JPH06350985A - 画像符号化方法および装置 - Google Patents
画像符号化方法および装置Info
- Publication number
- JPH06350985A JPH06350985A JP13806493A JP13806493A JPH06350985A JP H06350985 A JPH06350985 A JP H06350985A JP 13806493 A JP13806493 A JP 13806493A JP 13806493 A JP13806493 A JP 13806493A JP H06350985 A JPH06350985 A JP H06350985A
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- Japan
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- code amount
- quantization
- coefficient value
- quantization step
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像符号化装置において、可変長符号を用い
た符号化を行う場合、設定した符号量以下の符号量で符
号化を行うことを目的とする。 【構成】 2種の初期量子化ステップを用いて量子化回
路41,43で重み付けを行い、符号量測定回路42,
44で可変長符号化時の発生符号量を測定し、符号量特
性関数算出回路47で、準最適関数係数値を求め、量子
化ステップ算出回路48で、準最適量子化ステップを算
出し、量子化回路45で、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行い、符号量測定回路46で発生符号量を測
定し、選択回路49で、目標符号量117に最も近い発
生符号量とそのときの量子化ステップを2種選択し、符
号量特性関数算出回路50で最適関数係数値を求め、特
性関数選択回路51で、準最適関数係数値と最適関数係
数値を適応的に選択し、目標符号量の修正を行い、量子
化ステップ算出回路52で符号化時の量子化ステップを
算出する。
た符号化を行う場合、設定した符号量以下の符号量で符
号化を行うことを目的とする。 【構成】 2種の初期量子化ステップを用いて量子化回
路41,43で重み付けを行い、符号量測定回路42,
44で可変長符号化時の発生符号量を測定し、符号量特
性関数算出回路47で、準最適関数係数値を求め、量子
化ステップ算出回路48で、準最適量子化ステップを算
出し、量子化回路45で、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行い、符号量測定回路46で発生符号量を測
定し、選択回路49で、目標符号量117に最も近い発
生符号量とそのときの量子化ステップを2種選択し、符
号量特性関数算出回路50で最適関数係数値を求め、特
性関数選択回路51で、準最適関数係数値と最適関数係
数値を適応的に選択し、目標符号量の修正を行い、量子
化ステップ算出回路52で符号化時の量子化ステップを
算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像信号を一定符
号量以下に圧縮符号化するための画像符号化方法および
装置に関する。
号量以下に圧縮符号化するための画像符号化方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変長符号化を用いた画像符号化装置で
は、目標符号量以下で画像信号符号化することができ、
かつ安定した画質が得られることが必要である。
は、目標符号量以下で画像信号符号化することができ、
かつ安定した画質が得られることが必要である。
【0003】一般的に符号化時の発生符号量を制御する
ためには、量子化ステップを用いて制御する方式が用い
られている。これは、量子化ステップ値を大きくすると
無効係数値の出現確率が高くなるため符号量を減らすこ
とができ、逆に小さくすると符号量が増えるという特性
を利用したものである。
ためには、量子化ステップを用いて制御する方式が用い
られている。これは、量子化ステップ値を大きくすると
無効係数値の出現確率が高くなるため符号量を減らすこ
とができ、逆に小さくすると符号量が増えるという特性
を利用したものである。
【0004】しかし、可変長符号化では、量子化ステッ
プに対し発生符号量は線形に変化しないため、発生符号
量を推定することが難しく、実際に可変長符号化を行わ
ないと発生符号量が分からないという問題がある。
プに対し発生符号量は線形に変化しないため、発生符号
量を推定することが難しく、実際に可変長符号化を行わ
ないと発生符号量が分からないという問題がある。
【0005】よって符号量制御は、可変長符号化を用い
て画像符号化を行う場合に最も重要な技術となるが、発
生符号量を制御する量子化ステップと発生符号量の関係
は、入力画像の統計的特性によって変化するため、目標
符号量以下で符号化を行うことのできる量子化ステップ
を推定することは困難である。
て画像符号化を行う場合に最も重要な技術となるが、発
生符号量を制御する量子化ステップと発生符号量の関係
は、入力画像の統計的特性によって変化するため、目標
符号量以下で符号化を行うことのできる量子化ステップ
を推定することは困難である。
【0006】従来の符号量制御方式では、符号化遅延を
考慮しない蓄積メディアなどの場合は、フィードバック
ループを構成し量子化ステップを変化させながら目標符
号量以下となる量子化ステップを算出することで構成
し、ビデオ機器など一定時間内で符号化をする必要があ
る場合、複数個の初期量子化ステップを用いて並列に量
子化回路,符号量測定回路を駆動し、最も目標符号量に
近い2点あるいは複数点を選択し、一次関数やスプライ
ン関数といった近似関数を用いてモデル化を行い、符号
量特性関数を算出し、符号化に用いる量子化ステップを
算出するということで構成されている。
考慮しない蓄積メディアなどの場合は、フィードバック
ループを構成し量子化ステップを変化させながら目標符
号量以下となる量子化ステップを算出することで構成
し、ビデオ機器など一定時間内で符号化をする必要があ
る場合、複数個の初期量子化ステップを用いて並列に量
子化回路,符号量測定回路を駆動し、最も目標符号量に
近い2点あるいは複数点を選択し、一次関数やスプライ
ン関数といった近似関数を用いてモデル化を行い、符号
量特性関数を算出し、符号化に用いる量子化ステップを
算出するということで構成されている。
【0007】この方法の一例は、文献1:江成正彦、樫
田素一、“60〜140Mbps対応の「HDTVコー
デック」”、映像情報1992年1月号、51〜58頁
に詳しく記載されている。
田素一、“60〜140Mbps対応の「HDTVコー
デック」”、映像情報1992年1月号、51〜58頁
に詳しく記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の符号
量制御方式では、一定時間内で符号化を行う場合、統計
的特性の異なる多様な入力画像に対して安定した符号量
で符号化が行えるようにするために、8種程度の初期量
子化ステップを用いて量子化を行い、それぞれの発生符
号量を測定することが必要となる。量子化回路や符号量
測定回路はいずれも複雑な演算や処理を行うため、これ
らの回路を複数個用いることは、符号化装置全体が大型
で高価になる。
量制御方式では、一定時間内で符号化を行う場合、統計
的特性の異なる多様な入力画像に対して安定した符号量
で符号化が行えるようにするために、8種程度の初期量
子化ステップを用いて量子化を行い、それぞれの発生符
号量を測定することが必要となる。量子化回路や符号量
測定回路はいずれも複雑な演算や処理を行うため、これ
らの回路を複数個用いることは、符号化装置全体が大型
で高価になる。
【0009】さらに、このような符号量制御方式では、
初期量子化ステップの設定値によって、符号量特性関数
が入力画像の特性を十分に近似できないため、符号化に
用いる量子化ステップを推定し符号化を行った場合、発
生符号量が目標符号量以上となる可能性があったり、既
に符号化・復号化を行った画像データを再度符号化を行
う場合、量子化ステップに対する発生符号量の変動が通
常の画像データと比較して複雑になるため、精度良く符
号量制御を行うことができない。
初期量子化ステップの設定値によって、符号量特性関数
が入力画像の特性を十分に近似できないため、符号化に
用いる量子化ステップを推定し符号化を行った場合、発
生符号量が目標符号量以上となる可能性があったり、既
に符号化・復号化を行った画像データを再度符号化を行
う場合、量子化ステップに対する発生符号量の変動が通
常の画像データと比較して複雑になるため、精度良く符
号量制御を行うことができない。
【0010】また、量子化は乗除算を行うため、演算精
度を確保するために係数値を数ビット分シフトすること
があるが、この処理は入力画像の持つ情報量に偏りが大
きい場合、この偏りを考慮せずに推定した量子化ステッ
プを用いて量子化を行うと、発生符号量は目標符号量を
下回るにも関わらず係数値のオーバーフローが発生し、
画質劣化が発生する、等の問題がある。
度を確保するために係数値を数ビット分シフトすること
があるが、この処理は入力画像の持つ情報量に偏りが大
きい場合、この偏りを考慮せずに推定した量子化ステッ
プを用いて量子化を行うと、発生符号量は目標符号量を
下回るにも関わらず係数値のオーバーフローが発生し、
画質劣化が発生する、等の問題がある。
【0011】本発明の目的は、符号化に用いる最適量子
化ステップを求めるときに用いる符号量特性関数を対数
近似をすることで正確に近似し、一定時間内に、より少
ない処理装置で精度良く符号量の制御を行い、高品質な
画像信号の符号化方法および装置を提供することを目的
とする。
化ステップを求めるときに用いる符号量特性関数を対数
近似をすることで正確に近似し、一定時間内に、より少
ない処理装置で精度良く符号量の制御を行い、高品質な
画像信号の符号化方法および装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力画像
信号を複数の画素からなる小面積のブロックに分割し、
前記ブロック単位にて直交変換を施し変換係数値を求
め、変換係数値を用いて量子化に用いる量子化ステップ
を求め、前記量子化ステップによって前記変換係数値の
量子化を行い、前記量子化ステップによって量子化され
た量子化係数値を可変長データに符号化し、前記量子化
係数値に対応する可変長符号語を出力する画像符号化方
法において、前記量子化ステップを求める方法はまず、
前記変換係数値を量子化するためのあらかじめ設定した
