JPH0645879A - フリップフロップ - Google Patents
フリップフロップInfo
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- JPH0645879A JPH0645879A JP4197108A JP19710892A JPH0645879A JP H0645879 A JPH0645879 A JP H0645879A JP 4197108 A JP4197108 A JP 4197108A JP 19710892 A JP19710892 A JP 19710892A JP H0645879 A JPH0645879 A JP H0645879A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- inverter
- clocked
- clock
- slave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速動作が可能となり、しかもデータの選択
制御を簡単に行えるフリップフロップを提供する。 【構成】 入力データを取り込むマスター部と、該マス
ター部の出力データを取り込むスレーブ部とを備えたフ
リップフロップにおいて、前記マスター部は、異なる複
数の入力データのうち所定データを選択し、該所定デー
タを前記スレーブの出力データとして前記スレーブ部へ
供給する選択手段を備えたものである。
制御を簡単に行えるフリップフロップを提供する。 【構成】 入力データを取り込むマスター部と、該マス
ター部の出力データを取り込むスレーブ部とを備えたフ
リップフロップにおいて、前記マスター部は、異なる複
数の入力データのうち所定データを選択し、該所定デー
タを前記スレーブの出力データとして前記スレーブ部へ
供給する選択手段を備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速動作を要求される
半導体集積回路(ICまたはLSI)におけるフリップ
フロップに関する。
半導体集積回路(ICまたはLSI)におけるフリップ
フロップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高パフォーマンスが要求されるL
SIにおいては、高速動作の要求に応じた設計が必要と
なる。この要求に答えるために、従来の組み合わせ論理
回路において、2つのデータのいずれか一方を選択し
て、フリップフロップ(以下、単にF/Fという)に取
り込むような場合は、例えば図5に示す構成の論理回路
が用いられていた。
SIにおいては、高速動作の要求に応じた設計が必要と
なる。この要求に答えるために、従来の組み合わせ論理
回路において、2つのデータのいずれか一方を選択し
て、フリップフロップ(以下、単にF/Fという)に取
り込むような場合は、例えば図5に示す構成の論理回路
が用いられていた。
【0003】図5は、従来の半導体集積回路の一構成例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【0004】同図に示すように、この半導体集積回路
は、クロックドインバータ1,2及びインバータ3,4
で構成されるマルチプレクサと、F/F5とで構成され
ている。クロックドインバータ1,2にそれぞれ入力し
たデータDa,Dbは、イネーブル信号ei及びその反
転信号ehにより、そのいずれか一方が選択され、イン
バータ4を介してF/F5へ取り込まれるようになって
いる。ここで、クロックドインバータ1の内部構成を示
す回路図を図6に示す。
は、クロックドインバータ1,2及びインバータ3,4
で構成されるマルチプレクサと、F/F5とで構成され
ている。クロックドインバータ1,2にそれぞれ入力し
たデータDa,Dbは、イネーブル信号ei及びその反
転信号ehにより、そのいずれか一方が選択され、イン
バータ4を介してF/F5へ取り込まれるようになって
いる。ここで、クロックドインバータ1の内部構成を示
す回路図を図6に示す。
【0005】図6において、このクロックドインバータ
1は、P−MOS1a,1b及びN−MOS1c,1d
で構成されている。P−MOS1aのゲートにはイネー
ブル信号eiが、またN−MOS1dのゲートにはイネ
ーブル信号eiの反転信号ehがそれぞれ供給され、P
−MOS1b及びN−MOS1cのゲートにはデータD
aが供給されるようになっている。そして、P−MOS
1b及びN−MOS1cのドレインが出力信号f用の出
力端になっている。なお、クロックドインバータ2にお
いては、P−MOS1aに供給される信号eiに代えて
信号ehが、またN−MOS1dに供給される信号eh
に代えて信号eiが供給されるほか、クロックドインバ
