基を表わし、Ar1 およびAr2の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロ ゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、 C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C 6アルキルアミノ、ジ−[C1〜C6アルキル]アミノ、N−[C1〜C6アル キル]カルバモイル、N,N−ジ−[C1〜C6アルキル]カルバモイル、C1 〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルス ルフイニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜C6アルキ ルおよびC1〜C6アルカノイルアミノから選択された1つまたはそれ以上の置 換基によって置換されており、但し、Xが、−O−の場合、Ar1およびAr2 は、双方とも非置換ではないものとする、式Iの化合物またはその製薬学的に認 容性の塩。
- 6.Xaが、−S−、=CH−、−CH2−または−CH(OH)−を表わす、 請求項5記載の化合物。
- 7.式Iの化合物またはその製薬学的に認容性の塩において、 Qは、式Ibを表わし、 R1およびR2は、水素原子、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子およびヒド ロキシ基から独立に選択されているかまたはR1およびR2は、一緒になった場 合には、オクソ基を表わし、 Xbは、−CH2−、=CH−および−CH(OH)−から選択されており、A r1は、1,4−フェニレン部分を表わし、Ar2は、フェニル基を表わし、A r1およびAr2の1つまたは双方は、場合によっては、非置換であるかまたは ハロゲン原子、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイ ル、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C1〜C6アルコキシ、C1 〜C6アルキルアミノ、ジ−[C1〜C6アルキル]アミノ、N−[C1〜C6 アルキル]カルバモイル、N,N−ジ−[C1〜C6アルキル]カルバモイル、 C1〜C6アルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキ ルスルフィニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜C6ア ルキルおよびC1〜C6アルカノイルアミノから独立に選択された1つまたはそ れ以上の置換基によって置換されており、但し、R1およびR2の1つが、ヒド ロキシ基である場合には、R1およびR2のもう一方は、ヒドロキシ基またはハ ロゲン原子ではなく、R1およびR2は、一緒になった場合には、オクソ基を表 わし、Xbは、=CH−を表わす場合には、Ar1およびAr2フェニル環は、 双方とも非置換ではないものとする、式Iの化合物またはその製薬学的に認容性 の塩。
- 8.R1が、水素原子またはC1〜C6アルキル基を表わし、R2は、水素原子 、ヒドロキシ基またはハロゲン原子を表わすかまたはR1およびR2は、一緒に なってオクソ基を表わし、Xbは、−CH2−または−CH(OH)−を表わす 、請求項7記載の化合物。
- 9.2−(4−ピフェニルメチル)−3−キヌクリジン; 2−(4−ピフェニルメチル)−3−キヌクリジノール; 2−(4−ピフェニルメチル)−3−メチル−3−キヌクリジノール; 2−(1−ヒドロキシピフェニル−4−イルメチル)キヌクリジン−3−オール ; 3−(4−ピフェニルチオ)キヌクリジン;Z−3−(4−フエニルベンジリデ ン)キヌクリジンおよび3−(4−ピフェニルメチル)キヌクリジンから選択さ れている、請求項1記載の化合物およびその製薬学的に認容性の塩。
- 10.請求項1記載の式I: Q−Ar1−Ar2I で示される化合物またはその製薬学的に認容性の塩を製造するための方法におい て、この方法が、(a)Qが、式Ibを表わし、Xbは、=CH−を表わし、R 1およびR2は、一緒になった場合には、オクソ基を形成するような式Iの前記 化合物の場合、キヌクリジン−3−オンを、式II: Ar2−Ar1−CHOII で示される過当な置換化合物と、塩基の存在下に反応させ、 (b)Qが、式Ibを表わし、Xbは、−CH2−を表わし、R1およびR2は 、一緒になった場合には、オクソ基を形成するような式Iの前記化合物の場合、 Xbが、=CH−を表わすような式Iの化合物を選択的に還元させ、 (c)Qが、式Ibを表わし、R1は、水素原子を表わし、R2は、ヒドロキシ 基を表わすような式Iの前記化合物の場合、R1およびR2が、一緒になった場 合にオクソ基を形成するような式Iの化合物を還元させ、(d)Qが、式Ibを 表わし、R2は、ハロゲン原子を表わすような式Iの前記化合物の場合、R2が 、ヒドロキシ基を表わすような式Iの化合物を、適当な無機ハロゲン化物と反応 させ、 (e)Qが、式Ibを表わし、R1は、ヒドロキシ基を表わし、R2は、アルキ ル基を表わすような式Iの前記化合物の場合、R1およびR2が、一緒になって オクソ基を表わすような式Iの化合物を、Mが、金属またはその誘導体を表わし 