JPH0638625B2 - 給電電流制御回路 - Google Patents
給電電流制御回路Info
- Publication number
- JPH0638625B2 JPH0638625B2 JP62149268A JP14926887A JPH0638625B2 JP H0638625 B2 JPH0638625 B2 JP H0638625B2 JP 62149268 A JP62149268 A JP 62149268A JP 14926887 A JP14926887 A JP 14926887A JP H0638625 B2 JPH0638625 B2 JP H0638625B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bias voltage
- power supply
- current
- circuit
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 給電回路からの給電電流を制御するための給電電流制御
回路であって、給電電流を監視して、これが所定値以上
となったとき、所定値以上の過電流分を検出し、この過
電流分に応じて、給電回路に供給すべきバイアス電圧を
変化させることによって、給電電流が所定値を超えない
ようにするものであり、これにより、加入者までの距離
が短くても給電電流の流れ過ぎが生じないようにする。
回路であって、給電電流を監視して、これが所定値以上
となったとき、所定値以上の過電流分を検出し、この過
電流分に応じて、給電回路に供給すべきバイアス電圧を
変化させることによって、給電電流が所定値を超えない
ようにするものであり、これにより、加入者までの距離
が短くても給電電流の流れ過ぎが生じないようにする。
本発明は給電電流制御回路、特に交換機の加入者回路に
設けられる給電回路からの給電電流を制御するための給
電電流制御回路に関する。
設けられる給電回路からの給電電流を制御するための給
電電流制御回路に関する。
一般に給電回路は交換機側に置かれ、いわゆるA線およ
びB線(電話線)を通して各加入者の電話機に対し、こ
れを動作させるための直流給電を行うことを目的とす
る。この給電回路は、外部から供給されるA線側のバイ
アス電圧およびB線側のバイアス電圧を受けこれらのバ
イアス電圧が重畳された給電電流を、A線およびB線に
供給する。このバイアス電圧を生成するためにバイアス
回路が設けられる。このバイアス回路は通常、後述する
ように、B線側をアース(零V)から数V低い値に設定
し、A線側を電源電圧(−48V)より数V高い値に設
定するが(この逆の場合もある)、この数Vのバイアス
電圧の存在のため、加入者の電話機までの電話線(A線
およびB線)の距離に応じて給電電流を制御しなければ
ならないという必要性が生じた。本発明はこの必要性に
応え得る回路について言及するものである。
びB線(電話線)を通して各加入者の電話機に対し、こ
れを動作させるための直流給電を行うことを目的とす
る。この給電回路は、外部から供給されるA線側のバイ
アス電圧およびB線側のバイアス電圧を受けこれらのバ
イアス電圧が重畳された給電電流を、A線およびB線に
供給する。このバイアス電圧を生成するためにバイアス
回路が設けられる。このバイアス回路は通常、後述する
ように、B線側をアース(零V)から数V低い値に設定
し、A線側を電源電圧(−48V)より数V高い値に設
定するが(この逆の場合もある)、この数Vのバイアス
電圧の存在のため、加入者の電話機までの電話線(A線
およびB線)の距離に応じて給電電流を制御しなければ
ならないという必要性が生じた。本発明はこの必要性に
応え得る回路について言及するものである。
第5図は一般的な給電系の概念を示す図であり、図中の
TELは加入者の電話機、RLは電話機および電話機T
ELの抵抗、いわゆる負荷抵抗である。この負荷抵抗R
Lに対し給電を行うのが、給電回路であるが、その直流
給電抵抗は例えば220Ωである。なお、図中のIは直流
給電電流、VBBは例えば−48Vの電源電圧である。
この第5図においてはバイアス電圧について何ら記載さ
れていないが、原理的にはバイアス電圧なしに、給電は
行える。
TELは加入者の電話機、RLは電話機および電話機T
ELの抵抗、いわゆる負荷抵抗である。この負荷抵抗R
Lに対し給電を行うのが、給電回路であるが、その直流
給電抵抗は例えば220Ωである。なお、図中のIは直流
給電電流、VBBは例えば−48Vの電源電圧である。
この第5図においてはバイアス電圧について何ら記載さ
れていないが、原理的にはバイアス電圧なしに、給電は
行える。
ところで、給電回路についてみると、一般に次のことが
言える。この給電回路は上記電話線をなすA線およびB
線の末端に接続されるために、A線およびB線から見た
交流信号に対する入力インピーダンスが所定の値になる
ように設計されなければならない。この入力インピーダ
ンスは2種(ZDT,ZCT)に大別され、下記条件を
満足しなければならない。
言える。この給電回路は上記電話線をなすA線およびB
線の末端に接続されるために、A線およびB線から見た
交流信号に対する入力インピーダンスが所定の値になる
ように設計されなければならない。この入力インピーダ
ンスは2種(ZDT,ZCT)に大別され、下記条件を
満足しなければならない。
差動信号(音声信号)に対する交流インピーダンスZ
DTが高いこと、および 同相信号(交流誘導等の有害交流信号)に対する交流
終端インピーダンスZCTが低いことである。また、 直流給電抵抗は、電話機TELが必要とする直流電流を
供給できる値、例えば数100Ωであること。
DTが高いこと、および 同相信号(交流誘導等の有害交流信号)に対する交流