2種の初期量子化ステップを用いて前記変換係数値を量
子化して量子化係数値を求め、前記量子化係数値を可変
長符号化した際の符号量の累積を計算し、前記2種の初
期量子化ステップの対数値および、前記2種の初期量子
化ステップを用いて量子化,可変長符号化を行った場合
の符号量の累積の対数値とから、量子化ステップに対す
る発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前記
符号量特性関数を目標符号量近傍における最適特性関数
として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化する
ことのできる最適量子化ステップを推定することによ
り、目標符号量以下で符号化されるような量子化ステッ
プを求めることを特徴とする。
信号を複数の画素からなる小面積のブロックに分割し、
前記ブロック単位にて直交変換を施し変換係数値を求
め、変換係数値を用いて量子化に用いる量子化ステップ
を求め、前記量子化ステップによって前記変換係数値の
量子化を行い、前記量子化ステップによって量子化され
た量子化係数値を可変長データに符号化し、前記量子化
係数値に対応する可変長符号語を出力する画像符号化方
法において、前記量子化ステップを求める方法はまず、
前記変換係数値を量子化するためのあらかじめ設定した
2種の初期量子化ステップを用いて前記変換係数値を量
子化して量子化係数値を求め、前記量子化係数値を可変
長符号化した際の符号量の累積を計算し、前記2種の初
期量子化ステップの対数値および、前記2種の初期量子
化ステップを用いて量子化,可変長符号化を行った場合
の符号量の累積の対数値とから、量子化ステップに対す
る発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前記
符号量特性関数を目標符号量近傍における最適特性関数
として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化する
ことのできる最適量子化ステップを推定することによ
り、目標符号量以下で符号化されるような量子化ステッ
プを求めることを特徴とする。
【0013】第2の発明は、入力画像信号を複数の画素
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数値を量
子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量子化ス
テップを用いて前記変換係数値を量子化して量子化係数
値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した際の符
号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップの
対数値および、前記2種の初期量子化ステップを用いて
量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積の対
数値とから、量子化ステップに対する発生符号量の関係
を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関数を目
標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適特性関
数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化す
ることのできる準最適量子化ステップを推定し、前記準
最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を
行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行った量子化係数値を可変長符号化した際の
符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップ
を用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号量の累
積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子化,可変
長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標符号量を
比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を2種選択
し、前記選択された2種の符号量累積の計算に用いた量
子化ステップを選択し、前記選択された2種の量子化ス
テップの対数値と、前記選択された2種の量子化ステッ
プを用いて量子化,可変長符号化を行った際の符号量の
累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子化ステッ
プと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前
記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特性関数と
して、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化するこ
とのできる最適量子化ステップを推定することにより、
目標符号量以下で符号化されるような量子化ステップを
求めることを特徴とする。
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数値を量
子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量子化ス
テップを用いて前記変換係数値を量子化して量子化係数
値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した際の符
号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップの
対数値および、前記2種の初期量子化ステップを用いて
量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積の対
数値とから、量子化ステップに対する発生符号量の関係
を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関数を目
標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適特性関
数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化す
ることのできる準最適量子化ステップを推定し、前記準
最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を
行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行った量子化係数値を可変長符号化した際の
符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップ
を用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号量の累
積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子化,可変
長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標符号量を
比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を2種選択
し、前記選択された2種の符号量累積の計算に用いた量
子化ステップを選択し、前記選択された2種の量子化ス
テップの対数値と、前記選択された2種の量子化ステッ
プを用いて量子化,可変長符号化を行った際の符号量の
累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子化ステッ
プと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前
記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特性関数と
して、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化するこ
とのできる最適量子化ステップを推定することにより、
目標符号量以下で符号化されるような量子化ステップを
求めることを特徴とする。
【0014】第3の発明は、入力画像信号を複数の画素
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数値を量
子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量子化ス
テップを用いて前記変換係数値を量子化して量子化係数
値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した際の符
号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップの
対数値および、前記2種の初期量子化ステップを用いて
量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積の対
数値とから、量子化ステップに対する発生符号量の関係
を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関数を目
標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適特性関
数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化す
ることのできる準最適量子化ステップを推定し、前記準
最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を
行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行った量子化係数値を可変長符号化した際の
符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップ
を用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号量の累
積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子化,可変
長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標符号量を