、Rは、アルキル基を表わすような式:RMの化合物と反応させ、 (f)Qが、式Ibを表わし、R1は、水素原子またはアルキル基を表わし、R 2は、水素原子を表わし、Xbは、=CH−を表わすような式Iの前記化合物の 場合、Zが、遊離基を表わすような式III:▲数式、化学式、表等があります ▼IIIで示される化合物を塩基を用いて処理し、(g)Qが、式Ibを表わし 、R1およびR2は、アルキル基を表わすような式Iの前記化合物の場合、R1 およびR2が、一緒になってオクソ基を表わすような式Iの化合物を、適当なジ アルキル遷移金属誘導体と反応させ、 (h)Qが、式Ibを表わし、R1は、水素原子を表わし、R2は、アルキル基 を表わし、Xは、−CH2−または−CH(OH)−を表わすような式Iの前記 化合物の場合、式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼IVで示される化合物を還元させ、 (i)Qが、式Ibを表わし、R1およびR2は、ハロゲン原子を表わすような 式Iの前記化合物の場合、R1およびR2が、一緒になってオクソ基を表わすよ うな式Iの化合物を、適当なハロゲン化リンと反応させ、(j)Qが、式Ibを 表わし、Xbは、−CH(OH)−を表わし、R1は、水素原子を表わし、R2 は、ヒドロキシ基を表わすような式Iの前記化合物の場合、キヌクリジン−3− オンを、式IIの適当な置換化合物と、塩基の存在下に反応させ、引続き、還元 剤を用いて処理し、 (k)Qが、式Iaを表わし、Xaは、−S−または−O−を表わすような式I の前記化合物の場合、Zが、遊離基を表わすような式V: ▲数式、化学式、表等があります▼V で示される化合物を、式VI: Ar1−Ar1−XH で示される化合物と、塩基の存在下に反応させ、(1)Qが、式Iaを表わし、 Xaは、−CH2−を表わすような式Iの前記化合物の場合、Xaが、=CH− を表わすような化合物を還元させ、(m)Qが、式Iaを表わし、Xaは、−S −を表わすような式Iの前記化合物の場合、酸素原子1または2個を支持させ、 Xaが、Sを表わすような式Iの化合物を酸化させ、 (n)Qが、式Iaを表わし、Xaは、=CH−を表わすような式Iの前記化合 物の場合、キヌクリジン−3−オンを、式VII: ▲数式、化学式、表等があります▼VIIで示される化合物と、塩基の存在下に 反応させ、(P)Qが、式Iaを表わし、Xaは、COを表わすような式Iの前 記化合物の場合、3−シアノキヌクリジンを、Mが、金属原子を表わすような式 VIIIの化合物またはその誘導体と反応させ、 (q)Qが、式Iaを表わし、Xaは、−CH(OH)−を表わすような式Iの 前記化合物の場合、3−ホルミルキヌクリジンを、Mが、金属原子を表わすよう な式VIIの化合物またはその誘導体と反応させ、この後、式Iの化合物の製薬 学的に認容性の塩が、望ましい場合には、記載された化合物を、生理学的に認容 性の陰イオンを提供する酸または生理学的に認容性の陽イオンを提供する塩基と 反応させることからなるを特徴とする、請求項1記載の式Iの化合物またはその 製薬学的に認容性の塩の製造法。
- 11.医薬品において、請求項1記載の式Iの化合物またはその製薬学的に認容 性の塩と一緒に、製薬学的に認容性の希釈液または担持剤を有する医薬品。 12:式I: Q−Ar1−Ar2I {式中、Qは、式IaまたはIb 〔但し、R1およびR2は、水素原子、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子お よびヒドロキシ基から独立に選択されているかまたはR1およびR2は、一緒に なった場合には、オクソ基を表わし、 Xbは、−CH2−、=CH−および−CH(OH)から選択され、 Xaは、−CH2−、=CH−、−CH(OH)−、CO、−O−および−S( O)n(この場合、nは、0、1または2を表わす)から選択されている〕で示 され、 Ar1は、フェニレン部分を表わし、 Ar2は、フェニル基を表わし、この場合、Ar1およびAr2の1つまたは双 方は、場合によっては、非置換であるかまたはハロゲン原子、ヒドロキシ、アミ ノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C6アルキル、C2〜 C6アルケニル、C1〜C6アルキニル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ア ルキルアミノ、ジ−[C1〜C6アルキル]アミノ、N−[C1〜C6アルキル ]カルバモイル、N,N−ジ−[C1〜C6アルキル]カルバモイル、C1〜C 6アルコキシカルボニル、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルスルフ イニル、C1〜C6アルキルスルホニル、ハロゲン原子−C1〜C6アルキル、 C1〜C6アルカノイルおよびC1〜C6アルカノイルアミノから独立に選択さ れた1つまたはそれ以上の置換基によって置換されており、但し、R1およびR 2の1つが、ヒドロキシ基である場合には、R1およびR2のもう一方は、ヒド ロキシ基またはハロゲン原子ではないものとする} で示されるの化合物またはその製薬学的に認容性の塩の、スクアレンシンターゼ の抑制が望ましい他の疾病および症状の処置のための使用。
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