終端インピーダンスZCTが低いことである。また、 直流給電抵抗は、電話機TELが必要とする直流電流を
供給できる値、例えば数100Ωであること。
上記の差動信号に対する交流終端インピーダンスZDT
は、これを減衰させないようにするため高いのが望まし
く、一方、上記の同相信号に対する交流終端インピーダ
ンスZCTは、これを極力減衰させるようにするため低
いのが望ましいのである。さらにまた、近年は同相信号
に対する条件が厳しくなっており、同相信号電流が直流
給電電流Iよりも大きくなったとしても、音声信号に歪
を生じさせないことが要求されている。同相信号が直流
給電電流Iよりも大きくなるということは、電流Iが通
常の場合と逆向きに流れることがあることを意味するも
のであり、このような逆向きの電流も流し得るよう、バ
イアス電圧を、数V(例えば2V)内側に設定するとい
うことが行われている(後述)。
は、これを減衰させないようにするため高いのが望まし
く、一方、上記の同相信号に対する交流終端インピーダ
ンスZCTは、これを極力減衰させるようにするため低
いのが望ましいのである。さらにまた、近年は同相信号
に対する条件が厳しくなっており、同相信号電流が直流
給電電流Iよりも大きくなったとしても、音声信号に歪
を生じさせないことが要求されている。同相信号が直流
給電電流Iよりも大きくなるということは、電流Iが通
常の場合と逆向きに流れることがあることを意味するも
のであり、このような逆向きの電流も流し得るよう、バ
イアス電圧を、数V(例えば2V)内側に設定するとい
うことが行われている(後述)。
第6図は本発明の前提となる一般的な給電系の概念を示
す図であり、上述した、数V内側に設定されるバイアス
電圧は−2V(B線側)および+2Vの電池として図解
的に示されている。本図において注意すべき点は、直流
給電抵抗が例えば100Ωとなったことであり、第5図の
無バイアスの場合に比して小さくなっている(220Ω→1
00Ω)。この理由は、バイアス分2Vだけ、電話機TEL
への給電電流Iが減衰してしまうのを補うべく、抵抗を
低くしなければならないことに基づく。
す図であり、上述した、数V内側に設定されるバイアス
電圧は−2V(B線側)および+2Vの電池として図解
的に示されている。本図において注意すべき点は、直流
給電抵抗が例えば100Ωとなったことであり、第5図の
無バイアスの場合に比して小さくなっている(220Ω→1
00Ω)。この理由は、バイアス分2Vだけ、電話機TEL
への給電電流Iが減衰してしまうのを補うべく、抵抗を
低くしなければならないことに基づく。
第7図は負荷抵抗RLと給電電流Iの関係を示すグラフ
である。電話線の距離が長くなればなる程RLは増大す
るが、想定し得る最長距離でのRLを例えば1900Ωとす
ると、このときの給電電流の最低保証値は例えば20mA
に設定される。この20mAは、第6図において100Ωに
低減せしめられた抵抗によって確保される。ところが、
電話線の距離が短い加入者程、本グラフ中のRLは図
中、左側にシフトし、給電電流Iは、1/RLに比例し
て急増する(一点鎖線カーブP)。このため、近距離の
加入者に対しては給電電流が流れ過ぎるという不都合が
生ずる。そこでこの不都合を解消するため、本グラフ中
の給電電流Iの特性を、実線カーブQのごとく修正する
ことが試みられている。すなわち、近距離の加入者に対
しては、給電電流Iを例えば50mA程度に抑えてしまう
のである。これにより、上述した給電電流の流れ過ぎと
いう不都合はなくなる。
である。電話線の距離が長くなればなる程RLは増大す
るが、想定し得る最長距離でのRLを例えば1900Ωとす
ると、このときの給電電流の最低保証値は例えば20mA
に設定される。この20mAは、第6図において100Ωに
低減せしめられた抵抗によって確保される。ところが、
電話線の距離が短い加入者程、本グラフ中のRLは図
中、左側にシフトし、給電電流Iは、1/RLに比例し
て急増する(一点鎖線カーブP)。このため、近距離の
加入者に対しては給電電流が流れ過ぎるという不都合が
生ずる。そこでこの不都合を解消するため、本グラフ中
の給電電流Iの特性を、実線カーブQのごとく修正する
ことが試みられている。すなわち、近距離の加入者に対
しては、給電電流Iを例えば50mA程度に抑えてしまう
のである。これにより、上述した給電電流の流れ過ぎと
いう不都合はなくなる。
上記の背景をもとに、負荷抵抗RLの大小に応じて給電
電流Iをそれぞれ大きくまたは小さく制御するため、給
電回路内の給電抵抗(第6図の各100Ωに相当)を可変
にすることが従来試みられた。しかしながら、給電回路
内は既述の条件,およびを同時に満足するよう複
雑に構成されており、給電抵抗を変えるという手法は実
際上困難であるという問題がある。
電流Iをそれぞれ大きくまたは小さく制御するため、給
電回路内の給電抵抗(第6図の各100Ωに相当)を可変
にすることが従来試みられた。しかしながら、給電回路
内は既述の条件,およびを同時に満足するよう複
雑に構成されており、給電抵抗を変えるという手法は実
際上困難であるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、上記の50
mA程度での電流制限を簡単に無理なく行えると共に、こ
れ以外の付加機能(後述するレバース給電やバランス−
アンバランスモード)を容易に兼ね備えることのできる
給電電流制御回路を提供することを目的とするものであ
る。
mA程度での電流制限を簡単に無理なく行えると共に、こ
れ以外の付加機能(後述するレバース給電やバランス−
アンバランスモード)を容易に兼ね備えることのできる
給電電流制御回路を提供することを目的とするものであ
る。
第1図は本発明に係る給電電流制御回路の原理構成ブロ
ックとその周辺回路を示す図であり、周辺回路としては