比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を2種選択
し、前記選択された2種の符号量累積の計算に用いた量
子化ステップを選択し、前記選択された2種の量子化ス
テップの対数値と、前記選択された2種の量子化ステッ
プを用いて量子化,可変長符号化を行った際の符号量の
累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子化ステッ
プと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前
記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特性関数と
して、前記最適特性関数の関数係数値から、量子化ステ
ップの変化に対する発生符号量の変化の割合があらかじ
め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記最適特性
関数を選択し選択特性関数とし、目標符号量を修正せず
選択目標符号量とし、前記最適特性関数の関数係数値か
ら、量子化ステップの変化に対する発生符号量の変化の
割合があらかじめ設定されたしきい値と比較して小さい
か等しい場合、前記準最適特性関数を選択し選択符号量
特性関数とし、準最適量子化ステップを用いて量子化,
可変長符号化を行った際の符号量の累積値を用いて目標
符号量の修正を行い選択目標符号量とし、前記選択符号
量特性関数と前記選択目標符号量を用いて、前記変換係
数値を目標符号量以下で符号化することのできる最適量
子化ステップを推定することにより、目標符号量以下で
符号化されるような量子化ステップを求めることを特徴
とする。
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数値を量
子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量子化ス
テップを用いて前記変換係数値を量子化して量子化係数
値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した際の符
号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップの
対数値および、前記2種の初期量子化ステップを用いて
量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積の対
数値とから、量子化ステップに対する発生符号量の関係
を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関数を目
標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適特性関
数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化す
ることのできる準最適量子化ステップを推定し、前記準
最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を
行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップを用い
て量子化を行った量子化係数値を可変長符号化した際の
符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステップ
を用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号量の累
積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子化,可変
長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標符号量を
比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を2種選択
し、前記選択された2種の符号量累積の計算に用いた量
子化ステップを選択し、前記選択された2種の量子化ス
テップの対数値と、前記選択された2種の量子化ステッ
プを用いて量子化,可変長符号化を行った際の符号量の
累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子化ステッ
プと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を求め、前
記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特性関数と
して、前記最適特性関数の関数係数値から、量子化ステ
ップの変化に対する発生符号量の変化の割合があらかじ
め設定されたしきい値よりも大きい場合、前記最適特性
関数を選択し選択特性関数とし、目標符号量を修正せず
選択目標符号量とし、前記最適特性関数の関数係数値か
ら、量子化ステップの変化に対する発生符号量の変化の
割合があらかじめ設定されたしきい値と比較して小さい
か等しい場合、前記準最適特性関数を選択し選択符号量
特性関数とし、準最適量子化ステップを用いて量子化,
可変長符号化を行った際の符号量の累積値を用いて目標
符号量の修正を行い選択目標符号量とし、前記選択符号
量特性関数と前記選択目標符号量を用いて、前記変換係
数値を目標符号量以下で符号化することのできる最適量
子化ステップを推定することにより、目標符号量以下で
符号化されるような量子化ステップを求めることを特徴
とする。
【0015】第4の発明は、入力画像信号を複数の画素
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法は、まず、あらかじめ設定し
た初期量子化ステップを用いて量子化を行い量子化係数
値を求め、前記量子化係数値の最大値を検索し最大量子
化係数値を求め、前記最大量子化係数値がオーバーフロ
ーせずに量子化を行うことができる量子化ステップの最
小値を計算し、最小量子化ステップとして、第1,第2
または第3の発明に記載の符号化方法で求められた最適
量子化ステップとステップ値を比較して、ステップ値の
大きな量子化ステップを符号化時の量子化に用いる量子
化ステップすることで、目標符号量以下で、かつ量子化
係数値のオーバーフローが発生しない量子化ステップを
求めることを特徴とする。
からなる小面積のブロックに分割し、前記ブロック単位
にて直交変換を施し変換係数値を求め、変換係数値を用
いて量子化に用いる量子化ステップを求め、前記量子化
ステップによって前記変換係数値の量子化を行い、前記
量子化ステップによって量子化された量子化係数値を可
変長データに符号化し、前記量子化係数値に対応する可
変長符号語を出力する画像符号化方法において、前記量
子化ステップを求める方法は、まず、あらかじめ設定し
た初期量子化ステップを用いて量子化を行い量子化係数
値を求め、前記量子化係数値の最大値を検索し最大量子
化係数値を求め、前記最大量子化係数値がオーバーフロ
ーせずに量子化を行うことができる量子化ステップの最
小値を計算し、最小量子化ステップとして、第1,第2
または第3の発明に記載の符号化方法で求められた最適
量子化ステップとステップ値を比較して、ステップ値の
大きな量子化ステップを符号化時の量子化に用いる量子
化ステップすることで、目標符号量以下で、かつ量子化
係数値のオーバーフローが発生しない量子化ステップを
求めることを特徴とする。
【0016】第5の発明は、入力画像を複数の画素から
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、あ
らかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用いて
変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力する量
子化回路と、前記2種の初期量子化ステップを用いて計
算した前記量子化係数値を可変長符号化を行った際の符
号量の累積を発生符号量として測定する符号量測定回路
と、前記2種の初期量子化ステップの対数値と前記2種
の初期量子化ステップを用いて測定した発生符号量の対
数値とから、目標符号量近傍での符号量特性関数を求め
関数係数値を出力する符号量特性関数算出回路と、前記
関数係数値と目標符号量の対数値から、目標符号量以下
で符号化を行うことのできる最適量子化ステップを求め
る量子化ステップ算出回路とから構成される、ことを特
徴とする。
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、あ
らかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用いて
変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力する量
子化回路と、前記2種の初期量子化ステップを用いて計
算した前記量子化係数値を可変長符号化を行った際の符
号量の累積を発生符号量として測定する符号量測定回路
と、前記2種の初期量子化ステップの対数値と前記2種
の初期量子化ステップを用いて測定した発生符号量の対
数値とから、目標符号量近傍での符号量特性関数を求め
関数係数値を出力する符号量特性関数算出回路と、前記
関数係数値と目標符号量の対数値から、目標符号量以下
で符号化を行うことのできる最適量子化ステップを求め
る量子化ステップ算出回路とから構成される、ことを特
徴とする。
【0017】第6の発明は、入力画像を複数の画素から
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、あ
らかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用いて
前記変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力す
る量子化回路と、前記初期量子化ステップを用いて計算
した前記量子化係数値を可変長符号化した際の発生符号
量を測定する符号量測定回路と、前記2種の初期量子化
ステップの対数値と前記2種の初期量子化ステップを用
いて測定した発生符号量の対数値とから、目標符号量近
傍の量子化ステップを検索するための符号量特性関数を
求め準最適関数係数値を出力する符号量特性関数算出回
路と、前記準最適関数係数値と、目標符号量の対数値か
ら準最適量子化ステップを求める量子化ステップ算出回
路と、前記準最適量子化ステップを用いて前記変換係数
値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回路