ータ1と同様の構成となっている。
1は、P−MOS1a,1b及びN−MOS1c,1d
で構成されている。P−MOS1aのゲートにはイネー
ブル信号eiが、またN−MOS1dのゲートにはイネ
ーブル信号eiの反転信号ehがそれぞれ供給され、P
−MOS1b及びN−MOS1cのゲートにはデータD
aが供給されるようになっている。そして、P−MOS
1b及びN−MOS1cのドレインが出力信号f用の出
力端になっている。なお、クロックドインバータ2にお
いては、P−MOS1aに供給される信号eiに代えて
信号ehが、またN−MOS1dに供給される信号eh
に代えて信号eiが供給されるほか、クロックドインバ
ータ1と同様の構成となっている。
【0006】図7は、F/F5の内部構成を示す回路図
である。
である。
【0007】このF/F5は、図7に示すようにクロッ
クドインバータ5a,5b,5c,5d及びインバータ
5e,5f,5gで構成され、クロックドインバータ5
b及びインバータ5eと、クロックドインバータ5d及
びインバータ5fとがラッチ回路を構成している。そし
て、クロックドインバータ5aの入力側にデータ入力端
子Dが接続され、インバータ5gの出力側に出力端子Q
が接続されている。なお、クロックドインバータ5a,
5b,5c及びインバータ5eでマスター部が、またク
ロックドインバータ5d及びインバータ5f,5gでス
レーブ部がそれそれ構成されている。
クドインバータ5a,5b,5c,5d及びインバータ
5e,5f,5gで構成され、クロックドインバータ5
b及びインバータ5eと、クロックドインバータ5d及
びインバータ5fとがラッチ回路を構成している。そし
て、クロックドインバータ5aの入力側にデータ入力端
子Dが接続され、インバータ5gの出力側に出力端子Q
が接続されている。なお、クロックドインバータ5a,
5b,5c及びインバータ5eでマスター部が、またク
ロックドインバータ5d及びインバータ5f,5gでス
レーブ部がそれそれ構成されている。
【0008】また、これらクロックドインバータ5a〜
5dに供給される制御信号CP,CPNの生成回路は、
図8に示すように、クロックCKが入力される縦続接続
されたインバータ6a,6bで構成されている。
5dに供給される制御信号CP,CPNの生成回路は、
図8に示すように、クロックCKが入力される縦続接続
されたインバータ6a,6bで構成されている。
【0009】以上のように構成される半導体集積回路
の、クロックCKが“H”レベルとなるアクティブな動
作は、イネーブル信号eiが“L”レベルのときはデー
タDaが、また“H”レベルのときはデータbがそれぞ
れ選択される。選択されたデータがF/F5に取り込ま
れ、F/F5は、図10に示す動作真理値表に基づいて
動作する。
の、クロックCKが“H”レベルとなるアクティブな動
作は、イネーブル信号eiが“L”レベルのときはデー
タDaが、また“H”レベルのときはデータbがそれぞ
れ選択される。選択されたデータがF/F5に取り込ま
れ、F/F5は、図10に示す動作真理値表に基づいて
動作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の半導体集積回路では、例えばデータDbが選択され
てF/F5に取り込む場合において、図9のタイミング
チャートに示すように、データDbにおけるAデータを
F/F5内に取り込むためには、F/F5のセットアッ
プ時間mに、マルチプレクサのディレイ時間n(クロッ
クドインバータ1及びインバータ4のデレィ時間)を加
えた時間Z以前にAデータを確定する必要がある。間に
合わない場合は誤ったBデータを取り込んでしまい誤動
作となってしなう。このように時間Z以前にAデータを
確定する必要がある点が高速動作を行う上で妨げになっ
ていた。
成の半導体集積回路では、例えばデータDbが選択され
てF/F5に取り込む場合において、図9のタイミング
チャートに示すように、データDbにおけるAデータを
F/F5内に取り込むためには、F/F5のセットアッ
プ時間mに、マルチプレクサのディレイ時間n(クロッ
クドインバータ1及びインバータ4のデレィ時間)を加
えた時間Z以前にAデータを確定する必要がある。間に
合わない場合は誤ったBデータを取り込んでしまい誤動
作となってしなう。このように時間Z以前にAデータを
確定する必要がある点が高速動作を行う上で妨げになっ
ていた。
【0011】さらに、データDaあるいはデータDbを
選択するイネーブル信号eiはデータAよりも更に前に
確定していなくてはならず、制御が複雑化するという問
題もあった。
選択するイネーブル信号eiはデータAよりも更に前に
確定していなくてはならず、制御が複雑化するという問
題もあった。
【0012】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、高速動作が可