給電回路10、バイアス回路13等が示されている。給電回
路10は、バイアス回路13からのバイアス電圧VB1,V
B2を受けるバイアス入力端B1,B2と、A線14およ
びB線15を介して、電話機TELに給電電流Iを送出する
給電端OUT1およびOUT2を備える。また給電回路
10内の11および12は既述の給電抵抗を表す。ただ
し、本来の音声信号の入出力部分(トランス等)につい
ては記載を省略する。
ックとその周辺回路を示す図であり、周辺回路としては
給電回路10、バイアス回路13等が示されている。給電回
路10は、バイアス回路13からのバイアス電圧VB1,V
B2を受けるバイアス入力端B1,B2と、A線14およ
びB線15を介して、電話機TELに給電電流Iを送出する
給電端OUT1およびOUT2を備える。また給電回路
10内の11および12は既述の給電抵抗を表す。ただ
し、本来の音声信号の入出力部分(トランス等)につい
ては記載を省略する。
本発明の主題である給電電流制御回路20は、給電電流I
を検出する検出部21と、給電電流Iが所定値Ith以
上となったとき、その過電流分(I−Ith)を検出す
る検出部22と、バイアス回路13からのバイアス電圧V
B1,VB2を、その過電流分(I−Ith)に応じて
変化させるバイアス電圧制御部23とから構成される。
を検出する検出部21と、給電電流Iが所定値Ith以
上となったとき、その過電流分(I−Ith)を検出す
る検出部22と、バイアス回路13からのバイアス電圧V
B1,VB2を、その過電流分(I−Ith)に応じて
変化させるバイアス電圧制御部23とから構成される。
既述のように従来は、第1図の給電抵抗11および12
の抵抗値を変えて給電電流Iを変えることを試みたが、
本発明ではバイアス電圧VB1,VB2を変えることに
より、給電電流Iを変えることとする。この方が、容易
に回路を実現でき、しかも付加機能を実現することも可
能となる。
の抵抗値を変えて給電電流Iを変えることを試みたが、
本発明ではバイアス電圧VB1,VB2を変えることに
より、給電電流Iを変えることとする。この方が、容易
に回路を実現でき、しかも付加機能を実現することも可
能となる。
第2図は本発明に係る作用を説明するためのグラフであ
り、その上半分は第7図のグラフに相当する。その下半
分は、本発明によってバイアス電圧VBが制御されるこ
とを表す。アースEの電位(零V)は一点鎖線のEで示
され、電源電圧VBBは横軸に一致させてある。加入者
が近距離にある程、負荷抵抗RLは小さくなり、給電電
流Iは増大するが、給電電流制御回路20により、Iが所
定値Ith以上になったとき、B線側のバイアス電圧V
B2およびA線側のバイアス電圧VB1の少なくとも一
方を相互に近付き合うように変化させ、給電電流Iを小
さくする方向に制御する。第2図では、VB1およびV
B2の双方が近付き合う場合を示す。
り、その上半分は第7図のグラフに相当する。その下半
分は、本発明によってバイアス電圧VBが制御されるこ
とを表す。アースEの電位(零V)は一点鎖線のEで示
され、電源電圧VBBは横軸に一致させてある。加入者
が近距離にある程、負荷抵抗RLは小さくなり、給電電
流Iは増大するが、給電電流制御回路20により、Iが所
定値Ith以上になったとき、B線側のバイアス電圧V
B2およびA線側のバイアス電圧VB1の少なくとも一
方を相互に近付き合うように変化させ、給電電流Iを小
さくする方向に制御する。第2図では、VB1およびV
B2の双方が近付き合う場合を示す。
第3図は本発明に係る給電電流制御回路およびその周辺
回路の一実施例を示す図である。まず本図の回路の全体
構成を見ると、給電回路10は、給電抵抗11,12、A線側
演算増幅器OP1(第1図の給電回路10内の下側に示す三
角形に相当)、B線側演算増幅器OP2(第1図の給電回
路10内の上側に示す三角形に相当)、および給電端OUT
1,OUT2ならびにバイアス入力端B1,B2として示され
る。バイアス回路13は、参照番号130〜134,130′〜13
4′,135〜139ならびに33〜35を付した構成要素で表さ
れる。給電電流検出部21は、参照番号211〜215を付した
構成要素で表される。過電流検出部22は、参照番号221
〜224を付した構成要素で表される。またバイアス電圧
制御部23は、参照番号231〜237ならびに36〜39を付した
構成要素で表される。
回路の一実施例を示す図である。まず本図の回路の全体
構成を見ると、給電回路10は、給電抵抗11,12、A線側
演算増幅器OP1(第1図の給電回路10内の下側に示す三
角形に相当)、B線側演算増幅器OP2(第1図の給電回
路10内の上側に示す三角形に相当)、および給電端OUT
1,OUT2ならびにバイアス入力端B1,B2として示され
る。バイアス回路13は、参照番号130〜134,130′〜13
4′,135〜139ならびに33〜35を付した構成要素で表さ
れる。給電電流検出部21は、参照番号211〜215を付した
構成要素で表される。過電流検出部22は、参照番号221
〜224を付した構成要素で表される。またバイアス電圧
制御部23は、参照番号231〜237ならびに36〜39を付した
構成要素で表される。
給電電流検出部21は、給電電流Iの大きさが分かれば良
いのであるが、本実施例では、この電流Iにより検出抵
抗214および215に生ずる電圧降下を、それぞれ電圧/電
流交換器(VI)211および212により電流値に変換し、
さらにこれらを電流ミキサ(CMIX)213で合成したもの
を、検出電流iとしており、このiは給電電流Iに比例
する。この検出電流iがカレントミラー回路222(図の
右端上部)の第1端子224より流出せしめられる。な
お、電圧/電流変換器211,212をA線14およびB線15側