と、前記準最適量子化ステップにより計算された量子化
係数値を可変長符号化した際の発生符号量を測定する符
号量測定回路と、前記2種の初期量子化ステップを用い
て測定された発生符号量と前記準最適量子化ステップを
用いて計測された発生符号量から、目標符号量に最も近
い2種の発生符号量と目標符号量に最も近い2種の発生
符号量算出に用いた量子化ステップを選択する選択回路
と、前記選択回路の出力である2種の選択された量子化
ステップの対数値と前記2種の選択された量子化ステッ
プを用いて測定した発生符号量の対数値とから、目標符
号量近傍における符号量特性関数の最適関数係数値を求
める符号量特性関数算出回路と、目標符号量の対数値と
前記最適関数係数値から、目標符号量以下で符号化を行
うことのできる最適量子化ステップを求める量子化ステ
ップ算出回路とから構成される、ことを特徴とする。
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、あ
らかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用いて
前記変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力す
る量子化回路と、前記初期量子化ステップを用いて計算
した前記量子化係数値を可変長符号化した際の発生符号
量を測定する符号量測定回路と、前記2種の初期量子化
ステップの対数値と前記2種の初期量子化ステップを用
いて測定した発生符号量の対数値とから、目標符号量近
傍の量子化ステップを検索するための符号量特性関数を
求め準最適関数係数値を出力する符号量特性関数算出回
路と、前記準最適関数係数値と、目標符号量の対数値か
ら準最適量子化ステップを求める量子化ステップ算出回
路と、前記準最適量子化ステップを用いて前記変換係数
値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回路
と、前記準最適量子化ステップにより計算された量子化
係数値を可変長符号化した際の発生符号量を測定する符
号量測定回路と、前記2種の初期量子化ステップを用い
て測定された発生符号量と前記準最適量子化ステップを
用いて計測された発生符号量から、目標符号量に最も近
い2種の発生符号量と目標符号量に最も近い2種の発生
符号量算出に用いた量子化ステップを選択する選択回路
と、前記選択回路の出力である2種の選択された量子化
ステップの対数値と前記2種の選択された量子化ステッ
プを用いて測定した発生符号量の対数値とから、目標符
号量近傍における符号量特性関数の最適関数係数値を求
める符号量特性関数算出回路と、目標符号量の対数値と
前記最適関数係数値から、目標符号量以下で符号化を行
うことのできる最適量子化ステップを求める量子化ステ
ップ算出回路とから構成される、ことを特徴とする。
【0018】第7の発明は、入力画像を複数の画素から
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、第
6の発明に記載の符号量制御回路と同様の処理を行い準
最適量子化ステップを求め、量子化回路にて前記準最適
量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を行い
量子化係数値を出力し、前記準最適量子化ステップを用
いて求められた前記量子化係数値を可変長符号化した際
の発生符号量を符号量測定回路で測定し、前記2種の初
期量子化ステップを用いて計測された発生符号量と前記
準最適量子化ステップを持ちいて計測された発生符号量
から、目標符号量に最も近い2種の発生符号量を選択発
生符号量として選択し前記2種の選択符号量算出に用い
た量子化ステップを2種の選択量子化ステップとして選
択する選択回路と、前記2種の選択量子化ステップの対
数値と前記2種の選択発生符号量の対数値とから、目標
符号量近傍における符号量特性関数の最適関数係数値を
求める符号量特性関数算出回路と、前記最適関数係数値
から、量子化ステップの変化に対する発生符号量の変化
がしきい値より大きい場合は、最適関数係数値を選択関
数係数値として選択し、目標符号量を修正せずに選択目
標符号量として出力し、量子化ステップの変化に対する
発生符号量の変化がしきい値より小さい場合は、前記準
最適関数係数値を選択関数係数値として選択し、前記準
最適量子化ステップを用いて計測された発生符号量を用
いて、目標符号量の修正を行い選択目標符号量として出
力する特性関数選択回路と、前記選択目標符号量関数の
対数値と前記選択関数係数値とから、目標符号量以下で
符号化を行うことのできる量子化ステップを最適量子化
ステップとして計算する量子化ステップ算出回路とから
構成される、ことを特徴とする。
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、第
6の発明に記載の符号量制御回路と同様の処理を行い準
最適量子化ステップを求め、量子化回路にて前記準最適
量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を行い
量子化係数値を出力し、前記準最適量子化ステップを用
いて求められた前記量子化係数値を可変長符号化した際
の発生符号量を符号量測定回路で測定し、前記2種の初
期量子化ステップを用いて計測された発生符号量と前記
準最適量子化ステップを持ちいて計測された発生符号量
から、目標符号量に最も近い2種の発生符号量を選択発
生符号量として選択し前記2種の選択符号量算出に用い
た量子化ステップを2種の選択量子化ステップとして選
択する選択回路と、前記2種の選択量子化ステップの対
数値と前記2種の選択発生符号量の対数値とから、目標
符号量近傍における符号量特性関数の最適関数係数値を
求める符号量特性関数算出回路と、前記最適関数係数値
から、量子化ステップの変化に対する発生符号量の変化
がしきい値より大きい場合は、最適関数係数値を選択関
数係数値として選択し、目標符号量を修正せずに選択目
標符号量として出力し、量子化ステップの変化に対する
発生符号量の変化がしきい値より小さい場合は、前記準
最適関数係数値を選択関数係数値として選択し、前記準
最適量子化ステップを用いて計測された発生符号量を用
いて、目標符号量の修正を行い選択目標符号量として出
力する特性関数選択回路と、前記選択目標符号量関数の
対数値と前記選択関数係数値とから、目標符号量以下で
符号化を行うことのできる量子化ステップを最適量子化
ステップとして計算する量子化ステップ算出回路とから
構成される、ことを特徴とする。
【0019】第8の発明は、入力画像を複数の画素から
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、第
5,第6または第7の発明に記載の符号量制御回路にお
いて、あらかじめ設定した2種の初期量子化ステップを
用いて量子化された前記量子化係数値のいずれか一方を
用いて、前記量子化係数値の最大値を測定し最大量子化
係数値を求める量子化係数測定回路と、前記最大量子化
係数値を計算するときに用いた量子化ステップと前記最
大量子化係数値とから、変換係数値がオーバーフローせ
ずに量子化を行うことができる際の量子化ステップであ
る最小量子化ステップを算出する最小量子化ステップ算
出回路と、前記最小量子化ステップと第5,第6または
第7の発明に記載の符号量制御回路で求めた最適量子化
ステップのステップ値を比較し、ステップ値の大きい量
子化ステップを選択し、目標符号量以下で符号化でき、
量子化係数値のオーバーフローの起こらない量子化ステ
ップを選択する量子化ステップ選択回路とから構成され
る、ことを特徴とする。
なる小面積のブロックに分割するブロック分割回路と、
前記ブロック分割回路にてブロック分割されたブロック
データを直交変換を施し周波数データである変換係数値
に変換する直交変換回路と、前記変換係数値を目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求める符
号量制御回路と、前記量子化ステップを用いて前記変換
係数値の量子化を行い量子化係数値を出力する量子化回
路と、前記量子化係数値を可変長符号語に符号化する可
変長符号化回路と、前記量子化ステップと前記可変長符
号語に同期信号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録
再生装置に変調データを送出する変調回路から構成され
る画像符号化装置において、前記符号量制御回路は、第
5,第6または第7の発明に記載の符号量制御回路にお
いて、あらかじめ設定した2種の初期量子化ステップを
用いて量子化された前記量子化係数値のいずれか一方を
用いて、前記量子化係数値の最大値を測定し最大量子化
係数値を求める量子化係数測定回路と、前記最大量子化
係数値を計算するときに用いた量子化ステップと前記最
大量子化係数値とから、変換係数値がオーバーフローせ
ずに量子化を行うことができる際の量子化ステップであ
る最小量子化ステップを算出する最小量子化ステップ算
出回路と、前記最小量子化ステップと第5,第6または
第7の発明に記載の符号量制御回路で求めた最適量子化
ステップのステップ値を比較し、ステップ値の大きい量
子化ステップを選択し、目標符号量以下で符号化でき、
量子化係数値のオーバーフローの起こらない量子化ステ
ップを選択する量子化ステップ選択回路とから構成され
る、ことを特徴とする。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について図を用いて説明す
る。
る。
【0021】図5は、本発明の符号量制御方式を用いた
画像符号化装置の概要を示すブロック図である。
画像符号化装置の概要を示すブロック図である。
【0022】まず、入力画像信号160はデジタル化さ
れた画像データであり、多値の白黒画像、RGB原色信
号や輝度および2種類の色差信号などで構成され、複数
の画素からなる小面積のブロックデータ161にブロッ
ク分割回路71で分割される。直交変換回路72では、
ブロックデータ161に対し直交変換を施し変換係数値
162を出力する。
れた画像データであり、多値の白黒画像、RGB原色信
号や輝度および2種類の色差信号などで構成され、複数
の画素からなる小面積のブロックデータ161にブロッ
ク分割回路71で分割される。直交変換回路72では、
ブロックデータ161に対し直交変換を施し変換係数値
162を出力する。
【0023】変換係数値162は符号量制御回路73
で、目標符号量以下で符号化できる量子化ステップ16
3を決定し、量子化回路74、変調回路76に出力す
る。
で、目標符号量以下で符号化できる量子化ステップ16
3を決定し、量子化回路74、変調回路76に出力す
る。