能となり、しかもデータの選択制御を簡単に行えるF/
Fを提供することである。
するためになされたもので、その目的は、高速動作が可
能となり、しかもデータの選択制御を簡単に行えるF/
Fを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、クロックに同期して入力デー
タを取り込むマスター部と、該マスター部の出力データ
を前記クロックに同期した所定のタイミングで取り込む
スレーブ部とを備えたフリップフロップにおいて、前記
マスター部は、異なる複数の入力データのうち所定デー
タを選択し、該所定データを前記スレーブの出力データ
として前記スレーブ部へ供給する選択手段を備えたこと
を特徴とする。
に、第1の発明の特徴は、クロックに同期して入力デー
タを取り込むマスター部と、該マスター部の出力データ
を前記クロックに同期した所定のタイミングで取り込む
スレーブ部とを備えたフリップフロップにおいて、前記
マスター部は、異なる複数の入力データのうち所定デー
タを選択し、該所定データを前記スレーブの出力データ
として前記スレーブ部へ供給する選択手段を備えたこと
を特徴とする。
【0014】第2の発明の特徴は、第1の発明における
前記選択手段が、トライステート回路で構成すると共
に、該トライステート回路を制御する制御信号が前記ク
ロックの上位または下位レベルの期間中その値を保持す
るように構成にしたことをを特徴とする。
前記選択手段が、トライステート回路で構成すると共
に、該トライステート回路を制御する制御信号が前記ク
ロックの上位または下位レベルの期間中その値を保持す
るように構成にしたことをを特徴とする。
【0015】
【作用】上述の如き構成の第1の発明によれば、マスタ
ー部内に設けられた選択手段が、入力データを選択する
データ選択機能を果たすため、F/Fは、本来のフリッ
プフロップ機能とデータ選択機能とを合わせ持つことに
なる。これにより、入力データを取り込む際のディレイ
時間は、フリップフロップのセットアップ時間だけ考慮
すればよくなる。また、トライステート回路を制御する
制御信号は、次のクロックの立上がり前に確定すればよ
くなる。これにより、データの選択制御を簡単に行え
る。
ー部内に設けられた選択手段が、入力データを選択する
データ選択機能を果たすため、F/Fは、本来のフリッ
プフロップ機能とデータ選択機能とを合わせ持つことに
なる。これにより、入力データを取り込む際のディレイ
時間は、フリップフロップのセットアップ時間だけ考慮
すればよくなる。また、トライステート回路を制御する
制御信号は、次のクロックの立上がり前に確定すればよ
くなる。これにより、データの選択制御を簡単に行え
る。
【0016】第2の発明によれば、イネーブル信号は、
クロックの上位または下位レベルの期間中その値が保持
されるので、この期間にイネーブル信号が変化しても問
題はなくなる。
クロックの上位または下位レベルの期間中その値が保持
されるので、この期間にイネーブル信号が変化しても問
題はなくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1の実施例を示すF/Fの回
路図である。
する。図1は、本発明の第1の実施例を示すF/Fの回
路図である。
【0018】図1に示すが如く、このF/Fは、データ
を選択するマルチプレクサ機能を備えたF/Fであり、
該マルチプレクサ機能を備えたマスター部は、データD
a,Dbがそれぞれ供給されるクロックドインバータ5
1,52と、その出力側に接続されたクロックドインバ
ータ53,54と、該クロックドインバータ51,53
間に接続されクロックドインバータ55及びインバータ
56から成るラッチ回路と、該クロックドインバータ5
2,54間に接続されクロックドインバータ57及びイ
ンバータ58から成るラッチ回路とで構成されている。
を選択するマルチプレクサ機能を備えたF/Fであり、
該マルチプレクサ機能を備えたマスター部は、データD
a,Dbがそれぞれ供給されるクロックドインバータ5
1,52と、その出力側に接続されたクロックドインバ
ータ53,54と、該クロックドインバータ51,53
間に接続されクロックドインバータ55及びインバータ
56から成るラッチ回路と、該クロックドインバータ5
2,54間に接続されクロックドインバータ57及びイ
ンバータ58から成るラッチ回路とで構成されている。
【0019】また、スレーブ部は、クロックドインバー
タ59及びインバータ60から成るラッチ回路と、その
出力側に接続された出力データQ出力用のインバータ6
1とで構成されている。
タ59及びインバータ60から成るラッチ回路と、その
出力側に接続された出力データQ出力用のインバータ6