に設け、かつ、これらをミキサ213で合成するようにし
たのは、既述の同相信号を相殺するためである。
いのであるが、本実施例では、この電流Iにより検出抵
抗214および215に生ずる電圧降下を、それぞれ電圧/電
流交換器(VI)211および212により電流値に変換し、
さらにこれらを電流ミキサ(CMIX)213で合成したもの
を、検出電流iとしており、このiは給電電流Iに比例
する。この検出電流iがカレントミラー回路222(図の
右端上部)の第1端子224より流出せしめられる。な
お、電圧/電流変換器211,212をA線14およびB線15側
に設け、かつ、これらをミキサ213で合成するようにし
たのは、既述の同相信号を相殺するためである。
検出電流iは、過電流検出部(22)の一部をなす第6カレ
ントミラー回路(CM6)222の第1端子(224)に印加さ
れる。その第2端子(223)には定電流源221が接続され、
給電電流(I)の既述の所定値Ithに比例する定電流
ithが常時流出せしめられる。そして給電電流(I)
が所定値Ithを過電流分(ΔI)(=I−Ith)だ
け上まわると、これに相当する過電流Δi(=i−i
th)が発生する。このΔiがバイアス電圧制御、すな
わち給電電流制御の制御要因となる。なお、カレントミ
ラー回路を採用しているのは、それ自身高出力インピー
ダンスであり、電源ノイズがバイアス回路側に侵入する
ことを抑えるのに有効だからである。
ントミラー回路(CM6)222の第1端子(224)に印加さ
れる。その第2端子(223)には定電流源221が接続され、
給電電流(I)の既述の所定値Ithに比例する定電流
ithが常時流出せしめられる。そして給電電流(I)
が所定値Ithを過電流分(ΔI)(=I−Ith)だ
け上まわると、これに相当する過電流Δi(=i−i
th)が発生する。このΔiがバイアス電圧制御、すな
わち給電電流制御の制御要因となる。なお、カレントミ
ラー回路を採用しているのは、それ自身高出力インピー
ダンスであり、電源ノイズがバイアス回路側に侵入する
ことを抑えるのに有効だからである。
上記過電流Δiは次のように処理され、バイアス電圧を
制御する。まず、バイアス電圧制御部23の一部をなす
第5カレントミラー回路(CM5)231の第1端子234
に、過電流Δiが引き込まれる。このΔiと等量の電流
が制御電流icとして、その第2端子232に引き込ま
れ、バイアス回路(13)内の電流・電圧状態を変化させ
る。
制御する。まず、バイアス電圧制御部23の一部をなす
第5カレントミラー回路(CM5)231の第1端子234
に、過電流Δiが引き込まれる。このΔiと等量の電流
が制御電流icとして、その第2端子232に引き込ま
れ、バイアス回路(13)内の電流・電圧状態を変化させ
る。
バイアス回路(13)は、電流源をなす第3カレントミラー
回路(CM3)135とトランジスタ138と抵抗139とバッ
ファ用トランジスタ33とをバイアス電圧制御部(23)側
に有し、給電回路(10)側には第1カレントミラー回路
(CM1)130、抵抗133および電圧ホロワ回路134(い
ずれもA線用)と、これらと同様の構成要素130′,133
および134′(いずれもB線用)とを有する。A線(14)
側についてみると、抵抗133の一端には基準電圧VBR
の基準電圧源が接続され、このVBRはアース電位より
2〜3V低い−2〜−3Vの間の一定値に保持される。
ここに抵抗133の抵抗値をRとすると、VBRよりIB
×Rだけ電圧降下した値がバイアス電圧VB1となり、
電圧ホロワ回路134を介してバイアス入力端B1に印加
される。このときの電流IBは、カレントミラー回路13
0の第2端子131に流入する電流であり、その第1端子13
2に流入する電流と等しい。この第1端子132に流入する
電流は、トランジスタ34(トランジスタ35はオフ)
および33を通して、第3カレントミラー回路135の第
2端子136より送出される電流IBであり、この電流は
その第1端子137側で作られる電流と等量である。これ
はトランジスタ138を流れる電流であり、その大きさは
VBR/Rrである(Rrは抵抗139の抵抗値)。以上
はA線14側について述べたものであるが、B線15側
では、今トランジスタ35がオフであり、第2カレント
ミラー回路130′の第1端子132′に全く電流が流れない
から、第2端子131′にも電流は流れず、抵抗133′での
電圧降下はなく、電圧VBRがそのままバイアス電圧V
B2となる。この状態は第2図のグラフの下半分におい
て、VB1とVB2が所定の一定値を保っている状態
(IがIthよりも小のとき)に等しい。
回路(CM3)135とトランジスタ138と抵抗139とバッ
ファ用トランジスタ33とをバイアス電圧制御部(23)側
に有し、給電回路(10)側には第1カレントミラー回路
(CM1)130、抵抗133および電圧ホロワ回路134(い
ずれもA線用)と、これらと同様の構成要素130′,133
および134′(いずれもB線用)とを有する。A線(14)
側についてみると、抵抗133の一端には基準電圧VBR
の基準電圧源が接続され、このVBRはアース電位より
2〜3V低い−2〜−3Vの間の一定値に保持される。
ここに抵抗133の抵抗値をRとすると、VBRよりIB
×Rだけ電圧降下した値がバイアス電圧VB1となり、
電圧ホロワ回路134を介してバイアス入力端B1に印加
される。このときの電流IBは、カレントミラー回路13
0の第2端子131に流入する電流であり、その第1端子13
2に流入する電流と等しい。この第1端子132に流入する
電流は、トランジスタ34(トランジスタ35はオフ)
および33を通して、第3カレントミラー回路135の第
2端子136より送出される電流IBであり、この電流は
その第1端子137側で作られる電流と等量である。これ