【0024】量子化回路74では符号量制御回路73で
推定した量子化ステップ163を用いて変換係数値16
2の量子化を行い、量子化係数値164を可変長符号化
回路75に出力する。可変長符号化回路75では、量子
化係数値164を可変長データに変換し、量子化係数値
164に対応する可変長符号語165を変調回路に出力
する。
推定した量子化ステップ163を用いて変換係数値16
2の量子化を行い、量子化係数値164を可変長符号化
回路75に出力する。可変長符号化回路75では、量子
化係数値164を可変長データに変換し、量子化係数値
164に対応する可変長符号語165を変調回路に出力
する。
【0025】変調回路76では、量子化ステップ163
と可変長符号語165に、同期信号,誤り訂正符号など
を加え伝送路、記録再生装置などに出力データ166と
して出力する。
と可変長符号語165に、同期信号,誤り訂正符号など
を加え伝送路、記録再生装置などに出力データ166と
して出力する。
【0026】図1は、符号量制御回路73の第1の例を
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定した2種の初期量子化
ステップ101,102を用いて量子化回路1,3で変
換係数値162の重み付けを行い量子化係数値103,
104として符号量測定回路2,4に出力する。符号量
測定回路2,4ではそれぞれ、量子化係数値103,1
04を可変長データに符号化するのに必要な符号量の累
積を測定し、発生符号量105,106として符号量特
性関数算出回路5に出力する。符号量特性関数算出回路
5では、2種の初期量子化ステップ101,102の対
数値と発生符号量105,106の対数値を求め、量子
化ステップと発生符号量の関係を簡単にモデル化するこ
とができるので、一次関数を用いて関数の係数値を求
め、量子化ステップ算出回路6に関数係数値108を出
力する。量子化ステップ算出回路6では、目標符号量1
07の対数値と関数係数値108から目標符号量以下で
符号化を行える最適量子化ステップ163を計算し、図
5の量子化回路74と変調回路76に出力する。
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定した2種の初期量子化
ステップ101,102を用いて量子化回路1,3で変
換係数値162の重み付けを行い量子化係数値103,
104として符号量測定回路2,4に出力する。符号量
測定回路2,4ではそれぞれ、量子化係数値103,1
04を可変長データに符号化するのに必要な符号量の累
積を測定し、発生符号量105,106として符号量特
性関数算出回路5に出力する。符号量特性関数算出回路
5では、2種の初期量子化ステップ101,102の対
数値と発生符号量105,106の対数値を求め、量子
化ステップと発生符号量の関係を簡単にモデル化するこ
とができるので、一次関数を用いて関数の係数値を求
め、量子化ステップ算出回路6に関数係数値108を出
力する。量子化ステップ算出回路6では、目標符号量1
07の対数値と関数係数値108から目標符号量以下で
符号化を行える最適量子化ステップ163を計算し、図
5の量子化回路74と変調回路76に出力する。
【0027】符号量特性関数について、図6,図7を用
いて説明する。図6は量子化ステップに対する、発生符
号量の関係を図示したものである。一般的な入力画像で
はこのような関係となることが多く、複雑な近似関数を
求めることは、演算処理量が増えることから用いられ
ず、複数の初期量子化ステップを用いて変換係数値の量
子化を行い可変長符号化を行ったときの発生符号量を測
定し、目標符号量に最も近い2種の発生符号量と発生符
号量算出に用いた量子化ステップを用いて直線近似を行
い、目標符号量以下で符号化を行うことができる量子化
ステップを推定する。しかし、量子化ステップ、発生符
号量についてそれぞれ対数値を求め、量子化ステップと
発生符号量の関係を求めると図7のように、ほぼ1次の
直線で近似を行うことができるため、初期量子化ステッ
プを用いて変換係数値の量子化を行い、可変長符号化を
行ったときの発生符号量を調べるといった複雑な回路を
大幅に減らすことができ、より正確に目標符号量以下で
符号化を行う量子化ステップを求めることが可能とな
る。
いて説明する。図6は量子化ステップに対する、発生符
号量の関係を図示したものである。一般的な入力画像で
はこのような関係となることが多く、複雑な近似関数を
求めることは、演算処理量が増えることから用いられ
ず、複数の初期量子化ステップを用いて変換係数値の量
子化を行い可変長符号化を行ったときの発生符号量を測
定し、目標符号量に最も近い2種の発生符号量と発生符
号量算出に用いた量子化ステップを用いて直線近似を行
い、目標符号量以下で符号化を行うことができる量子化
ステップを推定する。しかし、量子化ステップ、発生符
号量についてそれぞれ対数値を求め、量子化ステップと
発生符号量の関係を求めると図7のように、ほぼ1次の
直線で近似を行うことができるため、初期量子化ステッ
プを用いて変換係数値の量子化を行い、可変長符号化を
行ったときの発生符号量を調べるといった複雑な回路を
大幅に減らすことができ、より正確に目標符号量以下で
符号化を行う量子化ステップを求めることが可能とな
る。
【0028】図2は、符号量制御回路73の第2の例を
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定した2種の初期量子化
ステップ111,112を用いて量子化回路21,23
で変換係数値162の重み付けを行い量子化係数値11
3,114として符号量測定回路22,24に出力す
る。符号量測定回路22,24ではそれぞれ、量子化係
数値113,114を可変長データに符号化したときに
必要な符号量を測定し、発生符号量115,116とし
て符号量特性関数算出回路27に出力する。符号量特性
関数算出回路27では、2種の初期量子化ステップ11
1,112の対数値と発生符号量115,116の対数
値を求め、一次関数を用いて関数係数値118を求め、
量子化ステップ算出回路28に出力する。
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定した2種の初期量子化
ステップ111,112を用いて量子化回路21,23
で変換係数値162の重み付けを行い量子化係数値11
3,114として符号量測定回路22,24に出力す
る。符号量測定回路22,24ではそれぞれ、量子化係
数値113,114を可変長データに符号化したときに
必要な符号量を測定し、発生符号量115,116とし
て符号量特性関数算出回路27に出力する。符号量特性
関数算出回路27では、2種の初期量子化ステップ11
1,112の対数値と発生符号量115,116の対数
値を求め、一次関数を用いて関数係数値118を求め、
量子化ステップ算出回路28に出力する。
【0029】量子化ステップ算出回路28では、目標符
号量117の対数値と関数係数値118から目標符号量
近傍の量子化ステップである準最適量子化ステップ11
9を算出し、量子化回路25,選択回路29に出力す
る。
号量117の対数値と関数係数値118から目標符号量
近傍の量子化ステップである準最適量子化ステップ11
9を算出し、量子化回路25,選択回路29に出力す
る。
【0030】量子化回路25では、準最適量子化ステッ
プ119を用いて変換係数値162の量子化を行い、量
子化係数値120を符号量測定回路26に出力する。
プ119を用いて変換係数値162の量子化を行い、量
子化係数値120を符号量測定回路26に出力する。
【0031】符号量測定回路26では、量子化係数値1
20の可変長符号化を行うのに必要な符号量を測定し、
選択回路29に発生符号量121を出力する。
20の可変長符号化を行うのに必要な符号量を測定し、
選択回路29に発生符号量121を出力する。
【0032】選択回路29では、目標符号量117に最
も近い2種の発生符号量を発生符号量115,116,
121から選択し、選択された発生符号量の量子化係数
値の算出に用いた量子化ステップを量子化ステップ11
1,112,119から選択し選択量子化ステップ12
2,124、選択発生符号量123,125として出力
する。
も近い2種の発生符号量を発生符号量115,116,
121から選択し、選択された発生符号量の量子化係数
値の算出に用いた量子化ステップを量子化ステップ11
1,112,119から選択し選択量子化ステップ12
2,124、選択発生符号量123,125として出力
する。
【0033】符号量特性関数算出回路30では、選択量
子化ステップ122,124の対数値と選択発生符号量
123,125の対数値を用いて求められ関数係数値1
26として出力する。
子化ステップ122,124の対数値と選択発生符号量
123,125の対数値を用いて求められ関数係数値1
26として出力する。
【0034】量子化ステップ算出回路31では、目標符
号量117の対数値と、関数係数値126から目標符号
量以下で符号化を行える最適量子化ステップ163を算
出し、図5の量子化回路74と変調回路76に出力す
る。
号量117の対数値と、関数係数値126から目標符号
量以下で符号化を行える最適量子化ステップ163を算
出し、図5の量子化回路74と変調回路76に出力す
る。
【0035】図3は、符号量制御回路73の第3の例を
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定された2種の初期量子
化ステップ131,132を用いて量子化回路41,4
3で変換係数値162の重み付けを行い量子化係数値1
33,134として符号量測定回路42,44に出力す
る。符号量測定回路42,44ではそれぞれ、量子化係
数値133,134を可変長データに符号化したときに
必要な符号量を測定し、発生符号量135,136とし
て符号量特性関数算出回路47に出力する。符号量特性
関数算出回路47では、2種の初期量子化ステップ13
1,132の対数値と発生符号量135,136の対数
値を求め、一次関数を用いて関数係数値138を求め、
量子化ステップ算出回路48に出力する。
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、あらかじめ設定された2種の初期量子
化ステップ131,132を用いて量子化回路41,4
3で変換係数値162の重み付けを行い量子化係数値1
33,134として符号量測定回路42,44に出力す
る。符号量測定回路42,44ではそれぞれ、量子化係
数値133,134を可変長データに符号化したときに
必要な符号量を測定し、発生符号量135,136とし
て符号量特性関数算出回路47に出力する。符号量特性
関数算出回路47では、2種の初期量子化ステップ13