1とで構成されている。
【0020】クロックドインバータ51,52,55,
57,59は制御信号CP及びその反転信号CPNで制
御され、クロックドインバータ53は制御信号CA及び
その反転信号CANで制御される。また、クロックドイ
ンバータ54は、制御信号CB及びその反転信号CBN
で制御される。
57,59は制御信号CP及びその反転信号CPNで制
御され、クロックドインバータ53は制御信号CA及び
その反転信号CANで制御される。また、クロックドイ
ンバータ54は、制御信号CB及びその反転信号CBN
で制御される。
【0021】図2は、上記クロックドインバータに供給
する制御信号を生成する制御信号生成回路の回路図であ
る。
する制御信号を生成する制御信号生成回路の回路図であ
る。
【0022】この制御信号生成回路は、インバータ7
1,72,73,74,75及び2入力NORゲート7
6,77で構成されている。インバータ71の出力側に
は、インバータ73の入力側及びNORゲート76,7
7の一方の入力側が接続され、さらにインバータ72の
出力側がNORゲート76の他方の入力側に接続されて
いる。また、インバータ72の入力側はNORゲート7
7の他方の入力側に接続され、NORゲート76,77
の出力側が、インバータ74,75の入力側にそれぞれ
接続されている。そして、クロックCKがインバータ7
1に、イネーブル信号(制御信号)eiがインバータ7
2にそれぞれ供給され、インバータ71の出力側から制
御信号CPNが、またインバータ73の出力側から制御
信号CPがそれぞれ出力されるようになっている。さら
に、NORゲート76,77の出力側から制御信号CA
N,CBNがそれぞれ出力され、インバータ74,75
の出力側から制御信号CA,CBがそれぞれ出力される
ようになっている。
1,72,73,74,75及び2入力NORゲート7
6,77で構成されている。インバータ71の出力側に
は、インバータ73の入力側及びNORゲート76,7
7の一方の入力側が接続され、さらにインバータ72の
出力側がNORゲート76の他方の入力側に接続されて
いる。また、インバータ72の入力側はNORゲート7
7の他方の入力側に接続され、NORゲート76,77
の出力側が、インバータ74,75の入力側にそれぞれ
接続されている。そして、クロックCKがインバータ7
1に、イネーブル信号(制御信号)eiがインバータ7
2にそれぞれ供給され、インバータ71の出力側から制
御信号CPNが、またインバータ73の出力側から制御
信号CPがそれぞれ出力されるようになっている。さら
に、NORゲート76,77の出力側から制御信号CA
N,CBNがそれぞれ出力され、インバータ74,75
の出力側から制御信号CA,CBがそれぞれ出力される
ようになっている。
【0023】図1の回路によれば、データDaは、クロ
ックドインバータ51を介してクロックドインバータ5
5及びインバータ56でラッチされ、同様にデータDb
は、クロックドインバータ52を介してクロックドイン
バータ57及びインバータ58でラッチされる。そし
て、ラッチされたデータDa,Dbは、クロックドイン
バータ53,54によりそのいずれか一方が選択され、
その選択結果がクロックドインバータ59,60に取り
込まれた後、インバータ61を介して出力データQとし
て出力される。
ックドインバータ51を介してクロックドインバータ5
5及びインバータ56でラッチされ、同様にデータDb
は、クロックドインバータ52を介してクロックドイン
バータ57及びインバータ58でラッチされる。そし
て、ラッチされたデータDa,Dbは、クロックドイン
バータ53,54によりそのいずれか一方が選択され、
その選択結果がクロックドインバータ59,60に取り
込まれた後、インバータ61を介して出力データQとし
て出力される。
【0024】より具体的に説明すると、クロックCKの
後半(“L”レベル)で、データDa,Db共に各ラッ
チ回路にそれぞれ取り込む。そして、クロックの前半
(“H”レベル)で且つイネーブル信号eiが“L”レ
ベルの時には、制御信号CAが活性化され、データDa
が出力データQとして出力される。また、クロックの前
半(“H”レベル)で且つイネーブル信号eiが“H”
レベルの時には、制御信号CBが活性化され、データD
bが出力データQとして出力される。例えばイネーブル
信号eiが“L”レベルから“H”レベルに変化し、デ
ータDbが選択される場合のタイミング例を図3のタイ
ミングチャートに示す。
後半(“L”レベル)で、データDa,Db共に各ラッ
チ回路にそれぞれ取り込む。そして、クロックの前半
(“H”レベル)で且つイネーブル信号eiが“L”レ
ベルの時には、制御信号CAが活性化され、データDa
が出力データQとして出力される。また、クロックの前