はトランジスタ138を流れる電流であり、その大きさは
VBR/Rrである(Rrは抵抗139の抵抗値)。以上
はA線14側について述べたものであるが、B線15側
では、今トランジスタ35がオフであり、第2カレント
ミラー回路130′の第1端子132′に全く電流が流れない
から、第2端子131′にも電流は流れず、抵抗133′での
電圧降下はなく、電圧VBRがそのままバイアス電圧V
B2となる。この状態は第2図のグラフの下半分におい
て、VB1とVB2が所定の一定値を保っている状態
(IがIthよりも小のとき)に等しい。
ここで、負荷抵抗RLが小になり、給電電流(I)がI
thよりもΔIだけ大になったとすると、既述の制御電
流icが、バイアス電圧制御部23に引き込まれる。し
たがって、カレントミラー(CM3)135からの電流I
BはIB−icに減少する。減少した電流IB−i
cは、トランジスタ34よりカレントミラー回路130に
至り、抵抗133での電圧降下はic×Rだけ以前より小
となる。つまり、バイアス電圧VB1は、ic×Rだけ
上昇する(第2図のVB1の上昇を参照)。
thよりもΔIだけ大になったとすると、既述の制御電
流icが、バイアス電圧制御部23に引き込まれる。し
たがって、カレントミラー(CM3)135からの電流I
BはIB−icに減少する。減少した電流IB−i
cは、トランジスタ34よりカレントミラー回路130に
至り、抵抗133での電圧降下はic×Rだけ以前より小
となる。つまり、バイアス電圧VB1は、ic×Rだけ
上昇する(第2図のVB1の上昇を参照)。
一方、バイアス電圧VB2側についてみると、第5カレ
ントミラー回路(CM5)231の第3端子233に、第4カ
レントミラー回路(CM4)235の第1端子237から流出
した電流(Δi、すなわちicに等しい)がトランジス
タ39(トランジスタ38はオフ)を介して流入する。
このため、カレントミラー回路235の第2端子236からi
cが流出し、トランジスタ36(トランジスタ37はオ
フ)を通して、バイアス回路(13)内のカレントミラー回
路130′に流入する。このため、抵抗133′(抵抗値R)
にic×Rとなる電圧降下が生じ、第2図のグラフのV
B2の下降を生じさせる。
ントミラー回路(CM5)231の第3端子233に、第4カ
レントミラー回路(CM4)235の第1端子237から流出
した電流(Δi、すなわちicに等しい)がトランジス
タ39(トランジスタ38はオフ)を介して流入する。
このため、カレントミラー回路235の第2端子236からi
cが流出し、トランジスタ36(トランジスタ37はオ
フ)を通して、バイアス回路(13)内のカレントミラー回
路130′に流入する。このため、抵抗133′(抵抗値R)
にic×Rとなる電圧降下が生じ、第2図のグラフのV
B2の下降を生じさせる。
以上が本発明の基本的動作である。この他にレバース給
電やバランス−アンバランスモードにも対応できる。レ
バース(Reverse)給電とは、通常、B線(15)からA線(1
4)に向って直流給電電流Iを流すのに対し、その電流の
向きを逆(A→B)にすることを言い、例えば自動着信
等の高度なサービス提供の場合に用いられる。このよう
に電流Iを逆転させるため、トランジスタ34および3
5によりカレントスイッチを形成し、これらをN/R
(Normal/Reverse)入力により択一的にオン、オフす
る。ノーマル(N)給電時はN/R=“L”であり、ト
ランジスタ34がオン(トランジスタ35がオフ)であ
り、レバース(R)給電のときは、トランジスタ35が
オン(トランジスタ34がオフ)となり、第2図のグラ
フのVB1とVB2のレベルが逆転する。
電やバランス−アンバランスモードにも対応できる。レ
バース(Reverse)給電とは、通常、B線(15)からA線(1
4)に向って直流給電電流Iを流すのに対し、その電流の
向きを逆(A→B)にすることを言い、例えば自動着信
等の高度なサービス提供の場合に用いられる。このよう
に電流Iを逆転させるため、トランジスタ34および3
5によりカレントスイッチを形成し、これらをN/R
(Normal/Reverse)入力により択一的にオン、オフす
る。ノーマル(N)給電時はN/R=“L”であり、ト
ランジスタ34がオン(トランジスタ35がオフ)であ
り、レバース(R)給電のときは、トランジスタ35が
オン(トランジスタ34がオフ)となり、第2図のグラ
フのVB1とVB2のレベルが逆転する。
このレバース給電に対応するため、バイアス電圧制御部
(23)においても、カレントスイッチをなすトランジスタ
36および37を形成し、トランジスタ36を流れる既
述の電流icは、レバース給電時において、トランジス
タ37の方に切り替えらえれる(トランジスタ36はオ
フ)。
(23)においても、カレントスイッチをなすトランジスタ
36および37を形成し、トランジスタ36を流れる既
述の電流icは、レバース給電時において、トランジス
タ37の方に切り替えらえれる(トランジスタ36はオ
フ)。
次にバランス−アンバランスモードとは、バイアス電圧
VB1とVB2をバランスとするか、アンバランスとす
るかを意味し、上述の動作は全てバランスモードでの説
明である。
VB1とVB2をバランスとするか、アンバランスとす
るかを意味し、上述の動作は全てバランスモードでの説
明である。
第4図はアンバランスモードを説明するためのグラフで
あり、前述の第2図に対応する。第2図のグラフでは、
バイアス電圧VB1とVB2が同じように変化せしめら
れているが、第4図のアンバランスモードでは、バイア
ス電圧VB2はそのままで、バイアス電圧VB1のみを
上昇せしめて、給電電流(I)を所定値Ithに抑え込
むようにしている。このアンバランスモードを実現する