1,132の対数値と発生符号量135,136の対数
値を求め、一次関数を用いて関数係数値138を求め、
量子化ステップ算出回路48に出力する。
【0036】量子化ステップ算出回路48では、目標符
号量137の対数値と関数係数値138から目標符号量
となるような準最適量子化ステップ139を算出し、量
子化回路45および選択回路49に出力する。
号量137の対数値と関数係数値138から目標符号量
となるような準最適量子化ステップ139を算出し、量
子化回路45および選択回路49に出力する。
【0037】量子化回路45では、準最適量子化ステッ
プ139を用いて変換係数値162の量子化を行い、量
子化係数値140を出力する。
プ139を用いて変換係数値162の量子化を行い、量
子化係数値140を出力する。
【0038】符号量測定回路46では、量子化係数値1
40の可変長符号化を行ったときの符号量を測定し、選
択回路49と特性関数選択回路51に発生符号量141
を出力する。
40の可変長符号化を行ったときの符号量を測定し、選
択回路49と特性関数選択回路51に発生符号量141
を出力する。
【0039】選択回路49では、目標符号量117に最
も近い2種の発生符号量を発生符号量135,136,
141から選択し、そのときの量子化ステップを量子化
ステップ131,132,139から選択し選択量子化
ステップ142,144、選択発生符号量143,14
5として出力する。
も近い2種の発生符号量を発生符号量135,136,
141から選択し、そのときの量子化ステップを量子化
ステップ131,132,139から選択し選択量子化
ステップ142,144、選択発生符号量143,14
5として出力する。
【0040】符号量特性関数算出回路50では、選択量
子化ステップ142,144の対数値と選択発生符号量
143,145の対数値を求め、符号量特性関数の関数
係数値146を求める。
子化ステップ142,144の対数値と選択発生符号量
143,145の対数値を求め、符号量特性関数の関数
係数値146を求める。
【0041】特性関数選択回路51では、初期分析から
得られた関数係数値146と、目標符号量付近の符号量
特性を表す関数係数値146を、関数係数値146とし
きい値を比較して適応的に切り替え、選択された関数係
数値148を出力する。
得られた関数係数値146と、目標符号量付近の符号量
特性を表す関数係数値146を、関数係数値146とし
きい値を比較して適応的に切り替え、選択された関数係
数値148を出力する。
【0042】また、特性関数選択回路51ではさらに、
準最適量子化ステップ139を用いて測定した発生符号
量141が目標符号量137より大きい場合、目標符号
量の修正を行い修正した目標符号量147を出力する。
準最適量子化ステップ139を用いて測定した発生符号
量141が目標符号量137より大きい場合、目標符号
量の修正を行い修正した目標符号量147を出力する。
【0043】これは、入力画像に既に符号化・復号化処
理を行った画像を用いる場合、量子化ステップの変化に
対する発生符号量の変化が、小区間で見ると関数係数値
の変動が大きくなるという問題を有するため、正確なモ
デル化が行えないため発生し、より大区間での関数係数
値を用いて符号化に用いる量子化ステップを求めること
で、小区間での関数係数値の変動を吸収することがで
き、安定した符号化が行えるからである。
理を行った画像を用いる場合、量子化ステップの変化に
対する発生符号量の変化が、小区間で見ると関数係数値
の変動が大きくなるという問題を有するため、正確なモ
デル化が行えないため発生し、より大区間での関数係数
値を用いて符号化に用いる量子化ステップを求めること
で、小区間での関数係数値の変動を吸収することがで
き、安定した符号化が行えるからである。
【0044】量子化ステップ算出回路52では、修正さ
れた目標符号量147の対数値と、選択された関数係数
値148から目標符号量以下で符号化を行える最適量子
化ステップ163を算出し、図5の量子化回路74と変
調回路76に出力する。
れた目標符号量147の対数値と、選択された関数係数
値148から目標符号量以下で符号化を行える最適量子
化ステップ163を算出し、図5の量子化回路74と変
調回路76に出力する。
【0045】図4は、符号量制御回路73の第4の例を
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、量子化回路60であらかじめ設定され
た量子化ステップ150を用いて量子化され、量子化係
数値151として出力される。ここで、量子化回路60
は図1,図2,あるいは図3の初期量子化ステップを用
いて量子化を行う量子化回路と共有することができる。
示すブロック図である。この符号量制御回路では、変換
係数値162は、量子化回路60であらかじめ設定され
た量子化ステップ150を用いて量子化され、量子化係
数値151として出力される。ここで、量子化回路60
は図1,図2,あるいは図3の初期量子化ステップを用
いて量子化を行う量子化回路と共有することができる。
【0046】量子化係数測定回路61では、量子化係数
値151の最大値を測定し、最大量子化係数値152を
出力する。最小量子化ステップ算出回路62では、量子
化係数値が量子化によってオーバーフローしない最小の
量子化ステップを求め、量子化ステップ選択回路63に
出力する。
値151の最大値を測定し、最大量子化係数値152を
出力する。最小量子化ステップ算出回路62では、量子
化係数値が量子化によってオーバーフローしない最小の
量子化ステップを求め、量子化ステップ選択回路63に
出力する。
【0047】例えば、量子化ステップQ1を用いて量子
化係数値151の最大値を測定したところ、721とい
う係数値が得られたとし、量子化を行うことのできる最
大係数値を2047とすると、最小量子化ステップQM
は次式を用いて算出することができる。
化係数値151の最大値を測定したところ、721とい
う係数値が得られたとし、量子化を行うことのできる最
大係数値を2047とすると、最小量子化ステップQM
は次式を用いて算出することができる。
【0048】QM=721×Q1/2047量子化ステ
ップ選択回路63では、最小量子化ステップ153と、
図1,図2,図3の符号量制御回路で求まった量子化ス
テップ154を比較し、ステップ値の大きなものを選択
し、符号化時の量子化ステップとして出力することで、
目標符号量以下であっても、量子化係数値のオーバーフ
ローによる画質劣化を防ぐことができる。
ップ選択回路63では、最小量子化ステップ153と、
図1,図2,図3の符号量制御回路で求まった量子化ス
テップ154を比較し、ステップ値の大きなものを選択
し、符号化時の量子化ステップとして出力することで、
目標符号量以下であっても、量子化係数値のオーバーフ
ローによる画質劣化を防ぐことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、図1の符号量制御
回路によれば、符号量特性関数を求める際に対数値を取
ることで符号量特性関数を効率よくモデル化することが
できるため、入力画像信号をあらかじめ設定された2種
のみの初期量子化ステップを用いて前記入力画像信号の
分析を行い、可変長符号化を行うことができ、一定時間
内での符号化が可能となるだけでなく、量子化回路,符
号量測定回路を減らすことができるため装置を小型軽量
化することができ、安価に提供することが可能となる、
等の効果がある。
回路によれば、符号量特性関数を求める際に対数値を取
ることで符号量特性関数を効率よくモデル化することが
できるため、入力画像信号をあらかじめ設定された2種
のみの初期量子化ステップを用いて前記入力画像信号の
分析を行い、可変長符号化を行うことができ、一定時間
内での符号化が可能となるだけでなく、量子化回路,符
号量測定回路を減らすことができるため装置を小型軽量
化することができ、安価に提供することが可能となる、
等の効果がある。
【0050】また、図2の符号量制御回路によれば、仮
に1段目の分析から得られた準最適量子化ステップを用
いて測定した発生符号量が目標符号量を超えたとして
も、目標符号量付近での符号量特性関数を用いて量子化
ステップを求めることで、より正確な符号量特性関数の
モデル化を行うことができるのに加え、符号化時に目標
符号量を越えることがなくなるため、余剰バッファを減
らすことができ、目標符号量以下で極めて目標符号量に
近い符号量で符号化を行え、高品質な画像が得られる符
号化装置を構成できるという効果がある。
に1段目の分析から得られた準最適量子化ステップを用
いて測定した発生符号量が目標符号量を超えたとして
も、目標符号量付近での符号量特性関数を用いて量子化
ステップを求めることで、より正確な符号量特性関数の
モデル化を行うことができるのに加え、符号化時に目標
符号量を越えることがなくなるため、余剰バッファを減
らすことができ、目標符号量以下で極めて目標符号量に
近い符号量で符号化を行え、高品質な画像が得られる符
号化装置を構成できるという効果がある。
【0051】さらに、図3の発明の制御回路によれば、
既に符号化・復号化を行った画像信号に対しても、安定
して目標符号量で符号化が行えるため、ダビングによる
急激な画質劣化を防ぐことができるという効果がある。
既に符号化・復号化を行った画像信号に対しても、安定
して目標符号量で符号化が行えるため、ダビングによる
急激な画質劣化を防ぐことができるという効果がある。
【0052】図4の符号量制御回路によれば、入力画像
信号の持つ情報量が小さくかつ偏りが大きい場合であっ
ても、量子化係数値のオーバーフローによる画質劣化を
防ぐことが可能となるため、高画質な符号化画像が得ら
れるという効果がある。
信号の持つ情報量が小さくかつ偏りが大きい場合であっ
ても、量子化係数値のオーバーフローによる画質劣化を
防ぐことが可能となるため、高画質な符号化画像が得ら
れるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】本発明の符号量制御方式を用いた画像符号化装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図6】量子化ステップに対する発生符号量の関係を示
した図である。
した図である。
【図7】量子化ステップに対する発生符号量の関係を示
した図である。
した図である。
1,3,21,23,25,41,43,45,60,
74 量子化回路 2,4,22,24,26,42,44,46 符号量
測定回路 5,27,30,47,50 符号量特性関数算出回路 6,28,31,48,52 量子化ステップ算出回路 29,49 選択回路 51 特性関数選択回路 61 量子化係数測定回路 62 最小量子化ステップ算出回路 63 量子化ステップ選択回路 71 ブロック分割回路 72 直交変換回路 73 符号量制御回路 75 可変長符号化回路 76 変調回路 101,102,111,112,131,132,1