半(“H”レベル)で且つイネーブル信号eiが“H”
レベルの時には、制御信号CBが活性化され、データD
bが出力データQとして出力される。例えばイネーブル
信号eiが“L”レベルから“H”レベルに変化し、デ
ータDbが選択される場合のタイミング例を図3のタイ
ミングチャートに示す。
【0025】この図3より明らかなように、従来は、ク
ロックCKの立上がりよりマルチプレクサのディレイn
とF/Fのセットアップタイムmを加えた時間Z以前に
データが確定していなくてはならなかったものが、本実
施例では、前記ディレイnがなくなり、同一の論理回路
においてクロックCK分だけ速めることを可能にしてい
るので、システムの高速化に寄与できる。
ロックCKの立上がりよりマルチプレクサのディレイn
とF/Fのセットアップタイムmを加えた時間Z以前に
データが確定していなくてはならなかったものが、本実
施例では、前記ディレイnがなくなり、同一の論理回路
においてクロックCK分だけ速めることを可能にしてい
るので、システムの高速化に寄与できる。
【0026】さらに、イネーブル信号eiに関しても、
従来はデータDaが確定する前までにイネーブル信号e
iが確定してなくてはならなかったが、本実施例では、
クロックCKの立上がりまで確定していればよいことに
より、イネーブル信号eiがタイミング的に楽になり、
設計の幅が広がる。
従来はデータDaが確定する前までにイネーブル信号e
iが確定してなくてはならなかったが、本実施例では、
クロックCKの立上がりまで確定していればよいことに
より、イネーブル信号eiがタイミング的に楽になり、
設計の幅が広がる。
【0027】図4は、本発明の第2の実施例を示すF/
Fの要部回路図である。
Fの要部回路図である。
【0028】本実施例が上記第1の実施例と異なる点
は、クロックドインバータに供給する制御信号を生成す
る制御信号生成回路を図2に示すものに代えて図4に示
すものにした点である。
は、クロックドインバータに供給する制御信号を生成す
る制御信号生成回路を図2に示すものに代えて図4に示
すものにした点である。
【0029】上記第1の実施例では、クロックCKが
“H”レベルの期間内はイネーブル信号eiが変化して
はならないといった制約がつくが、本実施例では、この
点を改善したものである。
“H”レベルの期間内はイネーブル信号eiが変化して
はならないといった制約がつくが、本実施例では、この
点を改善したものである。
【0030】図4に示すが如く、本実施例の制御信号生
成回路は、上記第1の実施例におけるインバータ72に
代えて、クロックドインバータ81と、クロックドイン
バータ82及びインバータ83から成るラッチ回路とを
設け、クロックドインバータ81の入力側にイネーブル
信号eiを供給するようにしたものである。なお、クロ
ックドインバータ81,82は、制御信号CP及びその
反転信号CPNで制御される。
成回路は、上記第1の実施例におけるインバータ72に
代えて、クロックドインバータ81と、クロックドイン
バータ82及びインバータ83から成るラッチ回路とを
設け、クロックドインバータ81の入力側にイネーブル
信号eiを供給するようにしたものである。なお、クロ
ックドインバータ81,82は、制御信号CP及びその
反転信号CPNで制御される。
【0031】このように構成することにより、イネーブ
ル信号eiは、クロックCKが“H”レベルの期間でラ
ッチされるので、この期間にイネーブル信号eiが変化
してもよく、先に述べた第1の実施例の問題は改善され
る。
ル信号eiは、クロックCKが“H”レベルの期間でラ
ッチされるので、この期間にイネーブル信号eiが変化
してもよく、先に述べた第1の実施例の問題は改善され
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
では、クロックに同期して入力データを取り込むマスタ
ー部と、該マスター部の出力データを前記クロックに同
期した所定のタイミングで取り込むスレーブ部とを備え
たフリップフロップにおいて、前記マスター部は、異な
る複数の入力データのうち所定データを選択し、該所定
データを前記スレーブの出力データとして前記スレーブ
部へ供給する選択手段を備えたので、従来、外部に設け
られていた例えばマルチプレクサ等のデータ選択手段が
不要となる。これにより、入力データを取り込む際のデ
ィレイ時間が、フリップフロップのセットアップ時間だ
け考慮すればよくなり、高速動作が可能となる。また、
データの選択制御を簡単に行える。
では、クロックに同期して入力データを取り込むマスタ
ー部と、該マスター部の出力データを前記クロックに同
期した所定のタイミングで取り込むスレーブ部とを備え
たフリップフロップにおいて、前記マスター部は、異な
る複数の入力データのうち所定データを選択し、該所定