には、ノーマル給電の場合をもって説明すると、トラン
ジスタ34を流れる電流を、前述したバランスモードに
おけるIB−icから、IB−2icにすればよい。つ
まり、抵抗133による電圧上昇分をic×Rから2ic
×Rに引き上げてやればよい。一方、B線側では、前述
したバランスモードにおけるカレントミラー130′への
流入電流がicであったのを0にすればよい。つまり抵
抗133′による電圧降下分を0にすればよい。このため
に、カレントスイッチをなすトランジスタ38および3
9を設け、これらをU/B(Unbalance/Balance)入力
により択一的にオン、オフする。バランスモードではU
/B入力がU/B=“L”であり、トランジスタ39が
オンであり、トランジスタ38がオフであって、既述の
動作説明の条件と同じである。一方、U/B=“H”と
なり、アンバランスモードになると、トランジスタ38
がオン、トランジスタ39がオフとなる。トランジスタ
39がオフとなったことから、カレントミラー回路(C
M4)235の第1端子237から流出した既述の電流
(Δi、すなわちicと等量)は0となり、カレントス
イッチ(36,37)への供給電流は0となる。これによ
り、上述した、抵抗133′による電圧降下を0にすると
いう条件が満足される。トランジスタ39のオフととも
にトランジスタ38がオンになることから、カレントミ
ラー135からの制御電流は、カレントミラー231の第3端
子233に流入するicと、もともとその第2端子232に流
入するicとの和、すなわち2icに倍増する。このた
め、トランジスタ33およびトランジスタ34(ノーマ
ル給電時)を介して流れる電流は、バランスモード時の
IB−icから、IB−2icへと減少する。これによ
り前述した、IB−2icにするという条件が満足さ
れ、アンバランスモードが形成される。アンバランスモ
ードでは、A線のバイアス電圧VB1と電源電圧VBB
との間に相当大きな電圧差を生じさせることができ、第
4図の場合、電源電圧VBB(−48V)に対し、例え
ば−24Vにまでレベルを上昇させることができる。こ
れはすなわち給電回路等での電力消費の減少をもたら
す。ただし、−48Vから−24Vへの減少(電圧値の
減少)を抵抗分圧で行ったのでは、この分圧抵抗での電
力損失(発熱)が生じ意味がない。したがって−48V
から−24Vへの減少は、いわゆるDC−DCコンバー
タ等の低損失変換器を用いることを要する。
あり、前述の第2図に対応する。第2図のグラフでは、
バイアス電圧VB1とVB2が同じように変化せしめら
れているが、第4図のアンバランスモードでは、バイア
ス電圧VB2はそのままで、バイアス電圧VB1のみを
上昇せしめて、給電電流(I)を所定値Ithに抑え込
むようにしている。このアンバランスモードを実現する
には、ノーマル給電の場合をもって説明すると、トラン
ジスタ34を流れる電流を、前述したバランスモードに
おけるIB−icから、IB−2icにすればよい。つ
まり、抵抗133による電圧上昇分をic×Rから2ic
×Rに引き上げてやればよい。一方、B線側では、前述
したバランスモードにおけるカレントミラー130′への
流入電流がicであったのを0にすればよい。つまり抵
抗133′による電圧降下分を0にすればよい。このため
に、カレントスイッチをなすトランジスタ38および3
9を設け、これらをU/B(Unbalance/Balance)入力
により択一的にオン、オフする。バランスモードではU
/B入力がU/B=“L”であり、トランジスタ39が
オンであり、トランジスタ38がオフであって、既述の
動作説明の条件と同じである。一方、U/B=“H”と
なり、アンバランスモードになると、トランジスタ38
がオン、トランジスタ39がオフとなる。トランジスタ
39がオフとなったことから、カレントミラー回路(C
M4)235の第1端子237から流出した既述の電流
(Δi、すなわちicと等量)は0となり、カレントス
イッチ(36,37)への供給電流は0となる。これによ
り、上述した、抵抗133′による電圧降下を0にすると
いう条件が満足される。トランジスタ39のオフととも
にトランジスタ38がオンになることから、カレントミ
ラー135からの制御電流は、カレントミラー231の第3端
子233に流入するicと、もともとその第2端子232に流
入するicとの和、すなわち2icに倍増する。このた
め、トランジスタ33およびトランジスタ34(ノーマ
ル給電時)を介して流れる電流は、バランスモード時の
IB−icから、IB−2icへと減少する。これによ
り前述した、IB−2icにするという条件が満足さ
れ、アンバランスモードが形成される。アンバランスモ
ードでは、A線のバイアス電圧VB1と電源電圧VBB
との間に相当大きな電圧差を生じさせることができ、第
4図の場合、電源電圧VBB(−48V)に対し、例え
ば−24Vにまでレベルを上昇させることができる。こ
れはすなわち給電回路等での電力消費の減少をもたら
す。ただし、−48Vから−24Vへの減少(電圧値の
減少)を抵抗分圧で行ったのでは、この分圧抵抗での電
力損失(発熱)が生じ意味がない。したがって−48V
から−24Vへの減少は、いわゆるDC−DCコンバー
タ等の低損失変換器を用いることを要する。
以上説明したように本発明によれば、給電回路そのもの
に制御を加えることなく、比較的簡単に給電電流を制御
でき、特に短距離の加入者の場合に生ずる給電電流の流
れ過ぎを抑えることができる。また、レバース給電やバ
ランス−アンバランスモードも容易に実現可能となる。
に制御を加えることなく、比較的簡単に給電電流を制御
でき、特に短距離の加入者の場合に生ずる給電電流の流
れ過ぎを抑えることができる。また、レバース給電やバ
ランス−アンバランスモードも容易に実現可能となる。