50 初期量子化ステップ 103,104,113,114,120,133,1
34,140,151,164 量子化係数値 105,106,115,116,121,135,1
36,141 発生符号量 107,117,137 目標符号量 108,118,126,138,146 関数係数値 119,139 準最適量子化ステップ 122,124,142,144 選択された量子化ス
テップ 123,125,143,145 選択された発生符号
量 147 修正された目標符号量 148 選択された関数係数値 152 最大量子化係数値 153 最小量子化ステップ 154 最適量子化ステップ 160 入力画像 161 ブロックデータ 162 変換係数値 163 量子化ステップ 165 可変長符号語 166 変調データ
74 量子化回路 2,4,22,24,26,42,44,46 符号量
測定回路 5,27,30,47,50 符号量特性関数算出回路 6,28,31,48,52 量子化ステップ算出回路 29,49 選択回路 51 特性関数選択回路 61 量子化係数測定回路 62 最小量子化ステップ算出回路 63 量子化ステップ選択回路 71 ブロック分割回路 72 直交変換回路 73 符号量制御回路 75 可変長符号化回路 76 変調回路 101,102,111,112,131,132,1
50 初期量子化ステップ 103,104,113,114,120,133,1
34,140,151,164 量子化係数値 105,106,115,116,121,135,1
36,141 発生符号量 107,117,137 目標符号量 108,118,126,138,146 関数係数値 119,139 準最適量子化ステップ 122,124,142,144 選択された量子化ス
テップ 123,125,143,145 選択された発生符号
量 147 修正された目標符号量 148 選択された関数係数値 152 最大量子化係数値 153 最小量子化ステップ 154 最適量子化ステップ 160 入力画像 161 ブロックデータ 162 変換係数値 163 量子化ステップ 165 可変長符号語 166 変調データ
Claims (8)
- 【請求項1】入力画像信号を複数の画素からなる小面積
のブロックに分割し、前記ブロック単位にて直交変換を
施し変換係数値を求め、変換係数値を用いて量子化に用
いる量子化ステップを求め、前記量子化ステップによっ
て前記変換係数値の量子化を行い、前記量子化ステップ
によって量子化された量子化係数値を可変長データに符
号化し、前記量子化係数値に対応する可変長符号語を出
力する画像符号化方法において、 前記量子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数
値を量子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量
子化ステップを用いて前記変換係数値を量子化して量子
化係数値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した
際の符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステ
ップの対数値および、前記2種の初期量子化ステップを
用いて量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累
積の対数値とから、量子化ステップに対する発生符号量
の関係を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関
数を目標符号量近傍における最適特性関数として、前記
変換係数値を目標符号量以下で符号化することのできる
最適量子化ステップを推定することにより、目標符号量
以下で符号化されるような量子化ステップを求めること
を特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項2】入力画像信号を複数の画素からなる小面積
のブロックに分割し、前記ブロック単位にて直交変換を
施し変換係数値を求め、変換係数値を用いて量子化に用
いる量子化ステップを求め、前記量子化ステップによっ
て前記変換係数値の量子化を行い、前記量子化ステップ
によって量子化された量子化係数値を可変長データに符
号化し、前記量子化係数値に対応する可変長符号語を出
力する画像符号化方法において、 前記量子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数
値を量子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量
子化ステップを用いて前記変換係数値を量子化して量子
化係数値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した
際の符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステ
ップの対数値および、前記2種の初期量子化ステップを
用いて量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累
積の対数値とから、量子化ステップに対する発生符号量
の関係を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関
数を目標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適
特性関数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符
号化することのできる準最適量子化ステップを推定し、
前記準最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量
子化を行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップ
を用いて量子化を行った量子化係数値を可変長符号化し
た際の符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ス
テップを用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号
量の累積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子
化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標
符号量を比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を
2種選択し、前記選択された2種の符号量累積の計算に
用いた量子化ステップを選択し、前記選択された2種の
量子化ステップの対数値と、前記選択された2種の量子
化ステップを用いて量子化,可変長符号化を行った際の
符号量の累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子
化ステップと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を
求め、前記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特
性関数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符号
化することのできる最適量子化ステップを推定すること
により、目標符号量以下で符号化されるような量子化ス
テップを求めることを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項3】入力画像信号を複数の画素からなる小面積
のブロックに分割し、前記ブロック単位にて直交変換を
施し変換係数値を求め、変換係数値を用いて量子化に用
いる量子化ステップを求め、前記量子化ステップによっ
て前記変換係数値の量子化を行い、前記量子化ステップ
によって量子化された量子化係数値を可変長データに符
号化し、前記量子化係数値に対応する可変長符号語を出
力する画像符号化方法において、 前記量子化ステップを求める方法はまず、前記変換係数
値を量子化するためのあらかじめ設定した2種の初期量
子化ステップを用いて前記変換係数値を量子化して量子
化係数値を求め、前記量子化係数値を可変長符号化した
際の符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ステ
ップの対数値および、前記2種の初期量子化ステップを
用いて量子化,可変長符号化を行った場合の符号量の累
積の対数値とから、量子化ステップに対する発生符号量
の関係を表す符号量特性関数を求め、前記符号量特性関
数を目標符号量近傍の量子化ステップを検索する準最適
特性関数として、前記変換係数値を目標符号量以下で符
号化することのできる準最適量子化ステップを推定し、
前記準最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量
子化を行い量子化係数値を求め、準最適量子化ステップ
を用いて量子化を行った量子化係数値を可変長符号化し
た際の符号量の累積を計算し、前記2種の初期量子化ス
テップを用いて量子化,可変長符号化をした場合の符号
量の累積と、前記準最適量子化ステップを用いて量子
化,可変長符号化を行った場合の符号量の累積と、目標
符号量を比較し、目標符号量に最も近い符号量の累積を
2種選択し、前記選択された2種の符号量累積の計算に
用いた量子化ステップを選択し、前記選択された2種の
量子化ステップの対数値と、前記選択された2種の量子
化ステップを用いて量子化,可変長符号化を行った際の
符号量の累積の対数値とから、目標符号量近傍での量子
化ステップと発生符号量の関係を表す符号量特性関数を
求め、前記目標符号量近傍での符号量特性関数を最適特
性関数として、前記最適特性関数の関数係数値から、量
子化ステップの変化に対する発生符号量の変化の割合が
あらかじめ設定されたしきい値よりも大きい場合、前記
最適特性関数を選択し選択特性関数とし、目標符号量を
修正せず選択目標符号量とし、前記最適特性関数の関数
係数値から、量子化ステップの変化に対する発生符号量
の変化の割合があらかじめ設定されたしきい値と比較し
て小さいか等しい場合、前記準最適特性関数を選択し選
択符号量特性関数とし、準最適量子化ステップを用いて
量子化,可変長符号化を行った際の符号量の累積値を用
いて目標符号量の修正を行い選択目標符号量とし、前記