データを前記スレーブの出力データとして前記スレーブ
部へ供給する選択手段を備えたので、従来、外部に設け
られていた例えばマルチプレクサ等のデータ選択手段が
不要となる。これにより、入力データを取り込む際のデ
ィレイ時間が、フリップフロップのセットアップ時間だ
け考慮すればよくなり、高速動作が可能となる。また、
データの選択制御を簡単に行える。
【0033】第2の発明では、第1の発明における前記
選択手段は、トライステート回路で構成すると共に、該
トライステート回路を制御する制御信号が前記クロック
の上位または下位レベルの期間中その値を保持するよう
に構成にしたので、第1の発明の効果がより顕著とな
る。
選択手段は、トライステート回路で構成すると共に、該
トライステート回路を制御する制御信号が前記クロック
の上位または下位レベルの期間中その値を保持するよう
に構成にしたので、第1の発明の効果がより顕著とな
る。
【図1】本発明の第1の実施例を示すF/Fの回路図で
ある。
ある。
【図2】第1の実施例におけるクロックドインバータに
供給する制御信号を生成する制御信号生成回路の回路図
である。
供給する制御信号を生成する制御信号生成回路の回路図
である。
【図3】第1の実施例の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示すF/Fの要部回路
図である。
図である。
【図5】従来の半導体集積回路の一構成例を示す回路図
である。
である。
【図6】クロックドインバータの内部構成を示す回路図
である。
である。
【図7】従来のF/Fの内部構成を示す回路図である。
【図8】制御信号の生成回路を示す図である。
【図9】従来の半導体集積回路の動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図10】従来のF/Fの動作真理値を示す図である。
51,52,53,54,55,57,59 クロック
ドインバータ 56,58,60,61,71,72,73,74,7
5 インバータ ei イネーブル信号(制御信号) CK クロック
ドインバータ 56,58,60,61,71,72,73,74,7
5 インバータ ei イネーブル信号(制御信号) CK クロック
Claims (2)
- 【請求項1】 クロックに同期して入力データを取り込
むマスター部と、該マスター部の出力データを前記クロ
ックに同期した所定のタイミングで取り込むスレーブ部
とを備えたフリップフロップにおいて、前記マスター部
は、異なる複数の入力データのうち所定データを選択
し、該所定データを前記スレーブの出力データとして前
記スレーブ部へ供給する選択手段を備えたことを特徴と
するフリップフロップ。 - 【請求項2】 前記選択手段は、トライステート回路で
構成すると共に、該トライステート回路を制御する制御
信号が前記クロックの上位または下位レベルの期間中そ
の値を保持するように構成にしたことをを特徴とする請
求項1記載のフリップフロップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197108A JPH0645879A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | フリップフロップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197108A JPH0645879A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | フリップフロップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645879A true JPH0645879A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16368868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4197108A Withdrawn JPH0645879A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | フリップフロップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645879A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-07-23 JP JP4197108A patent/JPH0645879A/ja not_active Withdrawn
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