第1図は本発明に係る給電電流制御回路の原理構成ブロ
ックとその周辺回路を示す図、 第2図は本発明に係る作用を説明するためのグラフ、 第3図は本発明に係る給電電流制御回路およびその周辺
回路の一実施例を示す図、 第4図はアンバランスモードを説明するためのグラフ、 第5図は一般的な給電系の概念を示す図、 第6図は本発明の前提となる一般的な給電系の概念を示
す図、 第7図は負荷抵抗RLと給電電流Iの関係を示すグラフ
である。 10…給電回路、13…バイアス回路、 14…A線、15…B線、 20…給電電流制御回路、 21…給電電流検出部、 22…過電流検出部、 23…バイアス電圧制御部。
ックとその周辺回路を示す図、 第2図は本発明に係る作用を説明するためのグラフ、 第3図は本発明に係る給電電流制御回路およびその周辺
回路の一実施例を示す図、 第4図はアンバランスモードを説明するためのグラフ、 第5図は一般的な給電系の概念を示す図、 第6図は本発明の前提となる一般的な給電系の概念を示
す図、 第7図は負荷抵抗RLと給電電流Iの関係を示すグラフ
である。 10…給電回路、13…バイアス回路、 14…A線、15…B線、 20…給電電流制御回路、 21…給電電流検出部、 22…過電流検出部、 23…バイアス電圧制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】加入者の電話機(TEL)に対しA線(14)およ
びB線(15)を介して給電回路(10)より供給される給電電
流(I)に、該A線(14)側用の第1のバイアス電圧(V
B1)および該B線(15)側用の第2のバイアス電圧(V
B2)をそれぞれ重畳するためのバイアス回路(13)に接
続され、所定の前記給電電流(I)を前記給電回路(10)
より供給せしめるように該バイアス回路(13)を制御する
給電電流制御回路(20)において、 前記給電電流(I)の大きさを検出する給電電流検出部
(21)と、 検出された該給電電流(I)が予め定めた所定値(I
th)以上になったとき、その過電流分(ΔI)を検出
する過電流検出部(22)と、 検出された前記過電流分(ΔI)の大きさに応じて、前
記第1のバイアス電圧(VB1)および前記第2のバイ
アス電圧(VB2)の相互間のレベルが近付き合うよう
に該第1のバイアス電圧(VB1)および該第2のバイ
アス電圧(VB2)の少なくとも一方を変化させるバイ
アス電圧制御部(23)とから前記給電電流制御回路(20)を
構成し、 イ)前記給電電流(I)を前記B線(15)から前記A線(1
4)に向かって通電するノーマル給電の場合、前記バイア
ス電圧制御部(23)は、 前記第1のバイアス電圧(VB1)および前記第2のバ
イアス電圧(VB2)の双方を変化させるバランスモー
ドのもとでは、検出された前記過電流分(ΔI)の大き
さに応じて、前記第1のバイアス電圧(VB1)および
前記第2のバイアス電圧(VB2)の各レベルが近付き
合うように該第1のバイアス電圧(VB1)および該第
2のバイアス電圧(VB2)の双方を変化させ、また 前記第1のバイアス電圧(VB1)のみを変化させるア
ンバランスモードのもとでは、検出された前記過電流分
(ΔI)の大きさに応じて、前記第1のバイアス電圧
(VB1)および前記第2のバイアス電圧(VB2)の
相互間のレベルが近付き合うように該第1のバイアス電
圧(VB1)のみを変化させるように構成し、 ロ)前記給電電流(I)を前記A線(14)から前記B線(1
5)に向かって通電するレバース給電の場合、前記バイア
ス電圧制御部(23)は、 前記バランスモードのもとでは、検出された前記過電流
分(ΔI)の大きさに応じて、前記第1のバイアス電圧
(VB1)および前記第2のバイアス電圧(VB2)の
各レベルが近付き合うように該第1のバイアス電圧(V
B1)および該第2のバイアス電圧(VB2)の双方を
変化させた上で、また 前記アンバランスモードのもとでは、検出された前記過
電流分(ΔI)の大きさに応じて、前記第1のバイアス
電圧(VB1)および前記第2のバイアス電圧
(VB2)の相互間のレベルが近付き合うように該第1
のバイアス電圧(VB1)のみを変化させた上で、前記
第1のバイアス電圧(VB1)のレベルと前記第2のバ
イアス電圧(VB2)のレベルとを逆転させるように構
成することを特徴とする給電電流制御回路。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62149268A JPH0638625B2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | 給電電流制御回路 |
CA000569416A CA1291836C (en) | 1987-06-17 | 1988-06-14 | Battery feed circuit |
DE3854633T DE3854633T2 (de) | 1987-06-17 | 1988-06-16 | Speiseschaltung. |
EP88109651A EP0295680B1 (en) | 1987-06-17 | 1988-06-16 | Battery feed circuit |
CN 88103656 CN1011653B (zh) | 1987-06-17 | 1988-06-17 | 电池供电电路 |
AU18121/88A AU598139B2 (en) | 1987-06-17 | 1988-06-17 | Battery feed circuit |