選択符号量特性関数と前記選択目標符号量を用いて、前
記変換係数値を目標符号量以下で符号化することのでき
る最適量子化ステップを推定することにより、目標符号
量以下で符号化されるような量子化ステップを求めるこ
とを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項4】入力画像信号を複数の画素からなる小面積
のブロックに分割し、前記ブロック単位にて直交変換を
施し変換係数値を求め、変換係数値を用いて量子化に用
いる量子化ステップを求め、前記量子化ステップによっ
て前記変換係数値の量子化を行い、前記量子化ステップ
によって量子化された量子化係数値を可変長データに符
号化し、前記量子化係数値に対応する可変長符号語を出
力する画像符号化方法において、 前記量子化ステップを求める方法は、まず、あらかじめ
設定した初期量子化ステップを用いて量子化を行い量子
化係数値を求め、前記量子化係数値の最大値を検索し最
大量子化係数値を求め、前記最大量子化係数値がオーバ
ーフローせずに量子化を行うことができる量子化ステッ
プの最小値を計算し、最小量子化ステップとして、請求
項1,2または3記載の符号化方法で求められた最適量
子化ステップとステップ値を比較して、ステップ値の大
きな量子化ステップを符号化時の量子化に用いる量子化
ステップすることで、目標符号量以下で、かつ量子化係
数値のオーバーフローが発生しない量子化ステップを求
めることを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項5】入力画像を複数の画素からなる小面積のブ
ロックに分割するブロック分割回路と、前記ブロック分
割回路にてブロック分割されたブロックデータを直交変
換を施し周波数データである変換係数値に変換する直交
変換回路と、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化
されるような量子化ステップを求める符号量制御回路
と、前記量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子
化を行い量子化係数値を出力する量子化回路と、前記量
子化係数値を可変長符号語に符号化する可変長符号化回
路と、前記量子化ステップと前記可変長符号語に同期信
号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録再生装置に変
調データを送出する変調回路から構成される画像符号化
装置において、 前記符号量制御回路は、 あらかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用い
て変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力する
量子化回路と、 前記2種の初期量子化ステップを用いて計算した前記量
子化係数値を可変長符号化を行った際の符号量の累積を
発生符号量として測定する符号量測定回路と、 前記2種の初期量子化ステップの対数値と前記2種の初
期量子化ステップを用いて測定した発生符号量の対数値
とから、目標符号量近傍での符号量特性関数を求め関数
係数値を出力する符号量特性関数算出回路と、 前記関数係数値と目標符号量の対数値から、目標符号量
以下で符号化を行うことのできる最適量子化ステップを
求める量子化ステップ算出回路とから構成される、 ことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項6】入力画像を複数の画素からなる小面積のブ
ロックに分割するブロック分割回路と、前記ブロック分
割回路にてブロック分割されたブロックデータを直交変
換を施し周波数データである変換係数値に変換する直交
変換回路と、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化
されるような量子化ステップを求める符号量制御回路
と、前記量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子
化を行い量子化係数値を出力する量子化回路と、前記量
子化係数値を可変長符号語に符号化する可変長符号化回
路と、前記量子化ステップと前記可変長符号語に同期信
号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録再生装置に変
調データを送出する変調回路から構成される画像符号化
装置において、 前記符号量制御回路は、 あらかじめ定められた2種の初期量子化ステップを用い
て前記変換係数値の重み付けを行い量子化係数値を出力
する量子化回路と、 前記初期量子化ステップを用いて計算した前記量子化係
数値を可変長符号化した際の発生符号量を測定する符号
量測定回路と、 前記2種の初期量子化ステップの対数値と前記2種の初
期量子化ステップを用いて測定した発生符号量の対数値
とから、目標符号量近傍の量子化ステップを検索するた
めの符号量特性関数を求め準最適関数係数値を出力する
符号量特性関数算出回路と、 前記準最適関数係数値と、目標符号量の対数値から準最
適量子化ステップを求める量子化ステップ算出回路と、 前記準最適量子化ステップを用いて前記変換係数値の量
子化を行い量子化係数値を出力する量子化回路と、 前記準最適量子化ステップにより計算された量子化係数
値を可変長符号化した際の発生符号量を測定する符号量
測定回路と、 前記2種の初期量子化ステップを用いて測定された発生
符号量と前記準最適量子化ステップを用いて計測された
発生符号量から、目標符号量に最も近い2種の発生符号
量と目標符号量に最も近い2種の発生符号量算出に用い
た量子化ステップを選択する選択回路と、 前記選択回路の出力である2種の選択された量子化ステ
ップの対数値と前記2種の選択された量子化ステップを
用いて測定した発生符号量の対数値とから、目標符号量
近傍における符号量特性関数の最適関数係数値を求める
符号量特性関数算出回路と、 目標符号量の対数値と前記最適関数係数値から、目標符
号量以下で符号化を行うことのできる最適量子化ステッ
プを求める量子化ステップ算出回路とから構成される、 ことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項7】入力画像を複数の画素からなる小面積のブ
ロックに分割するブロック分割回路と、前記ブロック分
割回路にてブロック分割されたブロックデータを直交変
換を施し周波数データである変換係数値に変換する直交
変換回路と、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化
されるような量子化ステップを求める符号量制御回路
と、前記量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子
化を行い量子化係数値を出力する量子化回路と、前記量
子化係数値を可変長符号語に符号化する可変長符号化回
路と、前記量子化ステップと前記可変長符号語に同期信
号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録再生装置に変
調データを送出する変調回路から構成される画像符号化
装置において、 前記符号量制御回路は、 請求項6記載の符号量制御回路と同様の処理を行い準最
適量子化ステップを求め、量子化回路にて前記準最適量
子化ステップを用いて前記変換係数値の量子化を行い量
子化係数値を出力し、前記準最適量子化ステップを用い
て求められた前記量子化係数値を可変長符号化した際の
発生符号量を符号量測定回路で測定し、前記2種の初期
量子化ステップを用いて計測された発生符号量と前記準
最適量子化ステップを持ちいて計測された発生符号量か
ら、目標符号量に最も近い2種の発生符号量を選択発生
符号量として選択し前記2種の選択符号量算出に用いた
量子化ステップを2種の選択量子化ステップとして選択
する選択回路と、 前記2種の選択量子化ステップの対数値と前記2種の選
択発生符号量の対数値とから、目標符号量近傍における
符号量特性関数の最適関数係数値を求める符号量特性関
数算出回路と、 前記最適関数係数値から、量子化ステップの変化に対す
る発生符号量の変化がしきい値より大きい場合は、最適
関数係数値を選択関数係数値として選択し、目標符号量
を修正せずに選択目標符号量として出力し、量子化ステ
ップの変化に対する発生符号量の変化がしきい値より小
さい場合は、前記準最適関数係数値を選択関数係数値と
して選択し、前記準最適量子化ステップを用いて計測さ
れた発生符号量を用いて、目標符号量の修正を行い選択
目標符号量として出力する特性関数選択回路と、 前記選択目標符号量関数の対数値と前記選択関数係数値
とから、目標符号量以下で符号化を行うことのできる量
子化ステップを最適量子化ステップとして計算する量子
化ステップ算出回路とから構成される、 ことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項8】入力画像を複数の画素からなる小面積のブ
ロックに分割するブロック分割回路と、前記ブロック分
割回路にてブロック分割されたブロックデータを直交変
換を施し周波数データである変換係数値に変換する直交
変換回路と、前記変換係数値を目標符号量以下で符号化
されるような量子化ステップを求める符号量制御回路
と、前記量子化ステップを用いて前記変換係数値の量子
化を行い量子化係数値を出力する量子化回路と、前記量
子化係数値を可変長符号語に符号化する可変長符号化回
路と、前記量子化ステップと前記可変長符号語に同期信
号、誤り訂正符号等を付加し伝送路、記録再生装置に変
調データを送出する変調回路から構成される画像符号化
装置において、 前記符号量制御回路は、 請求項5,6または7記載の符号量制御回路において、
あらかじめ設定した2種の初期量子化ステップを用いて
量子化された前記量子化係数値のいずれか一方を用い
て、前記量子化係数値の最大値を測定し最大量子化係数
値を求める量子化係数測定回路と、 前記最大量子化係数値を計算するときに用いた量子化ス
テップと前記最大量子化係数値とから、変換係数値がオ
ーバーフローせずに量子化を行うことができる際の量子
化ステップである最小量子化ステップを算出する最小量
子化ステップ算出回路と、 前記最小量子化ステップと請求項5,6または7記載の
符号量制御回路で求めた最適量子化ステップのステップ
値を比較し、ステップ値の大きい量子化ステップを選択
し、目標符号量以下で符号化でき、量子化係数値のオー
バーフローの起こらない量子化ステップを選択する量子
化ステップ選択回路とから構成される、ことを特徴とす
る画像符号化装置。
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