US07/409,701 US4935960A (en) | 1987-06-17 | 1989-09-20 | Battery feed circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62149268A JPH0638625B2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | 給電電流制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63314061A JPS63314061A (ja) | 1988-12-22 |
JPH0638625B2 true JPH0638625B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=15471525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62149268A Expired - Fee Related JPH0638625B2 (ja) | 1987-06-17 | 1987-06-17 | 給電電流制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638625B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242661A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-24 | Fujitsu Ltd | 給電電流制限回路 |
-
1987
- 1987-06-17 JP JP62149268A patent/JPH0638625B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242661A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-24 | Fujitsu Ltd | 給電電流制限回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63314061A (ja) | 1988-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5428682A (en) | Subscriber line interface circuit with reduced on-chip power dissipation | |
EP0212632B1 (en) | Subscriber line interface circuit | |
CA1178386A (en) | Active impedance transformer assisted line feed circuit | |
US5596637A (en) | Power dissipation manager circuit for an interface device feeding a subscriber telephone line | |
US4935960A (en) | Battery feed circuit | |
CA1061491A (en) | Electronic telephone network | |
EP0088777A1 (en) | Balanced current multiplier circuit for a subscriber loop interface circuit | |
JPH0671343B2 (ja) | 2線式伝送路中の縦及び横方向電流測定回路 | |
JPH07212505A (ja) | 電話ループに電源を接続する回路 | |
US4767980A (en) | Inductance multiplier circuit | |
JPH0638625B2 (ja) | 給電電流制御回路 | |
US4485341A (en) | Current limiter circuit | |
US6563924B1 (en) | Subscriber matching circuit for electronic exchange | |
JPS61214655A (ja) | 定電流ライン回路 | |
EP0520156B1 (en) | Current limited subscriber interface circuit | |
GB2193063A (en) | Line circuits | |
JP3016593B2 (ja) | 直流印加回路 | |
EP0056810A1 (en) | Loop sensing circuit for use with a subscriber loop interface circuit | |
CA1151331A (en) | Amplifier for use in a line circuit | |
GB2066026A (en) | Active speech network for a telephone set | |
JPH05199317A (ja) | 遠隔通信システム及び給電回路 | |
JP3002382B2 (ja) | 集積回路、インタフェース回路、ワット損制限回路およびワット損制限方法 | |
US6091284A (en) | Current control circuit | |
US5818927A (en) | Circuit for controlling an on-hook voltage by the use of a balanced amplifier without supplying a constant current to the balanced amplifier | |
KR100391885B1 (ko) | 전전자식 교환기의 가입자 정합 회로 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |